JP2003140836A - ストレージシステムの管理方法およびストレージシステム管理プログラムならびに記憶媒体およびストレージシステム - Google Patents

ストレージシステムの管理方法およびストレージシステム管理プログラムならびに記憶媒体およびストレージシステム

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JP2003140836A
JP2003140836A JP2001331883A JP2001331883A JP2003140836A JP 2003140836 A JP2003140836 A JP 2003140836A JP 2001331883 A JP2001331883 A JP 2001331883A JP 2001331883 A JP2001331883 A JP 2001331883A JP 2003140836 A JP2003140836 A JP 2003140836A
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Hiroyoshi Suzuki
啓悦 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SAN環境における複数のストレージサブシ
ステムにおいて、SAN管理者が記憶領域の再配置によ
る配置最適化を簡便に行うことを可能にする。 【解決手段】 SAN108を介して複数のストレージ
サブシステム109〜114等の記憶装置を相互に接続
し、SAN管理サーバ105で管理するとともに、複数
のサーバ106〜107を介して外部のインターネット
やLAN/WAN/MAN104上のクライアントPC
101〜103からのアクセス要求を受け付けて処理す
るSAN環境において、SAN管理サーバ105にて、
ストレージサブシステム109〜114等のベンダー情
報(製造元情報)および使用状況情報を収集して、スト
レージサブシステム109〜114等におけるデータ移
動を自動的に実行することで、記憶領域の再配置による
最適化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストレージシステ
ムの管理技術およびストレージシステム管理プログラム
ならびに記憶媒体およびストレージシステムに関し、よ
り詳細には、一例としてSAN環境におけるストレージ
仮想管理技術に関し、特にSAN環境における記憶領域
の再配置および配置最適化等に適用して有効な技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、企業で取り扱うデータ容量の爆発
的増大に伴って、企業内通信システムを中心にデータシ
ステムを置くデータ・セントリック・アーキテクチャが
普及しつつある。このアーキテクチャでは全て主要サー
バが基幹データに直結する形となる。
【0003】データ・セントリック・アーキテクチャで
重要となるのが、SAN(Storage Area
Network)とNAS(Network Atta
ched Storage)である。SANはLAN
(Local Area Network)とは独立し
てサーバ・ストレージ間の専用ネットワークを構成して
データシステムを作る技術であり、この専用ネットワー
クをストレージ・プールと言っている。プロトコルとし
てはFCP/SCSIを使用し、現在SANを構成する
技術してANSI−X3T.11で規格化が進められて
いるファイバ・チャネルがよく使われている。ファイバ
・チャネルは、現段階では1Gbpsのスループットと
最大10kmのデータ転送が可能である。また、従来の
I/Oチャネルにはなかったハブやスイッチなどのネッ
トワーク接続を標準仕様としてサポートしている。
【0004】一方、NASはLANに直接接続して、共
有ディスクを複数のコンピュータに対して提供するネッ
トワークのことをいう。基本的なプロトコルはIP(イ
ンターネット・プロトコル)で、UNIX(登録商標)
で使用されるファイル共有の仕組みであるNFS(Ne
twork File System)によってデータ
共有を行うことが基本である。この基本機能に加えて、
高度な制御機能を提供するNAS製品も多い。
【0005】SANはNASに比較すると、下記に示す
メリットがある。
【0006】大容量データ転送に向く 拡張性が大きい SAN環境においては、サーバ用途やコストを考慮し
て、Windows(登録商標)とUNIXが混在する
ネットワーク環境を持つ企業は少なくない。異機種接続
環境でストレージを統合して、データの一元化を行うこ
とも企業内ネットワークにとって重要な課題となってい
る。
【0007】最近では、異機種接続環境においてストレ
ージ統合を行える製品も増えている。これは、ファイバ
・チャネルの各ポートが特定のプラットフォームに対応
するものであり、主として特定のプラットフォームに対
応する各ポートをファブリックスイッチでゾーニングす
ることで実現している。
【0008】また、SAN環境において複数ベンダーの
データストレージが混在する環境でデータ管理を一元化
する管理ソフトも求められている。現在、SANについ
ては各ベンダーが管理環境を提供しているが、現在はベ
ンダー独自色が強く、複数ベンダーのデータストレージ
が混在すると統合的には扱えない。
【0009】一方、SAN環境においては、いろいろな
ベンダーのストレージが接続可能であるが、現在のスト
レージサブシステムは、ディスクアレイシステムが主流
である。ディスクアレイシステムは、複数ディスク装置
をアレイ状に配置し、前記各ディスク装置に分割格納さ
れるデータのリード/ライトを前記各ディスク装置を並
列に動作させることによって、高速に行うシステムであ
る。ディスクアレイシステムに関する論文としては、
D.A.Patterson,G.Gibson,an
d R.H.Kats,“A Case for Re
dundantArrays of Inexpens
ive Disks(RAID)”(in Proc.
ACM SIGMOD,pp.109−116,Jun
e 1988)がある。この論文では、冗長性を付加し
たディスクアレイシステムに対し、その構成に応じてレ
ベル1からレベル5の種別を与えている。これらの種別
に加えて、冗長性無しのディスクアレイシステムをレベ
ル0と呼ぶこともある。上記の各レベルは冗長性などに
より実現するためのコストや性能特性などが異なるた
め、ディスクアレイシステムを構築するにあたって、複
数のレベルのアレイ(ディスク装置の組)を混在させる
ことも多い。この組のことをパリティグループと呼ぶ。
【0010】ディスク装置は性能や容量などによりコス
トが異なり、ディスクアレイシステムを構築するにあた
って最適なコストパフォーマンスを実現するために、性
能や容量の異なる複数種のディスク装置を用いることが
ある。
【0011】ディスクアレイシステムに格納されるデー
タを上記のようにディスク装置に分散して配置するた
め、ディスクアレイシステムは、ディスクアレイシステ
ムに接続するホストコンピュータがアクセスする論理記
憶領域とディスク装置の記憶領域を示す物理記憶領域の
対応付け(アドレス変換)を行う。特開平9−2745
44号公報および特開2000−293317号公報に
は、ホストコンピュータからの論理記憶領域に対するI
/Oアクセスについての情報を記憶する手段と、論理記
憶領域の物理記憶領域への対応づけを変更して物理的再
配置を行う手段により、格納されたデータの最適配置を
実現するディスクアレイシステムが開示されている。
【0012】また、特開2001−67187号公報に
は、ストレージサブシステムが、記憶装置を、それぞれ
属性を有する複数の組(クラス)として管理し、クラス
属性に基づき好適な再配置先クラスとして決定する手段
により、ストレージサブシステムのユーザまたは保守員
が記憶領域の物理再配置による配置最適化を行うための
作業を簡便にするストレージサブシステムが開示されて
いる。
【0013】一方、特開平9−44381号公報には、
それぞれ異なるアクセス情報を持ち、アクセス時間の異
なる複数段階の階層構造となっている複数のデータ格納
媒体よりなり、データのアクセス頻度に応じて格納する
データ格納媒体を選択し、この選択結果に応じてデータ
を格納するものにおいて、階層の異なるデータ格納媒体
との間でデータの再配置時、あるいは階層が同一のデー
タ格納媒体との間でのデータの再配置時、各データの格
納媒体の特性および格納するデータの特性に応じて複数
の再配置戦略の1つを選択し、この選択された再配置戦
略によりデータの再配置を実行するようにした技術が開
示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−27454
4号公報に示されるような従来技術における配置最適化
の実行方法については以下の課題がある。
【0015】再配置する論理記憶領域の選択および再配
置先の物理記憶領域の選択にあたり、ディスクアレイシ
ステムのユーザまたは保守員が、前記ディスクアレイシ
ステムの構成や個々のディスク装置の特性や性能などの
情報を確認して前記選択を行わなければならず、ユーザ
または保守員による作業が煩雑となっていた。
【0016】また、ディスクアレイシステムが選択を自
動的に行う場合においても、ユーザまたは保守員が前記
個々のディスク装置の情報を確認して選択基準値を規定
しなければならず、やはりユーザまたは保守員による作
業が煩雑となっていた。特に上記のように異種レベルや
異種のディスク装置の混在するディスクアレイシステム
については情報管理の煩雑さが増大する。
【0017】また、ディスクアレイシステムが選択のた
めに行うI/Oアクセス情報の参照は、ホストコンピュ
ータおよびディスクアレイシステムを含むシステムで行
われる処理のスケジュールの特性を考慮していなかっ
た。一般にコンピュータシステムで行われる処理と処理
に伴うI/Oは、ユーザによって作成されたスケジュー
ルに則って行われており、また処理およびI/Oの傾向
は日毎、月毎、年毎など周期性を示す場合も多く、一般
にユーザは特定期間の処理およびI/Oに関心があると
考えられる。
【0018】また上記従来技術において、再配置による
性能チューニング方法については以下の課題がある。物
理的再配置による性能チューニング方法は、ディスク装
置、すなわち物理記憶領域の使用情報に変更を加えるも
のであるが、従来の技術においてはホストコンピュータ
からの論理記憶領域に対するI/Oアクセスについての
情報を参照するため、再配置する論理記憶領域の選択お
よび再配置先の物理記憶領域の選択にあたり、正しく選
択が行えない可能性があった。
【0019】また、ホストコンピュータからのシーケン
シャルアクセスとランダムアクセスが顕著に、同一のデ
ィスク装置に含まれる別々の物理記憶領域に対して行わ
れる場合でも、シーケンシャルアクセスとランダムアク
セスを異なるディスク装置に分離するために、再配置先
のディスク装置を任意に特定して自動的に再配置を行わ
せることはできなかった。一般に、ホストコンピュータ
からの処理要件として、データ長の小さいランダムアク
セスには短時間での応答(高応答性能)が求められる
が、同一ディスク装置にデータ長の大きいシーケンシャ
ルアクセスが存在する場合、ランダムアクセスの応答時
間はシーケンシャルアクセスの処理に阻害されて長くな
り、応答性能は悪化してしまう。
【0020】また、特開2001−67187号公報に
示されるような従来技術における配置最適化の実行方法
は、使用状況情報および各種管理情報等をストレージサ
ブシステム内の制御部に持っているために、ストレージ
サブシステム内における複数の記憶装置には適用できる
が、SAN環境において複数ストレージサブシステムに
跨って適用することは不可能であるという課題がある。
つまり、SAN環境において、複数ベンダー(製造元)
の複数ストレージサブシステムに跨って、特開2001
−67187号公報に示されるような従来技術における
配置最適化の実行方法は適用不能である。
【0021】一方、特開平9−44381号公報に示さ
れるような従来技術における配置最適化の実行方法で
は、ディスク装置(HDD)に関しては、ブロック単位
の再配置処理を行っており、前記発明を大規模SAN環
境に適用すると管理情報量が膨大となり、管理が煩雑に
なるという課題がある。
【0022】本発明の第1の目的は、SAN環境におけ
るSAN管理者および保守員が再配置による配置最適化
を行う作業を簡便化することにある。
【0023】本発明の第2の目的は、SAN環境を含む
情報処理システム全体での処理スケジュールを考慮した
