JP2003133963A - グラフィックアニメーションデータの符号化及び復号装置並びにその方法 - Google Patents

グラフィックアニメーションデータの符号化及び復号装置並びにその方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラフィックアニメーションデータの効率の
高い符号化及び復号が可能な装置並びにその方法を提供
する。 【解決手段】 キーデータを量子化して量子化されたデ
ータを生成する量子化器と、量子化されたデータをDP
CM処理し、DPCM処理されたデータを入力としてD
PCM処理を繰り返し行いつつ生成されるN次のDPC
Mデータのうち最も低い散布度を有するDPCMデータ
を選択して出力するDPCM処理部と、DPCM処理部
から出力されるDPCMデータに存在する極端値を除去
してデータの変化幅を狭める極端値除去部と、極端値除
去部から出力されるデータから2進ビットの冗長度を除
去して圧縮及び符号化された2進ビットストリームを生
成するエントロピエンコーダとを含む、グラフィックア
ニメーションデータのうち時間変数に該当するキーデー
タを符号化させる符号化装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はグラフィックアニメ
ーションデータの符号化装置に係り、特に、グラフィッ
クアニメーションデータのうち時間変数に該当するキー
情報を符号化/復号させる装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】グラフィックアニメーションは2次元又
は3次元オブジェクトの形態及び属性情報を表現し、各
オブジェクトの形態や属性などの経時的な変化及び動き
情報を様々な方法により表現する。オブジェクトを時間
軸上でアニメーションするための代表的な表現形式とし
て、バーチュアル・リアリティ・マークアップ・ランゲー
ジ(VRML)がある。このアニメーション方式は3次
元オブジェクトに対するキーフレーミング法により任意
の時間軸上に特定のキーフレーミングを設定し、設定さ
れた各キーフレーム間のアニメーションを線形補間法に
より表現する。この方式で使われるキーフレームはイン
タポレータノードを通して定義されるが、このノードは
キーフレームの時間軸上の位置を表わすキーデータと、
該当キーでキーフレーム属性と動き情報を表わすキー値
データとによりフィールドを構成する。すなわち、キー
はアニメーションを表現する時間を0〜1の不連続した
値で表わし、キー値は各キーが表わす時間で合成映像内
のあるオブジェクトの属性及び位置値を表わす。図1
は、キー及びキー値の相関関係の一例を示すグラフであ
る。
【0003】一方、区分的な線形補間法特性を有するキ
ーフレーミング方式により実際の運動体と類似した自然
なアニメーションを表現する場合には、インタポレータ
ノードを通じて大量のキーフレーム情報が与えられる必
要があり、これはアプリケーション分野に適用する時に
コスト及び効率の面で深刻な短所として現れる。すなわ
ち、オフラインのアプリケーションでは膨大な量の3次
元アニメーションデータを保存するための大容量の記憶
装置が必要となる。また、オンラインのアプリケーショ
ンではオフラインアプリケーションでの問題だけではな
く、サーバからユーザ端末へと3次元アニメーションデ
ータを伝送する時に伝送路の大容量化及び高速化が要求
される。加えて、伝送エラーの発生確率が高くなるに伴
い、データの信頼性低下が問題となる。このような側面
から、インタポレータノードのデータの量を減少させる
効果的な圧縮及び符号化機能が望まれる。
【0004】図2は、従来の技術による符号化及び復号
装置の概略ブロック図である。
【0005】図2に示すように、従来技術の手法では、
一般に、差分パルス符号変調方式(DPCM)によりア
ニメーションデータを符号化させている。これは、キー
フレーミングアニメーション方式の特性がDPCM方式
に好適であって、データを圧縮するのに有効な方法であ
るためである。また、このDPCMにより符号化を行う
方法は、MPEG−4 BIFS(Binary For
mat for Scene)符号化の手法としても用い
られている。
【0006】図2に示すように、MPEG−4 BIF
S符号化手法のキーデータ符号化法は、DPCM処理が
一回のみである1次DPCMを用いた符号化法である。
図2において、量子化器105は符号化するインタポレ
ータノードのキーデータKを量子化する。DPCM処理
部110は量子化されたキーデータQK中の時間軸上で
隣り合うデータ間の差分値EKを生成する。DPCM処
理されたキーデータはエントロピエンコーダ115に入
力されて圧縮され、2進ビットストリーム120として
生成される。符号化器100で生成した圧縮された2進
ビットストリーム120は符号化器100とは逆の処理
として構成される復号器150を通じて復元されてキー
データK^として生成される。すなわち、圧縮された2
進ビットストリーム120はエントロピデコーダ15
5、逆DPCM処理部160及び逆量子化器165を経
つつキーデータK^に復元される。
【0007】図3は図2に示すDPCM処理部110の
詳細図であり、図4は図2に示す逆DPCM処理部16
0の詳細図である。
【0008】一方、エントロピエンコーダ115での符
号化効率を高めるためには、符号化するデータ、すなわ
ち、DPCM処理部110から出力されるデータEK
冗長度が高いことが好ましい。しかし、図2に示すよう
に、一括的に1次DPCMのみ行う場合、1次DPCM
を通して得られた符号化に好適なデータ以外のデータで
は圧縮効果があまり高くないという短所がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は、符号化するキーデータの冗長度を高
めて符号化効率を高める符号化及び復号装置を提供する
ことである。
【0010】本発明が解決しようとする第2の課題は、
前記符号化及び復号装置で行われる符号化及び復号方法
を提供することである。
【0011】本発明が解決しようとする第3の課題は、
前記符号化及び復号方法をコンピュータで実行可能なプ
ログラムコードにて記録した記録媒体を提供することで
ある。
【0012】本発明が解決しようとする第4の課題は、
前記符号化装置で前記符号化方法により生成されるビッ
トストリームをコンピュータで読み取り可能なプログラ
ムコードにて記録した記録媒体を提供することである。
【0013】本発明が解決しようとする第5の課題は、
符号化装置での符号化効率を高めるために、符号化する
データに存在する極端値を除去する方法を提供すること
である。
【0014】本発明が解決しようとする第6の課題は、
前記符号化装置を用いたデータ処理システムを提供する
ことである。
【0015】本発明が解決しようとする第7の課題は、
前記符号化及び復号方法を実行する手段としてコンピュ
ータを機能させるためのプログラムを提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
るために、グラフィックアニメーションデータのうち時
間変数に該当するキーデータを符号化させる本発明に係
る符号化装置は、キーデータを量子化して量子化された
データを生成する量子化器と、量子化されたデータをD
PCM処理し、DPCM処理されたデータを入力として
DPCM処理を繰り返し行いつつ生成されるN次のDP
CMデータのうち最も低い散布度を有するDPCMデー
タを選択して出力するDPCM処理部と、DPCM処理
部から出力されるDPCMデータに存在する極端値を除
去してデータの変化幅を狭める極端値除去部と、極端値
除去部から出力されるデータから2進ビットの冗長度を
除去して圧縮及び符号化された2進ビットストリームを
生成するエントロピエンコーダとを含むことを特徴とす
る。
【0017】前記第1の課題を解決するために、外部の
符号化装置から最も低い散布度を有するDPCM次数情
報、最も低い散布度を有するディバイド次数情報及び前
記符号化装置における極端値除去過程に使われる最頻
値、最大値及びディバイド次数別極端値情報を含むヘッ
ダデータと、DPCM及び極端値が除去されたキーデー
タを圧縮及び符号化した2進のビットストリームを伝送
されてグラフィックアニメーションデータのうち時間変
数に該当する元のキーデータに復元する本発明に係る本
発明に係る復号装置は、伝送された2進ビットストリー
