JP2003122511A - データ記憶システム内のデータ媒体へのアクセスを実現するシステムおよび方法 - Google Patents

データ記憶システム内のデータ媒体へのアクセスを実現するシステムおよび方法

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    • G11B15/68Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements
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    • GPHYSICS
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    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/225Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records wherein the disks are transferred from a fixed magazine to a fixed playing unit using a moving carriage

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ記憶システム100内の開口内の伸縮
式ドロワ114内に配置された複数のデータ媒体102
への自動化されたアクセスを実現する方法を提供する。 【解決手段】 簡単に説明すると、そのような方法は、
ドロワ114内に配置された複数のデータ媒体102の
うちの1つに関連した情報を受け取るステップと、複数
のデータ媒体102のうちの1つに関連した情報に基づ
いて、データ記憶システム100の開口に相対的な、対
応する所定位置を決定するステップと、ドロワ114を
データ記憶システム100の開口に相対的な所定位置に
位置決めするステップとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概してデータ記憶
システムに関し、より詳細には、データ記憶システム内
のデータ媒体への自動化アクセスを提供するシステムお
よび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】さまざまな形式のデータ媒体、幾つかを
挙げると、光ディスクや磁気テープカートリッジなどの
格納およびアクセスを行って、データをデータ媒体から
読取り、かつ/またはそれに書き込むために、さまざま
な形式のデータ記憶システムが存在し、現在使用されて
いる。一般的に、データ記憶(ストレージ)システム
は、1群のデータ媒体を格納するための多くの媒体格納
装置と、データ媒体からの読取りおよび/またはそれへ
の書き込みを行う1つまたは複数のデータ交換装置と、
データ媒体を媒体格納装置およびデータ交換装置間で移
送する媒体ハンドリング装置とを備えている。データ記
憶システムの一般的な例が、「多重平面平行移動カート
リッジハンドリングシステム」(Multi-Plane Translati
ng CartridgeHandling System)と題する米国特許出願第
09/045,134号に開示されている。
【0003】データ記憶システムに用いられるデータ媒
体は、データを記憶し、データ交換装置によってデータ
を読取られ、かつ/またはデータ交換装置によってデー
タを書き込まれることができるさまざまな形式の機械可
読装置のいずれでもよい。たとえば、データ媒体は、デ
ジタルリニアテープ(DLT)などの磁気テープまたは
磁気ディスクか、コンパクトディスク(CD)やデジタ
ルビデオディスク(DVD)などの光ディスクにするこ
とができる。データ記憶システムに用いられるデータ媒
体の形式に応じて、さまざまなデータ交換装置を使用す
ることができる。
【0004】データ交換装置および媒体格納装置は一般
的に、媒体ハンドリング装置の周囲のさまざまな位置に
配置されて、媒体ハンドリング装置が、媒体格納装置内
に格納されたデータ媒体にアクセスできるようにする。
媒体格納装置の例が、「媒体ロック機構を組み込んだ媒
体保持装置」(Media Holding Device IncorporatingA
Media Locking Mechanism)と題する米国特許第6,04
2、205号、および「データカートリッジ交換装置」
(Data Cartridge Exchange Apparatus)と題する米国特
許出願第09/257,322号に開示されている。
【0005】多くのデータ記憶システムでは、媒体格納
装置が複数の縦型スタック(縦積層体)状に配置されて
いる。そのようなデータ記憶システムは一般的に、縦型
スタック状に配置されたデータ媒体にアクセスするため
に、媒体ハンドリング装置に係合してそれを移動させる
リフトアセンブリを備えている。
【0006】データ記憶システムは通常、データ媒体上
のデータにアクセスするか、それにデータを記憶させる
ことができるホストコンピュータシステムに接続されて
いる。たとえば、ホストコンピュータが特定のデータ媒
体に記憶されているデータの要求(リクエスト)を発行
すると、データ記憶システムに関連した制御システムが
位置決めシステムに係合して、媒体ハンドリングシステ
ムを所望のデータ媒体に隣接した位置へ移動させる。媒
体ハンドリングシステムは次に、データ媒体を媒体格納
装置から取り出して、それをデータ交換装置へ搬送す
る。データ交換装置に隣接した適切な位置に配置された
時、媒体ハンドリングシステムはデータ媒体をデータ交
換装置に挿入して、ホストコンピュータがそのデータ媒
体に記憶されているデータにアクセスできるようにす
る。
【0007】オペレータまたはサービス(保守)作業員
がデータ記憶システム内に収容されているデータ媒体に
定期的にアクセスすることが多くの場合に必要かつ望ま
しい。したがって、データ記憶システムは、オペレータ
がデータ媒体にアクセスできるようにさまざまな方法で
構成することができる。たとえば、米国特許第6,04
2,205号に開示されているように、媒体格納装置を
データ媒体交換機器内に用いて、オペレータがデータ記
憶システム内に格納されているデータ媒体にアクセスで
きるように、引いて開くことができる伸縮式ドロワ(引
き出し)を提供することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本データ記憶
システムはいくつかの不都合を有する。かかるデータ記
憶システムは、オペレータが、たとえば前アクセスパネ
ルを引いたり押したりすることで、手動でドロワを伸張
させたり後退させたりする必要がある。そこで、本発明
は、手間が少ない構成を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ記憶シ
ステムの開口内に配置されたドロワに入っている複数の
データ媒体への自動化されたアクセスを提供するための
システムの提供という見方ができる。簡単に言うと、多
くの可能な実施形態の1つは、複数のデータ媒体を収容
するように構成されたドロワと、ドロワに取り付けられ
ており、データ記憶システムの開口内に配置されること
ができ、データ記憶システムの開口に相対的にドロワを
伸縮(伸長および後退)させるように構成された取付シ
ステムと、取付システムに作動可能に取り付けられてお
り、データ記憶システムの開口に相対的にドロワを位置
決めするように構成された駆動システムと、駆動システ
ムと通信し、駆動システムの作動を制御することができ
る制御システムとを備えている。制御システムは、ドロ
ワの移動先となるデータ記憶システムの開口に相対的な
特定位置に関連した情報を受け取って、ドロワを特定位
置に位置決めできるように駆動システムを作動させるよ
うに構成されている。
【0010】本発明はまた、データ記憶システムの開口
内に配置された伸縮式ドロワに入っている複数のデータ
媒体への自動化されたアクセスを提供するための方法の
提供とという見方ができる。簡単に言うと、多くのその
ような方法の1つは、ドロワの移動先となる、データ記
憶システムの開口に相対的な特定位置に関する情報を受
け取るステップと、ドロワをデータ記憶システムの開口
に相対的な特定位置に位置決めするステップとを含む。
【0011】
【発明の実施の形態】I.データ記憶システム 図1および図2は、さまざまなデータ媒体102のハン
ドリング(搬送)および格納を行うデータ記憶システム
100を示す。データ記憶システム100は、1群のデ
ータ媒体102を格納するためのマガジンなどの媒体格
納装置106と、データ媒体102からの読取りおよび
/またはそれへの書き込みを行うデータ交換装置108
と、データ媒体102を媒体格納装置106およびデー
タ交換装置108間で移送する媒体ハンドリングシステ
ム200と、媒体格納アクセスパネル110と、ハンド
リングシステムアクセスパネル112とを収容している
ハウジング104を備えることができる。ハウジング1
04が、データ記憶システム100の作動に必要か望ま
しいさまざまな追加構成部材または装置を含むことがで
きること、幾つかを挙げると制御システム、プロセッ
サ、メモリ装置、ソフトウェアモジュールおよび電源な
ども含むことができることは、当業者には理解されるで
あろう。
【0012】データ記憶システム100は、多くのさま
ざまな形式のデータ記憶システムで実現することができ
る。たとえば、データ記憶システム100は、「多重平
面平行移動カートリッジハンドリングシステム」(Mult
i-Plane Translating Cartridge Handling System)と題
する米国特許第6,025,972号に示され記載され
た形式のデータ記憶システムの範囲内で実現することが
できる。図面は特定形式のデータ記憶システムを示して
いるが、データ記憶システム100がさまざまな他に選
択可能なデータ記憶システムのいずれでも実現できるこ
とは、当業者であれば理解できるであろう。
【0013】これに関連して、データ媒体102は、デ
ータを記憶し、データ交換装置108によって装置から
データを読み取られ、かつ/またはデータ交換装置10
8によってデータを書き込まれることができるさまざま
な形式の機械可読装置のいずれでもよい。たとえば、デ
ータ媒体102は、データをデータ媒体102に記憶
し、データ媒体102から読取り、かつ/またはデータ
媒体102に書き込む方法に関係なく、デジタルリニア
テープ(DLT)などの磁気テープまたは磁気ディス
ク、コンパクトディスク(CD)やデジタルビデオディ
スク(DVD)などの光ディスク、または他のいずれの
データ媒体でもよい。したがって、データ交換装置10
8は、データ記憶システム100に使用されるデータ媒
体102の個々の形式に応じてさまざまな異なった方法
で構成することができる。
【0014】データ交換装置108および媒体格納装置
106は、媒体ハンドリングシステム200の周囲のさ
まざまな位置に配置されて、図2に示されたほぼU字形
を形成することができる。このように、媒体ハンドリン
グシステム200は、媒体アクセス平面202、204
および206からデータ媒体102にアクセスすること
ができる。当業者には理解されるように、データ交換装
置108、媒体格納装置106および媒体ハンドリング
システム200は多数の他に選択可能な形状にも配置す
ることができる。
【0015】媒体格納装置106は、さまざまな方法で
構成することができる。たとえば、媒体格納装置106
は、米国特許第6,042,205号に開示されている
ように構成することができる。さらに詳細に後述するよ
うに、媒体格納装置106は、データ媒体交換機器12
0内に設けてもよい。データ媒体交換機器120は、
「データカートリッジ交換機器」(Data Cartridge Exch
ange Apparatus)と題する米国特許出願第09/25
7,322号に開示されているような引込式ドロワ11
4を備えることができる。他の実施形態では、データ媒
体交換機器120は、引込式ドロワを必要としないで実
現してもよい。たとえば、図27〜図30を参照しなが
ら後述するように、本発明のデータ媒体交換機器120
は、引込式ドロワを必要としない構成にすることができ
る。
【0016】図3に示されているように、データ記憶シ
ステム100の容量(キャパシティ)を拡張するため
に、ハウジング104を縦型スタック状に配置すること
ができる。ハウジング104内の媒体格納装置106
は、データ記憶システム100内に複数の縦型スタック
300を形成するように配置することができる。詳細に
後述するように、データ記憶システム100が縦型スタ
ック300状に配置された多数のデータ媒体102を有
する場合、データ記憶システム100はさらに、データ
媒体102にアクセスできるように媒体ハンドリングシ
ステム200を移動させるためのリフトアセンブリ60
0を有し得る。
【0017】II.媒体ハンドリングシステム 図2および図4を参照すると、媒体ハンドリングシステ
ム200は、フレームアセンブリ214と、データ媒体
アクセス装置216と、位置決めシステム400とを備
えることができる。フレームアセンブリ214は、支持
構造部406によってほぼ平行に間隔を置いて保持され
た下側すなわちベースプレート402および上側すなわ
ち上部プレート404を有することができる。フレーム
アセンブリ214は、第1の横側部分408、第2の横
側部分410、前側部分412および後側部分414を
有するほぼ矩形構造を構成することができる。たとえ
ば、フレームアセンブリ214は、横側部分408およ
び410が1つまたは複数の媒体格納装置106に隣接
し、前側部分412がハンドリングシステムアクセスパ
ネル112に隣接し、後側部分414が1つまたは複数
のデータ交換システム108に隣接するようにして、デ
ータ記憶システム100内に配置することができる。し
かし、当業者であれば、フレームアセンブリ214の構
造は、データ記憶システム100内の媒体格納装置10
6、データ交換装置108およびハンドリングシステム
アクセスパネル112の個々の配置に応じて変更するこ
とができる。重要な側面は、媒体ハンドリングシステム
200が、データ媒体102を媒体格納装置106およ
びデータ交換装置108間で移送することである。
【0018】フレームアセンブリ214の下側プレート
402は、フレームアセンブリ214の第1の横側部分
408、第2の横側部分410および後側部分414に
沿ってほぼ連続した部材を形成する下側U字形ガイド部
材すなわちチャネル(導路)416を有することができ
る。同様に、上側プレート404は、やはりフレームア
センブリ214の第1の横側部分408、第2の横側部
分410および後側部分414に沿ってほぼ連続した部
材を形成する上側U字形ガイド部材すなわちチャネル4
18を有することができる。
【0019】媒体ハンドリングシステム200はさら
に、媒体格納装置106およびデータ交換装置108へ
の、またはそれらからのデータ媒体102のローディン
グ(装填)を行うように構成されたデータ媒体アクセス
装置216を含むことができる。一定の実施形態では、
データ媒体アクセス装置216は、「ラック駆動サムア
クチュエータシステムを備えたカートリッジ係合アセン
ブリ」(Cartridge Engaging Assembly with Rack Drive
Thumb Actuator System)と題する米国特許出願第09
/045,558号に記載されているように構成するこ
とができる。他の実施形態では、データ媒体アクセス装
置216は、「フリップラッチを備えた光ディスクハン
ドリング装置」(Optical disk Handling Apparatus wit
h Flip Latch)と題する米国特許第4,998,232
号、「カートリッジハンドリングシステム」(Cartridge
Handling System)と題する米国特許第5,010,5
36号、「受動カートリッジ係合アセンブリを備えた光
ディスクカートリッジ・ハンドリング装置」(Optical D
isk Cartridge Handling Apparatus with Passive Cart
ridge Engagement Assembly)と題する米国特許第5,0
14,255号、および「カートリッジハンドリングシ
ステム」(Cartridge Handling System)と題する米国特
許第5,043,962号に記載されているように構成
することができる。データ媒体アクセス装置216の正
確な構成に重要な意味があるわけではない。したがっ
て、当業者であれば、データ媒体アクセス装置216の
さまざまな他の実施形態があることを理解できるであろ
う。
【0020】データ媒体アクセス装置216は、フレー
ムアセンブリ214の第1の横側部分408、第2の横
側部分410および後側部分414に沿った上側および
下側U字形ガイド部材416および418に係合する。
言い換えると、データ媒体アクセス装置216は、ガイ
ド部材416および418に対応したほぼU字形経路2
20に沿って移動する。たとえば、図2に示されている
ように、データ媒体アクセス装置216は、第1の横側