再配置による配置最適化を可能にすることにある。
【0024】本発明の第3の目的は、SAN環境におい
て再配置する記憶領域の選択にあたり、実際の記憶装置
の使用状況に基づく選択を行うことで効果的な再配置を
実現可能なストレージ仮想管理方法およびSAN管理プ
ログラムを提供することにある。
【0025】本発明の第4の目的は、SAN環境におけ
る同一ストレージサブシステム内のディスク装置および
同一ストレージサブシステムでの顕著なシーケンシャル
アクセスとランダムアクセスの混在に対し、再配置先の
記憶装置およびストレージサブシステムを特定して再配
置によりシーケンシャルアクセスおよびランダムアクセ
スを異なる記憶装置およびストレージサブシステムに自
動的に分離することで、アクセス性能の向上を実現する
ことにある。
【0026】本発明の第5の目的は、SAN環境におい
て、配置最適化の手法別に、SAN管理者がユーザに対
して的確な課金を行う仕組みを提供することにある。
【0027】本発明の第6の目的は、配置最適化を行っ
たことによる性能向上等の効果に対して、SAN管理者
がユーザに対して的確な課金を行う仕組みを提供するこ
とにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明では、複数のスト
レージサブシステムが接続される第1の情報ネットワー
クと、第1の情報ネットワークと、ストレージサブシス
テムの記憶領域を利用する第3の情報処理装置が接続さ
れた第2の情報ネットワークとの間に介在する少なくと
も一つの第1の情報処理装置と、第1の情報ネットワー
クに接続され、複数のストレージサブシステムを管理す
る第2の情報処理装置と、を含むストレージシステムの
管理方法であって、第1および第2の情報処理装置の少
なくとも一方に、複数のストレージサブシステムのベン
ダー情報(製造元情報)および使用状況情報を取得する
手段を設け、ベンダー情報(製造元情報)および使用状
況情報に基づいて、個々のストレージサブシステム内の
記憶領域間、および複数のストレージサブシステムの各
々の記憶領域間におけるデータ移動を、第1および第2
の情報処理装置の少なくとも一方が自動的に行うもので
ある。
【0029】より具体的には、一例として、以下のよう
な技術を提供する。
【0030】すなわち、前記第1目的を実現するため、
SAN環境において、SAN管理サーバを設置し、SA
Nに接続されたSAN管理サーバおよびSAN管理サー
バ上で動作するSAN管理プログラムは、SAN配下に
接続された複数のストレージサブシステムのベンダー情
報(製造元情報)およびSAN配下に接続された複数の
ストレージサブシステムに蓄積されている使用状況を取
得する手段を有し、更に複数ストレージサブシステム内
のディスク装置をそれぞれ属性を有する複数の組(クラ
ス)として管理および蓄積されている情報を複数のスト
レージサブシステムから取得する手段と、使用状況情報
およびクラス属性に基づき第1の記憶領域に好適な再配
置先のクラスを決定する手段と、前記第1の記憶領域の
再配置先として利用可能な第2の記憶領域をクラス内か
ら選択する手段と、第1の記憶領域の内容を前記第2の
記憶領域にコピーするとともに記憶領域の対応づけを第
1の記憶領域から第2の記憶領域へ変更して再配置する
手段を備える。
【0031】また、上記第2の目的を実現するために、
SANに接続されたSAN管理サーバおよびSAN管理
プログラムは、SAN配下に接続された複数のストレー
ジサブシステムのベンダー情報(製造元情報)およびS
AN配下に接続された複数のストレージサブシステムに
蓄積された使用状況情報を取得する手段と、ベンダー情
報(製造元情報)および設定された期間の使用状況情報
に基づき、記憶領域の再配置先を決定する手段と、設定
された時間に再配置を行う手段を備えることができる。
【0032】また、上記第3の目的を実現するために、
SANに接続されたSAN管理サーバおよびSAN管理
プログラムは、使用状況情報として、ストレージサブシ
ステムに蓄積されているストレージサブシステム内ディ
スク装置の単位時間当たりの使用時間(使用率)を用い
る手段を備える。
【0033】また、上記第4の目的を実現するために、
SANに接続されたSAN管理サーバおよびSAN管理
プログラムは、ベンダー情報(製造元情報)および各ク
ラスに属性として設定された対象アクセス種別(シーケ
ンシャル/ランダムアクセス種別)と使用率上限値を用
いて、クラス使用率上限値を超えている記憶装置から再
配置する記憶領域を選択し、記憶領域に対するアクセス
種別の分析結果に基づいて記憶領域の再配置先のクラス
を好適なアクセス種別のクラスから、各クラスの使用率
上限値を超えないように決定する手段を備える。
【0034】また、上記第5の目的を実現するために、
SANに接続されたSAN管理サーバおよびSAN管理
プログラムは、配置最適化時に、ユーザに課金をする手
段を備える。
【0035】また、上記第6の目的を実現するために、
SANに接続されたSAN管理サーバおよびSAN管理
プログラムは、配置最適化後、ストレージサブシステム
に蓄積されているストレージサブシステム内ディスク装
置の単位時間当たりの使用時間(使用率)を採取し、効
果があった時にユーザに課金する手段を備える。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0037】<第1の実施の形態>本実施の形態では、
ストレージシステムを構成するストレージサブシステム
に設定されたクラス500に基づく再配置の判断と、再
配置判断、実行のスケジューリングについて説明する。
【0038】図1は本発明の実施の形態であるストレー
ジシステムの管理方法を実施するストレージシステムを
含む情報処理システム(計算機システム)のハードウェ
ア構成の一例を示す概念図である。
【0039】本実施の形態における情報処理システム
は、クライアントPC101〜103、LAN(Loc
al Area Network)、MAN(Metr
opolitan Area Network)および
WAN(Wide AreaNetwork)あるいは
インターネット等の第2情報ネットワーク(LAN/W
AN/MAN)104、SAN管理サーバ105、サー
バ106〜107、SAN(Storage Area
Network)を構成する第1情報ネットワーク
(SAN)108、ディスクアレイシステム等で構成さ
れるストレージサブシステム109〜114、DATテ
ープドライブ115からなる。クライアントPC101
〜103およびサーバ106〜107はLAN/WAN
/MAN104を介して接続されている。
【0040】そして、LAN/WAN/MAN104に
接続されるクライアントPC101〜103は、サーバ
106〜107に入出力要求を行うことで、SAN10
8の中のストレージサブシステム109〜114、DA
Tテープドライブ115の記憶領域に格納されているデ
ータへのアクセスを行う。ただし、ストレージサブシス
テム109〜114、DATテープドライブ115にお
けるデータの格納状態は、クライアントPC101〜1
03に対しては、論理記憶装置、ファイル、論理ボリュ
ーム等に抽象化されており、クライアントPC101〜
103が個々のストレージサブシステム109〜11
4、DATテープドライブ115を意識する必要はな
い。
【0041】また、SAN管理サーバ105、サーバ1
06〜107、SAN108、ストレージサブシステム
109〜114、DATテープドライブ115は、SA
N108を介して接続されている。SAN管理サーバ1
05は、SAN108に接続されているストレージサブ
システム109〜114を管理する役割を担っており、
サーバ106〜107に対して、ゾーニングやストレー
ジ割り当て機能、ストレージ構成管理機能、ストレージ
仮想化機能、ボリュームサイズの調整や動的なストレー
ジの再レイアウトと最適化などのオンラインボリューム
再構成機能、ストレージプール管理機能を持っている。
具体的には、後述するSAN管理プログラム200がS
AN管理サーバ105で動作し、前記機能を実現してい
る。SAN108は、ファイバチャネル、ハブ、スイッ
チ等で構成されるのが一般である。
【0042】本実施の形態では、SAN管理サーバ10
5、サーバ106〜107、SAN108、ストレージ
サブシステム109〜114、DATテープドライブ1
15は、SAN108を介して接続されているとした
が、本発明のSAN管理サーバ105、サーバ106〜
107、ストレージサブシステム109〜114、DA
Tテープドライブ115の接続は、ネットワーク接続に
限定されない。
【0043】次に図2について説明する。図2は本実施
形態のSAN管理サーバ105で動作するSAN管理プ
ログラム200の一例を示す概念図である。SAN管理
プログラム200は、使用状況取得処理201、再配置
判断処理202および再配置実行処理203を行う。ま
た、SAN管理プログラム200は、クラス構成情報3
01、クラス属性情報302、領域使用状況情報30
3、再配置判断対象期間情報304、再配置実行時刻情
報305、未使用領域情報306、再配置情報307、
およびベンダー情報(製造元情報)308を保持する。
【0044】コンピュータ等で構成されるクライアント
PC101〜103、SAN管理サーバ105、サーバ
106〜107には、各々での処理を行うためのメモ
リ、CPUなど、計算機(コンピュータ)において一般
的に用いられる構成要素もそれぞれ存在するが、本実施
の形態の説明においては重要ではないため、ここでは説
明を省略する。
【0045】なお、SAN管理サーバ105、サーバ1
06〜107は、後述のような機能を有するSAN管理
プログラム200が格納された記憶媒体から当該SAN
管理プログラム200を読み出すための図示しない媒体
ドライブ等を備えている。また、SAN管理サーバ10
5、サーバ106〜107は、SAN108や、LAN
/WAN/MAN104等の情報ネットワーク(通信媒
体)を経由してSAN管理プログラム200が実装され
ることによって、当該SAN管理プログラム200を実
行する機能を備えることもできる。
【0046】SAN管理プログラム200が、複数のス
トレージサブシステム109〜114に対して行う使用
状況取得処理201および再配置判断処理202につい
て図4で説明する。まず、複数のストレージサブシステ
ム109〜114に対して行う使用状況取得処理201
について説明する。SAN管理プログラム200は、各
ストレージサブシステム109〜114より、各ストレ
ージサブシステム109〜114が蓄積しているクラス
構成情報、クラス属性情報、領域使用状況情報、未使用
領域情報およびベンダー情報(製造元情報)をコマンド
等を使用して採取し、SAN管理プログラム内のクラス
構成情報301、クラス属性情報302、領域使用状況
情報303、未使用領域情報306、およびベンダー情
報(製造元情報)308に各々格納する(ステップ10
10)。領域使用状況情報303は、例えば使用頻度、
使用率、リード/ライトに関する属性など、各々の記憶
領域の各日時の使用状況に関する情報である。領域使用
状況情報303の具体的な例は、以降の実施の形態で説
明する。
【0047】次に、SAN管理プログラム200が行う
再配置判断処理202について、図3と図4で説明す
る。
【0048】図3は、ストレージサブシステム109お
よび110において、記憶装置400とクラス500の
関係の一例を示す概念図である。
【0049】記憶装置400は、ユーザ(SAN管理
者)によって、または初期状態として複数の組(クラス
500)に分類されており、クラス500への分類は各
ストレージサブシステム109〜114内のクラス構成
情報に設定、蓄積されている。さらに、各クラス500
は、ユーザ(SAN管理者)によって、または初期条件
として属性を設定されており、属性は各ストレージサブ
システム109〜114内のクラス属性情報に設定、蓄
積されている。クラス属性情報は、許容使用状況や好適
な使用状況やクラス間優先順位などの属性に関する情報
である。各ストレージサブシステム109〜114に設
定、蓄積されているクラス構成情報およびクラス属性情
報はSAN管理プログラム200がコマンド等により取
得し、各々クラス構成情報301およびクラス属性情報
302に格納、保持される。クラス構成情報301およ
びクラス属性情報302の具体的な例は、以降の実施の
形態で説明する。再配置判断対象期間情報304には、
ユーザ(SAN管理者)によってまたは初期条件として
再配置判断処理202の対象とする使用状況情報の期間
と期間更新情報が設定されている。
