JP2003122800A - 設計パラメータ決定支援装置 - Google Patents

設計パラメータ決定支援装置

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JP2003122800A
JP2003122800A JP2001319848A JP2001319848A JP2003122800A JP 2003122800 A JP2003122800 A JP 2003122800A JP 2001319848 A JP2001319848 A JP 2001319848A JP 2001319848 A JP2001319848 A JP 2001319848A JP 2003122800 A JP2003122800 A JP 2003122800A
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JP
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design parameter
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Application number
JP2001319848A
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English (en)
Inventor
Junichi Miyamoto
潤一 宮本
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/82Elements for improving aerodynamics

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 目標条件として最終的な特性を満足する設計
パラメータの組み合わせを算出し、更に制約条件に対す
る合致度を評価し、設計パラメータの組み合わせを提示
できる設計パラメータ決定支援装置を提供する。 【解決手段】 合致度関数の基本形状が記憶されてなる
合致度関数記憶部と、設計パラメータ数がm、満足すべ
き特性数がn(n≦m)の時、目標特性値spec
(i=1,2,3,……,n)が、ある基準となる設計
パラメータからのパラメータ変更量Δpj(j=1,
2,3……,m)に関し、Iである場合、 決定されたパラメータ変更量の組み合わせに対して個々
の制約条件への合致度を算出し、パラメータ変更量の組
み合わせとその合致度を格納し、新たに求められた合致
度から合致度の高い順に並べ替えを行う合致度更新部と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設計上のパラメー
タの決定を支援する装置に関し、特に、個々の設計パラ
メータに制約条件があるなかで、それら個々の制約条件
を満足するパラメータの決定を支援する設計パラメータ
決定支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の設計支援装置としては、特開平6
−290225号公報に記載の設計支援装置がある。す
なわち、特に自動車の構成部品の設計に関し、設計対象
部品に関する制約条件および設計対象部品が目標とする
目標条件の各々の満足度をメンバーシップ関数として指
標化する満足度変換部と、制約条件および目標条件の各
メンバーシップ関数を総合し、制約条件および目標条件
が適正な全体満足度を達成することができる最適解を設
計対象部品の設計値として求める最適化処理部とを備
え、設計対象部品に関する適正な設計値を自動的に設定
する。制約条件は、設計上の制約より設定可能な設計対
象部品の設計変数の範囲で、例えば自動車のエンジンマ
ウントにあっては、部品寸法および素材硬度などの制限
を考慮した上で設定可能なエンジンマウントのばね定数
の範囲であり、又、目標条件は、設計者が目標とする設
計対象部品の性能目標で、例えば自動車においては車体
振動レベルである。制約条件および目標条件に関する各
々の満足度をメンバーシップ関数として表し、最小オペ
レータ法により、複数の条件の達成度を平均化し、全体
満足度が得られる設計値を決定する。
【0003】しかしながら、上述した従来の装置では、
次のような問題がある。
【0004】第1の問題点は、目標条件として最終的な
特性がある特定の値を満足する必要がある場合、適用で
きないと言うことである。その理由は、上述した従来の
装置では、目標条件として設計者の経験的な知識や、技
術的知見または人間の感覚等に基づいた定性的なものを
