JP2003122787A - 広告配信最適化システム及びその方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 コンテンツに載せられる広告を個人の属性や
視聴数等の諸条件にマッチするように選択することによ
り、広告主が満足する広告配信を可能とする広告配信最
適化システムを提供すること。 【解決手段】 クライアント端末識別情報と、個人属性
情報データベース２１と、広告主が配信を希望する広告
を識別する広告識別情報と、広告の内容情報とが対応付
けられて記憶された広告内容データベース２２と、広告
の配信データとが対応付けられて記憶された広告データ
ベース２３と、クライアント端末からのコンテンツの送
信要求に応答して、ユーザの属性情報とマッチする広告
の内容情報を選択し、広告識別情報を出力する最適化判
定部２５と、広告識別情報に対応する広告の配信データ
を、この広告の配信データを配信するコンテンツに挿入
してクライアント端末に送信することを特徴とする広告
配信最適化システム。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は広告配信最適化シス
テム及びその方法に関し、特に、ブロードバンドによる
動画等のコンテンツの配信に際し、そのコンテンツに載
せられる広告を個人の属性にマッチするように選択する
ことにより、広告主が満足する広告配信を可能とする広
告配信最適化システム及びその方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、インターネット等のネットワーク
の速度は５６ｋｂｐｓ程度であり、動画等の配信には向
かず、まして動画の広告の価値はないと考えられてい
た。

【０００３】しかしながら、近年の急速な技術の進歩に
より、広帯域インターネット（ブロードバンド）が身近
なものとなった。その広帯域インターネット（ブロード
バンド）によれば、０．５Ｍｂｐｓ以上の速度も可能で
あり、そのデータ速度になれば、現在のテレビジョン放
送なみの動画配信が可能となる。これに伴い、配信され
るコンテンツに載せられる広告も、動画を用いたものが
利用でき、現在のテレビジョン放送で行われている広告
放送と同様な扱いをしなければならない。

【０００４】一方で、インターネット等のネットワーク
では、テレビジョン放送とは異なり、コンテンツを配信
するサーバとクライアント端末とが一対一の関係とな
り、より個人の属性にあった広告を配信することも可能
である。

【０００５】また、配信される広告は、広告配信業者と
広告提供業者（広告主）との契約によって、配信時間帯
などの条件が決められている。この契約は配信に先立っ
て契約されるため、広告が配信される日の状況が不明な
まま配信される場合が多い。例えば、ビールの広告など
は、天気が晴れであり、気温が高い日に配信するのが理
想的であり、一方、傘の広告は天気が雨である場合の方
が広告効果は大きいと考えられる。また、ライブなどの
特番などで一時的に視聴数が上がった場合など、その視
聴数の高さを狙って広告を配信したい場合がある。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
配信システムでは、個人の属性にあった広告を配信する
ことはできず、特にひとりの広告主が複数の広告を配信
したい場合に、各広告を個人の属性にあうように配信す
ることはできなかった。

【０００７】更に、契約時に広告の配信時の天気や放送
時の視聴数などの諸条件を考慮するのは無理である。

【０００８】そこで、本発明は上記課題を鑑みて発明さ
れたものであって、その目的は、コンテンツの配信に際
し、そのコンテンツに載せられる広告を個人の属性や視
聴数等の諸条件にマッチするように選択することによ
り、広告主が満足する広告配信を可能とする広告配信最
適化システム及びその方法を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成する第１
の発明は、広告配信を最適化する広告配信最適化システ
ムであって、クライアント端末を識別する為のクライア
ント端末識別情報と、ユーザの属性情報とが対応付けら
れて記憶された個人属性情報データベースと、広告主が
配信を希望する広告を識別する広告識別情報と、この広
告識別情報で特定される広告の内容情報とが対応付けら
れて記憶された広告内容データベースと、前記広告識別
情報と広告識別情報で特定される広告の配信データとが
対応付けられて記憶された広告データベースと、クライ
アント端末からのコンテンツの送信要求に応答して、前
記クライアント端末のクライアント端末識別情報を検出
する手段と、前記検出されたクライアント端末識別情報
に対応するユーザの属性情報を、前記個人属性情報デー
タベースから検索する手段と、前記広告内容データベー
スの広告の内容情報と、前記検索されたユーザの属性情
報とを比較し、ユーザの属性情報とマッチする広告の内
容情報を選択し、この選択した広告の内容情報に対応す
る広告識別情報を出力する手段と、前記出力された広告
識別情報に対応する広告の配信データを、前記広告デー
タベースから読み出し、この広告の配信データを配信す
るコンテンツに挿入して前記クライアント端末に送信す
る手段とを有することを特徴とする。

【００１０】上記目的を達成する第２の発明は、広告配
信を最適化する広告配信最適化システムであって、クラ
イアント端末を識別する為のクライアント端末識別情報
と、ユーザの属性情報とが対応付けられて記憶された個
人属性情報データベースと、広告主を識別する広告主識
別情報と、前記広告主が配信を希望する広告を識別する
広告識別情報と、この広告識別情報で特定される広告の
内容情報とが対応付けられて記憶された広告内容データ
ベースと、前記広告識別情報と広告識別情報で特定され
る広告の配信データとが対応付けられて記憶された広告
データベースと、クライアント端末からのコンテンツの
送信要求に応答して、前記クライアント端末のクライア
ント端末識別情報を検出する手段と、前記検出されたク
ライアント端末識別情報に対応するユーザの属性情報
を、前記個人属性情報データベースから検索する手段
と、前記クライアント端末に配信するコンテンツデータ
より、広告主の広告主識別情報を検出し、この広告主識
別情報と対応付けられた広告の内容情報を、前記広告内
容データベースから検索する手段と、前記検索されたユ
ーザの属性情報と前記検索された広告の内容情報とを比
較し、ユーザの属性情報とマッチする広告の内容情報を
選択し、この選択した広告の内容情報に対応する広告識
別情報を出力する手段と、前記出力された広告識別情報
に対応する広告の配信データを、前記広告データベース
から読み出し、この広告の配信データを配信するコンテ
ンツに挿入して前記クライアント端末に送信する手段と
を有することを特徴とする。

