JP2003135826A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003135826A
JP2003135826A JP2001336558A JP2001336558A JP2003135826A JP 2003135826 A JP2003135826 A JP 2003135826A JP 2001336558 A JP2001336558 A JP 2001336558A JP 2001336558 A JP2001336558 A JP 2001336558A JP 2003135826 A JP2003135826 A JP 2003135826A
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JP2001336558A
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Tomozo Fukuno
智三 福野
Koju Aimiya
幸樹 相宮
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置を遊技領域以外に配置し、遊技領域
内に設けられる盤面構成部品が有効に配設でき、更に遊
技者にとって、使い勝手を向上できたり、遊技者の興趣
を増大させるような、有用な情報の提供を可能にできる
遊技機を提供すること。 【解決手段】 パチンコ遊技機1は、パチンコ球が転動
落下する遊技領域2以外にタッチセンサ機能付きLCD
表示器4bを備える。タッチセンサ機能付きLCD表示
器4bは、遊技に関する遊技情報を表示できるととも
に、遊技に関する情報をパチンコ遊技機1に入力できる
入力用操作部4cを設けた。タッチセンサ機能付きLC
D表示器4bは、遊技領域2と上部受け皿3との間に設
けられ、遊技者側を向くように、表示器支持部材H1で
もって支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技球が転動落下
する遊技領域以外に表示装置を配置した遊技機に関する
ものであって、特に、視認性に優れたものとするととも
に、有用な情報の提供を可能にしたり、遊技者の使い勝
手を向上できる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一種類としてのパチンコ遊技機
には、例えば第1種パチンコ遊技機があり、このパチン
コ遊技機は、その遊技領域に、特別図柄表示装置として
の液晶表示器、及び、第1種始動入賞口等を配置してい
る。その特別図柄表示装置において、第1種始動入賞口
にパチンコ球が入賞すると、複数の図柄表示が変動を開
始し、その後所定の組み合わせ(例えば「7、7、
7」)になって停止した場合に、遊技者にとって有利な
状態、すなわち、大入賞口用の開閉扉が開いて、パチン
コ球が入賞しやすい状態(大当たり状態)になるので、
遊技者の興趣を増大させることができる。ところで、特
別図柄表示装置を遊技領域以外に配置したパチンコ遊技
機が、例えば、特開平8−238371号公報に提案さ
れている。同公報に記載されたパチンコ遊技機では、そ
の特別図柄表示装置が、下部膨出部に配設されており、
遊技領域内に設けられる各種一般入賞口、風車等の盤面
構成部品の配設範囲が拡大し、多くの盤面構成部品を有
効に配設できるという長所を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公報に記載されたパチンコ遊技機の場合であっても、
特別図柄表示装置は、特別図柄表示を単に表示するにす
ぎないため、必ずしも遊技内容が変化に富むものでな
く、遊技内容に飽きが生じやすい状況にある。そのた
め、パチンコ遊技機の需要を確保するべく、遊技機製造
メーカにとっては、遊技者の興趣を増大させるような、
有用な情報の提供を行うパチンコ遊技機を提供する必要
がある。また、パチンコ遊技機で遊技を行う前、もしく
は遊技を行っている場合に、遊技者が、パチンコ遊技機
等に関する有用な情報が入手できれば、遊技者の興趣を
増大させることができる。そこで、本発明は、上述した
問題点を解決するためになされたものであり、遊技領域
以外に表示装置を配置して、視認性に優れたものとする
とともに、有用な情報の提供を可能にしたり、遊技者の
使い勝手を向上できる遊技機を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る遊技機によれば、遊技球が転動落下する
遊技領域以外に表示装置を配置した遊技機であって、前
記表示装置は、遊技に関する遊技情報を表示できるとと
もに、遊技に関する情報を前記遊技機に入力できる入力
用操作部を設けたことを特徴とする。
【0005】ここで、「遊技に関する情報」とは、遊技
者が遊技を行う際に使用する情報または関連する情報を
いい、例えば遊技球の球貸しを行うための情報(例えば
球貸し用カードの返却を含む。)であってもよいし、遊
技表示画面から、本日の大当たり回数を示す情報用画
面、昨日の大当たり回数を示す情報用画面等に切り替え
操作するための選択情報等であってもよい。そして、表
示装置は、特別図柄表示を単に表示する遊技表示画面上
に、遊技に関する情報を入力できる入力用操作部を同時
に表示してもよい。また、入力用操作部は、遊技球の球
貸しを行うための球貸し入力部、または、カード返却用
のカード返却操作部として機能してもよいし、更に、情
報用画面選択情報入力用操作部として機能してもよい。
その表示装置が入力用操作部を備える構成としては、遊
技に関連する情報を少なくとも入力できる表示機能付き
のタッチパネル、タッチスクリーン等からなっていても
よい。
【0006】このような特徴を有する請求項1に係る遊
技機においては、遊技者は、入力用操作部を用いて、遊
技に関する情報を入力できるので、遊技者は、表示装置
を見ながら、入力用操作部を介して遊技に関連する情報
を容易に入力できる。そして、例えば貸し球用カードの
返却等の操作をすることにより、遊技に関する情報を遊
技機に入力することにより、遊技者の使い勝手を向上で
きる。また、例えば大当たり等に関する情報を入手する
ため、遊技に関する情報を遊技機に入力することによ
り、遊技者の興趣を増大させるような、有用な情報の提
供を可能にでき、操作性、視認性等において優れたもの
になる。また、表示装置が遊技盤の遊技領域内になくな
るので、遊技を行う遊技者は、遊技領域内に設けられる
盤面構成部品が見やすくなるとともに、例えば風車等の
盤面構成部品の配設範囲が拡大し、遊技領域内に設けら
れる盤面構成部品を有効に配設でき、また、表示装置
が、遊技領域内の盤面構成部品間に埋もれず、見やすく
なる。また、表示装置を、遊技盤以外の部分に配置した
ので、発射装置によって発射された遊技球が図柄表示装
置に当たらずに摩耗汚損しないため、使用済みの表示装
置を、新しい遊技機を製造する際のリサイクル用部品と
することができる。
【0007】請求項2に係る遊技機によれば、請求項1
に係る遊技機においては、前記表示装置は、賞球または
貸し球を受ける上皿受け部と前記遊技領域との間に配置
されたことを特徴とする。このような特徴を有する請求
項2に係る遊技機においては、遊技を行う遊技者にが、
上皿受け部と遊技領域との間に配置される表示装置を見
れば、上皿受け部及び入力用操作部等が、視界の中に入
って見やすくなるとともに、入力用操作部を介しての入
力操作がしやすくなる。更に、上皿受け部と遊技領域と
の間に表示装置を配置した場合、デザイン的にも優れた
ものとなる。この場合、発射用ハンドルの左方上方に、
表示装置に配置するのが望ましい。
【0008】請求項3に係る遊技機によれば、請求項1
または請求項2に記載の遊技機において、前記表示装置
が遊技者側を向くように、前記表示装置を支持する支持
部材を設けたことを特徴とする。このような特徴を有す
る請求項3に係る遊技機においては、遊技を行う遊技者
に側を表示装置が向くので、表示装置が見やすくなると
ともに入力用操作部が触れやすいため、入力用操作部を
介しての入力操作がしやすくなる。
【0009】そして、表示装置を支持するための支持部
材を設け、遊技領域を覆う前枠体と、表示装置とを別体
にするの望ましい。このように前枠体と表示装置とが一
体的に構成しない場合、前枠体の軽量化を図ることがで
きるため、前枠体の開閉の際に大きな作業負担とならな
い。この場合、前枠体に開口部を設け、遊技機に対し開
閉可能となるように保持する前枠体保持部材を設けるこ
