JP2003139939A - 液晶表示装置用カラーフィルタ - Google Patents

液晶表示装置用カラーフィルタ

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JP2003139939A
JP2003139939A JP2001342414A JP2001342414A JP2003139939A JP 2003139939 A JP2003139939 A JP 2003139939A JP 2001342414 A JP2001342414 A JP 2001342414A JP 2001342414 A JP2001342414 A JP 2001342414A JP 2003139939 A JP2003139939 A JP 2003139939A
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color filter
light
type color
liquid crystal
selective reflection
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JP2001342414A
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Tomohisa Honda
知久 本田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色の再現範囲が広く、各色の色純度が良く、
しかも明るい液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 選択反射型カラーフィルタ22、23と
顔料分散型カラーフィルタ14を持つ液晶表示装置用の
カラーフィルタにおいて、前記選択反射型カラーフィル
タ22、23が、各々435nm、535nm、615
nmを含む3種類の反射波長域の部分から成るようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、平面非発光型デ
ィスプレイの構造にかかり、より詳しくは、透過型液晶
表示装置のカラーフィルタの構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、フラットディスプレイとして、モノ
クロ或いはカラーの液晶表示装置(LCD)が使用され
ている。カラーの液晶表示装置には、3原色の制御を行
なうためにアクティブマトリックス方式と単純マトリッ
クス方式があり、いずれの方式においてもマイクロカラ
ーフィルタが用いられている。そして、液晶表示装置
は、構成画素部を3原色(R、G、B)のサブピクセル
とし、電気的スイッチングによる液晶の位相変化を利用
して、3原色の各光の透過光量を制御してカラー表示が
行なわれている。
【0003】前記カラーフィルタ10は、図6に例示す
る如く、例えば透明基板12上に、R、G、Bの各色パ
ターンからなる着色層14と、各画素の境界部分に位置
するブラックマトリックス16と、保護膜18及び透明
電極層20からなるカラーフィルタ層を備えている。こ
れらのカラーフィルタは、現在、主として、赤、緑、青
の顔料を分散させた光硬化性樹脂を使用して、対応する
各画素にパターニングされている。
【0004】液晶表示装置の色は、赤、緑、青の3原色
の画素を並べて、各々の光強度を調整して出している
が、バックライト24に冷陰極管を使う場合には、元々
の光源の白の発光スペクトルは決まっており、その上の
パターニングされたカラーフィルタとして、画素毎に顔
料を使用した吸収型のカラーフィルタ10を用いて、余
分な光を吸収して、画素毎の色を変えている。そのた
め、実際にディスプレイの表面に出てくる光の強度は、
偏光板26によって1/2になり、更に、カラーフィル
タ10によって、その2/3のエネルギが吸収されてし
まうため、バックライト24の強度の1/6以下になっ
てしまう。
【0005】更に、実際に表示される色は、バックライ
トの発光スペクトルと、カラーフィルタの透過率カーブ
で一義的に決まってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、色純度を上げ
る為には、カラーフィルタの色を濃くせざるを得ず、そ
の為、全体の透過率を低下させていた。
【0007】一方、バックライトに使用される冷陰極管
も、紫外線によって3色の蛍光体を光らせているが、使
用できる蛍光体が限られている為、発光のピーク波長は
決まっており、又、蛍光体の需要の関係で、構成も略決
まっていた。その為、色の再現範囲が広く、各色の色純