【００１１】上記目的を達成する第３の発明は、上記第
1の発明又は第２の発明において、クライアント端末の
ログ情報に基づいて、個人属性情報データベースを更新
する手段を有することを特徴とする。

【００１２】上記目的を達成する第４の発明は、上記第
２の発明又は第３の発明において、広告を配信するため
の条件を示す広告配信条件と、各配信時間帯とが対応し
て記憶された配信スケジュールデータベースと、広告主
を識別するための広告主識別情報と、前記広告主がどの
ような条件で広告の配信を希望するかを示す広告主配信
希望条件とが対応付けられて記憶された広告主配信希望
条件データベースと、所定の広告配信時間帯に配信する
広告の広告主を選択する際、前記所定の広告配信時間帯
に対応する広告配信条件を、前記配信スケジュールデー
タベースから検索する第１の検索手段と、前記第１の検
索手段で検索された広告配信条件に適合する広告主配信
希望条件を、前記広告主配信希望条件データベースから
検索し、検索された広告主配信希望条件に対応した広告
主識別情報を出力する第２の検索手段と、クライアント
端末に配信するコンテンツデータに、前記広告主識別情
報を挿入する手段とを更に有することを特徴とする。

【００１３】上記目的を達成する第５の発明は、上記第
２の発明から第４の発明のいずれかにおいて、外部から
得られた情報に基づいて、配信スケジュールデータベー
スの広告配信条件を更新する広告配信条件更新手段を更
に有することを特徴とする。

【００１４】上記目的を達成する第６の発明は、広告配
信を最適化する広告配信最適化方法であって、クライア
ント端末からのコンテンツの送信要求に応答して、前記
クライアント端末のクライアント端末識別情報を検出す
るステップと、クライアント端末を識別する為のクライ
アント端末識別情報と、ユーザの属性情報とが対応付け
られて記憶された個人属性情報データベースより、前記
検出されたクライアント端末識別情報に対応するユーザ
の属性情報を検索するステップと、広告主が配信を希望
する広告を識別する広告識別情報と、この広告識別情報
で特定される広告の内容情報とが対応付けられて記憶さ
れた広告内容データベースより、前記検索されたユーザ
の属性情報とマッチする広告の内容情報を選択し、この
選択した広告の内容情報に対応する広告識別情報を検索
するステップと、前記広告識別情報と広告識別情報で特
定される広告の配信データとが対応付けられて記憶され
た広告データベースから、前記検索された広告識別情報
に対応する広告の配信データを読み出し、この広告の配
信データを配信するコンテンツに挿入して前記クライア
ント端末に送信するステップとを有することを特徴とす
る。

【００１５】上記目的を達成する第７の発明は、広告配
信を最適化する広告配信最適化方法であって、クライア
ント端末からのコンテンツの送信要求に応答して、前記
クライアント端末のクライアント端末識別情報を検出す
るステップと、クライアント端末を識別する為のクライ
アント端末識別情報と、ユーザの属性情報とが対応付け
られて記憶された個人属性情報データベースより、前記
検出されたクライアント端末識別情報に対応するユーザ
の属性情報を検索するステップと、前記クライアント端
末に配信するコンテンツデータより、広告主の広告主識
別情報を検出するステップと、広告主を識別する広告主
識別情報と、前記広告主が配信を希望する広告を識別す
る広告識別情報と、この広告識別情報で特定される広告
の内容情報とが対応付けられて記憶された広告内容デー
タベースより、前記検出された広告主識別情報と対応付
けられた広告の内容情報を検索するステップと、前記検
索されたユーザの属性情報と前記検索された広告の内容
情報とを比較し、ユーザの属性情報とマッチする広告の
内容情報を選択し、この選択した広告の内容情報に対応
する広告識別情報を検索するステップと、前記広告識別
情報と広告識別情報で特定される広告の配信データとが
対応付けられて記憶された広告データベースより、前記
出力された広告識別情報に対応する広告の配信データを
読み出し、この広告の配信データを配信するコンテンツ
に挿入して前記クライアント端末に送信するステップと
を有することを特徴とする。

【００１６】上記目的を達成する第８の発明は、上記第
６の発明又は第７の発明において、クライアント端末の
ログ情報に基づいて、個人属性情報データベースを更新
するステップを更に有することを特徴とする。

【００１７】上記目的を達成する第９の発明は、上記第
７の発明又は第８の発明において、所定の広告配信時間
帯に配信する広告の広告主を選択する際、広告を配信す
るための条件を示す広告配信条件と、各配信時間帯とが
対応して記憶された配信スケジュールデータベースよ
り、前記所定の広告配信時間帯に対応する広告配信条件
を検索するステップと、広告主を識別するための広告主
識別情報と、前記広告主がどのような条件で広告の配信
を希望するかを示す広告主配信希望条件とが対応付けら
れて記憶された広告主配信希望条件データベースより、
前記検索された広告配信条件に適合する広告主配信希望
条件を検索し、この検索された広告主配信希望条件に対
応した広告主識別情報を検索するステップと、クライア
ント端末に配信するコンテンツデータに、前記検索され
た広告主識別情報を挿入するステップとを更に有するこ
とを特徴とする。

【００１８】上記目的を達成する第１０の発明は、上記
第７の発明から第９の発明のいずれかにおいて、外部か
ら得られた情報に基づいて、配信スケジュールデータベ
ースの広告配信条件を更新するステップを更に有するこ
とを特徴とする。

【００１９】

【発明の実施の形態】第１の実施の形態を説明する。

【００２０】図１は第１の実施の形態の概念を示す概念
図である。

【００２１】図１中、１はコンテンツを配信する配信サ
ーバ、２は配信サーバ１にコンテンツの配信を要求して
コンテンツを受信するクライアント端末、３は配信サー
バ１とクライアント端末２とが接続されたネットワー
ク、例えばインターネットである。

