JP2003138983A - 自由ピストン内燃機関のピストンアセンブリ - Google Patents

自由ピストン内燃機関のピストンアセンブリ

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JP2003138983A JP2002249720A JP2002249720A JP2003138983A JP 2003138983 A JP2003138983 A JP 2003138983A JP 2002249720 A JP2002249720 A JP 2002249720A JP 2002249720 A JP2002249720 A JP 2002249720A JP 2003138983 A JP2003138983 A JP 2003138983A
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Willibald G Berlinger
ジー.バーリンガー ウィリバルド
William E Moser
イー.モーザー ウィリアム
Leland W Weiss
ダブリュ.ウェイス リランド
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/02Arrangements of lubricant conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B71/00Free-piston engines; Engines without rotary main shaft
    • F02B71/04Adaptations of such engines for special use; Combinations of such engines with apparatus driven thereby
    • F02B71/045Adaptations of such engines for special use; Combinations of such engines with apparatus driven thereby with hydrostatic transmission

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自由ピストン内燃機関のピストンアセンブリ
を提供する。 【解決手段】 車両内での使用に特に適している自由ピ
ストン内燃機関は、燃焼シリンダとピストンアセンブリ
とを備えている。ピストンアセンブリはピストンとプラ
ンジャ軸とを含む。ピストンは、燃焼シリンダ内で往復
運動可能である。ピストンは、冠状部、冠状部から延
び、ピストンリング溝をその内部に有するスカート部、
プランジャ軸に取り付けられたハブ、および少なくとも
1つの支持ブロックを含む。各支持ブロックは、冠状部
に近接して位置決めされると共にハブからスカート部へ
向かって延びる。各支持ブロック、スカート部およびピ
ストンリング溝がそれらの間にカットアウト部を定めて
いる。カットアウト部は、加速中のピストンへの機械的
支持を提供し、ピストンリング溝を冷却させるための効
果的熱移動をも提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自由ピストン内燃
機関に関し、より詳しくは、自由ピストン内燃機関に使
用されるピストンアセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】自由ピストン内燃機関は、1つまたはそ
れ以上の数の燃焼シリンダ内で往復運動するように配置
される相当数のピストンを含む。但し、これらのピスト
ンは、クランクシャフトの使用を通じて互いに相互接続
されていない。むしろ、各ピストンは典型的には、ある
種の作業出力を提供するために使用されるプランジャ軸
と固く接続されている。例えば、プランジャ軸は、電流
を誘導することによって電気的パワー出力、または空圧
または液圧パワー出力のような流体パワー出力を提供す
るために使用されても良い。液圧出力を有する自由ピス
トンエンジンにおいては、プランジャが、特定の用途に
使用され得る作動液をポンプ供給するために使用され
る。典型的には、燃焼シリンダを定めるハウジングは、
プランジャが内部に配置される液圧シリンダ、および燃
焼シリンダと液圧シリンダとの間の中間圧縮シリンダを
も定める。燃焼シリンダは最大の内径を有し、圧縮シリ
ンダは、燃焼シリンダよりも小さい内径を有し、液圧シ