【0050】再配置判断対象期間情報304の一例を図
5に示す。開始日時304aから終了日時304bまで
の期間が対象期間となる。期間更新情報304cは、次
回の対象期間の設定条件であり、例えば毎週、毎日、X
時間後などがありうる。
【0051】以下、図4を用いて説明する。SAN管理
プログラム200は、対象期間の領域使用状況情報30
3を参照し(ステップ1020)、クラス属性情報30
2の各クラス500の許容使用状況などと比較して(ス
テップ1030)、再配置を行うべき記憶領域を選択す
る(ステップ1040)。
【0052】さらに、SAN管理プログラム200は、
ベンダー情報(製造元情報)308およびクラス属性情
報302の許容使用状況や好適な使用情報やクラス間優
先順位などを参照して(ステップ1050)、記憶領域
の再配置先のクラス500を選択し(ステップ106
0)、さらに、ベンダー情報(製造元情報)308とク
ラス500に属する記憶装置400の中から領域の再配
置先として未使用の領域を選択し(ステップ107
0)、選択結果を再配置情報307に出力する(ステッ
プ1080)。
【0053】ベンダー情報(製造元情報)308の一例
を図6に示す。アドレス308aは記憶装置400内で
の記憶領域を示すアドレスを示し、ベンダー308bは
各ストレージサブシステム109〜114の製造元を示
す。ベンダー情報(製造元情報)308は、前記使用状
況取得処理201でSAN管理プログラム200がコマ
ンド等を使用して、取得済みである。
【0054】再配置情報307の一例を図7に示す。再
配置元領域307bは、再配置する領域の記憶装置アド
レスであり、再配置先領域307cは、再配置先の領域
を示す記憶装置アドレスである。これらのペアが、番号
307aで管理される。図7に示すように再配置の立案
は一つ以上行われる。さらにSAN管理プログラム20
0は、再配置判断対象期間情報304の期間更新情報3
04cを参照して、再配置判断対象期間情報304の対
象期間を次回分に更新する(ステップ1090)。上記
処理においてSAN管理プログラム200は、前記の未
使用領域の検索に未使用領域情報306を用いる。
【0055】未使用領域情報306の一例を図8に示
す。アドレス306aは記憶装置400内での記憶領域
を示すアドレスを示し、使用/未使用306bの項目
は、記憶領域の使用/未使用の区別を示す。SAN管理
プログラム200は、通常、再配置判断処理202を対
象期間以降、後述の再配置実行処理203以前に未使用
領域情報306の生成を自動的に行う。
【0056】次にSAN管理プログラム200が行う再
配置実行処理203について図9で説明する。
【0057】再配置実行時刻情報305には、ユーザ
(SAN管理者)によってまたは初期条件として再配置
実行処理203を行う日時と日時更新情報が設定されて
いる。
【0058】再配置実行時刻情報305の一例を図10
に示す。SAN管理プログラム200は、設定された日
時305aに以下に説明する再配置実行処理203を自
動的に実行する。日時更新情報305bは、次回の再配
置実行処理203を行う日時の設定条件であり、例えば
毎週、毎日、X時間後などがありうる。SAN管理プロ
グラム200は、再配置情報307に基づき再配置元領
域307bに格納している内容を再配置先領域307c
にコピーする(ステップ1110)。さらに、コピーが
完了して再配置元領域307bの内容が全て再配置先領
域307cに反映された時点で、SAN管理プログラム
200は未使用領域情報306上の再配置先領域の使用
/未使用306bを“使用”と設定し、再配置元領域の
使用/未使用306bを“未使用”に変更する(ステッ
プ1120)。さらに、SAN管理プログラム200
は、再配置実行時刻情報305の日時更新情報305b
を参照して、再配置実行時刻情報305の日時305a
を次回分に更新する(ステップ1130)。
【0059】ユーザ(SAN管理者)または保守員は、
SAN管理プログラム200が前記処理で用いている情
報をSAN管理サーバ105により設定および確認する
こと、特に再配置情報307を確認および設定して再配
置案の修正や追加や削除などをすることができる。前記
処理を行うことによって、取得した領域使用状況情報お
よび設定されたクラス属性に基づいて、SAN環境にお
いて領域の再配置を自動的に行い、SAN環境における
複数のストレージサブシステム109〜114の最適化
を行うことができる。さらに前記の再配置判断および実
行の処理を繰り返して配置を修正していくことによっ
て、使用状況の変動やその他の最適化誤差要因を吸収し
ていくことができる。
【0060】特に、前記処理により、ユーザ(SAN管
理者)または保守員は再配置による最適化を簡便に行う
ことができる。ユーザ(SAN管理者)または保守員
は、記憶装置400をクラス500という単位で管理で
きるため、記憶装置400の性能や信頼性や特性などの
属性を個々の前記記憶装置400について管理する必要
がない。さらに、ユーザ(SAN管理者)または保守員
は、記憶装置400の個々の属性が等しくない組に対し
ても、必要に応じて同一の属性を持つクラス500を設
定して、1つの管理単位として扱うことができる。ただ
し、1つの記憶装置400が1つのクラス500を構成
するとみなして1つの記憶装置400を管理単位として
前記の再配置の処理を行うことも可能である。
【0061】また、ユーザ(SAN管理者)または保守
員は、サーバ106〜107で行われる処理(ジョブ)
の特徴やスケジュールを考慮して、前記の再配置を自動
的に行うことができる。一般に、情報処理システムで行
われる処理と、この処理に伴うI/Oは、ユーザ(SA
N管理者)によって作成されたスケジュールに則って行
われる。ユーザ(SAN管理者)は、特に最適化の対象
としたい処理を有する場合、処理の期間を特定すること
が可能であり、本実施の形態で説明した再配置の処理に
よって、ユーザ(SAN管理者)は関心のある期間を指
定して再配置判断の処理をSAN管理プログラム200
に行わせ、すなわち、前記期間の領域使用状況情報に基
づいて前記の再配置による最適化を実現することができ
る。また、情報処理システムで行われる処理およびI/
Oの傾向は日毎、月毎、年毎などの周期性を示す場合も
多い。特に処理が定型業務に基づく処理である場合に
は、周期性が顕著となる。前述の場合と同様にユーザ
(SAN管理者)は、周期において特に最適化対象とし
て関心のある期間を指定して再配置による最適化を行う
ことができる。また、再配置実行処理203では、SA
N管理プログラム200が複数のストレージサブシステ
ム109〜114の格納内容のコピーを行うが、ユーザ
(SAN管理者)は複数のストレージサブシステム10
9〜114があまり使用されていない時刻やサーバ10
6〜107で実行されている処理の要求処理性能が低い
期間を再配置実行処理203の実行時刻として設定する
ことで、サーバ106〜107での要求処理性能が高い
処理の複数のストレージサブシステム109〜114へ
のI/Oがコピーにより阻害されることを回避できる。
【0062】なお、記憶装置400は、それぞれ異なる
性能、信頼性、特性や属性を持っていてよく、具体的に
は磁気ディスク装置、磁気テープ装置、半導体メモリ
(キャッシュ)のように異なる記憶媒体であってもよ
い。
【0063】上述のような本実施の形態における情報処
理システム全体の情報の流れの一例を、図33のフロー
チャートに示す。
【0064】このように、本実施の形態によれば、SA
N環境における複数のストレージサブシステム109〜
114およびDATテープドライブ115において、S
AN管理者または保守員が、記憶領域の再配置による配
置最適化を行うための作業を簡便に実行することができ
る。
【0065】<第2の実施の形態>本実施の形態では、
使用状況情報としてのディスク使用率の適用と、クラス
500の上限値およびクラス500間の性能順位による
再配置判断について説明する。
【0066】図11は、本発明の第2の実施形態におけ
るSAN管理プログラム200の構成図であり、図12
はストレージサブシステム109および110をディス
クアレイシステムに本発明の第2の実施形態を適用した
場合の一例を示す図である。
【0067】以下、図11および図12を使用して説明
する。
【0068】本実施の形態におけるストレージサブシス
テム109および110は、第1の実施の形態での記憶
装置400をパリティグループ401としたものに相当
する。
【0069】図11におけるSAN管理プログラム20
0は、第1の実施の形態でのSAN管理プログラム20
0に相当する。
【0070】ストレージサブシステム109および11
0は、ディスク装置402を有する。
【0071】ディスク装置402は、n台(nは2以上
の整数)でRAID(ディスクアレイ)を構成してお
り、このn台のディスク装置402による組をパリティ
グループ401と呼ぶ。RAIDの性質として、1つの
パリティグループ401に含まれるn台のディスク装置
402は、n−1台のディスク装置402の格納内容か
ら生成される冗長データが残りの1台に格納されるとい
った冗長性上の関係を持つ。またn台のディスク装置4
02は、冗長データを含めた格納内容が並列動作性向上
のためのn台のディスク装置402に分散格納されるな
ど、データ格納上の関係を持つ。この関係から各パリテ
ィグループ401を動作上の1単位とみなすことができ
るが、冗長性や台数nなどにより実現するためのコスト
や性能特性などが異なるため、ストレージサブシステム
109〜110を構成するにあたって、レベルや台数n
の異なるアレイ(パリティグループ401)を混在させ
ることも多く、またパリティグループ401を構成する
ディスク装置402についても、性能や容量などにより
コストが異なるため、ストレージサブシステム109〜
110を構成するにあたって最適なコストパフォーマン
スを実現するために性能や容量の異なる複数種のディス
ク装置402を用いることもある。よって本実施の形態
においてストレージサブシステム109〜110を構築
する各パリティグループ401は性能、信頼性、特性な
どの属性が同一であるとは限らず、特に性能について差
異があるとする。
【0072】さらに、第1の実施の形態と同様、パリテ
ィグループ401は、ユーザ(SAN管理者)によって
または初期状態として複数の組(クラス500)に分類
されており、クラス500への分類はクラス構成情報3
01に格納・保持されている。クラス構成情報301の
一例を図13に示す。
【0073】クラス番号301aは各クラス500を示
す番号である。パリティグループ数301bは各クラス
500に属するパリティグループ401(パリティグル
ープ番号301cに格納)の数を示す。また、アドレス
301dは各パリティグループ401(パリティグルー
プ番号301c)に格納されている記憶領域を示すアド
レスである。同様に各クラス500の属性は、クラス属
性情報302に格納・保持されている。本実施の形態に
おけるクラス属性情報302の一例を図14に示す。
【0074】クラス番号302aは各クラス500を示
す番号である。使用率上限値302bは、後述のディス
ク使用率の許容範囲を示す上限値であり、クラス500
の属するパリティグループ401に適用する。クラス間
性能順位302cは、クラス500間の性能順位(数字
の小さいものが高性能とする)である。クラス間性能順
位302cは各クラス500を構成するパリティグルー
プ401の前述の性能差異に基づく。再配置実行上限値
302dおよび固定302eについては後述する。
【0075】本実施の形態における使用状況取得処理2
01について図15で説明する。
【0076】SAN管理プログラム200は、各ストレ
ージサブシステム109〜114が計測、管理している
ディスク装置402の使用時間から算出した単位時間当
たりの使用時間(使用率)をコマンド等で採取し、さら
に、ディスク装置402が属するパリティグループ40
1について、使用率の平均を算出する(ステップ121
0)。前記使用率平均をリード/ライト対象となってい
る領域についてのディスク装置使用率として領域使用状
況情報303に記録する(ステップ1220)。また、
SAN管理プログラム200は、パリティグループ40
1に対応する全領域のディスク装置使用率を求め(ステ
ップ1230)、パリティグループ401の使用率とし
て領域使用状況情報303に記録する(ステップ124
0)。
【0077】本実施の形態における領域使用状況情報3
03の一例を図16に示す。
【0078】日時303aはサンプリング間隔(一定期
間)毎の日時を示し、アドレス303bは記憶領域を示