【００２２】次に、コンテンツ配信サーバ１の構成につ
いて詳細に説明する。

【００２３】図２はコンテンツ配信サーバ１の構成を示
すブロック図である。

【００２４】図２中、２１は個人属性情報データベース
である。この個人属性情報データベース２１は、図３に
示される如く、１レコードが、クライアント端末を識別
する為のクライアント端末識別情報（ＩＰアドレス）の
フィールドと、そのクライアント端末のユーザの氏名、
住所年齢及び属性情報のフィールドとからなり、互いに
関連付けられて記憶されている。更に、属性情報のフィ
ールドは、ユーザの趣味や、好物等が記載されるフィー
ルドを有している。

【００２５】具体的に説明すると、クライアント端末識
別情報が“９８５．３６７．１２３．３”のユーザの氏
名は“ＣＣＣ”であり、住所は“埼玉県…”であり、年
齢は“３８才”である。更に、属性情報として、趣味が
“カメラ”、好物“コーヒー”である。

【００２６】尚、上述した情報は、アンケート等による
事前調査等により、収集される。

【００２７】２２は広告データベースである。この広告
データベース２２は、図４に示される如く、広告主名の
フィールドと、その広告主の広告種別のフィールドとか
らなり、互いに関連付けられて記憶されている。広告種
別のフィールドに記載される情報は、広告の内容を示す
情報と、その広告を識別する識別コードである。

【００２８】例えば、現在、配信サーバ１では、会社
“Ｘ社”のコンピュータに関する広告（識別コード１２
３）と、会社“Ｙ社”のカメラに関する広告（識別コー
ド４５６）と、…会社“Ｚ社”の車に関する広告（識別
コード５１４）とを有していることを示している。

【００２９】２３は広告データが格納される記憶装置で
あり、上述した広告の識別コードに対応して配信される
広告データが格納されている。

【００３０】２４はクライアント端末識別情報検出部で
ある。このクライアント端末識別情報検出部２４は、ク
ライアント端末からのコンテンツ送信要求からクライア
ント端末識別情報を検出する。

【００３１】２５は最適化判定部である。この最適化判
定部２５は、クライアント端末識別情報検出部２４から
のクライアント端末識別情報に基づいて、個人属性情報
データベース２１を検索し、送信要求したクライアント
端末のユーザの属性情報を検索する。また、検索したユ
ーザの属性情報と、コンテンツデータに挿入されている
広告タグとに基づいて、広告データベース２２から最適
な広告の識別情報を検索する。

【００３２】ここで、コンテンツデータについて説明す
る。コンテンツデータは、図５に示される如く、コンテ
ンツデータ３０と各コンテンツ間に挿入される広告の挿
入エリアを特定する広告タグ３１とからなる。

【００３３】２６は最適広告挿入部である。この最適広
告挿入部２６は、最適化判定部２５から出力される広告
の識別コードに対応する広告データを記憶装置２３から
読み出し、読み出した広告データをコンテンツデータの
広告タグで特定されるエリアに挿入してクライアント端
末に送信する。

【００３４】続いて、上記構成における具体的な動作を
説明する。

【００３５】図６は第1の実施の形態の動作を示すフロ
ーチャートである。

【００３６】まず、クライアント端末１からのコンテン
ツの送信要求を受けて、クライアント端末識別情報検出
部２４がクライアント端末識別情報を検出する（Ｓｔｅ
ｐ１００）。例えば、ユーザ“ＣＣＣ”からコンテンツ
の送信要求を受けた場合、検出されるクライアント端末
識別情報は、“９８５．３６７．１２３．３”である。

【００３７】次に、最適化判定部２５は、配信されるコ
ンテンツデータから広告タグを検出する（Ｓｔｅｐ １
０１）。広告タグが検出されると（Ｓｔｅｐ １０
２）、最適化判定部２５は、クライアント端末識別情報
検出部２４からのクライアント端末識別情報に基づい
て、ユーザの属性情報を、個人属性情報データベース２
１から検索する（Ｓｔｅｐ １０３）。例えば、クライ
アント端末識別情報が“９８５．３６７．１２３．３”
のユーザの属性情報は、趣味が“カメラ”、好物“コー
ヒー”である。

【００３８】最適化判定部２５は、取得したユーザの属
性情報に基づいて、広告データベース２２から、ユーザ
の属性情報に基づく最適な広告を検索する（Ｓｔｅｐ
１０４）。例えば、ユーザ“ＣＣＣ”は、ユーザの属性
情報により、趣味が“カメラ”、好物“コーヒー”であ
ることが解る。そこで、広告データベース２２から“カ
メラ”又は“コーヒー”に関係する広告を検索するので
ある。ここでは、会社“Ｙ社”のカメラに関する広告
（識別コード４５６）が該当するので、広告データベー
ス２２から“カメラ”の広告の識別コードである“４５
６”を検索してくる。

【００３９】最後に、最適広告挿入部２６が、最適化判
定部２５から受信した広告の識別コードで特定される広
告データを、記憶装置２３から読み出す（Ｓｔｅｐ １
０５）。そして、読み出した広告データを、コンテンツ
データの広告タグで特定されるエリアに挿入し（Ｓｔｅ
ｐ １０６）、クライアント端末に送信する（Ｓｔｅｐ
１０７）。

【００４０】尚、上記の動作では、最適化判定部２５は
個人属性情報データベース２１から属性情報だけを読み
出して判定しているが、他の情報、例えば住所や年齢も
対象にして、最適な広告を判定するようにしても良い。

【００４１】第２の実施の形態を説明する。

【００４２】上述した第1の実施の形態では、配信サー
バ１に複数の広告データを蓄積しておき、ユーザの属性
情報に基づいて、最適な広告を選択するように構成し
た。

【００４３】第２の実施の形態では、予めコンテンツに
挿入される広告の広告主を決定しておき、その広告主の
複数の広告の中から、ユーザの属性情報に基づいて最適
な広告を選択するように構成したことを特徴とする。