とにより、前枠体が閉じた状態で、開口部に表示装置が
填るように構成すると、前枠体保持部材を使用して、前
枠体を遊技機に対し開閉でき、遊技機の保守管理等を容
易にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機をカー
ド式パチンコ遊技機について具体化した実施の形態を、
図面を参照して詳細に説明する。
【0011】先ず、実施形態に係るカード式パチンコ遊
技機1の全体構成について、図1、図2、図8、図9及
び図10に基づいて説明する。図1及び図2は実施形態
に係るカード式パチンコ遊技機1全体を示した斜視図及
び正面図であり、カード式パチンコ遊技機1の側方(左
側)には、カード式球貸機71が並設されている。ま
た、図8は実施形態に係るカード式パチンコ遊技機1の
前扉9を開いた状態を示した正面図であり、図9はその
前扉9を更に開いた状態を示した斜視図である。図1、
図8及び図9では遊技領域2上の普通図柄変動用ゲート
等の構造物を省略して示す。図10はタッチセンサ機能
付きLCD表示器4b及び外部スピーカ4aを示した拡
大斜視図である。
【0012】このパチンコ遊技機1の遊技領域2上に
は、後述する入賞口、電動役物及び普通図柄変動用ゲー
ト等の各種構造物が配設されており、遊技領域2にパチ
ンコ球が発射され、遊技領域2をパチンコ球が転動落下
して入賞口に入賞した場合に、賞球の払い出しを行う。
その遊技領域2の下側には、賞球を受ける上皿受け部と
しての上部受け皿3が配設されている。この遊技領域2
と上部受け皿3との間には、下り勾配の斜面を形成する
ように、前方側に突き出るプレート4が配設されてお
り、このプレート4には、図9及び図10に示すよう
に、遊技に応じた音等をパチンコ遊技機1外へ流すこと
ができる一対の外部スピーカ4aが内蔵されている。
【0013】一対の外部スピーカ4aの間には、特別図
柄変動装置としてのタッチセンサ機能付きLCD表示器
4bが配設されており、このタッチセンサ機能付きLC
D表示器4bは、遊技領域2以外であって遊技領域2下
方の前面側のほぼ中央位置に取り付けられている。この
場合、タッチセンサ機能付きLCD表示器4bは、遊技
領域2下方の前面側に突き出るプレート4の中央に配置
されたので、パチンコ遊技機1の前の座席(図示せず)
に座る遊技者の近くに位置して、遊技者にとっては、タ
ッチセンサ機能付きLCD表示器4bが見やすくなると
ともに、遊技に関する情報を入力できる入力用操作部4
cを介しての入力操作が容易になる。また、パチンコ遊
技機1は、タッチセンサ機能付きLCD表示器4bが、
遊技領域2内の盤面構成部品間に埋もれず、デザイン的
にも優れたものとなる。
【0014】そして、一対の外部スピーカ4aが、タッ
チセンサ機能付きLCD表示器4bの両側方に配置さ
れ、外部スピーカ4aから発せられる音が、タッチセン
サ機能付きLCD表示器4bを見る遊技者に向かって直
接的に伝わるため、遊技者の興奮を煽ることができる。
更に、タッチセンサ機能付きLCD表示器4bは高価で
あって、リサイクルの観点からも積極的に再利用しよう
とする要望があるが、このパチンコ遊技機1の場合、遊
技領域2以外に配置されたタッチセンサ機能付きLCD
表示器4bは、遊技領域2内を転動落下するパチンコ球
による衝撃を受けないので、劣化しにくく再利用しやす
くなる。
【0015】また、そのタッチセンサ機能付きLCD表
示器4bの下方に位置する上部受け皿3の下側には、賞
球を受ける大きめの下部受け皿5が配設されている。そ
の上部受け皿3の上方右側には、上部受け皿3に溜まっ
たパチンコ球を、下部受け皿5に落下させるための球抜
きレバー3aが配設されており、遊技者等が球抜きレバ
ー3aを操作すると、上部受け皿3にあるパチンコ球
が、パチンコ遊技機1内部のパチンコ球通路(図示せ
ず)を介して、下部受け皿5に落下することになる。ま
た、下部受け皿5の右方側には、ハンドル6に連結され
た発射装置(図示せず)が配設されており、上部受け皿
3のパチンコ球がパチンコ遊技機1内部のパチンコ球通
路(図示せず)を介して発射装置へ送られるように構成
されている。また、下部受け皿5の左方側には、開閉可
能式の灰皿7が配設されている。
【0016】一方、遊技領域2の左右上方側には、左右
方向に配設された多数の発光LED8が上下方向に設け
られている。また、遊技領域2の前側は、前扉9のガラ
ス窓により被覆され、前扉9はその側方(左)側に設け
られたヒンジ部材9b等を介して開閉自在に支持されて
いる。そして、ヒンジ部材9b等の反対側(右)側に
は、鍵穴9aが設けられており、遊技店の管理者等が、
鍵を鍵穴9aに挿入して回転操作して、ロックを解除す
ることにより、前扉9を前方側へ開くことができる。
尚、前扉9が前方側へ開放されたことを検出するため、
検出スイッチ(図示せず)が設けられており、前扉9が
前方側へ開放された場合、この検出スイッチが検出信号
を主制御部としての制御回路部30(図3参照)に出力
して、遊技領域2の右側の発光LED8のみを点灯さ
せ、その旨を遊技店の管理者等に報知できる。
【0017】また、タッチセンサ機能付きLCD表示器
4bの下方に位置する下部受け皿5の前方側には、イヤ
ホンを装着するための接続端子10が設けられている。
この接続端子10にイヤホンの入力端子を接続した場
合、遊技者は、イヤホンを耳に当てることにより、イヤ
ホンを介して、遊技に応じた効果音等を聴くことがで
き、外部からの騒音を避けた状態でパチンコの遊技がで
きる。更に、下部受け皿5の前方側の接続端子10と、
タッチセンサ機能付きLCD表示器4bとの間には、遊
技者がイヤホンを介して遊技に応じた音等を聴く際の、
その音量を調整できる音量調整用操作部材11が配設さ
れている。この場合、音量調整用操作部材11はロータ
リ型であって、遊技者等が音量調整用操作部材11を適
宜回転操作することにより、その音量を調整でき、遊技
者はイヤホンを介して遊技に応じた音等を所望の音量で
聴くことができる。このように音量調整用操作部材11
が、遊技領域2以外に配置されたタッチセンサ機能付き
LCD表示器4b及び接続端子10の双方に近接して配
設されたので、音量調整用操作部材11の音量調整用の
操作が容易になる。
【0018】また、下部受け皿5の前方側には、下部受
け皿5内のパチンコ球を落下させるための球抜きダイヤ
ルレバー5aが配設されており、球抜きダイヤルレバー
5aを一方向に操作すると、下部受け皿5の下方扉5b
が開放して、下部受け皿5内にあるパチンコ球がパチン
コ遊技機1の下方に置いた受け皿(図示せず)に落下す
ることになる。一方、球抜きダイヤルレバー5aを反対
方向に操作すると、下部受け皿5の下方扉5bが閉じ
て、下部受け皿5内にパチンコ球を溜めることができ
る。尚、下部受け皿5内には、賞球のオーバーフローを
検出するため、検出スイッチ(図示せず)が設けられて
おり、この検出スイッチが検出信号を制御回路部30
(図3参照)に出力して、制御回路部30が遊技領域2
の左側の発光LED8のみを周期的に点滅させることに
より、その旨を遊技店の管理者等に報知できる。
【0019】次に、パチンコ遊技機1に併設されたカー
ド式球貸機71について説明する。カード式球貸機71
は、パチンコ機1と左右に並んで設置されるが、この場
合、カード式球貸機71は、2台のパチンコ遊技機1
(左側のパチンコ機は図示せず)の間に位置して、右側
のパチンコ遊技機1の左側に位置する。このカード式球
貸機71の上下方向におけるほぼ中央には、カード挿入
口72が配設され、その上方側には、カード挿入可能を
示すカード挿入可能表示ランプ73、電源表示ランプ7
4、連結台方向表示75、及びカード挿入中表示ランプ
76が下方に向かって順に配設されている。この場合、
電源表示ランプ74及びカード挿入可能表示ランプ73
が点灯しているときに、遊技者はカード挿入口72にカ
ードを挿入することができる。そのカード挿入口72内
には、図示しないカード入出力装置が配置されており、
このカード入出力装置は、カード挿入口72内に挿入さ
れた、カードが記憶するカード残高のデータを読み取る
ことができ、図2に示すように、カード残高を表示する
度数表示4b4を、タッチセンサ機能付きLCD表示器
4b上に表示することができる。また、カード挿入口7
2内には、図示しないカード排出機構が配置されてお
り、このカード排出機構は、タッチセンサ機能付きLC
D表示器4b内のカード返却操作部4c2を操作するこ
とによって、カード挿入口72内に挿入されたカードを
