JP2003137405A - 断熱パネル生産設備及び断熱パネル生産方法 - Google Patents

断熱パネル生産設備及び断熱パネル生産方法

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JP2003137405A JP2001336785A JP2001336785A JP2003137405A JP 2003137405 A JP2003137405 A JP 2003137405A JP 2001336785 A JP2001336785 A JP 2001336785A JP 2001336785 A JP2001336785 A JP 2001336785A JP 2003137405 A JP2003137405 A JP 2003137405A
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insulation panel
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備全体の大型化を抑制することのできる断
熱パネル生産設備を提供すること。 【解決手段】 函体とこの函体の内部に形成される発泡
体により構成される断熱パネルを生産するための断熱パ
ネル生産設備であって、函体の内部に発泡体を形成する
ために、函体がセットされるセット治具Jと、函体がセ
ットされたセット治具を上下方向からプレスするプレス
装置17と、セット治具Jを多数保管可能なラック1
0,11と、ラック10,11と、プレス装置17との
間でセット治具Jを移動させる取り出し移動機構Tと、
プレス装置17によりプレスされた状態の函体の内部に
発泡原液組成物を注入するミキシングヘッド19と、取
り出し移動機構Tを制御する制御装置とを備え、ラック
10,11に保管されているセット治具Jを取り出して
プレス装置17へと移動させ、かつ、注入処理済セット
治具をラック10,11へと戻すように、取り出し移動
機構Tを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、函体とこの函体の
内部に形成される発泡体により構成される断熱パネルを
生産するための断熱パネル生産設備及び断熱パネル生産
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】断熱パネルは、建造物の壁パネル、床パ
ネル、天井パネル、屋根パネル等の用途として利用され
ている。断熱パネルは、図6に概略構造を示すように、
上面材1と、下面材2と、上面材1と下面材2との間に
設けられる枠体3からなる函体K (ワークパネル) によ
り構成され、これら上面材1と下面材2と枠体3とによ
り囲まれる空間3aに発泡体(硬質ポリウレタンフォー
ム等)が充填される。このように構成される断熱パネル
は、軽量でかつ断熱性に優れているという長所がある。
【0003】かかる断熱パネルを製造する場合の製造工
程について、その概略を説明する。まず、断熱パネルを
製造するためには、セット治具が必要である。上述した
函体Kの空間3aに発泡原液組成物を注入するために
は、例えば、枠体3の一部に形成した孔3bを介して発
泡原液組成物が注入される。発泡原液組成物を注入する
と、発泡原液組成物は反応・発泡して函体の上下の面材
1,2に対して圧力をかける。この函体K内に充填され
る発泡する圧力の発生により、函体Kを変形させようと
する。そこで、発泡圧力により函体Kが変形しないよう
にするために、セット治具(発泡治具ともいう。)を使
用している。セット治具は、上型と下型を有しており、
この上型と下型との間に函体Kをセットする。上型と下
型で函体を挟持することにより、函体の変形を防止す
る。
【0004】従来技術における断熱パネルの製造工程で
は、発泡原液組成物の注入を行うための注入装置が設け
られ、この注入装置を基準として, 例えば、サークル状
の製造ラインが構成されている。この製造ラインのうち
の、注入装置よりも上流側の領域では、セット治具内に
函体がセットされる。函体がセットされたセット治具が
注入装置に送り込まれてくると、函体の内部に発泡原液
組成物が注入される。発泡原液組成物が注入された函体
がセットされたセット治具は、注入装置から送り出され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
断熱パネル生産設備は多くの設置スペースを必要とする
という問題がある。まず、函体をセットするためのセッ
ト治具を必要とするが、断熱パネルの生産を効率よく行
うためには、多数のセット治具を必要とし、この多数の
セット治具は保管倉庫に保管されている。しかしなが
ら、この保管倉庫は、製造ラインの動きとは連動するも
のではなく、製造ラインとは関係のない場所に配置され
ていることもあり、保管倉庫も含めて設備全体が大型化
する要因となっていた。
【0006】また、函体の内部に発泡原液組成物を注入
した後も発泡が終了するまでは、セット治具から函体
