JP2003153549A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JP2003153549A
JP2003153549A JP2001346862A JP2001346862A JP2003153549A JP 2003153549 A JP2003153549 A JP 2003153549A JP 2001346862 A JP2001346862 A JP 2001346862A JP 2001346862 A JP2001346862 A JP 2001346862A JP 2003153549 A JP2003153549 A JP 2003153549A
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signal
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arm
controlling
side switch
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Takeshi Uematsu
武 上松
Katsuaki Tanaka
克明 田中
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な制御により直流電力を交流に変換する
ことが可能な電力変換装置を提供する。 【解決手段】 直流電力を受けるスイッチング回路と、
スイッチング回路により生成すべき交流波形の単位時間
ごとの変化量を示す複数の波形データが格納されたテー
ブルと、テーブルに格納されている波形データを読み出
す第1の手段と、テーブルから読み出された波形データ
に基づいてスイッチング回路により生成すべき交流波形
の目標値を生成する第2の手段と、少なくとも目標値に
基づいてスイッチング回路を制御する第3の手段とを備
える。これにより、簡単な制御によって直流電力を交流
に変換することができるとともに、テーブルに必要とさ
れる記憶容量を抑えることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力変換装置に関
し、さらに詳細には、簡単な制御により直流電力を交流
に変換することが可能な電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、化石燃料の枯渇や地球環境の悪化
を背景として、化石燃料を用いないクリーンエネルギー
への関心が高まりをみせている。このような化石燃料を
用いないクリーンエネルギーの一つとして、太陽光を利
用した太陽光発電システムが注目されている。
【0003】太陽光発電システムは、太陽光から直流電
圧を生成する太陽電池と、生成された直流電圧を商用電
源と同じ交流電圧に変換する電力変換装置とを備えてお
り、かかる交流電圧によって種々の電気機器(負荷)を
動作させるとともに、余剰電力を系統へ逆潮流させるこ
とができる。ここで、直流電圧を交流電圧に変換する電
力変換装置としては、従来より種々の提案がなされてお
り、例えば、特開平9−308263号公報に記載され
た電力変換装置が知られている。
【0004】この種の電力変換装置には、フルブリッジ
型のインバータ回路及びこれを制御する制御回路が備え
られていることが一般的である。かかる制御回路は、出
力電流や系統電圧の極性等に基づいて電流指令値波を生
成し、かかる電流指令値波とのこぎり状の搬送波とを比
較することにより生成されるPWM信号によってインバ
ータを駆動するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PWM
信号を生成に用いられる電流指令値波を生成するために
は、複雑な演算が必要であることが多く、そのため、制
御が複雑であるという問題があった。
【0006】したがって、本発明の目的は、簡単な制御
により直流電力を交流に変換することが可能な電力変換
装置を提供することである。を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
直流電力を交流に変換する電力変換装置であって、前記
直流電力を受けるスイッチング回路と、前記スイッチン
グ回路により生成すべき交流波形の単位時間ごとの変化
量を示す複数の波形データが格納されたテーブルと、前
記テーブルに格納されている前記波形データを読み出す
第1の手段と、前記テーブルから読み出された前記波形
データに基づいて前記スイッチング回路により生成すべ
き交流波形の目標値を生成する第2の手段と、少なくと
も前記目標値に基づいて前記スイッチング回路を制御す
る第3の手段とを備えることを特徴とする電力変換装置
によって達成される。
【0008】本発明によれば、スイッチング回路により
生成すべき交流波形の単位時間ごとの変化量を示す複数
の波形データが格納されたテーブルを用い、これに基づ
いて交流波形の目標値を生成していることから、簡単な
制御によって直流電力を交流に変換することができると
ともに、テーブルに必要とされる記憶容量を抑えること
が可能となる。
【0009】本発明の好ましい実施態様においては、前
記第3の手段が、前記スイッチング回路の出力電流値を
検出する検出手段と、前記検出手段により検出された出