し、パリティグループ番号303dは個々のパリティグ
ループを示し、ディスク装置使用率303cおよびパリ
ティグループ使用率303eはそれぞれ前記サンプリン
グ間隔での平均使用率を示す。上記のようなディスク装
置402の使用率はディスク装置402にかかる負荷を
示す値であり、使用率が大きい場合は、ディスク装置4
02が性能ボトルネックとなっている可能性があるた
め、再配置処理で使用率を下げることによりSAN環境
における複数のストレージサブシステム109〜114
の性能向上が期待できる。
【0079】次に再配置判断処理202について図17
で説明する。
【0080】SAN管理プログラム200は、各ストレ
ージサブシステム109〜114に設定・保持されてい
るクラス情報(各クラス500について、各クラス50
0に属するパリティグループ401)をコマンド等を使
用し、各ストレージサブシステム109〜114から取
得し、クラス構成情報301に格納し、保持する(ステ
ップ1310)。続いて、SAN管理プログラム200
は、第1の実施の形態と同様の再配置判断対象期間情報
304を参照して対象期間を取得し、さらに、パリティ
グループ401について、対象期間の領域使用状況情報
303のパリティグループ使用率303eをコマンド等
で取得し集計する(ステップ1320、ステップ133
0)。続いて、SAN管理プログラム200は、各スト
レージサブシステム109〜114に設定・保持されて
いるクラス属性情報をコマンド等を使用して取得し、ク
ラス属性情報302に格納・保持する。この後、SAN
管理プログラム200は、クラス属性情報302を参照
してクラス500の使用率上限値302bを取得する
(ステップ1340)。SAN管理プログラム200
は、パリティグループ使用率303eとクラス使用率上
限値302bを比較し、パリティグループ使用率303
eがクラス使用率上限値302bより大きい場合には、
パリティグループ401の使用率を減らすために、パリ
ティグループ401に対応する記憶領域の再配置が必要
と判断する(ステップ1350)。
【0081】続いて、SAN管理プログラム200は、
対象期間の領域使用状況情報303を参照して、再配置
が必要と判断したパリティグループ401に対応するア
ドレスのディスク装置使用率303cを取得し集計して
(ステップ1360)、ディスク装置使用率303cの
大きいものから、再配置する領域として選択する(ステ
ップ1370)。領域の選択は、パリティグループ40
1の使用率から選択した領域のディスク使用率を減算し
ていき、クラス500の使用率上限値以下になるまで行
う(ステップ1380)。ディスク使用率の大きい記憶
領域はパリティグループ401の使用率に対する影響も
大きく、またサーバ106〜107からの記憶領域に対
するアクセス頻度も大きいと考えられるため、ディスク
装置使用率の大きい記憶領域を優先的に再配置すること
で、SAN環境における複数のストレージサブシステム
109〜114の効果的な性能改善が期待できる。
【0082】SAN管理プログラム200は、選択され
た記憶領域についての再配置先となる記憶領域を探す。
SAN管理プログラム200は、ベンダー情報(製造元
情報)308とクラス属性情報302を参照し、パリテ
ィグループ401が属するクラス500より性能順位が
高位のクラス500(高性能クラス)に注目し、ベンダ
ー情報(製造元情報)308、クラス構成情報301お
よび第1の実施の形態と同様の未使用領域情報306を
参照して高性能クラスに属するパリティグループ401
の未使用領域を取得する(ステップ1390)。
【0083】さらに、SAN管理プログラム200は、
各未使用領域について、再配置先とした場合のパリティ
グループ使用率予測を求め(ステップ1400)、未使
用領域の中から、再配置先とした場合に高性能クラスに
設定されている上限値を超えないと予測できる未使用領
域を再配置先領域として選択し(ステップ1410)、
選択結果を第1の実施の形態と同様に再配置情報307
に出力する(ステップ1420)。選択した全ての領域
について再配置先の領域を選択し終えたら処理を終了す
る(ステップ1430)。
【0084】本実施の形態において、SAN管理プログ
ラム200は、前述の第1の実施の形態に加えて、各ス
トレージサブシステム109〜114が設定・保持され
ているパリティグループ情報をコマンド等を使用し、各
ストレージサブシステム109〜114から取得し、パ
リティグループ情報309に格納し、保持する。前記パ
リティグループ情報309、領域使用状況情報303か
ら使用率予測値を算出する。
【0085】パリティグループ情報309の一例を図1
8に示す。パリティグループ番号309aは個々のパリ
ティグループ401を示す番号である。RAID構成3
09bはパリティグループ401が構成するRAIDの
レベルやディスク台数や冗長度構成を示す。ディスク装
置性能309cはパリティグループ401を構成するデ
ィスク装置402の性能特性を示す。固定309dにつ
いては後述する。上記処理においてディスク使用率の大
きい領域の再配置先を高性能クラスのパリティグループ
401とすることで、同一負荷に対するディスク装置使
用時間を短縮でき、領域の再配置後のディスク装置使用
率を抑制できる。
【0086】再配置実行処理203は、第1の実施の形
態と同様に行われるが、図19に示すように、SAN管
理プログラム200は、再配置のためのコピーを行う前
にクラス属性情報302を参照し、再配置元および再配
置先のクラス500について、ユーザ(SAN管理者)
や初期条件として設定された再配置実行上限値302d
を取得する(ステップ1510)。さらに領域使用状況
情報303を参照して、再配置元および再配置先のパリ
ティグループ401の直近のパリティグループ使用率3
03eを取得し(ステップ1520)、比較の結果少な
くとも一方のクラス500においてパリティグループ使
用率303eが再配置実行上限値302dを超えていた
場合には(ステップ1530、ステップ1540)、再
配置実行処理203を中止または延期する(ステップ1
550)。ステップ1530およびステップ1540の
条件に当てはまらない場合には、SAN管理プログラム
200は、再配置元領域の格納内容を再配置先領域にコ
ピーし、未使用領域情報306および再配置実行時刻情
報305を更新する(ステップ1560)。
【0087】上記処理によりユーザ(SAN管理者)
は、パリティグループ401の使用率が大きく、すなわ
ち負荷が高い場合に前記コピーによりさらに負荷が生じ
ることを回避することができ、また回避のための上限値
をクラス500毎に任意に設定することができる。
【0088】上記のように処理することによって、ディ
スク装置402の使用状況に基づいて再配置する領域の
選択および再配置先の領域の選択をクラス構成および属
性に基づいて行い、再配置によりディスク装置402の
負荷を分散して、各クラス500に設定されている使用
率上限値302bを、クラス500に属するパリティグ
ループ401の使用率が超えない配置を実現することが
できる。さらに再配置判断および実行の処理を繰り返し
て配置を修正していくことによって、使用状況の変動や
予測誤差を吸収していくことができる。
【0089】再配置判断処理202において、SAN管
理プログラム200は、対象期間の領域使用状況情報3
03のパリティグループ使用率303eや、領域使用状
況情報303のディスク装置使用率303cを参照して
集計し、判断に用いるとしたが、例えば、対象期間の全
ての値の平均を用いる代わりに、対象期間中の上位m個
の値を用いる方法も考えられ、また上位m番目の値を用
いる方法も考えられる(mは1以上の整数)。これらの
方法をユーザ(SAN管理者)が選択できるようにする
ことで、ユーザ(SAN管理者)は使用状況の特徴的な
部分のみを選択して用い、再配置判断処理202を行わ
せることができる。
【0090】上記の再配置判断処理202において、S
AN管理プログラム200は、SAN環境における複数
のストレージサブシステム109〜114の全てのクラ
ス500について、領域の再配置が必要なパリティグル
ープ401の検出を行うとしたが、前記検出の前にSA
N管理プログラム200がクラス属性情報302を参照
し、固定302eに固定属性が設定されているクラス5
00については、検出の対象外としてもよい。また、同
様に、SAN管理プログラム200がパリティグループ
情報309を参照し、固定309dに固定属性が設定さ
れているパリティグループ401については検出の対象
外としてもよい。また、再配置判断処理202におい
て、SAN管理プログラム200は、高性能クラスに属
するパリティグループ401の未使用領域から再配置先
領域を選択するとしたが、固定属性が設定されているク
ラス500については対象外として、さらに性能順位が
高位のクラス500を高性能クラスとして扱うようにし
てもよい。また固定属性が設定されているパリティグル
ープ401については対象外としてもよい。上記のよう
に固定属性が設定されているクラス500またはパリテ
ィグループ401を扱うことによって、ユーザ(SAN
管理者)は上記自動的な再配置処理において再配置の影
響を生じさせたくないクラス500またはパリティグル
ープ401を設定し、再配置の対象外とすることができ
る。
【0091】図11の課金処理204については、後述
する実施の形態にて説明する。
【0092】<第3の実施の形態>本実施の形態では、
同一クラス500内での再配置判断について、図20以
降を用いて説明する。
【0093】本実施の形態でのSAN管理プログラム2
00は、第2の実施の形態と同様である。ただし、本実
施の形態では1つのクラス500に複数のパリティグル
ープ401が属する。本実施の形態での処理は、再配置
判断処理202を除いては、第2の実施の形態と同様で
ある。また、再配置判断処理202についても、図20
における再配置する領域の選択(ステップ1610)
は、第2の実施の形態と同様である。
【0094】本実施の形態での再配置判断処理202に
おける、再配置先の領域の選択について図20で説明す
る。
【0095】第2の実施の形態では再配置先の領域を再
配置元の領域の属するクラス500より性能順位が高位
のクラス500から選択するが、本実施の形態では同一
クラス500の再配置元以外のパリティグループ401
から選択する。SAN管理プログラム200は、ベンダ
ー情報(製造元情報)308、クラス構成情報301お
よび未使用領域情報306を参照して同一クラス500
に属する再配置元以外のパリティグループ401の未使
用領域を取得する(ステップ1620)。SAN管理プ
ログラム200は、各未使用領域について、再配置先と
した場合のパリティグループ使用率の予測値を求め(ス
テップ1630)、未使用領域の中から、再配置先とし
た場合に同一クラス500に設定されている上限値を超
えないと予測できる未使用領域を、再配置先の領域とし
て選択し(ステップ1640)、選択結果を第2の実施
の形態と同様に、再配置情報307に出力する(ステッ
プ1650)。再配置する全ての領域について再配置先
の領域を選択し終えたら処理を終了する(ステップ16
60)。
【0096】上記の処理により、同一クラス500内に
おいてディスク装置402の負荷を分散することができ
る。上記の処理方法は、例えばストレージサブシステム
109〜114のパリティグループ401が全て1つの
クラス500(単一クラス)に属する構成に適用するこ
とができる。また、例えば、第2の実施の形態で説明し
た処理方法と組み合わせた場合に、再配置先の未使用領
域の選択において、再配置元のクラス500より性能順
位が高位のクラス500に適当な未使用領域が得られな
かった場合や、性能順位が最上位のクラス500での処
理に適用できる。第2の実施の形態で説明した処理方法
と組み合わせた場合は、第2の実施の形態での処理方法
と本実施の形態での処理方法とが各クラス500につい
て異なる使用率上限値を用いてもよく、すなわち、その
ためにクラス属性情報302が各クラス500について
二種類以上の使用率上限値または差分を有してもよい。
【0097】<第4の実施の形態>本実施の形態では、
第2の実施の形態での再配置判断処理202において、
再配置元のクラス500より性能順位が高位のクラス5
00(高性能クラス)に再配置先の未使用領域が見つか
らなかった場合に、再配置先を得るために先立って行わ
れる、性能順位がより低位のクラス500(低性能クラ
ス)への高性能クラスからの再配置処理について説明す
る。
【0098】本実施の形態でのSAN管理プログラム2
