JP2003153274A - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents
情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムInfo
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Abstract
01により生成される。すなわち、フラクタル符号化部
111は、入力された元画像データをフラクタル符号化
処理し、さらに、フラクタル復号部112は、符号化さ
れた元画像データを復号して復号画像データを生成して
学習部113に出力する。学習部113は、複数の元画
像データと復号画像データの関係を学習することによ
り、元画像データを復号画像データに変換するためのフ
ィルタ係数を生成し、分離フィルタ31を生成する。
Description
び方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、フ
ラクタル符号化処理やMPEG(Moving Picture Experts G
roup)符号化処理により符号化された画像を、高画質で
復号できるようにし、処理に必要な計算量を抑制できる
ようにした情報処理装置および方法、記録媒体、並びに
プログラムに関する。
ある。画像を圧縮する技術として、画像の持つ特定部分
との自己相似性(部分的自己相似性)という冗長度を取
り除くことによって、画像圧縮を行うフラクタル符号化
が提案されている。部分的自己相似性とは、画像の一部
分の画像パターンに注目するとき、同じ画像内に良く似
た画像パターンが異なったスケールで存在する性質をい
う。フラクタル符号化は、符号化対象画像をm×nのレ
ンジブロックに分割して、各レンジブロックに対して変
換を求める。この変換は、それぞれ適当に決められるド
メインブロックの画素値を取り出し、縮小、回転等の簡
単な線形変換を画素値に施したもので、レンジブロック
内の画素を置き換える処理である。すなわち、フラクタ
ル符号化は、レンジブロックの画像パターンを正確に近
似する変換を決定する符号化手法である。
像を8×8画素のレンジブロックに分割し、また、16
×16画素のドメインブロックが設定されるとき、変換
要素としては、4種類のもの(縮小変換、回転変換、鏡
像変換、輝度変換)が設定され、また、これらの組合せ
の変換を含めて、合計8種類の変換が使用される。縮小
変換は、4画素の値の平均をとって、水平、垂直の長さ
をそれぞれ1/2 に縮小するものである。回転変換は、0
°、90°、180°、270°の反時計方向の回転で
ある。鏡像変換は、左右を入れ替える処理である。輝度
変換は、平均値分離後ゲインを乗じ、振幅方向に縮小す
る処理である。
った後、レンジブロックとの相似性をブロックマッチン
グによって見いだし、ドメインブロックの位置情報であ
る、ベクトルおよび上式のパラメータ(すなわち、サー
チ範囲内の位置、回転の角度、左右反転したかどうか)
の伝送を行うことによって、情報量の圧縮がなされる。
クを切り出し、受信されたパラメータを用いて変換を行
った結果をレンジブロックとして初期画像に張りつけ、
それによって画像の更新を行う。この操作を繰り返し行
うことで、除々に解像度のある復元画像を生成する。
データを符号化し、さらに、フラクタル復号処理により
符号化された入力画像データから復号画像データを生成
するとき、その復号画像データの画質を向上させるため
に、図1で示すような画像転送システムが考えられてい
る。すなわち、フラクタル符号化部1は、入力された元
画像データをフラクタル符号化処理により符号化して符
号化画像データを生成し、フラクタル復号部2、およ
び、伝送フォーマット符号化部5に出力する。
画像データを復号して、復号画像データを生成し加算器
3に出力する。加算器3は、元画像データから復号画像
データを減算し、残差成分を求め、量子化部4に出力す
る。量子化部4は、残差成分を量子化し、伝送フォーマ
ット符号化部5に出力する。伝送フォーマット符号化部
5は、符号化画像データと量子化された残差成分を伝送
フォーマット形式の伝送データに変換して出力する。
が、伝送されてきた伝送データを受信し、符号化画像デ
ータと量子化された残差成分を分離し、符号化画像デー
タをフラクタル復号部7に、量子化された残差成分を逆
量子化部8に出力する。フラクタル復号部7は、入力さ
れた符号化画像データを復号して、残差成分を含まない
仮の復号画像データを生成し、加算器9に出力する。逆
量子化部8は、入力された量子化された残差成分を逆量
子化し、残差成分を求め、加算器9に出力する。加算器
9は、フラクタル復号部7より入力された仮の復号画像
データと、逆量子化部8より入力された残差成分を加算
し、復号画像データを生成して出力する。
差である残差成分が符号化画像データとは別に量子化さ
れて伝送され、復号されるので単にフラクタル符号化、
および、フラクタル復号処理を用いた処理よりも画質の
高い復号画像データを生成することができる。
タル符号化による圧縮処理は、幾何変化やブロックの比
較などを繰り返すことにより推測できるようにする処理
であるため、上述のような構成では、元画像データを伝
送データに変換する際、元画像データをフラクタル符号
化部1により符号化処理した後、フラクタル復号部2に
より復号処理される構成であることにより、その演算量
と共に、処理時間が膨大なものとなってしまうと言う課
題があった。
ッチングの正否が画質を大きく左右するため、例えば、
細かい模様からなる画像などでは、比較するブロック間
のマッチングが失敗することにより、復号される画像の
画質が、大きく劣化してしまうという課題があった。
ものであり、画像データのフラクタル符号化による圧縮
処理により符号化された画像をより高画質で高速に復号
できるようにするものである。
装置は、入力画像データを、学習により求められた係数
に基づく演算処理により、入力画像データが符号化され
た後、更に復号されたとき、生成されることが予測され
る予測画像データに変換する変換手段と、予測画像デー
タを符号化する符号化手段と、符号化手段により符号化
された予測画像データを符号化データとして出力する出
力手段とを備えることを特徴とする。
と、学習用画像データを符号化した後、更に復号するこ
とにより生成される復号画像データに基づいた学習によ
り求められた係数とするようにすることができる。
と、学習用画像データを符号化した後、更に復号するこ
とにより生成される復号画像データに基づいて、入力画
像データの特徴量毎に学習された、特徴量毎の複数の係
数とするようにすることができる。
ィビティとするようにすることができる。
してフラクタル符号化処理を行うことで符号化させるよ
うにすることができる。
データを、学習により求められた係数に基づく演算処理
により、入力画像データが符号化された後、更に復号さ
れたとき、生成されることが予測される予測画像データ
に変換する変換ステップと、予測画像データを符号化す
る符号化ステップと、符号化ステップの処理で符号化さ
れた予測画像データを符号化データとして出力する出力
ステップとを含むことを特徴とする。
入力画像データの、学習により求められた係数に基づく
演算処理により、入力画像データが符号化された後、更
に復号されたとき、生成されることが予測される予測画
像データへの変換を制御する変換制御ステップと、予測
画像データの符号化を制御する符号化制御ステップと、
符号化制御ステップの処理で符号化された予測画像デー
タの符号化データとしての出力を制御する出力制御ステ
ップとを含むことを特徴とする。
ータの、学習により求められた係数に基づく演算処理に
より、入力画像データが符号化された後、更に復号され
たとき、生成されることが予測される予測画像データへ
の変換を制御する変換制御ステップと、予測画像データ
の符号化を制御する符号化制御ステップと、符号化制御
ステップの処理で符号化された予測画像データの符号化
