JP2003138604A - 建設機械の作動油管理システム並びに作動油の再資源化方法及び再資源化システム - Google Patents

建設機械の作動油管理システム並びに作動油の再資源化方法及び再資源化システム

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JP2003138604A JP2001336466A JP2001336466A JP2003138604A JP 2003138604 A JP2003138604 A JP 2003138604A JP 2001336466 A JP2001336466 A JP 2001336466A JP 2001336466 A JP2001336466 A JP 2001336466A JP 2003138604 A JP2003138604 A JP 2003138604A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械の作動油の適切な時期での交換と、
回収した作動油の適切な処理とを可能にした作動油管理
システムを構築する。 【解決手段】 建設機械で使用される作動油が劣化した
ときには、劣化判定部の判定に基づき送信部から管理装
置へ自動的に劣化信号を送信する。そして、管理装置の
検索部により、劣化信号に含まれるID情報を検索条件
として当該建設機械で使用される作動油の再生回数をデ
ータベースから検索し、処理判定部により、検索部で検
索された作動油の再生回数に基づき作動油の処理方法を
判定する。そして、作業指示部から作業車両へ処理判定
部で判定された処理方法に応じた回収方法を指示し、作
業車両を当該建設機械に赴かせて、指示した回収方法で
作動油を回収/交換させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル,ホ
イールローダ,クレーン等の油圧式建設機械で使用され
る作動油の管理システム並びに作動油の再資源化方法及
び再資源化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル,ホイールローダ,クレー
ン等の油圧式建設機械では油圧シリンダや油圧モータへ
の動力伝達媒体として作動油が用いられているが、作動
油は使用されるうちに次第に劣化していく。作動油の劣
化は建設機械の動力性能を低下させるため、ある程度劣
化が進んだ時点で新しい作動油に交換することが好まし
いが、作動油の劣化状態をユーザ自身が判定するのは困
難であり、通常は一定期間使用した時点で新しい作動油
に交換することが行われている。ところが、作動油の劣
化は使用状況により変化するため、作動油の無駄な交換
が発生する可能性もあれば、逆に交換が遅れて建設機械
の運動性能を低下させてしまう可能性もある。
【0003】そこで、本出願人は特開平10−2997
21号公報、特開平10−299722号公報、特開平
10−299723号公報に開示するように、ベースオ
イル成分の酸価,塩基価や、作動油中の添加剤(耐酸化
剤,耐磨耗剤,防錆剤等の高分子添加剤)の量(割
合)、及び作動油中に含まれる土砂粒,金属粉,水分等
の不溶解異物の量に基づき作動油の劣化を判断する技術
を提案した。この技術によれば、作動油の劣化を正確に
判定することができるので、作動油の無駄な交換が生じ
ることがなく、また、交換の遅れによる運動性能の低下
を招くこともない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作動油
の劣化が正確に判定されたとしても、ユーザ自身が作動
油を交換しようとしない場合がある。これは、作動油の
交換作業が面倒なことと、回収した作動油の処理が難し
いことによる。特に回収した作動油の処理に関しては、
可能な限り資源として有効に活用にできるようにした
い。
【0005】本発明はこのような課題に鑑み創案された
もので、作動油の適切な時期での交換と回収した作動油
の適切な処理とを可能にした、建設機械の作動油管理シ
ステムを提供することを目的とする。また、回収した作
動油を有効に再資源化することが可能な、建設機械の作
動油の再資源化方法と作動油再資源化システムを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の建設機械の作動油管理システムは、少なく
とも一台の油圧式建設機械と、建設機械の状態を管理す
る管理装置と、建設機械の作動油を回収/交換する少な
くとも一台の作業車両を備えている。そして、建設機械
には、作動油の劣化を判定する劣化判定部と、劣化判定
部により作動油の劣化が判定されたときに建設機械のI