メンバーシップ関数により具現化し、同様にメンバーシ
ップ関数で表された制約条件から、最小オペレータ法と
いった方法により最適解を求める為、目標条件として最
終的な特性がある厳密な特定の値を満足する必要がある
場合の最適解を求めることが難しい為である。第2の問
題点は、ある特定の制約条件を満足する解を優先的に抽
出することが出来ないと言うことである。その理由は、
上述した従来の装置では、メンバーシップ関数化された
制約条件と目標条件とから、最小オペレータ法といった
方法により制約条件のメンバーシップ値と目標条件のメ
ンバーシップ値のどちらか一方が、他方のメンバーシッ
プ値を損なうことなく、複数の条件の達成度を平均化す
るような最適値を求める為、どれか特定の条件のみを満
足するような値を選択的に求めることが出来ない為であ
る。又、類似する技術として特開平11−85721号
に記載の最適設計支援装置がある。この装置は、与えら
れた引数入力値の組合せを基にして設計を行う応用プロ
グラムの名前、引数の情報、実行の進め方、終了条件を
実行条件設定手段において設定し、このように設定され
た実行条件及び前回の応用プログラムが求めた解を表す
評価結果を基にして引数入力値生成手段により引数入力
値生成手段において引数入力値の組合せを複数生成し、
このように生成された複数の引数入力値の組合せを並列
実行手段の応用プログラムに与えて並列に実行し、その
結果得られる解が満足すべき結果であるか否かを終了判
定手段により判定して、実行の終了または繰返しを実行
している。この装置は、ファジィ推論により最適と思わ
れる解を算出するものである。この手法はブラックボッ
クス的な対象には有効なものと解される。当然ながら、
この従来技術は、設定された諸条件にとって最適の解の
算出を目指すものである。従って、条件を僅かに変えた
状態では、その都度改めて実行しなければならず、最適
解以外の前後または周辺部分をサーチしながら検討する
ことは出来ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、目標
条件として最終的な特性がある特定の値を満足する必要
がある場合に、その最終的な特性を満足する設計パラメ
ータの組み合わせの中で、設計パラメータに課された制
約条件に対する合致度を評価し、合致度の高い順に設計
パラメータの組み合わせを提示できる設計パラメータ決
定支援装置を提供することにある。
【0006】又、目標条件として最終的な特性がある特
定の値を満足する必要がある場合に、その最終的な特性
を満足する設計パラメータの組み合わせの中で、ある特
定の制約条件を満足するような組み合わせを優先的に抽
出する為、設計パラメータに課された制約条件に優先度
を与えて合致度を評価し、合致度の高い順に設計パラメ
ータの組み合わせを提示できる設計パラメータ決定支援
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、設計上の
設計パラメータの決定を支援する設計パラメータ決定支
援装置であって、ある特定の値の目標特性値を満足し、
かつ、基準となる設計パラメータの値からパラメータ変
更量の組み合わせを決定するパラメータ変更量決定手段
を有することを特徴とする設計パラメータ決定支援装置
によって解決される。
【0008】更には、個々の制約条件から各々の制約条
件への合致度を表す合致度関数を生成し、該生成された
合致度関数からパラメータ変更量決定手段によって求め
られた設計パラメータ変更量の組み合わせについて個々
の制約条件に対する合致度を計算し、更に各々の合致度
を総合して制約条件全体に対する全体合致度を算出する
合致度算出手段を有する設計パラメータ決定支援装置に
よって解決される。
【0009】又、合致度算出手段は、ある特定の制約条
件を満足するような設計パラメータ変更量の組み合わせ
を優先的に抽出するように個々の制約条件に優先順位を
与え、この優先順位を考慮して全体合致度を算出するよ
う構成されてなる設計パラメータ決定支援装置によって
解決される。
【0010】又、パラメータ変更量の組み合わせと個々
の制約条件に対する合致度と全体合致度とを格納し、更
にある特定の値の目標特性値を満足するようなパラメー
タ変更量の組み合わせが複数ある場合、新たに求められ
たパラメータ変更量の組み合わせに対する全体合致度か
ら全体合致度の高い順に並べ替えを行う合致度更新手段
を有する設計パラメータ決定支援装置によって解決され
る。
【0011】特に、設計上の設計パラメータの決定を支
援する設計パラメータ決定支援装置であって、合致度関
数の基本形状が記憶されてなる合致度関数記憶部と、設
