JP2003137760A - 肌用化粧料 - Google Patents

肌用化粧料

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JP2003137760A
JP2003137760A JP2001331374A JP2001331374A JP2003137760A JP 2003137760 A JP2003137760 A JP 2003137760A JP 2001331374 A JP2001331374 A JP 2001331374A JP 2001331374 A JP2001331374 A JP 2001331374A JP 2003137760 A JP2003137760 A JP 2003137760A
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Masaharu Tanaka
正治 田中
Taizo Miyoshi
泰蔵 三好
Masaaki Horino
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Maki Inoue
真樹 井上
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Miyoshi Kasei Inc
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Miyoshi Kasei Inc
Dokai Chemical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌に透明感を付与し、肌目を整え、毛穴を目
立たなくする作用を有する崩壊性多孔質球状シリカを配
合した肌用化粧料を提供すること。 【解決手段】 平均粒子径(体積基準)が3.0〜20
μm、最大粒子径が50μm以下、細孔容積が1.5〜
3.0cm3 /gの粉体であって、かつ上記粉体につい
て、ペースト状とした後動的粘弾性を測定し、log
(剪断応力)対log(貯蔵弾性率)の相関を求めたと
きに、dlog(貯蔵弾性率)/dlog(剪断応力)
の最小値が−10以上である多孔質球状シリカを、化粧
料基材に配合したことを特徴とする化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、崩壊性を有する多
孔質球状シリカを配合した肌用化粧料に関するものであ
り、特に塗布した際に、肌に透明性を付与し、肌目を整
え、毛穴を目立たなくする肌用化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧料に配合する添加剤として、シリカ
は一般的に使用される物質の一つであり、形状、細孔物
性などの特性の異なる種々のシリカが、その使用目的に
応じて配合されている。例えば、不定形シリカ,球状シ
リカ等が代表的な公知例であるが、いずれも下記のよう
な問題点を有している。肌用化粧料に不定形状シリカ又
は球状でないシリカを使用する場合は、これら不定形シ
リカ又は球状でないシリカを含む化粧料を肌に塗布する
時、きしみ感があり、まだらになりやすく、均一できれ
いな化粧の仕上がりが得られない。また肌用化粧料に崩
壊性のない球状シリカを配合した場合は、肌の上での滑
り性は極めて優れているが、球状であるために経時的に
肌から落ちやすかったり、肌の上に均一に存在せずに皮
溝に集まりやすく、しわが強調されたり、化粧崩れしや
すい等の欠点を有している。
【0003】また化粧料においては、手指またはパフ等
による圧力または摩擦などにより崩壊する性質を有する
粉体が、皮膚への好感触や伸び性及び密着性の付与等を
目的として使用されている。例えば、特公平6−964
94号公報には、崩壊性酸化チタンを配合した固形化粧
料が紹介されている。しかしながら、当該崩壊性酸化チ
タンは850℃以下で焼成することを必須条件としてい
るが、750℃以上での焼成では酸化チタンはルチル型
になり、肌の上での剪断応力では破砕しにくくなる。こ
のため、球状粒子が肌の上に多数存在し、滑り性は良い
が、球状であるため経時的に肌から落ちやすかったり、
肌の上に均一に存在せず皮溝に集まりやすく、また酸化
チタンの屈折率が2.5〜2.7と高いため、しわが強
調されたり、塗布膜の白浮きが目立つ結果となる。ま
た、700℃以上での焼成では崩壊しやすいアナターゼ
型酸化チタンと崩壊しにくいルチル型酸化チタンが混在
するため、不均一な化粧膜となりまだらになりやすく、
均一できれいな化粧の仕上がりが得られない。
【0004】さらに、焼成温度が低くなるほどアナター
ゼ型酸化チタンの比率が高くなって、崩壊性が大きくな
ることが記載されている。しかしながら、一般にアナタ
ーゼ型酸化チタンは光触媒機能を有していることが知ら
れており、化粧料に当該崩壊性酸化チタンを配合した場
合、他の有効成分を劣化させ、化粧料本来の機能を損な
ったり、副生物による皮膚への悪影響を引き起こす可能
性がある。当該崩壊性酸化チタンを肌用化粧料に配合し
た場合、本発明の崩壊性多孔質球状シリカを用いた時の
特徴である、肌に透明感を付与し、肌目を整え、毛穴を
目立たなくする効果は得られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解消し、化粧料に配合される他の成分への悪影響がな
く、肌に透明感を付与し、肌目を整え、毛穴を目立たな
くする作用を有する、崩壊性多孔質球状シリカを配合し
た肌用化粧料を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を構成するた
めに開発されたもので下記に要約された特徴を有する。 (1)平均粒子径(体積基準)が3.0〜20μm、最
