JP2003130411A - プッシュプル式換気装置 - Google Patents

プッシュプル式換気装置

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JP2003130411A
JP2003130411A JP2001319473A JP2001319473A JP2003130411A JP 2003130411 A JP2003130411 A JP 2003130411A JP 2001319473 A JP2001319473 A JP 2001319473A JP 2001319473 A JP2001319473 A JP 2001319473A JP 2003130411 A JP2003130411 A JP 2003130411A
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JP
Japan
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push
air supply
pull type
air
outlet
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JP2001319473A
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English (en)
Inventor
Koji Sasayama
浩二 笹山
Munejiro Noda
宗二郎 野田
Koji Takamoto
宏二 高本
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TOKAI PLANT ENG KK
Original Assignee
TOKAI PLANT ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プッシュプル式換気装置を汚染ガス等の補集
効率がよくて、小型で、妨害気流の影響が少ないものに
すること。 【解決手段】 プッシュプル式換気装置10において、
給気手段20の吹出し口23aが給気流23eを吹出
し、排気手段30の吸込み口31が給気流23eを吸込
む。吹出し口23aの向きが汚染ガス流43側に傾斜し
ている。吹出し口23aは円形であり、各吹出し口23
aは水平方向に一列に並んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明はプッシュプル式換
気装置に関し、特に効率よく汚染ガス等を排出して換気
することができるプッシュプル式換気装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から工場等において、汚染ガス・油
煙・粉塵等の拡散等を抑制するために、プッシュプル式
換気装置が使用されている。「工場換気」(発行所・社
団法人空気調和・衛生工学会、第1版第2刷昭和63年
4月28日発行、著作権者の代表・林太郎)の169頁
にこのプッシュプル式換気装置の従来例が記載されてい
る。
【0003】図6は、このプッシュプル式換気装置の従
来例の縦断面を示している。図6において、プッシュプ
ル式換気装置50は、給気用の吹出し口51、排気用の
吸込み口52および遮蔽板53を備えている。吹出し口
51および吸込み口52は、互いに対向するように、後
述する槽60の側壁61の上端部に取付けられている。
吹出し口51から吹出された給気流54は、ほぼ水平に
矢印54aの方向に流れて、吸込み口52に吸引され
る。なお、外気が給気流54に巻き込みまれることを遮
蔽板53が少なくしている。その際、槽60に収容され
た液体62の液面62aから発生する汚染ガス流63が
給気流54に誘引されて吸込み口52に吸入される。こ
のため、汚染ガス流63が槽60の外部に拡散して、槽
60が置かれた工場等の室内の空気が汚染されることを
防ぐことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のプ
ッシュプル式換気装置50では、汚染ガス流63を吸込
み口52で吸込む割合即ち捕集効率を向上させるには、
大きな給気流54が必要であるので、吹出し口51およ
び吹出し口51に接続される図示しない給気ダクトおよ
び給気用送風機の容量が大きくなるという問題がある。
さらに、給気流54に対する横風等の妨害気流があると
きは、さらに大きな給気流54が必要になるので、さら
に、吹出し口51および吹出し口51に接続される図示
しない給気ダクトおよび給気用送風機の大きな容量が必
要になるという問題がある。
【0005】また、吹出し口51から吹出された給気流
54のほぼ全てが吸込み口52で吸込まれるので、吸込
み口52および吸込み口52に接続される図示しない排
気ダクトおよび排気用送風機の容量が大きくなるという
問題がある。さらに、以上によりプッシュプル式換気装
置が大型になるという問題がある。そこで、本願発明が
解決しようとする課題は、汚染ガス流等の捕集効率がよ
くて、小型で、妨害気流の影響が少ないプッシュプル式
換気装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の第1の発明は、請求項1記載のとおりであ
る。上記第1の発明により、気体を吹出す給気手段の吹
