JP2003150144A - 筆順等の情報を持ったインテリジェントフォント、およびその作成方法、並びにその描画方法 - Google Patents

筆順等の情報を持ったインテリジェントフォント、およびその作成方法、並びにその描画方法

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JP2003150144A
JP2003150144A JP2001348121A JP2001348121A JP2003150144A JP 2003150144 A JP2003150144 A JP 2003150144A JP 2001348121 A JP2001348121 A JP 2001348121A JP 2001348121 A JP2001348121 A JP 2001348121A JP 2003150144 A JP2003150144 A JP 2003150144A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アウトラインフォントから中心線情報を解析
し、その中心線から外郭データを生成して、筆順等の情
報を持ったインテリジェントフォントを作成することを
可能とする。 【解決手段】インテリジェントフォント作成の前段階と
して全書体に共通する (1)「文字基本情報」の作成手順と、(2)「文字基
本ウェイト情報」の作成手順とを、コード体系の総ての
文字に対して行い、前記の基本情報を使用して、インテ
リジェントフォント作成手順である、(3)複数の文字
から「書体部品情報」を求める手順、(4)複数の文字
から「書体部首情報」を求める手順、(5)複数の文字
から「書体変形情報」を求める手順、(6)「文字基本
ウェイト情報」から「書体ウェイト変形情報」を求める
手順、から作成された書体によって、文字を構成する部
品の中心線ベクトルと書体を特徴付ける外郭線を組み合
わせることによって文字を生成することができることを
特徴とする筆順等の情報を持ったインテリジェントフォ
ントを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ワープロ専用機や
ワープロソフトに使用されている書体形式であるフォン
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワープロ専用機やワープロソフト
に使用されている書体形式は、ドットフォントが実用に
共されている。実用のドットフォントは、拡大するとギ
ザギザが目立った文字になるという重大な欠点があっ
た。この状態を図2(a)に示す。
【0003】この改善策として、トゥルータイプフォン
トに代表されるアウトラインフォントが開発された。こ
のアウトラインフォントは、ドットフォントに比較する
と、拡大してもギザギザがなくなり、なめらかな表現に
なるので、現在、アウトラインフォントが主流になって
きている。
【0004】しかし、アウトラインフォントは、文字詰
め等に頻繁に利用されるフォントの長体平体化により、
とりわけ拡大すると縦棒と横棒のバランスが崩れた文字
となる欠点がある。この状態を図2(b)に示す。さら
に、アウトラインフォントは、アウトライン(輪郭)を
描画し、中を塗りつぶすことによって文字を生成するた
め、2段階の描画手順となり、描画速度で劣る問題があ
った。また、従来のドットフォント或いはアウトライン
フォントは、1書体を作成するには、必要な文字すべて
(JISでは約7千文字)をデザインし、デジタル化す
ることが必要であった。さらに、日本を含む漢字圏にお
いては、今後、筆順などの情報が欲しくても、アウトラ
インフォントは、そのフォント生成過程により、拡張性
に限界を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、現在、フォントの主流であるアウトラインフォン
トでは、表現力に限界があり、業界からフォントに要求
される性能に応えることができない点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来のフォン
ト技術とは根本的に異なる、筆順に従った中心線情報を
解析し、この中心線に対する距離や先端情報・角情報な
どの外郭データを解析し、これらのデータを中心線に持
たせ、データベース化することでインテリジェントフォ
ントとすることを最も主要な特徴とする。
【0007】先ず、本発明を説明する際に使用する用語
の定義や解説を述べる。部首とは、文字を構成する要素
である。部品とは、部首を構成する要素である。書体と
は、特定のコード体系に対応するすべての文字を用意し
た文字の集合体である。コード体系の種類には、JIS
コード体系(日本で使用)、シフトJISコード体系
(日本語DOS等で使用)、EUCコード体系(UNI
X(登録商標)で使用)、BGコード体系(中国で使
用)、CNSコード体系(中国で使用)、KSCコード
体系(韓国で使用)、ユニ(UNI)コード体系(Wi
ndowsNT(登録商標)で使用)などがある。ファ
ミリー書体とは、同一の特徴を有する太さなどの違う書
体の集合である。ウェイトとは、ファミリー書体で太さ
などの違う書体を区別するための名称である。ウェイト
1〜ウェイト12で表現し、ウェイト1を細い書体、ウ
ェイト12を太い書体として使用する。
【0008】以下は、インテリジェントフォントのデー
タベースを説明するために使用する用語の説明である基
準点とは、ローカル座標系の原点のことであるリスト構
造とは、項目がある順序にしたがって並んでいる集合の
ことである。ブロックとは、同一の性質を持つ情報を集
めた集合である。オフセットとは、ブロックの先頭から
のデータ位置である。定義場所(定義位置)とは、デー
タが格納されているファイル名、またはファイルの先頭
からの位置である。
【0009】本発明に係るインテリジェントフォント
は、筆順などの高度な情報を持つことを特徴とし、文字
を構成する中心線ベクトルと書体を特徴付ける太さや角
情報などを持った部品を組み合わせることによって文字
を生成することを特徴とする。本発明に係るインテリジ
ェントフォントは、データベース(以下、DBと略
す。)管理情報、文字基本情報、文字基本ウェイト情
報、書体変形情報、書体ウェイト変形情報、書体部品情
報、書体部首情報、描画用書体情報、などから構成され
る。本発明に係るインテリジェントフォントの全体的な
概念図を図1に示す。
【0010】さらに、データベースの構造を図16及び
図17に示す。以下に詳述する。 「DB管理情報」フォントのコード体系は、シフトJI
Sコード体系、ユニ(UNI)コード体系、EUCコー
ド体系などが使用できる。これらの情報はそれぞれのコ
ード体系テーブルにまとめられる。DB管理情報は、D
B管理テーブル、コード体系管理情報、コード体系テー
ブル、基本情報テーブル、書体管理テーブル、書体コー
ド体系管理情報、書体コード体系テーブル、書体部品テ
ーブル、書体部首テーブル、書体変形情報テーブル、描
画用書体管理テーブルからなる。DB管理テーブルに
は、データブロック個数、ブロック識別番号およびコー
ド体系管理情報の定義場所、文字基本情報の定義場所、
文字基本ウェイト情報の定義場所、書体管理テーブルの
定義場所が格納される。コード体系管理情報には、コー
ド体系テーブルの個数、コード体系テーブル識別番号、
コード体系テーブルの定義場所が格納される。コード体
系テーブルには、コード及びコードに対応した基本情報
テーブルのオフセット値が格納される。基本情報テーブ
ルには、コードに対応した文字の文字基本情報のオフセ
ット値及び、文字基本ウエイト情報のオフセット値が格
納される。書体管理テーブルには、書体名、書体コード
体系管理情報の定義場所、書体部品テーブルの定義場
所、書体部首テーブルの定義場所、書体変形情報テーブ
ルの定義場所、書体変形情報の定義場所、書体ウェイト
変形情報の定義場所、書体部品情報の定義場所、書体部
首情報の定義場所、描画用ウェイト書体管理テーブルが
格納される。書体部品テーブルには、書体部品数、書体
部品識別番号、書体部品情報のオフセットを格納する。
書体部首テーブルには、書体部首数、書体部首識別番
号、書体部首情報のオフセットを格納する。書体コード
体系管理情報には、書体コード体系テーブル個数、書体
コード体系テーブル識別番号、書体コード体系テーブル
定義場所を格納する。書体コード体系テーブルには、コ
ード及びコードに対応した書体基本テーブルのオフセッ
ト値が格納される。書体変形情報テーブルには、コード
に対応した文字の書体変形情報のオフセット値、及び書
体ウエイト変形情報のオフセット値が格納される。描画
用書体管理テーブルには、描画書体数、それぞれの描画
用書体に書体名、ウェイト、描画用書体情報定義場所を
格納する。
【0011】「文字基本情報」文字基本情報は、インテ
リジェントフォントの基本的構造であり、全書体に共通
する情報を持つ。文字基本情報の構成要素は、文字を構
成する部首情報を格納する部首リスト情報、部首を構成
する部品情報を格納する部品リスト情報、文字の骨格を
なす中心線ベクトル、筆順情報、その他文字に対して全
書体に共通する情報などである。中心線ベクトルは、図
11に示されるように、塗りつぶされた文字の両端から
同一幅を取って生成するものである。部首情報は、部首
番号と部品リンク情報からなる。部品情報は、部品番号
と中心線ベクトルの制御点とからなる。文字基本情報の
中心線ベクトルは、全ての書体の書体変形情報の元とな
る情報である。文字基本情報の部首リンク情報と部品リ
ンク情報はリスト構造になる。文字基本情報の中心線ベ
クトルは複数の点を有する曲線で構成される。点は、点
の属性と、点の座標値を持つ。点の属性は、終点、曲
線、制御点、連続点の区別を持ち、4ビットを使用し、
第1ビット目を終点、第2ビット目を曲線、第3ビット
目を制御点、第4ビット目を連続点とする。記述は(属
性、X座標、Y座標)とする。曲線は、ベジェ曲線を使
用するが、他の曲線(NBAS曲線等)も使用できる。
以下の記載においても同様である。文字基本情報の中心
線ベクトルの数は、画数と同じ数である。文字基本情報
の中心線ベクトルは、部品リンク情報に付随する。筆順
情報は、部品リンク情報のリンク順である。部首リンク
情報に格納される番号は、漢和辞典の部首索引に画数毎
に掲載されている部首に番号を付し、同じ部首であって
も形状が違うものにおいては次の番号を付し区別して使
用する。部品リンク情報に格納される番号は、横棒、縦
棒、釣針はね、かぎはね、かぎ棒、かぎ払い、けものは
ね左はね棒、右はね、左払い、右払い、横流れ、うちあ
げ、さんずい、点、長点、しんにゅうなどに番号を付し
て使用する。文字基本ウェイト情報は、ウェイト(太さ
など)の違う書体を生成するときに必要な情報を持つも
のである。文字基本ウェイト情報の構成要素は、中心線
ベクトルの移動変形情報、部品の太さ変形情報及び、文
字を判別するために必要な島情報(黒い部分に囲まれた
白い部分の情報)などである。島情報については、図8
に示す。文字基本ウェイト情報は、ウェイトの違う書体
を生成するための基本的構造である。文字基本ウェイト
情報は、ウェイトの変化に伴う部品の位置の変化、形の
変化、太さの変化に対応するために、中心線ベクトルの
移動変形情報、部品の太さ変形情報を持つ。文字基本ウ
ェイト情報は、文字を判別するために必要な島(白い部
