JP2003153178A - 映像信号変換方法及び映像信号変換装置 - Google Patents

映像信号変換方法及び映像信号変換装置

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JP2003153178A
JP2003153178A JP2001345187A JP2001345187A JP2003153178A JP 2003153178 A JP2003153178 A JP 2003153178A JP 2001345187 A JP2001345187 A JP 2001345187A JP 2001345187 A JP2001345187 A JP 2001345187A JP 2003153178 A JP2003153178 A JP 2003153178A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変換すべき映像信号を再生プログラム情報を
変換単位として指定することで、編集映像ごとに容易に
指定できる、V規格への映像信号変換装置を提供する。 【解決手段】 VR規格による第1映像信号STVR
この管理情報とを受け、管理情報に含まれるPlayList等
の再生プログラム情報を単位として変換すべき映像信号
単位VOBUを決定する工程S11,S12と、抽出す
べき複数の映像信号単位についてこれらの順序を決定し
第1映像信号から抽出する工程S13と、抽出された複
数の映像信号単位VOBUについて、VR規格の映像信
号からV規格の第2映像信号STV1へとそれぞれ変換
し順序に応じて出力する工程S14とを有する映像信号
変換方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、DVD−V(Vi
deo)規格(以下、V規格と記す)のオサーリング技術
に関するもので、特にPGC(Program Chain)をター
ゲットにして、DVD−VR(Video-Recording)規格
(以下、VR規格と記す)をV規格に変換する映像信号
変換方法及び映像信号変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、DVD(Digital Versatile Dis
k)等の普及に伴い、ディスクに記録された映像の記録
や編集、再生が繰り返し様々な規格で行われている。例
えば、DVD記録再生装置で記録される場合は、VR規
格で記録されることとなり、又、通常のDVD再生装置
では、V規格で記録された映像信号がDVDプレイヤ等
で再生されている。
【0003】しかし、DVD記録再生装置で、VR規格
により記録された映像信号は、このままでは、通常のD
VDプレイヤでは再生することができない。従って、例
えば個人がVR規格で記録した結婚式の映像等を各家庭
のDVDプレイヤで再生したいとなると、V規格で記録
された映像信号へ変換しなければならないが、この変換
処理を詳細に示した従来技術は知られていない。
【0004】又更に、VR規格では、1つの記録データ
は、物理的データ(VOB(VideoObject))とVOB
とをどの様に再生するかを管理する再生プログラム情報
(PGC(Program Chain)=PlayList)が存在する。
1つのVOBは、Original PGCと呼ばれる再生プロ
グラム上のPGという単位で管理される。複数回の記録
により、PGの数およびVOBの数が増えることにな
る。また、編集された再生プログラムは、PlayList(=
User DefinedPGC)として管理され、複数作成するこ
とができる。PlayListは、Original PGCが管理する
VOBの再生区間を指し示すポインタリスト的管理デー
タとして位置付けられる。また、VR規格にはVOB内
のVOBU(MPEG2のGOPに相当し音声を含む約
0.5秒の再生データ)単位で1つのRDI_PCKと
呼ばれる情報が存在する。ただし、RDI_PCKは存
在しない場合もある。
【0005】なお、本明細書の記載において、RDI_
PCK(Real-time Data Information pack)とは、V
R規格で定義されるVOBU単位で先頭に1つ記録され
るもので、VOBU内のデータのアスペクトなどを記録
した情報である。アスペクトとはワイドテレビ用(1
6:9サイズ)の信号なのかノーマル画面(4:3サイ
ズ)の信号なのかを区別する情報である。
【0006】又、PGC(Program Chain)とは、V規
格、VR規格共通の再生順序を管理する単位であり、Us
er-Defined−PGC(User-Defined Program Chain)と
は、VR規格のPGCであって、ユーザが編集した名場
