JP2003149670A - 液晶表示装置 - Google Patents
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリシリコンＴＦＴを用いた液晶表示装置に
おいて、フリッカの少ない、高品質の表示を得ること。 【解決手段】 第１の基板であるＴＦＴ基板４上に共通
電極駆動回路を設ける。第２の基板である共通基板５上
にストライプ状の共通電極５１，５２を画素の並び、た
とえばデータ線（または走査線）に沿って形成する。共
通電極駆動回路により、奇数番目の共通電極５１に印加
する共通電極電圧ＣＯＭ１と、偶数番目の共通電極５２
に印加する共通電極電圧ＣＯＭ２とが反転した関係とな
り、かつそれらＣＯＭ１およびＣＯＭ２を極性反転周期
に合わせて同時に反転させることによって、コモン反転
駆動方式を実現させるとともに、縦ライン（または横ラ
イン）反転駆動方式によってフリッカを低減する。
おいて、フリッカの少ない、高品質の表示を得ること。 【解決手段】 第１の基板であるＴＦＴ基板４上に共通
電極駆動回路を設ける。第２の基板である共通基板５上
にストライプ状の共通電極５１，５２を画素の並び、た
とえばデータ線（または走査線）に沿って形成する。共
通電極駆動回路により、奇数番目の共通電極５１に印加
する共通電極電圧ＣＯＭ１と、偶数番目の共通電極５２
に印加する共通電極電圧ＣＯＭ２とが反転した関係とな
り、かつそれらＣＯＭ１およびＣＯＭ２を極性反転周期
に合わせて同時に反転させることによって、コモン反転
駆動方式を実現させるとともに、縦ライン（または横ラ
イン）反転駆動方式によってフリッカを低減する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、特にＴＦＴ（薄膜トランジスタ）を用いたアクティ
ブ・マトリクス方式の液晶表示装置に関する。
し、特にＴＦＴ（薄膜トランジスタ）を用いたアクティ
ブ・マトリクス方式の液晶表示装置に関する。
【０００２】一般に、液晶表示装置においては、液晶の
劣化を抑制するため、１フレームごとまたは１水平期間
ごとに各画素の液晶素子に正極性と負極性の駆動電圧を
交互に印加する交流駆動方式が採用されている。さら
に、この交流駆動に起因して発生するちらつき（フリッ
カ）を抑えるため、隣り合うデータ線または走査線の極
性を反転させるような駆動がおこなわれる。
劣化を抑制するため、１フレームごとまたは１水平期間
ごとに各画素の液晶素子に正極性と負極性の駆動電圧を
交互に印加する交流駆動方式が採用されている。さら
に、この交流駆動に起因して発生するちらつき（フリッ
カ）を抑えるため、隣り合うデータ線または走査線の極
性を反転させるような駆動がおこなわれる。
【０００３】
【従来の技術】図７は、従来のアクティブ・マトリクス
方式の液晶表示装置を一部破断して模式的に示す全体斜
視図である。また、図８は、従来のアクティブ・マトリ
クス方式の液晶表示装置の要部の断面構造を模式的に示
す要部断面図である。図７および図８に示すように、従
来の液晶表示装置では、画素電極１１およびスイッチン
グ素子であるＴＦＴ１２がｍ行ｎ列のマトリクス状に配
置された基板（以下、ＴＦＴ基板とする）１と、共通電
極２１がほぼ全面に一様に設けられた基板（以下、共通
基板とする）２との間に液晶層３がシール部３１によっ
て封入される。ＴＦＴ基板１には複数のデータ線１３と
複数の走査線１４が縦横に張り巡らされており、それら
の交点にＴＦＴ１２が接続されている。
方式の液晶表示装置を一部破断して模式的に示す全体斜
視図である。また、図８は、従来のアクティブ・マトリ
クス方式の液晶表示装置の要部の断面構造を模式的に示
す要部断面図である。図７および図８に示すように、従
来の液晶表示装置では、画素電極１１およびスイッチン
グ素子であるＴＦＴ１２がｍ行ｎ列のマトリクス状に配
置された基板（以下、ＴＦＴ基板とする）１と、共通電
極２１がほぼ全面に一様に設けられた基板（以下、共通
基板とする）２との間に液晶層３がシール部３１によっ
て封入される。ＴＦＴ基板１には複数のデータ線１３と
複数の走査線１４が縦横に張り巡らされており、それら
の交点にＴＦＴ１２が接続されている。
【０００４】スイッチング素子としてポリシリコンＴＦ
Ｔを用いた液晶表示装置では、ポリシリコンＴＦＴのキ
ャリア移動度が大きいため、通常、データ線１３または
走査線１４の駆動回路の一部または全部がＴＦＴ基板１
に作製される。図７では、ＴＦＴ基板１上にデータ線駆
動回路１５および走査線駆動回路１６が設けられてい
る。また、ＴＦＴ基板１の周縁部には引き出し線となる
電極１７が設けられている。共通電極２１には、この電
極１７とこれに接続された導電体（トランスファー）１
８を介して共通電極電圧が印加される。電極１７は保護
膜１９により被覆されている。