分)を残すために、島情報を持つ。文字基本ウェイト情
報は、全ての書体の書体ウェイト変形情報の元となる情
報である。文字基本ウェイト情報には、ウエイト1、ウ
エイト12のウエイト情報を格納する。中心線ベクトル
の移動変形情報は、文字基本情報の中心線ベクトルを構
成する点座標の移動情報として持つものである。部品の
太さ変形情報は、中心線ベクトルを構成する点座標に太
さの変化情報として持つものである。島情報は、文字の
島(白い部分)を囲む中心線ベクトルとの関係をリンク
構造で持つものである。
【0012】「文字基本ウェイト情報」文字基本ウェイ
ト情報は、ウェイト(太さなど)の違う書体を生成する
ときに必要な情報を持つ。文字基本ウェイト情報の構成
要素は、中心線ベクトルの移動変形情報、太さ情報及
び、文字を判別するために必要な島情報(黒い部分に囲
まれた白い部分の情報)などである。文字基本ウェイト
情報は、ウェイトの違う書体を生成するための基本的構
造である。文字基本ウェイト情報は、ウェイトの変化に
伴う部品の位置の変化、形の変化、太さの変化に対応す
るために、中心線ベクトルの移動変形情報、太さ情報を
持つ。文字基本ウェイト情報は、文字を判別するために
必要な島(白い部分)を残すために、島情報を持つ。文
字基本ウェイト情報は、全ての書体の書体ウェイト変形
情報の元となる情報である。文字基本ウェイト情報は、
ウェイト1、ウェイト12のウェイト情報を格納する。
中心線ベクトルの移動変形情報は、文字基本情報の中心
線ベクトルを構成する点座標の移動情報として持つ。記
述は、(中心線ベクトル番号、点番号、X方向移動量、
Y方向移動量)とする。太さ情報は、中心線ベクトルを
構成する点座標に太さ情報として持つ。記述は、(中心
線ベクトル番号、点番号、太さ位置、属性、右方向太さ
量、左方向太さ量)とする。太さ位置は、次の点の位置
を1000として、中心線ベクトル上の任意の位置の太
さ情報として使用する。太さ量は、中心線ベクトルの任
意の位置の接線に対して垂直な方向への距離として表現
される。島情報は、文字の島(白い部分)を保持するた
めの情報である。島情報は、島情報中心点座標、隣接中
心線ベクトル情報を持つ。島情報中心点座標は、文字の
島の中心点の座標である。隣接中心線ベクトル情報は、
島を囲む中心線ベクトルの情報である。島情報中心点座
標は点の座標値を持つ。記述は、(X座標、Y座標)と
する。隣接中心線ベクトル情報は、島情報中心点座標と
部品の一番近い位置とのなす角度として表現される。記
述は、(中心線ベクトル番号、角度)とする。書体変形
情報は、書体を特徴付ける中心ベクトルの変形情報を持
つものである。書体変形情報の構成要素は、文字基本情
報の中心線ベクトルと比較した位置の変形情報、部品変
形情報などである。書体変形情報は、書体を特徴付ける
中心線ベクトルの変形情報を、文字基本情報の中心線ベ
クトルを構成する点座標の移動変化情報として持つもの
である。文字に対する変形は書体変形情報で書体用中心
線ベクトルを生成するときに行われる。
【0013】「書体変形情報」書体変形情報は、書体を
特徴付ける中心線ベクトルの変形情報を持つ。書体変形
情報は、書体を特徴付ける中心線ベクトルの変形情報
を、文字基本情報の中心線ベクトルを構成する点座標の
移動情報として持つ。記述は、(中心線ベクトル番号、
点番号、X方向移動量、Y方向移動量)とする。書体変
形情報は、描画用書体生成時に書体用中心線ベクトルを
生成するときに行われる。
【0014】「書体ウェイト変形情報」書体ウェイト変
形情報は、ウェイトによって変化する情報を持つ。書体
ウェイト変形情報の構成要素は、中心線ベクトルのウェ
イト1、ウェイト12の中心線ベクトルの移動変形情報
と、太さ情報などである。書体ウェイト変形情報によっ
て、書体変形情報から生成された書体用中心線ベクトル
を、指定されたウェイトに対応した書体用中心線ベクト
ルに変換する。同時に中心線ベクトルに太さ情報を付加
する。太さ情報は、部品を中心線ベクトルに結合する際
の太さを制御するために使用される。書体ウェイト変形
情報は、文字基本ウェイト情報を元に生成されるが、書
体ウェイト変形情報はウェイトの違う書体サンプルが多
いほどより明確な書体の特徴を反映できる。書体ウェイ
ト変形情報は、ウェイト1、ウェイト12の中心線ベク
トル変形情報と、太さ情報を線形的に変化させることに
よって、中間のウェイト書体を生成することも可能であ
る。中心線ベクトル変形情報は、文字基本情報と書体変
形情報によって求められた中心線ベクトルを構成する点
座標の移動情報である。記述は、(中心線ベクトル番
号、点番号、X方向移動量、Y方向移動量)とする。太
さ情報は、中心線ベクトルを構成する点座標に太さ情報
を付加して持つ。記述は、(中心線ベクトル番号、点番
号、太さ位置、属性、右方向太さ量、左方向太さ量)と
する。太さ位置は、次の点の位置を1000として、中
心線ベクトル上の任意の位置の太さ情報として使用す
る。
【0015】「書体部品情報」書体部品情報は、書体を
特徴付ける数十個の部品の情報を持つ。書体部品情報の
構成要素は、部品中心線ベクトル、太さ情報、付随情
報、角情報などである。部品中心線ベクトルは、複数の
点からなる曲線で表現される。記述は、(属性、X座
標、Y座標)とする。太さ情報は、部品中心線ベクトル
を構成する点座標に太さ情報を付加して持つ。記述は、
(中心線ベクトル番号、点番号、太さ位置、属性、右方
向太さ量、左方向太さ量)とする。付随情報は、外郭形
状を定義するための情報で筆文字などの複雑な形状を表
現するために記述されたベクトル情報である。場合によ
ってはベクトルを生成するプログラムなどが格納され
る。記述は、(定義タイプ、記述場所、引数個数、引数
1、引数2、、、、)とする。定義タイプは、単純ベク
トル情報、ベクトル定義ファイル、ベクトル生成プログ
ラム、などである。角情報は、始点隣接法、終点隣接
法、角情報ベクトルとして定義される。始点隣接法、終
点隣接法は、角情報ベクトルの始点終点に隣接する太さ
情報との結合形態を定義し、種類としては滑らかに隣接
する太さ情報と結合される場合と、交差し交点によって
結合される場合があり、その結合形態を番号として格納
する。角情報ベクトルは、中心線ベクトルの点あるいは
中心線ベクトルの点に付随する太さ情報からの相対位置
として格納される。記述は、(基準点種別、点番号、基
準点位置、相対X座標、相対Y座標)とする。基準点種
別は、基準点を中心線ベクトル上の点、右太さ情報ベク
トル上の点、左太さ情報ベクトル上の点を区別するため
に使用する。基準点位置は、次の点の位置を1000と
して、基準点ベクトル上の任意の位置情報として使用す
る。以上の関係を図6に示す。
【0016】「書体部首情報」書体部首情報は、部首を
構成する部品同士の接続法の情報を持つ。書体部首情報
の構成要素は、部品番号リスト、接続情報などである。
書体部首情報は、部品と部品の結合部分を接続部角情報
を元に結合処理を行う。書体部首情報によって、部品だ
けでは表現できない結合部分の滑らかな接続を実現でき
る。部品番号リストは、部首を構成する部品番号をリス
ト構造で格納する。接続情報は、部品と部品が結合され
たときの部品形状の変更を記述し、部品切断情報、接続
部角情報などが格納される。部品切断情報は、部品の一
端が他の部品と結合するとき結合される部品からはみ出
さないための処理をする必要がある部分を定義する。部
品切断情報は、切断部品を、結合部品の中心線ベクトル
で切断し、切断された部品を文字生成に使用する。記述
は、(切断種別、引数個数、結合ベクトル番号、切断ベ
クトル番号、中心線ベクトル点番号)とする。切断種別
は、切断断面の形状記述用に使用するが、本発明におい
ては、書体部首情報を自動で生成するために0を格納す
る。結合ベクトル番号と切断ベクトル番号は、部品番号
リストの格納順番を使用する。接続部角情報は、部品と
部品が結合されたときの外郭線の形状が変化する部分を
定義する。接続部角情報は、始点隣接法、終点隣接法、
接続部角情報ベクトルとして定義される。始点隣接法、
終点隣接法は、接続部角情報ベクトルの始点・終点に隣
接する太さ情報との結合形態を定義し、種類としては滑
らかに隣接する太さ情報と結合される場合と、交差し交
点によって結合される場合があり、その結合形態を番号
として格納する。接続部角情報ベクトルは、中心線ベク
トルの点、あるいは中心線ベクトルの点に付随する太さ
情報番号、または交差する部品の太さ情報の交点からの
相対位置として格納されるために、記述は、(基準点種
別1、基準点種別2、接続ベクトル番号1、接続ベクト
ル番号2、点番号1、点番号2、属性、相対X座標、相
対Y座標)とする。基準点種別1および基準点種別2
は、基準点を中心線ベクトル上の点、右太さ情報ベクト
ル上の点、左太さ情報ベクトル上の点、2つのベクトル
の交点かを区別するために使用する。基準点種別2が0
以外のとき2つのベクトルの交点を角情報ベクトルの基
準点とする接続ベクトル番号1と接続ベクトル番号2
は、部品番号リストの格納順番を使用する。基準点位置
は、次の点の位置を1000として、基準点ベクトル上
の任意の位置情報として使用する。
【0017】「描画用書体」描画用書体は、文字描画用
の情報を持つ。描画用書体の構成要素は、描画用書体情
報、コードテーブル、描画用ペアベクトル情報などであ
る。ペアベクトルについては、図15に示す。描画用書
体は、書体選択時に生成される。文字描画時は指定され
たコードから描画用ペアベクトルを取り出し描画する。
描画用書体情報には、コード体系識別番号、コードテー
ブル定義場所、描画用ペアベクトル情報定義場所が格納
される。コードテーブルには、コード及びコードに対応
した描画用ペアベクトル情報のオフセット値が格納され
る。描画用ペアベクトル情報には、コード毎に中心線ベ
クトルの数、中心線ベクトル、ペアベクトルの数、ペア
ベクトルが格納される。ペアベクトルには、塗潰し開始
ベクトル、塗潰し終了ベクトルが格納される。ペアベク
トルの座標は、中心線ベクトルの点からの相対座標で示
され、記述は、(中心線ベクトル番号、点番号、基準点
位置、X相対座標、Y相対座標)とする。基準点位置
は、次の点の位置を1000として、基準点ベクトル上
の任意の位置情報として使用する。
【0018】本発明を実施するにあたり、インテリジェ
ントフォントを作成したり、管理するツールが必要にな
るが、このためには自作プログラム、公知のプログラム
やツールを使用する。これらに必要な機能を以下に説明
する。 「インテリジェントフォントの作成、および管理システ
ムの説明」インテリジェントフォントの作成、および管
理するために使用するシステムは、下記の機能を有す
る。 (1)1200×1200ドットのドットフォントを呼
出、表示する機能、およびインテリジェントフォントに
変換、加工する機能、(2)インテリジェントフォント
のデータベースを管理する機能、および上記の(1)で
変換、加工された情報をインテリジェントフォントのデ
ータベースに格納する機能。これらの各機能を、以下に
詳述する。 (1)1200×1200ドットのドットフォントを呼
出し表示する機能およびインテリジェントフォントに変
換、加工する機能、 1)呼出し対象の画像フォーマットは、BMP、TIF
F、 JPEGなどを使用する。TIFF,JPEGな
どはドットフォントに変換されて使用される。 2)呼出法としては、スキャナーから直接呼び出す方