ムを復元してヘッダデータ及びDPCM並びに極端値が
除去されたキーデータを復元するエントロピデコーダ
と、エントロピデコーダで復元されたヘッダデータの最
頻値、最大値及びディバイド次数別極端値情報に基づ
き、符号化装置で行われる極端値除去過程で除去された
極端値を復元する逆極端値除去部と、逆極端値除去部で
極端値が復元されたキーデータを最も低い散布度を有す
るDPCM次数に該当する回数だけ繰り返して逆DPC
M処理を行い、その処理結果を出力する逆DPCM処理
部と、逆DPCM処理部から出力される逆DPCMデー
タを逆量子化し、逆量子化されたデータを元のキーデー
タとして生成する逆量子化器とを含むことを特徴とす
る。
【0018】前記第2の課題を解決するために、グラフ
ィックアニメーションデータのうち時間変数に該当する
キーデータを符号化させる本発明に係る符号化方法は、
キーデータを量子化して量子化されたデータを生成する
(a)段階と、量子化されたデータをDPCM処理し、
DPCM処理されたデータを入力としてDPCM処理を
繰り返し行いつつ生成されるN次のDPCMデータのう
ち最も低い散布度を有するデータを選択して出力する
(b)段階と、DPCM処理部から出力されるデータに
存在する極端値を除去してデータの変化幅を狭める
(c)段階と、極端値除去部から出力されるデータから
2進ビットの冗長度を除去して圧縮及び符号化された2
進ビットストリームを生成する(d)段階とを含むこと
を特徴とする。
【0019】前記第2の課題を解決するために、外部の
符号化装置から最も低い散布度を有するDPCM次数情
報、最も低い散布度を有するディバイド次数情報及び前
記符号化装置で行われる極端値除去過程に使われる最頻
値、最大値及びディバイド次数別極端値情報を含むヘッ
ダデータと、DPCM及び極端値が除去されたキーデー
タを圧縮及び符号化した2進のビットストリームを伝送
されてグラフィックアニメーションデータのうち時間変
数に該当する元のキーデータに復元する復号装置で行わ
れる本発明に係る復号方法は、伝送された2進のビット
ストリームを復元してヘッダデータ及びDPCM並びに
極端値が除去されたキーデータを復元する(a)段階
と、(a)段階で復元されたヘッダデータの最頻値、最
大値及びディバイド次数別極端値情報に基づき、符号化
装置で行われる極端値除去過程で除去された極端値を復
元する(b)段階と、(b)段階で極端値が復元された
キーデータを最も低い散布度を有するDPCM次数に該
当する回数だけ繰り返して逆DPCM処理を行う(c)
段階と、(c)段階で逆DPCM処理されたデータを逆
量子化して逆量子化されたデータを元のキーデータとし
て生成する(d)段階とを含むことを特徴とする。
【0020】前記第3の課題を解決するために、前記符
号化方法又は復号方法は、コンピュータで実行可能なプ
ログラムコードにて記録媒体に記録することができる。
【0021】前記第4の課題を解決するために、前記符
号化装置で前記符号化方法により生成されるビットスト
リームは、キーデータを量子化した量子化ビット数を格
納するフィールドと、キーデータの符号化に必要な実際
のビット数を格納するフィールドと、最頻値、最小値及
び最大値の伝送に必要なビット数を格納するフィールド
と、キーデータの数を格納するフィールドと、最も低い
散布度を有するDPCM次数及び最も低い散布度を有す
るディバイド次数を各々格納するフィールドと、最頻
値、最小値及び最大値を各々格納するフィールドを含む
ヘッダ情報を格納するヘッダ情報フィールドと、符号化
されたキーデータを格納するキー情報フィールドとを含
むことを特徴とする。このビットストリームは、記録媒
体又は伝送媒体によって提供可能である。
【0022】前記第5の課題を解決するために、伝送し
ようとするデータを符号化させる符号化装置において、
符化効率を高めるために前記伝送しようとするデータに
存在する極端値を除去する方法は、前記伝送しようとす
るデータのうち最も高い頻度数を有するデータを最頻値
として求める(a)段階と、前記伝送しようとするデー
タの各々から前記最頻値を引く(b)段階と、前記
(b)段階で処理されたデータのうち零以下の値を有す
るデータを正数に変える(c)段階と、前記(c)段階
で処理されたデータからその大きさに基づき所定の値を
引いて最大値と最小値との間のデータ範囲を狭める
(d)段階と、最大値及び最小値を抽出してその絶対値
を比較し、比較された結果に基づき最大値の半分よりも
大きいデータを零に近い値に変えるか、又は最小値の半
分よりも小さいデータを零に近い値に変える処理をM次
に亘って繰り返し行い、ディバイド処理されたデータを
生成する(e)段階と、前記(e)段階で生成されたデ
ータの散布度を各次数別に求め、最も低い散布度を有す
る次数のディバイド処理されたデータを極端値が除去さ
れたデータとして選択して出力する(f)段階とを含む
ことを特徴とする。前記極端値除去方法は、コンピュー
タで実行可能なプログラムコードにて記録媒体に記録す
ることができる。
【0023】前記第6の課題を解決するために、グラフ
ィックアニメーションデータのうち時間変数に該当する
キーデータを符号化及び復号させる本発明に係るデータ
処理システムは、キーデータを量子化して量子化された
データを生成する量子化器と、量子化されたデータをD
PCM処理し、DPCM処理されたデータを入力として
DPCM処理を繰り返し行いつつ生成されるN次のDP
CMデータのうち最も低い散布度を有するデータを選択
して出力するDPCM処理部と、DPCM処理部から出
力されるデータに存在する極端値を除去してデータの変
化幅を狭める極端値除去部と、極端値除去部から出力さ
れるデータから2進ビットの冗長度を除去して圧縮及び
符号化された2進ビットストリームを生成するエントロ
ピエンコーダを含む符号化器と、符号化器で圧縮及び符
号化されて伝送される2進ビットストリームを受信し、
符号化過程の逆過程を経て前記2進ビットストリームを
元のキーデータに復元する復号器とを含むことを特徴と
する。
【0024】前記第7の課題を解決するために、コンピ
ュータを前記符号化及び復号方法を実行する手段として
機能させるためのプログラムを提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき、本
発明に係る符号化装置及びその方法について詳細に説明
する。
【0026】図5は、本発明に係る符号化及び復号装置
の概略ブロック図であって、符号化器300は量子化器
305と、DPCM処理部310と、極端値除去部32
0と、エントロピエンコーダ350とを含み、復号器3
60はエントロピデコーダ365と、逆DPCM処理部
375と、逆極端値除去部370と、逆量子化器380
とを含む。
【0027】図5を参照すれば、符号化器300は符号
化するキーデータKをその特性に応じてN次に亘ってD
PCMを行い、DPCMの行われたデータのうち最も低
い散布度を有する次数のDPCMデータを選択し、選択
されたデータの極端値を除去した後に符号化させて圧縮
されたビットストリーム355を生成する。
【0028】より具体的には、量子化器305は入力さ
れるキーデータKを量子化して量子化されたデータQK
を生成する。ここで、キーデータKは既にパーシング処
理過程を経て実数に変えられたデータである。このよう
な実数のキーデータKは量子化器305から与えられた
量子化ビット数QStep_Kに基づき整数値のキーデ
ータQKに変わる。すなわち、量子化される。キーの数
がnであり、n〜1のインデックスを有するならば、量
子化器305でキーデータK0〜Kn-1は量子化されたデ
ータQ0〜Qn1に変わる。
【0029】DPCM処理部310は量子化されたデー
タQKをDPCM処理し、DPCM処理されたデータを
入力としてDPCM処理を繰り返し行いつつ生成される
N次のDPCMデータのうち最も低い散布度を有するデ
ータ、すなわち、繰り返し性の高いデータEKを選択し
て出力する。すなわち、1次DPCMは量子化されたデ
ータQKを入力としてDPCM処理し、2次DPCMは
1次DPCMの結果データを入力としてDPCM処理
し、3次DPCMは2次DPCMの結果データを入力と
してDPCM処理する。そして、DPCM処理部310
は各次数のDPCMデータに対する散布度を求め、最も
低い散布度を有する次数のDPCMデータを選択して出
力する。例えば、2次DPCMの結果データが最も低い
