JP2003139893A - ケーブル処理装置 - Google Patents

ケーブル処理装置

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JP2003139893A
JP2003139893A JP2001336238A JP2001336238A JP2003139893A JP 2003139893 A JP2003139893 A JP 2003139893A JP 2001336238 A JP2001336238 A JP 2001336238A JP 2001336238 A JP2001336238 A JP 2001336238A JP 2003139893 A JP2003139893 A JP 2003139893A
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cable
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contamination
outer diameter
pollution
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Takehiro Mizuno
雄大 水野
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Toshiba Corp
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  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ケーブルの表面に付着した塵埃等の汚線源を除
去するケーブル処理装置を提供する。 【解決手段】ケーブル処理装置は、ケーブルの外径を自
動測定する外径測定センサ器と、ケーブルをケーブル処
理装置内に送込むケーブル誘導器と、ケーブル表面に付
着した付着物を一次洗浄する空気洗浄器と、一次洗浄後
のケーブル表面の汚染部位を削るケーブル表面削り器
と、表面削り処理後のケーブルを二次洗浄する空気洗浄
器と、ケーブルを切断するケーブル切断器と、ケーブル
切断後にケーブルの汚染状態を検査し汚染無ケーブルと
汚染有ケーブルとを分別するケーブル分別器と、処理す
るケーブルの情報入力及び各機器を制御する制御装置と
から構成されているので、ケーブル処理装置に廃棄ケー
ブルを挿入すると、廃棄ケーブルを屋外に搬出可能とさ
せるための一連の処理作業を順次行い、最終的にはケー
ブル切断、ケーブル分別までを自動的に処理することに
より人間の手作業を極力削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所内で
不要となった廃棄ケーブルのうちケーブル表面に付着し
た放射化した塵埃等を除去するケーブル処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所内で引替え及び撤去等で不
要となり廃棄処理するケーブルのうち、ケーブル表面の
塵埃等が放射化し、放射能汚染等で屋外に搬出し廃棄処
理できないケーブルについて、ケーブル表面に付着して
いる汚染物質を除去することにより屋外への搬出を可能
にする従来のケーブル処理方法を図14の処理フロー図
を参照して説明する。
【0003】従来、不要となったケーブル1は、人間が
各検査機器により汚染度検査(サーベ検査)2を行い、
ケーブルが汚染無しの場合14は、ケーブル切断8を行
い、そのまま屋外9に搬出する。その後、シース・銅線
・介在等に分別10し、再利用できる銅線15はリサイ
クル資源11として、また再利用できないシース・介在
等16は産業廃棄物12として処分を行っている。
【0004】しかし、汚染度検査(サーベ検査)2でケ
ーブルが汚染有り13と確認された場合、人間の手によ
りケーブル表面を布等で拭き取る等の汚染除去作業3を
行った後に、再度、検査機器により汚染度検査(サーベ
検査)2aを行い、汚染無し14aになった場合は、ケ
ーブル切断8、屋外に搬出9、シース・銅線・介在等1
0に分別し、再利用できる銅線15はリサイクル資源1
1として、また再利用できないシース・介在等16は産
業廃棄物12として処分を行っている。
【0005】また、除去作業を実施後でも汚染が除去出
来ない汚染有りケーブル13aについては、屋外に搬出
することが不可であるため、汚染ケーブル4の切断を行
い、ケーブルを細かくした状態で汚染廃棄物保管用ドラ