法、または、ファイルから呼び出す方法がある。 3)呼出す時点で1200×1200ドット以外のデー
タは、1200×1200ドットに変換する。 4)画面に表示されたドットフォントは、拡大して細部
を確認することが可能である。 5)ドットフォントをインテリジェントフォントに変
換、加工する機能を有する (2)インテリジェントフォントのデータベースを管理
する機能および上記の(1)で変換、加工された情報を
インテリジェントフォントのデータベースに格納する機
能。 インテリジェントフォントのデータ構造を構築、修正、
管理するために以下の機能を有する。 1)DB管理テーブルを構築、修正、管理する機能があ
る。 2)コード体系管理情報を構築、修正、管理する機能が
ある。本発明では、JISコード体系を使用して説明す
るが、他のコード体系にも対応できることが必要であ
る。 3)コード体系テーブルを構築、修正、管理する機能が
ある。 4)基本情報テーブルを構築、修正、管理する機能があ
る。 5)文字基本情報を構築、修正、管理する機能がある。 6)文字基本ウェイト情報を構築、修正、管理する機能
がある。 7)書体管理テーブルを構築、修正、管理する機能があ
る。 8)書体コード体系管理情報を構築、修正、管理する機
能がある。 9)書体コード体系テーブルを構築、修正、管理する機
能がある。 10)書体変形情報テーブルを構築、修正、管理する機
能がある。 11)書体部品テーブルを構築、修正、管理する機能が
ある。 12)書体部首テーブルを構築、修正、管理する機能が
ある。 13)書体変形情報を構築、修正、管理する機能があ
る。 14)書体ウェイト変形情報を構築、修正、管理する機
能がある。 15)書体部品情報を構築、修正、管理する機能があ
る。 16)書体部首情報を構築、修正、管理する機能があ
る。 17)描画用書体管理テーブルを構築、修正、管理する
機能がある。 18)描画用書体情報を構築、修正、管理する機能があ
る。 19)コードテーブルを構築、修正、管理する機能があ
る。 20)描画用ペアベクトル情報を構築、修正、管理する
機能がある。
【0019】前記(2)インテリジェントフォントのデ
ータベースを管理する機能について、その各々を更に詳
述すると、 1)DB管理テーブルを構築、修正、管理する機能に
は、 a)ブロック個数の修正、更新機能がある、 b)項目の追加、削除機能がある、 c)ブロック識別番号を修正する機能がある、 d)ブロック定義場所を修正する機能がある。 2)コード体系管理情報を構築、修正、管理する機能に
は、 a)コード体系テーブル個数の修正、更新機能がある、 b)項目の追加、削除機能がある、 c)コード体系テーブル識別番号を修正する機能があ
る、 d)コード体系テーブル定義場所を修正する機能があ
る。 3)コード体系テーブルを構築、修正、管理する機能に
は、 a)項目の追加、削除機能がある、 b)コードの修正機能がある、 c)基本情報テーブルオフセットを修正する機能があ
る。 4)基本情報テーブルを構築、修正、管理する機能に
は、 a)項目の追加、削除機能がある、 b)文字基本情報オフセットを修正する機能がある、 c)文字基本ウェイト情報オフセットを修正する機能が
ある。 5)文字基本情報を構築、修正、管理する機能には、 a)文字基本情報部首リスト情報を構築、修正、管理す
る機能がある、 b)文字基本情報部首情報を構築、修正、管理する機能
がある、 c)文字基本情報部品リスト情報を構築、修正、管理す
る機能がある、 d)文字基本情報部品情報を構築、修正、管理する機能
がある、 e)文字基本情報中心線ベクトルを構築、修正、管理す
る機能がある。
【0020】6)文字基本ウェイト情報を構築、修正、
管理する機能には、 a)文字基本ウェイト中心線ベクトルリスト情報を構
築、修正、管理する機能がある、 b)文字基本ウェイト中心線ベクトル構造を構築、修
正、管理する機能がある、 c)文字基本ウェイト中心線ベクトル移動変形情報を構
築、修正、管理する機能がある、 d)文字基本ウェイト太さリスト情報を構築、修正、管
理する機能がある、 e)文字基本ウェイト太さ構造を構築、修正、管理する
機能がある、 f)文字基本ウェイト太さ情報を構築、修正、管理する
機能がある、 g)文字基本ウェイト島リスト情報の構築、修正、管理
する機能がある、 h)文字基本ウェイト島構造を構築、修正、管理する機
能がある、 i)文字基本ウェイト島情報を構築、修正、管理する機
能がある。 7)書体管理テーブルの構築、修正、管理する機能に
は、 a)項目の追加、削除機能がある、 b)書体名の修正機能がある、 c)書体コード体系管理情報定義場所の修正機能があ
る、 d)書体部品テーブル定義場所の修正機能がある、 e)書体部首テーブル定義場所の修正機能がある、 f)書体変形情報テーブル定義場所の修正機能がある、 g)書体変形情報定義場所の修正機能がある、 h)書体ウェイト変形情報定義場所の修正機能がある、 i)書体部品情報定義場所の修正機能がある、 j)書体部首情報定義場所の修正機能がある、 k)描画用ウェイト書体管理テーブル定義場所の修正機
能がある。 8)書体コード体系管理情報を構築、修正、管理する機
能には、 a)書体コード体系テーブル個数を修正、更新機能があ
る、 b)項目の追加、削除機能がある、 c)コード体系識別番号を修正する機能がある、 d)書体コード体系テーブル定義場所を修正する機能が
ある。 9)書体コード体系テーブルを構築、修正、管理する機
能には、 a)項目の追加、削除機能がある、 b)コードの修正機能がある、 c)書体変形情報テーブルオフセットを修正する機能が
ある。 10)書体変形情報テーブルを構築、修正、管理する機
能には、 a)項目の追加、削除機能がある、 b)書体変形情報オフセットを修正する機能がある、 c)書体ウェイト変形情報オフセットを修正する機能が
ある。
【0021】11)書体部品テーブルを構築、修正、管
理する機能には、 a)書体部品個数を修正、更新する機能がある、 b)項目の追加、削除機能がある、 c)書体部品識別番号を修正する機能がある、 d)書体部品情報オフセットを修正する機能がある。 12)書体部首テーブルを構築、修正、管理する機能に
は、 a)書体部首個数を修正、更新機能がある、 b)項目の追加、削除機能がある、 c)書体部首識別番号を修正する機能がある、 d)書体部首情報オフセットを修正する機能がある。 13)書体変形情報を構築、修正、管理する機能には、 a)中心線ベクトル移動リスト情報を構築、修正、管理
する機能がある、 b)中心線ベクトル移動構造を構築、修正、管理する機
能がある。 14)書体ウェイト変形情報を構築、修正、管理する機
能には、 a)書体ウェイト中心線ベクトルリスト情報を構築、修
正、管理する機能がある b)書体ウェイト中心線ベクトル構造を構築、修正、管
理する機能がある、 c)書体ウェイト中心線ベクトル移動情報を構築、修
正、管理する機能がある、 d)書体ウェイト太さ変形リスト情報を構築、修正、管
理する機能がある、 e)書体ウェイト太さ変形構造を構築、修正、管理する
機能がある、 f)書体ウェイト太さ情報を構築、修正、管理する機能
がある。 15)書体部品情報を構築、修正、管理する機能には、 a)部品中心線ベクトルリスト情報を構築、修正、管理
する機能がある、 b)部品中心線ベクトル構造を構築、修正、管理する機
能がある、 c)部品中心線ベクトル情報を構築、修正、管理する機
能がある、 d)部品太さリスト情報を構築、修正、管理する機能が
ある、 e)部品太さ構造を構築、修正、管理する機能がある、 f)部品太さ情報を構築、修正、管理する機能がある、 g)部品付随リスト情報を構築、修正、管理する機能が
ある、 h)部品付随構造を構築、修正、管理する機能がある、 i)部品付随情報を構築、修正、管理する機能がある、 j)部品角リスト情報を構築、修正、管理する機能があ
る、 k)部品角構造を構築、修正、管理する機能がある、 l)部品角情報を構築、修正、管理する機能がある。
【0022】16)書体部首情報を構築、修正、管理す
る機能には、 a)部品番号リスト情報を構築、修正、管理する機能が
ある、 b)部品接続リスト情報を構築、修正、管理する機能が
ある、 c)部品接続構造を構築、修正、管理する機能がある、 d)部品接続情報を構築、修正、管理する機能がある。 17)描画用書体管理テーブルを構築、修正、管理する
機能には、 a)項目の追加、削除機能がある、 b)書体名の修正機能がある、 c)ウェイト値の修正機能がある、 d)描画用書体情報定義場所を修正する機能がある、 e)描画用書体情報の追加、削除機能がある。 18)描画用書体情報を構築、修正、管理する機能に
は、 a)コード体系識別番号を修正する機能がある、 b)コードテーブル定義場所を修正する機能がある、 c)描画用ペアベクトル情報定義場所を修正する機能が
ある。 19)コードテーブルを構築、修正、管理する機能に
は、 a)項目の追加、削除機能がある、 b)コードの修正機能がある、 c)描画用ペアベクトル情報オフセットを修正する機能
がある。 20)描画用ペアベクトル情報を構築、修正、管理する
機能には、 a)描画用中心線ベクトルリスト情報を構築、修正、管
理する機能がある、 b)描画用中心線ベクトル構造を構築、修正、管理する
機能がある、 c)描画用中心線ベクトル情報を構築、修正、管理する
機能がある、 d)描画用ペアベクトルリスト情報を構築、修正、管理
する機能がある、 e)描画用ペアベクトル構造を構築、修正、管理する機
能がある、 f)描画用ペアベクトル情報を構築、修正、管理する機
能がある。
【0023】
【発明の実施の形態】「インテリジェントフォント作成
手順」本発明は、インテリジェントフォント作成の前段
階として全書体に共通する (1)「文字基本情報」の作成手順、(2)「文字基本
ウェイト情報」の作成手順と、前記の基本情報を使用し
て、インテリジェントフォント作成手順である、(3)
複数の文字から「書体部品情報」を求める手順、(4)
複数の文字から「書体部首情報」を求める手順、(5)
複数の文字から「書体変形情報」を求める手順、(6)
「文字基本ウェイト情報」から「書体ウェイト変形情
報」を求める手順から作成された書体によって、文字を
構成する部品の中心線ベクトルと書体を特徴付ける外郭
線を組み合わせることによって文字を生成することがで
きる筆順等の情報を持ったインテリジェントフォントを
実現した。
【0024】以下に、各手順を詳述する。 (1)「文字基本情報」の作成手順は、コード体系の総
ての文字に対して以下の処理を行う。 1)ウェイト3の1200×1200ドットの塗りつぶ
された文字を用意する。 2)文字を構成する部首の部首構造を文字基本情報の対
応する文字基本構造に格納する。 3)部首を構成する部品の部品構造を部首構造に格納す
る。 4)文字を構成する部首以外の部品の部品構造を文字基
本情報の対応する文字基本構造に格納する。 5)文字を構成する部品の中心線ベクトルを生成し塗り
つぶされた文字に合わせて部品構造に格納する。 (2)「文字基本ウェイト情報」の作成手順は、コード
体系の総ての文字に対して以下の処理を行う。 1)ウェイト3の1200×1200ドットの塗りつぶ
された文字を用意する。 2)中心線ベクトル変異情報に0を格納する。 3)それぞれの中心線ベクトルの点にたいして太さ情報
を付加し、ウェイト3を基準ウェイトの太さ情報として
