JP2003152589A - アンテナスイッチ回路及びアンテナスイッチモジュール - Google Patents

アンテナスイッチ回路及びアンテナスイッチモジュール

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JP2003152589A
JP2003152589A JP2001342668A JP2001342668A JP2003152589A JP 2003152589 A JP2003152589 A JP 2003152589A JP 2001342668 A JP2001342668 A JP 2001342668A JP 2001342668 A JP2001342668 A JP 2001342668A JP 2003152589 A JP2003152589 A JP 2003152589A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はアンテナスイッチ回路及びアンテナス
イッチモジュールに関し、FETスイッチをSAWフィ
ルタに接続する際に、ブロッキングキャパシタの不要な
構成を実現させ、これにより、アンテナスイッチモジュ
ールとSAWフィルタとのインピーダンスマッチングを
容易にし、挿入損失の改善や製品の歩留りを向上させ
る。 【解決手段】 FETスイッチ2と、FETスイッチ2
が受信部側へ切り換えられた際、FETスイッチ2を介
してアンテナ1に接続されるSAWフィルタ3を有し、
SAWフィルタ3の入力部(入力端子)と接地部(GN
D端子)間にインダクタ14を接続すると共に、SAW
フィルタ3の接地部をキャパシタ15を介して接地電位
に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機や、無
線通信機能を有する携帯情報端末(PDA)等の各種移
動体通信機器に用いられるアンテナスイッチ回路及びア
ンテナスイッチモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来例について説明する。
【0003】従来、デジタル(TDMA)方式の携帯電
話機において、1本のアンテナで送受信を切り換えるた
めに高周波スイッチを用いたアンテナスイッチモジュー
ル(以下「ASM」とも記す)が知られていた(特開2
001−102957公報参照)。
【0004】また、小型、低背化のため、ASMを構成
するキャパシタ及びインダクタなどの素子を多層基板内
に積層し、高周波スイッチにダイオードスイッチ回路が
用いられてきたが、構成する部品点数が多く、加えて消
費電力が大きい。そこで、近年、FETスイッチを用い
たモジュールも開発されており、これにより、部品点数
削減、小型化、低消費電力化を実現したものが知られて
いた(特開2001−185902公報参照)。
【0005】ところで、ASMの受信部には、弾性表面
波フィルタ(以下「SAWフィルタ」と記す)が搭載又
は外付けされることが多く、送受信の切り換えにダイオ
ードスイッチ回路を使用する場合、そのコントロール電
圧がSAWフィルタにかかると、静電破壊や信頼性特性
の劣化を起こすため、これを遮断するためにブロッキン
グキャパシタを挿入する。
【0006】FETスイッチの場合、負電圧駆動の構成
であればコントロール電圧がスイッチ出力に現れること
はないが、多くのFETスイッチは正電圧駆動であり、
この場合はFETスイッチの入出力にコントロール電圧
と略等しい電圧が現れるため、ダイオードスイッチ回路
と同様、SAWフィルタの入力部にブロッキングキャパ
シタを挿入する必要がある。
【0007】前記のようなブロッキングキャパシタを多
層基板内に積層する場合、限られた空間で素子を形成す
るため、他の内蔵素子との相互干渉及び寄生容量によっ
て、ASMとSAWフィルタとのインピーダンスマッチ
ングに影響を与える。これによって挿入損失が劣化し、
歩留りも悪くなることが知られている(“ベアチップS
AWフィルタのセラミック積層アンテナスイッチモジュ
ールへの応用”日本学術振興会弾性波素子技術第150
委員会第73回研究会資料、pp13、2001参
照)。
【0008】また、高周波スイッチにダイオードスイッ
チ回路を用いたASMに関しては、SAWフィルタと直
列に接続するブロッキングキャパシタの要らない構成が
提案されていた(特開平11−154804号公報参
照)。しかしながら、前記提案のようなダイオードスイ
ッチ回路を用いた構成では、部品点数が多い、消費電力
が大きいなどの課題が残る。
【0009】次に、従来のASMの回路構成の1例を具
体的に説明する。図6は従来例の説明図であり、A図は
アンテナスイッチ回路、B図はFETスイッチの構成図
である。
【0010】図6に示した例では、アンテナ(ANT)