部分408に隣接した第1の位置222と、後側部分4
14に隣接した第2の位置222’と、第2の横側部分
410に隣接した第3の位置222”との間を移動する
ことができる。当然ながら、データ媒体アクセス装置2
16は、さまざまな他の方法のいずれでも移動すること
ができる。たとえば、データ媒体アクセス装置216
は、第2の横側部分410に隣接した位置から後側部分
414および第1の横側部分408に隣接した位置へ移
動することができる。重要な点は、フレームアセンブリ
214の特定の構造およびデータ記憶システム100内
の媒体格納装置106およびデータ交換装置108の特
定の配置に応じて、データ媒体アクセス装置216が、
媒体格納装置106およびデータ交換装置108に隣接
した状態で移動することによってデータ媒体102の取
り出しおよび提供を行うことである。
【0021】データ媒体アクセス装置216は、位置決
めシステム400によって下側および上側ガイド部材4
16および418に沿って移動することができる。図5
は、データ媒体アクセス装置および位置決めシステム4
00の多数の可能な実施形態のうちの1つを示してい
る。位置決めシステム400は、U字形ガイド部材41
6に隣接するように取り付けられた、ほぼ連続した下側
ギヤラック230を有するラックピニオン駆動システム
を有することができる。下側ピニオン500を、下側ギ
ヤラック230と噛み合うようにしてデータ媒体アクセ
ス装置216に取り付けることができる。データ媒体ア
クセス装置216に取り付けられた1対の下側軸受け部
材502および504を、ガイド部材416によって受
け取られるように構成することができる。データ媒体ア
クセス装置216はまた、上側プレート404に設けら
れた上側U字形ガイド部材418および上側U字形ギヤ
ラック430に係合する1対の上側軸受け部材506、
508および上側ピニオン510を有することができ
る。下側および上側ピニオン500および510を駆動
して、U字形経路220に沿ってデータ媒体アクセス装
置216を位置決めするために、駆動ピニオンアクチュ
エータ512を使用することができる。
【0022】作用を説明すると、データ記憶システム1
00は、データ記憶システム100全体に配置された媒
体格納装置106およびデータ交換装置108間でデー
タ媒体102を移送するために使用することができる。
たとえば、データ記憶システム100は、データ媒体1
02内に収容されているデータの記憶およびアクセスを
行うために、ホストコンピュータ(図示せず)または他
のデータ処理システムによって使用されることができ
る。ホストコンピュータが特定のデータ媒体102に記
憶されているデータの要求を発行すると、データ記憶シ
ステム100に関連した制御システム(図示せず)が必
要に応じて位置決めシステム400を作動させてデータ
媒体アクセス装置216を適切な位置に置き、それを適
切なデータ媒体102に隣接した位置に配置する。
【0023】たとえば、所望のデータ媒体102が、デ
ータ記憶システム100の媒体格納装置106のうちの
1つに格納されている。ホストコンピュータシステムか
らそのデータ媒体102を求める要求を受け取ると、制
御システムは位置決めシステム400を作動させて、デ
ータ媒体アクセス装置216を、媒体格納装置106内
の選択されたデータ媒体102に隣接するまで、U字形
経路220に沿って移動させる。次に、データ媒体アク
セス装置216がデータ媒体102を載せ、位置決めシ
ステム400がデータ媒体アクセス装置216をデータ
交換装置108へ移動させる。所望のデータ交換装置1
08に隣接した位置に適切に配置されると、データ媒体
アクセス装置216はデータ媒体102を所望のデータ
交換装置108に挿入する。当業者であれば理解できる
ように、次にホストコンピュータシステムがデータ媒体
102上のデータにアクセスする。
【0024】データ媒体102が必要なくなると、(デ
ータ媒体アクセス装置216がまだ適切な位置にない場
合には)制御システムはアクチュエータ512を操作し
て、データ媒体アクセス装置216が再びデータ交換装
置108に隣接した位置に付くまで、データ媒体アクセ
ス装置216をU字形経路220に沿って移動させる。
その後、データ媒体アクセス装置216はデータ媒体1
02をデータ交換装置108から取り出す。次に、デー
タ媒体アクセス装置216はデータ媒体102を媒体格
納装置106内の適切な位置へ戻す。
【0025】図3を参照しながら前述したように、デー
タ記憶装置100のさまざまな実施形態において、媒体
格納装置106を複数の縦型スタック300状に配置す
ることができる。そのような実施形態ではデータ記憶シ
ステム100はさらに、媒体ハンドリングシステム20
0に係合して、縦型スタック300状に配置されたデー
タ媒体102にアクセスできるようにそれを移動させる
ように動作可能なリフトアセンブリ600(図6)を備
えている。リフトアセンブリ600の明確な構造は重要
ではない。当業者であれば理解できるように、リフトア
センブリ600はさまざまな方法のいずれでも構成でき
る。
【0026】いずれの構造を使用してもよいが、図6に
示されているように、リフトアセンブリ600は、「カ
ートリッジハンドリングシステムに使用される直線変位
および支持装置」(Linear Displacement and Support A
pparatus for Use in a Cartridge Handling System)と
題する米国特許第5,596,556号に開示されてい
るように構成することができ、この特許は全体的に参照
として本明細書に援用される。リフトアセンブリ600
は、下側ベースプレート602と、上側ベースプレート
604と、両端部が上側および下側ベースプレート60
4および602に固定された複数の垂直桁(梁)60
6、608および610と、リフトフレーム(架台)6
12とを有することができる。媒体ハンドリングシステ
ム200は、リフトフレーム612に固定することがで
きる。詳細に後述するように、好ましくは媒体ハンドリ
ングシステム200をリフトフレーム612に着脱可能
に固定することによって、ハンドリングシステムアクセ
スパネル112を用いて媒体ハンドリングシステム20
0をリフトフレーム612から容易に取り外してデータ
記憶装置100から取り出すことができるようにすると
良い。ベースプレート602および604と垂直桁60
6、608および610の各々は好ましくは、高強度で
あるが軽量の材料、たとえば、薄い鋼やアルミニウム
か、所望の特性を有する他の材料で構成される。
【0027】リフトアセンブリ600には、リフトフレ
ーム612に固定されてそれを支持すると共に、それに
駆動力を加えてリフトフレーム612および媒体ハンド
リングシステム200を鉛直(垂直)方向の前後に変位
させて、縦型スタック300状に配置されたデータ媒体
102にアクセスできるようにする細長い可撓性(フレ
キシブル)部材手段614が設けられている。細長可撓
性部材手段614は、複数の細長可撓性部材616、6
18および620を有することができる。細長可撓性部
材616、618および620の各々は、サバ・インダ
ストリーズ(Sava Industries)が製造してワイヤロープ
の製品名で販売しているようなケーブルで構成すること
ができる。当業者であれば理解できるように、細長可撓
性部材616、618および620は、他の所望材料、
たとえば、摩擦駆動型ベルト、歯付きベルト、スチール
バンドまたはチェーンで構成することもできる。
【0028】細長可撓性部材616、618および62
0は、それぞれ1箇所または複数箇所、たとえば62
2、624および626でリフトフレーム612に適切
な従来方法で固定されている。たとえば、細長可撓性部
材616、618および620がケーブルで構成されて
いる場合、各ケーブルは、ケーブルに固定された取付具
であって、リフトフレーム612の対応の溝(図示せ
ず)にはめられるかもしれない1つまたは複数のボール
形取り付け具(図示せず)を備えることができる。
【0029】図6および図7に示されているような好適
な実施形態では、少なくとも3つの細長可撓性部材61
6、618および620が設けられている。細長可撓性
部材616、618および620の各々は好ましくは、
それぞれ1箇所または複数箇所622、624および6
26でリフトフレーム612に固定されており、その結
果、リフトフレーム612および媒体ハンドリングシス
テム200が少なくとも3点で支持されている。
【0030】さらに、これらの点の少なくとも3つ、た
とえば622、624および626は、同一軸上には配
置されていない。したがって、3点622、624およ
び626は、図6に点線で示されているように、リフト
フレーム612の変位経路“V−V”に垂直に広がる平
面“P”を規定している。
【0031】そのような多重点支持は、リフトフレーム
612および媒体ハンドリングシステム200の平面安
定性を高める。たとえば、リフトフレーム612および
媒体ハンドリングシステム200が1点で支持されてい
るとすると、その点を中心にして回転する傾向があるで
あろう。同様に、リフトフレーム612および媒体ハン
ドリングシステム200が2点だけで支持されていると
すると、その2点を通る軸線を中心にして回転する傾向
があるであろう。しかし、上記のように3点622、6
24および626(ありはそれ以上の点)で支持された
リフトフレーム612を提供することによって、これら
の問題を回避することができる。
【0032】細長可撓性部材手段614は好ましくは、
変位経路VVに平行に延在する少なくとも3つの線形ス
トランド部分630、632および634で構成され配
置されている。各線形ストランド部分630、632お
よび634は、可撓性部材616、618および620
をリフトフレーム612に取り付けた箇所622、62
4および626の上下に延びる各細長可撓性部材61
6、618および620の区分として規定される。線形
ストランド部分630、632および634は、さらに
詳細に後述するように、細長可撓性部材手段614に加
えられた駆動力に応じて、すべて同一速度で同一方向に
動く。
【0033】続けて図6および図7を参照すると、リフ
トアセンブリ600はまた、変位経路VVに対して固定
配置された可撓性部材係合手段640を有することがで
きる。可撓性部材係合手段640の機能は、複数の細長
可撓性部材手段616、618および620の線形スト
ランド部分630、632および634を変位経路VV
に対して平行に維持することである。可撓性部材係合手
段640の別の機能は、細長可撓性部材手段616、6
18および620に張力を与えることである。
【0034】可撓性部材係合手段640は好ましくは、
複数のプーリ部材642、644、646、648、6
50、652、654、656、658および660を
有する。好ましくは、図6に示されているように、4つ
のプーリ部材(たとえば、642、644、646およ
び648)を下側ベースプレート603に取り付け、6
つのプーリ部材を好ましくは上側ベースプレート604
に取り付ける。各プーリ部材は、直径をたとえば1.8
インチ、幅をたとえば0.6インチにすることができ
る。あるいは、可撓性部材係合手段640は、ローラ、
歯付きプーリなどで構成することもでき、それは使用す
る細長可撓性部材の形式(たとえば、摩擦駆動型ベル
ト、歯付きベルト、スチールバンド、チェーンなど)に
よって決まるであろう。
【0035】好適な実施形態では、プーリ部材は、平行
な回転軸を有する対に構成することができ、それらは下
側ベースプレート602に取り付けられた第1の対64
2、644と、第1の対642、644に垂直になるよ
うに下側ベースプレート602に取り付けられた第2の
対646、648と、第1の対642、644の真上で
それに平行になるように上側ベースプレート604に取
り付けられた第3の対650、652と、駆動手段66
2およびキャプスタン664(駆動手段662およびキ
ャプスタン664についてはさらに詳細に後述する)の
真上で第3の対650、652に垂直になるように上側
ベースプレート604に取り付けられた第4の対65
4、656と、第2の対646、648の真上で第4の
対654、656に平行になるように上側ベースプレー
ト604に取り付けられた第5の対658、660とで
構成することができる。あるいは、各プーリ部材対の代
わりに、各プーリ部材対の外側部分の間の距離に等しい
直径“D”を有する単一の大型プーリ部材(図示せず)
を用いてもよい。3つ以上のプーリ部材(図示せず)を
各プーリ部材対の代わりに用いてもよい。
【0036】細長可撓性部材616、618および62
0の各々は、少なくとも1つのプーリ部材対に滑り止め
係合(nonslip engagement)してい
る。好ましくは細長可撓性部材のうちの2つがそれぞれ
2つのプーリ部材対に対応付けられており、1対が下側
ベースプレート602に取り付けられ、他方の対が上側
ベースプレート604に取り付けられている。
【0037】具体的に言うと、細長可撓性部材616
は、下側ベースプレート602上のプーリ部材対64
6、648および上側ベースプレート604上のプーリ
部材対658、660に滑り止め係合しているであろ
う。細長可撓性部材618も同様に、下側ベースプレー
ト602上のプーリ部材対642、644および上側ベ
ースプレート604上のプーリ部材対650、652に
対応しているであろう。細長可撓性部材620も同様
に、上側ベースプレート604上のプーリ部材対65
4、656に対応付けられ、さらに詳細に後述するよう
に、この部材620は下側ベースプレート602上に取
り付けられた駆動手段662およびキャプスタン664
に滑り止め係合しているであろう。
【0038】図6および図7に示されているように、細
長可撓性部材616、618および620の各々は好ま
しくは、2つの垂直部分(たとえば、部材620の67
0、672)で連続ループ状に構成されている。各細長
可撓性部材616、618および620を対応のプーリ
部材642、644、646などの周りに緊張させて掛
けた状態に維持できるように、各細長可撓性部材61
6、618および620のループに対応したプーリ部材
は十分な間隔を置いて配置され、細長可撓性部材61
6、618および620の各々は適切な長さ(たとえ
ば、120インチ)を有する。したがって、すべての可
撓性部材のすべての垂直部分(たとえば、670、67
2)は、緊張しており平行である。
【0039】ケーブルなどの細長可撓性部材は、経時的
に伸びて緩むであろうから、各細長可撓性部材616、
618および620に1つまたは複数の従来型テンショ
ン(引張)装置(図示せず)を設けてもよい。テンショ
ン装置は、たとえば、プーリ部材642、644、64
6などに設けて、細長可撓性部材616、618および
620の緩みをとるように、それらのプーリ部材を調整
することができる。変形例として、テンション装置を細
長可撓性部材616、618および620の各々に沿っ
て、たとえば、部材616、618および620をリフ
トフレーム612に取り付けた箇所622、624およ
び626に設けてもよい。
【0040】リフトアセンブリ600はさらに、上記の
ように直線ストランド部分630、632および634
を同一方向に同一速度で同時駆動するように細長可撓性
部材手段640に連動するように連結された駆動手段6
62を備えている。駆動手段662は、第4のプーリ部
材対654、656の真下で下側ベースプレート602
に取り付けられたキャプスタン664を有することがで
きる。キャプスタン664は、従来型ギヤボックス68
0などによって電気駆動モータ682に連動するように
連結することができる。前述したように可撓性部材のす
べての垂直部分を互いに平行に維持するために、キャプ
スタン664は好ましくは、1つのプーリ部材対と同じ
直径を有する。すなわち、キャプスタン664は、第4
のプーリ部材対654、656の直径“D”と等しい直
径を有する。キャプスタン664はまた、幅がたとえば
1.0インチであろう。電気駆動モータ682は好まし
くは、エレクトロ・クラフト(Electro-Craft)が製造し
ているような1/8馬力(hp)、24V直流モータで
ある。駆動手段662はさらに、モータ682へ送られ
る適切な制御コマンドによってリフトフレーム612の
垂直変位を制御するための遠隔配置コンピュータ制御シ
ステム(図示せず)を備えてもよい。
【0041】図6および図7に示された好適な実施形態
では、1つの細長可撓性部材620がキャプスタン66
4に滑り止め係合しているので、その部材620が駆動
手段662によって駆動される。部材620は、任意の
従来方法によってキャプスタン664に連結されること
ができる。たとえば、ケーブルからなる部材620にボ
ール形の端部を複数設け、その各々がキャプスタン内の
対応穴すなわち「キー」にはまって所定位置に保持され
るようにすることができる。継ぎ目無しベルトからなる
部材620の場合、キャプスタン664に巻き付けて、
摩擦力によってキャプスタン664に滑り止め係合した
状態に保持することができるであろう。
【0042】細長可撓性部材616、618および62