面集やCMカット後の再生順序を管理する単位である。
【0007】又、PlayListとは、User-Defined−PGC
と同じ意味である。
【0008】又、VOB(Video Object)とは、V規
格、VR規格共通の単位であり、映像と音声および副映
像を記録したストリームデータの塊を意味する。ストリ
ームデータの最小単位がVOBUである。
【0009】又、VOBU(Video Object Unit)と
は、V規格、VR規格共通の単位であり、VOBを構成
する最小単位である。通常約0.5秒分のデータを意味
する。規格上の差分は、Video規格ではVOBUの先頭
にNV_PCK(バイト)が記録されているが、Rec
ording規格ではVOBUの先頭にRDI_PCK
(2048バイト)が記録されている。
【0010】又、NV_PCK(Navigation pack)と
は、V規格で定義されるVOBU単位で先頭に1つ記録
されるもので、前後のVOBUの位置関係などを管理す
るデータである。
【0011】CELLは、V規格、VR規格共通の単位
であり、PGCを構成する要素となる情報であり、VO
B上の再生地点をアドレス参照するポインタ的情報であ
る。
【0012】GOP(Group Of Picture)は、ビデオス
トリームの圧縮規格(MPEG2)上の単位である。
【0013】IFOは、V規格、VR規格共通の再生管
理情報を格納するファイル種別である。
【0014】更に、BUPは、V規格、VR規格共通の
再生管理情報のバックアップを格納するファイル種別で
ある。
【0015】又、UDF−Bridge(Universal Di
sc Format-Bridge)は、世界標準規格(ISO−9660の規
格に準拠する)のファイルシステムであり、ファイルの
ディスク上の物理アドレス等を管理する部分である。
【0016】又、Ancohorは、UDF−Brid
geが管理する記録データの末尾の印を意味している。
【0017】又、VR規格では、V規格への変換を想定
していないため、記録中にVideoのAspectが変化した
り、Audioのチャンネル数が変化したりすることがあ
る。DVDレコーダにてV規格への変換を想定して記録
した場合、これらの属性の変化を1記録単位(PG)で
固定とすることは可能と思われる。
【0018】V規格でもVR規格と同様に、物理的デー
タ(VOB)と、VOBをどの様に再生するかを管理す
る論理的データ(PGC)が存在する。V規格ではPG
CをPlayListとは呼ばない。VR規格とV規格との違い
は、V規格には、複数のPGCを管理するTitleという
単位や、同一のエンコード属性を持つVOBを取りまと
めるVTS(Video Title Set)という単位が存在する
点である。また、V規格にはVOB内のVOBU(MP
EG2のGOPに相当し音声を含む約0.5秒の再生デ
ータ)単位で1つのNV_PCKと呼ばれる情報が存在
する。なお、VTSとは、V規格の同一のエンコード属
性を持つVOBを取りまとめる単位である。
【0019】変換システムには、物理的データ(VO
B)の変換と論理的データ(PGC)の作成が必要な機
能となる。物理的データ(VOB)の変換では、VOB
中のRDI_PCKをNV_PCKに変換する必要があ
る。論理的データの作成では、VMGI,VTSIとい
ったV規格上の管理情報テーブルを規格に沿った形で作
成する必要がある。
【0020】変換単位をVOBとし、論理的データ作成
機能において1VOB=1CELL=1PG=1PTT=1
PGC=1Title=1VTSと解釈すれば、その計算方
法はかなり単純化できる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
映像信号変換方法(変換単位をVOBとし1VOB=1
CELL=1PG=1PTT=1PGC=1Title=1VT
Sと解釈)では、VR規格およびV規格内の再生プログ
ラミング機能(PGC)が全く活かされず、ユーザにとっ
て、映像信号を編集する際に非常にわかりずらい処理方
法であるという問題がある。
【0022】本発明は上記の問題を解決すべく、VR規
格の映像信号をV規格の映像信号に変換する際に、再生
プログラム情報(Original PGCまたはUser Defined
PGC)を変換単位とすることで、ユーザにとって規格
の差異を感じさせずに変換することができる映像信号変
換方法と映像信号変換装置を提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を解決
するべく、VR規格による映像信号をV規格による映像
信号に変換する映像信号変換方法であって、VR規格に
よる第1映像信号とこの管理情報とを受け、前記管理情
