JP2003146415A - 仕分けシステム - Google Patents

仕分けシステム

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JP2003146415A
JP2003146415A JP2001345874A JP2001345874A JP2003146415A JP 2003146415 A JP2003146415 A JP 2003146415A JP 2001345874 A JP2001345874 A JP 2001345874A JP 2001345874 A JP2001345874 A JP 2001345874A JP 2003146415 A JP2003146415 A JP 2003146415A
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sorting system
shelves
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JP2001345874A
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English (en)
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Tetsuji Watanabe
哲治 渡辺
Keiko Sakaeda
啓子 坂枝
Eiji Kitamura
栄治 北村
Motoyuki Hasegawa
基行 長谷川
Toyokazu Takahashi
豊和 高橋
Takashi Matsunaga
貴司 松永
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示器に表示される仕分け情報と商品棚との
対応関係を明確にしつつ、表示器の必要な設置個数を減
らすことのできる仕分けシステムを提供する。 【解決手段】 仕分けシステムのラックLには複数の商
品棚1が設けられており、上下3段1列の3つの商品棚
1がひとつの商品棚グループGとされている。商品棚1
にはそれぞれ商品棚グループG内で固有の識別色が付与
されている。また、商品棚グループGはそれぞれ、3つ
の数値表示部を有する表示器2を備えている。数値表示
部21は商品棚グループG内の各商品棚1にそれぞれ対
応しており、対応する商品棚1の識別色と同一色の表示
色を用いて、仕分け情報を表示する。これにより、表示
器2の仕分け情報と商品棚1との対応関係が明確になる
とともに、商品棚グループGで1つの表示器2を兼用す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品を仕分けるた
めの仕分けシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットやコンビニエンスス
トア等の小売店舗向けの物流センター(配送センターや
出荷センター等)においては、各店舗からの受注個数に
応じた各種商品を取り揃える仕分け作業をソーティング
システムやピッキングシステムなどの仕分けシステムを
用いて行うことが多い。いずれの仕分けシステムにおい
ても、作業者の作業経路に沿って多数の商品棚を有する
ラックが設けられ、全ての商品棚それぞれに仕分け情報
を表示する表示器が設置されている。
【0003】ソーティングシステムは、仕分けする商品
を搬送しつつ、各店舗ごとの集品コンテナに各種商品を
受注個数ずつ投入する仕分けシステムであり、具体的に
は、集品コンテナが収容される商品棚が各店舗に対応付
けされており、表示器は当該店舗からの受注個数を表示
する。ソーティングの作業者は、表示器に受注個数が表
示された商品棚へその受注個数の商品を投入する。
【0004】一方、ピッキングシステムは、各店舗ごと
の集品コンテナの方を搬送しつつ、その集品コンテナに
各種商品を受注個数ずつ投入するためのものであり、具
体的には商品棚は各商品の品目に対応付けされており、
表示器は当該品目の受注個数を表示する。ピッキングの
作業者は、表示器に受注個数が表示された商品棚からそ
の受注個数の商品を取り出して集品コンテナに投入す
る。
【0005】このようにして、いずれの仕分けシステム
においても店舗ごとに受注商品を受注個数ずつ仕分ける
ことができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な仕分けシステムを設置する際には、ラックを組み上
げ、各商品棚を構成するフレーム上に表示器を取り付け
た後、それぞれの表示器への信号ケーブルや電源ケーブ
ルを配線する。この配線作業は、ラックのフレーム内部
に信号ケーブル等を通す必要があるため非常に煩雑な作
業となる。
【0007】しかしながら、従来の仕分けシステムにお
いては各商品棚ごとに表示器を設ける必要があるため、
この配線作業に多大な工数を要し、その結果コストアッ
プも避けられないという問題が生じていた。
【0008】また、各商品棚までの信号ケーブル等の配
線経路が複雑かつ長大になるため、ケーブル自体のコス
トが大きくなるとともに、ケーブルの電気抵抗が大きく
なって電力損失を招き、仕分けシステムのランニングコ
ストが増大するという問題も生じていた。
【0009】これを解決するため、表示器の必要な設置
個数を減らすように、複数の仕分け情報を切り替え表示
可能な表示器を設け、この表示器に複数の商品棚に係る
仕分け情報を表示させることも考えられるが、表示の切
り替え操作という煩雑な操作が必要となり作業効率が低
下してしまうおそれがある。また、複数の情報を同時表
示可能な表示器を設けることも考えられるが、いずれの
商品棚に係る仕分け情報かを識別できず、作業誤りを発
生させることとなってしまう。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、表示器に表示される仕分け情報と商品棚との対
応関係を明確にしつつ、表示器の必要な設置個数を減ら
すことのできる仕分けシステムを提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、商品を仕分けるための仕分けシ
ステムであって、固有の識別色がそれぞれ付与された複
数の商品棚と、前記識別色に対応する固有の表示色によ
る点灯/消灯状態をそれぞれ用いて複数の仕分け情報を
同時に表示可能な一体型の表示器と、前記複数の商品棚
それぞれに係る前記仕分け情報を、前記複数の商品棚に
それぞれ付与された前記識別色に対応する表示色を用い
て前記表示器に表示させる制御手段と、を備えている。
【0012】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の仕分けシステムにおいて、前記複数の商品棚として3
以上の商品棚が設けられ、前記複数の商品棚に付与され
た前記識別色の空間的配列順序と、前記表示器で用いら
れる前記表示色の空間的配列順序とが同一であることを
特徴とする。
【0013】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
の仕分けシステムにおいて、前記複数の商品棚として3
以上の商品棚が設けられ、前記複数の商品棚に付与され
た前記識別色の相対的な配置関係と、前記表示器で用い
られる前記表示色の相対的な配置関係とが同一であるこ
とを特徴とする。
【0014】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の仕分けシステムにおいて、前記表
示器は作業者の視線高さ位置の近傍に設置されることを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。
【0016】<1.構成>図1は、本発明に係る仕分け
システム10の概要を表す上面図である。この仕分けシ
ステム10は、作業者が仕分けする商品を搬送し、各店
舗に対応付けされた商品棚に各種商品を受注個数ずつ投
入するソーティングシステムである。
【0017】図1に示すように、仕分けシステム10は
作業者Pが商品を搬送しつつ仕分け作業を行う領域とな
る搬送領域Rが複数(図1では二つ)設けられている。
各搬送領域Rの両側には、多数の商品棚1および表示器
2を有するラックLが一列づつ配置されている。
【0018】各作業者Pはそれぞれ搬送領域Rを挟んで
配置される第1のラックL1および第2のラックL2の
双方を受け持ち、搬送経路(図中矢印AR1〜AR3)
に沿って商品が積まれた台車3を搬送しつつ仕分け作業
を行う。一人の作業者Pが受け持つ搬送領域R、第1ラ
ックL1および第2ラックL2を含む領域は「作業ゾー
