JP2003155542A - 熱間加工性及び超伝導材生成熱処理後の耐加熱脆化特性に優れた超伝導マグネット構造材用高Mn非磁性鋼 - Google Patents
熱間加工性及び超伝導材生成熱処理後の耐加熱脆化特性に優れた超伝導マグネット構造材用高Mn非磁性鋼Info
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Abstract
幅に改善すると共に、超伝導材生成熱処理後の耐加熱脆
化特性に優れた超伝導マグネット構造材用高Mn非磁性
鋼を容易に提供すること。 【解決手段】重量比で、C:0.10%以下、Si:
0.5%以下、Mn:10〜30%、Ni:2〜15
%、Cr:5〜25%、Mo:2%以下、B:0.00
1〜0.01%、N:0.1〜0.3%を含有し、残部
がFe及び不可避的不純物からなることを特徴とする熱
間加工性及び超伝導材生成熱処理後の耐加熱脆化特性に
優れた超伝導マグネット構造材用高Mn非磁性鋼。
Description
される大型超伝導マグネット用構造材に適した高Mn非
磁性鋼に関し、極低温で高強度、高靭性を有し、特に熱
間鍛造や熱間押出における熱間加工性及び超伝導材生成
熱処理後の耐加熱脆化特性に優れた超伝導マグネット構
造材用高Mn非磁性鋼に関する。
炉では、超伝導マグネットは4Kまで冷却された状態で
運転されるため、その構造材も同様の温度まで冷却され
ると同時に,強磁場中で高応力で負荷される。このよう
な条件下で使用される材料として,極低温の強度、破壊
靭性が高い材料が種々開発されている。
に、Mn−Ni−Cr系鋼にCaを加えて介在物の形態を
変化させるもの(特開昭51−18913号公報)、ま
た同系鋼のCとNの含有量をコントロールすると共に特
殊な熱間圧延条件を採用するもの(特開昭60−130
22号公報)等が提案されている。
によって熱間加工性をも向上させることができるが、高
清浄鋼を製造する目的のためにESR(エレクトロスラ
グ再溶解)を用いる際には歩留まりが悪く、実用上問題
があった。また、後者においてはその実施に当たって厳
重な温度管理、冷却管理が必要となり、生産性に問題を
有していた。
る金属間化合物を用いる超伝導材は優れた超伝導性を有
するが、この超伝導性を付与させるためにマグネットの
周囲を構成する構造材、例えば被覆補強材(ジャケッ
ト)や支持構造材と共に、600℃以上の高温で超伝導
材生成熱処理を行なう必要がある。一般に、極低温で高
強度、高靭性を有する非磁性材として多量の窒素を含む
高Mn非磁性鋼が開発されたが、超伝導材生成熱処理を
行なうと、Cr炭窒化物の粒界への析出等により強度、
靭性が低下するという問題がある。
によりNb炭窒化物を析出させて上記Cr炭窒化物の粒
界への析出を抑制するもの(特開昭62−222048
号公報)も提案されている。
要であり、コスト面のみならず熱処理条件の変動による
特性のバラツキという問題がある。さらに、この安定化
熱処理条件と超伝導生成熱処理条件が異なっているた
め、実用導体への適用が困難であった。また、Nbの添
加に伴ない、その偏析により粗大なNb炭窒化物が晶出
すると熱間加工性を低下させるため、特に大型部材を製
造する場合は好ましい方法とは言えなかった。
技術の問題点を解決し、熱間鍛造や熱間押出等における
熱間加工性を大幅に改善すると共に、超伝導材生成熱処
理後の耐加熱脆化特性に優れた超伝導マグネット構造材
用高Mn非磁性鋼を容易に提供することを、その課題と
して完成されたものである。
段として、本発明の請求項1においては、重量比で、
C:0.10%以下、Si:0.5%以下、Mn:10
〜30%、Ni:2〜15%、Cr:5〜25%、M
o:2%以下、B:0.001〜0.01%、N:0.