1をFETスイッチ2に接続し、該FETスイッチ2の
切り換えにより、SAWフィルタ3−1、3−2やロー
パスフィルタ(以下「LPF」と記す)4−1、4−2
を介して送信部と受信部の切り換えを行うように構成さ
れている。
【0011】この場合、図6のA図に示したように、外
部から印加するコントロール電圧の制御でFETスイッ
チ2を切り換えることにより、アンテナ1を、:SA
Wフィルタ3−1を介してEGSM/Rx(EGSMの
受信部)へ接続する、:LPF4−1を介してEGS
M/Tx(EGSMの送信部)へ接続する、:SAW
フィルタ3−2を介してDCS/Rx(DCSの受信
部)へ接続する、:LPF4−2を介してDCS/T
x(DCSの送信部)へ接続する、の4通りの切り換え
ができるようになっている。
【0012】また、FETスイッチ2は、図6のB図に
示したように構成されている。この例では、FETスイ
ッチ2は、FETQ1、Q2、Q3、Q4、キャパシタ
C1、C2、抵抗R1、R2、R3、R4等で構成され
ており、外部の制御手段からコントロール電圧Vc1の
反転電圧、Vc1、Vc2、Vc2の反転電圧を図示の
ように印加することでFETQ1〜Q4をON/OFF
制御するようになっている。
【0013】このように制御を行い、アンテナ1を、送
信部(Tx)と受信部(Rx)とに接続切り換えをす
る。この場合、キャパシタC1、C2は、印加されたコ
ントロール電圧により、FETのゲート−ソース間容量
を介して該コントロール電圧に略等しい電圧で充電され
る。
【0014】従って、例えば、Vc1の反転電圧=0
V、Vc1=+V、Vc2=0、Vc2の反転電圧=+
Vとなるコントロール電圧が印加すると、Q1がOF
F、Q2がON、Q3がOFF、Q4がONになり、ア
ンテナ1が送信部(Tx)側に切り換わる。この時、V
c2の反転電圧=+Vにより充電されたキャパシタC2
の電圧(略コントロール電圧と同じ電圧)が、FETス
イッチ2から現れ、この電圧がSAWフィルタ3−1、
又は3−2に入力する。
【0015】そのため、図7に示したように、SAWフ
ィルタ3の入力部に前記電圧をブロックするためのブロ
ッキングキャパシタ7を接続する必要がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。
【0017】前記のように、FETスイッチの切り換え
によりSAWフィルタやLPFを介して送信部と受信部
との切り換えを行うアンテナスイッチ回路では、コント
ロール電圧の印加によりFETスイッチの切り換えを行
うが、このFETスイッチの切り換え動作に伴って該F
ETスイッチの入出力側にコントロール電圧と略等しい
電圧が発生し、この電圧がSAWフィルタに印加するこ
とがある。そこで、従来はSAWフィルタの入力部にブ
ロッキングキャパシタを接続することが行われていた。
【0018】また、ASMを製作するため、前記ブロッ
キングキャパシタをセラミック多層基板内に積層しよう
とすると、限られた空間で素子を形成するため、他の内
蔵素子との相互干渉及び寄生容量によって、ASMとS
AWフィルタとのインピーダンスマッチングに影響を与
える。これによって挿入損失が劣化し、歩留りも悪くな
る、という課題があった。
【0019】本発明は、このような従来の課題を解決
し、FETスイッチをSAWフィルタに接続する際に、
ブロッキングキャパシタが不要な構成を実現させ、これ
により、ASMとSAWフィルタとのインピーダンスマ
ッチングを容易にし、挿入損失の改善や製品の歩留りを
向上させることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、次のように構成した。
【0021】すなわち、電界効果型トランジスタをスイ
ッチ素子として用い、外部から供給されるコントロール
電圧により前記スイッチ素子を制御してアンテナを送信
部側と受信部側とに切り換えるためのFETスイッチ
と、該FETスイッチが受信部側へ切り換えられた際、
前記FETスイッチを介してアンテナに接続される弾性
表面波フィルタを有するアンテナスイッチ回路におい
て、前記弾性表面波フィルタの入力部と接地部間にイン
ダクタを接続すると共に、前記弾性表面波フィルタの接
地部をキャパシタを介して接地電位に接続した。
【0022】また、電界効果型トランジスタをスイッチ
素子として用い、外部から供給されるコントロール電圧
により前記スイッチ素子を制御してアンテナを送信部側
と受信部側とに切り換えるためのFETスイッチと、該
FETスイッチが受信部側へ切り換えられた際、前記F
ETスイッチを介してアンテナに接続される弾性表面波
フィルタを備えたアンテナスイッチ回路において、前記
コントロール電圧を印加するためのFETスイッチのコ
ントロール電圧入力部と、前記弾性表面波フィルタの接
地部間を直結した。