計パラメータ数がm、満足すべき特性数がn(n≦m)
の時、目標特性値spec (i=1,2,3,…
…,n)が、ある基準となる設計パラメータの組み合わ
せに対する基準特性値spec (i=1,2,3,
……,n)と感度sij(i=1,2,3,……,n;
j=1,2,3……,m)とを用いて、ある基準となる
設計パラメータからのパラメータ変更量Δpj(j=
1,2,3……,m)に関し、下記の式(I)である場
合、式(I) 基準特性値を満足するある基準となる設計パラメータか
らのパラメータ変更量を決定するパラメータ変更量決定
部と、決定されたパラメータ変更量の組み合わせに対し
て個々の制約条件への合致度を算出し、更に制約条件全
体の合致度を算出する合致度算出部と、パラメータ変更
量の組み合わせとその合致度を格納し、新たに求められ
た合致度から合致度の高い順に並べ替えを行う合致度更
新部とを有することを特徴とする設計パラメータ決定支
援装置によって解決される。又、パラメータ変更量決定
部は、m個の設計パラメータのうち、設計パラメータ数
から特性数を引いた(m−n)個の設計パラメータにつ
き、ある変更量の値の時に、下記式(II)を解くこと
により、式(II) 他のn個の設計パラメータ変更量を決定し、結果として
m個の設計パラメータ変更量の組み合わせを決定するよ
う構成されてなる設計パラメータ決定支援装置によって
解決される。
【0012】本発明の設計パラメータ決定支援装置は、
特に、個々の設計パラメータに制約条件があるなかで、
それら個々の制約条件を満足するパラメータの決定を支
援する装置において、設計パラメータ数がm、満足すべ
き特性数がn(n≦m)の時、目標特性値spec
(i=1,2,3,……,n)が、ある基準となる設計
パラメータの組み合わせに対する基準特性値spec
(i=1,2,3,……,n)と感度sij(i=
1,2,3,……,n;j=1,2,3……,m)とを
用いて、ある基準となる設計パラメータからのパラメー
タ変更量Δpj(j=1,2,3……,m)に関し、上
記の式(I)である場合、基準特性値を満足するある基
準となる設計パラメータからのパラメータ変更量を決定
するパラメータ変更量決定手段と、決定されたパラメー
タ変更量の組み合わせに対して個々の制約条件への合致
度を算出し、更に制約条件全体の合致度を算出する合致
度算出手段と、これまで求められたパラメータ変更量の
組み合わせとその合致度を格納し、新たに求められた合
致度から合致度の高い順に並べ替えを行う合致度更新手
段とを有することを特徴としている。
【0013】ここで、設計パラメータ数がm、満足すべ
き特性数がn(n≦m)の時、目標特性値spec
(i=1,2,3,……,n)が、ある基準となる設計
パラメータの組み合わせに対する基準特性値spec
(i=1,2,3,……,n)と感度sij(i=
1,2,3,……,n;j=1,2,3……,m)とを
用いて、ある基準となる設計パラメータからのパラメー
タ変更量Δpj(j=1,2,3……,m)に関し、上
記の線形性を有する式(I)の関係は、特殊な性質では
なく、広く一般的に成り立つ性質である。従って、線形
連立方程式により目標特性値を満足するような変更量を
厳密に求めることが出来る。
【0014】パラメータ変更量決定部は、m個の設計パ
ラメータのうち、設計パラメータ数から特性数を引いた
(m−n)個の設計パラメータにつき、ある変更量の値
の時に、上記式(II)を解くことにより、他のn個の
設計パラメータ変更量を決定し、結果としてm個の設計
パラメータ変更量の組み合わせを決定する。ここで、
(m−n)個の設計パラメータ変更量をΔpj(j=
1,2,3……,m−n)、それらの感度をS
ij(i=1,2,3,……,n;j=1,2,3…
…,m−n)、他のn個の設計パラメータ変更量を新た
にΔp(j=1,2,3……,n)、それらの感度を
ij(i=1,2,3,……,n;j=1,2,3…
…,n)と定める。
【0015】合致度算出手段は、パラメータ変更量決定
手段によって求められた設計パラメータ変更量の組み合
わせについて、個々の制約条件に対する合致度を計算
し、更にそれらを総合して制約条件全体に対する全体合
致度を算出するという動作を実行する。合致度は、最大
を1、最小を0とし、0から1の値をとる関数として表
される。又、ある特定の制約条件を満足するような組み
合わせを優先的に抽出したい場合は、個々の制約条件に
優先順位を与える。
【0016】合致度更新手段は、パラメータ変更量の組
み合わせと個々の制約条件に対する合致度とそしてそれ
らを総合した全体合致度とを格納し、更に新たに求めら
れたパラメータ変更量の組み合わせに対する全体合致度