【００４４】図７は第２の実施の形態の概念を示す概念
図である。

【００４５】図７中、３１はコンテンツを配信する配信
サーバ、３２は配信サーバ３１にコンテンツの配信を要
求してコンテンツを受信するクライアント端末、３３は
配信サーバ３１とクライアント端末３２とが接続された
ネットワーク、例えばインターネットである。

【００４６】次に、コンテンツ配信サーバ３１の構成に
ついて詳細に説明する。

【００４７】図８はコンテンツ配信サーバ３１の構成を
示すブロック図である。

【００４８】図８中、４１は個人属性情報データベース
である。この個人属性情報データベース２１は、図９に
示される如く、１レコードが、クライアント端末を識別
する為のクライアント端末識別情報（ＩＰアドレス）の
フィールドと、そのクライアント端末のユーザの氏名、
住所年齢及び属性情報のフィールドとからなり、互いに
関連付けられて記憶されている。更に、属性情報のフィ
ールドは、ユーザの趣味や、好物等が記載されるフィー
ルドを有している。

【００４９】具体的に説明すると、クライアント端末識
別情報が“９８５．３６７．１２３．３”のユーザの氏
名は“ＣＣＣ”であり、住所は“埼玉県…”であり、年
齢は“３８才”である。更に、属性情報として、趣味が
“カメラ”、好物“コーヒー”である。

【００５０】尚、上述した情報は、アンケート等による
事前調査等により、収集される。

【００５１】４２は広告データベースである。この広告
データベース４２は、図１０に示される如く、会社名の
フィールドと、その会社の広告種別のフィールドとから
なり、互いに関連付けられて記憶されている。広告種別
のフィールドに記載される情報は、広告の内容を示す情
報と、その広告を識別する識別コードである。

【００５２】例えば、広告主“Ｘ社”では、コンピュー
タの広告と、カメラの広告及びコピー機の広告の３種類
の広告が、現在配信サーバ３１に蓄積されていることを
示している。そして、コンピュータの広告の識別コード
は“１２３”であり、カメラの広告の識別コードは“２
５４”であり、コピーの広告の識別コードは“４５７”
であることを示している。同様な構成で、広告主“Ｙ
社”及び広告主“Ｚ社”も蓄積されている。

【００５３】４３は広告データが格納される記憶装置で
あり、上述した広告の識別情報に対応して配信される広
告データが格納されている。

【００５４】４４はクライアント端末識別情報検出部で
ある。このクライアント端末識別情報検出部４４は、ク
ライアント端末からのコンテンツ送信要求からクライア
ント端末識別情報を検出する。

【００５５】４５は最適化判定部である。この最適化判
定部４５は、クライアント端末識別情報検出部４４から
のクライアント端末識別情報に基づいて、個人属性情報
データベース４１を検索し、送信要求したクライアント
端末のユーザの属性情報を検索する。また、検索したユ
ーザの属性情報と、コンテンツデータに挿入されている
広告タグとに基づいて、広告データベース４２から最適
な広告の識別情報を検索する。

【００５６】ここで、コンテンツデータについて説明す
る。コンテンツデータは、図１１に示される如く、コン
テンツデータ５０と各コンテンツ間に挿入される広告の
挿入エリアを特定する広告タグ５１とからなる。この広
告タグ５１は、このエリアに挿入される広告の広告主を
識別する識別情報も有している。例えば、広告タグ５１
の広告主を識別する識別情報が広告主“Ｘ社”である場
合、広告主“Ｘ社”の広告が挿入される。そこで、最適
化判定部４５は、広告タグに記載されている広告主の識
別情報に基づいて、広告データベース４２から識別情報
で特定される広告主の広告の中から、最適な広告の識別
情報を検索する。

【００５７】４６は最適広告挿入部である。この最適広
告挿入部４６は、最適化判定部４５から出力される広告
の識別コードに対応する広告データを記憶装置４３から
読み出し、読み出した広告データをコンテンツデータの
広告タグで特定されるエリアに挿入してクライアント端
末に送信する。

【００５８】続いて、上記構成における具体的な動作を
説明する。

【００５９】図１２は第２の実施の形態の動作を示すフ
ローチャートである。

【００６０】まず、クライアント端末１からのコンテン
ツの送信要求を受けて、クライアント端末識別情報検出
部４４がクライアント端末識別情報を検出する（Ｓｔｅ
ｐ２００）。例えば、ユーザ“ＣＣＣ”からコンテンツ
の送信要求を受けた場合、検出されるクライアント端末
識別情報は、“９８５．３６７．１２３．３”である。

【００６１】次に、最適化判定部４５は、コンテンツデ
ータから広告タグを検出する（Ｓｔｅｐ ２０１）。そ
して、広告タグが検出された場合（Ｓｔｅｐ ２０
２）、その広告タグで特定されるエリアに挿入される広
告の広告主を識別する（Ｓｔｅｐ２０３）。例えば、コ
ンテンツデータの広告タグに記載されている広告主が
“Ｘ社”である場合、“Ｘ社”を識別する。

【００６２】続いて、最適化判定部４５は、クライアン
ト端末識別情報検出部４４からのクライアント端末識別
情報に基づいて、ユーザの属性情報を、個人属性情報デ
ータベース４１から検索する（Ｓｔｅｐ ２０４）。例
えば、クライアント端末識別情報“９８５．３６７．１
２３．３”のユーザの属性情報は、趣味が“カメラ”、
好物“コーヒー”である。