(製品としての断熱パネル)を取り出すことはできな
い。つまり、発泡が終了するまでは、セット治具の内部
に函体をセットしておかなければならない。
【0007】例えば、断熱効果の高い硬質ポリウレタン
フォームの場合は、発泡原液組成物を函体の内部に注入
するときに、該函体を構成する面材にこれを変形させる
圧力が生じるため、セット治具をプレス装置にて所定時
間加圧する必要が有る。また、発泡体を充填した函体を
セット治具にて押さえたままでキュアリングを行う必要
が有る。かかるキュアリングは、一般的には30〜40
℃にて数十分間(この時間は、発泡条件や製品の厚み・
密度により決まる。 )行われる。なお、硬質ウレタン
フォームの流れとしてフロン対策や、難燃処方(イソシ
アネートフォーム他)を考慮した場合、雰囲気温度を5
0〜55℃に設定することもある。
【0008】したがって、製造ラインのうちの注入装置
の下流側にも多数のセット治具を配置(放置)しておく
ためのスペースが必要であり、この点においても設備が
大型化する要因となっていた。
【0009】さらに、断熱パネルは、用途により形状と
仕様が異なり、多品種少量生産を行うことが要求され
る。従って、従来のサークル状の製造ラインでは異なる
寸法のセット治具を数多く準備しておき、生産の進行に
応じてライン状のセット治具を交換することが要求さ
れ、段替えの工数が必要であり、セット治具を保存する
場所も必要である。またラインではセット治具は連続し
て移動するために、キュアリングに要する時間を考慮す
ると大きなスペースを必要とし、経済的ではない。
【0010】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その課題は、設備全体の大型化を抑制することの
できる断熱パネル生産設備を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る断熱パネル生産設備は、函体とこの函体の
内部に形成される発泡体により構成される断熱パネルを
生産するための断熱パネル生産設備であって、函体の内
部に発泡体を形成するために、函体がセットされるセッ
ト治具と、函体がセットされたセット治具を上下方向か
らプレスするプレス装置と、セット治具を多数保管可能
な保管倉庫と、前記保管倉庫と、前記プレス装置との間
でセット治具を移動させる取り出し移動機構と、前記プ
レス装置によりプレスされた状態の函体の内部に発泡体
を形成するための発泡原液組成物を注入する注入装置
と、前記取り出し移動機構を制御する制御装置とを備
え、制御装置は、前記保管倉庫に保管されているセット
治具を取り出して前記プレス装置へと移動させ、かつ、
前記注入装置による発泡原液組成物の注入がされた函体
がセットされたセット治具を前記保管倉庫へと戻すよう
に、前記取り出し移動機構を制御することを特徴とする
ものである。
【0012】この構成による断熱パネル生産設備の作用
・効果は、以下の通りである。まず、函体がセットされ
るセット治具が保管される保管倉庫が設けられている。
この函体の内部に発泡原液組成物を注入する場合は、セ
ット治具に函体をセットする。そして、この函体のセッ
トされたセット治具をプレス装置(又は, その近傍)の
所定の位置に設置する。次に、プレス装置によりセット
治具を上下方向からプレスする。これにより、発泡原液
組成物の注入時の圧力により函体及びセット治具が変形
するのを防止し、また、所定の厚み・形状の断熱パネル
が得られるようにすることができる。このように、プレ
ス装置によりセット治具をプレスした状態で、注入装置
により発泡原液組成物を注入する。
【0013】一方、取り出し移動機構と、この取り出し
移動機構を制御する制御装置が設けられている。取り出
し移動機構は、保管倉庫に保管されているセット治具を
プレス装置に移動させることができる。また、発泡原液
組成物の注入された函体がセットされたセット治具は、
上記取り出し移動機構により保管倉庫へ戻される。この
セット治具は保管倉庫において、最低キュアーが終了す
るまで保管されることになる。
【0014】以上のように、制御装置により制御される
取り出し移動機構を設けることにより、保管倉庫を製造
ラインの一部として機能させることができる。つまり、
従来技術においては、多数のセット治具を待機させてお
くためのスペースを保管倉庫とは別に(すなわち、 製
造ライン上に)必要としていたが、上記のごとく構成す
ることにより、保管倉庫にあるスペースを有効に活用す
ることができる。その結果、設備全体の大型化を抑制す
ることのできる断熱パネル生産設備を提供することがで
きる。
【0015】また、いわゆる自動倉庫として機能する保
管倉庫と、取り出し移動機構を断熱パネル生産設備に組
み込むことにより、段替えを容易に行うことができる。
特に、セット治具を多数使用する場合には、保管倉庫の
有する保管スペースを有効に活用することができる。
【0016】本発明の好適な実施形態として、前記プレ
ス装置の近傍に待機ゾーンを設け、前記取り出し移動機
構により前記保管倉庫から取り出されたセット治具を、
