JP2003140955A - 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および情報処理方法

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JP2003140955A
JP2003140955A JP2001342387A JP2001342387A JP2003140955A JP 2003140955 A JP2003140955 A JP 2003140955A JP 2001342387 A JP2001342387 A JP 2001342387A JP 2001342387 A JP2001342387 A JP 2001342387A JP 2003140955 A JP2003140955 A JP 2003140955A
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Hidesaburo Matsuwaki
秀三郎 松脇
Bunji Enokida
文治 榎田
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TECHNOART KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 認証によって保護された情報へのアクセス中
におけるセキュリティ性を向上させること。 【解決手段】 各ユーザの生体的特徴を表す生体認証デ
ータを教師データとして蓄積するデータベース11、保
護すべき情報を蓄積するデータベース21、データベー
ス21の情報を処理するコンピュータ3aにより構成す
る。データベース21の情報を処理するに際し、入力手
段31によって入力されたユーザIDに基づいてデータ
ベース11を検索し、取得した教師データをコンピュー
タ3aの記憶手段33に記憶する。認証手段35は、指
紋読取手段34により入力した指紋データと適時比較し
て認証を行い、認証したユーザに対してのみデータベー
ス21の情報の処理を許可する。これにより、各ユーザ
がデータベース21に蓄積された情報の処理中に席を外
すなどしてコンピュータ3aから離れると、認証手段3
5で認証エラーとなるため、他人にその情報を処理され
ることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベースに蓄
積される情報を処理する情報処理システムに係り、より
詳しくは、セキュリティ保護された情報処理システム、
情報処理プログラム、情報処理プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体および情報処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットやイントラネットで標準
的に用いられるドキュメントシステムであるWWW(ワ
ールド・ワイド・ウェブ)では、HTML(Hyper
Text Markup Language)という言
語で記述されたウェブページを閲覧するために、ブラウ
ザといわれる情報処理ソフトウェアが用いられる。ブラ
ウザによれば、ネットワーク上のウェブサーバからファ
イル転送を行い、HTMLで記述されたハイパーテキス
トを解読し表示することができる。
【0003】ところで、現在、IT(Informat
ion Technology)技術の急速な進展によ
り、インターネットなどオープンなネットワーク環境を
利用した非対面の商取引が急速に立ち上がりつつある。
非対面商取引においては、本人性の証明(認証)の際、
現在広く用いられているパスワード方式に比べ、より強
固な認証が必要とされる。より強固な認証方式として、
生体認証の重要性が高まっており、生体認証としては個
人の特徴である指紋、掌形、顔、虹彩や声紋などの各方
法が知られている。
【0004】従来のウェブページ上における生体認証
は、次の手順で行われる。ユーザは、まずコンピュータ
上でブラウザを起動し、目的とするウェブサイトのUR
L(Uniform Resource Locato
r)アドレスを入力する。ブラウザは、入力されたUR
Lアドレスの指し示す場所にあるハイパーテキストを取
得し、コンピュータ上にログイン用のウェブページを表
示する。このウェブページでは、ユーザIDの入力が求
められる。
【0005】ユーザが、コンピュータのキーボードより
ユーザIDを入力すると、この入力されたユーザIDは
ブラウザから認証サーバへ送信され、認証サーバにおい
て予め登録されたユーザIDと照合される。認証サーバ
は、このユーザIDに対応する指紋のデータをユーザの
コンピュータへ転送する。そして、コンピュータは、指
紋読取装置によりユーザの指紋を読み取り、認証サーバ
から転送された指紋のデータと比較することによりユー
ザの認証を行う。認証が完了した後、ユーザは目的とす
るウェブサイト内の閲覧を自由に行うことが可能とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の認証方法で
は、目的とするウェブサイトに入る際、最初に入室のた
めの指紋認証を行うだけであり、一旦認証された後はそ
のウェブサイト内を自由に閲覧することができる。した
がって、そのウェブサイトの閲覧途中でユーザがコンピ
ュータの前から離れた場合、他人がこのコンピュータを
操作しても自由に閲覧することが可能である。また、こ
のような認証方法は、その他の情報処理ソフトウェアに
おいても同様に採用されており、情報処理の途中で他人
がコンピュータを操作した場合であっても自由に情報を
処理することが可能となっている。
【0007】すなわち、従来の認証方法では、指紋認証
は最初の一回だけであり、その後はセキュリティ上の保
護はされない。そのため、ユーザは、認証された情報処
理システムにおいて情報処理の途中で席を外す場合、必
ず一旦情報処理ソフトウェアを終了させてからコンピュ
ータの前を離れなければならず、この終了処理を忘れて
席を外すと情報が盗用されてしまう恐れがある。
【0008】そこで、本発明においては、認証によって
保護された情報へのアクセス中におけるセキュリティ性
を向上させた情報処理システム、情報処理プログラム、
情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体および情報処理方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理システ
ムは、各ユーザの生体的特徴を表す生体認証データを各
ユーザに対応する教師データとして蓄積する第1のデー
タベースと、保護すべき情報を蓄積する第2のデータベ
ースと、第2のデータベースの情報を処理する情報処理
手段と、ユーザの生体認証データを入力する生体認証デ
ータ入力手段と、生体認証データ入力手段により予め設
定されたタイミングで入力された生体認証データと教師
データとを比較することにより情報処理手段による情報
処理を認証する認証手段とを有するものである。
【0010】本発明の情報処理システムによれば、各ユ
ーザが第2のデータベースに保護された情報を情報処理
手段により処理するに際し、各ユーザが保護された情報
の処理の途中でも予め設定されたタイミングで適時生体
認証が行われ、認証エラーが発生した場合には情報の処
理を容認しないことで他人がこの情報を処理することが
できなくなるため、セキュリティ性を向上させることが
可能となる。ここで、情報の処理とは、情報の閲覧、追
加、更新や削除等をいう。
【0011】また、本発明の情報処理システムは、前記
第1のデータベースを管理する管理装置、前記第2のデ
ータベースを管理するサーバ装置、および、前記情報処
理手段と前記生体認証データ入力手段と前記認証手段と
を有する情報処理装置により構成し、情報処理装置は、
さらに、ユーザの識別情報を入力する識別情報入力手段
と、識別情報入力手段により入力された識別情報を管理
装置へ送信しこの識別情報に対応するユーザの教師デー
タを要求する手段と、管理装置から転送された教師デー
タを記憶する記憶手段とを有し、認証手段は、教師デー
タとして記憶手段に記憶した教師データを用いるものと
し、管理装置は、情報処理装置から送信された識別情報
に基づいて第1のデータベースを検索しこの識別情報に
対応するユーザの教師データを取得する手段と、この取
得した教師データを情報処理装置へ転送する手段とを有
するものとすることができる。
【0012】これにより、各ユーザが情報処理装置によ
りサーバ装置へ接続して第2のデータベースに保護され
た情報を処理する際、ユーザが入力した識別情報に対応
する教師データが第1のデータベースから情報処理装置
に転送され、この教師データと情報処理装置に入力され
た生体認証データとを予め設定されたタイミングで比較
することで適時生体認証を行うことができる。すなわ
ち、各ユーザが保護された情報の処理途中で席を外すな
どして情報処理装置から離れても生体認証でエラーとな
り、他人がこの情報を処理することができなくなる。
【0013】また、本発明の情報処理システムは、前記
第1のデータベースを管理する管理装置、前記第2のデ
ータベースを管理するサーバ装置、および、前記情報処
理手段と前記生体認証データ入力手段と前記認証手段と
を有する情報処理装置とにより構成し、管理装置は、さ
らに、第1のデータベースに蓄積するすべての教師デー
タを情報処理装置へ転送する手段を有し、情報処理装置
は、さらに、管理装置から転送されたすべての教師デー
