JP2003144774A - 積木様若しくは学習用玩具 - Google Patents

積木様若しくは学習用玩具

Info

Publication number
JP2003144774A
JP2003144774A JP2001346902A JP2001346902A JP2003144774A JP 2003144774 A JP2003144774 A JP 2003144774A JP 2001346902 A JP2001346902 A JP 2001346902A JP 2001346902 A JP2001346902 A JP 2001346902A JP 2003144774 A JP2003144774 A JP 2003144774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
building block
plasticizer
toy
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001346902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3891829B2 (ja
Inventor
Katsumasa Fukazawa
克正 深沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ALPHA KAGAKU KK
Original Assignee
ALPHA KAGAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ALPHA KAGAKU KK filed Critical ALPHA KAGAKU KK
Priority to JP2001346902A priority Critical patent/JP3891829B2/ja
Publication of JP2003144774A publication Critical patent/JP2003144774A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3891829B2 publication Critical patent/JP3891829B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】円柱、円錐、球、正方形、長方形及び台形等の
あらゆる形状とすることができ、且つ自在に切断でき、
また元の形状に容易に復元できる積木様若しくは学習用
玩具を提供する。 【解決手段】粘着性を有する硬度15〜80°の樹脂エ
ラストマーから形成してなり、自在に切断でき且つ一方
を他方に貼り付かせることも、貼り付き部から引き離す
ことも容易にできるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、粘着性を有する
樹脂エラストマーから形成した積木様若しくは学習用玩
具に係り、詳記すれば、自在に切断でき且つ一方を他方
に貼り付かせることも、貼り付き部から引き離すことも
容易にできる積木様若しくは学習用玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の積木は、木若しくは硬質プラスチ
ックから形成された円形、四角形叉は三角形の平坦なも
のであったので、上に積み上げることはできるが、傾斜
状態にするには、制限される問題があった。そのため、
積木の形状も限られ、例えば球形、円錐台形、円錐柱形
の積木は、知られていない。
【0003】また、木や硬質プラスチックは、幼児等が
使用するには、角で傷付く恐れがある問題があった。
【0004】更に、従来の積木は、幾何学学習用として
は、殆ど役に立たないものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、円柱、円
錐、球、正方形、長方形及び台形等のあらゆる形状の積
木とすることができる積木様玩具及び幾何学学習用玩具
を提供することを目的とする。
【0006】また、この発明は、透明性を利用して幾何
学の物体のイメージを具現し、視覚にて判断し易くでき
ると共に、自在に切断でき且つまた元の形状に容易に復
元できる幾何学学習用玩具を提供することを目的とす
る。
【0007】しかして従来、上記のような積木様玩具や
幾何学学習用玩具は、全く市販されていないし、このよ
うな発想も全く知られていない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的に沿う本発明の
構成は、粘着性を有する硬度15〜80°の樹脂エラス
トマーから形成してなり、自在に切断でき且つ一方を他
方に貼り付かせることも、貼り付き部から引き離すこと
も容易にできることを特徴とする。
【0009】本発明に使用する樹脂エラストマーは、粘
着物が容易に移行して他所を汚すことを回避するのに適
した可塑剤グレードを含有することによって分子構造的
に粘着性が付与されているのが好ましい(請求項2)。
【0010】本発明に使用する樹脂エラストマーとして
は、具体的には、オレフィン系エラストマー例えば、S
BS、SEBS、SEPS、SIS叉はその共重合物で
あって、ナフテン、アロマティック系オイルを含まない
安全性可塑剤利用のものが好ましい(請求項3)。
【0011】樹脂エラストマーに添加する安全性可塑剤
としては、80〜350°の流動パラフィンであるのが
好ましい(請求項4)。
【0012】本発明の樹脂エラストマーは、透明若しく
は半透明であるのが好ましい(請求項5)。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。
【0014】SBS樹脂、SEBS樹脂、SEPS樹脂
又はSIS樹脂以外のエラストマー類を使用することも
できるが、その場合は、可塑剤としてナフテイン系叉は
アロマティック系のものを使用せざるを得なくなるの
で、幼児が舐めたりした場合の毒性の点から不適当であ
る。そればかりか、タッキファイヤー(粘着付与剤)を
多量に必要とせざるを得なくなるので、同様に幼児が舐
めたりすると、玩具から移行して幼児の体内に入る恐れ
があるので不適当である。
【0015】樹脂エラストマーとして、ウレタン系エラ
ストマー(例えばゴミ取り用ロールとして市販されてい
るグレード)も使用可能であるが、この場合不透明とな
るので、玩具としての商品価値が低下する場合が多い。
【0016】耐候性、強度、永久歪率、透明度及び可塑
剤の安定性(溶出し難い)の点から、SEPS樹脂(好
ましくはクラレからセプトンの商標名で市販されている
もの)及びSEBS樹脂(好ましくはシェル社からクレ
イトンの商標名で市販されているもの)が好ましい。特
に永久歪率の点から、SEBS樹脂が好ましい。