ム缶詰め5にし、発電所内で定められた所定の保管場所
6へ移動し、放射性廃棄物7として長期保管管理を行っ
ている。
【0006】このように、汚染度検査で汚染が一度確認
されると、人間が手作業による除去作業を行い、再度汚
染度検査を行うことから、作業時間が多くかかることに
なり、また手作業による被曝についても配慮しなければ
ならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】汚染したケーブルの汚
染部位は一般的にケーブルのシース表面だけであり、大
半はケーブル表面に付着している塵埃等が放射化したこ
とが原因である考えられる。そのため、ケーブルの表面
に付着した塵埃等を取除くことにより汚染源を除去する
ことができ、屋外搬出ができるようになる。
【0008】この汚染源の除去方法として、圧縮空気を
利用し吹きつけることにより汚染源を吹飛ばし除去する
ことが行われている。また、それでも除去できない汚染
源についてはケーブルシース表面を刃物によりごく薄く
削り取る作業を行うことにより汚染源を除去する必要が
ある。汚染源を除去すればケーブルを屋外に搬出可能と
なるため、発電所内の放射性廃棄物の削減が図れる。ま
た、汚染源除去を人間の手作業から機械作業にすること
で被曝低減も図れる。
【0009】本発明は上記情況に対処するためになされ
たもので、その課題はケーブル表面に付着した放射化さ
れた塵埃等の汚染源を除去するケーブル処理装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、ケーブルの外径を自動測定
する外径測定センサと、ケーブルをケーブル処理機内に
送込むケーブル誘導器と、ケーブル表面に付着した付着
物を一次洗浄する空気洗浄器と、一次洗浄後のケーブル
表面の汚染部位を削るケーブル表面削り器と、表面削り
処理後のケーブルを二次洗浄する空気洗浄器と、ケーブ
ルを切断するケーブル切断器と、ケーブル切断後にケー
ブルの汚染状態を検査し汚染無ケーブルと汚染有ケーブ
ルとを分別するケーブル分別器と、処理するケーブルの
情報入力及び各機器を制御する制御装置とから構成され
ていることを特徴とする。
【0011】請求項1記載の発明によると、ケーブル処
理装置にケーブルを挿入すると、ケーブルを屋外に搬出
可能とするための一連の作業を順次行い、最終的にはケ
ーブル切断、ケーブル分別までを自動的に処理すること
により人間の手作業を極力削減することができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のケ
ーブル処理装置において、前記ケーブル誘導器は、上下
左右方向に等間隔でローラ表面に微小の突起物を有する
複数の電動回転式ローラで、外径測定センサ器の測定結
果及び制御装置に入力されたケーブルのサイズデータ情
報から、電動回転式ローラ自身がケーブル各々のサイズ
に適用できるよう油圧制御によりローラ自身の間隔を変
更することを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明によると、全てのロー
ラがローラ表面に微小の突起物を有するスパイク構造に
することでケーブルを確実にグリップしながらケーブル
に密着し回転することによりケーブル処理機内にケーブ
ルを誘導し、かつ外径測定センサ器の測定結果及び制御
装置に入力されたケーブルのサイズデータ情報から、誘
導されているケーブルの外径を認識することで電動回転
式ローラ自身がケーブル各々のサイズに適用できるよう
油圧制御によりローラ自身の間隔を自由に変更すること
ができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載のケ
ーブル処理装置において、前記ケーブル表面削り器は、
円錐状の表面に複数の刃が付いているロータリ刃構造の
削り器が上下左右方向に複数台備え、外径測定センサ器
の測定結果及び制御装置に入力されたケーブルのサイズ
データ情報から、ケーブル各々のサイズに適用出来るよ
うに削り器同士各々の間隔を油圧制御により変更するこ
とで挿入されてきたケーブルの汚染度より汚染部位が削
り器を通過するタイミングを判断し、汚染部の通過時だ
け動作し、ケーブル表面を削り取るようにすることを特
徴とする。
【0015】請求項3記載の発明によると、表面削り器
を常時作動させるのではなく削り滓等の廃棄物をできる
だけ少なくするために処理するケーブルの汚染度を事前
に測定しその測定結果より汚染が確認された箇所が表面