度が良く、しかも明るいものが望まれていた。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、液晶表示装置の色再現域を広くし、
更には、明るい表示を行うことが可能なカラーフィルタ
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1の
ように、パターニングされ、異なる特定の波長の光を透
過するようなコレステリック液晶またはカイラルネマテ
ィック液晶または多層干渉膜を使用して作成された選択
反射型カラーフィルタ層と、それらで透過した光を透過
する顔面分散型カラーフィルタ層を前記選択反射型カラ
ーフィルタ層に対して観察者側に持つ液晶表示装置用の
カラーフィルタにおいて、前記選択反射型カラーフィル
タ層が、各々435nm、535nm、615nmを含
む3種類の反射波長域の部分からなることを特徴とする
液晶表示装置用カラーフィルタにより、上記目的を達成
するものである。
【0010】ここで、前記反射波長域の半値幅を、43
5nmを含む部分で40nm以内、535nmを含む部
分で45nm以内、615nmを含む部分で50nm以
内とすることができる。
【0011】又、前記反射波長域を、435nmを含む
部分で430〜470nm、535nmを含む部分で5
30〜575nm、615nmを含む部分で610〜6
60nmとすることができる。
【0012】又、前記選択反射型カラーフィルタ層はR
GBの光の3原色にあたる光を透過する3種類のピクセ
ルで構成されており、赤色の顔料分散型カラーフィルタ
層のバックライト側には、赤色を透過し、535nm及
び435nmの光を含む波長範囲の光を反射する選択反
射型カラーフィルタ部分を有し、緑色の顔料分散型カラ
ーフィルタ層のバックライト側には、緑色を透過し、6
15nm及び435nmの光を含む波長範囲の光を反射
する選択反射型カラーフィルタ部分を有し、青色の顔料
分散型カラーフィルタ層のバックライト側には、青色を
透過し、615nm及び535nmの光を含む波長範囲
の光を反射する選択反射型カラーフィルタ部分を有する
ようにすることができる。
【0013】又、前記選択反射型カラーフィルタ層はR
GBの光の3原色にあたる光を透過する3種類のピクセ
ルで構成されており、赤色の顔料分散型カラーフィルタ
層のバックライト側には、赤色を透過し、535nm又
は435nmの光を含む波長範囲の光を反射する選択反
射型カラーフィルタ部分を有し、緑色の顔料分型散カラ
ーフィルタ層のバックライト側には、緑色を透過し、6
15nm又は435nmの光を含む波長範囲の光を反射
する選択反射型カラーフィルタ部分を有し、青色の顔料
分散型カラーフィルタ層のバックライト側には、青色を
透過し、615nm又は535nmの光を含む波長範囲
の光を反射する選択反射型カラーフィルタ部分を有する
ようにすることができる。
【0014】又、前記選択反射型カラーフィルタ層はR
GBの光の3原色にあたる光を透過する3種類のピクセ
ルで構成されており、赤色の顔料分散型カラーフィルタ
層のバックライト側には、赤色を透過し、535nmの
光を含む波長範囲の光を反射する選択反射型カラーフィ
ルタ部分を有し、緑色の顔料分散型カラーフィルタ層の
バックライト側には、緑色を透過し、435nmの光を
含む波長範囲の光を反射する選択反射型カラーフィルタ
部分を有し、青色の顔料分散型カラーフィルタ層のバッ
クライト側には、青色を透過し、615nmの光を含む
波長範囲の光を反射する選択反射型カラーフィルタ部分
を有するようにすることができる。
【0015】又、前記選択反射型カラーフィルタ層に干
渉フィルタを使用することができる。
【0016】又、前記干渉フィルタにUV硬化型のコレ
ステリック液晶を使用することができる。
【0017】この発明は、又、前記カラーフィルタを有
することを特徴とする液晶表示装置を提供するものであ
る。
【0018】液晶に使用されるバックライトは、主とし
て冷陰極管が使用されている。この冷陰極管は、紫外線
を発生させ、それによって3原色の蛍光体を光らせて白
く発光させている。しかし、その光は、図1のように、
色として感じる光R、G、Bの他、色を濁してしまう、
例えば波長585nm付近の光Nも含まれている。しか
しながら、現在の蛍光体は、寿命とコストの面から変更
することが難しく、容易に色純度を上げることはできな
い。
【0019】本発明は、液晶の色再現域を広くして、更
には明るい表示を行うために開発されたもので、バック
ライトの特定の波長域を選択的に再利用することによ
り、見かけ上のバックライトの分光を良いものにしよう
と考えられたものである。