散布度を有するならば、DPCM処理部310は2次D
PCMの結果データを選択して極端値除去部320に出
力する。このように、データの冗長度を高めれば、以降
の符号化過程でエントロピエンコーダ350は冗長化さ
れたデータを一つのデータに符号化できるので、符号化
効率を高めることができる。DPCM処理部310の詳
細については、図6に基づき後述する。
【0030】極端値除去部320はDPCM処理部31
0から出力されるデータEKに存在する極端値を除去す
ることにより、データの変化幅が狭まったデータDK
生成する。データEKに存在する極端値はデータの平均
から遠く離れている値であって、データの散布度を高め
ると共に、データの圧縮符号化効率を落とす。極端値除
去部320の詳細については、図7に基づき後述する。
【0031】エントロピエンコーダ350はデータDK
から冗長度、すなわち、2進ビットの冗長度を除去して
圧縮及び符号化させ、圧縮された2進ビットストリーム
355を生成する。圧縮された2進ビットストリーム3
55の構造の詳細については、図12に基づき後述す
る。
【0032】復号過程は前記符号化過程の逆過程を経て
2進ビットストリームデータを入力としてエントロピデ
コーダ365で整数のデータに復元し、符号化過程の逆
過程を経て復元された実数のキー値K^に変える。復元
されたキーデータは量子化過程で生じる誤差だけ逆量子
化の過程で誤差が生じる。
【0033】図6は、本発明の一実施の形態によるDP
CM処理部310のブロック図である。DPCM処理部
310は、N次DPCM処理部314、散布度計算部3
16及び最低散布度抽出部318を含む。
【0034】N次DPCM処理部314は現在量子化さ
れたデータQiを入力としてN回に亘ってDPCM処理
を繰り返し行い、DPCM処理の結果を散布度計算部3
16に出力する。1次DPCMは現在の量子化されたデ
ータQiから以前の量子化されたデータQi-1を引くこと
により1次DPCM処理の結果である差分値Eiが求め
られる。2次DPCMは現在の1次DPCMの結果デー
タから以前の1次DPCMの結果データを引くことによ
り求められる。このような方法により、N次に亘っての
DPCM処理を行う。DPCM処理部314は図2に示
された通りであり、図2を参照すれば、バッファ175
は現在のQiを以降に差分値を求める時にQi-1として用
いるための中間バッファである。
【0035】散布度計算部316は、N次DPCM処理
部314から各次数別に出力されるDPCMデータの散
布度を求めて出力する。普通使われる散布度としては、
分散、標準偏差、四分位偏差、範囲などがある。
【0036】最低散布度抽出部318は、散布度計算部
316から各次数別散布度の値が出力されれば、最も低
い散布度を有する次数のDPCMデータE0からEn-1
データを選択して出力する。
【0037】図7は、本発明の一実施の形態による極端
値除去部320のブロック図である。極端値除去部32
0は、前処理部324及び主処理部334を含む。
【0038】前処理部324は、極端値除去のための前
処理過程を行い、DPCM処理部310から出力される
データのうち高い頻度数を有するデータを特定値、例え
ば“0”に変えると共に、残りのデータは“0”を中心
として分布させる。具体的には、前処理部324はモー
ド生成器326と、シフト処理部328と、フォルド処
理部330と、減算処理部332とを含む。
【0039】モード生成器326は、DPCM処理部3
10から出力される差分データEKのうち最も高い頻度
数を有するデータ、すなわち最頻値を求める。
【0040】シフト処理部328は、下記数式1のよう
に、差分データからモード生成器310で求めた最頻値
を引く。
【0041】
【数1】
【0042】このように、差分データから最頻値を引け
ば、最頻値のような差分データは0に変わり、残りの差
分値も最頻値を引いた値に変わる。すなわち、最頻値だ
けシフトされる。そして、シフトされたデータは0を中
心として分布される。
【0043】フォルド処理部330は、0以下の値、す
なわち負数を正数に変える。フォルド処理部330の詳
細については、図8に基づき後述する。
【0044】減算処理部332は、フォルド処理部33
0で処理されたデータからその大きさに基づき所定の値
を引くことにより最大値と最小値との間のデータ範囲を
狭める。減算処理部332の詳細については、図10に
基づき後述する。
【0045】以上述べたように、極端値除去の前処理過
程が完了すれば、主処理部334により正の極端値及び
負の極端値を除去して最大値と最小値との間の範囲を狭
める。具体的に、主処理部334はディバイドアップ/
ダウン処理部322及びデータ出力部312を含む。
【0046】ディバイドアップ/ダウン処理部322は
前処理部324から出力されるデータから最大値max
及び最小値minを抽出する(336)。そして、抽出
された最大値及び最小値の絶対値を比較し(338)、
最大値の絶対値が最小値の絶対値以上であれば、最大値
の半分よりも大きいデータを零に近い値に変えるディバ
イド−ダウン処理を行い(340)、最小値の絶対値が
大きければ、最小値の半分よりも小さいデータを零に近
い値に変えるディバイド−アップ処理を行う(34
2)。ディバイドアップ/ダウン処理部322は、ディ
バイド−ダウン又はディバイド−アップされたデータを
再び入力として前述した動作をM次に亘って繰り返し行
い、ディバイドアップ/ダウンデータを生成する。ディ
バイド−ダウン処理の詳細及びディバイド−アップ処理
の詳細については各々図11及び図12に基づき後述す
る。
【0047】データ出力部352は、ディバイド−アッ
プ/ダウン処理部322から出力されるM次に亘って生
成されるディバイドアップデータ又はディバイドダウン
データの散布度を各々求め(312)、最も低い散布度
を有する次数のディバイド−アップ又はディバイドダウ
ンデータを選択して出力する(346)。
【0048】すなわち、ディバイド−アップ/ダウン処
理を繰り返し行えば、最大値の半分よりも大きいデー
タ、又は最小値の半分よりも小さいデータが零に近く分
布され、これにより、零を中心として広く分布されてい
たデータが零に近く分布される。一方、次数が高くなる
といって、ディバイドアップデータ又はディバイドダウ
ンデータが零に一層近く分布されるとは限らない。これ
により、M次のディバイドアップデータ又はディバイド
ダウンデータの散布度を求め、そのうち最も低い散布度
を有するデータを取ることにより、零に近く分布されつ
つ最大値と最小値との間の範囲が最も狭い次数のディバ
イドアップデータ又はディバイドダウンデータが抽出可
能になる。結局、極端値を除去してからは一層狭まった
範囲を有するデータを得ることができる。
【0049】一方、減算処理部332及びディバイド−
ダウン処理340のためにはデータの最大値が必要であ
り、ディバイド−アップ処理342のためにはデータの
最小値が必要である。また、これら最大値及び最小値に
関するデータはヘッダ情報として復号部360(図5参
照)に伝送する必要がある。これにより、復号部360
は符号化部300の逆過程を経て正常なデータの復号が
行えるようになる。
【0050】図8は、図7に示されたフォルド処理部3
30の動作の詳細を示すフローチャートである。
【0051】図7及び図8を参照すれば、フォルド処理
部330はシフト処理部328から出力されたデータが
零以上であるか否かを判断し(第435段階)、零より
も大きいと判断されれば、シフト処理部328から出力
されるデータEi Kに2をかけた値をフォルド処理部33
0の出力データDi K として生成する(第445段階)。
これに対し、第435段階で、シフト処理部328の出
力データEi Kが零よりも小さいと判断されれば、下記数
式2により計算される値をフォルド処理部330の出力
データDi Kとして生成する(第440段階)。
【0052】
【数2】
【0053】このような過程を通じて、負数は正の奇数
となり、以前の正数は正の偶数となる。
【0054】図9は、図7に示された減算処理部332
の動作を詳細に示すフローチャートである。
【0055】図7及び図9を参照すれば、フォルド処理
部330から出力されるデータから最大値maxを抽出
した後、フォルド処理部330の出力データEi Kが最大
値の半分よりも大きいか否かを判断する(第455段
階)。第455段階で、フォルド処理部330から出力