データとしての出力を制御する出力制御ステップとをコ
ンピュータに実行させることを特徴とする。
データを、学習により求められた係数に基づく演算処理
により、入力画像データが符号化された後、更に復号さ
れたとき、生成されることが予測される予測画像データ
に変換する変換手段と、入力画像データと予測画像デー
タとの差分データを演算する差分演算手段と、差分演算
手段により演算された差分データと、予測画像データと
を入力画像データの符号化データとして出力する出力手
段とを備えることを特徴とする。
さらに設けるようにさせることができ、出力手段には、
量子化手段により量子化された差分データと、予測画像
データとを入力データの符号化データとして出力させる
ようにすることができる。
習用画像データを符号化した後、更に復号することによ
り生成される復号画像データに基づいた学習により求め
られた係数とするようにすることができる。
像データを符号化した後、復号することにより生成され
る復号画像データに基づいて、学習用画像データの特徴
量毎に学習された、特徴量毎の複数の係数とするように
することができる。
ビティとするようにすることができる。
してフラクタル符号化処理を実行することにより符号化
させるようにすることができる。
データを、学習により求められた係数に基づく演算処理
により、入力画像データが符号化された後、更に復号さ
れたとき、生成されることが予測される予測画像データ
に変換する変換ステップと、入力画像データと予測画像
データとの差分データを演算する差分演算ステップと、
差分演算ステップの処理で演算された差分データと、予
測画像データとを入力画像データの符号化データとして
出力する出力ステップとを含むことを特徴とする。
ータの、学習により求められた係数に基づく演算処理に
より、入力画像データが符号化された後、更に復号され
たとき、生成されることが予測される予測画像データへ
の変換を制御する変換制御ステップと、入力画像データ
と予測画像データとの差分データの演算を制御する差分
演算制御ステップと、差分演算制御ステップの処理で演
算された差分データと、予測画像データとの入力画像デ
ータの符号化データとしての出力を制御する出力制御ス
テップとを含むことを特徴とする。
ータの、学習により求められた係数に基づく演算処理に
より、入力画像データが符号化された後、更に復号され
たとき、生成されることが予測される予測画像データへ
の変換を制御する変換制御ステップと、入力画像データ
と予測画像データとの差分データの演算を制御する差分
演算制御ステップと、差分演算制御ステップの処理で演
算された差分データと、予測画像データとの入力画像デ
ータの符号化データとしての出力を制御する出力制御ス
テップとをコンピュータに実行させることを特徴とす
る。
像データを符号化する符号化手段と、符号化手段により
符号化された学習用画像データを復号画像データに復号
する復号手段と、学習用画像データと復号画像データの
関係を学習することにより、入力画像データを復号画像
データに変換する演算処理を施す際に使用される係数を
生成する係数生成手段とを備えることを特徴とする。
してフラクタル符号化処理を行うことで符号化させるよ
うにすることができ、前記復号手段には、予測画像デー
タ対してフラクタル復号処理を行うことにより、符号
化手段により符号化された学習用画像データを復号画像
データに復号させるようにすることができる。
ータを符号化する符号化ステップと、符号化ステップの
処理で符号化された学習用画像データを復号画像データ
に復号する復号ステップと、学習用画像データと復号画
像データの関係を学習することにより、入力画像データ
を復号画像データに変換する演算処理を施す際に使用さ
れる係数を生成する係数生成ステップとを含むことを特
徴とする。
学習用画像データの符号化を制御する符号化制御ステッ
プと、符号化制御ステップの処理で符号化された学習用
画像データの復号画像データへの復号を制御する復号制
御ステップと、学習用画像データと復号画像データの関
係を学習することにより、入力画像データの復号画像デ
ータへの変換の演算処理を施す際に使用される係数の生
成を制御する係数生成制御ステップとを含むことを特徴
とする。
データの符号化を制御する符号化制御ステップと、符号
化制御ステップの処理で符号化された学習用画像データ
の復号画像データへの復号を制御する復号制御ステップ
と、学習用画像データと復号画像データの関係を学習す
ることにより、入力画像データの復号画像データへの変
換の演算処理を施す際に使用される係数の生成を制御す
る係数生成制御ステップとをコンピュータに実行させる
ことを特徴とする。
並びにプログラムにおいては、入力画像データが、学習
により求められた係数に基づく演算処理により、入力画
像データが符号化された後、更に復号されたとき、生成
されることが予測される予測画像データに変換され、予
測画像データが符号化され、符号化された予測画像デー
タが符号化データとして出力される。
並びにプログラムにおいては、入力画像データが、学習
により求められた係数に基づく演算処理により、入力画
像データが符号化された後、更に復号されたとき、生成
されることが予測される予測画像データに変換され、入
力画像データと予測画像データとの差分データが演算さ
れ、演算された差分データと、予測画像データとが入力
画像データの符号化データとして出力される。
並びにプログラムにおいては、学習用画像データが符号
化され、符号化された学習用画像データが復号画像デー
タに復号され、学習用画像データと復号画像データの関
係を学習することにより、入力画像データを復号画像デ
ータに変換する演算処理を施す際に使用される係数が生
成される。
ステム11の一実施の形態の構成を示す図である。
像データを伝送データに符号化する符号化部21と、符
号化部21により符号化された元画像データの伝送デー
タを復号して、復号画像データを生成する復号部22か
ら構成される。
は、後述する学習処理により生成されるフィルタであ
り、入力された元画像データをROM(Read Only Memor
y)などの記憶装置に記憶された係数を用いて演算し、
予測画像データに変換して、簡易フラクタル符号化部3
2、加算器33、および、量子化部34に出力する。よ
り詳細には、分離フィルタ31は、入力された元画像が
簡易フラクタル符号化部32により符号化された後、さ
らに引き続いて、後述する復号部22のフラクタル復号
部42により復号されたとき、生成されることが予測さ
れる予測画像データに変換し、簡易フラクタル符号化部
32、加算器33、および、量子化部34に出力する。
ルタ31により演算処理された元画像データをフラクタ
ル符号化により符号化し(圧縮し)、符号化画像データ
を伝送フォーマット符号化部35に出力する。
各画素値から、分離フィルタ31によりフィルタ処理さ
れて、生成された予測画像データの画素値を減算し、そ
の差分を残差成分として求め、量子化部34に出力す
る。
た残差成分を分離フィルタ31によりフィルタ処理され
た予測画像データを量子化し、伝送フォーマット部35
に出力する。量子化方法は、通常の量子化や、ADRCを用
いた圧縮方法を使用しても良い。
ル符号化部32により符号化された符号化画像データ
と、量子化部34により量子化された残差成分とを所定
の伝送フォーマットにして、伝送データとして出力す
る。
は、入力された伝送データを符号化画像データと、量子
化された残差成分に分離し、符号化画像データをフラク
タル符号化部42に出力し、量子化された残差成分を逆
量子化部43に出力する。
分離部41より入力された符号化側でのフラクタル符号
化処理により生成した予測画像データが符号化された符
号化画像データを復号し、加算器44に出力すると共
に、復号した予測画像データのブロック毎のダイナミッ
クレンジの情報を逆量子化部43に出力する。
41より入力された量子化されている残差成分を逆量子
化し、残差成分を生成して加算器44に出力する。逆量
子化は、通常の逆量子化処理でもよいし、ADRCを用いた