タを記憶する記憶手段を有し、認証手段は、教師データ
として記憶手段に記憶した教師データを用いるものとす
ることができる。
【0014】これにより、各ユーザが情報処理装置によ
りサーバ装置へ接続して第2のデータベースに保護され
た情報を処理する際、第1のデータベースに蓄積された
すべての教師データが情報処理装置に転送され、情報処
理装置に入力された生体認証データに該当する教師デー
タがこの転送された教師データ中に存在するか否かを予
め設定されたタイミングで検査することで適時生体認証
を行うことができる。
【0015】また、本発明の情報処理システムは、前記
第1のデータベースを管理する管理装置、前記第2のデ
ータベースを管理するサーバ装置、および、前記情報処
理手段と前記生体認証データ入力手段と前記認証手段と
を有する情報処理装置により構成し、情報処理装置は、
さらに、生体認証データ入力手段により入力された生体
認証データを管理装置へ送信しこの生体認証データと教
師データとを比較することにより情報処理手段による情
報処理の認証を要求する手段と、管理装置から転送され
た教師データを記憶する記憶手段とを有し、認証手段
は、教師データとして記憶手段に記憶した教師データを
用いるものとし、管理装置は、情報処理装置から送信さ
れた生体認証データと教師データとを比較することによ
り情報処理手段による情報処理を認証するとともに該当
する教師データを情報処理装置へ転送する手段を有する
ものとすることができる。
【0016】これにより、各ユーザが情報処理装置によ
りサーバ装置へ接続して第2のデータベースに保護され
た情報を処理する際、情報処理装置に入力された生体認
証データを管理装置へ送信して、この送信された生体認
証データに該当する教師データが第1のデータベースに
蓄積された教師データ中に存在するか否かを検査して生
体認証するとともに、この送信された生体認証データに
該当する教師データが情報処理装置に転送され、この教
師データと情報処理装置に入力された生体認証データと
を予め設定されたタイミングで比較することで適時生体
認証を行うことができる。
【0017】また、本発明の情報処理システムは、前記
第1のデータベースを管理するとともに前記認証手段を
備える管理装置、前記第2のデータベースを管理するサ
ーバ装置、および、前記情報処理手段と前記生体認証デ
ータ入力手段とを有する情報処理装置により構成し、情
報処理装置は、さらに、生体認証データ入力手段により
入力された生体認証データを管理装置へ送信し認証手段
による認証を要求する手段を有するものとすることがで
きる。
【0018】これにより、各ユーザが情報処理装置によ
りサーバ装置へ接続して第2のデータベースに保護され
た情報を処理する際、予め設定されたタイミングで情報
処理装置に入力された生体認証データを管理装置へ送信
して、この送信された生体認証データに該当する教師デ
ータが第1のデータベースに蓄積された教師データ中に
存在するか否かを検査することで適時生体認証を行うこ
とができる。
【0019】ここで、認証手段は、第2のデータベース
から情報処理装置に取得した情報の画面表示は容認する
が、外部への記録および出力は容認しないものとするの
が望ましい。これにより、第2のデータベースから取得
した情報を外部に持ち出すことが一切できなくなり、さ
らにセキュリティ性を向上させることができる。
【0020】なお、外部への記録および出力とは、ハー
ドディスク、CD−ROM、フレキシブルディスクや光
磁気ディスクなどの外部記録媒体への記録、プリンタな
どの印刷装置による用紙やその他のシートなどへの印刷
出力、インターネット、専用線または公衆回線などの通
信回線を介した外部装置への出力を指す。
【0021】また、認証手段による認証のタイミング
は、所定の時間間隔ごと、サーバ装置へ接続して第2の
データベースの情報にアクセスする都度、特定の情報へ
アクセスする都度、または、アクセスする情報の対象を
変更した際などに行うことが可能である。
【0022】本発明の情報処理プログラムは、ユーザの
生体認証データを入力する生体認証データ入力手段を備
え、各ユーザの生体的特徴を表す生体認証データを各ユ
ーザに対応する教師データとして蓄積する第1のデータ
ベースを管理する管理装置および保護すべき情報を蓄積
する第2のデータベースを管理するサーバ装置に接続す
るコンピュータを、サーバ装置に接続して第2のデータ
ベースの情報を処理する情報処理手段、生体認証データ
入力手段により予め設定されたタイミングで入力された
生体認証データと教師データとを比較することにより情
報処理手段による情報処理を認証する認証手段として機
能させるものである。
【0023】本発明の情報処理プログラムをインターネ
ット、専用線または公衆回線などの通信回線や、ハード
ディスク、CD−ROM、フレキシブルディスクまたは
光磁気ディスクなどのコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を介してコンピュータへ供給するか、あるいは、予
めコンピュータ内のメモリへ記録しておき、コンピュー
タによって実行することで、上記本発明の情報処理シス
テムと同様の作用を得ることができる。すなわち、上記
本発明の情報処理プログラムを実行するコンピュータに
よりサーバ装置へ接続して第2のデータベースに保護さ
れた情報を処理する際、各ユーザが保護された情報の処
理の途中でも予め設定されたタイミングで適時生体認証
が行われ、認証エラーが発生した場合には情報の処理を
容認しないことで他人がこの情報を処理することができ
なくなり、セキュリティ性を向上させることが可能とな
る。
【0024】また、本発明の情報処理プログラムは、コ
ンピュータを、さらに、ユーザの識別情報を入力する識
別情報入力手段、識別情報入力手段により入力された識
別情報を管理装置へ送信しこの識別情報に対応する教師
データを要求する手段、管理装置が要求に基づいて第1
のデータベースを検索した結果として転送された教師デ
ータを記憶する記憶手段として機能させ、認証手段を、
教師データとして記憶手段に記憶した教師データを用い
るものとするプログラムとすれば、各ユーザがこの情報
処理プログラムを実行したコンピュータによりサーバ装
置へ接続して第2のデータベースに保護された情報を処
理する際、ユーザが入力した識別情報に対応する教師デ
ータが第1のデータベースからこのコンピュータに転送
され、この教師データと情報処理装置に入力された生体
認証データとを予め設定されたタイミングで比較するこ
とで適時生体認証が行われるようになる。
【0025】また、本発明の情報処理プログラムは、コ
ンピュータを、さらに、管理装置から転送された第1の
データベースに蓄積するすべての教師データを記憶する
記憶手段として機能させ、認証手段を、教師データとし
て記憶手段に記憶した教師データを用いるものとするプ
ログラムとすれば、各ユーザがこの情報処理プログラム
を実行したコンピュータによりサーバ装置へ接続して第
2のデータベースに保護された情報を処理する際、第1
のデータベースに蓄積されたすべての教師データがこの
コンピュータに転送され、コンピュータに入力された生
体認証データに該当する教師データがこの転送された教
師データ中に存在するか否かを予め設定されたタイミン
グで検査することで適時生体認証が行われるようにな
る。
【0026】また、本発明の情報処理プログラムは、コ
ンピュータを、さらに、生体認証データ入力手段により
入力された生体認証データを管理装置へ送信しこの生体
認証データと教師データとを比較することにより情報処
理手段による情報処理の認証を要求する手段、管理装置
から転送された教師データを記憶する記憶手段として機
能させ、認証手段を、教師データとして記憶手段に記憶
した教師データを用いるものとするプログラムとすれ
ば、各ユーザがこの情報処理プログラムを実行したコン
ピュータによりサーバ装置へ接続して第2のデータベー
スに保護された情報を処理する際、このコンピュータに
入力された生体認証データを管理装置へ送信して、この
送信された生体認証データに該当する教師データが第1
のデータベースに蓄積された教師データ中に存在するか
否かを検査して生体認証するとともに、この送信された
生体認証データに該当する教師データが情報処理装置に
転送され、この教師データと情報処理装置に入力された
生体認証データとを予め設定されたタイミングで比較す
ることで適時生体認証が行われるようになる。
【0027】また、本発明の情報処理プログラムは、ユ
ーザの生体認証データを入力する生体認証データ入力手
段を備え、各ユーザの生体的特徴を表す生体認証データ
を各ユーザの識別情報に対応する教師データとして蓄積
する第1のデータベースを管理するとともに生体認証デ
ータ入力手段により予め設定されたタイミングで入力さ
れた生体認証データと教師データとを比較することによ
り認証を行う管理装置および保護すべき情報を蓄積する
第2のデータベースを管理するサーバ装置に接続するコ
ンピュータを、サーバ装置に接続して第2のデータベー
スの情報を処理する情報処理手段、生体認証データ入力
手段により入力された生体認証データを管理装置へ送信
し認証手段による認証を要求する手段として機能させる
ものである。
【0028】これにより、各ユーザがこの情報処理プロ
グラムを実行するコンピュータによりサーバ装置へ接続
して第2のデータベースに保護された情報を処理する
際、予め設定されたタイミングでこのコンピュータに入
力された生体認証データを管理装置へ送信して、この送
