JP2003140039A - 広角レンズ - Google Patents

広角レンズ

Info

Publication number
JP2003140039A
JP2003140039A JP2001340139A JP2001340139A JP2003140039A JP 2003140039 A JP2003140039 A JP 2003140039A JP 2001340139 A JP2001340139 A JP 2001340139A JP 2001340139 A JP2001340139 A JP 2001340139A JP 2003140039 A JP2003140039 A JP 2003140039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
image
wide
positive
lenses
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001340139A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Isono
雅史 磯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2001340139A priority Critical patent/JP2003140039A/ja
Publication of JP2003140039A publication Critical patent/JP2003140039A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/04Reversed telephoto objectives

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体撮像素子用の撮影レンズ系として良好な
光学性能を有する、低コストでコンパクトな広角レンズ
を提供する。 【解決手段】 固体撮像素子に対して光学像を形成する
撮像用の広角レンズであって、物体側から順に負の前群
(GrF)と絞り(ST)と正の後群(GrR)とを備える。前群(Gr
F)は物体側から順に負レンズ(FL1)と正レンズ(FL2)の2
枚のプラスチックレンズから成り、後群(GrR)は物体側
から順に正レンズ(RL1)と負レンズ(RL2)と正レンズ(RL
3)の3枚から成り、条件式:1<fG/f<3{f:全系の焦
点距離,fG:最も像側に配置される両凸のガラスレンズ
(RL3)の焦点距離}を満足する。最も像側の正レンズ(RL
3)はガラスレンズであり、他は全てプラスチックレンズ
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広角レンズに関する
ものであり、更に詳しくは被写体の映像を固体撮像素子
で取り込むデジタル入力機器(デジタルスチルカメラ,
デジタルビデオカメラ等)用の小型撮影レンズ系として
好適な広角レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等の普及
に伴い、手軽に画像情報をデジタル機器に取り込むこと
ができるデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ
等(以下単に「デジタルカメラ」という。)が個人ユーザ
レベルで普及しつつある。このようなデジタルカメラ
は、今後も画像情報の入力機器として益々普及すること
が予想される。
【0003】また、デジタルカメラに搭載されるCCD
(Charge Coupled Device)等の固体撮像素子の小型化が
進展してきており、それに伴ってデジタルカメラにも一
層の小型化が求められている。このため、デジタル入力
機器において最大の容積を占める撮影レンズ系にも、コ
ンパクト化が強く要望されている。さらに近年の低価格
化競争のため、撮影レンズ系にも低コスト化の要望が強
くなってきている。以上のような要望に対し、レンズ枚
数が4〜5枚と比較的少なくコンパクトなデジタルカメ
ラ用の撮影レンズ系が、特開平9−133859号,特
開平9−222555号,特開平10−48515号の
各公報で提案されている。また、銀塩フィルムを使用す
るレンズシャッターカメラ用の撮影レンズ系は、近年コ
ンパクト化が顕著に進行しているので、これをデジタル
カメラ用の撮影レンズ系として流用することも考えられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記各公報に記載され
ている撮影レンズ系は、コンパクトではあるがすべての
レンズがガラスで構成されているため、低コスト化が達
成されていない。また、プラスチックレンズを多用した
コンパクトなデジタルカメラ用の撮影レンズ系が特開平
9−222558号公報で提案されているが、最も像面
側のレンズがプラスチックレンズで構成されているた
め、固体撮像素子が発する熱の影響を受けやすく、温度
変化に対する性能劣化が大きくなってしまう。
【0005】レンズシャッターカメラ用の撮影レンズ系
をデジタルカメラにそのまま流用した場合、固体撮像素
子の前面に設けられているマイクロレンズの集光性能を
十分に発揮させることができず、画像の明るさが画像中
央部と画像周辺部とで極端に変化するという問題が生じ
ることになる。レンズシャッターカメラ用の撮影レンズ