Ｔを用いた液晶表示装置では、ポリシリコンＴＦＴのキ
ャリア移動度が大きいため、通常、データ線１３または
走査線１４の駆動回路の一部または全部がＴＦＴ基板１
に作製される。図７では、ＴＦＴ基板１上にデータ線駆
動回路１５および走査線駆動回路１６が設けられてい
る。また、ＴＦＴ基板１の周縁部には引き出し線となる
電極１７が設けられている。共通電極２１には、この電
極１７とこれに接続された導電体（トランスファー）１
８を介して共通電極電圧が印加される。電極１７は保護
膜１９により被覆されている。
【０００５】この液晶表示装置の交流駆動方式として共
通電極電圧を一定値に固定するコモン固定駆動方式があ
る。この駆動方式では、データ線１３に、共通電極電圧
に対して正極性となる電圧と負極性となる電圧が交互に
印加される。つまり、データ線１３に印加される電圧の
極性が反転される。したがって、データ線１３に供給す
る電圧の振幅が大きくなるため、データ線駆動回路１５
の電源電圧が大きくなり、データ線駆動回路１５のトラ
ンジスタやバッファやアナログ・スイッチなどの素子に
要求される耐圧が大きくなってしまう。また、消費電力
が増加してしまう。
通電極電圧を一定値に固定するコモン固定駆動方式があ
る。この駆動方式では、データ線１３に、共通電極電圧
に対して正極性となる電圧と負極性となる電圧が交互に
印加される。つまり、データ線１３に印加される電圧の
極性が反転される。したがって、データ線１３に供給す
る電圧の振幅が大きくなるため、データ線駆動回路１５
の電源電圧が大きくなり、データ線駆動回路１５のトラ
ンジスタやバッファやアナログ・スイッチなどの素子に
要求される耐圧が大きくなってしまう。また、消費電力
が増加してしまう。
【０００６】そこで、共通電極電圧の極性を反転するこ
とによって、データ線１３に供給する電圧の振幅を小さ
く抑える駆動方式（コモン反転駆動方式）がある。たと
えば、データ線１３の印加電圧の振幅範囲をたとえば５
Ｖ以内に抑え、極性反転周期に合わせて共通電極電圧を
変化させる。これによって、データ線駆動回路１５の電
源をたとえば５Ｖに抑えることができるので、データ線
駆動回路１５の素子の耐圧や消費電力等を低くすること
ができ、コストおよび消費電力の点で有利である。
とによって、データ線１３に供給する電圧の振幅を小さ
く抑える駆動方式（コモン反転駆動方式）がある。たと
えば、データ線１３の印加電圧の振幅範囲をたとえば５
Ｖ以内に抑え、極性反転周期に合わせて共通電極電圧を
変化させる。これによって、データ線駆動回路１５の電
源をたとえば５Ｖに抑えることができるので、データ線
駆動回路１５の素子の耐圧や消費電力等を低くすること
ができ、コストおよび消費電力の点で有利である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶表示装置では、共通電極２１が共通基板２のほぼ全
面に一様に設けられているので、画面のサイズが大きく
なると負荷が大きくなる。そのため、共通電極２１を反
転駆動することが困難となり、また、ちらつき（フリッ
カ）が発生するという問題点がある。
液晶表示装置では、共通電極２１が共通基板２のほぼ全
面に一様に設けられているので、画面のサイズが大きく
なると負荷が大きくなる。そのため、共通電極２１を反
転駆動することが困難となり、また、ちらつき（フリッ
カ）が発生するという問題点がある。
【０００８】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、ポリシリコンＴＦＴを用いた液晶表示装置
において、フリッカの少ない、高品質の表示が可能な液
晶表示装置を提供することを目的とする。
のであって、ポリシリコンＴＦＴを用いた液晶表示装置
において、フリッカの少ない、高品質の表示が可能な液
晶表示装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、第１の基板であるＴＦＴ基板上に共通電
極駆動回路を設け、また第２の基板である共通基板上に
ストライプ状の共通電極を画素の並びに沿って形成し、
共通電極駆動回路は、奇数番目の共通電極に印加する共
通電極電圧を、偶数番目の共通電極に印加する共通電極
電圧に対して反転させるとともに、それら共通電極電圧
を極性反転周期に合わせて反転させることを特徴とす
る。
め、本発明は、第１の基板であるＴＦＴ基板上に共通電
極駆動回路を設け、また第２の基板である共通基板上に
ストライプ状の共通電極を画素の並びに沿って形成し、
共通電極駆動回路は、奇数番目の共通電極に印加する共
通電極電圧を、偶数番目の共通電極に印加する共通電極
電圧に対して反転させるとともに、それら共通電極電圧
を極性反転周期に合わせて反転させることを特徴とす
る。
【００１０】この発明によれば、奇数番目の共通電極に
