JP2003133924A - ハイサイドスイッチ駆動電源 - Google Patents

ハイサイドスイッチ駆動電源

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JP2003133924A
JP2003133924A JP2001322822A JP2001322822A JP2003133924A JP 2003133924 A JP2003133924 A JP 2003133924A JP 2001322822 A JP2001322822 A JP 2001322822A JP 2001322822 A JP2001322822 A JP 2001322822A JP 2003133924 A JP2003133924 A JP 2003133924A
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power supply
potential
side switch
transistor
circuit
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Susumu Kimura
進 木村
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EMATIC KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電位側デューティ100%のスイッチン
グ出力を従来のブートストラップ方式に簡単な回路を付
加することで可能にする。 【解決手段】 出力が高電位側にある時に主電源の高電
位点にゼロ電位を接続した電源からブートストラップコ
ンデンサを充電する回路を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はスイッチング回路の
ハイサイドスイッチ駆動電源に関するものである。 【0002】 【従来の技術】スイッチング素子を使って主電源をオン
オフすることで出力を得るスイッチング回路において主
電源のゼロ電位点と負荷の間に入るスイッチはローサイ
ドスイッチ、主電源の高電位点と負荷の間に入るスイッ
チはハイサイドスイッチと呼ばれている。パワーエレク
トロニクスにおいてはローサイドスイッチ同様ハイサイ
ドスイッチにもNチャンネル素子が多く使われている。
ハイサイドスイッチにNチャンネル素子を使った場合、
制御電極であるゲート・ベースの電位基準点となるソー
ス・エミッタが出力電位と等しく変動する。このためそ
の駆動回路の電源は主電源に固定された電位に置くこと
ができないので所謂フローティング電源が必要となる。
この電源の構成方法にはフローティング電源として機能
するコンデンサを設置することは共通であるがそのコン
デンサをどのように充電するかによっていくつかの形態
がある。図2にトランス方式を、図3にブートストラッ
プ方式を示す。 【0003】図2に示すトランス方式は交流電源20を
トランス21で絶縁し二次巻線23に現れる交流をダイ
オード22で整流しフローティング電源として機能する
コンデンサ4を充電する。多くの場合ローサイドスイッ
チ駆動電源2も同じトランスから作られる。この方式で
は複数のスイッチング出力9を得る場合にたくさんの二
次巻線が必要になるという問題があった。例えば三相イ
ンバータにおいては最低3本の二次巻線がハイサイドス
イッチ駆動のために必要である。回生用コンバータ付き
三相インバータにおいてはハイサイドスイッチが6個あ
るので最低6本の二次巻線が必要となる。たくさんの二
次巻線を持つトランスは一般に作り易くない。交流電源
20の周波数を高くするとトランス21自体は小型化で
きるが配線のスペースを小型化することは困難である。
なぜなら二次巻線23は出力9と同電位にあって変動す
るためこれらが複数あると相互の絶縁耐圧を確保する必
要があるからである。同じ理由で二次巻線23がスイッ
チングノイズの放射源となることも問題である。 【0004】図3に示すブートストラップ方式ではフロ
ーティング電源として機能するコンデンサ4をブートス
トラップコンデンサと呼ぶので以下ではこの呼称を使
う。ブートストラップ方式は出力9がゼロ電位側にある
時に主電源1とゼロ電位を共有する電源2からダイオー
ド15を通してブートストラップコンデンサ4を充電す
る。この方式は高電位側デューティ100%のスイッチ
ング出力ができないという問題があった。高電位側デュ
ーティ100%の状態ではブートストラップコンデンサ
の充電時間がなくなるため動作不能になる。完全に10
0%でなくても100%に近いデューティの時には充電
時間が短くなるためブートストラップコンデンサの静電
容量と突入電流に関する考慮が必要である。 【0005】前記問題を解決するためにこれまでに提示
されたデューティ100%を可能とする回路は部品点数
が多かった。 【0006】また前記問題を解決するため予めデューテ
ィを100%未満に制限しておく方法は電源利用率が低
下する問題があった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】高電位側デューティ1
00%のスイッチング出力を従来のブートストラップ方
式に簡単な回路を付加することで可能にする。 【0008】 【課題を解決するための手段】出力が高電位側にある時
には主電源の高電位点にゼロ電位を接続した電源からブ
ートストラップコンデンサを充電する回路を設ける。 【0009】 【発明の実施の形態】図1に本発明の実施形態の一例を
示す。図1は動作の説明のために従来のブートストラッ
プ方式の回路も含んでいる。本発明を特徴付けるのは符
号3、10、11、12、13、14で示される要素か
らなる部分である。スイッチング素子7と8にMOSF
ETを使った場合を示しているがIGBTなど他の素子
を使った場合も同様の回路が適用できる。図1に基づき
その動作を説明する。 【0010】ローサイドスイッチ8がオンの時には出力
9は主電源1のゼロ電位側にある。この時にはブートス
トラップコンデンサ4は主電源1とゼロ電位を共有する