排出することができる。従って、遊技者が、遊技に関す
る情報を入力できる入力用操作部としてのカード返却操
作部4c2(後述)を操作することによって、カード式
球貸機71のカード挿入口72内に挿入されているカー
ドの排出が行われることになる。また、連結台方向表示
75は、左右のパチンコ遊技機1のいずれかを示すこと
により、左右どちらのパチンコ遊技機1が、球貸し処理
をできるかを表示する。更に、カード挿入中表示ランプ
76は、カードがカード挿入口72に挿入されている間
点灯している。
【0020】次に、パチンコ遊技機1の内部の構成につ
いて説明すると、ガラス窓の内側に位置する遊技領域2
は、図8及び図9に示すように、遊技盤T1上の上方部
に設けられている。また、遊技盤T1上の中央部には、
前記タッチセンサ機能付きLCD表示器4bが設けら
れ、そのタッチセンサ機能付きLCD表示器4bの下方
部には、下部受け皿5のパチンコ球貯留部5cが設けら
れている。タッチセンサ機能付きLCD表示器4bは、
図10に示すように、支持部材としての表示器支持部材
H1に支持され、表示器支持部材H1は、LCD表示器
4bが遊技者側を向くように、LCD表示器4bを下り
勾配となるように支持する。そして、ガラス窓を備える
前扉9は、その裏面側から前面側へ向かって開放された
開口部Y1を有し、この開口部Y1は、タッチセンサ機
能付きLCD表示器4b(特別図柄表示装置)に対応す
る大きさ及び形状を有しており、前扉9を閉じた状態
で、タッチセンサ機能付きLCD表示器4bが開口部Y
1に填るように構成されている。この場合、下り勾配の
斜面を形成するプレート4に対して、LCD表示器4b
が違和感がないように、LCD表示器4bが開口部Y1
に填る。このように前扉9(扉部材)とタッチセンサ機
能付きLCD表示器4bとが別体となって、前扉9の軽
量化を図ることができ、前扉9を前方側へ開放する際
に、その作業の負担が軽減化される。そして、タッチセ
ンサ機能付きLCD表示器4bでは、図11に示すよう
に、タッチセンサ機能部としての座標入力部Q1が、L
CD表示器4b上に配置される二重構造で構成されてい
る。この場合、タッチセンサ機能部としての座標入力部
Q1は、座標入力装置として機能するべく、透明なガラ
ス板Q2に略透明の多数の検出電極Q2aが、X軸、Y
軸に沿って所定間隔毎に設けられている。そして、これ
ら検出電極Q2aには、電極(図示せず)がそれぞれ接
続されており、更に検出電極Q2aに対向する位置に
は、対向電極Q2bが配置されている。それにより、対
向電極Q2b及び座標入力部Q1の検出電極Q2aが双
方接触するように指で触れると、触れた対向電極Q2b
及び検出電極Q2a間が電気的に導通するので、LCD
表示器4b上の所定の箇所に位置する座標入力部Q1に
おける触れた位置のデータが、制御回路部30(図3参
照)に入力されるように構成されている。そして、対向
電極Q2b及び座標入力部Q1の検出電極Q2aを、光
線(太い矢印で表示)が通過するので、対向電極Q2b
及び座標入力部Q1の検出電極Q2aを介して、LCD
表示器4bの表示内容を見ることができる。
【0021】次に、パチンコ遊技機1における遊技領域
2の構成について、図2を参照して説明する。この遊技
領域2内には、従来のパチンコ遊技機と異なって、表示
装置としてのタッチセンサ機能付きLCD表示器4bが
存在しないため、遊技領域2が広く使え、遊技領域2に
おける始動入賞口、風車等の構造物の配置等の設計自由
度を高めることができる。この場合、遊技領域2には、
所定厚さの板材からなる遊技盤T1上に設けられた各構
造物を囲むように、環状のレール12が遊技領域2上に
立設されており、このレール12は、発射されたパチン
コ球を遊技領域2内に案内する案内路を構成している。
【0022】また、遊技領域2内の上方左右には、2個
の風車13がそれぞれ配設され、これら風車13の間の
下方には、入賞口14が配設されている。これら2個の
風車13の下方には、2個の入賞口15、16が配設さ
れ、これら2個の入賞口15、16の間の下方には、第
1種始動入賞口17が配設されている。また、遊技領域
2内の側方における2個の入賞口15、16の左右に
は、電飾部材18、19が配設されている。また、第1
種始動入賞口17の 下方左右には、2個の普通図柄変
動用ゲート20、21が配設され、これら普通図柄変動
用ゲート20、21の左右下方には、2個の入賞口2
2、23が配設されている。そして、第1種始動入賞口
17、普通図柄変動用ゲート20、21及び入賞口2
2、23の下方には、大入賞口24及びこの大入賞口2
4の左右に位置する入賞口25、26を有する特別電動
役物27が配設されており、この大入賞口24は、長い
横幅を有しており、開閉扉24aを備えている。
【0023】そして、大入賞口24、入賞口14、1
5、16、22、23、25、26には、遊技領域2の
裏面側には、パチンコ球を流す賞球樋が設けられてお
り、この賞球樋には、大入賞口24、入賞口14、1
5、16、22、23、25、26に入ったパチンコ玉
を検出する入賞口スイッチ33(図3参照)が、遊技領
域2の裏側側に設けられている。そして、入賞口スイッ
チ33がパチンコ球の入賞を検出すると、入賞口スイッ
チ33は、その旨を示す検出信号を制御回路部30(図
3参照)に出力し、所定の個数の賞球が上部受け皿3に
排出される。また、この大入賞口24内には、開閉扉2
4aが開かれたときに入賞したパチンコ球の個数をカウ
ントするための、大入賞口カウントスイッチ50が設け
られている。そして、大入賞口カウントスイッチ50が
カウントしたパチンコ球の個数に対応する分の所定の個
数の賞球が、上部受け皿3に排出されるように構成され
ている。この場合、大入賞口24の開閉扉24aは、2
5秒間経過又は10個のパチンコ球の入賞が大入賞口カ
ウントスイッチ50により検出されるまで、開放され
る。更に、大入賞口24の内部には、遊技者にとって有
利な遊技状態に設定するための「いわゆるVゾーン」が
仕切り形成されており、当該Vゾーンへの入賞検出用の
Vゾーンスイッチ34が設けられている。
【0024】また、第1種始動入賞口17の遊技領域2
の裏面には、第1種始動入賞口17に入ったパチンコ玉
を検出する第一種始動口スイッチ32(図3参照)が設
けられている。そして、この第1種始動入賞口17に入
賞したパチンコ球を第一種始動口スイッチ32が検出す
ると、その旨を示す検出信号をそれぞれ制御回路部30
(図3参照)に出力する。この後、所定の個数の賞球が
上部受け皿3に排出されるとともに、タッチセンサ機能
付きLCD表示器4bに表示される複数の変動図柄がそ
れぞれ上下動を開始する。
【0025】具体的には、タッチセンサ機能付きLCD
表示器4bの画面に表示された3個の左側変動図柄X
1、中央変動図柄X1及び右側変動図柄X1が変動を開
始し、その後左側変動図柄X1、右側変動図柄X1及び
中央変動図柄X1の順番に変動図柄が停止するように構
成されている。このタッチセンサ機能付きLCD表示器
4b内でそれぞれ表示された左側変動図柄X1、中央変
動図柄X1及び右側変動図柄X1が変動した後に順番に
停止し、全てが停止した状態で全体として所定の図柄
(例えば「7」、「7」、「7」等)を構成すると、遊
技者にとって有利な遊技状態である「いわゆる大当た
り」となる。
【0026】また、タッチセンサ機能付きLCD表示器
4bは、その上方に左側変動図柄X1、中央変動図柄X
1及び右側変動図柄X1の変動中に入賞し、その作動終
了後に、引き続き所定回数だけその変動させることとな
る作動保留球数を示す特別図柄用作動保留球数表示部4
b2を4個分設ける。この場合、点灯する特別図柄用作
動保留球数表示部4b2の個数によって、遊技者は変動
図柄の始動回数を知ることができる。また、普通図柄変
動用ゲート20、21には、パチンコ球の通過を検出す
るゲートスイッチ49が備えられている。このゲートス
イッチ49がパチンコ球を検出すると、タッチセンサ機
能付きLCD表示器4bは普通図柄の変動を開始させる
こととなる。そして、タッチセンサ機能付きLCD表示
器4b内の2個の普通図柄表示部4b1の普通図柄が、
変動後に順番に停止し、全てが停止した状態で全体とし
て所定の図柄(例えば「7」、「7」等)を構成する
と、遊技者にとって有利な遊技状態である「いわゆる普
通当たり」となる。そして、タッチセンサ機能付きLC
D表示器4bは、普通図柄表示部4b1において変動す
