JP2003139844A - 飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ - Google Patents
飛しょう体用フェーズドアレーアンテナInfo
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Abstract
られる飛しょう体用フェーズドアレーアンテナにおい
て、飛しょう体用フェーズドアレーアンテナが放射する
電波ビームの放射可能範囲を拡大し目標の探知可能性を
高めるとともに、フェーズドアレーアンテナ面の有効反
射面積を低減することで、飛しょう体用フェーズドアレ
ーアンテナを備えた飛しょう体の電波による被探知性を
減少させ目標に迎撃される危険を低減する。 【解決手段】 目標に向けて飛しょうする飛しょう体に
設けられる飛しょう体用フェーズドアレーアンテナにお
いて、前記飛しょう体用フェーズドアレーアンテナを構
成する第1のPAA(フェーズドアレーアンテナ)面
と、前記第1のPAA面に対して傾いて配置された第2
のPAA面とを設ける。
Description
けて飛しょうする飛しょう体に搭載されたフェーズドア
レーアンテナに関するものである。
示す構成図であり、図15(a)は全体構成図、図15
(b)は部分構成図である。図において、1は飛しょう
体、2は飛しょう体1の目標、3は飛しょう体1に設け
られた飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ、4は飛
しょう体用フェーズドアレーアンテナ3のPAA(フェ
ーズドアレーアンテナ)面、5はアンテナ面上に設けら
れた素子アンテナ、6はPAA面4の背後に設けられ素
子アンテナ5と接続された送受信モジュール、7は飛し
ょう体用フェーズドアレーアンテナ3から放射される電
波ビーム、8は電波ビーム7の放射可能な範囲、9は前
記電波ビーム7が目標2に当たり反射することで形成さ
れる目標2からの反射波、10は目標2に備えられたア
ンテナ、11は目標2のアンテナ10が放射する電波ビ
ーム、12は前記目標2の放射する電波ビームが前記飛
しょう体用フェーズドアレーアンテナ3のPAA面4に
当たり反射することで形成される反射波である。
しょうする。飛しょう体1に設けられた飛しょう体用フ
ェーズドアレーアンテナ3のPAA面4上には素子アン
テナ5が規則的に配置されており、各々の素子アンテナ
5に接続された送受信モジュール6からの信号を電波と
して空間に放射する。全素子アンテナ5から同一の位相
で電波が放射されると、電波はPAA面4に垂直な方向
に強められPAA面4に垂直な方向に電波ビーム7が放
射される。電波の位相がアンテナ面に沿って一定の割合
で遅延すると、電波が強められる方向は位相おくれが増
加する方向に傾いた方向に向く。すなわち各素子アンテ
ナ5から放射される電波の位相を制御することによりP
AA面4を動かすことなく放射可能範囲8内の任意の方
向に電波ビーム7を放射することができる。
て反射し反射波9となる。反射波9は飛しょう体用フェ
ーズドアレーアンテナ3で受信される。電波ビーム7を
発信した時刻と反射波9を受信した時刻の差より目標2
までの距離を計測することができ、さらに、フェーズド
アレーアンテナ3の各素子アンテナ5が受信した反射波
9の位相の差により目標2の方向を計測することができ
る。飛しょう体1は計測された目標2までの距離および
方向データを基に目標2への飛しょう経路を定め飛しょ
うする。
が電波ビーム7を放射可能な範囲8は、投影面積が小さ
くなるためにPAA面4に垂直な方向から±60度程度
の角度に限定される。したがって、目標2がたとえば側
面の方向にあると、飛しょう体用フェーズドアレーアン
テナ3は目標2の方向には電波ビーム7を放射すること
ができず、目標2を探知できない。
めに電波による飛しょう体1の探知を試みる。図16は
従来の飛しょう体に対して目標2が行う電波による探知
の概要図である。目標2はアンテナ10から飛しょう体
1に対して電波ビーム11を放射する。飛しょう体1の
PAA面4は平面でかつ正面に向いて固定されているた
め、正面からPAA面4に当たった電波ビーム11は散
乱することなく反射し、エネルギーの大きい反射波12
が目標2のアンテナ10に向かって戻ることになる。目
標2のアンテナ10にとっては反射波12のエネルギー
が大きいほど探知しやすくなり、したがって従来の飛し
ょう体用フェーズドアレーアンテナ3を備えた飛しょう
体1は目標2に探知されやすい。
波による欺瞞を行うことがある。ECMは、飛しょう体
1の飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ3の発信す
る電波ビーム7と同じ周波数帯の妨害電波を発信するこ
とにより、目標2からの反射波9の受信を妨害するもの
である。飛しょう体1のフェーズドアレーアンテナ3は
目標2からの反射波9と妨害電波を区別することができ
ず、したがって目標2を探知できなくなる。
ェーズドアレーアンテナ3において、従来の飛しょう体
用フェーズドアレーアンテナ3のPAA面4は飛しょう
体1の正面に向いて固定されているため、飛しょう体用
フェーズドアレーアンテナ3が電波ビーム7を放射でき
る角度には限度があり、目標2が飛しょう体1の正面の
限定された範囲内にいない場合は目標2の方向に電波ビ
ーム7を放射することが不可能である。その結果、飛し
ょう体用フェーズドアレーアンテナ3は目標2を探知す
ることができず、飛しょう体1は目標2への飛しょう経
路を定めることが不可能となるため、飛しょう体1が目
標2に到達できない恐れがあった。
ーアンテナ3において、PAA面4は平面でかつ正面に
向いて固定されているため、目標2が飛しょう体1を迎
撃する前段階において探知を行うために目標2のアンテ
ナ10から放射した電波ビーム11がPAA面4に当た
った場合、電波ビーム11は散乱することなく反射し、
エネルギーの大きい反射波12が目標2のアンテナ10
に向かって戻ることになる。このため、従来の飛しょう
体用フェーズドアレーアンテナ3を備えた飛しょう体1
は電波による探知をされやすく、目標2に探知されるこ
とによって容易に飛しょう体1の飛しょう経路から遠ざ
かるように回避される、あるいは飛しょう体1が目標2
からの攻撃を受けることにより、飛しょう体1が目標2
に到達できない等の可能性があった。
カウンター メジャー)を行った場合、従来の飛しょう
体用フェーズドアレーアンテナ3は単一の周波数帯を用
いているため、受信する電波のうち目標2からの反射波
9とECMの妨害電波とを区別することができず、目標
2を探知できなくなる。また、飛しょう体用フェーズド
アレーアンテナ3が目標2が探知できない場合、飛しょ
う体1は目標2への飛しょう経路を定めることができ
ず、その結果、飛しょう体1が目標2に到達できなくな
ることがあった。
なされたものであり、飛しょう体用フェーズドアレーア
ンテナのPAA面の有効反射面積を低減することで、前
記飛しょう体用フェーズドアレーアンテナを備えた飛し
ょう体の電波による被探知性を減少させ目標から迎撃さ
れる危険を低減するとともに、飛しょう体用フェーズド
アレーアンテナが放射する電波ビームの放射可能範囲を
拡大することで目標の捜索範囲を拡大し、目標の探知可
能性および目標への到達可能性を高める飛しょう体用フ