【0020】具体的には、図2に示す如く、選択反射型
のカラーフィルタ22を、通常使用される顔料分散型カ
ラーフィルタ14のバックライト側に設置し、各色に特
有の波長の光を選択的に反射することによって、それを
可能にしている。本発明では、その反射波長に最適な値
があることを見出しており、反射波長域を一定の波長範
囲以下に限定することで、色再現範囲の拡大を可能にし
ている。
【0021】なお、顔料分散型カラーフィルタと波長選
択型カラーフィルタを組み合わせることは、出願人が特
開2000−347179で提案しており、この方法に
より輝度を高めることはできるが、色純度を高めること
迄は考えられていなかった。
【0022】本発明は、この方法を発展したもので、選
択反射型フィルタによる反射波長域の半値幅を、好まし
くは、青色を反射する部分は40nm以下、緑色を反射
する部分は45nm以下、赤色を反射する部分は50n
m以下にすること、更に好ましくは、反射波長域を、青
色を反射する部分は430−470nm、緑色を反射す
る部分は530−575nm、赤色を反射する部分は6
10−660nmとすることによって、最終的に表示さ
れる各色の色純度を上げることが可能になった。
【0023】この発明におけるカラーフィルタの一例の
構成を図2に示す。顔料分散型のRGBのカラーフィル
タ(CFと略する)14のバックライト側に選択反射型
のカラーフィルタ(例えば干渉フィルタ)22を設置す
るのであるが、赤色の顔料分散型カラーフィルタ14R
のバックライト側に、緑色Gと青色Bを反射して赤色R
を透過する選択反射型カラーフィルタ22Rを設置し、
緑色の顔料分散型カラーフィルタ14Gのバックライト
側に、青色Bと赤色Rを反射して緑色Gを透過する選択
反射型カラーフィルタ22Gを設置し、青色の顔料分散
型カラーフィルタ14Bのバックライト側には、赤色R
と緑色Gを反射して青色Bを透過する選択反射型カラー
フィルタ22Bを設置する。その場合の反射波長域を、
液晶の屈折率異方性を調整することによって、青色反射
波長域の半値幅を40nm、緑色反射波長域の半値幅を
45nm、赤色反射波長域の半値幅を50nm以下にす
ることができる。このような波長域とすることによっ
て、効率的に色の純度に利く発光スペクトルのみを増幅
することができる。
【0024】本発明におけるカラーフィルタの違った形
態の構成を図3に示す。図2と同様に、顔料分散型のR
GBのカラーフィルタ14のバックライト側に選択反射
型のカラーフィルタ23を設置するのであるが、赤色の
顔料分散型カラーフィルタ14Rのバックライト側に、
緑色Gを反射して補色のマゼンダ色Mを透過する選択反
射型カラーフィルタ23Mを設置し、緑色の顔料分散型
カラーフィルタ14Gのバックライト側に、青色Bを反
射して補色の黄色Yを透過する選択反射型カラーフィル
タ23Yを設置し、青色の顔料分散型カラーフィルタ1
4Bのバックライト側に、赤色Rを反射して補色のシア
ン色Cを透過する選択反射型カラーフィルタ23Cを設
置する。
【0025】このようにすることによって、図2の構造
よりも光利用効率は落ちるが、構造が簡単にできるた
め、コストや製造プロセスの面で有利となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を詳細に説明する。
【0027】図4に示されるように、本発明の第1実施
形態にかかる左旋円偏光吸収、右旋円偏光透過型の透過
型液晶表示装置50は、赤、緑、青の各色の波長光を含
むバックライト光を出射するバックライト24と、画素
毎にパターニングする、赤、緑、青の対応する波長光の
みを透過し、他を反射する選択透過反射型のカラーフィ
ルタ(CF)10と、前記バックライト24の出光面に
臨んで配置された1/4波長板52及び直線偏光板54
と、例えばTFTの液晶セル30とを含んで構成されて
いる。
【0028】前記カラーフィルタ10と液晶セル30
は、一対のガラス基板12、31間に挟持して配置され
ている。
【0029】前記バックライト24は、例えば、冷陰極
管24Aを発光源とする拡散板24Bを含む均一面状発
光体が用いられ、その背面側(図4の下側)には、例え
ば金属薄膜からなる反射層24Cが配置されている。
【0030】前記1/4波長板52及び直線偏光板54
は、左旋円偏光を吸収し、右旋円偏光を透過する2色性
円偏光板56を構成している。
【0031】前記液晶セル30は、電場を印加すること
によって、液晶層の複屈折を制御する複屈折制御(EC
B)型であり、VAN方式、PAN方式、HAN方式等
があり、印加電圧のオンオフにより、透過光の位相シフ
ト量が0又はπとなるようにされている。
【0032】前記カラーフィルタ10は、図2や図3に