0は、細長可撓性部材616、618を部材620と一
緒に同一速度で駆動できるようにする任意の従来方法
で、たとえば1つまたは複数の連結器(1つだけを図
示)などによって1点または複数点で一緒にして保持す
ることができる。前述したように、細長可撓性部材61
6、618および620は、それぞれ点622、624
および626でリフトフレーム612に固定的に結合さ
れている。したがって、細長可撓性部材616、618
および620を駆動すると、リフトフレーム612の点
622、624および626が同一速度で変位し、した
がってリフトフレーム612をその変位経路VVに対し
て固定された向きに維持する。言い換えると、リフトフ
レーム612の長手および横軸線AA、BBの各々は、
変位経路VVの軸線に対してそれぞれ固定角度”a”お
よび”b”をなす向きに保持される。したがって、細長
可撓性部材616、618および620は、リフトフレ
ーム612を支持してそれの安定性を維持しながら、そ
れを直線的に変位させるように作用する。
【0043】図6および図8に示されているように、リ
フトアセンブリ600はさらに、リフトフレーム612
の横方向変位および/または回転変位を防止するための
ガイド手段800を備えることができる。ガイド手段8
00は、図6の4−4線に沿った断面の上面図である図
8に最もわかりやすく示されており、わかりやすくする
ために、細長可撓性部材手段614を含むその一部が取
り除かれ、リフトフレーム612が点線で示されてい
る。図8に示されているように、ガイド手段800はほ
ぼU字形断面の1つまたは複数の、好ましくは2つのガ
イド支柱を有し、これらは垂直桁608、610で構成
することができる。垂直桁608、610の各々は、そ
れぞれ2つの縁部分802、804および806、80
8を有する。
【0044】ガイド手段800はまた、複数の軸受け部
材810、812、814(点線で示す)を有すること
ができる。軸受け部材810、812および814は好
ましくは、やはり断面がほぼU字形であってリフトフレ
ーム612に取り付けられたブッシュ部材で構成され
る。しかし、軸受け部材810、812および814
は、ローラ(図示せず)または他のほぼ摩擦のない滑り
性のまたは転がり性の構成部材で構成することもでき
る。
【0045】図8に示されているように、軸受け部材8
10、812および814は好ましくは、第1の内側部
分816を有する第1のブッシュ部材810、第1のブ
ッシュ部材810に垂直向きであって第2の内側部分8
18を有する第2のブッシュ部材812、および第1の
ブッシュ部材810に対して180°をなす向きであっ
て第3の内側部分820を有する第3のブッシュ部材8
14で構成されている。
【0046】図6および図8の両方を参照すると、リフ
トフレーム612がその垂直変位経路VVに沿って変位
される時、第1のブッシュ部材810の第1の内側部分
816が垂直桁608の縁部分にほぼ摩擦を生じないで
滑り係合し、第2のブッシュ部材812の第2の内側部
分818が垂直桁608の縁部分にほぼ摩擦を生じない
で滑り係合し、第3のブッシュ部材814の第3の内側
部分820が垂直桁610の縁部分にほぼ摩擦を生じな
いで滑り係合する。前述した図8に示されたようなブッ
シュ部材810、812および814のこの滑り係合お
よび相対的な方向付けによって、リフトフレーム612
および媒体ハンドリングシステム200の横方向変位
(たとえば、図6の軸線AAまたはBBに沿った変位)
が防止されると共に、リフトフレーム612および媒体
ハンドリングシステム200の回転変位(たとえば、図
6の軸線VVまたはそれに平行な軸線を中心にした変
位)も防止される。
【0047】前述したように、リフトフレーム612の
安定性が細長可撓性部材616、618および620に
よって維持されるので、ガイド手段800はリフトフレ
ーム612の変位中に大きい荷重を受けることがない。
具体的に言うと、目的の作業中に、ケーブル手段を大き
くひずませるほどの大きさであるような大きい横方向ま
たは長手方向の荷重がリフトフレーム612に加わるこ
とがない。したがって、ガイド手段800が必要とする
精度および剛性は、親ねじなどの一点支持部材で使用さ
れるような従来型レールまたはガイドより低くなる。し
たがって、リフトフレーム612に対するガイド手段8
00の相対質量が非常に小さくても良く、ガイド手段8
00を軽量材料で構成することができる。前述したよう
に、好適な実施形態では、垂直桁608および610を
高強度であるが軽量の材料、たとえば、薄い鋼やアルミ
ニウムか、他の所望の材料で構成することができる。ブ
ッシュ部材810、812および814は、プラスチッ
クまたは他の材料で構成することができる。
【0048】図9は、リフトアセンブリ900の別の可
能な実施形態を示している。リフトアセンブリ900
は、リフトフレーム612、1対の固定リフト・ラック
902、904、駆動ギヤ908およびピニオンギア9
10、912を有するリフトベアリング部材906、お
よび駆動アクチュエータ914を有するラックピニオン
駆動システムを備えることができる。
【0049】リフト・ラック902および904は、ピ
ニオンギア910および912と噛み合うように構成さ
れた垂直支持部材を有することができる。リフト・ラッ
ク902および904は、リフトフレーム612に隣接
した任意の2点で垂直に配置することができる。リフト
・ラック902および904は多くのやり方で配置する
ことができるであろうが、図9に示されているように、
リフト・ラック902および904を、リフトフレーム
612および媒体ハンドリングシステム200に関連し
た荷重が2点間で等しく釣り合う点で、リフトフレーム
612に隣接させて垂直に配置することが好都合であろ
う。たとえば、図9に示されているように、リフトフレ
ーム612がほぼ矩形である場合、リフト・ラック90
2および904は、リフトフレーム612によって定め
られる対角線に沿った点に配置することができる。この
対称構造は、作動中にリフトアセンブリ900に加えら
れる力を最小限に抑えるであろう。たとえば、リフト・
ラック902および904をリフトフレーム612の同
一側に沿って配置すると、2点間の不釣り合いな荷重が
リフトアセンブリ900に過大な力を加えるであろう。
当業者であれば理解できるように、リフトアセンブリ9
00の安定性を高めるために、リフトアセンブリ900
にさらに追加の垂直ラックを設けてもよい。さらに、リ
フトフレーム612の正確な構造に応じて、所望通りに
リフト・ラック902および904をリフトフレーム6
12に隣接して配置することができる。
【0050】リフトベアリング部材906は、リフトフ
レーム612に固定された支持部材を有することができ
る。駆動ギヤ908およびピニオンギア910、912
は、駆動ギヤ908の回転によってピニオン910、9
12も回転するように、リフトベアリング部材906に
固定することができる。
【0051】リフトフレーム612および媒体ハンドリ
ングシステム200は、駆動ギヤ908と噛み合った駆
動アクチュエータ914によって、リフト・ラック90
2、904に沿って垂直方向に移動することができる。
たとえば、所望のデータ媒体102が、データ記憶シス
テム100内で垂直に積み重ねられた媒体格納装置10
6のうちの1つに格納されているとする。ホストコンピ
ュータシステムからそのデータ媒体102を求める要求
を受け取ると、制御システムはリフトアセンブリ900
を作動させて、媒体ハンドリングアセンブリ200をリ
フト・ラック902および904に沿って垂直に移動さ
せて、それを媒体格納装置106内の選択されたデータ
媒体102に隣接した位置に配置する。図9を参照する
と、駆動アクチュエータ914は駆動ギヤ908と噛み
合って、媒体ハンドリングシステム200を上下のいず
れかへ移動させるのに望ましい方向にそれを回転させ
る。駆動ギヤ908が回転すると、リフトベアリング部
材906に取り付けられているピニオンギア910およ
び912も回転して、リフト・ラック904および90
2と噛み合い、それによって、リフトフレーム612お
よび媒体ハンドリングシステム200をリフト・ラック
904および902に沿って移動させる。媒体ハンドリ
ングシステム200が所望データ媒体102に隣接した
適切な垂直位置に達した後、前述したように、位置決め
システム400がデータ媒体アクセス装置216の移動
を制御する。
【0052】前述したように、リフトアセンブリ600
および900の正確な構造に関係なく、好ましくは媒体
ハンドリングシステム200をリフトフレーム612に
着脱可能に固定することによって、ハンドリングシステ
ムアクセスパネル112を用いて媒体ハンドリングシス
テム200をリフトフレーム612から容易に取り外し
て、データ記憶システム100から取り出すことができ
る。図10に示されているように、媒体ハンドリングシ
ステム200のフレームアセンブリ214は、リフトア
センブリ600および900のリフトフレーム612に
着脱可能に固定することができる。リフトフレーム61
2およびフレームアセンブリ214は、さまざまな方法
で着脱可能に固定することができる。たとえば、多くの
実施形態のうちの1つでは、リフトフレーム612をわ
ずかに大きい断面積にする以外は同様な寸法に構成する
ことによって、フレームアセンブリ214をリフトフレ
ーム612に容易に滑らせて出し入れすることができ
る。
【0053】図4および図41〜図43を参照しなが
ら、リフトフレーム612およびフレームアセンブリ2
14を着脱可能に取り付ける別の実施形態を説明する。
図41〜図43は、リフトフレーム612に着脱可能に
取り付けられたフレームアセンブリ214を示す、それ
ぞれ上面図、正面図および側面図である。図42に最も
わかりやすく示されているように、フレームアセンブリ
214に1つまたは複数のガイドスロット4200を設
けることができる。
【0054】図42に示された実施形態では、フレーム
アセンブリ214は3つのガイド部材4200を有す
る。第1のガイド部材4200は、フレームアセンブリ
214の上部プレート404(図4)から上向きに延出
しても良い。第1のガイド部材4200は、上部プレー
ト404のいずれの位置にも配置できるが、図42で
は、上部プレート404のほぼ中央に設けられている。
さらに、上部プレート404に設けられた第1のガイド
部材4200は、ほぼ前側部分412から後側部分41
4まで長く延びている。第2および第3のガイド部材4
200は、下側プレート402の横側部分408および
410に面する部分から離れるように横方向に延びるこ
とができる。第2および第3のガイド部材4200も、
ほぼ前側部分412から後側部分414まで長く延びて
いる。当業者であれば、ガイド部材4200についてさ
まざまな他の構造および位置の組み合わせが存在するこ
とを理解できるであろう。たとえば、ガイドスロット4
200の数はいくつでもよい。さらに、第1のガイドス
ロット4200を下側プレート402に配置し、第2お
よび第3のスロット4200を上部プレート404に配
置してもよい。
【0055】図42に最もわかりやすく示されているよ
うに、リフトフレーム612に1つまたは複数のリフト
フレームガイド部材4202を取り付けることができ
る。図42に示された実施形態では、リフトフレーム6
12は3つのリフトフレームガイド部材4202を有す
る。第1および第2のリフトフレームガイド部材420
4が、リフトフレーム612の向き合った横側部分から
突出している。第1および第2のリフトフレームガイド
部材4202は、リフトフレーム612上に位置して、
フレームアセンブリ214をリフトフレーム612には
め込んだ時、それぞれが、横側部分408および410
に面するガイド部材4200のうちの1つと噛み合うよ
うに構成されなければならない。このように、リフトフ
レームガイド部材4202および4200を使用して、
リフトフレーム612に対するフレームアセンブリ21
4の挿抜を容易にすると共に、フレームアセンブリ21
4をリフトフレーム612内に組み込んだ時の支持を行
わせることができる。
【0056】第3のリフトフレームガイド部材4202
は、リフトフレーム612の上部分から下向きに延出し
ている。第3のリフトフレームガイド部材4202は、
リフトフレーム612上に位置して、上部プレート40
4上に配置されたガイド部材4200と噛み合うように
構成されなければならない。図42に示されているよう
に、第3のリフトフレームガイド部材4202は、フレ
ームアセンブリ214をリフトフレーム612にはめ込
んだ時に、上部プレート404から延出したガイド部材
4200が対向ガイド部材4200間にはまるように間
を離して配置された2つの対向するリフトフレームガイ
ド部材4200を有する。やはり、ガイド部材4202
および4200を使用して、リフトフレーム612に対
するフレームアセンブリ214の挿抜を容易にすると共
に、フレームアセンブリ214をリフトフレーム612
内に組み込んだ時の支持を行わせることができる。
【0057】図43に最もわかりやすく示されているよ
うに、リフトフレーム612に1つまたは複数のフレー
ムアセンブリ保持ばね4104を取り付けることができ
る。フレームアセンブリ保持ばね4104は、フレーム
アセンブリ214をリフトフレーム612内に組み込ん
だ時にフレームアセンブリ214に係合するように構成
することができる。さらに、フレームアセンブリ保持ば
ね4104は、フレームアセンブリ214を押しつける
力を与えて、フレームアセンブリ214とリフトフレー
ム612との係合状態が解けてしまうことを防止し、そ
れによってフレームアセンブリ214をリフトフレーム
612内に保持できるようにする。図42に示された実
施形態は、フレームアセンブリ保持ばね4104を細長
部分と三角形のラッチ部分とで構成できることを示して
いる。フレームアセンブリ保持ばね4104は、細長部
分の一端でリフトフレーム612に固定することができ
る。三角形部分は、角形部分がリフトフレーム612の
前側部分に面するようにして、細長部分に取り付けても
よい。後述するように、フレームアセンブリ214をリ
フトフレーム612に挿入した時、フレームアセンブリ
214の後側部分414がフレームアセンブリ保持ばね
4104をたわませる。フレームアセンブリ214がリ
フトフレーム612内の適切な位置にある時、フレーム
アセンブリ保持ばね4104は、三角形部分の直線側部
がフレームアセンブリ214の前側部分412に係合す
る初期位置に戻り、フレームアセンブリ214をリフト
フレーム612内に確保するであろう。
【0058】フレームアセンブリ214内に収容されて
いる媒体ハンドリングシステム200に動力を与えるた
めに、リフトフレーム612が電気コネクタ4100を
有し、嵌り合うコネクタ4102をフレームアセンブリ
214に設けることができる。フレームアセンブリ21
4をリフトフレーム612内に組み込んだ時、嵌り合う
コネクタ4102および電気コネクタ4100が接続さ
れて、媒体ハンドリングシステム200に電力およびさ
まざまな制御信号を与えることができる。電気コネクタ
4100は、任意の従来手段によって、データ記憶シス
テム100に付随した電源および/または制御システム
と連通することができる。連通は無線手段で行うことも
できるが、図41〜図43に示された実施形態は、電気
コネクタ4100をアンビリカルケーブル4204によ
って電源および/または制御システムに接続できること
を図示している。
【0059】作用を説明すると、フレームアセンブリ2
14は、リフトフレーム614の前部の開口からリフト
フレーム612内に組み込むことができる。したがっ
て、リフトフレーム614は5側面を備えた箱枠(ボッ
クスフレーム)を有しており、フレームアセンブリ21
4内に収容されたデータ媒体アクセス装置216(図
5)が、データ記憶システム100の作動中に、フレー
ムアセンブリ214の周囲に配置されたデータ媒体10
2にアクセスできるようにする開口が各側面に設けられ
ている。フレームアセンブリ214は、リフトフレーム
ガイド部材4202およびガイド部材4200によって
リフトフレーム612内へ案内されることができる。フ
レームアセンブリ214上のガイド部材4200がリフ
トフレームガイド部材4202と噛み合って、フレーム
アセンブリ214をリフトフレーム612に位置あわせ
させる。フレームアセンブリ保持ばね4104は、フレ
ームアセンブリ214をリフトフレーム612内にしっ
かり留めるように構成されている。フレームアセンブリ
214をリフトフレーム612から取り外すには、フレ
ームアセンブリ保持ばねをたわませて、それによってフ
レームアセンブリ214を上記のようにしてリフトフレ
ーム612から取り外せば良い。
【0060】前述したように、リフトフレーム612内
でのフレームアセンブリ214の位置あわせおよび保持
を行うための幾つかの他の実施形態がある。たとえば、
リフトフレーム612内でのフレームアセンブリ214
の位置あわせおよび保持を行うための他の実施形態は、
フレームアセンブリをリフトフレーム612内に係合さ
せた後に取り付けることができる捕獲プレート(capture
plate)を有することができる。そのようなプレート