リンダは、圧縮シリンダよりもさらに小さい内径を有す
る。ピストンとプランジャヘッドとの間の位置において
プランジャ軸に取り付けられ、それによって支持される
圧縮ヘッドは、圧縮シリンダの内径よりも僅かに小さい
外径を有する。液圧シリンダと流体接続されている高圧
液圧アキュムレータは、動作中の自由ピストンエンジン
のプランジャの往復運動を通じて加圧される。補助液圧
アキュムレータは、圧縮シリンダ内のエリアと選択的に
相互接続されて、比較的高い軸方向圧力を圧縮ヘッドに
対して加え、それによってピストンヘッドを上死点(T
DC)位置に向かって移動させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自由ピストン内燃機関
に使用されるピストンは典型的に、アルミニウムまたは
スチールのような金属材料から完全に構成されるピスト
ンヘッドを含む。アルミニウムやスチールのような金属
は、比較的高い熱膨張率を有する。ゆえに、自由ピスト
ンエンジンの動作中、金属製ピストンヘッドは、燃焼シ
リンダの内部表面に向かう径方向にかなり拡がる。自由
ピストンエンジンに使用される各ピストンヘッドは、ゆ
えに、動作中の比較的大きな径方向への膨張に適応する
べく燃焼シリンダの内部表面との間に顕著な径方向の間
隙を提供する外径をもって形成される。動作中にピスト
ンヘッドを通過する燃焼生成物のブローバイを防止する
ために、ピストンヘッドの外周表面には、対応するピス
トンリングを受け入れる1つまたはそれ以上のピストン
リング溝が形成される。ピストンリングは、ピストンヘ
ッドの径方向の熱膨張および収縮を許容し、しかも同時
にピストンヘッドを通過する燃焼生成物のブローバイを
効果的に防止する。
【0004】従来のピストンおよびシリンダ装置を使用
することに伴う問題は、燃焼シリンダおよびピストンヘ
ッドの適当な冷却を行うために適当な冷却液チャネルを
燃焼シリンダ内に設けなければならないことにある。こ
れらの冷却液チャネルはエンジンのサイズや複雑さを増
す。さらに、ピストンとシリンダとの間の摺動境界面は
ピストンの十分な冷却とはならない。
【0005】自由ピストン内燃機関に使用されるピスト
ンの例は、本発明の譲受人に譲渡された米国特許第6,
105,541号(Berlinger)で開示されて
いる。
【0006】本発明は、上述の問題の1つまたはそれ以
上を克服することに向けられている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一形態におい
て、自由ピストン内燃機関は、燃焼シリンダとピストン
アセンブリとを備えている。ピストンアセンブリは、ピ
ストンとプランジャ軸とを含む。ピストンは、燃焼シリ
ンダ内で往復運動可能である。ピストンは、冠状部、冠
状部から伸び、ピストンリング溝をその内部に有するス
カート部、プランジャ軸に取り付けられたハブ、および
少なくとも1つの支持ブロックを含む。各支持ブロック
は、冠状部に近接して位置決めされ、スカート部に向か
ってハブから延びる。各支持ブロック、スカート部およ
びピストンリング溝がそれらの間にカットアウト部を定
めている。
【0008】
【発明の実施の形態】さて、図面を参照するに、本発明
の自由ピストン内燃機関10の一実施形態の一部が示さ
れている。自由ピストン内燃機関10は一般に燃焼シリ
ンダ12とピストンアセンブリ14とを含む。
【0009】燃焼シリンダ12は燃焼室16を定め、そ
の中で燃焼させるための燃料および空気の混合物が送り
込まれる。示された実施形態においては、ディーゼル燃
料および空気の混合物が、その内部で燃焼させるために
燃焼室16内に導入されるとみなしている。ゆえに、自
由ピストン内燃機関10は、ディーゼルの動作原理に基
づいて動作する。自由ピストン内燃機関10は、おそら
く複数の燃焼シリンダ12を含むが、説明を簡単にする
ために単一燃焼シリンダ12のみが、図1で示され、こ
こでは記載されている。
【0010】ピストンアセンブリ14は一般にピストン
18とプランジャ軸20とを含む。ピストン18は、冠
状部22、スカート部24およびハブ26を含む。冠状
部22は、燃焼室16に近いピストン18の端面を定め
る。冠状部22は、示されるように略平面状であるか、
あるいは燃焼室16内で特有な方法で排気ガスの流れに
方向を与えるように起伏が付けられても良い。
【0011】スカート部24は、ピストン18の環状周
囲側部表面を定める。スカート部24は、冠状部22か
ら軸線方向に(すなわち、ピストン18の軸線28と略