D情報とともに劣化信号を送信する送信部とを備えてい
る。一方、管理装置には、建設機械から出力された劣化
信号を受信する受信部と、各建設機械で使用される作動
油の再生回数を建設機械毎に記憶したデータベースと、
劣化信号に含まれるID情報を検索条件として劣化信号
を受信した建設機械で使用される作動油の再生回数をデ
ータベースから検索する検索部と、検索部で検索された
作動油の再生回数に基づき作動油の処理方法を判定する
処理判定部と、作業車両に対して処理判定部で判定され
た処理方法に応じた回収方法を指示する作業指示部とを
備えている。
【0007】このような構成により、建設機械で使用さ
れる作動油が劣化したときには、劣化判定部の判定に基
づき送信部から管理装置へ自動的に劣化信号が送信され
る。そして、管理装置の検索部において、劣化信号に含
まれるID情報を検索条件として当該建設機械で使用さ
れる作動油の再生回数がデータベースから検索され、処
理判定部において、検索部で検索された作動油の再生回
数に基づき作動油の処理方法が判定される。そして、作
業指示部から作業車両へ処理判定部で判定された処理方
法に応じた回収方法が指示され、作業車両は当該建設機
械に赴き、指示された回収方法で作動油を回収/交換す
る。これにより、ユーザの手を煩わせることなく、劣化
した作動油を適切な時期で交換することが可能になると
ともに、回収した作動油を適切に処理することが可能に
なる。
【0008】なお、処理判定部で判定する作動油の処理
方法としては、再生処理か廃棄処理の何れかを選択する
ものとし、回収する作動油の再生回数が所定回数未満の
場合には再生処理を選択し、再生回数が所定回数以上の
場合には廃棄処理を選択するのが好ましい。このように
回収した作動油を再生処理することで資源の有効活用が
可能になるとともに、再生回数を所定回数未満に制限す
ることで作動油の品質の低下を防止して建設機械の動力
性能を安定させることが可能になる。
【0009】また、建設機械の送信部から管理装置に送
信する劣化信号には、建設機械の位置情報を含めるよう
にしてもよい。位置情報は公知のGPSを利用すること
で容易に取得することができる。そして、管理装置に位
置特定部を備えて劣化信号に含まれる位置情報に基づき
建設機械の地図上での現在位置を特定し、位置特定部で
特定された建設機械の地図上での現在位置に関する情報
を作業指示部から作業車両に対して送信するような構成
とするのが好ましい。これにより作業車両を建設機械の
現在位置へ速やかに派遣することが可能になる。
【0010】さらに、廃棄処理対象となった作動油の処
理設備として、乾燥ゴミを熱分解して熱分解ガスを発生
させるガス化炉を備えたガス化溶融システムを備え、こ
のガス化溶融システムに、作業車両により回収された廃
棄処理対象の作動油をガス化炉に投入するための投入口
を設けるのも好ましい。これにより、劣化した作動油を
単に廃棄するのではなく、ガス化溶融システムの燃料と
して再利用することが可能になる。
【0011】このように劣化した作動油をガス化溶融シ
ステムの燃料として用いることは、劣化した作動油の有
効な再資源化方法である。つまり、本発明の建設機械の
作動油の再資源化方法は、建設機械から劣化した作動油
を回収し、回収した作動油をガス化溶融システムのガス
化炉に投入することを特徴としている。ガス化溶融シス
テムのガス化炉に作動油を投入することで、投入された
作動油は乾燥ゴミ中の熱分解成分とともに熱分解して熱
分解ガスを発生させることになるが、作動油は高分子成
分の量が多いので熱量の高い熱分解ガスを発生させるこ
とができる。この熱分解ガスを過熱器に導入して通過さ
せ、タービン駆動用の蒸気を過熱することで、蒸気をよ
り高温高圧にすることができ、発電機の発電効率を高め
ることが可能になる。また、作動油から発生した熱量の
高い熱分解ガスは燃料電池のエネルギ用ガスとして使用
することもできる。したがって、ガス化炉で発生した熱
分解ガスの少なくとも一部を燃料電池のエネルギ用ガス
として使用するのも作動油の再資源化の上で好ましい。
【0012】なお、建設機械で使用される作動油を再資
源化するための専用システム(本発明の作動油再資源化
システム)としては、以下の構成を有していれば良い。
すなわち、建設機械で使用される作動油の投入口と、投
入口から投入された作動油を産業廃棄物に混入して無酸
素状態で蒸し焼きにするガス化炉と、ガス化炉での作動
油と産業廃棄物の熱分解により発生した熱分解ガスをガ
ス化炉から取り出す取出口と、産業廃棄物の熱分解残さ
と熱分解ガスを燃焼させてスラグ化する溶融炉と、溶融
炉での熱分解残さと熱分解ガスの燃焼により発生する高