削り器を通過する際のみ表面削り器が動作し、汚染が確
認されていない箇所が通過する際は動作しないことによ
り、汚染部位のみを削り取ることができる。また、削り
器自体は円錐状の表面に複数の刃を付けたロータリ刃構
造で、軸方向に回転させながらケーブルに当てることに
よりケーブルの表面のみを薄く削り、また削り残しを防
止するためこの削り器を上下左右に合計4台備え、削り
器自体をケーブル外径に沿って移動させながらケーブル
表面を万遍なく薄く削り、かつ多種のケーブルに対応す
るために外径測定センサの測定結果及び事前に制御装置
に入力されたケーブル情報によりケーブル処理装置に挿
入されるケーブルの外径(太さ)を判断し、油圧制御に
より4個ある削り器同士の間隔を調整することで確実に
ケーブル表面のみを薄く削ることができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1記載のケ
ーブル処理装置において、前記ケーブル分別器は、切断
処理されたケーブルの汚染状態を最終的に自動検査し、
汚染部が残っているケーブルと汚染が除去できたケーブ
ルとを分別することを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明によると、表面削り、
ケーブル切断の作業後に最終的にケーブルの汚染状態を
検査し、その検査結果により判断し、汚染部が残ってい
る汚染ケーブルと汚染部が除去できたケーブルとを分別
することができる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1記載のケ
ーブル処理装置において、前記表面削り器は、ケーブル
シース表面を削り取るロータリ刃構造の削り器、または
半円平板形状の直線部1辺に刃を有する鉋刃型構造の刃
を4枚使用し四角型に設置した表面削り器であることを
特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明によると、ロータリ刃
構造の削り器でケーブルシース表面を削り取るか、また
は鉋刃型構造の削り器4個有し刃部分をケーブルに押し
当てながらケーブルの外周を回転することにより誘導さ
れてきたケーブルのシース表面のみを万遍なく削り取る
ことができる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1記載のケ
ーブル処理装置において、前記ケーブル表面削り器は、
ケーブルシース表面を削り取るロータリ刃構造の削り
器、または少なくとも90度以上の角度を有する山型の
二辺に刃を有するノミ型構造の削り器を左右又は上下方
向に対象に2個有する削り器であることを特徴とする。
【0021】請求項6記載の発明によると、ロータリ刃
構造の削り器及び鉋刃型構造の削り器でケーブルシース
表面を削り取るか、または90度若しくは90度以上の
角度を有する山型の二辺に刃を有するノミ型構造の削り
器を左右又は上下方向に対象に2個有し、2個の削り器
はケーブルの外径に合わせて間隔を自由に変えられ、ケ
ーブルに刃部分をケーブルに押し当てながらケーブルの
外周を回転することにより誘導されてきたケーブルのシ
ース表面のみを万遍なく削り取ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の一実施形態(請求項
1及び請求項4対応)であるケーブル処理装置の概念図
である。
【0023】図に示すように、本実施形態のケーブル処
理装置17はケーブル外径測定センサ18と、ケーブル
誘導機(ローラ)19と、空気洗浄器20と、汚染度検
査器21と、ケーブル表面削り器22と、ケーブル切断
器23と、ケーブル分別器24と、制御装置25と、集
塵器26とから構成されている。また、汚染有りケーブ
ル33を収納する汚染有りケーブル収納箱39と汚染無
しケーブル31を収納する汚染ケーブル無し収納箱40
が設けられている。
【0024】次に、本実施形態のケーブル処理装置によ
る処理方法について説明する。始めに、不要あるいは廃
棄処分されたケーブル1はケーブル処理装置17に挿入
した時点で外径測定センサ18によりケーブル外径が自
動的に測定され、測定結果がケーブル外径データ37と
して制御装置25に送られ、ケーブル外径データ37を
必要とするケーブル誘導機19、ケーブル表面削り器2
2、ケーブル切断器23に伝達される。ケーブル外径デ
ータ37が伝達されたケーブル誘導機19は廃棄ケーブ
ル1の外径を判断し、廃棄ケーブル処理装置17内に確
実に誘導できるようにケーブル誘導機19同士の間隔を