印加される共通電極電圧、および偶数番目の共通電極に
印加される共通電極電圧は、いずれも共通電極駆動回路
により極性反転周期に合わせて反転する。また、奇数番
目の共通電極に印加される共通電極電圧と、偶数番目の
共通電極に印加される共通電極電圧とは、共通電極駆動
回路により反転した極性となる。
印加される共通電極電圧、および偶数番目の共通電極に
印加される共通電極電圧は、いずれも共通電極駆動回路
により極性反転周期に合わせて反転する。また、奇数番
目の共通電極に印加される共通電極電圧と、偶数番目の
共通電極に印加される共通電極電圧とは、共通電極駆動
回路により反転した極性となる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態にか
かる液晶表示装置について図面を参照しつつ詳細に説明
する。
かる液晶表示装置について図面を参照しつつ詳細に説明
する。
【００１２】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１にかかる液晶表示装置の概略を示す平面図であ
る。図１に示すように、第１の基板であるＴＦＴ基板４
には、図には現れていないが、画素電極およびＴＦＴが
ｍ行ｎ列のマトリクス状に配置された表示部が設けられ
ている。この表示部の周囲には、データ線駆動回路、走
査線駆動回路および共通電極駆動回路を含む制御回路部
４１が配置されている。
形態１にかかる液晶表示装置の概略を示す平面図であ
る。図１に示すように、第１の基板であるＴＦＴ基板４
には、図には現れていないが、画素電極およびＴＦＴが
ｍ行ｎ列のマトリクス状に配置された表示部が設けられ
ている。この表示部の周囲には、データ線駆動回路、走
査線駆動回路および共通電極駆動回路を含む制御回路部
４１が配置されている。
【００１３】ＴＦＴ基板４の表示部に対向する第２の基
板である共通基板５には、ＴＦＴ基板４の表示部に設け
られた複数のデータ線（図には現れていない）のそれぞ
れに沿って、細長い線状の共通電極５１，５２が配置さ
れている。つまり、データ線の伸びる方向を縦の方向と
し、ＴＦＴ基板４の表示部に設けられた複数の走査線
（図には現れていない）の伸びる方向を横の方向とすれ
ば、複数の共通電極５１，５２は縦のストライプ状に配
置されていることになる。図には現れていないが、ＴＦ
Ｔ基板４と共通基板５との間に液晶層が封入されてい
る。
板である共通基板５には、ＴＦＴ基板４の表示部に設け
られた複数のデータ線（図には現れていない）のそれぞ
れに沿って、細長い線状の共通電極５１，５２が配置さ
れている。つまり、データ線の伸びる方向を縦の方向と
し、ＴＦＴ基板４の表示部に設けられた複数の走査線
（図には現れていない）の伸びる方向を横の方向とすれ
ば、複数の共通電極５１，５２は縦のストライプ状に配
置されていることになる。図には現れていないが、ＴＦ
Ｔ基板４と共通基板５との間に液晶層が封入されてい
る。
【００１４】たとえば図１において左側から奇数番目、
すなわち１番目、３番目、５番目、・・・の共通電極５
１はそれぞれ個別の第１の導電体（トランスファー）５
３に接続されている。複数の第１の導電体５３は、ＴＦ
Ｔ基板４の制御回路部４１に設けられた共通電極駆動回
路の図示しない第１の出力端子に共通接続されている。
つまり、奇数番目の共通電極５１には同じ共通電極電圧
（これをＣＯＭ１とする）が印加される。また、たとえ
ば図１において左側から偶数番目、すなわち２番目、４
番目、６番目、・・・の共通電極５２はそれぞれ個別の
第２の導電体（トランスファー）５４に接続されてい
る。複数の第２の導電体５４は、共通電極駆動回路の図
示しない第２の出力端子に共通接続されており、したが
って偶数番目の共通電極５２には同じ共通電極電圧（こ
れをＣＯＭ２とする）が印加される。
すなわち１番目、３番目、５番目、・・・の共通電極５
１はそれぞれ個別の第１の導電体（トランスファー）５
３に接続されている。複数の第１の導電体５３は、ＴＦ
Ｔ基板４の制御回路部４１に設けられた共通電極駆動回
路の図示しない第１の出力端子に共通接続されている。
つまり、奇数番目の共通電極５１には同じ共通電極電圧
（これをＣＯＭ１とする）が印加される。また、たとえ
ば図１において左側から偶数番目、すなわち２番目、４
番目、６番目、・・・の共通電極５２はそれぞれ個別の
第２の導電体（トランスファー）５４に接続されてい
る。複数の第２の導電体５４は、共通電極駆動回路の図
示しない第２の出力端子に共通接続されており、したが
って偶数番目の共通電極５２には同じ共通電極電圧（こ
れをＣＯＭ２とする）が印加される。
【００１５】共通電極駆動回路はＣＯＭ１およびこれを
反転させたＣＯＭ２を発生する。したがって、奇数番目
の共通電極５１および偶数番目の共通電極５２には互い
に反転してなる共通電極電圧が印加されることになる。
