JP2003132106A - 適切ネットワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成方法及びそのプログラムを記録した情報記録媒体 - Google Patents

適切ネットワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成方法及びそのプログラムを記録した情報記録媒体

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JP2003132106A
JP2003132106A JP2001326526A JP2001326526A JP2003132106A JP 2003132106 A JP2003132106 A JP 2003132106A JP 2001326526 A JP2001326526 A JP 2001326526A JP 2001326526 A JP2001326526 A JP 2001326526A JP 2003132106 A JP2003132106 A JP 2003132106A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、Steiner問題に対して近似的な解法
である適切ネットワーク形状である準最小の木の形成・
探索・生成方法を提供する。 【解決手段】本発明に係る適切ネットワーク形状である
準最小の木の形成・探索・生成方法は、頂点と重み付け
を持つ辺とから構成される幾何的構造体である無向グラ
フ上において、前記頂点と辺とを選択して指定される複
数の頂点である必須点v1乃至v5を結ぶ適切ネットワ
ーク形状である準最小の木を形成・探索・生成するため
の形成・探索・生成方法であって、閉路を含まず、且
つ、分岐が許容されている経路である木を作成・探索し
ながら、任意の暫定二点間を結ぶ一本道の経路に含まれ
る辺の重み付けの総和である距離の短い順番に頂点を連
結することにより、前記頂点や辺を共有しない複数の木
を作成・探索した後、前記複数の木同士を連結すること
により、前記指定される複数の頂点v1乃至v5のすべ
てを結び、且つ、前記含まれる辺の重み付けの総和が準
最小となる木(準最小の木)を得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、適切ネットワーク
形状である準最小の木の形成・探索・生成方法及びその
プログラムを記録した情報記録媒体に関し、詳しくは、
通信網、水運網、電力網、道路網、鉄道網,航空網,集
積回路、等の物理的な網構成、及び、エレベータのダイ
アグラム、計算機言語のコンパイルのためのデータフロ
ーグラフ等の概念的(仮想的)な網構成等、頂点と辺と
の組み合せで表現できるあらゆる分野に適用でき、それ
らの設計、スケジュール、最適化を実現し得る適切ネッ
トワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成方法
及びそのプログラムを記録した情報記録媒体に関するも
のである。
【従来の技術】従来、無向グラフにおいて、指定される
二個の頂点を結び、且つ、含まれる辺の重み付けの総和
が最小となる一本道の経路を計算する方式は既に提案さ
れている。有名なDijkstra方式(E.W.Dijkstra"A Note o
n Two problems in Connection Graphs",Numerical Mat
hmatics,vol.1,pp.269-271,1959)は、O(n2)(nは
無向グラフに含まれる頂点の数)のオーダの計算時間で
高速に動作する。しかし、指定される三個以上の頂点を
結び、且つ、含まれる辺の重み付けの総和が最小となる
木を計算する方式は提案されていない。重み付けの総和
が最も小さい木を作成する問題は、一般的にSteiner問
題と呼ばれ、NP完全問題であることが既に証明されて
いる(R.M.Karp:"Reducibilityamong combinatorial Pr
oblem",Complexity of Cmputer Cmputations Plenum Pr
ess,New York,1972)。つまり、最新の計算機を使用し
ても、Steiner問題を完全に解くためには数年、数十年
若しくは数百年の時間が必要となり、実用に耐え得る時
間内で重み付けの総和が最も小さい木を作成する方法は
存在しないことが既に数学的に証明されている。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
実情に鑑み開発されたものであり、その目的とするとこ
ろは、Steiner問題に対して近似的な解法を提供するこ
とであり、辺が重み付けを持つ無向グラフにおいて、指
定される複数の頂点である必須点(Steiner点)すべて
を結び、且つ、含まれる辺の重み付けの総和が準最小と
なる木を作成できる適切ネットワーク形状である準最小
の木の形成・探索・生成方法及びそのプログラムを記録
した情報記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
頂点と重み付けを持つ辺とから構成される幾何的構造体
である無向グラフ上において、前記頂点と辺とを選択し
て指定される複数の頂点である必須点を結ぶ適切ネット
ワーク形状である準最小の木を形成・探索・生成するた
めの形成・探索・生成方法であって、前記頂点と辺とを
選択して適切ネットワーク形状を形成・探索・生成する
ための経路を作成・探索するに際し、閉路を含まず、且
つ、分岐が許容されている経路である木を作成・探索し
ながら、任意の暫定二点間を結ぶ一本道の経路に含まれ
る辺の重み付けの総和である距離の短い順番に頂点を連
結することにより、前記頂点や辺を共有しない複数の木
を作成・探索した後、前記複数の木同士を連結すること
により、前記指定される複数の頂点である必須点すべて
を結び、且つ、前記含まれる辺の重み付けの総和が準最
小となる木を得るようにしたことを特徴とするものであ
る。請求項2記載の発明は、頂点と重み付けを持つ辺と
から構成される幾何的構造体である無向グラフ上におい