電源2からダイオード15を通して充電される。充電回
路は2−15−4−8−2となる。 【0011】またこの時、主電源1の高電位点にゼロ電
位を接続した電源3に関する回路の動作はハイサイドス
イッチ7のゲートソース間が駆動回路5で短絡されてい
ることを考慮すると3−11e−11b−13−5−8
−1−3なる回路でトランジスタ11のベース電流が流
れトランジスタ11がオンするからトランジスタ10は
オフになる。このためトランジスタ10を通してコンデ
ンサ4が充電されることはない。トランジスタ10の損
失も発生しない。 【0012】ハイサイドスイッチ7がオンの時には出力
9は主電源1の高電位側にある。この時にはダイオード
15のカソードが高電位になりダイオード15はオフに
なる。このためダイオード15を通してコンデンサ4が
充電されることはない。 【0013】またこの時、ハイサイドスイッチのゲート
7gは主電源1の高電位よりさらにほぼ電源2の電圧分
高い電位にある。電源3は電源2とほぼ同じ電圧を持つ
ものである。このため抵抗13の両端がほぼ同電位とな
ってトランジスタ11のベース電流がほぼ0になりトラ
ンジスタ11はオフになる。そうすると3−10e−1
0b−14−3なる回路でトランジスタ10のベース電
流が流れトランジスタ10がオンになる。このためトラ
ンジスタ10を通してコンデンサ4が充電される。充電
回路は3−10e−10c−4−7−3となる。 【0014】主電源1のゼロ電位に対してハイサイドス
イッチのゲート7gが何ボルトになった時トランジスタ
11のオンオフが切り替わるかは抵抗12と抵抗13の
比で決めることができる。 【0015】図1において抵抗13の一端はハイサイド
スイッチのゲート7gに接続されているが、これを出力
9あるいはダイオード15のカソードに接続しても同様
な動作をさせることは可能である。しかしハイサイドス
イッチのゲート7gに接続することによって以下に述べ
る利点が得られる。出力9の電位が下がるのはハイサイ
ドスイッチ7のゲートソース間電圧が下がるのと同時で
はない。ハイサイドスイッチ7自体のターンオフ遅延時
間の後、一般にはさらにデッドタイムを経てローサイド
スイッチ8がオンしてからである。一方トランジスタ1
0がオフするのもトランジスタ11がオンするのと同時
ではなくある遅延時間の後である。ここで出力9の電位
が下がった後もトランジスタ10によるコンデンサ4の
充電が長く続くとトランジスタ10の損失が増えるしコ
ンデンサ4の電圧が電源2または電源3の電圧より高く
なる危険がある。したがって出力9の電位が下がる前に
トランジスタ11をオンさせトランジスタ10をオフに
すべきである。抵抗13の一端をハイサイドスイッチの
ゲート7gに接続するとトランジスタ11オン、トラン
ジスタ10オフの後に出力9の電位が下がる設定が可能
となる。 【0016】図1ではトランジスタ10、トランジスタ
11にバイポーラトランジスタを使った例を示したがこ
こに他の素子たとえばMOSFETを使っても同じ回路
構成で同じ動作を行なわせることが可能である。 【0017】図2に示したトランス方式ではトランスが
不可欠であるが、図3に示したブートストラップ方式に
おいてもトランスが不要なわけではなくローサイドスイ
ッチ駆動電源2はトランスを使って作られる例が多い。
本発明においてはこのトランスにもう一本の二次巻線を
追加することでハイサイドスイッチ駆動用の電源3を作
ることができる。しかも三相インバータあるいはそれ以
上の多出力の場合に電源3は全ての出力に共通に使うこ
とができるから、図2に示したトランス方式のように多
数の二次巻線が必要になることはない。 【0018】 【発明の効果】本発明は従来のブートストラップ方式に
対して点数が少なくしかも集積化し易い部品を追加する
ことで高電位側デューティ100%出力を実現すること
ができるため多出力インバータなどの小型化に寄与す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の回路図である。 【図2】従来の技術であるトランス方式の回路図であ
る。 【図3】従来の技術であるブートストラップ方式の回路
図である。 【符号の説明】 1 主電源 2 主電源とゼロ電位を共有する電源 3 主電源の高電位点にゼロ電位を接続した電源 4 フローティング電源として機能するコンデンサ 5 ハイサイドスイッチのゲート駆動回路 6 ローサイドスイッチのゲート駆動回路 7 ハイサイドスイッチ 7g ハイサイドスイッチのゲート 8 ローサイドスイッチ 9 スイッチング回路の出力 10 トランジスタ 10e トランジスタ10のエミッタ 10b トランジスタ10のベース 10c トランジスタ10のコレクタ 11 トランジスタ 11e トランジスタ11のエミッタ 11b トランジスタ11のベース 12 抵抗 13 抵抗 14 抵抗 15 ダイオード 20 交流電源 21 トランス 22 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H740 BA12 BB01 BB05 HH05 KK01 5J055 AX44 BX16 CX19 DX09 DX22 DX43 EX06 EX07 EY01 EY10 EY12 EY17 EY21 EZ12 EZ18 GX01 GX02

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 スイッチング素子を使って主電源をオン
    オフしそのゼロ電位または高電位のどちらかの電位を出
    力するスイッチング回路の中の、出力電位を基準点とし
    た制御電極電位をもつスイッチング素子の駆動回路にお
    いて、出力電位が高電位側にある時に、主電源の高電位
    点にゼロ電位を接続した電源から前記駆動回路に給電す
    る回路からなることを特徴とする駆動電源供給方式。
JP2001322822A 2001-10-19 2001-10-19 ハイサイドスイッチ駆動電源 Pending JP2003133924A (ja)

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