JP2003144902A - 気液処理具 - Google Patents

気液処理具

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JP2003144902A
JP2003144902A JP2001343222A JP2001343222A JP2003144902A JP 2003144902 A JP2003144902 A JP 2003144902A JP 2001343222 A JP2001343222 A JP 2001343222A JP 2001343222 A JP2001343222 A JP 2001343222A JP 2003144902 A JP2003144902 A JP 2003144902A
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gas
container
liquid
agent
connecting pipe
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JP2001343222A
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Michiaki Saito
通明 齊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の気液処理具は、吸着剤、濾過剤である
活性炭等の処理剤を容器の出入口に形成された接続管部
まで一杯に充填していたので、気液が侵入する一部の処
理剤のみしか吸着、濾過の作用を行わないといった問題
があった。 【解決手段】 出入口に接続管部11、12を有する容
器1の少なくとも前記入口側および出口側の、前記接続
管部11、12から離れた位置に活性炭等の処理剤2を
充填した気液処理具Aである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可搬性を有し、簡
易構造で操作性がよく、気液を通過させ、特に、効率よ
く通過させることにより、例えば不純物を迅速に取り除
くことができるようにした気液処理具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における小型の気液処理具は、吸着
剤、濾過剤である活性炭等の処理剤を容器の出入口に形
成された接続管部まで一杯に充填していた。また、容器
としては、金属や合成樹脂等の硬質部材で構成し、この
硬質の容器内に前記処理剤を全体的に充填していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来例のように容器内一杯に処理剤を充填してしまうと、
処理しようとする気液が入口側の接続管部から侵入した
時に、処理剤の一部(接続管部の開口部の部分に位置す
る処理剤の部分)から処理剤内に侵入するため、処理剤
の一部分のみを気液が通過することとなるため、気液が
侵入する一部分の処理剤のみしか吸着、濾過の作用を行
わないこととなる。従って、処理剤の一部分のみの処理
能力が低下し、また、気液が処理剤の一部分を通過して
出口側に流出することから、気液が処理剤を通過するの
に時間が掛かるといった問題があった。
【0004】また、従来の容器は硬質材で構成されてい
ることから、処理剤の交換を行う場合、容器(気液処理
具)の着脱に手間が掛かるといった問題もあった。
【0005】本発明は、前記した問題点を解決せんとす
るもので、少なくとも入口側の接続管部と処理剤との間
に空間部を形成し、流入する気液を処理剤の前面全体か
ら浸入させることにより、処理剤全体に吸着や濾過の作
用を行わせ、また、容器として柔軟材を使用することに
より、可搬性を有し、簡易構造で操作性がよく、容器を
変形させることによって簡単に着脱することができる気
液処理具を提供せんとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の気液処理具は、
出入口に接続管部を有する容器の少なくとも前記入口側
の、前記接続管部から離れた位置に活性炭等の処理剤を
充填したものである。
【0007】また、出入口に接続管部を有する容器の前
記入口側および出口側の、前記接続管部から離れた位置
に活性炭等の処理剤を充填したものである。
【0008】さらに、前記容器を可撓性素材で構成した
り、前記容器の下側開口から離れた位置に処理剤を堆積
するためのメッシュを取り付けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る気液処理具の
実施の形態を図面と共に説明する。図1は本発明の気液
処理具Aを示し、1はPVC、EVA等の合成樹脂であ
る柔軟材で形成された容器にして、上下の開口部である
接続管部11、12は小径に形成されている。また、容
器1の内部には、前記柔軟材で形成されたメッシュ13
が、出口側の接続管部12から離れた位置に取り付けら
れている。
【0010】2は活性炭、濾過剤あるいは触媒等の処理
剤にして、入口側の接続管部11から投入され、メッシ
ュ13上に接続管部11から離れた位置まで堆積、充填
されている。3は気液が供給され、あるいは、排出され
る第1管体、4は供給液が排出され、あるいは、供給さ
れる第2管体にして、前記接続管部11が第1管体3
に、また、接続管部12が第2管体4に嵌め込まれ、か
つ、バンド5等によって固定される。
【0011】次に、本発明の気液処理具Aを通過させる
ことにより液体を濾過する場合について説明するに、処
理剤2として濾過剤を上下の接続管部11、12との間
に空間を有するように容器1内に充填し、原液を第1管
体3から供給すると、該原液は接続管部11から濾過剤
までの空間内に貯留した後に、濾過剤全体内に侵入して
濾過される。この時、メッシュ13と接続管部12との
間にも空間が存在することから、原液は下部の濾過剤全
体に侵入して接続管部12に滴下されるので、濾過剤全
体が均一に濾過作用して能率がよくなり、かつ、処理速
度も速くなるものである。
【0012】次に、本発明の気液処理具Aを通過させる
ことにより排ガス処理を行う場合について説明するに、
処理剤2として触媒を上下の接続管部11、12との間
に空間を有するように容器1内に充填し、排ガスを第2
管体4から供給すると、該排ガスはメッシュ13を介し
て触媒全体に侵入して処理される。この時も、触媒と接
続管部11との間に空間が形成されているので、触媒上
面の全面から接続管部11に達するので、触媒全体が均