【0023】また、電界効果型トランジスタをスイッチ
素子として用い、外部から供給されるコントロール電圧
により前記スイッチ素子を制御してアンテナを送信部側
と受信部側とに切り換えるためのFETスイッチと、該
FETスイッチが受信部側へ切り換えられた際、前記F
ETスイッチを介してアンテナに接続される弾性表面波
フィルタを有し、前記弾性表面波フィルタの入力部と接
地部間にインダクタを接続すると共に、前記弾性表面波
フィルタの接地部をキャパシタを介して接地電位に接続
した回路構成の各部品を多層基板に実装したアンテナス
イッチモジュールであって、前記弾性表面波フィルタと
FETスイッチとキャパシタを前記多層基板の表面に搭
載し、前記インダクタを含む他の部品を前記多層基板に
内蔵すると共に、前記多層基板内の導体により、前記弾
性表面波フィルタの入力端子と接地端子(GND端子)
間にインダクタを接続し、前記弾性表面波フィルタの接
地端子(GND端子)をキャパシタを介して多層基板の
接地端子に接続した。
【0024】また、電界効果型トランジスタをスイッチ
素子として用い、外部から供給されるコントロール電圧
により前記スイッチ素子を制御してアンテナを送信部側
と受信部側とに切り換えるためのFETスイッチと、該
FETスイッチが受信部側へ切り換えられた際、前記F
ETスイッチを介してアンテナに接続される弾性表面波
フィルタを有し、前記弾性表面波フィルタの入力部と接
地部間にインダクタを接続すると共に、前記弾性表面波
フィルタの接地部をキャパシタを介して接地電位に接続
した回路構成の各部品を多層基板に実装したアンテナス
イッチモジュールであって、前記弾性表面波フィルタと
FETスイッチを前記多層基板の表面に搭載し、前記イ
ンダクタとキャパシタを含む他の部品を前記多層基板に
内蔵すると共に、前記多層基板内の導体により、前記弾
性表面波フィルタの入力端子と接地端子(GND端子)
間にインダクタを接続し、前記弾性表面波フィルタの接
地端子(GND端子)をキャパシタを介して多層基板の
接地端子に接続した。
【0025】また、電界効果型トランジスタをスイッチ
素子として用い、外部から供給されるコントロール電圧
により前記スイッチ素子を制御して、アンテナを送信部
側と受信部側とに切り換えるためのFETスイッチと、
該FETスイッチが受信部側へ切り換えられた際、前記
FETスイッチを介してアンテナに接続される弾性表面
波フィルタを有し、前記コントロール電圧を入力するF
ETスイッチのコントロール電圧入力部と、前記弾性表
面波フィルタの接地部間を直結した回路構成の各部品を
多層基板に実装したアンテナスイッチモジュールであっ
て、前記FETスイッチと、弾性表面波フィルタを前記
セラミック多層基板の表面層上に搭載し、他の部品を前
記多層基板に内蔵すると共に、前記多層基板内の導体に
より、前記FETスイッチのコントロール電圧入力端子
と弾性表面波フィルタの接地端子(GND端子)とを直
結した。
【0026】(作用)前記のように、弾性表面波フィル
タ(SAWフィルタ)の入力部(入力端子)と接地部
(GND端子)間にインダクタを接続すると共に、弾性
表面波フィルタの接地部(GND端子)をキャパシタを
介して接地電位に接続している。
【0027】このようにすれば、FETスイッチで発生
したコントロール電圧と略等しい電圧が、インダクタを
介して弾性表面波フィルタの接地部(GND端子)にも
掛かるので、弾性表面波フィルタの入力部(入力端子)
と接地部(GND端子)間に殆ど電位差が生じない。
【0028】また、弾性表面波フィルタの接地部(GN
D端子)は、キャパシタにより高周波的に接地されてい
るので、弾性表面波フィルタの高周波信号処理に悪影響
を与えない。また、部品を多層基板に内蔵している分、
アンテナスイッチモジュールの小型、低背化が実現でき
る。
【0029】このように、ブロッキングキャパシタが不
要な構成を実現させ、これにより、アンテナスイッチモ
ジュールと弾性表面波フィルタとのインピーダンスマッ
チングを容易にし、挿入損失の改善や製品の歩留りを向
上させることが可能になる。
【0030】また、コントロール電圧を印加するための
FETスイッチのコントロール電圧入力部(入力端子)
と、弾性表面波フィルタの接地部(GND端子)間を直
結している。
【0031】このため、弾性表面波フィルタが選択接続
された場合には、弾性表面波フィルタの接地部(GND
端子)にはコントロール電圧が印加するので、FETス
イッチでコントロール電圧と略等しい電圧が発生して
も、弾性表面波フィルタの入力部(入力端子)と接地部
(GND端子)間に殆ど電位差が生じない。
【0032】従って、従来のようなブロッキングキャパ
シタが不要な構成を実現させ、アンテナスイッチモジュ
ールの小型、低背化が実現できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、弾