されるデータEi Kが最大値の半分よりも大きいと判断さ
れれば、下記数式3により負数に変え(第465段
階)、そうでなければ、その値をそのまま保って減算処
理部330の出力データDi Kとして生成する(第460
段階)。
【0056】
【数3】
【0057】このような減算処理部332の動作によれ
ば、データの範囲が狭まる効果がある。すなわち、以前
のデータの範囲が0〜最大値であれば、この減算処理部
332を通じて−max/2から+max/2の最大範
囲を有すると共に、0を中心としてデータが分布され
る。また、フォルド処理部330で処理されたデータが
0及び最大値の両端に集中しているほど、この処理過程
を経ればデータの範囲は一層狭まる。
【0058】図10は、図7に示されたディバイド−ダ
ウン340の動作を詳細に示すフローチャートである。
【0059】図7及び図10を参照すれば、減算処理部
332から出力されたデータから最大値及び最小値デー
タを各々抽出してその絶対値を比較する。比較の結果、
最大値が最小値以上であれば、ディバイド−ダウン34
0処理を行う。ディバイド−ダウン340処理は、ま
ず、減算処理部332から出力されたデータEi Kが零以
上であるか否かを判断し(第505段階)、データが零
よりも小さいと判断されれば、その値を2倍にしてディ
バイドデータDi Kとして生成する(第525段階)。も
し、第505段階で、減算処理部332から出力される
データEi Kが零以上であると判断されれば、最大値の半
分よりも大きいか否かを判断する(第510段階)。第
510段階で、減算処理部332から出力されるデータ
が最大値の半分以下であると判断されれば、その値をそ
のままディバイドデータDi Kとして生成する(第520
段階)。これに対し、第510段階で、減算処理部33
2から出力されるデータが最大値の半分よりも大きいと
判断されれば、下記数式4により求められる値をディバ
イドデータDi Kとして生成する(第515段階)。
【0060】
【数4】
【0061】このように、ディバイド−ダウン処理を通
じて最大値の半分よりも大きいデータを負の奇数に変
え、以前の負数は負の偶数に変える。これは、データの
範囲を狭める効果がある。
【0062】図11は、図7に示すディバイド−アップ
342の動作を詳細に示すフローチャートである。
【0063】図7及び図11を参照すれば、減算処理部
332から出力されたデータから最大値及び最小値デー
タを各々抽出してその絶対値を比較する。比較の結果、
最大値が最小値よりも小さければ、ディバイド−アップ
342処理を行う。ディバイド−アップ処理は、まず、
減算処理部332から出力されるデータEi Kが零よりも
小さいか否かを判断する(第535段階)。第535段
階で、減算処理部332から出力されるデータEi Kが零
よりも小さくないと判断されれば、減算処理部332か
ら出力されるデータをそのままディバイドデータDi K
して生成する(第555段階)。もし、第535段階
で、減算処理部332から出力されるデータEi Kが零よ
りも小さいと判断されれば、その値が最小値の半分より
も小さい否かを判断する(第540段階)。第540段
階で、減算処理部332から出力されるデータEi Kが最
小値の半分よりも小さくないと判断されれば、減算処理
部332の出力データを2倍にした値をディバイドデー
タDi Kとして生成する(第550段階)。これに対し、
第540段階で、減算処理部332から出力されるデー
タが最小値の半分よりも小さいと判断されれば、下記数
式5により計算された値をディバイドデータDi Kとして
生成する(第545段階)。
【0064】
【数5】
【0065】これにより、ディバイド−アップ処理によ
り最小値の半分よりも小さいデータが負の奇数に変えら
れ、最小値の半分よりも小さくない負のデータが負の偶
数に変えられる。これもまた、データの範囲を狭める効
果がある。
【0066】図12は、図5に示すエントロピエンコー
ダ350を介して伝送されビットストリームの構造図で
ある。ビットストリームは、ヘッダ情報600とキー情
報605とに大別される。キー情報615としては、実
数のキーデータが量子化、DPCM、極端値除去過程を
経て範囲が狭まった整数のデータを符号化させたデータ
が伝送される。この時、前端から最も低い散布度を有す
るDPCMの次数Order_DPCMに該当する数の
データがヘッダ情報として伝送される。例えば、最も低
い散布度を有するDPCMの次数が2次であれば、前端
から第2番目のデータがヘッダ情報として伝送される。
これは、一般的にDPCM処理後に、DPCM次数に該
当する数の前端データは他のデータとは大きい差を有す
る極端値であるためである。すなわち、エントロピエン
コーダの符号化効率を高めるために、他のデータと大き
い差を有するデータはキー情報から引いてヘッダ情報と
して伝送する。結局、キー情報615としては、ヘッダ
情報として伝送されるキーデータの数Key
order_DPCM-1及び残りのキーデータを伝送する。
【0067】ヘッダ情報の構成610は、下記の通りで
ある。まず、キーデータに対する量子化ビット数QSt
ep_Kがある。そして、DPCM及び極端値除去処理
を通じてデータの範囲が狭まり、これにより、符号化に
必要な実際のビット数が減る。この時に必要なビット数
QStep_Cを伝送する。次に、最頻値、最大値、最
小値を伝送するために必要なビット数QStep_S、
キーの数#Key、最も低い散布度を有するDPCM次
数Order_DPCM、最も低い散布度を有するディ
バイド次数Order_DND及び最頻値Modeを伝
送する。次に、最も低い散布度を有するDPCMの次数
Order_DPCMに該当する数のキーデータKey
0,...,Keyorder_DPCM-1を伝送する。この時、
符号が分かるように、1ビットの符号ビットも含めて伝
送する。次に、最も低い散布度を有するディバイド次数
Order_DNDに該当する数の最大値又は最小値デ
ータは極端値Max0,...,Maxorder_DND-1
して伝送する。これは、極端値除去部320のディバイ
ド−アップ340及びディバイド−ダウン342処理に
使われるデータの最大値及び最小値であり、ここに減算
処理部332で使われる最大値を含めて、あるいは別途
に伝送でき、1ビットの符号ビットを含めて、0であれ
ば正の最大値、1であれば負の最小値であることを表わ
す。
【0068】一方、図5に基づき述べたように、復号過
程は符号化器300で生成し伝送された2進のビットス
トリームデータを入力として前記符号化過程の逆過程を
通じて行われる。この時、2進ビットストリームデータ
には、図12に基づき述べたように、復号過程で必要な
データ、例えば最も低い散布度を有するDPCM次数情
報、最も低い散布度を有するディバイド次数情報及び前
記符号化装置で行われる極端値除去過程に使われる最頻
値、ディバイド次数別極端値及び最大値情報を含むヘッ
ダデータ及びキーデータが含まれる。
【0069】図5を参照すれば、エントロピデコーダ3
65は、符号化器300から伝送された2進ビットスト
リームを復元し、ヘッダデータ及びDPCM並びに極端
値除去処理されたキーデータを復元する。
【0070】逆極端値除去部370はエントロピデコー
ダ365で復元されたヘッダデータの最頻値、ディバイ
ド次数別極端値及び最大値情報に基づき、符号化器30
0の極端値除去部320で極端値除去過程により除去さ
れた極端値を復元する。逆極端値除去部370の詳細に
ついては、図13に基づき後述する。
【0071】逆DPCM処理部375は、逆極端値除去
部370で極端値が復元されたキーデータを図3に示さ
れた逆DPCM処理器により、最も低い散布度を有する
DPCM次数に該当する回数だけ繰り返して逆DPCM
処理を行い、その処理結果を出力する。
【0072】逆量子化器380は、逆DPCM処理部3
75から出力される逆DPCMデータを逆量子化し、逆
量子化されたデータを元の実数のキー値K^に変える。
復元されたキーデータK^は量子化中に生じる誤差だけ
逆量子化中に誤差が生じる。
【0073】図13は、本発明の一実施の形態による逆
極端値除去部(図5の370)のブロック図であって、
図7に示された極端値除去部の逆処理過程を有し、主処
理部710及び後処理部750を含んでなる。
【0074】図13を参照すれば、主処理部710は、
図7の主処理部334の逆過程を行うものであって、ま
ず、復元されたヘッダデータでディバイド次数別極端値
