JP2003150267A - サービスプログラムの提供方法 - Google Patents

サービスプログラムの提供方法

Info

Publication number
JP2003150267A
JP2003150267A JP2001352265A JP2001352265A JP2003150267A JP 2003150267 A JP2003150267 A JP 2003150267A JP 2001352265 A JP2001352265 A JP 2001352265A JP 2001352265 A JP2001352265 A JP 2001352265A JP 2003150267 A JP2003150267 A JP 2003150267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
map
function
service program
service
map application
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001352265A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Aoyanagi
慶光 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Software Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Software Engineering Co Ltd
Priority to JP2001352265A priority Critical patent/JP2003150267A/ja
Publication of JP2003150267A publication Critical patent/JP2003150267A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザに対するサービス内容を変更する場合
であってもサービスプログラムを変更することなく対処
することができ、ユーザやサービス提供者の負担を軽減
すること。 【解決手段】 要求元からのサービスプログラムの提供
要求を受付けるステップと、要求されたサービスプログ
ラムに対し該サービスプログラムが有する機能を制限す
る機能制限モジュールを制限対象単位に組み込んで要求
元のクライアントに提供するステップとを備えることを
特徴とする。また、クライアントに提供したサービスプ
ログラムの機能変更に際して、該当する機能制限モジュ
ールを直接変更するモジュールを提供するステップをさ
らに備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用したサービスプログラムの提供方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】インターネットを利用して特定のサービ
スを受けるためのサービスプログラムをユーザに配布
し、この配布したサービスプログラムを用いて各種のサ
ービスを提供するシステムが実現されている。
【0003】このようなシステムにおいて、サービスの
提供者は各サービスに応じて複数のサービスプログラム
を別々に用意し、ユーザは上記のサービスを受けるため
サーバから対応するサービスプログラムをダウンロード
し、適切な金額を課金していた。各サービスプログラム
は多くの機能を共有可能であり、利用できる機能により
金額が異なる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のサービ
ス提供方法では、サービス内容を変更が発生した時のソ
ースコードの修正コストが高いだけでなく、ユーザがサ
ービスプログラムを再ダウンロードする場合の手間やコ
ストの負担が大きいという問題がある。また、サービス
プログラムのソースコードが存在しない場合はサービス
プログラムの修正ができないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、それぞれのユーザに対す
るサービス内容を変更する場合であってもサービスプロ
グラムを変更することなく対処することができ、ユーザ
やサービス提供者の負担を軽減することができるサービ
スプログラムの提供方法を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、要求元からのサービスプログラムの提供
要求を受付けるステップと、要求されたサービスプログ
ラムに対し該サービスプログラムが有する機能を制限す
る機能制限モジュールを制限対象単位に組み込んで要求
元のクライアントに提供するステップとを備えることを
特徴とする。また、クライアントに提供したサービスプ
ログラムの機能変更に際して、該当する機能制限モジュ
ールを直接変更するモジュールを提供するステップをさ
らに備えることを特徴とする。また、クライアントに提
供済みのサービスプログラムに対して、クライアントか
らの要求に応じて、特定の機能を制限する機能制限モジ
ュールを転送し、提供済みのサービスプログラムの機能
を制限するステップをさらに備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明のサービ
