JP2003142927A - ループアンテナの構造及び該構造のrfidシステム用アンテナ - Google Patents
ループアンテナの構造及び該構造のrfidシステム用アンテナInfo
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Abstract
ループアンテナの各々のループで発生する磁界の対称性
を確保することができるリーダ/ライタ用アンテナの提
供。 【解決手段】高周波電源により駆動される複数のループ
と、少なくとも一つのループとの磁気的結合により流れ
る誘導電流により駆動される1以上の無給電ループとを
有し、ループアンテナ外周に導線を配置する構造、コン
デンサ等を接続して電流位相のずれを調整する構造、8
字型アンテナを直列かつひねりを加えて接続し、電流位
相を略等しくする構造、各々のループとの重なり部の鎖
交磁束が略等しくなる形状の無給電ループを用いる構
造、中央ループを2つのループの中央に設置し、8字型
アンテナの高周波電源と位相が90°ずれた電流を生成
し給電する構造等を設け、8字型アンテナの2つのルー
プの電流位相を制御して磁界の対称性を維持する。
Description
成されるループアンテナの構造に関し、特に、RFID
(Radio Frequency Identification)システムにおいて
使用されるリーダ/ライタ用アンテナに関する。
とリーダ/ライタ(又はリーダ)との間でデータの交信
を行うRFIDシステムが普及している。このRFID
システムは、トラスポンダ及びリーダ/ライタの各々に
備えたアンテナを用いてデータの交信を行うため、トラ
スポンダをリーダ/ライタから数cm乃至数十cm離し
ても通信可能であり、また、汚れや静電気等に強いとい
う長所から、工場の生産管理、物流の管理、入退室管理
等の様々な分野に利用されるようになってきている。
磁結合を利用してデータの交信を行うため、アンテナで
発生する磁界を大きくする必要があるが、一方、RFI
Dシステムを免許不要で使用するためには、測定対象か
ら3m離れた位置で測定される電界強度又はアンテナ利
得とアンテナへの供給(空中線)電力を電波法により定
められた値にする必要がある。
における電界を弱める方法として、8字型のアンテナ
(又は双ループアンテナ)を用いる方法がある。この8
字型アンテナは、図13に示すように、2つのループア
ンテナを直列又は並列に接続し、それらを同一の高周波
電源で駆動するものであり、この8字型アンテナ2aで
は、8字を構成する2つのループ(ループA及びループ
B)により各々発生する磁束が互いに反対向きであり、
遠方ではこれらが相殺して見えるために、遠方の電界強
度を弱める効果があり、通常の単ループアンテナと比べ
ると、同利得でサイズの大きなアンテナを作製すること
が出来るという利点がある。
によって近傍磁界強度が向上し、トランスポンダとの通
信距離を伸ばすことができる。また、遠方電界が弱まる
ことから、他の通信機器や電子機器に与える電磁的影響
を抑えることが出来る。
ナ中心部でアンテナ軸方向の磁界成分が0になるという
欠点を持っている。この問題を解決するために、図14
に示すように、8字型アンテナ2aの中心部に給電しな
い別の単ループのアンテナ(無給電中央ループアンテナ
2c)を配置することで経時的に磁界分布を変化させ、
通常の8字型アンテナの持つ欠点である磁界成分が0と
なる点を無くすことができる(USP6,166,70
6号等)。
アンテナ2cを機能させるためには、並列接続された8
字型アンテナ2aを構成する2つのループのどちらかと
交差させる必要があるが、無給電中央ループアンテナ2
cと交差した方のループは、相互インダクタンスにより
アンテナコイルのインダクタンスが変化し、共振点が離
調してしまう。その結果、両ループの片方のみが容量
性、若しくは誘導性になり、印加電圧と電流値の間に位
相差が発生してしまう。
は、逆位相の印加電圧に対して完全な逆位相の電流は流
れず、8字型アンテナ2aの特徴である対称性を失って
しまう。そして、この電流位相のずれにより、遠方にお
ける電界強度が増加するとともに、近傍磁界強度の減少
も引き起こしてしまうという問題がある。
型アンテナ2aを地面に立てて設置した場合、図13に
示すように、2つのループA、Bと床等との間隔の違い