温排ガスを熱源として蒸気を発生させるボイラーと、取
出口から取り出された熱分解ガスの少なくとも一部が供
給され熱分解ガスを通過させてボイラーで発生した蒸気
を過熱する過熱器と、過熱器で過熱された蒸気を駆動源
とするタービンと、タービンにより駆動される発電機と
を備えるようにする。これにより、作動油を無駄なく再
資源化することができ、また、作動油とともにガス化炉
に投入する産業廃棄物も無駄なく利用することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1〜図5は本発明の一実施
形態としての建設機械の作動油管理システムについて示
すものである。まず、作動油管理システムの全体構成に
ついて説明すると、図1に示すように、作動油管理シス
テムは、管理対象となる油圧式建設機械(以下、建設機
械という)1と、建設機械1と無線通信(例えば衛星5
を介した通信)が可能な管理装置6と、作動油の回収/
交換のための作業車両9とから構成されている。ここで
は建設機械1は一つのみ図示しているが、一つの管理装
置6に対して複数の建設機械1を管理対象とすることも
勿論可能である。なお、建設機械1は建設現場,港湾,
工場内等の作業現場に配置され、管理装置6は例えば作
動油のディーラーに配置されている。また、作業車両9
は管理装置6との間で無線通信が可能になっている。
【0014】建設機械1には、コントローラ4が備えら
れている。コントローラ4には、エンジン2に設けられ
たセンサ11と、作動油タンク3に設けられたセンサ群
10とが接続されており、コントローラ4はこれらセン
サ11及びセンサ群10からの検出信号に基づき作動油
の劣化を判定するようになっている。そして、作動油の
劣化が判定されたときには、作動油が劣化していること
を知らせるための劣化信号を管理装置6に向けて自動出
力するようにする。なお、コントローラ4は、建設機械
1の現在位置を示す位置情報(緯度経度情報)と、建設
機械1のID情報とを劣化信号に含ませて出力するよう
になっている。ID情報は予め建設機械1毎に割り当て
られた識別情報である。また、建設機械1の位置情報は
GPSを利用して取得する。
【0015】ここで、コントローラ4による作動油の劣
化判定処理について、図2のブロック図を用いて説明す
る。通常、作動油には、ベースオイル成分に耐酸化剤,
耐磨耗剤,防錆剤などの高分子添加剤を添加したものが
使用されるが、その品質は使用を継続するにつれて次第
に劣化してくる。また、作動油の品質は、ベースオイル
成分の酸価,塩基価や作動油中の添加剤の量(割合)のほ
か、油圧シリンダや油圧モータ等の可動部分の内部摩擦
により作動油に含まれうる金属粉や、油圧シリンダのロ
ッドシール部分を通じて外界から侵入しうる土砂粒や水
分等の不溶解異物の量をみることで判断することもでき
る。すなわち、作動油はその品質が劣化してくると、ベ
ースオイル成分の酸価,塩基価と不溶解異物の量がそれ
ぞれ増加する一方、上記添加剤の量が減少する傾向にあ
る。そこで、本実施形態では、これらの作動油の劣化に
関する情報を全て検出して作動油の劣化を判定すべく、
以下のセンサ群10(10A〜10G)を備えている。
なお、これらの各センサ10A〜10Gは、いずれも作
動油タンク3から図示しない油圧ポンプへ至る吸引流路
上に縦列的に配設されている。
【0016】作動油中の耐酸価剤を検出する耐酸化剤
センサ10A 作動油中の耐磨耗剤を検出する耐磨耗剤センサ10B 作動油中の防錆剤を検出する防錆剤センサ10C 作動油中のベースオイル成分の全酸価値を検出する全
酸価センサ10D 作動油中のベースオイル成分の全塩基価値を検出する
全塩基価センサ10E 作動油中の不溶解異物(金属粉や土砂粒)を検出する固
形物粉センサ10F 作動油中の不溶解異物(水分)を検出する水分センサ1
0G さらに、本実施形態では、エンジン2の運転時間から作
動油の劣化を間接的に判定すべく、運転時間センサ11
を備えている。この運転時間センサ11による劣化判定
は上記各センサ10A〜10Gによる劣化判定に対して
予備的なものであり、その判定のための閾値(後述す
る)は、上記各センサ10A〜10Gによる判定のため
の閾値とは別に作動油の一般的使用可能時間に関する経
験から決定されている。
【0017】コントローラ4は、上記各センサ10A〜
10G,11での検出結果(作動油の劣化情報)に基づ
いて作動油の劣化を判定するもので、ここでは、各セン
サ10A〜10G,11での検出結果毎に作動油の劣化
について評価し、各評価結果の総合的判断から作動油の
劣化(交換が必要な程度まで劣化したどうか)を判定す
るようになっている。
【0018】このため、コントローラ4には、閾値設定