報に含まれる再生プログラム情報に対応させて、前記第
1映像信号中の変換すべき映像信号単位を決定する決定
工程と、前記決定工程が決定した前記抽出すべき複数の
映像信号単位についてこれらの順序を決定し前記第1映
像信号から抽出する抽出工程と、前記抽出工程により抽
出された前記複数の映像信号単位について、前記VR規
格の映像信号からV規格の第2映像信号へとそれぞれ変
換し前記順序に応じてこれらを出力する変換工程とを具
備することを特徴とする映像信号変換方法である。
【0024】本発明は上記した構造により、再生を行う
際の単位となるPlayList又はPGC(=Program Chai
n)をターゲットとしてユーザからの指示を受けること
により、ユーザにとって非常にわかりやすく、変換対象
となる映像を指定することが可能となる。これにより、
例えば、名場面集やCMカットなどの編集結果ごとに、
変換指示を与えることが可能となるため、理解しやすい
操作によって、記録したVR規格の映像信号を一般のD
VDプレイヤにて再生することが可能な、V規格の映像
信号へと変換することが可能となる。
【0025】又本発明は、VR規格による映像信号をV
規格による映像信号に変換する映像信号変換装置であっ
て、VR規格による第1映像信号とこの管理情報とを受
け、前記管理情報に含まれる再生プログラム情報に対応
させて、前記第1映像信号中の変換すべき映像信号単位
を決定する決定手段と、前記決定手段が決定した前記抽
出すべき複数の映像信号単位についてこれらの順序を決
定し前記第1映像信号から抽出する抽出手段と、前記抽
出手段により抽出された前記複数の映像信号単位につい
て、前記VR規格の映像信号からV規格の第2映像信号
へとそれぞれ変換し前記順序に応じてこれらを出力する
変換手段とを具備することを特徴とする映像信号変換装
置である。
【0026】本発明に係る映像信号変換装置は、上述し
た映像信号変換方法の場合と同趣旨により、編集結果に
応じて変換すべき映像信号を指定できるのでユーザにと
って非常にわかりやすい操作が可能な映像信号変換装置
を提供することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態である映像信号変換方法とこの方法を用いる編集
装置を詳細に説明する。
【0028】<第1の実施形態>第1の実施形態は、再
生プログラム情報を単位として、変換すべき映像信号を
指定することで、VR規格の映像信号をV規格の映像信
号に変換する映像信号変換方法及び映像信号変換装置を
提供するものである。図1は本発明に係る映像信号変換
方法が実施される編集装置システムの一例を示すブロッ
ク図、図2は映像信号変換方法の第1の実施形態を示す
説明図、図4は本発明に係る映像信号変換方法の手順を
説明するためのフローチャートである。
【0029】これらの図において、図1に示す変換機能
を備えた編集装置システムAは、VR規格のディスクを
読み取ることができるDVD−RAMドライブ又はHD
Dドライブ11、システム本体12とこれに接続された
モニタ13、VR規格からV規格へと変換を行う変換ソ
フトウエア14、これに接続されるインタフェース1
5、更に、ウィンドウズ(登録商標)等のOSのデバイス
ドライブ、又はDVD−レコーダ等のハードウェアシス
テム上のデバイスドライブ16、更に、DVD−Rドラ
イブ17とを有している。又、本機能が使用するMPU
のメインメモリとしては、一例として数10MB程度を
用意するのが好適である。
【0030】第1の実施形態は、VR規格上のPGC
(Program Chain)内の情報からVOB(Video Objec
t)中の必要な部分(アドレス、サイズ)を割り出し、
変換コピーを行うことである。この方法では、変換に要
する膨大な計算や、システム上必要となるメモリを削減
することができる。
【0031】図2において、PlayListで示されるPGC
#3やPGC#5によるVR規格の映像信号ST
VRは、変換されて、V規格の映像信号STV1とな
る。
【0032】この変換方法は、VR規格上のPGC内の
情報からVOB中の必要な部分(アドレス、サイズ)を
割り出し、変換コピーを行うことで、変換に要する膨大
な計算や、システム上必要となるメモリを削減すること
ができる。変換元PGCがVOB内の同一シーンを複数
回参照する場合は、重複部分を複数回出力することで、
物理的ストリームデータ(VOB)と論理的再生管理情報
(PGC)との整合性を保つことができる。
【0033】これにより、VR規格で記録したデータ
は、編集操作によりユーザの意図した再生プログラミン
グを行うことができる。このようなVR規格のPGCを
V規格のPGCと解釈し変換を行ことで、ユーザにとっ
て分かりやすい変換方法を可能とする。すなわち、再生