待機ゾーンにて一旦待機させるように構成したものがあ
げられる。
【0017】この構成によると、保管倉庫から取り出さ
れたセット治具は、直ちにプレス装置へと移動させるの
ではなく、一旦待機ゾーンにて待機させられる。この待
機ゾーンに待機させている間に、取り出し移動機構によ
り、発泡原液組成物の注入がされた前記函体がセットさ
れた前記セット治具(以下、「注入処理済セット治具」
と称する。 )をプレス装置から保管倉庫へと移動させ
ることができる。これにより、断熱パネルの製造効率を
上げることができる。
【0018】本発明の別の好適な実施形態として、前記
制御装置は、セット治具がプレス装置の所定個所に設置
され、函体への発泡原液組成物の注入が行われている間
に、次に処理すべきセット治具を取り出すべく前記取り
出し移動機構を制御するものがあげられる。
【0019】セット治具がプレス装置の所定箇所に設置
されたのち、発泡原液組成物の注入が終了するまで取り
出し移動機構を待機させておくという方法も考えられる
が、製造効率の点では好ましくない。そこで、セット治
具が所定箇所に設置されると、取り出し移動機構により
次に処理すべきセット治具を取り出すようにすることに
より、取り出し移動機構を遊ばせておく時間を減らすこ
とができ、製造効率を上げることができる。
【0020】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記制御装置は、前記取り出し移動機構が次に処理すべ
きセット治具を前記保管倉庫から取り出した後に、前記
待機ゾーンに当該セット治具を移載し、その後、前記プ
レス装置に移動できるように、取り出し移動機構を制御
するものがあげられる。
【0021】取り出し移動機構により次に処理すべきセ
ット治具を保管倉庫から取り出した場合に、直ちにプレ
ス装置に移動させるのではなく、待機ゾーンに当該セッ
ト治具を移載する。その後、そのままプレス装置に移動
し、注入処理済セット治具をプレス装置から保管倉庫へ
と移動させる。これにより、発泡原液組成物の注入から
保管倉庫への移動時間を最短とすることができ、効率よ
く稼動をさせることができる。この点においても、製造
効率の改善に貢献する。
【0022】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記プレス装置又は前記注入装置に近接して引き出し装
置を設け、前記引き出し装置は、前記プレス装置の所定
位置にあるセット治具を前記所定位置とは別の位置に引
出し可能に構成し、別の位置において、セット治具へ函
体をセット可能に構成したものがあげられる。
【0023】かかる引き出し装置を設けることにより、
プレス装置の所定位置にあるセット治具を別の位置に引
き出すことができる。そして、この別の位置において、
セット治具の中に函体をセットする。また、セット治具
の中に発泡が終了した函体、すなわち、製品としての断
熱パネルが入っている場合は、これを取り出してから新
たに函体をセットすることができる。これにより、作業
を効率よく行うことができる。
【0024】本発明の更に別の好適な実施形態として、
セット治具には識別コードが付与されるものがあげられ
る。
【0025】セット治具はその多数が保管倉庫にて保管
される。また、保管される場合にも注入処理済セット治
具が保管されることもある。この注入処理済セット治具
は、発泡が終了すると函体を取り出す必要がある。した
がって、保管倉庫に保管されているセット治具を個別に
管理しなければならない。そこで、セット治具に識別コ
ードを付与することにより、個々のセット治具をことに
より管理することが可能である。
【0026】本発明の更に別の好適な実施形態として、
前記取り出し移動機構は、セット治具を搭載する移動体
と、移動体を案内するレールとを備え、レールの幅方向
片側又は両側に前記保管倉庫及び前記プレス装置を配置
したものがあげられる。
【0027】取り出し移動機構として、移動体と、移動
体を案内するレールを備えている。また、レールの幅方
向の片側又は両側に保管倉庫やプレス装置を配置する。
これにより、移動体をレールに沿って移動させること
により、セット治具の取り出しや所定箇所への載置を行
うことができる。また、レールの幅方向両側に装置等を
配置することにより、効率の良い配置構成とすることが
でき、設備全体の大型化を抑制することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明にかかる断熱パネル生産設
備の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、
断熱パネル生産設備の全体構成を示す平面図である。こ
の設備を用いて製造される断熱パネルの一例は、図6に
おいて既に説明したように、上面材1と、下面材2と、
上面材1と下面材2との間に設けられる枠体3からなる
ワークパネルK (函体に相当する。)により構成され、
これら上面材1と下面材2と枠体3とにより囲まれる空
間3aに発泡原液組成物が注入され、発泡・硬化して断
熱パネルが形成される。