また、共通電極駆動回路は、ＣＯＭ１およびＣＯＭ２を
所定の反転周期で同時に反転させる。反転周期はフリッ
カが目立たない周期に調整される。
反転させたＣＯＭ２を発生する。したがって、奇数番目
の共通電極５１および偶数番目の共通電極５２には互い
に反転してなる共通電極電圧が印加されることになる。
また、共通電極駆動回路は、ＣＯＭ１およびＣＯＭ２を
所定の反転周期で同時に反転させる。反転周期はフリッ
カが目立たない周期に調整される。
【００１６】図２に、ＣＯＭ１、ＣＯＭ２、およびデー
タ線の印加電圧、すなわちデータ信号の変化の様子を示
す。図２に示すように、ＣＯＭ１が相対的に高い電圧レ
ベルのときにはＣＯＭ２は相対的に低い電圧レベルとな
り、ＣＯＭ１が相対的に低い電圧レベルのときにはＣＯ
Ｍ２は相対的に高い電圧レベルとなる。その電圧レベル
の遷移タイミングは同時である。そして、ＣＯＭ１が相
対的に高い電圧レベルのときには、このＣＯＭ１に対応
するデータ信号の電圧レベルは相対的に低くなり、負極
性となる。ＣＯＭ１が相対的に低い電圧レベルのときに
は、このＣＯＭ１に対応するデータ信号の電圧レベルは
相対的に高くなり、正極性となる。ＣＯＭ２とこれに対
応するデータ信号についても同様である。
タ線の印加電圧、すなわちデータ信号の変化の様子を示
す。図２に示すように、ＣＯＭ１が相対的に高い電圧レ
ベルのときにはＣＯＭ２は相対的に低い電圧レベルとな
り、ＣＯＭ１が相対的に低い電圧レベルのときにはＣＯ
Ｍ２は相対的に高い電圧レベルとなる。その電圧レベル
の遷移タイミングは同時である。そして、ＣＯＭ１が相
対的に高い電圧レベルのときには、このＣＯＭ１に対応
するデータ信号の電圧レベルは相対的に低くなり、負極
性となる。ＣＯＭ１が相対的に低い電圧レベルのときに
は、このＣＯＭ１に対応するデータ信号の電圧レベルは
相対的に高くなり、正極性となる。ＣＯＭ２とこれに対
応するデータ信号についても同様である。
【００１７】上述した実施の形態１によれば、共通電極
５１，５２が細長い線状であり、負荷が小さいので、Ｃ
ＯＭ１およびＣＯＭ２を所定の反転周期で同時に反転さ
せることが可能となり、コモン反転駆動方式を実現する
ことができる。それによって、データ線に供給する電圧
の振幅をコモン固定駆動方式に比べて小さくすることが
できるので、データ線駆動回路を低耐圧の素子で構成す
ることができ、低消費電力化および低コスト化を図るこ
とができる。
５１，５２が細長い線状であり、負荷が小さいので、Ｃ
ＯＭ１およびＣＯＭ２を所定の反転周期で同時に反転さ
せることが可能となり、コモン反転駆動方式を実現する
ことができる。それによって、データ線に供給する電圧
の振幅をコモン固定駆動方式に比べて小さくすることが
できるので、データ線駆動回路を低耐圧の素子で構成す
ることができ、低消費電力化および低コスト化を図るこ
とができる。
【００１８】また、ＣＯＭ１とＣＯＭ２とが互いに反転
してなる関係にあるため、横方向に隣り合う画素に反対
極性の電圧を印加する縦ライン反転駆動方式を実現する
ことができる。したがって、コモン反転駆動方式と縦ラ
イン反転駆動方式を同時に実現することによって、大画
面、高精細の液晶表示装置においてフリッカの少ない良
好な表示品質が得られる。
してなる関係にあるため、横方向に隣り合う画素に反対
極性の電圧を印加する縦ライン反転駆動方式を実現する
ことができる。したがって、コモン反転駆動方式と縦ラ
イン反転駆動方式を同時に実現することによって、大画
面、高精細の液晶表示装置においてフリッカの少ない良
好な表示品質が得られる。
【００１９】なお、図３に示すように、共通基板５上で
奇数番目の共通電極５１を配線５５で互いに接続して短
絡し、また共通基板５上で偶数番目の共通電極５２を配
線５６で互いに接続して短絡し、それぞれ１〜４箇所程
度において第１の導電体５３および第２の導電体５４に
より共通電極駆動回路に電気的に接続する構成としても
よい。そうすれば、第１および第２の導電体５３，５４
による接続箇所を減らすことができる。
奇数番目の共通電極５１を配線５５で互いに接続して短
絡し、また共通基板５上で偶数番目の共通電極５２を配
線５６で互いに接続して短絡し、それぞれ１〜４箇所程
度において第１の導電体５３および第２の導電体５４に
より共通電極駆動回路に電気的に接続する構成としても
よい。そうすれば、第１および第２の導電体５３，５４
による接続箇所を減らすことができる。
【００２０】（実施の形態２）図４は、本発明の実施の
形態２にかかる液晶表示装置の概略を示す平面図であ
る。実施の形態２が実施の形態１と異なるのは、実施の
形態１では共通電極５１，５２が縦のストライプ状であ
ったのに対し、実施の形態２では図４に示すように共通
電極６１，６２が横のストライプ状になっていることで