拡大して示した如く、選択反射型CF22又は23と、
その出光面側に形成された顔料分散型CF14と、ブラ
ックマトリックス16とを含む。
【0033】前記選択反射型CF22、23は、前記ガ
ラス基板12上に積層されたコレステリック液晶層又は
カイラルネマチック液晶層からなる。
【0034】前記顔料分散型CF14は、前記選択反射
型CF22、23と同様に、画素毎にパターニングさ
れ、且つ、必要な色の顔料又は染料を光硬化性の透明樹
脂に分散して形成されている。
【0035】前記選択反射型CF22、23の反射波長
域は、本発明により、435nmを含む部分で430〜
470nm、535nmを含む部分で530〜575n
m、615nmを含む部分で610〜660nmとされ
ている。
【0036】このようにして、効率的に色純度に利く発
光スペクトルのみを増幅することが可能となる。
【0037】前記選択反射CF22、23は、例えば特
開平9−318807に開示されるようなコレステリッ
クフィルムあるいはカイラルネマチックフィルムから構
成しても良い。
【0038】次に、図5を参照して、本発明の第2実施
形態にかかる右旋円偏光透過、左旋円偏光反射型の透過
型液晶表示装置を詳細に説明する。
【0039】この実施形態は、第1実施形態と同様の液
晶表示装置において、バックライト24とカラーフィル
タ10の間に、特開2000−347179と同様に、
円偏光分離フィルム62を設けることによって、左旋円
偏光を再利用するようにしたものである。
【0040】この円偏光分離フィルム62は、左旋円偏
光を反射し、右旋円偏光を透過するようにされている。
【0041】前記バックライト24の拡散板24Bの背
面側(図5の下側)には、前記と同様に金属薄膜からな
る反射層24Cが配置されている。
【0042】この反射層24Cは、拡散板24Bから出
射し、円偏光分離フィルム62において反射された、左
旋円偏光成分を再度円偏光分離フィルム62方向に反射
し、このとき偏光成分の位相を反転させ、又は、無偏光
な状態にし、全部又は一部を円偏光分離フィルム62を
透過できる右旋円偏光成分として、光利用率を向上させ
ている。
【0043】前記円偏光分離フィルム62は、この実施
形態においては、右旋円偏光を透過し、左旋円偏光を反
射するものであり、複屈折性を有するフィルムを3層以
上に積層し、更にこれに1/4波長層を、その進相軸又
は遅相軸が45度の角度になるよう積層して構成されて
いる。上記のような複屈折性を有するフィルムは、ポリ
カーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニル
アルコール系樹脂等の面内複屈折性を示す物質を延伸等
の方法によって得ることができる。
【0044】また、前記円偏光分離フィルム62として
は、コレステリック液晶を用い、このコレステリック液
晶に分光をもたせることで、可視光の全ての領域におい
て、右円偏光を反射させるものとすることができる。
【0045】本実施形態によれば、左旋円偏光を再利用
することにより、強度を2倍に高めることができる。
【0046】
【実施例】(1)図2の場合 最初にコレステリック液晶カラーフィルタを作成するた
め、無アルカリガラス基板上に黒色顔料分散光硬化性樹
脂を1.5μm塗布し、フォトマスクを使用してブラッ
クマトリックス状に露光した。その後、アルカリ現像を
行うことにより、ブラックマトリックスパターンを形成
した。
【0047】次に、光硬化性コレステリック液晶を5μ
m塗布し、温度をコレステリック反射の低波長端が43
0nmになるように調節して、フォトマスクによりRG
Bの内の1つの画素部分を露光した。これにより、反射
波長域430−470nmを持つコレステリック層が形
成できた。
【0048】その後、温度を変化させて、コレステリッ
ク反射の低波長端が535nmになるよう調節し、残り
の2画素分の部分を全面露光した。これにより、反射波
長域530−575nmのコレステリック層を形成し
た。
【0049】更にその上に、光硬化性コレステリック液
晶を5μm塗布し、同様にマスク露光を行い、低波長側
反射波長端430nmの1画素分の部分と、低波長側反
射波長端600nmになるように調整した2画素分のパ
ターンを形成した。この時に、上下両者のパターンを1
画素分ずらすことにより、ある画素ではRとGを反射し
てBのみを透過し、ある画素ではRとBを反射してGの
みを透過し、ある画素ではGとBを反射して、Rのみを
透過させることができた。
【0050】更にその上に、赤色顔料分散光硬化性樹脂
を1μmの厚さに塗布し、フォトマスクを用いて、前記
コレステリックCFの赤色透過部の上のみに赤色フィル