【0029】かかる断熱パネルを製造するためには、セ
ット治具が必要である。上述したワークパネルの空間3
aに発泡原液組成物を注入するためには、例えば、枠体
3の一部に形成した孔3bを介して発泡原液組成物が注
入される。発泡原液組成物を注入すると、注入圧や発泡
圧によりワークパネルを変形させようとする。そこで、
発泡圧力によりワークパネルが変形しないようにするた
めに、セット治具を使用し、このセット治具を上下方向
からプレスしている。このセット治具の一例を図2に示
す。セット治具Jは、上型5と下型6を有しており、こ
の上型5と下型6との間にワークパネルKをセットす
る。上型5と下型6でワークパネルKを挟持することに
より、ワークパネルKの変形を防止する。なお、下型6
に対して上型5が開くような構成を採用しており、両者
をロックするロック機構(不図示)が設けられている。
以上のように、断熱パネルを製造するためには、ワーク
パネルKをセットするためのセット治具Jが多数必要と
なる。
【0030】図1において、この設備はラック10,1
1を備えている。このラック10,11は、多数のセッ
ト治具Jを保管しておくための保管倉庫として機能す
る。この図例ではラック10,11は4箇所に設けられ
ているが、これは生産量にあわせて適宜設定できるもの
である。 また、例えば、ラック10では、保管エリア
10aは、平面視で9箇所となっているが、ラック10
は立体的な構造を有しており、3段構造にすれば、9×
3= 27箇所の保管エリア10aを形成することができ
る。もちろん、ラック10をどの程度の段数で構成する
かも適宜設定できるものである。この点は、他のラック
11〜13についても同様である。
【0031】ラック10,10の間、及び、ラック1
1,11の間には、取り出し移動機構Tが設けられてい
る。この取り出し移動機構Tの機能は、各ラック10,
11に保管されているセット治具Jを保管エリアから取
り出して、後述するプレス装置へ向けて移送することで
ある。また、発泡原液組成物が注入されたワークパネル
Kがセットされたセット治具J(注入処理済セット治
具)を保管エリアへと移載する機能も有する。
【0032】取り出し移動機構Tは、1本のスタッカー
レール14と、このスタッカーレール14に沿って移動
するスタッカー15(移動体に相当する。 )とを備え
ている。スタッカー15は、図1の紙面に垂直な方向に
沿って移動可能な移動台を備えており、ラック10(以
下、説明はラック10に関して行うがラック11に関し
ても同じ)の任意の位置にある保管エリアからのセット
治具Jの取り出し、保管エリアへのセット治具の移載を
行う。
【0033】スタッカー15には、出退可能なレール部
材16が設けられており、保管エリアに保管されている
セット治具Jをレール部材16に載せて、スタッカー1
5へと移動させることができる。レール部材16を出退
させる機構については、公知の駆動機構を用いることが
できる。なお、レール部材16は各ラック10の保管エ
リアのそれぞれに出退可能に設けられていても良い。こ
の場合も、レール部材16が取り出し移動機構として機
能する。スタッカーレール14は直線状に延びており、
その幅方向両側にラック10が配置されている。また、
スタッカーレール14の幅方向両側には、プレス装置1
7と、待機ゾーン18と、ミキシングヘッド19と、引
き出し装置20が配置されている。このように、スタッ
カーレール14の幅方向両側にラック10や各装置を配
置することにより、効率的に配置することができ、設備
全体の大型化を抑制することができる。
【0034】キュアリングには温度条件も必要であり、
各ラック10から給電し、セット治具Jに取り付けたヒ
ーターと温度センサーにより自動制御される。
【0035】プレス装置17は、ワークパネルKがセッ
トされたセット治具Jを上下方向からプレスすることに
より、ワークパネル内部に発泡原液組成物が注入される
ときの注入圧力や発泡圧力によるセット治具Jの変形を
防止する。 また、プレスすることにより、所定の厚み
の断熱パネルを得ることができる。プレスの終了したセ
ット治具Jは、スタッカー15へと移載されるが、プレ
ス装置17からスタッカー15へのセット治具Jの移動
は、スタッカー15に設けられたレール部材16を利用
することができる。
【0036】ミキシングヘッド19は、ワークパネルK
がセットされたセット治具J内のワークパネルの内部に
発泡原液組成物を注入する注入装置として機能する。
ミキシングヘッド19は、ヘッド台23に搭載されてお
り、レール部材24に沿って移動することができる。
【0037】待機ゾーン18は、セット治具Jを待機さ
せておくためのエリアである。ラック10から取り出さ
れたセット治具Jを直ちにプレス装置17に移動するの
ではなく、一旦待機ゾーン18に移動させる。待機ゾー
ン18にセット治具Jを移載すると、スタッカー15は
待機ゾーン18からプレス装置17へと移動する。そし
て、スタッカー15は、注入処理済セット治具Jをラッ
ク10に戻す。注入処理済セット治具Jをラック10に