信された生体認証データに該当する教師データが第1の
データベースに蓄積された教師データ中に存在するか否
かを検査することで適時生体認証が行われるようにな
る。
【0029】本発明の情報処理プログラムは、上記認証
手段を、第2のデータベースからコンピュータに取得し
た情報の画面表示は容認するが、外部への記録および出
力は容認しないものとするプログラムであることが望ま
しい。これにより、第2のデータベースからコンピュー
タに取得した情報を外部に持ち出すことが一切できなく
なる。
【0030】本発明の情報処理方法は、各ユーザの生体
的特徴を表す生体認証データを各ユーザに対応する教師
データとして蓄積する第1のデータベースを管理する管
理装置と、保護すべき情報を蓄積する第2のデータベー
スを管理するサーバ装置と、第2のデータベースの情報
を処理する情報処理手段、ユーザの識別情報を入力する
識別情報入力手段およびユーザの生体認証データを入力
する生体認証データ入力手段を備える情報処理装置とに
よる情報処理方法であって、情報処理装置がサーバ装置
に接続して第2のデータベースの情報を処理するに際
し、情報処理装置が、識別情報入力手段により入力され
たユーザの識別情報を管理装置へ送信しこの識別情報に
対応するユーザの教師データを要求するステップと、管
理装置が、情報処理装置から送信された識別情報に基づ
いて第1のデータベースを検索し、この識別情報に対応
するユーザの教師データを取得するステップと、管理装
置が、取得した教師データを情報処理装置へ転送するス
テップと、情報処理装置が、管理装置から転送された教
師データを記憶手段に記憶するステップと、情報処理装
置が、生体認証データ入力手段により予め設定されたタ
イミングで入力された生体認証データと記憶手段に記憶
された教師データとを比較することにより情報処理手段
による情報処理を認証するステップとを含む。
【0031】本発明によれば、各ユーザが情報処理装置
によりサーバ装置へ接続して第2のデータベースに保護
された情報を処理する際、ユーザが入力した識別情報に
対応する教師データが第1のデータベースから情報処理
装置に転送され、この教師データと情報処理装置に入力
された生体認証データとを予め設定されたタイミングで
比較することで適時生体認証を行うことができる。
【0032】また、本発明の情報処理方法は、各ユーザ
の生体的特徴を表す生体認証データを各ユーザに対応す
る教師データとして蓄積する第1のデータベースを管理
する管理装置と、保護すべき情報を蓄積する第2のデー
タベースを管理するサーバ装置と、第2のデータベース
の情報を処理する情報処理手段およびユーザの生体認証
データを入力する生体認証データ入力手段を備える情報
処理装置とによる情報処理方法であって、情報処理装置
がサーバ装置に接続して第2のデータベースの情報を処
理するに際し、管理装置が、第1のデータベースに蓄積
するすべての教師データを情報処理装置へ転送するステ
ップと、情報処理装置が、管理装置から転送されたすべ
ての教師データを記憶手段に記憶するステップと、情報
処理装置が、生体認証データ入力手段により予め設定さ
れたタイミングで入力された生体認証データと記憶手段
に記憶された教師データとを比較することにより情報処
理手段による情報処理を認証するステップとを含む。
【0033】本発明によれば、各ユーザが情報処理装置
によりサーバ装置へ接続して第2のデータベースに保護
された情報を処理する際、第1のデータベースに蓄積さ
れたすべての教師データが情報処理装置に転送され、情
報処理装置に入力された生体認証データに該当する教師
データがこの転送された教師データ中に存在するか否か
を予め設定されたタイミングで検査することで適時生体
認証を行うことができる。
【0034】さらに、本発明の認証のステップが、生体
認証データと一致した教師データを記憶手段に記憶して
おき、この記憶した教師データに基づいて以後の認証を
行うものとすれば、一旦認証が完了したユーザ以外の生
体認証データでは第2のデータベースに保護された情報
を処理することができなくなる。
【0035】また、本発明の情報処理方法は、各ユーザ
の生体的特徴を表す生体認証データを各ユーザに対応す
る教師データとして蓄積する第1のデータベースを管理
する管理装置と、保護すべき情報を蓄積する第2のデー
タベースを管理するサーバ装置と、第2のデータベース
の情報を処理する情報処理手段およびユーザの生体認証
データを入力する生体認証データ入力手段を備える情報
処理装置とによる情報処理方法であって、情報処理装置
がサーバ装置に接続して第2のデータベースの情報を処
理するに際し、情報処理装置が、生体認証データ入力手
段により入力された生体認証データを管理装置へ送信し
この生体認証データと教師データとを比較することによ
り情報処理手段による情報処理の認証を要求するステッ
プと、管理装置が、情報処理装置から送信された生体認
証データと教師データとを比較することにより情報処理
手段による情報処理を認証するとともに該当する教師デ
ータを情報処理装置へ転送するステップと、情報処理装
置が、管理装置から転送された教師データを記憶手段に
記憶するステップと、情報処理装置が、生体認証データ
入力手段により予め設定されたタイミングで入力された
生体認証データと記憶手段に記憶された教師データとを
比較することにより情報処理手段による情報処理を認証
するステップとを含む。
【0036】本発明によれば、各ユーザが情報処理装置
によりサーバ装置へ接続して第2のデータベースに保護
された情報を処理する際、情報処理装置に入力された生
体認証データを管理装置へ送信して、この送信された生
体認証データに該当する教師データが第1のデータベー
スに蓄積された教師データ中に存在するか否かを検査し
て生体認証するとともに、この送信された生体認証デー
タに該当する教師データが情報処理装置に転送され、こ
の教師データと情報処理装置に入力された生体認証デー
タとを予め設定されたタイミングで比較することで適時
生体認証を行うことができる。
【0037】また、上記本発明の情報処理方法は、情報
処理装置による第2のデータベースの情報処理が終了し
た後、記憶手段に記憶されたすべての教師データを消去
するステップを含むことが望ましい。これにより、各ユ
ーザが保護された情報の処理を終了した後に情報処理装
置を離れても、教師データが情報処理装置内に保持され
ないため、この教師データが悪用される心配がなくな
る。
【0038】また、本発明の情報処理方法は、各ユーザ
の生体的特徴を表す生体認証データを各ユーザに対応す
る教師データとして蓄積する第1のデータベースを管理
する管理装置と、保護すべき情報を蓄積する第2のデー
タベースを管理するサーバ装置と、第2のデータベース
の情報を処理する情報処理手段およびユーザの生体認証
データを入力する生体認証データ入力手段を備える情報
処理装置とによる情報処理方法であって、情報処理装置
がサーバ装置に接続して第2のデータベースの情報を処
理するに際し、情報処理装置が、生体認証データ入力手
段により予め設定されたタイミングで入力された生体認
証データを管理装置へ送信し、認証手段による認証を要
求するステップと、管理装置が、情報処理装置から送信
された生体認証データと第1のデータベースに蓄積する
教師データとを比較することにより情報処理手段による
情報処理を認証するステップとを含む。
【0039】本発明によれば、各ユーザが情報処理装置
によりサーバ装置へ接続して第2のデータベースに保護
された情報を処理する際、予め設定されたタイミングで
情報処理装置に入力された生体認証データを管理装置へ
送信して、この送信された生体認証データに該当する教
師データが第1のデータベースに蓄積された教師データ
中に存在するか否かを検査することで適時生体認証を行
うことができる。
【0040】さらに、本発明の情報処理装置において、
管理装置が、生体認証データと一致した教師データに対
応するユーザの識別情報を情報処理装置へ送信するステ
ップと、情報処理装置が、管理装置から送信された識別
情報を記憶手段に記憶するステップと、情報処理装置
が、生体認証データ入力手段により予め設定されたタイ
ミングで入力された生体認証データと記憶手段に記憶さ
れた識別情報とを管理装置へ送信し、認証手段による認
証を要求するステップと、管理装置が、情報処理装置か
ら送信された識別情報に基づいて第1のデータベースを
検索し、この識別情報に対応するユーザの教師データを
取得し、この取得した教師データと情報処理装置から送
信された生体認証データとを比較することにより情報処
理手段による情報処理を認証するステップとを含むもの
とすれば、一旦認証が完了したユーザの識別情報に基づ
いて以後の適時生体認証が行われ、一旦認証が完了した
ユーザ以外の生体認証データでは第2のデータベースに
保護された情報を処理することができなくなる。
【0041】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
第1実施形態における情報処理システムとしてのブラウ
ジングシステムの全体を示す概略構成図、図2は図1の
ブラウジングシステムの機能構成を示すブロック図であ
る。
【0042】図において、本発明の第1実施形態におけ
るブラウジングシステムは、コンピュータネットワーク
としてのイントラネットN内にあって、生体認証のため
の各ユーザの教師データをデータベース11に蓄積し管
理する管理装置1、WWW(World Wide W
eb)でドキュメントファイルを提供するWWWサーバ