力電流値と前記第2の手段により生成された目標値とを
比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果、
前記検出された出力電流値が前記目標値と比べて正の方
向にずれている場合には出力電流が負の方向に変動する
ように前記スイッチング回路を制御し、前記検出された
出力電流値が前記目標値と比べて負の方向にずれている
場合には出力電流が正の方向に変動するように前記スイ
ッチング回路を制御する制御手段とを備える。
【0010】本発明の好ましい実施態様によれば、出力
電流値のズレ方向を検出し、出力電流がその逆方向に変
動するように制御を行っていることから、複雑なPWM
制御を必要としない。このため、非常に簡単な制御によ
って直流電力を交流に変換することが可能となる。
【0011】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記スイッチング回路が第1及び第2のアームを有
するフルブリッジ型のスイッチング回路であり、前記制
御手段は、前記検出された出力電流値が前記目標値と比
べて正の方向にずれている場合には前記第1のアームの
低位側スイッチ及び前記第2のアームの高位側スイッチ
を導通状態とし、前記検出された出力電流値が前記目標
値と比べて負の方向にずれている場合には前記第1のア
ームの高位側スイッチ及び前記第2のアームの低位側ス
イッチを導通状態とする。
【0012】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記制御回路は、前記第1のアームの前記低位側ス
イッチを制御する制御信号と前記第2のアームの前記高
位側スイッチを制御する制御信号とを実質的に同一波形
とし、前記第1のアームの前記高位側スイッチを制御す
る制御信号と前記第2のアームの前記低位側スイッチを
制御する制御信号とを実質的に同一波形とする。
【0013】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記制御回路は、前記第1のアームの前記低位側ス
イッチを制御する制御信号及び前記第2のアームの前記
高位側スイッチを制御する制御信号の波形を、実質的
に、前記第1のアームの前記高位側スイッチを制御する
制御信号及び前記第2のアームの前記低位側スイッチを
制御する制御信号の逆相波形とする。
【0014】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記複数の波形データがそれぞれ1ビットの信号で
ある。
【0015】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第1の手段は、前記テーブルの先頭アドレスに
格納されている波形データから最終アドレスに格納され
ている波形データを往復的に読み出す。
【0016】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第2の手段がカウンタであり、前記テーブルか
ら読み出された前記波形データに基づいてカウントアッ
プ若しくはカウントダウンを行う。
【0017】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第2の手段により生成された目標値と系統電源
との位相差を検出する第4の手段をさらに備え、前記第
1の手段は、前記第4の手段による検出の結果に基づい
て、前記テーブルに供給するアドレス信号の進行ペース
を変化させる。
【0018】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第1の手段は、前記波形データの読み出し頻度
を変更することなく、前記アドレス信号の進行ペースを
変化させる。
【0019】本発明の前記目的はまた、直流電力を交流
に変換する電力変換装置であって、前記直流電力を受け
るスイッチング回路と、それぞれ1ビットの信号である
複数の波形データからなるテーブルと、前記テーブルか
ら読み出された前記波形データをデルタシグマ変調する
ことにより基準信号を生成する手段と、前記スイッチン
グ回路の出力電流値と前記基準信号とを比較することに
より前記スイッチング回路を制御する手段とを備えるこ
とを特徴とする電力変換装置によって達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施態様について詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の好ましい実施態様にかか
る電力変換装置10の回路図である。
【0022】図1に示されるように、本実施態様にかか
る電力変換装置10は、入力電源端子1、2間に接続さ
れる入力電源3からの直流電力を交流に変換し、これを
交流負荷4に供給する装置であり、入力コンデンサ11
と、フルブリッジ回路12と、平滑リアクトル13と、
平滑コンデンサ14と、電流検出回路15と、制御回路
16とを備える。特に限定されるものではないが、入力
電源端子1、2間に接続される入力電源3として、太陽
電池を用いることができる。このように、入力電源3と
して太陽電池を用いれば、太陽光発電システムを構成す
ることができる。
【0023】入力コンデンサ11は、入力電源端子1、