て、前記頂点と辺とを選択して指定される複数の頂点で
ある必須点を結ぶ適切ネットワーク形状である準最小の
木を形成・探索・生成するための形成・探索・生成方法
であって、前記適切ネットワーク形状である準最小の木
を形成・生成する過程において、閉路を含まず、且つ、
分岐が許容されている経路である木を同時に複数形成・
生成し、且つ、当該木同士は前記頂点や辺を共有しない
ことを特徴とするものである。請求項3記載の発明は、
前記適切ネットワーク形状である準最小の木の形成・探
索・生成方法は、前記頂点及びその頂点を接続するため
の辺の夫々を一個づつ順次追加することにより、漸増的
に前記木を生成、拡張するものであることを特徴とする
請求項1又は2記載の適切ネットワーク形状である準最
小の木の形成・探索・生成方法である。請求項4記載の
発明は、前記適切ネットワーク形状である準最小の木の
形成・探索・生成方法は、前記木同士を連結することに
より新たな木を形成・生成するものであることを特徴と
する請求項1乃至3のいずれかに記載の適切ネットワー
ク形状である準最小の木の形成・探索・生成方法であ
る。請求項5記載の発明は、前記適切ネットワーク形状
である準最小の木の形成・探索・生成方法は、適切ネッ
トワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成を開
始する初期状態として、前記指定される複数の頂点であ
る必須点の数k個の木を有し、当該夫々の木は互いに異
なる一個の必須点のみから構成されるものであることを
特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の適切ネッ
トワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成方法
である。請求項6記載の発明は、前記適切ネットワーク
形状である準最小の木の形成・探索・生成方法は、前記
無向グラフ上で任意の暫定二点間を結ぶ一本道の経路に
含まれる辺の重み付けの総和を距離と定義し、前記適切
ネットワーク形状である準最小の木の形成方法において
頂点と木との間の最短の距離である点間距離を計算する
ものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
に記載の適切ネットワーク形状である準最小の木の形成
・探索・生成方法である。請求項7記載の発明は、前記
適切ネットワーク形状である準最小の木の形成・探索・
生成方法は、前記無向グラフ上で任意の二点間を結ぶ一
本道の経路に含まれる辺の重み付けの総和を距離と定義
し、前記木同士の間の最短の距離である木間距離を計算
するものであることを特徴とする前記請求項1乃至6の
いずれかに記載の適切ネットワーク形状である準最小の
木の形成・探索・生成方法である。請求項8記載の発明
は、前記適切ネットワーク形状である準最小の木の形成
・探索・生成方法は、前記頂点を木へ追加する際、木及
びその木へ追加する頂点、当該頂点を接続するための辺
の夫々を、前記頂点と木との間の最短の距離である点間
距離情報に基づいて選択するものであることを特徴とす
る請求項1乃至7のいずれかに記載の適切ネットワーク
形状である準最小の木の形成・探索・生成方法である。
請求項9記載の発明は、前記適切ネットワーク形状であ
る準最小の木の形成・探索・生成方法は、前記木同士を
連結する際、連結の対象となる木を前記木同士の間の最
短の距離である木間距離に基づいて選択するものである
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の適
切ネットワーク形状である準最小の木の形成・探索・生
成方法である。請求項10記載の発明は、前記適切ネッ
トワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成方法
は、前記点間距離と木間距離の比較に基づいて前記頂点
の追加動作を実施するか又は前記木の連結動作を実施す
るか、いずれかの動作を選択するものであることを特徴
とする請求項1乃至9のいずれかに記載の適切ネットワ
ーク形状である準最小の木の形成・探索・生成方法であ
る。請求項11記載の発明は、前記適切ネットワーク形
状である準最小の木の形成・探索・生成方法は、前記無
向グラフ上において閉路を形成しないようにするため
に、前記頂点の帰属する木を識別し、同じ木に属する前
記頂点同士を連結しないことを特徴とするものである請
求項1乃至10のいずれかに記載の適切ネットワーク形
状である準最小の木の形成・探索・生成方法である。請
求項1乃至11記載の各発明によれば、各辺が重み付け
を持つ無向グラフにおいて、指定される複数の頂点であ
る必須点すべてを結び、且つ、含まれる辺の重み付けの
総和が準最小となる適切ネットワーク形状である準最小
の木を高速に効率よく作成することが可能なる。請求項
12乃至22記載の発明は、前記請求項1乃至11のい
ずれかに記載の適切ネットワーク形状である準最小の木
の形成・探索・生成方法に使用される情報記録媒体であ
って、前記適切ネットワーク形状である準最小の木の形
成・探索・生成を実行するためのめプログラムを記録し
たことを特徴とするものである。請求項23記載の発明
は、頂点と重み付けを持つ辺とから構成される幾何的構
造体である無向グラフ上において、前記頂点と辺とを選
択して指定される複数の頂点である必須点を結ぶ適切ネ
ットワーク形状である準最小の木を形成・生成するため
の経路を作成・探索するためのプログラムを記録した情
報記録媒体であって、前記頂点と辺とを選択して適切ネ
ットワーク形状を形成・探索・生成するための経路を作
成・探索するに際し、前記無向グラフデータを読み込み
・入力するステップと、前記必須点のデータを読み込み
・入力するステップと、閉路を含まず、且つ、分岐が許
容されている経路である木を作成・探索しながら、任意
の暫定二点間を結ぶ一本道の経路に含まれる辺の重み付
けの総和である距離の短い順番に頂点を連結することに
より、前記頂点や辺を共有しない複数の木を作成・探索
するステップと、前記複数の木同士を連結することによ
り、前記指定される複数の頂点すべてを結び、且つ、前