対応する文字基本ウェイト情報に格納する。 4)塗りつぶされた文字の白い部分の中心を指定した島
情報中心点座標と、島情報に関連する中心線ベクトルを
隣接中心線ベクトル情報として、島情報に格納する、島
情報は対応する文字基本ウェイト情報に格納する。ウエ
イト3の塗りつぶされた文字について、中心線ベクトル
と太さ情報、および島情報の中心点を図12に示す。 5)ウェイト1の1200×1200ドットの塗りつぶ
された文字を用意する。 6)塗りつぶされた文字に合わせて中心線ベクトルの点
を移動し、文字基本情報の中心線ベクトルから変異を中
心線ベクトル変異情報として、対応する文字基本ウェイ
ト情報に格納する。 7)塗りつぶされた文字に合わせて中心線ベクトルの点
の太さ情報を変更し、太さ情報として、対応する文字基
本ウェイト情報に格納する。 8)塗りつぶされた文字に合わせて島情報の中心点を移
動し、島情報中心点座標を島情報として、対応する文字
ウェイト構造に格納する。ウェイト3と比較したウェイ
ト1の文字基本ウェイト情報である中心線ベクトル、お
よび島情報中心点の関係を図13に示す。 9)ウェイト12の1200×1200ドットの塗りつ
ぶされた文字を用意する。 10)塗りつぶされた文字に合わせて中心線ベクトルの
点を移動し、文字基本情報の中心線ベクトルから変異を
中心線ベクトル変異情報として、対応する文字基本ウェ
イト情報に格納する。 11)塗りつぶされた文字に合わせて中心線ベクトルの
点の太さ情報を変更し、太さ情報として、対応する文字
基本ウェイト情報に格納する。 12)塗りつぶされた文字に合わせて島情報の中心点を
移動し、島情報中心点座標を島情報として、対応する文
字ウェイト構造に格納する。ウェイト3と比較したウェ
イト12の文字基本ウェイト情報である中心線ベクトル
移動変形情報を図14に示す。
【0025】(3)複数の文字から「書体部品情報」を
求める手順は、 1)部品を抽出するための数十文字を用意する。部品化
しやすい手書き原稿あるいはアウトラインフォントの文
字を用意する(例えば一九七)。2)用意した文字の中
心線を求める。用意した文字が手書き原稿の場合、スキ
ャナーを用いて2値で読み込み、1200×1200ド
ットのデータを用意する。用意した文字がアウトライン
フォントデータの場合コンピューター上で塗りつぶし処
理を行い、1200×1200ドットのデータを用意す
る。1200×1200ドットのデータを細め処理を行
い、一ドット幅のデータに変換する。一ドット幅のデー
タの中心をたどりながら、短直線で構成される連続線に
変換する。短直線で構成される連続線の凹凸を曲線と直
線で近似することによって直線と曲線で構成される連続
線に変換し、これを中心線とする。 3)用意した文字の外郭線を求める。用意した文字が手
書き原稿の場合、スキャナーを用いて読込み、2値の1
200×1200ドットのデータを用意する。1200
×1200ドットのデータを一ドット幅の外郭データに
変換する。一ドット幅の外郭データの中心をたどりなが
ら、短直線で構成される連続線を求める。短直線で構成
される連続線の凹凸を曲線と直線で近似することによっ
て直線と曲線で構成される連続線に変換しこれを外郭線
とする。用意した文字がアウトラインフォントの場合、
そのアウトラインデータはそのまま外郭線とする。 4)直線と曲線で構成される連続線の中心線と文字基本
情報の中心線ベクトルを対応付けることによって、書体
変形情報の変形情報を求める。文字基本情報の同じ文字
を構成するそれぞれの中心線ベクトルと同じ部位にあ
る、直線と曲線で構成される連続線を角度と位置により
分類し、文字基本情報の中心線ベクトルからの変異情報
を求める。文字基本情報の中心線ベクトルと変異情報か
ら部品の中心線ベクトルを求める。 5)部品の中心線ベクトルと外郭線から中心線ベクトル
を構成する点情報を基準点とする部品の外郭線情報を求
める。中心線ベクトルの点座標からベクトルの進行方向
に垂直な線分を求める。求めた線分と外郭線の交点と中
心線ベクトルの点座標の距離を部品の太さ情報とする。
中心線ベクトルの端点の太さ情報を基準点として角情報
とする。その他の交点同士を繋ぐ外郭線が単純曲線でな
いとき、太さに付随する外郭線として保持する中心線ベ
クトル、太さ情報、付随情報、角情報を1つの部品とす
る。 6)上記の処理を繰り返し、中心線ベクトルと外郭線情
報から「書体部品情報」を求める。以上の手順をについ
て、文字「牛」についての説明を図5に示す。
【0026】(4)複数の文字から「書体部首情報」を
求める手順は、 1)部首を抽出するための数十文字を用意する。 2)用意した文字の中心線を求める。 3)用意した文字の外郭線を求める。 4)中心線と「文字基本情報」から中心線ベクトルを求
める。 5)「書体部品情報」と中心線ベクトルから文字を生成
し、用意した文字との比較を行う。 6)用意した文字にフィットするように部品の太さを補
正する。中心線ベクトルの点座標からベクトルの進行方
向に垂直な線分を求める。求めた線分と外郭線との交点
と、中心線ベクトルの点座標との距離を部品の太さとす
る。 7)フィットさせた文字の外郭線と用意した文字の外郭
線とから、部品と部品の接合部の形状を表現する外郭線
を特定し、接合部の外郭線情報を生成する。端点と端点
が接続する場合両角情報展開を禁止し、交点を結ぶ外郭
線を接続部角情報とする。端点とそれ以外で接続する場
合ではみ出していないとき、部品切断情報とする。端点
とそれ以外で接続する場合ではみ出すとき、はみ出した
部分の外郭線を接続部角情報とする。 8)上記の処理を繰り返し、「書体部首情報」を求め
る。
【0027】(5)複数の文字から「書体変形情報」を
求める手順は、 1)「書体変形情報」を求めるための数十文字から数百
文字を用意する。 2)用意した文字の中心線を求める。 3)用意した文字の外郭線を求める。 4)中心線と「文字基本情報」から中心線ベクトルを求
める。 5)「書体部品情報」と「書体部首情報」と中心線ベク
トルから文字を生成し用意した文字との比較を行う。 6)用意した文字の該当する部位の部品と重ね差異を求
める。その差異が部品が太いことを示す場合には部品を
細くし、差異が部品が細いことを示す場合には部品を細
める処理を行い、差異が部品が位置ずれを示す場合には
該当する部品の中心線ベクトルを構成する点を移動す
る。移動した中心線ベクトルが以前求めた中心線ベクト
ルと同一になるまで上記の処理を繰返す。 7)上記の補正した太さと、補正した位置から「書体変
形情報」を求める。上記の中心線ベクトルを求める方法
を図4に示す。書体の全ての文字の中心線ベクトルに対
して同一分類に所属する補正情報を適応し書体変形情報
を求める。
【0028】(6)「文字基本ウェイト情報」から「書
体ウェイト変形情報」を求める手順は 1)通常の文字生成手順において、「書体ウェイト変形
情報」を使用する部分で「文字基本ウェイト情報」を使
用し、指定されたウェイトの文字を生成する。 2)「文字基本ウェイト情報」の島情報が生成した文字
に存在するか調べる。対を成す中心線ベクトルの間に島
が存在するか判別する。 3)島が存在するまで関連する中心線ベクトルの位置太
さを補正する。太さ補正量を2ドットとして、対を成す
中心線ベクトルを島方向とは反対側に太さ補正量の半分
位置補正する。 4)すべての島が存在するように上記の補正処理をくり
返す。 5)上記の処理をウェイト1〜ウェイト12まで繰り返
し、「書体ウェイト変形情報」を求める。ウエイト3,
5,および9の書体についての「書体ウエイト変形情
報」を図9に示す。
【0029】「インテリジェントフォント描画システム
の説明」本発明のインテリジェントフォント描画システ
ムは、以下の機能を有する。 (1)登録されているファミリー名称と、ウェイトを指
定することによってJISコードに対応する総ての文字
の描画用ペアベクトルを用意する機能。 (2)コードが呼ばれたときに描画用ペアベクトルを使
用し塗潰しを行う機能。本発明のインテリジェントフォ
ント描画システムによる文字生成は、以下の手順で行わ
れる。 (1)文字基本情報と書体変形情報により文字骨格を生
成する手順、(2)書体ウェイト変形情報により文字骨
格を変形する手順、(3)文字骨格と書体部品情報によ
り文字を組み立てる手順、(4)書体部首情報により部
品の結合部分を補正する手順、(5)部品から塗潰し用
ペアベクトルを生成する手順、(6)塗潰し用ペアベク
トルを処理して塗り潰された文字を生成する手順からな
る。描画システムの手順を図3に示す。
【0030】上記手順を詳述すると、 (1)文字基本情報と書体変形情報により文字骨格を生
成する手順は、 1)文字基本情報から中心ベクトルからなる文字骨格を
生成する、 2)文字骨格の中心線ベクトルの点座標を書体変形情報
の移動情報により移動する。 (2)書体ウェイト変形情報により文字骨格を変形する
手順は、 1)文字骨格の中心線ベクトルの点座標を書体ウェイト
変形情報の中心線ベクトル変形情報により移動する、書
体ウェイト変形情報を用いて変形した文字骨格と部品か
ら文字を生成する過程を図10に示す。 2)その際中心線ベクトルの太さ情報を太さ情報を元に
変更する。 (3)文字骨格と書体部品情報により文字を組み立てる
手順は、文字骨格の中心線ベクトルと部品太さ情報を使
用して、対応する部品を書体部品情報から取り出し変形
して配置する。 (4)書体部首情報により部品の結合部分を補正する手
順は、配置された部品同士を書体部首情報の部品結合情
報によって結合し文字を完成させる。部品情報から生成
された文字と書体部首情報を用いて修正された文字を図
7にしめす。 (5)部品から塗潰し用ペアベクトルを生成する手順
は、完成された文字から横方向で塗り潰すために中心線
ベクトルの点を基準点とする塗潰し開始ベクトルと塗潰
し終了ベクトルを生成する。描画用ペアベクトルを図1
5に示す。 (6)塗潰し用ペアベクトルを処理して塗潰された文字
を生成する手順は、塗潰し開始ベクトルを開始点とし
て、塗潰し終了ベクトルを終了点とする線分を描画する
ことによって塗り潰された書体を生成する。なお、
(1)から(5)までの手順は、書体選択時あるいは使
用書体選定時に行ってしまい、(6)の手順だけを文字
描画時に行う。
【0031】以下、本発明に係るインテリジェントフォ
ントの実施例を図面を用いて更に詳述するが、本発明は
この実施例により限定されるものではない。
【実施例1】この実施例では、自社作成のテオン角ゴシ
ック体であるウェイト3の文字「牛」について作成する
インテリジェントフォントのデータ構造について、図面
を用いて説明する。他の文字についても同様である。 「DB管理情報」DB管理情報には、図16および図1
7に示されるているように、DB管理テーブル、コード
体系管理情報、コード体系テーブル、基本情報テーブ
ル、書体管理テーブル、書体コード体系管理情報、書体
コード体系テーブル、書体部品テーブル、書体部首テー
ブル、書体変形情報テーブル、描画用書体管理テーブル
が格納されている。 (1)DB管理テーブルの内容 DB管理テーブルのブロック個数には、図16に矢印
(→)の数で関係が示される5が格納される。ブロック
識別番号にはコード体系管理情報を示す1が、ブロック
定義場所には、16進数で100H(以下、Hはヘキサ
の略であり、16進数を示す。)が格納される。ブロッ
ク識別番号には文字基本情報を示す2が、ブロック定義
場所には1F600Hが格納される。ブロック識別番号