2間に供給される電圧Vinを安定させるために用いら
れる。かかる電圧Vinをより安定させるためには、入
力コンデンサ11には十分な容量、例えば約5000μ
F程度の容量が必要となることから、かかる入力コンデ
ンサ11としては電解コンデンサを用いることが好まし
い。尚、入力コンデンサ11は、本実施態様にかかる電
力変換装置10の一部とすることは必須でなく、入力電
源端子1、2からみて入力電源3の側に設けることによ
って、電力変換装置10の構成要素から外しても構わな
い。
【0024】フルブリッジ回路12は、第1〜第4の主
トランジスタ21〜24によって構成されており、第1
の主トランジスタ21及び第2の主トランジスタ22は
入力電源端子1、2間に直列に接続されて第1アームを
構成し、第3の主トランジスタ23及び第4の主トラン
ジスタ24は入力電源端子1、2間に直列に接続されて
第2アームを構成している。また、図1に示されるよう
に、これら第1〜第4の主トランジスタ21〜24に
は、それぞれ並列に接続された環流ダイオードが設けら
れている。これら第1〜第4の主トランジスタ21〜2
4の制御電極にはそれぞれ制御信号a,b,c,dが供
給され、第1〜第4の主トランジスタ21〜24はそれ
ぞれ対応する制御信号がハイレベルである場合にオン
し、ローレベルである場合にオフする。以下に詳述する
が、これら制御信号a,b,c,dは、制御回路16に
よって生成される。
【0025】尚、以下の説明においては、フルブリッジ
回路12の第1アームを構成する第1の主トランジスタ
21と第2の主トランジスタ22との節点を「第1アー
ムの中点」と呼び、第2アームを構成する第3の主トラ
ンジスタ23と第4の主トランジスタ24との節点を
「第2アームの中点」と呼ぶことがある。
【0026】平滑リアクトル13は、第1アームの中点
と交流負荷4の一端との間に接続されており、交流負荷
4の両端間に接続された平滑コンデンサ14とともに、
フルブリッジ回路12より供給されるパルス状の出力電
圧を平滑する。
【0027】電流検出回路15は、フルブリッジ回路1
2の出力電流を検出し、検出した電流量に応じた電圧値
を有する検出信号S1を生成する回路である。特に限定
されるものではないが、電流検出回路15としてはカレ
ントトランスを用いることが好ましい。
【0028】制御回路16は、電流検出回路15より供
給される制御信号S1を受け、これに基づいて制御信号
a,b,c,dを生成することによりフルブリッジ回路
12の動作を制御する回路である。以下に詳述するよう
に、本実施態様にかかる電力変換回路10においては、
制御回路16はいわゆるPWM制御を行うのではなく、
いわゆるデルタシグマ変調による制御を行う。
【0029】図2は、制御回路16の回路図である。
【0030】図2に示されるように、制御回路16は、
A/Dコンバータ31と、基準信号生成回路32と、コ
ンパレータ33と、インバータ回路34と、バッファ回
路35〜38とを備えている。
【0031】A/Dコンバータ31は、クロック信号C
LKに応答して、アナログ信号である制御信号S1をデ
ジタル信号である制御信号S2に変換する回路であり、
かかる制御信号S2はコンパレータ33に供給される。
【0032】基準信号生成回路32は、交流負荷4に供
給すべき電力波形をデジタル値によって示す基準信号S
3を生成する回路であり、その具体的構成については後
述する。
【0033】コンパレータ33は、反転入力端子(−)
に制御信号S2を受け、非反転入力端子(+)に基準信
号S3を受けて両者の値を比較し、これに基づいて制御
信号S4を生成する回路である。具体的には、コンパレ
ータ33は、制御信号S2が示すデジタル値と基準信号
S3が示すデジタル値とを比較し、制御信号S2が示す
デジタル値よりも基準信号S3が示すデジタル値の方が
大きければ、制御信号S4をハイレベルとし、逆に、制
御信号S2が示すデジタル値よりも基準信号S3が示す
デジタル値の方が小さければ、制御信号S4をローレベ
ルとする。すなわち、コンパレータ32の出力である制
御信号S3は2値信号であり、ハイレベルまたはローレ
ベルのいずれかとなる。コンパレータ33出力は、イン
バータ回路34及びバッファ回路35〜38によって増
幅され、制御信号a,b,c,dとして用いられる。
【0034】図3は、基準信号生成回路32の回路図で
ある。
【0035】図3に示されるように、基準信号生成回路
32は、Sinテーブル41及びカウンタ42によって
構成される。
【0036】Sinテーブル41は、ROM(リード・
オンリ・メモリ)によって構成され、格納されている内
容をクロック信号CLKに応答して連続的に読み出し、
これをカウント信号CNTとして連続的に出力するテー
ブルである。本実施態様においては、Sinテーブル4
1に格納されている内容は「0」及び「1」の一方、す
なわち1ビットのデータであり、読み出された内容が
「0」であればカウント信号CNTをローレベルとし、
読み出された内容が「1」であればカウント信号CNT
をハイレベルとする。以下に詳述するが、Sinテーブ
ル41に格納されているかかるデータは、交流負荷4に
与えるべき交流波形の波長λの半分に相当する波形デー
タであり、これがクロック信号CLKに応答して往復す
るように読み出される。さらに、Sinテーブル41