戻すのは、発泡原液組成物を注入した直後に製品として
の断熱パネルが完成するのではないからである。すなわ
ち、 発泡原液組成物を注入し、発泡してゲル化した
後、キュアリング時間を確保する必要がある。そのため
に、注入処理済セット治具Jをラック10に保管してお
く。
【0038】待機ゾーン18からプレス装置17へと注
入処理済セット治具Jを移動するためにレール部材25
が設けられている。待機ゾーン18からプレス装置17
へと移動したセット治具Jは、そのまま引き出し装置2
0へと移動させられる。引き出し装置20は、プレス装
置17にあるセット治具Jを作業者の手元まで引き寄せ
ることができる。作業者は、手元に引き寄せられてきた
セット治具Jの中に、ワークパネルKをセットする。こ
のワークパネルKは、まだ内部に発泡原液組成物が注入
されていないものである。セット治具Jにワークパネル
Kをセットし終わると、引き出し装置20により再びプ
レス装置17に送り込む。プレス装置17に送り込まれ
たセット治具J内のワークパネルKに発泡原液組成物が
注入されることになる。また、手元に引き寄せられたセ
ット治具Jの内部に、既にワークパネルKがある場合
は、これを取り出す。このワークパネルKは、ラック1
0における所定のキュア時間が終了したものであり、取
り出されたワークパネルKは、製品としての断熱パネル
である。
【0039】引き出し装置20とプレス装置17と待機
ゾーン18は、スタッカーレール14と並行に互いに近
接(隣接)して配置されており、設備全体が大きくなら
ないように効率よく配置されている。また、各引き出し
装置20に隣接して、製品搬送コンベア26が設けられ
ている。製品搬送コンベア26における製品(断熱パネ
ル)の搬送方向は、図1の矢印で示すように、スタッカ
ーレール14とは直交する方向である。引き出し装置1
7により引き寄せられた注入処理済セット治具Jから取
り出された断熱パネルは、作業者により製品搬送コンベ
ア26に移し替えられる。製品搬送コンベア26の搬送
経路上には検査装置27が設けられており、断熱パネル
の良品・不良品を検査する。図2に、断熱パネル生産設
備に備えられた制御機構の一部を示す。 制御機構の中
核としてパソコン30が設けられている。ラベラー31
は、内型4の側面に付与される識別コードラベルを作成
する。識別コードは各内型4(すなわち、各セット治
具)に対して付与されるものである。識別コードは、バ
ーコードにより形成され、このバーコードを読み取るた
めのバーコードリーダ33が設けられている。
【0040】ミキシングヘッド制御盤34は、ミキシン
グヘッド19から吐出される発泡原液組成物の吐出量等
を制御する。また、ミキシングヘッド19から発泡原液
組成物を吐出するために、高圧ポンプ35と、流量計3
6が設けられている。また、ミキシングヘッド19から
の注入状況を確認するためのモニター37が設けられて
いる。
【0041】さらに、下型6の内部の温度をモニターす
るために、温度センサー38が設けられている。これ
は、発泡原液組成物による発泡が適切に行われるように
温度をチェックするものであり、必要に応じて下型6に
はヒーター等の加熱手段が設けられる。
【0042】<制御ブロック構成>図3は、断熱パネル
生産設備の制御ブロック構成を示す図である。最上位
に、生産管理CPUが設けられ、その管理下に、搬送ラ
ックシステムCPU、発泡管理CPU、検査CPUが設
けられている。搬送ラックシステムCPUは、スタッカ
ー15やラック10内の温度管理その他の制御を行う。
発泡管理CPUは、ミキシングヘッド19等の発泡機
と、プレス装置17の制御を行う。検査CPUは、検査
装置27の管理を行う。
【0043】<断熱パネルの製造工程>次に、断熱パネ
ルを製造する工程について、図4のダイヤグラム及び図
5のフローチャートを中心に説明する。図4において、
横軸は時刻(T)を示す。また縦軸は、ラック10、待
機ゾーン18、プレス装置17の位置を示す。
【0044】各ラック10には多数のセット治具Jが保
管してあり、ある保管エリアに保管してあるセット治具
を取り出す(#1,T1)。なお、各セット治具には識
別コードが付与されていると共に、各保管エリアにも識
別コードが付与されている。したがって、どの保管エリ
アにどのような状態のセット治具が保管されているか
は、すべてコンピュータ(パソコン30)により管理さ
れている。
【0045】以下、説明の便宜上、最初に処理されるセ
ット治具に番号「J1」を付し、以後の処理されるセッ
ト治具には「J2」「J3」・・・を付す。セット治具
J1の取り出しのため、当該セット治具J1が保管され
ている保管エリアに、スタッカー15を移動させる。ス
タッカー15が現在どの位置にいるかは、原点からの距
離により管理される。スタッカー15の移動が完了する
と、レール部材16を駆動させてセット治具をラック1
0からスタッカー15へと移動させる(#1,T1)。
【0046】次に、セット治具J1を搭載したスタッカ
ー15をプレス装置17の方に向けて移送する(#2,