記含まれる辺の重み付けの総和が準最小となる木を得る
ステップと、前記各ステップの結果を出力するステップ
とを含む処理をコンピュータに実行させるためのプログ
ラムを記録したことを特徴とするものである。請求項1
2乃至23記載の各発明によれば、コンピュータシステ
ムにより読み込むことにより指定される複数の頂点であ
る必須点すべてを結び、且つ、含まれる辺の重み付けの
総和が準最小となる適切ネットワーク形状である準最小
の木を自動的且つ高速に作成することが可能となる。
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。 (原理的説明)本発明の実施の形態において、vは頂点
(Vertex)を示す。Vは頂点の集合を示す。vはVに含
まれる。nはVの要素数を示す。eは辺(Edge)を示
す。Eは辺の集合を示す。eはEに含まれる。dは辺の
重み付けを示す。GはVとEから構成される無向グラフ
(Graph)を示す。Sは必須点(Steiner点)の集合を示
す。SはVに包含される。kはSの要素数を示す。GS
はSを含み、且つ、dの総和が準最小である木を示す。
Sを以後「準最小の木」と略す。GWはGに含まれる木
を示す。Zは互いに頂点や辺を共有しないGWの集合を
示す。GWはZに含まれる。VZはZに含まれるGWの頂
点の和集合を示す。任意の二点間を結ぶ一本道の経路に
含まれるdの総和を距離と定義する。ある頂点vに着目
したとき、Zに含まれる任意のGWとvの最短の距離を
p(v)で示す。最短の距離dp(v)を以後「点間距
離」と略す。ある頂点vに着目したとき、vを経由しつ
つZに含まれる任意の二つのGWを結ぶ経路の最短の距
離をdt(v)で表す。最短の距離dt(v)を以後「木
間距離」と略す。更に、後述する準最小の木の作成方法
において、vp、vt、P、X、Yは暫定的に値を格納す
るための変数を示す。vp、vtは頂点を示す。P、X、
Yは頂点の集合を示す。 (準最小の木の作成方法)以下に、準最小の木の作成方
法について図29をも参照して説明する。準最小の木の
作成方法は、3段階のステップで構成する。ステップS
1では、準最小の木の作成のための前準備を行う。ステ
ップS2では、頂点を選択する。ステップS3では、ス
テップS2で選択した頂点に着目し、頂点の追加動作又
は木の連結動作のどちらかの動作を実施する。すべての
必須点が結ばれて一つの木となるまでステップS2乃至
ステップS3の動作を繰り返す。ステップS3−1で
は、頂点の追加動作を実施する。ステップS2で選択し
た頂点を最も距離が近い木へ追加する。ステップS3−
1で追加した頂点は、暫定的なものであり、再度リセッ
トされる可能性、つまり木から取り除かれる可能性を残
している。更に、ステップS3−1では、頂点の追加動
作を行うだけではなく、ステップS2で選択した頂点に
着目し、その頂点に隣接する任意の頂点の点間距離と木
間距離を再計算する。なお、点間距離及び木間距離は、
ステップS2で頂点を選択する際の選択基準となる。準
最小の木の作成方法では、ステップS2の頂点の選択行
為とステップS3−1の選択基準の再計算とを交互に繰
り返し実施する。点間距離や木間距離の計算は、その計
算範囲が着目した頂点の周辺へ局所的に限定されるた
め、その計算量は少なく、よって、準最小の木の作成方
法は極めて高速に動作する。ステップS3−2では、木
の連結動作を実施する。二つの木をステップS2で選択
した頂点を経由する一本道の最短の経路で接続する。連
結する経路として使用された頂点は確定的なものとして
準最小の木に組み込まれる。また、それぞれの木に帰属
し、連結する経路として使用しなかった暫定的な頂点
は、不要な頂点としてリセットする。つまり、それぞれ
の木から取り除く。以下に、更にステップS1乃至S3
について詳述する。 (ステップS1)変数の初期化を行う。VZの値をSに
する。Xの値をφ(空集合)にする。任意のdp(v)
の値を∞にする。任意のdt(v)の値を∞にする。任
意のvpの値をφにする。任意のvtの値をφにする。任
意のVW(v)の値をφにする。次に、ステップS2実
施の前準備を行う。Sに含まれる頂点をvi1と略す。任
意のvi1について、VW(vi1)の値を{vi1}にす
る。vi1に隣接して、且つ、Sに含まれる頂点をvi2
略す。任意のvi2について、dt(vi2)>d(ei1
i2)が成り立つ場合、dt(vi2)の値をd(ei1
i2)にし、vt i2の値をvi1にする。vi1に隣接し
て、且つ、Sに含まれず、Vに含まれる頂点をvi3と略
す。任意のvi3についてdp(vi3)>d(ei1
i3)が成り立つ場合、dp(vi3)の値をd(ei1
i3)にし、vp i3の値をvi1にし、VW(vi3)の値を
W(vi 1)にする。 (ステップS2)木に追加する頂点を選択する。Vに含
まれ、且つ、VZ若しくはXに含まれない頂点のうち、
pが最小となる頂点を選択する。この頂点をvipと略
す。また、VZ若しくはXに含まれる頂点のうち、dt
最小となる頂点を選択する。この頂点をvitと略す。 (ステップS3)頂点の追加動作(ステップS3−1)
を行うか又は木の連結動作(ステップS3−2)を行う
か、どちらの動作を実施するかを判別する。点間距離と
木間距離を比較する。dp(vip)<dt(vit)の場
合、ステップS3−1を実行する。また、dt(vitp(vip)の場合、ステップS3−2を実行する。 (ステップS3−1)頂点の追加動作を行う。点間距離
の情報を更新する。vipに隣接し且つVZ若しくはXに
含まれず、且つ、Vに含まれる頂点をvi4と略す。任意
のvi4について、dp(vi4)の値がdp(vip)とd
(eipi4)の和よりも大きい場合にはd p(vi4)の値
をdp(vip)とd(eipi4)の和とし、vp i4の値をv
ipとしVW(vi4)の値をVW(vip)とする。次に、木
間距離を更新する。vipに隣接し、且つ、VZ若しくは
Xに含まれる頂点をvi5と略す。任意のvi5について、
W(vi5)とVW(vip)の値が異なり、且つ、d
t(vi5)の値が、dp(vip)の値とdp(vi5)の値
とd(eipi 5)の和より大きい場合、dt(vi5)の値