ある。すなわち、第２の基板である共通基板６には、Ｔ
ＦＴ基板４の表示部に設けられた複数の走査線（図には
現れていない）のそれぞれに沿って、細長い線状の共通
電極６１，６２が配置されている。
形態２にかかる液晶表示装置の概略を示す平面図であ
る。実施の形態２が実施の形態１と異なるのは、実施の
形態１では共通電極５１，５２が縦のストライプ状であ
ったのに対し、実施の形態２では図４に示すように共通
電極６１，６２が横のストライプ状になっていることで
ある。すなわち、第２の基板である共通基板６には、Ｔ
ＦＴ基板４の表示部に設けられた複数の走査線（図には
現れていない）のそれぞれに沿って、細長い線状の共通
電極６１，６２が配置されている。
【００２１】そして、たとえば図４において上側から奇
数番目、すなわち１番目、３番目、５番目、・・・の共
通電極６１は、それぞれ個別の第１の導電体（トランス
ファー）６３を介して、ＴＦＴ基板４の制御回路部４１
に設けられた共通電極駆動回路に電気的に接続されてお
り、ＣＯＭ１を印加される。また、たとえば図４におい
て上側から偶数番目、すなわち２番目、４番目、６番
目、・・・の共通電極６２は、それぞれ個別の第２の導
電体（トランスファー）６４を介して共通電極駆動回路
に電気的に接続されており、ＣＯＭ２を印加される。
数番目、すなわち１番目、３番目、５番目、・・・の共
通電極６１は、それぞれ個別の第１の導電体（トランス
ファー）６３を介して、ＴＦＴ基板４の制御回路部４１
に設けられた共通電極駆動回路に電気的に接続されてお
り、ＣＯＭ１を印加される。また、たとえば図４におい
て上側から偶数番目、すなわち２番目、４番目、６番
目、・・・の共通電極６２は、それぞれ個別の第２の導
電体（トランスファー）６４を介して共通電極駆動回路
に電気的に接続されており、ＣＯＭ２を印加される。
【００２２】その他の構成は実施の形態１と同じであ
る。したがって、実施の形態１と同じ構成については実
施の形態１と同じ符号を付して説明を省略する。また、
ＣＯＭ１、ＣＯＭ２、およびデータ信号の電圧レベルの
変化の様子は、図２および図２に関連して実施の形態１
において説明した内容と同じである。
る。したがって、実施の形態１と同じ構成については実
施の形態１と同じ符号を付して説明を省略する。また、
ＣＯＭ１、ＣＯＭ２、およびデータ信号の電圧レベルの
変化の様子は、図２および図２に関連して実施の形態１
において説明した内容と同じである。
【００２３】上述した実施の形態２によれば、共通電極
６１，６２が細長い線状であり、負荷が小さいので、Ｃ
ＯＭ１およびＣＯＭ２を所定の反転周期で同時に反転さ
せることが可能となり、コモン反転駆動方式を実現する
ことができる。それによって、データ線に供給する電圧
の振幅をコモン固定駆動方式に比べて小さくすることが
できるので、データ線駆動回路を低耐圧の素子で構成す
ることができ、低消費電力化および低コスト化を図るこ
とができる。
６１，６２が細長い線状であり、負荷が小さいので、Ｃ
ＯＭ１およびＣＯＭ２を所定の反転周期で同時に反転さ
せることが可能となり、コモン反転駆動方式を実現する
ことができる。それによって、データ線に供給する電圧
の振幅をコモン固定駆動方式に比べて小さくすることが
できるので、データ線駆動回路を低耐圧の素子で構成す
ることができ、低消費電力化および低コスト化を図るこ
とができる。
【００２４】また、ＣＯＭ１とＣＯＭ２とが互いに反転
してなる関係にあるため、縦方向に隣り合う画素に反対
極性の電圧を印加する横ライン反転駆動方式を実現する
ことができる。したがって、コモン反転駆動方式と横ラ
イン反転駆動方式を同時に実現することによって、大画
面、高精細の液晶表示装置においてフリッカの少ない良
好な表示品質が得られる。
してなる関係にあるため、縦方向に隣り合う画素に反対
極性の電圧を印加する横ライン反転駆動方式を実現する
ことができる。したがって、コモン反転駆動方式と横ラ
イン反転駆動方式を同時に実現することによって、大画
面、高精細の液晶表示装置においてフリッカの少ない良
好な表示品質が得られる。
【００２５】なお、図５に示すように、共通基板６上で
奇数番目の共通電極６１を配線６５で互いに接続して短
絡し、また共通基板６上で偶数番目の共通電極６２を配
線６６で互いに接続して短絡し、それぞれ１〜４箇所程
度において第１の導電体６３および第２の導電体６４に
より共通電極駆動回路に電気的に接続する構成としても
よい。そうすれば、第１および第２の導電体６３，６４
による接続箇所を減らすことができる。
奇数番目の共通電極６１を配線６５で互いに接続して短
絡し、また共通基板６上で偶数番目の共通電極６２を配
線６６で互いに接続して短絡し、それぞれ１〜４箇所程
度において第１の導電体６３および第２の導電体６４に
より共通電極駆動回路に電気的に接続する構成としても