には文字基本ウェイト情報を示す3が、ブロック定義場
所には21F600Hが格納される。ブロック識別番号
には基本情報テーブルを示す4が、ブロック定義場所に
0FC00Hが格納される。ブロック識別番号には、
書体管理テーブルを示す5が、ブロック定義場所に
は、"syotai.tbl"が格納される。 (2)コード体系管理情報の内容 コード体系テーブルのコード体系テーブル個数には1が
格納される。コード体系テーブル識別番号にはJISコ
ード体系を示す1が格納され、コード体系テーブル定義
場所には200Hが格納される。 (3)文字「牛」に対応するコード体系テーブルの内容 文字「牛」の区点コードは2177番であるから、21
77番目のコードの欄には356DHが、基本情報テー
ブルオフセットには4608Hが格納される。 (4)に対応する基本情報テーブルの内容 2177番目の文字基本情報オフセットには8B53F
Hが、文字基本ウェイト情報オフセットには2B8A3
BHが格納される。 (5)書体管理テーブルの内容 書体名には「テオン角(丸)ゴシック体」が、書体コー
ド体系管理情報定義場所には、"THEON.CTB"が、書体部
品テーブル定義場所には"THEON.PTB"が、書体部首テー
ブル定義場所には"THEON.BTB"が、書体変形情報テーブ
ル定義場所には"THEON.TTB"が、書体変形情報定義場所
には"THEON.TDT"が、書体ウェイト変形情報定義場所に
は"THEON.WDT"が、書体部品情報定義場所には"THEON.PD
T"が、書体部首情報定義場所には"THEON.BDT"が、描画
用書体管理テーブルには"DRAWFONT.TBL"が格納される。 (6)テオンファミリー書体に対応する書体コード体系
管理情報の内容 書体コード体系管理情報のコード体系テーブル個数には
1が格納される。コード体系識別番号にはJISコード
体系を示す1が格納され、書体コード体系テーブル定義
場所には100Hが格納される。 (7)テオンファミリー書体の牛に対応する書体コード
体系テーブルの内容 2177番目のコードには356DHが、書体変形情報
テーブルオフセットには4608Hが格納される。 (8)テオンファミリー書体の牛に対応する書体情報テ
ーブルの内容 2177番目の書体変形情報オフセットには8B53F
Hが、書体ウェイト情報オフセットには22D4FCH
が格納される。 (9)テオンファミリー書体の牛で使用する書体部品テ
ーブルの内容 書体部品テーブルの書体部品個数は32個、横棒に対応
する部品の書体部品識別番号には1が、書体部品情報オ
フセットには100Hが格納される。縦棒に対応する部
品の書体部品識別番号には2が、書体部品情報オフセッ
トにはD00Hが格納される。左払いに対応する部品の
書体部品識別番号には10が、書体部品情報オフセット
には12100Hが格納される。 (10)テオンファミリー書体の文字「牛」で使用する
書体部首テーブルの内容 書体部首テーブルの部首個数には300が格納される。
文字「牛」に対応する部首の書体部首識別番号には50
が、書体部首情報オフセットには0FA0Hが格納され
る。 (11)描画用書体管理テーブルの内容 描画用書体数には1が格納される。書体名にはテオン角
(丸)ゴシック体が、ウェイトには5が、描画用書体位
置には"THEON050.DRW"が格納される。
【0032】「牛の文字基本情報」部首個数には1が格
納される。部首番号には50が格納される。部品個数に
は4が格納される。部品番号には10が格納される。部
品中心線ベクトル点個数には4が格納される。中心線ベ
クトルの点個数は4であるから、その点座標値には
(2,352,1023)、(4,301,873)、
(4,239,754)、(1,115,601)が格
納される。部品番号には1が格納される。部品中心線ベ
クトル点個数には2が格納される。中心線ベクトルの点
個数2について、その点座標値には(0,274,81
7)、(1,1037,815)が格納される。部品番
号には1が格納される。部品中心線ベクトル点個数には
2が格納される中心線ベクトルの点個数2について、そ
の点座標値には(0,57,523)、(1,111
9,523)が格納される。部品番号には2が格納され
る。部品中心線ベクトル点個数には2が格納される。中
心線ベクトルの点個数2について、その点座標値には
(0,595,1106)、(1,595,109)が
格納される。
【0033】「牛の文字基本ウェイト情報」ウェイト番
号には1が格納される。移動変形情報個数には10が格
納される。移動変形情報個数10について、その移動変
形情報には(1,1,5,5)、(1,2,6,2)、
(1,3,5,3)、(1,4,5,2)、(2,1,
6,2)、(2,2,−2,3)、(3,1,1,
1)、(3,2,−1,1) 、(4,1,0,3)、
(4,2,0,−3)が格納される。太さ情報個数には
10が格納される。太さ情報個数10について、その太
さ情報には(1,1,0,2,10,10)、(1,
2,0,4,10,10)、(1,3,0,4,10,
10)、(1,4,0,1,10,10)、(2,1,
0,0,10,10)、(2,2,0,1,10,1
0)、(3,1,0,0,10,10)、(3,2,
0,1,10,10)、(4,1,0,0,10,1
0)、(4,2,0,1,10,10)が格納される。
島情報個数には1が格納される。島情報個数1につい
て、その島情報中心点座標には( 381,652)が
格納される。隣接中心線ベクトル情報個数には4が格納
される。隣接中心線ベクトル情報個数4について、その
隣接中心線ベクトル情報には、(1,135)、(4,
0)、(2,90)、(3,270)が格納される。ウ
ェイト番号には3が格納される。移動変形情報個数には
0が格納される。太さ情報個数には10が格納される。
太さ情報個数10について、その太さ情報には(1,
1,0,2,3,30)、(1,2,0,4,30,3
0)、(1,3,0,4,30,30)、(1,4,
0,1,30,30)、(2,1,0,0,30,3
0)、(2,2,0,1,30,30)、(3,1,
0,0,30,30)、(3,2,0,1,30,3
0)、(4,1,0,0,30,30)、(4,2,
0,1,30,30)が格納される。島情報個数には1
が格納される。島情報個数1について、その島情報中心
点座標には(372,664)が格納される。隣接中心
線ベクトル情報個数には4が格納される。隣接中心線ベ
クトル情報個数4について、その隣接中心線ベクトル情
報には、(1,135)、(4,0)、(2,90)、
(3,270)が格納される。ウェイト番号には12が
格納される。移動変形情報個数には10が格納される。
移動変形情報個数10について、その移動変形情報には
(1,1,−56,−52)、(1,2,−65,−2
3)、(1,3,−59,−37)、(1,4,−5
2,−27)、(2,1,−67,−29)、(2,
2,12,−29)、(3,1,−3,−8)、(3,
2,3,−8)、(4,1,0,−34)、(4,2,
0,28)が格納される。太さ情報個数には10が格納
される。太さ情報個数10について、その太さ情報には
(1,1,0,2,120,120)、(1,2,0,
4,120,120)、(1,3,0,4,120,1
20)、(1,4,0,1,120,120)、(2,
1,0,0,120,120)、(2,2,0,1,1
20,120)、(3,1,0,0,120,12
0)、(3,2,0,1,120,120)、(4,
1,0,0,120,120)、(4,2,0,1,1
20,120)が格納される。島情報個数には1が格納
される。島情報個数1について、その島情報中心点座標
には(341,691)が格納される。隣接中心線ベク
トル情報個数には4が格納される。隣接中心線ベクトル
情報個数4について、その隣接中心線ベクトル情報に
は、(1,135)、(4,0)、(2,90)、
(3,270)が格納される。
【0034】「牛の書体変形情報」書体変形情報個数に
は10が格納される。書体変形情報個数10について、
その書体変形情報には(1,1,−36,−40)、
(1,2,−43,−50)、(1,3,−39,−6
9)、(1,4,−4,100)、(2,1,−50,
−44)、(2,2,−13,−44)、(3,1,−
18,−13)、(3,2,2,−13)、(4,1,
8,−48)、(4,2,8,28)が格納される。
【0035】「牛の書体ウェイト変形情報」ウェイト番
号には1が格納される。移動変形情報個数には10が格
納される。移動変形情報個数10について、その移動変
形情報には(1,1,5,5)、(1,2,6,2)、
(1,3,5,3)、(1,4,5,2)、(2,1,
6,2)、(2,2,−2,3)、(3,1,1,
1)、(3,2,−1,1) 、(4,1,0,3)、
(4,2,0,−3)が格納される。太さ情報には0が
格納される。ウェイト番号には3が格納される。移動変
形情報個数には0が格納される。太さ情報には0が格納
される。ウェイト番号には12が格納される。移動変形
情報個数には10が格納される。移動変形情報個数10
について、その移動変形情報には(1,1,−54,−
51)、(1,2,−62,−22)、(1,3,−5
7,−35)、(1,4,−49,−24)、(2,
1,−64,−24)、(2,2,15,−24)、
(3,1,−3,−8)、(3,2,3,−8)、
(4,1,0,−34)、(4,2,0,28)が格納
される。太さ情報には0が格納される。
【0036】「牛で使用する書体部品情報」部品番号に
は1が格納される。部品中心線ベクトル点個数には、2
が格納される。部品中心線ベクトル点個数2について、
その部品中心線ベクトルには(0,0,30)、(1,
1056,30)が格納される。太さ情報個数には、2
が格納される。太さ情報個数2について、その太さ情報
には、(1,0,0,30,30)、(2,0,1,3
0,30)が格納される。角情報個数には2が格納され
る。角情報始点隣接には2が格納される。角情報終点
隣接には2が格納される。角情報ベクトル点個数には
2が格納される。角情報ベクトル点個数2について、そ
の角情報ベクトルには(2,1,0,0,0)(3,
1,0,0,0)が格納される。角情報始点隣接には
2が格納される。角情報終点隣接には2が格納され
る。角情報ベクトル点個数には2が格納される。角情報
ベクトル点個数2について、その角情報ベクトルには
(2,2,0,0,0)(3,2,0,0,0)が格納
される。付随情報個数には0が格納される。部品番号に
は2が格納される。部品中心線ベクトル点個数には2が
格納される。部品中心線ベクトル点個数2について、そ
の部品中心線ベクトルには(0,30,0)、(1,3
0,1080)が格納される。太さ情報個数には、2が
格納される。太さ情報個数2について、その太さ情報に
は、(1,0,0,30,30)、(2,0,1,3
0,30)が格納される。角情報個数には2が格納され
る。角情報始点隣接には2が格納される。角情報終点
隣接には2が格納される。角情報ベクトル点個数には
2が格納される。角情報ベクトル点個数2について、そ
の角情報ベクトルには(2,1,0,0,0)(3,
1,0,0,0)が格納される。角情報始点隣接には
2が格納される。角情報終点隣接には2が格納され
る。角情報ベクトル点個数には2が格納される。角情報
ベクトル点個数2について、その角情報ベクトルには