として機能するサーバ装置2a,2b,2c、および、
サーバ装置2a,2b,2cから取得したドキュメント
ファイルをブラウジングするWWWクライアントとして
機能する情報処理装置としてのコンピュータ3a,3
b,3cにより構成される。
【0043】データベース11には、各ユーザの生体的
特徴を表す生体認証データが、各ユーザの識別情報とし
てのユーザIDに対応する教師データとして蓄積されて
いる。本実施形態におけるブラウジングシステムでは、
各ユーザの生体的特徴としての指紋による認証方式を採
用するものとし、教師データは各ユーザについて予め入
力した指紋画像を符号化した指紋データとする。すなわ
ち、本実施形態において、データベース11には、各ユ
ーザの指紋データが各ユーザIDに対応する教師データ
として蓄積されている。
【0044】管理装置1は、コンピュータ3a〜3cか
ら送信されたユーザIDに基づいてデータベース11を
検索し、このユーザIDに対応する教師データを取得す
る検索する検索手段12、および、検索手段12により
取得した教師データを要求元のコンピュータ3a〜3c
へ転送する転送手段13を有する。
【0045】サーバ装置2a〜2cは、それぞれ保護す
べき情報を蓄積するデータベース21、および、データ
ベース21に蓄積された情報をWWWクライアントによ
って解釈し表示可能なマークアップ言語としてのHTM
L(HyperText Markup Langua
ge)により記述されたドキュメントファイルとして提
供するドキュメント提供手段22を有する。このドキュ
メントファイルには、文書の構造や体裁などの要素が定
義されており、画像データやURL(Uniform
Resource Locator)データが貼り込ま
れている。
【0046】コンピュータ3a〜3cは、ユーザIDを
入力する入力手段31、入力されたユーザIDに基づき
管理装置1に対して教師データを要求する教師データ要
求手段32、管理装置1から転送された教師データを記
憶する記憶手段33、ユーザの生体的特徴を表す生体認
証データとしての指紋画像を読み取る指紋読取手段3
4、読み取ったユーザの指紋画像に基づいてユーザ認証
を行う認証手段35、およびサーバ装置2a〜2cなど
から取得したドキュメントファイルを解釈して表示する
ブラウジング手段36を有する。
【0047】教師データ要求手段32は、入力手段31
によって入力されたユーザIDを管理装置1へ送信する
ことにより教師データを要求する。これに対して管理装
置1は、送信されたユーザIDに基づいてデータベース
11を検索し、取得した教師データを転送手段13によ
り転送する。転送された教師データは記憶手段33に一
時記憶される。
【0048】指紋読取手段34は、コンピュータ3a〜
3cに接続して使用するポインティングデバイス4に内
蔵されたものである。ポインティングデバイス4は、図
3に示すようにユーザが親指にて把持する部分に読み取
り窓5を備えているため、ユーザがポインティングデバ
イス4を操作してデータベース21に蓄積された情報を
処理している間、予め設定されたタイミングでユーザの
親指の指紋画像を適時読み取ることができる。指紋読取
手段34は、読み取ったユーザの親指の指紋画像を符号
化し、認証のための生体認証データとしてコンピュータ
3a〜3cへ入力する。
【0049】認証手段35は、指紋読取手段34により
入力した生体認証データと、記憶手段33へ記憶した教
師データとを比較し、両者が一致するか否かを判断する
ことによって、ポインティングデバイス4を操作すなわ
ちコンピュータ3a〜3cを操作しているユーザの認証
を行う。認証手段35は、認証したユーザに対してのみ
ブラウジング手段36によるデータベース21に蓄積さ
れた情報の処理を許可する。
【0050】このようなコンピュータ3a〜3cは、入
力手段31、教師データ要求手段32、記憶手段33、
認証手段35およびブラウジング手段36としてコンピ
ュータを機能させる情報処理プログラムとしてのブラウ
ジングプログラムを、ポインティングデバイス4を接続
したコンピュータに対して供給し、このコンピュータ上
で実行することによって実現される。
【0051】上記構成のブラウジングシステムによるイ
ントラネットN内のブラウジング処理について、図5お
よび図6のフロー図に基づいて説明する。なお、以下で
は、コンピュータ3aを用いてサーバ装置2aに接続
し、このサーバ装置2aのデータベース21内の情報に
アクセス、すなわちサーバ装置2内のウェブサイトを閲
覧する場合について説明する。
【0052】まず、ユーザは、ブラウジングプログラム
の実行によってコンピュータ3aを起動する。ここで、
コンピュータ3aには、図4に示すブラウザウィンドウ
40が表示される。
【0053】そして、図5のステップS101では、ユ
ーザが、このコンピュータ3aに表示されたブラウザウ
ィンドウ40のログオンボタン41をポインティングデ
バイス4によってクリックすると、コンピュータ3a
は、入力手段31によってユーザIDを入力するための
ログオンウィンドウ(図示せず)を表示する。
【0054】ステップS102では、ユーザが、ログオ
ンウィンドウからユーザIDを入力すると、コンピュー
タ3aは、入力されたユーザIDを用いて教師データ要
求手段32により管理装置1へ教師データを要求する。
ステップS103では、管理装置1は、検索手段12に
よりデータベース11を検索し、コンピュータ3aによ
り送信されたユーザIDに対応する教師データを取得す
る。
【0055】ステップS104では、管理装置1は、検
索手段12により取得した教師データを転送手段13に
よりコンピュータ3aへ転送する。ステップS105で
は、コンピュータ3aは、管理装置1から転送された教
師データを記憶手段33によって記憶する。ステップS
106では、コンピュータ3aは、図4に示す指紋入力
ウィンドウ42を表示し、指紋読取手段34によりユー
ザの指紋データを入力する。
【0056】ステップS107では、コンピュータ3a
は、ステップS105で記憶した教師データとステップ
S106で入力した指紋データとを認証手段35により
比較し、両者の一致または不一致を判断する。ここで、
両者が一致すれば次のステップS108のブラウジング
処理へ進み、不一致であればステップS109において
エラーログを管理装置1に登録する。
【0057】ステップS108では、ブラウザウィンド
ウ40のツールバー43のすべてのボタンが利用可能と
なり、ユーザはコンピュータ3aによって各サーバ装置
2a〜2cへ接続してデータベース21内の情報の閲覧
すなわちブラウジングを行うことが可能となる。ステッ
プS108またはステップS109の処理が終了する
と、ステップ110においてログオフ処理を行う。ログ
オフ処理では、コンピュータ3aの記憶手段33に記憶
している教師データを消去する。
【0058】図6はステップS108のブラウジング処
理の詳細を示すフロー図である。図6のステップS11
1では、ユーザは、コンピュータ3aにより閲覧するウ
ェブサイトを指定する。ここでは、コンピュータ3aに
図4に示すブラウザウィンドウ40に表示されているツ
ールバー43の中からポインティングデバイス4で任意
の項目を選択することによってウェブサイトを指定す
る。ステップS112では、コンピュータ3aは、指紋
読取手段34によりユーザの指紋データを入力する。
【0059】ステップS113では、コンピュータ3a
は、図5のステップS105で記憶しておいた教師デー
タとステップS112で入力した指紋データとを認証手
段35により比較し、両者の一致または不一致を判断す
る。ここで、両者が一致すれば次のステップS114の
処理へ進み、不一致であれば図5のステップS109へ
戻ってエラー処理を行う。
【0060】ステップS114では、コンピュータ3a
は、ステップS111で指定されたウェブサイトのドキ
ュメントファイルをサーバ装置2aに対して要求する。
ステップS115では、サーバ装置2aは、この要求さ
れたウェブサイトのドキュメントファイルをドキュメン
ト提供手段22によってコンピュータ3aへ送信する。
【0061】ステップS116では、コンピュータ3a
は、このサーバ装置2aから取得したドキュメントファ
イルをブラウジング手段36によって解釈し、表示(ブ
ラウジング)する。さらに、コンピュータ3aは、ステ
ップS117で所定時間(例えば、5分)の経過をカウ
ントした後、ステップS118で指紋読取手段34によ
りユーザの指紋データを入力する。すなわち、コンピュ
ータ3aは、ステップS117,S118の処理により
所定のタイミングでユーザの指紋データを入力する。
【0062】ステップS119では、コンピュータ3a
は、図5のステップS105で記憶しておいた教師デー
タとステップS118で入力した指紋データとを認証手
段35により比較し、両者の一致または不一致を判断す
る。ここで、両者が一致すればステップS120におい
てアクセスログをサーバ装置1に登録してステップS1
16のブラウジングを継続し、不一致であれば図5のス
テップS109へ戻ってエラー処理を行う。
【0063】以上のように、本実施形態におけるブラウ
ジングシステムは、ログオン時に入力手段31によって
入力されたユーザIDに基づいてデータベース11を検
索し、このユーザIDに対応する指紋認証のための教師
データをコンピュータ3a〜3cに記憶しておき、指紋
読取手段34により入力した指紋データと適時比較して
認証を行うものである。
【0064】すなわち、本実施形態におけるブラウジン