性表面波フィルタを「SAWフィルタ」、接地部(又は
接地端子)をGND部(又はGND端子)、電界効果型
トランジスタを「FET」と記す。
【0034】§1:例1の説明 (1) :例1のアンテナスイッチ回路 図1は例1のアンテナスイッチ回路を示した図である。
アンテナスイッチ回路は、アンテナを受信部と送信部と
に切り換えるための回路であり、切り換え用のスイッチ
素子として、GaAsFET(以下、単に「FET」と
記す)を使用したFETスイッチ2が使用される。
【0035】このFETスイッチ2には、コントロール
電圧1及びコントロール電圧2を入力する第1のコント
ロール電圧入力端子11と、第2のコントロール電圧入
力端子12が設けてある。そして、FETスイッチ2で
は、前記第1のコントロール電圧入力端子11と、第2
のコントロール電圧入力端子12に入力するコントロー
ル電圧1及びコントロール電圧2の制御により、FET
スイッチ2のFETを切り換え制御するように構成され
ている。なお、FETスイッチ2の詳細な構成と動作
は、図6のB図に示したものと同じであり、このような
FETスイッチ2は市販されているので、ここでの詳細
な説明は省略する。
【0036】また、FETスイッチ2の出力側には、受
信部へ接続されたSAWフィルタ3と、送信部へ接続さ
れたローパスフィルタ4が接続されており、従来例と同
様に、FETスイッチ2の切り換え制御により送受信の
切り換えを行うように構成されている。なお、前記SA
Wフィルタ3はバンドパスフィルタとして機能するもの
である。
【0037】このような構成の回路において、FETス
イッチ2の切り換え制御が行われた際、FETスイッチ
2の出力側にはコントロール電圧に略等しい電圧(直流
電圧)が発生することは従来例で述べた通りである。
【0038】そこで、例1では、SAWフィルタ3の入
力部(入力端子)13と接地部(GND端子)16間に
インダクタ14を接続すると共に、SAWフィルタ3の
接地部(GND端子)をキャパシタ15を介して接地電
位に接続する。このようにすれば、FETスイッチ2で
発生した電圧(コントロール電圧に略等しい電圧)が、
インダクタ14を介してSAWフィルタ3の入力部(入
力端子)と接地部(GND端子)16に印加するが、入
力部と接地部間の電位差は殆ど無く、SAWフィルタ3
に悪影響を与えない。
【0039】また、キャパシタ15は、高周波接地用の
キャパシタであり、高周波信号に対しては、極めて低イ
ンピーダンスであり、SAWフィルタ3のGND部(G
ND端子)をGND電位にする。このような構成によ
り、SAWフィルタ3の入力部(入力端子)からインダ
クタ14を介して、SAWフィルタ3の接地部(GND
端子)にコントロール電圧をかけることができる。
【0040】このようにすれば、コントロール電圧1、
又はコントロール電圧2がON制御の電圧である場合、
SAWフィルタ3の入力部と接地部に略等しい電圧がか
かるので、SAWフィルタ3の入力部と接地部間には、
実質的に電位差が生じない。従って、従来例のようなブ
ロッキングキャパシタの不要なアンテナスイッチ回路が
実現できる。
【0041】(2) :例1のアンテナスイッチモジュール 図2は例1、例2のアンテナスイッチモジュールを示し
た図であり、A図は例1のアンテナスイッチモジュー
ル、B図は例2のアンテナスイッチモジュールを示す。
図2に示した例1、例2のアンテナスイッチモジュール
は、図1に示した例1のアンテナスイッチ回路の各構成
部品をセラミック多層基板に実装した例であり、以下、
具体的に説明する。
【0042】:例1のアンテナスイッチモジュール 図2のA図に示した例1のアンテナスイッチモジュール
は、低温焼成セラミックス(LTCC)によるセラミッ
ク多層基板(以下、単に「多層基板」と記す)に、図1
に示したアンテナスイッチ回路を構成する部品である、
FETスイッチ2、SAWフィルタ3、インダクタ1
4、キャパシタ15、ローパスフィルタ4等を実装した
ものであり、前記キャパシタ15として、チップコンデ
ンサを外付けした例である。
【0043】図2のA図に示したように、多層基板27
の内部層には、インダクタ14(図のLで示した点線
内)、ローパスフィルタ4の構成部品や必要な配線等
が、導体パターンにより形成され、多層基板27に内蔵
されている。また、多層基板27の表面には、SAWフ
ィルタ3、FETスイッチ2、チップコンデンサからな
るキャパシタ15が搭載されると共に、部品間を接続す
るための電極パッド17が形成されている。
【0044】また、多層基板27の裏面には、アンテナ
スイッチモジュールから外部へ接続するための各種の裏
面側電極が設けてある。この裏面側電極としては、GN
D電位に接続するためのGND電極21、受信部へ接続
