JP2003150672A - 工場監査方法及び工場監査システム - Google Patents
工場監査方法及び工場監査システムInfo
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Abstract
及び工場監査システムに関し、容易かつ迅速に適切な監
査を行なうことができる工場監査方法及び工場監査シス
テムを提供することを目的とする。 【解決手段】工場の監査を行なう際に、クライアント部
12は、通信ネットワーク1を介して所望の監査項目を
サーバ部2へ送信し、当該監査項目に基づいて選択され
た監査対象データを通信ネットワーク1を介して受信す
るようになっている。
Description
れる工場監査方法及び工場監査システムに関する。
た監査項目を受けて、サプライヤ(供給者)により行な
われている。また従来の工場監査は、顧客が実際に監査
対象を観察する必要があるため、工場が顧客の住所から
遠方であっても顧客が実際に工場を訪問する必要があ
る。
場監査は、顧客が監査の希望をサプライヤへ申し出てか
らの顧客及びサプライヤ双方の手続きが煩雑になり、実
際に監査が行なわれるまでに長時間を要してしまうとい
う問題を有している。したがって、顧客は、サプライヤ
の対応が遅いという不満を持ってしまうという問題が生
じる。また従来は、サプライヤが顧客から工場監査の依
頼を受けてから工場監査を行なうという受動的な対応に
なってしまうという問題が生じている。したがって、顧
客の必要とする監査データを早期に得るのが困難である
という問題が生じる。
査を行なうことができる工場監査方法及び工場監査シス
テムを提供することにある。
を行なう際に、通信ネットワークを介して所望の監査項
目を送信し、前記監査項目に基づいて選択された監査対
象データを前記通信ネットワークを介して受信すること
を特徴とする工場監査方法によって達成される。
監査方法及び工場監査システムについて図1乃至図5を
用いて説明する。図1は、本実施の形態による工場監査
システムの概略構成を示している。図1に示すように、
本実施の形態による工場監査システムは、サプライヤ
(サーバ部)2と、通信ネットワーク1を介してサーバ
部2に接続される複数のクライアント部(図1では1つ
のみ示す)12とで構成されている。
付加価値通信網(VAN:Value Added N
etwork)のいずれか、あるいはそれらを複合した
ネットワークである。国内及び国際付加価値通信網の複
合例としていわゆるインターネットがある。また例え
ば、携帯電話機等でのデータ転送に利用されるパケット
通信網やISDN(Integrated Servi
ces DigitalNetwork)等のデジタル
公衆電話回線をネットワークの構成要素として含む通信
ネットワークも含まれる。また、デジタルテレビジョン
放送網(無線あるいはケーブルテレビ等の有線の双方を
含む)と公衆電話回線等とをリンクさせた通信ネットワ
ークも本実施形態の通信ネットワーク1に含まれる。こ
のように本実施形態の通信ネットワーク1は、これら種
々の形態の通信放送網及びその複合体のいずれかを含む
広い概念である。
ウザ機能を有するPC(Personal Compu
ter)14等の端末で構成されている。
関するデータが格納された監査対象データベース8とを
有している。監査対象データベース8には、監査対象デ
ータとして監査対象の画像データ等が格納されている。
して、デジタルビデオカメラ等のカメラ装置10を有し
ている。カメラ装置10は、工場内の監査対象を撮影し
て画像データ(例えば動画)を監査対象データとして生
成するようになっている。図示は省略しているが、他の
監査用機器には、工場内の製造装置等の稼動状態を監査
対象データとして取得する監視機器等がある。従来から
監視用に設置されている監視カメラをカメラ装置10と
して用いることにより、監査用に新たにカメラ装置10
を設置するよりもイニシャルコストを削減できる。ただ
し、事故等の有事の際に活用できるように画像データを
所定期間保存しておくだけでよい監視用の画像データと
異なり、監査に用いられる画像データは、顧客の要求す
る任意の日時及び位置の画像データをダウンロードでき
るようにする必要がある。このため、単に過去の画像デ
ータを保存しておくのではなく、日時や位置をキーワー
ドとして用いて、所望の画像データを検索できるように
する必要がある。
あるいは監査対象データを生成する監査用機器の位置等
を指定して監査対象データを要求することが多い。この
ため監査対象データは、当該監査対象データが顧客の所
望する生成日時又は監査用機器の位置のものであること
を証明する必要がある。同様に、顧客がリアルタイムの
監査対象データを要求した場合も、実際にリアルタイム
の監査対象データであることを証明する必要がある。こ