油圧制御により調整を行いケーブル誘導機19が電動で
回転することにより廃棄ケーブル1を機内に送り込む動
作を行う。また、ケーブル表面削り器22においてもケ
ーブル1の外径を判断し、ケーブル表面削り器22同士
の間隔を油圧制御により調整する。さらに、ケーブル切
断器23においてもケーブル1の外径を判断しケーブル
切断の準備をする。
【0025】次に、ケーブル誘導機19により誘導され
たケーブル1は、圧縮空気を吹きつける空気洗浄器20
により一次洗浄が行われる。空気洗浄時に飛ばされた塵
埃等の付着物34は集塵器26に集められる。一次洗浄
が終了したケーブル1は汚染度検査器21により処理前
の汚染度が測定され汚染度データ38として制御装置2
5に送られ、汚染度データ38を必要とするケーブル表
面削り器22に伝達される。汚染度データ38が伝達さ
れたケーブル表面削り器22はケーブル1の汚染部位を
判断し、汚染部位がケーブル表面削り器22を通過する
タイミングで動作を開始し、ケーブル1の汚染部位のみ
を表面削り処理を行う。ケーブル表面削り器22により
発生するケーブル表面削り滓35は集塵器26に集めら
れる。表面削り処理されたケーブル1は圧縮空気を吹き
つける空気洗浄器20aにより二次洗浄が行われる。空
気洗浄時に飛ばされたケーブル表面削り滓35は集塵器
26に集められる。二次洗浄されたケーブル1は内部の
ケーブル誘導機19aによりケーブル切断器23へ誘導
される。ケーブル切断器23は事前に伝送されているケ
ーブル外径データ37からケーブル1の外径を判断し、
切断に必要なケーブル切断器23の動作範囲を認識し、
ケーブル1の切断処理を行う。ケーブル切断時に発生す
るケーブル切断滓36は集塵器26に集められる。
【0026】ケーブル切断器23により切断されたケー
ブル1は、内部のケーブル誘導機19bにより汚染度検
査器21aに送られ、ケーブル1の最終検査として汚染
度が測定され汚染度データ38として制御装置25に送
られ、ケーブル分別器24に伝送される。最終的な汚染
度データ38が伝達されたケーブル分別器24は分別処
理中の切断ケーブル29が、汚染有り32か汚染無し3
0かを判断して分別を行う。汚染無し30と判断された
場合は汚染無しケーブル31として汚染無しケーブル収
納箱40に送られる。また汚染有り32と判断された場
合は汚染有りケーブル33として汚染有りケーブル収納
箱39に送られる。以上でケーブル処理装置17の一連
の処理動作が終了する。
【0027】次に、本発明に係るケーブル誘導機(請求
項2対応)を、図2ないし図4を参照して説明する。図
2はケーブル1が細物ケーブルの場合のケーブル誘導機
19の状態であり、ケーブル外径データ37によりケー
ブル1の外径を判断して4個のケーブル誘導機19同士
の間隔を油圧制御で可動範囲41が狭まった状態を示し
ている。4個のケーブル誘導機19同士が可動範囲41
の狭まった方向に移動することにより、4個のケーブル
誘導機19全てがケーブル1に密着することによりケー
ブル1を誘導する。なお、ケーブル誘導機19は4個の
例で示したが、軸方向(上下左右方向)等間隔に必要に
応じて配置することも可能である。
【0028】図3はケーブル1が太物ケーブルの場合の
ケーブル誘導機19の状態であり、ケーブル外径データ
37よりケーブル1の外径を判断して4個のケーブル誘
導機19同士の間隔を油圧制御で可動範囲41が広まっ
た状態を示している。4個のケーブル誘導機19同士が
可動範囲41の広まった方向に移動することにより、4
個のケーブル誘導機19全てがケーブル1に密着するこ
とによりケーブル1を誘導する。
【0029】図4(a)はケーブル誘導機19のローラ
表面の詳細図であり、(b)は(a)のA−A矢視断面
図である。図4において、ケーブル1とケーブル誘導機
19の滑りを無くすためにケーブル誘導機19表面に設
けたスタット42の状態を示したものである。ケーブル
誘導機19表面にスタット42を有していることによ
り、スタット42がケーブル1の表面に噛みつき滑るこ
となく確実にケーブル1を誘導することができる。
【0030】次に、本発明に係わるケーブル表面削り器
(請求項3対応)を、図5ないし図7を参照して説明す
る。図5はケーブル表面削り器22のロータリ刃の側面
図(同図(a))と正面図(同図(b))であり、削り
器自体は円錐状の表面に複数の刃43を有しているロー
タリ刃構造である。
【0031】図6はケーブル表面削り器22がケーブル
1の表面を削る際の概念図であり、汚染が確認されたケ
ーブル1がケーブル表面削り器22に達した時にケーブ