部13A〜13H、比較部12A〜12H及びOR回路
(論理和回路))14が設けられている。ここで、各閾
値設定部13A〜13Hは、各センサ10A〜10G,
11の検出値に対する閾値を設定しておくものである。
比較部12A〜12Hは、それぞれ、対応するセンサ1
0A〜10G,11での検出結果と対応する閾値設定部
13A〜13Hに設定された閾値とを比較するもので、
その比較結果が作動油の劣化を示す場合にはその旨を評
価結果(Hパルス)として出力するようになっている。
【0019】OR回路(劣化判定部)14は、上記各比
較部12A〜12Hの出力の論理和をとることにより、
各比較部12A〜12HのいずれかからHパルスが出力
されると、作動油が劣化したものと判定してHパルスを
出力するものである。OR回路14から出力されたHパ
ルスは出力部15に入力され、建設機械1の位置情報と
ID情報とともに劣化信号として送信部15から管理装
置6に向けて送信されるようになっている。
【0020】次に、管理装置6の機能について、図3の
ブロック図を用いて説明する。管理装置6には、受信部
20,ユーザ確認部21,検索部22,データベース2
5,処理判定部23,位置特定部26及び作業指示部2
4が設けられている。受信部20は、建設機械1から送
信される劣化信号(位置情報及びID情報を含む)を受
信するインタフェースにあたり、受信した劣化信号をユ
ーザ確認部21に入力する機能を有している。ユーザ確
認部21は、入力された劣化信号に含まれるID情報を
照合して、入力された劣化信号が管理装置6で管理して
いるユーザからのものであるかどうか確認する機能を有
している。
【0021】入力された劣化信号が管理装置6が管理し
ているユーザからのものである場合には、ユーザ確認部
21は劣化信号に含まれるID情報を検索部22に入力
し、また、劣化信号に含まれる位置情報を位置特定部2
6に入力するようになっている。検索部22は、データ
ベース25から当該ユーザの作動油交換情報を検索する
機能を有している。データベース25には、ユーザ毎
(すなわち建設機械1毎)にID情報に関連付けられて
前回交換時期や現在使用している作動油の再生回数等の
情報が記憶されている。検索部22は、このうち作動油
の再生回数に関する情報を読み出して処理判定部23に
入力するようになっている。
【0022】処理判定部23は、今回建設機械1から回
収する作動油の処理方法を検索部22で検索した作動油
の再生回数に基づき判定する機能を有している。具体的
には、作動油の再生回数が再生限度である所定回数(例
えば3回)未満の場合には処理方法として作動油の再生
処理を選択し、作動油の再生回数が所定回数以上の場合
には処理方法として作動油の廃棄処理を選択するように
なっている。そして、判定した処理方法を作業指示部2
4に入力するようになっている。なお、再生回数を制限
しているのは、作動油を再生した場合に完全に新品の状
態にできるわけではなく、再生を繰り返すと次第に作動
油の劣化が早まり、再生コストに見合わなくなるためで
ある。
【0023】一方、位置情報が入力される位置特定部2
6は、入力された位置情報から建設機械1の現在位置を
特定する機能を有している。具体的には、位置情報(緯
度経度情報)を地図に照合し、地図上における現在位置
を特定するようになっている。そして、特定した現在位
置に関する情報を作業指示部24に入力するようになっ
ている。
【0024】作業指示部24は、作業車両9に対して作
動油の回収/交換作業を指示する機能を有している。作
業指示部24と作業車両9とは無線通信可能であり、回
収した作動油の処理方法に関する情報と、建設機械1の
現在位置に関する情報とが作業指示部24から作業車両
9へ送信されるようになっている。これにより、作業車
両9は、情報が示す建設機械1の現在位置に向かい、指
示された処理方法に応じた方法で作動油を回収し新しい
作動油に交換することになる。具体的には、指示された
処理方法が再生処理の場合には、再生用の回収タンクに
作動油を回収して図1に示すように作動油再生工場7に
搬送し、指示された処理方法が廃棄処理の場合には、廃
棄用の回収タンクに作動油を回収して図1に示すように
作動油再資源化工場8に搬送する。なお、作業車両9が
複数台ある場合、作業指示部24は、各作業車両9の現
在位置と建設機械1の現在位置とを対比して、建設機械
1の現在位置に対して最も近い作業車両9に対して指示
を送信するようになっている。
【0025】以上説明した本実施形態の作動油管理シス
テムにおける処理の流れをフローチャートで示したのが
図4である。ステップS10では、建設機械1のコント