のため、画像データ等の監査対象データは、データの生
成日時及びデータが生成された監査用機器の位置のスタ
ンプが付加されてから監査対象データベース8に保存さ
れるようになっている。監査対象データには、他にも顧
客、品種、ロット及び工程等のデータが付加される。
ンプを入れる際のデータの流れの一例を模式的に示して
いる。図2に示すように、カメラ装置10は、GPS
(Global Positioning Syste
m)装置26と暗号化装置28を有している。GPS装
置26は、複数の人工衛星21から発信される電波を受
信して位置データを取得し、カメラ装置10の位置デー
タを送信するようになっている。暗号化装置28は、人
工衛星20や標準電波送信所22から送信される公共の
標準時刻信号、又は公衆電話回線24を介して送信され
る時報等のいずれかの日時データと、GPS装置26か
ら送信される位置データとを受信するようになってい
る。カメラ装置10がGPS装置26を有していなけれ
ば、カメラ装置10の製造番号等を位置データの代わり
に用いることができる。
位置データに基づいて、カメラ装置10で生成される画
像データに、暗号化した日時及び位置のスタンプを付加
するようになっている。このとき、画像データを編集す
るとスタンプが複合化できなくなるようなプログラムが
サーバ4の記憶装置に格納されていれば、日時や位置の
情報がサーバ4により変更されることを未然に防止でき
る。日時及び位置のスタンプが付加された画像データ
は、監査対象データベース8に書き込まれる。
ついて図3乃至図5を用いて説明する。図3及び図4
は、クライアント部12のPC14と、サーバ部2のサ
ーバ4、監査対象データベース8との間のデータの流れ
を示している。また、図5は、PC14のブラウザ画面
上に表示される表示画面の一例を示している。
る前提として、顧客は工場監査を請求するためのID及
びパスワードをサーバ部2側から事前に取得しているも
のとする。ID及びパスワードは、通信ネットワーク1
を介して取得されるようにしてもよいし、文書等を用い
た手続きを経て取得されるようにしてもよい。ID及び
パスワードを取得している顧客(以下、「会員」とい
う)は、PC14のブラウザ画面上で所定のURL(U
niform Resource Locator)を
入力し、通信ネットワーク1を介してサーバ4に接続す
る(図3のステップS1)。サーバ4は、図5(a)に
示すような監査請求用のログイン画面102を表示させ
るデータを不図示の記憶装置から読み出し、当該データ
をPC14に送信する(ステップS2)。会員は、ログ
イン画面102の入力フォームにID及びパスワードを
それぞれ入力し、「OK」ボタンを押す。これにより、
PC14からIDとパスワードがサーバ4に送信される
(ステップS3)。
当該ID及びパスワードを監査対象データベース8で検
索する(ステップS4)。監査対象データベース8に当
該ID及びパスワードが登録されていれば、サーバ4
は、図5(b)に示すような監査項目選択画面104を
ブラウザ画面上に表示させるデータを監査対象データベ
ース8から読み出し(ステップS5)、当該データをP
C14に送信する(ステップS6)。監査対象データベ
ース8に当該ID及びパスワードが登録されていなけれ
ば、サーバ4は、再びログイン画面102をブラウザ画
面上に表示させるデータをPC14に送信する。
関連する監査項目のみが表示されるようになっており、
複数の監査項目(図ではA〜Cの3つ)から選択できる
ようになっている。また、監査項目選択画面104は、
さらに品種、ロット、日時、工程及びカメラ装置10の
位置等をキーワードで指定することにより絞り込み検索
ができるようになっている。会員が所望の監査項目(例
えば「監査項目A」)を選択し、キーワード(例えば
「○月×日△時」)を入力して「検索」ボタンを押すこ
とにより、PC14から監査項目選択結果及び絞り込み
検索情報がサーバ4に送信される(ステップS7)。
当該監査項目検索情報に該当する監査対象データを監査
対象データベース8で検索し(図4のステップS8)、
監査項目検索結果を読み出す(ステップS9)。
他」が選択されたときにはステップS8以降には進ま
ず、サーバ4は、図5(e)に示すような監査内容入力
画面110をブラウザ画面上に表示させるデータを監査
対象データベース8から読み出し、当該データをPC1
4に送信する。会員は、監査内容入力画面110の入力
フォームに具体的な監査内容を入力して「OK」ボタン
を押す。これにより、PC14は監査内容をサーバ4に
送信する。サプライヤ側は、サーバ4が受信した監査内
容を検討し、利用料金等の回答を準備する。回答は電子
メール等で後日会員に送信される。
読み出したサーバ4は、図5(c)に示すような監査項
目検索結果画面106をブラウザ画面上に表示させるデ