によりインダクタンスが変化し、やはり対称性を失う原
因になる。また、床等の接地領域以外にも8字型アンテ
ナ2a近傍に設置される金属体等によっても容量6が形
成されて同様の問題が生じる。
を抑制するためには、8字型アンテナ2aや更に無給電
中央ループアンテナ2cを用いる方法は有効であるが、
実際には、8字型アンテナ2aと無給電中央ループアン
テナ2cとの相互作用又は8字型アンテナ2aと床や金
属体との相互作用により、8字型アンテナ2aを構成す
る各々のループアンテナの対称性が崩れ、遠方電界が増
加してしまう。
のであって、その主たる目的は、8字型アンテナ等の複
数のループで構成されるループアンテナの各々のループ
で発生する磁界の対称性を確保することができるリーダ
/ライタ用アンテナを提供することにある。
め、本発明のループアンテナは、高周波電源により駆動
される複数のループを有するループアンテナにおいて、
該ループアンテナに、各々のループに供給される電流の
位相を制御する手段を備え、該手段により、各々のルー
プで発生する磁界の対称性が維持され、遠方での電界強
度が低減されるものである。
電源により駆動される複数のループと、少なくとも一つ
のループとの磁気的結合により流れる誘導電流により駆
動される1以上の無給電中央ループとを有するループア
ンテナにおいて、該ループアンテナに、各々の前記ルー
プに供給される電流の位相を制御する手段を有し、該手
段により、各々のループで発生する磁界の対称性が維持
され、遠方での電界強度が低減されるものである。
なくとも一つに、コンデンサ又はコイルの少なくとも一
方が接続され、該コンデンサ又はコイルにより、電流の
位相制御が行われる構成とすることができる。
プが直列に接続され、かつ、少なくとも対を成すループ
の電流が逆向きとなるように、前記ループアンテナが形
成され、各々のループの電流位相を略等しくすることに
より、電流の位相制御が行われる構成とすることもでき
る。
ループが、前記複数のループの各々との鎖交磁束が略等
しくなるように相重なって形成され、かつ、各々の重な
り部における磁気的結合により流れる電流が同一の方向
になるように接続されており、前記重なり部の面積を略
等しくすることにより、前記無給電ループと鎖交する前
記ループのインダクタンスの変化が補償され、電流の位
相制御が行われる構成とすることもできる。
のループのいずれか一と相重なる無給電ループを備え、
重なり部の位置又は面積を設定することにより、前記無
給電ループと鎖交する前記ループのインダクタンスが調
整され、電流の位相制御が行われる構成とすることもで
きる。
電源により駆動される複数のループと、前記複数のルー
プの中心部近傍に設置され、異なる電源により駆動され
る給電ループとを有するループアンテナにおいて、前記
給電ループに電源位相補正回路が接続され、該電源位相
補正回路では、前記高周波電源を用いて、前記複数のル
ープと位相が相異なる電流を生成し、前記給電ループに
給電するものである。
ープアンテナの外周に、各々のループと略等しい間隔を
おいて該ループアンテナを取り囲む導線を備え、前記導
線により、前記導線外部の所定の電位領域との相互作用
により生じる各々のループのインダクタンスのずれが抑
制され、各々のループで発生する磁界の対称性が維持さ
れるものである。
が、2つのループを有する8字型アンテナからなること
が好ましい。
段により、前記8字型アンテナの2つのループで発生す
る磁界の位相差が略180°に設定され、また、前記位
相制御手段により、前記8字型アンテナの2つのループ
で発生する磁界の位相差が略180°に設定され、か
つ、前記無給電中央ループから放射される磁界の位相差
が前記2つのループに対して略90°に設定されること
が好ましい。
タ用アンテナは、上記構造のループアンテナを用いるこ
とを特徴とするものである。
造によれば、8字型アンテナのような複数のループで構
成されるアンテナや、更にその中央に近傍磁界の減少を
補償する中央ループアンテナを設けたループアンテナに
おいて、相互インダクタンスの影響による電流位相のず
れを調整する手段を設けたり、8字型アンテナを交差さ
せて各ループを直列に接続して電流位相を略等しくした
り、無給電中央ループアンテナと各々のループとの重な
り部の鎖交磁束(面積×磁束密度)を略等しくしたり、