ローラ4は、各センサ10A〜10G,11によるセン
シングを周期的に行い、各センサ10A〜10G,11
の検出結果に基づいて作動油の劣化を判定する。そし
て、作動油の劣化が判定されたときには、ステップS2
0として、建設機械の位置情報とID情報を含んだ劣化
信号を管理装置6に送信する。
【0026】管理装置6は、ステップS30で劣化信号
を受信すると、まずステップS40として、劣化信号に
含まれるID情報からユーザの確認を行う。確認したユ
ーザが正当なユーザである場合には、ステップS50と
して、データベース25から当該ユーザ(建設機械1)
の作動油交換情報(作動油の再生回数情報)を検索す
る。そして、ステップS60として、作動油の再生回数
を再生限度である所定回数と比較し、再生回数が所定回
数未満の場合には回収した作動油の処理方法として再生
処理に決定し(ステップS70)、再生回数が所定回数
以上の場合には廃棄処理に決定する(ステップS8
0)。決定した処理方法は作業車両9に指示する。
【0027】ステップS90では、作業車両9は、劣化
信号に含まれる位置情報から特定される建設機械1の現
在位置に向けて出張し、建設機械1から劣化した作動油
を回収して新しい作動油に交換する。そして、指示され
た処理方法を確認し(ステップS100)、指示された
処理方法が再生処理の場合には回収した作動油を作動油
再生工場7へ搬送する(ステップS110)。指示され
た処理方法が廃棄処理の場合には回収した作動油を作動
油再資源化工場8へ搬送する(ステップS120)。
【0028】このように、本実施形態の作動油管理シス
テムによれば、建設機械1で使用される作動油が劣化し
たときには、コントローラ4からの劣化信号を受信した
管理装置6の指示により、作業車両9が建設機械1まで
出張して劣化した作動油を回収/交換し、回収した作動
油を再生回数に応じた方法で処理するので、ユーザの手
を煩わせることなく、劣化した作動油を適切な時期で交
換することができ、回収した作動油を適切に処理するこ
とができる。
【0029】また、本実施形態の作動油管理システムに
よれば、回収した作動油の処理方法として作動油の再生
処理を選択肢とすることで、資源の有効活用が可能にな
るとともに、再生回数を所定回数未満に制限しているの
で、作動油の品質の低下を防止して建設機械の動力性能
を安定させることができる。さらに、本実施形態の作動
油管理システムによれば、建設機械1から位置情報(緯
度経度情報)を受信し、受信した位置情報に基づき特定
した建設機械1の地図上での現在位置に関する情報を作
業指示部から作業車両に対して送信しているので、作業
車両9を建設機械1の現在位置へ速やかに派遣すること
ができる。
【0030】なお、作動油再生工場7としては、作動油
に含まれる添加剤の量を適正化したり、ベースオイル成
分の酸価,塩基価の量を適正化したり、作動油中の不溶
解異物を除去できるような設備が整った工場である必要
がある。具体的な作動油の再生方法については公知であ
るので、ここでは説明は省略する。再生した作動油は再
びディーラーに出荷されて、交換用作動油として用いら
れる。
【0031】一方、作動油再資源化工場(作動油再資源
化システム)8としては、図5に示すようなガス化溶融
システムを利用することができる。ガス化溶融システム
は、乾燥機30により産業廃棄物等のゴミを乾燥して水
分を調整し、乾燥したゴミをガス化炉31に投入して4
50〜550℃の無酸素状態で蒸し焼きにして熱分解さ
せるようになっている。このときガス化炉31で発生す
る熱分解ガスは、ガス化炉31の加熱用燃料としてバー
ナー32に供給される。
【0032】また、ガス化炉31で残った熱分解残さ
(チャー)は、チャー取扱設備33に投入され、チャー
から有価金属類が未酸化の状態で回収されリサイクルさ
れるようになっている。そして、有価金属類が回収され
た残りの灰分は溶融炉34に投入され、熱分解ガスと共
に1300〜1400℃で燃焼されることにより灰分ま
で溶融し、溶融したものを冷却したものがスラグ化され
るようになっている。
【0033】そして、灰分が溶融炉34で燃焼されると
きに発生する高温の排ガスは、ボイラー36に供給され
て蒸気を発生させるための熱源として使用される。ボイ
ラー36での加熱により発生した蒸気39は、発電機4
0用のタービン39に供給されてタービン39の駆動源
として用いられる。ガス化溶融システムでは、ボイラー
36からタービン39への蒸気の供給経路上に過熱器3
5が設けられている。この過熱器35には、ガス化炉3
1の取出口31bから取り出された熱分解ガスが導入さ
れるようになっており、過熱器35内に熱分解ガスを通