(2,2,0,0,0)(3,2,0,0,0)が格納
される。付随情報個数には0が格納される。部品番号に
は10が格納される。部品中心線ベクトル点個数には4
が格納される。部品中心線ベクトル点個数4について、
その部品中心線ベクトルには(2,244,402)、
(4,192,279)、(4,128,163)、
(1,50,41)が格納される。太さ情報個数には、
4が格納される。太さ情報個数4について、その太さ情
報には、(1,0,2,30,30)、(2,0,4,
30,30)、(3,0,4,30,30)、(4,
0,4,30,30)が格納される。角情報個数には2
が格納される。角情報始点隣接には2が格納される。
角情報終点隣接には2が格納される。角情報ベクトル
点個数には2が格納される。角情報ベクトル点個数2に
ついて、その角情報ベクトルには(2,1,0,0,
0)(3,1,0,0,0)が格納される。角情報始点
隣接には2が格納される。角情報終点隣接には2が
格納される。角情報ベクトル点個数には2が格納され
る。角情報ベクトル点個数2について、その角情報ベク
トルには(2,4,0,0,0)(3,4,0,0,
0)が格納される。付随情報個数には0が格納される。
【0037】「牛の書体部首情報」部首番号には50が
格納される。部品番号個数には4が格納される。部品番
号には(10)、(1)、(1)、(2)が格納され
る。部品切断情報個数には1が格納される。部品切断情
報には(0,2,1,2)。
【0038】「DB管理情報作成」DB管理情報作成
は、インテリジェントフォント作成管理システムを使用
して行う。 (1)DB管理テーブルの生成手順 DB管理テーブルのブロック個数には、図16に矢印
(→)の本数で関連を示す5を格納する。ブロック識別
番号にコード体系管理情報を示す1を、ブロック定義場
所には100Hを格納する。ブロック識別番号に文字基
本情報を示す2を、ブロック定義場所には1F600
を格納する。ブロック識別番号に文字基本ウェイト情報
を示す3を、ブロック定義場所には21F600Hを格
納する。ブロック識別番号に基本情報テーブルを示す4
を、ブロック定義場所には0FC00Hを格納する。ブ
ロック識別番号に書体管理テーブルを示す5を、ブロッ
ク定義場所には"syotai.tbl"を格納する。 (2)コード体系管理情報の生成手順 コード体系管理情報のコード体系テーブル個数には、図
16に矢印(→)で関連を示す1を格納する。コード体
系テーブル識別番号にJISコード体系を示す1を格納
し、コード体系テーブル定義場所に200Hを格納す
る。 (3)文字「牛」に対応するコード体系テーブルの生成
手順 2177番目のコードに356DHを、基本情報テーブ
ルオフセットに4608Hを格納する。 (4)文字「牛」に対応する基本情報テーブルの生成手
順 2177番目の文字基本情報オフセットに8B53FH
を、文字基本ウェイト情報オフセットに2B8A3BH
を格納する。 (5)書体管理テーブルの生成手順 書体名に「テオン角ゴシック体」を、書体コード体系管
理情報定義場所に"THEON.CTB"を、書体部品テーブル定
義場所に"THEON.PTB"を、書体部首テーブル定義場所に"
THEON.BTB"を、書体変形情報テーブル定義場所に"THEO
N.TTB"を、書体変形情報定義場所に"THEON.TDT"を、書
体ウェイト変形情報定義場所に"THEON.WDT"を、書体部
品情報定義場所に"THEON.PDT"を、書体部首情報定義場
所に"THEON.BDT"を、描画用書体管理テーブルに"DRAWFO
NT.TBL"をそれぞれ格納する。
【0039】(6)テオンファミリー書体に対応する書
体コード体系管理情報の作成手順 書体コード体系管理情報のコード体系テーブル個数に
は、図16に矢印(→)で示す1を格納する。コード体
系識別番号にJISコード体系を示す1を格納する、書
体コード体系テーブル定義場所に100Hを格納する。 (7)テオンファミリー書体の牛に対応する書体コード
体系テーブルの作成手順 2177番目のコードに356DHを、書体変形情報テ
ーブルオフセットに自動生成により作成した書体変形情
報テーブルオフセットを格納する。 (8)テオンファミリー書体の牛に対応する書体情報テ
ーブルの作成手順 2177番目の書体変形情報オフセットに自動生成され
た書体変形情報のオフセットが格納される。また書体ウ
ェイト情報オフセットに自動生成された書体ウェイト情
報のオフセットが格納される。 (9)テオンファミリー書体の牛で使用する書体部品テ
ーブルの生成手順 書体部品テーブルの書体部品個数に自動生成で作成され
た部品数が格納される。横棒に対応する部品の書体部品
識別番号には1が、書体部品情報オフセットに自動生成
で作成された横棒の書体部品情報データのオフセットが
格納される。縦棒に対応する部品の書体部品識別番号に
は2が、書体部品情報オフセットに自動生成で作成され
た縦棒の書体部品情報データのオフセットが格納され
る。左払いに対応する部品の書体部品識別番号には10
が、書体部品情報オフセットに自動生成で作成された左
払いの書体部品情報データのオフセットが格納される。 (10)テオンファミリー書体の牛で使用する書体部首
テーブルの生成手順 書体部首テーブルの部首個数に自動生成で作成された部
首個数が格納される。牛に対応する部首の書体部首識別
番号には50が、書体部首情報オフセットに自動生成で
作成された牛の書体部首情報データのオフセットが格納
される。
【0040】「牛の文字基本情報作成手順」牛の文字基
本情報は、インテリジェントフォント作成管理システム
を使用して行う。 「テオン書体」ウェイト3の1200×1200の塗り
つぶされた牛の文字を用意し、部首個数に1を格納す
る。部首番号に50を格納する。部品個数に4を格納す
る。部品番号に10を格納する。文字基本情報中心線ベ
クトル構築機能により、部品中心線ベクトル点個数には
画面に表示され指定されているベクトルデータの点個数
が格納される。また、中心線ベクトルの点座標値には、
画面に表示され指定されているベクトルデータの座標が
格納される。部品番号には1が格納される。文字基本情
報中心線ベクトル構築機能により、部品中心線ベクトル
点個数には画面に表示され指定されているベクトルデー
タの点個数が格納される。また、中心線ベクトルの点座
標値には、画面に表示され指定されているベクトルデー
タの座標が格納される。部品番号には1が格納される。
文字基本情報中心線ベクトル構築機能により、部品中心
線ベクトル点個数には画面に表示され指定されているベ
クトルデータの点個数が格納される。また、中心線ベク
トルの点座標値には、画面に表示され指定されているベ
クトルデータの座標が格納される。部品番号には2が格
納される。文字基本情報中心線ベクトル構築機能によ
り、部品中心線ベクトル点個数には画面に表示され指定
されているベクトルデータの点個数が格納される。ま
た、中心線ベクトルの点座標値には、画面に表示され指
定されているベクトルデータの座標が格納される。用意
した「テオン書体」は破棄される
【0041】「牛の文字基本ウェイト情報作成手順」牛
の文字基本ウェイト情報は、インテリジェントフォント
作成管理システムを使用して行う。 「テオン書体」ウェイト1の1200×1200の塗り
つぶされた牛の文字を用意する。ウェイト番号には1を
格納する。文字基本ウェイト中心線ベクトル移動変形情
報の構築機能により、文字基本情報中心線ベクトルと対
応するウェイトの中心線ベクトルを指定することによ
り、移動変形情報個数および移動変形情報が格納され
る。文字基本ウェイト太さ情報の構築機能により、中心
線ベクトルと外郭線ベクトルを指定して中心線ベクトル
に対応する太さ情報の個数および太さ情報が格納され
る。文字基本ウェイト島情報の構築機能により、島を形
成する中心線ベクトルを指定することにより、島情報個
数、島情報中心点座標、隣接中心線ベクトル情報が格納
される。島情報については、図8に示す。 「テオン書体」ウェイト3の1200×1200の塗り
つぶされた牛の文字を用意する。ウェイト番号には3を
格納する。文字基本ウェイト中心線ベクトル移動変形情
報の構築機能により、文字基本情報中心線ベクトルと対
応するウェイトの中心線ベクトルを指定することによ
り、移動変形情報個数および移動変形情報が格納され
る。文字基本ウェイト太さ情報の構築機能により、中心
線ベクトルと外郭線ベクトルを指定して、中心線ベクト
ルに対応する太さ情報の個数および太さ情報が格納され
る。文字基本ウェイト島情報の構築機能により、島を形
成する中心線ベクトルを指定することにより、島情報個
数、島情報中心点座標、隣接中心線ベクトル情報が格納
される。 「テオン書体」ウェイト12の1200×1200の塗
りつぶされた牛の文字を用意する。ウェイト番号には1
2を格納する。文字基本ウェイト中心線ベクトル移動変
形情報の構築機能により、文字基本情報中心線ベクトル
と対応するウェイトの中心線ベクトルを指定することに
より、移動変形情報個数および移動変形情報が格納され
る。文字基本ウェイト太さ情報の構築機能により、中心
線ベクトルと外郭線ベクトルを指定して、中心線ベクト
ルに対応する太さ情報の個数および太さ情報が格納され
る。文字基本ウェイト島情報の構築機能により、島を形
成する中心線ベクトルを指定することにより、島情報個
数、島情報中心点座標、隣接中心線ベクトル情報が格納
される。用意した「テオン書体」は破棄される
【0042】「書体部品情報の自動生成手順」「テオン
角ゴシック体」の「書体部品情報」を求めるため、指定
した塗りつぶされた30文字を用意する。用意した文字
をスキャナーで読み込み2値の1200×1200ドッ
トのデータにする。1200×1200ドットのデータ
を細め処理を行い、一ドット幅のデータに変換する。一
ドット幅のデータの中心をたどりながら、短直線で構成
される連続線に変換する、短直線で構成される連続線の
凹凸を曲線と直線で近似することによって直線と曲線で
構成される連続線に変換しこれを中心線とする。スキャ
ナーで読み込んだ1200×1200ドットのデータを
一ドット幅の外郭データに変換する。一ドット幅の外郭
データの中心をたどりながら、短直線で構成される連続
線を求める。短直線で構成される連続線の凹凸を曲線と
直線で近似することによって直線と曲線で構成される連
続線に変換しこれを外郭線とする。文字基本情報の同じ
文字を構成するそれぞれの中心線ベクトルと同じ部位に
ある、直線と曲線で構成される連続線を角度と位置によ
り分類し、文字基本情報の中心線ベクトルからの変異情
報を求める。文字基本情報の中心線ベクトルと変異情報
から部品の中心線ベクトルを求める。中心線ベクトルの
点座標からベクトルの進行方向に垂直な線分を求める。
求めた線分と外郭線の交点と中心線ベクトルの点座標の
距離を部品の太さ情報とする。中心線ベクトルの端点の
太さ情報を基準点として角情報とする。その他の交点同
士を繋ぐ外郭線が単純曲線でないとき、太さに付随する
外郭線として保持する中心線ベクトル、太さ情報、付随
情報、角情報を1つの部品とし書体部品情報として格納
する。以上の部品の生成を図5に示す。用意した「テオ
ン角ゴシック体」は破棄される
【0043】「書体部首情報の自動生成手順」「テオン
角ゴシック体」の「書体部首情報」を求めるため、指定
した塗りつぶされた80文字を用意する。用意した文字