は、かかる読み出しが最終アドレスに達する度に、アッ
プダウン信号UP/DNのレベルを反転させる。
【0037】ここで、Sinテーブル41に格納されて
いる波形データは、交流負荷4に与えるべき交流波形の
クロック信号CLKの1周期ごとの変化量を示してい
る。
【0038】カウンタ42は、クロック信号CLK、カ
ウント信号CNT及びアップダウン信号UP/DNを受
け、クロック信号CLKに同期したカウントアップ動作
及びカウントダウン動作を行う回路である。より具体的
には、クロック信号CLKが活性化したタイミングにお
いてカウント信号CNT及びアップダウン信号UP/D
Nがいずれもハイレベルであればカウント値のインクリ
メント(+1)を行い、クロック信号CLKが活性化し
たタイミングにおいてカウント信号CNTがハイレベル
であり且つアップダウン信号UP/DNがローレベルで
あればカウント値のデクリメント(−1)を行う。一
方、クロック信号CLKが活性化したタイミングにおい
てカウント信号CNTがローレベルであれば、アップダ
ウン信号UP/DNのレベルにかかわらず、カウント値
の変更は行わない。このようにして得られるカウント値
は、基準信号S3として用いられる。
【0039】これにより、Sinテーブル41より与え
られる1ビットのカウント信号CNTはデルタシグマ変
調され、その結果、基準信号生成回路40からは、正弦
波をデジタル的に示す基準信号S3が出力されることに
なる。
【0040】図4は、デジタル信号である基準信号S3
の変化をアナログ的に示す波形図である。
【0041】図4に示されるように、Sinテーブル4
1に格納されている波形データは、基準信号S3の区間
における1クロック周期ごとの変化量からなり、テー
ブルの始点START(先頭アドレス)は生成される正
弦波のゼロクロス点に相当し、テーブルの終点END
(最終アドレス)は生成される正弦波のピークに相当す
る。このようなSinテーブル41に対し、まずアップ
ダウン信号UP/DNがハイレベルの状態で、始点ST
ARTから終点ENDに向かってクロック信号CLKに
同期した読み出しが行われることによりカウンタ42が
カウントアップされ、基準信号S3の区間に対応する
部分が生成される。Sinテーブル41の始点STAR
Tから終点ENDまでの読み出しが終了すると、アップ
ダウン信号UP/DNがローレベルに反転するととも
に、今度は逆に、終点ENDから始点STARTに向か
ってクロック信号CLKに同期した読み出しが行われ
る。これにより、カウンタ42がカウントダウンされ、
基準信号S3の区間に対応する部分が生成される。
【0042】終点ENDから始点STARTまでの読み
出しが終了すると、再び始点STARTから終点END
に向かってクロック信号CLKに同期した読み出しが行
われる。これにより、カウンタ42がさらにカウントダ
ウンされ、基準信号S3の区間に対応する部分が生成
される。そして、始点STARTから終点ENDまでの
読み出しが終了すると、アップダウン信号UP/DNが
ハイレベルに反転するとともに、終点ENDから始点S
TARTに向かってクロック信号CLKに同期した読み
出しが行われる。これにより、カウンタ42がカウント
アップされ、基準信号S3の区間に対応する部分が生
成される。
【0043】このような動作を繰り返すことにより、基
準信号S3は正弦波をデジタル的に表現した信号とな
り、上述のとおり、これがコンパレータ33に供給され
て制御信号a,b,c,dが生成される。
【0044】図2に示されるように、制御信号a,dの
論理レベルは、コンパレータ33の出力論理レベルと一
致し、逆に、制御信号b,cの論理レベルは、コンパレ
ータ33の出力論理レベルを反転した論理レベルとな
る。すなわち、本実施態様においては、制御信号16に
より生成される制御信号a,b,c,dの論理レベルの
パターンとしては、制御信号a,dがハイレベルで制御
信号b,cがローレベルであるパターンと、制御信号
a,dがローレベルで制御信号b,cがハイレベルであ
るパターンの2種類しか存在しない。
【0045】ここで、制御信号a,dがハイレベルで制
御信号b,cがローレベルである場合には、第1及び第
4の主トランジスタ21、24がオン、第2及び第3の
主トランジスタ22、23がオフとなるので、出力電流
Ioは、正(+)方向に向かって変化する。つまり、出
力電流Ioが正である場合には出力電流が増大し、出力
電流Ioが負である場合には出力電流が減少することに
なる。一方、制御信号a,dがローレベルで制御信号
b,cがハイレベルである場合には、第1及び第4の主
トランジスタ21、24がオフ、第2及び第3の主トラ
ンジスタ22、23がオンとなるので、出力電流Ioは
負(−)方向に向かって変化する。つまり、出力電流I
oが正である場合には出力電流が減少し、出力電流Io
が負である場合には出力電流が増大することになる。
【0046】したがって、出力電流Ioが目標値である
基準信号S3により示されるレベルよりも負(−)の方
向にずれている場合には、第1及び第4の主トランジス
タ21、24がオン、第2及び第3の主トランジスタ2
2、23がオフとなって、出力電流Ioが正(+)方向
に向かって変化し、逆に、出力電流Ioが基準信号S3
により示されるレベルよりも正(+)の方向にずれてい