大粒子径が50μm以下、細孔容積が1.5〜3.0c
3 /gの粉体であって、かつ前記粉体の見掛け体積1
5cm3 に対し、スクワランを40g添加して得られた
ペーストを、直径2cmのパラレル・プレート間に厚さ
2mmで充填し、前記プレートの一方を他方に対して周
波数2Hzで角振動させ、プレート間の平均剪断応力を
10Paから10kPaまで増加させながら動的粘弾性
を測定し、log(剪断応力)対log(貯蔵弾性率)
の相関を求めたときに、dlog(貯蔵弾性率)/dl
og(剪断応力)の最小値が−10以上である多孔質球
状シリカを、化粧料基材に配合したことを特徴とする化
粧料。 (2)化粧料中に配合される多孔質球状シリカの配合割
合が1〜80質量%である上記(1)に記載された肌用
化粧料。
【0007】
【発明の実施の形態】上記(1),(2)に要約された
本発明において、崩壊性を有する多孔質球状シリカは、
肌用化粧料に配合された際に、肌に透明性を付与し、肌
目を整え、毛穴を目立たなくする作用を有する。人肌の
表面は色彩を有しており、またその構造は単純な凸型で
はなく、多数の平均的な深さが約10μmの溝をもった
特異的な構造及び性質を有しており、この肌目の粗さは
きれいなメークアップ効果を演出することの妨げとなっ
ている。特に、年齢を重ねることにより、その表面に存
在する溝は深くなり、光に対して影をつくり、しわや毛
穴を目立ちやすくする。
【0008】本発明(1),(2)の崩壊性多孔質球状
シリカを含む化粧料は、顔の表面で摩擦により粒子表面
より徐々に崩壊し、肌表面を均一の高さにし、かつ屈折
率が1.45と皮膚より低いため、毛穴や肌目の粗さを
目立たなくする効果を有する。また、下地栄養保護料、
皮脂や水分を粒子内部に取り込んで透明化することによ
り、より透明性に優れ素肌感を演出する化粧料とするこ
とが可能である。
【0009】また、本発明の崩壊性多孔質球状シリカ
は、公知の物質により表面を被覆して表面処理粉体と
し、肌用化粧料に配合することができる。例えば、メチ
ルハイドロジェンポリシロキサン、分子内に反応基をも
ったジメチルシリコン等の疎水化剤またはパーフロロア
ルキルシラン等のフッ素系疎水疎油化剤で表面処理した
崩壊性多孔質球状シリカを含む肌用化粧料は、当初さら
さらし滑らかな感触で肌の上での伸び性が良いが、顔の
表面で摩擦により粒子表面より徐々に崩壊し、しっとり
まろやかでフィット感の良い肌用化粧料となる。表面処
理した崩壊性多孔質球状シリカを含む肌用化粧料は、崩
壊性多孔質球状シリカの比表面積が600〜800m2
/gと大きいことにも拘らず、余剰な皮脂や水分を徐々
に吸収していくので、肌の乾燥感や違和感がなく、化粧
効果の持続性に優れている。
【0010】本発明に使用される崩壊性多孔質球状シリ
カは、以下の方法により好ましく製造される。まず、界
面活性剤を含有する非極性有機ハロゲン化物溶媒中で、
アルカリ金属ケイ酸塩水溶液を乳化させ、次いでゲル化
剤を添加することによりシリカ球状体をゲル化させる。
アルカリ金属ケイ酸塩としては特に限定されないが、ケ
イ酸ナトリウムやケイ酸カリウム等が好適に使用され
る。アルカリ金属ケイ酸塩水溶液中のシリカ濃度は5〜
25質量%が好ましい。5質量%以下では、生産性が低
く経済性の面で好ましくない。また25質量%以上で
は、緻密なゲル体が生成し目標とする細孔容積が得にく
くなるので好ましくない。より好ましくは5〜15質量
%である。また、予め塩化ナトリウム等の水溶性無機塩
をアルカリ金属ケイ酸塩水溶液に添加してゲル化を行う
と、より疎なゲル体が得られ、目標とする細孔容積を得
る観点から極めて好適である。非極性有機ハロゲン化物
溶媒としては、2,2−ジクロロ−1,1,1−トリフ
ルオロエタン(HCFC−123)、1,1−ジクロロ
−1−フルオロエタン(HCFC−141b)、1,
2,2,3,3−ペンタフルオロ−1,1ジクロロプロ
パン(R−225cb)、塩化メチレン等が好適に使用
されるが、2,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオ
ロエタン(HCFC−123)、1,1−ジクロロ−1
−フルオロエタン(HCFC−141b)が特に好まし
い。
【0011】界面活性剤としては、ポリエチレングリコ
ール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステルなどが好適に使用される。ゲル化剤
としては酸を使用することが望ましい。酸としては無機
酸が好ましく、具体的には、炭酸ガス、ホウ酸が使用さ
れるが、特に炭酸ガスが好ましく使用される。シリカゲ
ル球状体を含む水スラリーは、密度差を利用して非極性
有機ハロゲン化物溶媒と分離された後、所定のpH及び
温度条件下で所定時間熟成される。本発明の剪断脆化性
多孔質球状シリカを得るために好適な熟成条件は、pH
0.5〜2.5、温度条件は60〜90℃である。熟成
後、スラリーを固液分離してケーキを水洗、乾燥して、
本発明の剪断脆化性多孔質球状シリカを得る。固液分
離、乾燥方法としては特に限定されないが、固液分離方
法としては遠心分離機、加圧濾過器及び真空濾過器等が
好ましく使用され、乾燥方法としては気流乾燥器、回転
乾燥器、通気バンド乾燥器等が好ましく使用される。
【0012】本発明の肌用化粧料に配合する崩壊性多孔
質球状シリカの平均粒子径は3.0〜20μmと設定す
る。3.0μm未満の場合、粒子表面が壊れにくく崩壊
性が十分に発現しないため好ましくない。一方20μm
を超える場合は、粒子表面が壊れやすく化粧料調合時の
混合工程や成形工程等で破砕し、十分な使用感が得られ
なくなるので好ましくない。好ましい平均粒子径の範囲
は4.0〜15μmである。ここで平均粒子径は、レー