出し口と気体を吸引する排気手段の吸込み口とを対向さ
せて配置したプッシュプル式換気装置において、前記給
気手段の吹出し口の向きを排出対象(たとえば汚染ガ
ス、油煙、粉塵)側に傾斜させたので、吹出し口から吹
出される気体の流れ即ち給気流が排出対象を効果的に押
え込んで、この排出対象の飛散または拡散を少なくする
とともに、この排出対象を前記排気手段の吸込み口に誘
引することができる。このため、前記給気流を従来より
も少なくすることができるので、吹出し口を小型にでき
るとともに、吸込み口を小型にすることができる。
【0007】さらに、第2の発明は、上記第1の発明に
よる作用とともに、前記給気手段の複数の吹出し口を一
列に並べたので、前記複数の吹出し口から吹出される給
気流によりエアカーテンを形成することができる。これ
により、このエアカーテンにより前記排出対象を効率よ
く吸込み口へ誘引することができる。また、この場合の
エアカーテンは、従来例よりもその厚さが薄くなり、こ
のエアカーテンのうち下層の部分が前記排出対象を誘引
し、このエアカーテンのうち下層の部分以外の部分は前
記排出対象とは交わらない。このため、このエアカーテ
ンは、横風等の妨害気流の影響を受けにくくなる。この
結果、従来例よりも、給気流を少なくすることができ
る。
【0008】さらに、第3の発明は、請求項3記載のと
おりである。上記第3の発明により、上記第2の発明に
よる作用とともに、前記給気手段の吹出し口を円形にし
たので、前記給気流と外気との摩擦が最も少なくなるた
め、前記給気流の到達距離が最も長くなる。このため、
前記給気流の吹出し量を少なくすることができるので、
前記給気流を供給する給気ダクトおよび給気用送風機を
小型にすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本願発明における実施の形
態を図面に基づいて説明する。図1は、本願発明の実施
の形態に係るプッシュプル式換気装置を示す。図1にお
いて、プッシュプル式換気装置10は、給気手段20お
よび排気手段30を備えている。
【0010】給気手段20は、送風機21、給気ダクト
22および吹出し管23を備えている。給気ダクト22
は送風機21の出口と吹出し管23を接続している。こ
のため、送風機21が送り出す空気は、給気ダクト22
内を矢印22aの方向に通過して吹出し管23に送ら
れ、吹出し管23の複数の吹出し口23a(図3参照)
から吹出される。矢印23b、23cは前記吹出し口2
3aから吹出された給気流23e(図2参照)の流れる
方向を示している。
【0011】排気手段30は、複数の吸込み口31、排
気ダクト32および送風機34を備えている。排気ダク
ト32は複数の吸込み口31を送風機34に接続してい
る。複数の吸込み口31は上記複数の吹出し口23aと
対向している。このため、送風機34の働きにより、前
記吸込み口31から吸引された気体は、排気ダクト32
内を矢印32aの方向に進み、送風機34に吸引され、
送風機34の排出口34aから矢印34bの方向に排出
される。
【0012】図2は、図1のII−II断面を示す。図2に
おいて、遮蔽板33が吸込み口31の上部に配置されて
いるので、前記給気流23eが外気を巻き込むことを少
なくすることができる。その際、給気流23eの一部分
は、遮蔽板33に沿って矢印23d方向に上昇する。こ
のため、吸込み口31は、給気流23eの全てを吸込む
必要がないので、吸込み量が少なくなり、その結果とし
て、吸込み口31を小さくすることができる。給気流2
3eは、汚染ガス流43を吸込み口31に誘引する。吸
込み口31に吸込まれた給気流23eおよび汚染ガス流
43は、矢印31aの方向に吸引され、さらに、矢印3
1bの方向から排気ダクト32を経て送風機34(図1
参照)に吸引される。なお、吹出し口23aの向きは、
水平方向より下側に傾斜しているので、汚染ガス流43
の側に傾斜していることになる。槽40は、汚染源とな
る液体42を収容している。上述の吹出し管23および
排気ダクト32は槽40の側壁41の上端部に取付けら
れている。液体42の液面42aから汚染ガス流43が
発生する。
【0013】図3は、図1の吹出管23を拡大して示
す。図3において、吹出し管23の吹出し口23aは、
円形であり、吹出し管23の長手方向に一列に等間隔に
配置されている。なお、吹出し管23は、槽40の側壁
41の上端部に水平に取付けられているので、吹出し口
23aは水平に並んでいる。
【0014】図4は、図1のプッシュプル式換気装置1
0の特性を示す。図4において、横軸の「プッシュ角
度」は、図2の吹出し管23の吹出し口23aの向き
(吹出し口23aから気体を吹出す方向)の水平面に対
する角度である。プッシュ角度がー15deg程度で、
捕集効率が最大になる。なお、「制御幅」は、図2の吹
出し口23aと吸込み口31との間隔である。この制御
幅が小さくなると、全体的に捕集効率がよくなる。ま
た、この制御幅が変化しても、捕集効率が最大になるプ
ッシュ角度は存在する。
【0015】図5は、図1のプッシュプル式換気装置1
0の他の特性を示す。図5において、「プッシュ流量」
は吹出し口23aから吹出される給気流23eの流量で
あり、「プル流量」は、吸込み口31から排気する流量
である。プル流量が小さいときは、プッシュ流量が0.