よい。そうすれば、第１および第２の導電体６３，６４
による接続箇所を減らすことができる。
【００２６】（実施の形態３）図６は、本発明の実施の
形態３にかかる液晶表示装置の概略を示す平面図であ
る。実施の形態３は、実施の形態１と実施の形態２の両
方の構成を備えたものである。すなわち、第２の基板で
ある共通基板７には、ＴＦＴ基板４の表示部に設けられ
た複数のデータ線（図には現れていない）のそれぞれに
沿って、細長い線状の第１の共通電極５１，５２が配置
されているとともに、複数の走査線（図には現れていな
い）のそれぞれに沿って、細長い線状の第２の共通電極
６１，６２が配置されている。
形態３にかかる液晶表示装置の概略を示す平面図であ
る。実施の形態３は、実施の形態１と実施の形態２の両
方の構成を備えたものである。すなわち、第２の基板で
ある共通基板７には、ＴＦＴ基板４の表示部に設けられ
た複数のデータ線（図には現れていない）のそれぞれに
沿って、細長い線状の第１の共通電極５１，５２が配置
されているとともに、複数の走査線（図には現れていな
い）のそれぞれに沿って、細長い線状の第２の共通電極
６１，６２が配置されている。
【００２７】第１の共通電極５１，５２と第２の共通電
極６１，６２とは層間絶縁膜により絶縁されている。奇
数番目の第１の共通電極５１、偶数番目の第１の共通電
極５２、奇数番目の第２の共通電極６１および偶数番目
の第２の共通電極６２は、それぞれ第１の導電体５３、
第２の導電体５４、第３の導電体６３および第４の導電
体６４を介して共通電極駆動回路に電気的に接続され
る。
極６１，６２とは層間絶縁膜により絶縁されている。奇
数番目の第１の共通電極５１、偶数番目の第１の共通電
極５２、奇数番目の第２の共通電極６１および偶数番目
の第２の共通電極６２は、それぞれ第１の導電体５３、
第２の導電体５４、第３の導電体６３および第４の導電
体６４を介して共通電極駆動回路に電気的に接続され
る。
【００２８】その他の構成は実施の形態１または実施の
形態２と同じである。したがって、実施の形態１または
実施の形態２と同じ構成についてはそれらと同じ符号を
付して説明を省略する。また、ＣＯＭ１、ＣＯＭ２、お
よびデータ信号の電圧レベルの変化の様子は、図２およ
び図２に関連して実施の形態１において説明した内容と
同じである。
形態２と同じである。したがって、実施の形態１または
実施の形態２と同じ構成についてはそれらと同じ符号を
付して説明を省略する。また、ＣＯＭ１、ＣＯＭ２、お
よびデータ信号の電圧レベルの変化の様子は、図２およ
び図２に関連して実施の形態１において説明した内容と
同じである。
【００２９】上述した実施の形態３によれば、共通電極
として第１の共通電極５１，５２を用いれば、コモン反
転駆動方式と縦ライン反転駆動方式を同時に実現するこ
とができ、一方、共通電極として第２の共通電極６１，
６２を用いれば、コモン反転駆動方式と横ライン反転駆
動方式を同時に実現することができる。したがって、共
通電極としていずれを選択しても、大画面、高精細の液
晶表示装置においてフリッカの少ない良好な表示品質が
得られる。
として第１の共通電極５１，５２を用いれば、コモン反
転駆動方式と縦ライン反転駆動方式を同時に実現するこ
とができ、一方、共通電極として第２の共通電極６１，
６２を用いれば、コモン反転駆動方式と横ライン反転駆
動方式を同時に実現することができる。したがって、共
通電極としていずれを選択しても、大画面、高精細の液
晶表示装置においてフリッカの少ない良好な表示品質が
得られる。
【００３０】なお、特に図示しないが、共通基板７上で
奇数番目の第１の共通電極５１を互いに短絡し、共通基
板７上で偶数番目の第１の共通電極５２を互いに短絡
し、それぞれ１〜４箇所程度において第１の導電体５３
および第２の導電体５４により共通電極駆動回路に電気
的に接続する構成としてもよい。また、第２の共通電極
６１，６２についても同様である。このようにすれば、
第１〜第４の導電体５３，５４，６３，６４による接続
箇所を減らすことができる。
奇数番目の第１の共通電極５１を互いに短絡し、共通基
板７上で偶数番目の第１の共通電極５２を互いに短絡
し、それぞれ１〜４箇所程度において第１の導電体５３
および第２の導電体５４により共通電極駆動回路に電気
的に接続する構成としてもよい。また、第２の共通電極
６１，６２についても同様である。このようにすれば、
第１〜第４の導電体５３，５４，６３，６４による接続
箇所を減らすことができる。
【００３１】以上において本発明は、ポリシリコンＴＦ
Ｔを用いた液晶表示装置に限らず、それ以外のアクティ
ブ・マトリクス方式の液晶表示装置に適用できる。
Ｔを用いた液晶表示装置に限らず、それ以外のアクティ
ブ・マトリクス方式の液晶表示装置に適用できる。
【００３２】
【発明の効果】本発明によれば、奇数番目の共通電極に