る場合には、第1及び第4の主トランジスタ21、24
がオフ、第2及び第3の主トランジスタ22、23がオ
ンとなって、出力電流Ioが負(−)方向に向かって変
化する。このため、クロック信号CLKの周波数を十分
に高く設定すれば、出力電流Ioの波形を実質的に正弦
波形とすることが可能となる。
【0047】ここで、クロック信号CLKの周波数をよ
り高く設定すれば、出力電流Ioの波形をより正確に正
弦波形に近づけることが可能となるが、クロック信号C
LKの周波数を高く設定すればするほど、Sinテーブ
ル41を構成するROMに必要な記憶容量が増大してし
まう。これを考慮すれば、クロック信号CLKの周波数
としては、16kHz程度に設定することが好ましい。
【0048】以上説明したとおり、本実施態様にかかる
電力変換装置10においては、PWM制御を行うことな
く、出力電流Ioに基づいて生成される制御信号S2と
基準信号生成回路32により生成される基準信号S3と
を比較し、その結果に基づいてフルブリッジ回路12を
制御しているので、極めて簡単な制御によって直流電力
を交流に変換することが可能となる。
【0049】また、上記実施態様にかかる電力変換装置
10においては、基準信号S3の生成に用いるSinテ
ーブル41を変化量に基づくデータによって構成し、カ
ウンタ42によってこれをデルタシグマ変調しているこ
とから、Sinテーブル41を構成するROMに必要な
記録容量は極めて少なくて済む。具体的には、クロック
信号CLKの周波数が16KHzであり、交流負荷4に
供給する交流電力の周波数が50Hzであるとすれば、
ROMの容量は、 16KHz/(50Hz×4)=80bit となる。
【0050】さらに、上記実施態様にかかる電力変換装
置10においては、制御信号S2及び基準信号S3とし
てデジタル信号を用いていることから、制御回路16の
ワンチップ化が容易であり、低コストの実現が容易とな
る。
【0051】次に、本発明の好ましい他の実施態様につ
いて説明する。
【0052】図5は、本発明の好ましい他の実施態様に
かかる電力変換装置50の回路図である。
【0053】図5に示されるように、本実施態様にかか
る電力変換装置50は、上記実施態様にかかる電力変換
装置10と類似の回路構成を有し、系統電源5との連系
を行う点において上記実施態様にかかる電力変換装置1
0と異なる。したがって、入力電源端子1、2間に接続
される入力電源3として太陽電池を用いることにより太
陽光発電システムを構成すれば、太陽電池による発電量
が交流負荷4による電力消費量を超えている場合、太陽
電池からの電力を系統電源5に供給することができる。
さらに、本実施態様にかかる電力変換装置50は、系統
電源5と連係していることから、UPS(無停電電源)
として用いることも可能である。
【0054】本実施態様において用いられる制御回路5
6は、電流検出回路15より供給される制御信号S1の
みならず系統電源5の電圧レベルを受け、これに基づい
て制御信号a,b,c,dを生成する。
【0055】図6は、制御回路56の回路図である。
【0056】図6に示されるように、制御回路56は、
上記実施態様において用いた基準信号生成回路32が基
準信号生成回路52に置き換えられている点において、
上記実施態様と異なる。その他の構成は、上記実施態様
において用いた制御回路16と同様である。
【0057】図7は基準信号生成回路52の回路図であ
り、図8は基準信号生成回路52内の各種制御信号の波
形を示す波形図である。
【0058】図7に示されるように、基準信号生成回路
52は、Sinテーブル61、カウンタ62、コンパレ
ータ63、排他的非論理和回路(EXNOR)64、デ
ジタルフィルタ65及び補償器66によって構成され
る。
【0059】Sinテーブル61は、上述したSinテ
ーブル41と同様、ROM(リード・オンリ・メモリ)
によって構成され、アドレス信号ADDに基づいて格納
されている内容を読み出し、これをカウント信号CNT
として出力する。本実施態様においても、Sinテーブ
ル61に格納されている内容は「0」及び「1」の一
方、すなわち1ビットのデータであり、読み出された内
容が「0」であればカウント信号CNTをローレベルと
し、読み出された内容が「1」であればカウント信号C
NTをハイレベルとする。また、Sinテーブル61に
格納されている波形データは、交流負荷4及び系統電源
5に与えるべき交流波形の波長λの半分に相当する波形
データである。さらに、Sinテーブル61は、かかる
読み出しが最終アドレスに達する度に、アップダウン信
号UP/DNのレベルを反転させる。
【0060】Sinテーブル61に格納されている波形
データは、上述したSinテーブル41と同様、交流負
荷4及び系統電源5に与えるべき交流波形のクロック信
号CLKの1周期ごとの交流波形の変化量を示してい
る。
【0061】カウンタ62は、クロック信号CLK、カ
ウント信号CNT及びアップダウン信号UP/DNを受
け、クロック信号CLKに同期したカウントアップ動作
及びカウントダウン動作を行う回路であり、上述したカ
ウンタ42と同様、クロック信号CLKが活性化したタ
イミングにおいてカウント信号CNT及びアップダウン
信号UP/DNがいずれもハイレベルであればカウント
値のインクリメント(+1)を行い、クロック信号CL