グシステムでは、まずログオン時に指紋認証(ステップ
S107)を行い、認証されたユーザのみがブラウザウ
ィンドウ40のツールバー43を操作することが可能と
なるため、他人はブラウザウィンドウ40を一切操作す
ることができず、サーバ装置2aへ接続してデータベー
ス21内の情報にアクセスすることができない。さら
に、特定の情報へアクセスする際、すなわちウェブサイ
ト指定時にも指紋認証(ステップS113)を行うた
め、他人はどのウェブサイトも全く閲覧することができ
ない。
【0065】そのうえ、ウェブサイト閲覧中においても
適時指紋認証(ステップS119)を行うため、各ユー
ザがウェブサイトの閲覧中に席を外すなどしてコンピュ
ータ3a〜3cから離れても、この生体認証でエラーと
なるため、他人がこのウェブサイトを閲覧することはで
きない。したがって、各ユーザは、ウェブサイトの閲覧
途中でコンピュータ3a〜3cの前から離れても、他人
にそのウェブサイトを見られることがなく、情報を盗用
される心配がない。
【0066】また、ブラウジング中にアクセスログを登
録することによって、どのユーザがどのウェブサイトを
閲覧したかが明白となるため、ユーザが不正アクセスす
るのを抑制することが可能となる。一方、指紋認証によ
ってエラーとなった際にエラーログを残すことによっ
て、次に同様の不正アクセスがなされた際の対策を行う
ことが可能となる。
【0067】また、図7は図6に示すステップS116
のブラウジング時の処理例を示すフロー図である。ステ
ップS116のブラウジング時、前述のように、サーバ
装置2aのデータベース21から取得した情報は、通
常、ブラウジング手段36によって画面上に表示される
だけである(ステップS121)。ここで、ユーザがコ
ンピュータ3aへこの取得した情報をプリンタによる用
紙への印刷出力や、ハードディスクへの保存出力を指示
すると(ステップS122)、ブラウジング手段36は
この出力指示をキャンセルする(ステップS123)。
【0068】このように、本実施形態における情報処理
システムでは、サーバ装置2aのデータベースに保護さ
れた情報は、コンピュータ3a上への画面表示のみ容認
され、外部への記録および出力は容認されない。したが
って、ユーザはデータベース21から取得した情報を外
部へ持ち出すことが一切できなくなり、本実施形態にお
ける情報処理システムのセキュリティ性がさらに向上す
る。
【0069】また、本実施形態における情報処理システ
ムは、1種の指紋データのみによって認証を行うもので
あるが、複数の生体認証データを組み合わせて認証を行
うものとすることが可能である。例えば、予め設定され
たタイミングで親指、人差指や中指などの異なる指の指
紋データにより認証を行ったり、指紋の他、掌形、顔、
虹彩、声紋や筆跡などの異なる生体認証データの組み合
わせにより行ったりすることが可能である。
【0070】(実施の形態2)図8は本発明の第2実施
形態におけるブラウジングシステムの機能構成を示すブ
ロック図である。本発明の第2実施形態におけるブラウ
ジングシステムは、全体としては図1に示す構成とほぼ
同じであるが、図8に示す管理装置6、サーバ装置2a
およびコンピュータ7により構成されるものとする。な
お、第1実施形態において説明したものと同様の構成手
段については同じ符号を付して説明する。
【0071】図8において、コンピュータ7は、図2に
示すコンピュータ3a〜3cから入力手段31を省略し
た構成である。また、コンピュータ7の教師データ要求
手段32は、管理装置6に対してデータベース11に蓄
積するすべての教師データを要求するものであり、記憶
手段33は、管理装置6から転送されたすべての教師デ
ータを記憶するものである。認証手段35は、指紋読取
手段34により入力したユーザの指紋データと記憶手段
33に記憶した教師データとを順次比較することによっ
てユーザ認証を行うものである。
【0072】管理装置6の検索手段12は、コンピュー
タ7の要求に基づいてデータベース11に蓄積するすべ
ての教師データを取得するものであり、転送手段13は
この取得したすべての教師データを要求元のコンピュー
タ7に転送するものである。
【0073】次に、図9のフロー図に基づいて、本発明
の第2実施形態におけるブラウジングシステムによるブ
ラウジング処理について説明する。まず、ユーザがブラ
ウジングプログラムの実行によってコンピュータ7を起
動すると、ステップS201において、コンピュータ7
の教師データ要求手段32は、管理装置6に対してデー
タベース11に蓄積するすべての教師データを要求す
る。
【0074】ステップS202では,管理装置6は、検
索手段12によりデータベース11を検索し、データベ
ース11に蓄積するすべての教師データを取得する。ス
テップS203では、管理装置6は、この取得した教師
データを転送手段13により要求元のコンピュータ7へ
転送する。
【0075】ステップS204では、コンピュータ7
は、管理装置6から転送されたすべての教師データを記
憶手段33によって記憶する。ステップS205では、
コンピュータ7は、図4に示す指紋入力ウィンドウ42
を表示し、ステップS206では、指紋読取手段34に
よりユーザの指紋データを入力する。
【0076】ステップS207では、コンピュータ7
は、ステップS204で記憶手段33に記憶した教師デ
ータとステップS206で入力した指紋データとを認証
手段35により比較し、両者の一致または不一致を判断
する。ここで、両者が不一致であればステップS208
において比較に用いた教師データが記憶手段33に記憶
した最後の教師データであるか否かを判断し、最後の教
師データでない場合には、ステップS207に戻って記
憶手段33に記憶した次の教師データとの比較を行う。
【0077】ステップS207において教師データと指
紋データとが一致した場合、ステップS209において
この一致した教師データを認証済みのユーザの教師デー
タとして記憶手段33に記憶し、続くステップS210
においてブラウジング処理を行うことが可能となる。な
お、このブラウジング処理の詳細については、第1実施
形態で説明した図6の処理と同様であるが、ステップS
113,S119における以後の指紋認証は、ステップ
S209において記憶手段33へ記憶した認証済みのユ
ーザの教師データに基づいて行う。なお、ステップS2
08において最後の教師データであった場合には、指紋
データに該当する教師データが存在しないと判断し、ス
テップS211においてエラーログを登録する。
【0078】ステップS210のブラウジング処理が終
了するか、あるいは、ステップS211のエラーログ登
録が終了すると、ステップS212においてログオフ処
理を行う。このログオフ処理では、コンピュータ7の記
憶手段33に記憶しているすべての教師データを消去す
る。
【0079】以上のように、第2実施形態におけるブラ
ウジングシステムでは、各ユーザがコンピュータ7によ
りサーバ装置2aへ接続してデータベース21に保護さ
れた情報を処理する際、各ユーザのユーザIDを入力す
ることなく、管理装置6によってデータベース11に蓄
積されたすべての教師データがこのコンピュータ7に転
送され、コンピュータ7に入力された指紋データに該当
する教師データがこの転送された教師データ中に存在す
るか否かを予め設定されたタイミングで検査すること
で、適時生体認証が行われる。
【0080】また、本実施形態におけるブラウジングシ
ステムでは、ステップS207において生体認証データ
と一致した教師データをステップS208において記憶
手段33に記憶しておき、この記憶した教師データに基
づいて以後の認証を行うようにしているため、一旦認証
が完了したユーザ以外の生体認証データでは第2のデー
タベースに保護された情報を処理することができなくな
る。
【0081】(実施の形態3)図10は本発明の第3実
施形態におけるブラウジングシステムの機能構成を示す
ブロック図である。本発明の第3実施形態におけるブラ
ウジングシステムは、全体としては図1に示す構成とほ
ぼ同じであるが、図10に示す管理装置8、サーバ装置
2aおよびコンピュータ9により構成されるものとす
る。なお、第1実施形態において説明したものと同様の
構成手段については同じ符号を付して説明する。
【0082】図10において、コンピュータ9は、記憶
手段33、指紋読取手段34、認証手段35およびブラ
ウジング手段36を備え、図2に示す教師データ要求手
段32に代えて認証要求手段37を備えた構成である。
認証要求手段37は、指紋読取手段34により入力した
指紋データを管理装置8へ送信することによりユーザ認
証を要求するものである。
【0083】管理装置8は、第1実施形態において説明
したのものと同様のデータベース11、および、コンピ
ュータ9からの要求に基づいてユーザ認証を行う認証手
段14を備える。認証手段14は、コンピュータ9から
送信された指紋データとデータベース11に蓄積する教
師データとを比較することによりコンピュータ9による
データベース21の情報の取得を認証するとともに該当
する教師データをコンピュータ9へ転送するものであ
る。この管理装置8からコンピュータ9へ転送された教
師データは、認証済みのユーザの教師データとしてコン
ピュータ9の記憶手段33へ記憶され、認証手段35に
よる認証に用いられる。
【0084】次に、図11のフロー図に基づいて、本発
明の第3実施形態におけるブラウジングシステムによる
ブラウジング処理について説明する。まず、ユーザがブ