するための受信部側電極(Rx)22、アンテナへ接続
するためのアンテナ側電極23、送信部へ接続するため
の送信部側電極(Tx)24等が設けてある。
【0045】そして、多層基板27の表面に搭載した部
品と、多層基板27に内蔵した部品や内部配線18と多
層基板27の裏面に設けた裏面電極とを、電極パッド1
7や内部配線18、ビア19等を介して接続する。ま
た、多層基板27の表面側の上には、シールドケース2
6を被せて多層基板27に固定しアンテナスイッチモジ
ュールとする。
【0046】:例2のアンテナスイッチモジュール 図2のB図に示した例2のアンテナスイッチモジュール
は、多層基板27に、図1に示したアンテナスイッチ回
路を構成する部品である、FETスイッチ2、SAWフ
ィルタ3、インダクタ14、キャパシタ15、ローパス
フィルタ4等を搭載したものであり、インダクタ14や
キャパシタ15を多層基板27に内蔵した例である。
【0047】図2のB図に示したように、多層基板27
の内部層には、インダクタ14(図のLで示した点線
内)、キャパシタ15(図のCで示した点線内)、ロー
パスフィルタ4の構成部品や必要な配線等が、導体パタ
ーンにより形成され、多層基板27に内蔵されている。
また、多層基板27の表面には、SAWフィルタ3、F
ETスイッチ2が搭載されると共に、部品間を接続する
ための電極パッド17が形成されている。
【0048】また、多層基板27の裏面には、アンテナ
スイッチモジュールから外部へ接続するための各種の裏
面側電極が設けてある。この裏面側電極としては、GN
D電位に接続するためのGND電極21、受信部へ接続
するための受信部側電極(Rx)22、アンテナへ接続
するためのアンテナ側電極23、送信部へ接続するため
の送信部側電極(Tx)24等が設けてある。
【0049】そして、多層基板27の表面に搭載した部
品と、多層基板27に内蔵した部品や内部配線18と多
層基板27の裏面に設けた裏面電極とを、電極パッド1
7や内部配線18、ビア19等を介して接続する。ま
た、多層基板27の表面側の上には、シールドケース2
6を被せて多層基板27に固定しアンテナスイッチモジ
ュールとする。
【0050】なお、前記インダクタ14及びキャパシタ
15について、素子定数を決定するため、各種定数の素
子を用いたサンプルで実験を行った結果、以下のことが
判った。すなわち、前記実験の結果、インダクタ14は
1nH〜100nHの範囲、キャパシタ15は10pF
〜100pFの範囲の素子定数を用いると、良好な特性
が得られ、かつモジュールの作製に好適であることが判
った。
【0051】この場合、インダクタ14は、1nH以下
の素子を用いるとインピーダンス値が低くなり、インピ
ーダンスマッチングが取れなくなった。また、100n
H以上の素子を用いると、素子値(インダクタンス値)
が大きく、外形寸法も大きくなる。そのため、モジュー
ルの大きさが限られた大きさの場合、多層基板上に搭載
若しくは内蔵することが困難となることが判った。
【0052】また、キャパシタ15は10pF以下の素
子を用いると、キャパシタ15のインピーダンス値が高
くなり、高周波接地がとれなくなる。また、100pF
以上の素子を用いると、素子値(キャパシタンス値)が
大きく、外形寸法も大きくなり、前記多層基板に搭載若
しくは内蔵することが困難となることが判った。従っ
て、前記のようにインダクタ14は1nH〜100nH
の範囲、キャパシタ15は10pF〜100pFの範囲
の素子定数を用いると、良好な特性が得られ、かつモジ
ュールの作製に好適であることが判った。
【0053】図3は、前記範囲の素子定数を用いて実験
を行い特性を求めたので、その結果の特性を図3に基づ
いて説明する。なお、この実験では、比較のため、従来
例についても実験を行い、その結果の特性を図3に示し
てある。
【0054】図3は、アンテナ−受信部間挿入損失の周
波数特性である。この実験では、例1のアンテナスイッ
チモジュール(図2参照)において、インダクタ14を
6nH、キャパシタ15を20pFとしたサンプルを用
いて実験を行った。
【0055】図3において、横軸は周波数(MHZ )、
縦軸はアンテナ−受信部間挿入損失(dB)を示す。ま
た、図3のの特性は従来例のサンプル、の特性は本
発明のサンプルの特性である。また、横軸の周波数は、
自動車、携帯電話システム等に使用される通信方式の一
種であるDCS(Digital Cellular System )の帯域周
波数に合わせてある。
【0056】図3において、で示した従来例の特性
は、帯域内でリップルの大きい特性となっている。これ
はインピーダンスマッチングが完全にとれていない状態
であり、好ましい特性ではない。しかし、で示した本
発明の特性は、帯域内でリップルの極めて小さい特性で
あり、インピーダンスマッチングが取れている状態を示