スプログラムの提供方法を適用したシステムの実施の形
態を示す図である。図において、インターネット1上に
はサーバ11が接続されている。このサーバ11にはW
WWサーバ110が稼動中である。このWWWサーバ1
10は、サービスプログラムの1つとして、例えば地図
アプリケーションプログラムを販売するサービスを提す
るものである。提供する地図アプリケーションプログラ
ムは、WWWサーバ110のディスク(図示せず)に格
納されている。ここでは、地図アプリケーション(1)
111、地図アプリケーション(2)112、地図アプ
リケーション(3)113が格納されている。
【0008】地図アプリケーション(1)111は、表
示できる地図や地図・情報の印刷機能を制限した「お試
し版プログラム」である。地図アプリケーション(2)
112は、関東地区の地図だけを表示できるプログラム
であり、印刷や地図データの保存等の機能は保持してい
る。地図アプリケーション(3)113は、全国各地の
地図を表示できるプログラムである。地図アプリケーシ
ョンとしてはこの他にも目的別の地図や地域別の地図を
表示するプログラム等、無数のバリエーションが存在す
るが、本実施形態では3種類だけを例として挙げる。
【0009】このWWWサーバ11にはインターネット
1を介して複数のクライアント(1)12,(2)13
からアクセス可能になっている。WWWサーバ11は、
インターネット1に接続したクライアント(1)12上
で稼動するWWWブラウザ121やクライアント(2)
13上で稼動するWWWブラウザ131から地図アプリ
ケーションの購入要求を受け付け、適切なプログラムを
配布するサービスを提供している。図1では、クライア
ント(1)12はWWWサーバ11から地図アプリケー
ション(1)122のお試し版プログラムを無償でダウ
ンロードした例を示しており、また、クライアント
(2)13は関東地区限定地図を購入するため、WWW
サーバ110上で地図アプリケーション(2)112に
対する購入処理として課金承認情報を転送し、地図アプ
リケーション(2)132の関東地区限定地図をダウン
ロードした例を示している。
【0010】図2は、クライアントに提供する地図アプ
リケーションプログラムの作成方法を示す図である。本
実施形態では、サービス提供の前提として、全ての機能
を利用可能な地図アプリケーション21が存在してい
る。この地図アプリケーション21は、必要な機能を全
て含む形で既に実行可能な形式であっても構わない。お
試し版プログラムである地図アプリケーション(1)1
11は、実行可能形式として構成されている地図アプリ
ケーション21の内部に地図表示制御モジュール221
と印刷機能禁止モジュール222とファイル格納禁止モ
ジュール223を書き込んだ実行可能なプログラムであ
る。また、関東地区限定地図である地図アプリケーショ
ン(2)112は、地図アプリケーション21の内部に
関東地区のみの地図を表示可能にし、関東地区以外の地
図を表示する機能やGUIをすべて無効化する地図表示制
御モジュール221を書き込んだ実行可能なプログラム
である。
【0011】地図表示制御モジュール221、231
は、地図アプリケーションが表示できる地図を制限する
機能を保持している。すなわち、次のような制限機能を
備えている。 (1)地図表示アプリケーション(1)111、(2)
112がインターネット上のサーバ11または他のサー
バから地図をダウンロードする場合には地図データをダ
ウンロードするAPIをキャンセルする。 (2)地図アプリケーション(1)111、(2)11
2がファイルに格納された地図データを参照する場合に
は地図データファイルにアクセスするAPIをキャンセ
ルする。 ただし、お試し版プログラムでサンプル地図を提供する
場合などはサンプル地図の参照は許可しなければなら
ず、データによってAPIのキャンセルや許可を使い分
ける。同様に、関東地区限定地図では表示できる地図を
関東地区に限定する。
【0012】印刷機能禁止モジュール222は、地図デ
ータや詳細情報の印刷を実行するAPIをキャンセルす
る機能を備えている。ファイル格納禁止モジュール22
3はデータのファイル格納をキャンセルする機能を備え
ている。
【0013】図3は、地図アプリケーション(1)11
1上の各モジュールの実現方法について印刷機能禁止モ
ジュール222を一例として示す図である。機能が制限
されていない地図アプリケーション21の処理系ではユ
ーザからのプリント要求を実行する関数としてPrint()
という関数を提供していると仮定する。Print()関数の
内部ではOSが提供するStartDoc()APIを呼び出すこと
で実際のプリント処理を実行できる。StartDoc()API
のアドレスは、プログラムのローダが地図アプリケーシ
ョン21を起動する際に自動的に解決する。そのため、地
図アプリケーション21からStartDocAPIのアドレスを
呼び出すマシン語のcall命令では、StartDoc()APIの
先頭アドレスにjmpすることが可能である。
【0014】地図アプリケーション21に印刷禁止モジ
ュール222を組み込んだ地図アプリケーション(1)
111の処理系では、StartDoc()APIに対応するダミ
ー関数として、Fake#StartDoc()を実現している。Print