ラウジングプログラムの実行によってコンピュータ7を
起動すると、ステップS301において、コンピュータ
7は、図4に示す指紋入力ウィンドウ42を表示する。
【0085】ステップS302では、コンピュータ7
は、指紋読取手段34によりユーザの指紋データを入力
する。ステップS302では、コンピュータ7は、認証
要求手段37により、ユーザの指紋データを管理装置8
へ送信し、ユーザ認証を要求する。
【0086】ステップS304では、管理装置8は、認
証手段14によりデータベース11を検索し、1つの教
師データを取得し、ステップS305では、この取得し
た教師データとコンピュータ7から送信されたユーザの
指紋データとを比較し、両者の一致または不一致を判断
する。ここで、両者が不一致であれば、認証手段14
は、ステップS306において比較に用いた教師データ
がデータベース11の最後の教師データであるか否かを
判断し、最後の教師データでない場合には、ステップS
304に戻って次の教師データを取得する。
【0087】ステップS305において教師データと指
紋データとが一致した場合、管理装置8は、ステップS
307においてこの一致した教師データを認証済みのユ
ーザの教師データとしてコンピュータ9へ送信する。一
方、コンピュータ9は、ステップS308においてこの
送信された教師データを記憶手段33に記憶し、続くス
テップS309においてブラウジング手段36によるブ
ラウジング処理を行うことが可能となる。なお、このブ
ラウジング処理の詳細については、第1実施形態で説明
した図6の処理と同様であるが、ステップS113,S
119における指紋認証は、ステップS308において
記憶手段33へ記憶した教師データに基づいて行う。な
お、ステップS306において最後の教師データであっ
た場合には、指紋データに該当する教師データが存在し
ないと判断し、ステップS310においてエラーログを
登録する。
【0088】ステップS309のブラウジング処理が終
了するか、あるいは、ステップS310のエラーログ登
録が終了すると、ステップS311においてログオフ処
理を行う。
【0089】以上のように、第3実施形態におけるブラ
ウジングシステムでは、各ユーザがコンピュータ9によ
りサーバ装置2aへ接続してデータベース21に保護さ
れた情報を処理する際、各ユーザのユーザIDを入力す
ることなく、予め設定されたタイミングでコンピュータ
9に入力された指紋データを管理装置8へ送信して、こ
の送信された指紋データに該当する教師データがデータ
ベース11に蓄積された教師データ中に存在するか否か
を検査することで生体認証が行われるとともに、この認
証済みの教師データがコンピュータ9に転送され、コン
ピュータ9においてこの認証済みの教師データに基づい
て適時生体認証が行われる。
【0090】なお、第3実施形態においては、各ユーザ
がコンピュータ9によりサーバ装置2aへ接続して第2
のデータベースに保護された情報を処理する際、コンピ
ュータ9に入力された生体認証データを管理装置8へ送
信して、この送信された生体認証データに該当する教師
データがデータベース11に蓄積された教師データ中に
存在するか否かを検査して生体認証するとともに、この
送信された生体認証データに該当する教師データをコン
ピュータ9に転送し、この教師データとコンピュータに
入力された生体認証データとを予め設定されたタイミン
グで比較することにより適時生体認証を行う構成として
いるが、コンピュータ9に予め設定されたタイミングで
入力された生体認証データを管理装置8へその都度送信
し、管理装置8側において適時生体認証を行う構成とす
ることも可能である。
【0091】(実施の形態4)図12は本発明の第4実
施形態におけるブラウジングシステムの機能構成を示す
ブロック図である。本発明の第4実施形態におけるブラ
ウジングシステムは、図10に示す構成とほぼ同じであ
るが、図12に示す管理装置8、サーバ装置2aおよび
コンピュータ10により構成されるものとする。なお、
第3実施形態において説明したものと同様の構成手段に
ついては同じ符号を付して説明する。
【0092】図12において、コンピュータ10は、記
憶手段33、指紋読取手段34、認証手段35、ブラウ
ジング手段36および認証要求手段37を備えた構成で
ある。認証要求手段37は、ログオン時に指紋読取手段
34により入力した指紋データを管理装置8へ送信する
ことによりユーザ認証を要求するとともに、一旦認証が
完了した後は、指紋読取手段34により入力した指紋デ
ータおよび記憶手段33へ記憶したユーザの識別情報を
管理装置8へ送信することによりユーザ認証を要求する
ものである。
【0093】管理装置8は、データベース11および認
証手段14を備えた構成である。認証手段14は、コン
ピュータ10から送信された指紋データとデータベース
11に蓄積する教師データとを比較することによりコン
ピュータ10によるログオンを認証するとともに、認証
が完了したユーザの識別情報をコンピュータ10へ送信
する。また、コンピュータ10から指紋データおよび識
別情報が送信された際、この識別情報に基づいてデータ
ベース11を検索して該当するユーザの教師データを取
得し、この教師データと送信された指紋データとを比較
することによりコンピュータ10によるデータベース2
1の情報の取得を認証する。
【0094】次に、図13および図14のフロー図に基
づいて、本発明の第4実施形態におけるブラウジングシ
ステムによるブラウジング処理について説明する。な
お、図13に示すステップS401からステップS40
6までの処理については、図11に示すステップS30
1からステップS306までの処理と同様につき、ここ
での説明を省略する。ステップS405において教師デ
ータと指紋データとが一致した場合、管理装置8は、ス
テップS407においてこの一致した教師データに対応
するユーザの識別情報を認証済みのユーザの識別情報と
してコンピュータ10へ送信する。
【0095】コンピュータ10は、ステップS408に
おいてこの送信された識別情報を記憶手段33に記憶
し、続くステップS409においてブラウジング手段3
6によるブラウジング処理を行うことが可能となる。ス
テップS409のブラウジング処理が終了するか、ある
いは、ステップS410のエラーログ処理が終了する
と、ステップS411においてログオフ処理を行う。
【0096】図14は図13に示すステップS409の
ブラウジング処理の詳細を示すフロー図である。ステッ
プS421では、コンピュータ10によりブラウジング
を行い、ステップS422で所定時間の経過をカウント
した後、ステップS423で指紋読取手段34によりユ
ーザの指紋データを入力する。ステップS424では、
コンピュータ10は、ステップS423で入力した指紋
データと、図13のステップS408で記憶しておいた
識別情報とを認証要求手段37により管理装置8へ送信
し、これらに基づく認証処理を要求する。
【0097】ステップS425では、管理装置8は、コ
ンピュータ10より送信された識別情報に基づいてデー
タベース11を検索し、該当するユーザの教師データを
取得する。ステップS426では、管理装置8は、コン
ピュータ10により送信された指紋データと、ステップ
S425で取得した教師データとを認証手段14により
比較し、両者の一致または不一致を判断する。ここで、
両者が一致すればステップS427においてアクセスロ
グを管理装置8に登録してステップS421のブラウジ
ングを継続し、不一致であればステップS428におい
てエラーログを管理装置8に登録し、ステップS429
のログオフ処理を行う。
【0098】以上のように、第4実施形態におけるブラ
ウジングシステムでは、各ユーザがコンピュータ10に
よりサーバ装置2aへ接続してデータベース21に保護
された情報を処理する際、各ユーザのユーザIDを入力
することなく、予め設定されたタイミングでコンピュー
タ10に入力された指紋データを管理装置8へ送信し
て、この送信された指紋データに該当する教師データが
データベース11に蓄積された教師データ中に存在する
か否かを検査することで生体認証が行われるとともに、
この認証済みの教師データに対応するユーザの識別情報
がコンピュータ10に送信され、以後の適時認証はこの
ユーザの識別情報およびコンピュータ10に入力された
指紋データを管理装置8へ送信して行われる。
【0099】すなわち、第4実施形態におけるブラウジ
ングシステムでは、一旦認証が完了したユーザの識別情
報に基づいて以後の適時生体認証が行われるため、一旦
認証が完了したユーザ以外の生体認証データでは第2の
データベースに保護された情報を処理することができな
くなる。
【0100】なお、本発明の情報処理システムの例とし
て、第1〜4実施形態のブラウジングシステムについて
説明したが、本発明は、一般企業内のコンピュータシス
テム(たとえば、人事システム、財務システム、会計シ
ステム、給与システム、顧客管理システム、販売管理シ
ステム、在庫管理システム、生産管理システム、ナリッ
ジマネージメントシステム、文書管理システム、サプラ
イチェーンシステム、ネットワーク管理システム等)、
個人情報を扱うシステム(例えば、金融機関の勘定系お
よび情報系システム、信販会社・カード会社・消費者金
融業・リース業などの金融データを扱うシステム、医療
機関のカルテ情報などを扱うシステム、役場の住民情報
などを扱うシステム等)、公共性が高く、安全と機密維
持が必要なシステム(研究機関の研究データを扱うシス