逆量子化処理でもよい。加算器44は、フラクタル復号
部42より入力された予測画像データと残差成分を加算
することにより、元画像データに対応する復号画像デー
タを生成し、クリッピング処理部45に出力する。
タの各画素の画素値が、定義されている範囲内であるか
否かを確認し、その画素値が定義された範囲の下限値未
満の場合、画素値を下限値に補正し、画素値が定義され
た範囲の上限値を超えている場合、画素値を上限値に補
正することにより画素値をクリッピング処理し、復号画
像データを補正して出力する。
号化部32の構成について説明する。
1、および、サーチエリア切り出し部65に供給され
る。レンジブロック化部61は、元画像データを2次元
の(m×n)、例えば8×8画素の大きさのレンジブロ
ックに分割し、レンジブロック毎にADRCエンコーダ62
に供給する。ADRCエンコーダ62は、入力されたレンジ
ブロックをADRC符号化処理によりADRCエンコードして、
ブロックレンジ毎のダイナミックレンジと最小値MINを
伝送フォーマット符号化部35に、エンコード結果を比
較部63に出力する。ADRC符号化処理とは、ブロック毎
に画素値の最大値MAX、最小値MINを検出し、最大値MAX
および最小値MINの差である、ダイナミックレンジDRを
求め、ダイナミックレンジDRとビット数から決定される
量子化ステップ幅によって、最小値MINを減じた修正入
力画素値を元の量子化ビット数(8ビット)より少ない
固定のビット数(例えば4ビット)で再度量子化するも
のである。符号化の結果である、ダイナミックレンジD
R、最小値MINが伝送フォーマット符号化部35に送ら
れ、各画素の量子化データQrが差分の2乗和を計算する
比較部7に送られる。ダイナミックレンジに関する情報
は、ダイナミックレンジDR、最大値MAX、最小値MINのう
ちの二つを伝送すれば良い。
記レンジブロックに対応したサーチ範囲(計算時間を抑
えるために、例えば水平、垂直ともに−7乃至+8画素
程度)の中から、2次元の(M×N)、例えば16×16
画素程度の大きさのドメインブロックを切り出し、ドメ
インブロック化部66に出力する。ドメインブロック化
部66は、切り出したドメインブロックをADRCエンコー
ダ67により、ADRCエンコーダ62と同様のADRC符号化
処理を行ない1/4縮小部68に出力すると共に、変換パ
ラメータを比較部63および最小値判定部64に出力す
る。
らのドメインブロックの符号化出力の中の量子化データ
Qdに対して、縮小変換(縦横それぞれ1/2)処理を実
行して、回転鏡像処理部69に出力する。回転鏡像処理
部69は、縮小変換された量子化データQdに回転(0
°、90°、180°、270°)、鏡像(左右反転)
などの操作を行い、比較部63に出力する。
69においてなされる処理は、座標変換処理である。な
お、1/4縮小部68、および、回転鏡像処理部69にお
ける変換パラメータは、比較部63、および、最小値判
定部64に供給され、記憶される。
ブロックの画素単位の差分(Qr-Qd')を計算し、この差
分の2乗値のブロック内での総和が計算され、計算され
た差分の2乗値の総和を評価値テーブルとして格納(記
憶)する。なお、評価値としては、差分の絶対値和等を
用いることができる。
回転鏡像処理部69において、パラメータが変更されて
変換処理が連続して実行されるとき、上述の差分の2乗
値の総和を求め、これを評価値テーブルとして格納(記
憶)する。評価部63は、この動作を全てのパラメータ
に対して行ない、サーチ範囲内で1つのドメインブロッ
クの位置に対する計算を終了する。一例として、下記に
挙げる8種類のパラメータが使用される。
るものとし、第2のパラメータは、1/2の縮小および左
右反転処理によるものとし、第3のパラメータは、1/2
の縮小および90°回転処理によるものとし、第4のパ
ラメータは、1/2の縮小および180°回転処理による
ものとし、第5のパラメータは、1/2の縮小および27
0°回転処理によるものとし、第6のパラメータは、1/
2の縮小、90°回転および左右反転処理によるものと
し、第7のパラメータは、1/2の縮小、180°回転お
よび左右反転によるものとし、第8のパラメータは、1/
2の縮小、270°回転および左右反転によるものとす
るといったものである。
処理部69は、サーチ範囲内でドメインブロックの切り
出しを、例えば1画素分ずらして行ない、評価部63
は、上記と同様な評価値の演算を全ての変換パラメータ
に対して行ない、サーチ範囲内で1画素ずつ動かした位
置のドメインブロックを切り出し、全ての演算を実行す
る。
最小値判定部64は、評価部63に評価値テーブルとし
て格納されている評価値の中から最小値を検出し、ドメ
インブロックの位置、変換パラメータ(回転角度、左右
反転の有無)を決定して、伝送フォーマット符号化部3
5に出力する。このようにして、ブロックマッチング法
によりレンジブロックと相似な画像が探し出される。伝
送フォーマット符号化部35は、ADRCエンコーダ62よ
り供給されたレンジブロックのダイナミックレンジDR、
最小値MINとともに、最小値判定部64より入力された
評価値が最小値となる量子化データ、および、変換パラ
メータの情報を伝送用のフォーマットに変換して伝送デ
ータを生成する。
連の符号化動作を各レンジブロックについて実行し、画
像フレーム全体にわたって符号化動作を行う。伝送され
るデータは、各4ビットの位置情報x、yと、変換パラ
メータの3ビット(回転に関する2ビットと反転に関す
る1ビット)と、ダイナミックレンジDRの8ビットと、
最小値MINの8ビットである。従って、1画素が8ビッ
トのデータの場合では、8×8×8=512ビットの原
データが27ビットに圧縮されることになる。
ータなどから構成され、簡易フラクタル符号化部32の
全体の動作を制御しており、各種の処理に必要なカウン
タを備える(図中、結線は省略されている)。
42の構成について説明する。
パラメータ分離部より供給されるドメインブロックの切
り出し情報(位置情報x、y)をもとにドメインブロッ
ク(16×16画素)を切り出して、ADRCエンコーダ8
2に供給する。ADRCエンコーダ82は、ドメインブロッ
クのデータにADRC符号化処理を施し、量子化データを1/
4縮小部83に出力する。1/4縮小部83は、ADRCエンコ
ーダ82より入力された量子化データを水平方向、およ
び、垂直方向にそれぞれ1/2だけ縮小処理し、回転鏡像
処理部84に出力する。回転鏡像処理部84は、伝送パ
ラメータ分離部41より供給される変換パラメータによ
り、回転、鏡像処理などの線形変換を1/4縮小部83よ
り供給されたドメインブロックの量子化データに対して
施し、ADRCデコーダ85に供給する。ADRCでコーダ85
は、伝送パラメータ分離部41からのダイナミックレン
ジDR、最小値MINに基づいて、回転鏡像処理部84から
の変換後の量子化データに復号処理を施し、もとの画素
情報に復元しメモリ86に復号結果FM0として書き込
む。
のレンジブロックに対応する符号化データの復号動作を
実行し、1フレーム全体にわたって復号が終了した時点
で、再度復号動作を行なうよう、反復動作を実行する。
この反復動作を収束させるための判定は、前回の復号結
果をメモリ86に例えば復号結果FM1として格納してお
き、復号結果FM0との画素単位の差分の2乗和を演算部
87により計算し、これをある閾値TH0と比較すること
で実現する。すなわち、フレーム間差分の2乗和が閾値
TH0より大であるときは、未だ収束してないものとみな
し、復号動作を繰り返す。従って、メモリ86には、何
らかの初期値が記憶されている必要がある。
は、メモリ86に記憶されている復号結果FM0のデータ
を復号結果FM1にコピーする。フレーム間差分の2乗和
が閾値TH0以下である場合、演算部87は、演算が収束
したものとみなし、反復動作を終了し、演算結果FM0の
データを復号画像として外部に出力する。
ータなどから構成され、フラクタル復号部42の全体の
動作を制御しており、各種の処理に必要なカウンタを備