ン」Zと称される。
【0019】各作業ゾーンZにおける搬送経路のスター
ト位置(矢印AR1の始端付近)には、商品に付された
バーコードを読み取るバーコードスキャナ5および種々
のファンクションキー等を有する操作卓4が設けられて
いる。
【0020】図2は、ラックLの一部を示す正面図であ
る。図2に示すように、ラックLは多数のフレームを格
子状に組み立てて構成されており、その内部に多数の商
品棚1が上下三段に積み重ねられて設けられている。商
品棚1のそれぞれは仕向け先となるそれぞれの店舗に対
応しており、各商品棚1には店舗ごとの集品コンテナ6
が収容されている。当該店舗から受注した商品Mは商品
棚1内の集品コンテナ6に投入される。
【0021】ラックLに含まれる多数の商品棚1は、複
数のグループに組分けされており、本実施の形態では上
下方向に並ぶ三段一列の3つの商品棚1が1つの商品棚
グループGを構成している。
【0022】商品棚1(正確には、商品棚1を構成する
フレーム)はそれぞれ、塗料やカラービニールテープ等
により、”橙色”、”緑色”、”赤色”のうち一の色に
着色されている。具体的には、上下三段の商品棚のうち
上段の商品棚1aは”橙色”、中段の商品棚1bは”緑
色”、下段の商品棚1cは”赤色”にそれぞれ着色され
ている。このため、商品棚1のそれぞれは自身の含まれ
る商品棚グループG内において固有の識別色が付与され
た状態となる。つまり、作業者Pは、商品棚グループG
内においてはそれぞれの商品棚1を識別色によって識別
することが可能である。
【0023】また、商品棚グループGのそれぞれには仕
分け情報を表示する1つの表示器2が配置されている。
図3は、表示器2の拡大正面図である。図3に示すよう
に、表示器2はその前面に3つの数値表示部21を備え
ており、数値表示部21は左右方向に並んだ状態で配置
されている。数値表示部21は、デジタル値を発光表示
する機能を有し、仕分け情報となる各店舗からの各商品
に対する受注個数を表示する。
【0024】3つの数値表示部21はそれぞれ発光ダイ
オード等を有しており、それぞれに固有の表示色による
点灯/消灯状態をそれぞれ用いて数値を表示する。3つ
の数値表示部21のそれぞれの表示に用いられる3つの
表示色は、商品棚1に付与された3つの識別色と同一色
(厳密には、光波のスペクトル組成が近似するような
色)が使用される。より具体的には、左右3つの数値表
示部21のうち、左側の数値表示部21aには数値が”
橙色”で表示され、中央の数値表示部21bには数値
が”緑色”で表示され、右側の数値表示部21cには数
値が”赤色”で表示される。これら3つの数値表示部2
1はそれぞれ独立して制御され、3つの数値表示部21
の全てを同時に表示することや、その一部のみを表示す
ることも可能である。
【0025】商品棚グループG内において、数値表示部
21と商品棚1とは対応付けされており、数値表示部2
1に用いられる表示色とこれに対応する商品棚1の識別
色とが同一色とされてる。また、数値表示部21に用い
られる表示色と商品棚1に付与される識別色との色の空
間的な配列の順序も”橙色、緑色、赤色”と一致してい
る。
【0026】数値表示部21それぞれには、対応する商
品棚1への仕分け情報が表示されることとなる。すなわ
ち、”橙色”の表示色を用いる左側の数値表示部21a
には”橙色”が付与された上段の商品棚1aへの仕分け
情報が、”緑色”の表示色を用いる中央の数値表示部2
1bには”緑色”が付与された中段の商品棚1bへの仕
分け情報が、”赤色”の表示色を用いる右側の数値表示
部21cには”赤色”が付与された下段の商品棚1cへ
の仕分け情報がそれぞれ表示される。
【0027】作業者Pは、各数値表示部21に表示され
た受注個数の商品を、当該数値表示部21の表示色と対
応する同一色の識別色が付与された商品棚1へ投入する
こととなる。
【0028】数値表示部21はまた、作業者Pからの作
業完了を受け付ける完了スイッチとしての機能も有して
いる。作業者Pは、数値表示部21に表示された受注個
数の商品の該当商品棚1への投入が完了すると、完了ス
イッチとしての数値表示部21を押下する。この押下に
より当該作業が終了したことが仕分けシステム10に受
け付けられ、押下された数値表示部21の表示が消灯す
る。このような数値表示部21の表示の消灯により、作