()関数の内部でStartDoc()APIへcall命令が実現され
ている点は地図アプリケーション21と同様であるが、
call命令により実際にjmpするアドレスはStartDoc()A
PIの先頭アドレスにjmpする命令をFake#StartDoc()関
数にjmpするように変更を加えられている。これは、地
図表示制御モジュールが、地図アプリケーション(1)
が保持しているStartDoc()APIのアドレスをFake#Sta
rtDoc()へのアドレスに変更したためである。Fake#Star
tDoc()関数の内部では、プリント処理を実行せずに、エ
ラーコードを返すため、呼び出し元であるPrint()関数
の内部のStartDoc()API呼び出しの次ステップへ処理
が移行する。このような制御によりプリント要求を失敗
させる(実行不可能にさせる)ことが可能であり、他の
機能に関しても同様に、対応するAPI呼び出しを変更
することで実現可能である。
【0015】図4は、クライアント(1)12、(2)
13における地図アプリケーションによる日本地図表示
例を示す図である。ここで示す例では、地図アプリケー
ション(1)111、(2)112の起動時に表示画面
(1)41に日本地図を表示する。この状態で表示画面
(1)41上の任意の地点をマウスでクリックすると、
その地点に関連した地域の詳細地図として図5に示す表
示画面(2)52に切り替わる。本例では関東地区内の
東京地区411をクリックした場合を示す。仮に図4上
で近畿地区内の大阪地区412をクリックした場合に
は、地図表示制御モジュール221または231は、詳
細地図を表示できない旨を示すエラーダイアログボック
ス等でユーザに地図の大阪地区の表示が許可されていな
いことを通知する。
【0016】図5は、地図アプリケーション(2)11
2上の各モジュールの実現方法について地図表示制御モ
ジュール231を1例として示す図である。機能が制限
されていない地図アプリケーション21の処理系ではユ
ーザのマウスイベントを処理する関数としてOnClick(in
t x, int y)という関数を提供していると仮定する。OnC
lick()関数は、マウスをクリックした座標を引数に取
り、内部ではDisplay(int id)APIを呼び出すことで
実際の地図表示処理を実行できる。表示する地図は、引
数のid番号で指定する。図3と同様に、地図アプリケー
ション21に地図表示制御モジュール231を組み込ん
だ地図アプリケーション(2)112の処理系では、On
Click()APIに対応するダミー関数のとして、Fake#On
Click(int x, int y)APIを実現している。Fake#OnCl
ick ()関数の内部では、引数のxとyの座標が東京地区に
含まれるかチェックし、含まれている場合は、東京地区
の地図のid番号を引数に指定してDisplay()関数を呼び
出し、1を返す。また、引数のxとyが東京地区に含まれ
ていない場合は、地図を表示できない旨のメッセージダ
イアログを出し、0を返す。このような制御により地図
の表示範囲を限定することが可能であり、他の機能に関
しても同様に、対応するAPI呼び出しを変更すること
で実現可能である。
【0017】図6は、地図アプリケーションによる地域
別表示例を示す図である。本例では図4の表示画面
(1)41の東京地区をマウスでクリックした時に、表
示ウインドウに東京地区の詳細地図を表示した例を示し
ている。図5の仕組を実現する地図表示制御モジュール
221または231により地図アプリケーション(1)
111や地図アプリケーション(2)112では、図4
の近畿地区の大阪地区412をマウスでクリックした場
合には図6の表示画面61には遷移しないが、関東地区
の東京地区411をクリックした場合は図6の表示画面
61に遷移する。図6の表示状態で、表示画面(2)6
1上の任意の地点をマウスでクリックすると、その地点
に関連した地域別詳細表示として図7に示す表示画面
(3)71に切り替わる。本例では図6の横浜付近61
1をクリックした場合を示す。
【0018】図7は、地図アプリケーションによる地域
別詳細表示例を示す図である。本例では図6の表示画面
(2)61の横浜付近をマウスでクリックした時に、表
示ウインドウに横浜地区の詳細を表示した例を示してい
る。ここでは、横浜地区の地図に関連するさらに詳細な
地図情報を提供するサーバへのリンク先が番号または文
字で表示されている。
【0019】図7の表示状態で、表示画面(3)71上
に表示された任意のリンク先の番号もしくは文字をマウ
スでクリックすると、その地点に関連した地域別詳細表
示として図8に示す表示画面(4)81に切り替わる。
本例では、図7における「よこはまコスモワールド」7
11をクリックした場合を示す。
【0020】図8は、「よこはまコスモワールド」の詳
細を表示した表示画面81である。地図アプリケーショ
ン(2)は、関東地区の地図を表示し、その地図上でユ
ーザが行うすべての操作が制限されていないため、「よ
こはまコスモワールド」の詳細を印刷したり、メールで
転送等が可能であるが、印刷機能禁止モジュール222
が組み込まれた地図アプリケーション(1)において、
表示データを印刷しようとした場合、ファイルメニュー
の印刷項目811が図8に示すように反転表示(網掛け