は、標準形式(一般用)の機械的締結具か、捕獲プレー
トの容易な取り外し、それゆえフレームアセンブリのリ
フトフレーム612からの容易な取り外しを可能にする
他の手段かによって、リフトフレーム612に固定する
ことができる。リフトフレーム612内でのフレームア
センブリ214の案内および位置あわせを行う幾つかの
他の方法が存在する。たとえば、そのような方法は、ガ
イドピン、プラスチックガイドレール、機械加工された
通路(machined way)および精密研削軸系(precision gro
und shafting)を含む。
【0061】やはり、リフトフレーム612およびフレ
ームアセンブリ214を着脱可能に取り付ける正確な方
法は重要ではない。むしろ、図11に示されているよう
に、リフトフレーム612およびフレームアセンブリ2
16が着脱可能に取り付けられているため、ハンドリン
グシステムアクセスパネル112を経由して媒体ハンド
リングシステム200をリフトフレーム612から容易
に取り外して、データ記憶システム100から取り除く
ことができることである。前述したように、媒体ハンド
リングシステム200と、リフトアセンブリ600また
は900などのリフトアセンブリとを用いたデータ記憶
システムでは、修理および/または交換が必要な状況
で、媒体ハンドリングシステム200およびデータ媒体
アクセス装置216に簡便にアクセスできることが望ま
しい。媒体ハンドリングシステム200は、その複雑な
性質および精密な要件のため、データ記憶システム10
0の他の構成部品より故障率がはるかに高いであろう。
したがって、サービスおよび/または点検のために媒体
ハンドリングシステム200に容易にアクセスできるこ
とが望ましいであろう。リフトフレーム612およびフ
レームアセンブリ214を着脱可能に固定することによ
って、オペレータおよび/またはサービス作業員は、媒
体ハンドリングシステム200に容易にアクセスして、
それをデータ記憶システム100から取り出すことがで
き、リフトアセンブリをも取り外す必要はない。
【0062】たとえば、媒体ハンドリングシステム20
0が故障して、修理および/または交換が必要な場合
や、点検が必要な場合など、媒体ハンドリングシステム
200をデータ記憶システム100から取り出さなけれ
ばならない状況で、オペレータおよび/またはサービス
作業員はハンドリングシステムアクセスパネル112を
データ記憶システム100から取り外すことができる。
他に選択可能な実施形態では、ハンドリングシステムア
クセスパネル112をちょうつがい式のパネルドアとし
て構成して、媒体ハンドリングシステム200にアクセ
スできるようにしてもよい。
【0063】ハンドリングシステムアクセスパネル11
2を取り外した(または、ドアとして構成されている場
合には開いた)後、オペレータまたはサービス作業員
は、フレームアセンブリ214をリフトフレーム614
から容易に取り外し、それによって媒体ハンドリングシ
ステム200をデータ記憶システム100から取り出す
ことができる。媒体ハンドリングシステム200を取り
出した後、オペレータまたはサービス作業員は装置の修
理および/または必要な点検を実施することができる。
その後、フレームアセンブリ214をリフトフレーム6
12に着脱可能に取り付けることによって、媒体ハンド
リングシステム200(または交換品)をデータ記憶シ
ステム100内に挿入し直すことができる。
【0064】III.データ媒体交換機器 前述したように、データ媒体102は、媒体格納装置1
06のデータ記憶システム100内に格納することがで
きる。上記の図1および図2は、内部に媒体格納装置1
06を設けることができるデータ媒体交換機器120を
示している。データ媒体交換機器120は、少なくとも
1つのデータ媒体102にオペレータまたはサービス作
業員がアクセスすることを可能にする。オペレータまた
はサービス作業員は、データ媒体交換機器120を使用
して、その内部に格納されているデータ媒体102のい
ずれにもアクセスすることができる。たとえば、オペレ
ータまたはサービス作業員は、データ媒体交換機器12
0を使用して、一定のデータ媒体102を引き出して代
わりのデータ媒体102と交換することができる。この
ように、データ媒体交換機器120は、選択されたデー
タ媒体102をデータ記憶システム100に入れたり、
引き出したりするのに好都合な手段を提供する。
【0065】当然ながら、データ記憶システム100
は、任意の個数のデータ媒体交換機器120を備えるこ
とが可能である。たとえば、図1に示されたデータ記憶
システム100は、2つのデータ媒体交換機器120を
備え、その一方が閉じられており、他方は開いている。
しかし、図3に示して前述したように、データ記憶シス
テム100は、複数の縦型スタック300状に配置され
た多数のデータ交換装置120を備えることができる。
これを念頭に置きつつも、話を簡潔にするために、以下
には単一のデータ交換装置120について説明する。
【0066】図12に示されているように、多くの可能
な実施形態のうちの1つでは、データ媒体交換機器12
0は、後退すなわち閉鎖位置と伸長すなわち開放位置と
の間を移動できるようにデータ記憶システム100に取
り付けられたドロワ114と、1つまたは複数のデータ
媒体102を受け取る1つまたは複数の媒体格納装置1
06と、前アクセスパネル110とを備えている。ドロ
ワ114は、1つまたは複数の媒体格納装置106内に
収容された1つまたは複数のデータ媒体102を収納す
るように構成される。
【0067】図12〜図14を参照すると、ドロワ11
4の1つの実施形態は、さらに詳細に後述するようにし
て直接的に取付システム1330内に取り付けられる格
納トレー1200を有することができる。格納トレー1
200は、1つまたは複数の媒体格納装置106を着脱
可能に収容するように構成することができる。図12〜
図14に示された格納トレー1200は、2つの媒体格
納装置106を収容している。媒体格納装置106は、
1つまたは複数のデータ媒体102を収容するように構
成することができる。図12〜図14に示された媒体格
納装置106は、5つのデータ媒体102を着脱可能に
収容するように構成されている。格納トレー1200
は、床部分1302、背部分1300ならびに両端壁1
202および1204を有するほぼ矩形の部材を備える
ことができる。格納トレー1200は、実質的に端壁1
202および1204間に位置する中央仕切り区画13
04も備えている。各端壁1202および1204は、
媒体格納装置106を中央仕切り区画1304に押しや
るばね部材1306を備えることができるが、ばね部材
1306、すなわち、媒体格納装置106を中央仕切り
区画1304に押しやることは、必須ではない。
【0068】格納トレー1200は、金属またはプラス
チックなどの、目的の用途に適した広範囲の所望の材料
のいずれかから製造することができる。たとえば、多く
の可能な実施形態の1つでは、格納トレー1200は、
繊維強化ポリカーボネートプラスチック材料から一体部
品として成形される。媒体格納装置106も、個々の用
途の要求事項に応じて、広範囲の所望の材料のいずれか
から製造することができる。たとえば、媒体格納装置1
06は、繊維強化ポリカーボネートプラスチック材料か
ら成形することができる。
【0069】ドロワ114は、詳細に後述するように、
直接的にガイドレール1332に取り付けられる前アク
セスパネル110またはベゼル(図1および図2)も備
えることができる。他に選択可能な構造では、前アクセ
スパネル110を、格納トレー1200に取り付けるど
ころか、格納トレー1200に一体化することさえでき
る。前アクセスパネル110は、ドロワ114が後退位
置にある時には、データ記憶システム100の前アクセ
スパネル110の一部となる。前アクセスパネル110
は、システムオペレータまたはサービス作業員がドロワ
114を引き開けることができる便利な手段にもなる。
【0070】ドロワ114は、取付システム1330に
よってデータ記憶システム100に取り付けることがで
きる。図15〜図20を参照すると、取付システム13
30は、3つのガイドレール1400、1308および
1332を有し、それらは互いに滑り係合状態に取り付
けられて、前述したように、ドロワ114を伸長および
後退位置間で移動させることができる。ガイドレール1
400、1308および1332の各々は、(図16お
よび図18に示された)第1の形状および(図17およ
び図19に示された)第2の形状の2つの形状のうちの
一方を有することができる。さらに具体的には、ガイド
レール1400および1332は第1の形状を有するの
に対して、ガイドレール1308は第2の形状を有する
ことができる。したがって、取付システム1330は3
つの個別のガイドレール1400、1308および13
32を備えているが、2つのガイドレール形状が必要な
だけである。
【0071】第1の形状を有するガイドレール1400
および1332は、図16および図18に最もわかりや
すく示されている。ガイドレール1400および133
2は、すべての点で互いに同一にすることができる。各
ガイドレール1400および1332は、背部分を有す
る細長部材1600を備え、それから1対のフランジ1
602および1604が延出している。第1の軸受けト
ラック1606が、フランジ1602からほぼ外向きに
延出し、フランジ1602および細長部材1600と相
まって第1のチャネル1800を形成している。同様
に、第2の軸受けトラック1608が、フランジ160
4からほぼ外向きに延出し、フランジ1604および細
長部材1600と相まって第2のチャネル1802を形
成している。図18に示されているように、軸受けトラ
ック1606および1608は細長部材1600に実質
的に平行である。各ガイドレール1400および133
2の近接(proximal)端部1612付近でチャ
ネル1800および1802内に1対のU字形軸受け部
材1610を設けてもよい(図16)。
【0072】第2の形状を有するガイドレール、たとえ
ば、ガイドレール1308は、図17および図19に最
もわかりやすく示されている。ガイドレール1308は
ほぼ、2を表すローマ数字の“II”の形の断面を有す
る。第2の形状を有するガイドレール1308は、1対
の細長軸受けガイド部材1700および1900を有
し、これらが1対のフランジ部材1902および190
4によってほぼ平行に間隔を置いて保持されている。第
1の軸受けガイド部材1700の、フランジ1902お
よび1904の外側に位置する部分が、軸受けトラック
1906および1908を形成している。同様に、第2
の軸受けガイド部材1900の、フランジ1902およ
び1904の外側に位置する部分が、軸受けトラック1
910および1912を形成している。ガイド部材17
00および1900は、第1および第2のフランジ19
02および1904と協働して、それぞれ第1および第
2のチャネル1914および1916を形成している。
【0073】第2の形状を有するガイドレール1308
の軸受けガイド部材1700および1900はさらに、
ほぼ図17に示された位置に複数のU字形軸受け部材1
610を備えることもできる。さらに具体的に言うと、
4つの軸受け部材1610を下側軸受けトラック191
0および1912に取り付けることができ、そのうちの
2つの軸受け部材1610がガイドレール1308の近
接端部1710付近に、2つの軸受け部材1610がガ
イドレール1308の中央領域1712付近に設けられ
る。同様に、4つの軸受け部材1610を上側軸受けト
ラック1906および1908に取り付けることがで
き、そのうちの2つの軸受け部材1610が中央領域1
712付近に、2つの軸受け部材1610がガイドレー
ル1308の遠心(distal)端1714付近に設
けられる。
【0074】ガイドレール1400、1308および1
332は、目的用途に適した広範囲の材料(金属または
プラスチックなど)のうちの任意のもので製造すること
ができる。したがって、本発明は、何らかの特定の材料
で作製されたガイドレールに制限されるものと見なされ
るべきではない。しかしながら、多くの可能な実施形態
の1つでは、ガイドレール1400、1308および1
332は、押し出し成型されたアルミニウムで形成され
る。軸受け部材1610も、ガイドレール1400、1
308および1332に低摩擦滑り係合するのに適した
広範囲の材料で製造することができる。たとえば、1つ
の可能な実施形態では、各軸受け部材1610はポリサ
ラミド(polythalamide)プラスチックの一体部品として
成形される。他の実施形態では、ホィールまたはローラ
などの他の形式の軸受けを滑り軸受け1610の代わり
に用いることができる。
【0075】ガイドレール1400、1308および1
332は、図15および図20に示されているように、
互いに滑り係合することができる。第1の形状を有する
ガイドレール、たとえばガイドレール1400および1
332のチャネル1800および1802が、第2の形
状を有するガイドレール、たとえばガイドレール130
8の軸受けガイド部材1700および1900に取り付
けられたU字形軸受け部材1610を受ける。(同様
に、第1の形状を有するガイドレール1400および1
332のチャネル1800および1802内に配置され
たU字形軸受け部材1610が、第2の形状を有するガ
イドレール1308の軸受けガイド部材1700および
1900に係合する。) さまざまなガイドレール上のU字形軸受け部材1610
の位置は、ガイドレール1400、1308および13
32が図15に示された完全伸長位置にある時、ガイド
レール1400および1332のチャネル1800およ
び1802内に配置されたU字形軸受け部材1610
が、ガイドレール1308の軸受けガイド部材1700
および1900に取り付けられたU字形軸受け部材16
10に当接できるようにする位置である。さらに具体的
には、下側ガイドレール1400上に配置された軸受け
部材1610が、下側軸受けトラック1910および1
912上の、ガイドレール1308の中央領域1712
に配置された軸受け部材1610に当接する。同様に、
上側ガイドレール1332上に配置された軸受け部材1
610が、上側軸受けトラック1906および1908
上の、ガイドレール1308の中央領域1712に配置
された軸受け部材1610に当接する。この構造は、オ
ペレータまたはサービス作業員が誤ってドロワ114を
伸長位置を越えて引き出してしまい、ひょっとしたらガ
イドレール1400、1308および1332を引き抜
いて分離させてしまうことを防止するであろう。
【0076】再び図15を参照すると、第1の形状を有
するガイドレール1400および1332は、ガイドレ
ールをデータ記憶システム100のハウジング104に
取り付け、格納トレー1200をガイドレールに取り付
けることができるようにする1つまたは複数の取り付け
穴すなわちスロット1500を有することができる。た
とえば、多くの可能な実施形態のうちの1つでは、ガイ
ドレール1400が複数のねじ(図示せず)によって直
接的にデータ記憶システム100のハウジング104
(図14)に取り付けられる。同様に、格納トレー12
00も、複数のねじ(図示せず)によって直接的にガイ
ドレール1332に取り付けることができる。他に選択
可能な実施形態では、当該技術分野では周知であるか、
将来に開発される他の形式の締結具を使用して、ガイド
レール1400をハウジング104に取り付け、格納ト
レー1200をガイドレール1332に取り付けてもよ
い。
【0077】IV.自動媒体交換システム 当業者には理解されるように、さまざまな実施形態のデ
ータ媒体交換機器120をさまざまな方法で直接的にデ
ータ記憶システム100に取り付けることができる。た
とえば、図15〜図20に関連して詳細に前述したよう
に、データ媒体交換機器120は、直接的に取付システ
ム1330に取り付けることができる。この実施形態で
は、取付システム1330によってオペレータまたはサ
ービス作業員がデータ媒体交換機器120を手動で伸長
および/または後退させることができる。前述したよう
にデータ媒体交換機器120を伸長および/または後退
させることができるようにするさまざまな他のシステム
および方法が存在する。多くの可能な実施形態の1つで
は、自動媒体交換システム3100(図31〜図32)
を、取付システム1300およびデータ媒体交換機器1
20と組み合わせて設けることができる。自動媒体交換
システム3100は、オペレータがデータ媒体交換機器
120の作動を自動制御できるようにする。言い換える
と、自動媒体交換システム3100は、媒体交換装置1
20をデータ記憶システム100からどこまで後退およ
び/または伸長させるかをオペレータが自動制御できる
ようにする。このように、オペレータは、特定のデータ
媒体交換機器120内にある特定のデータ媒体102を
指定することができる。指定された特定のデータ媒体1
02に基づいて、自動媒体交換システム3100は特定
のデータ媒体交換機器120を適切な距離だけ自動的に
伸長させて、オペレータがその特定データ媒体102に
アクセスできるようにする。自動媒体交換システム31
