JP2003129450A - ワイヤーロープウインチ式水門開閉装置 - Google Patents

ワイヤーロープウインチ式水門開閉装置

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JP2003129450A
JP2003129450A JP2001329398A JP2001329398A JP2003129450A JP 2003129450 A JP2003129450 A JP 2003129450A JP 2001329398 A JP2001329398 A JP 2001329398A JP 2001329398 A JP2001329398 A JP 2001329398A JP 2003129450 A JP2003129450 A JP 2003129450A
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JP
Japan
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gear
drum
wire rope
closing device
gate opening
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JP2001329398A
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Inventor
Takahiro Iwanaga
孝啓 岩長
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーロープウインチ式水門開閉装置にお
いて、省スペース化および軽量化を図ることを目的とす
る。 【解決手段】 ワイヤーロープウインチ式水門開閉装置
であって、ギアケースにドラムギアと、該ドラムギアに
噛合する複数のピニオンを設置し、ドラムギアの回転軸
を巻上げドラムに連結し、前記ギアケースに、複数のブ
レーキ付油圧モータを取付け、前記各個のピニオンと直
結させた。また、ギアケースを両軸型とし、ドラムギア
の回転軸を、ギアケースの両サイドに間隔を開けて配置
した2台の巻上げドラムに連結させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤーロープウ
インチ式の水門開閉装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワイヤーロープウインチ式の
水門開閉装置が使用されている。その一般的な構成例は
図6、図7に示す通りであって、まず、その概要を説明
する。動力源であるブレーキ付電動モータ1と、該モー
タ1の故障時に手動操作に切替えるためのクラッチ2
と、モータ1の回転を減速し、トルクを増加するための
減速機3とからなる駆動装置を有している。
【0003】この駆動装置と連結してピニオン4と、ド
ラムギア5と、巻上げドラム6および巻上げドラム6に
巻回されるワイヤーロープ7とよりなるウインチ部が構
成されている。駆動装置には安全対策上、ブレーキを二
重化するための装置ブレーキ8が備えられており、ま
た、接続構成によっては、モータ1とクラッチ2との間
や駆動装置とウインチ部を繋ぐカップリング9、10が
設けられている。
【0004】このように、この構成においては、部品点
数が多くなるため、設置スペースが広くなり、重量も大
きくなっていた。また、メンテナンスに時間がかかると
共に、故障率も高いものであった。さらに、開放型であ
るから、ピニオンとドラムギアとの間に異物を噛み込ん
だり、給脂の油脂が河川に滴下することもあり、そのた
めの保全、対策も必要であった。
【0005】これ等の欠点を解決するものとして、図
8、図9に示すような歯車内蔵型のドラムを用いたウイ
ンチも開発されている。この方式は、従来の開放型のピ
ニオン、ドラムギアの代りに、ドラム内に遊星歯車機構
11を設けたものである(特開平10−11493
1)。
【0006】しかし、歯車内蔵型のドラムは内部構造が
複雑となり、極めて高価である。また、トラブルが発生
した際、現地での補修は不可能であって、工場に戻して
の修理が必要であった。また、構造的に従来のピニオ
ン、ドラムギア式と同程度の減速比しか得られないた
め、電動モータ1を駆動源とする限り、ヘリカルギア減
速機等大型の減速機3を備える必要があった。
【0007】さらに、図10に示すような油圧モータ直
結式のウインチも提案されている。この方式では、油圧
モータ12は低速、高トルクのため、ドラム6に直結す
るだけで十分なトルクを得ることができるが、反面、大
型の油圧モータ12は超低速で回転されるため、気温の
変化による影響や油圧モータ12での内部リーク等によ
り回転むらが生じ易く、ドラム6の回転速度が変動し、
ウインチの巻上げ速度に変調を来すことがあった。
【0008】ワイヤーロープウインチ式の水門開閉装置
においては多くの場合、水門は両端を2台のウインチで
吊持されているので、巻上げ速度に変調を来すことは、
水門の開閉に極めて不都合になる。また、油圧モータは
故障したとき、現地での補修は不可能である。このた
め、通常予備の油圧モータを備えているが、大型の油圧
モータを使用しているため、予備品のコスト、備え置き
スペースが余分に必要であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ワイヤーロ
ープウインチ式水門開閉装置において、省スペース化お
よび軽量化を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】ピニオン、ドラムギアに
よって巻上げドラムを駆動する方式のワイヤーロープウ
インチ式水門開閉装置において、ギアケースにドラムギ
アと、該ドラムギアに噛合する複数のピニオンを設置
し、ドラムギアの回転軸を巻上げドラムに連結し、前記
ギアケースに、複数のブレーキ付油圧モータを取付け、
前記各個のピニオンと直結させた。また、ギアケースを
両軸型とし、ドラムギアの回転軸を、ギアケースの両サ
イドに間隔を開けて配置した2台の巻上げドラムに連結
させた。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図に沿って、本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明によるワイヤーロ