プログラムを変換単位とすることで、ユーザにとって規
格の差異を感じさせずに変換することが可能となるもの
である。
【0034】<第2の実施形態>第2の実施形態は、第
1実施形態と同様に、再生プログラム情報を単位とし
て、変換すべき映像信号を指定することで、VR規格の
映像信号をV規格の映像信号に変換する映像信号変換方
法及び映像信号変換装置を提供するものであるが、この
際に、変換後の映像信号のVOBについて、複数回使用
されるものは、複数回、記録媒体等に記録するのではな
く、1度だけ記録しこれをその都度読み出すという方法
を取るものである。図3は、本発明に係る映像信号変換
方法の第2の実施形態を示す説明図である。
【0035】これにより、第1実施形態では、複数回変
換出力されていた重複部分は、1回しか記録されること
がないので、第2実施形態によれば、例えば光ディスク
に格納される場合、記憶領域はそれだけ少なく使用する
ことになる。図3の映像信号STV2は、図2の映像信
号STV1と比較することで、重複部分のないVOBに
よる信号構成となっていることがわかる。
【0036】従って、第2実施形態では、VR規格上で
複数回参照(再生プログラミング)されているVOB
を、V規格上では同一VTS内に納めることで、共通V
OBUの記録回数を1回で済ませることができるため、
ディスクスペースを有効活用することが可能になる。
【0037】更に、VR規格上連続記録(録画)された
ストリームはシームレス再生が可能である。編集後のP
GCを再生した場合も、再生指定区域が連続であればシ
ームレス再生が可能である。すなわち、重複参照(再
生)されるVOBUの記録順序を変換前の記録順序と同
じにすることにより、変換後のシームレス再生を可能と
するものである。
【0038】<フローチャートを用いた詳細な説明>次
に、上述した本発明に係る映像信号変換方法について、
図4のフローチャートを用いて以下に詳細に説明する。
【0039】本発明に係る映像信号変換方法及び映像信
号変換装置において、システム起動時に、初期処理が行
われ、VR規格のIFOファイルから変換ターゲットと
なるOriginal PGCのPGおよびPlayListの一覧をメ
モリ上に読み込み(S11)、ユーザインタフェースを
通じてユーザに一覧(S15)を表示する。次にユーザ
から変換ターゲットの選択と変換の実施命令を受け取り
(S12)、変換処理が開始される。
【0040】上述した第1実施形態では、VOBUの共
有化は行わず、第2実施形態では共有化を行うという相
違点があるが、その他の処理は共通した処理が行われ
る。最初に行われる変換処理は、第2実施形態であれ
ば、変換ターゲットが参照するVOBの共有部分の抽出
である(S13)。共有部分を持つ変換ターゲットを1
VTS内に納めるPGCとして、VTS単位の変換テー
ブルを作成する(S16)。変換テーブルには、VTS
に出力するVOBの範囲と変換VOBを参照する変換タ
ーゲットをリンクする情報を用意する。テーブルが作成
できたら、出力処理を行い(S14)、ここでは、V規
格に沿ってVTSのIFOの作成、VOBの変換出力、
BUP作成といった出力を繰り返し、VMGのIFO、
BUPを出力し、UDF−BridgeとANCHORを作成して、
一連の変換出力が完了する。
【0041】変換VOBUの抽出処理について、図2及
び図3を用いて詳細に説明する。VOBUは、変換ター
ゲットのPGC#3及び#5から参照される。第1実施
形態の場合、VR規格のPGC#3が、V規格のVTS
#1=TT#1=PGC#1に相当し、PGC#5がV
TS#2=TT#2=PGC#1に相当する。
【0042】なおここで、TTとは、Titleの略であ
り、V規格の一つのコンテンツの記述単位であって、本
実施形態では、VTSと一致するものである。
【0043】第2実施形態の場合、VR規格のPGC#
3、#5がVTS#1=TT#1=PGC#1,#2に
相当する。実施形態に沿った形で変換するためには、使
用VOBUの抽出処理にて、変換テーブル内の配列に以
下のように参照先ポインタが格納される。変換テーブル
から得られる情報をV規格のVTSIに格納すべき情報
として解釈すれば、VR規格上のPGCをV規格上のP
GCとして変換することができる。
【0044】なお、重複参照(再生)されるVOBUの
記録順序を変換前の記録順序と同じにすることで、変換
後のシームレス再生を保証することができる。
【0045】更に詳細に説明すると、第1実施形態にお
いて、これは、同一VOBUを複数回出力する方式であ
り、変換テーブル内VOBU配列は、 ・PGC#3=VTS#1(内のPGC#1)変換中につ
き、VOBU[0]=VOBU#1,VOBU[1]=VO