している。このように、本発明のサンプルの特性は、従
来例のサンプルの特性よりも改善されていることが明ら
かである。
【0057】§2:例2の説明 (1) :例2のアンテナスイッチ回路 図4は例2のアンテナスイッチ回路を示した図である。
アンテナスイッチ回路は、アンテナを受信部と送信部と
に切り換えるための回路であり、切り換え用のスイッチ
として、例1と同様のFETスイッチ2が使用されてい
る。
【0058】このFETスイッチ2には、コントロール
電圧1及びコントロール電圧2を入力するための第1の
コントロール電圧入力端子11と、第2のコントロール
電圧入力端子12が設けてある。そして、FETスイッ
チ2では、前記第1のコントロール電圧入力端子11
と、第2のコントロール電圧入力端子12に入力するコ
ントロール電圧1及びコントロール電圧2の制御によ
り、FETスイッチ2のFETを切り換え制御するよう
に構成されている。
【0059】また、FETスイッチ2の出力側には、受
信部へ接続されたSAWフィルタ3と、送信部へ接続さ
れたローパスフィルタ4が接続されており、前記のよう
に、FETスイッチ2の切り換え制御により送受信の切
り換えを行うように構成されている。なお、前記SAW
フィルタ3はバンドパスフィルタとして機能するもので
ある。
【0060】このような構成の回路において、FETス
イッチ2の切り換え制御が行われた際、FETスイッチ
2の出力側には、コントロール電圧に略等しい電圧(直
流電圧)が発生することは従来例で述べた通りである。
【0061】そこで、例2では、第1のコントロール電
圧入力端子11と、SAWフィルタ3の接地部16との
間を直結する。このようにすると、SAWフィルタ3の
接地部16には、第1のコントロール電圧が印加され
る。このような構成により、SAWフィルタ3の接地部
16にコントロール電圧をかけることができる。このよ
うにすれば、従来例のようなブロッキングキャパシタの
不要なアンテナスイッチ回路が実現できる。
【0062】(2) :例3のアンテナスイッチモジュール 図5は例3のアンテナスイッチモジュールを示した図で
ある。図5に示した例3のアンテナスイッチモジュール
は、図4に示した例2のアンテナスイッチ回路を構成す
る部品を多層基板27に実装した例であり、以下、具体
的に説明する。
【0063】このアンテナスイッチモジュールは、例1
のアンテナスイッチモジュールと同様に、低温焼成セラ
ミックス(LTCC)による多層基板(以下、単に「多
層基板」と記す)に、図4に示したアンテナスイッチ回
路を構成する部品である、FETスイッチ2、SAWフ
ィルタ3、ローパスフィルタ4等を搭載したものであ
る。
【0064】図5に示したように、多層基板27の内部
層には、ローパスフィルタ4の構成部品や必要な配線導
体等が導体パターンにより形成され、内蔵されている。
また、多層基板27の表面には、SAWフィルタ3、F
ETスイッチ2が搭載されると共に、部品間を接続する
ための電極パッド17が形成されている。
【0065】また、多層基板27の裏面には、アンテナ
スイッチモジュールから外部へ接続するための各種の裏
面側電極が設けてある。この裏面側電極としては、GN
D電位に接続するためのGND電極21、受信部へ接続
するための受信側電極(Rx)22、アンテナへ接続す
るためのアンテナ側電極23、送信部へ接続するための
送信部側電極(Tx)24等が設けてある。
【0066】そして、多層基板27の表面に搭載した部
品と、多層基板27に内蔵した部品や内部配線18と、
セラミック多層基板27の裏面に設けた裏面電極とを、
電極パッド17やビア19を介して接続する。また、前
記セラミック多層基板27の表面側の上には、シールド
ケース26を被せてセラミック多層基板27に固定し、
アンテナスイッチモジュールとする。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。
【0068】(1) :アンテナスイッチ回路又はアンテナ
スイッチモジュールにおいて、弾性表面波フィルタの入
力部(入力端子)と接地部(GND端子)間にインダク
タを接続すると共に、弾性表面波フィルタの接地部(G
ND端子)をキャパシタを介して接地電位に接続してい
る。
【0069】このようにすれば、FETスイッチで発生
したコントロール電圧と略等しい電圧が、インダクタを
介して弾性表面波フィルタの接地部(GND端子)にも
掛かるので、弾性表面波フィルタの入力部(入力端子)
と接地部(GND端子)間に殆ど電位差が生じない。ま
た、弾性表面波フィルタの接地部(GND端子)は、キ
ャパシタにより高周波的に接地されているので、弾性表
面波フィルタの高周波信号処理に悪影響を与えない。
【0070】また、弾性表面波フィルタの帯域内の入出