【0017】本発明に使用する可塑剤としては、安全性
の点から食品添加物として認められている流動パラフィ
ンを使用するのが好ましい。流動パラフィンとしては、
80〜350°のものを使用するのが好ましく、これよ
り小さいと十分な粘着性が得られないし、これより大き
いと固形となるので、均一に含有させ難くなることから
好ましくない。可塑剤の代わりに粘着付与剤を使用する
こともできるが、前記した理由によって好ましくない。
しかしながら目的によっては、可塑剤の一部として粘着
付与剤(例えば石油樹脂、テルペン系樹脂、ポリブテ
ン、液体ゴム等)の適量を添加することができる。
【0018】樹脂エラストマーと可塑剤の割合は、樹脂
及び可塑剤の種類によって異なるが、一般には、樹脂1
5〜30重量部に対し、可塑剤85〜70重量部使用す
るのが良い。
【0019】粘着性をアップする必要がある場合は、粘
着付与剤を全成分の合計に対し、1〜8重量%添加する
のがよい。これより多いと、幼児の手や体に粘着付与剤
が移行するので、この範囲とするのがよい。
【0020】上記のようにして、粘着性を有する硬度1
5〜80°の樹脂エラストマーが得られる。硬度がこれ
より小さいと軟らかすぎるし、これより大であると、硬
くなるため、切断し難くなる。尚、本発明で粘着性と言
うのは、一方を他方に貼り付かせる粘着性は有するが、
接着性は有しないので、貼り付き部から引き離すことが
できることを意味するものである。
【0021】更に軽量化するため、マイクロバルーンを
全成分量に対し、3〜10重量%添加すると良い。この
ようにすることによって、人体に傷を負わせる恐れをな
くすだけでなく、極めて軽くなるので、従来の積木とは
全く異なる性状を与える。即ち、粘着性と軽量化とによ
って、組み立てた積木が壊れ難くなるし、人肌様にな
り、感触が良好になる。
【0022】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されない。
【0023】下記成分を均質に混合して、粘着性を有す
る本発明の樹脂エラストマー(A)、(B)を得た。
【0024】 (A) (B) クレイトン1651(SEBS樹脂) 20部 25部 80〜350°の流動パラフィン 80部 75部 合計 100部 100部 比較のため、下記成分を均質に混合し樹脂エラストマー
(C)、(D)を得たが、粘着性は全く有していなかっ
た。
【0025】 (C) (D) クレイトン1651(SEBS樹脂) 20部 25部 40°の流動パラフィン 80部 75部 合計 100部 100部 上記のようにして得た粘着性を有する本発明の樹脂エラ
ストマー(A)、(B)を常法により成形して、円柱、
円錐、球、正方形、長方形及び台形等のあらゆる形状の
積木若しくは学習用玩具とすることができる。
【0026】積木様玩具として使用する場合は、積木を
自由に貼り付かせることができるので、例えばおでんの
串刺しのような形状とか、従来の積木では不可能な形状
に組み立てることができる。傾斜させることもできるの
で、傾斜動作の程度等も楽しむことができる。
【0027】本発明の学習用玩具は、自由に切断できる
し、復元もできるので、円柱、円錐、球、正方形、長方
形及び台形等を何等分かに切断して、切り口の形状が理
解できるし、球形のものは4等分して、次元をも視覚に
よって理解することができる。即ち、正方形を半分にし
て長方形、球を半分にして半球等、2次元、3次元、4
次元等を理解し易くなる。
【0028】また、数値を入れれば、面積計算、方程式
等も理解し易くなる。
【0029】本発明の玩具は、透明でも不透明でも良い
が、学習用としては、透明とするのが、次元を理解する
のに適している。色彩も自由であるが、分割した各部の
色を異なるようにすれば、理解し易くなる場合が生じ
る。従って、理解し易いようにそれぞれの形の色分け、
分割方法を考えれば良い。学習用としては、切断部が決
まっている(或いは既に切断したものを脱着し得るよう
に貼りつけてある)ようにするのが好ましい。
【0030】本発明によれば、硬度15〜80°の粘着
性樹脂エラストマーから形成されているので、自在に切
断でき、且つ自在に貼り付かせることも貼り付き部から
引き離すこともできる。
【0031】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、自在
に切断でき、自在に貼り付かせることも貼り付き部から
引き離すこともできるという従来積木としては全く考え
られていなかった性質を有するので、積木様玩具として
の面白みが飛躍的に向上し、幼児・子供達に大変興味を
与えるものである。
【0032】更に、円、球形等を切断して切り口の形状
や面積計算等を容易に理解することができるので、幾何
学学習用として絶大な効果を発揮する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘着性を有する硬度15〜80°の樹脂エ
    ラストマーから形成してなり、自在に切断でき且つ一方
    を他方に貼り付かせることも、貼り付き部から引き離す
    ことも容易にできる積木様若しくは学習用玩具。
  2. 【請求項2】前記樹脂エラストマーは、可塑剤を含有す
    ることによって粘着性が付与されている請求項1記載の
    玩具。
  3. 【請求項3】前記樹脂エラストマーは、オレフィン系エ
    ラストマー例えば、SBS、SEBS、SEPS、SI
    S叉はその共重合物であって、ナフテン、アロマティッ
    ク系オイルを含まない安全性可塑剤利用のものである請
    求項2記載の玩具。
  4. 【請求項4】前記安全性可塑剤が、80〜350°の流
    動パラフィンである請求項3記載の玩具。
  5. 【請求項5】前記樹脂エラストマーは、透明若しくは半
    透明である請求項1〜4のいずれかに記載の玩具。
JP2001346902A 2001-11-13 2001-11-13 積木様若しくは学習用玩具 Expired - Fee Related JP3891829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346902A JP3891829B2 (ja) 2001-11-13 2001-11-13 積木様若しくは学習用玩具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346902A JP3891829B2 (ja) 2001-11-13 2001-11-13 積木様若しくは学習用玩具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003144774A true JP2003144774A (ja) 2003-05-20
JP3891829B2 JP3891829B2 (ja) 2007-03-14