【００６３】さらに、最適化判定部４５は、取得したユ
ーザの属性情報に基づいて、広告データベース４２か
ら、広告タグに記載されている広告主の広告の中から、
最適な広告を検索する（Ｓｔｅｐ ２０５）。例えば、
ユーザ“ＣＣＣ”のユーザの属性情報は、趣味が“カメ
ラ”、好物“コーヒー”である。そこで、広告データベ
ース４２中の広告主“Ｘ社”の広告のうち、“カメラ”
又は“コーヒー”に関係する広告を検索するのである。
ここでは、広告主“Ｘ社”の広告のうち、“カメラ”に
関する広告があるので、広告データベース４２から、広
告主“Ｘ社”の“カメラ”に関する広告の識別コードで
ある“２５４”を検索してくる。

【００６４】最後に、最適広告挿入部４６が、最適化判
定部４５から受信した広告の識別コードで特定される広
告データを、記憶装置４３から読み出す（Ｓｔｅｐ ２
０６）。そして、読み出した広告データを、コンテンツ
データの広告タグで特定されるエリアに挿入し（Ｓｔｅ
ｐ ２０７）、クライアント端末に送信する（Ｓｔｅｐ
２０８）。

【００６５】尚、上記の動作では、最適化判定部４５は
個人属性情報データベース４１から属性情報だけを読み
出して判定しているが、他の情報、例えば住所や年齢も
対象にして、最適な広告を判定するようにしても良い。

【００６６】第３の実施の形態を説明する。

【００６７】第３の実施の形態では、ユーザに配信する
広告を選択する為のものとして、個人属性情報データベ
ースを用いた。この個人属性情報データベースは、予め
アンケート等により、事前に個人の属性データを収集
し、作成したものである。

【００６８】ところで、本発明が適用されるインターネ
ットに代表されるネットワークの世界では、配信サーバ
からクライアント端末に配信する情報をログ情報とし
て、蓄積することが可能である。

【００６９】そこで、第３の実施の形態では、ログ情報
を個人属性情報データベースに反映させ、より緻密な広
告配信を行うことを特徴とする。

【００７０】図１３は第３の実施の形態における配信サ
ーバ３１のブロック図である。尚、第２の実施の形態と
同様な構成のものについては同じ符号を付し、詳細な説
明は省略する。

【００７１】第３の実施の形態において、第２の実施の
形態と異なる所は、クライアント端末３２からのコンテ
ンツ送信要求を受信し、このコンテンツ送信要求のログ
情報を、個人属性情報データベース４１に反映する個人
属性情報データベース更新部６０を設けたことを特徴と
する。

【００７２】この個人属性情報データベース更新部６０
は、コンテンツ送信要求から、クライアント端末のＩＰ
アドレス等のクライアント端末識別情報、送信要求のあ
った時間、送信要求されたコンテンツのログを取り、こ
のログに基づいて個人属性情報データベース４１に追
加、又は更新する。

【００７３】個人属性情報データベース４１に対する追
加、又は更新の動作を、図１４、図１５を用いて説明す
る。図１４は追加又は更新前の個人属性情報データベー
ス４１の状態図であり、図１５は追加又は更新後の個人
属性情報データベース４１の状態図である。

【００７４】図１４によれば、第２の実施の形態で述べ
たように基本的な個人属性情報は、アンケート等により
収集され、個人属性情報データベース４１に反映されて
おり、更に、新たに送信要求のあったコンテンツの種別
及び送信要求のあった日時のフィールドが新たに追加さ
れている。

【００７５】ここで、ユーザ“ＣＣＣ”から、２００１
年８月２７日から８月２９日の３日連続で野球のライブ
中継のコンテンツ送信要求があった場合、個人属性情報
データベース更新部６０は、３日連続してログ抽出し、
このログの情報を個人属性情報データベース４１に追加
する。すなわち、コンテンツの送信要求を受けた場合、
検出されるクライアント端末識別情報は、“９８５．３
６７．１２３．３”であるので、図１５に示される如
く、送信要求がある毎に、クライアント端末識別情報
“９８５．３６７．１２３．３”のコンテンツ種別フィ
ールドに“野球“が記載され、送信要求日時フィールド
に” ２００１年８月２７日“といったログ情報が記載
される。

【００７６】そして、最適化判定部４５は、追加・更新
される個人属性情報データベース４１に基づいて、第２
の実施の形態と同様に最適な広告を選択する。例えば、
本実施の形態では、趣味、好物に加えて過去に観たコン
テンツを加味して判断する。例えば、最適化判定部４５
は、ユーザＣに配信するコンテンツに挿入する広告の広
告主の広告種別の中に野球に関する広告があった場合、
野球に関する広告を選択するのである。

【００７７】このように、ログ情報を個人属性情報デー
タベース４１に反映させることにより、ユーザの個人属
性情報がより詳細なものとなって、より適切な広告を選
択することが出来る。

【００７８】第４の実施の形態を説明する。

【００７９】上述した第２及び第３の実施の形態では、
コンテンツに挿入する広告の広告主は予め決定されてい
た。

【００８０】第４の実施の形態では、広告主を予め決定
せずに、広告条件等により広告主を決定する場合につい
て説明する。

【００８１】図１６は第４の実施の形態における配信サ
ーバ３１のブロック図である。尚、第２及び第３の実施
の形態と同様な構成のものについては同じ符号を付し、
詳細な説明は省略する。

【００８２】以下、第４の実施の形態において、新たに
加えた構成を説明する。

【００８３】図１６中、７１は配信スケジュールデータ
ベース７２が記憶された記憶部である。配信スケジュー
ルデータベース７２は、図１７示される如く、１レコー
ドが、配信時間帯と、この配信時間帯に広告を配信する
ための条件である広告配信条件が記述される広告配信条
件フィールドとからなる。そして、広告配信条件フィー
ルドは、詳細な広告配信条件を示すような配信コンテン
ツ名、現在の天気及び金額のフィールドを有する。例え
ば、図１７中、１０：００から１０：０５の配信時間帯
に対応する広告配信条件は、”コンテンツ名＝コンテン
ツＡ、天気＝晴れ、配信金額＝１００万円”である。