をスキャナーで読み込み2値の1200×1200ドッ
トのデータにする。1200×1200ドットのデータ
を細め処理を行い、一ドット幅のデータに変換する。一
ドット幅のデータの中心をたどりながら、短直線で構成
される連続線に変換する。短直線で構成される連続線の
凹凸を曲線と直線で近似することによって直線と曲線で
構成される連続線に変換しこれを中心線とする。スキャ
ナーで読み込んだ1200×1200ドットのデータを
一ドット幅の外郭データに変換する。一ドット幅の外郭
データの中心をたどりながら、短直線で構成される連続
線を求める。短直線で構成される連続線の凹凸を曲線と
直線で近似することによって直線と曲線で構成される連
続線に変換しこれを外郭線とする。文字基本情報の同じ
文字を構成するそれぞれの中心線ベクトルと同じ部位に
ある、直線と曲線で構成される連続線を角度と位置によ
り分類し、文字基本情報の中心線ベクトルからの変異情
報を求める。文字基本情報の中心線ベクトルと変異情報
から部品の中心線ベクトルを求める。「書体部品情報」
と中心線ベクトルから文字を生成する。中心線ベクトル
の点座標からベクトルの進行方向に垂直な線分を求め
る。求めた線分と外郭線の交点と中心線ベクトルの点座
標の距離を部品の太さとし、部品から生成した文字の太
さ補正処理を行う。文字の外郭線と部品から生成した文
字の外郭線と部品の接合状況で、部品の端点と端点が接
続する場合、外郭線を接続部角情報とする。また部品の
端点とそれ以外で接続する場合で、はみ出していないと
き、部品切断情報とする。はみ出すとき端点に対応する
中心線ベクトルと外郭線をから角情報を求め、部品と部
品の接合部の形状を表現する外郭線を接続部角情報とす
る。以上の角情報については、図6に示す。用意した
「テオン角ゴシック体」は破棄される
【0044】「書体変形情報の自動生成手順」「テオン
角ゴシック体」の「書体変形情報」を求めるため、指定
した塗りつぶされた200文字用意する。用意した文字
をスキャナーで読み込み2値の1200×1200ドッ
トのデータを用意する。読み込んだ1200×1200
ドットのデータを細め処理を行い、一ドット幅のデータ
に変換する。一ドット幅のデータの中心をたどりなが
ら、短直線で構成される連続線に変換する。短直線で構
成される連続線の凹凸を曲線と直線で近似することによ
って直線と曲線で構成される連続線に変換しこれを中心
線とする。文字基本情報の同じ文字を構成するそれぞれ
の中心線ベクトルと同じ部位にある、直線と曲線で構成
される連続線を角度と位置により分類し、文字基本情報
の中心線ベクトルと対応付けることにより変異情報を求
め、変異情報と文字基本情報の中心線ベクトルから文字
の中心線ベクトルを求める。「書体部品情報」と「書体
部首情報」と中心線ベクトルから文字を生成する。生成
した文字の部品と塗りつぶされた文字の部位を重ね差異
を求める。差異が部品が太いことを示す場合、部品を細
くし、差異が部品が細いことを示す場合、部品を細める
処理を行い、差異が部品が位置ずれを示す場合、該当す
る部品の中心線ベクトルを構成する点を移動する。移動
したした中心線ベクトルが以前求めた中心線ベクトルと
同一になるまで上記の処理を繰返す。400文字以外の
文字は、文字基本情報の中心線ベクトルと用意した文字
の文字基本情報の情報を比較し、文字を構成する部首あ
るいは部品で最も近い自動生成した書体変形情報を適応
する。用意した「テオン角ゴシック体」は破棄される
【0045】「書体ウェイト変形情報の生成手順」文字
生成手順で「書体ウェイト変形情報」を使用する部分で
「文字基本ウェイト情報」を使用し指定されたウェイト
1の文字を生成する。「文字基本ウェイト情報」の島情
報が生成した文字に存在するとき、対を成す中心線ベク
トルの間に島が存在しないとき、太さ補正量を2ドット
として、対を成す中心線ベクトルの太さ補正処理を行う
と同時に島情報中心点座標と反対方向に太さ補正量の半
分位置補正を行い、島(白い部分)が出現するまで上記
の処理を繰り返し、行った補正情報を書体ウェイト変形
情報とする、。すべての島が存在するように上記の補正
処理をくり返す。また上記の処理をウェイト1〜ウェイ
ト12まで繰り返し「書体ウェイト変形情報」を求め
る。以上の処理を、図9に示す。
【0046】
【実施例2】この実施例では、実施例1で作成したイン
テリジェントフォントのデータ構造に基づいて、筆順情
報を持ったインテリジェントフォント描画処理について
説明する。他の文字についても同様である。 「インテリジェントフォント描画処理の説明」 「テオン角ゴシックウェイト3」の描画用書体を生成す
る手順 描画用書体管理テーブルの書体名に「テオン角ゴシック
ウェイト3」が格納される。描画用書体管理テーブルの
ウェイトにウェイト3を示す3が格納される。描画用書
体管理テーブルの描画用書体情報定義場所に"THEONKG3.
DDT"が格納される。描画用書体情報のコード体系識別に
はJISコード体系を示す1が格納される。描画用書体
情報のコードテーブル定義場所には100Hが格納され
る。描画用書体情報の描画用ペアベクトル情報定義場所
には15000Hが格納される。文字「牛」について描
画ベクトルを求めるまでの手順を説明する。牛の文字基
本情報から中心ベクトルからなる文字骨格を生成する。
文字骨格の中心線ベクトルの点座標を書体変形情報の移
動情報により移動する。文字骨格の中心線ベクトルの点
座標を書体ウェイト変形情報の中心線ベクトル変形情報
により移動する。その際中心線ベクトルの太さ情報を太
さ情報を元に変更する。配置された部品同士を書体部首
情報の部品結合情報によって結合し文字を完成させる完
成された文字から横方向で塗り潰すために中心線ベクト
ルの点を基準点とする塗潰し開始ベクトルと塗潰し終了
ベクトルを生成する。生成した中心線ベクトルと塗潰し
開始ベクトルと塗潰し終了ベクトルを描画用ペアベクト
ル情報として"THEONKG3.DDT"に格納する。格納する内容
は、牛の文字に対応するコードテーブルの内容は217
7番目のコードには356DHが、描画用ペアベクトル
情報オフセットには19608Hが格納される。描画用
ペアベクトル情報の中心線ベクトルの数には4が格納さ
れる、。中心線ベクトルの数4について、その1の中心
線座標には(1,1,2,316,983)、(4,2
58,823)、(4,200,685)、(1,11
1,701)が格納される。その2の中心線座標には
(0,224,773)、(1,1024,773)が
格納される。その3の中心線座標には(0,39,51
0)、(1,1121,510)が格納される。その4
の中心線座標には(0,603,1058)、(1,6
03,137)が格納される。ペアベクトル数には6が
格納される。ペアベクトル数6について、その1の塗潰
し開始ベクトルには(1,1,0,0,−26,−2
9)、(1,1,0,1,−39,2)が、塗潰し終了
ベクトルには(1,1,0,0,−26,−29)、
(1,1,0,1,51,2)が格納される。その2の
塗潰し開始ベクトルには(1,1,0,2,−39,
2)、(1,1,333,4,−34,−17)、
(1,1,666,4,−34,−17)、(1,2,
0,1,−40,−20)が、塗潰し終了ベクトルには
(1,1,0,2,51,2)、(1,1,333,
4,34,17)、(1,1,666,4,34,1
7)、(1,2,0,1,67,−17)が格納され
る。その3の塗潰し開始ベクトルには(2,1,0,
0,−40,−20)、(2,2,0,1,29,3
5)が、塗潰し終了ベクトルには(2,1,0,0,6
7,−17)、(2,1,0,1,29,35)が格納
される。その4の塗潰し開始ベクトルには(3,1,
0,0,26,−30)、(3,2,0,1,−15,
30)が、塗潰し終了ベクトルには(3,1,0,0,
12,−30)、(3,2,0,1,12,30)が格
納される。その5の塗潰し開始ベクトルには(4,1,
0,0,−6,−30)、(4,2,0,1,−6,3
0)が、塗潰し終了ベクトルには(4,1,0,0,
6,−30)、(4,2,0,1,6,30)が格納さ
れる。その6の塗潰し開始ベクトルには(5,1,0,
0,−30,9)、(5,2,0,1,30,9)が、
塗潰し終了ベクトルには(5,1,0,0,−30,1
9)、(5,2,0,1,30,19)が格納される。
【0047】「テオン角ゴシックウェイト3」の描画手
順 「テオン角ゴシックウェイト3」の牛の文字の描画を1
00×200ドットで描画する手順を説明する。書体名
「テオン角ゴシックウェイト3」をキーにして、描画用
書体管理テーブルから描画用書体情報定義場所の"THEON
KG3".DDTを取り出す。描画用書体情報からコードテーブ
ル定義場所の100Hを取り出す。描画用書体情報から
描画用ペアベクトル情報定義場所の1500Hを取り出
す。牛のコードから2177番目のコードテーブルに格
納されている描画用ペアベクトル情報オフセットの19
608Hを取り出す、。描画用書体情報から34608
Hの位置から中心線ベクトルとペアベクトルを取り出
す。中心線ベクトルのX座標には0.08333(10
0/1200)、Y座標には0.16666(200/
1200)を掛けて座標変換を行う。ペアベクトルには
0.16666を掛けて変換し、ペアベクトルの座標を
基準点からの相対座標ではなく絶対座標に変換する。Y
座標を0から200まで1ステップづつ変化させ、それ
ぞれのペアベクトルに該当するY座標が存在するとき塗
り潰し開始ベクトルのX座標から塗り潰し、終了ベクト
ルのX座標まで線を描画する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る筆順
等の情報を持ったインテリジェントフォントは、本発明
の手順で構築されたデータベースであるので、筆順など
の高度な情報を持つことを特徴とし、文字を構成する中
心線ベクトルと書体を特徴付ける太さや角情報などを持
った部品を組み合わせることによって文字を生成するこ
とができることを特徴とする。従来のドットフォント或
いはアウトラインフォントは、1書体を作成するには、
必要な文字すべて(JISでは約7千文字)をデザイン
しデジタル化することが必要があったが、本発明に係る
インテリジェントフォントは、数十から数百文字をデザ
インし、それらの関係をデータベース化することによっ
て、実際に使用するフォントは、そのデータベースから
の生成過程によって描画されるために、従来の30分の
1以下の作業量で1書体を生成できるという効果を奏す
る。また、本発明に係るインテリジェントフォントは、
部品や中心線を変更することによって、文字を新たにデ
ザインすることなく、違った雰囲気を持ったファミリー
書体をも生成することができるという効果を奏する。さ
らに、従来のアウトラインフォントの描画方法は、先
ず、輪郭線を描画し、その後、内外の判定をし、塗りつ
ぶし終点を判定しながら、輪郭線の内側を塗りつぶし作
業を行う2工程で行われていたために時間が掛かった
が、本発明の筆順等の情報を持ったインテリジェントフ
ォントは、描画のために中心線データと中心線を基準点
とす塗潰し開始ベクトルと塗潰し開始ベクトルから構成
されるために塗潰し開始ベクトルを始点として、塗潰し
開始ベクトルを終点とする直線を描画するだけの1工程
のみによる描画方法を採用したので、従来のアウトライ