る普通図柄の停止後に、引き続き所定回数だけ普通図柄
を変動させることとなる普通図柄用作動保留球数を示す
普通図柄用作動保留球数表示部4b3を4個分設ける。
【0027】また、タッチセンサ機能付きLCD表示器
4b上の、遊技に関する情報を入力できる入力用操作部
4cは、所定個数のパチンコ球を貸し出すための球貸し
入力部4c1と、カード挿入口72内に入ったカードの
返却操作をするためのカード返却操作部4c2と、情報
用画面を選択するための情報入力用操作部4c3とを備
えている。更に、タッチセンサ機能付きLCD表示器4
bは、球貸し入力部4c1、カード返却操作部4c2、
情報入力用操作部4c3以外に、カード残高を表示する
度数表示4b4を配設している。
【0028】そして、度数表示4b4が例えばカード残
高として「XX円」と、所定額以上のカード残高を表示
しているとき、球貸し入力部4c1の操作が可能であ
り、カード残高の内の「例えば500円」の所定箇所を
手で触れると、触れた位置のデータが、制御回路部30
(図3参照)に入力されるように構成されており、この
球貸し入力部4c1の所定金額分の入力操作によって、
所定個数のパチンコ球の貸し出しが行われ、貸し出され
た貸球は、上部受け皿3に払い出される。そのため、球
貸し入力部4c1は、遊技に関する情報を入力できる入
力用操作部として機能し、球貸し入力部4c1を使用す
る場合、遊技者の使い勝手が向上する。
【0029】また、遊技者が、カード返却操作部4c2
を操作することによって、カード式球貸機71のカード
挿入口72内に挿入されているカードの排出が行われる
ように構成されているので、カード返却操作部4c2
は、遊技に関する情報を入力できる入力用操作部として
機能し、カード返却操作部4c2を使用する場合、遊技
者の使い勝手が向上する。遊技者が、情報入力用操作部
4c3を操作することによって、図12に示す表示画面
(この画面から、本日の大当たり回数及び昨日の大当た
り回数表示等を示す情報用画面に切り替わる)に切り替
わるように構成する。
【0030】次に、実施形態に係るパチンコ遊技機1に
係る制御システムの構成について説明する。図3は実施
形態に係るパチンコ遊技機1に係る制御システムの概略
を示すブロック図である。制御回路部30は、図3に示
すように、制御回路部30の全体を制御するCPU31
と、このCPU31にバスライン39を介して接続され
る入力ポート36及び出力ポート38とを備えている。
このCPU31には、クロック信号を出力するクロック
回路40が接続されている。更に、CPU31には、後
述する制御プログラムや各種制御処理データ等を格納す
るメモリとしてのRAM37及びROM45が、バスラ
イン39を介して接続されている。また、RAM37
は、大当たり用カウンタ37Aと、普通当たり用カウン
タ37Bと、大当たり保留カウンタ37Cと、普通当た
り保留カウンタ37Dと、賞球数記憶領域37Eとを備
えている。
【0031】大当たり用カウンタ37Aには、クロック
回路40から入力されるクロック信号に基づいて「0」
から「QQ(QQは整数)」まで繰り返し、1ずつ加算
した数値のデータが格納され、この数値のデータは大当
たりの判断のために使用される。数値「QQ」の後に、
再び「0」が続く。また、普通当たり用カウンタ37B
には、クロック回路40から入力されるクロック信号に
基づいて「0」から「WW(WWは整数)」まで繰り返
し、1ずつ加算した数値のデータが格納され、この数値
のデータは普通当たりの判断のために使用される。数値
「WW」の後に、「0」が再び続く。賞球数記憶領域3
7Eは、各入賞口への入賞が検出された場合、各入賞口
毎に入賞個数のデータを記憶させることができる他に、
所定個数(例えば15個のパチンコ球)のパチンコ球を
払い出す際に、既に払い出したパチンコ球数(例えば5
個のパチンコ球)のデータ、及び、これから払い出すパ
チンコ球数(例えば10個のパチンコ球)のデータを記
憶することができる。
【0032】ROM45は、大当たり数値記憶部45
A、及び普通当たり数値記憶部45Bを備えている。大
当たり数値記憶部45Aは、「0」から「QQ(QQは
整数)」までの数値の内のいずれかの数値(例えば
「7」とか「200」の大当たり数値)を記憶する。そ
して、数値が例えば「7」に該当する場合、大当たり数
値が増加する確率変動状態(例えば「7」とか「20
0」以外に、「50」とか「150」も大当たり数値と
なる)になる。また、普通当たり数値記憶部45Bは、
「0」から「WW(WWは整数)」までの数値の内のい
ずれかの数値(例えば「3」とか「100」の普通当た
り数値)を記憶する。また、ROM45は、大当たり図
柄データ、ハズレ図柄データ、大当たりリーチの背景画
データ、複数のハズレリーチの背景画データを記憶する
他に、特別変動図柄が変動開始から変動停止までに要す
る時間(例えば二十数秒)を表す時間データ、及び、普
通変動図柄が変動開始から変動停止までに要する時間
(例えば十数秒)を表す時間データ等を記憶する。それ
により、CPU31は、特別変動図柄が変動開始から変
動停止までに要する時間が経過した時に、または、普通
変動図柄が変動開始から変動停止までに要する時間が経
過した時に、その旨を把握することができる。また、ク
ロック回路40から入力されるクロック信号に基づい
て、CPU31は現在の日時を検出することができる。
また、CPU31は大当たりまたは普通当たり等の発生
を把握することができるので、始動口入賞回数、本日の
大当たり回数、昨日の大当たり回数及び前々日の大当た
り回数(確率変動の際の大当たり回数及び確率変動以外
の大当たり回数を区別した態様)等をRAM37に記憶
することができる。
【0033】また、入力ポート36には、第1種始動入
賞口17の入賞球検出用の第一種始動口スイッチ32が
接続されている。また、入力ポート36には、各入賞口
14、15、16、22、23、25、26用に設けら
れた、入賞球検出用の入賞口スイッチ33が接続されて
いる。また、入力ポート36には、大入賞口24の内部
に設けられ、大入賞口24の開放を継続するためのVゾ
ーンへの入賞球の検出を行うVゾーンスイッチ34が接
続されている。また、入力ポート36には、外部スピー
カ4a及びイヤホンの音量を調整するための音量調整用
操作部材11が接続されている。また、入力ポート36
には、普通図柄表示部4b1の普通図柄を変動開始させ
るためのゲートスイッチ49が接続されている。また、
入力ポート36には、大入賞口24への入賞球のカウン
トを行う大入賞口カウントスイッチ50が接続されてい
る。
【0034】また、出力ポート38には、タッチセンサ
機能付きLCD表示器4bに左側変動図柄X1、中央変
動図柄X1及び右側変動図柄X1等を表示する際の制御
を行う液晶表示器駆動回路41が接続されている。ま
た、出力ポート38には、大入賞口24の開閉用のソレ
ノイド46を駆動するための、ソレノイド駆動回路42
が接続されている。また、出力ポート38には、イヤホ
ンまたは外部スピーカ4aから出力される音の音量を制
御する音駆動回路51が接続されている。また、出力ポ
ート38には、発光LED8を駆動するLED駆動回路
44が接続されている。また、出力ポート38には、電
飾部材18、19のランプ等を駆動する電飾ランプ駆動
回路49が接続されている。
【0035】そして、普通図柄変動用ゲート20、21
のゲートスイッチ49が、パチンコ球の通過を検出した
際に、CPU31は、クロック回路40から入力される
クロック信号のカウント値を検出することにより、普通
当たりか否かを判断する。また、第1種始動口スイッチ
32が第1種始動入賞口17への入賞したことを検出し
た際に、CPU31は、クロック回路40から入力され
るクロック信号のカウント値を検出することにより、大
当たりか否かを判断する。CPU31は、大当たりまた
は普通当たりの場合、それぞれの賞球の払い出し処理を
する。大当たり保留カウンタ37Cは、特別変動図柄の
変動中に第1種始動入賞口17に入賞した入賞個数を、
既にカウントしたデータに加算する処理を行い、最大4
個までカウントする。また、普通当たり保留カウンタ3
7Dは、普通変動図柄の変動中に普通図柄変動用ゲート
20、21に入賞した入賞個数を、既にカウントしたデ
ータに加算する処理を行い、最大4個までカウントす
る。尚、大当たり保留カウンタ37C及び普通当たり保
留カウンタ37Dのカウント値は、起動時に0にセット
される。また、大当たり保留カウンタ37C及び普通当