ル表面削り器22はロータリ刃回転軸46を中心に4個
同時にロータリ刃回転方向44に高速回転することによ
りケーブル表面削り器22の表面に設けた複数の刃43
でケーブル1表面のみの削り処理を行い、ケーブルを表
面削り処理45後の状態にするものである。
【0032】図7はケーブル表面削り器22を軸方向
(図6のB−B方向)から見た図であり、ケーブル1を
中心に上下左右に90度間隔に設けられたケーブル表面
削り器22が同時にロータリ刃回転方向44に回転しな
がら、刃43がケーブル1に接触することでケーブル1
の表面のみを削り取るものである。
【0033】本発明に係る鉋刃(請求項5対応)を図8
ないし図10を参照して説明する。図8は鉋刃の概念図
であり、半円平板形状の鉋刃47の直線部が刃先48に
なっている。
【0034】図9は細物ケーブルの場合の鉋刃の動作図
であり、半円平板形状の鉋刃47を4枚使用しケーブル
1の外周に合わせ四角型に配置したものである。この状
態で鉋刃47をケーブル1の外周を鉋刃回転方向に回転
させることによりケーブルのシース表面のみを万遍なく
削り取ることができる。
【0035】図10は太物ケーブルの場合の鉋刃の動作
図であり、ケーブル1の太さに合わせて鉋刃47同士の
間隔が鉋刃移動方向50に広がった状態である。この状
態で鉋刃47をケーブル1の外周を鉋刃回転方向49に
回転させることによりケーブルのシース表面のみを万遍
なく削り取ることができる。
【0036】本発明に係るノミ刃(請求項6対応)を図
11ないし図13を参照して説明する。図11はノミ刃
の概念図であり、山型形状51のノミ刃の二辺が刃先4
8になっている。
【0037】図12は細物ケーブルの場合のノミ刃動作
図であり、山型形状51のノミ刃を2枚使用し、廃棄ケ
ーブル1を上下から挟み込むように配置したものであ
る。この状態で山型形状51のノミ刃をケーブル1の外
周を回転させることによりケーブルのシース表面のみを
万遍なく削り取ることができる。
【0038】図13は太物ケーブルの場合のノミ刃動作
図であり、ケーブル1の太さに合わせて山型形状51の
ノミ刃同士の間隔がノミ刃移動方向52に広がった状態
である。この状態で山型形状51のノミ刃をケーブル1
の外周をノミ刃回転方向53に回転させることによりケ
ーブルのシース表面のみを万遍なく削り取ることができ
る。
【0039】上述したように、従来人間の手作業により
実施していた汚染検査作業、汚染除去作業、ケーブル切
断作業等が、本発明のケーブル処理装置を利用すること
により、ケーブルをケーブル処理装置に挿入するだけで
ケーブルを屋外に搬出可能となるための一連の作業が順
次自動的に行え、最終的にはケーブル切断、ケーブル分
別まで自動的に処理できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
廃棄ケーブルの汚染部の大半の汚染源を取除くことがで
きるので、廃棄ケーブルを屋外へ搬出可能となるため、
発電所内の放射性廃棄物の削減、並びに汚染源除去を人
間の手作業から機械作業にすることで被曝低減が図れる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のケーブル処理装置の概念
図。
【図2】図1のケーブル誘導機(細物ケーブル時)の概
略図。
【図3】図1のケーブル誘導機(太物ケーブル時)の概
略図。
【図4】(a)は図1のケーブル誘導機のローラ部詳細
図、(b)は(a)のA−A矢視断面図。
【図5】(a)は図1のケーブル表面削り器のロータリ
刃の側面図、(b)はその正面図。
【図6】図1のケーブル表面削り器の概念図。
【図7】図1のケーブル表面削り器のケーブル軸方向か
ら見た図。
【図8】本発明に係る鉋刃の概念図。
【図9】本発明に係る鉋刃(細物ケーブル)の動作図。
【図10】本発明に係る鉋刃(太物ケーブル)の動作
図。
【図11】本発明に係るノミ鉋刃の概念図。
【図12】本発明に係るノミ刃(細物ケーブル)の動作
図。
【図13】本発明に係るノミ刃(太物ケーブル)の動作
図。
【図14】従来の廃棄されたケーブルの処理フロー図。
【符号の説明】 1…ケーブル、2…汚染度検査(サーベ検査)、3…汚
染除去作業、4…汚染ケーブルの切断、5…汚染廃棄物
保管用ドラム缶詰め、6…所定の保管場所への移動、7
…放射性廃棄物として長期保管管理、8…ケーブル切
断、9…屋外に搬出、10…シース・銅線・介在等に分
別、11…リサイクル資源、12…産業廃棄物、13…