ザー散乱法で測定する。また最大粒子径は50μmとす
る。50μmを超える場合は、皮膚に塗布した時に異物
感やざらつき感が強くなり好ましくない。異物感やざら
つき感のない良好な使用感を得る観点から、粒子径は3
0〜45μmの範囲にあることが好ましい。
【0013】また、細孔容積は1.5〜3.0cm3
gと設定する。細孔容積が1.5cm3/gを下回る場
合、粒子が壊れずに崩壊性が十分に発現しないため好ま
しくない。また細孔容積が3.0cm3/gを上回る場
合は、皮脂や水分の吸収能力が過大で皮膚の乾燥感が強
くなることにより、使用感が著しく悪化するので好まし
くない。より好ましい細孔容積の範囲は1.7〜2.5
cm3/gである。なお、細孔容積は、窒素吸脱着法に
より測定する。また、当該粉体へスクワランを添加して
得られるペーストのlog(剪断応力値)対log(貯
蔵弾性率)の相関で示される動的粘弾性測定結果におい
て、貯蔵弾性率が減少する際の負の勾配(dlog(貯
蔵弾性率)/dlog(剪断応力))の最小値が−10
以上であり、好ましくは−8.0以上である。
【0014】動的粘弾性の測定は、次のようにして行
う。まず、多孔質球状シリカの見掛け体積15cm3
対して40gのスクワランを添加して混合してペースト
状にする。このペーストをパラレル・プレート型の粘弾
性測定装置の平行な円盤(直径2.5cm)の間に充填
し、プレート間の距離が2mmになるようにする。前記
プレートの一方を他方に対して周波数2Hzで角振動さ
せることで、ペーストに周期的な剪断力を印加して動的
に粘弾性を評価する。プレート間の平均剪断応力を10
Paから10kPaまで、段階的に増加させながら貯蔵
弾性率を測定する。ここで、剪断応力は正弦波状に変化
するので、周期的変化における最大値をもって応力の値
とする。また、平均剪断応力の平均とはプレートの面内
の平均を意味する。以下、この測定を単に動的粘弾性の
測定という。このとき、log(剪断応力)対log
(貯蔵弾性率)の相関をグラフにすると図1〜3のよう
なものになる。上記のペーストでは、応力が大きくなる
にしたがい、貯蔵弾性率が大きく減少するところがあ
る。本発明における多孔質シリカでは、その変化部分に
おいて、dlog(貯蔵弾性率)/dlog(剪断応
力)の最小値が−10以上である。
【0015】ミルキーロション、ボディクリーム、スク
ラブ剤、クレンジングクリーム等の化粧料については、
それらを皮膚に塗布する際の使用感を定量的に把握する
ことを目的として、動的粘弾性挙動に関する解析が行わ
れている。被検体を振動させながら荷重をかけ、更に振
動の振幅を増やしていくと、応力の上昇に伴って配合さ
れた粒子などの成分が動き始めることに対応して貯蔵弾
性率が減少する。この貯蔵弾性率の減少が緩やかなほ
ど、すなわち貯蔵弾性率の水準が低下する際の勾配値
(dlog(貯蔵弾性率)/dlog(剪断応力))の
最小値が大きいほど、塗布時の抵抗が少なく滑らかで密
着性の良い塗布感が得られる傾向を示す。本発明の崩壊
性球状多孔質シリカは、貯蔵弾性率の水準が低下する際
の勾配値(dlog(貯蔵弾性率)/dlog(剪断応
力))の最小値が大きく、化粧品製造工程における機械
的な衝撃では破壊されないが、手指またはパフ等による
ずれ応力または摩擦などによって容易に崩壊する性質が
あり、応力の上昇につれて粒子表面より徐々に崩壊して
拡がっていくので、このような結果を示すものと考えら
れる。以上から、本発明の崩壊性多孔質球状シリカにつ
いては、初期の塗布時は抵抗が少なく動きが滑らかであ
るが、塗り広げるに従い粒子表面が徐々に崩壊して肌に
定着し、密着することにより、肌の透明感を付与し、肌
目を整え、毛穴を目立たなくする作用を発現させるもの
と判断される。
【0016】本発明の崩壊性多孔質球状シリカが好適に
配合される化粧料としては、製品形態、形状を問わず、
粉末状、プレス状、液状、スティック状等、また乳化タ
イプ、油性タイプ等、いずれのものでも良く、例えば粉
白粉、ファンデーション、プレストパウダー、アイシャ
ドウ、リップカラー、リップグロウ、アイライナー、マ
スカラ、アイブロウ、下地クリーム、粉体入りローショ
ン等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。本発明の崩壊性多孔質球状シリカの化粧料への配合
量は、化粧料の剤型、目的等により調整すれば良く特に
限定されるものではないが、1〜80質量%の範囲であ
ることが好ましく、より好ましくは2〜70質量%であ
り、特に好ましくは5〜65質量%である。配合割合が
1質量%未満では、肌の透明感を付与し、肌目を整え、
毛穴を目立たなくする作用を発現することが得にくくな
るので好ましくない。また、配合割合が80質量%を超
えると、感触が粉っぽくなってパサパサ感が強くなるこ
となど、化粧料の使用感に変化をもたらすので好ましく
ない。
【0017】本発明の化粧料は、必須成分である本発明
の崩壊性多孔質球状シリカのほかに、製品種、目的等に
より、パラフィン、セレシン、流動パラフィン、ヒマシ
油、モクロウ、ラノリン、ミツロウ、カルナバロウ、キ
ャンデリラロウ、植物油、植物油エステル、脂肪酸、高
級アルコール、及びスクワラン等の油脂あるいはロウ
類;アルキル硫酸エステルナトリウム塩のような陰イオ
ン性界面活性剤;アルキルジメチルアンモニウムベタイ
ンのような陽イオン性界面活性剤;アルキルトリメチル
アンモニウムクロリドのような両イオン性界面活性剤;
およびポリオキシエチレンアルキルエーテルのような非
イオン性界面活性剤等の界面活性剤;多価アルコール、
ポロピレングリコール等の保湿剤;樹脂;分散剤;色
素;香料;防腐剤;薬効成分;着色顔料;無機粉末;有
機粉末;溶剤;その他各種添加剤等通常使用されている