から全体合致度の高い順に並べ替えを行うという動作を
実行する。
【0017】従って、ある特定の目標特性値を満足する
設計パラメータ変更量の組み合わせを決定することが出
来、決定された設計パラメータ変更量の組み合わせにつ
いて、個々の制約条件に対する合致度を計算し、更にそ
れらを総合して制約条件全体に対する全体合致度を算出
し、評価することによって、全体合致度の高い順に設計
パラメータの組み合わせを提示できるという効果が得ら
れる。
【0018】又、個々の制約条件に優先順位を与えるこ
とで、ある特定の制約条件を満足するような組み合わせ
を優先的に抽出できるという効果も得られる。
【0019】更に、パラメータ変更量の組み合わせと個
々の制約条件に対する合致度とそしてそれらを総合した
全体合致度を格納しているので、例えば全体合致度は低
くとも、設計者の興味を引くような設計パラメータ変更
量の組み合わせを抽出することも可能であるという効果
も得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
〜図4を参照して詳細に説明する。図1は本発明の設計
パラメータ決定支援装置の全体構成を示すブロック図、
図2は本発明の設計パラメータ決定支援装置の動作を示
すフローチャート、図3は本発明の合致度関数記憶部に
記憶されている合致度関数の候補の例、図4は本発明の
個々の制約条件に対する合致度関数の説明図である。
【0021】本発明の設計パラメータ決定支援装置1
は、表示部2と入力部3とを備え、更に合致度関数記憶
部5とパラメータ変更量決定部6と合致度算出部7と合
致度更新部8と制御部4とを備えており、表示装置2と
入力装置3と合致度関数記憶部5とパラメータ変更量決
定部6と合致度算出部7と合致度更新部8とは、制御部
4に接続されている。
【0022】表示部2は、一般的なディスプレイ装置
で、制御部4に対する入出力情報を表示する。
【0023】入力部3は、制御部4に対する設定、指
示、条件、更にデータを入力する為のもので、例えばキ
ーボード、タッチペン等の周知の装置である。
【0024】制御部4は、表示部2、入力部3、合致度
関数記憶部5、パラメータ変更量決定部6、合致度算出
部7、合致度更新部8が接続され、全体を統括し、制御
を行う為のものである。
【0025】合致度関数記憶部5は、複数ある合致度関
数の基本形状を記憶しておく為のものである。
【0026】パラメータ変更量決定部6は、設計パラメ
ータ数がm、満足すべき特性数がn(n≦m)の時、目
標特性値spec (i=1,2,3,……,n)
が、ある基準となる設計パラメータの組み合わせに対す
る基準特性値spec (i=1,2,3,……,
n)と感度sij(i=1,2,3,……,n;j=
1,2,3……,m)とを用いて、ある基準となる設計
パラメータからのパラメータ変更量Δpj(j=1,
2,3……,m)に関し、上記の式(I)である場合、
m個の設計パラメータのうち、設計パラメータ数から特
性数を引いた(m−n)個の設計パラメータにつき、そ
れらがある変更量の値の時に、上記式(II)を解くこ
とにより、他のn個の設計パラメータ変更量を決定し、
結果としてm個の設計パラメータ変更量の組み合わせを
決定するものである。ここで、(m−n)個の設計パラ
メータ変更量をΔpj(j=1,2,3……,m−
n)、それらの感度をS ij(i=1,2,3,…
…,n;j=1,2,3……,m−n)、他のn個の設
計パラメータ変更量を新たにΔp(j=1,2,3…
…,n)、それらの感度をSij(i=1,2,3,…
…,n;j=1,2,3……,n)と定める。
【0027】合致度算出部7は、合致度関数記憶部5と
個々の制約条件とから定められた個々の制約条件に対す
る合致度関数から、パラメータ変更量決定部6によって
求められた設計パラメータ変更量の組み合わせについ
て、個々の制約条件に対する合致度を計算し、更にそれ
らを総合して制約条件全体に対する全体合致度を算出す
る為のものである。
【0028】合致度更新部8は、パラメータ変更量決定
部6によって求められたパラメータ変更量の組み合わせ
と、合致度算出部7によって求められた個々の制約条件
に対する合致度と、そしてそれらを総合した全体合致度
とを格納し、更に新たに求められたパラメータ変更量の
組み合わせに対する全体合致度から全体合致度の高い順
に並べ替えを行う為のものである。
【0029】次に、図1の設計パラメータ決定支援装置
のフローチャートを図2に示す。
【0030】先ず、上記式(I)における設計パラメー
タ数m、満足すべき特性数n(n≦m)、目標特性値s
pec (i=1,2,3,……,n)、ある基準と