ェーズドアレーアンテナを提案するものである。
う体用フェーズドアレーアンテナは、目標に向けて飛し
ょうする飛しょう体に設けられ、該目標に電波を送信す
るとともに該目標からの反射電波を受信する飛しょう体
用フェーズドアレーアンテナにおいて、第1のアンテナ
面に設けられた第1のフェーズドアレーアンテナと、前
記第1のアンテナ面に対して傾斜配置された第2のアン
テナ面に設けられた第2のフェーズドアレーアンテナと
を備えたものである。
ーズドアレーアンテナは、前記第1、第2のフェーズド
アレーアンテナが、該フェーズドアレーアンテナを搭載
する飛しょう体の機軸に対して、第1、第2のアンテナ
面が互いに対称となるように配置されたものである。
ーズドアレーアンテナは、前記第2のフェーズドアレー
アンテナは、前記第1のアンテナ面に交差するととも
に、該アンテナ面の周囲を取り囲む複数の面から成る第
2のアンテナ面に設けられたものである。
ーズドアレーアンテナは、前記第1、第2のフェーズド
アレーアンテナは、互いに異なる波長帯の電波を送信ま
たは受信するものである。
アレーアンテナは、目標に向けて飛しょうする飛しょう
体に設けられ、該目標に電波を送信するとともに該目標
からの反射電波を受信する飛しょう体用フェーズドアレ
ーアンテナにおいて、前記フェーズドアレーアンテナ
は、角錐状に配置されて成る複数のアンテナ面を有し、
それぞれのアンテナ面に素子アンテナが配置されたもの
である。
ーズドアレーアンテナは、前記フェーズドアレーアンテ
ナが、少なくとも2つのアンテナ面で互いに異なる波長
帯の電波を送信または受信するものである。
アレーアンテナは、目標に向けて飛しょうする飛しょう
体に設けられ、該目標に電波を送信するとともに該目標
からの反射電波を受信する飛しょう体用フェーズドアレ
ーアンテナにおいて、前記フェーズドアレーアンテナを
構成するアンテナ面が円錐状に形成されたものである。
実施の形態1を示す図であり、図1(a)は全体構成
図、図1(b)は部分構成図である。図において、1は
飛しょう体、2は飛しょう体の目標、3は飛しょう体1
に設けられた飛しょう体用のフェーズドアレーアンテ
ナ、41はフェーズドアレーアンテナ3の第1のPAA
(フェーズドアレーアンテナ)面、42は第1のPAA
面41に対して傾いて配置された第2のPAA面、5は
第1のPAA面41および第2のPAA面42上に設け
られた素子アンテナ、6は第1のPAA面41および第
2のPAA面42の背後に設けられ素子アンテナ5と接
続された送受信モジュール、7は第1のPAA面41お
よび第2のPAA面42から放射される電波ビーム、7
1は第1のPAA面41から放射される第1の電波ビー
ム、72は第2のPAA面42から放射される第2の電
波ビーム、81は第1の電波ビーム71の放射可能な範
囲、82は第2の電波ビーム72の放射可能な範囲、9
は電波ビーム7が目標2に当たり反射することで形成さ
れる目標2からの反射波である。なお、図1では、機軸
方向に電波の強度が強くなるように、第1のPAA面4
1と第2のPAA面42を飛しょう体1の機軸方向(図
1の場合の電波ビーム7の方向)に対して対称な傾斜角
度となるように配置しているが、目的と用途によっては
機軸に対する傾斜角度を非対称に配置しても良い。
しょうする。飛しょう体1に設けられたフェーズドアレ
ーアンテナ3の第1のPAA面41、および第1のPA
A面41に対して傾いて配置された第2のPAA面42
には素子アンテナ5が規則的に配置されており、各々の
素子アンテナ5に接続された送受信モジュール6からの
信号を電波として空間に放射する。
ンテナ5から同一の位相で電波が放射されると、電波は
第1のPAA面41に垂直な方向に強められ電波は第1
のPAA面41に垂直な方向に第1の電波ビーム71が
放射される。素子アンテナ5から放射される電波の位相
が第1のPAA面41に沿って一定の割合で遅延する
と、電波が強められる方向は位相おくれが増加する方向
に傾いた方向に傾く。すなわちフェーズドアレーアンテ
ナ3は、素子アンテナ5各々から放射される電波の位相
を制御することにより第1のPAA面41を動かすこと
なく範囲81内の任意の方向に第1の電波ビーム71を
放射することができる。
素子アンテナ5各々から放射される電波の位相を制御す
ることにより、第2のPAA面42を動かすことなく範
囲82内の任意の方向に第2の電波ビーム72を放射す
ることができる。フェーズドアレーアンテナ3は、第2
の電波ビーム72の放射される方向を第1の電波ビーム
71の放射される方向と同一とすることにより、単一の
電波ビームとして電波ビーム7を放射することができ
る。
て反射し反射波9となる。反射波9はフェーズドアレー
アンテナ3で受信され、電波ビーム7を発信した時刻と
受信した時刻の差より目標2までの距離を計測すること
ができ、さらにフェーズドアレーアンテナ3の各素子ア
ンテナ5が受信した反射波9の位相の差により目標2の
方向を計測することができる。飛しょう体1は計測され
た距離および方向データを基に目標2への飛しょう経路
を定め飛しょうする。
1の電波ビーム71と第2の電波ビーム72を放射する
方向は個々に設定することができるため、フェーズドア
レーアンテナ3が電波ビームを放射可能な範囲は、第1
のPAA面41から放射される第1の電波ビーム71の
放射可能な範囲81と、第2のPAA面42から放射さ
れる第2の電波ビーム72の放射可能な範囲82の和と
なる。第2のPAA面42は第1のPAA面41に対し
て傾いて配置されているため、フェーズドアレーアンテ
ナ3は、従来の飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ
の放射可能な範囲よりも広い範囲に電波ビーム7を放射
することが可能となる。したがって、目標2を探知可能
な範囲が広くなるため、目標2を探知しやすくなり目標
2への到達可能性が高くなる。
めに電波による飛しょう体1の探知を試みる。図2はこ
の発明の実施の形態1の飛しょう体用フェーズドアレー
アンテナ3を備えた飛しょう体1に対して目標2が行う
電波による探知の概要図である。図において、10は目
標2に備えられたアンテナ、11はアンテナ10が放射
する電波ビーム、121はアンテナ10が放射する電波
ビーム11が第1のPAA面41および第2のPAA面
42に当たり散乱する第1の反射波、122はアンテナ
10の放射する電波ビーム11が第1のPAA面41お
よび第2のPAA面42に当たり目標2に向かう第2の
反射波である。
対して電波ビーム11を放射する。この電波ビーム11
が飛しょう体1のフェーズドアレーアンテナ3に当たっ
た場合、第1のPAA面41および第2のPAA面42
とが傾いて配置されているため、電波ビーム11の大部
分は散乱され、目標2とは異なる方向に反射して行く第
1の反射波121となり、目標2に向かう第2の反射波
122の強度は小さくなる。すなわち、目標2のアンテ
ナ10の放射する電波ビーム11を反射する有効面積が
従来のアンテナ面が1面であるフェーズドアレーアンテ
ナと比較して小さくなるため、目標2の方向に向かう第
2の反射波122のエネルギーは従来の反射波と比較し
て小さくなる。したがって、飛しょう体1は従来の飛し
ょう体用フェーズドアレーアンテナを備えた飛しょう体
1と比較して目標2に探知されにくくなる。これによっ
て、飛しょう体1の飛しょう経路から遠ざかることによ
って目標2が飛しょう体1の接近を回避すること、ある
いは飛しょう体1に対して迎撃を試みることの可能性が
少なくなる。
態2を示す構成図であり、図3(a)は全体構成図、図
3(b)は部分構成図である。図において、1は飛しょ
う体、2は飛しょう体の目標、3は飛しょう体1に設け
られた飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ、4aは
フェーズドアレーアンテナ3の第1のPAA面、4bは
第1のPAA面4aに対して傾いて配置された第2のP
AA面、5aは第1のPAA面4a上に設けられた第1
の素子アンテナ、5bは第2のPAA面4b上に設けら
れた第2の素子アンテナ、6aは第1のPAA面4aの
背後に設けられ第1の素子アンテナ5aと接続された第
1の波長帯の電波を送受信する第1の送受信モジュー
ル、6bは第2のPAA面4bの背後に設けられ第2の
素子アンテナ5bと接続された第2の波長帯の電波を送
受信する第2の送受信モジュール、7aは第1のPAA
面4aから放射される第1の波長帯の第1の電波ビー
ム、7bは第2のPAA面4bから放射される第2の波
長帯の第2の電波ビーム、8aは第1の電波ビーム7a
の放射可能な範囲、8bは第2の電波ビーム7bの放射
可能な範囲、9aは第1の電波ビーム7aが目標2に当
たり反射することで形成される目標2からの第1の反射
波、9bは第2の電波ビーム7bが目標2に当たり反射
することで形成される目標2からの第2の反射波であ
る。
しょうする。飛しょう体1に設けられたフェーズドアレ
ーアンテナ3の第1のPAA面4a、および第1のPA
A面4aに対して傾いて配置された第2のPAA面4b
には第1の素子アンテナ5aおよび第2の素子アンテナ
5bが規則的に配置されており、各々の素子アンテナに
接続された第1の送受信モジュール6aおよび第2の送
受信モジュール6bからの信号を電波として空間に放射
する。
素子アンテナ5aから同一の位相で電波が放射される
と、電波は第1のPAA面4aに垂直な方向に強められ
電波は第1のPAA面4aに垂直な方向に第1の電波ビ
ーム7aが放射される。第1の素子アンテナ5aから放
射される電波の位相が第1のPAA面4aに沿って一定
の割合で遅延すると、電波が強められる方向は位相おく
れが増加する方向に傾いた方向に傾く。すなわちフェー
ズドアレーアンテナ3は、第1の素子アンテナ5a各々
から放射される電波の位相を制御することにより第1の
PAA面4aを動かすことなく範囲8aの任意の方向に
第1の電波ビーム7aを放射することができる。第1の
電波ビーム7aの周波数帯は第1の送受信モジュール6
aの第1の周波数帯である。
第2の素子アンテナ5b各々から放射される電波の位相
を制御することにより、第2のPAA面4bを動かすこ
となく任意の方向に第2の電波ビーム7bを放射するこ
とができる。第2の電波ビーム7bの周波数帯は第2の
送受信モジュール6bの第2の周波数帯であって、第1
の周波数帯とは異なる帯域に設定される。
2の電波ビーム7bは目標2に当たって反射し第1の反
射波9aおよび第2の反射波9bとなる。第1の反射波
9aおよび第2の反射波9bはフェーズドアレーアンテ
ナ3で受信され、電波ビーム7を発信した時刻と受信し
た時刻の差より目標2までの距離を計測することがで
き、さらに、フェーズドアレーアンテナ3の各素子アン
テナ5a、5bが受信した反射波9の位相の差により目
標2の方向を計測することができる。飛しょう体1は計
測された距離および方向データを基に目標2への飛しょ
う経路を定め飛しょうする。
1の電波ビーム7aと第2の電波ビーム7bを放射する
方向は個々に設定することができるため、フェーズドア
レーアンテナ3が電波ビームを放射可能な範囲は、第1
のPAA面4aから放射される第1の電波ビーム7aの
放射可能な範囲8aと、第2のPAA面4bから放射さ
れる第2の電波ビーム7bの放射可能な範囲8bの和と
なる。第2のPAA面4bは第1のPAA面4aに対し
て傾いて配置されているため、フェーズドアレーアンテ
ナ3は、従来の飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ
の放射可能な範囲よりも広い範囲に電波ビームを放射す
ることが可能となる。したがって、目標2を探知可能な
範囲が広くなるため目標2を探知しやすくなり、飛しょ
う体1の目標2への到達可能性が高くなる。
めに電波による飛しょう体1の探知を試みる。図4はこ
の発明の実施の形態2の飛しょう体用フェーズドアレー
アンテナ3を備えた飛しょう体1に対して目標2が行う
電波による探知の概要図である。図4において、10は
目標2に備えられたアンテナ、11はアンテナ10の放
射する電波ビーム、121はアンテナ10の放射する電
波ビーム11が第1のPAA面4aおよび第2のPAA
面4bに当たり散乱する第1の反射波、122はアンテ
ナ10の放射する電波ビーム11が第1のPAA面4a
および第2のPAA面4bに当たり目標2に向かう第2
の反射波である。
対して電波ビーム11を放射する。この電波ビーム11
が飛しょう体1のフェーズドアレーアンテナ3に当たっ
た場合、第1のPAA面4aおよび第1のPAA面4b
は傾いて配置されているため、電波ビーム11の大部分
は散乱され、目標2とは異なる方向に反射して行く第1
の反射波121となり、目標2に向かう第2の反射波1
22の強度は小さくなる。すなわち、目標2のアンテナ
10の放射する電波ビーム11を反射する有効面積が従
来のアンテナ面が1面であるフェーズドアレーアンテナ
と比較して小さくなるため、目標2の方向に向かう第2
の反射波122のエネルギーは従来の反射波と比較して
小さくなる。したがって、飛しょう体1は従来の飛しょ
う体用フェーズドアレーアンテナを備えた飛しょう体1
と比較して目標2に探知されにくく、目標2が回避す
る、あるいは飛しょう体1に対して迎撃を試みる可能性
が少なくなる。
避けるため、ECMによる欺瞞を行うことがある。目標
2は第1の電波ビーム7aをうけると、第1の電波ビー
ム7aの波長帯に対応する妨害電波を発信する。飛しょ
う体のフェーズドアレーアンテナは、目標2からの反射
波9aとECMの妨害電波を区別することはできない
が、第2の電波ビーム7bの反射波9bはECMの妨害
電波とは波長帯が異なるため混信することなく受信する
ことができる。目標2が第2の電波ビーム7bに対応す
る周波数帯の妨害電波を発信した場合は第1の電波ビー
ム7aの反射波を混信することなく受信することができ
る。以上のように、フェーズドアレーアンテナ3が複数
の異なる波長帯の電波ビームを用いることにより、EC
Mの妨害電波環境下にあっても、その妨害電波が設定す
る周波数帯とは外れた周波数帯の電波を供することが可
能となり、目標2からの第1の反射波9aまたは第2の
反射波9bのいずれかの周波数帯の電波を捕らえること
が可能となって、目標2の探知が可能となる。したがっ
て、従来のフェーズドアレーアンテナに比較して目標2
の探知可能性があがるため、飛しょう体1の目標2への
到達可能性が高くなる。
態3を示す図であり、図5(a)は全体構成図、図5
(b)は部分構成図である。図において、1は飛しょう
体、2は飛しょう体1の目標、3は飛しょう体1に設け
られた飛しょう体用のフェーズドアレーアンテナ、41
はフェーズドアレーアンテナ3の第1のPAA面、42
は第1のPAA面41を取り囲みかつ第1のPAA面4
1に対して傾いて互いに交差するように配置された複数
の面から構成され、第1のPAA面41と共に4角錐台
を形成するように配置される第2のPAA面、5は第1
のPAA面41および第2のPAA面42上に設けられ
た素子アンテナ、6は第1のPAA面41および第2の
PAA面42の背後に設けられ素子アンテナ5と接続さ
れた送受信モジュール、7は第1のPAA面4aおよび
第2のPAA面4bから放射される電波ビーム、71は
第1のPAA面41から放射される第1の電波ビーム、
72は第2のPAA面42から放射される第2の電波ビ
ーム、81は第1の電波ビーム71の放射可能な範囲、
82は第2の電波ビーム72の放射可能な範囲、9は電
波ビーム7が目標2に当たり反射することで形成される
目標2からの反射波である。
しょうする。飛しょう体1に設けられたフェーズドアレ
ーアンテナ3の第1のPAA面41、および第1のPA
A面41を取り囲みかつ第1のPAA面41に対して傾
いて配置された第2のPAA面42には素子アンテナ5
が規則的に配置されており、各々の素子アンテナに接続
された送受信モジュール6からの信号を電波として空間
に放射する。
ンテナ5から同一の位相で電波が放射されると、電波は
第1のPAA面41に垂直な方向に強められ電波は第1
のPAA面41に垂直な方向に第1の電波ビーム71が
放射される。素子アンテナ5から放射される電波の位相
が第1のPAA面41に沿って一定の割合で遅延する
と、電波が強められる方向は位相おくれが増加する方向
に傾いた方向に傾く。すなわちフェーズドアレーアンテ
ナ3は、素子アンテナ5各々から放射される電波の位相
を制御することにより第1のPAA面41を動かすこと
なく範囲81内の任意の方向に第1の電波ビーム7aを
放射することができる。
素子アンテナ5各々から放射される電波の位相を制御す
ることにより、第2のPAA面42を動かすことなく範
囲82内の任意の方向に第2の電波ビーム72を放射す
ることができる。フェーズドアレーアンテナ3は、第2
の電波ビーム72の放射される方向を第1の電波ビーム
71の放射される方向と同一とすることにより、単一の
電波ビームとして電波ビーム7を放射することができ
る。
て反射し反射波9となる。反射波9はフェーズドアレー
アンテナ3で受信され、電波ビーム7を発信した時刻と
受信した時刻の差より目標2までの距離を計測すること
ができ、さらに、フェーズドアレーアンテナ3の各素子
アンテナ5が受信した反射波9の位相の差により目標2
の方向を計測することができる。飛しょう体1は計測さ
れた距離および方向データを基に目標2への飛しょう経
路を定め飛しょうする。
1の電波ビーム71と第2の電波ビーム72を放射する
方向は個々に設定することができるため、フェーズドア
レーアンテナ3が電波ビームを放射可能な範囲は、第1
のPAA面41から放射される第1の電波ビーム71の
放射可能な範囲81と、第2のPAA面42から放射さ
れる第2の電波ビーム72の放射可能な範囲82の和と
なる。第2のPAA面42は第1のPAA面41に対し
て傾いて配置されているため、フェーズドアレーアンテ
ナ3は、従来の飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ
の放射可能な範囲よりも広い範囲に電波ビーム7を放射
することが可能となる。第2のPAA面42は第1のP
AA面41を取り囲むように配置されているため、フェ
ーズドアレーアンテナ3が電波ビームを放射可能な範囲
は、図5の図面の上下方向のみならず垂直方向にも拡大
される。電波ビームを放射可能な範囲が拡大することに
より、目標2を探知可能な範囲が広くなるため、目標2
を探知しやすくなり目標2への到達可能性が高くなる。
めに電波による飛しょう体1の探知を試みる。図6はこ
の発明の実施の形態3の飛しょう体用フェーズドアレー
アンテナ3を備えた飛しょう体1に対して目標2が行う
電波による探知の概要図である。図6において、10は
目標2に備えられたアンテナ、11はアンテナ10の放
射する電波ビーム、121はアンテナ10の放射する電
波ビーム11が第1のPAA面41および第2のPAA
面42に当たり散乱する第1の反射波、122はアンテ
ナ10の放射する電波ビーム11が第1のPAA面41
および第2のPAA面42に当たり目標2に向かう第2
の反射波である。
対して電波ビーム11を放射する。この電波ビーム11
が飛しょう体1のフェーズドアレーアンテナ3に当たっ
た場合、第1のPAA面41に当たった電波ビーム11
は散乱することなく反射し、目標2の方向にむかう第2
の反射波122となるが、第2のPAA面42は第1の
PAA面41とは傾いて配置されているため、第2のP
AA面42に当たった電波ビーム11の大部分は散乱さ
れ、目標2とは異なる方向に反射していく第1の反射波
121となる。目標2のアンテナ10の放射する電波ビ
ーム11を反射する面積は従来のアンテナ面が1面であ
るフェーズドアレーアンテナと比較して小さくなるた
め、目標2の方向に向かう第2の反射波122のエネル
ギーは従来の反射波と比較して小さくなる。すなわち、
目標2のアンテナ10の放射する電波ビーム11を反射
する有効反射面積が減少するため、飛しょう体1は従来
の飛しょう体用フェーズドアレーアンテナを備えた飛し
ょう体1と比較して目標2に探知されにくく、目標2が
飛しょう体1から遠ざかるように回避する、あるいは飛
しょう体1に対して迎撃を試みる可能性が少なくなる。
ーアンテナ3のPAA面が4角錐台状として説明した
が、3角錐台、あるいは5角錐台以上の多角錐であって
もよい。
態4を示す構成図であり、図7(a)は全体構成図、図
7(b)は部分構成図である。図において、1は飛しょ
う体、2は飛しょう体の目標、3は飛しょう体1に設け
られた飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ、4aは
フェーズドアレーアンテナ3の第1のPAA面、4bは
第1のPAA面4aを取り囲みかつ第1のPAA面4a
に対して傾いて配置された第2のPAA面、5aは第1
のPAA面4a上に設けられた第1の素子アンテナ、5
bは第2のPAA面4b上に設けられた第2の素子アン
テナ、6aは第1のPAA面4aの背後に設けられ第1
の素子アンテナ5aと接続された第1の波長帯の電波を
送受信する第1の送受信モジュール、6bは第2のPA
A面4bの背後に設けられ第2の素子アンテナ5bと接
続された第2の波長帯の電波を送受信する第2の送受信
モジュール、7aは第1のPAA面4aから放射される
第1の波長帯の第1の電波ビーム、7bは第2のPAA
面4bから放射される第2の波長帯の第2の電波ビー
ム、8aは第1の電波ビーム7aの放射可能な範囲、8
bは第2の電波ビーム7bの放射可能な範囲、9aは第
1の電波ビーム7aが目標2に当たり反射することで形
成される目標2からの第1の反射波、9bは第2の電波
ビーム7bが目標2に当たり反射することで形成される
目標2からの第2の反射波である。
しょうする。飛しょう体1に設けられたフェーズドアレ
ーアンテナ3の第1のPAA面4a、および第1のPA
A面4aに対して傾いて配置された第2のPAA面4b
には第1の素子アンテナ5aおよび第2の素子アンテナ
5bが規則的に配置されており、各々の素子アンテナに
接続された第1の送受信モジュール6aおよび第2の送
受信モジュール6bからの信号を電波として空間に放射
する。
素子アンテナ5aから同一の位相で電波が放射される
と、電波は第1のPAA面4aに垂直な方向に強められ
電波は第1のPAA面4aに垂直な方向に第1の電波ビ
ーム7aが放射される。第1の素子アンテナ5aから放
射される電波の位相が第1のPAA面4aに沿って一定
の割合で遅延すると、電波が強められる方向は位相おく
れが増加する方向に傾いた方向に傾く。すなわちフェー
ズドアレーアンテナ3は、第1の素子アンテナ5a各々
から放射される電波の位相を制御することにより第1の
PAA面4aを動かすことなく範囲8a内の任意の方向
に第1の電波ビーム7aを放射することができる。第1
の電波ビーム7aの周波数帯は第1の送受信モジュール
6aの第1の周波数帯である。
第2の素子アンテナ5b各々から放射される電波の位相
を制御することにより、第2のPAA面4bを動かすこ
となく範囲8b内の任意の方向に第2の電波ビーム7b
を放射することができる。第2の電波ビーム7bの周波
数帯は第2の送受信モジュール6bの第2の周波数帯で
ある。
2の電波ビーム7bは目標2に当たって反射し第1の反
射波9aおよび第2の反射波9bとなる。第1の反射波
9aおよび第2の反射波9bはフェーズドアレーアンテ
ナ3で受信され、電波ビーム7を発信した時刻と受信し
た時刻の差より目標2までの距離を計測することがで
き、さらに、フェーズドアレーアンテナ3の各素子アン
テナ5aおよび5bが受信した第1の反射波9aおよび
第2の反射波9bの位相の差により目標2の方向を計測
することができる。飛しょう体1は計測された距離およ
び方向データを基に目標2への飛しょう経路を定め飛し
ょうする。
1の電波ビーム7aと第2の電波ビーム7bを放射する
方向は個々に設定することができるため、フェーズドア
レーアンテナ3が電波ビームを放射可能な範囲は、第1
のPAA面4aから放射される第1の電波ビーム7aの
放射可能な範囲8aと、第2のPAA面4bから放射さ
れる第2の電波ビーム7bの放射可能な範囲8bの和と
なる。第2のPAA面4bは第1のPAA面4aに対し
て傾いて配置されているため、フェーズドアレーアンテ
ナ3は、従来の飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ
の放射可能な範囲よりも広い範囲に電波ビーム7を放射
することが可能となる。第2のPAA面4bは第1のP
AA面4aを取り囲むように配置されているため、フェ
ーズドアレーアンテナ3が電波ビームを放射可能な範囲
は、図4の図面上下方向のみならず垂直方向にも拡大さ
れる。電波ビームを放射可能な範囲が拡大することによ
り、目標2を探知可能な範囲が広くなるため、目標2を
探知しやすくなり目標2への到達可能性が高くなる。
めに電波による飛しょう体1の探知を試みる。図8はこ
の発明の実施の形態4の飛しょう体用フェーズドアレー
アンテナ3を備えた飛しょう体1に対して目標2が行う
電波による探知の概要図である。図8において、10は
目標2に備えられたアンテナ、11はアンテナ10の放
射する電波ビーム、121はアンテナ10の放射する電
波ビーム11が第1のPAA面4aおよび第2のPAA
面4bに当たり散乱する第1の反射波、122はアンテ
ナ10の放射する電波ビーム11が第2のPAA面4b
に当たり目標2に向かう第2の反射波である。
対して電波ビーム11を放射する。この電波ビーム11
が飛しょう体1のフェーズドアレーアンテナ3に当たっ
た場合、第1のPAA面4aに当たった電波ビーム11
は散乱することなく反射し目標2の方向に向かう第2の
反射波122となるが、第2のPAA面4bは第1のア
ンテナ面4aとは傾いて配置されているため、第2のP
AA面4bに当たった電波ビーム11の大部分は散乱さ
れ、目標2とは異なる方向に反射していく第1の反射波
121となる。目標2のアンテナ10の放射する電波ビ
ーム11を反射する面積は従来のアンテナ面が1面であ
るフェーズドアレーアンテナと比較して小さくなるた
め、目標2の方向に向かう第2の反射波122のエネル
ギーは従来の反射波と比較して小さくなる。すなわち、
目標2のアンテナ10の放射する電波ビーム11を反射
する有効反射面積が減少するため、飛しょう体1は従来
の飛しょう体用フェーズドアレーアンテナを備えた飛し
ょう体1と比較して目標2に探知されにくく、目標2が
回避する、あるいは飛しょう体1に対して迎撃を試みる
可能性が少なくなる。
避けるため、ECMによる欺瞞を行うことがある。目標
2は第1の電波ビーム7aをうけると、第1の電波ビー
ム7aの波長帯に対応する妨害電波を発信する。飛しょ
う体1のフェーズドアレーアンテナ3は、目標2からの
第1の反射波9aとECMの妨害電波を区別することは
できないが、第2の電波ビーム7bの第2の反射波9b
はECMの妨害電波とは波長帯が異なるため混信するこ
となく受信することができる。目標2が第2の電波ビー
ム7bに対応する周波数帯の妨害電波を発信した場合は
第1の電波ビーム7aの第1の反射波9aを混信するこ
となく受信することができる。以上のように、フェーズ
ドアレーアンテナ3が複数の異なる波長帯の電波ビーム
を用いることにより、ECMの妨害電波環境下にあって
も、目標2からの第1の反射波9aまたは第2の反射波
9bを捕らえることが可能となり目標2の探知が可能と
なる。従来のフェーズドアレーアンテナに比較して目標
2の探知可能性があがるため、飛しょう体1の目標2へ
の到達可能性が高くなる。
ーアンテナ3のPAA面が4角錐台状の配置であるとし
て説明したが、3角錐台、あるいは5角錐台以上の多角
錐台であってもよい。
態5を示す図であり、図9(a)は全体構成図、図9
(b)は部分構成図である。図において、1は飛しょう
体、2は飛しょう体の目標、3は飛しょう体1に設けら
れた飛しょう体用のフェーズドアレーアンテナ、41〜
44はフェーズドアレーアンテナ3の第1〜第4のPA
A面、5は第1〜第4のPAA面41〜44上に設けら
れた素子アンテナ、6は第1〜第4のPAA面41〜4
4の背後に設けられ素子アンテナ5と接続された送受信
モジュール、7は第1〜第4のPAA面41〜44から
放射される電波ビーム、71は第1のPAA面41から
放射される第1の電波ビーム、72は第2のPAA面4
2から放射される第2の電波ビーム、81は第1の電波
ビーム71の放射可能な範囲、82は第2の電波ビーム
72の放射可能な範囲、9は電波ビーム7が目標2に当
たり反射することで形成される目標2からの反射波であ
る。
しょうする。飛しょう体1に設けられたフェーズドアレ
ーアンテナ3の第1〜第4のPAA面41〜44は各々
傾いて配置され、全体として4角錐形状をなす。第1〜
第4のPAA面41〜44には素子アンテナ5が規則的
に配置されており、各々の素子アンテナ5に接続された
送受信モジュール6からの信号を電波として空間に放射
する。
ンテナ5から同一の位相で電波が放射されると、電波は
第1のPAA面41に垂直な方向に強められ第1のPA
A面41に垂直な方向に第1の電波ビーム71が放射さ
れる。素子アンテナ5から放射される電波の位相がPA
A面41に沿って一定の割合で遅延すると、電波が強め
られる方向は位相おくれが増加する方向に傾いた方向に
傾く。すなわちフェーズドアレーアンテナ3は、素子ア
ンテナ5各々から放射される電波の位相を制御すること
によりPAA面41を動かすことなく範囲81内の任意
の方向に第1の電波ビーム71を放射することができ
る。
素子アンテナ5各々から放射される電波の位相を制御す
ることにより、第2のPAA面42を動かすことなく範
囲82内の任意の方向に第2の電波ビーム72を放射す
ることができる。フェーズドアレーアンテナ3は、第2
の電波ビーム72の放射される方向を第1の電波ビーム
71の放射される方向と同一とすることにより、単一の
電波ビームとして電波ビーム7を放射することができ
る。第3のPAA面43および第4のPAA面44にお
いても同様であり、フェーズドアレーアンテナ3は、単
一の電波ビームとして電波ビーム7を放射することがで
きる。
て反射し反射波9となる。反射波9はフェーズドアレー
アンテナ3で受信され、電波ビーム7を発信した時刻と
受信した時刻の差より目標2までの距離を計測すること
ができ、さらに、フェーズドアレーアンテナ3の各素子
アンテナ5が受信した反射波9の位相の差により目標2
の方向を計測することができる。飛しょう体1は計測さ
れた距離および方向データを基に目標2への飛しょう経
路を定め飛しょうする。
1の電波ビーム71と第2の電波ビーム72を放射する
方向は個々に設定することができるため、フェーズドア
レーアンテナ3が電波ビームを放射可能な範囲は、例え
ば、第1のPAA面41から放射される第1の電波ビー
ム71の放射可能な範囲81と、第2のPAA面42か
ら放射される第2の電波ビーム72の放射可能な範囲8
2の和となる(第3、第4のPAA面43、44につい
ても同様)。PAA面41〜44は互いに傾いて配置さ
れているため、フェーズドアレーアンテナ3は、従来の
飛しょう体用フェーズドアレーアンテナの放射可能な範
囲よりも広い範囲に電波ビーム7を放射することが可能
となる。電波ビームを放射可能な範囲が拡大することに
より、目標2を探知可能な範囲が広くなるため、目標2
を探知しやすくなり目標2への到達可能性が高くなる。
めに電波による飛しょう体1の探知を試みる。図10は
この発明の実施の形態5の飛しょう体用フェーズドアレ
ーアンテナ3を備えた飛しょう体1に対して目標2が行
う電波による探知の概要図である。図10において、1
0は目標2に備えられたアンテナ、11はアンテナ10
の放射する電波ビーム、121はアンテナ10の放射す
る電波ビーム11が第1〜第4のPAA面41〜44に
当たり散乱する第1の反射波、122はアンテナ10の
放射する電波ビーム11が第1〜第4のPAA面41〜
44に当たり目標2に向かう第2の反射波である。
対して電波ビーム11を放射する。この電波ビーム11
が飛しょう体1のフェーズドアレーアンテナ3に当たっ
た場合、第1〜第4のPAA面41〜44は傾いて配置
されているため、電波ビーム11の大部分は散乱され、
目標2とは異なる方向に反射していく第1の反射波12
1となり、目標2に向かう第2の反射波122の強度は
小さくなる。すなわち、目標2のアンテナ10の放射す
る電波ビーム11を反射する有効反射面積が従来のアン
テナ面が1面であるフェーズドアレーアンテナと比較し
て小さくなるため、目標2の方向に向かう第2の反射波
122のエネルギーは従来の反射波と比較して小さくな
る。したがって、飛しょう体1は従来の飛しょう体用フ
ェーズドアレーアンテナを備えた飛しょう体1と比較し
て目標2に探知されにくく、目標2が回避する、あるい
は飛しょう体1に対して迎撃を試みる可能性が少なくな
る。
ーアンテナ3のPAA面が4角錐状として説明したが、
3角錐、あるいは5角錐以上の多角錐であってもよい。
形態6を示す構成図であり、図11(a)は全体構成
図、図11(b)は部分構成図である。図において、1
は飛しょう体、2は飛しょう体1の目標、3は飛しょう
体1に設けられた飛しょう体用フェーズドアレーアンテ
ナであり、41a、42aはそれぞれの面がフェーズド
アレーアンテナ3の第1のPAA面を成し、41b、4
2bはそれぞれの面が第1のPAA面41a、42aに
隣接しかつ第1のPAA面41a、42aに対して傾い
て配置された第2のPAA面を成す。また、5aは第1
のPAA面41a、42a上に設けられた第1の素子ア
ンテナ、5bは第2のPAA面41b、42b上に設け
られた第2の素子アンテナ、6aは第1のPAA面41
a、42aの背後に設けられ第1の素子アンテナ5aと
接続された第1の波長帯の電波を送受信する第1の送受
信モジュール、6bは第2のPAA面41b、42bの
背後に設けられ第2の素子アンテナ5bと接続された第
2の波長帯の電波を送受信する第2の送受信モジュー
ル、71aは第1のPAA面41aから放射される第1
の波長帯の第1の電波ビーム、7aは第1のPAA面4
1および第2のPAA面42から放射される単一の電波
ビーム、71bは第2のPAA面41bから放射される
第2の波長帯の第2の電波ビーム、7bは第1のPAA
面41および第2のPAA面42から放射される単一の
電波ビーム、81aは第1の電波ビーム71aの放射可
能な範囲、81bは第2の電波ビーム71bの放射可能
な範囲、91aは第1の電波ビーム71aが目標2に当
たり反射することで形成される目標2からの第1の反射
波、91bは第2の電波ビーム71bが目標2に当たり
反射することで形成される目標2からの第2の反射波で
ある。
しょうする。飛しょう体1に設けられたフェーズドアレ
ーアンテナ3の第1のPAA面41a、42a、および
第2のPAA面41b、42bは、互いに隣接しかつ傾
いて配置され、全体として4角錐形状をなしている。第
1のPAA面41a、42aには第1の素子アンテナ5
aが、第2のPAA面41b、42bには第2の素子ア
ンテナ5bが規則的に配置されており、各々の素子アン
テナに接続された第1の送受信モジュール6aおよび第
2の送受信モジュール6bからの信号を電波として空間
に放射する。
の素子アンテナ5aから同一の位相で電波が放射される
と、電波は第1のPAA面41aに垂直な方向に強めら
れ電波は第1のPAA面41aに垂直な方向に第1の電
波ビーム71aが放射される。第1の素子アンテナ5a
から放射される電波の位相が第1のPAA面41aに沿
って一定の割合で遅延すると、電波が強められる方向は
位相おくれが増加する方向に傾いた方向に傾く。すなわ
ちフェーズドアレーアンテナ3は、第1の素子アンテナ
5a各々から放射される電波の位相を制御することによ
り第1のPAA面41aを動かすことなく範囲81a内
の任意の方向に第1の電波ビーム71aを放射すること
ができる。第1のPAA面42aから放射される電波ビ
ームも電波ビーム71aと同様に、第1のPAA面42
aを動かすことなく任意の方向に放射することができ、
電波ビーム71aの放射される方向と同一にすることに
より単一の電波ビームとして単一の第1の電波ビーム7
aを放射することができる。第1の電波ビーム7aの周
波数帯は第1の送受信モジュール6aの第1の周波数帯
であり、第1のPAA面を成す面41aと面42aから
同一の周波数帯の電波が送信されるものとする。
た第2の素子アンテナ5b各々から放射される電波の位
相を制御することにより、第2のPAA面41bを動か
すことなく任意の方向に第2の電波ビーム71bを放射
することができる。第2のPAA面42bから放射され
る電波ビームも電波ビーム71bと同様に、第2のPA
A面42bを動かすことなく任意の方向に放射すること
ができ、電波ビーム71bの放射される方向と同一にす
ることにより単一の電波ビームとして単一の第2の電波
ビーム7bを放射することができる。第2の電波ビーム
7bの周波数帯は第2の送受信モジュール6bの第2の
周波数帯であり、第1のPAA面を成す面41bと面4
2bから、第1の電波ビーム7aの周波数帯とは異なる
同一の周波数帯の電波が送信されるものとする。
2の電波ビーム7bは目標2に当たって反射し第1の反
射波9aおよび第2の反射波9bとなる。第1の反射波
9aおよび第2の反射波9bはフェーズドアレーアンテ
ナ3で受信され、第1の電波ビーム7aおよび第2の電
波ビーム7bを発信した時刻と受信した時刻の差より目
標2までの距離を計測することができ、さらに、フェー
ズドアレーアンテナ3の各第1の素子アンテナ5a、お
よび各第2の素子アンテナ5bが受信した第1の反射波
9aおよび第2の反射波9bの位相の差により目標2の
方向を計測することができる。飛しょう体1は計測され
た距離および方向データを基に目標2への飛しょう経路
を定め飛しょうする。
1の電波ビーム71aと第2の電波ビーム71bを放射
する方向は個々に設定することができるため、フェーズ
ドアレーアンテナ3が電波ビームを放射可能な範囲は、
第1のPAA面41aから放射される第1の電波ビーム
71aの放射可能な範囲81aと、第2のPAA面41
bから放射される第2の電波ビーム71bの放射可能な
範囲81bの和となる。第2のPAA面41bは第1の
PAA面41aに対して傾いて配置されているため、フ
ェーズドアレーアンテナ3は、従来の飛しょう体用フェ
ーズドアレーアンテナの放射可能な範囲よりも広い範囲
に電波ビームを放射することが可能となる。第1のPA
A面42aと第2のPAA面42bに対しても同様であ
る。電波ビームを放射可能な範囲が拡大することによ
り、目標2を探知可能な範囲が広くなるため、目標2を
探知しやすくなり目標2への到達可能性が高くなる。
波による飛しょう体1の探知を試みる。図12はこの発
明の実施の形態6の飛しょう体用フェーズドアレーアン
テナ3を備えた飛しょう体1に対して目標2が行う電波
による探知の概要図である。図12において、10は目
標2に備えられたアンテナ、11はアンテナ10の放射
する電波ビーム、121はアンテナ10の放射する電波
ビーム11が第1のPAA面41a、42aおよび第2
のPAA面41b、42bに当たり散乱する第1の反射
波、122はアンテナ10の放射する電波ビーム11が
第1のPAA面41a、42aおよび第2のPAA面4
1b、42bに当たり目標2に向かう第2の反射波であ
る。
対して電波ビーム11を放射する。この電波ビーム11
が飛しょう体1のフェーズドアレーアンテナ3に当たっ
た場合、第1のPAA面41a、42aおよび第2のP
AA面41b、42bは傾いて配置されているため、電
波ビーム11の大部分は散乱され、目標2とは異なる方
向に反射して行く第1の反射波121となり、目標2に
向かう第2の反射波122の強度は小さくなる。すなわ
ち、目標2のアンテナ10の放射する電波ビーム11を
反射する有効反射面積が従来のアンテナ面が1面である
フェーズドアレーアンテナと比較して小さくなるため、
目標2の方向に向かう第2の反射波122のエネルギー
は従来の反射波と比較して小さくなる。したがって、飛
しょう体1は従来の飛しょう体用フェーズドアレーアン
テナを備えた飛しょう体1と比較して目標2に探知され
にくく、目標2が回避する、あるいは飛しょう体1に対
して迎撃を試みる可能性が少なくなる。
避けるため、ECMによる欺瞞を行うことがある。目標
2は第1の電波ビーム71aをうけると、第1の電波ビ
ーム71aの波長帯に対応する妨害電波を発信する。飛
しょう体1のフェーズドアレーアンテナ3は、目標2か
らの反射波9aとECMの妨害電波を区別することはで
きないが、第2の電波ビーム7bの反射波9bはECM
の妨害電波とは波長帯が異なるため混信することなく受
信することができる。目標2が第2の電波ビーム7bに
対応する周波数帯の妨害電波を発信した場合は第1の電
波ビーム7aの反射波9aを混信することなく受信する
ことができる。以上のように、フェーズドアレーアンテ
ナ3が複数の異なる波長帯の電波ビームを用いることに
より、ECMの妨害電波環境下にあっても、目標2から
の第1の反射波9aまたは第2の反射波9bの少なくと
も一方を捕らえることが可能となり目標2の探知が可能
となる。従来のフェーズドアレーアンテナに比較して目
標2の探知可能性があがるため、飛しょう体1の目標2
への到達可能性が高くなる。
ーアンテナ3のPAA面が4角錐状として説明したが、
3角錐、あるいは5角錐以上の多角錐であってもよい。
また、第1のPAA面と第2のPAA面を交互に配置し
たが、隣接して配置しても良い。また、各PAA面から
送信される電波の周波数帯が、全て互いに異なる周波数
帯としても良く、フェーズドアレーアンテナ3のPAA
面が4角錐状の場合は、4通りの周波数帯を持たせるこ
とによって、更にECMの妨害電波環境下にあっても、
目標2からの反射波を捕らえることが可能となる。
形態7を示す図であり、図13(a)は全体構成図、図
13(b)は部分構成図である。図において、1は飛し
ょう体、2は飛しょう体1の目標、3は飛しょう体1に
設けられた飛しょう体用のフェーズドアレーアンテナ、
4はフェーズドアレーアンテナ3の円錐形状のPAA
面、13はPAA面4の形成する円錐形の母線、5はP
AA面4上に設けられた素子アンテナ、6はPAA面4
の背後に設けられ素子アンテナ5と接続された送受信モ
ジュール、7はPAA面4から放射される電波ビーム、
14はPAA面4の母線13上に設けられた素子アンテ
ナ5の列が電波ビームを放射可能な範囲、8は電波ビー
ム7の放射可能な範囲、9は電波ビーム7が目標2に当
たり反射することで形成される目標2からの反射波であ
る。
しょうする。飛しょう体1に設けられたフェーズドアレ
ーアンテナ3のPAA面4は円錐形状をなしている。P
AA面4上には母線13に沿って素子アンテナ5が規則
的に配置されており、各々の素子アンテナ5に接続され
た送受信モジュール6からの信号を電波として空間に放
射する。
素子アンテナ5から同一の位相で電波が放射されると、
電波はPAA面4の母線13に垂直な方向に強められP
AA面4の母線13に垂直な方向に電波ビーム7が放射
される。素子アンテナ5から放射される電波の位相が母
線13に沿って一定の割合で遅延すると、電波が強めら
れる方向は位相おくれが増加する方向に傾く。PAA面
4の母線13に沿って配置された素子アンテナ5の列は
範囲14内の任意の方向に電波ビームを放射することが
可能である。素子アンテナ5は円錐形状のPAA面4上
に配置されているため、フェーズドアレーアンテナ3が
電波ビームを放射可能な範囲8は、母線上に配置された
素子アンテナ5の列が電波ビームを放射可能な範囲13
をPAA面4の軸を中心に回転した範囲となる。すなわ
ちフェーズドアレーアンテナ3は、素子アンテナ5各々
から放射される電波の位相を制御することによりPAA
面4を動かすことなく範囲8内の任意の方向に電波ビー
ム7を放射することができる。
て反射し反射波9となる。反射波9はフェーズドアレー
アンテナ3で受信され、電波ビーム7を発信した時刻と
受信した時刻の差より目標2までの距離を計測すること
ができ、さらに、フェーズドアレーアンテナ3の各素子
アンテナ5が受信した反射波9の位相の差により目標2
の方向を計測することができる。飛しょう体1は計測さ
れた距離および方向データを基に目標2への飛しょう経
路を定め飛しょうする。
7を放射可能な範囲は従来の飛しょう体用フェーズドア
レーアンテナの放射可能な範囲よりも広い範囲であり、
目標2を探知可能な範囲が広くなるため、目標2を探知
しやすくなり目標2への到達可能性が高くなる。
波による飛しょう体1の探知を試みる。図14はこの発
明の実施の形態7の飛しょう体用フェーズドアレーアン
テナ3を備えた飛しょう体1に対して目標2が行う電波
による探知の概要図である。図14において、10は目
標2に備えられたアンテナ、11は目標2の放射する電
波ビーム、121はアンテナ10の放射する電波ビーム
11がPAA面4に当たり散乱する第1の反射波、12
2はアンテナ10の放射する電波ビーム11が第PAA
面4に当たり目標2の方向に戻る第2の反射波である。
体1に対して電波ビーム11を放射する。この電波ビー
ム11が飛しょう体1のフェーズドアレーアンテナ3に
当たった場合、PAA面4は円錐形状をなしているた
め、電波ビーム11のほとんどは散乱され、目標2とは
異なる方向に反射して行く反射波121となり、目標2
に向かう第2の反射波122の強度は小さくなる。すな
わち、目標のアンテナ10の放射する電波ビーム11を
反射する有効面積が従来のアンテナ面が1面であるフェ
ーズドアレーアンテナと比較して小さくなるため、目標
2の方向に向かう反射波122のエネルギーは従来の反
射波と比較して小さくなる。したがって、飛しょう体1
は従来の飛しょう体用フェーズドアレーアンテナを備え
た飛しょう体1と比較して目標2に探知されにくく、目
標2が回避する、あるいは飛しょう体1に対して迎撃を
試みる可能性が少なくなる。
ているため、以下に記載されるような効果を奏する。
する電波ビームを反射する有効反射面積が従来の飛しょ
う体用フェーズドアレーアンテナと比較して小さくな
り、目標の方向に向かう反射波のエネルギーを小さくで
きる。
フェーズドアレーアンテナを備えた飛しょう体に比較し
て探知されにくくなる。
体に対して迎撃を試みる可能性が少なくなり、飛しょう
体をより確実に所定の目標に到達させることが可能とな
る。
来の飛しょう体用フェーズドアレーアンテナの放射可能
な範囲よりも広い範囲となるため、目標が探知可能な範
囲が広くなり目標を探知しやすくなるため、飛しょう体
の目標への到達可能性が高くなる。
異なる波長帯の電波ビームを用いることにより、ECM
の妨害電波環境下にあっても、目標の探知が可能とな
る。従来のフェーズドアレーアンテナに比較して目標の
探知可能性があがるため、飛しょう体の目標への到達可
能性が高くなる。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
ある。
る。
ある。
る。
ある。
テナの構成図である。
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】 目標に向けて飛しょうする飛しょう体に
設けられ、該目標に電波を送信するとともに該目標から
の反射電波を受信する飛しょう体用フェーズドアレーア
ンテナにおいて、 第1のアンテナ面に設けられた第1のフェーズドアレー
アンテナと、 前記第1のアンテナ面に対して傾斜配置された第2のア
ンテナ面に設けられた第2のフェーズドアレーアンテナ
とを備えた飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ。 - 【請求項2】 前記第1、第2のフェーズドアレーアン
テナは、該フェーズドアレーアンテナを搭載する飛しょ
う体の機軸に対して、第1、第2のアンテナ面が互いに
対称となるように配置されたことを特徴とする請求項1
記載の飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ。 - 【請求項3】 前記第2のフェーズドアレーアンテナ
は、前記第1のアンテナ面に交差するとともに、該アン
テナ面の周囲を取り囲む複数の面から成る第2のアンテ
ナ面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の飛し
ょう体用フェーズドアレーアンテナ。 - 【請求項4】 前記第1、第2のフェーズドアレーアン
テナは、互いに異なる波長帯の電波を送信または受信す
ることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の
飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ。 - 【請求項5】 目標に向けて飛しょうする飛しょう体に
設けられ、該目標に電波を送信するとともに該目標から
の反射電波を受信する飛しょう体用フェーズドアレーア
ンテナにおいて、 前記フェーズドアレーアンテナは、角錐状に配置されて
成る複数のアンテナ面を有し、それぞれのアンテナ面に
素子アンテナが配置されたことを特徴とする飛しょう体
用フェーズドアレーアンテナ。 - 【請求項6】 前記フェーズドアレーアンテナは、少な
くとも2つのアンテナ面で互いに異なる波長帯の電波を
送信または受信することを特徴とする請求項5記載の飛
しょう体用フェーズドアレーアンテナ。 - 【請求項7】 目標に向けて飛しょうする飛しょう体に
設けられ、該目標に電波を送信するとともに該目標から
の反射電波を受信する飛しょう体用フェーズドアレーア
ンテナにおいて、 前記フェーズドアレーアンテナを構成するアンテナ面が
円錐状に形成されたことを特徴とする飛しょう体用フェ
ーズドアレーアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001334046A JP2003139844A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001334046A JP2003139844A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003139844A true JP2003139844A (ja) | 2003-05-14 |
Family
ID=19149236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001334046A Pending JP2003139844A (ja) | 2001-10-31 | 2001-10-31 | 飛しょう体用フェーズドアレーアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003139844A (ja) |
-
2001
- 2001-10-31 JP JP2001334046A patent/JP2003139844A/ja active Pending
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