L1)。スタッカー15が、スタッカーレール14の所
定の位置にくると、再び、レール部材16を駆動させ
て、セット治具J1をスタッカー15から待機ゾーン1
8に移し替える(#3,T2)。
【0047】セット治具J1の移し替えが完了すると、
セット治具J1は待機ゾーン18からプレス装置17へ
とレール部材25により移送される(L2)。治具のロ
ックを解除しセット治具 (外治具) の蓋(上型)を開く
(#4)。次に、引き出し装置20により、蓋の開かれ
たセット治具J (内治具) をプレス装置17から引き出
し装置20の方向へと引き寄せる(#5)。セット治具
J1が作業者の手元にまで引き寄せられてくると、内型
4の内部にワークパネルKをセットする(#6)。ワー
クパネルKをセットすると、再び、引き出し装置20に
より、ワークパネルKのセットされたセット治具J1を
プレス装置17に向けて送り込む(#7)。所定の位置
にまでセット治具J1が送り込まれると、セット治具J
1の蓋を閉じる(#8)。
【0048】次に、プレス装置17を作動させて、セッ
ト治具J1をプレスする。これにより、発泡原液組成物
を注入する準備が完了する。そして、ミキシングヘッド
19を所定の位置に移動させる(#9)。バーコードリ
ーダで内型4のバーコードを読み取り、注入量を算出す
る(#10)。また、注入条件のチェックを行う。ミキ
シングヘッド19の移動が完了すると、発泡原液組成物
の注入を行う。これにより、セット治具J1内のワーク
パネルKの内部に発泡原液組成物が注入される(#1
1)。発泡原液組成物の注入が終了すると、ワークパネ
ルKの孔3b(図6参照)に栓がされる(#12)。こ
れにより、不用意に発泡原液組成物がもれてこないよう
にすることができる。なお、発泡原液組成物の注入を行
うときの注入量等の制御は、ミキシングヘッド制御盤3
4により行われる。上記の一連の処理は、図4のダイヤ
グラムではT1〜T6の間に行われる。一方、時刻T2
においては、セット治具J1の待機ゾーン18への移し
替えが終了すると、スタッカー15は次に処理をすべき
セット治具J2を取り出すべく、ラック10の別の保管
エリアへと向かう。このときのスタッカー15の動きは
図4のL3に示される。つまり、先ほど移し替えを行っ
たセット治具J1に関して発泡原液組成物の注入が行わ
れている間に、別のセット治具J2を取り出しに行くこ
とになる。これにより、効率よくセット治具Jを移動さ
せることができる。
【0049】上記のように発泡原液組成物の注入が行わ
れている間の、時刻T4にスタッカー15は、次に処理
すべきセット治具J2が保管されている保管エリアへと
移動する。 そして、先ほどと同じように、保管エリア
にあるセット治具J2を取り出して待機ゾーン18及び
プレス装置17に向けて移動する(L4)。
【0050】この移動工程の間に、先ほどのセット治具
J1にセットされているワークパネルKへの発泡原液組
成物の注入処理が進行する。スタッカー15は取り出し
た次に処理すべきセット治具J2は、待機ゾーン18に
移し替えられる(時刻T5)。セット治具J2は、セッ
ト治具J1の注入処理が終了するまで待機ゾーン18で
待機する(時刻T5〜T7)。一方、スタッカー15
は、セット治具J2を待機ゾーン18に移し替えた後、
プレス装置17のほうに向かう(L5)。
【0051】発泡原液組成物の注入が終了した注入処理
済セット治具J1は、時刻T6にて、プレス装置17か
らスタッカー15へと移動させられる(#13)。この
セット治具J1は、直ちにラック10の保管エリアにて
保管するため、スタッカー15により移動させられる
(#14)。この移動工程は、図4のL6で示される。
このように、スタッカー15がラック10とプレス装置
17との間を1回往復動する間に、ラック10から待機
ゾーン18へのセット治具J2の移動(工程L4)と、
プレス装置17からラック10へのセット治具J1の移
動(L6)の両方を行うので、効率よくセット治具Jの
移動を行うことができ、スタッカー15の移動距離も最
小限に押さえることができる。
【0052】一方、時刻T5にて待機ゾーン18に移し
替えられたセット治具J2は、レール部材25によりプ
レス装置17へと移送される。この工程はL7で示され
る。以下、セット治具J2に関する処理は、既に説明し
たとおりであり、図5のステップ#4以降に示される。
セット治具J2の注入処理の開始時点は時刻T8で示さ
れる。時刻T9にて、スタッカー15からラック10の
保管エリアへとセット治具J1の移し替えが行われる。
この場合、セット治具Jの保管場所は、もともとそのセ
ット治具Jが保管されていた保管エリアへ戻される。よ
って、制御部からの指令に基づいて、スタッカー15
は、元の保管エリアにセット治具J1を保管させる(#
15)。発泡原液組成物が注入された後、キュアーが終
了するまでは、保管エリアにて保管される。制御部30
は、セット治具Jに発泡原液組成物が注入された時間、
又は、注入処理済セット治具Jが保管エリアへと移載さ
れた時間を個々のセット治具Jごとに管理をする。 ま
た、個々のセット治具Jがどの保管エリアにおいて保管