力インピーダンスは容量性であることが多いので、前記
インダクタの接続により、インピーダンスマッチングが
容易であり、特性が改善される。
【0071】このように、従来のようなブロッキングキ
ャパシタが不要な構成を実現させ、これにより、アンテ
ナスイッチモジュールと弾性表面波フィルタとのインピ
ーダンスマッチングを容易にし、挿入損失の改善や製品
の歩留りを向上させることが可能になる。
【0072】(2) :アンテナスイッチ回路又はアンテナ
スイッチモジュールにおいて、コントロール電圧を印加
するためのFETスイッチのコントロール電圧入力部
(コントロール電圧入力端子)と、弾性表面波フィルタ
の接地部(GND端子)間を直結している。
【0073】このため、弾性表面波フィルタが選択接続
された場合には、弾性表面波フィルタの接地部(GND
端子)にはコントロール電圧が印加するので、FETス
イッチでコントロール電圧と略等しい電圧が発生して
も、弾性表面波フィルタの入力部(入力端子)と接地部
(GND端子)間に殆ど電位差が生じない。従って、従
来のようなブロッキングキャパシタが不要な構成を実現
させることが可能になる。
【0074】(3) :アンテナスイッチモジュールにおい
て、弾性表面波フィルタとFETスイッチとキャパシタ
を多層基板の表面に搭載し、インダクタを含む他の部品
を多層基板に内蔵すると共に、多層基板内の導体によ
り、弾性表面波フィルタの入力端子とGND端子間にイ
ンダクタを接続し、前記弾性表面波フィルタのGND端
子を前記キャパシタを介して多層基板のGND端子に接
続した。
【0075】このように、インダクタを含む他の部品を
多層基板に内蔵しているので、その分、アンテナスイッ
チモジュールの小型化を実現できる。
【0076】(4) :アンテナスイッチモジュールにおい
て、弾性表面波フィルタとFETスイッチを多層基板の
表面に搭載し、インダクタとキャパシタを含む他の部品
を多層基板に内蔵すると共に、多層基板内の導体によ
り、弾性表面波フィルタの入力端子とGND端子間にイ
ンダクタを接続し、弾性表面波フィルタのGND端子を
キャパシタを介して多層基板のGND端子に接続した。
【0077】このように、インダクタとキャパシタを含
む他の部品を多層基板に内蔵しているので、その分、ア
ンテナスイッチモジュールの小型化を実現できる。
【0078】(5) :アンテナスイッチモジュールにおい
て、FETスイッチと、弾性表面波フィルタと、キャパ
シタを多層基板の表面層上に搭載し、他の部品を多層基
板に内蔵すると共に、多層基板内の導体により、FET
スイッチのコントロール電圧入力端子と弾性表面波フィ
ルタのGND端子とを直結した。このように、前記他の
部品を多層基板に内蔵しているので、その分、アンテナ
スイッチモジュールの小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における例1のアンテナス
イッチ回路の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態における例1、例2のアン
テナスイッチモジュールを示した図であり、A図は例1
のアンテナスイッチモジュール、B図は例2のアンテナ
スイッチモジュールである。
【図3】本発明の実施の形態におけるアンテナ−受信部
間挿入損失の周波数特性である。
【図4】本発明の実施の形態における例2のアンテナス
イッチ回路である。
【図5】本発明の実施の形態における例3のアンテナス
イッチモジュールである。
【図6】従来例の説明図であり、A図はアンテナスイッ
チ回路、B図はFETスイッチの構成図である。
【図7】従来例のアンテナスイッチ回路である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 FETスイッチ 3 弾性表面波フィルタ(SAWフィルタ) 4 ローパスフィルタ(LPF) 7 ブロッキングキャパシタ 11 第1のコントロール電圧入力端子 12 第2のコントロール電圧入力端子 14 インダクタ 15 キャパシタ 16 SAWフィルタの接地部(GND端子) 17 電極パッド 18 内部配線 19 ビア 21 GND電極 22 受信側電極 23 アンテナ側電極 24 送信部側電極 26 シールドケース 27 多層基板(セラミック多層基板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J097 AA12 AA30 BB15 JJ01 KK10 LL07 LL08 5K011 DA21 DA27 FA01 JA01 KA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果型トランジスタをスイッチ素子
    として用い、外部から供給されるコントロール電圧によ