印加される共通電極電圧、および偶数番目の共通電極に
印加される共通電極電圧は、いずれも共通電極駆動回路
により極性反転周期に合わせて反転する。したがって、
コモン反転駆動方式の実現によりデータ線に供給する電
圧の振幅を小さくすることができ、データ線駆動回路を
低耐圧の素子で構成することができるので、消費電力や
コストを低減できるという効果を奏する。
印加される共通電極電圧、および偶数番目の共通電極に
印加される共通電極電圧は、いずれも共通電極駆動回路
により極性反転周期に合わせて反転する。したがって、
コモン反転駆動方式の実現によりデータ線に供給する電
圧の振幅を小さくすることができ、データ線駆動回路を
低耐圧の素子で構成することができるので、消費電力や
コストを低減できるという効果を奏する。
【００３３】また、奇数番目の共通電極に印加される共
通電極電圧と、偶数番目の共通電極に印加される共通電
極電圧とは、共通電極駆動回路により反転した極性とな
る。したがって、隣り合う画素に印加される電圧の極性
が反転するので、フリッカが低減し、大画面、高精細の
液晶表示装置において高い表示品質が得られるという効
果を奏する。
通電極電圧と、偶数番目の共通電極に印加される共通電
極電圧とは、共通電極駆動回路により反転した極性とな
る。したがって、隣り合う画素に印加される電圧の極性
が反転するので、フリッカが低減し、大画面、高精細の
液晶表示装置において高い表示品質が得られるという効
果を奏する。
【図１】本発明の実施の形態１にかかる液晶表示装置の
概略を示す平面図である。
概略を示す平面図である。
【図２】本発明の実施の形態１にかかる液晶表示装置の
共通電極電圧およびデータ信号の変化の様子を示す波形
図である。
共通電極電圧およびデータ信号の変化の様子を示す波形
図である。
【図３】本発明の実施の形態１にかかる液晶表示装置の
変形例の概略を示す平面図である。
変形例の概略を示す平面図である。
【図４】本発明の実施の形態２にかかる液晶表示装置の
概略を示す平面図である。
概略を示す平面図である。
【図５】本発明の実施の形態２にかかる液晶表示装置の
変形例の概略を示す平面図である。
変形例の概略を示す平面図である。
【図６】本発明の実施の形態３にかかる液晶表示装置の
概略を示す平面図である。
概略を示す平面図である。
【図７】従来の液晶表示装置を一部破断して模式的に示
す全体斜視図である。
す全体斜視図である。
【図８】従来の液晶表示装置の要部の断面構造を模式的
に示す要部断面図である。
に示す要部断面図である。
４ ＴＦＴ基板（第１の基板）
５，６，７ 共通基板（第２の基板）
４１ 共通電極駆動回路（制御回路部）
５１，５２ 共通電極（第１の共通電極）
５３ 第１の導電体
５４ 第２の導電体
６１，６２ 共通電極（第２の共通電極）
６３ 第１の導電体または第３の導電体
６４ 第２の導電体または第４の導電体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｇ０９Ｇ 3/20 ６２１ Ｇ０９Ｇ 3/20 ６２１Ｂ
６２１Ｍ
６２４ ６２４Ｃ
3/36 3/36
(72)発明者 岡崎 晋
神奈川県川崎市中原区上小田中４丁目１番
１号 富士通株式会社内
(72)発明者 張 宏勇
神奈川県川崎市中原区上小田中４丁目１番
１号 富士通株式会社内
Ｆターム(参考） 2H092 GA11 GA21 JA24 JB01 JB04
JB71 KA04 NA01 PA06
2H093 NA20 NA21 NA31 NA34 NC18
NC34 ND10 ND39 ND40 ND43
ND52
5C006 AC25 AC26 BB16 BC02 BC20
FA23
5C080 AA10 BB05 DD06 FF11 JJ06
5C094 AA03 AA22 AA53 BA03 BA43
CA19 EA04 EA07
Claims (5)
- 【請求項１】 画素電極がｍ行ｎ列のマトリクス状に配
置された第１の基板と、 ｎ列の画素電極列に対応して複数の共通電極がストライ
プ状に配置された第２の基板と、 前記第１の基板と前記第２の基板とに挟まれた液晶層
と、 前記第１の基板上に設けられ、奇数番目の前記共通電極
と偶数番目の前記共通電極に互いに反転した電圧を印加
する共通電極駆動回路と、 前記共通電極駆動回路で生成した電圧を奇数番目の前記
共通電極に印加するために前記共通電極駆動回路と奇数
番目の前記共通電極とを電気的に接続する第１の導電体
と、 前記共通電極駆動回路で生成した電圧を偶数番目の前記
共通電極に印加するために前記共通電極駆動回路と偶数
番目の前記共通電極とを電気的に接続する第２の導電体
と、 を具備することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項２】 画素電極がｍ行ｎ列のマトリクス状に配