表示)され、印刷項目を選択することができない。これ
によって、印刷が不可能になる。なお、本例では印刷項
目が反転表示される例を示したが、実際に印刷コマンド
を発行した後で印刷エラーのダイアログボックスを表示
することもできる。
【0021】図9は地図表示制御モジュールの実現方法
を示した図である。地図表示アプリケーション(1)1
11の実行コードはMS-DOSヘッダという領域で開始し、
デバッグシンボルという領域で終了する。実行コード中
にはプログラムコードが格納されている領域とシステム
のライブラリが提供するAPI関数のアドレスを格納し
ているIAT(Import Address Table)と呼ばれる領域
を含んでいる。地図表示アプリケーション(1)は図3
に示した仕組で地図の印刷処理を禁止している。OSは、
地図アプリケーション(1)をロードする場合、StartD
oc()APIの実アドレス93をIATの対応する位置9
1に自動的に格納する。地図表示アプリケーション
(1)が印刷処理を開始する場合、StartDoc()APIを
呼び出すコード92はIATのStartDoc()APIの実ア
ドレスが格納されている位置に対してcall命令を発行す
る仕組でシステムAPIを呼び出すことができる。しか
し、地図表示制御モジュールでは、IATに格納されて
いるStartDocAPIの実アドレスをFake#StartDoc関数
というダミー関数のアドレス94に書き換えている。そ
のため、アプリケーション(1)がStartDocAPIを呼
び出す場合はダミー関数が実際には呼び出されることに
なる。
【0022】以下フローチャートを用いて、本実施形態
の動作を説明する。図10は、本実施形態の地図アプリ
ケーションダウンロード時のサーバ11の処理を示すフ
ローチャートである。サーバ11上で稼動中のWWWサ
ーバ110はインターネット1上のクライアント(1)
12またが(2)13から地図アプリケーションのダウ
ンロード要求を受け付け(ステップ1001)、ダウン
ロード要求を受信すると(ステップ1002)、クライ
アント(1)12または(2)13からの要求が課金承
認情報を含むかチェックする(ステップ1003)。課
金承認情報が含まれていない場合は、地図アプリケーシ
ョンの購入意思がないものと見做し、「お試し版プログ
ラム」である地図アプリケーション(1)111を要求
元のクライアント(1)12または(2)13に転送し
(ステップ1004)、ステップ901から繰り返す。
【0023】クライアント(1)12または(2)13
からの要求が課金承認情報を含む場合には、要求元のク
ライアント(1)12または(2)13の要求に応じた
地図アプリケーションを転送し(ステップ1005)、
ステップ1001から繰り返す。例えば、クライアント
(2)13から関東地区限定地図の地図アプリケーショ
ン(2)112の提供要求があり、その利用金額または
販売金額に相当する課金承認情報を含む場合には、当該
地図アプリケーション(2)112を要求元のクライア
ント(2)13に転送する。
【0024】図11は、地図アプリケーション(2)1
12をダウンロードしたクライアント(2)13におけ
る地図アプリケーション(2)132の画面遷移処理を
示すフローチャートである。例えば、関東地区限定地図
の地図アプリケーションをダウンロードしたクライアン
ト13において、この地図アプリケーション(2)13
2を起動すると、初期表示として図4に示したような表
示画面(1)41を表示する(ステップ1101)。
【0025】次に、ユーザが表示画面(1)41の任意
の地点をクリックしたならば、当該地図アプリケーショ
ン(2)132に含まれる地図表示制御モジュール23
1は、ユーザが指定した地点を表示可能かチェックし
(ステップ1102)、表示制限がなされていない場合
は図6の表示画面(2)61に画面遷移する(ステップ
1103)。しかし、表示制限機能が設定されていた場
合はステップ1101から繰り返す。
【0026】ステップ1103で、ユーザが表示画面
(2)61の任意の地点をクリックした時、地図アプリ
ケーション(2)132に含まれる地図制御モジュール
231は、ユーザが指定した地点を表示可能かチェック
し(ステップ1104)、表示制限が設定されていない
場合は図7の表示画面(3)71に画面遷移するが(ス
テップ1104)、表示制限されている場合はステップ
1101から繰り返す。ステップ1105で、ユーザが
表示画面(3)71の任意の地点をクリックした時、地
図アプリケーション(2)132に含まれる地図制御モ
ジュール231は、ユーザが指定した地点を表示可能か
チェックし(ステップ1106)、表示制限されていな
い場合は、図8の表示画面(4)81に画面遷移する
(ステップ1107)。しかし、表示制限されていた場
合はステップ1101から繰り返す。
【0027】図12は、クライアント(2)12にダウ
ンロードした地図アプリケーション(1)122の印刷
禁止処理を示すフローチャートである。ユーザが地図ア
プリケーション(1)122から印刷要求を発行すると
(ステップ1201)、地図アプリケーション(1)1
22中に印刷機能禁止モジュール222が含まれている
かどうかで処理が異なる(ステップ1202)。印刷機
能禁止モジュール222が含まれている場合は、印刷A