系では、射出瞳が像面の近くに位置しており、撮影レン
ズ系から射出された軸外光束が像面に対して斜めに入射
するからである。この問題を解決するために撮影レンズ
系の射出瞳位置を像面から離そうとすると、どうしても
撮影レンズ系全体の大型化が避けられなくなる。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであって、固体撮像素子用の撮影レンズ系として良
好な光学性能を有する、低コストでコンパクトな広角レ
ンズを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の広角レンズは、固体撮像素子に対して
光学像を形成する撮像用の広角レンズであって、物体側
から順に負の前群と絞りと正の後群とを備え、前記後群
が少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レン
ズとで構成され、最も像側に両凸のガラスレンズが配置
され、全レンズの半分以上がプラスチックレンズで構成
され、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。 1<fG/f<3 …(1) ただし、 f:全系の焦点距離、 fG:最も像側に配置される両凸のガラスレンズの焦点距
離、 である。
【0008】第2の発明の広角レンズは、上記第1の発
明の構成において、前記前群が物体側から順に負レンズ
と正レンズの2枚のプラスチックレンズで構成されてい
ることを特徴とする。
【0009】第3の発明の広角レンズは、上記第1又は
第2の発明の構成において、前記後群が物体側から順に
正レンズと負レンズと正レンズの3枚で構成されてお
り、最も像側の正レンズ以外は全てプラスチックレンズ
で構成されていることを特徴とする。
【0010】第4の発明の広角レンズは、上記第1〜第
3のいずれか1つの発明の構成において、さらに以下の
条件式(2)を満足することを特徴とする。 -0.5<(R1+R2)/(R1-R2)<0.8 …(2) ただし、 R1:最も像側に配置される両凸のガラスレンズの物体側
の曲率半径、 R2:最も像側に配置される両凸のガラスレンズの像面側
の曲率半径、 である。
【0011】第5の発明の広角レンズは、上記第1〜第
4のいずれか1つの発明の構成において、さらに以下の
条件式(3)を満足することを特徴とする。 0.9<dG/f<1.5 …(3) ただし、 f:全系の焦点距離、 dG:最も像側に配置される両凸のガラスレンズの厚み、 である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る広角レンズの
実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1〜図4
に、第1〜第4の実施の形態のレンズ構成をそれぞれ光
学断面で示す。各実施の形態の広角レンズはいずれも、
固体撮像素子(例えばCCD)に対して光学像を形成する
撮像用(例えばデジタルカメラ用)の単焦点広角レンズで
あって、物体側から順に負の前群(GrF)と絞り(ST)と正
の後群(GrR)とを備えており、その像面側には光学的ロ
ーパスフィルター等に相当するガラス製の平行平面板(P
LT)が配置されている。前群(GrF)は、物体側から順に、
両凹の負レンズ(FL1)と両凸の正レンズ(FL2)の2枚のプ
ラスチックレンズで構成されている。後群(GrR)は、物
体側から順に、両凸の正レンズ(RL1)と両凹の負レンズ
(RL2)と両凸の正レンズ(RL3)の3枚で構成されている。
最も像側に配置されている正レンズ(RL3)はガラスレン
ズであり、その正レンズ(RL3)以外は全てプラスチック
レンズで構成されている。なお図1〜図4中、*印が付
された面は非球面である。
【0013】各実施の形態の広角レンズにおいては、無
限遠合焦状態から近接物体距離へのフォーカシングの際
に、絞り(ST)と正の後群(GrR)とを一体で物体側へ繰り
出す、いわゆるリアフォーカシング方式を採用している
が、フォーカシング方式についてはこれに限らない。例
えば、すべての構成要素を物体側へ繰り出したり、全体
を移動させつつ同時に絞り(ST)前後の間隔を変化させた
り、個々のレンズを単体で移動させたり、複数のレンズ
を合わせて移動させたりする等、適宜選択してよい。ま
たフォーカス駆動についても、マニュアルフォーカス,
オートフォーカス等、必要に応じたものを選択して採用
すればよい。
【0014】各実施の形態のように、物体側から順に負
の前群(GrF)と絞り(ST)と正の後群(GrR)とを備えたタイ
プの広角レンズにおいて、後群(GrR)を少なくとも1枚
の正レンズと少なくとも1枚の負レンズとで構成し、最
も像側に両凸のガラスレンズを配置し、全レンズの半分
以上をプラスチックレンズで構成することにより、固体
撮像素子用の撮影レンズ系としての光学性能を良好に保
ちながら、低コスト化及びコンパクト化を達成すること
ができる。最も像面側のレンズをガラスレンズで構成す
ると、固体撮像素子が発する熱の影響を受けにくくなる
ため、温度変化に対する性能低下が小さくなるというメ
リットがある。また、全レンズの半分以上をプラスチッ
クレンズにすると、低コスト化及び軽量化を効果的に達
成できるというメリットがある。このように固体撮像素
子からの熱の影響を抑えながらプラスチックレンズを多
用するには、各実施の形態のように、前群(GrF)を物体