なる設計パラメータの組み合わせに対する基準特性値s
pec (i=1,2,3,……,n)、感度sij
(i=1,2,3,……,n;j=1,2,3……,
m)などの初期データを設定する(ステップS1)。
【0031】次に、m個の設計パラメータのうち、設計
パラメータ数から特性数を引いた(m−n)個の設計パ
ラメータを選択し(以下、サーチパラメータとも呼
ぶ)、その(m−n個の設計パラメータ変更量の範囲と
分解能を設定する(ステップS2)。
【0032】そして、個々の設計パラメータ変更量およ
び設計パラメータ変更量の組み合わせに対して、制約条
件を設定する(ステップS3)。
【0033】次に、合致度関数記憶部5に記憶されてい
る合致度関数の候補と個々の制約条件とから定められた
個々の制約条件に対する合致度関数を生成する(ステッ
プS4)。
【0034】そして、サーチパラメータ変更量をその変
更量の範囲内のある値に設定する(ステップS5)。
尚、この値は、パラメータ変更量の初期値と分解能から
更新される。
【0035】ステップS5において設定したサーチパラ
メータ変更量に対して、上記式(II)を解くことによ
って、他のパラメータ変更量を算出する(ステップS
6)。
【0036】求められたパラメータ変更量の組み合わせ
に対して、制約条件に対する合致度を算出する(ステッ
プS7)。
【0037】次に、個々の制約条件に対する合致度から
総合して制約条件全体に対する全体合致度を算出する
(ステップS8)。
【0038】前記ステップS5とステップS6において
求められたパラメータ変更量の組み合わせと、前記ステ
ップS7において算出された個々の制約条件に対する合
致度と、ステップS8において算出された全体合致度と
を格納し、既に求められたパラメータ変更量の組み合わ
せに対する全体合致度とから、全体合致度の高い順に並
べ替えを行う(ステップS9)。
【0039】そして、ステップS2において設定された
サーチパラメータ変更量の範囲と分解能とから求めるべ
きサーチパラメータ変更量の組み合わせのすべてが終了
しているかを調べ、終了していなければ、S5に戻る。
終了している場合は、次に進む(ステップS10)。
【0040】最後に、全体合致度の高い順にパラメータ
変更量の組み合わせと個々の制約条件に対する合致度と
そしてそれらを総合した全体合致度とを出力する(ステ
ップS11)。
【0041】次に、数値例をあげた実施例を参照して図
3,4と共に更に詳細に説明する。
【0042】上記式(I)において設計パラメータ数
6、満足すべき特性数4で、目標特性値spec
(i=1,2,3,4)、ある基準となる設計パラ
メータの組み合わせに対する基準特性値spec
(i=1,2,3,4)、感度sij(i=1,
2,3,……,4;j=1,2,3,4,5,6)が下
記の式(III)のように表される場合を考える。
【0043】式(III) 設計パラメータ数が6、満足すべき特性数が4なので、
2個のサーチパラメータを選択する。ここでは、Δp
とΔpをサーチパラメータとする。前記式(II)に
ならうと下記式(IV)のように表される。
【0044】式(IV) 後で述べる制約条件も考慮して、設計パラメータ変更量
の範囲を各々−200≦Δp≦200,−200≦Δp
≦200、分解能は5と定める。
【0045】そして、制約条件を下記のように与える。
【0046】 Δp>0 :+に大きいほど良い。
【0047】 −200<Δp<200 :0に近いほど良い。
【0048】 −100<Δp<100 :0に近いほど良い。
【0049】 −200<Δp<200 :0に近いほど良い。 Δp :+に大きいほど良い。
【0050】 Δp :+に大きいほど良い。
【0051】合致度関数記憶部5に記憶されている合致
度関数の候補の例を図3に示す。図3の合致度関数〜
の個々の条件は下記のようになる。
【0052】 +に大きいほど良く、かつ、下限のみ
設定。
【0053】 +に大きいほど良く、かつ、上限・下
限とも設定。
【0054】 −に小さいほど良く、かつ、上限のみ
設定。
【0055】 −に小さいほど良く、かつ、上限・下
限とも設定。
【0056】 0に近いほど良い。 このような合致度関数の候補に制約条件を適用すること
により、個々の制約条件に対する合致度関数が図4のよ
うに生成する。サーチパラメータ変更量を−200≦Δ
p≦200,−200≦Δp≦200の範囲内で、分
解能5ずつ変動させて、上記式(IV)を解くことによ
り他のパラメータ変更量を順次求める。求められたパラ
メータ変更量の組み合わせに対して、個々の制約条件に
対する合致度を図4で示される合致度関数より算出す
る。