また、中央ループアンテナを2つのループアンテナの中
央に設置し、8字型アンテナの高周波電源から生成した
位相を略90°ずらした電流を給電する等の方法を用い
ることにより、8字型アンテナの2つのループアンテナ
により発生する磁界の対称性を確保することができる。
を設置することにより、各々のループに位相差が生じた
場合、それを打ち消すように外周の導体配線に電流が流
れ、結果的に両者の位相ずれを補償するように機能する
ため、上記と同様に各々のループで発生する磁界の対称
性を確保することができる。そして、8字型アンテナの
各々のループの対称性を確保することによって、近傍磁
界の向上を図りつつ、遠方における電界強度を弱めるこ
とができる。
その好ましい一実施の形態において、高周波電源により
駆動される複数のループと、少なくとも一つのループと
の磁気的結合により流れる誘導電流により駆動される1
以上の無給電ループとを有し、ループアンテナに、例え
ば、ループアンテナ外周に導線を配置する構造、コンデ
ンサやコイル等を接続して電流位相のずれを調整する構
造、8字型アンテナを直列かつひねりを加えて接続し、
電流位相を略等しくする構造、各々のループとの重なり
部の鎖交磁束が略等しい形状の無給電ループを用いる構
造、中央ループアンテナを2つのループアンテナの中央
に設置し、8字型アンテナの高周波電源と位相が90°
ずれた電流を生成し給電する構造等を設け、8字型アン
テナの2つのループアンテナの電流位相を制御して各々
のループで発生する磁界の対称性を維持し、近傍磁界の
向上を図りつつ、遠方における電界強度を弱めるもので
ある。
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。なお、以下の各実施例では、8字型アン
テナをRFIDシステムのリーダ/ライタ用アンテナと
して用いる場合について記載するが、本発明は、リーダ
/ライタ用アンテナに限定されるものではなく、トラン
スポンダのアンテナや、他の通信機器、通信装置で用い
られるアンテナに適用することができる。
に係るRFIDシステムのリーダ/ライタ用アンテナの
ついて、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本
発明のRFIDシステムの全体構成を示す図であり、図
2は、第1の実施例に係るリーダ/ライタ用アンテナの
構造を示す図である。また、図3は、本実施例のリーダ
/ライタ用アンテナのバリエーションを示す図である。
なお、本実施例は、8字型アンテナの各々のループ近傍
の所定の電位面との相互作用を緩和し、発生磁界の対称
性を確保するための構造について記載するものである。
テム1は、内部にアンテナ4a及びIC4bを備えるト
ランスポンダ4と、トランスポンダ4からの信号を処理
するリーダ/ライタ3とからなり、リーダ/ライタ3
は、更に、トランスポンダ4への電力供給と信号を送受
信するためのリーダ/ライタ用アンテナ2と、送受信信
号を変換するための通信回路部3aと、送受信信号をデ
コードするための演算処理部3bとから構成される。
ダ/ライタ用アンテナ2は、対称な形状の2つのループ
アンテナ(ループA及びループB)が接続されてなる8
字型アンテナ2aと、8字型アンテナ2aの周囲を一定
の間隔で包囲する導線2bとから構成され、8字型アン
テナ2aの中央に給電線を介して高周波電源から電流が
供給され、2つのループアンテナには互いに逆向きの電
流が流れ、反対方向の磁界が発生する。
等の所定の電位面に近接して設置した場合、上部のルー
プA又は下部のループBと電位面との間隔が異なる場合
があり、この間隔の違いにより、両ループのアンテナイ
ンダクタンス(インピーダンス)にずれが生じる。そこ
で、本実施例では、このずれを低減するために切れ目の
ない導線2bを8字型アンテナ2aの外周に設置してい
る。
は、図13に示すように、ループA又はループBと床面
や金属体との間隔の違いによりインダクタンスにずれが
生じ、その結果として遠方における磁界を相殺すること
ができなかったが、本実施例のリーダ/ライタ用アンテ
ナ2では、導線2bを設置することよって、各々のルー
プに位相差が生じた場合、それを打ち消すように外周の
導体配線に電流が流れ、結果的に両者の位相ずれを補償