をdp(vip)とdp(vi5)とd(e ipi5)の和とし、
t(vip)の値をvipとする。最後に、頂点を追加
し、Xにvipを追加する。 (ステップS3−2)二つの木を連結する。vi1からそ
れぞれvt i1、vp i1を逆に辿ることで、vitから二つの
木それぞれに至る経路を導き出す。その経路に含まれる
頂点の集合をPとする。VW(vit)とVW(vt i1)と
Pの和集合をYと略す。まず、最初に一つ目の木をリセ
ットする。VW(vit)に含まれる頂点をvi6と略す。
任意のvi6についてdt(vi6)の値を∞にし、vt i6
値をφにし、V W(vi6)の値をYにする。Pに含まれ
ず、且つ、Xに含まれる頂点をvi7と略す。任意のvi7
について、VW(vit)とVW(vi7)が等しい場合、d
p(vi7)の値を∞にし、dt(vi7)の値を∞にし、v
p i7の値をφにし、vt i7の値をφにし、VW(vi7)の
値をφにし、Xからviを削除する。次に、二つ目の木
をリセットする。VW(vt it)に含まれる頂点をvi8
略す。任意のvi8についてdt(vi8)の値を∞にし、
t i8の値をφにし、VW(vi 8)の値をYにする。任意
のvi7についてVW(vt it)とVW(vi7)が等しい場
合、dp(vi7)の値を∞にし、dt(vi7)の値を∞に
し、vp i7の値をφにし、vt i7の値をφにし、VW(v
i7)の値をφにし、Xからvi7を削除する。次に、2本
の木を結合する。Pに含まれる頂点をvi9と略す。任意
のvi9について、dp(vi9)の値を0(ゼロ)にし、
t(vi9)の値を∞にし、vp i9の値をφにし、vt i9
の値をφにし、VW(vi9)の値をYにし、VZにvi9
追加する。次に、ステップS2実施の前準備を行う。Y
に含まれる頂点をvi10と略す。vi10に隣接して且つY
に含まれず、VZに含まれる頂点をvi11と略す。任意の
i11について、dt(vi11)>d(ei10,ei11)が
成り立つ場合、dt(vi11)の値をd(ei10,ei11
にし、vt i1 1の値をvi10にする。vi10に隣接し、VZ
に含まれず、且つ、Vに含まれる頂点をvi12と略す。
任意のvi12について、dp(vi12)>d(ei10,e
i12)が成り立つ場合、dp(vi12)の値をd(ei10
i12)にし、vp i12の値をvi10にし、VW(vi12)の
値をVW(vi10)にする。最後に、SがYに包含される
ならば、準最小の木の作成を終了し、それ以外の場合は
ステップS2へ戻る。 (原理的説明に対応する具体例の説明)以下に、以上の
原理的説明に対応する具体例について説明する。図1の
各辺が数値により重み付けされた無向グラフに対して、
本実施の形態を適用した場合の動作例を図3乃至図28
に示す。なお、図2は作成した準最小の木を示すもので
ある。各図において黒丸印は5個の必須点v1乃至v5
を示す。点線丸印は暫定的に構築された頂点を示す。実
線丸印(図27、図28)は確定的に構築された頂点を
示す。また、各図において点線は暫定的な木を示し、実
線(図22乃至図28)は確定した木を示す。図3乃至
図28は、時系列順序に並んでいる。図3乃至図20
(出発時点乃至時点17)は、5個の必須点v1乃至v
5である頂点の追加動作に対応する時系列的な作成順
序、すなわち、個々の必須点v1乃至v5や暫定的な頂
点に対して複数の木を漸増的に拡張していく経過を示し
ている。図21(時点18)は木の連結動作の結果を示
している。図20(時点17)の左上の木と図20の左
中の木が結合して、図21の左上の確定した木ができ
る。木同士を連結する際に、連結に必要な頂点や辺以外
は取り除く。また、図22乃至図26(時点18乃至時
点23)に示すように、個々の必須点v1乃至v5や暫
定的な頂点に対して複数の木を漸増的に拡張していく。
また、図27(時点24)に示すように、二つの木を連
結して新しい確定した木を作成する。図28(時点2
5)は必須点v5に更に木を拡張する例を示している。
このようにして、図2に示すような5個の必須点v1乃
至v5と確定した頂点のすべてを結び、且つ、辺の重み
付けの総和が準最小となる準最小の木を作成するもので
ある。図30は上述した準最小の木を作成するためのコ
ンピュータシステムの一例を示すものである。このコン
ピュータシステムのコンピュータ装置本体3は、制御部
(CPU)10、プログラム記憶用のROM11、CR
T又は液晶ディスプレイ等の表示手段12、キーボード
13、マウス14、インターネット等の通信手段2に接
続するためのインターフェース15、ハードディスク等
の補助記録手段16、詳細は後述する情報記録媒体20
の読み取り処理を行うための媒体処理部(媒体リーダー
・ライター)21を有している。情報記録媒体20とし
ては、CD−ROM、CD−R、CD−RW、MO、各
種メモリカード等の各種媒体を使用することが可能であ
る。情報記録媒体20には、頂点と重み付けを持つ辺と
から構成される幾何的構造体である無向グラフ上におい
て、前記頂点と辺とを選択して指定される複数の頂点で
ある必須点を結ぶ適切ネットワーク形状である準最小の
木を形成・生成するための経路を作成・探索するための
プログラムが記録されている。具体的には、前記頂点と
辺とを選択して適切ネットワーク形状を形成・生成する
ための経路を作成・探索するに際し、閉路を含まず、且
つ、分岐が許容されている経路である木を作成・探索し
ながら、任意の暫定二点間を結ぶ一本道の経路に含まれ
る辺の重み付けの総和である距離の短い順番に頂点を連
結することにより、前記頂点や辺を共有しない複数の木
を作成・探索するステップと、前記複数の木同士を連結
することにより、前記指定される複数の頂点すべてを結
び、且つ、前記含まれる辺の重み付けの総和が準最小と
なる木(準最小の木)を得るステップと、前記各ステッ
プの結果を出力するステップとを含む処理をコンピュー
タに実行させるためのプログラムが記録されている。情
報記録媒体20のプログラムをコンピュータシステムに
より読み込むことにより上述した5個の必須点v1乃至
v5と確定した頂点のすべてを結び、且つ、辺の重み付