化粧料原料と混合することにより、所望の化粧料を得る
ことができる。
【0018】本発明において、当該崩壊性多孔質球状シ
リカの粒子表面が、シリコーンオイル、シランカップリ
ング剤、フッ素系疎水疎油化剤、チタネートカップリン
グ剤、アルコール、界面活性剤、その他の表面処理剤、
表面改質剤によって表面処理したものも好適に使用でき
る。これらで処理し、表面が疎水化されたものは、化粧
料に配合された際に優れた化粧効果の持続性を有する。
【0019】以下、実施例により本発明の具体的な実施
の態様を説明する。いうまでもないが、これらは本発明
の技術的意義をより明確にするためのものであり、本発
明の技術的範囲がこれらにより制限的に解釈されるもの
ではない。
【実施例】(製造例1)SiO2 濃度29.0質量%の
3号珪曹50.0gと塩化ナトリウム4.0gを脱塩水
91.0gに溶解し、塩化ナトリウム2.76質量%を
含有するSiO 2 濃度10質量%のケイ酸ナトリウム水
溶液を調製した。次にソルビタンモノオレイン酸エステ
ル0.84gを溶解したHCFC−123 240cm
3 (界面活性剤濃度3500ppm)を撹拌機(特殊機
化工業製オートホモミキサー)により5000rpmで
撹拌しつつ、上記ケイ酸ナトリウム水溶液を加え、5分
間撹拌した。次いで、10℃の温度条件下、炭酸ガスを
200cm3/分の速度で15分間吹き込んでゲル化を
行った。生成したゲルをHCFC−123から分離し、
濃度20.0質量%の硫酸を添加してpH2.0とした
後、80℃で1時間熟成し、更に真空濾過機で固液分離
し、ケーキを4000cm3の水で洗浄し、気流乾燥器
を用いて300℃で乾燥して崩壊性多孔質球状シリカ粒
子を得た。
【0020】得られたシリカの平均粒子径をコールター
カウンター(日科機製)で測定したところ、4.1μm
であった。また、走査型電子顕微鏡で粒子を観察したと
ころ、最大粒子径は約40μmであった。またオムニソ
ープ(オミクロン社製)で測定した細孔容積は2.0c
3/gであった。また、粉体15cm3 にスクワラン
40gを加えてかためのペーストを調製し、DAR型ユ
ニバーサルレオメーター(レオロジカ社製)を用いて、
室温、2Hzの条件で動的粘弾性を測定した。貯蔵弾性
率は、応力値79.4Paから375.3Paにかけ
て、27916Paから61Paに減少し、dlog
(貯蔵弾性率)/dlog(剪断応力)の最小値は約−
3.9であった。結果を図1に示す。
【0021】(製造例2)SiO2 濃度24.0質量%
の3号珪曹50.0gを脱塩水10.0gに溶解し、S
iO2 濃度20質量%のケイ酸ナトリウム水溶液を調製
した。次にソルビタンモノオレイン酸エステル0.84
gを溶解したHCFC−123 240cm3(界面活
性剤濃度3500ppm)を撹拌機(特殊機化工業製オ
ートホモミキサー)により5000rpmで撹拌しつ
つ、上記ケイ酸ナトリウム水溶液を加え、5分間撹拌し
た。次いで、10℃の温度条件下、炭酸ガスを200c
3/分の速度で15分間吹き込んでゲル化を行った。
生成したゲルをHCFC−123から分離し、濃度2
0.0質量%の硫酸を添加してpH2.0とした後、8
0℃で1時間熟成し、更に真空濾過機で固液分離し、ケ
ーキを1500cm3の水で洗浄し、気流乾燥器を用い
て300℃で乾燥して多孔質球状シリカ粒子を得た。
【0022】得られたシリカの平均粒子径をコールター
カウンター(日科機製)で測定したところ、4.9μm
であった。また、走査型電子顕微鏡で粒子を観察したと
ころ、最大粒子径は約40μmであった。またオムニソ
ープ(オミクロン社製)で測定した細孔容積は0.9c
3/gであった。また、粉体15cm3 にスクワラン
40gを加えてかためのペーストを調製し、DAR型ユ
ニバーサルレオメーター(レオロジカ社製)を用いて、
室温、2Hzの条件で動的粘弾性を測定した。貯蔵弾性
率は、応力値36.5Paから47.3Paにかけて、
44773Paから268Paに減少し、dlog(貯
蔵弾性率)/dlog(剪断応力)の最小値は約−1
9.7であった。結果を図2に示す。
【0023】(製造例3)SiO2 濃度29.0質量%
の3号珪曹50.0gと塩化ナトリウム4.0gを脱塩
水91.0gに溶解し、塩化ナトリウム2.76質量%
を含有するSiO 2 濃度10質量%のケイ酸ナトリウム
水溶液を調製した。次にソルビタンモノオレイン酸エス
テル0.84gを溶解したHCFC−123 240c
3(界面活性剤濃度3500ppm)を撹拌機(特殊
機化工業製オートホモミキサー)により8000rpm
で撹拌しつつ、上記ケイ酸ナトリウム水溶液を加え、5
分間撹拌した。次いで、10℃の温度条件下、炭酸ガス
を200cm3/分の速度で15分間吹き込んでゲル化
を行った。生成したゲルをHCFC−123から分離
し、濃度20.0質量%の硫酸を添加してpH2.0と
した後、80℃で1時間熟成し、更に真空濾過機で固液
分離し、ケーキを4000cm3の水で洗浄し、気流乾
燥器を用いて300℃で乾燥して多孔質球状シリカ粒子
を得た。
【0024】得られたシリカの平均粒子径をコールター
カウンター(日科機製)で測定したところ、2.5μm
であった。また、走査型電子顕微鏡で粒子を観察したと
ころ、最大粒子径は約30μmであった。またオムニソ
ープ(オミクロン社製)で測定した細孔容積は2.1c
3/gであった。また、粉体15cm3 にスクワラン
40gを加えてかためのペーストを調製し、DAR型ユ
ニバーサルレオメーター(レオロジカ社製)を用いて、
室温、2Hzの条件で動的粘弾性を測定した。貯蔵弾性
率は、応力値1057Paから1775Paにかけて、
55673Paから36Paに減少し、dlog(貯蔵
弾性率)/dlog(剪断応力)の最小値は約−14.