ータをPC14に送信する(ステップS10)。監査項
目検索結果画面106では、監査項目に基づいて選択さ
れた2つの監査対象データが表示されている。監査対象
データの上段は第1のカメラ装置10(C1)で生成さ
れた画像データを表し、下段は第2のカメラ装置10で
生成された画像データを表している。各監査対象データ
はチェックボックスにより選択できるようになっている
が、さらに絞り込み検索ができるようになっていてもよ
い。会員が監査項目検索結果画面106から所望の監査
対象データ(例えば「監査項目A ○月×日△時 C
1」)を選択して「OK」ボタンを押すことにより、P
C14から監査項目選択情報がサーバ4に送信される
(ステップS11)。
基づいて利用料金を算出し、図5(d)に示すような監
査項目確認画面108をブラウザ画面上に表示させるデ
ータを記憶装置から読み出し、当該データをPC14に
送信する(ステップS12)。監査項目確認画面108
には、確定した1つ又は複数の監査項目と、当該監査項
目に該当する監査対象データの利用料金が表示されてい
る。会員が監査項目を確認して利用料金を承諾し、「O
K」ボタンを押すことにより監査契約が締結され、PC
14から監査項目確認情報がサーバ4に送信される(ス
テップS13)。このとき会員は、監査項目確認画面1
08に表示された利用料金が不満であれば、「Canc
el」ボタンを押すことにより監査の請求を取り消すこ
とができる。
当該監査項目確認情報に該当する監査対象データを監査
対象データベース8に要求し(ステップS14)、監査
対象データベース8から当該監査対象データを読み出す
(ステップS15)。続いて、監査対象データベース8
から読み出した監査対象データをPC14に送信する
(ステップS16)。会員は、PC14が受信した監査
対象データに基づいて監査を行なう。
8に予め書き込まれた監査対象データである。例えば監
査項目としてリアルタイムの画像データが会員により選
択された場合には、カメラ装置10でリアルタイムに生
成される日時及び位置スタンプ入りの画像データをサー
バ4が読み出してPC14に送信するようになってい
る。
の工場監査方法により監査を行なった場合に必要になる
交通費や宿泊費、接待費等のコストや、必要な時間、対
応可能時期等が併せて表示されるようにしてもよい。こ
れにより、本実施の形態による工場監査方法の対応の早
さ及び経済性の高さについてのアピールが可能になる。
また、個人等の事業規模の小さい顧客であれば、クレジ
ットカード番号等を不図示の入力フォームに入力するこ
とにより、通信ネットワーク1を介して利用料金を決済
できるようにしてもよい。
するが、最終的に監査項目が確定された監査項目確認画
面108で利用料金が表示されるため、監査対象データ
を取得する前に監査項目の数を減らして利用料金を調整
することも可能である。
画像データが事前に定型化されて監査対象データベース
8に格納され、顧客の要求に適合する条件(品種、ロッ
ト、日時、工程、カメラ装置の位置等)の画像データを
検索できるようになっている。このため、顧客が上記の
手順により通信ネットワーク1を介して即座に受信でき
る画像データに基づいて所望の日時に監査を行なうこと
により、工場監査に要する顧客及びサプライヤ双方の人
的工数及び時間的工数を大幅に削減でき、容易かつ迅速
に適切な監査を行なうことができる。また、本実施の形
態によれば、サプライヤ側は、顧客からの依頼を受けて
から工場監査を行なうという受動的な姿勢から、顧客の
所望の日時に所望の内容の工場監査を行なうという能動
的な姿勢に変わる。このため、顧客は必要とする監査デ
ータを早期に得ることが可能になる。さらに、本実施の
形態によれば、顧客が工場まで実際に訪問して監査を行
なうのと比較して、交通費、宿泊費及び接待費等の費用
が大幅に削減できる。
的に行っていた従来の工場監査を本実施の形態の工場監
査方法及び工場監査システムを用いて有料化することに
より、製造工程での品質管理を積極的にビジネスとする
動機付けとなる。さらに、工場監査の請求手続きが容易
であるため、新規の顧客であってもサプライヤに対して
気軽に適宜監査を請求できる。したがって、サプライヤ
側としては新規顧客の開拓が容易になり、工場監査に限
らず全体的なビジネス取得チャンスが拡大する。
4で算出することにより、サプライヤ側の人的及び時間
的工数を削減できる。さらに、顧客がブラウザ画面上で
利用料金を確認して承諾した上で監査を行なえるため、
顧客との間の料金に関するトラブルを回避でき、また顧
客が気軽に監査を請求できるようになる。このためサプ
ライヤは、人的工数をかけずに顧客との信頼関係を深め
ることができる。また、提供される監視対象データには
当該データが生成された時刻及び位置を証明するスタン
プが含まれているため、顧客の監視対象データに対する
信頼性が向上する。