テム、軍事用システム、衛星・ロケットなどの制御シス
テム、鉄道・飛行機・船舶・車両などの運航管理システ
ム、電力・水道・ガスなどのライフライン管理システ
ム、行政システム等)や一般的なデータシステム(デー
タベース汎用検索システム等)などの不正使用を防止す
るために特定個人の認証が必要とされる各種情報処理を
行うコンピュータシステム全般に適用することが可能で
ある。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、各ユーザが保護された
情報へアクセスする際、予め設定されたタイミングで適
時生体認証が行われるため、各ユーザが保護された情報
へのアクセスの途中で席を外すなどして離れても、生体
認証でエラーとなり、他人がこの情報にアクセスするこ
とはできなくなる。すなわち、各ユーザは、保護された
情報へのアクセスの途中でも、他人にその情報にアクセ
スされ、盗用される心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態におけるブラウジング
システムの全体を示す概略構成図である。
【図2】 図1のブラウジングシステムの機能構成を示
すブロック図である。
【図3】 ポインティングデバイスの斜視図である。
【図4】 コンピュータに表示されるブラウザウィンド
ウの例を示す図である。
【図5】 本発明の第1実施形態のブラウジングシステ
ムによる処理を示すフロー図である。
【図6】 図5のブラウジング処理の詳細を示すフロー
図である。
【図7】 ブラウジング時の処理例を示すフロー図であ
る。
【図8】 本発明の第2実施形態におけるブラウジング
システムの機能構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明の第2実施形態のブラウジングシステ
ムによる処理を示すフロー図である。
【図10】 本発明の第3実施形態におけるブラウジン
グシステムの機能構成を示すブロック図である。
【図11】 本発明の第3実施形態のブラウジングシス
テムによる処理を示すフロー図である。
【図12】 本発明の第4実施形態におけるブラウジン
グシステムの機能構成を示すブロック図である。
【図13】 本発明の第4実施形態のブラウジングシス
テムによる処理を示すフロー図である。
【図14】 図13のブラウジング処理の詳細を示すフ
ロー図である。
【符号の説明】
1,6,8,10 管理装置 2a,2b,2c サーバ装置 3a,3b,3c,7,9 コンピュータ 4 ポインティングデバイス 5 読み取り窓 N イントラネット 11,21 データベース 12 検索手段 13 転送手段 14 認証手段 22 ドキュメント提供手段 31 入力手段 32 教師データ要求手段 33 記憶手段 34 指紋読取手段 35 認証手段 36 ブラウジング手段 37 認証要求手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B017 AA03 BA05 BB09 CA16 5B082 EA12 GA11 5B085 AE25 AE26 BA06 BE07 BG03 BG07

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ユーザの生体的特徴を表す生体認証デ
    ータを各ユーザに対応する教師データとして蓄積する第
    1のデータベースと、 保護すべき情報を蓄積する第2のデータベースと、 前記第2のデータベースの情報を処理する情報処理手段
    と、 ユーザの生体認証データを入力する生体認証データ入力
    手段と、 前記生体認証データ入力手段により予め設定されたタイ
    ミングで入力された生体認証データと前記教師データと
    を比較することにより前記情報処理手段による情報処理
    を認証する認証手段とを有する情報処理システム。
  2. 【請求項2】 前記第1のデータベースを管理する管理
    装置、前記第2のデータベースを管理するサーバ装置、
    および、前記情報処理手段と前記生体認証データ入力手
    段と前記認証手段とを有する情報処理装置により構成
    し、 前記情報処理装置は、さらに、ユーザの識別情報を入力
    する識別情報入力手段と、同識別情報入力手段により入
    力された識別情報を前記管理装置へ送信しこの識別情報
    に対応するユーザの教師データを要求する手段と、前記
    管理装置から転送された教師データを記憶する記憶手段
    とを有し、前記認証手段は、前記教師データとして前記
    記憶手段に記憶した教師データを用いるものとし、 前記管理装置は、前記情報処理装置から送信された識別
    情報に基づいて前記第1のデータベースを検索しこの識
    別情報に対応するユーザの教師データを取得する手段
    と、この取得した教師データを前記情報処理装置へ転送
    する手段とを有するものとした請求項1記載の情報処理
    システム。
  3. 【請求項3】 前記第1のデータベースを管理する管理
    装置、前記第2のデータベースを管理するサーバ装置、
    および、前記情報処理手段と前記生体認証データ入力手
    段と前記認証手段とを有する情報処理装置とにより構成
    し、 前記管理装置は、さらに、前記第1のデータベースに蓄
    積するすべての教師データを前記情報処理装置へ転送す
    る手段を有し、 前記情報処理装置は、さらに、前記管理装置から転送さ
    れたすべての教師データを記憶する記憶手段を有し、前
    記認証手段は、前記教師データとして前記記憶手段に記
    憶した教師データを用いるものとした請求項1記載の情
    報処理システム。
  4. 【請求項4】 前記第1のデータベースを管理する管理
    装置、前記第2のデータベースを管理するサーバ装置、
    および、前記情報処理手段と前記生体認証データ入力手
    段と前記認証手段とを有する情報処理装置により構成
    し、 前記情報処理装置は、さらに、前記生体認証データ入力
    手段により入力された生体認証データを前記管理装置へ
    送信しこの生体認証データと前記教師データとを比較す
    ることにより前記情報処理手段による情報処理の認証を
    要求する手段と、前記管理装置から転送された教師デー
    タを記憶する記憶手段とを有し、前記認証手段は、前記
    教師データとして前記記憶手段に記憶した教師データを
    用いるものとし、 前記管理装置は、前記情報処理装置から送信された生体
    認証データと前記教師データとを比較することにより前
    記情報処理手段による情報処理を認証するとともに該当
    する教師データを前記情報処理装置へ転送する手段を有
    するものとした請求項1記載の情報処理システム。
  5. 【請求項5】 前記第1のデータベースを管理するとと
    もに前記認証手段を備える管理装置、前記第2のデータ
    ベースを管理するサーバ装置、および、前記情報処理手
    段と前記生体認証データ入力手段とを有する情報処理装
    置により構成し、 前記情報処理装置は、さらに、前記生体認証データ入力
    手段により入力された生体認証データを前記管理装置へ
    送信し前記認証手段による認証を要求する手段を有する
    ものとした請求項1記載の情報処理システム。
  6. 【請求項6】 前記認証手段は、前記第2のデータベー
    スから前記情報処理装置に取得した情報の画面表示は容
    認するが、外部への記録および出力は容認しないものと
    した請求項2から5のいずれかに記載の情報処理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 ユーザの生体認証データを入力する生体
    認証データ入力手段を備え、各ユーザの生体的特徴を表
    す生体認証データを各ユーザに対応する教師データとし
    て蓄積する第1のデータベースを管理する管理装置およ
    び保護すべき情報を蓄積する第2のデータベースを管理
    するサーバ装置に接続するコンピュータを、 前記サーバ装置に接続して前記第2のデータベースの情
    報を処理する情報処理手段、 前記生体認証データ入力手段により予め設定されたタイ
    ミングで入力された生体認証データと前記教師データと
    を比較することにより前記情報処理手段による情報処理
    を認証する認証手段として機能させる情報処理プログラ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記コンピュータを、さらに、 ユーザの識別情報を入力する識別情報入力手段、 同識別情報入力手段により入力された識別情報を前記管
    理装置へ送信しこの識別情報に対応するユーザの教師デ
    ータを要求する手段、 前記管理装置が前記要求に基づいて前記第1のデータベ
    ースを検索した結果として転送された教師データを記憶
    する記憶手段として機能させ、 前記認証手段を、前記教師データとして前記記憶手段に
    記憶した教師データを用いるものとする請求項7記載の
    情報処理プログラム。
  9. 【請求項9】 前記コンピュータを、さらに、前記管理
    装置から転送された前記第1のデータベースに蓄積する
    すべての教師データを記憶する記憶手段として機能さ
    せ、 前記認証手段を、前記教師データとして前記記憶手段に
    記憶した教師データを用いるものとする請求項7記載の