を零と比較する(第714段階)。極端値が零以上であ
れば、キーデータを逆ディバイドダウン処理し(第71
6段階)、極端値が零よりも小さければ、キーデータを
逆ディバイドアップ処理して(第718段階)キーデー
タの正の極端値又は負の極端値を復元する。ここで、逆
ディバイドダウン処理は、図10に示されたディバイド
ダウン処理の逆順に行う。その処理結果は下記数式6の
通りである。
【0075】
【数6】 (ここで、Ei Kは逆ディバイドダウン又は逆ディバイド
アップ処理されたデータであり、Di Kはエントロピデコ
ーダ365で復元されたキーデータであり、Max iはディ
バイド次数別極端値である。)
【0076】同様に、逆ディバイドアップ処理は、図1
1に示されたディバイドアップ処理の逆順に行われ、そ
の処理結果は下記数式7の通りである。
【0077】
【数7】
【0078】逆ディバイドダウン又は逆ディバイドアッ
プ処理後に、ディバイド次数iが零であるか否かを判断
し(第720段階)、ディバイド次数が零であると判断
されれば、後処理部750で後処理を行う。一方、ディ
バイド次数iが零でないと判断されれば、ディバイド次
数iを一ずつデクリメントしつつ(第722段階)ディ
バイド次数iが零になるまで逆ディバイドダウン又は逆
ディバイドアップ処理を繰り返し行う。
【0079】後処理部750は、図7の前処理部324
とは逆の構造を有し、主処理部710で極端値が復元さ
れたデータを最頻値だけシフトして、零を中心として分
布するキーデータを最頻値を中心として分布するように
復元する。具体的に、後処理部750は、逆減算処理部
752、逆フォルド処理部754及び逆シフト処理部7
56を含んでなる。
【0080】逆減算処理部752は、図7の減算処理部
332の逆処理過程であって、主処理部710で極端値
が復元されたデータにその大きさに基づき、復元された
ヘッダデータの最大値を加えて復元されたデータをいず
れも零以上に変える。具体的に、主処理部710で逆デ
ィバイドダウン又は逆ディバイドアップ処理されたキー
データが零以上であればその値を保ち、零よりも小さけ
れば主処理部710で生成されたデータに(最大値+
1)を加える。
【0081】逆フォルド処理部754は、図7に示され
たフォルド処理部330の逆処理部であって、逆減算処
理部752で処理されたデータが奇数又は零又は偶数で
あるか否かを判断し、下記数式8により求められるデー
タを逆フォルド処理されたデータとして生成する。
【0082】
【数8】 (ここで、EKは逆フォルド処理されたデータであり、DK
は逆減算処理部752で処理されたデータである。)
【0083】逆シフト処理部756は、逆フォルド処理
部754で処理されたデータをヘッダデータで最頻値だ
けシフトし、零を中心として分布するデータを最頻値を
中心として分布するように復元する。
【0084】前述のような処理過程を有する本発明は、
アニメーションデータのうちキーデータを符号化させる
に当たって、そのデータの特性に好適な次数のDPCM
を行うことにより低い散布度を有するデータを選択し、
さらにN次のDNDを行うことによりデータの範囲を一
層狭める。これにより、データの特性がエントロピエン
コーダ350を通じて圧縮及び符号化されるのに一層効
率的で且つ好適に変わり、その結果、符号化効率が高め
られる。すなわち、2進ビットストリームを生成するに
当たって、2進データの冗長度を高めると共に、エント
ロピエンコーダでこのビットデータの冗長度を除去する
ので、符号化効率が高められる。結局、キーデータの符
号化効率を高めることにより、ぼう大な量のアニメーシ
ョンデータを一層効率良く圧縮してデータの量を減ら
し、効率良い保存及び伝送、処理を可能にする。
【0085】以上述べたように、本発明によれば、符号
化するキーデータをその特性に応じて最も低い散布度を
有するデータを選択することにより、符号化するデータ
の冗長度を高めて符号化効率を高められる。一般的に、
データの散布度が低いほどデータの冗長度が高くなり、
これにより、エントロピ符号化の効率が高められる。こ
のため、1次以上のDPCM、すなわちN次DPCMを
行うことにより得られるデータのうち最も低い散布度を
有するデータを選択し、N次のDPCM後にも現れる極
端値を除去することにより、符号化効率を高めることが
できる。
【0086】本発明はまた、コンピュータで読み取り可
能な記録媒体にコンピュータにより読み取り可能なコー
ド(コンピュータプログラムないしデータ構造)として
実現可能である。コンピュータにより読み取り可能な記
録媒体はコンピュータシステムにより読み取り可能なデ
ータが保存されるあらゆる種類の記憶装置を含む。コン
ピュータにより読み取り可能な記録媒体の例としては、
ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フレキシ
ブルディスク、光データ記憶装置などがある。本発明は
また、情報伝送媒体により伝送可能なコード(プログラ
ムないしデータ構造)として実現可能である。情報を伝
送可能な媒体としては、広くキャリアウェーブ(例え
ば、インターネットを通して伝送)の形に実現されるも
のも含む。また、コンピュータにより読み取り可能な記
録媒体はネットワークに接続されたコンピュータシステ
ムに分散され、分散方式によりコンピュータにより読み
取り可能なコードが保存されて実行可能である。
【0087】以上、図面及び明細書において最適の実施
形態が開示された。ここで、特定の用語が使われたが、
これは単に本発明を説明するために使われたものであっ
て、意味の限定や特許請求の範囲上に記載された本発明
の範囲を制限するために使われたものではない。従っ
て、この技術分野の当業者であれば、これより各種の変
形及び均等な他の実施形態が可能であるという点は理解
できるであろう。よって、本発明の真の技術的な保護範
囲は特許請求の範囲上の技術的な思想によって定まるべ
きである。
【0088】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るグラフ
ィックアニメーションデータの符号化装置及びその方法
によれば、符号化するキーデータをその特性に応じてN
次DPCM処理して最も低い散布度を有するデータを選
択することにより、符号化するデータの冗長度を高めて
符号化効率を高めることができる。さらに、DPCM後
にも現れる極端値を除去することにより、符号化効率を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キー及びキー値の相関関係の一例を示すグラフ
である。
【図2】従来の技術による符号化及び復号装置を概略的
に示すブロック図である。
【図3】DPCM(図2の110)の詳細図である。
【図4】逆DPCM(図2の160)の詳細図である。
【図5】本発明に係る符号化及び復号装置の概略ブロッ
ク図である。
【図6】本発明の一実施の形態によるDPCM処理部
(図5の310)のブロック図である。
【図7】本発明の一実施の形態による極端値除去部(図
5の320)のブロック図である。
【図8】フォルド処理部(図7の330)の動作の詳細
を示すフローチャートである。
【図9】減算処理部(図7の332)の動作の詳細を示
すフローチャートである。
【図10】ディバイド−ダウン(図7の340)の動作
の詳細を示すフローチャートである。
【図11】ディバイド−アップ(図7の340)の動作
の詳細を示すフローチャートである。
【図12】エントロピエンコーダ(図5の350)を通
じて伝送されるビットストリームの構造図である。
【図13】本発明の一実施の形態による逆極端値除去部
(図5の370)のブロック図である。
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Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラフィックアニメーションデータのう
    ち時間変数に該当するキーデータを符号化させる符号化
    装置において、 前記キーデータを量子化して量子化されたデータを生成
    する量子化器と、 前記量子化されたデータを差分パルス符号変調(DPC
    M)処理し、DPCM処理されたデータを入力としてD
    PCM処理を繰り返し行いつつ生成されるN次のDPC
    Mデータのうち最も低い散布度を有するDPCMデータ