変形が可能である。例えば、上記実施の形態では工場の
監査を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、監視シス
テムや防犯システム等に広く適用できる。
法及び工場監査システムは、以下のようにまとめられ
る。 (付記1)工場の監査を行なう際に、通信ネットワーク
を介して所望の監査項目を送信し、前記監査項目に基づ
いて選択された監査対象データを前記通信ネットワーク
を介して受信することを特徴とする工場監査方法。
いて、前記監査対象データは、監査対象を撮影した画像
データであることを特徴とする工場監査方法。
いて、前記画像データは動画であることを特徴とする工
場監査方法。
記載の工場監査方法において、前記監査対象データは、
当該監査対象データの生成日時のデータを含むことを特
徴とする工場監査方法。
いて、前記生成日時のデータは、人工衛星から受信する
標準時刻信号に基づいて得られることを特徴とする工場
監査方法。
いて、前記生成日時のデータは、標準電波送信所から受
信する標準時刻信号に基づいて得られることを特徴とす
る工場監査方法。
いて、前記生成日時のデータは、公衆電話回線を介して
受信する時報に基づいて得られることを特徴とする工場
監査方法。
記載の工場監査方法において、前記生成日時のデータ
は、暗号化されていることを特徴とする工場監査方法。
記載の工場監査方法において、前記監査対象データは、
当該監査対象データが生成された位置のデータを含むこ
とを特徴とする工場監査方法。
おいて、前記位置のデータは、人工衛星から受信する電
波に基づいて得られることを特徴とする工場監査方法。
監査方法において、前記位置のデータは、暗号化されて
いることを特徴とする工場監査方法。
データを生成し、前記監査対象データを送信するサーバ
部と、通信ネットワークを介して前記監査対象データを
受信し、前記監査対象データに基づいて監査を行なうク
ライアント部とを有することを特徴とする工場監査シス
テム。
迅速に適切な監査を行なうことができる。
の概略構成を示す図である。
により画像データに日時及び位置のスタンプを入れる際
のデータの流れを模式的に示す図である。
ータの流れを示す図である。
ータの流れを示す図である。
けるPCのブラウザ画面上に表示される表示画面の一例
を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】工場の監査を行なう際に、通信ネットワー
クを介して所望の監査項目を送信し、 前記監査項目に基づいて選択された監査対象データを前
記通信ネットワークを介して受信することを特徴とする
工場監査方法。 - 【請求項2】請求項1記載の工場監査方法において、 前記監査対象データは、監査対象を撮影した画像データ
であることを特徴とする工場監査方法。 - 【請求項3】請求項2記載の工場監査方法において、 前記画像データは動画であることを特徴とする工場監査
方法。 - 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項に記載の工
場監査方法において、 前記監査対象データは、当該監査対象データの生成日時
のデータを含むことを特徴とする工場監査方法。 - 【請求項5】請求項4記載の工場監査方法において、 前記生成日時のデータは、人工衛星から受信する標準時
刻信号に基づいて得られることを特徴とする工場監査方
法。 - 【請求項6】請求項4記載の工場監査方法において、 前記生成日時のデータは、標準電波送信所から受信する
標準時刻信号に基づいて得られることを特徴とする工場
監査方法。 - 【請求項7】請求項4記載の工場監査方法において、 前記生成日時のデータは、公衆電話回線を介して受信す
る時報に基づいて得られることを特徴とする工場監査方
法。 - 【請求項8】請求項4乃至7のいずれか1項に記載の工
場監査方法において、 前記生成日時のデータは、暗号化されていることを特徴
とする工場監査方法。 - 【請求項9】請求項1乃至8のいずれか1項に記載の工
場監査方法において、 前記監査対象データは、当該監査対象データが生成され
た位置のデータを含むことを特徴とする工場監査方法。 - 【請求項10】監査対象を監視して監査対象データを生
成し、前記監査対象データを送信するサーバ部と、 通信ネットワークを介して前記監査対象データを受信
し、前記監査対象データに基づいて監査を行なうクライ
アント部とを有することを特徴とする工場監査システ
ム。
Priority Applications (2)
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JP (1) | JP2003150672A (ja) |
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