    り前記スイッチ素子を制御してアンテナを送信部側と受
    信部側とに切り換えるためのFETスイッチと、該FE
    Tスイッチが受信部側へ切り換えられた際、前記FET
    スイッチを介してアンテナに接続される弾性表面波フィ
    ルタを有するアンテナスイッチ回路において、 前記弾性表面波フィルタの入力部と接地部間にインダク
    タを接続すると共に、前記弾性表面波フィルタの接地部
    をキャパシタを介して接地電位に接続したことを特徴と
    するアンテナスイッチ回路。
  2. 【請求項2】 電界効果型トランジスタをスイッチ素子
    として用い、外部から供給されるコントロール電圧によ
    り前記スイッチ素子を制御してアンテナを送信部側と受
    信部側とに切り換えるためのFETスイッチと、該FE
    Tスイッチが受信部側へ切り換えられた際、前記FET
    スイッチを介してアンテナに接続される弾性表面波フィ
    ルタを備えたアンテナスイッチ回路において、 前記コントロール電圧を印加するためのFETスイッチ
    のコントロール電圧入力部と、前記弾性表面波フィルタ
    の接地部間を直結することを特徴とするアンテナスイッ
    チ回路。
  3. 【請求項3】 電界効果型トランジスタをスイッチ素子
    として用い、外部から供給されるコントロール電圧によ
    り前記スイッチ素子を制御してアンテナを送信部側と受
    信部側とに切り換えるためのFETスイッチと、該FE
    Tスイッチが受信部側へ切り換えられた際、前記FET
    スイッチを介してアンテナに接続される弾性表面波フィ
    ルタを有し、 前記弾性表面波フィルタの入力部と接地部間にインダク
    タを接続すると共に、前記弾性表面波フィルタの接地部
    をキャパシタを介して接地電位に接続した回路構成の各
    部品を多層基板に実装したアンテナスイッチモジュール
    であって、 前記弾性表面波フィルタとFETスイッチとキャパシタ
    を前記多層基板の表面に搭載し、前記インダクタを含む
    他の部品を前記多層基板に内蔵すると共に、 前記多層基板内の導体により、前記弾性表面波フィルタ
    の入力端子と接地端子間にインダクタを接続し、前記弾
    性表面波フィルタの接地端子を前記キャパシタを介して
    多層基板の接地端子に接続したことを特徴とするアンテ
    ナスイッチモジュール。
  4. 【請求項4】 電界効果型トランジスタをスイッチ素子
    として用い、外部から供給されるコントロール電圧によ
    り前記スイッチ素子を制御してアンテナを送信部側と受
    信部側とに切り換えるためのFETスイッチと、該FE
    Tスイッチが受信部側へ切り換えられた際、前記FET
    スイッチを介してアンテナに接続される弾性表面波フィ
    ルタを有し、 前記弾性表面波フィルタの入力部と接地部間にインダク
    タを接続すると共に、前記弾性表面波フィルタの接地部
    をキャパシタを介して接地電位に接続した回路構成の各
    部品を多層基板に実装したアンテナスイッチモジュール
    であって、 前記弾性表面波フィルタとFETスイッチを前記多層基
    板の表面に搭載し、前記インダクタとキャパシタを含む
    他の部品を前記多層基板に内蔵すると共に、 前記多層基板内の導体により、前記弾性表面波フィルタ
    の入力端子と接地端子間にインダクタを接続し、前記弾
    性表面波フィルタの接地端子を前記キャパシタを介して
    多層基板の接地端子に接続したことを特徴とするアンテ
    ナスイッチモジュール。
  5. 【請求項5】 電界効果型トランジスタをスイッチ素子
    として用い、外部から供給されるコントロール電圧によ
    り前記スイッチ素子を制御して、アンテナを送信部側と
    受信部側とに切り換えるためのFETスイッチと、該F
    ETスイッチが受信部側へ切り換えられた際、前記FE
    Tスイッチを介してアンテナに接続される弾性表面波フ
    ィルタを有し、 前記コントロール電圧を入力するFETスイッチのコン
    トロール電圧入力部と、前記弾性表面波フィルタの接地
    部間を直結した回路構成の各部品を多層基板に実装した
    アンテナスイッチモジュールであって、 前記FETスイッチと弾性表面波フィルタを前記セラミ
    ック多層基板の表面層上に搭載し、他の部品を前記多層
    基板に内蔵すると共に、 前記多層基板内の導体により、前記FETスイッチのコ
    ントロール電圧入力端子と弾性表面波フィルタの接地端
    子とを直結したことを特徴とするアンテナスイッチモジ
    ュール。
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