【００８４】７３は広告配信希望条件データベース７４
が記憶された記憶部である。広告配信希望条件データベ
ース７４は、図１８に示される如く、１レコードが、広
告主を識別する為の広告主識別情報が記述される広告主
識別フィールドと、例えば、天気が晴れのときのみ放送
するといったように、広告配信時の希望の条件（以下、
広告配信希望条件と言う）が記述される広告配信希望条
件フィールドとからなる。そして、広告配信希望条件フ
ィールドは、詳細な広告配信希望条件を示すような希望
配信コンテンツ名、希望の天気及び支払い可能な希望金
額のフィールドを有する。

【００８５】７５は第１の検索部である。この検索部５
５は、所定の配信時間帯（例えば、１０：００から１
０：０５）が入力されると、入力された配信時間帯に対
応する広告配信条件を配信スケジュールデータベース７
２から検索して出力するものである。

【００８６】７６は第２の検索部である。この検索部７
６は、検索部７５から出力された広告配信条件を入力と
し、この広告配信条件に適合した広告配信希望条件を広
告配信希望条件データベース５４から検索する。そし
て、検索された広告配信希望条件に対応した広告主識別
情報を出力する。

【００８７】７７は広告タグ挿入部である。この広告タ
グ挿入部７７は、検索部７６からの広告主識別情報を含
む広告タグをコンテンツデータに挿入する。

【００８８】次に、上記のように構成された第４の実施
の形態の動作を説明する。

【００８９】図１９は第４の実施の形態の動作フローチ
ャートである。

【００９０】まず、所定の配信時間帯（例えば、１０：
００から１０：０５）が入力されると（Ｓｔｅｐ ３０
０）、検索部７５は入力された配信時間帯に対応する広
告配信条件を配信スケジュールデータベース７２から検
索し（Ｓｔｅｐ ３０１）、検索結果を出力する（Ｓｔ
ｅｐ ３０２）。ここで、配信時間帯（１０：００から
１０：０５）とすると、図１７より、配信時間帯（１
０：００から１０：０５）に対応する広告配信条件
は、”コンテンツ名＝コンテンツＡ、天気＝晴れ、放送
金額＝１００万円”である。

【００９１】検索部７６は検索部７５から出力された広
告配信条件に適合した広告配信希望条件を、広告配信希
望条件データベース７４から検索する（Ｓｔｅｐ ３０
３）。適合した広告配信希望条件がない場合には（Ｓｔ
ｅｐ ３０４）、エラーを出力する（Ｓｔｅｐ ３０
５）。尚、この場合、コンテンツ配信業者が予め用意し
た広告を放送する。

【００９２】一方、適合した広告配信希望条件がある場
合には（Ｓｔｅｐ ３０４）、適合した広告配信希望条
件に対応する広告主識別情報を出力する（Ｓｔｅｐ ３
０６）。例えば、広告配信条件が”コンテンツ名＝コン
テンツＡ、天気＝晴れ、配信金額＝１００万円”とする
と、図１８より、適合した広告配信希望条件は広告主識
別情報“Ｘ社”に対応する”コンテンツ名＝コンテンツ
Ａ、希望天気＝晴れ、放送金額＝１００円以下”であ
る。従って、広告主識別情報“Ｘ社”を出力するのであ
る。尚、適合した配信希望条件が複数ある場合、予め優
先順位を決めておき、優先順位の最も高いものを一つの
み選択して出力するように構成しても良い。この場合、
広告配信希望条件データベース７４を作成する際に優先
順位を記載するフィールドを設ける。

【００９３】そして、広告タグに広告主Ｘを識別する広
告主識別情報を付加して、最適化判定部４５に出力する
（Ｓｔｅｐ ３０７）。

【００９４】最適化判定部４５では、上述した第２又は
第３の実施の形態と同様な動作を行い、広告主Ｘの広告
の中から、最適な広告を選択する。

【００９５】第５の実施の形態を説明する。

【００９６】第５の実施の形態は、上述した第４の実施
の形態に加え、配信スケジュールデータベース７２を逐
時更新し、さらに最適な広告を選択するようにしたこと
を特徴とする。

【００９７】図２０を参照して第５の実施の形態の構成
を説明する。尚、第２、第３及び第４の実施の形態と同
様な構成のものについては同じ符号を付し、詳細な説明
は省略する。

【００９８】図２０中、８０は放送スケジュールデータ
ベース７２を更新する更新部である。この更新部８０
は、外部から情報を取り入れて、取り入れた情報に基づ
いて配信スケジュールデータベース７２を更新する。例
えば、本実施の形態では、外部から取り入れる情報とし
て、コンテンツの視聴数の情報と現在の天気の情報とを
想定している。そして、取り入れたコンテンツの視聴数
の情報と現在の天気の情報に基づいて、配信スケジュー
ルデータベース７２のコンテンツの視聴数及び現在の天
気のフィールドの内容をリアルタイムに更新していく。

【００９９】この更新動作を図１７及び図２１を用いて
説明する。

【０１００】まず、現在記憶されている配信スケジュー
ルデータベース７２が図１７に示される状態であり、現
在時刻が配信時間帯（１０：００から１０：０５）前で
あるとする。すると、リアルタイムで入ってくるコンテ
ンツの視聴数の情報と現在の天気の情報との情報に基づ
いて、更新部８０は配信スケジュールデータベース７２
を更新する。図１７は更新された放送スケジュールデー
タベース７２を示した図であり、放送時間帯（１０：０
０から１０：０５）に対応する広告配信条件のうち、視
聴数が１００００から１５０００に更新され、天気が晴
れから雨に更新されている。

【０１０１】このように放送スケジュールデータベース
７２を逐次更新することにより、検索部７５が、放送時
間帯（１０：００から１０：０５）の広告配信条件を配
信スケジュールデータベース７２から検索する際、広告
配信条件が”コンテンツ名＝コンテンツＡ、視聴数＝１
５０００，天気＝雨，金額＝１００万円”となる。そし
て、検索部５６がその広告配信放送条件に適合した広告
配信希望条件が”コンテンツ名＝コンテンツＡ、希望視
聴数＝１４０００以上、希望天気＝雨、希望金額＝１０
０万円以下”となり、これに対応する広告主識別情報
は”Ｚ社”となり、上述した第４の実施の形態とは異な
る結果となり、より最適な広告主を選択することができ
る。