【0057】制約条件全体に対する全体合致度を、個々
の制約条件に対する合致度の積として算出する。パラメ
ータ変更量の組み合わせ、個々の制約条件に対する合致
度と全体合致度を格納し、既に求められたパラメータ変
更量の組み合わせに対する全体合致度とから、全体合致
度の高い順に並べ替えを行う。
【0058】全体合致度上位10個のパラメータ変更量の
組み合わせと全体合致度は、表−1のようになる。
【0059】表−1 このように、上記実施例では、パラメータ変更量決定部
6において、サーチパラメータを決定して、連立方程式
を逐次解いていく為、ある特定の目標特性値を満足する
設計パラメータ変更量の組み合わせを決定することが出
来る。
【0060】更には、本実施例では合致度関数記憶部5
が設けられているので、制約条件を参照し、制約条件に
対する合致度関数を生成できる。
【0061】又、本実施例では、合致度算出部7が設け
られているので、生成された個々の制約条件に対する合
致度関数から、パラメータ変更量決定部6によって求め
られた設計パラメータ変更量の組み合わせについて、個
々の制約条件に対する合致度を計算し、更にそれらを総
合して制約条件全体に対する全体合致度を算出すること
が出来る。
【0062】又、本実施例では、合致度更新部8が設け
られているので、パラメータ変更量決定部6によって求
められたパラメータ変更量の組み合わせと、合致度算出
部7によって求められた個々の制約条件に対する合致度
と、そしてそれらを総合した全体合致度とを格納し、更
に新たに求められたパラメータ変更量の組み合わせに対
する全体合致度から全体合致度の高い順に並べ替えを行
い、全体合致度の高い順に設計パラメータ変更量の組み
合わせを提示することが出来る。
【0063】しかも、パラメータ変更量の組み合わせと
個々の制約条件に対する合致度と全体合致度を格納して
いるので、たとえ全体合致度は低いとしても、設計者の
興味を引くような設計パラメータ変更量の組み合わせ
を、後から抽出することも可能であるという効果もあ
る。
【0064】本発明の他の実施例として、その基本的構
成は上記と同様であるが、合致度算出部7について更に
工夫した構成を利用することが出来る。この合致度算出
部7は、合致度関数記憶部5と個々の制約条件とから定
められた個々の制約条件に対する合致度関数から、パラ
メータ変更量決定部6によって求められた設計パラメー
タ変更量の組み合わせについて、個々の制約条件に対す
る合致度を計算し、更にそれらを総合して制約条件全体
に対する全体合致度を算出する為のものであるが、個々
の制約条件に優先順位を与え、それを考慮して全体合致
度を算出する。
【0065】その為、図2のフローチャートのステップ
S3において、個々の設計パラメータ変更量および設計
パラメータ変更量の組み合わせに対して、制約条件を設
定すると共に、制約条件の優先順位を設定する。更に、
ステップS8においては、個々の制約条件に対する合致
度と制約条件の優先順位とから総合して制約条件全体に
対する全体合致度を算出する。
【0066】上記実施例において、個々の制約条件の優
先順位に応じて、優先順位を表す指標ak(k=1,・・・,
l)を指定する。ここでlは、制約条件の個数である。ak
は、優先度が高いものには大きな値、低いものには小さ
い値を指定する。全体合致度は、個々の制約条件の合致
度にその優先順位を表す指標を乗じて、更にそれらの積
をとることにより算出する。このように、第2の実施例
では、個々の制約条件の優先順位に応じて、優先順位を
表す指標を導入しているので、ある特定の制約条件を満
足するような組み合わせを優先的に抽出できるという効
果が得られる。
【0067】
【発明の効果】本発明にかかる設計パラメータ決定支援
装置によって得られる第1の効果は、目標条件として最
終的な特性がある特定の値を満足する必要がある場合
に、その最終的な特性を満足する設計パラメータの組み
合わせの中で、設計パラメータに課された制約条件に対
する合致度を評価し、合致度の高い順に設計パラメータ
の組み合わせを提示できることにある。その理由は、設
計パラメータ変更量の組み合わせを逐次決定していき、
決定された設計パラメータ変更量の組み合わせについ
て、合致度関数により個々の制約条件に対する合致度を
計算し、さらにそれらを総合して制約条件全体に対する
全体合致度を算出し、評価していく為である。
【0068】第2の効果は、目標条件として最終的な特
性がある特定の値を満足する必要がある場合に、その最
終的な特性を満足する設計パラメータの組み合わせの中
で、ある特定の制約条件を満足するような組み合わせを
優先的に抽出することが出来ることにある。その理由