一に作用して能率がよくなり、かつ、処理速度も速くな
るものである。
【0013】次に、図2に示す本発明をスクラバーとし
て利用する場合の実施の形態について説明する。なお、
図1と同一符号は同一部分を示すので説明は省略する。
この実施の形態にあっては、洗浄液タンク6内の洗浄液
をポンプ7を利用して第1管体3から容器1の上方に導
入されている噴霧器8に供給して処理剤2に向かって噴
霧する。なお、第2管体4の下端は前記洗浄液タンク6
に接続されている。
【0014】このように構成することにより、原ガスを
第2管体4から供給すると、該原ガスは洗浄液で濡れて
いる処理剤2を通過した後、噴霧されている洗浄液内を
通過して第1管体3を介して処理ガスは排出される。従
って、前記したと同様に効率よく、かつ、短時間で洗浄
されたガスが排出されるものである。
【0015】次に、図3に示す本発明の気液処理具Aを
使用して汚水である原液を濾過、かつ、脱臭する場合に
ついて説明する。この実施の形態にあっては、2つの気
液処理具Aを直列に接続し、1つ目の気液処理具A内に
濾過剤を充填し、2つ目の気液処理具A内に活性炭等の
吸着剤を前記したと同様な量で充填する。これにより、
原液は気液処理具Aの濾過剤によって不純物が除去さ
れ、気液処理具Aの吸着剤によって脱臭が行われ、綺麗
な液体となるものである。
【0016】次に、図4に示す本発明の気液処理具Aを
多段に直列接続して原液や原ガスを効率よく処理する場
合について説明する。この実施の形態にあっては、処理
する内容に適した処理剤2を、例えば、3個の気液処理
具Aが直列接続された容器1内に前記したと同様に充填
し、原液、原ガスを連続して気液処理具A内を通過させ
るものであり、多段の気液処理具A内を通過させること
により、処理液や処理ガスをより効率的に処理すること
ができる。
【0017】次に、図5に示す本発明の気液処理具Aの
複数個を並列接続して原液や原ガスを多量に処理する場
合について説明する。この実施の形態にあっては、処理
する内容に適した処理剤2を、例えば、3個の気液処理
具Aが並列接続された容器1内に前記したと同様に充填
し、原液や原ガスを供給すると、供給された原液や原ガ
スは3個の気液処理具Aに分離されて供給されることと
なるので、短時間で多量の原液や原ガスの処理を行うこ
とができる。
【0018】図6は気液の処理に使用されて処理能力の
低下した処理剤2を交換あるいは廃棄する場合を示しお
り、容器1内のメッシュ13側を上にして吊り下げるこ
とにより、処理剤2は接続管部11より排出されるの
で、使用済みの処理剤2の排出が簡単であり、また、交
換の場合には、使用済みの処理剤2を排出した後に、新
しい処理剤2を接続管部11から充填することにより、
簡単に交換が行える。また、容器1を変形させることに
より、気液処理具Aを簡単に着脱することができること
により、処理剤2の交換が容易に行える。
【0019】
【発明の効果】本発明は前記したように、出入口に接続
管部を有する容器の少なくとも前記入口側の、前記接続
管部から離れた位置に活性炭等の処理剤を充填したの
で、気液が処理剤に対して全面的に接触した通過するこ
ととなり、処理能率の向上が図れると共に、簡易構造
で、処理時間の短縮を図ることができる。
【0020】また、出入口に接続管部を有する容器の前
記入口側および出口側の、前記接続管部から離れた活性
炭等の処理剤を充填したので、より効率的に処理が可能
になると共に処理時間も短くなる。
【0021】さらに、前記容器を可撓性素材で構成した
ので、可搬性を備えることができ、可搬性容器全体を交
換してもコストの低減を図ることができ、また、容器を
変形させることにより、気液処理具を簡単に着脱するこ
とができることにより、処理剤の交換が容易に行えると
ともに、操作性がよくなる。
【0022】また、容器の下側開口から離れた位置に処
理剤を堆積するメッシュを取り付けたので、容器を逆さ
まにすることで処理剤の廃棄が行え、処理剤の廃棄およ
び交換が容易、かつ、迅速に行える等の効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気液処理具の基本例を示す断面図
である。
【図2】一使用状態を示す断面図である。
【図3】濾過と吸着を行う場合の使用状態を示す断面図
である。
【図4】処理を効率よく行う場合の使用状態を示す断面
図である。
【図5】処理を多量に行う場合の使用状態を示す断面図
である。
【図6】処理剤を排出する状態を示す断面図である。
【符号の説明】
A 気液処理具 1 容器 11、12 接続管部 13 メッシュ 2 処理剤 3 第1管体 4 第2管体 5 バンド 6 洗浄液タンク 7 ポンプ 8 噴霧器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入口に接続管部を有する容器の少なく
    とも前記入口側の、前記接続管部から離れた位置に活性
    炭等の処理剤を充填したことを特徴とする気液処理具。
  2. 【請求項2】 出入口に接続管部を有する容器の前記入
    口側および出口側の、前記接続管部から離れた位置に活
    性炭等の処理剤を充填したことを特徴とする気液処理
    具。
  3. 【請求項3】 前記容器を可撓性素材で構成したことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の気液処理
    具。
  4. 【請求項4】 前記容器の下側開口から離れた位置に処
    理剤を堆積するためのメッシュを取り付けたことを特徴
    とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の気
    液処理具。
JP2001343222A 2001-11-08 2001-11-08 気液処理具 Pending JP2003144902A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2153878A1 (de) * 2008-07-22 2010-02-17 Kasmanhuber Technisches Büro Ges. m.b.H. Filtermodul
JP2016137485A (ja) * 2005-05-24 2016-08-04 クリスタフエーズ・インターナシヨナル・インコーポレーテツド 成分分離装置におけるプロセス流のための分離方法及び組立体

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