00はまた、オペレータが、たとえば操作盤(コントロ
ールパネル)を用いて、データ媒体交換機器3100を
どこまで伸長および/または後退させるかを制御できる
ようにする。
【0078】自動媒体交換システム3100は、駆動シ
ステム3102と、駆動システム3102に係合した細
長駆動部材3112と、取付システム1330などの取
付システムとを備えることができる。当業者であれば、
自動媒体交換システム3100にさまざまな取付システ
ムを用いることができることを理解できるであろう。詳
細に前述したように、取付システム1300は、3つの
ガイドレール1400、1308および1332を有す
ることができ、これらは互いに滑り係合状態に取り付け
られるように構成されて、前述したように、ドロワ11
4を伸長および後退位置間で移動させることができる。
図31を参照すると、多くの可能な実施形態のうちの1
つでは、ガイドレール1400が複数のねじ(図示せ
ず)によって直接的にデータ記憶システム100のハウ
ジング104(図14)に取り付けられる。
【0079】駆動システム3102は、モータ(図示せ
ず)と、モータと噛み合った駆動ギヤ3106と、細長
駆動部材3112と、モータ、駆動ギヤ3106および
細長駆動部材3112の一部分を収容するためのハウジ
ング3104とを備えることができる。細長駆動部材3
112は、第1の端部3120、第2の端部3122、
上部分3124(図32)および底部分3126を有す
る。第1の端部3120は、点3110でガイドレール
1308に固定することができる。第2の端部3122
は、ハウジング3104内に収容することができる。細
長駆動部材3112の上部分3124は、駆動ギヤ31
06と噛み合うことができるギヤラック3108にする
ことができる。当業者であれば、駆動ギヤ3106およ
びギヤラック3108にはさまざまな構造が存在する事
を理解できるであろう。たとえば、駆動ギヤ3106お
よびギヤラック3108の各々に歯を付けて、駆動ギヤ
3106の歯とギヤラック3108の歯とが互いに噛み
合うことによって、駆動ギヤ3106が一方向に回転す
ると細長駆動部材3112がハウジング3104内へ巻
取られ、駆動ギヤ3106が他方向に回転すると細長部
材3112がハウジング3104内で繰り出される(unc
oiled:巻きが解かれる)。細長駆動部材3112はガイ
ドレール1308に固定されているため、駆動ギヤ31
06が細長駆動部材3112を繰り出した時、ガイドレ
ール1308がデータ記憶システム100から引き出さ
れる。前述したようにガイドレール1308、1332
および1400が相互作用するため、駆動ギヤ3106
が細長部材3112を繰り出す程度に応じてガイドレー
ル1332も伸びるであろう。駆動ギヤ3106が細長
駆動部材3112を巻き取ると、ガイドレール1308
(必要時にはガイドレール1332も)がデータ記憶シ
ステム100内へと後退する。当然ながら、駆動ギヤ3
106および細長駆動部材3112は、底部分3126
にギヤラック3108を有するように構成することもで
きる。さらに、駆動ギヤ3106およびギヤラック31
08に歯を付ける必要はない。駆動ギヤ3106が細長
駆動部材3112に係合して、(駆動ギヤ3106の回
転に応じて)巻き取りおよび繰り出しを行い、それによ
ってガイドレール1308に取り付けられたデータ媒体
交換機器120を後退または伸長させることである。
【0080】図13、図14および図21を参照する
と、データキャリッジ交換装置120はさらに、ドロワ
114が完全に後退した位置にある時に媒体格納装置1
06をより正確に位置決めするために、媒体格納装置整
合装置1314を有するであろう。媒体格納装置整合装
置1314は、1対の細長基準レール1316および1
312を有し、図14に最もわかりやすく示されている
ように、これらは互いに間隔を置いてデータ記憶システ
ム100のハウジング104に取り付けられている。各
媒体格納装置106に第1および第2の細長スロット1
320および1322を設けることができ、これらは、
ドロワ114を後退位置へ移動させた時、それぞれの細
長基準レール1316および1312に滑り係合する大
きさである。細長基準レール1316および1312が
媒体格納装置106の対応スロット1320および13
22に係合することによって、媒体格納装置106がド
ロワ114からわずかに上昇し、図21に最もわかりや
すく示されているように、媒体格納装置106が整合位
置2104に保持される。したがって、ドロワ114を
完全に後退させた時、媒体格納装置106の位置は、ド
ロワ114ではなく媒体格納装置整合装置1314によ
って決定されるであろう。
【0081】媒体格納装置整合装置1314は、媒体格
納装置106がドロワ114の格納トレー1200内に
据えられたままである場合よりも、媒体格納装置106
をより正確に位置決めする。媒体格納装置整合装置13
14によってより正確に位置決めされることによって、
媒体ハンドリングシステム200が選択データ媒体10
2に適切に係合できる可能性が相当高くなる。この構造
はまた、高精度ドロワ取付システムを設ける必要をなく
す。言い換えると、媒体格納装置106がドロワ114
によって固定位置に保持されるわけではないため、ドロ
ワ114は、ドロワ114を閉じる毎に媒体格納装置1
06を正確な位置に戻すように構成する必要がない。
【0082】図22および図23を参照すると、別の実
施形態では、データカートリッジ交換装置120は、ド
ロワ114を完全後退位置に保持するためのドロワロッ
ク装置2200を有することができる。ドロワロック装
置2200は、ロックボルトすなわちプランジャ220
4をロック位置2206および解除位置2208間で移
動させるロックアクチュエータ2202を有することが
できる。ロックボルト2204を解除位置2208に付
勢するために、ばね(図示せず)を用いてもよい。ロッ
クボルト2204は、ドロワ114に固定されたロック
プレート2212に設けられた複数の穴2210のうち
の少なくとも1つにはまる大きさにすることができる。
リミットスイッチ2214をデータ記憶システム100
のハウジング104に取り付けて、ドロワ114が完全
閉鎖すなわち後退位置にある時にロック制御システム2
216に信号を送ることができる。
【0083】ロックプレート2212は、格納トレー1
200に一体化されていても良い。しかし、格納トレー
1200は右側ドロワ114(図14)または左側ドロ
ワ114’(図14)のいずれにも使用できるように構
成されるので、格納トレー1200は2つのロックプレ
ート2212および2212’を備えて、格納トレー1
200の各端部に1つずつ配置される(図14)。この
構造によって、単一の格納トレー1200を180°回
転させるだけで、右側または左側ドロワ114のいずれ
にも使用することができる。さらに、ロックアクチュエ
ータ2202は、ガイドレール1332の中心線に沿っ
て配置しないで、わずかに一方側に片寄らせることがで
きる。したがって、ロックプレート2212は、2つの
穴2210を備えることができ、これによっても、同一
の格納トレー1200およびロックプレート2212を
右側または左側構造のいずれにも使用できるようにな
る。
【0084】ドロワロック装置2200のさまざまな構
成部材は、当該技術分野では周知であって市販されてい
る広範囲の装置およびシステムを有することができる。
たとえば、ロックアクチュエータ2202は、ロックプ
レート2212に設けられた穴2210の少なくとも1
つにはまる寸法のプランジャ2204を有する電動式ソ
レノイドを備えることができる。ロックアクチュエータ
2202は、適切なばね(図示せず)によって解除位置
2208に押しつけることができる。したがって、ソレ
ノイドが励磁された時、それはロックボルト2204を
ロック位置2206へ移動させる。当然ながら、当業者
であれば、さまざまな他の形式の構成部材および作動構
造も使用できることを理解できるであろう。
【0085】データカートリッジ交換装置120は次の
ように作動して、オペレータまたはサービス作業員がデ
ータ記憶システム100内に収容されているさまざまな
媒体102にアクセスできるようにする。たとえば、デ
ータ記憶システム100に複数のデータ媒体102が設
けられている状況を考える。通常の作動中、ドロワ11
4は図示のように閉鎖すなわち後退位置に保持され、し
たがって、媒体ハンドリングシステム200(図2およ
び図4)はデータ記憶システム100内に収容されたす
べてのデータ媒体102にアクセスすることができる。
オペレータまたはサービス作業員が1つまたは複数のデ
ータ媒体102にアクセスし、たとえば、1つまたは複
数のデータ媒体102を取り出して別のデータ媒体10
2と置き換える必要が生じた場合、オペレータまたはサ
ービス作業員はドロワ114の前アクセスパネル110
を引いて、ドロワ114を伸長位置へ移動させる。デー
タ記憶システム100が自動媒体交換システム3100
を備えている場合、オペレータまたはサービス作業員
は、操作盤および/またはホストコンピュータからドロ
ワ114の伸長および/または後退を自動的に制御する
ことができる。オペレータまたはサービス作業員は、ア
クセスする必要がある特定のデータ媒体交換機器120
内の特定のデータ媒体102を入力する。データ記憶装
置100は、ドロワ114内の各データ媒体102の正
確な位置と、オペレータまたはサービス作業員がデータ
媒体102にアクセスできるようにするためにドロワ1
14を伸長させなければならない所定距離と、を収めた
論理を含むことができる。したがって、オペレータまた
はサービス作業員が選択した特定のデータ媒体102と
所定の論理とに基づいて、制御システム(図示せず)は
モータを制御して駆動ギヤ3106と噛み合わせて、ガ
イドレール1308が(必要に応じて、ガイドレール1
332および1400と共に)ドロワ114を所定距離
まで伸長させるように、細長駆動部材3112を繰り出
す。オペレータまたはサービス作業員は、モータおよび
駆動ギヤ3106を制御することによってドロワ114
の伸長および/または後退を自動制御することもでき
る。
【0086】データ媒体交換機器120がドロワロック
装置2200を備えている場合、ロック制御システム2
216は最初に、ロックアクチュエータ2202を作動
させてロックボルトすなわちプランジャ2204を解除
位置2208へ移動させ、それによって、媒体ハンドリ
ングシステム200(図2および図4)がドロワ114
内のすべてのデータ媒体102にアクセスできるように
なる。ロック制御システム2216は、制御システム
(図示せず)からの信号によって、あるいはオペレータ
またはサービス作業員が操作盤(図示せず)を用いて、
係合させる(engaged)ことができる。ドロワ1
14を開放すなわち伸長させた後、オペレータまたはサ
ービス作業員は露出したデータ媒体102にアクセスし
て、データ媒体102の交換、取り出しまたは置き換え
を行うことができる。ドロワ114が伸長位置にある
間、データ記憶システム100は作動可能状態にあり、
媒体ハンドリングシステム200は他の媒体格納装置1
06内に格納されているデータ媒体102にアクセスし
続けることができる。オペレータまたはサービス作業員
が露出データ媒体102にアクセスする必要がなくなっ
た時、ドロワ114の前アクセスパネル110を押し
て、ドロワ114を後退位置に戻す。ドロワ114が後
退位置へ移動すると、細長基準レール1316および1
312が媒体格納装置106の対応スロット1320お
よび1322にはまるであろう。スロット1320およ
び1322に完全にはまった時、基準レール1316お
よび1312は媒体格納装置106をドロワ114から
わずかに上昇させて、各媒体格納装置106を図21に
示された整合位置2104に保持する。
【0087】ドロワ114が後退位置に戻った後、マガ
ジンセンサスイッチが作動して、ドロワ114を閉鎖す
なわち後退位置にロックするためにドロワロック装置2
200を作動させることをロック制御システム2216
に命令するようにデータ記憶システム100を作動させ
る。その後、データ記憶システム100は、データ記憶
システム100内に収容されているデータ媒体102の
「目録(インベントリ)を作り直す」(re-inventory)。
本例では、データ記憶システム100はドロワ114内
に収容されているデータ媒体102の目録を作り直すだ
けでよい。というのは、オペレータまたはサービス作業
員が交換、取り出しまたは置き換えを行うことができる
のが、これらのデータ媒体102だけであるからであ
る。
【0088】ドロワ114に載せられているさまざまな
データ媒体102が1つまたは複数の媒体格納装置10
6に収容されているようにデータ媒体交換機器120が
構成されている場合、データ交換装置120によって、
媒体格納装置全体を取り出して交換することが可能にな
る。たとえば、ドロワ114が2つの媒体格納装置10
6を収容するように構成され、各媒体格納装置が5つの
データ媒体102を収容するように構成されている場
合、オペレータまたはサービス作業員が媒体格納装置1
06全体を取り外して、媒体格納装置106内に収容さ
れている複数のデータ媒体102の交換、取り出しまた
は置き換えを簡便に行うことができる。オペレータまた
はサービス作業員が媒体格納装置106を簡便に持ち運
ぶことができるように、媒体格納装置106にハンドル
30を設けてもよい。
【0089】図1、図2および図12に最もわかりやす
く示されているように、データ媒体交換機器120は、
ハウジング114および前アクセスパネル110の厚さ
のために、媒体ハンドリングシステム200のデータ媒
体アクセス装置216がアクセスできない未使用スペー
スを端壁1202と前アクセスパネル110との間に有
する。図24〜図26は、同様にデータ記憶システム1
00内に設けることができるデータ媒体交換機器240
0の別の実施形態を示している。
【0090】データ媒体交換機器2400は、データ媒
体交換機器120とほぼ同様に構成することができる。
データ媒体交換機器2400も、直接的に取付システム
1330に取り付けて、データ媒体交換機器120に関
連して前述したようにして作動されることができる。し
かし、データ媒体交換機器2400はさらに、端壁12
02と前アクセスパネル110との間に位置する補助格
納機器2402を有する。補助格納機器2402は、1
つまたは複数のスロット部材2404およびベース部材
2405で形成された複数のスロット2408を有す
る。ベース部材2405は前端壁1202から延び出
て、スロット2408内に収容されたデータ媒体102
を支持するベースを提供する。スロット部材2408
は、ベース部材2405から離れる方向に突き出してい
る。図25に示されているように、ベース部材2405
および1つまたは複数のスロット部材2408は、予備
データ媒体2500を収容する1つまたは複数のスロッ
ト2408を提供する。ハウジング104および前アク
セスパネル110の厚さ、および媒体ハンドリングシス
テム200の構造のせいで、スロット2408およびそ
れに収容されたデータ媒体2500は媒体ハンドリング
システムにとってはアクセスできないであろう。
【0091】当業者であれば、端壁1202と前アクセ
スパネル110との間の正確な体積は、データ媒体交換
機器2400、データ媒体102、媒体格納装置106
およびデータ記憶システム100の正確な寸法および構
造などのさまざまな要素に応じて変化するであろう。し
たがって、補助格納機器2402内のスロット2408
およびスロット部材2404の数は変化するであろう。
さらに、スロット2408およびスロット部材2404
の正確な寸法および構造は、格納スロット2408内に
収容されるデータ媒体2500のタイプによっても変化
するであろう。たとえば、図24〜図26に示された多
くの可能な実施形態の1つでは、端壁1202と前アク
セスパネル110との間の体積は、データ媒体交換機器
2400の補助格納機器2402が、それぞれデータ媒
体2500を収容する2つのスロット2408を設ける
ことができるようにする。本例では、端壁1202に隣
接したスロット2408が、スロット部材2404とベ
ース部材2405と端壁1202とによって定められ
る。あるいは、端壁1202に隣接したスロット240
8を2つのスロット部材2404で定めてもよい。同様
に、前アクセスパネル110に隣接したスロット240
8は、スロット部材2404と、前アクセスパネル11
0またはデータ交換装置2400の他のいずれかの構成
部材とによって定めることができる。代わりに、前アク
セスパネル1202に隣接したスロット2408を2つ
のスロット部材2404で形成してもよい。端壁120
2に隣接したスロット2408および前アクセスパネル
110に隣接したスロット2408を共通のスロット部
材2404で画定しても、そうでなくてもよい。さら
に、補助格納機器2402が3つ以上のスロット240
8を有する場合、各対の内側スロット2408を共通ス
ロット部材2404で画定しても、そうでなくてもよ
い。
【0092】補助格納機器2402は、目的用途に適し