タを形成した。同様のことを緑と青の各色に繰り返し
て、最終的に、図2に示したような断面を持つ複合カラ
ーフィルタを形成することができた。
【0051】このカラーフィルタを用いて、通常のF1
0光源のバックライトに対してNTSC比C47.6%
であった色再現域を57.6%まで広げることができ、
しかも、白色の輝度も1.8倍に向上することができ
た。
【0052】又、通常LCDに用いられている冷陰極管
バックライトの場合、NTSC比を44.7%から5
4.0%まで向上し、輝度も1.8倍に向上することが
できた。
【0053】(2)図3の場合 最初にコレステリック液晶カラーフィルタを作成するた
め、無アルカリガラス基板上に黒色顔料分散光硬化性樹
脂を1.5μm塗布し、フォトマスクを使用してブラッ
クマトリックス状に露光した。その後、アルカリ現像を
行うことにより、ブラックマトリックスパターンを形成
した。
【0054】次に、光硬化性コレステリック液晶を5μ
m塗布し、温度をコレステリック反射の低波長端が43
0nmになるように調節して、フォトマスクによりRG
Bの内の1つの画素部分を露光した。これにより、反射
波長域430−470nmを持つコレステリック層が形
成できた。
【0055】その後、温度を変化させて、コレステリッ
ク反射の低波長端が530nmになるよう調節し、1画
素分を露光した。これにより、反射波長域530−57
5nmのコレステリック層を形成した。
【0056】更に、最後の1画素分の部分を、低波長側
反射波長端610nmになるように調節して形成した。
これにより、反射波長域610−660nmのコレステ
リック層を形成し、反射光をRGB3色持つ3種類の画
素を作成することができた。
【0057】更にその上に、赤色顔料分散光硬化性樹脂
を1μmの厚さに塗布し、フォトマスクを用いて、前記
コレステリックCFの赤色透過部の上のみに赤色フィル
タを形成した。同様のことを緑と青の各色に繰り返し
て、最終的に、図3に示したような断面を持つ複合カラ
ーフィルタを形成することができた。
【0058】このカラーフィルタを用いて、通常の冷陰
極管バックライト上にコレステリックカラーフィルタの
反射する方向の円偏光を通し、図5に示した第2実施形
態のように、異なる円偏光を反射する円偏光分離フィル
ム62を設置して色を測定したところ、通常のF10光
源でのNTSC比が47.6%であったのに対し、5
4.6%まで増加し、輝度も1.3%明るくなってい
た。又、通常LCDに用いられている冷陰極管の場合、
NTSC比44.7%であったものが51.2%まで増
加し、輝度も1.3倍となった。
【0059】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成したの
で、液晶表示装置の色再現範囲を広げることができると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるバックライトと選択反射カラー
フィルタの反射波長の関係の例を示すスペクトル線図
【図2】本発明の要部構成を示す複合カラーフィルタの
一例の断面図
【図3】本発明の要部構成を示す複合カラーフィルタの
他の例の断面図
【図4】本発明の第1実施形態にかかる透過型液晶表示
装置を示す略示断面図
【図5】同じく第2実施形態を示す略示断面図
【図6】従来のカラーフィルタの一例の断面図
【符号の説明】
10…カラーフィルタ 14…顔料分散型カラーフィルタ(CF) 24…バックライト 22、23…選択反射型カラーフィルタ(CF) 30…液晶セル 52…1/4波長(入)板 54…直線偏光板 62…円偏光分離フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 BA02 BA04 BA45 BA66 BB02 BB03 BB42 2H091 FA02Y FB02 FB13 FC10 FC23 FC26 FC29 FC30 FD04 FD16 FD24 GA07 GA13 LA03 LA11 LA12 LA13 LA15 LA16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パターニングされ、異なる特定の波長の光
    を透過するようなコレステリック液晶またはカイラルネ
    マティック液晶または多層干渉膜を使用して作成された
    選択反射型カラーフィルタ層と、それらで透過した光を
    透過する顔面分散型カラーフィルタ層を前記選択反射型
    カラーフィルタ層に対して観察者側に持つ液晶表示装置
    用のカラーフィルタにおいて、前記選択反射型カラーフ