2であった。結果を図3に示す。
【0025】(製造例4)SiO2 濃度24.0質量%
の3号珪曹50.0gを脱塩水16.7gに溶解し、S
iO2 濃度18質量%のケイ酸ナトリウム水溶液を調製
した。次にソルビタンモノオレイン酸エステル0.84
gを溶解したHCFC−123 240cm3(界面活
性剤濃度3500ppm)を撹拌機(特殊機化工業製オ
ートホモミキサー)により1600rpmで撹拌しつ
つ、上記ケイ酸ナトリウム水溶液を加え、5分間撹拌し
た。次いで、10℃の温度条件下、炭酸ガスを200c
3 /分の速度で15分間吹き込んでゲル化を行った。
生成したゲルをHCFC−123から分離し、濃度2
0.0質量%の硫酸を添加してpH2.0とした後、8
0℃で1時間熟成し、更に真空濾過機で固液分離し、ケ
ーキを1500cm3の水で洗浄し、気流乾燥器を用い
て300℃で乾燥して多孔質球状シリカ粒子を得た。
【0026】得られたシリカの平均粒子径をコールター
カウンター(日科機製)で測定したところ、25.0μ
mであった。また、走査型電子顕微鏡で粒子を観察した
ところ、最大粒子径は約75μmであった。またオムニ
ソープ(オミクロン社製)で測定した細孔容積は1.2
cm3/gであった。また、粉体15cm3 にスクワラ
ン40gを加えてかためのペーストを調製し、DAR型
ユニバーサルレオメーター(レオロジカ社製)を用い
て、室温、2Hzの条件で動的粘弾性挙動を測定した。
貯蔵弾性率は、応力値28.1Paから61.3Paに
かけて、23850Paから21Paに減少し、dlo
g(貯蔵弾性率)/dlog(剪断応力)の最小値は約
−9.0であった。
【0027】(製造例5)SiO2 濃度29.0質量%
の3号珪曹50.0gと塩化ナトリウム3.5gを脱塩
水84.6gに溶解し、塩化ナトリウム2.53質量%
を含有するSiO 2 濃度10.5質量%のケイ酸ナトリ
ウム水溶液を調製した。次にソルビタンモノオレイン酸
エステル0.84gを溶解したHCFC−123 24
0cm3 (界面活性剤濃度3500ppm)を撹拌機
(特殊機化工業製オートホモミキサー)により2000
rpmで撹拌しつつ、上記ケイ酸ナトリウム水溶液を加
え、5分間撹拌した。次いで、10℃の温度条件下、炭
酸ガスを200cm3/分の速度で15分間吹き込んで
ゲル化を行った。生成したゲルをHCFC−123から
分離し、濃度20.0質量%の硫酸を添加してpH2.
0とした後、80℃で1時間熟成し、更に真空濾過機で
固液分離し、ケーキを4000cm3の水で洗浄し、気
流乾燥器を用いて300℃で乾燥して崩壊性多孔質球状
シリカ粒子を得た。
【0028】得られたシリカの平均粒子径をコールター
カウンター(日科機製)で測定したところ、18.0μ
mであった。また、走査型電子顕微鏡で粒子を観察した
ところ、最大粒子径は約48μmであった。またオムニ
ソープ(オミクロン社製)で測定した細孔容積は1.6
cm3/gであった。また、粉体15cm3 にスクワラ
ン40gを加えてかためのペーストを調製し、DAR型
ユニバーサルレオメーター(レオロジカ社製)を用い
て、室温、2Hzの条件で動的粘弾性挙動を測定した。
貯蔵弾性率は、応力値36.5Paから79.4Paに
かけて、32450Paから95Paに減少し、dlo
g(貯蔵弾性率)/dlog(剪断応力)の最小値は約
−7.5であった。
【0029】(製造例6)SiO2 濃度29.0質量%
の3号珪曹45.0gと塩化ナトリウム5.0gを脱塩
水95.0gに溶解し、塩化ナトリウム3.45質量%
を含有するSiO 2 濃度9質量%のケイ酸ナトリウム水
溶液を調製した。次にソルビタンモノオレイン酸エステ
ル0.84gを溶解したHCFC−123 240cm
3(界面活性剤濃度3500ppm)を撹拌機(特殊機
化工業製オートホモミキサー)により7000rpmで
撹拌しつつ、上記ケイ酸ナトリウム水溶液を加え、5分
間撹拌した。次いで、10℃の温度条件下、炭酸ガスを
200cm3/分の速度で15分間吹き込んでゲル化を
行った。生成したゲルをHCFC−123から分離し、
濃度20.0質量%の硫酸を添加してpH2.0とした
後、80℃で1時間熟成し、更に真空濾過機で固液分離
し、ケーキを4000cm3の水で洗浄し、気流乾燥器
を用いて300℃で乾燥して多孔質球状シリカ粒子を得
た。
【0030】得られたシリカの平均粒子径をコールター
カウンター(日科機製)で測定したところ、3.2μm
であった。また、走査型電子顕微鏡で粒子を観察したと
ころ、最大粒子径は約33μmであった。またオムニソ
ープ(オミクロン社製)で測定した細孔容積は2.7c
3/gであった。また、粉体15cm3 にスクワラン
40gを加えてかためのペーストを調製し、DAR型ユ
ニバーサルレオメーター(レオロジカ社製)を用いて、
室温、2Hzの条件で動的粘弾性挙動を測定した。貯蔵
弾性率は、応力値486Paから1775Paにかけ
て、52352Paから42Paに減少し、dlog
(貯蔵弾性率)/dlog(剪断応力)の最小値は約−
5.5であった。
【0031】(実施例1)崩壊性多孔質球状シリカを使
用し、以下原料成分を所定量配合してパウダーファンデ
ーションを試作した。試作方法としては、(7)〜(1