PIへのjmp命令は図3で説明したようにダミー関数へ
のjmp命令に書き換わっているため印刷APIはバイパ
スされ(ステップ1203)、ステップ1201から繰
り返す。印刷機能禁止モジュール222が含まれていな
い場合は、正常に印刷APIが実行され(ステップ12
04)、ステップ1201から繰り返す。
【0028】図13は、クライアント(2)13にダウ
ンロードした地図アプリケーション(1)132の地図
表示制限処理を示すフローチャートである。ユーザが地
図アプリケーション(2)132の特定の位置をクリッ
クすると(ステップ1301)、地図アプリケーション
(2)132中に地図表示制限モジュール231が含ま
れているかどうかで処理が異なる(ステップ130
2)。地図表示制限モジュール231が含まれていない
場合は、すべての地図を表示することを許可しているこ
とを示すため、地図の表示処理はそのまま実行され(ス
テップ1303)、ステップ1201から繰り返す。印
刷機能禁止モジュール231が含まれている場合は、On
click()APIは直接呼び出されず、Fake#OnClick()A
PIが呼び出されるように地図アプリケーションが書き
換えられている。Fake#OnClick()APIは、引数として
xとyの座標の値を取得できるため、地図の表示が可能な
地域に含まれているかチェックする(ステップ130
4)。ステップ1304でクリックした位置が表示可能
な範囲に含まれている場合には、地図の表示処理はその
まま実行され(ステップ1305)、ステップ1301
から繰り返す。ステップ1304でクリックした位置が
表示可能な範囲に含まれない場合には、地図を表示でき
ないことを示すダイアログボックス等によりユーザにそ
の旨を通知し(ステップ1306)、ステップ1301
から繰り返す。
【0029】図14は、地図アプリケーションを書き換
えて機能制限モジュールを追加する処理を示すフローチ
ャートである。地図アプリケーションを書き換える場
合、まず地図アプリケーションが実行された場合に機能
制限モジュールをロードするようにプログラムのバイナ
リファイルを書き換える(ステップ1401)。地図ア
プリケーション(1)111の場合は地図表示制御モジ
ュール221と印刷禁止モジュール222とファイル格
納禁止モジュール223をロードするように地図アプリ
ケーション(1)のインポート情報を書き換え、地図ア
プリケーション(2)112の場合は地図表示制御モジ
ュール231をロードするように地図アプリケーション
(2)のインポート情報を書き換える。次に、API呼
び出しをダミー関数の呼び出しに変換するため、対象と
なるAPIの実アドレスがIATに格納されているかチ
ェックする(ステップ1402)。地図表示制御モジュ
ール221の場合はOnClick()API、印刷禁止モジュ
ール222の場合StartDoc()API、ファイル格納禁止
モジュール223の場合CreateFile()APIといった関
数の実アドレスを検索する。ステップ1402で対象と
なる関数の実アドレスが見つかった場合には、IATに
格納されているアドレスをダミー関数のアドレスに変換
し(ステップ1403)、ステップ1401から繰り返
す。ステップ1402で対象となる関数の実アドレスが
見つからなかった場合には、ステップ1401から処理
を繰り返す。
【0030】以上のように本実施形態は、地図アプリケ
ーション等のサービスプログラム中に予め機能制限モジ
ュールを挿入してクライアントに提供するようにしたも
のである。従来まではサービスプログラムのソースコー
ドを修正し、プログラム全体を構成し直していたが、本
発明の方法を利用することで、サービス内容を変更する
場合でも機能制限モジュールの変更だけが必要であり、
サービスプログラムの実行可能ファイルは変更する必要
がない。
【0031】機能制限モジュールの挿入はサービスプロ
グラムの実行可能ファイルに直接編集する方法を採用す
るため、サービスプログラムのソースコードが存在しな
い場合でも問題はない。サービスの提供者はサービス内
容を変更する場合に、機能制限モジュールの書き換えが
可能なモジュールを新規に作成すればよい。すなわち、
ユーザはサービスプログラム全体をダウンロードし直す
ことは必要なく、機能制限モジュールの書き換えが可能
なモジュールをダウンロードするだけでよいことにな
る。
【0032】したがって、本実施形態によれば、サービ
スの提供を受けるためのサービスプログラムに対し該サ
ービスプログラムが有する機能を制限する機能制限モジ
ュールを制限対象単位に組み込んでサービス提供先のク
ライアントにダウンロードし、このダウンロードしたサ
ービスプログラムを用いてサービスを受けられるように
したため、それぞれのユーザに対するサービス内容を変
更する場合には、サービスプログラムを変更することな
く、機能制限モジュールのみを変更するだけで対処する
ことができ、ダウンロードにかかる時間や経費を節約す
ることができる。したがって、既にクライアントに提供
済みのサービスプログラムであっても、その機能を制限
する場合には、該当する機能制限モジュールをダウンロ
ードすればよくなり、既存のサービスプログラムに対し
ても容易に対処することができる。また、サービス内容
別のサービスプログラムを用意しておく必要がなく、サ
ービスプログラムの開発コストや維持コストを削減する