平行に)延びる。スカート部24は、スカート部24の
全周囲を取り囲むピストンリング溝30をその内部に含
む。ピストンリング溝30は、動作中の燃焼室16から
の排気ガスのブローバイを抑制するピストンリング31
を有する。ピストンリング溝30の下に切り欠き部64
を設けることにより、冠状部22およびスカート部24
が使用中に加熱したときピストンリング溝30の熱的適
応性がより大きくなる。切り欠き部64はそれによって
ピストンリングがクランプしたり動かなくなるのを回避
する役割を果たす。
【0012】ハブ26は、軸線28と略同心に位置決め
された開口部32を有する。プランジャ軸20の端部
は、ピストン18をプランジャ軸20と相互接続するた
めに開口部32内に受け入れられる。ボルト穴34は、
外部螺条付きボルト36をその内部に受け入れる。ボル
ト36はプランジャ軸20をピストン18と連結する。
【0013】ピストン18はまた、スカート部24に潤
滑油路38を含む。潤滑油路38は、ピストンリング溝
30で支持されるピストンリング31、燃焼シリンダ1
2の内部側壁を潤滑するための、作動油のような、潤滑
油を受ける。加速作動チェック弁40はスカート部24
の潤滑油路38内に位置決めされる。加速チェック弁4
0は、ピストン18が燃焼室16内の上死点位置または
その近くにあり、燃料および空気の混合物の圧縮燃焼が
起こるときの加速時に開く。チェック弁40を通過する
流量だけでなく、チェック弁40が開く加速値は、特定
の用途に応じて設定されても良い。
【0014】プランジャ軸20は、液圧シリンダ内に位
置決めされるピストン18(図示せず)と反対側の端部
を含む。プランジャ軸20は、ピストンアセンブリ14
のリターン行程中に液圧シリンダ内の作動油を加圧し
て、静油圧変速機などの液圧負荷(図示せず)へ加圧作
動液を提供する。自由ピストンエンジン内のプランジャ
軸を使用して液圧出力を提供することは公知であり、故
に、ここでは詳述しない。
【0015】プランジャ軸20はまた、ピストンリング
溝30の近くで終端する潤滑油路38の一部を含む。潤
滑油路38は、図では概略的に示されている。プランジ
ャ軸20およびピストン18の各々を通る潤滑油路38
を定めるピストンアセンブリ14内の特定部分、導管な
どは、特定の用途に応じて異なることは理解されよう。
【0016】ピストン18はまた、冠状部22に近接し
て位置決めされると共にハブ26からスカート部24に
向かって延びる少なくとも1つの支持ブロック42を含
む。示された実施形態においては、ピストン18は、ハ
ブ26からスカート部24に向かって径方向に延びる羽
根42の形の複数の支持ブロックを含む。ハブ26の左
側の羽根42は、断面の形で、図1に示され、ハブ26
の右側の羽根42は非断面の形で、図1に示される。ハ
ブ26の周りに等間隔で配置される羽根42の正確な枚
数は、特定の用途に応じて、様々であっても良い。
【0017】羽根42は、ピストンリング溝30に近接
したスカート部24の冷却を促進するだけでなく、ピス
トン18を機械的に支持する2重の機能を提供する。当
然、実質的なg力が、燃焼室16内での燃焼時に加速中
にピストン18に加わる。羽根42は、時間の経過と共
に疲労破壊となるピストン18の過度な曲げを抑制する
のに足る構造的支持を提供するように構成される。加え
て、羽根42は、ピストンリング溝30から熱を逃がす
カットアウト部(切り欠き部)52をピストンリング溝
30に近接して定め、それによって熱的適応性を提供
し、冠状部22を高熱負荷下で膨張させるように構成さ
れる。
【0018】各羽根42は、直線状に延びる第1のリニ
ア部44、直線状に延びる第2のリニア部46および湾
曲部48を含む。第1のリニア部44は、軸線28に対
して鋭角にハブ26から延びる。特に、第1のリニア部
44は、ピストンリング溝30と冠状部22との間に位
置する領域に向かって延びる。第2のリニア部46は、
第1のリニア部44に近接して位置決めされると共に鋭
角をなして第1のリニア部44から延びる。第2のリニ
ア部46はまた、軸線28に対する第1のリニア部44
の鋭角よりも小さい軸線28に対する鋭角に延びる。湾
曲部48は、冠状部22に向かって第2のリニア部46
に近接し、第2のリニア部46から延びる。湾曲部48
は、冠状部22に最も近い頂部50で終端する。第2の
リニア部46、湾曲部48およびスカート部24は、ス
カート部24の環状周囲を取り巻く環状カットアウト部
52を定める。
【0019】羽根42を含むピストン18についての先