たり保留カウンタ37Dは、変動図柄が停止する毎に1
減算される。
【0036】また、CPU31は、出力ポート38を介
して、パチンコ遊技機1の賞球及び貸球の払い出しに係
る制御を行う賞球制御基板55と接続されている。この
賞球制御基板55は、賞球及び貸球を払い出す賞球貸球
払出装置59を制御する。賞球貸球払出装置59は、図
示しない払出カウントスイッチと連結され、この払出カ
ウントスイッチは、払い出された賞球または貸球の個数
をカウントすることができる。その賞球制御基板55
は、インターフェース基板56に接続されており、賞球
制御基板55及びインターフェース基板56間におい
て、球貸しに関するデータ等を入出力するように構成す
る。また、インターフェース基板56は、カード式球貸
機71内の球貸操作基板57、及び、パチンコ遊技機1
内の球貸機制御基板58に接続されており、球貸操作基
板57及び球貸機制御基板58間において、球貸しに関
するデータ等を入出力するように構成する。
【0037】ここで、球貸機制御基板58は、カード式
球貸機71を制御するものであって、カード式球貸機7
1内のカード入出力装置、カード挿入可能表示ランプ7
3、電源表示ランプ74、連結台方向表示75及びカー
ド挿入中表示ランプ76を制御する。また、球貸操作基
板57は、タッチセンサ機能付きLCD表示器4b内の
球貸し操作部4b1を制御する。そして、インターフェ
ース基板56は、入力ポート36と信号線(図示せず)
を介して接続されており、球貸しに関するデータがCP
U31に入力ポート36を介して入力されたり、CPU
31から出力されるデータが、出力ポート38を介して
賞球制御基板55に入力される。具体的には、カード式
球貸機71内のカード入出力装置は、カードがカード挿
入口72内に位置することを検出できるので、球貸機制
御基板58はカード挿入中表示ランプ76を点灯する。
また、カード入出力装置は、カードが記憶するカード残
高のデータを読み取り、球貸機制御基板58に出力し、
更にインターフェース基板56及び球貸操作基板57に
出力して、タッチセンサ機能付きLCD表示器4b内の
度数表示4b4にカード残高を表示する。
【0038】また、遊技者が、球貸し入力部4c1の所
定金額分の入力操作によって、所定個数のパチンコ球の
貸し出しが行われると、球貸操作基板57は、その旨の
信号を出力し、更にインターフェース基板56及び球貸
機制御基板58に球貸しに関するデータ等を出力する。
その結果、カード式球貸機71内のカード入出力装置
は、カードが記憶するカード残高のデータを減らすよう
に、その残高データを書き直すことができる。また、遊
技者が、カード返却操作部4c2を触れることによっ
て、インターフェース基板56を介して球貸操作基板5
7及び球貸機制御基板58間において、カード返却に関
するデータ等を入出力することにより、カード挿入口7
2内のカード排出機構が作動して、カード式球貸機71
のカード挿入口72内に挿入されているカードが排出さ
れる。
【0039】その賞球制御基板55は、パチンコ球を賞
球として払い出すため、または、貸球として払い出すた
めの出力切り替えスイッチ(図示せず)を備えている。
この出力切り替えスイッチがオンの場合、賞球貸球払出
装置59は賞球を払い出すのに対して、出力切り替えス
イッチがオフの場合、賞球貸球払出装置59は貸球を払
い出すように構成されている。
【0040】次に、このように構成された制御回路部3
0の特別図柄用作動保留球数表示部4b2の点灯制御処
理について、図4に基づいて説明する。図4は本実施形
態に係る特別図柄用作動保留球数表示部4b2の点灯制
御処理のフローチャートである。図4に示すステップ
(以下、単にSという)S1において、CPU31は、
第1種始動入賞口17への入賞、即ち第1種始動口スイ
ッチ32からの検出信号の有無を判定する。そして、C
PU31は、第1種始動入賞口17に入賞していない場
合には(S1:NO)、第1種始動入賞口17への入賞
を待つ。
【0041】また、第1種始動入賞口17にパチンコ球
が入賞した場合には(S1:YES)、CPU31は、
第1種始動入賞口17内のパチンコ球の入賞を検出した
ことを示す第一種始動口スイッチ32からの入力信号の
入力と同時に、クロック回路40から入力されるクロッ
ク信号のカウント値を取得する(S2)。続いて、S3
において、タッチセンサ機能付きLCD表示器4bに表
示される変動図柄X1が既に変動しているか否か、すな
わち、特別図柄変動中か否かを判定する。そして、CP
U31は、特別図柄変動中でない場合には(S3:N
O)、S4において、CPU31は、所定動作を開始す
る。具体的には、CPU31は、そのカウント値をRA
M37の大当たり用カウンタ37Aに記憶した後に、タ
ッチセンサ機能付きLCD表示器4bは、左側変動図柄
X1、中央変動図柄X1及び右側変動図柄X1の変動動
作を開始させる。遊技の開始の際には、特別図柄用作動
保留球数表示部4b2は点灯されず、大当たり保留カウ
ンタ37Cに記憶された「大当たり保留カウント値」は
0である。そして、遊技の開始後変動図柄X1が変動中
に、パチンコ球が第1種始動入賞口17に入賞すると、
CPU31はクロック回路40から入力されるカウント
値のデータを順番に大当たり用カウンタ37Aに記憶す
る。
【0042】その変動図柄X1が既に変動中である場合
には(S3:YES)、S5において、CPU31は、
大当たり保留カウンタ37Cに記憶された「保留カウン
ト値」が4か否かを判定する。そして、このカウント値
が4を越えた場合には(S5:YES)、大当たり用カ
ウンタ37Aに追加記憶した「カウント値」を廃棄し
(S6)、処理を終了する。即ち、特別図柄用作動保留
球数表示部4b2は、既に4個とも点灯されているの
で、それ以降のものは無効とする。また、S5におい
て、メモリ37に記憶した「大当たり保留カウント値」
が4でない場合には(S5:NO)、即ち、この「大当
たり保留カウント値」が0乃至3の場合には、S7にお
いて、大当たり保留カウンタ37Cのカウント値に1加
算して、加算したカウント値のデータを大当たり保留カ
ウンタ37Cに記憶する。その後、S8において、特別
図柄用作動保留球数表示部4b2を1個追加点灯する。
これにより、最大4組の「大当たり保留カウント値」
が、第1種始動入賞口17への入賞の際に大当たり保留
カウンタ37Cに記憶される。また、このような特別図
柄用作動保留球数表示部4b2の点灯制御処理により、
大当たり保留カウンタ37Cのカウント値と同数の特別
図柄用作動保留球数表示部4b2が点灯され、その個数
を遊技者に知らせるように、遊技に関する遊技情報を表
示できる。S9において、CPU31は、所定動作を実
行する。具体的には、CPU31は、RAM37の大当
たり用カウンタ37Aに記憶したカウント値に基づき、
タッチセンサ機能付きLCD表示器4bは、左側変動図
柄X1、中央変動図柄X1及び右側変動図柄X1の変動
動作を開始する。
【0043】次に、このように構成された制御回路部3
0の普通図柄用作動保留球数表示部4b3の点灯制御処
理について、図5に基づいて説明する。図5は本実施形
態に係る普通図柄用作動保留球数表示部4b3の点灯制
御処理のフローチャートである。図5に示すステップ
(以下、Sという)11において、CPU31は、普通
図柄変動用ゲート20、21の入賞、すなわち、ゲート
スイッチ49からの検出信号の有無を判定する。そし
て、CPU31は、ゲートスイッチ49からの検出信号
を入力していない場合には(S11:NO)、普通図柄
変動用ゲート20、21への入賞を待つ。また、普通図
柄変動用ゲート20、21に入賞した場合には(S1
1:YES)、CPU31は、普通図柄変動用ゲート2
0、21内にパチンコ球が入賞したことを検出した際
に、普通図柄変動用ゲート20、21からの入力信号と
同時に、クロック回路40から入力されるクロック信号
のカウント値を取得する(S12)。
【0044】続いて、S13において、タッチセンサ機
能付きLCD表示器4bに表示される普通図柄が変動中
か否かを判定する。そして、この普通図柄が変動中でな
い場合には(S13:NO)、S14において、CPU
31は、所定動作を開始する。具体的には、CPU31
は、そのカウント値をRAM37の普通当たり用カウン
タ37Bに記憶し、普通図柄の変動動作を開始させる。
遊技の開始の際には、普通図柄用作動保留球数表示部4
b3は点灯されず、普通当たり保留カウンタ37Dに記
憶された「普通当たり保留カウント値」は0である。そ