1)の原料成分をヘンシェルミキサーで撹拌混合し、ア
トマイザーで粉砕した。 次いで前記原料に(6)を加
えてヘンシェルミキサーで撹拌混合した後、予め加熱溶
融、混合した原料成分(1)〜(5)を加えヘンシェル
ミキサーで混合し、アトマイザーで粉砕した。 これを
金型に圧縮成型してパウダーファンデーションを得た。
得られたパウダーファンデーションは、塗布時の伸びが
良く、感触が滑らかで、密着感に優れ、仕上がりの化粧
膜が均一で自然なものであった。
【0032】 (1)スクワラン 8.6(質量%) (2)シリコーン油(100cs) 12.0 (3)ワセリン 0.67 (4)グリセリン 0.67 (5)香料 0.06 (6)製造例1崩壊性多孔質球状シリカ 33.0 (7)シリコン処理タルク 15.0 (8)シリコン処理酸化チタン 10.0 (9)シリコン処理黄酸化鉄 1.0 (10)シリコン処理ベンガラ 0.8 (11)シリコン処理黒酸化鉄 0.06 (12)シリコン処理セリサイト 18.14
【0033】(比較例1)製造例2で得られた多孔質球
状シリカを使用した以外は、実施例1と同様の原料成分
及び配合条件でパウダーファンデーションを試作した。
製造例2で得られた多孔質球状シリカは、崩壊性が無い
ためこのパウダーファンデーションは、塗布時に感触の
滑らかさはあるものの充分な密着感が得られず、また肌
目を整え毛穴を目立たせない効果はより劣っていた。
【0034】(比較例2)製造例3で得られた多孔質球
状シリカを使用した以外は、実施例1と同様の原料成分
及び配合条件でパウダーファンデーションを試作した。
製造例3で得られた多孔質球状シリカは、崩壊性が無い
ためこのパウダーファンデーションは、塗布時に感触の
滑らかさはあるものの充分な密着感が得られず、また肌
目を整え毛穴を目立たせない効果はより劣っていた。
【0035】(比較例3)製造例4で得られた多孔質球
状シリカを使用した以外は、実施例1と同様の原料成分
及び配合条件でパウダーファンデーションを試作した。
製造例4で得られた多孔質球状シリカは粒子径が大き
いためこのパウダーファンデーションは、塗布時にやや
違和感があり、感触の滑らかさや密着感が十分得られ
ず、使用感は実施例1より劣っていた。
【0036】上記、実施例1および比較例1.2.3.
で得られたパウダーファンデーションを20人の女性パ
ネラーによりのび、肌目を整える効果、透明感、毛穴の
目立ちにつき官能評価を行った。結果を表1に示す。な
お、評価は5点法によって行い平均点を採用した。 肌目 肌目を整える効果 毛穴 毛穴を目立たさなくする効果 5−−−非常に良い 4−−−やや良い 3−−−普通 2−−−やや劣る 1−−−非常に劣る
【0037】
【表1】
【0038】(実施例2)製造例1で得られた崩壊性多
孔質球状シリカを用い、以下原料成分を所定量配合して
油性ファンデーションを試作した。試作方法としては、
(1)〜(4)の原料成分を加熱溶融し、原料成分
(5)を加えヘンシェルミキサーで良く混合し、高温に
保持したまま減圧脱泡し、金皿に充填して冷却固化させ
て、油性ファンデーションを得た。得られた油性ファン
デーションは、塗布時ののびがよく、油っぽさがなくさ
っぱりしていて密着感があり、化粧効果に優れていた。 (1)シリコーン油(20cs) 22.0(質量%) (2)流動パラフィン 40.0 (3)ワセリン 2.7 (4)パルミチン酸デキストリン 5.3 (5)実施例1の粉体 30.0
【0039】(比較例4)製造例2で得られた多孔質球
状シリカを使用した以外は、実施例2と同様の原料成分
及び配合条件で油性ファンデーションを試作した。製造
例2で得られた多孔質球状シリカは、崩壊性が無いため
この油性ファンデーションは、塗布時に感触の滑らかさ
はあるものの肌目を整え毛穴を目立たせない効果はより
劣っていた。
【0040】(比較例5)崩壊性酸化チタン(触媒化成
チタンマイクロビード)平均粒子径8μを用い、以下原
料成分を所定量配合して油性ファンデーションを試作し
た。試作方法としては、(6)〜(11)の原料成分を
ヘンシェルミキサーで撹拌混合し、アトマイザーで粉砕
した。 次いで前記原料に(5)を加えてヘンシェルミ
キサーで撹拌混合した後、予め加熱溶融、混合した原料
成分(1)〜(5)を加えヘンシェルミキサーで混合
し、高温に保持したまま減圧脱泡し、金皿に充填して冷
却固化させて、油性ファンデーションを得た。
【0041】 (1)シリコーン油(20cs) 12.0(質量%) (2)流動パラフィン 20.0 (3)ワセリン 2.7 (4)パルミチン酸デキストリン 5.3 (5)崩壊性酸化チタン 10.0 (6)シリコン処理タルク 15.0 (7)シリコン処理酸化チタン 15.0 (8)シリコン処理黄酸化鉄 1.0 (9)シリコン処理ベンガラ 0.8 (10)シリコン処理黒酸化鉄 0.06 (11)シリコン処理セリサイト 18.14
【0042】用いた崩壊性酸化チタンについて動的粘弾
性の測定を行ったところ貯蔵弾性率は、応力値24.9
Paから38.2Paにかけて、94000Paから9
1Paに減少し、dlog(貯蔵弾性率)/dlog
(剪断応力)の最小値は約−16.2であった。得られ