の説明から、ピストン18の機械的支持と熱移動との2
重の機能を達成する多くの様々な直径が定められても良
いことが分かる。これらの異なる直径は、スカート部2
4およびピストンリング溝30の適当な冷却を提供する
のに重要であることが分かっている。
【0020】ハブ26、第1のリニア部44、第2のリ
ニア部46および湾曲部48の間の様々な移行箇所が、
ピストン18の設計に重要な様々な直径を定める。燃焼
シリンダ12は、ピストン18が往復運動するボア径に
相当する第1の直径を定める。燃焼シリンダ12の内径
は、所定クリアランスディスタンスがそれらの間にある
にも関わらず、スカート部24の外径に略相当する。
【0021】第1のリニア部44と第2のリニア部46
との間の接合部は、第2の直径D2に相当する接続箇所
54を定める。第2の直径D2を第1の直径D1で除し
た比は約0.98より小さいか、またはそれに等しい。
【0022】第2のリニア部46と湾曲部48との間の
遷移は、移行箇所56を定め、次いでそれは第3の直径
D3を定める。第3の直径D3を第1の直径D1で除し
た比は、約0.98より小さいか、またはそれに等し
い。
【0023】ハブ26は、その外径において第4の直径
D4を定める。第4の直径D4を第1の直径D1で除し
た比は、約0.41より小さいか、またはそれに等し
い。
【0024】さらに、冠状部22に最も近い頂部50と
ピストンリング溝30との間の距離はまた、重要な設計
基準であることが分かっている。ピストンリング溝30
が冠状部22に接近しすぎる場合、ピストンリング溝3
0に近接した領域への過度な熱移動が起こる。逆に、ピ
ストンリング溝30が冠状部22から離れすぎる場合、
自由ピストン内燃機関10の圧縮比が減少し、次いで効
率の減少となる。
【0025】頂部50およびピストンリング溝30は、
それらの間に延びるリング帯棚部(ring band shelf)
58を定める。これは、冠状部22に対するカットアウ
ト部52の最近接点とピストンリング溝30の中心との
間の距離に略相当する。羽根42が、図に示されるよう
な湾曲部48を含む場合、リング帯棚部58は、示され
るようにピストン18の外部に沿い且つそれと接触する
頂部50と略垂直な位置までの径方向にだけでなく、ピ
ストンリング溝30の中心から軸線方向の両方に延び
る。リング帯棚部58を第1の直径D1で除した比は、
約0.146よりも小さいか、またはそれに等しい。こ
れにより、所望圧縮比が自由ピストン内燃機関10内で
確保される。
【0026】一定の用途では、羽根42が、ハブ26と
スカート部24との間に延びるリニア部しか包含しない
こともあり得る。つまり、第1のリニア部44は、破線
60で示されるように、ピストンリング溝30と冠状部
22との間の位置におけるスカート部24まで延び、そ
のスカート部24と接合しても良い。このように構成さ
れると、冠状部22に最も近い頂部はスカート部24の
側部に沿うことになる。リング帯棚部58は、ピストン
リング溝30の中心からスカート部24に横方向に近接
した頂部と略垂直な位置まで延びる。つまり、リング帯
棚部58は、縁部62と垂直な両方向にではなく、スカ
ート部24と略平行な単一方向にのみ延びる。
【0027】示され、上述されたピストン18の実施形
態においては、複数の羽根42は、上述のようにハブ2
6からスカート部24に向かって延びる支持ブロックを
定める。特定の用途に応じて、支持ブロック42が単品
(すなわち、ハブ26を取り巻く環状支持ブロック)で
構成されることもあり得る。それでもなお、上述の直径
などに関する異なる設計パラメータが適用される。
【0028】(産業上の利用可能性)動作時、ディーゼ
ル燃料および空気の混合物が燃焼シリンダ16内に噴射
される。ピストンアセンブリ14は、燃焼室16内の上
死点位置に向かって移動し、そこでピストンアセンブリ
14を下死点位置に向かって作動させる燃焼が起こる。
リターン行程の初期加速中に、羽根42がピストン18
を機械的に支持して機械的な過度な曲げを防ぐ。動作が
継続すると、ピストン18は、燃焼室16での反復燃焼
のため高温になる。羽根42と、冠状部22とピストン
リング溝30との間の領域のスカート部24との間に定
められた環状カットアウト部52は、ピストンリング溝
30からの熱を逃がし、ピストンリング溝30を熱的に
適応させる。リターン行程の初期加速中にもまた、加速
作動チェック弁40が開いて少量の潤滑油をピストンリ
ング31に近いピストン18と燃焼シリンダ12との間