【０１０２】尚、上述した効果を得るためには、広告の
配信開始まで繰り返し検索を行うことが望ましい。

【０１０３】

【発明の効果】本発明によれば、コンテンツの配信に際
し、そのコンテンツに載せられる広告を個人の属性や視
聴数等の諸条件にマッチするように選択することによ
り、広告主が満足する広告配信を可能とする効果があ
る。

【０１０４】また、コンテンツの配信を受けるユーザに
とっても、自分が興味のあるものについての広告を受け
ることができるので、ユーザ側も有益である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は第１の実施の形態の概念を示す概念図で
ある。

【図２】図２はコンテンツ配信サーバ１の構成を示すブ
ロック図である。

【図３】図３は個人属性情報データベース２１を説明す
る為の図である。

【図４】図４は広告データベース２２を説明する為の図
である。

【図５】図５はコンテンツデータを説明する為の図であ
る。

【図６】図６は第1の実施の形態の動作を示すフローチ
ャートである。

【図７】図７は第２の実施の形態の概念を示す概念図で
ある。

【図８】図８はコンテンツ配信サーバ３１の構成を示す
ブロック図である。

【図９】図９は個人属性情報データベース２１を説明す
る為の図である。

【図１０】図１０は広告データベース４２を説明する為
の図である。

【図１１】図１１はコンテンツデータを説明する為の図
である。

【図１２】図１２は第２の実施の形態の動作を示すフロ
ーチャートである。

【図１３】図１３は第３の実施の形態における配信サー
バ３１のブロック図である。

【図１４】図１４は個人属性情報データベース４１に対
する追加、又は更新の動作を説明する為の図である。

【図１５】図１５は個人属性情報データベース４１に対
する追加、又は更新の動作を説明する為の図である。

【図１６】図１６は第４の実施の形態における配信サー
バ３１のブロック図である。

【図１７】図１７は配信スケジュールデータベース７２
を説明する為の図である。

【図１８】図１８は広告配信希望条件データベース７４
を説明する為の図である。

【図１９】図１９は第４の実施の形態の動作フローチャ
ートである。

【図２０】図２０は第５の実施の形態における配信サー
バ３１のブロック図である。

【図２１】図２１は配信スケジュールデータベース７２
の更新を説明する為の図である。

【符号の説明】

１ 配信サーバ ２ クライアント端末 ３ ネットワーク

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ３２６ Ｇ０６Ｆ 17/60 ３２６ ３３０ ３３０ ５０２ ５０２ ＺＥＣ ＺＥＣ (72)発明者 菊地 秀彦 東京都千代田区二番町14番地 日本テレビ 放送網株式会社内 (72)発明者 中曽根 貴良 東京都千代田区二番町14番地 日本テレビ 放送網株式会社内 (72)発明者 加藤 友規 東京都千代田区二番町14番地 日本テレビ 放送網株式会社内 (72)発明者 村田 康博 東京都千代田区二番町14番地 日本テレビ 放送網株式会社内 (72)発明者 松田 明男 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山崎 智章 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 鈴木 香奈子 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 飯塚 一貴 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 今泉 文利 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 今枝 壮介 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 東日 本電信電話株式会社内 Ｆターム(参考） 5B075 KK07 ND20 PQ02 PR08 UU40