    ィルタ層が、各々435nm、535nm、615nm
    を含む3種類の反射波長域の部分からなることを特徴と
    する液晶表示装置用カラーフィルタ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記反射波長域の半値
    幅が、435nmを含む部分で40nm以内、535n
    mを含む部分で45nm以内、615nmを含む部分で
    50nm以内であることを特徴とする液晶表示装置用カ
    ラーフィルタ。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記反射波長域が、4
    35nmを含む部分で430〜470nm、535nm
    を含む部分で530〜575nm、615nmを含む部
    分で610〜660nmであることを特徴とする液晶表
    示装置用カラーフィルタ。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記選択反射型カラー
    フィルタ層はRGBの光の3原色にあたる光を透過する
    3種類のピクセルで構成されており、赤色の顔料分散型
    カラーフィルタ層のバックライト側には、赤色を透過
    し、535nm及び435nmの光を含む波長範囲の光
    を反射する選択反射型カラーフィルタ部分を有し、緑色
    の顔料分散型カラーフィルタ層のバックライト側には、
    緑色を透過し、615nm及び435nmの光を含む波
    長範囲の光を反射する選択反射型カラーフィルタ部分を
    有し、青色の顔料分散型カラーフィルタ層のバックライ
    ト側には、青色を透過し、615nm及び535nmの
    光を含む波長範囲の光を反射する選択反射型カラーフィ
    ルタ部分を有することを特徴とする液晶表示装置用カラ
    ーフィルタ。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記選択反射型カラー
    フィルタ層はRGBの光の3原色にあたる光を透過する
    3種類のピクセルで構成されており、赤色の顔料分散型
    カラーフィルタ層のバックライト側には、赤色を透過
    し、535nm又は435nmの光を含む波長範囲の光
    を反射する選択反射型カラーフィルタ部分を有し、緑色
    の顔料分散型カラーフィルタ層のバックライト側には、
    緑色を透過し、615nm又は435nmの光を含む波
    長範囲の光を反射する選択反射型カラーフィルタ部分を
    有し、青色の顔料分散型カラーフィルタ層のバックライ
    ト側には、青色を透過し、615nm又は535nmの
    光を含む波長範囲の光を反射する選択反射型カラーフィ
    ルタ部分を有することを特徴とする液晶表示装置用カラ
    ーフィルタ。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記選択反射型カラー
    フィルタ層はRGBの光の3原色にあたる光を透過する
    3種類のピクセルで構成されており、赤色の顔料分散型
    カラーフィルタ層のバックライト側には、赤色を透過
    し、535nmの光を含む波長範囲の光を反射する選択
    反射型カラーフィルタ部分を有し、緑色の顔料分散型カ
    ラーフィルタ層のバックライト側には、緑色を透過し、
    435nmの光を含む波長範囲の光を反射する選択反射
    型カラーフィルタ部分を有し、青色の顔料分散型カラー
    フィルタ層のバックライト側には、青色を透過し、61
    5nmの光を含む波長範囲の光を反射する選択反射型カ
    ラーフィルタ部分を有することを特徴とする液晶表示装
    置用カラーフィルタ。
  7. 【請求項7】請求項1乃至3のいずれかに記載の選択反
    射型カラーフィルタ層に干渉フィルタを使用することを
    特徴とする液晶表示装置用カラーフィルタ。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の干渉フィルタにUV硬化
    型のコレステリック液晶を使用することを特徴とする液
    晶表示装置用カラーフィルタ。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかに記載のカラー
    フィルタを有することを特徴とする液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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