ことができる。
【0033】なお、上記実施形態では、地図情報の提供
サービスを行う場合を例に挙げて説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、任意のプログラムの機
能を汎用的に制限する仕組を提供する。この仕組によ
り、1つのプログラムで複数の種類のサービスを提供す
る場合でも、サービスごとに別途プログラムを作成する
必要がなくなり、場合に応じて機能制限モジュールをプ
ログラムに埋め込むだけで済む。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、サービス
を提供するサービスプログラムに対し該サービスプログ
ラムが有する機能を制限する機能制限モジュールを制限
対象単位に組み込んでサービス提供先のクライアントに
提供し、この提供したサービスプログラムを用いて各種
のサービスを受けられるようにしたため、それぞれのユ
ーザに対するサービス内容を変更する場合には、サービ
スプログラムを変更することなく、機能制限モジュール
のみを変更するだけで対処することができ、ダウンロー
ドにかかる時間や経費を節約することができる。
【0035】また、機能制限モジュールの変更に際して
は、新たな機能制限モジュールを提供するか、現在の機
能制限モジュールを書き換えるモジュールを作成して提
供すればよく、サービス内容の変更も容易に実現するこ
とができる。また、サービス内容別のサービスプログラ
ムを用意しておく必要がなく、プログラムの開発コスト
や維持コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシステムの実施の形態を示す
構成図である。
【図2】図1の地図アプリケーションの作成方法を示す
図である。
【図3】図1における地図アプリケーション上の各モジ
ュールの中で、印刷禁止モジュールの実現方法を示す図
である。
【図4】図1における地図アプリケーションによる日本
地図表示例を示す図である。
【図5】図1における地図アプリケーション上の各モジ
ュールの中で、地図表示制御モジュールの実現方法を示
す図である。
【図6】図1における地図アプリケーションによる地域
別表示例を示す図である。
【図7】図1における地図アプリケーションによる地域
別表示例を示す図である。
【図8】図1における地図アプリケーションによる詳細
情報表示例を示す図である。
【図9】図1における各機能制限モジュールの詳細を実
現方法を示した図である。
【図10】図1における地図アプリケーションダウンロ
ード時のサーバの処理を示すフローチャートである。
【図11】図1における地図アプリケーションの画面遷
移処理を示すフローチャートである。
【図12】図1における地図アプリケーションの印刷禁
止処理を示すフローチャートである。
【図13】図1における地図アプリケーションの地図表
示制限処理を示すフローチャートである。
【図14】図1における地図アプリケーションの書き換
え処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…インターネット、11…サーバ、12…クライアン
ト(1)、13…クライアント(2)、110…WWW
サーバ、111…地図アプリケーション(1)、112
…地図アプリケーション(2)、113…地図アプリケ
ーション(3)、121…WWWブラウザ、122…地
図アプリケーション(1)、131…WWWブラウザ、
132…地図アプリケーション(2)、221…地図表
示制御モジュール、222…印刷機能禁止モジュール、
223…ファイル格納禁止モジュール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 318 G06F 17/60 ZEC ZEC 9/06 660A Fターム(参考) 5B075 KK07 KK13 KK33 KK38 ND06 ND20 ND22 ND23 ND34 ND36 PP03 PP13 PP30 PQ02 PQ05 PQ13 PQ48 PQ49 UU14 UU40 5B076 AB18 BB06 FB03 FB05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットを利用して特定のサービ
    スを受けるためのサービスプログラムを提供する方法で
    あって、 要求元からのサービスプログラムの提供要求を受付ける
    ステップと、 要求されたサービスプログラムに対し該サービスプログ
    ラムが有する機能を制限する機能制限モジュールを制限
    対象単位に組み込んで要求元のクライアントに提供する
    ステップとを備えることを特徴とするサービスプログラ
    ムの提供方法。
  2. 【請求項2】 クライアントに提供したサービスプログ
    ラムの機能変更に際して、該当する機能制限モジュール
    を直接変更するモジュールを提供するステップをさらに
    備えることを特徴とする請求項1に記載のサービスプロ
    グラムの提供方法。
  3. 【請求項3】 クライアントに提供済みのサービスプロ
    グラムに対して、クライアントからの要求に応じて、特
    定の機能を制限する機能制限モジュールを転送し、提供
    済みのサービスプログラムの機能を制限するステップを
    さらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載
    のサービスプログラムの提供方法。
JP2001352265A 2001-11-16 2001-11-16 サービスプログラムの提供方法 Pending JP2003150267A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352265A JP2003150267A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 サービスプログラムの提供方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352265A JP2003150267A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 サービスプログラムの提供方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003150267A true JP2003150267A (ja) 2003-05-23

Family

ID=19164470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001352265A Pending JP2003150267A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 サービスプログラムの提供方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003150267A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005107103A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Giken Shoji International Co Ltd 地図情報システム
WO2006114925A1 (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha プログラム提供装置、記憶媒体および車載情報システム
JP2008299776A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Kyocera Mita Corp 電子機器、アプリケーション認証方法、アプリケーション実行システムおよびアプリケーション実行プログラム
JP2011154568A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Nec Corp 情報処理装置、プログラム検証方法およびプログラム
US9043705B2 (en) 2011-01-11 2015-05-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Service distribution device and service display device

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH086784A (ja) * 1994-06-15 1996-01-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ソフトウェア/著作物の無断複製使用防止システムおよび無断複製使用防止処理方法
JPH0830683A (ja) * 1994-07-12 1996-02-02 Daina Wear:Kk 汎用プログラムの流通管理方法および汎用プログラムの購入装置
JPH09114786A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Fujitsu Ltd オンライン機能制限解除システム
JPH1027101A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Sony Corp 記録媒体、記録媒体のアプリケーション起動方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH086784A (ja) * 1994-06-15 1996-01-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ソフトウェア/著作物の無断複製使用防止システムおよび無断複製使用防止処理方法
JPH0830683A (ja) * 1994-07-12 1996-02-02 Daina Wear:Kk 汎用プログラムの流通管理方法および汎用プログラムの購入装置
JPH09114786A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Fujitsu Ltd オンライン機能制限解除システム