するように機能するため、両ループの対称性を維持する
ことができる。
り、8字型アンテナ2aと所定の電位面とが近接した場
合であっても、所定の電位面との相互作用も上下のルー
プで等しくなるように制御することができる。これによ
り、リーダ/ライタ用アンテナ2の設置場所の自由度が
増し、本RFIDシステムの適用範囲を広げることがで
きる。
矩形のループアンテナを繋げた構造としているが、各々
のループアンテナで発生する磁界が等しければよく、各
々のループは、円形(図3(a)参照)、楕円形、多角
形等、任意の形状とすることができる。また、導線2b
は、8字型アンテナ2aの各々のループに対して略等し
い距離で包囲する形状、又は、各々のループとの平均的
な距離が略等しくなる形状等であればよく、図に示す矩
形状に限らず、ループアンテナと同様に円形、楕円形、
多角形としたり、8字型アンテナ2aと相似形の8字型
(図3(b)参照)とする等、任意の形状とすることが
できる。
に係るリーダ/ライタ用アンテナについて、図4及び図
15、図16を参照して説明する。図4は、第2の実施
例に係るリーダ/ライタ用アンテナの構造を示す図であ
る。また、図15は、アンテナ近傍磁界のシミュレーシ
ョンの様子を示す図であり、図16は、シミュレーショ
ンの結果を示す図である。
イタ用アンテナ2は、8字型アンテナ2aの外周に導線
2bを設ける第1の実施例の構造に、アンテナ中心部で
アンテナ軸方向の磁界成分が0になるという8字型アン
テナの問題を解消する無給電中央ループアンテナ2cを
設け、更に、ループA又はループBの一方は双方にコン
デンサ8等の位相調整手段を設けたことを特徴とするも
のである。
点について説明すると、図14において、ループBを基
準(0°)に考えると、ループAから発生する磁束はル
ープBに対して180°ずれる。また、無給電中央ルー
プアンテナ2cは鎖交磁束φ 8による誘導起電力によ
り、式1のようにループAから位相が90°ずれた磁束
を発生する。
ループアンテナ2cを鎖交させることで、双方の間に相
互インダクタンスが発生し、ループAのインダクタンス
は変化する。これにより、本来、印加した電圧から18
0°ずれているはずのループAの発生磁界は数10°ず
れてしまう。
要性を確認するために、ループAとループBの位相が正
確に180°ずれている場合と、相互インダクタンスの
影響で150°(実験値)になった場合のアンテナ近傍
の発生磁界のシミュレーションを図15に示す条件で行
った。また、リーダ/ライタ用アンテナ2から50cm
離れたシミュレーション面10の中心線における磁束密
度の経時的最大値を図16に示す。
プAとループBの位相差が180°の場合(実線)で
は、無給電中央ループアンテナ2cにより8字型アンテ
ナ2aの中央部における磁束密度の減少を抑制すること
ができるが、ループAとループBの位相差が150°の
場合(破線)では、アンテナ高さ方向で磁界密度が低減
する領域が生じてしまう。
中央ループアンテナ2cを設ける構造では、無給電中央
ループアンテナ2cと重なるループは相互インダクタン
スの影響で誘導性にシフトし、両ループの位相差がずれ
ることによって、発生磁界に経時的に不均一な分布が生
じ、遠方での電界強度が増加する。従って、このような
構造では、上下のループの位相差を正確に制御すること
が重要である。
aのループA又はループBのいずれか一方、又は双方
に、コンデンサ8、コイル等の位相調整手段を直列に接
続し、コンデンサ8の容量を調整することにより、位相
を独立して制御可能にしている。図4の例では、無給電
中央ループアンテナ2cと重なるループA側にコンデン
サ8を接続し、相互インダクタンスの影響による誘導成
分を打ち消し、発生した電圧と同位相の電流が流れるよ
うにしている。
cを設ける構造において、無給電中央ループアンテナ2
cと重なるループに誘導成分を打ち消すコンデンサ8を
接続することによって両ループの位相の対称性を確保す
ることができる。
に係るリーダ/ライタ用アンテナについて、図5及び図
6を参照して説明する。図5は、第3の実施例に係るリ
ーダ/ライタ用アンテナの構造を示す図であり、図6
は、その製造方法を一例を示す図である。
テナ2aは、それぞれのループA、ループBは並列に接
続されているため、印加電圧に対して発生する電流位相