側から順に負・正の2枚のプラスチックレンズ(FL1,FL
2)で構成することが望ましく、後群(GrR)を物体側から
順に正・負・正の3枚(RL1〜RL3)で構成し、最も像側の
正レンズ(RL3)以外は全てプラスチックレンズで構成す
ることが望ましい。
【0015】次に、各実施の形態の広角レンズにおいて
満たすことが望ましい条件式を説明する。なお、各実施
の形態が以下に説明する全ての条件式を同時に満たす必
要はなく、個々の条件式を光学構成に応じてそれぞれ単
独に満足すれば、対応する作用・効果を達成することは
可能である。もちろん、複数の条件式を満足する方が、
光学性能,小型化,組立等の観点からより望ましいこと
はいうまでもない。
【0016】以下の条件式(1)を満足することが望まし
い。 1<fG/f<3 …(1) ただし、 f:全系の焦点距離、 fG:最も像側に配置される両凸のガラスレンズ(RL3)の
焦点距離、 である。
【0017】条件式(1)は、最も像側に配置される両凸
のガラスレンズ(RL3)の焦点距離に関し、主に全長と収
差とをバランスさせるための条件範囲を規定している。
条件式(1)の上限を超えると、収差補正上有利にはなる
が全長の増大を招いてしまう。また、全長の増大に伴っ
て前玉径も増大するため、光学系の大型化が著しくな
る。逆に条件式(1)の下限を超えると、全長を短縮する
上では有利になるが収差劣化を招いてしまう。特に歪曲
収差と像面湾曲の劣化が著しくなる。
【0018】以下の条件式(2)を満足することが望まし
い。 -0.5<(R1+R2)/(R1-R2)<0.8 …(2) ただし、 R1:最も像側に配置される両凸のガラスレンズ(RL3)の
物体側の曲率半径、 R2:最も像側に配置される両凸のガラスレンズ(RL3)の
像面側の曲率半径、 である。
【0019】条件式(2)は、最も像側に配置される両凸
のガラスレンズ(RL3)の面形状に関し、主にコマ収差を
バランスさせるための条件範囲を規定している。条件式
(2)の下限を超えると、コマ収差が悪化し高次の倍率色
収差への悪影響が大きくなる。逆に条件式(2)の上限を
超えると、コマ収差が悪化し非点収差への悪影響が大き
くなる。
【0020】以下の条件式(3)を満足することが望まし
い。 0.9<dG/f<1.5 …(3) ただし、 f:全系の焦点距離、 dG:最も像側に配置される両凸のガラスレンズ(RL3)の
厚み、 である。
【0021】条件式(3)は、最も像側に配置される両凸
のガラスレンズ(RL3)の厚みに関し、主に歪曲収差と像
面湾曲を適切に補正するための条件範囲を規定してい
る。条件式(3)の上限を超えると、正の歪曲収差が大き
くなるとともに、像面のオーバー側への倒れが大きくな
るため望ましくない。逆に条件式(3)の下限を超える
と、負の歪曲収差が大きくなるとともに、像面のアンダ
ー側への倒れが大きくなり、撮影レンズとして実用に耐
えられなくなる。
【0022】各実施の形態の広角レンズは、入射光線を
屈折により偏向させる屈折型レンズ(つまり、異なる屈
折率を有する媒質同士の界面で偏向が行われるタイプの
レンズ)のみで構成されているが、これに限らない。例
えば、回折により入射光線を偏向させる回折型レンズ,
回折作用と屈折作用との組み合わせで入射光線を偏向さ
せる屈折・回折ハイブリッド型レンズ,入射光線を媒質
内の屈折率分布により偏向させる屈折率分布型レンズ等
を用いてもよい。また各実施の形態において、光学的な
パワー(焦点距離の逆数で定義される量)を有しない面
(例えば、反射面,屈折面,回折面)を光路中に配置する
ことにより、広角レンズの前,後又は途中で光路を折り
曲げてもよい。折り曲げ位置は必要に応じて設定すれば
よく、光路の適正な折り曲げにより、広角レンズが搭載
されるデジタル入力機器(デジタルカメラ等)の見かけ上
の薄型化やコンパクト化を達成することが可能である。
【0023】各実施の形態の広角レンズは、デジタル入
力機器用の小型撮影レンズ系としての使用に適してお
り、これを光学的ローパスフィルターや固体撮像素子と
組み合わせることにより、被写体の映像を光学的に取り
込んで電気的な信号として出力する撮像レンズ装置を構
成することができる。撮像レンズ装置は、被写体の静止
画撮影や動画撮影に用いられるカメラ{例えば、デジタ
ルカメラ;ビデオカメラ;デジタルビデオユニット,パ
ーソナルコンピュータ,モバイルコンピュータ,ペン型
スキャナー,携帯電話,情報携帯端末(PDA:Persona
l Digital Assistant)等に内蔵又は外付けされるカメ
ラ}の主たる構成要素であり、例えば、物体(被写体)側
から順に、物体の光学像を形成する撮影レンズ系と、光
学的ローパスフィルターと、撮影レンズ系により形成さ
れた光学像を電気的な信号に変換する固体撮像素子と、
で構成される。
【0024】したがって、上述した各実施の形態には以
下の構成を有する発明(i)〜(iii)が含まれており、その
構成により、良好な光学性能を有し低コストでコンパク
トな撮像レンズ装置を実現することができる。そして、
これをデジタルカメラ等に適用すれば、当該カメラの高
性能化,高機能化,低コスト化及びコンパクト化に寄与
することができる。 (i) 光学像を形成する撮像用の広角レンズと、その広
角レンズにより形成された光学像を電気的な信号に変換
する固体撮像素子と、を備えた撮像レンズ装置であっ
て、前記広角レンズが、物体側から順に負の前群と絞り