た広範囲の所望材料のいずれか、たとえば、金属または
プラスチックで製造することができる。多くの可能な実
施形態の1つでは、補助格納機器2402を繊維強化ポ
リカーボネートプラスチック材で一体部品として成形す
ることができる。補助格納機器2402は、格納トレー
1200と一体化して形成してもよい。他の実施形態で
は、補助格納機器2402を格納トレー1200から分
離した構成部材として形成することができ、その場合、
補助格納機器2402は、格納トレー1200またはデ
ータ媒体交換機器2400の他の構成部材に固定するこ
とができる。
【0093】前述したように、データ媒体交換機器24
00は、データ媒体交換機器120とほぼ同様に構成し
て作動させることができる。しかし、補助格納機器24
02は、予備データ媒体2500をデータ記憶システム
100の外部の他の場所に保管するのではなく、データ
媒体交換機器2400内に格納できるようにする。した
がって、補助格納機器2402は、予備データ媒体25
00を他の場所に配置するという負担を伴わないで、オ
ペレータまたはサービス作業員が媒体格納装置106内
に収容されたデータ媒体102の交換に使用できる予備
データ媒体2500に迅速にアクセスできるようにす
る。
【0094】V.媒体交換/格納統合型装置 図27〜図30は、1つまたは複数のデータ媒体102
を収容できる構造であって、オペレータまたはサービス
作業員が細長基準レール1316および1312(図1
3および図21)に滑り係合させることによってデータ
記憶システム100に対して容易に挿抜することができ
る統合化された媒体交換/格納装置2700を示してい
る。
【0095】媒体交換/格納統合型装置2700は一般
的に、端部分2704および2706、上部分270
8、底部分2710および側部分2712および271
4を有するハウジング2702と、ハウジング2702
に取り付けられた1つまたは複数のハンドル2716
と、ハウジング2702に取り付けられて少なくとも1
つの穴2720を設けた1つまたは複数のロックプレー
ト2718とを備えている。側部分2712は、データ
媒体102を収容できるように構成された複数のスロッ
ト2722を有する。スロット2722は、ハウジング
2702内の間隔の空けられた複数の仕切り2724に
よって形成することができる。仕切り2724は、端部
分2706および2704に平行であって、データ媒体
102をスロット2722内に案内するのに役立つ斜面
縁部を有することができる。スロット2722は、やは
りデータ媒体102をスロット2722内に案内するの
に役立つ傾斜面を底部分2710に有することができ
る。詳細に後述するように、細長基準レール1316お
よび1312に滑り係合するために、ハウジング270
2の上部分2708に、細長基準レール1316(図1
3および図21)に係合する細長スロット(整合溝)2
750が設けられ、底部分2710に、細長基準レール
1312(図13および図21)に係合する細長スロッ
ト2752が設けられている。
【0096】当業者であれば、媒体交換/格納統合型装
置2700の正確な構造が、データ媒体102およびデ
ータ記憶システム100の正確な寸法および構造などの
さまざまな要素に応じて変化することは理解できるであ
ろう。したがて、スロット2722および仕切り272
4の数は変化するであろう。さらに、スロット2722
およびスロット部材2724の正確な寸法および構造
も、スロット2722内に収容されるデータ媒体102
のタイプに応じて変化するであろう。たとえば、図27
〜図29に示された、多くの可能な実施形態のうちの1
つでは、媒体交換/格納統合型装置2700は、データ
媒体102を収容するために10個のスロット2722
を有する。さらに、仕切り2724は、上部分2708
から底部分2710までの全長にわたって架け渡される
必要はない。仕切り2724は、データ媒体102をス
ロット2722に案内できる構造であることが好まし
い。たとえば、この例に制限する意図ではないが、仕切
り2724は、上部分2708から下向きに延出する部
分および底部分2710から上向きに延出する部分の2
つの小さい仕切り部分を有することができる。仕切り2
724は、底部分2710から突き出ているが上部分2
708には届かないか、または上部分2708から突き
出ているが底部分2710には届かないといった単一の
断片によって構成されていても良い。
【0097】媒体交換/格納統合型装置2700は、デ
ータ媒体102をスロット2722内に配置された状態
に保持するために、ハウジング2702の上部分270
8に固定されたばね機構2730も有することができ
る。ばね機構2730は、データ媒体102をハウジン
グ2702のスロット2722内に固定する力を与え
る。ハウジング2702の上部分2708は、ばね機構
2730をハウジング2702に固定するために使用さ
れる複数の仕掛けを有することができる。上部分270
8は、複数のばねロック2732(図29)を有するこ
とができる。ばねロック2732は、左部分、右部分、
上部分および開口を有する。左部分および右部分は、ハ
ウジング2702の上部分2708に垂直に突出するこ
とができる。ばねロック2732の上部分は、左部分お
よび右部分の間に広がって、開口を形成している。ばね
ロック2732は、たとえば、ハウジング2702の上
部分2708に一体成形してもよい。ハウジング270
2の上部分2708は、上部分2708に一体成形され
た1つまたは複数のばねガイド2734も有することも
できる。ばねガイド2734は、後述するように、ハウ
ジング2702の上部分2708に対してばね機構27
30を整合(位置合わせ)させるのに役立つ。
【0098】前述したように、ばね機構2730は、ハ
ウジング2702の上部分2708に取り付けることが
できる。ばね機構2730は、取付部分2736と複数
のフィンガ2738とを有することができる。フィンガ
2738は、前部分2740、後部分2742および中
間部分2744を有することができる。
【0099】好適な実施形態では、前部分2740は幅
が約7mmであり、後部分2742は幅が約4mmであ
る。フィンガ2738は、長さが約40mmである。フ
ィンガ2738が先細形状であることによって、両形式
のフィンガに同一応力を加えた時には、先細でないフィ
ンガと比べてフィンガ2783のたわみを大きくするこ
とができる。
【0100】取付部分2736は、ばね機構2730の
前縁部2746と反対の位置に複数のばねタブ(図示せ
ず)を有することができる。前縁部2746は、ばねガ
イド2734に当接することができる。ばねガイド27
34は、ばねロック2732の開口(図示せず)にはま
ることができる。ばねガイド2734とばねロック27
32との組み合わせによって、締結具を必要としない
で、ばね機構2730をハウジング2702の上部分2
708に取り付けることができる。それらはさらに、ば
ね機構2730をハウジング2702に対して適切に整
合させる。
【0101】ばね機構2730は、たとえば、約0.6
35mm厚さの301ステンレス鋼の単一板材で形成す
ることができる。ステンレス鋼を使用することによっ
て、ばね機構2730が腐食する可能性が減少する。フ
ィンガ2738の剛さは、ばね機構2730の材料、材
料厚さ、フィンガ2738の幅および当該技術分野では
周知の他の要素の選択を含む周知の機械技術によって選
択することができる。
【0102】図30に最もわかりやすく示されているよ
うに、フィンガ2738の後部分2742にロック部材
3000を設けることができる。ロック部材3000
は、フィンガ2738の後部分2742に固定すること
ができる。ロック部材3000は、データ媒体をハウジ
ング2702内に固定するのに役立つであろう。図30
は、データ媒体102がスロット2722に入った状態
におけるデータ媒体交換/格納統合型装置2700の断
面図である。ロック部材3000は、たとえば、ペンシ
ルバニア州エクストンのエル・ネヌ・ピー・エンジニア
リング・プラスチックス・カンパニ(LNP Engineering P
lastics Company)が製品番号QCL−4036で市販し
ている、炭素繊維およびPTFEを添加して改質(変
性)されたナイロン6−10から成形される。ロック部
材3000は、ロック部材3000をフィンガ2738
上に成形することによって、フィンガ2738の後部分
2742に取り付けることができる。
【0103】ロック部材3000は、上部分3002、
後部分3004および前部分3006を有する三角形に
概ねすることができる。後部分3004および前部分3
006は、点3008で交差している。基準線AAを上
部分3002に平行に伸ばし、点3008と交わらせ
る。基準線AAと後部分3004との間に、たとえば5
5°の背面角3010が存在する。基準線AAと前部分
3006との間に前面角3012が存在する。図30に
示された実施形態では、ロック部材3000は、データ
媒体/格納統合型装置2700のスロット2722内に
データ媒体102を固定するのに役立つ。
【0104】前述したように、データ媒体/格納統合型
装置2700は、ハウジング2702に取り付けられた
ハンドル2716を有することができる。ハンドル27
16は、端部分2704および/または2706に旋回
式(回転可能)に取り付けることができる。図27〜図
30に示された実施形態では、データ媒体/格納統合型
装置2700は、データ記憶システム100(図1およ
び図2)に使用できるように構成されている。したがっ
て、データ媒体/格納統合型装置2700は好ましく
は、両端部分2704および2706にハンドル271
6を有する。このようにして、データ媒体/格納統合型
装置2700は、データ記憶システム100の右側また
は左側のいずれでも用いることができる。この構造のた
め、単一の対称的なデータ媒体/格納統合型装置270
0を製造することができる。
【0105】前述したように、細長スロット(整合溝)
2750および2752を図13および図21を参照し
ながら詳細に説明したように細長基準レール1316お
よび1312にそれぞれ滑り係合させることによって、
オペレータまたはサービス作業員はデータ媒体/格納統
合型装置2700をデータ記憶システム100に対して
容易に挿抜することができる。
【0106】データ媒体交換/格納統合型装置2700
は、端部分2704および/または端部分2706に固
定されたロックプレート2718も有する。ロックプレ
ート2718は、データ記憶システム100のロック装
置2200(図22)と組み合わせて使用することがで
きる。詳細に前述したように、ロック装置2200は、
プランジャすなわちロックボルト2204をロック位置
2206および解除位置2208間で移動させるための
ロックアクチュエータ2202を備えることができる。
ロックボルト2204は、データ媒体交換/格納統合型
装置2700のロックプレート2718に設けられた穴
2720にはまる寸法である。データ記憶システム10
0のシャーシ1310に取り付けられたリミットスイッ
チ2214が、データ媒体交換/格納統合型装置270
0がデータ記憶システム100内に完全に挿入された時
を検出する。リミットスイッチ2214は、ロックアク
チュエータ2202を上記のように作動させるために使
用されるロック制御システム2216に接続されるであ
ろう。
【0107】データ媒体交換/格納統合型装置2700
は以下のように作動して、オペレータ(図示せず)がデ
ータ記憶システム100内のデータ媒体交換/格納統合
型装置2700内に収容されているさまざまなデータ媒
体102にアクセスできるようにする。データ記憶シス
テム100の通常作動中、データ媒体交換/格納統合型
装置2700は細長スロット(整合溝)2750および
2752と細長基準レール1316および1312とに
よってデータ記憶システム100内に滑り係合される。
データ媒体交換/格納統合型装置2700がデータ記憶
システム100に挿入されている間には、データ記憶シ
ステム100内の媒体ハンドリングシステム200(図
2および図4)が、スロット2722内に収容されてい
るすべてのデータ媒体102にアクセスすることができ
る。そこで、たとえば、データ媒体102のうちの1つ
または複数を取り出し、それを代わりのデータ媒体10
2(図示せず)と置き換えるなどのためにオペレータが
1つまたは複数の媒体102にアクセスする必要が生じ
た場合、オペレータは前パネル110を取り外すか、開
放する。次に、オペレータは、ハンドル2716を引い
てデータ媒体交換/格納統合型装置2700を整合装置
1314から滑り出させる。オペレータがハンドル27
16を引っ張ると、細長スロット2750(整合溝)お
よび2752が細長基準レール1316および1312
上を摺動し、それによってデータ媒体交換/格納統合型
装置2700を取り外すことができる。データ記憶シス
テム100にロック装置2200が設けられている場
合、データ媒体交換/格納統合型装置2700のロック
を解除することをロック制御システム2216に最初に
命令しなければならないであろう。ロック制御システム
2216には、制御システム(図示せず)によって、ま
たはオペレータが操作盤112によって命令することが
できる。
【0108】データ媒体交換/格納統合型装置2700
が部分的に伸ばされるか、取り外されると、オペレータ
は露出データ媒体102にアクセスして、それらの交
換、取り出しまたは置き換えを行うことができる。デー
タ媒体交換/格納統合型装置2700が部分的に伸ばさ
れるか、取り外されている間、データ記憶システム10
0は作動可能状態にあり、媒体ハンドリングシステム2
00は、他のデータ媒体交換/格納統合型装置2700
ならびに/またはデータ媒体交換機器120および24
00内に格納されたデータ媒体102にアクセスし続け
ることができる。しかし、媒体ハンドリングシステム2
00は、部分的に伸ばされるかまたは取り外されている
データ媒体交換/格納統合型装置2700内に収容され
ているデータ媒体にアクセスしないであろう。
【0109】オペレータがむき出しのデータ媒体102
にアクセスする必要がなくなると、オペレータはデータ
媒体交換/格納統合型装置2700をデータ記憶システ
ム100に挿入することができる。細長基準レール13
16および1312がデータ媒体交換/格納統合型装置
2700の対応の細長スロット(整合溝)2750およ
び2752に係合するようにして、データ媒体交換/格
納統合型装置2700をデータ記憶システム100に押
し込まなければならない。スロット(整合溝)2750
および2752に完全に係合した時、基準レール131
6および1312はデータ媒体交換/格納統合型装置2
700をわずかに上昇させ、それによって媒体ハンドリ
ングシステム200がスロット2722内の所望データ
媒体102を迅速に位置を探し当てることができる。
【0110】データ媒体交換/格納統合型装置2700
を完全に挿入した後、ロック制御システム(図22)が
ロック装置2200を操作して、ロックボルト2204
をロックプレート2718の穴2720に挿入する。そ
の後、データ記憶システム100は、データ記憶システ
ム100内に格納されているデータ媒体102の「目録
を作り直す」ことができる。本例では、データ記憶シス
テム100は、データ媒体交換/格納統合型装置270
0内に収容されているデータ媒体102の目録を作り直
すだけでよい。というのは、オペレータが交換、取り出
しまたは置き換えを行うことができるのが、これらのデ
ータ媒体102だけであるからである。
【0111】VI.一括(バルク)データ媒体アクセス
システム 前述したように、媒体格納装置106およびデータ媒体
102は、さまざまな装置およびさまざまな方法でデー
タ記憶システム100内に組み入れることができる。た
とえば、データ媒体102は、データ記憶システム10
0に対して容易に挿抜できるデータ媒体交換/格納統合
型装置2700などの媒体格納装置106内に組み入れ
ることができる。この形式の構造では、媒体格納装置1
06は滑り機構で挿抜することができる。データ媒体1
02は、たとえばデータ媒体交換機器120および24
00などのドロワ構造を有する媒体格納装置106内に
組み入れることもできる。ドロワ構造では、各媒体格納
装置106が個別のアクセス手段からアクセスされるこ
とが可能である。たとえば、複数の縦型スタック300
状に配置することができる複数のデータ媒体交換機器1
20および2400を備えたデータ記憶システム100
について考える。ドロワ構造では、各データ媒体交換機
器120および2400は、装置へのアクセス用の個別
の手段に対応している。具体的に言うと、オペレータ
は、ドロワ114の伸長および後退によってデータ媒体
交換機器120または2400内に格納されたデータ媒
体102にアクセスすることができる。したがって、デ
ータ記憶システム100内の各データ媒体交換機器12
0および2400は、個別のアクセス手段および個別の
ロック手段を用いている。
【0112】図38〜図40を参照しながら、データ記
憶システム100用の一括データ媒体アクセスシステム
3900を説明する。媒体格納装置106およびデータ
記憶システム100の正確な構造に関係なく、一括デー