過させることで蒸気をさらに高圧高温(例えば500℃
・100気圧)にして、発電機40の高効率発電を可能
にしている。なお、ボイラー36を通過した排ガスは、
排ガス処理設備37において有害物質を除去された後、
排気筒38から排気されるようになっている。
【0034】本実施形態では、このような構成のガス化
溶融システムを作動油再資源化システムとして利用する
にあたり、ガス化炉31の投入口31aに建設機械1か
ら回収した作動油を直接投入できるようにしている。投
入口31aから投入された作動油は乾燥ゴミ(固形の産
業廃棄物等)に混入された状態で蒸し焼きにされ、熱分
解するが、作動油は高分子成分の量が多いので熱量の高
い熱分解ガスを発生させることができる。したがって、
この熱分解ガスを過熱器35に導入して通過させ、ター
ビン39駆動用の蒸気を過熱することで、蒸気をより高
温高圧にすることができ、発電機40の発電効率をさら
に高めることができる。
【0035】また、作動油から発生した熱量の高い熱分
解ガスは燃料電池のエネルギ用ガスとして使用すること
もできる。したがって、本実施形態では、ガス化炉31
で発生した熱分解ガスの一部を燃料電池のエネルギ用ガ
スとして取出口31bから別に取り出すようにしてい
る。なお、建設機械1が、燃料電池を電源とする電気モ
ータを駆動として有している場合には、取り出した熱分
解ガスを建設機械1に充填するようにしてもよい。
【0036】このように作動油再資源化工場8としてガ
ス化溶融システムを利用することで、建設機械1から回
収した作動油を無駄なく再資源化することができる。以
上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は
上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することがで
きる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の建設機械
の作動油管理システムによれば、建設機械で使用される
作動油が劣化したときには、建設機械の送信部からの劣
化信号を受信した管理装置の指示により、作業車両が建
設機械まで出張して劣化した作動油を回収/交換し、回
収した作動油を再生回数に応じた方法で処理することが
できるので、ユーザの手を煩わせることなく、劣化した
作動油を適切な時期で交換することができ、回収した作
動油を適切に処理することができる。
【0038】また、本発明の建設機械の作動油の再資源
化方法によれば、ガス化溶融システムのガス化炉に作動
油を投入することで、投入された作動油は乾燥ゴミとと
もに熱分解して熱分解ガスを発生させることになるが、
作動油は高分子成分の量が多いので熱量の高い熱分解ガ
スを発生させることができ、この熱分解ガスを過熱器に
導入して通過させ、タービン駆動用の蒸気を過熱するこ
とで、蒸気をより高温高圧にして発電機の発電効率を高
めることができる。特に、ガス化炉で発生した熱分解ガ
スの少なくとも一部を燃料電池のエネルギ用ガスとして
使用することで、回収した作動油をさらに有効に再資源
化することができる。
【0039】また、本発明の作動油再資源化システムに
よれば、作動油を無駄なく再資源化することができ、ま
た、作動油とともにガス化炉に投入する産業廃棄物も無
駄なく利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる作動油管理システ
ムの全体構成を示す概略図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる作動油の劣化判定
回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる管理装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる作動油管理システ
ムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態にかかる作動油再資源化シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 建設機械 2 エンジン 3 作動油タンク 4 コントローラ 6 管理装置 7 作動油再生工場 8 作動油再資源化工場(作動油再資源化システム) 9 作業車両 10 センサ群 10A 耐酸化剤センサ 10B 耐磨耗剤センサ 10C 防錆剤センサ 10D 全酸価センサ 10E 全塩基価センサ 10F 固形物紛センサ 10G 水分センサ 11 運転時間センサ 12A〜12H 比較器 13A〜13H 閾値設定部 14 OR回路(劣化判定部) 