ープウインチ式水門開閉装置の平面図、図2は同側面
図、図3は同正面図である。図4は本発明によるワイヤ
ーロープウインチ式水門開閉装置の応用例を示す平面
図、図5は同側面図である。
【0012】21は巻上げドラムであって、機械台22
上に設置されている。23はドラムギアであって、ギア
ケース25内に設置され、その回転軸は巻上げドラム2
1に連結されている。24はピニオンであって、ギアケ
ース25内に複数個設置され、ドラムギア23と噛合し
ている。
【0013】26はブレーキ付き油圧モータであって、
小型のものが複数個、ギアケース25の外面に取付けら
れ、ピニオン24の各個と直結されている。したがっ
て、ギアケース25はギアケース兼油圧モータ支持台と
して構成されている。また、オイルバス式のギアケース
を使用すれば、メンテナンスが簡略化される。
【0014】27はワイヤーロープであって、一端を機
械台22に元付けされ、機械台22と水門扉体29に取
付けられたシーブ28と30との間に掛け回され、巻上
げドラム21に巻付けられ、他端を同巻上げドラム21
に元付けされている。したがって、ワイヤーロープ27
は巻上げドラム21に巻取り、巻戻され、水門扉体29
を昇降させる。
【0015】図4、図5には本発明の応用例として、1
つの駆動装置により、間隔を開けて配置した2つの巻上
げドラムを駆動する構成を示している。31は両軸型の
ギアケースであって、前記例と同様にドラムギア23
と、該ドラムギア23と噛合する複数個のピニオン24
が取付けられており、ピニオン24の各個に直結するブ
レーキ付油圧モータ26が取付けられている。
【0016】32はスペーサギアカップリングであっ
て、駆動装置と、ギアケース31の両サイドに間隔を開
けて配置されたウインチ部とを連結している。つまり、
ドラムギア23の回転軸は、ギアケース31の両サイド
から、間隔に応じたスペーサギアカップリング32を介
して、2台の巻上げドラム21に連結されている。間隔
が小さいときには、ドラムギア23の回転軸を巻上げド
ラム21に直結することもある。
【0017】本発明はこのような構成としたので、ドラ
ムギア23には、複数個のブレーキ付油圧モータ26か
ら、複数個のピニオン24を介して必要なトルクが伝達
されることになる。したがって、仮りに1つの油圧モー
タ26が故障したときでも、残りの油圧モータ26を昇
圧して使用することにより、緊急時の対応が図れる。
【0018】また、ブレーキ付きの油圧モータ26を複
数個使用しているので、ブレーキ機構の二重化のため
に、別途に装置ブレーキを設ける必要がなくなる。ドラ
ムギア、ピニオン方式なので、油圧モータ26は高速で
回転されることになり、回転むらを生じない。
【0019】ドラムギア23、ピニオン24をギアケー
ス25に収納するようにしたので、ギア部の保全が容易
になる。また、ギアケース25を油圧モータ26の取付
け台として兼用でき有効である。なお、ワイヤーロープ
ウインチ式水門開閉装置は、水門架構上に設置されるも
のである。また、水門扉体29を吊持するレストフック
等他の装置も有するが、本発明の説明を簡潔にするた
め、他の装置は図示していない。
【0020】
【発明の効果】本発明は、ギアケースにドラムギアと、
該ドラムギアに噛合する複数のピニオンを設置し、ドラ
ムギアの回転軸を巻上げドラムに連結し、前記ギアケー
スに、複数のブレーキ付油圧モータを取付け、前記各個
のピニオンと直結させる構成とした。
【0021】このため、従来型の装置が必要とした大型
の減速機、ブレーキ機構二重化のための装置ブレーキ等
を省くことができ、水門開閉装置の省スペース化および
軽量化が図れた。なお、大型の油圧モータや構造が複雑
な歯車内蔵型ドラム等を使用しないので、故障などの緊
急時の対応がとれるし、装置のコストが低減される。さ
らに、ピニオンとドラムギアをギアケースに収納するよ
うにしたので、ギア部の保全が容易になると云う効果も
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイヤーロープウインチ式水門開
閉装置の平面図。
【図2】同側面図。
【図3】同正面図。
【図4】本発明によるワイヤーロープウインチ式水門開
閉装置の応用例を示す平面図。
【図5】同側面図。
【図6】従来のワイヤーロープウインチ式水門開閉装置
の平面図。
【図7】同側面図。
【図8】歯車内蔵型ドラムを使用したウインチの平面
図。
【図9】同側面図。
【図10】大型の油圧モータを使用したウインチの側面
図。
【符号の説明】
1 電動モータ 2 クラッチ 3 減速機 4 ピニオン 5 ドラムギア 6 巻上げドラ
ム 7 ワイヤーロープ 8 装置ブレー
キ 9 カップリング 10 カップリン
グ 11 遊星歯車機構 12 油圧モー
タ 21 巻上げドラム 22 機械台 23 ドラムギア 24 ピニオン 25 ギアケース 26 油圧モー
タ 27 ワイヤーロープ 28 シーブ 29 水門扉体 30 シーブ 31 両軸型ギアケース 32 スペーサ
ギアカップリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピニオン、ドラムギアによって巻上げドラ
    ムを駆動する方式のワイヤーロープウインチ式水門開閉
    装置において、ギアケースにドラムギアと、該ドラムギ
    アに噛合する複数のピニオンを設置し、ドラムギアの回
    転軸を巻上げドラムに連結し、前記ギアケースに、複数
    のブレーキ付油圧モータを取付け、各個のピニオンと直
    結させたことを特徴とするワイヤーロープウインチ式水
    門開閉装置。
  2. 【請求項2】ギアケースを両軸型とし、ドラムギアの回
    転軸を、ギアケースの両サイドに間隔を開けて配置した
    2台の巻上げドラムに連結させたことを特徴とする請求
    項1記載のワイヤーロープウインチ式水門開閉装置。
JP2001329398A 2001-10-26 2001-10-26 ワイヤーロープウインチ式水門開閉装置 Pending JP2003129450A (ja)

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