    を選択して出力するDPCM処理部と、 前記DPCM処理部から出力されるDPCMデータに存
    在する極端値を除去してデータの変化幅を狭める極端値
    除去部と、 前記極端値除去部から出力されるデータから2進ビット
    の冗長度を除去して圧縮及び符号化された2進ビットス
    トリームを生成するエントロピエンコーダとを含むこと
    を特徴とする符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記DPCM処理部は、 前記量子化されたデータをDPCM処理し、DPCM処
    理されたデータを入力としてDPCM処理を繰り返し行
    いつつN次のDPCMデータを生成するN次DPCM処
    理部と、 前記N次DPCM処理部から出力されるDPCMデータ
    の散布度を次数別に求めて出力する散布度計算部と、 前記散布度計算部で求めた散布度のうち最も低い散布度
    を有する次数のDPCMデータを選択して前記極端値除
    去部に出力する最低散布度抽出部とを含むことを特徴と
    する請求項1に記載の符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記極端値除去部は、 前記DPCM処理部から出力されるデータのうち最も高
    い頻度数を有するデータを零に変え、残りのデータは零
    を中心としてその平均値が零に近いように分布させる前
    処理部と、 前記前処理されたデータから正の極端値及び負の極端値
    を除去して最大値と最小値との間の範囲を狭める主処理
    部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の符号化装
    置。
  4. 【請求項4】 前記前処理部は、 前記DPCM処理部から出力される差分データのうち最
    も高い頻度数を有するデータ(最頻値)を求めるモード
    生成器と、 前記差分データから前記モード生成器で求めた最頻値を
    引いて最頻値だけシフトさせるシフト処理部と、 前記シフト処理されたデータのうち零以下の値を有する
    データを正数に変えるフォルド処理部と、 前記フォルド処理部で処理されたデータからその大きさ
    に基づき所定の値を引いて最大値と最小値とのデータ範
    囲を狭める減算処理部とを含むことを特徴とする請求項
    3に記載の符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記主処理部は、 前記前処理されたデータから最大値及び最小値を抽出し
    てその絶対値を比較し、比較された結果に基づき最大値
    の半分よりも大きいデータを零に近い値に変えるディバ
    イド−ダウン処理、または最小値の半分よりも小さいデ
    ータを零に近い値に変えるディバイド−アップ処理をM
    次に亘って繰り返し行い、ディバイド処理されたデータ
    を生成するディバイド−アップ/ダウン処理部と、 前記ディバイド−アップ/ダウン処理部から出力される
    ディバイド−アップデータ又はディバイド−ダウンデー
    タの散布度を各次数別に求め、最も低い散布度を有する
    次数のディバイド処理されたデータを選択して出力する
    データ出力部とを含むことを特徴とする請求項3に記載
    の符号化装置。
  6. 【請求項6】 グラフィックアニメーションデータのう
    ち時間変数に該当するキーデータを符号化させる符号化
    方法において、 (a)前記キーデータを量子化して量子化されたデータ
    を生成する段階と、 (b)前記量子化されたデータをDPCM処理し、DP
    CM処理されたデータを入力としてDPCM処理を繰り
    返し行いつつ生成されるN次のDPCMデータのうち最
    も低い散布度を有するデータを選択して出力する段階
    と、 (c)前記DPCM処理部から出力されるデータに存在
    する極端値を除去してデータの変化幅を狭める段階と、 (d)前記極端値除去部から出力されるデータから2進
    ビットの冗長度を除去して圧縮及び符号化された2進ビ
    ットストリームを生成する段階とを含むことを特徴とす
    る符号化方法。
  7. 【請求項7】 前記(b)段階は、 (b1)前記量子化されたデータをDPCM処理し、D
    PCM処理されたデータを入力としてDPCM処理を繰
    り返し行いつつN次のDPCMデータを生成する段階
    と、 (b2)前記(b2)段階で生成された各次数別DPC
    Mデータの散布度を求める段階と、 (b3)前記(b2)段階で求めた散布度のうち最も低
    い散布度を有する次数のDPCMデータを選択して出力
    する段階とを含むことを特徴とする請求項6に記載の符
    号化方法。
  8. 【請求項8】 前記(c)段階は、 (c1)前記(b)段階で生成された差分データのうち
    最も高い頻度数を有する差分値を最頻値として求める段
    階と、 (c2)前記差分データの各々から前記最頻値を引く段
    階と、 (c3)前記(c2)段階で処理されたデータのうち零
    以下の値を有するデータを正数に変える段階と、 (c4)前記(c3)段階で処理されたデータからその
    大きさに基づき所定の値を引いて最大値と最小値との間
    のデータ範囲を狭める段階と、 (c5)最大値及び最小値を抽出してその絶対値を比較
    し、比較された結果に基づき最大値の半分よりも大きい
    データを零に近いに変えるか、最小値の半分よりも小さ
    いデータを零に近い値に変える処理をM次に亘って繰り
    返し行い、ディバイド処理されたデータを生成する段階
    と、 (c6)前記(c5)段階で生成されたデータの散布度
    を各次数別に求め、最も低い散布度を有する次数のディ
    バイド処理されたデータを極端値が除去されたデータと
    して選択して出力する段階とを含むことを特徴とする請
    求項7に記載の符号化方法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の復号方法をコンピュー
    タで実行可能なプログラムコードにて記録した記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 伝送しようとするデータを符号化させ
    る符号化装置において、符号化効率を高めるために前記
    伝送しようとするデータに存在する極端値を除去する方
    法であって、 (a)前記伝送しようとするデータのうち最も高い頻度
    数を有するデータを最頻値として求める段階と、 (b)前記伝送しようとするデータの各々から前記最頻
    値を引く段階と、 (c)前記(b)段階で処理されたデータのうち零以下
    の値を有するデータを正数に変える段階と、 (d)前記(c)段階で処理されたデータからその大き
    さに基づき所定の値を引いて最大値と最小値との間のデ
    ータ範囲を狭める段階と、 (e)最大値及び最小値を抽出してその絶対値を比較
    し、比較された結果に基づき最大値の半分よりも大きい
    データを零に近い値に変えるか、又は最小値の半分より
    も小さいデータを零に近い値に変える処理をM次に亘っ
    て繰り返し行い、ディバイド処理されたデータを生成す
    る段階と、 (f)前記(e)段階で生成されたデータの散布度を各
    次数別に求め、最も低い散布度を有する次数のディバイ
    ド処理されたデータを極端値が除去されたデータとして
    選択して出力する段階とを含むことを特徴とする極端値
    除去方法。
  11. 【請求項11】 前記(c)段階は、 (c1)前記(b)段階で出力された値が零以上である
    か否かを判断する段階と、 (c2)前記(c1)段階で零よりも小さいと判断され
    れば、その絶対値を2倍にした後に1を引いて前記
    (b)段階で生成されたデータを正数に変える段階と、 (c3)前記(c1)段階で零よりも大きいと判断され
    れば、前記(c2)段階で生成されたデータ値を2倍に
    する段階とを含むことを特徴とする請求項10に記載の
    極端値除去方法。
  12. 【請求項12】 前記(d)段階は、 (d1)前記(c)段階で生成されたデータが最大値の
    半分よりも大きいか否かを判断する段階と、 (d2)前記(d1)段階で最大値の半分よりも大きい