して、遊技の開始後、普通図柄が変動中に普通図柄変動
用ゲート20、21に入賞すると、CPU31はクロッ
ク回路40から入力されるカウント値のデータを普通当
たり用カウンタ37Bに記憶する。
【0045】その普通図柄が既に変動中の場合には(S
13:YES)、S15において、CPU31は、普通
当たり保留カウンタ37Dに記憶された「カウント値」
が4か否かを判定する。そして、このカウント値が4を
越えた場合には(S15:YES)、普通当たり用カウ
ンタ37Bに追加記憶した「カウント値」を廃棄し、処
理を終了する。即ち、普通図柄用作動保留球数表示部4
b3は、既に4個とも点灯されているので、それ以降の
ものは無効とする。
【0046】また、S15において、普通当たり保留カ
ウンタ37Dに記憶した「普通当たり保留カウント値」
が4でない場合には(S15:NO)、即ち、この「普
通当たり保留カウント値」が0乃至3の場合には、S1
7において、普通当たり保留カウンタ37Dのカウント
値に1加算して、普通当たり保留カウンタ37Dに加算
したカウント値のデータを記憶する。その後、S18に
おいて、普通図柄用作動保留球数表示部4b3を1個追
加点灯する。これにより、最大4組の「普通当たり保留
カウント値」が、普通図柄変動用ゲート20、21への
入賞の際に、普通当たり保留カウンタ37Dに記憶され
る。また、このような普通図柄用作動保留球数表示部4
b3の点灯制御処理により、普通当たり保留カウンタ3
7Dのカウント値と同数となるように、普通図柄用作動
保留球数表示部4b3が点灯され、遊技者にその個数を
知らせるように、遊技に関する遊技情報を表示できる。
S19において、CPU31は、所定動作を実行する。
具体的には、CPU31は、RAM37の普通当たり用
カウンタ37Bに記憶したカウント値に基づき、タッチ
センサ機能付きLCD表示器4bは、普通図柄の変動動
作を実行する。
【0047】次に、このように構成された制御回路部3
0の特別図柄用作動保留球数表示部4b2の消灯制御処
理について、図6に基づいて説明する。図6は本実施形
態に係る特別図柄用作動保留球数表示部4b2の消灯制
御処理のフローチャートである。図6に示すステップ
(以下、Sという)21において、CPU31は、特別
図柄変動停止用信号が発生したか否かを判断する。そし
て、CPU31は、特別図柄変動停止用信号が発生して
いない場合には(S21:NO)、特別図柄変動停止用
信号の発生を待つ。そして、特別図柄変動停止用信号が
発生した場合には(S21:YES)、CPU31は、
特別図柄の変動停止等の処理を行う(S22)。具体的
には、CPU31は、RAM37の大当たり用カウンタ
37Aに記憶したカウント値に基づき、特別図柄の変動
を停止させ、大当たり処理、または、はずれ処理を行
う。
【0048】続いて、S23において、「大当たり保留
カウント値」が0の場合、そのまま処理を終了する(S
23:YES)。「大当たり保留カウント値」が0でな
い場合(S23:NO)、即ち、この「大当たり保留カ
ウント値」が0乃至3の場合には、S24において、大
当たり保留カウンタ37Cのカウント値から1だけ減算
して、その減算したカウント値のデータを大当たり保留
カウンタ37Cに記憶する。その後、S25において、
特別図柄用作動保留球数表示部4b2を1個消灯する。
それから、その消灯に対応して、CPU31は、特別図
柄の作動を開始し(S26)、S21に戻る。それによ
り、大当たり保留カウンタ37Cのカウント値から1だ
け減算し、特別図柄変動停止用信号の発生毎に、CPU
31は、特別図柄の変動停止等の処理を行う(S2
2)。上述した特別図柄用作動保留球数表示部4b2の
消灯制御処理により、大当たり保留カウンタ37Cのカ
ウント値と同数となるように、特別図柄用作動保留球数
表示部4b2が点灯され、その個数を知らせるように、
遊技に関する遊技情報を表示できるので、遊技者はどの
ような状態で、遊技をしているのかが直ちに分かる。
【0049】次に、このように構成された制御回路部3
0の普通図柄用作動保留球数表示部4b3の消灯制御処
理について、図7に基づいて説明する。図7は本実施形
態に係る普通図柄用作動保留球数表示部4b3の消灯制
御処理のフローチャートである。図7に示すステップ
(以下、Sという)31において、CPU31は、普通
図柄変動停止用信号が発生したか否かを判断する。そし
て、CPU31は、普通図柄変動停止用信号が発生して
いない場合には(S31:NO)、普通図柄変動停止用
信号の発生を待つ。そして、普通図柄変動停止用信号が
発生した場合には(S31:YES)、CPU31は、
普通図柄の変動停止等の処理を行う(S32)。具体的
には、CPU31は、RAM37の普通当たり用カウン
タ37Bに記憶したカウント値に基づき、普通図柄の変
動を停止させ、普通当たり処理、または、はずれ処理を
行う。
【0050】続いて、S33において、「普通当たり保
留カウント値」が0の場合、そのまま処理を終了する
(S33:YES)。「普通当たり保留カウント値」が
0でない場合(S33:NO)、即ち、この「普通当た
り保留カウント値」が0乃至3の場合には、S34にお
いて、普通当たり保留カウンタ37Dのカウント値から
1だけ減算して、その減算したカウント値のデータを普
通当たり保留カウンタ37Dに記憶する。
【0051】その後、S35において、普通図柄用作動
保留球数表示部4b3を1個消灯する。それから、その
消灯に対応して、CPU31は、普通図柄の作動を開始
し(S36)、S31に戻る。それにより、普通当たり
保留カウンタ37Dのカウント値から1だけ減算し、普
通図柄変動停止用信号が発生する毎に、CPU31は、
普通図柄の変動停止等の処理を行う(S32)。上述し
た普通図柄用作動保留球数表示部4b3の消灯制御処理
により、普通当たり保留カウンタ37Dのカウント値と
同数となるように、普通図柄用作動保留球数表示部4b
3が点灯され、その個数を知らせるように、遊技に関す
る遊技情報を表示できるので、遊技者はどのような状態
で、遊技をしているのかが直ちに分かる。
【0052】次に、情報入力用操作部4c3を操作した
際の態様について説明する。この場合、タッチセンサ機
能付きLCD表示器4bにおいて、遊技者が情報入力用
操作部4c3を操作することによって、図12に示す表
示画面P1に切り替わる。表示画面P1には、本日の大
当たり回数を表示する「本日の大当たり回数表示部」P
1a、昨日の大当たり回数を表示する「昨日の大当たり
回数表示部」P1b、前々日の大当たり回数を表示する
「前々日の大当たり回数表示部」P1c、本日のデータ
を表示する「本日のデータの表示部」P1d、これから
遊技を行う者のデータを個別に入手するため設定する
「あなたの表示部」P1e、初期設定するための「初期
設定画面」P1f、及び、元の画面に復帰するための
「画面復帰」P1gが表示される。そして、遊技者が
「本日のデータの表示部」P1dを操作すると、図13
に示す表示画面P2に切り替わる。表示画面P2には、
現在の時刻までの大当たり回数を示す「大当たり回数2
3回」、現在の時刻までの確率変動(単に確変ともい
う)を含まない大当たり回数を示す「通常時の大当たり
回数14回」と、現在の時刻までの確率変動大当たり回
数を示す「確変大当たり回数4回」と、現在の時刻まで
の始動口入賞回数を示す「始動口入賞回数4000回」
と、現在の時刻までの始動口以外の入賞回数を示す「フ
ロック入賞数80個」と、現在の時刻までの最大連続大
当たり回数を示す「最大連続6連ちゃん」と、「現在の
日である平成13年10月9日」及び「現在の時刻であ
る午後4時30分」とが表示される。
【0053】図13に示す表示画面P2上の情報は、遊
技者がパチンコ遊技機1で遊技を行う前、もしくは遊技
を行う際に使用する情報として価値があり、情報入力用
操作部(この場合、「本日のデータの表示部」P1d)
を操作することにより、遊技者は、遊技者の興趣を増大
させるような、有用な情報を入手したことになる。そし
て、図12に示す表示画面P1において、遊技者が「本
日の大当たり回数表示部」P1aを操作すると、図14
に示す表示画面P3に切り替わる。表示画面P3には、
確率変動を含まない大当たり回数を示す「通常時の大当
たり回数14回」、現在の時刻までの大当たり回数を示
す「全大当たり23回」が表示されるとともに、「内
訳」P3a及び「確率」P3bが表示される。このよう
に図14に示す表示画面P3上の情報は、遊技者がパチ