はアンテナコイルのインダクタンスに比例する。そして
各々のループのインダクタンスは、無給電中央ループア
ンテナ2cとの相互作用により変化するため、コンデン
サ8を設けて位相の調整を行った。
るが、リーダ/ライタ用アンテナ2を製造するにあたっ
て、8字型アンテナ2aと無給電中央ループアンテナ2
cの位置関係に応じてコンデンサ8の容量を調整する必
要がある。そこで、本実施例では、図5に示すように、
ループAとループBの接続を直列にして、流れる電流の
位相を略等しくすることにより、個々のループの位相の
調整を不要としている。なお、単に直列に接続するのみ
では両ループの電流の向きが同じになってしまうため、
ループAとループBの接続部にひねりを加えて形成して
いる。
つひねりを加えて接続することにより、発生磁界を18
0°ずらすことができ、8字型ループアンテナ2aの高
さ方向の磁束密度の分布を平坦にすることができる。こ
の場合において、アンテナサイズ(線長)が大きくなる
と位相にずれが生じるため、アンテナサイズは波長
(λ)に対して、略1/10乃至1/20以下となるよ
うに設定することが好ましい。
ナ2dでは、アンテナ線が交差する部分が生じるが、2
層以上の導体層が積層された基板を用い、例えば、一方
の導体層に図6(a)に示すようなパターンを形成し、
他方の導体層に図6(b)に示すようなパターンを形成
し、両パターンをスルーホールを介して接続することに
より容易に製造することができる。
に係るリーダ/ライタ用について、図7及び図8を参照
して説明する。図7は、第4の実施例に係るリーダ/ラ
イタ用アンテナの構造を示す図であり、図8は、そのバ
リエーションを示す図である。
A、ループBの位相のずれは、無給電中央ループアンテ
ナ2cとループA又はループBとの相互インダクタンス
の違いにより発生する。前記した第2の実施例では、こ
の位相のずれをコンデンサ8を用いて調整したが、元々
ずれが生じないように無給電中央ループアンテナ2cを
形成することもできる。
ナ2cの影響を相殺するには、無給電中央ループアンテ
ナ2cとループA又はループBとの重なり部分(領域A
及び領域B)を同じにすればよいが、その場合、両ルー
プの鎖交磁束が相殺してしまい、無給電中央ループアン
テナ2cに流れる電流値は0になり、無給電中央ループ
アンテナ2cを設ける意味がなくなってしまう。
に、無給電中央ループアンテナ2cをループAとループ
Bの双方に重なるように配置し、重なり部(領域A及び
領域B)の面積が等しくなるようにして相互インダクタ
ンスを同等にし、かつ、重なり部の間の任意の地点にお
いてアンテナ線を交差させることにより、鎖交磁束が相
殺しないような形状としている。このような構造によっ
ても、両ループの位相の対称性を確保することができる
とともに、無給電中央ループアンテナ2cによりアンテ
ナ中央部における磁束の減少を抑制することができる。
状は図7の形状に限定されるものではなく、領域Aと領
域Bの面積が等しく、かつ、ひねりを有する形状であれ
ばよく、例えば、図8(a)に示すような形状とするこ
ともできる。
は、8字型アンテナ2aの周囲に導線2bを設ける例に
ついて記載したが、導線2bを設けない構成であっても
よい。また、第2乃至第4の実施例の各々の構造を組み
合わせた構成とすることもできる。また、図8(b)に
示すように、無給電中央ループアンテナ2cが鎖交する
領域A、Bを、磁束密度の分布の傾きが緩やかなループ
A、Bの中央付近に設ける構成とすることもできる。
に係るリーダ/ライタ用アンテナについて、図9乃至図
12を参照して説明する。図9は、第5の実施例に係る
リーダ/ライタ用アンテナの構造を示す図である。ま
た、図10は、本発明のリーダ/ライタ用アンテナの遠
方電界強度を測定するシステムの構成を示す図であり、
図11は、本実施例の補正の効果を説明するための図で
ある。また、図12は、本発明のリーダ/ライタ用アン
テナのバリエーションを示す図である。
型アンテナ2aの中央に設けるループアンテナは無給電
アンテナとしたが、本実施例では、図9に示すように、
8字型アンテナ2a中央部の給電中央ループアンテナ2
eを設け、この給電中央ループアンテナ2eには位相を
調整した電流を給電するための位相補正回路9が接続さ
れている。
アンテナを8字型アンテナ2aとの電磁結合で動作させ