汚染有り、14…汚染無し、15…銅線、16…シース
・介在、17…ケーブル処理装置、18…外径測定セン
サ、19…ケーブル誘導機(ローラ)、20…空気洗浄
器、21…汚染度検査器、22…表面削り器、23…切
断器、24…分別器、25…制御装置、26…集塵器、
27…表面削り処理ケーブル、28…切断ケーブル、2
9…分別処理中の切断ケーブル、30…汚染無し、31
…汚染無しケーブル、32…汚染有り、33…汚染有り
ケーブル、34…塵埃、35…ケーブル表面削り滓、3
6…ケーブル切断滓、37…ケーブル外径データ、38
…汚染度データ、39…汚染有りケーブル収納箱、40
…汚染無しケーブル収納箱、41…可動範囲(方向)、
42…スタット、43…刃、44…ロータリ刃回転方
向、45…表面削り処理後、46…ロータリ刃回転方
向、47…鉋刃、48…鉋刃の刃先、49…鉋刃回転方
向、50…鉋刃移動方向、51…ノミ刃、52…ノミ刃
移動方向、53…ノミ刃回転方向。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの外径を自動測定する外径測定
    センサと、ケーブルをケーブル処理装置内に送込むケー
    ブル誘導器と、ケーブル表面に付着した付着物を一次洗
    浄する空気洗浄器と、一次洗浄後のケーブル表面の汚染
    部位を削るケーブル表面削り器と、表面削り処理後のケ
    ーブルを二次洗浄する空気洗浄器と、ケーブルを切断す
    るケーブル切断器と、ケーブル切断後にケーブルの汚染
    状態を検査し汚染無ケーブルと汚染有ケーブルとを分別
    するケーブル分別器と、処理するケーブルの情報入力及
    び各機器を制御する制御装置とから構成されていること
    を特徴とするケーブル処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のケーブル処理装置におい
    て、前記ケーブル誘導器は、上下左右方向に等間隔でロ
    ーラ表面に微小の突起物を有する複数の電動回転式ロー
    ラで、外径測定センサ器の測定結果及び制御装置に入力
    されたケーブルのサイズデータ情報から、電動回転式ロ
    ーラ自身がケーブル各々のサイズに適用できるよう油圧
    制御によりローラ自身の間隔を変更することを特徴とす
    るケーブル処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のケーブル処理装置におい
    て、前記ケーブル表面削り器は、円錐状の表面に複数の
    刃が付いているロータリ刃構造の削り器が上下左右方向
    に複数台備え、外径測定センサ器の測定結果及び制御装
    置に入力されたケーブルのサイズデータ情報から、ケー
    ブル各々のサイズに適用できるように削り器同士各々の
    間隔を油圧制御により変更することで挿入されてきたケ
    ーブルの汚染度より汚染部位が削り器を通過するタイミ
    ングを判断し、汚染部の通過時だけ動作し、ケーブル表
    面を削り取るようにすることを特徴とする廃棄ケーブル
    処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のケーブル処理装置におい
    て、前記ケーブル分別器は、切断処理されたケーブルの
    汚染状態を自動検査し、汚染部が残っているケーブルと
    汚染が除去できたケーブルとを分別することを特徴とす
    るケーブル処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のケーブル処理装置におい
    て、前記ケーブル表面削り器は、ケーブルシース表面を
    削り取るロータリ刃構造の削り器、または半円平板形状
    の直線部1辺に刃を有する鉋刃型構造の刃を4枚使用し
    四角型に設置した表面削り器であることを特徴とするケ
    ーブル処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のケーブル処理装置におい
    て、前記ケーブル表面削り器は、ケーブルシース表面を
    削り取るロータリ刃構造の削り器、または少なくとも9
    0度以上の角度を有する山型の二辺に刃を有するノミ型
    構造の削り器を左右又は上下方向に対象に2個有する削
    り器であることを特徴とするケーブル処理装置。
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