ンコ遊技機1で遊技を行う前、もしくは遊技を行う際に
使用する情報として価値があるものであり、情報入力用
操作部(この場合、「本日の大当たり回数表示部」P1
a)を操作することにより、遊技者は、有用な情報を入
手したことになる。
【0054】そして、図14に示す表示画面P3におい
て、大当たりの内訳を知るため「内訳」P3aを操作す
ると、図15に示す表示画面P4に切り替わる。また、
図14に示す表示画面P3において、大当たりの確率を
知るため「確率」P3bを操作すると、図16に示す表
示画面P5に切り替わる。図16に示す表示画面P5に
おいて、通常時の大当たり回数14回、始動回数400
0回及び確率1/285.7を表示する。図16に示す
表示画面P5上の情報は、遊技者がパチンコ遊技機1で
遊技を行う際に使用する情報として価値があるものであ
り、情報入力用操作部としての「確率」P3bを操作す
ることにより、遊技者は、有用な情報が入手したことに
なる。また、図15に示す表示画面P4には、確率変動
の回数を示す「確率変動4回」、非確率変動の回数を示
す「非確率変動10回」が表示されるとともに、「確変
継続」P4aが表示される。これら確率変動及び非確率
変動の回数を示す情報は、遊技者がパチンコ遊技機1で
遊技を行う前、もしくは遊技を行う際に使用する情報と
して価値があるものであるため、情報入力用操作部とし
ての「内訳」P3aを操作することにより、遊技者は、
有用な情報を入手したことになる。
【0055】図15に示す表示画面P4において、「確
変継続」P4aを操作すると、図17に示す表示画面P
6に切り替わる。図17に示す表示画面P6は、本日の
確率変動4回の内訳が示される。すなわち、本日の確率
変動4回の内訳としては、確率変動2回が2回、確率変
動3回が1回、確率変動5回が1回であり、最大の確率
変動は、6回であることが表示される。これら情報は、
遊技者がパチンコ遊技機1で遊技を行う前、もしくは遊
技を行う際に使用する情報として価値があるものである
ため、情報入力用操作部としての「確変継続」P4aを
操作することにより、遊技者は、有用な情報を入手した
ことになる。
【0056】以上説明した如く、パチンコ球が転動落下
する遊技領域2以外にタッチセンサ機能付きLCD表示
器4b(表示装置)を配置したパチンコ遊技機1におい
て、タッチセンサ機能付きLCD表示器4bは、遊技に
関する遊技情報を表示できるとともに、遊技に関する情
報をパチンコ遊技機1に入力できる入力用操作部4c等
を設けたので、遊技者は、タッチセンサ機能付きLCD
表示器4bを見ながら、入力用操作部4c等を介して、
遊技に関連する情報を容易に入力でき、操作性、視認性
に優れたものになる。
【0057】また、遊技領域2に設けられた第1種始動
入賞口17にパチンコ球が入賞することにより、左側変
動図柄X1、中央変動図柄X1及び右側変動図柄X1を
変動させるタッチセンサ機能付きLCD表示器4b(特
別図柄表示装置)を遊技領域2以外の部分に配置したパ
チンコ遊技機1において、遊技領域2に設けられた普通
図柄変動用ゲート20、21(普通図柄変動用ゲートま
たは普通図柄変動用入賞口)にパチンコ球が入賞するこ
とにより、普通図柄を変動させる普通図柄表示部4b1
(普通図柄表示装置)と、前記タッチセンサ機能付きL
CD表示器4bの図柄表示の変動中に入賞し、タッチセ
ンサ機能付きLCD表示器4bの作動終了後に、引き続
きタッチセンサ機能付きLCD表示器4bの変動図柄X
1を変動させることとなる作動保留球数を示す特別図柄
用作動保留球数表示部4b2(特別図柄用作動保留球数
表示装置)と、普通図柄を変動させる普通図柄表示部4
b1の作動終了後に、引き続き普通図柄表示部4b1の
普通図柄を変動させることとなる普通図柄用作動保留球
数を示す普通図柄用作動保留球数表示部4b3(普通図
柄用作動保留球数表示装置)と、パチンコ球の貸し出し
を行う際の球貸し入力部4c1(入力用操作部)、カー
ド返却操作部4c2(入力用操作部)及び入力用操作部
4cとを、前記遊技領域2以外の部分のタッチセンサ機
能付きLCD表示器4b上に一体的に配置した。
【0058】それにより、球貸し入力部4c1、カード
返却操作部4c2及び力用操作部4c普通図柄用作動保
留球数表示部4b3、特別図柄用作動保留球数表示部4
b2、普通図柄表示部4b1等を有するタッチセンサ機
能付きLCD表示器4bが、遊技領域2内になくなり、
遊技領域2内に設けられる盤面構成部品が見やすくな
る。また、遊技を行う遊技者は、普通図柄表示部4b
1、特別図柄用作動保留球数表示部4b2、普通図柄用
作動保留球数表示部4b3、度数表示4b4、球貸し入
力部4c1、カード返却操作部4c2及び情報入力用操
作部4c3を含むタッチセンサ機能付きLCD表示器4
bが、遊技領域2以外の部分に配置するため、見やすく
なるとともに、入力用操作部を介しての入力操作がしや
すくなる。また、普通図柄表示部4b1、特別図柄用作
動保留球数表示部4b2、及び普通図柄用作動保留球数
表示部4b3を含むタッチセンサ機能付きLCD表示器
4bが遊技領域2内に存在しないため、例えば風車等の
盤面構成部品の配設範囲が拡大し、遊技領域2内に設け
られる盤面構成部品を有効に配設できて、趣向性の富ん
だパチンコ遊技機1となる。また、タッチセンサ機能付
きLCD表示器4bを、遊技領域2を支持する支持部分
T1に、遊技領域2を覆う前扉9と別体となるように配
設して、前扉9がタッチセンサ機能付きLCD表示器4
bを有しないので、前扉9が重くなるのを防止でき、そ
の開閉作業の際に大きな負担とならない。
【0059】尚、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、
以下のようにしてもよい。 (a)前記実施形態では、普通図柄を変動させるための
ものとして、普通図柄変動用ゲート20、21により構
成されているが、これ以外に、例えば普通図柄変動用入
賞口から構成しても良い。 (b)前記実施形態では、特別図柄用作動保留球数表示
部4b2、普通図柄用作動保留球数表示部4b3及びタ
ッチセンサ機能付きLCD表示器4bが一体的に配置さ
れていたが、図18に示すように、タッチセンサ機能付
きLCD表示器4bの外側に、普通図柄用作動保留球数
表示部4b3及び特別図柄用作動保留球数表示部4b2
が近接して配置されてもよい。すなわち、例えばLE
D、7セグメント及びランプ等からなる普通図柄用作動
保留球数表示部4b3は、タッチセンサ機能付きLCD
表示器4b側方に配置されている。また、例えばLE
D、7セグメント及びランプ等からなる特別図柄用作動
保留球数表示部4b2は、タッチセンサ機能付きLCD
表示器4b上方に配置されている。
【0060】(c)前記実施形態とは異なり、図19に
示すように、特別図柄用作動保留球数表示部4b2と、
タッチセンサ機能付きLCD表示器4bとが別体となっ
て、近接して配置されてもよい。すなわち、例えばLE
D、7セグメント及びランプ等からなる特別図柄用作動
保留球数表示部4b2は、タッチセンサ機能付きLCD
表示器4bの上方に配置されている。 (d)前記実施形態とは異なり、図20に示すように、
普通図柄表示部4b1と、タッチセンサ機能付きLCD
表示器4bとが別体となって、近接して配置されてもよ
い。すなわち、例えば7セグメントからなる普通図柄表
示部4b1は、タッチセンサ機能付きLCD表示器4b
の左右の両側方に配置されている。尚、図18乃至図2
0に示す実施の形態については、前記実施の形態と同一
の部材に、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0061】(e)前記実施形態では、普通図柄は数字
表示であるが、キャラクタ表示等であってもよい。ま
た、特別図柄も数字表示以外に、キャラクタ表示等であ
ってもよい。 (f)前記実施形態では、普通図柄表示部4b1、特別
図柄用作動保留球数表示部4b2、及び、普通図柄用作
動保留球数表示部4b3は、上部受け皿3(上皿受け
部)の周囲に配置されていたが、それ以外の別の位置、
例えば下部受け皿5の上方に配置されてもよい。 (g)前記実施形態では、普通図柄表示部4b1、特別
図柄用作動保留球数表示部4b2、及び普通図柄用作動
保留球数表示部4b3を用いたが、それ以外の遊技に関
連する情報を表示する関連情報表示装置を、特別図柄表
示装置と一体的または近接して配置してもよい。 (h)前記実施形態では、貸し球供給装置をパチンコ遊
技機1に併設する態様であったが、貸し球供給装置を併