業者Pが作業の完了した商品棚1へ再度商品を投入する
といった誤りが防止される。
【0029】なお、表示器2としては、図3に示すもの
の他、例えば図4に示すようなものを用いてもよい。図
4の表示器2Bは、図3の表示器2と同様の表示色を用
いてデジタル値を発光表示する機能のみを有する3つの
数値表示部22と、その下部に作業完了を受け付ける機
能のみを有する独立した3つの完了スイッチ23を備え
ている。
【0030】3つの完了スイッチ23a,23b,23
cはそれぞれ数値表示部22a,22b,22Cに対応
しており、完了スイッチ23が押下されることで、対応
する数値表示部22に表示された受注個数の商品の投入
作業終了が受け付けられ受注個数の表示が消灯する。ま
た、完了スイッチ23はそれぞれ対応する数値表示部2
2の表示色と同一色に着色されており、誤って別の完了
スイッチ23を押下してしまうことを防止するようにな
っている。
【0031】図4の表示器2Bによれば、数値表示部2
2が完了スイッチとしての機能を有さないため簡易な構
成とすることができ、一方、図3の表示器2によれば、
表示器全体のサイズを比較的小さくすることができ、比
較的小さなスペースでも設置することができる。
【0032】表示器2は商品棚グループGを構成するエ
リア内の搬送領域R側であればいずれの箇所に設置され
てもよいが、本実施の形態では、作業者の視線高さ位置
の近傍となる最上段の商品棚1の上部を構成するフレー
ムに表示器2が設置されている(図2参照)。表示器2
は常に作業者Pが確認しつつ作業をするものであるた
め、このように作業者Pの視線高さ位置近傍に設置する
ことにより視認性が向上し、受注個数の確認が容易とな
り、その結果作業の誤りを防止することができる。
【0033】また、仕分けシステム10は、表示器2の
表示制御を含む制御を行う制御装置群を備えている。図
5は、仕分けシステム10の制御系統の概略を示すブロ
ック図である。
【0034】図5に示すように、仕分けシステム10
は、制御系統の最上流部にホストコンピュータ7を備え
ている。ホストコンピュータ7は、仕分けシステム10
を統括的に制御するものであり、CPU、RAM、RO
M、固定ディスク、ディスプレイ等を備えた一般的なコ
ンピュータで構成される。ホストコンピュータ7の固定
ディスクには、予め制御用プログラムが記憶されてお
り、当該制御用プログラムに従ってCPUが演算処理を
行うことにより仕分けシステム10の各種制御が実現さ
れる。
【0035】ホストコンピュータ7の固定ディスクに
は、取引先店舗のIDコード、取扱い商品のIDコー
ド、各作業ゾーンZのIDコード、各ラックLのIDコ
ード、各商品棚グループGのIDコード、各商品棚1の
IDコード、各表示器2のIDコード、および、各表示
器2の数値表示部21のIDコード等の基本データが記
憶されている。これらの基本データはそれぞれテーブル
によって対応付けられており、当該テーブルも同様にホ
ストコンピュータ7に記憶されている。すなわち、この
テーブルによって各商品棚1と各店舗との対応付けや、
各商品棚1と表示器2の各数値表示部21との対応付け
がなされる。ホストコンピュータ7には、各店舗からの
受注商品名や受注個数等の仕分け基本情報が入力可能と
なっておりこの仕分け基本情報も固定ディスクに記憶さ
れる。
【0036】また、仕分けシステム10は作業ゾーンZ
ごとに各種信号を中継する中継器8を備えており、この
中継器8を介してホストコンピュータ7に操作卓4およ
び表示コントローラ9が接続される。
【0037】操作卓4は、その内部にマイクロコンピュ
ータを備えており、バーコードスキャナ5あるいはファ
ンクションキー等により入力された情報は、ホストコン
ピュータ7に送信されるようになっている。
【0038】表示コントローラ9は、作業ゾーンZに含
まれる第1ラックLおよび第2ラックL2に設けられた
複数の表示器2の点灯/消灯を制御するものであり、表
示器2のそれぞれと接続されている。表示コントローラ
9および表示器2はそれぞれ、その内部にワンチップの
マイクロコンピュータを備えている。これにより、表示
コントローラ9と表示器2との相互間、表示コントロー
ラ9とホストコンピュータ7との相互間で各種信号の送
信が可能となっている。
【0039】<2.動作>次に、仕分けシステム10の