るのではなく、給電中央ループアンテナ2eに位相補正
回路9から直接給電して動作させることを特徴としてい
る。この時、給電中央ループアンテナ2eの位相を8字
型アンテナ2aから90°ずらす必要がある。そこで、
給電中央ループアンテナ2eは、バランをもう一段介し
て接続することで、8字型アンテナ2aの両側のループ
A、Bの中間位相(90°)を作り出している。
給電中央ループアンテナ2eを配置することによって
も、8字型アンテナ2aの中央部における磁束密度の減
少を抑制することができ、また、この構造では、給電中
央ループアンテナ2eを8字型アンテナ2aに重ねる必
要がないため、8字型アンテナ2aの両ループの位相に
ずれが生じることはない。なお、位相補正回路9として
は、図9に示す構成に限定されず、8字型アンテナ2a
に対して90°位相のずれた電流を発生することができ
る任意の回路を用いることができる。
相を調整する種々の方法について記載したが、この位相
補正の効果を確認するために、位相の補正を行わない8
字型アンテナ(位相差約150°)と、前記した各実施
例の方法により位相差を180°に調整した8字型アン
テナの各々に対して、図10に示す測定システムを用い
て、遠方におけるアンテナの電界強度を測定した。その
結果を図11に示す。なお、測定は、電波暗室内で3m
法によりそれぞれのアンテナの面が平行になる状態で行
った。
わない8字型アンテナ(破線及び三角マーカー)に比べ
て、各種方法で位相を補正した8字型アンテナ(実線及
び丸マーカー)は、3mの遠方における電界強度が1d
BμV/m以上小さくなっており、位相を正確に調整す
ることによって遠方電界強度を小さくできることが確認
できた。そして、遠方電界強度を小さくすることによ
り、他の通信機器や電子機器に与える電磁的影響を軽減
することができ、RFIDシステム1の適用範囲を広げ
ることができる。
のアンテナを例にして説明したが、アンテナの形状は8
字に限定されるものではなく、複数のループから構成さ
れる任意の形状のアンテナに適用することができ、例え
ば、図12に示すような4つのループを備えるアンテナ
((a)は8字アンテナを並列に接続した構成、(b)
は4つのループを直列に接続した構成)に各実施例の各
種構造を適用してもよい。
ンテナの構造及び該構造により形成したRFIDシステ
ムのリーダ/ライタ用アンテナによれば下記記載の効果
を奏する。
強度を減少させることができるということである。
ープに位相調整手段を設けたり、8字型アンテナの各々
のループを直列に接続して位相を同相にしたり、各々の
ループとの重なり部分の面積が略等しくなるように中央
ループアンテナの形状を設定したり、また、中央ループ
アンテナへの給電回路に位相補正機能を持たせるなどの
方法により、8字型アンテナの2つのループアンテナに
よる発生磁界の対称性を確保することができるからであ
る。
テナ近傍の床面や金属体等の所定の電位面との間隔に起
因する各々のループアンテナの非対称性を軽減すること
ができるということである。
を設置することにより、各々のループに位相差が生じた
場合、それを打ち消すように外周の導線に電流が流れ、
結果的に両者の位相ずれを補償するように機能するた
め、発生磁界の対称性を保つことができるからである。
ナが抱えていた磁束の弱まる部分が発生するという問題
を解決することができた。また、発生磁界が経時的に均
一になることによって、遠方での電界強度が減少するた
め、他の通信機器や電子機器等への外乱要因となりにく
くなることが期待される。
イタ用アンテナの構造を示す図である。
イタ用アンテナのバリエーションを示す図である。
イタ用アンテナの構造を示す図である。
イタ用アンテナの構造を示す図である。
イタ用アンテナの製造方法の一例を示す図である。
イタ用アンテナの構造を示す図である。
イタ用アンテナのバリエーションを示す図である。
イタ用アンテナの構造を示す図である。
測定するシステムの構成を示す図である。
リエーションを示す図である。
る。
とを組み合わせた構造を示す図である。
図である。
れの影響を示す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】高周波電源により駆動される複数のループ
を有するループアンテナにおいて、 該ループアンテナに、各々のループに供給される電流の