    情報処理プログラム。
  10. 【請求項10】 前記コンピュータを、さらに、 前記生体認証データ入力手段により入力された生体認証
    データを前記管理装置へ送信しこの生体認証データと前
    記教師データとを比較することにより前記情報処理手段
    による情報処理の認証を要求する手段、 前記管理装置から転送された教師データを記憶する記憶
    手段として機能させ、 前記認証手段を、前記教師データとして前記記憶手段に
    記憶した教師データを用いるものとする請求項7記載の
    情報処理プログラム。
  11. 【請求項11】 ユーザの生体認証データを入力する生
    体認証データ入力手段を備え、各ユーザの生体的特徴を
    表す生体認証データを各ユーザの識別情報に対応する教
    師データとして蓄積する第1のデータベースを管理する
    とともに前記生体認証データ入力手段により予め設定さ
    れたタイミングで入力された生体認証データと前記教師
    データとを比較することにより認証を行う管理装置およ
    び保護すべき情報を蓄積する第2のデータベースを管理
    するサーバ装置に接続するコンピュータを、 前記サーバ装置に接続して前記第2のデータベースの情
    報を処理する情報処理手段、 前記生体認証データ入力手段により入力された生体認証
    データを前記管理装置へ送信し前記認証手段による認証
    を要求する手段として機能させる情報処理プログラム。
  12. 【請求項12】 前記認証手段は、前記第2のデータベ
    ースから前記コンピュータに取得した情報の画面表示は
    容認するが、外部への記録および出力は容認しないもの
    とする請求項7から11のいずれかに記載の情報処理プ
    ログラム。
  13. 【請求項13】 請求項7から12のいずれかに記載の
    情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 各ユーザの生体的特徴を表す生体認証
    データを各ユーザに対応する教師データとして蓄積する
    第1のデータベースを管理する管理装置と、 保護すべき情報を蓄積する第2のデータベースを管理す
    るサーバ装置と、 前記第2のデータベースの情報を処理する情報処理手
    段、ユーザの識別情報を入力する識別情報入力手段およ
    びユーザの生体認証データを入力する生体認証データ入
    力手段を備える情報処理装置とによる情報処理方法であ
    って、 前記情報処理装置が前記サーバ装置に接続して前記第2
    のデータベースの情報を処理するに際し、 前記情報処理装置が、前記識別情報入力手段により入力
    されたユーザの識別情報を前記管理装置へ送信しこの識
    別情報に対応するユーザの教師データを要求するステッ
    プと、 前記管理装置が、前記情報処理装置から送信された識別
    情報に基づいて前記第1のデータベースを検索し、この
    識別情報に対応するユーザの教師データを取得するステ
    ップと、 前記管理装置が、前記取得した教師データを前記情報処
    理装置へ転送するステップと、 前記情報処理装置が、前記管理装置から転送された教師
    データを記憶手段に記憶するステップと、 前記情報処理装置が、前記生体認証データ入力手段によ
    り予め設定されたタイミングで入力された生体認証デー
    タと前記記憶手段に記憶された教師データとを比較する
    ことにより前記情報処理手段による情報処理を認証する
    ステップとを含む情報処理方法。
  15. 【請求項15】 各ユーザの生体的特徴を表す生体認証
    データを各ユーザに対応する教師データとして蓄積する
    第1のデータベースを管理する管理装置と、 保護すべき情報を蓄積する第2のデータベースを管理す
    るサーバ装置と、 前記第2のデータベースの情報を処理する情報処理手段
    およびユーザの生体認証データを入力する生体認証デー
    タ入力手段を備える情報処理装置とによる情報処理方法
    であって、 前記情報処理装置が前記サーバ装置に接続して前記第2
    のデータベースの情報を処理するに際し、 前記管理装置が、前記第1のデータベースに蓄積するす
    べての教師データを前記情報処理装置へ転送するステッ
    プと、 前記情報処理装置が、前記管理装置から転送されたすべ
    ての教師データを記憶手段に記憶するステップと、 前記情報処理装置が、前記生体認証データ入力手段によ
    り予め設定されたタイミングで入力された生体認証デー
    タと前記記憶手段に記憶された教師データとを比較する
    ことにより前記情報処理手段による情報処理を認証する
    ステップとを含む情報処理方法。
  16. 【請求項16】 前記認証のステップは、前記生体認証
    データと一致した教師データを記憶手段に記憶してお
    き、この記憶した教師データに基づいて以後の認証を行
    うことを特徴とする請求項15記載の情報処理方法。
  17. 【請求項17】 各ユーザの生体的特徴を表す生体認証
    データを各ユーザに対応する教師データとして蓄積する
    第1のデータベースを管理する管理装置と、 保護すべき情報を蓄積する第2のデータベースを管理す
    るサーバ装置と、 前記第2のデータベースの情報を処理する情報処理手段
    およびユーザの生体認証データを入力する生体認証デー
    タ入力手段を備える情報処理装置とによる情報処理方法
    であって、 前記情報処理装置が前記サーバ装置に接続して前記第2
    のデータベースの情報を処理するに際し、 前記情報処理装置が、前記生体認証データ入力手段によ
    り入力された生体認証データを前記管理装置へ送信しこ
    の生体認証データと前記教師データとを比較することに
    より前記情報処理手段による情報処理の認証を要求する
    ステップと、 前記管理装置が、前記情報処理装置から送信された生体
    認証データと前記教師データとを比較することにより前
    記情報処理手段による情報処理を認証するとともに該当
    する教師データを前記情報処理装置へ転送するステップ
    と、 前記情報処理装置が、前記管理装置から転送された教師
    データを記憶手段に記憶するステップと、 前記情報処理装置が、前記生体認証データ入力手段によ
    り予め設定されたタイミングで入力された生体認証デー
    タと前記記憶手段に記憶された教師データとを比較する
    ことにより前記情報処理手段による情報処理を認証する
    ステップとを含む情報処理方法。
  18. 【請求項18】 前記情報処理装置による前記第2のデ
    ータベースの情報処理が終了した後、前記記憶手段に記
    憶されたすべての教師データを消去するステップを含む
    請求項14から17のいずれかに記載の情報処理方法。
  19. 【請求項19】 各ユーザの生体的特徴を表す生体認証
    データを各ユーザに対応する教師データとして蓄積する
    第1のデータベースを管理する管理装置と、 保護すべき情報を蓄積する第2のデータベースを管理す
    るサーバ装置と、 前記第2のデータベースの情報を処理する情報処理手段
    およびユーザの生体認証データを入力する生体認証デー
    タ入力手段を備える情報処理装置とによる情報処理方法
    であって、 前記情報処理装置が前記サーバ装置に接続して前記第2
    のデータベースの情報を処理するに際し、 前記情報処理装置が、前記生体認証データ入力手段によ
    り予め設定されたタイミングで入力された生体認証デー
    タを前記管理装置へ送信し、前記認証手段による認証を
    要求するステップと、 前記管理装置が、前記情報処理装置から送信された生体
    認証データと前記第1のデータベースに蓄積する教師デ
    ータとを比較することにより前記情報処理手段による情
    報処理を認証するステップとを含む情報処理方法。
  20. 【請求項20】 さらに、前記管理装置が、前記生体認
    証データと一致した教師データに対応するユーザの識別
    情報を前記情報処理装置へ送信するステップと、 前記情報処理装置が、前記管理装置から送信された識別
    情報を記憶手段に記憶するステップと、 前記情報処理装置が、前記生体認証データ入力手段によ
    り予め設定されたタイミングで入力された生体認証デー
    タと前記記憶手段に記憶された識別情報とを前記管理装
    置へ送信し、前記認証手段による認証を要求するステッ
    プと、 前記管理装置が、前記情報処理装置から送信された識別
    情報に基づいて前記第1のデータベースを検索し、この
    識別情報に対応するユーザの教師データを取得し、この
    取得した教師データと前記情報処理装置から送信された
    生体認証データとを比較することにより前記情報処理手
    段による情報処理を認証するステップとを含む請求項1
    9記載の情報処理方法。
JP2001342387A 2001-11-07 2001-11-07 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および情報処理方法 Pending JP2003140955A (ja)

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