けの総和が準最小となる準最小の木を自動的且つ高速に
作成することが可能となる。本発明を通信網に適用する
と、通信網を設計することができる。また、最適な通信
経路を選択することができる。混雑具合に応じて空いて
いる通信経路を選択できる。また、顧客が追加される毎
に需要に応じて重み付けを変更することで、トラヒック
を通信網全体へ負荷分散することができる。また、重み
付けを混雑具合から物理距離に変更することで、伝送遅
延の短い通信経路を選択できる。更に、重み付けを混雑
具合と物理距離の和とすることで、混雑具合と伝送遅延
の両方を加味した通信経路を選択できる。本発明を集積
回路の設計に適用すると、一層小さい面積や一層少ない
階層構造で集積回路を実現することができ、また、消費
電力を削減することができる。また、同じ面積でより多
くのデバイスを実装することが可能となり、更に歩留ま
りの向上も図ることができる。本発明をエレベータのダ
イアグラムに適用すると、同じ時間の範囲でより多くの
人員や荷物を輸送することができる。本発明の計算時間
は、O(kn2)(kは必須点の数)のオーダであり極
めて高速、短時間で動作する。例えば、十万円程度の市
販のパーソナルコンピュータを使用しても、k=10、
n=100の準最小の木を約数秒で作成できる。集積回
路の設計のような何千回以上も繰り返し準最小の木を作
成する場合でも、本発明は実用に耐え得る時間内で動作
可能である。本発明は、最適(最小)な木を求めること
はできないが、Dijkstra方式をSteiner問題の近似的解
法と見立てて適用した場合に比べて、重み付けの総和を
数パーセントから数十パーセント低減することができ
る。
【発明の効果】このような本発明によれば、Steiner問
題と呼ばれている辺が重み付けを持つ無向グラフにおい
て、最小の木を作成するという解決不可能な問題を近似
的に解決できる。また、本発明は、頂点の選択時におい
て人間の補助をまったく必要とせず、全自動で動作でき
る。更に、本発明は、極めて高速、短時間で所望の木を
作成することができる。また、本発明は、木に含まれる
重み付けの総和を極めて低く抑えることができる。更
に、本発明によれば、コンピュータにより予め記録して
いるプログラムを読み込むことにより上述した効果を発
揮させることができる情報記録媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の辺に重み付けを持つ無向
グラフを示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の準最小の木を示す説明図
である。
【図3】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する際
の出発時点を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する際
の時点01を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する際
の時点02を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する際
の時点03を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する際
の時点04を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する際
の時点05を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する際
の時点06を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点07を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点08を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点09を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点10を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点11を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点12を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点13を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点14を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点15を示す図である。
【図19】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点16を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点17を示す図である。
【図21】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点18を示す図である。
【図22】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点19を示す図である。
【図23】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点20を示す図である。
【図24】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点21を示す図である。
【図25】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点22を示す図である。
【図26】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点23を示す図である。
【図27】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点24を示す図である。