の空間内に送油する。これによって、ピストンリング3
1の十分な潤滑が確保され、しかも同時に非常に少量の
潤滑油しか送油しないので、排出も減少する。
【0029】本発明は、冠状部に軸線方向に近接し、ス
カート部に径方向に近接して位置決めされた少なくとも
1つの支持ブロックを有するピストンを含む自由ピスト
ン内燃機関に使用するピストンアセンブリを提供する。
少なくとも1つの支持ブロックは、加速中にピストンを
機械的に支持することと、スカート部内のピストンリン
グ溝領域の熱移動を支援することとの二重の機能を提供
する。各支持ブロックをハブからスカート部に向かって
径方向に伸ばすことによって、動作中のピストンの十分
な機械的支持が提供される。さらに、ピストンリング溝
と各支持ブロックとの間に環状カットアウト部を設ける
ことによって、ピストンリング溝の領域内の熱移動が促
進される。
【0030】本発明の他の形態、目的、および利点は、
図面、明細書、および特許請求の範囲を検討することに
よって得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自由ピストン内燃機関の一実施形態の
簡易側部断面図である。
【図2】図1に示されたピストンアセンブリの端面図で
ある。
【符号の説明】
10 自由ピストン内燃機関 12 燃焼シリンダ 14 ピストンアセンブリ 16 燃焼室 18 ピストン 20 プランジャ軸 22 冠状部 24 スカート部 26 ハブ 28 軸線 30 ピストンリング溝 32 開口部 34 ボルト穴 36 ボルト 38 潤滑油路 40 加速作動チェック弁 42 羽根(支持ブロック) 44 第1のリニア部 46 第2のリニア部 48 湾曲部 50 頂部 52 カットアウト部 54 接続箇所 56 移行箇所 58 リング帯棚部 60 破線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリバルド ジー.バーリンガー アメリカ合衆国 61604−1439 イリノイ 州 ピオリア ノース アバロン プレイ ス 3219 (72)発明者 ウィリアム イー.モーザー アメリカ合衆国 61614−4645 イリノイ 州 ピオリア ノース グレン コート 4802 (72)発明者 リランド ダブリュ.ウェイス アメリカ合衆国 61614−6847 イリノイ 州 ピオリア ノース ブランディワイン ドライブ 4010 アパートメント 418

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自由ピストン内燃機関あって、 燃焼シリンダと、 ピストンおよびプランジャ軸を含むピストンアセンブリ
    であって、前記ピストンが前記燃焼シリンダ内で往復運
    動可能であり、前記ピストンが、冠状部、前記冠状部か
    ら延びてピストンリング溝をその内部に有するスカート
    部、前記プランジャ軸に取り付けられたハブ、および、
    少なくとも1つの支持ブロックを含み、前記各支持ブロ
    ックが前記冠状部に近接して位置決めされると共に前記
    ハブから前記スカート部に向かって延びており、前記各
    支持ブロック、前記スカート部および前記ピストンリン
    グ溝がそれらの間にカットアウト部を定めているピスト
    ンアセンブリとを備える自由ピストン内燃機関。
  2. 【請求項2】 前記各支持ブロックは、前記ハブから延
    びる第1のリニア部、前記第1のリニア部に近接し、前
    記第1のリニア部から鋭角に延びる第2のリニア部、お
    よび、前記第2のリニア部に近接し、前記第2のリニア
    部から延びる湾曲部を含み、前記第1のリニア部と前記
    第2のリニア部とは接続箇所をそれらの間に定め、前記
    スカート部は第1の直径を定め、前記接続箇所は第2の
    直径を定め、前記第2の直径を前記第1の直径で除した
    比は約0.98より小さいか、またはそれに等しい、請
    求項1に記載の自由ピストン内燃機関。
  3. 【請求項3】 前記各支持ブロックは、前記ハブから延
    びる第1のリニア部、前記第1のリニア部に近接し、前
    記第1のリニア部から鋭角に延びる第2のリニア部、お
    よび、前記第2のリニア部に近接し、前記第2のリニア
    部から延びる湾曲部を含み、前記第2のリニア部と前記
    湾曲部とは移行箇所をそれらの間に定め、前記スカート
    部は第1の直径を定め、前記移行箇所は第3の直径を定