える(図中、結線は省略されている)。
る。
れた元画像が簡易フラクタル符号化部32により符号化
された後、さらに引き続いて、復号部22のフラクタル
復号部42により復号されたとき、生成されることが予
測される予測画像データに変換するものである。
量を減少させるために用いられている。すなわち、ある
ブロックサイズのフラクタル符号化では復号画像がある
程度の画質までしか復号できないという点に着目した解
析により、復号画像と同程度の画像を符号化し、さらに
復号しても画質は変わらないことが経験的に知られてい
る。これは、フラクタル符号化、および、フラクタル復
号により元画像データの高周波成分が除去されるので、
ブロックマッチングの失敗率が減少することにより、結
果として、近似のブロックの探索を粗く行っても復号画
像データと元画像データのS/Nが減少しないことが起因
している。
データをフラクタル符号化処理、および、フラクタル復
号処理により復号されることが予測される予測画像デー
タに変換する。
ータをフラクタル符号化して、さらに、フラクタル復号
することにより得られる復号画像データと元画像データ
との間の学習処理に基づいて形成されている。
部101(分離フィルタで使用される係数を生成する学
習装置)の構成を示している。
号部112は、簡易フラクタル符号化部32とフラクタ
ル復号部42と基本的な構成は同様であるので、その説
明は省略する。フラクタル符号化部111は、供給され
た元画像データをフラクタル符号化して、フラクタル復
号部112に出力する。さらに、フラクタル復号部11
2は、フラクタル符号化された元画像データを復号し、
復号画像データを学習部113に供給する。
を高能率圧縮符号化、例えばADRC符号化処理により、各
画素のクラスコードを生成する。学習部113は、元画
像データ、復号画像データ、およびクラスコードを利用
して、最小自乗法等を用いてクラス毎に最適な予測係数
を算出し、算出した予測係数から、分離フィルタ31を
形成する。
て、学習処理について説明する。
部111が、入力された元画像データをフラクタル符号
化し、さらに、フラクタル符号化された元画像データを
フラクタル復号部112が、復号することにより復号画
像データを生成して、学習部113に供給する。
元画像データと復号画像データに対応した学習データを
形成し、例えば、元画像データの画素に対応した復号画
像データの画素を中心として図7に示す(3×3)ブロ
ックの配列を学習データとして使用する。
元画像データの1フレーム分の元画像データの入力が終
了しているか否かを判定し、入力された元画像データの
例えば1フレームのデータの処理が終了していないと判
定した場合、その処理は、ステップS4に進む。
力された学習データのクラス分割処理を実行する。これ
は上述のように、ADRC処理等によって、情報量が圧縮さ
れた元画像データの画素のデータが用いられる。ステッ
プS5において、学習部113は、後述する式(6)お
よび(7)の正規方程式を作成し、その処理は、ステッ
プS1に戻る。すなわち、クラス分割処理と、その処理
に伴う正規方程式が生成される処理が繰り返される。
レーム分の処理が終了したと判定された場合、その処理
は、ステップS6に進む。ステップ6において、学習部
113は、後述する式(8)を行列解法を用いて解い
て、予測係数を決定し、ステップ7において、予測係数
を分離フィルタ31に記憶し、学習処理を終了する。
生成する処理)およびステップ6の処理(予測係数を決
定する処理)をより詳細に説明する。注目画素の真値を
yとし、その推定値をy´とし、その周囲の画素の値を
x1乃至xn としたとき、クラス毎に予測係数w1乃至w
nによるnタップの線形1次結合を以下の式(1)のよ
うに設定する。
ある。
データ数がmの場合、式(1)に従って、 yj´=w1・xj1+w2・xj2+‥‥+wn・xjn (2) (但し、j=1,2,‥‥m) m>nの場合、w1乃至wnは一意には決まらないので、
誤差ベクトルEの要素を ej=yj−(w1・xj1+w2・xj2+‥‥+wn・xjn) (3) (但し、j=1,2,‥‥m)とそれぞれ定義して、次
の式(4)を最小にする予測係数を求める。
こで式(4)の予測係数wiによる偏微分係数を求め
る。
を決めればよいから、
る。この方程式を掃き出し法等の一般的な行列解法を用
いて、予測係数wiについて解けば、予測係数wiが求ま
り、クラスコードをアドレスとして、この予測係数wi
を分離フィルタ31に格納していくことにより、学習処
理が実行されていく。
は、元画像データを伝送データに変換する際、従来の手
法によりフラクタル符号化したのち、再びフラクタル復
号しなければ得られなかった、予測画像データをフィル
タ処理により得ることができるので、その処理に必要と
される演算量が抑制され、処理時間が短縮される。ま
た、分離フィルタ31は、複数の元画像データから学習
により形成されるので、元画像データが簡易フラクタル
符号化部32で符号化された後、再び、フラクタル復号
部42により復号されるときの復号画像データに対して
高い精度の(S/Nの高い)予測画像データを生成するこ
とが可能となる。
符号化部21により元画像データが伝送用符号に符号化
されるときの処理について説明する。
1は、元画像データをフィルタ処理して予測画像データ
を生成し、簡易フラクタル符号化部32、量子化部3
4、および、加算器33に供給する。
元画像データから分離フィルタ31により生成された予
測画像データを減算して、残差成分を抽出し、量子化部
34に出力する。
は、残差成分を量子化して、量子化した残差成分を伝送
フォーマット符号化部35に出力する。量子化は、元画
像データと予測画像データが、図9Aで示すような関係
にあるとき、その後の差分である残差成分は、図9Bで
示すように表される。量子化部34は、図9Bで示し
た、この残差成分を量子化する。
符号化部32は、入力された予測画像データをフラクタ
ル符号化処理する。
て、簡易フラクタル符号化部32によるフラクタル符号
化処理について説明する。
り、レンジブロックとドメインブロックは、図11乃至
図13で示すように定義するものとする。すなわち、図
11で示すように、1枚(例えば1フレーム)の画像
は、図12で示す8×8の大きさのレンジブロックへ分
割されるものとする。例えば720画素×480ライン
の有効画像がレンジブロックに分割されることによっ
て、90×60のレンジブロックが形成される。画像の
左上のコーナーから水平方向へ順次増加する番号iと、
垂直方向に順次増加する番号jとによって、各レンジブ
ロックの番号Bijが規定されるものとする。また、各レ
ンジブロックの画素は、図12で示すように左上から順
次右方向にp0、p1、p2・・・・p62、および、
p63に配列されるものとする。
に、16×16のサイズとされるものとする。ドメイン
ブロックの画素データをADRC符号化した量子化データQd
が線形変換され、線形変換で得られた量子化データQd'
がサーチ範囲内で1画素ステップで動かされるものとす
る。サーチ範囲は、一例として図13に示すように、水
平および垂直方向のそれぞれで、(−8乃至+7)の範
囲と規定される。このサーチ範囲の位置を水平方向で
は、k(−8乃至+7)の番号で規定し、垂直方向で
は、l(−8乃至+7)の番号で規定するものとする。
従って、サーチ範囲内のある位置のドメインブロック
は、Dklで規定されるものとなる。
符号化部32の制御部70は、レンジブロックの番号を
示すカウンタijをそれぞれi=0,j=0として初期
化する。ステップS22において、制御部70は、レン
ジブロックの番号のカウンタiが90以上である(i≧
90)か否か、すなわち、図9で示すレンジブロックの
1段分以上であるか否かを判定し、i≧90ではないと
判定した場合、その処理は、ステップS23に進む。
化部61は、入力された予測画像データのサーチエリア
をレンジブロック化し、ADRCエンコーダ62に出力す
る。すなわち、j=0の90個のレンジブロック化を最