00は、第2の実施の形態と同様である。本実施の形態
における再配置判断処理202について、図21で説明
する。
【0099】SAN管理プログラム200は、高性能ク
ラスに属するパリティグループ401をクラス構成情報
301から取得する(ステップ1710)。続いて、S
AN管理プログラム200は、第1の実施の形態と同様
の再配置判断対象期間情報304を参照して対象期間を
取得し(ステップ1720)、対象期間の領域使用状況
情報303を参照して、パリティグループ401の各領
域のディスク装置使用率を取得し(ステップ173
0)、ディスク装置使用率の小さいものから、低性能ク
ラスへ再配置する領域として選択する(ステップ174
0)。このとき領域の選択は必要なだけ行われる(ステ
ップ1750)。
【0100】続いて、SAN管理プログラム200は、
選択された領域についての再配置先となる領域を、ベン
ダー情報(製造元情報)308を参照し、低性能クラス
に属するパリティグループ401から選択するが、再配
置先の領域選択処理は、第2の実施の形態での処理説明
において再配置先としている高性能クラスを低性能クラ
スと読み替えれば、第2の実施の形態での処理と同様で
ある(ステップ1760)。また、本実施の形態におけ
るその他の処理も第2の実施の形態での処理と同様であ
る。
【0101】上記処理を行うことで、第2の実施の形態
での再配置判断処理202において高性能クラスに再配
置先の未使用領域が見つからなかった場合に、高性能ク
ラスから低性能クラスへの領域の再配置を、高性能クラ
スへの再配置に先立って行い再配置先の未使用領域を高
性能クラスに用意することができる。SAN管理プログ
ラム200は、上記処理を必要に応じ繰り返し行って、
十分な未使用領域を用意することができる。
【0102】領域の再配置先を低性能クラスのパリティ
グループ401とするため、同一負荷に対するディスク
使用時間が再配置を行うことで増大し、領域の再配置後
のディスク装置使用率が増大する可能性があるが、ディ
スク使用率の小さい領域から再配置していくようにする
ことで増大の影響を最小限に抑えることができる。
【0103】<第5の実施の形態>本実施の形態では、
クラス500の属性の1つにアクセス種別属性を設け、
アクセス種別属性を用いてシーケンシャルアクセスが顕
著に行われる領域とランダムアクセスが顕著に行われる
領域とを、他のパリティグループ401に自動的に再配
置して分離するための再配置判断について説明する。
【0104】本実施の形態におけるSAN管理プログラ
ム200は図11に示したものである。本実施の形態で
は、第2の実施の形態での説明に加え、SAN管理プロ
グラム200が保持する下記情報を用いる。
【0105】本実施の形態でのクラス属性情報302の
一例を図22に示す。この例では、第2の実施の形態で
の例に対しアクセス種別302fが加えられており、ク
ラス500のアクセス種別302fが、例えばシーケン
シャルに設定されている場合には、クラス500がシー
ケンシャルアクセスに好適であると設定されていること
を示す。
【0106】本実施の形態での領域使用状況情報303
の一例を図23に示す。この例では、第2の実施の形態
での例に対し、シーケンシャルアクセス率303fおよ
びランダムアクセス率303gが加えられている。
【0107】さらに、本実施の形態においてSAN管理
プログラム200は、アクセス種別基準値情報310と
領域属性情報311を保持する。
【0108】アクセス種別基準値情報310の一例を図
24に示す。ユーザ(SAN管理者)や初期条件とし
て、アクセス種別基準値情報310には、後述のアクセ
ス種別判断に用いる基準値が設定されている。また、領
域属性情報311の一例を図25に示す。アクセス種別
ヒント311bは、アドレス311aに示される各領域
について顕著に行われると期待できるアクセス種別であ
り、ユーザ(SAN管理者)が設定する。固定311c
については後述する。
【0109】本実施の形態での処理は、使用状況取得処
理201および再配置判断処理202を除いては第2の
実施の形態と同様である。
【0110】本実施の形態における使用状況取得処理2
01について図26で説明する。
【0111】SAN管理プログラム200は、第2の実
施の形態での使用状況取得処理201と同様に、各スト
レージサブシステム109〜114から採取した領域に
ついてのディスク装置使用率をパリティグループについ
て平均して、領域のディスク装置使用率とし(ステップ
1810、ステップ1820)、前記ディスク装置使用
率のアクセス種別比率を算出し(ステップ1830)、
使用率およびアクセス種別比率を領域使用状況情報30
3に記録する(ステップ1840)。また、SAN管理
プログラム200は、第2の実施の形態と同様にパリテ
ィグループの使用率の算出と領域使用状況情報303へ
の記録を行う(ステップ1850、ステップ186
0)。
【0112】本実施の形態における再配置判断処理20
2において、再配置する領域の選択は第2の実施の形態
と同様である(ステップ1910)。再配置判断処理2
02での再配置先の領域の選択について図27、図28
で説明する。
【0113】SAN管理プログラム200は、領域使用
状況情報303を参照し、再配置する領域についてのシ
ーケンシャルアクセス率を取得し(ステップ192
0)、アクセス種別基準値情報310に設定されている
基準値と比較する(ステップ1930)。シーケンシャ
ルアクセス率が基準値より大きい場合、SAN管理プロ
グラム200は、クラス属性情報302を参照し、アク
セス種別がシーケンシャルと設定されているクラス50
0(シーケンシャルクラス)が存在するか調べる(ステ
ップ1980)。シーケンシャルクラスが存在する場
合、SAN管理プログラム200は、ベンダー情報(製
造元情報)308、クラス構成情報301および未使用
領域情報306を参照して、シーケンシャルクラスに属
する再配置元以外のパリティグループ401の未使用領
域を取得する(ステップ1990)。さらに、SAN管
理プログラム200は、各未使用領域について、再配置
先とした場合のパリティグループ使用率の予測値を求め
(ステップ2000)、未使用領域の中から、再配置先
とした場合にシーケンシャルクラスに設定されている上
限値を超えないと予想できる未使用領域を、再配置先の
領域として選択し(ステップ2010)、選択結果を第
2の実施の形態と同様に再配置情報307に出力する
(ステップ2020)。SAN管理プログラム200
は、使用率予測値を、第2の実施の形態と同様のパリテ
ィグループ情報309と本実施の形態における領域使用
状況情報303から算出する。
【0114】前記の比較において、シーケンシャルアク
セス率が基準値以下である場合、SAN管理プログラム
200は、領域属性情報311を参照し、領域について
アクセス種別ヒント311bがシーケンシャルと設定さ
れているか調べる(ステップ1940、ステップ195
0)。アクセス種別ヒント311bにシーケンシャルと
設定されていた場合、上記と同様にSAN管理プログラ
ム200は、シーケンシャルクラスの有無を調べ(ステ
ップ1980)、シーケンシャルクラスが存在する場合
は、シーケンシャルクラスから再配置先の領域を選択す
る(ステップ1990〜2020)。
【0115】前記比較において、シーケンシャルアクセ
ス率が前記基準値以下であり、さらにアクセス種別ヒン
ト311bがシーケンシャルでなかった場合、またはシ
ーケンシャルクラスが存在しなかった場合、SAN管理
プログラム200は、第2の実施の形態と同様に、シー
ケンシャルクラス以外のクラス500から再配置先の領
域を選択する(ステップ1960)。選択した全ての領
域について再配置先の領域を選択し終えたら処理を終了
する(ステップ1970)。
【0116】上記処理により、SAN環境における複数
のストレージサブシステムにおいて、同一パリティグル
ープ401での顕著なシーケンシャルアクセスとランダ
ムアクセスの混在に対し、各クラス500に属性として
設定されたアクセス種別と使用率上限値を用いて、シー
ケンシャルアクセスが顕著に行われる領域とランダムア
クセスが顕著に行われる領域とを、異なるパリティグル
ープ401に自動的に再配置して分離、すなわち異なる
ディスク装置402に分離することができ、特にランダ
ムアクセスに対する応答性能を改善することができる。
【0117】また、上記処理においてSAN管理プログ
ラム200は、シーケンシャルアクセスに注目して再配
置による自動的分離を行うとしたが、同様にランダムア
クセスに注目して前記分離を行うことも可能である。
【0118】上記の再配置判断処理202において、再
配置する領域を選択した時点でSAN管理プログラム2
00が領域属性情報311を参照し、領域に固定311
cとして固定属性が指定されている場合は、当該領域を
再配置しないこととすれば、ユーザ(SAN管理者)が
特に再配置を行いたくないと考える領域がある場合、固
定311cとして固定属性を設定することで領域を再配
置の対象外とすることができる。上記の固定属性に関す
る処理は領域属性情報311を用いることで前述の実施
の形態にも適用できる。
【0119】<第6の実施の形態>本実施の形態では、
SAN管理プログラム200にユーザ課金情報312と
課金情報313を設け、SAN環境において、配置最適
化を行うことによって、SAN管理者が記憶装置を使用
しているユーザに対して課金を行う仕組みについて説明
する。
【0120】本実施の形態におけるSAN管理プログラ
ム200は、図11に示したものである。本実施の形態
では、第2〜第5実施の形態に加え、SAN管理プログ
ラム200が保持する下記情報を用いる。
【0121】本実施の形態において、SAN管理プログ
ラム200は、ユーザ課金情報312と課金情報313
を保持する。
【0122】ユーザ課金情報312の一例を図29に示
す。ユーザID312aは、記憶装置を使用しているユ
ーザのIDである。アドレス312bは、現在ユーザが
使用している記憶領域を示し、課金情報312cはユー
ザIDに対する課金の合計値である。
【0123】また、課金情報313の一例を図30に示
す。自動/手動313aは、SAN管理プログラム20
0が自動的に配置最適化を行うか、SAN管理者が介入
してSAN管理プログラム200から手動で配置最適化
を行うかを示す。クラス間性能順位変更313bは、配
置最適化の結果、クラス間性能順位の変更段階の程度を
示す。課金単位313cは、クラス間性能順位の変更段
階に対する課金情報である。
【0124】本実施の形態においては、使用状況取得処
理201、再配置判断処理202および再配置実行処理
203は、第2〜第5の実施の形態と同様であるがSA
N管理プログラム200が、再配置実行処理203の終
了後、課金処理204を自動的に実行する。
【0125】本実施の形態における課金処理204につ
いて、図31で説明する。
【0126】SAN管理プログラム200が、再配置実
行処理203の終了後、再配置元領域でユーザ課金情報
312のアドレスを検索し(ステップ2110)、再配
置元領域のアドレスを持ったユーザIDのアドレスを再
配置先領域に変更・更新する(ステップ2120)。こ
の後、課金情報313を参照し、課金単位を選択し、ユ
ーザ課金情報312の課金情報を更新する(ステップ2
130)。
【0127】上記処理により、SAN管理者が記憶装置
を使用しているユーザに対して課金を行う仕組みを実現
する。
【0128】上記処理は再配置実行時刻情報305を元
に配置最適化を自動的に行い、課金するものであった
が、再配置実行時刻情報305を、ありえない日時、過
ぎ去ってしまった日時、遠い未来の日時(例えば西暦0
年0月0日0時0分、1990年1月1日0時0分、2
099年12月31日0時0分等)に設定すれば、再配
置実行処理は行われない。前記のように再配置実行時刻
情報305を設定し、SAN管理者が、適当な日時にS
AN管理プログラム200を起動し、再配置情報307
の確認、修正、追加、および削除を手動操作で行い、再
配置実行処理203および課金処理204を実行するこ
とで、SAN管理者の介入による配置最適化が可能であ
る。
【0129】また、図30においては、SAN管理プロ
グラム200が自動的に配置最適化を行う場合、SAN
管理者が介入してSAN管理プログラム200から手動
で配置最適化を行う場合よりも、課金単位を少なくして
いる。これは、自動的に行う場合は、SAN管理者の手
間および人件費がかからないこと、および各ストレージ
サブシステム109〜114が稼動中に配置最適化が行
われるために最適化先のストレージサブシステムの性能
劣化が生じるためである。また、SAN管理者が介入し