【図28】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
際の時点25を示す図である。
【図29】本発明の実施の形態の準最小の木を作成する
方法の順序を示すフローチャートである。
【図30】本発明の実施の形態のコンピュータシステム
を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 通信手段 3 コンピュータ装置本体 10 制御部 11 ROM 12 表示手段 13 キーボード 14 マウス 15 インターフェース 20 情報記録媒体 21 媒体処理部

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂点と重み付けを持つ辺とから構成される
    幾何的構造体である無向グラフ上において、前記頂点と
    辺とを選択して指定される複数の頂点である必須点を結
    ぶ適切ネットワーク形状である準最小の木を形成・探索
    ・生成するための形成・探索・生成方法であって、 前記頂点と辺とを選択して適切ネットワーク形状を形成
    ・探索・生成するための経路を作成・探索するに際し、 閉路を含まず、且つ、分岐が許容されている経路である
    木を作成・探索しながら、任意の暫定二点間を結ぶ一本
    道の経路に含まれる辺の重み付けの総和である距離の短
    い順番に頂点を連結することにより、前記頂点や辺を共
    有しない複数の木を作成・探索した後、前記複数の木同
    士を連結することにより、前記指定される複数の頂点で
    ある必須点すべてを結び、且つ、前記含まれる辺の重み
    付けの総和が準最小となる木を得るようにしたことを特
    徴とする適切ネットワーク形状である準最小の木の形成
    ・探索・生成方法。
  2. 【請求項2】頂点と重み付けを持つ辺とから構成される
    幾何的構造体である無向グラフ上において、前記頂点と
    辺とを選択して指定される複数の頂点である必須点を結
    ぶ適切ネットワーク形状である準最小の木を形成・探索
    ・生成するための形成・探索・生成方法であって、 前記適切ネットワーク形状である準最小の木を形成・生
    成する過程において、閉路を含まず、且つ、分岐が許容
    されている経路である木を同時に複数形成・生成し、且
    つ、当該木同士は前記頂点や辺を共有しないことを特徴
    とする適切ネットワーク形状である準最小の木の形成・
    探索・生成方法。
  3. 【請求項3】前記適切ネットワーク形状である準最小の
    木の形成・探索・生成方法は、前記頂点及びその頂点を
    接続するための辺の夫々を一個づつ順次追加することに
    より、漸増的に前記木を生成、拡張するものであること
    を特徴とする請求項1又は2記載の適切ネットワーク形
    状である準最小の木の形成・探索・生成方法。
  4. 【請求項4】前記適切ネットワーク形状である準最小の
    木の形成・探索・生成方法は、前記木同士を連結するこ
    とにより新たな木を形成・生成するものであることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の適切ネット
    ワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成方法。
  5. 【請求項5】前記適切ネットワーク形状である準最小の
    木の形成・探索・生成方法は、適切ネットワーク形状で
    ある準最小の木の形成・探索・生成を開始する初期状態
    として、前記指定される複数の頂点である必須点の数k
    個の木を有し、当該夫々の木は互いに異なる一個の必須
    点のみから構成されるものであることを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれかに記載の適切ネットワーク形状で
    ある準最小の木の形成・探索・生成方法。
  6. 【請求項6】前記適切ネットワーク形状である準最小の
    木の形成・探索・生成方法は、前記無向グラフ上で任意
    の暫定二点間を結ぶ一本道の経路に含まれる辺の重み付
    けの総和を距離と定義し、前記適切ネットワーク形状で
    ある準最小の木の形成方法において頂点と木との間の最
    短の距離である点間距離を計算するものであることを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の適切ネット
    ワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成方法。
  7. 【請求項7】前記適切ネットワーク形状である準最小の
    木の形成・探索・生成方法は、前記無向グラフ上で任意
    の二点間を結ぶ一本道の経路に含まれる辺の重み付けの
    総和を距離と定義し、前記木同士の間の最短の距離であ
    る木間距離を計算するものであることを特徴とする請求
    項1乃至6のいずれかに記載の適切ネットワーク形状で
    ある準最小の木の形成・探索・生成方法。
  8. 【請求項8】前記適切ネットワーク形状である準最小の
    木の形成・探索・生成方法は、前記頂点を木へ追加する
    際、木及びその木へ追加する頂点、当該頂点を接続する
    ための辺の夫々を、前記頂点と木との間の最短の距離で
    ある点間距離情報に基づいて選択するものであることを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の適切ネッ
    トワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成方
    法。
  9. 【請求項9】前記適切ネットワーク形状である準最小の
    木の形成・探索・生成方法は、前記木同士を連結する
    際、連結の対象となる木を前記木同士の間の最短の距離
    である木間距離に基づいて選択するものであることを特
    徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の適切ネット
    ワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成方法。
  10. 【請求項10】前記適切ネットワーク形状である準最小
    の木の形成・探索・生成方法は、前記点間距離と木間距
    離の比較に基づいて前記頂点の追加動作を実施するか又
    は前記木の連結動作を実施するか、いずれかの動作を選
    択するものであることを特徴とする請求項1乃至9のい
    ずれかに記載の適切ネットワーク形状である準最小の木
    の形成・探索・生成方法。
  11. 【請求項11】前記適切ネットワーク形状である準最小
    の木の形成・探索・生成方法は、前記無向グラフ上にお
    いて閉路を形成しないようにするために、前記頂点の帰
    属する木を識別し、同じ木に属する前記頂点同士を連結
    しないことを特徴とするものである請求項1乃至10の
    いずれかに記載の適切ネットワーク形状である準最小の
    木の形成・探索・生成方法。
  12. 【請求項12】頂点と重み付けを持つ辺とから構成され
    る幾何的構造体である無向グラフ上において、前記頂点
    と辺とを選択して指定される複数の頂点である必須点を
    結ぶ適切ネットワーク形状である準最小の木を形成・探
    索・生成するための形成・探索・生成方法であって、 前記頂点と辺とを選択して適切ネットワーク形状を形成
    ・探索・生成するための経路を作成・探索するに際し、 閉路を含まず、且つ、分岐が許容されている経路である
    木を作成・探索しながら、任意の暫定二点間を結ぶ一本
    道の経路に含まれる辺の重み付けの総和である距離の短
    い順番に頂点を連結することにより、前記頂点や辺を共
    有しない複数の木を作成・探索した後、前記複数の木同
    士を連結することにより、前記指定される複数の頂点で
    ある必須点すべてを結び、且つ、前記含まれる辺の重み
    付けの総和が準最小となる木を得るようにしたことを特
    徴とする適切ネットワーク形状である準最小の木の形成
    ・探索・生成方法に使用される情報記録媒体であって、
    前記適切ネットワーク形状である準最小の木の形成・探
    索・生成を実行するためのプログラムを記録したことを
    特徴とするコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
  13. 【請求項13】頂点と重み付けを持つ辺とから構成され
    る幾何的構造体である無向グラフ上において、前記頂点
    と辺とを選択して指定される複数の頂点である必須点を
    結ぶ適切ネットワーク形状である準最小の木を形成・探
    索・生成するための形成・探索・生成方法であって、 前記適切ネットワーク形状である準最小の木を形成・生
    成する過程において、閉路を含まず、且つ、分岐が許容
    されている経路である木を同時に複数形成・生成し、且
    つ、当該木同士は前記頂点や辺を共有しないことを特徴
    とする適切ネットワーク形状である準最小の木の形成・
    探索・生成方法に使用される情報記録媒体であって、前
    記適切ネットワーク形状である準最小の木の形成・探索
    ・生成を実行するためのプログラムを記録したことを特
    徴とするコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
  14. 【請求項14】前記適切ネットワーク形状である準最小
    の木の形成・探索・生成方法は、前記頂点及びその頂点
    を接続するための辺の夫々を一個づつ順次追加すること
    により、漸増的に前記木を生成、拡張するものであるこ
    とを特徴とする請求項12又は13記載の適切ネットワ
    ーク形状である準最小の木の形成・探索・生成方法に使
    用される情報記録媒体であって、前記適切ネットワーク
    形状である準最小の木の形成・探索・生成を実行するた
    めのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュー
    タ読み取り可能な情報記録媒体。
  15. 【請求項15】前記適切ネットワーク形状である準最小
    の木の形成・探索・生成方法は、前記木同士を連結する
    ことにより新たな木を形成・生成するものであることを
    特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の適切
    ネットワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成
    方法に使用される情報記録媒体であって、前記適切ネッ
    トワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成を実
    行するためのプログラムを記録したことを特徴とするコ
    ンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
  16. 【請求項16】前記適切ネットワーク形状である準最小
    の木の形成・探索・生成方法は、適切ネットワーク形状
    である準最小の木の形成・探索・生成を開始する初期状
    態として、前記指定される複数の頂点である必須点の数
    k個の木を有し、当該夫々の木は互いに異なる一個の必
    須点のみから構成されるものであることを特徴とする請
    求項12乃至15のいずれかに記載の適切ネットワーク
    形状である準最小の木の形成・探索・生成方法に使用さ
    れる情報記録媒体であって、前記適切ネットワーク形状
    である準最小の木の形成・探索・生成を実行するための
    プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読
    み取り可能な情報記録媒体。
  17. 【請求項17】前記適切ネットワーク形状である準最小