置された第１の基板と、 ｍ行の画素電極行に対応して複数の共通電極がストライ
プ状に配置された第２の基板と、 前記第１の基板と前記第２の基板とに挟まれた液晶層
と、 前記第１の基板上に設けられ、奇数番目の前記共通電極
と偶数番目の前記共通電極に互いに反転した電圧を印加
する共通電極駆動回路と、 前記共通電極駆動回路で生成した電圧を奇数番目の前記
共通電極に印加するために前記共通電極駆動回路と奇数
番目の前記共通電極とを電気的に接続する第１の導電体
と、 前記共通電極駆動回路で生成した電圧を偶数番目の前記
共通電極に印加するために前記共通電極駆動回路と偶数
番目の前記共通電極とを電気的に接続する第２の導電体
と、 を具備することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項３】 画素電極がｍ行ｎ列のマトリクス状に配
置された第１の基板と、 ｎ列の画素電極列に対応して複数の第１の共通電極がス
トライプ状に配置されているとともに、ｍ行の画素電極
行に対応して複数の第２の共通電極がストライプ状に配
置され、かつ前記第１の共通電極と前記第２の共通電極
とが絶縁層を介して互いに絶縁された第２の基板と、 前記第１の基板と前記第２の基板とに挟まれた液晶層
と、 前記第１の基板上に設けられ、奇数番目の前記第１の共
通電極と偶数番目の前記第１の共通電極に、または奇数
番目の前記第２の共通電極と偶数番目の前記第２の共通
電極に、それぞれ互いに反転した電圧を印加する共通電
極駆動回路と、 前記共通電極駆動回路で生成した電圧を奇数番目の前記
第１の共通電極に印加するために前記共通電極駆動回路
と奇数番目の前記第１の共通電極とを電気的に接続する
第１の導電体と、 前記共通電極駆動回路で生成した電圧を偶数番目の前記
第１の共通電極に印加するために前記共通電極駆動回路
と偶数番目の前記第１の共通電極とを電気的に接続する
第２の導電体と、 前記共通電極駆動回路で生成した電圧を奇数番目の前記
第２の共通電極に印加するために前記共通電極駆動回路
と奇数番目の前記第２の共通電極とを電気的に接続する
第３の導電体と、 前記共通電極駆動回路で生成した電圧を偶数番目の前記
第２の共通電極に印加するために前記共通電極駆動回路
と偶数番目の前記第２の共通電極とを電気的に接続する
第４の導電体と、 を具備することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項４】 前記共通電極駆動回路は、前記各共通電
極の印加電圧を所定の間隔で反転させることを特徴とす
る請求項１〜３のいずれか一つに記載の液晶表示装置。 - 【請求項５】 奇数番目の前記共通電極は前記第２の基
板上で互いに電気的に接続されており、かつ偶数番目の
前記共通電極は前記第２の基板上で互いに電気的に接続
されていることを特徴とする請求項１〜４のいずれか一
つに記載の液晶表示装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001352349A JP3917845B2 (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 液晶表示装置 |
| US10/102,453 US7006064B2 (en) | 2001-11-16 | 2002-03-20 | Liquid crystal display |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001352349A JP3917845B2 (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 液晶表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003149670A true JP2003149670A (ja) | 2003-05-21 |
| JP3917845B2 JP3917845B2 (ja) | 2007-05-23 |
Family
ID=19164540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001352349A Expired - Fee Related JP3917845B2 (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 液晶表示装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US7006064B2 (ja) |
| JP (1) | JP3917845B2 (ja) |
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