BU#2,…,VOBU[10]=VOBU#11,VO
BU[11]=VOBU#15,…,VOBU[19]=V
OBU#23となる。ここでは、部分的に、反復される
VOBUが存在する。
【0046】・PGC#5=VTS#2(内のPGC#
1)変換中につき、VOBU[0]=VOBU#8,VO
BU[1]=VOBU#9,…,VOBU[11]=VOB
U#19,VOBU[12]=VOBU#34,…,VO
BU[20]=VOBU#41,VOBU[21]=VOB
U#28,…,VOBU[29]=VOBU#36とな
る。ここでも、反復されるVOBUが存在する。
【0047】又、変換テーブル内CELL配列は、 ・PGC#3=VTS#1(内のPGC#1)変換中につ
き、CELL[0](START,END)=(0(=VOBU[0]),1
0),CELL[1]=(11,19)で表され、 ・PGC#5=VTS#2(内のPGC#1)変換中につ
き、CELL[0](START,END)=(0(=VOBU[0]),1
1),CELL[1]=(12,20)で表される。
【0048】又、変換テーブル内PGC配列は、 ・PGC#3=VTS#1(内のPGC#1)変換中につ
き、PGC[0](START,END)=(0(=CELL[0]),1)で表
され、 ・PGC#5=VTS#1(内のPGC#1)変換中につ
き、PGC[0](START,END)=(0(=CELL[0]),1)で表
される。
【0049】更に第2実施形態において詳細に説明する
と、これは、同一VOBUは1度だけ出力する方式であ
り、変換テーブル内VOBU配列は、 ・PGC#3,5=VTS#1(内のPGC#1)変換中
につき、VOBU[0]=VOBU#1,VOBU[1]=
VOBU#2,…,VOBU[22]=VOBU#23,
VOBU[23]=VOBU#28,…,VOBU[36]
=VOBU#41として、反復されることはなく、変換
テーブル内CELL配列は、 ・PGC#3,5=VTS#1(内のPGC#1)変換中
につき、CELL[0](START,END)=(0(=VOBU[0]),
6),CELL[1]=(7,10),CELL[2]=(14,18),CE
LL[3]=(19,22),CELL[4]=(7,10),CELL[5]
=(11,13),CELL[6]=(14,18),CELL[7]=(2
9,31),CELL[8]=(32,36),CELL[9]=(23,2
8),CELL[10]=(29,31)となり、更に、変換テー
ブル内PGC配列は、 ・PGC#3,5=VTS#1(内のPGC#1,2)変換
中につき、PGC[0](START,END)=(0(=CELL[0]),
3),PGC[1]=(4,10)として、反復されることは
ない。
【0050】以上、詳細に説明したように、第1実施形
態はVOBUを共有化することなく、そして第2実施形
態はVOBUを共有化しながら、再生プログラム情報を
単位として映像を指定し変換を行うことにより、VR規
格の映像信号をV規格の映像信号へと、変換処理しこれ
を出力するものである。
【0051】<その他の実施形態>又、その他の本発明
に係る実施形態として、変換ターゲットをPGC(又は
Playlist)に限らずに、CELL等の詳細な管理データをタ
ーゲットにする場合の映像信号変換処理を提供するもの
である。
【0052】すなわち、変換ターゲットがPlayListでは
なくCELL等の詳細な管理データの場合、またはVR規格
上の管理データではない場合について説明する。考え方
としては、第1及び第2の実施形態と同様である。つま
り、変換ターゲットがCELLであっても、ユーザインタフ
ェース上のテンポラリ情報であっても、V規格上のPG
Cに該当する情報を抽出し、VTSI内のPGC情報と
してデータを出力する。このとき、第2実施形態のよう
にVOBUを共有化する場合は、共有すべきVOB範囲
の抽出が変換処理の一部として組みこまれる。いずれの
方法で変換処理した場合でも、VTSへの変換テーブル
を作成し、V規格に沿ってVTSのIFOの作成、VO
Bの変換出力、BUP作成といった出力を繰り返し、V
MGのIFO、BUPを出力し、UDF−BridgeとANCH
ORを作成して、一連の変換処理が完了する。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る映像信号変換方法及び変換装置によれば、VR規格で
記録したデータは、編集操作によりユーザの意図した再
生プログラミングを行うことができる。このようなVR
規格のPGCをV規格のPGCと解釈し変換を行ことに
より、ユーザにとって分かりやすい変換方法を提供する
ことができる。すなわち、再生プログラムを変換単位と
することで、ユーザにとって規格の差異を感じさせずに