と正の後群とを備え、前記後群が少なくとも1枚の正レ
ンズと少なくとも1枚の負レンズとで構成され、最も像
側に両凸のガラスレンズが配置され、全レンズの半分以
上がプラスチックレンズで構成され、前記条件式(1)〜
(3)のうちの少なくとも1つを満足することを特徴とす
る撮像レンズ装置。 (ii) 前記前群が物体側から順に負レンズと正レンズの
2枚のプラスチックレンズで構成されていることを特徴
とする上記(i)記載の撮像レンズ装置。 (iii) 前記後群が物体側から順に正レンズと負レンズ
と正レンズの3枚で構成されており、最も像側の正レン
ズ以外は全てプラスチックレンズで構成されていること
を特徴とする上記(i)又は(ii)記載の撮像レンズ装置。
【0025】固体撮像素子としては、例えば複数の画素
から成るCCDやCMOS(Complementary Metal Oxide
Semiconductor)センサー等が用いられ、広角レンズに
より形成された光学像は固体撮像素子により電気的な信
号に変換される。広角レンズで形成されるべき光学像
は、固体撮像素子の画素ピッチにより決定される所定の
遮断周波数特性を有する光学的ローパスフィルターを通
過することにより、電気的な信号に変換される際に発生
するいわゆる折り返しノイズが最小化されるように、空
間周波数特性が調整される。固体撮像素子で生成した信
号は、必要に応じて所定のデジタル画像処理や画像圧縮
処理等が施されて、デジタル映像信号としてメモリー
(半導体メモリー,光ディスク等)に記録されたり、場合
によってはケーブルを介したり赤外線信号に変換された
りして他の機器に伝送される。
【0026】なお、広角レンズの最終面と固体撮像素子
との間に配置される光学的ローパスフィルターは、各実
施の形態では平行平面板(PLT)で構成されているが、使
用されるデジタル入力機器に応じたものであればよい。
例えば、所定の結晶軸方向が調整された水晶等を材料と
する複屈折型ローパスフィルターや、必要とされる光学
的な遮断周波数の特性を回折効果により達成する位相型
ローパスフィルター等が適用可能である。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施した広角レンズを、コン
ストラクションデータ等を挙げて更に具体的に説明す
る。ここで挙げる実施例1〜4は、前述した第1〜第4
の実施の形態にそれぞれ対応しており、第1〜第4の実
施の形態を表すレンズ構成図(図1〜図4)は、対応する
実施例1〜4のレンズ構成をそれぞれ示している。
【0028】各実施例のコンストラクションデータにお
いて、ri(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の面の
曲率半径(mm)、di(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番
目の軸上面間隔(mm)を示しており、Ni(i=1,2,3,...),ν
i(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の光学要素の
d線に対する屈折率(Nd),アッベ数(νd)を示している。
全系の焦点距離(f,mm)及びFナンバー(FNO)を他のデー
タと併せて示し、また、各条件式の対応値を表1に示
す。
【0029】曲率半径riに*印が付された面は、非球面
形状の屈折光学面又は非球面と等価な屈折作用を有する
面であることを示し、非球面の面形状を表わす以下の式
(AS)で定義されるものとする。各実施例の非球面データ
を他のデータと併せて示す。 X(H)=(C0・H2)/{1+√(1-ε・C02・H2)}+Σ(Ai・Hi) …(AS) ただし、式(AS)中、 X(H):高さHの位置での光軸(AX)方向の変位量(面頂点基
準)、 H:光軸(AX)に対して垂直な方向の高さ、 C0:近軸曲率(=1/曲率半径)、 ε:2次曲面パラメータ、 Ai:i次の非球面係数(Ai=0の場合のデータは省略す
る。)、 である。
【0030】図5〜図8は、実施例1〜実施例4に対応
する収差図である。図5〜図8中、(A)は球面収差等,
(B)は非点収差,(C)は歪曲収差を示している{FNO:F
ナンバー,Y':最大像高(mm)}。球面収差図において、実
線(d)はd線、一点鎖線(g)はg線、二点鎖線(c)はc線
に対する各球面収差量を表しており、破線(SC)は正弦条
件不満足量を表している。非点収差図において、破線(D
M)はメリディオナル面でのd線に対する非点収差を表し
ており、実線(DS)はサジタル面でのd線に対する非点収
差を表わしている。また、歪曲収差図において実線はd
線に対する歪曲%を表している。
【0031】 《実施例1》 f=4.2,FNO=4.0 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1*= -15.618 d1= 1.500 N1=1.52510 ν1= 56.38(FL1) r2*= 3.928 d2= 3.855 r3= 12.737 d3= 1.943 N2=1.58340 ν2= 30.23(FL2) r4= -22.720 d4= 5.228 r5= ∞(ST) d5= 1.425 r6*= 6.990 d6= 3.035 N3=1.52510 ν3= 56.38(RL1) r7*= -3.549 d7= 0.198 r8= -6.226 d8= 0.750 N4=1.58340 ν4= 30.23(RL2) r9= 4.045 d9= 0.558 r10= 5.997 d10= 3.950 N5=1.51680 ν5= 64.20(RL3) r11= -6.400 d11= 1.005 r12= ∞ d12= 3.400 N6=1.51680 ν6= 64.20(PLT) r13= ∞