初に実行する。ステップS24において、ADRCエンコー
ダ62は、レンジブロック化部61より入力されたレン
ジブロックBijをADRCエンコード処理する。すなわち、
今の場合、ADRCエンコーダ62は、最初のレンジブロッ
クB0000をADRC符号化する。
ドメインブロックの番号のカウンタであるk,lを初期
化する。今の場合、図11で示すように、カウンタk,
lは、k=l=−8に初期化される。
カウンタkが8以上である(k≧8)か否か、すなわ
ち、図11で示すドメインブロックの水平方向のサーチ
範囲内であるか否かを判定し、例えば、水平方向のサー
チ範囲内であると判定された場合、すなわち、k≧80
ではないと判定された場合、その処理は、ステップS2
7に進む。
り出し部65は、ドメインブロックを切り出し、同時
に、ドメインブロック化部66がドメインブロック化処
理を実行し、ドメインブロック化された予測画像データ
をADRCエンコーダ67に出力する。今の場合、ドメイン
ブロック化部66は、最初のドメインブロック化の処理
により、ドメインブロックD-8-8を形成し、ADRCエンコ
ーダ67に出力する。ステップS28において、ADRCエ
ンコーダ67は、ドメインブロックDklをADRC符号化
し、1/4縮小部68に出力する。
は、ADRCエンコーダ67よる入力された量子化データQd
を縦横のブロックサイズをそれぞれ半分にして、8×8
のサイズ、すなわち、1/4のサイズに縮小する。この縮
小化されたドメインブロックはDkl´と表すものとす
る。
69は、回転操作の回転角度Rを0に設定する。すなわ
ち、縮小のみの変換操作がドメインブロックの量子化デ
ータQdに対してなされる。ステップS31において、回
転鏡像処理部は、回転角度がR≧360°であるか否
か、すなわち、回転が1周したか否かを判定し、R≧3
60ではない、すなわち、1周していないと判定された
場合、その処理は、ステップS32に進む。
69は、ドメインブロックDkl'を、角度Rだけ回転させ
る。今の場合、回転角度R=0の場合、ドメインブロッ
クDkl'が回転されないことを示す。
69は、回転されたドメインブロックDkl'とBijの画素
同士の差分の2乗和を求め、これを評価値として比較部
63に評価値テーブルに格納させる。R=0の場合で
は、縮小の操作がされたドメインブロックとレンジブロ
ックとの間の評価値が求められ、テーブルに格納され
る。
69は、回転操作がなされたドメインブロックDkl´を
左右反転させる。以下、この回転、および、反転された
ドメインブロックはDkl´´と表すものとする。
69は、回転反転されたドメインブロックDkl´´とド
メインブロックBijとの画素同士の差分の2乗和を演算
し、比較部63に出力し、評価値として評価値テーブル
に格納させる。R=0の場合では、縮小および反転の操
作がなされたドメインブロックとレンジブロックとの間
の評価値が求められ、テーブルに格納される。
69は、回転角度Rに90°を加算し(+90°)、そ
の処理は、ステップS31に戻る。すなわち、回転処理
が1周された(ステップS31においてR≧360°で
ある)と判定されるまで、ステップS31乃至S36の
処理が繰り返され、求められた評価値が比較部63の評
価値テーブルに格納される。結果として、回転角度Rが
R=0,90°,180°,270°のそれぞれについ
て、上述と同様の処理がなされる。
いて、前述したような8種類の変換パラメータについて
の評価値が求められる。すなわち、第1のパラメータ
( 1/2の縮小)、第2のパラメータ( 1/2の縮小および
左右反転)、第3のパラメータ( 1/2の縮小および90
°回転)、第4のパラメータ( 1/2の縮小および180
°回転)、第5のパラメータ( 1/2の縮小および270
°回転)、第6のパラメータ( 1/2の縮小、90°回転
および左右反転)、第7のパラメータ( 1/2の縮小、1
80°回転および左右反転)、および第8のパラメータ
( 1/2の縮小、270°回転および左右反転)について
の評価値がそれぞれ求められる。
度R≧360であると判定されるまでの間に、一つのド
メインブロックDklについて、第1乃至第8のパラメー
タのそれぞれについての評価値が求められることにな
る。ステップS31において、回転角度がR≧360で
ある、すなわち、ドメインブロックDklが1周したと判定
された場合、ステップS37において、カウンタkの値
が1だけインクリメントされる。換言すれば、ステップ
S37の処理により、サーチ範囲内でドメインブロック
Dklの位置が水平方向で1画素シフトされる。そして、
その処理は、ステップS26に戻り、上述したように、
シフトされた位置のドメインブロックについての縮小、
回転、左右反転の操作がなされ、8個の変換パラメータ
に関しての評価値が求められる。この評価値も評価値テ
ーブルに格納される。
が水平方向に1画素ずつシフトされ、ステップS26に
おいて、k≧8であると判定された場合、ステップS3
8において、カウンタlが8以上(l≧8)であるか、
すなわち、ドメインブロックのサーチ範囲の下限値にま
で到達したかどうか否かが決定される。ステップS38
において、カウンタlが8以上ではない、すなわち、ド
メインブロックが下限値に到達していないと判定された
場合、ステップS39において、lの値が1だけインク
リメントされ、カウンタkがk=−8に初期化され、そ
の処理は、ステップS27(ドメインブロック化)に戻
る。
サーチ範囲内のドメインブロックの垂直方向の位置が1
ライン下側にシフトされ、そのライン上でkの値がイン
クリメントされることによって、水平方向にドメインブ
ロックの位置がシフトされ、各位置において評価値が計
算される。
すなわち、ドメインブロックがサーチ範囲の下限値に達
したと判定された場合、その処理は、ステップS40に
進む。ステップS40において、最小値判定部64は、
比較部63に格納されている評価値テーブルに記憶され
た複数の評価値(上述したように差分の2乗和)の中の
最小値を検出し、伝送フォーマット化符号化部35に出
力する。
ト符号化部35は、検出された最小値と対応して符号化
データを作成し、ドメインブロックのダイナミックレン
ジDRおよび最小値MINと、評価値の最小値を生じさせ
る、ドメインブロックの位置(kおよびlの値)、パラ
メータ、さらに、適応量子化された残差成分を合成し、
伝送フォーマットに対応した伝送データに変換する。
ト符号化部35は、伝送データを出力する。ステップS
43において、制御部70は、カウンタiを1だけイン
クリメントし、その処理は、ステップS22に戻る。す
なわち、カウンタiが1だけインクリメントされること
により、次のレンジブロックについての符号化処理が、
ステップS22から開始される。
る、すなわち、図9で示す1段分のレンジブロックの処
理が終了したと判定された場合、ステップS44におい
て、カウンタjが60以上(j≧60)であるか否か、
すなわち、垂直方向に全ての段のレンジブロックが符号
化されたか否かが判定され、例えば、カウンタjがj≧
60ではない、すなわち、垂直方向にまだ符号化されて
いない段があると判定された場合、その処理は、ステッ
プS45に進む。
カウンタjを1だけインクリメントし、カウンタiをi
=0に初期化して、その処理は、ステップS23に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。
≧60である、すなわち、1フレーム分の全ての画素が
符号化されたと判定された場合、1フレームの全レンジ
ブロックの処理が終了する。
る。
データに変換されて出力される。
て、図10のフローチャートを参照して説明した処理に
より生成された伝送データを復号して復号画像データを
生成するときの復号部22の処理について説明する。
分離部41は、符号化された画像データからフラクタル
符号化された画像データと残差成分を分離して、フラク
タル符号化された画像データをフラクタル復号部42に
出力し、量子化された残差成分を逆量子化部に出力す