変換することが可能となるものである。
【0054】この変換方法は、VR規格上のPGC内の
情報からVOB中の必要な部分(アドレス、サイズ)を
割り出し、変換コピーを行うことで、変換に要する膨大
な計算や、システム上必要となるメモリを削減すること
ができる。変換元PGCがVOB内の同一シーンを複数
回参照する場合は、重複部分を複数回出力することで、
物理的ストリームデータ(VOB)と論理的再生管理情報
(PGC)との整合性を保つことができる。
【0055】又、共通して使用するVOBUを共有化す
ることで、共通VOBUの記録回数が1回で済ませるこ
とができるため、ディスクスペースを有効活用すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像信号変換方法が実施される編
集装置システムの一例を示すブロック図。
【図2】本発明に係る映像信号変換方法の第1の実施形
態を示す説明図。
【図3】本発明に係る映像信号変換方法の第2の実施形
態を示す説明図。
【図4】本発明に係る映像信号変換方法の手順を説明す
るためのフローチャート。
【符号の説明】
11…DVD−RAMドライブ又はHDDドライブ、1
2…システム本体、13…モニタ、14…変換ソフトウ
エア、15…インタフェース 16…デバイスドライブ、17…DVD−Rドライブ
フロントページの続き (72)発明者 古澤 豊 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 芝情報システム株式会社内 Fターム(参考) 5C052 AA04 AB03 CC06 DD04 5C053 FA14 FA24 GB06 LA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DVD−VR(Video-Recording)規格
    による映像信号をDVD−V(Video)規格による映像
    信号に変換する映像信号変換方法であって、 DVD−VR規格による第1映像信号とこの管理情報と
    を受け、前記管理情報に含まれる再生プログラム情報に
    対応させて、前記第1映像信号中の変換すべき映像信号
    単位を決定する決定工程と、 前記決定工程が決定した前記抽出すべき複数の映像信号
    単位についてこれらの順序を決定し前記第1映像信号か
    ら抽出する抽出工程と、 前記抽出工程により抽出された前記複数の映像信号単位
    について、前記DVD−VR規格の映像信号からDVD
    −V規格の第2映像信号へとそれぞれ変換し前記順序に
    応じてこれらを出力する変換工程と、 を具備することを特徴とする映像信号変換方法。
  2. 【請求項2】 前記再生プログラム情報とは、PlayList
    又はProgram Chainであることを特徴とする請求項1記
    載の映像信号変換方法。
  3. 【請求項3】 前記再生プログラム情報に対応させて変
    換後の第2映像信号を再生する際に、前記第2映像信号
    の複数の映像信号単位のうちのどれかを複数回読み出す
    こととなる場合、前記変換工程は、複数回読み出される
    映像信号単位であっても、他の映像信号単位と同様に一
    つの映像信号単位だけを前記第2映像信号に含ませ、こ
    れを複数回読み出して再生することを特徴とする請求項
    1記載の映像信号変換方法。
  4. 【請求項4】 前記変換工程により変換された前記第2
    映像信号が含む前記複数の映像信号単位を、前記第1映
    像信号が含む前記複数の映像信号単位の順番で、情報記
    憶媒体に記録することを特徴とする請求項3記載の映像
    信号変換方法。
  5. 【請求項5】 DVD−VR規格による映像信号をDV
    D−V規格による映像信号に変換する映像信号変換装置
    であって、 DVD−VR規格による第1映像信号とこの管理情報と
    を受け、前記管理情報に含まれる再生プログラム情報に
    対応させて、前記第1映像信号中の変換すべき映像信号
    単位を決定する決定手段と、 前記決定手段が決定した前記抽出すべき複数の映像信号
    単位についてこれらの順序を決定し前記第1映像信号か
    ら抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記複数の映像信号単位
    について、前記DVD−VR規格の映像信号からDVD
    −V規格の第2映像信号へとそれぞれ変換し前記順序に
    応じてこれらを出力する変換手段と、 を具備することを特徴とする映像信号変換装置。
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