タアクセスシステム3900は、データ記憶システム1
00内に配置された複数の媒体格納装置106にアクセ
スする単一の手段を備えている。言い換えると、一括デ
ータ媒体アクセスシステム3900は、各媒体格納装置
用に個別アクセス手段および個別ロック手段を設ける必
要が無い。
【0113】一括データ媒体アクセスシステム3900
は、連続的に配置された複数の媒体格納装置106の少
なくとも一部分にアクセスする一括アクセス装置390
2を提供する。図39および図40に示されているよう
に、多くの可能な実施形態のうちの1つでは、一括アク
セス装置3902は、複数の縦型スタック300状に配
置された複数の媒体格納装置106に対して単一のアク
セス手段を備えるように構成することができる。当業者
であれば、一括アクセス装置3902をさまざまな他の
方法で構成できることを理解できるであろう。たとえ
ば、一括アクセス装置3902は、水平方向に複数列に
して配置された複数の媒体格納装置に対して単一のアク
セス手段を備えるように構成してもよい。一括アクセス
装置3902の正確な構造は、任意の連続配置された媒
体格納装置106に合わせて変更することができる。重
要な点は、一括アクセス装置3902によってオペレー
タが一度に複数の媒体格納装置106にアクセスできる
ことである。
【0114】したがって、一括媒体アクセスシステム3
900は、複数の一括アクセス装置3902を用いても
よい。好適な実施形態では、一括媒体アクセスシステム
3900が、図3、図39および図40に示されている
ように、媒体格納装置106が複数の縦型スタック30
0状に配置されているデータ記憶システム100で用い
られる。各縦型スタック300内において、図2に示さ
れているように、媒体格納装置106が媒体ハンドリン
グシステム200の両側に配置されている。したがっ
て、2群(グループ)の連続的な媒体格納装置106が
設けられ、一方はデータ記憶システム100の一方側の
連続媒体格納装置106の縦配置によって定まり、他方
はデータ記憶システム100の他方側の連続媒体格納装
置106の縦配置によって定まる。したがって、この実
施形態では好ましくは、一括媒体アクセスシステム39
00に2つの一括アクセス装置3902が設けられる。
【0115】さらに、一括アクセス装置3902は、複
数の媒体格納装置106に対して単一のアクセス手段を
備えるように、さまざまなやり方でデータ記憶システム
100に取り付けることができる。図38〜図40に示
されているように、一括アクセス装置3902は、デー
タ記憶システム100のハウジング104にちょうつが
いを用いて取り付けられたドアとして構成することがで
きる。一括アクセス装置3902は、データ記憶システ
ム100のハウジング104に対して容易に着脱するこ
とができる取り外し式パネルとして構成することもでき
る。一括アクセス装置3902が好ましくは、連続的に
配置された複数の媒体格納装置106に対する単一のア
クセス手段を提供することである。
【0116】図38に例示されるように、一括アクセス
装置3902はさらに、一括装置3902の媒体格納装
置106側とは反対側に取り付けられた複数のばねパッ
ド3912を有することができる。各ばねパッド391
2は、対応する媒体格納装置106と向き合わせて配置
されている。ばねパッド3912は、一括装置3902
が閉鎖され、かつ/またはデータ記憶システム100に
対して取り付けられた時に、媒体格納装置106に対し
て力を加える、フォーム(foam)パネル、受動的な
ばね機構または他の機構として構成することができる。
このように、ばねパッド3912は、媒体格納装置10
6を媒体ハンドリングシステム200に対して所定位置
に保持し、それによってデータ記憶システム100の効
率的作動を促進する。
【0117】一括アクセス装置3902は、一括アクセ
ス装置3902をデータ記憶システム100のハウジン
グに対してロックするように構成されたロック機構39
04も備えている。多くの可能な実施形態の1つでは、
ロック機構3904は、一括アクセス装置3902をロ
ックするための2つのシステム、すなわち、キーロック
機構と、データ記憶システム100に関連した制御シス
テムによって制御された電子ロック機構とを含む。キー
ロック機構は、一括アクセス装置3902に取り付けら
れてデータ記憶システム100内のキーロックラッチ
(図示せず)に係合するように構成されたドアキーロッ
ク3914を有することができる。キーロック3914
およびキーロックラッチは、キーロック3914および
キーロックラッチが係合したロック状態と、キーロック
3914およびキーロックラッチが係合していないロッ
ク解除状態とを有することができる。
【0118】ロック機構3904はまた、安全をさらに
確実なものにするために電子ロック機構を有することが
できる。電子ロック機構は、データ記憶システム100
に関連した制御システムと連携するように構成すること
ができる。多くの可能な実施形態のうちの1つでは、電
子ロック機構は、データ記憶システム100内に収容さ
れて制御システムによって制御されるソレノイドなどの
電気機械式装置3910と、一括アクセス装置に固定さ
れたドアラッチ3906とを有することができる。電気
機械装置3910およびドアラッチ3906は、装置3
910およびドアラッチ3906が係合したロック状態
と、装置3910およびドアラッチ3906が係合して
いないアンロック状態とを有することができる。
【0119】作用を説明すると、ロック機構3904
は、データ記憶システム100に対して2段階の安全性
を与えることができる。したがって、一括アクセス装置
3902に関連した媒体格納装置106にアクセスする
ために、オペレータまたはサービス作業員は、電子機構
およびキーロック機構の両方のロックを解除しなければ
ならない。オペレータは、キーを使用して、キーロック
3914およびキーロックラッチを解除状態にしなけれ
ばならない。さらに、オペレータは、装置3910およ
びドアラッチ3906を解除状態にしなければならな
い。両機構のロックが解除された後、一括アクセス装置
3902は開放されて関連の媒体格納装置106にアク
セスすることができる。
【0120】電気機械ロックは、媒体ハンドリングシス
テム200の作動中にはユーザがデータ記憶システム1
00の機能領域(functional area)にアクセスすること
ができないように設計された安全要求事項を満たすため
に使用される。これは、ユーザの被り得る負傷を防止す
る。それによってさらに、データ記憶システム100に
関連した制御システムが、データ媒体102へのアクセ
スのタイミングに対する制御を維持できるようになる。
そうでない場合には、ユーザは、データ記憶システム1
00がアクセス中であるデータ媒体102の取り出しま
たは位置の切り換えを行うことができる。データ記憶シ
ステム100が期待される位置(ロケーション)にデー
タ媒体102を見つけることができない場合、それはエ
ラーを発生するであろう。オープン(開)状態では、電
気機械式ロックはシャットダウンするか、機能停止(フ
ェイル)しなければならない(これによって、データ媒
体102にアクセスできる)。仮にそうしないと仮定す
ると、停電中または機械的破損中にユーザのデータがデ
ータ記憶システム100内に捕らえ込まれ(トラップさ
れ)てしまう。キーロックは、停電の際か、他の理由に
よるデータ記憶システム100のパワーダウンの際に、
データ媒体102への不正アクセスを防止する安全性を
与える。
【0121】VII.ばね保持システム 前述したように、データ媒体交換/格納統合型装置27
00は、ハウジング2702の上部分2714に固定さ
れてデータ媒体102をスロット2722内の位置に保
持するばね機構2730を有することができる。ばね機
構2730は、データ媒体102をハウジング2702
のスロット2722内に固定する力を与える。図27〜
図30に関連して前述した実施形態では、ばねガイド2
734とばねロック2732との組み合わせによって、
締結具を必要としないで、ばね機構2730をハウジン
グ2702の上部分2714に取り付けることができ
る。それらはさらに、ハウジング2702に対してばね
機構2730を適切に整合させる。
【0122】当業者であれば、ばね機構2730をハウ
ジング2702に取り付けるさまざまな他の方法が存在
することを理解でき、その幾つかを以下に説明する。ば
ね機構2730をハウジング2702に取り付けるこれ
らのシステムおよび方法は、たとえば、データ媒体交換
/格納統合型装置2700、媒体格納装置106、また
は米国特許第6,042,205号に開示されているも
のを含む、データ媒体102用の他の格納装置などのさ
まざまな装置に組み込むことができる。
【0123】図33および図34を参照しながら、デー
タ媒体102をデータ媒体格納装置内に保持するための
ばね保持システム3400を説明する。ばね保持システ
ム3400は、ばね機構2730に関連して前述したの
とほぼ同様の態様で作動するように構成することができ
る。したがって、ばね保持システム3400は、任意の
さまざまな媒体格納装置のハウジング3402の1側
面、たとえば上部分に取り付けられたばね機構3404
を備える。
【0124】ばね機構3404は、データ媒体102を
ハウジング3402内のスロット(図示せず)内に固定
するための力を与える。ハウジング3402の上部分
は、複数のばね整合部材3406および1つまたは複数
のばね保持部材3418を有することができる。ハウジ
ング3402の上部分は、それぞれが左部分、右部分、
上部分および開口を有する複数のばね整合部材3406
を有することができる。左部分および右部分は、ハウジ
ング3402の上部分に垂直に延び得る。ばね整合部材
3406の上部分は、左部分および右部分間で広がり、
開口を形成する。ばね整合部材3406は、たとえば、
ハウジング3402の上部分に一体成形することができ
る。
【0125】ハウジング3402の上部分は、ハウジン
グ3402の上部分から延びる1つまたは複数のばね保
持部材3418も有することができる。詳細に後述する
ように、作動中には各ばね保持部材3418がばね機構
3404内の穴3420に整合して、ばね整合部材34
06と協働する。したがって、ばね保持部材3418お
よび穴3420には多数の構造(形態)がある。図34
に断面で示すように、1つの実施形態では、ばね保持部
材3418がほぼ三角形であって、対応のばね整合部材
3406と向き合う傾斜角を有する。ばね保持部材34
18は、ハウジング3402の上部分に一体成形しても
よいが、代替例では、ハウジング3402の上部分に取
り付けてもよい。
【0126】ばね機構3404は、ハウジング3402
の上部分に取り付けることができる。ばね機構3404
は取付部分3410を有し、それから複数のフィンガ3
412と1つまたは複数の細長ばねタブ3414とが延
びている。フィンガ3412は、フィンガ2730(図
29を参照)とほぼ同様に構成することができる。前述
したように、各細長ばねタブ3414に穴3420が設
けられている。穴3420は、ハウジング3402のば
ね保持部材3418に整合するようにして細長ばねタブ
3414に配置されている。穴3420はまた、ハウジ
ング3402のばね保持部材3418の上に位置してそ
れによって保持されるように構成されている。ばね機構
3404はまた、同様に取付部分3410から延びる1
つまたは複数のばねタブ3416を有することができ
る。ばねタブ3416は好ましくは穴3420を有して
おらず、長さが細長ばねタブ3414より短い。
【0127】図34に示されているように、ばね保持シ
ステム3400は、ばね機構3404をハウジング34
02に取り付ける簡便な方法を提供する。たとえば、ば
ね機構3404をハウジング3402の上部分に平坦に
当接させ、細長ばねタブ3414をばね整合部材340
6の開口に滑り込ませることによって、ばね機構340
4をハウジング3402に取り付けることができる。ば
ね機構3404がハウジング3402の上部分を横切る
ように摺動(スライド)してばね保持部材3418と接
触した時、細長ばね部材3414は、穴3420がばね
保持部材3418に係合するまでたわむ。細長ばね部材
3414は、滑り移動およびばね保持部材3418との
係合の結果として自動的にたわむ必要はない。たとえ
ば、細長ばね部材を手動でたわませて、ばね保持部材3
418と協働するように配置してもよい。このように、
ばね整合部材3406がばね機構3404を横および垂
直移動に関して保持する一方、穴3420およびばね保
持部材3418の係合によって、ばね機構3404がば
ね整合部材3406の開口内を摺動できないようにする
ことができる。
【0128】ばね機構3404はいずれの材料でも構成
することができ、それは、ばね機構3404およびハウ
ジング3402の正確な形状に基づいて、細長ばねタブ
3414の適切なたわみを可能にする所望のばね定数を
有する。1つの実施形態では、ばね機構3404は、厚
さが約0.1901908mmの301ステンレス鋼の
単一板材から形成することができる。ステンレス鋼を使
用することによって、疲労によるばね機構3404の破
損の可能性が減少する。
【0129】図35および図37を参照しながら、デー
タ媒体102をデータ媒体格納装置内に保持するための
別のばね保持システム3600を説明する。ばね保持シ
ステム3600は、任意のさまざまな媒体格納装置のハ
ウジング3602の1側面、たとえば上部分に取り付け
られたばね機構3604を提供している。
【0130】ばね機構3604は、データ媒体102を
ハウジング3602のスロット(図示せず)内に固定す
るための力を与える。ハウジング3602の上部分は、
複数のばね整合部材3606および1つまたは複数のば
ねタブ3608を有することができる。ばね整合部材3
606は、ばね整合部材3406(図33および図3
4)と同様に構成することができる。ハウジング360
2の上部分には、1つまたは複数のガイドタブ3608
も設けられている。ガイドタブ3608は、タブ部分3
612と、ハウジング3602の上部分の破断部分36
10によって画定された細長部分3614とを有するこ
とができる。図36および図37に最もわかりやすく示
されているように、タブ部分3612は、破断部分36
10によって画定された細長部分3614に対してほぼ
垂直に突出している。当業者であれば、細長部分361
4を画定する破断部分3610が、ガイドタブ3608
をハウジング3602の上部分に対してある程度たわま
せることができるようにすることを理解できるであろ
う。このように、ガイドタブ3608は片持ち式ばねと
して作用する。
【0131】ばね機構3604は、ハウジング3602
の上部分に取り付けることができる。ばね機構3604
は取付部分3620を有し、それから、複数のフィンガ
3622と複数のばねタブ3624とが延びている。フ
ィンガ3622は、フィンガ2730(図29を参照)
とほぼ同様に構成することができる。ばねタブ3624
は、タブ2732(図29を参照)とほぼ同様に構成す
ることができる。図37に最もわかりやすく示されてい
るように、ばね保持システム3600は、ばね機構36
04をハウジング3602に取り付ける別の簡便な方法
を提供している。たとえば、ばねタブ3624をばね整
合部材3606の開口に滑り込ませることによって、ば
ね機構3604をハウジング3402に取り付けてもよ
い。ばね機構3604が滑ると、取付部分3620がタ
ブ部分3612に力を加え、それによってガイドタブ3
608がハウジング3602の上部分から離れる方向に
たわむ。このたわみによって、ばね機構3604をばね
整合部材3606に対して容易に位置決めすることがで
きる。ばね機構3604がばね整合部材3606内の適
正位置にある時、ばね機構3604の取付部分3620
の縁部は好ましくは、ガイドタブ3608のタブ部分3
612を無事に通過し終え、これによってガイドタブ3
608がたわんでいない位置に戻る。たわんでいない位
置にある時、ガイドタブ3608はばね機構3604が
ばね整合部材の開口内で摺動することを防止する一方、
ばね整合部材3606は横および垂直移動に対してばね
機構3604を保持する。
【0132】上記実施形態、特に「好適な」実施形態
は、単に可能な実施形態の例であり、本発明の原理を明
確に理解するために単に提示されているだけであること
を強調する必要がある。発明の精神および原理から実質
的に逸脱することなく、本発明の上記実施形態に対して
多くの変化および変更を加えることができる。そのよう
な変更および変化はすべて、本明細書中に本開示の範囲
内で含まれ、併記の特許請求項によって保護されるもの
とする。本発明には、例として以下のような実施の態様
が含まれる。
【0133】[実施の態様1] データ記憶システム
(100)内の複数のデータ媒体(102)への自動化
されたアクセスを実現するシステムであって、前記複数
のデータ媒体(102)を収容するように構成されたド
ロワ(114)と、前記ドロワ(114)に取り付けら
れており、前記データ記憶システム(100)の開口内
に配置されることができ、前記データ記憶システムの前
記開口に相対的に前記ドロワを伸縮させるように構成さ