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 広告配信を最適化する広告配信最適化シ
   ステムであって、 クライアント端末を識別する為のクライアント端末識別
   情報と、ユーザの属性情報とが対応付けられて記憶され
   た個人属性情報データベースと、 広告主が配信を希望する広告を識別する広告識別情報
   と、この広告識別情報で特定される広告の内容情報とが
   対応付けられて記憶された広告内容データベースと、 前記広告識別情報と広告識別情報で特定される広告の配
   信データとが対応付けられて記憶された広告データベー
   スと、 クライアント端末からのコンテンツの送信要求に応答し
   て、前記クライアント端末のクライアント端末識別情報
   を検出する手段と、 前記検出されたクライアント端末識別情報に対応するユ
   ーザの属性情報を、前記個人属性情報データベースから
   検索する手段と、 前記広告内容データベースの広告の内容情報と、前記検
   索されたユーザの属性情報とを比較し、ユーザの属性情
   報とマッチする広告の内容情報を選択し、この選択した
   広告の内容情報に対応する広告識別情報を出力する手段
   と、 前記出力された広告識別情報に対応する広告の配信デー
   タを、前記広告データベースから読み出し、この広告の
   配信データを配信するコンテンツに挿入して前記クライ
   アント端末に送信する手段とを有することを特徴とする
   広告配信最適化システム。
2. 【請求項２】 広告配信を最適化する広告配信最適化シ
   ステムであって、 クライアント端末を識別する為のクライアント端末識別
   情報と、ユーザの属性情報とが対応付けられて記憶され
   た個人属性情報データベースと、 広告主を識別する広告主識別情報と、前記広告主が配信
   を希望する広告を識別する広告識別情報と、この広告識
   別情報で特定される広告の内容情報とが対応付けられて
   記憶された広告内容データベースと、 前記広告識別情報と広告識別情報で特定される広告の配
   信データとが対応付けられて記憶された広告データベー
   スと、 クライアント端末からのコンテンツの送信要求に応答し
   て、前記クライアント端末のクライアント端末識別情報
   を検出する手段と、 前記検出されたクライアント端末識別情報に対応するユ
   ーザの属性情報を、前記個人属性情報データベースから
   検索する手段と、 前記クライアント端末に配信するコンテンツデータよ
   り、広告主の広告主識別情報を検出し、この広告主識別
   情報と対応付けられた広告の内容情報を、前記広告内容
   データベースから検索する手段と、 前記検索されたユーザの属性情報と前記検索された広告
   の内容情報とを比較し、ユーザの属性情報とマッチする
   広告の内容情報を選択し、この選択した広告の内容情報
   に対応する広告識別情報を出力する手段と、 前記出力された広告識別情報に対応する広告の配信デー
   タを、前記広告データベースから読み出し、この広告の
   配信データを配信するコンテンツに挿入して前記クライ
   アント端末に送信する手段とを有することを特徴とする
   広告配信最適化システム。
3. 【請求項３】 クライアント端末のログ情報に基づい
   て、個人属性情報データベースを更新する手段を有する
   ことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の広告配
   信最適化システム。
4. 【請求項４】 広告を配信するための条件を示す広告配
   信条件と、各配信時間帯とが対応して記憶された配信ス
   ケジュールデータベースと、 広告主を識別するための広告主識別情報と、前記広告主
   がどのような条件で広告の配信を希望するかを示す広告
   主配信希望条件とが対応付けられて記憶された広告主配
   信希望条件データベースと、 所定の広告配信時間帯に配信する広告の広告主を選択す
   る際、前記所定の広告配信時間帯に対応する広告配信条
   件を、前記配信スケジュールデータベースから検索する
   第１の検索手段と、 前記第１の検索手段で検索された広告配信条件に適合す
   る広告主配信希望条件を、前記広告主配信希望条件デー
   タベースから検索し、検索された広告主配信希望条件に
   対応した広告主識別情報を出力する第２の検索手段と、 クライアント端末に配信するコンテンツデータに、前記
   広告主識別情報を挿入する手段とを更に有することを特
   徴とする請求項２又は請求項３に記載の広告配信最適化
   システム。
5. 【請求項５】 外部から得られた情報に基づいて、配信
   スケジュールデータベースの広告配信条件を更新する広
   告配信条件更新手段を更に有することを特徴とする請求
   項２から請求項４のいずれかに記載の広告配信最適化シ
   ステム。
6. 【請求項６】 広告配信を最適化する広告配信最適化方
   法であって、 クライアント端末からのコンテンツの送信要求に応答し
   て、前記クライアント端末のクライアント端末識別情報
   を検出するステップと、 クライアント端末を識別する為のクライアント端末識別
   情報と、ユーザの属性情報とが対応付けられて記憶され
   た個人属性情報データベースより、前記検出されたクラ
   イアント端末識別情報に対応するユーザの属性情報を検
   索するステップと、 広告主が配信を希望する広告を識別する広告識別情報
   と、この広告識別情報で特定される広告の内容情報とが
   対応付けられて記憶された広告内容データベースより、
   前記検索されたユーザの属性情報とマッチする広告の内
   容情報を選択し、この選択した広告の内容情報に対応す
   る広告識別情報を検索するステップと、 前記広告識別情報と広告識別情報で特定される広告の配
   信データとが対応付けられて記憶された広告データベー
   スから、前記検索された広告識別情報に対応する広告の
   配信データを読み出し、この広告の配信データを配信す
   るコンテンツに挿入して前記クライアント端末に送信す
   るステップとを有することを特徴とする広告配信最適化
   方法。
7. 【請求項７】 広告配信を最適化する広告配信最適化方
   法であって、 クライアント端末からのコンテンツの送信要求に応答し
   て、前記クライアント端末のクライアント端末識別情報
   を検出するステップと、 クライアント端末を識別する為のクライアント端末識別
   情報と、ユーザの属性情報とが対応付けられて記憶され
   た個人属性情報データベースより、前記検出されたクラ
   イアント端末識別情報に対応するユーザの属性情報を検
   索するステップと、 前記クライアント端末に配信するコンテンツデータよ
   り、広告主の広告主識別情報を検出するステップと、 広告主を識別する広告主識別情報と、前記広告主が配信
   を希望する広告を識別する広告識別情報と、この広告識
   別情報で特定される広告の内容情報とが対応付けられて
   記憶された広告内容データベースより、前記検出された
   広告主識別情報と対応付けられた広告の内容情報を検索
   するステップと、 前記検索されたユーザの属性情報と前記検索された広告
   の内容情報とを比較し、ユーザの属性情報とマッチする
   広告の内容情報を選択し、この選択した広告の内容情報
   に対応する広告識別情報を検索するステップと、 前記広告識別情報と広告識別情報で特定される広告の配
   信データとが対応付けられて記憶された広告データベー
   スより、前記出力された広告識別情報に対応する広告の
   配信データを読み出し、この広告の配信データを配信す
   るコンテンツに挿入して前記クライアント端末に送信す
   るステップとを有することを特徴とする広告配信最適化
   方法。
8. 【請求項８】 クライアント端末のログ情報に基づい
   て、個人属性情報データベースを更新するステップを更
   に有することを特徴とする請求項６又は請求項７に記載
   の広告配信最適化方法。
9. 【請求項９】 所定の広告配信時間帯に配信する広告の
   広告主を選択する際、広告を配信するための条件を示す
   広告配信条件と、各配信時間帯とが対応して記憶された
   配信スケジュールデータベースより、前記所定の広告配
   信時間帯に対応する広告配信条件を検索するステップ
   と、 広告主を識別するための広告主識別情報と、前記広告主
   がどのような条件で広告の配信を希望するかを示す広告
   主配信希望条件とが対応付けられて記憶された広告主配
   信希望条件データベースより、前記検索された広告配信
   条件に適合する広告主配信希望条件を検索し、この検索
   された広告主配信希望条件に対応した広告主識別情報を
   検索するステップと、 クライアント端末に配信するコンテンツデータに、前記
   検索された広告主識別情報を挿入するステップとを更に
   有することを特徴とする請求項７又は請求項８に記載の
   広告配信最適化方法。
10. 【請求項１０】 外部から得られた情報に基づいて、配
    信スケジュールデータベースの広告配信条件を更新する
    ステップを更に有することを特徴とする請求項７から請
    求項９のいずれかに記載の広告配信最適化方法。