てSAN管理プログラム200から手動で配置最適化を
行う場合は、SAN管理者が介入するためにSAN管理
者の手間および人件費が自動的に行うよりもかかるこ
と、SAN管理者が再配置情報307の確認、修正、追
加、および削除を行うことで、きめ細かい配置最適化が
できること、および配置最適化を行う際に各ストレージ
サブシステム109〜114が未稼働のため再配置先の
ストレージサブシステムに性能劣化が起きないことが多
いことである。
【0130】また、課金情報313の課金単位は、SA
N管理者がその時々に応じて、臨機応変に変更すること
ができる。
【0131】<第7の実施の形態>本実施の形態では、
配置最適化後、性能向上などの効果が、記憶装置のユー
ザよって確認されたことによる課金方法について説明す
る。
【0132】本実施の形態におけるSAN管理プログラ
ム200は、図11に示したものである。本実施の形態
では、使用状況取得処理201、再配置判断処理202
および再配置実行処理203は、第2〜第5の実施の形
態と同様であるが、課金処理204について、第6の実
施の形態の処理内容を変更することで実現する。
【0133】配置最適化前にSAN管理者がSAN管理
プログラム200により領域使用状況情報303を取得
し、データをプリンタによりプリントしておき、配置最
適化後にSAN管理者がSAN管理プログラム200に
より領域使用状況情報303を取得し、データをプリン
タによりプリントし、記憶装置のユーザに性能向上など
の配置最適化の効果が確認された時点で、SAN管理者
がSAN管理プログラム200を起動し、課金処理20
4を実行することで記憶装置のユーザに課金する。
【0134】本実施の形態における課金処理204につ
いて、図32で説明する。
【0135】まず、SAN管理者によって入力された自
動/手動、クラス間性能順位変更およびユーザIDをS
AN管理プログラム200が取得する(ステップ221
0)。ステップ2210で取得した情報を元に課金情報
313から課金単位を選択し、ステップ2210で取得
した当該ユーザIDのユーザ課金情報312の課金情報
を更新する(ステップ2220)。
【0136】本実施の形態においても、課金情報313
の課金単位は、第6の実施の形態と同様に、SAN管理
者がその時々に応じて臨機応変に変更することができ
る。
【0137】本発明の上述の各実施の形態において、使
用状況情報および各種管理情報をSAN管理サーバ10
5およびSAN管理プログラム200がSAN配下の複
数ストレージサブシステムよりコマンド等を使用し取得
していたが、使用状況情報をSAN管理サーバ105お
よびSAN管理プログラム200が取得を行う仕組みを
持つことおよび各種管理情報をSAN管理サーバ105
およびSAN管理プログラム200が蓄積・保持するこ
とでも、本発明が実施可能であることは言うまでもな
い。
【0138】たとえば、図34のフローチャートに例示
されるように、クライアントPC101〜103からサ
ーバ106〜107が受け付けたアクセス要求を、SA
N管理サーバ105を経由してストレージサブシステム
109〜114およびDATテープドライブ115等に
伝達することによってI/O(入出力)処理を実行する
ことで、SAN管理サーバ105自体が使用状況情報を
収集可能とし、これを用いてストレージサブシステム1
09〜114およびDATテープドライブ115の記憶
領域の再配置を実行するようにしてもよい。
【0139】また、本発明においては、SAN管理サー
バ105をサーバ106〜107と別においていたが、
SAN管理プログラム200をサーバ106〜107上
で動作させ、かつサーバ106〜107をLAN/WA
N/MAN104に接続し、SAN管理サーバ105な
しでクライアントPC101〜103の要求のサービス
をサーバ106〜107に行わせることで本発明が実施
可能であることは明白である。
【0140】本願の特許請求の範囲に記載された発明を
見方を変えて表現すれば以下の通りである。
【0141】<1> 複数のストレージサブシステムが
SAN(Storage Area Network)
に接続され、1台以上の計算機(以下、サーバと略す)
を介して、LAN(Local Area Netwo
rk)、MAN(Metropolitan Area
Network)およびWAN(Wide Area
Network)に接続され、前記SANを介して前
記複数のストレージサブシステムを管理する計算機(以
下、SAN管理サーバと略す)からなる構成において、
前記SAN管理サーバが前記複数のストレージサブシス
テムのベンダー情報(製造元情報)および使用状況情報
を取得する手段を有し、前記ストレージサブシステムに
存在する記憶装置は複数の組(クラス)に分類され、前
記クラスは設定された属性を有し、前記SAN管理サー
バは、前記ベンダー情報(製造元情報)、前記使用状況
情報および前記クラス属性を前記複数のストレージサブ
システムから取得して、前記ベンダー情報(製造元情
報)、前記使用状況情報および前記クラス属性に基づ
き、第1の記憶領域に好適な再配置先のクラスを決定
し、前記第1の記憶領域の再配置先として利用可能な第
2の記憶領域を前記クラス内から選択し、前記第1の記
憶領域の内容を前記第2の記憶領域にコピーするととも
に記憶領域の対応づけを前記第1の記憶領域から前記第
2の記憶領域へ変更して再配置を行うことを特徴とする
ストレージ仮想管理方法。
【0142】<2> 項目<1>記載のストレージ仮想
管理方法であって、SAN管理サーバは前記項目<1>
記載の複数のストレージサブシステムによって蓄積され
た前記項目<1>記載のベンダー情報(製造元情報)お
よび使用状況情報を前記項目<1>記載の複数のストレ
ージサブシステムから取得し、設定された期間の前記使
用状況情報に基づき、記憶領域の再配置先を決定し、設
定された時間に再配置を行うことを特徴とするストレー
ジ仮想管理方法。
【0143】<3> 項目<1>または<2>記載のス
トレージ仮想管理方法であって、SAN管理サーバは、
ベンダー情報(製造元情報)、使用状況情報として前記
記憶装置の単位時間当たりの使用時間(使用率)、およ
びクラス情報として各クラスの属性として設定されたク
ラス間の性能順位と使用率上限値を前記項目<1>記載
の複数のストレージサブシステムから取得し、前記ベン
ダー情報(製造元情報)および前記記憶装置の単位時間
当たりの使用時間(使用率)と各クラスの属性として設
定されたクラス間の性能順位と使用率上限値から、前記
SAN管理サーバは、クラス使用率上限値を超えている
記憶装置から再配置する記憶領域を選択し、前記記憶領
域の再配置先のクラスを前記順位の上位のクラスから、
各クラスの使用率上限値を超えないように決定すること
を特徴とするストレージ仮想管理方法。
【0144】<4> 項目<1>または<2>記載のス
トレージ仮想管理方法であって、SAN管理サーバは、
ベンダー情報(製造元情報)、使用状況情報として前記
記憶装置の単位時間当たりの使用時間(使用率)、およ
びクラス情報として各クラスの属性として設定されたク
ラス間の性能順位と使用率上限値を前記項目<1>記載
の複数のストレージサブシステムから取得し、前記ベン
ダー情報(製造元情報)および前記記憶装置の単位時間
当たりの使用時間(使用率)と各クラスの属性として設
定されたクラス間の性能順位と使用率上限値から、前記
SAN管理サーバは、クラス使用率上限値を超えている
記憶装置から再配置する記憶領域を選択し、前記記憶領
域の再配置先として利用可能な記憶領域を同一クラス内
の記憶装置から、前記クラスの使用率上限値を超えない
ように決定することを特徴とするストレージ仮想管理方
法。
【0145】<5> 項目<1>または<2>記載のス
トレージ仮想管理方法であって、SAN管理サーバは、
ベンダー情報(製造元情報)、使用状況情報として前記
記憶装置の単位時間当たりの使用時間(使用率)、およ
びクラス情報として各クラスの属性として設定された対
象アクセス種別と使用率上限値を前記項目<1>記載の
複数のストレージサブシステムから取得し、前記ベンダ
ー情報(製造元情報)および前記記憶装置の単位時間当
たりの使用時間(使用率)と各クラスの属性として設定
された対象アクセス種別と使用率上限値から、前記SA
N管理サーバは、クラス使用率上限値を超えている記憶
装置から再配置する記憶領域を選択し、前記記憶領域に
対するアクセス種別の分析結果に基づいて前記記憶領域
の再配置先のクラスを前記対象アクセス種別のクラスか
ら、前記クラスの使用率上限値を超えないように決定す
ることを特徴とするストレージ仮想管理方法。
【0146】<6> 項目<1>,<2>,<3>,<
4>または<5>記載のストレージ仮想管理方法であっ
て、各ストレージサブシステムが未稼働/稼動状況にか
かわらず、SAN管理者の介入なしに自動的に再配置を
行う手段と各ストレージサブシステムが未稼働/稼動状
況にかかわらず、SAN管理者が介入して手動で再配置
を行う手段とを具備し、前記手段の違いによって課金す
ることを特徴とするストレージ仮想管理方法。
【0147】<7> 項目<1>,<2>,<3>,<
4>,<5>または<6>記載のストレージ仮想管理方
法であって、再配置後の性能向上等の効果がユーザによ
って確認されたことによって課金することを特徴とする
ストレージ仮想管理方法。
【0148】<8> 項目<1>記載の構成において、
前記項目<1>記載の複数のストレージサブシステムに
よって蓄積された前記項目<1>記載のベンダー情報
(製造元情報)および使用状況情報を取得する手段を有
するSAN管理プログラムであって、前記複数ディスク
装置をそれぞれ属性を有する複数の組(クラス)として
管理する手段と、前記ベンダー情報(製造元情報)、前
記使用状況情報および前記クラス属性に基づき前記第1
の記憶領域に好適な再配置先のクラスを決定する手段
と、前記第1の記憶領域の再配置先として利用可能な第
2の記憶領域を前記クラス内から選択する手段と、前記
第1の記憶領域の内容を前記第2の記憶領域にコピーす
るとともに記憶領域の対応づけを前記第1の記憶領域か
ら前記第2の記憶領域へ変更して再配置を行う手段とを
有することを特徴とするSAN管理プログラム。
【0149】<9> 項目<8>記載のSAN管理プロ
グラムであって、SAN管理プログラムは前記項目<1
>記載の複数のストレージサブシステムによって蓄積さ
れた前記項目<1>記載のベンダー情報(製造元情報)
および使用状況情報を前記項目<1>記載の複数のスト
レージサブシステムから取得し、前記ベンダー情報(製
造元情報)および設定された期間の前記使用状況情報に
基づき、記憶領域の再配置先を自動的に決定する手段
と、設定された時間に再配置を行う手段とを有すること
を特徴とするSAN管理プログラム。
【0150】<10> 項目<8>または<9>記載の
SAN管理プログラムであって、SAN管理プログラム
は、ベンダー情報(製造元情報)、使用状況情報として
前記記憶装置の単位時間当たりの使用時間(使用率)、
およびクラス情報として各クラスの属性として設定され
たクラス間の性能順位と使用率上限値を前記項目<1>
記載の複数のストレージサブシステムから取得し、前記
ベンダー情報(製造元情報)および前記記憶装置の単位
時間当たりの使用時間(使用率)を用いる手段を有し、
前記SAN管理プログラムは、各クラスに属性として設
定されている使用率上限値を超えている記憶装置から再
配置する記憶領域を選択する手段と、前記記憶領域の再
配置先のクラスを各クラスに属性として設定されている
クラス間の性能順位から、各クラスの使用率上限値を超
えないように決定する手段とを有することを特徴とする
SAN管理プログラム。
【0151】<11> 項目<8>または<9>記載の
SAN管理プログラムであって、SAN管理プログラム
は、ベンダー情報(製造元情報)、使用状況情報として
前記記憶装置の単位時間当たりの使用時間(使用率)、
およびクラス情報として各クラスの属性として設定され
た対象アクセス種別と使用率上限値を前記項目<1>記
載の複数のストレージサブシステムから取得し、前記記
憶装置の単位時間当たりの使用時間(使用率)を用いる
手段を有し、前記SAN管理プログラムは、属性として
設定された使用率上限値を超えている記憶装置から再配
置する記憶領域を選択する手段と、前記記憶領域に対す
るアクセス種別を分析する手段と、前記ベンダー情報
(製造元情報)および対象アクセス種別を属性として設
定されたクラスから、前記記憶領域の再配置先のクラス
を前記分析結果に基づいて各クラスの使用率上限値を超
えないように決定する手段とを有することを特徴とする