Family

ID=19159985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001346902A Expired - Fee Related JP3891829B2 (ja) 2001-11-13 2001-11-13 積木様若しくは学習用玩具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3891829B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017117816A1 (zh) * 2016-01-08 2017-07-13 深圳市天行骏实业有限公司 一种积木
JP6990792B1 (ja) 2021-05-21 2022-01-12 三井化学株式会社 ピースセット

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017117816A1 (zh) * 2016-01-08 2017-07-13 深圳市天行骏实业有限公司 一种积木
JP6990792B1 (ja) 2021-05-21 2022-01-12 三井化学株式会社 ピースセット
WO2022244286A1 (ja) * 2021-05-21 2022-11-24 三井化学株式会社 粘着シート
JP2022179155A (ja) * 2021-05-21 2022-12-02 三井化学株式会社 ピースセット

Also Published As

Publication number Publication date
JP3891829B2 (ja) 2007-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5447584A (en) Articles made from an edible, water soluble composition of low density for use in toys, games and arts and craft projects
US3061572A (en) Polyvinyl acetate and a mixture of a compatible and incompatible plasticizer and method of preparation
JP2003144774A (ja) 積木様若しくは学習用玩具
US20210189114A1 (en) Composition
US20220072442A1 (en) denverchile@yahoo.com
US3097446A (en) Toy figure
CN108192151A (zh) 一种以蜂蜜残渣制备的橡皮泥及其制备方法
GB9811809D0 (en) Construction materials
KR102579956B1 (ko) 액체내에서 모형틀을 이용하여 음식물 형상의 완구를 제조하는 장치
CN211987096U (zh) 牙胶玩具
JP4015893B2 (ja) 練り消し
US20200254811A1 (en) Process, method, and device for enhancing an art composition
JP3993798B2 (ja) 練り消し
JPH06339514A (ja) 歯がため
US20060073763A1 (en) Novelty item and method of manufacture
CN103816658A (zh) 转面魔方
JP3064604U (ja) 軟質ポリ塩化ビニル製空気入り中空製品
CN203379583U (zh) 一种智力游戏拼板
US5928050A (en) Toy and creativity training kit
CN207203470U (zh) 一种儿童构建玩具
CN207203480U (zh) 一种儿童构建玩具
JPS6012091A (ja) 固型状の食品玩具
CN110152323A (zh) 一种拼插玩具
KR200278948Y1 (ko) 축구공형상을 갖는 퍼즐모자
Taylor Mad Scientists Club

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees