JP2003139839A - Gps受信装置 - Google Patents

Gps受信装置

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JP2003139839A
JP2003139839A JP2001335118A JP2001335118A JP2003139839A JP 2003139839 A JP2003139839 A JP 2003139839A JP 2001335118 A JP2001335118 A JP 2001335118A JP 2001335118 A JP2001335118 A JP 2001335118A JP 2003139839 A JP2003139839 A JP 2003139839A
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unit
noise
gps
signal line
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Kazuhiro Matsumoto
一弘 松本
Takashi Saeki
隆 佐伯
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯端末からのデジタルノイズによる影響を容
易に低減できるGPS受信装置を提供する。 【解決手段】GPS受信装置10では、バンドパスフィ
ルタ16が分配器12を介して入力された信号の内、G
PS衛星信号の周波数帯域の信号成分のみを通過させ、
バンドパスフィルタ16を通過した信号成分を検波器1
7で復調する。検波レベル判定部18は検波器17の出
力信号の信号レベルと所定の閾値レベルとの高低を判定
し、その判定結果をデータ変換部14に出力する。検波
レベル判定部18からデータ変換部14に検波信号の信
号レベルが閾値レベルを超えたことを示す判定信号が入
力されると、データ変換部14は携帯端末30のCPU
31に停止信号を出力し、CPU31の動作を一旦停止
させ、CPU31の停止中に受信したGPS衛星信号か
ら測位情報を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯情報端末や携
帯電話などの携帯端末に接続して使用されるGPS受信
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のGPS衛星から送信さ
れたGPS衛星信号をアンテナで受信し、受信したGP
S衛星信号から緯度や経度などの測位情報を演算するC
F(コンパクトフラッシュ(R))カード型のGPS受
信装置が提供されており(コンパクトフラッシュ(R)
は米国サンディスク社の登録商標)、このGPS受信装
置をCFスロットを搭載した携帯情報端末(PDA:Pe
rsonal Digital Assistants)や携帯電話などの携帯端
末に接続し、携帯端末側でGPS受信装置の求めた測位
情報を利用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したGPS受信装
置を携帯端末のCFスロットに接続して使用する場合、
携帯端末のCPUなどで発生したデジタルノイズが、携
帯端末との間のCFインターフェイスから外部に輻射さ
れて、GPS受信装置のアンテナで受信される虞があ
り、GPS衛星信号の受信感度が低下するという問題が
あった。
【0004】そこで従来は、GPS受信装置のアンテナ
で携帯端末からのデジタルノイズを拾わないように、G
PS受信装置に厳重なシールド対策を施したり、アンテ
ナを携帯端末とのインターフェイスから遠ざけるなどの
対策をとっていたが、シールド対策には費用がかかり、
またアンテナをインターフェイスから遠ざけようとする
とGPS受信装置が大型化するという問題があるため、
ノイズ対策を容易に施すことができなかった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、携帯端末からのデジ
タルノイズによる影響を容易に低減できるGPS受信装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、入力された測位情報のデータ
を演算処理するためのデジタル演算処理部を備えた携帯
情報端末や携帯電話などの携帯端末に接続されるGPS
受信装置において、GPS衛星から送信されるGPS衛
星信号を受信する受信アンテナと、受信アンテナで受信
した信号を複数に分配する分配部と、分配部を介して入
力されたGPS衛星信号を緯度や経度などの測位情報の
データに変換するデータ変換部と、データ変換部で変換
されたデータを携帯端末に出力するためのインターフェ
イス部と、分配部を介して入力された信号からGPS衛
星信号の周波数帯域の信号成分を検波する検波部と、検
波部の出力の電力レベルを測定する信号レベル測定部
と、信号レベル測定部の測定結果に基づいて受信アンテ
ナで受信するノイズ信号を低下させるようにインターフ
ェイス部からの輻射ノイズを低減するノイズ低減部とを
備えて成ることを特徴とし、ノイズ低減部は、信号レベ
ル測定部の測定結果に基づいて受信アンテナで受信する
ノイズ信号を低下させるようにインターフェイス部から
の輻射ノイズを低減しているので、携帯端末のデジタル
演算処理部などで発生したデジタルノイズがインターフ
ェイス部から外部に輻射され、この輻射ノイズを受信ア
ンテナで拾うことによって、GPS衛星信号を正常に受
信できなくなるのを防止できる。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、ノイズ低減部は、GPS衛星信号を受信する間、
デジタル演算処理部の動作を停止させる制御手段からな
ることを特徴とし、デジタル演算処理部が動作すると、
デジタル演算処理部で発生したデジタルノイズがインタ
ーフェイス部から外部に輻射される虞があるが、GPS
衛星信号を受信する間、制御手段がデジタル演算処理部
の動作を停止させているので、携帯端末からのデジタル
ノイズによる影響を無くすことができる。
【0008】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、ノイズ低減部は、GPS衛星信号を受信する間、
データ変換部で変換された測位情報のデータが携帯端末
へ出力されるのを停止させており、携帯端末に測位情報
のデータが出力されると、携帯端末のデジタル演算処理
部が測位情報のデータを演算処理するため、デジタル演
算処理部で発生するデジタルノイズが増加するが、ノイ
ズ低減部は、GPS衛星信号を受信する間、データ変換
部で変換された測位情報のデータが携帯端末へ出力され
るのを停止させているので、デジタル演算処理部から発
生されるデジタルノイズを抑制して、携帯端末からのデ
ジタルノイズによる影響を低減することができる。
【0009】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、ノイズ低減部は、デジタル演算処理部の動作クロ
ックの周波数を、受信アンテナで受信するノイズ信号の
電力レベルが小さくなるような周波数に制御するクロッ
ク周波数制御手段からなることを特徴とし、クロック周
波数制御手段は、デジタル演算処理部の動作クロックの
周波数を、受信アンテナで受信するノイズ信号の電力レ
ベルが小さくなるような周波数に制御しているので、携
帯端末からのデジタルノイズによる影響を容易に低減で
きる。
【0010】請求項5の発明では、請求項4の発明にお
いて、クロック周波数制御手段は、デジタル演算処理部
の動作クロックの周波数を段階的に切り替えることを特
徴とし、請求項4の発明と同様の作用を奏する。
【0011】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、インターフェイス部はパラレルデータを出力する
ための複数本の信号ラインを有し、信号ラインの本数は
実際に出力する信号の数よりも多い数だけ用意してあ
り、ノイズ低減部を、インターフェイス部の個々の信号
ラインにノイズ信号を試験的に重畳させるノイズ信号重
畳手段と、ノイズ信号重畳手段が各信号ラインにノイズ
信号を重畳させた状態での信号レベル測定部の測定結果
に基づいて、信号ラインからの輻射ノイズを受信アンテ
ナで受信することによって発生する検波部の出力が小さ
くなるように各信号ラインに信号を割り付ける信号線割
付手段とで構成したことを特徴とし、信号線割付手段
は、ノイズ信号重畳手段が各信号ラインにノイズ信号を
重畳させた状態での信号レベル測定部の測定結果に基づ
いて、信号ラインからの輻射ノイズを受信アンテナで受
信することによって発生する検波部の出力が小さくなる
ように各信号ラインに信号を割り付けているので、信号
ラインからの輻射ノイズを低減して、携帯端末からのデ
ジタルノイズによる影響を容易に低減することができ
る。
【0012】請求項7の発明では、請求項6の発明にお
いて、信号線割付手段は、インターフェイス部の複数の
信号ラインの内、輻射ノイズの発生しやすい信号ライン
の使用を禁止することを特徴とし、請求項6の発明と同
様の作用を奏する。
【0013】請求項8の発明では、請求項6の発明にお
いて、信号線割付手段は、インターフェイス部の複数の
信号ラインの内、輻射ノイズの発生しにくい信号ライン
に信号レベルの変化する頻度が高い信号を割り付けるこ
とを特徴とし、請求項6の発明と同様の作用を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0015】(実施形態1)本発明の実施形態1を図1
及び図2を参照して説明する。
【0016】図1は本実施形態のGPS受信装置10の
ブロック図であり、このGPS受信装置10はCFイン
ターフェイスを有し、CFスロットを搭載した携帯情報
端末(PDA)や携帯電話などの携帯端末30に接続し
て使用される。
【0017】GPS受信装置10では、GPS衛星から
送信されるGPS衛星信号を受信アンテナ11で受信
し、受信した信号を分配器12で受信部13とバンドパ
スフィルタ16とに2分配する。
【0018】受信部13は分配器12を介して入力され
た無線周波数(RF:Radio Frequency)のGPS衛星
信号を同調受信するとともに数十から数百MHzの中間
周波数のGPS衛星信号に変換し、さらに復調処理して
得たGPSデータをデータ変換部14に出力する。デー
タ変換部14は受信部13から入力されたGPSデータ
を演算処理して緯度や経度などの測位情報を求め、メモ
リ14aに記憶させる。尚、データ変換部14は例えば
マイクロコンピュータからなり、データ変換部14の動
作クロックはクロック発振器19から供給される。
【0019】バンドパスフィルタ16は、分配器12を
介して入力された信号の内、GPS衛星信号の周波数帯
域の信号成分のみを通過させるようなフィルタであり、
バンドパスフィルタ16を通過した信号を検波器17で
復調した後、検波レベル判定部18(信号レベル測定
部)で検波信号の信号レベルを測定し、その信号レベル
と所定の閾値レベルとの高低を判定して、判定結果をデ
ータ変換部14に出力する。
【0020】一方、携帯端末30はCPU31と、CP
U31に動作クロックを供給するクロック発振器32と
を備え、CPU31はCFインターフェイス(インター
フェイス部)を構成する複数本の信号線15(信号ライ
ン)を介してGPS受信装置10にアクセスし、GPS
受信装置10のメモリ14aから測位情報のデータを受
け取る。そして、CPU31は受け取った測位情報のデ
ータを利用して、例えば液晶ディスプレイなどの表示画
面(図示せず)に現在位置を表示する。
【0021】ここで、携帯端末30のCPU31などで
発生したデジタルノイズがGPS受信装置10との間の
信号線15にのって、信号線15から空間に輻射される
と、このデジタルノイズを受信アンテナ11が拾ってし
まい、GPS衛星信号を正常に受信できず、誤った測位
情報を出力する虞がある。そこで、本実施形態ではCP
U31からのデジタルノイズを受信アンテナ11で拾っ
た場合、デジタルノイズの発生源であるCPU31の動
作を一旦停止させ、CPU31が停止している間にGP
S衛星信号を受信し、測位情報のデータに変換する。
【0022】ところで、GPS衛星信号はGPS衛星か
らスペクトル拡散方式で送信されるため、その信号レベ
ル(電力レベル)はRF帯では熱雑音の信号レベルより
も低くなる。したがって、検波器17の出力の信号レベ
ルが熱雑音の信号レベル(閾値レベル)よりも低けれ
ば、携帯端末30からのデジタルノイズが存在しないも
のと判断でき、検波器17の出力の信号レベルが熱雑音
の信号レベルよりも高ければ、携帯端末30からのデジ
タルノイズを受信アンテナ11で受信したものと判断で
きる。而して、検波レベル判定部18では、検波器17
の出力の信号レベルと閾値レベルとの高低を比較するこ
とによって、携帯端末30からのデジタルノイズが存在
するか否かを判定し、判定信号をデータ変換部14に出
力する。
【0023】図2はGPS受信装置10の動作を説明す
るフローチャートであり、GPS受信装置10に電源が
供給されると、検波レベル判定部18が検波器17の出
力の信号レベルと閾値レベルとの高低を判別する(S
1)。そして、検波器17の出力の信号レベルが閾値レ
ベルよりも低い場合、検波レベル判定部18は携帯端末
30からのデジタルノイズが存在しないものと判断し
て、その判定結果をデータ変換部14に出力し、データ
変換部14は通常の動作を行う(S2)。
【0024】一方、検波器17の出力の信号レベルが閾
値レベル以上の場合、検波レベル判定部18は携帯端末
30からのデジタルノイズが存在するものと判定して、
その判定結果をデータ変換部14に出力する。この時、
制御手段としてのデータ変換部14が、CFインターフ
ェイスを介して携帯端末30のCPU31に停止信号を
出力し、携帯端末30のCPU31を停止させる(S
3)。
【0025】CPU31の動作が停止すると、CPU3
1からのデジタルノイズがなくなり、それによって信号
線15からの輻射ノイズもなくなるから、データ変換部
14では、この間に受信部13で受信したGPS衛星信
号を測位情報のデータに変換して(S4)、メモリ14
aに記憶させた後、停止信号の出力を停止してCPU3
1の動作を再開させる(S5)。この時、CPU31で
はCFインターフェイスを介してGPS受信装置10に
アクセスし、メモリ14aに記憶された測位情報を受け
取る(S6)。そして、GPS受信装置10は定期的に
上述の動作を繰り返し、受信したGPS衛星信号を位置
情報のデータに変換する。
【0026】このように、本実施形態のGPS受信装置
10では、信号線15からの輻射ノイズを受信アンテナ
11で受信した場合、CPU31の動作を一旦停止さ
せ、CPU31が停止している間にGPS衛星信号を受
信して測位情報のデータに変換しており、GPS衛星信
号を受信する間、デジタルノイズの発生源であるCPU
31を停止させているので、この間にCPU31で発生
したデジタルノイズによる輻射ノイズを受信アンテナ1
1で受信することはない。したがって、GPS受信装置
10に特別なシールド対策を施したり、受信アンテナ1
1とCFインターフェイスとの間の距離を広げたりする
必要はなく、携帯端末30からのデジタルノイズによる
影響を容易に低減することができる。
【0027】ところで、本実施形態では、信号線15か
らの輻射ノイズを受信アンテナ11で受信したことによ
って、検波器17の検波信号の信号レベルが閾値レベル
以上になると、データ変換部14が検波レベル判定部1
8の判定結果に基づいて携帯端末30のCPU31を停
止させており、CPU31を停止させることによって携
帯端末30からのデジタルノイズを抑制しているが、デ
ータ変換部14が変換した測位情報のデータを携帯端末
30へ出力するのを停止することにより、携帯端末30
からのデジタルノイズを低減するようにしても良い。す
なわち、携帯端末30ではGPS受信装置10から測位
情報のデータが入力されると、CPU31が測位情報の
データを演算処理して位置表示などを行うため、CPU
31で発生するデジタルノイズが増加する。そこで、信
号線15からの輻射ノイズを受信アンテナ11で受信し
た場合、データ変換部14が変換した測位情報のデータ
をCPU31へ出力するのを停止すれば、CPU31に
よる演算動作を抑制して、発生するデジタルノイズを低
減することができる。
【0028】以下に、この場合のGPS受信装置10の
動作を簡単に説明する。検波器17の出力の信号レベル
が閾値レベルよりも低い場合、検波レベル判定部18は
携帯端末30からのデジタルノイズが存在しないものと
判断して、その判定結果をデータ変換部14に出力し、
データ変換部14は通常の動作を行う。
【0029】一方、検波器17の出力の信号レベルが閾
値レベル以上の場合、検波レベル判定部18は携帯端末
30からのデジタルノイズが存在するものと判定して、
その判定結果をデータ変換部14に出力する。この時、
ノイズ低減部としてのデータ変換部14は、測位情報の
データを信号線15を介してCPU31へ出力するのを
停止する。
【0030】GPS受信装置10から携帯端末30に測
位情報のデータが入力されなくなると、携帯端末30の
CPU31では測位情報のデータを用いた位置表示など
の処理が行われなくなり、その結果CPU31の演算量
が低減するため、CPU31で発生するデジタルノイズ
が低減し、信号線15からの輻射ノイズも低減する。デ
ータ変換部14では、この間に受信部13で受信したG
PS衛星信号を測位情報のデータに変換して、メモリ1
4aに記憶させ、変換動作が終了した後にメモリ14a
に記憶させた測位情報のデータをCPU31に出力す
る。
【0031】このように、信号線15からの輻射ノイズ
が閾値レベル以上になる場合、データ変換部14では測
位情報のデータを携帯端末30に出力するのを停止し、
携帯端末30のCPU31による演算動作を抑制してお
り、発生するデジタルノイズを低下させた状態でGPS
衛星信号を受信して測位情報のデータに変換しているの
で、携帯端末30からのデジタルノイズによる影響を容
易に低減することができる。
【0032】(実施形態2)本発明の実施形態2を図3
及び図4のブロック図を参照して説明する。本実施形態
では、実施形態1のGPS受信装置において、信号線テ
ストパターン生成部20と禁止信号線割付部21と信号
線切換部14eとを設けている。尚、信号線テストパタ
ーン生成部20、禁止信号線割付部21、及び信号線切
換部14e以外の構成は実施形態1と同様であるので、
同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省
略する。
【0033】GPS受信装置10では、GPS衛星から
送信されるGPS衛星信号を受信アンテナ11で受信
し、受信した信号を分配器12で受信部13とバンドパ
スフィルタ16とに2分配する。
【0034】受信部13は分配器12を介して入力され
た無線周波数のGPS衛星信号を同調受信するとともに
数十から数百MHzの中間周波数のGPS衛星信号に変
換し、さらに復調処理して得たGPSデータをデータ変
換部14に出力する。データ変換部14は受信部13か
ら入力されたGPSデータを演算処理して緯度や経度な
どの測位情報を求め、メモリ14aに記憶させる。
【0035】バンドパスフィルタ16は、分配器12を
介して入力された信号の内、GPS衛星信号の周波数帯
域の信号成分のみを通過させるようなフィルタであり、
バンドパスフィルタ16を通過した信号を検波器17で
復調した後、検波レベル判定部18で検波信号の信号レ
ベルを判定し、その判定結果を禁止信号線割付部21に
出力する。
【0036】またデータ変換部14は、GPS衛星信号
から測位情報を演算する演算部14bと、メモリ14a
と、I/F部14fと、信号線切換部14eとを備え、
信号線切換部14eはマルチプレクサ14cと変復調部
14dとで構成される。
【0037】ところで、CFインターフェイスの信号線
15は、アドレス用の25本の信号線15aと、データ
用の16本の信号線15bと、制御信号用の10本程度
の信号線と、電源線と、グランド線などで構成されてい
る。ここで、GPS受信装置10から携帯端末30に出
力される信号は、経度や緯度などの測位情報を格納した
メモリ14aのアドレスと、そのアドレスに格納された
測位情報のデータであり、それぞれ、アドレス用の信号
線15a、データ用の信号線15bを用いて出力される
のであるが、アドレスおよび測位情報のデータをパラレ
ルデータとして出力するためには、アドレス用の信号線
15aを5本、データ用の信号線15bを8本使用すれ
ば足りるので、アドレス用の信号線15aは25本の内
の20本が未使用、データ用の信号線15bは16本の
内の8本が未使用となっている。すなわち、アドレス用
及びデータ用の信号線15a,15bの本数は実際に出
力する信号の数よりも多い数だけ用意してある。
【0038】そこで、本実施形態では、例えば電源投入
時に各信号線15a,15bにノイズ信号を試験的に重
畳させた状態で検波レベル判定部18により信号レベル
を測定し、その測定結果に基づいて各信号線15a,1
5bからの輻射ノイズを受信アンテナで受信することに
よって発生する検波器17の出力が小さくなるように信
号線割付部21が各信号線15a,15bに信号を割り
付けている。
【0039】ノイズ信号重畳手段としての信号線テスト
パターン生成部20は、データ変換部14の出力のハイ
/ローを変動させることによって、個々の信号線15
a,15bにデジタルノイズを重畳し、各信号線15
a,15bから輻射ノイズを試験的に発生させる。
【0040】信号線割付部21では、信号線テストパタ
ーン生成部20により個々の信号線15にデジタルノイ
ズを重畳させた状態での検波レベル判定部18の判定結
果に基づいて、デジタルノイズの信号レベルが小さい信
号線15a,15bに、データ変換部14から出力され
る信号の内、信号レベルの変化する頻度が高い信号を割
り付けるとともに、デジタルノイズの電力レベルが大き
い信号線15a,15bの使用を禁止している。
【0041】すなわち、アドレス用の信号線15aにつ
いては、信号線割付部21が、データ変換部14に設け
たマルチプレクサ14cを用いて、I/F部14fの8
本のバスライン26に接続する信号線15aを切り換え
ている。つまり、内部のバスライン26に接続する信号
線15aを切り換えることによって、結果的に測位情報
のデータを格納するアドレスを変更しており、デジタル
ノイズの発生しやすい信号線15aのデータをハイ又は
ローに固定することによって、デジタルノイズの発生を
防止している。尚、信号線割付部21がマルチプレクサ
14cを用いて信号線15aの切り換えを行う前に(つ
まり測位情報のデータを格納するアドレスを変更する前
に)、GPS受信装置10は携帯端末30へ変更後のア
ドレスを出力しており、携帯端末30は以後このアドレ
スを用いて測位情報のデータを受信する。
【0042】また、データ用の信号線15bについて
は、信号線割付部21がデータ変換部14に設けた変復
調部14dを用いて測位情報のデータをコード化して携
帯端末30へ出力しており、デジタルノイズの発生しや
すい信号線15bに信号があらわれないようコード化し
ている。つまり、デジタルノイズの発生しやすい信号線
15bの使用を禁止して、その信号線15bの信号レベ
ルをハイ又はローに固定することによって、デジタルノ
イズの発生を防止している。そして、携帯端末30で
は、変復調部33によりGPS受信装置10から送信さ
れた信号をデコードして、測位情報のデータを受け取
る。尚、変復調部33はCPU31が実行するプログラ
ムによってソフト的に実現される。また、携帯端末30
からGPS受信装置へ設定コマンドなどのデータを出力
する際も、変復調部33でコード化してGPS受信装置
10へ出力しており、GPS受信装置10では変復調部
14dでデコードして設定コマンドを受け取っている。
【0043】このように本実施形態では、例えば電源投
入時に信号線テストパターン生成部20から個々の信号
線15a,15bにデジタルノイズを重畳させることに
よって、各信号線15a,15bにデジタルノイズを試
験的に重畳させており、その時の検波器17の出力レベ
ルから発生する輻射ノイズの大きいバスライン15a,
15bを検出している。そして、信号線割付部21で
は、輻射ノイズの電力レベルが大きい信号線15a,1
5bに信号の割付を禁止し、電力レベルの小さい信号線
a,15bに信号レベルが頻繁に変化する信号を割り付
けているので、携帯端末30のCPU31などで発生し
たデジタルノイズが、輻射ノイズの発生しやすい信号線
15に重畳するのを防止でき、信号線15からの輻射ノ
イズを低減することができる。したがって、GPS受信
装置10に特別なシールド対策を施したり、受信アンテ
ナ11とCFインターフェイスとの間の距離を広げたり
する必要はなく、携帯端末からのデジタルノイズによる
影響を容易に低減することができる。
【0044】ここに、信号線割付部21と信号線切換部
14eとで、ノイズ信号を重畳させた状態での検波レベ
ル判定部18の測定結果に基づいて、信号線15からの
輻射ノイズを受信アンテナ11で受信することによって
発生する検波器17の出力が小さくなるように各信号線
15に信号を割り付ける信号線割付手段が構成される。
【0045】(実施形態3)本発明の実施形態3を図5
乃至図7を参照して説明する。本実施形態では、実施形
態1のGPS受信装置10において、検波レベル判定部
18の判定結果に基づいて携帯端末30及びGPS受信
装置10のクロック発振器32,19のクロック周波数
を段階的に変化させるクロック周波数切替部23(クロ
ック周波数制御手段)を設けている。尚、クロック周波
数切替部23以外の構成は実施形態1と同様であるの
で、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明
は省略する。
【0046】GPS受信装置10では、GPS衛星から
送信されるGPS衛星信号を受信アンテナ11で受信
し、受信した信号を分配器12で受信部13とバンドパ
スフィルタ16とに2分配する。
【0047】受信部13は分配器12を介して入力され
た無線周波数のGPS衛星信号を同調受信するとともに
数十から数百MHzの中間周波数のGPS衛星信号に変
換し、さらに復調処理して得たGPSデータをデータ変
換部14に出力する。データ変換部14は受信部13か
ら入力されたGPSデータを演算処理して緯度や経度な
どの測位情報を求め、メモリ14aに記憶させる。
【0048】バンドパスフィルタ16は、分配器12を
介して入力された信号の内、GPS衛星信号の周波数帯
域の信号成分のみを通過させるようなフィルタであり、
バンドパスフィルタ16を通過した信号を検波器17で
復調した後、検波レベル判定部18で検波信号の信号レ
ベルと所定の閾値レベルとの高低を判定し、その判定結
果をクロック周波数切替部23に出力する。
【0049】ここで、携帯端末30及びGPS受信装置
10のクロック発振器32,19は、それぞれ基本周波
数f0,f1のクロック信号を生成しており、検波レベ
ル判定部18からクロック周波数切替部23に検波信号
の信号レベルが閾値レベルを超えたことを示す判定信号
が入力されると、クロック周波数切替部23はクロック
周波数を基本周波数f0,f1のN分の1(Nは正の整
数)に切り替えている。
【0050】例えば、図6はクロック周波数を切り替え
る前(クロック発振器32のクロック周波数がf0の場
合)の受信信号の電力レベルの周波数特性を示してお
り、図6中のAはGPS衛星信号の周波数帯域、Bはノ
イズスペクトルをそれぞれ示している。この場合、GP
S衛星信号の周波数帯域とノイズスペクトルの周波数が
重なっているため、受信アンテナ11の受信信号に含ま
れるノイズ成分が増加し、受信感度が劣化する。バンド
パスフィルタ16を通過する信号成分が増加して、検波
器17の出力の信号レベルが閾値レベルを超えると、検
波レベル判定部18からクロック周波数切替部23に判
定信号が入力され、クロック周波数切替部23はこの判
定信号に基づいてクロック周波数を例えば2分の1に切
り替えるクロック切替信号を携帯端末30のクロック発
振器32及びクロック発振器19に出力する。図7はク
ロック周波数を2分の1に切り替えた場合の受信信号の
電力レベルの周波数特性を示しており、CPU31の動
作クロックを2分の1に低下させることによって、信号
線15から発生する輻射ノイズの周波数も低下し、GP
S衛星信号の周波数帯域(図7のA)とノイズスペクト
ル(図7のB)の周波数帯域とを異なる周波数域とする
ことができ、その結果受信信号に含まれるノイズ成分が
低減し、GPS衛星信号の受信感度を向上させることが
できる。
【0051】(実施形態4)本発明の実施形態4を図8
及び図9を参照して説明する。本実施形態では、実施形
態1のGPS受信装置10において、検波レベル判定部
18の判定結果にもとづいて携帯端末30のクロック発
振器32およびクロック発振器19のクロック周波数を
変化させるクロック周波数制御部24(クロック周波数
制御手段)を設けている。尚、クロック周波数制御部2
4以外の構成は実施形態1と同様であるので、同一の構
成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0052】GPS受信装置10では、GPS衛星から
送信されるGPS衛星信号を受信アンテナ11で受信
し、受信した信号を分配器12で受信部13とバンドパ
スフィルタ16とに2分配する。
【0053】受信部13は分配器12を介して入力され
た無線周波数のGPS衛星信号を同調受信するとともに
数十から数百MHzの中間周波数のGPS衛星信号に変
換し、さらに復調処理して得たGPSデータをデータ変
換部14に出力する。データ変換部14は受信部13か
ら入力されたGPSデータを演算処理して緯度や経度な
どの測位情報を求め、メモリ14aに記憶させる。
【0054】バンドパスフィルタ16は、分配器12を
介して入力された信号の内、GPS衛星信号の周波数帯
域の信号成分のみを通過させるようなフィルタであり、
バンドパスフィルタ16を通過した信号を検波器17で
復調した後、検波レベル判定部18で検波信号の信号レ
ベルと所定の閾値レベルとの高低を判定し、その判定結
果をクロック周波数制御部24に出力する。
【0055】そして、クロック周波数制御部24では、
検波レベル判定部18から検波信号の信号レベルが閾値
レベルを超えたことを示す判定信号が入力されると、ノ
イズスペクトルの電力レベルが比較的大きい周波数範囲
とGPS衛星信号の周波数帯域との重なりが少なくなる
ような周波数にクロック周波数を変化させるためのクロ
ック切替信号を携帯端末30のクロック発振器32およ
びクロック発振器19に出力する。
【0056】図9はクロック周波数を変化させた後の受
信信号の電力レベルの周波数特性を示しており、図9中
のAはGPS衛星信号の周波数帯域、Bはノイズスペク
トルの周波数帯域をそれぞれ示している。上述のよう
に、検波レベル判定部18の判定結果に基づいてCPU
31の動作クロックの周波数を調整することにより、信
号線15からの輻射ノイズの周波数帯域を変化させ、G
PS衛星信号の周波数帯域をノイズスペクトルの谷間付
近としているので、バンドパスフィルタ16を通過する
ノイズ成分を低下させ、GPS衛星信号の受信感度を向
上させることができる。
【0057】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、入力
された測位情報のデータを演算処理するためのデジタル
演算処理部を備えた携帯情報端末や携帯電話などの携帯
端末に接続されるGPS受信装置において、GPS衛星
から送信されるGPS衛星信号を受信する受信アンテナ
と、受信アンテナで受信した信号を複数に分配する分配
部と、分配部を介して入力されたGPS衛星信号を緯度
や経度などの測位情報のデータに変換するデータ変換部
と、データ変換部で変換されたデータを携帯端末に出力
するためのインターフェイス部と、分配部を介して入力
された信号からGPS衛星信号の周波数帯域の信号成分
を検波する検波部と、検波部の出力の電力レベルを測定
する信号レベル測定部と、信号レベル測定部の測定結果
に基づいて受信アンテナで受信するノイズ信号を低下さ
せるようにインターフェイス部からの輻射ノイズを低減
するノイズ低減部とを備えて成ることを特徴とし、ノイ
ズ低減部は、信号レベル測定部の測定結果に基づいて受
信アンテナで受信するノイズ信号を低下させるようにイ
ンターフェイス部からの輻射ノイズを低減しているの
で、携帯端末のデジタル演算処理部などで発生したデジ
タルノイズがインターフェイス部から外部に輻射され、
この輻射ノイズを受信アンテナで拾うことによって、G
PS衛星信号を正常に受信できなくなるのを防止でき、
携帯端末からのデジタルノイズによる影響を容易に低減
できるという効果がある。
【0058】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ノイズ低減部は、GPS衛星信号を受信する間、デ
ジタル演算処理部の動作を停止させる制御手段からなる
ことを特徴とし、デジタル演算処理部が動作すると、デ
ジタル演算処理部で発生したデジタルノイズがインター
フェイス部から外部に輻射される虞があるが、GPS衛
星信号を受信する間、制御手段がデジタル演算処理部の
動作を停止させているので、携帯端末からのデジタルノ
イズによる影響を無くすことができるという効果があ
る。
【0059】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、ノイズ低減部は、GPS衛星信号を受信する間、デ
ータ変換部で変換された測位情報のデータが携帯端末へ
出力されるのを停止させており、携帯端末に測位情報の
データが出力されると、携帯端末のデジタル演算処理部
が測位情報のデータを演算処理するため、デジタル演算
処理部で発生するデジタルノイズが増加するが、ノイズ
低減部は、GPS衛星信号を受信する間、データ変換部
で変換された測位情報のデータが携帯端末へ出力される
のを停止させているので、デジタル演算処理部から発生
されるデジタルノイズを抑制して、携帯端末からのデジ
タルノイズによる影響を低減できるという効果がある。
【0060】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、ノイズ低減部は、デジタル演算処理部の動作クロッ
クの周波数を、受信アンテナで受信するノイズ信号の電
力レベルが小さくなるような周波数に制御するクロック
周波数制御手段からなることを特徴とし、クロック周波
数制御手段は、デジタル演算処理部の動作クロックの周
波数を、受信アンテナで受信するノイズ信号の電力レベ
ルが小さくなるような周波数に制御しているので、携帯
端末からのデジタルノイズによる影響を容易に低減でき
るという効果がある。
【0061】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、クロック周波数制御手段は、デジタル演算処理部の
動作クロックの周波数を段階的に切り替えることを特徴
とし、請求項4の発明と同様の効果を奏する。
【0062】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、インターフェイス部はパラレルデータを出力するた
めの複数本の信号ラインを有し、信号ラインの本数は実
際に出力する信号の数よりも多い数だけ用意してあり、
ノイズ低減部を、インターフェイス部の個々の信号ライ
ンにノイズ信号を試験的に重畳させるノイズ信号重畳手
段と、ノイズ信号重畳手段が各信号ラインにノイズ信号
を重畳させた状態での信号レベル測定部の測定結果に基
づいて、信号ラインからの輻射ノイズを受信アンテナで
受信することによって発生する検波部の出力が小さくな
るように各信号ラインに信号を割り付ける信号線割付手
段とで構成したことを特徴とし、信号線割付手段は、ノ
イズ信号重畳手段が各信号ラインにノイズ信号を重畳さ
せた状態での信号レベル測定部の測定結果に基づいて、
信号ラインからの輻射ノイズを受信アンテナで受信する
ことによって発生する検波部の出力が小さくなるように
各信号ラインに信号を割り付けているので、信号ライン
からの輻射ノイズを低減して、携帯端末からのデジタル
ノイズによる影響を容易に低減できるという効果があ
る。
【0063】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、信号線割付手段は、インターフェイス部の複数の信
号ラインの内、輻射ノイズの発生しやすい信号ラインの
使用を禁止することを特徴とし、請求項6の発明と同様
の効果を奏する。
【0064】請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、信号線割付手段は、インターフェイス部の複数の信
号ラインの内、輻射ノイズの発生しにくい信号ラインに
信号レベルの変化する頻度が高い信号を割り付けること
を特徴とし、請求項6の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のGPS受信装置と携帯端末を接続
した状態のブロック図である。
【図2】同上の動作を説明するフローチャートである。
【図3】実施形態2のGPS受信装置と携帯端末を接続
した状態のブロック図である。