15 送信部 20 受信部 21 ユーザ確認部 22 検索部 23 処理判定部 24 作業指示部 25 データベース 26 位置特定部 30 乾燥機 31 ガス化炉 31a 投入口 31b 取出口 32 バーナー 33 チャー取扱設備 34 溶融炉 35 過熱器 36 ボイラー 37 排ガス処理設備 38 排気筒 39 タービン 40 発電機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D003 AA01 BA04 BA06 3H082 AA15 CC02 DB20 DB26 DE05 DE10 EE01 5H027 AA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一台の油圧式建設機械と、該
    建設機械の状態を管理する管理装置と、該建設機械の作
    動油を回収/交換する少なくとも一台の作業車両を備
    え、 該建設機械に、 該作動油の劣化を判定する劣化判定部と、 該劣化判定部により作動油の劣化が判定されたときに該
    建設機械のID情報とともに劣化信号を送信する送信部
    とを備え、 該管理装置に、 該建設機械から出力された該劣化信号を受信する受信部
    と、 各建設機械で使用される作動油の再生回数を建設機械毎
    に記憶したデータベースと、 該劣化信号に含まれる該ID情報を検索条件として該建
    設機械で使用される作動油の再生回数を該データベース
    から検索する検索部と、 該検索部で検索された該作動油の再生回数に基づき該作
    動油の処理方法を判定する処理判定部と、 該作業車両に対して該処理判定部で判定された処理方法
    に応じた回収方法を指示する作業指示部とを備えたこと
    を特徴とする、建設機械の作動油管理システム。
  2. 【請求項2】 該処理判定部は、該作動油の再生回数が
    所定回数未満の場合には該作動油の処理方法として該作
    動油の再生処理を選択し、該作動油の再生回数が所定回
    数以上の場合には該作動油の処理方法として該作動油の
    廃棄処理を選択することを特徴とする、請求項1記載の
    建設機械の作動油管理システム。
  3. 【請求項3】 該送信部が該劣化信号に含めて該建設機
    械の位置情報を送信するように構成されるとともに、 該管理装置に該劣化信号に含まれる位置情報に基づき該
    建設機械の地図上での現在位置を特定する位置特定部を
    備え、該作業指示部は該作業車両に対して該位置特定部
    で特定された該建設機械の地図上での現在位置に関する
    情報を送信することを特徴とする、請求項1又は2記載
    の建設機械の作動油管理システム。
  4. 【請求項4】 乾燥ゴミを熱分解して熱分解ガスを発生
    させるガス化炉を備えたガス化溶融システムを備え、 該ガス化溶融システムに、該作業車両により回収された
    廃棄処理対象の作動油を該ガス化炉に投入するための投
    入口を備えたことを特徴とする、請求項1〜3の何れか
    の項に記載の建設機械の作動油管理システム。
  5. 【請求項5】 建設機械から劣化した作動油を回収し、 回収した該作動油をガス化溶融システムのガス化炉に投
    入することを特徴とする、建設機械の作動油の再資源化
    方法。
  6. 【請求項6】 該ガス化炉で発生した熱分解ガスの少な
    くとも一部を燃料電池のエネルギ用ガスとして使用する
    ことを特徴とする、請求項5記載の建設機械の作動油の
    再資源化方法。
  7. 【請求項7】 建設機械で使用できない廃棄処理対象の
    作動油の投入口と、 該投入口から投入された該作動油を産業廃棄物に混入し
    て無酸素状態で蒸し焼きにするガス化炉と、 該ガス化炉での該作動油と該産業廃棄物の熱分解により
    発生した熱分解ガスを該ガス化炉から取り出す取出口
    と、 該産業廃棄物の熱分解残さと該熱分解ガスを燃焼させて
    スラグ化する溶融炉と、 該溶融炉での該熱分解残さと該熱分解ガスの燃焼により
    発生する高温排ガスを熱源として蒸気を発生させるボイ
    ラーと、 該取出口から取り出された該熱分解ガスの少なくとも一
    部が供給され該熱分解ガスを通過させて該ボイラーで発
    生した該蒸気を過熱する過熱器と、 該過熱器で過熱された該蒸気を駆動源とするタービン
    と、 該タービンにより駆動される発電機とを備えたことを特
    徴とする、作動油再資源化システム。
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