た油性ファンデーションは、塗布時に感触の滑らかさは
若干あるものの、透明感や肌目を整え毛穴を目立たせな
い効果はより劣っていた。上記、実施例2および比較例
4,5で得られた油性ファンデーションを20人の女性
パネラーによりのび、肌目を整える効果、透明感、毛穴
の目立ちにつき官能評価を行った。結果を表2に示す。
なお、評価は5点法によって行い平均点を採用した。 5−−−非常に良い 4−−−やや良い 3−−−普通 2−−−やや劣る 1−−−非常に劣る
【0043】
【表2】
【0044】(実施例3)製造例5の崩壊性多孔質球状
シリカを使用し、以下原料成分を所定量配合してヘンシ
ルミキサーで混合し120℃で7時間加熱してシリコン
処理した。 (1)ジメチルシリコーン油(200cs) 12.0(質量%) (2)メチルハイドロジェンポリシロキサン 5.0 (3)製造例5の崩壊性多孔質球状シリカ 83.0
【0045】以下原料成分を所定量配合してパウダーフ
ァンデーションを試作した。試作方法としては、(7)
〜(11)の原料成分をヘンシェルミキサーで撹拌混合
し、アトマイザーで粉砕した。次いで前記原料に(6)
を加えてヘンシェルミキサーで撹拌混合した後、予め加
熱溶融、混合した原料成分(1)〜(5)を加えヘンシ
ェルミキサーで混合し、アトマイザーで粉砕した。これ
を金型に圧縮成型してパウダーファンデーションを得
た。得られたパウダーファンデーションは、実施例1の
ものと比較し、更に塗布時の伸びが良く、感触が滑らか
で、密着感に優れ、仕上がりの化粧膜が均一で自然なも
のであった。
【0046】 (1)スクワラン 10.6(質量%) (2)シリコーン油(100cs) 3.0 (3)ワセリン 0.67 (4)グリセリン 0.67 (5)香料 0.06 (6)シリコン処理崩壊性多孔質球状シリカ 33.0 (7)シリコン処理タルク 12.0 (8)シリコン処理酸化チタン 10.0 (9)シリコン処理黄酸化鉄 1.0 (10)シリコン処理ベンガラ 0.8 (11)シリコン処理黒酸化鉄 0.06 (12)シリコン処理セリサイト 28.14
【0047】(実施例4)次のようなリキッドファンデ
ーションを作った。シリコン処理崩壊性多孔質球状シリ
カは実施例3で用いたものを使用した。 成分(A)(1)シクロメチコン 12.0(質量%) (2)乳化型揮発性オイル 2.0 (3)シリコン処理崩壊性多孔質球状シリカ 4.0 (4)シリコン処理酸化チタン 5.0 (5)シリコン処理ベンガラ七宝 0.7 (6)シリコン処理黄酸化鉄 0.2 (7)シリコン処理黒酸化鉄 0.1 (8)シリコン処理タルク 2.0 成分(B)(9)プロピルパラベン 0.2 (10)ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.5 成分(C)(11)乳化型揮発性オイル 18.0 (12)ジメチルシリコン(50cs) 3.0 (13)酢酸トコフェロール 0.1 (14)コーンオイル 0.05 成分(D)(15)メチルパラベン 0.2 (16)プロピレングリコール 8.0 成分(E)(17)精製水 41.45 (18)デヒドロ酢酸ナトリウム 0.3 (19)パントテニールアルコール 0.2 (20)塩化ナトリウム 2.0
【0048】成分(A)の顔料(4)〜(8)を加えヘ
ンシェルミキサーで混合し、アトマイザーで粉砕し、他
の成分を加え均一に混合した。成分(B)(C)(D)
(E)を各々60℃にて加熱溶解し、成分(A)(B)
(C)と成分(D)(E)を各々混合した。ホモジナイ
ザーで油層成分を撹拌しながら水層成分を少しずつ加え
乳化し冷却後、リキッドファンデーションを得た。得ら
れたリキッドファンデーションは、塗布時の伸びが良
く、感触が滑らかで、密着感に優れ、仕上がりの化粧膜
が均一で自然なものであった。
【0049】(比較例6)次のようなリキッドファンデ
ーションを作った。 成分(A)(1)シクロメチコン 12.0(質量%) (2)乳化型揮発性オイル 2.0 (3)シリコン処理酸化チタン 5.0 (4)シリコン処理ベンガラ七宝 0.7 (5)シリコン処理黄酸化鉄 0.2 (6)シリコン処理黒酸化鉄 0.1 (7)シリコン処理タルク 6.0 成分(B)(8)プロピルパラベン 0.2 (9)ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.5 成分(C)(10)乳化型揮発性オイル 18.0 (11)ジメチルシリコン(50cs) 3.0 (12)酢酸トコフェロール 0.1 (13)コーンオイル 0.05 成分(D)(14)メチルパラベン 0.2 (15)プロピレングリコール 8.0 成分(E)(16)精製水 41.45 (17)デヒドロ酢酸ナトリウム 0.3 (18)パントテニールアルコール 0.2 (19)塩化ナトリウム 2.0
【0050】成分(A)の顔料(3)〜(7)を加えヘ
ンシェルミキサーで混合し、アトマイザーで粉砕し、他
の成分を加え均一に混合した。成分(B)(C)(D)
(E)を各々60℃にて加熱溶解し、成分(A)(B)
(C)と成分(D)(E)を各々混合した。ホモジナイ
ザーで油層成分を撹拌しながら水層成分を少しずつ加え