る。
部42は、伝送パラメータ分離部41より入力されたフ
ラクタル符号化された画像データのフラクタル復号処理
を実行する。
て、フラクタル復号部42によるフラクタル復号処理に
ついて説明する。
メモリ86を制御して演算結果FM0、FM1を初期化する。
ステップS82において、制御部88は、レンジブロッ
クの番号のカウンタi,jを共に0として、初期化す
る。
ク切り出し部81は、受信したデータ中のドメインブロ
ックの位置情報に従ってドメインブロックを切り出し、
ADRCエンコーダ82に出力する。ここで、復号しようと
するレンジブロックBijと対応して切り出されたドメイ
ンブロックをDijと表す。
82は、このドメインブロックDijをADRC符号化し、1/
4縮小部83に出力する。ステップS85において、1/4
縮小部83は、ADRCエンコーダにより生成された符号化
データ中の量子化データのみを縮小し、回転鏡像処理部
84に出力する。
84は、入力された縮小されたドメインブロックDijの
量子化データを回転させる。さらに、ステップS87に
おいて、回転鏡像処理部84は、回転させたドメインブ
ロックDijの量子化データを反転させ(鏡像処理さ
せ)、ADRCデコーダ85に出力する。
5は、変換操作後のドメインブロックのデータが受信さ
れており、変換パラメータを使用してADRCデコード処理
を実行し、レンジブロックBijの復号データ、すなわ
ち、復号された予測画像データが得られる。ステップS
89において、制御部88は、この復号された予測画像
データをメモリ86に出力し、演算結果FM0としてレン
ジブロックBijの位置に格納する。
カウンタiが90以上(i≧90)であるか否か、すな
わち、図11で示したように水平方向に設定された1段
分のレンジブロックの処理が終了したか否かを判定し、
カウンタiが90以上(i≧90)ではない、すなわ
ち、垂直方向に設定された1段分のレンジブロックの処
理が終了していないと判定された場合、ステップS91
において、制御部88は、カウンタiの値を1だけイン
クリメントし、その処理は、ステップS83に戻る。す
なわち、水平方向に設定された1段分のレンジブロック
の処理が終了されるまで、ステップS83乃至S91の
処理が繰り返される。
0以上(i≧90)である、すなわち、垂直方向に設定
された1段分のレンジブロックの処理が終了したと判定
された場合、その処理は、ステップS92に進む。
カウンタjが60以上(j≧60)であるか否か、すな
わち、垂直方向のレンジブロックの処理が終了したか
(1フレーム分の処理が終了したか)否かを判定し、例
えば、カウンタjが60以上(j≧60)ではない、す
なわち、垂直方向のレンジブロックの処理が終了してい
ないと判定された場合、その処理は、ステップS93に
進む。
カウンタjを1だけインクリメントし(j=j+1)、
カウンタiを0に設定し、その処理は、ステップS93
に進む。すなわち、1フレーム分の処理が終了するま
で、ステップS83乃至S93の処理が繰り返される。
0以上(j≧60)である、すなわち、垂直方向のレン
ジブロックの処理が終了したと判定された場合、その処
理は、ステップS94に進む。
メモリ86に記憶されている演算結果FM0の復号された
予測画像画像データと、演算結果FM1の復号された予測
画像データとの差分の2乗和Sを演算する。
2乗和Sが、演算の収束を示す所定の閾値TH3より大き
いか否か、すなわち、演算が収束しているか否かを判定
し、2乗和Sが、演算の収束を示す所定の閾値TH3より
大きくない、すなわち、演算が収束していないと判定し
た場合、その処理は、ステップS96に進む。ステップ
S96において、演算部87は、メモリ86に記憶され
た演算結果FM0の復号された予測画像データをFM1にコピ
ーし、その処理は、ステップS82に戻り、それ以降の
処理が繰り返される。
算の収束を示す所定の閾値TH3より大きい、すなわち、
演算が収束したと判定した場合、その処理は、ステップ
S97に進む。
メモリ86に記憶された、演算結果FM0を、復号された
予測画像データとして加算器44に出力する。
た予測画像データは、フラクタル復号される。
戻る。
は、量子化された残差成分を逆量子化し、残差成分を生
成して、加算器44に出力する。ステップS64におい
て、加算器44は、図16で示すように逆量子化された
残差成分と、復号された予測画像データの画素値を加算
して復号画像データを生成し、クリッピング処理部45
に出力し、クリッピングさせた後、生成された復号画像
データを出力して、その処理を終了する。
設定については、図11乃至図13で示したような設定
に限らず、これ以外の画素数のレンジブロック、およ
び、ドメインブロックでもよく、これ以外の数のレンジ
ブロック、および、ドメインブロックの数であってもよ
い。
元画像データを予測画像データに変換する例について説
明してきたが、図17で示すように、分離フィルタ31
の代わりに、適応分離フィルタ121を設けて、元画像
データの特徴量に応じた係数を用いた演算処理を実行す
るようにしてもよい。
を示す図である。
ータの特徴量として、全画面の隣接画素間差分総和値、
または、隣接画素間差分標準偏差値などのアクティビテ
ィを検出し係数記憶部133に出力する。
記憶装置から構成されており、アクティビティの値に応
じた、複数のフィルタ係数が記憶されており、アクティ
ビティ検出部131より入力されたアクティビティに対
応するフィルタ係数を積和演算部133に出力する。
ータを係数記憶部132より入力されたフィルタ係数に
より積和演算を実行し、予測画像データを生成する。す
なわち、係数記憶部132には、あたかも複数のアクテ
ィビティに対応する画像生成フィルタ31のフィルタ係
数が記憶されている状態となり、元画像データの特徴量
に応じたフィルタ係数を用いて、予測画像データを生成
することができるので、予測画像データの演算を高速で
実行することができると共に、アクティビティに応じた
フィルタ処理により復号画像データの画質を向上させる
ことが可能となる。尚、係数記憶部132に記憶される
フィルタ係数は、図5を参照して、説明した構成と同様
のフィルタ生成部101により、アクティビティの値に
応じて、図6を参照して説明した学習処理と同様の処理
により生成することができるので、その説明は省略す
る。
際、元画像データのダイナミックレンジDRの大小により
ドメインブロックの切り出し方法を変えて、符号化の処
理を高速化させるようにしてもよい。すなわち、図19
で示すように、ステップ幅設定部151を設けることに
より、ADRCエンコーダ62より出力されるダイナミック
レンジDRを検出し、このダイナミックレンジDRに応じ
て、サーチエリア切り出し部65のステップ幅を制御す
ると言うものである。
いと言うことは、元画像データは各画素値間に比較的変
化の少ない画像であることになるので、ブロックマッチ
ングに係る処理ではエラーが生じにくいことになるた
め、例えば、図10のフローチャートにおける、ステッ
プS37,S39の処理におけるインクリメントの幅
を、ダイナミックレンジDRが大きいときは細かくし(例
えば、今の例のように1)、ダイナミックレンジDRが小
さいときは大きく(例えば、3や5など)することによ
り、適応的にドメインブロックの移動ステップを変える
事ができ、結果として、高速でフラクタル符号化処理を
実行することができる。
および、復号処理の手法としてフラクタル符号化処理、
および、フラクタル復号処理を例として説明してきた
が、符号化、および、復号化処理の手法はこれ以外のも
のであってもよく、例えば、JPEG(Joint Photographic
Experts Group)などを使用した符号化処理、および、
復号処理であっても良い。
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行させることが可能な、例え
ば汎用のパーソナルコンピュータなどに記録媒体からイ
ンストールされる。