設しないものであってもよく、その場合、上皿受け部は
賞球のみを受けることになる。 (i)前記実施形態では、特別図柄用作動保留球数表示
部4b2及び普通図柄用作動保留球数表示部4b3をそ
れぞれ4個設けたが、必ずしもこの個数に限定される訳
ではなく、その表示態様としては数字等を表現できるも
のであればよい。 (j)前記実施形態は、カードとして貸し球用プリペイ
ドカードを使用したが、それ以外のカードを用いてもよ
い。
【0062】(k)前記実施形態は、第1種パチンコ遊
技機において具体化したが、第2種パチンコ遊技機及び
第3種パチンコ遊技機において具体化してもよいし、そ
れ以外の遊技機において具体化しても何ら構わない。 (l)入力用操作部としての座標入力装置としては、タ
ッチパネル内にパネルの点線枠内の一方に発光素子(こ
の場合発光ダイオード)を設けるとともに、この発光素
子に対向してパネルの点線枠内の他方に受光素子(この
場合受光ダイオード)を設けて、パネルの点線枠内を手
で触れる(この場合発光素子の光を遮る)ことにより、
この位置をマイクロコンピュータに検出させる形式のも
のを用いても良い。
【0063】(m)前記実施形態は、球貸し入力部4c
1及びカード返却操作部4c2において、貸し球情報を
少なくとも入力できるタッチパネル部を具体化し、必要
に応じて、情報入力用操作部4c3を操作することによ
り、それ以外の遊技に関連する情報を少なくとも入力し
たり、表示できるタイプであったが、それ以外のもので
あっても何ら構わない。
【0064】
【発明の効果】請求項1に係る遊技機によれば、遊技球
が転動落下する遊技領域以外に表示装置を配置した遊技
機であって、表示装置は、遊技に関する遊技情報を表示
できるとともに、遊技に関する情報を遊技機に入力でき
る入力用操作部を設けたので、遊技者は、表示装置を見
ながら、入力用操作部を介して遊技に関連する情報を容
易に入力でき、例えば貸し球用カードの返却等の操作の
ための、遊技に関する情報を遊技機に入力することによ
り、遊技者の使い勝手が向上したり、また、例えば大当
たり等に関する情報を入手するため、遊技に関する情報
を遊技機に入力することにより、遊技者の興趣を増大さ
せるような、有用な情報の提供が可能になり、操作性、
視認性に優れたものになる。また、このように表示装置
が遊技盤の遊技領域内に存在しなくなる場合、遊技を行
う遊技者は、遊技領域内に設けられる盤面構成部品が見
やすくなるとともに、例えば風車等の盤面構成部品の配
設範囲が拡大するため、遊技領域を有効に利用できて、
趣向性の富んだ遊技機となる。また、表示装置が遊技盤
の遊技領域内にないため、表示装置が見やすくなる。ま
た、表示装置を、遊技盤以外の部分に配置したので、発
射装置によって発射された遊技球が表示装置に当たらず
に摩耗汚損しないため、使用済みの表示装置を、新しい
遊技機を製造する際のリサイクル用部品とすることがで
きる。
【0065】請求項2に係る遊技機によれば、前記表示
装置は、賞球または貸し球を受ける上皿受け部と前記遊
技領域との間に配置されたので、遊技を行う遊技者は、
その表示装置を見れば、上皿受け部及び入力用操作部等
が視界の中に入って見やすくなるとともに、入力用操作
部が触れやすくなるため、入力用操作部を介しての入力
操作がしやすくなる。更に、表示装置を上皿受け部と遊
技領域との間に配置した場合、デザイン的にも優れたも
のとなる。
【0066】請求項3に係る遊技機によれば、表示装置
が遊技者側を向くように、前記表示装置を支持する支持
部材を設けたので、遊技を行う遊技者にとって、表示装
置が見やすくなるとともに、入力用操作部を介しての入
力操作がしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施形態に係るパチンコ遊技機全体を示し
た斜視図である。
【図2】この実施形態に係るパチンコ遊技機全体を示し
た正面図である。
【図3】実施形態に係るパチンコ遊技機に係る制御シス
テムを示すブロック図である。
【図4】実施形態に係るパチンコ遊技機の特別図柄用作
動保留球数表示部の点灯制御処理の概略動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】実施形態に係るパチンコ遊技機の普通図柄用作
動保留球数表示部の点灯制御処理の概略動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】実施形態に係るパチンコ遊技機の特別図柄用作
動保留球数表示部の消灯制御処理の概略動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】実施形態に係るパチンコ遊技機の普通図柄用作
動保留球数表示部の消灯制御処理の概略動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】実施形態に係るパチンコ遊技機の前扉を開いた
状態を示した正面図である。
【図9】実施形態に係るパチンコ遊技機の前扉を更に開
いた状態を示した斜視図である。
【図10】実施形態に係るタッチセンサ機能付きLCD
表示器及びスピーカを示した拡大斜視図である。
【図11】実施形態に係るタッチセンサ機能付きLCD
表示器を示した拡大断面図である。
【図12】実施形態に係るタッチセンサ機能付きLCD
表示器の表示画面を拡大して示した正面図である。
【図13】実施形態に係るタッチセンサ機能付きLCD
表示器の表示画面を拡大して示した正面図である。
【図14】実施形態に係るタッチセンサ機能付きLCD
表示器の表示画面を拡大して示した正面図である。
【図15】実施形態に係るタッチセンサ機能付きLCD
表示器の表示画面を拡大して示した正面図である。
【図16】実施形態に係るタッチセンサ機能付きLCD
表示器の表示画面を拡大して示した正面図である。
【図17】実施形態に係るタッチセンサ機能付きLCD
表示器の表示画面を拡大して示した正面図である。
【図18】他の実施形態に係るパチンコ遊技機を示した
正面図である。
【図19】他の実施形態に係るパチンコ遊技機を示した
正面図である。
【図20】他の実施形態に係るパチンコ遊技機を示した
正面図である。
【符号の説明】
1・・・パチンコ遊技機(遊技機) 2・・・遊技領域 3・・・上部受け皿(上皿受け部) 4a・・・外部スピーカ 4b・・・タッチセンサ機能付きLCD表示器(表示装
置) 4b1・・・普通図柄表示部(普通図柄表示装置) 4b2・・・特別図柄用作動保留球数表示部 4b3・・・普通図柄用作動保留球数表示部 4b4・・・度数表示 4c・・・入力用操作部 4c1・・・球貸し入力部(入力用操作部) 4c2・・・カード返却操作部(入力用操作部) 5・・・下部受け皿 6・・・ハンドル 9・・・前扉(扉部材) 10・・・イヤホンジャック 11・・・音量調整用操作部材 14、15、16、22、23、25、26・・・入賞
口 17・・・第1種始動入賞口 20、21・・・普通図柄変動用ゲート 24・・・大入賞口 30・・・制御回路部 31・・・CPU 37・・・RAM 37A・・・大当たり用カウンタ 37B・・・普通当たり用カウンタ 37C・・・大当たり保留カウンタ 37D・・・普通当たり保留カウンタ 45・・・ROM 45A・・・大当たり数値用記憶部 45B・・・普通当たり数値用記憶部 X1・・・左側変動図柄、中央変動図柄、右側変動図柄
(変動図柄) Y1・・・開口部 T1・・・遊技盤 H1・・・表示器支持部材(支持部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球が転動落下する遊技領域以外に表
    示装置を配置した遊技機であって、 前記表示装置は、遊技に関する遊技情報を表示できると
    ともに、遊技に関する情報を前記遊技機に入力できる入
    力用操作部を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記表示装置は、賞球または貸し球を受ける上皿受け部
    と前記遊技領域との間に配置されたことを特徴とする遊
    技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の遊技機
    において、 前記表示装置が遊技者側を向くように、前記表示装置を
    支持する支持部材を設けたことを特徴とする遊技機。
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