【0032】 [第1面(r1)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4= 0.20022×10-2,A6=-0.59183×10-4,A8= 0.64864×10-6 [第2面(r2)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4=-0.77105×10-3,A6= 0.24687×10-3,A8=-0.26623×10-4 [第6面(r6)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4=-0.17956×10-2,A6=-0.41366×10-3,A8=-0.58603×10-4 [第7面(r7)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4= 0.30221×10-2,A6=-0.20692×10-3,A8=-0.26973×10-4
【0033】 《実施例2》 f=3.8,FNO=4.0 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1*= -11.028 d1= 1.304 N1=1.52510 ν1= 56.38(FL1) r2*= 3.777 d2= 3.402 r3= 16.796 d3= 2.006 N2=1.58340 ν2= 30.23(FL2) r4= -12.879 d4= 5.118 r5= ∞(ST) d5= 1.959 r6*= 6.980 d6= 2.374 N3=1.52510 ν3= 56.38(RL1) r7*= -3.223 d7= 0.122 r8= -5.807 d8= 0.750 N4=1.58340 ν4= 30.23(RL2) r9= 4.859 d9= 0.643 r10= 8.048 d10= 3.659 N5=1.51680 ν5= 64.20(RL3) r11= -6.500 d11= 1.000 r12= ∞ d12= 3.400 N6=1.51680 ν6= 64.20(PLT) r13= ∞
【0034】 [第1面(r1)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4= 0.28755×10-2,A6=-0.85148×10-4,A8= 0.93360×10-6 [第2面(r2)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4=-0.13964×10-2,A6= 0.53182×10-3,A8=-0.47623×10-4 [第6面(r6)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4=-0.28401×10-2,A6= 0.58933×10-5,A8=-0.15628×10-3 [第7面(r7)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4= 0.38656×10-2,A6= 0.11744×10-3,A8=-0.76949×10-4
【0035】 《実施例3》 f=3.9,FNO=4.0 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1*= -10.292 d1= 1.000 N1=1.52510 ν1= 56.38(FL1) r2*= 3.901 d2= 2.447 r3= 356.761 d3= 3.000 N2=1.58340 ν2= 30.23(FL2) r4= -8.063 d4= 6.262 r5= ∞(ST) d5= 1.921 r6*= 11.990 d6= 2.163 N3=1.52510 ν3= 56.38(RL1) r7*= -2.922 d7= 0.100 r8= -5.091 d8= 0.750 N4=1.58340 ν4= 30.23(RL2) r9= 8.719 d9= 0.624 r10= 17.165 d10= 3.800 N5=1.51680 ν5= 64.20(RL3) r11= -6.595 d11= 1.082 r12= ∞ d12= 3.400 N6=1.51680 ν6= 64.20(PLT) r13= ∞
【0036】 [第1面(r1)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4= 0.30491×10-2,A6=-0.92321×10-4,A8= 0.89735×10-6 [第2面(r2)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4=-0.11476×10-2,A6= 0.54076×10-3,A8=-0.45521×10-4 [第6面(r6)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4=-0.36625×10-2,A6=-0.13926×10-3,A8=-0.12549×10-3 [第7面(r7)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4= 0.39811×10-2,A6= 0.97007×10-4,A8=-0.26270×10-4