Kが活性化したタイミングにおいてカウント信号CNT
がハイレベルであり且つアップダウン信号UP/DNが
ローレベルであればカウント値のデクリメント(−1)
を行う。一方、クロック信号CLKが活性化したタイミ
ングにおいてカウント信号CNTがローレベルであれ
ば、アップダウン信号UP/DNのレベルにかかわら
ず、カウント値の変更は行わない。このようにして得ら
れるカウント値は、基準信号S3として用いられる。
【0062】さらに、カウンタ62は、カウント値が負
(−)から正(+)に変化(ゼロクロス)した後、系統
電源5の1/4周期に相当する時間が経過したことに応
答して制御信号S6のレベルをハイレベルとし、カウン
ト値が正(+)から負(−)に変化(ゼロクロス)した
後、系統電源5の1/4周期に相当する時間が経過した
ことに応答して制御信号S6のレベルをローレベルとす
る。図7に示すように、制御信号S6は排他的非論理和
回路(EXNOR)64の一方の入力端に供給される。
【0063】コンパレータ63は、非反転入力端子
(+)に系統電源5の電圧Voを受け、反転入力端子
(−)に接地レベルを受けて両者の電圧レベルを比較
し、これに基づいて制御信号S5を生成する回路であ
る。したがって、コンパレータ63は、系統電源5の電
圧Voが正(+)であれば制御信号S5をハイレベルと
し、逆に、系統電源5の電圧Voが負(−)であれば制
御信号S5をローレベルとする。制御信号S5は排他的
非論理和回路(EXNOR)64の他方の入力端に供給
される。
【0064】排他的非論理和回路(EXNOR)64
は、コンパレータ63より供給される制御信号S5及び
カウンタ62より供給される制御信号S6を受け、これ
らに基づいて制御信号S7を生成するゲート回路であ
る。したがって、制御信号S7は、図8に示すように系
統電源5の周波数の2倍の周波数を持つパルス波形とな
り、そのデューティは系統電源5と基準信号S3の位相
差によって決まることになる。詳細には、基準信号S3
の位相が系統電源5の位相よりも遅れているほど制御信
号S7のデューティは大きくなり、逆に、基準信号S3
の位相が系統電源5の位相よりも進んでいるほど制御信
号S7のデューティは小さくなる。
【0065】デジタルフィルタ65は、排他的非論理和
回路(EXNOR)64より供給される制御信号S7を
受け、その単位時間当たりの平均値を算出する回路であ
り、得られた値は制御信号S8として用いられる。制御
信号S8は、数ビットのデジタル信号である。したがっ
て、制御信号S8の値は、制御信号S7のデューティ、
すなわち、系統電源5と基準信号S3の位相差によって
決まることになる。より具体的には、系統電源5と基準
信号S3の位相が実質的に一致している場合には、制御
信号S8の値は所定値をとり、基準信号S3の位相が系
統電源5の位相よりも遅れているほど制御信号S8の値
は大きく、逆に、基準信号S3の位相が系統電源5の位
相よりも進んでいるほど制御信号S8の値は小さくな
る。ここで、上記単位時間としては、特に限定されるも
のではないが、系統電源5の周期の500〜1000倍
程度に設定することが好ましい。
【0066】補償器66は、デジタルフィルタ65より
供給される制御信号S8及びクロック信号CLKを受
け、これらに基づいてSinテーブル61に供給するア
ドレス信号ADDを生成する回路であり、先頭アドレス
から最終アドレスに向かってアドレス値をインクリメン
トするとともに、アドレス信号ADDが最終アドレスに
達すると、今度は逆に、最終アドレスから先頭アドレス
に向かってその値をデクリメントする。これにより、補
償器66が生成するアドレス信号ADDは、先頭アドレ
スと最終アドレスとの間を往復することになる。
【0067】ここで補償器66は、制御信号S8により
示される値が所定の値(所定の範囲内)であり、系統電
源5と基準信号S3の位相の実質的な一致を示している
場合には、クロック信号CLKに同期して連続的にアド
レス信号をインクリメント或いはデクリメントするが、
制御信号S8により示される値が上記所定の値或いは所
定の範囲よりも大きければ、生成するアドレス信号AD
Dを所定クロックごとにスキップし、これによってアド
レス信号ADDの進行を早める。逆に、制御信号S8に
より示される値が上記所定の値或いは所定の範囲よりも
小さければ、所定クロックごとに同じアドレス信号AD
Dを生成し、これによってアドレス信号ADDの進行を
遅らせる。ここで、上記所定クロック数は固定的であっ
てもよいが、制御信号S8により示される値に応じて変
化させることが好ましい。すなわち、制御信号S8によ
り示される値が上記所定の値或いは所定の範囲から離れ
れば離れるほど上記所定クロック数を少なくすることが
好ましい。
【0068】このような構成を有する基準信号生成回路
52においては、系統電源5と基準信号S3の位相が実
質的に一致している場合には、Sinテーブル61に格
納されている波形データはクロック信号CLKに同期し
て連続的に読み出され、カウンタ62によりデルタシグ
マ変調されることから、上記実施態様と同じ動作を行
う。
【0069】しかしながら、基準信号S3の位相が系統
電源5の位相よりも遅れている場合には、Sinテーブ
ル61に格納されている波形データは定期的にスキップ