動作について説明する。この仕分けシステム10の動作
はいずれの作業ゾーンZにおいても同様であるため、一
の作業ゾーンZに注目して説明する。なお、各店舗から
の受注商品名や受注個数等の仕分け基本情報は、仕分け
システム10のシステム管理者によって予めホストコン
ピュータ7に入力されているものとする。
【0040】まず、作業ゾーンZを担当する作業者P
が、仕分けする単一種の多数の商品を台車3に積み込
み、当該台車3を搬送経路のスタート位置(矢印AR1
の始端)まで搬送する。そして、仕分けする商品に貼付
されたバーコードを操作卓4のバーコードスキャナ5で
読みとらせる。
【0041】読みとられたバーコード情報はホストコン
ピュータ7に送信され、ホストコンピュータ7により予
め入力された仕分け基本情報と照合される。これによ
り、当該商品の受注のあった店舗のIDコードとその受
注個数とが読み出され、さらに、受注のあった店舗のI
Dコードに対応付けられた表示器2の数値表示部21の
IDコードが読み出される。ホストコンピュータ7は、
表示器2の数値表示部21のIDコードと受注個数とを
対応付けた情報(以下、「全体仕分け情報」という。)
を生成して、表示コントローラ9に送信する。
【0042】全体仕分け情報を受信した表示コントロー
ラ9は、この全体仕分け情報を作業ゾーンZ内の表示器
2それぞれに振り分ける。具体的には、全体仕分け情報
に含まれる数値表示部21のIDコードに基づいて、当
該数値表示部21を有する表示器2に対して、数値表示
部21のIDコード、受注個数、および、点灯を指示す
る点灯指示信号を送信する。
【0043】これにより、作業ゾーンZ内に配置された
各表示器2の数値表示部21が一斉に点灯し受注個数が
表示される。すなわち、各商品棚1へ仕分けるべき受注
個数が、商品棚1にそれぞれ付与された識別色と同一の
表示色を用いて表示器2の数値表示部21に表示され
る。
【0044】表示器2の数値表示部21が表示されたこ
とを受け、作業者Pは仕分け作業を開始する。なお、上
記一連の数値表示部21の受注個数の表示までの動作は
実際には瞬時に行われ、作業者Pは商品のバーコードを
読みとらせた後、すぐに仕分け作業を開始することとな
る。
【0045】作業者Pは台車3を搬送しながら、表示器
2に受注個数が表示されている商品棚グループGの前ま
で移動する。このとき、表示器2は作業者Pの視線高さ
に設置してあるため、視線の移動を行うことなく容易に
点灯表示がなされた表示器2を認識することができる。
【0046】次に、作業者Pは、数値表示部21の表示
色により対応する商品棚1を識別し、表示されている受
注個数の商品を当該商品棚1へ投入する。表示器2の数
値表示部21は、3つのうち全てが表示しているときや
その一部のみが表示しているときがあるが、いずれであ
っても数値表示部21の表示色とこれに対応する商品棚
1の識別色とが同一色とされているため、作業者Pは数
値表示部21と商品棚1との対応付けを容易に行うこと
ができ、商品棚1に投入すべき受注個数を容易に把握す
ることができる。
【0047】また、数値表示部21の表示色と商品棚1
の識別色との色の空間的な配列の順番が一致しているこ
とから、数値表示部21と商品棚1とをさらに容易に対
応付けを行うことができ、その結果、作業の誤りを効果
的に防止することができる。
【0048】作業者Pは一の商品棚1に対して商品の投
入が完了すると、当該商品棚1への受注個数を表示して
いる数値表示部21を押下する。表示器2は数値表示部
21が押下されると、当該数値表示部21のIDコード
とともに作業完了信号を表示コントローラ9に送信す
る。
【0049】表示コントローラ9はこれを受け、受信し
た数値表示部21のIDコードと作業完了信号とをホス
トコンピュータ7に送信する。これとともに、作業完了
信号を送信した表示器2に対して、当該IDコードに対
応する数値表示部21を消灯させる消灯指示信号を送信
する。これにより、押下された表示器2の数値表示部2
1の受注個数のみが消灯する。
【0050】作業者Pは上記のような作業を、担当する
作業ゾーンZ内の全ての商品棚1に対して繰り返し、搬
送経路(矢印AR1〜AR3)を一巡しスタート位置に
戻ることにより一連の作業が終了することとなる。
【0051】以上のように、本実施の形態の仕分けシス