SAN管理プログラム。
【0152】<12> 項目<8>,<9>,<10>
または<11>記載のSAN管理プログラムであって、
各ストレージサブシステムが未稼働/稼動状況にかかわ
らず、SAN管理者の介入なしに自動的に再配置を行う
手段と各ストレージサブシステムが未稼働/稼動状況に
かかわらず、SAN管理者が介入して手動で再配置を行
う手段とを具備し、前記手段の違いによって課金するこ
とを特徴とするSAN管理プログラム。
【0153】<13> 項目<8>,<9>,<10
>,<11>または<12>記載のSAN管理プログラ
ムであって、再配置後の性能向上等の効果がユーザによ
って確認されたことによって課金することを特徴とする
SAN管理プログラム。
【0154】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0155】
【発明の効果】SAN環境におけるSAN管理者および
保守員が再配置による配置最適化を行う作業を簡便化す
ることができる、という効果が得られる。
【0156】SAN環境におけるコンピュータシステム
全体での処理スケジュールを考慮した再配置による配置
最適化を行うことができる、という効果が得られる。
【0157】SAN環境において再配置する記憶領域の
選択にあたり、実際の記憶装置の使用状況に基づく選択
を行うことで効果的な再配置を実現することができる、
という効果が得られる。
【0158】SAN環境における同一ストレージサブシ
ステム内のディスク装置および同一ストレージサブシス
テムでの顕著なシーケンシャルアクセスとランダムアク
セスの混在に対し、再配置先の記憶装置およびストレー
ジサブシステムを特定して再配置によりシーケンシャル
アクセスおよびランダムアクセスを異なる記憶装置およ
びストレージサブシステムに自動的に分離することで、
アクセス性能の向上を実現することができる、という効
果が得られる。
【0159】SAN環境において、配置最適化の手法別
に、SAN管理者がユーザに対して的確な課金を行うこ
とができる、という効果が得られる。
【0160】配置最適化を行ったことによる性能向上等
の効果に対して、SAN管理者がユーザに対して的確な
課金を行うことができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるストレージシステ
ムの管理方法を実施するストレージシステムを含む情報
処理システムのハードウェア構成の一例を示す概念図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態においてストレージ
システムを構成するSAN管理サーバ上で動作するSA
N管理プログラムの一例を示す概念図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態においてストレージ
システムを構成するストレージサブシステムにおける、
記憶装置とクラスの関係の一例を示す概念図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態においてストレージ
システムを構成するSAN管理プログラムが行う再配置
判断処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態のストレージシステ
ムにおいて用いられる再配置判断対象期間情報の一例を
示す概念図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態のストレージシステ
ムにおいて用いられるベンダー情報(製造元情報)の一
例を示す概念図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態のストレージシステ
ムにおいて用いられる再配置情報の一例を示す概念図で
ある。
【図8】本発明の第1の実施の形態のストレージシステ
ムにおいて用いられる未使用領域情報の一例を示す概念
図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態のストレージシステ
ムにおいて実行されるSAN管理プログラムが行う再配
置実行処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施の形態のストレージシス
テムにおいて用いられる再配置実行時刻情報の一例を示
す概念図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態および第5の実施
の形態におけるSAN管理サーバ上で動作するSAN管
理プログラムの一例を示す概念図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態および第5の実施
の形態におけるストレージサブシステムをディスクアレ
イシステムに適用した場合の一例を示す概念図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態のストレージシス
テムにおいて用いられるクラス構成情報の一例を示す概
念図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態のストレージシス
テムにおいて用いられるクラス属性情報の一例を示す概
念図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態のストレージシス
テムにおいて実行されるSAN管理プログラムが行う使
用状況取得処理の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第2の実施の形態のストレージシス
テムにおいて用いられる領域使用状況情報の一例を示す
概念図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態のストレージシス
テムにおいて実行されるSAN管理プログラムが行う再
配置判断処理の一例を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第2の実施の形態のストレージシス
テムにおいて用いられるパリティグループ情報の一例を
示す概念図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態のストレージシス
テムにおいて実行されるSAN管理プログラムが行う再
配置実行処理の一例を示すフローチャートである。
【図20】本発明の第3の実施の形態のストレージシス
テムにおいて実行されるSAN管理プログラムが行う再
配置判断処理の一例を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第4の実施の形態のストレージシス
テムにおいて実行されるSAN管理プログラムが行う再
配置判断処理の一例を示すフローチャートである。
【図22】本発明の第5の実施の形態のストレージシス
テムにおいて用いられるクラス属性情報の一例を示す概
念図である。
【図23】本発明の第5の実施の形態のストレージシス
テムにおいて用いられる領域使用状況情報の一例を示す
概念図である。
【図24】本発明の第5の実施の形態のストレージシス
テムにおいて用いられるアクセス種別基準値情報の一例
を示す概念図である。
【図25】本発明の第5の実施の形態のストレージシス
テムにおいて用いられる領域属性情報の一例を示す概念
図である。
【図26】本発明の第5の実施の形態のストレージシス
テムにおいて実行されるSAN管理プログラムが行う使
用状況取得処理の一例を示すフローチャートである。
【図27】図28とともに、本発明の第5の実施の形態
のストレージシステムにおいて実行されるSAN管理プ
ログラムが行う再配置判断処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図28】図27とともに、本発明の第5の実施の形態
のストレージシステムにおいて実行されるSAN管理プ
ログラムが行う再配置判断処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図29】本発明の第6の実施の形態のストレージシス
テムにおいて用いられるユーザ課金情報の一例を示す概
念図である。
【図30】本発明の第6の実施の形態のストレージシス
テムにおいて用いられる課金情報の一例を示す概念図で
ある。
【図31】本発明の第6の実施の形態のストレージシス
テムにおいて実行されるSAN管理プログラムが行う課
金処理の一例を示すフローチャートである。
【図32】本発明の第7の実施の形態のストレージシス
テムにおいて実行されるSAN管理プログラムが行う課
金処理の一例を示すフローチャートである。
【図33】本発明の第1〜第7の実施の形態のストレー
ジシステムを備えた情報処理システムの作用の一例を示
すフローチャートである。
【図34】本発明の一実施の形態であるストレージシス
テムを備えた情報処理システムの作用の変形例を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
101〜103…クライアントPC(第3の情報処理装
置)、104…第2情報ネットワーク(LAN/WAN
/MAN)、105…SAN管理サーバ(第2の情報処
理装置)、106〜107…サーバ(第1の情報処理装
置)、108…第1情報ネットワーク(SAN)、10
9〜114…ストレージサブシステム、115…DAT
テープドライブ、200…SAN管理プログラム、20
1…使用状況取得処理、202…再配置判断処理、20
3…再配置実行処理、204…課金処理、301…クラ
ス構成情報、301a…クラス番号、301b…パリテ
ィグループ数、301c…パリティグループ番号、30
1d…アドレス、302…クラス属性情報、302a…
クラス番号、302b…使用率上限値、302c…クラ
ス間性能順位、302d…再配置実行上限値、302e
…固定、302f…アクセス種別、303…領域使用状
況情報、303a…日時、303b…アドレス、303
c…ディスク装置使用率、303d…パリティグループ
番号、303e…パリティグループ使用率、303f…
シーケンシャルアクセス率、303g…ランダムアクセ
ス率、304…再配置判断対象期間情報、304a…開
始日時、304b…終了日時、304c…期間更新情
報、305…再配置実行時刻情報、305a…日時、3
05b…日時更新情報、306…未使用領域情報、30
6a…アドレス、306b…使用/未使用、307…再
配置情報、307a…番号、307b…再配置元領域、
307c…再配置先領域、308…ベンダー情報(製造
元情報)、308a…アドレス、308b…ベンダー、
309…パリティグループ情報、309a…パリティグ
ループ番号、309b…RAID構成、309c…ディ
スク装置性能、309d…固定、310…アクセス種別
基準値情報、311…領域属性情報、311a…アドレ
ス、311b…アクセス種別ヒント、311c…固定、
312…ユーザ課金情報、312a…ユーザID、31
2b…アドレス、312c…課金情報、313…課金情
報、313a…自動/手動、313b…クラス間性能順
位変更、313c…課金単位、400…記憶装置、40
1…パリティグループ、402…ディスク装置、500
…クラス。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のストレージサブシステムが接続さ
    れる第1の情報ネットワークと、前記第1の情報ネット
    ワークと、前記ストレージサブシステムの記憶領域を利
    用する第3の情報処理装置が接続された第2の情報ネッ
    トワークとの間に介在する少なくとも一つの第1の情報
    処理装置と、前記第1の情報ネットワークに接続され、
    前記複数のストレージサブシステムを管理する第2の情
    報処理装置と、を含むストレージシステムの管理方法で
    あって、 前記第1および第2の情報処理装置の少なくとも一方
    は、前記複数のストレージサブシステムのベンダー情報
    (製造元情報)および使用状況情報を取得し、前記ベン
    ダー情報(製造元情報)および使用状況情報に基づい
    て、個々の前記ストレージサブシステム内の記憶領域
    間、および複数の前記ストレージサブシステムの各々の
    前記記憶領域間におけるデータ移動を行うことを特徴と
    するストレージシステムの管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のストレージシステムの管
    理方法であって、 前記ストレージサブシステムを構成する記憶装置を複数