されているかも管理される。そして、キュアー時間だけ
保管されたセット治具Jは、再び、ラック10から取り
出されることになる。なお、注入処理済セット治具Jを
保管するにあたり、温度を適切に設定する必要がある。
この温度は、通常30〜40℃に管理される(フロン対
策や難燃処方を考慮した場合は、50〜55℃に管理さ
れる)。そこで、図2でも説明したように、温度センサ
ー38によりセット治具内の温度をモニターしている。
そして、この温度を適切に維持するために、ヒーターの
加熱制御も行うことができるようになっている。なお、
保管エリアからセット治具Jの出し入れを行う場合は、
スパークを防止するため、ヒーターへの給電をストップ
する。
【0053】セット治具J1の移載が終了すると、次に
処理すべきセット治具J3をラック10から取り出す。
なお、どの保管エリアから取り出すかについても、制御
部30からの指令に基づいて行われる。
【0054】注入処理済セット治具Jがラック10に保
管され、所定時間が経過すると(#16)、スタッカー
15によりラック10から取り出す。この取り出し以降
の工程は、既に説明したステップ#1〜#5と同じであ
る。 そして、ステップ#5にて、セット治具Jが引き
寄せられると、作業者はその中にある製品(断熱パネ
ル)を取り出す(#20)。取り出された製品は、製品
搬送コンベア26に搭載されて搬送され(#21)、検
査装置27により検査を受け(#22)、検査の結果が
記録される。
【0055】図4のダイヤグラムで説明したように、セ
ット治具J1の処理を行っている間に、次に処理すべき
セット治具J2を取りに行くようにスタッカー15を制
御しているので、断熱パネルの製造効率を高めることが
できる。また、待機ゾーン18を設けており、この点に
おいてもスタッカー15を効率よく活用し、その結果と
して製造効率を高めている。
【0056】<別実施形態> (1)セット治具は、ワークパネルへの発泡原液組成物
の注入を行う時に必要とされる治具のことをいうもので
あり、本実施形態に開示された構造に限定されるもので
はない。セット治具の形状・構造・材料については、本
発明の枠内において適宜変更できるものである。また、
セット治具についても、標準パネルや異型パネルといっ
たパネル形状に応じて、種々用意することができる。ま
た、どの製造ラインで、どのような種類のパネルを製造
するかも任意に設定することができる。また、1つの製
造ラインで、種々の形状のパネルを混在した形で製造す
ることもできる。
【0057】(2)保管倉庫(ラック)や取り出し移動
機構の構成については、本実施形態の構造に限定される
ものではない。例えば、移動体とラック、プレス装置、
待機ゾーンとの間のセット治具の移し替えの機構につい
ては、種々の変形例が可能である。レール部材を出退可
能に構成する場合、当該レール部材を移動体側に構成す
るか、プレス装置や待機ゾーン側に構成するかは任意で
ある。また、レール部材によるものではなく、セット治
具を吊り上げて移動する機構により移載を行うようにし
ても良い。本実施形態として開示された、その他の構成
についても同様である。
【0058】(3)制御装置の構成についても図2、図
3の構成に限定されるものではなく、制御部は1つでな
く、複数設けられていても良い。 (4)図4に示すダイヤグラムでは、ラックからプレス
装置へ移動する途中で、スタッカーから待機ゾーンへと
セット治具を移し替えている。これに替えて、プレス装
置からラックへ移動する途中で、待機ゾーンからスタッ
カーへとセット治具の移し替えを行うように構成しても
良い。
【0059】(5)本発明における「保管倉庫と、プレ
ス装置との間でセット治具を移動させる取り出し移動機
構」とは、取り出し移動機構が直接、保管倉庫とプレス
装置との間でセット治具を出し入れするということだけ
でなく、本実施形態のように、待機ゾーンを介してプレ
ス装置へと移動させるような構成をも含むものである。
【0060】(6)本発明の生産設備は反応硬化型の発
泡体、例えばフェノールフォーム、硬質ポリウレタンフ
ォームを充填した断熱パネルの製造に使用可能である
が、特に硬質ポリウレタンフォームを使用した断熱パネ
ルの製造に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】断熱パネル生産設備の全体構成を示す平面図
【図2】断熱パネル生産設備に備えられた制御機構の一
部を示す図
【図3】断熱パネル生産設備の制御ブロック構成を示す
【図4】断熱パネルの製造工程を示すダイヤグラム
【図5】断熱パネルの製造工程を示すフローチャート
【図6】断熱パネルの構成を示す図
【符号の説明】
1 上面材 2 下面材 3 枠体 4 内治具 14 スタッカーレール 15 スタッカー 17 プレス装置 18 待機ゾーン 19 ミキシングヘッド 20 引き出し装置 J セット治具 K ワークパネル(函体) R ラック T 取り出し移動機構