テム10においては、表示器2の数値表示部21に用い
られる表示色と、対応する商品棚1に付与された識別色
とが同一とされているため、数値表示部21と商品棚1
との対応付けを容易に行うことができる。
【0052】また、表示器2が複数の商品棚1に係る受
注個数を表示するため、複数の商品棚1で一つの表示器
2を兼用することができ、単色の表示器を複数の商品棚
それぞれに分散して設置する必要が無く、仕分けシステ
ム全体として必要とする表示器2の個数を少なくするこ
とができる。
【0053】これにより、仕分けシステム10の設置コ
スト、ランニングコストおよび仕分けシステム10自体
のコストの大幅な削減を図ることが可能となる。
【0054】また、複数の仕分け情報が同時に表示され
るため、一目で必要な仕分け情報を確認でき、表示を切
り替える等の煩雑な操作が不要であり、作業の効率を低
下させることもない。
【0055】また、仕分けシステム10は、一の作業ゾ
ーンZを一人の作業者Pが担当するシングルソーティン
グシステムであったが、中段および下段の商品棚1にも
それぞれ同様の表示器2をさらに設け、ホストコンピュ
ータ7の制御プログラムを変更するのみで、マルチソー
ティングシステムに拡張することも容易である。ここで
マルチソーティングシステムとは、表示器2の表示色そ
れぞれに各作業者Pを割り当てることにより、一の作業
ゾーンZを複数の作業者Pが同時に担当可能なソーティ
ングシステムである。
【0056】<3.変形例>以上、本発明の実施の形態
について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に
限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0057】◎例えば、上記実施の形態では上下方向に
並ぶ三段一列の3つの商品棚1を1つの商品棚グループ
Gとしていたがこれには限定されず、例えば、左右方向
に並ぶ複数の商品棚1を1つの商品棚グループとしても
よい。
【0058】図6は、このような場合の仕分けシステム
10のラックL2の一部を示す正面図である。図に示す
ラックL2においては、左右方向に並ぶ3つの商品棚1
を1つの商品棚グループG2としている。商品棚1は、
商品棚グループG2内において固有の識別色を有するよ
うに、左の商品棚1から順に”橙色、緑色、赤色”に着
色されている。また、上記実施の形態と同様に、商品棚
グループG2のそれぞれには1つの表示器2が配置され
ている。表示器2は上記実施の形態と同様であり、3つ
の数値表示部21に用いられる表示色は左から”橙色、
緑色、赤色”となっている。
【0059】このような場合においても、数値表示部2
1と商品棚1との対応付けを表示色および識別色により
容易に行うことができるとともに、仕分けシステム全体
として設置する表示器2の数を少なくすることができ
る。また、表示器2の数値表示部21に用いられる表示
色と、商品棚1に付与される識別色との空間的な順序お
よび方向が同一(相対的な配置関係が同一)となってい
るため、数値表示部21と商品棚1との対応関係を直感
的に認識することができ、さらに対応関係を明確にする
ことができる。
【0060】◎また、上記実施の形態の表示器2におい
て、数値表示部21は左右方向に並んだ状態で配置され
るものとして説明を行ったが、数値表示部21は上下方
向に並んだ状態で配置されていてもよい。
【0061】図7はこのような場合の表示器2Cの正面
図であり、図8は図7に示す表示器2Cが設けられた仕
分けシステム10のラックL3の一部を示す正面図であ
る。
【0062】図7に示す表示器2Cは、3つの数値表示
部21が上下方向に並んだ状態で配置されており、それ
らに用いられる表示色は、上から順に”橙色、緑色、赤
色”となっている。また、図8に示す複数の商品棚1
は、上記実施の形態と同様に上下方向に並ぶ三段一列の
3つの商品棚1を1つの商品棚グループGとされ、その
識別色は上段から”橙色、緑色、赤色”となっている。
【0063】この場合であっても、表示器2Cの数値表
示部21に用いられる表示色と、商品棚1に付与される
識別色との空間的な順序および方向が同一(相対的な配
置関係が同一)となっているため、数値表示部21と商
品棚1との対応関係を直感的に認識することができ、対
応関係を明確にすることができる。