されながらクロック信号CLKに同期して読み出される
ので、基準信号S3の変化はより早められる。一方、基
準信号S3の位相が系統電源5の位相よりも進んでいる
場合には、Sinテーブル61に格納されている波形デ
ータは定期的に同じアドレスが指定されながらクロック
信号CLKに同期して読み出されるので、基準信号S3
の変化はより遅らせられる。これにより、系統電源5と
基準信号S3の位相のずれが補正され、両者が一致する
ように制御されることになる。
【0070】以上説明したとおり、本実施態様にかかる
電力変換装置50においては、既に説明した電力変換装
置10による効果に加え、系統電源5との連系を行うこ
とが可能であることから、系統電源5への電力回生が可
能な太陽光発電システムやUPSへの適用が好適とな
る。
【0071】尚、上記実施態様にかかる電力変換装置5
0をUPSに適用する場合、交流負荷4に与えるべき交
流電力の位相と系統電源5の位相とを故意にずらすこと
を要求される場合がある。このような場合には、図9に
示すように、かかる位相差を決める制御信号S9を用
い、デジタルフィルタ65より生成される制御信号S8
とかかる制御信号S9との減算を行う減算回路67を用
いることによって制御信号S8の値を補正すればよい。
この場合、補償器66は、補正後の制御信号S10に基
づいて上述した動作を行うことから、基準信号S3の位
相は系統電源5の位相から制御信号S9により定められ
る位相差分だけずれた位相となり、交流負荷4に与える
交流電力の位相をずらすことが可能となる。
【0072】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0073】例えば、上記実施態様にかかる電力変換装
置10、50においては、各種制御信号及び基準信号と
してデジタル信号を用いているが、これらの全てにデジ
タル信号を用いることは必須でなく、その一部にアナロ
グ信号を用いても構わない。
【0074】また、上記実施態様にかかる電力変換装置
50においては、補償器66は、制御信号S8が基準信
号S3の位相の遅れを示している場合には、アドレス信
号ADDを所定クロックごとにスキップし、逆に、制御
信号S8が基準信号S3の位相の進みを示している場合
には、所定クロックごとに同じアドレス信号ADDを生
成しているが、制御信号S8が示す値に基づいてクロッ
ク信号CLKの周波数を変化させても構わない。この場
合、制御信号S8が基準信号S3の位相の遅れを示して
いる場合にはクロック信号CLKの周波数を高め、制御
信号S8が基準信号S3の位相の進みを示している場合
にはクロック信号CLKの周波数を下げればよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、デルタ・シグマ変調による制御を採用していること
から、簡単な制御により直流電力を交流に変換可能な電
力変換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施態様にかかる電力変換装
置10を示す回路図である。
【図2】制御回路16の回路図である。
【図3】基準信号生成回路32の回路図である。
【図4】デジタル信号である基準信号S3の変化をアナ
ログ的に示す波形図である。
【図5】本発明の好ましい他の実施態様にかかる電力変
換装置50の回路図である。
【図6】制御回路56の回路図である。
【図7】基準信号生成回路52の回路図である。
【図8】基準信号生成回路52内の各種制御信号の波形
を示す波形図である。
【図9】基準信号生成回路52に減算回路67を付加し
た例による回路図である。
【符号の説明】
1,2 入力電源端子 3 入力電源 4 交流負荷 5 系統 10 電力変換装置 11 入力コンデンサ 12 フルブリッジ回路 13 平滑リアクトル 14 平滑コンデンサ 15 電流検出回路 16 制御回路 21 第1の主トランジスタ 22 第2の主トランジスタ 23 第3の主トランジスタ 24 第4の主トランジスタ 31 A/Dコンバータ 32 基準信号生成回路 33 コンパレータ 34 インバータ回路 35〜38 バッファ回路 41 Sinテーブル 42 カウンタ 50 電力変換装置 52 基準信号生成回路 56 制御回路 61 Sinテーブル 62 カウンタ 63 コンパレータ 64 排他的非論理和回路(EXNOR) 65 デジタルフィルタ 66 補償器 67 減算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 CA01 CB04 CB05 CC07 DA03 DA06 DB01 DB07 DC02 DC05 EA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力を交流に変換する電力変換装置
    であって、前記直流電力を受けるスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路により生成すべき交流波形の単位
    時間ごとの変化量を示す複数の波形データが格納された
    テーブルと、前記テーブルに格納されている前記波形デ
    ータを読み出す第1の手段と、前記テーブルから読み出
    された前記波形データに基づいて前記スイッチング回路