【0037】 《実施例4》 f=3.8,FNO=4.0 [曲率半径] [軸上面間隔] [屈折率] [アッベ数] r1*= -9.908 d1= 1.000 N1=1.52510 ν1= 56.38(FL1) r2*= 3.886 d2= 2.605 r3= 20.197 d3= 3.000 N2=1.58340 ν2= 30.23(FL2) r4= -10.913 d4= 5.531 r5= ∞(ST) d5= 2.894 r6*= 7.616 d6= 2.461 N3=1.52510 ν3= 56.38(RL1) r7*= -3.667 d7= 0.132 r8= -6.617 d8= 0.750 N4=1.58340 ν4= 30.23(RL2) r9= 6.202 d9= 0.653 r10= 9.836 d10= 3.958 N5=1.51680 ν5= 64.20(RL3) r11= -6.500 d11= 1.000 r12= ∞ d12= 3.400 N6=1.51680 ν6= 64.20(PLT) r13= ∞
【0038】 [第1面(r1)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4= 0.31083×10-2,A6=-0.94633×10-4,A8= 0.10639×10-5 [第2面(r2)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4=-0.13538×10-2,A6= 0.47413×10-3,A8=-0.40738×10-4 [第6面(r6)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4=-0.11901×10-2,A6= 0.70430×10-4,A8=-0.28482×10-4 [第7面(r7)の非球面データ] ε=0.10000×10,A4= 0.37999×10-2,A6= 0.14230×10-3,A8=-0.17707×10-4
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、固
体撮像素子用の撮影レンズ系として良好な光学性能を有
する、低コストでコンパクトな広角レンズを実現するこ
とができる。そして、本発明に係る広角レンズをデジタ
ルカメラ等のデジタル入力機器に撮影レンズ系として用
いれば、当該機器の高性能化,高機能化,低コスト化及
びコンパクト化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態(実施例1)のレンズ構成図。
【図2】第2の実施の形態(実施例2)のレンズ構成図。
【図3】第3の実施の形態(実施例3)のレンズ構成図。
【図4】第4の実施の形態(実施例4)のレンズ構成図。
【図5】実施例1の収差図。
【図6】実施例2の収差図。
【図7】実施例3の収差図。
【図8】実施例4の収差図。
【符号の説明】
FL1 …両凹の負レンズ FL2 …両凸の正レンズ ST …絞り RL1 …両凸の正レンズ RL2 …両凹の負レンズ RL3 …両凸の正レンズ PLT …平行平面板 AX …光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA03 LA03 MA04 MA05 MA08 MA09 PA05 PA17 PB05 QA03 QA07 QA19 QA21 QA25 QA34 QA42 QA45 RA05 RA12 RA13 RA21 RA32 RA43 RA46 UA01 5C022 AC42 AC54

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子に対して光学像を形成する
    撮像用の広角レンズであって、 物体側から順に負の前群と絞りと正の後群とを備え、前
    記後群が少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の
    負レンズとで構成され、最も像側に両凸のガラスレンズ
    が配置され、全レンズの半分以上がプラスチックレンズ
    で構成され、以下の条件式(1)を満足することを特徴と
    する広角レンズ; 1<fG/f<3 …(1) ただし、 f:全系の焦点距離、 fG:最も像側に配置される両凸のガラスレンズの焦点距
    離、 である。
  2. 【請求項2】 前記前群が物体側から順に負レンズと正
    レンズの2枚のプラスチックレンズで構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の広角レンズ。
  3. 【請求項3】 前記後群が物体側から順に正レンズと負
    レンズと正レンズの3枚で構成されており、最も像側の
    正レンズ以外は全てプラスチックレンズで構成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の広角レンズ。
  4. 【請求項4】 さらに以下の条件式(2)を満足すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の広角