【0064】なお、この場合であっても、表示器2Cを
作業者の視線高さ位置の近傍に設置することにより、視
認性が向上させることができ、その結果作業の誤りを防
止することができる。
【0065】◎また、商品棚グループは、一方向に並ん
だ複数の商品棚1のみには限定されず、水平方向および
垂直方向に(端的にはマトリクス状に)並んだ複数の商
品棚1をひとつの商品棚グループとしてもよい。
【0066】図9はこのような場合の表示器の正面図で
あり、図10は図9に示す表示器2Dが設けられた仕分
けシステム10のラックL4の一部を示す図である。
【0067】図9に示す表示器2Dは、上下方向3段、
左右方向2列の6つの数値表示部21(21a〜21
f)が設けられている。これらの数値表示部21はそれ
ぞれ固有の表示色を用いて仕分け情報を表示し、用いら
れる表示色は、左側の最上段の数値表示部21aから下
方向順に”橙色””緑色””赤色”、右側の最上段の数
値表示部21dから下方向順に”空色””黄色””紺
色”となっている。
【0068】一方、図10に示す複数の商品棚1におい
ては、上下方向3段、左右方向2列の6つの商品棚1
(1a〜1f)が1つの商品棚グループG4とされてい
る。また、商品棚1にそれぞれに付与される固有の識別
色は、表示器2Dの表示色と同様とされ、左側の最上段
の商品棚1aから下方向順に”橙色””緑色””赤
色”、右側の最上段の商品棚1dから下方向順に”空
色””黄色””紺色”となっている。表示器2Dはこの
各商品棚グループG4ごとに配置されている。
【0069】この場合であっても、表示器2Dの数値表
示部21に用いられる表示色と、商品棚1に付与される
識別色との相対的な配置関係が同一となっているため、
数値表示部21と商品棚1との対応関係を直感的に認識
することができ、対応関係を明確にすることができる。
【0070】◎また、数値表示部21に用いられる表示
色、および商品棚1に付与される識別色はどのような色
を用いてもよい。ただし、作業者Pは表示色および識別
色によって数値表示部21と商品棚1とを対応付けるこ
とから、混乱を防止するために、複数の識別色として近
似する色(例えば、紺色と紫色等)を用いないことが好
ましい。
【0071】◎また、上記実施の形態のラックLには、
上下3段の商品棚1が設けられていたがこれには限定さ
れず、どのような段数の商品棚1が設けられたものであ
ってもよい。
【0072】◎また、上記実施の形態では、仕分けシス
テム10をソーティングシステムに適用するものとして
説明を行ったが、ピッキングシステムに適用することも
もちろん可能である。
【0073】この場合は、複数の商品棚1にはそれぞれ
単一種の多数の商品を予め収容しておき、作業者Pは各
店舗ごとの集品コンテナを台車3によって搬送する。表
示器2の数値表示部21にはそれぞれ各商品の受注個数
が表示され、作業者Pは表示された受注個数の商品を、
搬送している集品コンテナ内に投入していく。このよう
なピッキングシステムにおいても、数値表示部21の表
示色と商品棚1の識別色により、数値表示部21と商品
棚1とを対応付けることが容易にできるとともに、表示
器2の必要な設置個数を少なくすることができる。
【0074】◎また、上記商品棚1は、該商品棚1を構
成するフレームの全体がそれぞれの識別色により着色さ
れていたが、識別色を有するラベルを貼付するなどし
て、その一部のみが着色された状態であってもよい。つ
まりは、商品棚グループ内における複数の商品棚1に固
有の識別色がそれぞれ付与された状態であり、当該識別
色によりそれぞれの商品棚1を識別することが可能であ
れば、どのような着色形態であってもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし4
の発明によれば、商品棚が識別色によって色分けされ、
複数の商品棚それぞれに係る仕分け情報が、複数の商品
棚それぞれに付与された識別色に対応する表示色を用い
て表示器に同時に表示されるため、商品棚と表示器に表
示される仕分け情報との対応関係を明確にすることがで
き、複数の商品棚で一つの表示器を兼用することができ
る。その結果、単色の表示器を複数の商品棚それぞれに
分散して設置する必要が無く、仕分けシステム全体とし
て設置する表示器の数を少なくすることができる。ま