    と判断されれば、前記(c)段階で生成されたデータか
    ら(最大値+1)を引いて負数に変える段階と、 (d3)前記(d1)段階で最大値の半分よりも大きく
    ないと判断されれば、その値をそのまま保つ段階とを含
    むことを特徴とする請求項10に記載の極端値除去方
    法。
  13. 【請求項13】 前記(e)段階は、 (e1)前記(d)段階で生成されたデータの最大値及
    び最小値を抽出してその絶対値を比較する段階と、 (e2)前記(e1)段階で最大値の絶対値が大きけれ
    ば、最大値の半分よりも大きいデータを零に近い値に変
    えるディバイド−ダウン処理を行った後に前記(d1)
    段階へ戻り、ディバイド次数を1だけインクリメントす
    る段階と、 (e3)前記(e1)段階で最小値の絶対値が大きけれ
    ば、最小値の半分よりも小さいデータを零に近い値に変
    えるディバイド−アップ処理を行った後に前記(e1)
    段階へ戻り、ディバイド次数を1だけインクリメントす
    る段階と、 (e4)前記ディバイド次数がM次になれば、前記ディ
    バイド−ダウン又はディバイド−アップ処理されたデー
    タの散布度を次数別に求める段階と、 (e5)前記(e4)段階で最も低い散布度を有するデ
    ィバイド−ダウン又はディバイド−アップデータを極端
    値が除去されたデータとして生成する段階とを含むこと
    を特徴とする請求項10に記載の極端値除去方法。
  14. 【請求項14】 前記(e2)段階は、 (e21)前記(e1)段階で最大値の絶対値が大きけ
    れば、前記(d)段階で前記ディバイド処理されたデー
    タが零以上であるか否かを判断する段階と、 (e22)前記(e21)段階で前記ディバイド処理さ
    れたデータが零よりも小さければ、前記ディバイド処理
    されたデータに2をかけた値をディバイドダウンされた
    データとして生成する段階と、 (e23)前記(e21)段階で前記ディバイド処理さ
    れたデータが零以上であれば、前記ディバイド処理され
    たデータが最大値の半分よりも大きいか否かを判断する
    段階と、 (e24)前記(e23)段階で前記ディバイド処理さ
    れたデータが最大値の半分よりも大きいと判断されれ
    ば、下記式により求められるデータをディバイドダウン
    されたデータとして生成する段階と、 Di K = 1-2(max(Ei K)-Ei K+1) (ここで、Di Kはディバイドダウンされたデータであ
    り、Ei K は前記ディバイド処理されたデータであり、ma
    x(Ei K) は最大値である。) (e25)前記(e23)段階で前記ディバイド処理さ
    れたデータが最大値の半分よりも大きくないと判断され
    れば、前記ディバイド処理されたデータをディバイドダ
    ウンされたデータとして生成する段階とを含むことを特
    徴とする請求項14に記載の極端値除去方法。
  15. 【請求項15】 前記(e3)段階は、 (e31)前記(e1)段階で最小値の絶対値が大きけ
    れば、前記(d)段階で前記ディバイド処理されたデー
    タが負数であるか否かを判断する段階と、 (e32)前記(e31)段階で前記ディバイド処理さ
    れたデータが負数でないと判断されれば、前記ディバイ
    ド処理されたデータをそのままディバイドアップされた
    データとして生成する段階と、 (e33)前記(e31)段階で前記ディバイド処理さ
    れたデータが負数であると判断されれば、前記ディバイ
    ド処理されたデータが最小値の半分よりも小さいか否か
    を判断する段階と、 (e34)前記(e33)段階で前記ディバイド処理さ
    れたデータが最小値の半分よりも小さいと判断されれ
    ば、下記式により求められる値をディバイドアップ処理
    されたデータとして生成する段階と、 Di K = 1+2(min(Ei K)-Ei K-1) (ここで、Di K はディバイドアップされたデータであ
    り、Ei K は前記ディバイド処理されたデータであり、mi
    n(Ei K) は最小値である。) (e35)前記(e33)段階で前記ディバイド処理さ
    れたデータが最小値の半分よりも小さくないと判断され
    れば、前記ディバイド処理されたデータに2をかけた値
    をディバイドアップされたデータとして生成する段階と
    を含むことを特徴とする請求項13に記載の極端値除去
    方法。
  16. 【請求項16】 請求項10に記載の極端値除去方法を
    コンピュータで実行可能なプログラムコードにて記録し
    た記録媒体。
  17. 【請求項17】 グラフィックアニメーションデータの
    うち時間変数に該当するキーデータを符号化及び復号さ
    せるデータ処理システムにおいて、 前記キーデータを量子化して量子化されたデータを生成
    する量子化器と、 前記量子化されたデータをDPCM処理し、DPCM処
    理されたデータを入力としてDPCM処理を繰り返し行
    いつつ生成されるN次のDPCMデータのうち最も低い
    散布度を有するデータを選択して出力するDPCM処理
    部と、 前記DPCM処理部から出力されるデータに存在する極
    端値を除去してデータの変化幅を狭める極端値除去部
    と、 前記極端値除去部から出力されるデータから2進ビット
    の冗長度を除去して圧縮及び符号化された2進ビットス
    トリームを生成するエントロピエンコーダを含む符号化
    器と、 前記符号化器で圧縮及び符号化されて伝送される2進ビ
    ットストリームを受信し、前記符号化過程の逆過程を経
    て前記2進ビットストリームを元のキーデータに復元す
    る復号器とを含むことを特徴とするデータ処理システ
    ム。
  18. 【請求項18】 請求項1に記載の装置で請求項6に記
    載の方法により生成されるビットストリームを保存する
    記録媒体において、 キーデータを量子化した量子化ビット数を格納するフィ
    ールドと、 キーデータの符号化に必要な実際のビット数を格納する
    フィールドと、 最頻値、最小値及び最大値の伝送に必要なビット数を格
    納するフィールドと、 キーデータの数を格納するフィールドと、 最も低い散布度を有するDPCM次数及び最も低い散布
    度を有するディバイド次数を各々格納するフィールド
    と、 最頻値、最小値及び最大値を各々格納するフィールドを
    含むヘッダ情報を格納するヘッダ情報フィールドと、 符号化されたキーデータを格納するキー情報フィールド
    とを含むことを特徴とする記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記ヘッダ情報フィールドは最も低い
    散布度を有するDPCM次数nに該当する第1〜第nの
    符号化されたキーデータを格納するフィールドをさらに
    含み、 前記キー情報フィールドは前記ヘッダ情報フィールドに
    格納される符号化されたキーデータの数nに関する情報
    を格納し、前記ヘッダ情報フィールドに格納された符号
    化されたキーデータを除いた残りの符号化されたキーデ
    ータを格納することを特徴とする請求項18に記載の記
    録媒体。
  20. 【請求項20】 前記DPCMの次数に該当する符号化
    されたキーデータを格納するフィールド及び前記最頻
    値、最小値及び最大値を各々格納するフィールドは格納
    されるデータの符号を表わす符号ビットを共に格納する
    ことを特徴とする請求項19に記載の記録媒体。
  21. 【請求項21】 外部の符号化装置から最も低い散布度
    を有するDPCM次数情報、最も低い散布度を有するデ
    ィバイド次数情報及び前記符号化装置での極端値除去過
    程に使われる最頻値、最大値及びディバイド次数別極端
    値情報を含むヘッダデータと、DPCM及び極端値が除
    去されたキーデータを圧縮及び符号化した2進ビットス
    トリームを伝送されてグラフィックアニメーションデー
    タのうち時間変数に該当する元のキーデータに復元する
    復号装置において、 前記伝送された2進ビットストリームを復元して前記ヘ