JPH1027101A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Sony Corp 記録媒体、記録媒体のアプリケーション起動方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005107103A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Giken Shoji International Co Ltd 地図情報システム
WO2006114925A1 (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha プログラム提供装置、記憶媒体および車載情報システム
US8136157B2 (en) 2005-04-21 2012-03-13 Mitsubishi Electric Corporation Program providing device, storage medium, and vehicle-mounted information system
JP2008299776A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Kyocera Mita Corp 電子機器、アプリケーション認証方法、アプリケーション実行システムおよびアプリケーション実行プログラム
JP2011154568A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Nec Corp 情報処理装置、プログラム検証方法およびプログラム
US9043705B2 (en) 2011-01-11 2015-05-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Service distribution device and service display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9940610B1 (en) Payments portal
CN109697060B (zh) 视频特效系统及其生成方法、装置、设备和存储介质
US8069220B2 (en) System and method for providing a web-based operating system
CN101421711B (zh) 用于资源受限设备的虚拟执行系统
US10248403B2 (en) Providing updates for natively rendered mobile applications
CN112256286B (zh) 一种应用运行的方法、装置及计算机存储介质
EP1174793A2 (en) System and method providing multi-tier applications architecture
RU2459238C2 (ru) Управляемая среда выполнения для организации взаимодействия между программными приложениями
CN101479721A (zh) 从可移动介质运行应用程序
US6473768B1 (en) System and method for modifying an executing application
CN106406961A (zh) 一种基于浏览器加载、提供应用程序的方法、装置
JP6182160B2 (ja) 実行中のプロセスへのコードの動的挿入
JP2014179081A (ja) フォント配信サービス
Gok et al. Building Hybrid Android Apps with Java and JavaScript: Applying Native Device APIs
CN109240697A (zh) 调用处理方法及装置、存储介质
CN112189187A (zh) 统一平台的可扩展性
US8612996B2 (en) Technique for integrating a distributed object system component with a service oriented architecture application
CN111367518A (zh) 页面布局方法、装置、计算设备及计算机存储介质
US5838911A (en) Method and apparatus for obtaining network information by using a dynamic link library
JP2003150267A (ja) サービスプログラムの提供方法
Marquardt Patterns for Plug-Ins.
US20040024856A1 (en) Method and system for a services environment management engine
CN115390863A (zh) 应用程序安装包生成方法、装置、服务器及存储介质
Haja et al. Location, proximity, affinity–the key factors in FaaS
CN113377375A (zh) 页面处理的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070803

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071012