た、複数の仕分け情報が同時に表示されるため、一目で
必要な仕分け情報を確認できるとともに表示を切り替え
る等の煩雑な操作が不要となる。
【0076】また特に、請求項2の発明によれば、識別
色の空間的配列順序と、表示器で用いられる表示色の空
間的配列順序とが同一のため、商品棚と表示器に表示さ
れる仕分け情報との対応関係をさらに明確にすることで
きる。
【0077】また特に、請求項3の発明によれば、識別
色の相対的な配置関係と、表示器で用いられる表示色の
相対的な配置関係とが同一のため、商品棚と表示器に表
示される仕分け情報との対応関係をさらに明確にするこ
とできる。
【0078】また特に、請求項4の発明によれば、表示
器は作業者の視線高さ位置の近傍に設置されるため、視
認性が向上し仕分け情報の確認が容易となり、作業誤り
を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る仕分けシステムの概要を表す上面
図である。
【図2】仕分けシステムのラックの一部を示す正面図で
ある。
【図3】表示器の拡大正面図である。
【図4】他の表示器の一例を示す図である。
【図5】仕分けシステムの制御系統の概略を示すブロッ
ク図である。
【図6】他の仕分けシステムのラックの一例を示す図で
ある。
【図7】他の表示器の一例を示す図である。
【図8】他の仕分けシステムのラックの一例を示す図で
ある。
【図9】他の表示器の一例を示す図である。
【図10】他の仕分けシステムのラックの一例を示す図
である。
【符号の説明】
1 商品棚 2 表示器 3 台車 4 操作卓 6 集品コンテナ 7 ホストコンピュータ 9 表示コントローラ 21 数値表示部 G 商品棚グループ L ラック P 作業者 R 搬送領域 Z 作業ゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 栄治 滋賀県栗東市下鈎959番地1 株式会社イ シダ滋賀事業所内 (72)発明者 長谷川 基行 滋賀県栗東市下鈎959番地1 株式会社イ シダ滋賀事業所内 (72)発明者 高橋 豊和 滋賀県栗東市下鈎959番地1 株式会社イ シダ滋賀事業所内 (72)発明者 松永 貴司 滋賀県栗東市下鈎959番地1 株式会社イ シダ滋賀事業所内 Fターム(参考) 3F022 AA15 FF01 LL02 MM02 MM03 MM07 MM36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を仕分けるための仕分けシステムで
    あって、 固有の識別色がそれぞれ付与された複数の商品棚と、 前記識別色に対応する固有の表示色による点灯/消灯状
    態をそれぞれ用いて複数の仕分け情報を同時に表示可能
    な一体型の表示器と、 前記複数の商品棚それぞれに係る前記仕分け情報を、前
    記複数の商品棚にそれぞれ付与された前記識別色に対応
    する表示色を用いて前記表示器に表示させる制御手段
    と、を備えることを特徴とする仕分けシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の仕分けシステムにおい
    て、 前記複数の商品棚として3以上の商品棚が設けられ、 前記複数の商品棚に付与された前記識別色の空間的配列
    順序と、前記表示器で用いられる前記表示色の空間的配
    列順序とが同一であることを特徴とする仕分けシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の仕分けシステムにおい
    て、 前記複数の商品棚として3以上の商品棚が設けられ、 前記複数の商品棚に付与された前記識別色の相対的な配
    置関係と、前記表示器で用いられる前記表示色の相対的
    な配置関係とが同一であることを特徴とする仕分けシス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の仕
    分けシステムにおいて、 前記表示器は作業者の視線高さ位置の近傍に設置される
    ことを特徴とする仕分けシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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