15ないし0.25m3/分/m程度で捕集効率が最大
になっている。プル流量が変化しても捕集効率が最大に
なるプッシュ流量が存在する。そして、プル流量が大き
くなるほど、捕集効率が最大になるプッシュ流量が増加
する傾向となっている。
【0016】なお、上記実施の形態において、吹出し口
は水平方向に一列に並んでいるが、これに限定されず、
吹出し管の長手方向を任意の向きにすることができる。
たとえば吹出し管の長手方向を鉛直方向にして、吹出し
口を鉛直方向に一列に配置し、吸込み口を吹出し口に対
向させるようにしてもよい。このとき、吹出し口から吹
出される給気流が汚染ガス流等の左側または右側になる
ようにしてもよい。また、各吹出し口をまとめて1つの
細長いスリットにしてもよい。また、前記給気流による
エアカーテンは平面状に限定されず、吹出し管の長手方
向を湾曲させて、前記給気流によるエアカーテンが汚染
ガス流等を取り囲むように湾曲した曲面状となるように
してもよい。
【0017】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、プッシュプ
ル式換気装置において、排出対象の捕集効率をよくする
とともに、給気流を従来よりも少なくすることができる
ので、吹出し口を小型にできるとともに、吸い込口を小
型にすることができる。これにより、給気ダクト、排気
ダクト、給気用送風機および排気用送風機の容量を小さ
くすることができる。このため、プッシュプル式換気装
置を小型にすることができる。
【0018】さらに、第2の発明によれば、上記第1の
発明の効果とともに、給気流が妨害気流の影響を受けに
くくなり、給気流により前記排出対象を効率よく排出す
ることができる。このため、捕集効率を一層よくするこ
とができる。
【0019】さらに、第3の発明によれば、上記第2の
発明の効果とともに、給気流の吹出し量を一層少なくす
ることができるので、給気流を供給する給気ダクトおよ
び給気用送風機を一層小型にすることができる。このた
め、プッシュプル式換気装置を一層小型にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係るプッシュプル式換
気装置を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II断面を拡大して示す断面図であ
る。
【図3】図1の吹出管を拡大して示す部分図である。
【図4】図1のプッシュプル式換気装置の特性を示すグ
ラフである。
【図5】図1のプッシュプル式換気装置の他の特性を示
すグラフである。
【図6】従来例の縦断面を示す断面図である。
【符号の説明】
10 プッシュプル式換気装置 20 給気手段 23 吹出し管 23a 吹出し口 30 排気手段 31 吸込み口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 宗二郎 愛知県名古屋市南区南陽通り6丁目1番地 東海プラントエンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 高本 宏二 愛知県知多市南粕谷3丁目329番地 Fターム(参考) 3L058 BE02 3L080 BA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体を吹出す給気手段の吹出し口と気体
    を吸引する排気手段の吸込み口とを対向させて配置した
    プッシュプル式換気装置において、 前記給気手段の吹出し口の向きを排出対象側に傾斜させ
    たことを特徴とするプッシュプル式換気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したプッシュプル式換気
    装置において、 前記給気手段の複数の吹出し口を一列に並べたことを特
    徴とするプッシュプル式換気装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したプッシュプル式換気
    装置において、 前記給気手段の複数の吹出し口を円形にしたことを特徴
    とするプッシュプル式換気装置。
JP2001319473A 2001-10-17 2001-10-17 プッシュプル式換気装置 Pending JP2003130411A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252453A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Koken Ltd 解剖実習室用有害ガス曝露防止装置
JP2012067941A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Shinryo Corp プッシュプル式換気システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252453A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Koken Ltd 解剖実習室用有害ガス曝露防止装置
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