【図4】同上の要部を示すブロック図である。
【図5】実施形態3のGPS受信装置と携帯端末を接続
した状態のブロック図である。
【図6】同上のクロック周波数を切り替える前の受信信
号の電力レベルの周波数特性を示す図である。
【図7】同上のクロック周波数を切り替えた後の受信信
号の電力レベルの周波数特性を示す図である。
【図8】実施形態4のGPS受信装置と携帯端末を接続
した状態のブロック図である。
【図9】同上のクロック周波数を変化させた後の受信信
号の電力レベルの周波数特性を示す図である。
【符号の説明】
10 GPS受信装置 12 分配器 14 データ変換部 16 バンドパスフィルタ 17 検波器 18 検波レベル判定部 30 携帯端末

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された測位情報のデータを演算処理す
    るためのデジタル演算処理部を備えた携帯情報端末や携
    帯電話などの携帯端末に接続されるGPS受信装置にお
    いて、GPS衛星から送信されるGPS衛星信号を受信
    する受信アンテナと、前記受信アンテナで受信した信号
    を複数に分配する分配部と、前記分配部を介して入力さ
    れたGPS衛星信号を緯度や経度などの測位情報のデー
    タに変換するデータ変換部と、前記データ変換部で変換
    されたデータを前記携帯端末に出力するためのインター
    フェイス部と、前記分配部を介して入力された信号から
    GPS衛星信号の周波数帯域の信号成分を検波する検波
    部と、前記検波部の出力の電力レベルを測定する信号レ
    ベル測定部と、前記信号レベル測定部の測定結果に基づ
    いて前記受信アンテナで受信するノイズ信号を低下させ
    るように前記インターフェイス部からの輻射ノイズを低
    減するノイズ低減部とを備えて成ることを特徴とするG
    PS受信装置。
  2. 【請求項2】前記ノイズ低減部は、GPS衛星信号を受
    信する間、前記デジタル演算処理部の動作を停止させる
    制御手段からなることを特徴とする請求項1記載のGP
    S受信装置。
  3. 【請求項3】前記ノイズ低減部は、GPS衛星信号を受
    信する間、前記データ変換部で変換された測位情報のデ
    ータが前記携帯端末へ出力されるのを停止させることを
    特徴とする請求項1記載のGPS受信装置。
  4. 【請求項4】前記ノイズ低減部は、前記デジタル演算処
    理部の動作クロックの周波数を、前記受信アンテナで受
    信するノイズ信号の電力レベルが小さくなるような周波
    数に制御するクロック周波数制御手段からなることを特
    徴とする請求項1記載のGPS受信装置。
  5. 【請求項5】前記クロック周波数制御手段は、前記デジ
    タル演算処理部の動作クロックの周波数を段階的に切り
    替えることを特徴とする請求項4記載のGPS受信装
    置。
  6. 【請求項6】前記インターフェイス部はパラレルデータ
    を出力するための複数本の信号ラインを有し、前記信号
    ラインの本数は実際に出力する信号の数よりも多い数だ
    け用意してあり、前記ノイズ低減部を、前記インターフ
    ェイス部の個々の信号ラインにノイズ信号を試験的に重
    畳させるノイズ信号重畳手段と、前記ノイズ信号重畳手
    段が各信号ラインにノイズ信号を重畳させた状態での前
    記信号レベル測定部の測定結果に基づいて、前記信号ラ
    インからの輻射ノイズを受信アンテナで受信することに
    よって発生する前記検波部の出力が小さくなるように前
    記各信号ラインに信号を割り付ける信号線割付手段とで
    構成したことを特徴とする請求項1記載のGPS受信装
    置。
  7. 【請求項7】前記信号線割付手段は、前記インターフェ
    イス部の複数の信号ラインの内、輻射ノイズの発生しや
    すい信号ラインの使用を禁止することを特徴とする請求
    項6記載のGPS受信装置。
  8. 【請求項8】前記信号線割付手段は、前記インターフェ
    イス部の複数の信号ラインの内、輻射ノイズの発生しに
    くい信号ラインに信号レベルの変化する頻度が高い信号
    を割り付けることを特徴とする請求項6記載のGPS受
    信装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100338476C (zh) * 2004-09-28 2007-09-19 东南大学 土地调查用的定位装置
US7313413B2 (en) 2003-07-09 2007-12-25 Lg Electronics Inc. Radio frequency receiving apparatus and method of mobile communication terminal
US8233868B2 (en) 2007-08-22 2012-07-31 Denso Corporation Radio receiver device
JP2018096790A (ja) * 2016-12-12 2018-06-21 セイコーエプソン株式会社 電子機器および電子機器の制御方法

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