    め、前記第3の直径を前記第1の直径で除した比は約
    0.98よりも小さいか、またはそれに等しい、請求項
    1に記載の自由ピストン内燃機関。
  4. 【請求項4】 前記各支持ブロックは、前記ハブから延
    びる第1のリニア部、前記第1のリニア部に近接し、前
    記第1のリニア部から鋭角に延びる第2のリニア部、お
    よび、前記第2のリニア部に近接し、前記第2のリニア
    部から延びる湾曲部を含み、前記スカート部は第1の直
    径を定め、前記ハブは第4の直径を定め、前記第4の直
    径を前記第1の直径で除した比は約0.41よりも小さ
    いか、またはそれに等しい、請求項1に記載の自由ピス
    トン内燃機関。
  5. 【請求項5】 前記スカート部は第1の直径を定め、前
    記各支持ブロックは、前記ハブにおいて終端する一端と
    前記冠状部に最も近い頂部において終端する他端とを有
    し、前記頂部と前記ピストンリング溝とは、リング帯棚
    部を定める距離をそれらの間に有し、前記リング帯棚部
    を前記第1の直径で除した比は約0.146よりも小さ
    いか、またはそれに等しい、請求項1に記載の自由ピス
    トン内燃機関。
  6. 【請求項6】 前記各支持ブロックは、前記ハブから延
    びる第1のリニア部、前記第1のリニア部に近接し、前
    記第1のリニア部から鋭角に延びる第2のリニア部、お
    よび、前記第2のリニア部に近接し、前記第2のリニア
    部から延びる湾曲部を含み、前記湾曲部は前記頂部にお
    いて終端し、前記リング帯棚部は前記ピストンリング溝
    の中心から前記冠状部に近い縁部まで前記スカート部と
    平行に延びると共に前記縁部から前記頂部の中心まで延
    びる、請求項5に記載の自由ピストン内燃機関。
  7. 【請求項7】 前記各支持ブロックは、前記ハブと前記
    スカート部との間に延在するリニア部を含み、前記リン
    グ帯棚部は、前記ピストンリング溝の中心から前記他端
    まで前記スカート部と平行に延びる、請求項5に記載の
    自由ピストン内燃機関。
  8. 【請求項8】 前記ピストンは、前記ピストンリング溝
    と流体連通した少なくとも1つの潤滑油路を含む、請求
    項1に記載の自由ピストン内燃機関。
  9. 【請求項9】 前記プランジャ軸は、更に、前記潤滑油
    路を含む、請求項8に記載の自由ピストン内燃機関。
  10. 【請求項10】 前記潤滑油路に位置決めされた加速作
    動チェック弁を含む、請求項9に記載の自由ピストン内
    燃機関。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも1つの支持ブロック
    は、それぞれが前記ハブから径方向に延びる複数の羽根
    である、請求項1に記載の自由ピストン内燃機関。
  12. 【請求項12】 自由ピストン内燃機関に使用するピス
    トンアセンブリであって、 プランジャ軸と、 冠状部、前記冠状部から延びてピストンリング溝をその
    内部に有するスカート部、前記プランジャ軸に取り付け
    られたハブ、および、少なくとも1つの支持ブロックを
    含み、前記各支持ブロックが前記冠状部に近接して位置
    決めされると共に前記ハブから前記スカート部まで延び
    ており、前記各支持ブロック、前記スカート部、および
    前記ピストンリング溝がそれらの間にカットアウト部を
    定めているピストンとを備えるピストンアセンブリ。
  13. 【請求項13】 前記各支持ブロックは、前記ハブから
    延びる第1のリニア部、前記第1のリニア部に近接し、
    前記第1のリニア部から鋭角に延びる第2のリニア部、
    および、前記第2のリニア部に近接し、前記第2のリニ
    ア部から延びる湾曲部を含み、前記第1のリニア部およ
    び前記第2のリニア部は接続箇所をそれらの間に定め、
    前記スカート部は第1の直径を定め、前記接続箇所は第
    2の直径を定め、前記第2の直径を前記第1の直径で除
    した比は約0.98よりも小さいか、またはそれに等し
    い、請求項12に記載のピストンアセンブリ。
  14. 【請求項14】 前記各支持ブロックは、前記ハブから
    延びる第1のリニア部、前記第1のリニア部に近接し、
    前記第1のリニア部から鋭角に延びる第2のリニア部、
    および、前記第2のリニア部に近接し、前記第2のリニ