は、設計パラメータに課された個々の制約条件に優先順
位を与えて、それを考慮して全体合致度を算出する為で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の設計パラメータ決定支援装置の全体構
成を示すブロック図
【図2】本発明の設計パラメータ決定支援装置の動作を
示すフローチャート
【図3】本発明の合致度関数記憶部に記憶されている合
致度関数の候補の例
【図4】本発明の個々の制約条件に対する合致度関数
【符号の説明】
1 設計パラメータ決定支援装置 2 表示部 3 入力部 4 制御部 5 合致度関数記憶部 6 パラメータ変更量決定部 7 合致度算出部 8 合致度更新部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計上の設計パラメータの決定を支援す
    る設計パラメータ決定支援装置であって、 ある特定の値の目標特性値を満足し、かつ、基準となる
    設計パラメータの値からパラメータ変更量の組み合わせ
    を決定するパラメータ変更量決定手段を有することを特
    徴とする設計パラメータ決定支援装置。
  2. 【請求項2】 個々の制約条件から各々の制約条件への
    合致度を表す合致度関数を生成し、該生成された合致度
    関数からパラメータ変更量決定手段によって求められた
    設計パラメータ変更量の組み合わせについて個々の制約
    条件に対する合致度を計算し、更に各々の合致度を総合
    して制約条件全体に対する全体合致度を算出する合致度
    算出手段を有することを特徴とする請求項1の設計パラ
    メータ決定支援装置。
  3. 【請求項3】 合致度算出手段は、ある特定の制約条件
    を満足するような設計パラメータ変更量の組み合わせを
    優先的に抽出するように個々の制約条件に優先順位を与
    え、この優先順位を考慮して全体合致度を算出するよう
    構成されてなることを特徴とする請求項2の設計パラメ
    ータ決定支援装置。
  4. 【請求項4】 パラメータ変更量の組み合わせと個々の
    制約条件に対する合致度と全体合致度とを格納し、更に
    ある特定の値の目標特性値を満足するようなパラメータ
    変更量の組み合わせが複数ある場合、新たに求められた
    パラメータ変更量の組み合わせに対する全体合致度から
    全体合致度の高い順に並べ替えを行う合致度更新手段を
    有することを特徴とする請求項2又は請求項3の設計パ
    ラメータ決定支援装置。
  5. 【請求項5】 設計上の設計パラメータの決定を支援す
    る設計パラメータ決定支援装置であって、 合致度関数の基本形状が記憶されてなる合致度関数記憶
    部と、 設計パラメータ数がm、満足すべき特性数がn(n≦
    m)の時、目標特性値spec (i=1,2,3,
    ……,n)が、ある基準となる設計パラメータの組み合
    わせに対する基準特性値spec (i=1,2,
    3,……,n)と感度sij(i=1,2,3,……,
    n;j=1,2,3……,m)とを用いて、ある基準と
    なる設計パラメータからのパラメータ変更量Δpj(j
    =1,2,3……,m)に関し、下記の式(I)である
    場合、 式(I) 基準特性値を満足するある基準となる設計パラメータか
    らのパラメータ変更量を決定するパラメータ変更量決定
    部と、 決定されたパラメータ変更量の組み合わせに対して個々
    の制約条件への合致度を算出し、更に制約条件全体の合
    致度を算出する合致度算出部と、 パラメータ変更量の組み合わせとその合致度を格納し、
    新たに求められた合致度から合致度の高い順に並べ替え
    を行う合致度更新部とを有することを特徴とする設計パ
    ラメータ決定支援装置。
  6. 【請求項6】 パラメータ変更量決定部は、m個の設計
    パラメータのうち、設計パラメータ数から特性数を引い
    た(m−n)個の設計パラメータにつき、ある変更量の
    値の時に、下記式(II)を解くことにより、 式(II) 他のn個の設計パラメータ変更量を決定し、結果として
    m個の設計パラメータ変更量の組み合わせを決定するよ
    う構成されてなることを特徴とする請求項5の設計パラ
    メータ決定支援装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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