    の木の形成・探索・生成方法は、前記無向グラフ上で任
    意の暫定二点間を結ぶ一本道の経路に含まれる辺の重み
    付けの総和を距離と定義し、前記適切ネットワーク形状
    である準最小の木の形成方法において頂点と木との間の
    最短の距離である点間距離を計算するものであることを
    特徴とする請求項12乃至16のいずれかに記載の適切
    ネットワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成
    方法に使用される情報記録媒体であって、前記適切ネッ
    トワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成を実
    行するためのプログラムを記録したことを特徴とするコ
    ンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
  18. 【請求項18】前記適切ネットワーク形状である準最小
    の木の形成・探索・生成方法は、前記無向グラフ上で任
    意の二点間を結ぶ一本道の経路に含まれる辺の重み付け
    の総和を距離と定義し、前記木同士の間の最短の距離で
    ある木間距離を計算するものであることを特徴とする請
    求項12乃至17のいずれかに記載の適切ネットワーク
    形状である準最小の木の形成・探索・生成方法に使用さ
    れる情報記録媒体であって、前記適切ネットワーク形状
    である準最小の木の形成・探索・生成を実行するための
    プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読
    み取り可能な情報記録媒体。
  19. 【請求項19】前記適切ネットワーク形状である準最小
    の木の形成・探索・生成方法は、前記頂点を木へ追加す
    る際、木及びその木へ追加する頂点、当該頂点を接続す
    るための辺の夫々を、前記頂点と木との間の最短の距離
    である点間距離情報に基づいて選択するものであること
    を特徴とする請求項12乃至18のいずれかに記載の適
    切ネットワーク形状である準最小の木の形成・探索・生
    成方法。
  20. 【請求項20】前記適切ネットワーク形状である準最小
    の木の形成・探索・生成方法は、前記木同士を連結する
    際、連結の対象となる木を前記木同士の間の最短の距離
    である木間距離に基づいて選択するものであることを特
    徴とする請求項12乃至19のいずれかに記載の適切ネ
    ットワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成方
    法に使用される情報記録媒体であって、前記適切ネット
    ワーク形状である準最小の木の形成・探索・生成を実行
    するためのプログラムを記録したことを特徴とするコン
    ピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
  21. 【請求項21】前記適切ネットワーク形状である準最小
    の木の形成・探索・生成方法は、前記点間距離と木間距
    離の比較に基づいて前記頂点の追加動作を実施するか又
    は前記木の連結動作を実施するか、いずれかの動作を選
    択するものであることを特徴とする請求項12乃至20
    のいずれかに記載の適切ネットワーク形状である準最小
    の木の形成・探索・生成方法に使用される情報記録媒体
    であって、前記適切ネットワーク形状である準最小の木
    の形成・探索・生成を実行するためのプログラムを記録
    したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な情報
    記録媒体。
  22. 【請求項22】前記適切ネットワーク形状である準最小
    の木の形成・探索・生成方法は、前記無向グラフ上にお
    いて閉路を形成しないようにするために、前記頂点の帰
    属する木を識別し、同じ木に属する前記頂点同士を連結
    しないことを特徴とするものである請求項12乃至21
    のいずれかに記載の適切ネットワーク形状である準最小
    の木の形成・探索・生成方法に使用される情報記録媒体
    であって、前記適切ネットワーク形状である準最小の木
    の形成・探索・生成を実行するためのプログラムを記録
    したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な情報
    記録媒体。
  23. 【請求項23】頂点と重み付けを持つ辺とから構成され
    る幾何的構造体である無向グラフ上において、前記頂点
    と辺とを選択して指定される複数の頂点である必須点を
    結ぶ適切ネットワーク形状である準最小の木を形成・生
    成するための経路を作成・探索するためのプログラムを
    記録した情報記録媒体であって、 前記頂点と辺とを選択して適切ネットワーク形状を形成
    ・探索・生成するための経路を作成・探索するに際し、 前記無向グラフデータを読み込み・入力するステップ
    と、 前記必須点のデータを読み込み・入力するステップと、 閉路を含まず、且つ、分岐が許容されている経路である
    木を作成・探索しながら、任意の暫定二点間を結ぶ一本
    道の経路に含まれる辺の重み付けの総和である距離の短
    い順番に頂点を連結することにより、前記頂点や辺を共
    有しない複数の木を作成・探索するステップと、 前記複数の木同士を連結することにより、前記指定され
    る複数の頂点すべてを結び、且つ、前記含まれる辺の重
    み付けの総和が準最小となる木を得るステップと、 前記各ステップの結果を出力するステップと、 を含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な情報記録媒体。
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