    ア部から延びる湾曲部を含み、前記第2のリニア部と前
    記湾曲部とは移行箇所をそれらの間に定め、前記スカー
    ト部は第1の直径を定め、前記移行箇所は第3の直径を
    定め、前記第3の直径を前記第1の直径で除した比は約
    0.98よりも小さいか、またはそれに等しい、請求項
    12に記載のピストンアセンブリ。
  15. 【請求項15】 前記各支持ブロックは、前記ハブから
    延びる第1のリニア部、前記第1のリニア部に近接し、
    前記第1のリニア部から鋭角に延びる第2のリニア部、
    および、前記第2のリニア部に近接し、前記第2のリニ
    ア部から延びる湾曲部を含み、前記スカート部は第1の
    直径を定め、前記ハブは第4の直径を定め、前記第4の
    直径を前記第1の直径で除した比は約0.41よりも小
    さいか、またはそれに等しい、請求項12に記載のピス
    トンアセンブリ。
  16. 【請求項16】 前記スカート部は第1の直径を定め、
    前記各支持ブロックは、前記ハブにおいて終端する一端
    と、前記冠状部に最も近い頂部において終端する他端と
    を有し、前記頂部および前記ピストンリング溝はリング
    帯棚部を定める距離をそれらの間に有し、前記リング帯
    棚部を前記第1の直径で除した比は約0.146よりも
    小さいか、またはそれに等しい、請求項12に記載のピ
    ストンアセンブリ。
  17. 【請求項17】 前記各支持ブロックは、前記ハブから
    延びる第1のリニア部、前記第1のリニア部に近接し、
    前記第1のリニア部から鋭角に延びる第2のリニア部、
    および、前記第2のリニア部に近接し、前記第2のリニ
    ア部から延びる湾曲部を含み、前記湾曲部は、前記頂部
    において終端し、前記リング帯棚部は、前記ピストンリ
    ング溝の中心から前記冠状部に近接した縁部まで前記ス
    カート部と平行に延びると共に前記縁部から前記頂部の
    中心まで延びる、請求項16に記載のピストンアセンブ
    リ。
  18. 【請求項18】 前記各支持ブロックは、前記ハブと前
    記スカート部との間に延在するリニア部を含み、前記リ
    ング帯棚部は、前記ピストンリング溝の中心から前記他
    端まで前記スカート部と平行に延びる、請求項16に記
    載のピストンアセンブリ。
  19. 【請求項19】 前記ピストンは、前記ピストンリング
    溝と流体連通した少なくとも1つの潤滑油路を含む、請
    求項12に記載のピストンアセンブリ。
  20. 【請求項20】 前記プランジャ軸は、更に、前記潤滑
    油路を含む、請求項19に記載のピストンアセンブリ。
  21. 【請求項21】 前記潤滑油路に位置決めされた加速作
    動チェック弁を含む、請求項20に記載のピストンアセ
    ンブリ。
  22. 【請求項22】 前記少なくとも1つの支持ブロック
    は、それぞれが前記ハブから径方向に延びる複数の羽根
    である、請求項12に記載のピストンアセンブリ。
  23. 【請求項23】 自由ピストン内燃機関を動作させる方
    法であって、 燃焼シリンダを設けるステップと、 ピストンおよびプランジャ軸を含むピストンアセンブリ
    であって、前記ピストンが、冠状部、前記冠状部から延
    びてピストンリング溝をその内部に有するスカート部、
    前記プランジャ軸に取り付けられたハブ、および、少な
    くとも1つの支持ブロックを含み、前記各支持ブロック
    が前記冠状部に近接して位置決めされると共に前記ハブ
    から前記スカート部へ延びており、前記各支持ブロッ
    ク、前記スカート部および前記ピストンリング溝がそれ
    らの間にカットアウト部を定めているピストンアセンブ
    リを設けるステップと、 前記燃焼シリンダ内で前記ピストンを往復運動させるス
    テップと、 前記ピストンを機械的に支持し、前記少なくとも1つの
    支持ブロックを用いて前記往復運動ステップ中に前記ピ
    ストンリング溝を熱的に冷却させるステップとを備える
    方法。
JP2002249720A 2001-08-30 2002-08-28 自由ピストン内燃機関のピストンアセンブリ Withdrawn JP2003138983A (ja)

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