位相を制御する手段を備え、該手段により、各々のルー
プで発生する磁界の対称性が維持され、遠方での電界強
度が低減されることを特徴とするループアンテナ。 - 【請求項2】高周波電源により駆動される複数のループ
と、少なくとも一つのループとの磁気的結合により流れ
る誘導電流により駆動される1以上の無給電中央ループ
とを有するループアンテナにおいて、 該ループアンテナに、各々の前記ループに供給される電
流の位相を制御する手段を有し、該手段により、各々の
ループで発生する磁界の対称性が維持され、遠方での電
界強度が低減されることを特徴とするループアンテナ。 - 【請求項3】前記複数のループの少なくとも一つに、コ
ンデンサ又はコイルの少なくとも一方が接続され、該コ
ンデンサ又はコイルにより、電流の位相制御が行われる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のループアンテ
ナ。 - 【請求項4】前記複数のループが直列に接続され、か
つ、少なくとも対を成すループの電流が逆向きとなるよ
うに、前記ループアンテナが形成され、各々のループの
電流位相を略等しくすることにより、電流の位相制御が
行われることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一
に記載のループアンテナ。 - 【請求項5】前記無給電中央ループが、前記複数のルー
プの各々との鎖交磁束が略等しくなるように相重なって
形成され、かつ、各々の重なり部における磁気的結合に
より流れる電流が同一の方向になるように接続されてお
り、前記重なり部の面積を略等しくすることにより、前
記無給電中央ループと鎖交する前記ループのインダクタ
ンスの変化が補償され、電流の位相制御が行われること
を特徴とする請求項2乃至4のいずれか一に記載のルー
プアンテナ。 - 【請求項6】更に、前記複数のループのいずれか一と相
重なる無給電ループを備え、重なり部の位置又は面積を
設定することにより、前記無給電ループと鎖交する前記
ループのインダクタンスが調整され、電流の位相制御が
行われることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一
に記載のループアンテナ。 - 【請求項7】高周波電源により駆動される複数のループ
と、前記複数のループの中心部近傍に設置され、異なる
電源により駆動される給電ループとを有するループアン
テナにおいて、 前記給電ループに電源位相補正回路が接続され、該電源
位相補正回路では、前記高周波電源を用いて、前記複数
のループと位相が相異なる電流を生成し、前記給電ルー
プに給電することを特徴とするループアンテナ。 - 【請求項8】前記ループアンテナの外周に、各々のルー
プと略等しい間隔をおいて該ループアンテナを取り囲む
導線を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれ
か一に記載のループアンテナ。 - 【請求項9】前記ループアンテナが、2つのループを有
する8字型アンテナからなることを特徴とする請求項1
乃至8のいずれか一に記載のループアンテナ。 - 【請求項10】前記位相制御手段により、前記8字型ア
ンテナの2つのループで発生する磁界の位相差が略18
0°に設定されることを特徴とする請求項9記載のルー
プアンテナ。 - 【請求項11】前記位相制御手段により、前記8字型ア
ンテナの2つのループで発生する磁界の位相差が略18
0°に設定され、かつ、前記無給電中央ループから放射
される磁界の位相差が前記2つのループに対して略90
°に設定されることを特徴とする請求項9記載のループ
アンテナ。 - 【請求項12】前記2つのループが直列に配置され、か
つ、該2つのループの接続領域において、接続線が1回
交差して各々のループに流れる電流が逆向きになるよう
に、前記8字型アンテナが形成されることを特徴とする
請求項9乃至11のいずれか一に記載のループアンテ
ナ。 - 【請求項13】請求項1乃至12のいずれか一に記載の
ループアンテナを用いることを特徴とするRFIDシス
テムのリーダ/ライタ用アンテナ。
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