1〜0.3%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物
からなることを特徴とする熱間加工性及び超伝導材生成
熱処理後の耐加熱脆化特性に優れた超伝導マグネット構
造材用高Mn非磁性鋼を提案するものである。
求項1に記載の成分に加え、Ca:0.001〜0.0
1%を含有するものであることを特徴とする熱間加工性
及び超伝導材生成熱処理後の耐加熱脆化特性に優れた超
伝導マグネット構造材用高Mn非磁性鋼を提案するもの
である。
量比で、C:0.10%以下、Si:0.5%以下、M
n:18〜23%、Ni:5〜10%、Cr:10〜1
5%、Mo:2%以下、B:0.001〜0.01%、
N:0.1〜0.3%、P:0.01%以下(0%を含
む)、S:0.01%以下(0%を含む)を含有し、残
部がFe及び不可避的不純物からなることを特徴とする
熱間加工性及び超伝導材生成熱処理後の耐加熱脆化特性
に優れた超伝導マグネット構造材用高Mn非磁性鋼を提
案するものである。
鋼成分において、B:0.0020〜0.0080%を
含有するものであることを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の熱間加工性及び超伝導材生成熱処理後
の耐加熱脆化特性に優れた超伝導マグネット構造材用高
Mn非磁性鋼を提案するものである。
超伝導マグネット構造材が核融合炉に使用されるもので
あることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
の熱間加工性及び超伝導材生成熱処理後の耐加熱脆化特
性に優れた超伝導マグネット構造材用高Mn非磁性鋼を
提案するものである。
・作用を中心に詳細に説明する。まず、本発明者等は前
記本発明の課題達成のために鋭意実験・研究を重ねた結
果、主要構成元素であるMn、Ni及びCr等を適性範
囲に規制することによって、極低温による特性を劣化さ
せずに熱間加工性を改善できること、そして特にこれに
適量のBを含有させることによってCr等の添加に伴な
う超伝導材生成熱処理後の加熱脆化が極めて効果的に抑
制されると共に熱間加工性についても大幅に向上する事
実を見出した。
に解明されてはいないが、次のような要因によるものと
推察される。すなわち、第一には、Bが、微量に析出す
るCr炭窒化物に固溶することにより、同炭窒化物の安
定性を改善し、熱処理中の凝集粗大化が抑止されて強度
・靭性の低下を抑制し、また、第ニにはBが粒界に析出
することにより、加熱脆化をもたらすP、S等の有害元
素の粒界偏析を抑制するものと考えられる。そして、か
かるBの適正な成分範囲とその限定理由は次の通りであ
る。
す。以下、他の元素についても同様とする。)は加熱脆
化に対する抑制作用の発現状況と加工性等への影響を考
慮して、0.001〜0.01%とする。0.001%
未満では超伝導材生成熱処理後の加熱脆化を抑止でき
ず、また熱間加工性も不充分となる。また、0.01%
を超えて含有させると低融点の硼化物が形成され、高温
域で脆化し、しかも熱間加工性も低下してしまう。ま
た、このBの好ましい含有量は0.0020〜0.00
80%であり、特に好ましくは0.0030〜0.00
60%である。以下、他の元素についての成分範囲とそ
の限定理由について述べる。
保のため必要な元素であるが、0.10%を超えると靭
性、耐食性が低下するので0.10%以下とする。
素であり、強度増加の作用もあってやはり必要な元素で
ある。但し、0.50%を超えて含有すると、熱間加工
性や靭性が劣化するため、0.50%以下とする。
元素であり,10%以上とすることが必須である。しか
し、多すぎると熱間加工性特にOn−coolingで
の加工性が低下するため、上限を30%とし、10〜3
0%とする。好ましくは18〜23%とするのが良い。
び極低温における靭性を確保するために必要な元素であ
り、2%未満ではこの作用が低下し、15%を超える多
量の添加は加工性を損なうことになる。このためNiの
含有量は2〜15%とする。特に5〜10%に調整され
ることが好ましい。
あるが、耐蝕性を付与するとともに、窒素の固溶量を増
大させるために必要であり、5%未満ではこの作用が不
足し、一方25%を超えると炭化物やσ相の粒界への析
出が助長され、低温靭性が劣化する。従って、Cr含有
量は5〜25%とする。また、望ましくは10〜15%
に維持されることが推奨される。
靭性確保の観点で必要な元素であるが、2%を超えると
熱間加工性が劣化するため、2%以下とする。特に靭性
と加工性を十分に両立させるためには0.05〜1%の
範囲が好ましい。
性、靭性を向上させることから有益な元素である。しか
し、多量に含まれると鋼の清浄度が低下するため、その
適性含有量は0.001〜0.01%とする。
且つ低温強度の向上の意味から必要な元素である.この
NはCのように炭化物の粒界析出による靭性低下はもた
らさないが添加しすぎると熱間加工性を劣化させること
から、0.10〜0.30%の範囲とする。好ましくは
0.15〜0.25%とすべきである。
するため実施例に基づきより具体的に説明して行く。 (実施例1)真空高周波誘導溶解によりBの含有量の異
なる表1に記載の成分を有するMn−Ni−Cr系の高
Mn非磁性鋼用の鋼塊(90kg)を作製した。鋼塊外
周部縦方向に引張試験片を採取し、熱間鍛造を模擬する
ため1230℃に加熱し、5分保持後、5℃/secで
試験温度まで冷却し、この試験温度で1分保持後、引張
るOn−cooling試験により加工性を評価した。
なお、引張速度は熱間鍛造のひずみ速度に相当する2/
secとした。また、加工性は破断後の絞り(断面減少
率)により評価した。図1はこの結果で、熱間加工性に
及ぼすBの影響を示したものである。
きくなり、熱間加工性が大幅に改善されることが分る。
Bの含有量が0.001%以上になると絞りの増加が明
確となり、さらに0.0020%以上に達するとその増
加が著しく現れている。そして、0.0040%前後で
ピークを迎え、その後0.0080%まで若干の減少が
認められるものの高い絞りが維持されている。このBが
0.0020〜0.0080%の高絞り領域の中でもと
りわけ0.0030〜0.0060%の範囲が高い値と
なっていることが知れる。一方、Bの含有量がさらに増
加して0.01%を超えると、絞りがかなり低下する傾
向が窺われる。また、温度の影響を観ると、1000℃
以下が特に絞りが高い値となっており、温度が低下した
場合の加工性が顕著に改善されている事実が判明する。
なお、Bを0.0132%含有させた鋼(表1、No.
5)は、1150℃でBを含まない鋼(表1、No.
1)より極端に低下した値を示しており、多量のBは反
って加工性に害を及ぼすことも分る。
o.5について、3トンESR鋼塊から熱間鍛造で直径
175mmのビレットを作製し、熱間押出しと冷間抽伸
により外形52×49mm角で内径約34mmの断面形
状を有する超伝導マグネットコイル用ジャケットを製造
した。そして、このジャケット材から試験片を切り出
し、超伝導生成熱処理を想定して650℃で240時間
の熱処理を行ない、液体ヘリウム温度(−269℃)で
引張試験により加熱脆化挙動を調査した。表2は引張強
さと伸びの測定結果で、加熱脆化挙動に及ぼすBの効果
を示したものである。
では、熱処理の結果、伸びが38〜43%から6〜9%
と劣化し、引張強さも200〜300MPa低下してお
り、熱処理に伴なって著しい脆化現象を起こしているこ
とが明らかである。一方、Bを0.0037%含有させ
たもの(No.3)すなわち本発明鋼では若干伸びが低
下しているものの、熱処理前後でほとんど同等の特性を
有していることが確認される。
(No.3)について加熱脆化の特性を現す亀裂進展速
度の測定試験を液体ヘリウム温度(−269℃)で実施
した。図2はこの結果で、熱処理前後の応力拡大係数
(ΔK)と亀裂進展速度(da/dN)の関係を図示し
たものである。この図より明らかなように、Bを適量含
有させた本発明鋼においては、熱処理によって亀裂進展
速度が低下する事実が見出され、Bの作用により加熱脆
化に対する積極的な改善が図られているものと判断でき
る。
n,Ni及びCrを主成分とした高Mn非磁性鋼にBを
0.001〜0.01%含有させれば、更に好ましくは
0.0020〜0.0080%含有させることで、熱間
加工性と耐加熱脆化特性を大幅に改善できるものと確信
するに至った。
解により表3に記載の成分を有するMn−Ni−Cr系
の高Mn非磁性鋼用の鋼塊(90kg)を作製した。実
施例1と同様に鋼塊外周部縦方向に引張試験片を採取
し、熱間鍛造を模擬するため1230℃に加熱し、5分
保持後、5℃/secで試験温度まで冷却し、この試験
温度で1分保持後、引張るOn−cooling試験に
より加工性を評価した。なお、引張速度は熱間鍛造のひ
ずみ速度に相当する2/secとした。また、加工性は
破断後の絞り(断面減少率)により評価した。これらの
結果に基づく各成分元素の熱間加工性等の特性に与える
影響を図3〜図7に示す。
響を示している。これよりCaを含有したもの(No.