ンフォントの描画方法に比べて高速な描画が可能になる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筆順等の情報を持ったインテリジェン
トフォントと文字生成を示す説明図である。
【図2】ドットフォント(a)とアウトラインフォント
(b)の限界を示す説明図である。
【図3】描画処理前の文字生成過程を示す説明図であ
る。
【図4】中心線ベクトルを求める方法を示す説明図であ
る。
【図5】部品の生成を示す説明図である。
【図6】部品の中心線ベクトルと太さ情報、角情報の説
明図である。
【図7】書体部首情報により文字を描画する際の結合部
の処理を示す説明図である。
【図8】島情報の説明図である。
【図9】ウエイト(3、5、9)の違う書体から書体ウ
ェイト変形情報の生成を示す説明図である。
【図10】ウェイトの違う文字の生成過程を示す説明図
である。
【図11】文字基本情報の中心線ベクトルを生成する過
程を示す説明図である。
【図12】ウェイト3の文字の中心線ベクトルと太さ情
報、および島情報を示す説明図である。
【図13】ウェイト3と比較したウェイト1の文字の中
心線ベクトル移動変形情報、太さ情報、島情報の変形を
示す説明図である。
【図14】ウェイト3と比較したウェイト12の文字の
中心線ベクトル移動変形情報を示す説明図である。
【図15】描画する際の文字のペアベクトル、即ち、塗
潰し開始ベクトル、塗潰し終了ベクトルを示す説明図で
ある。
【図16】インテリジェントフォントのデータベースに
おけるデータの参照を示す構造図である。
【図17】インテリジェントフォントのデータベースに
おけるデータの位置を参照するオフセットを示す構造図
である。
【符号の説明】
1 第一画 2 第二画 3 第三画 4 第四画

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォントの構造体であって、データベー
    ス管理情報、文字基本情報、文字基本ウェイト情報、書
    体変形情報、書体ウェイト変形情報、書体部品情報、書
    体部首情報、描画用書体情報、などから構成されること
    を特徴とする筆順等の情報を持ったインテリジェントフ
    ォント。
  2. 【請求項2】 フォントの構造体であって、データベー
    ス管理情報、文字基本情報、文字基本ウェイト情報、書
    体変形情報、書体ウェイト変形情報、書体部品情報、書
    体部首情報、描画用書体情報、などから構成され、デー
    タベース管理情報は、データベース管理テーブル、コー
    ド体系管理情報、コード体系テーブル、基本情報テーブ
    ル、書体管理テーブル、書体コード体系管理情報、書体
    コード体系テーブル、書体部品テーブル、書体部首テー
    ブル、書体変形情報テーブル、描画用書体管理テーブル
    からなり、文字基本情報は、文字を構成する部首情報を
    格納する部首リスト情報、部首を構成する部品情報を格
    納する部品リスト情報、文字の骨格をなす中心線ベクト
    ル、筆順情報、その他文字に対して全書体に共通する情
    報などからなり、文字基本ウェイト情報は、中心線ベク
    トルの移動変形情報、太さ情報、及び文字を判別するた
    めに必要な島情報(黒い部分に囲まれた白い部分の情
    報)などからなり、書体変形情報は、書体を特徴付ける
    中心線ベクトルの変形情報を、文字基本情報の中心線ベ
    クトルを構成する点座標の移動情報からなり、書体ウェ
    イト変形情報は、ウェイト1(細い書体)の中心線ベク
    トル、ウェイト12(太い書体)の中心線ベクトルと比
    較した任意のウエイト(2〜11)の中心線ベクトルと
    の移動変形情報と、太さ情報などからなり、書体部品情
    報は、部品中心線ベクトル、太さ情報、付随情報、角情
    報などからなり、書体部首情報は、部品番号リスト、部
    品と部品の結合部分を示す接続部角情報などからなり、
    描画用書体情報は、コード体系識別番号、コードテーブ
    ル定義場所、描画用ペアベクトル情報からなる、書体に
    よって、文字を構成する部品の中心線ベクトルと書体を
    特徴付ける太さ情報、付随情報、角情報を組み合わせる
    ことによって文字を生成することができることを特徴と
    する筆順等の情報を持ったインテリジェントフォント。
  3. 【請求項3】 インテリジェントフォント作成の前段階
    として全書体に共通する(1)「文字基本情報」の作成
    手順、および(2)「文字基本ウェイト情報」の作成手
    順、と上記の基本情報を使用して、インテリジェントフ
    ォント作成手順である、(3)複数の文字から「書体部
    品情報」を求める手順、(4)複数の文字から「書体部
    首情報」を求める手順、(5)複数の文字から「書体変
    形情報」を求める手順、(6)「文字基本ウェイト情
    報」から「書体ウェイト変形情報」を求める手順、から
    作成されることによって文字を生成することができるこ
    とを特徴とする筆順等の情報を持ったインテリジェント
    フォントの作成方法。
  4. 【請求項4】 インテリジェントフォント作成の前段階
    として全書体に共通する(1)「文字基本情報」の作成
    手順は、コード体系の総ての文字に対して以下の処理を
    行う、 1)ウェイト3の1200×1200ドットの塗りつぶ
    された文字を用意する、 2)文字を構成する部首、部首を構成する部品、部品を
    構成する中心線ベクトルを文字基本情報に格納する、 次に、同じく全書体に共通する(2)「文字基本ウェイ
    ト情報」の作成手順は、コード体系の総ての文字に対し
    て以下の処理を行う、 1)ウェイト3の1200×1200ドットの塗りつぶ
    された文字を用意し、中心線ベクトル変異情報には0
    を、中心線ベクトルの太さ情報、文字の白い部分を示す
    島情報をウェイト3の文字基本ウェイト情報に格納す
    る、 2)ウェイト1(細い書体)の1200×1200ドッ
    トの塗りつぶされた文字を用意し、中心線ベクトル変異
    情報、中心線ベクトルの太さ情報、島情報をウェイト1
    の文字基本ウェイト情報に格納する、 3)ウェイト12(太い書体)の1200×1200ド
    ットの塗りつぶされた文字を用意し、中心線ベクトル変
    異情報、中心線ベクトルの太さ情報、島情報をウェイト
    12の文字基本ウェイト情報に格納する、更に、上記の
    基本情報を使用して、インテリジェントフォント作成手
    順である、(3)複数の文字から「書体部品情報」を求
    める手順は、 1)部品を抽出するために、部品化しやすい数十文字の
    1200×1200ドットのデータを用意し、中心線、
    外郭線を求める、 2)「文字基本情報」の中心線ベクトルを対応付け、中
    心線ベクトルを求める、 3)中心線ベクトルと外郭線から、部品の太さ情報、角
    情報、付随情報を求める以上の処理を繰り返し「書体部
    品情報」を求める、(4)複数の文字から「書体部首情
    報」を求める手順は、 1)部首を抽出するために、抽出しやすい数十文字の1
    200×1200ドットのデータを用意し、中心線、外
    郭線を求める、 2)「文字基本情報」の中心線ベクトルを対応付け、中
    心線ベクトルを求める、 3)「書体部品情報」と中心線ベクトルから文字を生成
    し、用意した文字との比較して部品の部品切断情報、接
    続部角情報を求める、以上の処理を繰り返し「書体部首
    情報」を求める、(5)複数の文字から「書体変形情
    報」を求める手順は、 1)「書体変形情報」を求めるために、数十文字から数
    百文字の1200×1200ドットのデータを用意し、
    中心線、外郭線を求める、 2)「文字基本情報」の中心線ベクトルを対応付け、中
    心線ベクトルを求める、 3)「書体部品情報」と「書体部首情報」と中心線ベク
    トルから文字を生成し、用意した文字との比較を行い中
    心線ベクトルを補正し書体変形情報を求める、(6)
    「文字基本ウェイト情報」から「書体ウェイト変形情
    報」を求める手順は 1)通常の文字生成手順で、「書体ウェイト変形情報」
    を使用する部分では「文字基本ウェイト情報」を使用
    し、指定されたウェイトの文字を生成する、 2)「文字基本ウェイト情報」の島情報により中心線ベ
    クトルおよび太さ情報を補正し、中心線ベクトル変異情
    報と太さ情報を求める、 上記の処理をウェイト1〜ウェイト12まで繰り返し
    「書体ウェイト変形情報」を求める、ことから作成され
    た書体によって、文字を構成する中心線ベクトルと書体
    を特徴付ける部品を組み合わせることによって文字を生
    成することができることを特徴とする筆順等の情報を持
    ったインテリジェントフォントの作成方法。
  5. 【請求項5】 フォントの構造体であって、(1)文字
    基本情報と書体変形情報により文字骨格を生成する手
    順、(2)書体ウェイト変形情報により文字骨格を変形
    する手順、(3)文字骨格と書体部品情報により文字を
    組み立てる手順、(4)書体部首情報により部品の結合
    部分を補正する手順、(5)部品から塗潰し用ペアベク
    トルを生成する手順、(6)塗潰し用ペアベクトルを処
    理して塗り潰された文字を生成する手順、からなること
    を特徴とする筆順等の情報を持ったインテリジェントフ
    ォント描画システム。
  6. 【請求項6】 フォントの構造体であって、(1)文字
    基本情報と書体変形情報により文字骨格を生成する手順
    は、 1)文字基本情報から中心ベクトルからなる文字骨格を
    生成する、 2)文字骨格の中心線ベクトルの点座標を書体変形情報
    の移動情報により移動する、(2)書体ウェイト変形情
    報により文字骨格を変形する手順は、 1)文字骨格の中心線ベクトルの点座標を書体ウェイト
    変形情報の中心線ベクトル変形情報により移動する、 2)その際、中心線ベクトルの太さ情報を太さ情報を元
    に変更する、(3)文字骨格と書体部品情報により文字
    を組み立てる手順は、文字骨格の中心線ベクトルと部品
    太さ情報を使用して、対応する部品を書体部品情報から
    取り出し変形して配置する、(4)書体部首情報により
    部品の結合部分を補正する手順は、配置された部品同士
    を書体部首情報の部品結合情報によって結合し、文字を
    完成させる、(5)部品から塗潰し用ペアベクトルを生
    成する手順は、完成された文字から横方向で塗り潰すた
    めに中心線ベクトルの点を基準点とする塗潰し開始ベク
    トルと塗潰し終了ベクトルを生成する、(6)塗潰し用
    ペアベクトルを処理して塗り潰された文字を生成する手
    順は、塗潰し開始ベクトルを開始点として、塗潰し終了
    ベクトルを終了点とする線分を描画することによって塗
    り潰された書体を生成する、ことを特徴とする筆順等の
    情報を持ったインテリジェントフォントの描画方法。
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