    により生成すべき交流波形の目標値を生成する第2の手
    段と、少なくとも前記目標値に基づいて前記スイッチン
    グ回路を制御する第3の手段とを備えることを特徴とす
    る電力変換装置。
  2. 【請求項2】 前記第3の手段が、前記スイッチング回
    路の出力電流値を検出する検出手段と、前記検出手段に
    より検出された出力電流値と前記第2の手段により生成
    された目標値とを比較する比較手段と、前記比較手段に
    よる比較の結果、前記検出された出力電流値が前記目標
    値と比べて正の方向にずれている場合には出力電流が負
    の方向に変動するように前記スイッチング回路を制御
    し、前記検出された出力電流値が前記目標値と比べて負
    の方向にずれている場合には出力電流が正の方向に変動
    するように前記スイッチング回路を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装
    置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング回路が第1及び第2の
    アームを有するフルブリッジ型のスイッチング回路であ
    り、前記制御手段は、前記検出された出力電流値が前記
    目標値と比べて正の方向にずれている場合には前記第1
    のアームの低位側スイッチ及び前記第2のアームの高位
    側スイッチを導通状態とし、前記検出された出力電流値
    が前記目標値と比べて負の方向にずれている場合には前
    記第1のアームの高位側スイッチ及び前記第2のアーム
    の低位側スイッチを導通状態とすることを特徴とする請
    求項2に記載の電力変換装置。
  4. 【請求項4】 前記制御回路は、前記第1のアームの前
    記低位側スイッチを制御する制御信号と前記第2のアー
    ムの前記高位側スイッチを制御する制御信号とを実質的
    に同一波形とし、前記第1のアームの前記高位側スイッ
    チを制御する制御信号と前記第2のアームの前記低位側
    スイッチを制御する制御信号とを実質的に同一波形とす
    ることを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は、前記第1のアームの前
    記低位側スイッチを制御する制御信号及び前記第2のア
    ームの前記高位側スイッチを制御する制御信号の波形
    を、実質的に、前記第1のアームの前記高位側スイッチ
    を制御する制御信号及び前記第2のアームの前記低位側
    スイッチを制御する制御信号の逆相波形とすることを特
    徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の波形データがそれぞれ1ビッ
    トの信号であることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れか1項に記載の電力変換装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の手段は、前記テーブルの先頭
    アドレスに格納されている波形データから最終アドレス
    に格納されている波形データを往復的に読み出すことを
    特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電力
    変換装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の手段がカウンタであり、前記
    テーブルから読み出された前記波形データに基づいてカ
    ウントアップ若しくはカウントダウンを行うことを特徴
    とする請求項6または7に記載の電力変換装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の手段により生成された目標値
    と系統電源との位相差を検出する第4の手段をさらに備
    え、前記第1の手段は、前記第4の手段による検出の結
    果に基づいて、前記テーブルに供給するアドレス信号の
    進行ペースを変化させることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の手段は、前記波形データの
    読み出し頻度を変更することなく、前記アドレス信号の
    進行ペースを変化させることを特徴とする請求項9に記
    載の電力変換装置。
  11. 【請求項11】 直流電力を交流に変換する電力変換装
    置であって、前記直流電力を受けるスイッチング回路
    と、それぞれ1ビットの信号である複数の波形データか
    らなるテーブルと、前記テーブルから読み出された前記
    波形データをデルタシグマ変調することにより基準信号
    を生成する手段と、前記スイッチング回路の出力電流値
    と前記基準信号とを比較することにより前記スイッチン
    グ回路を制御する手段とを備えることを特徴とする電力
    変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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