び、復号部22をソフトウェアにより実現する場合のパ
ーソナルコンピュータの一実施の形態の構成を示してい
る。パーソナルコンピュータのCPU201,301は、
パーソナルコンピュータの動作の全体を制御する。ま
た、CPU201,301は、バス204,304および
入出力インタフェース205,305を介してユーザか
らキーボードやマウスなどからなる入力部206,30
6から指令が入力されると、それに対応してROM(Read O
nly Memory)202,302に格納されているプログラ
ムを実行する。あるいはまた、CPU201,301は、
ドライブ210,310に接続された磁気ディスク21
1,311、光ディスク212,312、光磁気ディス
ク213,313、または半導体メモリ214,314
から読み出され、記憶部208,308にインストール
されたプログラムを、RAM(Random Access Memory)20
3,303にロードして実行する。これにより、上述し
た画像処理装置の機能が、ソフトウェアにより実現され
ている。さらに、CPU201,301は、通信部20
9,309を制御して、外部と通信し、データの授受を
実行する。
図20,図21に示すように、コンピュータとは別に、
ユーザにプログラムを提供するために配布される、プロ
グラムが記録されている磁気ディスク211,311
(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク212,
312(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD
(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク
213,313(MD(Mini-Disc)を含む)、もしくは
半導体メモリ214,314などよりなるパッケージメ
ディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予
め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラム
が記録されているROM202,302や、記憶部20
8,308に含まれるハードディスクなどで構成され
る。
れるプログラムを記述するステップは、記載された順序
に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理を含むものである。
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
法、並びにプログラムによれば、入力画像データを、学
習により求められた係数に基づく演算処理により、入力
画像データが符号化された後、更に復号されたとき、生
成されることが予測される予測画像データに変換し、予
測画像データを符号化し、符号化した予測画像データを
符号化データとして出力するようにした。
並びにプログラムによれば、入力画像データを、学習に
より求められた係数に基づく演算処理により、入力画像
データが符号化された後、更に復号されたとき、生成さ
れることが予測される予測画像データに変換し、入力画
像データと予測画像データとの差分データを演算し、演
算した差分データと、予測画像データとを入力画像デー
タの符号化データとして出力するようにした。
並びにプログラムによれば、学習用画像データを符号化
し、符号化した学習用画像データを復号画像データに復
号し、学習用画像データと復号画像データの関係を学習
することにより、入力画像データを復号画像データに変
換する演算処理を施す際に使用される係数を生成するよ
うにした。
タの符号化処理、および、復号処理の高速化を実現する
ことが可能となり、符号化された画像データを高画質で
復号することが可能になる。
る。
形態の構成を示す図である。
ロック図である。
図である。
る。
ローチャートである。
である。
ートである。
る図である。
トである。
ある。
部,31 分離フィルタ,32 簡易フラクタル符号化
部,33 加算器,34 残差成分適応量子化部,35
伝送フォーマット符号化部,41 伝送パラメータ分
離部,42 逆量子化部43 逆量子化部,44 加算
器,45 クリッピング処理部,61レンジブロック化
部,62 ADRCエンコーダ,63 比較部,64 最小
値判定部,65 サーチエリア切り出し部,66 ドメ
インブロック化部,67 ADRCエンコーダ,68 1/4
縮小部,69 回転鏡像処理部,70 制御部,81ド
メインブロック切り出し部,82 ADRCエンコーダ,8
3 1/4縮小部,84回転鏡像処理部,85 ADRCエン
コーダ,86 メモリ,87 演算部,88制御部,1
01 フィルタ生成部,111 フラクタル符号化部,
112 フラクタル復号部,113 学習部,121
適応分離フィルタ,131 アクティビティ検出部,1
32 係数記憶部,133 積和演算部,151 ステ
ップ幅設定部
Claims (22)
- 【請求項1】 入力画像データに基づいて符号化データ
を出力する情報処理装置において、 前記入力画像データを、学習により求められた係数に基
づく演算処理により、入力画像データが符号化された
後、更に復号されたとき、生成されることが予測される
予測画像データに変換する変換手段と、 前記予測画像データを符号化する符号化手段と、 前記符号化手段により符号化された前記予測画像データ
を符号化データとして出力する出力手段とを備えること
を特徴とする情報処理装置。 - 【請求項2】 前記係数は、予め複数の学習用画像デー
タと、前記学習用画像データを符号化した後、更に復号
することにより生成される復号画像データに基づいた学
習により求められた係数であることを特徴とする請求項
1に記載の情報処理装置。 - 【請求項3】 前記係数は、予め複数の学習用画像デー
タと、前記学習用画像データを符号化した後、更に復号
することにより生成される復号画像データに基づいて、
前記入力画像データの特徴量毎に学習された、前記特徴
量毎の複数の係数であることを特徴とする請求項2に記
載の情報処理装置。 - 【請求項4】 前記特徴量は、前記学習用画像データの
アクティビティであることを特徴とする請求項3に記載
の情報処理装置。 - 【請求項5】 前記符号化手段は、前記予測画像データ
に対してフラクタル符号化処理を行うことで符号化する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 【請求項6】 入力画像データに基づいて符号化データ
を出力する情報処理装置の情報処理方法において、 前記入力画像データを、学習により求められた係数に基
づく演算処理により、入力画像データが符号化された
後、更に復号されたとき、生成されることが予測される
予測画像データに変換する変換ステップと、 前記予測画像データを符号化する符号化ステップと、 前記符号化ステップの処理で符号化された前記予測画像
データを符号化データとして出力する出力ステップとを
含むことを特徴とする情報処理方法。 - 【請求項7】 入力画像データに基づいて符号化データ
を出力する情報処理装置を制御するプログラムであっ
て、 前記入力画像データの、学習により求められた係数に基
づく演算処理により、入力画像データが符号化された
後、更に復号されたとき、生成されることが予測される
予測画像データへの変換を制御する変換制御ステップ
と、 前記予測画像データの符号化を制御する符号化制御ステ
ップと、 前記符号化制御ステップの処理で符号化された前記予測
画像データの符号化データとしての出力を制御する出力
制御ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが
読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - 【請求項8】 入力画像データに基づいて符号化データ
を出力する情報処理装置を制御するコンピュータに、 前記入力画像データの、学習により求められた係数に基