フロントページの続き (72)発明者 名倉 由雄 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 (72)発明者 石田 吉晴 大阪府大阪市西区京町堀1丁目8番5号 明星工業株式会社内 Fターム(参考) 3F022 AA05 BB04 FF01 JJ09 KK01 MM01 MM35

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 函体とこの函体の内部に形成される発泡
    体により構成される断熱パネルを生産するための断熱パ
    ネル生産設備であって、 函体の内部に発泡体を形成するために、函体がセットさ
    れるセット治具と、 函体がセットされたセット治具を上下方向からプレスす
    るプレス装置と、 前記セット治具を多数保管可能な保管倉庫と、 前記保管倉庫と、前記プレス装置との間でセット治具を
    移動させる取り出し移動機構と、 前記プレス装置によりプレスされた状態の函体の内部に
    発泡体を形成するための発泡原液組成物を注入する注入
    装置と、 前記取り出し移動機構を制御する制御装置とを備え、 前記制御装置は、前記保管倉庫に保管されているセット
    治具を取り出して前記プレス装置へと移動させ、かつ、
    前記注入装置による発泡原液組成物の注入がされた函体
    がセットされたセット治具を前記保管倉庫へと戻すよう
    に、前記取り出し移動機構を制御することを特徴とする
    断熱パネル生産設備。
  2. 【請求項2】 前記プレス装置の近傍に待機ゾーンを設
    け、前記取り出し移動機構により前記保管倉庫から取り
    出された前記セット治具を、前記待機ゾーンにて一旦待
    機させるように構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の断熱パネル生産設備。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、前記セット治具が前記
    プレス装置の所定個所に設置され、函体への発泡原液組
    成物の注入が行われている間に、次に処理すべきセット
    治具を取り出すべく前記取り出し移動機構を制御するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の断熱パネル生産
    設備。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、前記取り出し移動機構
    が前記次に処理すべきセット治具を前記保管倉庫から取
    り出した後に、前記待機ゾーンに当該セット治具を移載
    し、その後、前記プレス装置に移動できるように、取り
    出し移動機構を制御することを特徴とする請求項3に記
    載の断熱パネル生産設備。
  5. 【請求項5】 前記プレス装置又は前記注入装置に近接
    して引き出し装置を設け、引き出し装置は、前記プレス
    装置の所定位置にあるセット治具を前記所定位置とは別
    の位置に引き寄せ可能に構成し、前記別の位置におい
    て、セット治具へ函体をセット可能に構成したことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に断熱パネル生産
    設備。
  6. 【請求項6】 セット治具には識別コードが付与される
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    断熱パネル生産設備。
  7. 【請求項7】 前記取り出し移動機構は、セット治具を
    搭載する移動体と、移動体を案内するレールとを備え、 レールの幅方向片側又は両側に前記保管倉庫及び前記プ
    レス装置を配置したことを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載の断熱パネル生産設備。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の断
    熱パネル生産設備を使用した断熱パネル生産方法であっ
    て,セット治具が多数保管された前記保管倉庫からセッ
    ト治具を取り出すステップと、 前記取り出されたセット治具を前記プレス装置に向けて
    移送するステップと、 函体がセットされた前記セット治具を上下方向からプレ
    スするステップと,セット治具がプレスされた状態で、
    函体の内部に発泡原液組成物を注入するステップと、 発泡原液組成物が注入されたセット治具を前記保管倉庫
    へ戻すべく移送するステップとを有することを特徴とす
    る断熱パネル生産方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110861249A (zh) * 2019-12-11 2020-03-06 上海寰宇物流科技有限公司 一种冷冻集装箱二次发泡生产系统及生产方法

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