乳化し冷却後、リキッドファンデーションを得た。得ら
れたリキッドファンデーションは、塗布時に感触の滑ら
かさは若干あるものの、透明感や肌目を整え毛穴を目立
たせない効果はより劣っていた。上記、実施例4および
比較例6で得られたリキッドファンデーションを20人
の女性パネラーによりのび、皮膚への付着性、透明感、
毛穴の目立ちにつき官能評価を行った。結果を表3に示
す。なお、評価は5点法によって行い平均点を採用し
た。 5−−−非常に良い 4−−−やや良い 3−−−普通 2−−−やや劣る 1−−−非常に劣る
【0051】
【表3】
【0052】(実施例5)製造例6の崩壊性多孔質球状
シリカを使用し、以下原料成分を所定量配合してヘンシ
ルミキサーで混合し120℃で7時間加熱してシリコン
処理した。 (1)ジメチルシリコーン油(200cs) 14.0(質量%) (2)メチルハイドロジェンポリシロキサン 6.0 (3)製造例6の崩壊性多孔質球状シリカ 80.0
【0053】以下原料成分を所定量配合してスキンケア
乳液を試作した。試作方法としては、成分(1)から
(3)を室温で混合し90℃にて完全に溶解したもの
に、成分(4)を加え75℃にて混合した。ついで
(5)を加えて均一になるまで混合した。成分(6)か
ら(8)を室温で混合し75℃にて完全に溶解し、ホモ
ジナイザーで油層成分を撹拌しながら水層成分を少しず
つ加え乳化し冷却後、スキンケア乳液を得た。得られた
スキンケア乳液は、塗布時の伸びが良く、感触が滑らか
で、肌目を整え毛穴を目立たなくする効果が認められ
た。
【0054】 (1) デキストリンパルミテート 1.5(質量%) (2) トリ2エチルヘキサン酸グリセリル 4.7 (3) ジメチルポリシロキサンコポリオール 1.85 (4) シクロメチコン 18.5 (5) シリコン処理崩壊性多孔質球状シリカ 7.5 (6) 塩化ナトリウム 0.46 (7) メチルパラベン 0.2 (8) 精製水 65.29
【0055】
【発明の効果】多孔質球状シリカ粒子の平均粒子径、最
大粒子径、細孔容積、及び動的粘弾性測定結果における
dlog(貯蔵弾性率)/dlog(剪断応力)の勾配
を特定の範囲とすることにより、該シリカ粒子に手指ま
たはパフ等による圧力または摩擦などにより崩壊する性
質を付与し、特に塗布した際に肌に透明性を与え、肌目
を整え、毛穴を目立たなくする優れた肌用化粧料を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製造例1で得られた崩壊性多孔質
球状シリカ粒子について測定されたlog(剪断応力)
対log(貯蔵弾性率)の相関をグラフにしたもの。
【図2】比較用の製造例2で得られた多孔質球状シリカ
粒子について測定されたlog(剪断応力)対log
(貯蔵弾性率)の相関をグラフにしたもの。
【図3】比較用の製造例3で得られた多孔質球状シリカ
粒子について測定されたlog(剪断応力)対log
(貯蔵弾性率)の相関をグラフにしたもの。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 俊哉 千葉県市原市五井海岸10番地 旭硝子株式 会社内 (72)発明者 田中 正治 千葉県市原市五井海岸10番地 旭硝子株式 会社内 (72)発明者 三好 泰蔵 埼玉県さいたま市上落合1−9−1 (72)発明者 堀野 政章 神奈川県相模原市大野台1−23−12 (72)発明者 井上 真樹 福岡県北九州市北湊町13番1号 洞海化学 工業株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AB171 AB242 AB432 AC021 AC022 AC122 AC392 AC482 AD022 AD152 AD172 AD242 CC02 CC12 DD17 DD23 DD31 EE03 EE07 EE10 EE12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒子径(体積基準)が3.0〜20
    μm、最大粒子径が50μm以下、細孔容積が1.5〜
    3.0cm3 /gの粉体であって、かつ前記粉体の見掛
    け体積15cm3 に対し、スクワランを40g添加して
    得られたペーストを、直径2cmのパラレル・プレート
    間に厚さ2mmで充填し、前記プレートの一方を他方に
    対して周波数2Hzで角振動させ、プレート間の平均剪
    断応力を10Paから10kPaまで増加させながら動
    的粘弾性を測定し、log(剪断応力)対log(貯蔵
    弾性率)の相関を求めたときに、dlog(貯蔵弾性
    率)/dlog(剪断応力)の最小値が−10以上であ
    る多孔質球状シリカを、化粧料基材に配合したことを特
    徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 化粧料中に配合される多孔質球状シリカ
    の配合割合が1〜80質量%である請求項1に記載され
    た肌用化粧料。
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