    レンズ; -0.5<(R1+R2)/(R1-R2)<0.8 …(2) ただし、 R1:最も像側に配置される両凸のガラスレンズの物体側
    の曲率半径、 R2:最も像側に配置される両凸のガラスレンズの像面側
    の曲率半径、 である。
  5. 【請求項5】 さらに以下の条件式(3)を満足すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の広角
    レンズ; 0.9<dG/f<1.5 …(3) ただし、 f:全系の焦点距離、 dG:最も像側に配置される両凸のガラスレンズの厚み、 である。
JP2001340139A 2001-11-06 2001-11-06 広角レンズ Pending JP2003140039A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001340139A JP2003140039A (ja) 2001-11-06 2001-11-06 広角レンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001340139A JP2003140039A (ja) 2001-11-06 2001-11-06 広角レンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003140039A true JP2003140039A (ja) 2003-05-14

Family

ID=19154386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001340139A Pending JP2003140039A (ja) 2001-11-06 2001-11-06 広角レンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003140039A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7440196B2 (en) 2005-09-16 2008-10-21 Olympus Imaging Corp. Image forming optical system and image pickup apparatus using the same
CN107728296A (zh) * 2016-08-10 2018-02-23 光芒光学股份有限公司 光学镜头
CN113109927A (zh) * 2021-04-27 2021-07-13 玉晶光电(厦门)有限公司 光学成像镜头

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7440196B2 (en) 2005-09-16 2008-10-21 Olympus Imaging Corp. Image forming optical system and image pickup apparatus using the same
CN107728296A (zh) * 2016-08-10 2018-02-23 光芒光学股份有限公司 光学镜头
CN113109927A (zh) * 2021-04-27 2021-07-13 玉晶光电(厦门)有限公司 光学成像镜头
CN113109927B (zh) * 2021-04-27 2024-04-05 玉晶光电(厦门)有限公司 光学成像镜头

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3656089B2 (ja) 撮像レンズ装置
JP3433734B2 (ja) 撮像レンズ装置
JP3433733B2 (ja) 撮像レンズ装置
JP3695449B2 (ja) 撮像レンズ
JP4103475B2 (ja) 撮像レンズ装置
JP4186560B2 (ja) 超広角レンズ
JP3835398B2 (ja) 撮像レンズ
JP2002055278A (ja) 撮像レンズ装置
JP2000180719A (ja) 撮影レンズ系
JP4720214B2 (ja) 撮像レンズ
JP2006243092A (ja) 広角レンズ
JP2004184627A (ja) 撮像レンズ装置
JP4400193B2 (ja) 撮像レンズ
JP4207020B2 (ja) 撮像レンズ
JP3821087B2 (ja) 撮像レンズ装置
JP2003287681A (ja) 撮像レンズ装置
JP2004163849A (ja) 撮像レンズ
US7440195B2 (en) Zoom lens system and imaging device having the same
JP2006098429A (ja) 撮像レンズ
JP4244958B2 (ja) 撮像レンズ
JP2004070235A (ja) 撮像レンズ装置
JP2005338234A (ja) 撮像レンズ
JP2004226510A (ja) 撮像レンズ装置
JP3611558B2 (ja) 撮像レンズ
JP4442184B2 (ja) 撮像レンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050622

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20051004