9)はB及びCaを含有しないもの(No.7)に比べ
て多少絞りが高くなっているが、本発明鋼に係るBを含
有するもの(No.8)に対比するとかなり低く、Ca
単独では十分な改善は認められないことが分る。一方、
やはり本発明鋼であるB及びCaの双方を含有するもの
(No.10)はこれらNo.7やNo.9に比して更
に高い値となっており、No.8よりは若干低いものの
熱間加工性の十分な改善が行なわれている。また、Ca
をBと併存させる場合は多量に添加すると靭性が損なわ
れるため、その含有量を0.001〜0.01%とする
必要があることも確認された。
したものである。同図からその含有量が24%であるも
の(No.13)は、それ以下の16%、18%及び2
1%のもの(No.11、No.12及びNo.1)と
比べ、900℃前後の低温での絞りが低いことが知れ
る。そこでMnの含有量については10〜30%とする
が、かかる低温に至る冷却時の加工性をも考慮すれば1
8〜23%の範囲が特に好ましい。
す。この図から、Niの量は少ないほど加工性が向上し
ていることが判明する。一方、図6は−196℃でのシ
ャルピー衝撃値に及ぼすNiの影響を示したものである
が、この図から知れるように、その量の減少につれて同
衝撃値は上記加工性とは反対に低下している。こうした
結果に基づき、加工性と靭性の両特性を十分に確保する
観点からNiの含有量を2〜15%、望ましくは5〜1
0%として設定したものである。
したものある。そしてCrの含有量が多くなるほど加工
性が向上する傾向が見られるがその影響は比較的小さい
ことが分る。このため、Crは前述のように、オーステ
ナイト相の安定化、耐蝕性及び低温靭性を配慮して5〜
25%好ましくは10〜15%とした。
した実施例から知れるように、通常採用されている周知
の高Mn非磁性鋼の製造プロセスを適用すれば良く、特
別の温度・冷却管理や複雑な工程を必要としないもので
ある。
熱間加工性を大幅に改善すると共に、超伝導材生成熱処
理後の特性に優れた超伝導マグネット構造材用の高Mn
非磁性鋼を容易に提供し得ることが明らかであり、これ
によって核融合炉等の超伝導マグネット構造材の耐久性
と安全性の向上を図ることができるもので、本分野にお
ける極めて有益な技術的貢献を果たすものである。
を示したものである。
数(ΔK)と亀裂進展速度(da/dN)の関係を示し
たものである。
ものである。
ものである。
ものである。
すNiの影響を示したものである。
ものある。
Claims (5)
- 【請求項1】 重量比で、C:0.10%以下、Si:
0.5%以下、Mn:10〜30%、Ni:2〜15
%、Cr:5〜25%、Mo:2%以下、B:0.00
1〜0.01%、N:0.1〜0.3%を含有し、残部
がFe及び不可避的不純物からなることを特徴とする熱
間加工性及び超伝導材生成熱処理後の耐加熱脆化特性に
優れた超伝導マグネット構造材用高Mn非磁性鋼。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載の成分に加え、C
a:0.001〜0.01%を含有するものであること
を特徴とする熱間加工性及び超伝導材生成熱処理後の耐
加熱脆化特性に優れた超伝導マグネット構造材用高Mn
非磁性鋼。 - 【請求項3】 重量比で、C:0.10%以下、Si:
0.5%以下、Mn:18〜23%、Ni:5〜10
%、Cr:10〜15%、Mo:2%以下、B:0.0
01〜0.01%、N:0.1〜0.3%、P:0.0
1%以下(0%を含む)、S:0.01%以下(0%を
含む)を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からな
ることを特徴とする熱間加工性及び超伝導材生成熱処理
後の耐加熱脆化特性に優れた超伝導マグネット構造材用
高Mn非磁性鋼。 - 【請求項4】 前記鋼成分において、B:0.0020
〜0.0080%を含有するものであることを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれかに記載の熱間加工性及び超
伝導材生成熱処理後の耐加熱脆化特性に優れた超伝導マ
グネット構造材用高Mn非磁性鋼。 - 【請求項5】前記超伝導マグネット構造材が核融合炉に
使用されるものであることを特徴とする請求項1乃至4
のいずれかに記載の熱間加工性及び超伝導材生成熱処理
後の耐加熱脆化特性に優れた超伝導マグネット構造材用
高Mn非磁性鋼。
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FR2832426B1 (fr) | 2006-03-03 |
FR2832426A1 (fr) | 2003-05-23 |
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