づく演算処理により、入力画像データが符号化された
後、更に復号されたとき、生成されることが予測される
予測画像データへの変換を制御する変換制御ステップ
と、 前記予測画像データの符号化を制御する符号化制御ステ
ップと、 前記符号化制御ステップの処理で符号化された前記予測
画像データの符号化データとしての出力を制御する出力
制御ステップとを実行させるプログラム。 - 【請求項9】 入力画像データに基づいて符号化データ
を出力する情報処理装置において、 前記入力画像データを、学習により求められた係数に基
づく演算処理により、入力画像データが符号化された
後、更に復号されたとき、生成されることが予測される
予測画像データに変換する変換手段と、 前記入力画像データと前記予測画像データとの差分デー
タを演算する差分演算手段と、 前記差分演算手段により演算された前記差分データと、
前記予測画像データとを前記入力画像データの符号化デ
ータとして出力する出力手段とを備えることを特徴とす
る情報処理装置。 - 【請求項10】 前記差分データを量子化する量子化手
段をさらに備え、 前記出力手段は、前記量子化手段により量子化された差
分データと、前記予測画像データとを前記入力データの
符号化データとして出力することを特徴とする請求項9
に記載の情報処理装置。 - 【請求項11】 前記係数は、予め学習用画像データ
と、前記学習用画像データを符号化した後、更に復号す
ることにより生成される復号画像データに基づいた学習
により求められた係数であることを特徴とする請求項9
に記載の情報処理装置。 - 【請求項12】 前記係数は、学習用画像データと、前
記入力画像データを符号化した後、復号することにより
生成される復号画像データに基づいて、前記学習用画像
データの特徴量毎に学習された、前記特徴量毎の複数の
係数であることを特徴とする請求項11に記載の情報処
理装置。 - 【請求項13】 前記特徴量は、前記入力画像データの
アクティビティであることを特徴とする請求項12に記
載の情報処理装置。 - 【請求項14】 前記符号化手段は、前記予測画像デー
タに対してフラクタル符号化処理を実行することにより
符号化することを特徴とする請求項9に記載の情報処理
装置。 - 【請求項15】 入力画像データに基づいて符号化デー
タを出力する情報処理装置の情報処理方法において、 前記入力画像データを、学習により求められた係数に基
づく演算処理により、入力画像データが符号化された
後、更に復号されたとき、生成されることが予測される
予測画像データに変換する変換ステップと、 前記入力画像データと前記予測画像データとの差分デー
タを演算する差分演算ステップと、 前記差分演算ステップの処理で演算された前記差分デー
タと、前記予測画像データとを前記入力画像データの符
号化データとして出力する出力ステップとを含むことを
特徴とする情報処理方法。 - 【請求項16】 入力画像データに基づいて符号化デー
タを出力する情報処理装置を制御するプログラムであっ
て、 前記入力画像データの、学習により求められた係数に基
づく演算処理により、入力画像データが符号化された
後、更に復号されたとき、生成されることが予測される
予測画像データへの変換を制御する変換制御ステップ
と、 前記入力画像データと前記予測画像データとの差分デー
タの演算を制御する差分演算制御ステップと、 前記差分演算制御ステップの処理で演算された前記差分
データと、前記予測画像データとの前記入力画像データ
の符号化データとしての出力を制御する出力制御ステッ
プとを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可
能なプログラムが記録されている記録媒体。 - 【請求項17】 入力画像データに基づいて符号化デー
タを出力する情報処理装置を制御するコンピュータに、 前記入力画像データの、学習により求められた係数に基
づく演算処理により、入力画像データが符号化された
後、更に復号されたとき、生成されることが予測される
予測画像データへの変換を制御する変換制御ステップ
と、 前記入力画像データと前記予測画像データとの差分デー
タの演算を制御する差分演算制御ステップと、 前記差分演算制御ステップの処理で演算された前記差分
データと、前記予測画像データとの前記入力画像データ
の符号化データとしての出力を制御する出力制御ステッ
プとを実行させるプログラム。 - 【請求項18】 画像データに演算処理を施す際に使用
される係数を生成する情報処理装置において、 学習用画像データを符号化する符号化手段と、 前記符号化手段により符号化された学習用画像データを
復号画像データに復号する復号手段と、 前記学習用画像データと前記復号画像データの関係を学
習することにより、前記入力画像データを前記復号画像
データに変換する演算処理を施す際に使用される係数を
生成する係数生成手段とを備えることを特徴とする情報
処理装置。 - 【請求項19】 前記符号化手段は、前記予測画像デー
タに対してフラクタル符号化処理を行うことで符号化
し、 前記復号手段は、前記予測画像データに対してフラクタ
ル復号処理を行うことにより、前記符号化手段により符
号化された学習用画像データを復号画像データに復号す
ることを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。 - 【請求項20】 画像データに演算処理を施す際に使用
される係数を生成する情報処理装置の情報処理方法にお
いて、 学習用画像データを符号化する符号化ステップと、 前記符号化ステップの処理で符号化された学習用画像デ
ータを復号画像データに復号する復号ステップと、 前記学習用画像データと前記復号画像データの関係を学
習することにより、前記入力画像データを前記復号画像
データに変換する演算処理を施す際に使用される係数を
生成する係数生成ステップとを含むことを特徴とする情
報処理方法。 - 【請求項21】 画像データに演算処理を施す際に使用
される係数を生成する情報処理装置を制御するプログラ
ムであって、 学習用画像データの符号化を制御する符号化制御ステッ
プと、 前記符号化制御ステップの処理で符号化された学習用画
像データの復号画像データへの復号を制御する復号制御
ステップと、 前記学習用画像データと前記復号画像データの関係を学
習することにより、前記入力画像データの前記復号画像
データへの変換の演算処理を施す際に使用される係数の
生成を制御する係数生成制御ステップとを含むことを特
徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記
録されている記録媒体。 - 【請求項22】 画像データに演算処理を施す際に使用
される係数を生成する情報処理装置を制御するコンピュ
ータに、 学習用画像データの符号化を制御する符号化制御ステッ
プと、 前記符号化制御ステップの処理で符号化された学習用画
像データの復号画像データへの復号を制御する復号制御
ステップと、 前記学習用画像データと前記復号画像データの関係を学
習することにより、前記入力画像データの前記復号画像
データへの変換の演算処理を施す際に使用される係数の
生成を制御する係数生成制御ステップとを実行させるプ
ログラム。
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CN113016023A (zh) * | 2018-11-28 | 2021-06-22 | Eizo株式会社 | 信息处理方法以及计算机程序 |
-
2001
- 2001-11-09 JP JP2001345160A patent/JP4085301B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN113016023A (zh) * | 2018-11-28 | 2021-06-22 | Eizo株式会社 | 信息处理方法以及计算机程序 |
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