    ッダデータ及び前記DPCM並びに極端値が除去された
    キーデータを復元するエントロピデコーダと、 前記エントロピデコーダで復元されたヘッダデータの最
    頻値、最大値及びディバイド次数別極端値情報に基づ
    き、前記符号化装置での極端値除去過程で除去された極
    端値を復元する逆極端値除去部と、 前記逆極端値除去部で極端値が復元されたキーデータを
    前記最も低い散布度を有するDPCM次数に該当する回
    数だけ繰り返して逆DPCM処理を行い、その処理結果
    を出力する逆DPCM処理部と、 前記逆DPCM処理部から出力される逆DPCMデータ
    を逆量子化して逆量子化されたデータを前記元のキーデ
    ータとして生成する逆量子化器とを含むことを特徴とす
    る復号装置。
  22. 【請求項22】 前記逆極端値除去部は、 前記復元されたヘッダデータで前記ディバイド次数別極
    端値を零と比較し、零以上であれば前記エントロピデコ
    ーダで復元されたキーデータを逆ディバイドダウン処理
    し、零よりも小さければ逆ディバイドアップ処理して正
    の極端値又は負の極端値を復元する主処理部と、 前記主処理部で極端値が復元されたデータを前記最頻値
    だけシフトして零を中心として分布するキーデータを最
    頻値を中心として分布するように復元する後処理部とを
    含むことを特徴とする請求項21に記載の復号装置。
  23. 【請求項23】 前記後処理部は、 前記主処理部で極端値が復元されたデータにその大きさ
    に基づき所定の値を加えて前記極端値が復元されたデー
    タをいずれも零以上に変える逆減算処理部と、 前記逆減算処理されたデータで奇数を負の奇数に変える
    逆フォルド処理部と、 前記逆フォルド処理されたデータを前記最頻値だけシフ
    トして零を中心として分布するデータを最頻値を中心と
    して分布するように復元する逆シフト処理部とを含むこ
    とを特徴とする請求項22に記載の復号装置。
  24. 【請求項24】 外部の符号化装置から最も低い散布度
    を有するDPCM次数情報、最も低い散布度を有するデ
    ィバイド次数情報及び前記符号化装置での極端値除去過
    程に使われる最頻値、最大値及びディバイド次数別極端
    値情報を含むヘッダデータと、DPCM及び極端値が除
    去されたキーデータを圧縮及び符号化した2進ビットス
    トリームを伝送されてグラフィックアニメーションデー
    タのうち時間変数に該当する元のキーデータに復元する
    復号装置で行われる復号方法において、 (a)前記伝送された2進ビットストリームを復元して
    前記ヘッダデータ及び前記DPCM並びに極端値が除去
    されたキーデータを復元する段階と、 (b)前記(a)段階で復元されたヘッダデータの最頻
    値、最大値及びディバイド次数別極端値情報に基づき、
    前記符号化装置での極端値除去過程で除去された極端値
    を復元する段階と、 (c)前記(b)段階で極端値が復元されたキーデータ
    を前記最も低い散布度を有するDPCM次数に該当する
    回数だけ繰り返して逆DPCM処理を行う段階と、 (d)前記(c)段階で逆DPCM処理されたデータを
    逆量子化して逆量子化されたデータを前記元のキーデー
    タとして生成する段階とを含むことを特徴とする復号方
    法。
  25. 【請求項25】 前記(b)段階は、 (b1)前記復元されたヘッダデータで前記ディバイド
    次数別極端値を零と比較し、零以上であれば前記(a)
    段階で復元されたキーデータを逆ディバイドダウン処理
    し、零よりも小さければ逆ディバイドアップ処理して正
    の極端値又は負の極端値を復元する段階と、 (b2)前記(b1)段階で極端値が復元されたデータ
    を前記最頻値だけシフトして零を中心として分布するキ
    ーデータを最頻値を中心として分布するように復元する
    段階とを含むことを特徴とする請求項24に記載の復号
    方法。
  26. 【請求項26】 前記(b1)段階の逆ディバイドダウ
    ン処理は、 (b21)前記(a)段階で復元されたキーデータが零
    以上であれば、前記復元されたキーデータを逆ディバイ
    ドダウンされたデータとして生成する段階と、 (b22)前記(a)段階で復元されたキーデータが負
    の奇数であれば、下記式により求められるデータを逆デ
    ィバイドダウンされたデータとして生成する段階と、 (ここで、Ei Kは逆ディバイドダウン処理されたデータ
    であり、maxiは次数別極端値であり、Di Kは前記(a)
    段階で復元されたキーデータである。) (b23)前記(a)段階で復元されたキーデータが負
    の偶数であれば、前記(a)段階で復元されたキーデー
    タを2で割った値を逆ディバイドダウンされたデータと
    して生成する段階とを含み、前記(b1)段階の逆ディ
    バイドアップ処理は、 (b24)前記(a)段階で復元されたキーデータが零
    以上であれば、前記復元されたキーデータを逆ディバイ
    ドアップされたデータとして生成する段階と、 (b25)前記(a)段階で復元されたキーデータが負
    の奇数であれば、下記式により求められるデータを逆デ
    ィバイドアップされたデータとして生成する段階と、 (ここで、Ei Kは逆ディバイドアップ処理されたデータ
    であり、maxiは次数別極端値であり、Di Kは前記(a)
    段階で復元されたキーデータである。) (b26)前記(a)段階で復元されたキーデータが負
    の偶数であれば、前記(a)段階で復元されたキーデー
    タを2で割った値を逆ディバイドアップされたデータと
    して生成する段階とを含むことを特徴とする請求項25
    に記載の復号方法。
  27. 【請求項27】 前記(b2)段階は、 (b21)前記(b1)段階で極端値が復元されたデー
    タにその大きさに基づき前記最大値を加えて前記極端値
    が復元されたデータをいずれも零以上に変える段階と、 (b22)前記(b21)段階で処理されたデータで奇
    数を負の奇数に変える逆フォルド処理段階と、 (b23)前記(b22)段階で逆フォルド処理された
    データを前記最頻値だけシフトして零を中心として分布
    するデータを前記最頻値を中心として分布するように復
    元する逆シフト処理段階とを含むことを特徴とする請求
    項25に記載の復号方法。
  28. 【請求項28】 前記(b21)段階は、 前記(b1)段階で生成されたデータが零以上であるか
    否かを判断し、零以上であると判断されればその値を保
    ち、零よりも小さいと判断されれば前記(b1)段階で
    生成されたデータに(最大値+1)を加えることを特徴
    とする請求項27に記載の復号方法。
  29. 【請求項29】 前記(b22)段階は、 (b221)前記(b21)段階で処理されたデータが
    奇数であれば、下記式により求められるデータを逆フォ
    ルド処理されたデータとして生成する段階と、 (ここで、EKは逆フォルド処理されたデータであり、DK
    は(b21)段階で処理されたデータである。) (b222)前記(b21)段階で処理されたデータが
    零又は偶数であれば、前記(b21)段階で処理された
    データを2で割った値を逆フォルド処理されたデータと
    して生成する段階とを含むことを特徴とする請求項27
    に記載の復号方法。
  30. 【請求項30】 請求項24に記載の復号方法をコンピ
    ュータで実行可能なプログラムコードにて記録した記録
    媒体。
  31. 【請求項31】 請求項6に記載の符号化方法を実行す
    る手段としてコンピュータを機能させるためのプログラ
    ム。
  32. 【請求項32】 請求項10に記載の極端値除去方法を
    実行する手段としてコンピュータを機能させるためのプ
    ログラム。
  33. 【請求項33】 請求項24に記載の復号方法を実行す
    る手段としてコンピュータを機能させるためのプログラ
    ム。
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