    の組(クラス)に分類し、前記クラスにクラス属性を設
    定し、前記第1および第2の情報処理装置の少なくとも
    一方は、前記ベンダー情報(製造元情報)、前記使用状
    況情報および前記クラス属性を前記複数のストレージサ
    ブシステムから取得して、前記ベンダー情報(製造元情
    報)、前記使用状況情報および前記クラス属性に基づ
    き、第1の記憶領域に好適な再配置先の前記クラスを決
    定し、前記第1の記憶領域の再配置先として利用可能な
    第2の記憶領域を前記クラス内から選択し、前記第1の
    記憶領域のデータを前記第2の記憶領域にコピーすると
    ともに記憶領域の対応づけを前記第1の記憶領域から前
    記第2の記憶領域へ変更して再配置を行うことを特徴と
    するストレージシステムの管理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のストレージシス
    テムの管理方法であって、前記第1および第2の情報処
    理装置の少なくとも一方は前記複数のストレージサブシ
    ステムによって蓄積された前記ベンダー情報(製造元情
    報)および使用状況情報を前記複数のストレージサブシ
    ステムから取得し、設定された期間の前記使用状況情報
    に基づき、前記記憶領域の再配置先を決定し、設定され
    た時間に前記記憶領域の再配置を行うことを特徴とする
    ストレージシステムの管理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載のストレージ
    システムの管理方法であって、前記第1および第2の情
    報処理装置の少なくとも一方は、前記ベンダー情報(製
    造元情報)、前記使用状況情報として前記記憶装置の単
    位時間当たりの使用時間(使用率)、および各クラスに
    クラス属性として設定されたクラス間の性能順位と使用
    率上限値を前記複数のストレージサブシステムから取得
    し、前記ベンダー情報(製造元情報)および前記記憶装
    置の単位時間当たりの使用時間(使用率)と前記クラス
    属性として設定されたクラス間の性能順位と使用率上限
    値に基づいて、クラス使用率上限値を超えている前記記
    憶装置から再配置する記憶領域を選択し、前記記憶領域
    の再配置先として利用可能な記憶領域を前記順位が上位
    または同一のクラスから、各クラスの使用率上限値を超
    えないように決定することを特徴とするストレージシス
    テムの管理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2または3記載のストレージ
    システムの管理方法であって、前記第1および第2の情
    報処理装置の少なくとも一方は、前記ベンダー情報(製
    造元情報)、前記使用状況情報として前記記憶装置の単
    位時間当たりの使用時間(使用率)、および前記各クラ
    スのクラス属性として設定された対象アクセス種別と使
    用率上限値を前記複数のストレージサブシステムから取
    得し、前記ベンダー情報(製造元情報)および前記記憶
    装置の単位時間当たりの使用時間(使用率)と前記クラ
    ス属性として設定された前記対象アクセス種別と前記使
    用率上限値に基づいて、クラス使用率上限値を超えてい
    る前記記憶装置から再配置する記憶領域を選択し、前記
    記憶領域に対するアクセス種別の分析結果に基づいて前
    記記憶領域の再配置先のクラスを前記対象アクセス種別
    のクラスから、前記クラスの使用率上限値を超えないよ
    うに決定することを特徴とするストレージシステムの管
    理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4,または5記載の
    ストレージシステムの管理方法であって、前記第1およ
    び第2の情報処理装置の少なくとも一方は、個々の前記
    ストレージサブシステムの稼働状況にかかわらず、シス
    テム管理者の介入なしに自動的に前記記憶領域の再配置
    を行う手段と、個々の前記ストレージサブシステムの稼
    動状況にかかわらず、前記システム管理者が介入して手
    動で再配置を行う手段とを具備し、前記手段のいずれを
    用いたかによって異なる課金を行う課金方法、および、
    前記ストレージサブシステムにおける前記記憶領域の再
    配置後の性能向上等の効果が前記第3の情報処理装置の
    ユーザによって確認されたことによって課金する課金方
    法の少なくとも一方を実行することを特徴とするストレ
    ージシステムの管理方法。
  7. 【請求項7】 複数のストレージサブシステムが接続さ
    れる第1の情報ネットワークと、前記第1の情報ネット
    ワークと、前記ストレージサブシステムの記憶領域を利
    用する第3の情報処理装置が接続された第2の情報ネッ
    トワークとの間に介在する少なくとも一つの第1の情報
    処理装置と、前記第1の情報ネットワークに接続され、
    前記複数のストレージサブシステムを管理する第2の情
    報処理装置と、を含むストレージシステムにおいて、前
    記第1および第2の情報処理装置の少なくとも一方に実
    装されて実行されるストレージシステム管理プログラム
    であって、 前記複数のストレージサブシステムによって蓄積された
    ベンダー情報(製造元情報)および使用状況情報を取得
    する機能と、前記ベンダー情報(製造元情報)および使
    用状況情報に基づいて、個々の前記ストレージサブシス
    テム内の記憶領域間、および複数の前記ストレージサブ
    システムの各々の前記記憶領域間におけるデータ移動
    を、前記第1および第2の情報処理装置の少なくとも一
    方が自動的に行う機能と、を含むことを特徴とするスト
    レージシステム管理プログラム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のストレージシステム管理
    プログラムであって、 前記複数のストレージサブシステムを構成する記憶装置
    を、それぞれクラス属性を有する複数の組(クラス)と
    して管理する機能と、前記ベンダー情報(製造元情
    報)、前記使用状況情報および前記クラス属性に基づき
    第1の記憶領域に好適な再配置先のクラスを決定する機
    能と、前記第1の記憶領域の再配置先として利用可能な
    第2の記憶領域を前記クラス内から選択する機能と、前
    記第1の記憶領域の内容を前記第2の記憶領域にコピー
    するとともに記憶領域の対応づけを前記第1の記憶領域
    から前記第2の記憶領域へ変更して再配置を行う機能と
    を含むことを特徴とするストレージシステム管理プログ
    ラム。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載のストレージシス
    テム管理プログラムであって、前記複数のストレージサ
    ブシステムによって蓄積された前記ベンダー情報(製造
    元情報)および使用状況情報を前記複数のストレージサ
    ブシステムから取得し、前記ベンダー情報(製造元情
    報)および設定された期間の前記使用状況情報に基づ
    き、記憶領域の再配置先を自動的に決定する機能と、設
    定された時間に再配置を行う機能とを含むことを特徴と
    するストレージシステム管理プログラム。
  10. 【請求項10】 請求項7,8または9記載のストレー
    ジシステム管理プログラムであって、前記ベンダー情報
    (製造元情報)、前記使用状況情報として前記記憶装置
    の単位時間当たりの使用時間(使用率)、および各クラ
    スのクラス属性として設定されたクラス間の性能順位と
    使用率上限値を前記複数のストレージサブシステムから
    取得する機能と、各クラスに前記クラス属性として設定
    されている使用率上限値を超えている前記記憶装置から
    再配置する記憶領域を選択する機能と、前記記憶領域の
    再配置先のクラスを、各クラスにクラス属性として設定
    されているクラス間の性能順位に基づいて、各クラスの
    使用率上限値を超えないように決定する機能と、を含む
    ことを特徴とするストレージシステム管理プログラム。
  11. 【請求項11】 請求項7または8記載のストレージシ
    ステム管理プログラムであって、前記ベンダー情報(製
    造元情報)、前記使用状況情報として前記記憶装置の単
    位時間当たりの使用時間(使用率)、および各クラスの
    クラス属性として設定された対象アクセス種別と使用率
    上限値を前記複数のストレージサブシステムから取得す
    る機能と、前記クラス属性として設定された前記使用率
    上限値を超えている前記記憶装置から再配置する記憶領
    域を選択する機能と、前記記憶領域に対するアクセス種
    別を分析する機能と、前記ベンダー情報(製造元情報)
    および前記対象アクセス種別を前記クラス属性として設
    定されたクラスから、前記記憶領域の再配置先のクラス
    を前記分析結果に基づいて各クラスの使用率上限値を超
    えないように決定する機能と、を含むことを特徴とする
    ストレージシステム管理プログラム。
  12. 【請求項12】 請求項7,8,9または10記載のス
    トレージシステム管理プログラムであって、各ストレー
    ジサブシステムの稼動状況にかかわらず、システム管理
    者の介入なしに自動的に再配置を行う機能と、各ストレ
    ージサブシステムの稼動状況にかかわらず、前記システ
    ム管理者が介入して手動で再配置を行う機能とを含み、
    前記システム管理者の介入の有無に応じて異なる課金情
    報を出力する課金方法、およびユーザによって確認され
    た再配置後の性能向上等の効果を前記課金情報に反映さ
    せる課金方法、の少なくとも一方の課金方法を実行する
    ことを特徴とするストレージシステム管理プログラム。
  13. 【請求項13】 情報処理装置によって読み取り可能な
    記憶媒体であって、請求項7,8,9,10,11また
    は12記載のストレージシステム管理プログラムが格納
    された記憶媒体。
  14. 【請求項14】 複数のストレージサブシステムが接続
    される第1の情報ネットワークと、前記第1の情報ネッ
    トワークと、前記ストレージサブシステムの記憶領域を
    利用する第3の情報処理装置が接続された第2の情報ネ
    ットワークとの間に介在する少なくとも一つの第1の情
    報処理装置と、前記第1の情報ネットワークに接続さ
    れ、前記複数のストレージサブシステムを管理する第2
    の情報処理装置と、を含むストレージシステムであっ
    て、 前記第1および第2の情報処理装置の少なくとも一方
    に、前記複数のストレージサブシステムのベンダー情報
    (製造元情報)および使用状況情報を取得する手段と、
    前記ベンダー情報(製造元情報)および使用状況情報に
    基づいて、個々の前記ストレージサブシステム内の記憶
    領域間、および複数の前記ストレージサブシステムの各
    々の前記記憶領域間におけるデータ移動を自動的に行う
    手段と、を備えたことを特徴とするストレージシステ
    ム。
  15. 【請求項15】 複数のストレージサブシステムが接続
    される第1の情報ネットワークと、前記第1の情報ネッ
    トワークと、前記ストレージサブシステムの記憶領域を
    利用する第3の情報処理装置が接続された第2の情報ネ
    ットワークとの間に介在する少なくとも一つの第1の情
    報処理装置と、を含むストレージシステムであって、 前記第1の情報処理装置に、前記複数のストレージサブ
    システムのベンダー情報(製造元情報)および使用状況
    情報を取得する手段と、前記ベンダー情報(製造元情
    報)および使用状況情報に基づいて、個々の前記ストレ
    ージサブシステム内の記憶領域間、および複数の前記ス
    トレージサブシステムの各々の前記記憶領域間における
    データ移動を自動的に行う手段と、 を備えたことを特徴とするストレージシステム。
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