れた取付システム(1330)と、前記取付システム
(1330)に作動可能に取り付けられており、前記デ
ータ記憶システム(100)の前記開口に相対的に前記
ドロワ(114)を位置決めするように構成された駆動
システム(3102)と、前記駆動システム(310
2)と通信し、該駆動システム(3102)の作動を制
御することができる制御システムであって、前記ドロワ
(114)の移動先となる前記データ記憶システム(1
00)の前記開口に相対的な特定位置に関連する情報を
受け取り、前記ドロワ(114)を前記特定位置に位置
決めするように前記駆動システム(3102)を作動さ
せるように構成されている制御システムとを備えるシス
テム。
【0134】[実施の態様2] 前記制御システムは、
前記データ記憶システム(100)と通信するホストコ
ンピュータから、前記特定位置に関連した前記情報を受
け取ることができる実施の態様1記載のシステム。
【0135】[実施の態様3] 前記制御システムは、
前記特定位置に関連した前記情報を操作盤から受け取る
ことができる実施の態様1記載のシステム。
【0136】[実施の態様4] 前記特定位置に関連し
た前記情報は、複数のデータ媒体(102)のうちの1
つに関連した情報を含んでおり、前記制御システムは、
前記複数のデータ媒体のうちの1つに関連した情報に基
づいて前記特定位置を決定するための論理をさらに有す
る実施の態様1記載のシステム。
【0137】[実施の態様5] 前記取付システム(1
330)は、第1の構造を有しており前記ドロワ(11
4)に取り付けられた第1のガイドレールと、前記第1
の構造を有しており前記データ記憶システム(100)
に取り付けられた第2のガイドレールと、前記第1およ
び第2のガイドレールに係合することができる第2の構
造を有する第3のガイドレールとを有する実施の態様1
記載のシステム。
【0138】[実施の態様6] 前記駆動システムは、
駆動ギヤと駆動モータとを備えており、前記駆動モータ
は、前記制御システムに情報が通じており、第1の方向
の前記駆動ギヤへの係合は、前記データ記憶システムの
前記開口に対して前記ドロワを伸長させ、第2の方向の
該駆動ギヤへの係合は、該データ記憶システムの該開口
に対して前記ドロワを後退させるように第1の方向およ
び第2の方向で駆動ギヤに係合するように構成されてい
る実施の態様5記載のシステム。
【0139】[実施の態様7] データ記憶システム
(100)の開口内の伸縮式ドロワ(114)内に配置
された複数のデータ媒体(102)への自動化されたア
クセスを実現するための方法であって、前記ドロワ(1
14)の移動先である、前記データ記憶システム(10
0)の前記開口に相対的な特定位置に関する情報を受け
取るステップと、前記ドロワ(114)を、前記データ
記憶システム(100)の前記開口に相対的な前記特定
位置に位置決めするステップとを含む方法。
【0140】[実施の態様8] 前記ドロワ(114)
を前記特定位置に位置決めする前記ステップは、前記デ
ータ記憶システム(100)の前記開口に対して前記ド
ロワ(114)を伸長させることを含む実施の態様7記
載の方法。
【0141】[実施の態様9] 前記ドロワ(114)
は、第1の構造を有しており前記ドロワ(114)に取
り付けられた第1のガイドレールと、前記第1の構造を
有しており前記データ記憶システム(100)に取り付
けられた第2のガイドレールと、前記第1および第2の
ガイドレールに係合することができる第2の構造を有す
る第3のガイドレールとを有する取付システム(133
0)に装着されている実施の態様7記載の方法。
【0142】[実施の態様10] データ記憶システム
(100)の開口内の伸縮式ドロワ(114)内に配置
された複数のデータ媒体(102)への自動アクセスを
実現するための方法であって、前記ドロワ(114)内
に配置された前記複数のデータ媒体(102)のうちの
1つに関連した情報を受け取るステップと、前記複数の
データ媒体(102)のうちの1つに関連した前記情報
に基づいて、前記データ記憶システム(100)の前記
開口に相対的な、対応する所定位置を決定するステップ
と、前記ドロワ(114)を前記データ記憶システム
(100)の前記開口に相対的な前記所定位置に位置決
めするステップとを含む方法。
【0143】[実施の態様11] 前記ドロワ内に前記
複数のデータ媒体を配置するステップと、前記ドロワ内
に配置された前記複数のデータ媒体のそれぞれについ
て、前記複数のデータ媒体へのアクセスを実現するため
に前記ドロワが移動される前記データ記憶システムの前
記開口に対する所定位置を決定するステップとをさらに
含む実施の態様10記載の方法。
【0144】[実施の態様12] 前記ドロワ(11
4)は、第1の構造を有しており前記ドロワ(114)
に取り付けられた第1のガイドレールと、前記第1の構
造を有しており前記データ記憶システム(100)に取
り付けられた第2のガイドレールと、前記第1および第
2のガイドレールに係合することができる第2の構造を
有する第3のガイドレールとを有する取付システム(1
330)に装着されている実施の態様10記載の方法。
【0145】[実施の態様13] 前記ドロワ内に配置
された前記複数のデータ媒体のうちの1つに関連した情
報は、前記データ記憶システムに付随の制御パネルから
受け取られる実施の態様10記載の方法。
【0146】[実施の態様14] 前記ドロワを前記特
定位置に位置決めする前記ステップは、前記データ記憶
システムの前記開口に対して前記ドロワを伸長させるこ
とを含む実施の態様10記載の方法。
【0147】図面を参照すれば、本発明をさらに十分に
理解できるであろう。図中の構成部材は必ずしも同一縮
尺ではなく、本発明の原理を明確に説明することに重点
を置いている。また、図面では同一参照番号が同一部分
を表している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 データ記憶システムの多くの可能な実施形態
のうちの1つの斜視図である。
【図2】 図1のデータ記憶システムの構成部材の内部
配置を説明する上面図である。
【図3】 データ記憶システムの別の実施形態の斜視図
である。
【図4】 図1および図2のデータ記憶システム内の媒
体ハンドリングシステムの斜視図である。
【図5】 図4の媒体ハンドリングシステムに使用する
ことができる本発明のデータ媒体アクセス装置の多くの
可能な実施形態のうちの1つの斜視図である。
【図6】 図3のデータ記憶システムに使用することが
できる本発明のリフトアセンブリの多くの可能な実施形
態のうちの1つの斜視図である。
【図7】 図6のリフトアセンブリの別の斜視図であ
る。
【図8】 図6および図7のリフトアセンブリの上面図
である。
【図9】 図3のデータ記憶システムに使用することが
できるリフトアセンブリの別の実施形態の斜視図であ
る。
【図10】 図4の媒体ハンドリングシステムおよび図
6〜図9の本発明のリフトアセンブリを着脱可能に固定
するための多くの可能な実施形態のうちの1つを示す斜
視図である。
【図11】 図3のデータ記憶システムから取り出され
つつある図4の媒体ハンドリングシステムを示す斜視図
である。
【図12】 データ媒体を格納するために図1〜図3の
データ記憶システム内に使用することができる本発明の
データ媒体交換機器の多くの可能な実施形態のうちの1
つの斜視図である。
【図13】 図12のデータ媒体交換機器と、図1〜図
3のデータ記憶システムにデータ媒体交換機器を取り付
けるために使用することができる本発明の取付システム
の多くの可能な実施形態のうちの1つとの分解斜視図で
ある。
【図14】 図1および図2のデータ記憶システム内に
取り付けられた図12のデータ媒体交換機器の一部分の
斜視図である。
【図15】 図13の取付システムの詳細図である。
【図16】 図15の取付システムの複数のガイドレー
ルのうちの1つの断面図である。
【図17】 図15の取付システムの複数のガイドレー
ルのうちの別のものの断面図である。
【図18】 図16のガイドレールの側面図である。
【図19】 図17のガイドレールの側面図である。
【図20】 図16〜図19のガイドレールの係合状態
を示す側面図である。
【図21】 図12のデータ媒体交換機器および図15
の取付システムの係合状態を示す側面図である。
【図22】 図12のデータ媒体交換機器を後退位置に
ロックするための本発明のロックシステムの多くの可能
な実施形態のうちの1つの側面図である。
【図23】 図22のロックシステム内のロックプレー
トの上面図である。
【図24】 本発明の補助格納機器を備えたデータ媒体
交換機器の別の実施形態の斜視図である。
【図25】 図24のデータ媒体交換機器の斜視図であ
る。
【図26】 図24のデータ媒体交換機器の格納トレー
の斜視図である。
【図27】 図1〜図3のデータ記憶システムに対して
挿抜することができる本発明の媒体交換/格納統合型装
置の多くの可能な実施形態のうちの1つの斜視図であ
る。
【図28】 図27の媒体交換/格納統合型装置の側面
図である。
【図29】 ばね機構を示す、図27の媒体交換/格納
統合型装置の上面図である。
【図30】 ばね機構の作動を説明する、図27〜図2
9の媒体交換/格納統合型装置の側部断面図である。
【図31】 図1〜図3のデータ記憶システム内の図1
2および図24〜図26のデータ媒体交換機器を自動的
に伸長および後退させるために使用することができる、
本発明の自動媒体交換システムの多くの可能な実施形態
のうちの1つの側面図である。
【図32】 図31の自動媒体交換システムの端面図で
ある。
【図33】 データ媒体を保持するために図12および
図24〜図30のデータ媒体交換機器に使用することが
できる本発明のばね保持システムの別の実施形態の上面
図である。
【図34】 図33のばね保持システムの作用の側面図
である。
【図35】 データ媒体を保持するために図12および
図24〜図30のデータ媒体交換機器に使用することが
できる本発明のばね保持システムのさらに別の実施形態
の上面図である。
【図36】 図35のばね保持システムのばねガイドタ
ブの詳細図である。
【図37】 図35のばね保持システムの作用の側面図
である。
【図38】 図3のデータ記憶システム内に収容された
複数のデータ媒体にオペレータおよび/またはサービス
作業員がアクセスできるようにするための本発明の一括
データ媒体アクセスシステムの多くの可能な実施形態の
うちの1つの斜視図である。
【図39】 図38の一括データ媒体アクセスシステム
の側部断面図である。
【図40】 図38の一括データ媒体アクセスシステム
の上部断面図である。
【図41】 リフトフレームに着脱可能に取り付けられ
た図2および図4の本発明の媒体ハンドリングシステム
のフレームアセンブリを示す上面図である。
【図42】 図41のフレームアセンブリおよびリフト
フレームの正面図である。
【図43】 図41のフレームアセンブリおよびリフト
フレームの側面図である。
【符号の説明】
100 データ記憶システム 102 データ媒体 114 ドロワ 1330 取付システム 3102 駆動システム
フロントページの続き (72)発明者 ロバート エル ミューラー アメリカ合衆国 コロラド80550 ウィン ザー コーナーストーンウェイ 35126 (72)発明者 ディビッド ピー ジョーンズ アメリカ合衆国 コロラド80512 ベルビ ュー シュトラットンパーク 466 Fターム(参考) 5B065 BA04 BA08 CA11 CA40

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ記憶システム(100)内の複数
    のデータ媒体(102)への自動化されたアクセスを実
    現するシステムであって、 前記複数のデータ媒体(102)を収容するように構成
    されたドロワ(114)と、 前記ドロワ(114)に取り付けられており、 前記データ記憶システム(100)の開口内に配置され
    ることができ、 前記データ記憶システムの前記開口に相対的に前記ドロ
    ワを伸縮させるように構成された取付システム(133
    0)と、 前記取付システム(1330)に作動可能に取り付けら
    れており、前記データ記憶システム(100)の前記開
    口に相対的に前記ドロワ(114)を位置決めするよう
    に構成された駆動システム(3102)と、 前記駆動システム(3102)と通信し、該駆動システ
    ム(3102)の作動を制御することができる制御シス
    テムであって、 前記ドロワ(114)の移動先となる前記データ記憶シ
    ステム(100)の前記開口に相対的な特定位置に関連
    する情報を受け取り、 前記ドロワ(114)を前記特定位置に位置決めするよ
    うに前記駆動システム(3102)を作動させるように
    構成されている制御システムとを備えるシステム。
  2. 【請求項2】 前記制御システムは、前記データ記憶シ
    ステム(100)と通信するホストコンピュータから、
    前記特定位置に関連した前記情報を受け取ることができ
    る請求項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記制御システムは、前記特定位置に関
    連した前記情報を操作盤から受け取ることができる請求
    項1記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記特定位置に関連した前記情報は、複
    数のデータ媒体(102)のうちの1つに関連した情報
    を含んでおり、 前記制御システムは、前記複数のデータ媒体のうちの1
    つに関連した情報に基づいて前記特定位置を決定するた
    めの論理をさらに有する請求項1記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記取付システム(1330)は、 第1の構造を有しており前記ドロワ(114)に取り付
    けられた第1のガイドレールと、 前記第1の構造を有しており前記データ記憶システム
    (100)に取り付けられた第2のガイドレールと、 前記第1および第2のガイドレールに係合することがで
    きる第2の構造を有する第3のガイドレールとを有する
    請求項1記載のシステム。
  6. 【請求項6】 データ記憶システム(100)の開口内
    の伸縮式ドロワ(114)内に配置された複数のデータ
    媒体(102)への自動化されたアクセスを実現するた
    めの方法であって、 前記ドロワ(114)の移動先である、前記データ記憶
    システム(100)の前記開口に相対的な特定位置に関
    する情報を受け取るステップと、 前記ドロワ(114)を、前記データ記憶システム(1
    00)の前記開口に相対的な前記特定位置に位置決めす
    るステップとを含む方法。
  7. 【請求項7】 前記ドロワ(114)を前記特定位置に
    位置決めする前記ステップは、前記データ記憶システム
    (100)の前記開口に対して前記ドロワ(114)を
    伸長させることを含む請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ドロワ(114)は、 第1の構造を有しており前記ドロワ(114)に取り付
    けられた第1のガイドレールと、 前記第1の構造を有しており前記データ記憶システム
    (100)に取り付けられた第2のガイドレールと、 前記第1および第2のガイドレールに係合することがで
    きる第2の構造を有する第3のガイドレールとを有する
    取付システム(1330)に装着されている請求項6記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 データ記憶システム(100)の開口内
    の伸縮式ドロワ(114)内に配置された複数のデータ
    媒体(102)への自動アクセスを実現するための方法
    であって、 前記ドロワ(114)内に配置された前記複数のデータ
    媒体(102)のうちの1つに関連した情報を受け取る
    ステップと、 前記複数のデータ媒体(102)のうちの1つに関連し
    た前記情報に基づいて、前記データ記憶システム(10
    0)の前記開口に相対的な、対応する所定位置を決定す
    るステップと、 前記ドロワ(114)を前記データ記憶システム(10
    0)の前記開口に相対的な前記所定位置に位置決めする
    ステップとを含む方法。
  10. 【請求項10】 前記ドロワ(114)は、 第1の構造を有しており前記ドロワ(114)に取り付
    けられた第1のガイドレールと、 前記第1の構造を有しており前記データ記憶システム
    (100)に取り付けられた第2のガイドレールと、 前記第1および第2のガイドレールに係合することがで
    きる第2の構造を有する第3のガイドレールとを有する
    取付システム(1330)に装着されている請求項9記
    載の方法。
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