JP2003122436A - 流体圧力制御装置 - Google Patents

流体圧力制御装置

Info

Publication number
JP2003122436A
JP2003122436A JP2002140932A JP2002140932A JP2003122436A JP 2003122436 A JP2003122436 A JP 2003122436A JP 2002140932 A JP2002140932 A JP 2002140932A JP 2002140932 A JP2002140932 A JP 2002140932A JP 2003122436 A JP2003122436 A JP 2003122436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
actuator
control device
fluid
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002140932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3716813B2 (ja
Inventor
Fumitada Suzuki
文規 鈴木
Motoyoshi Ando
元良 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2002140932A priority Critical patent/JP3716813B2/ja
Priority to US10/207,841 priority patent/US6887174B2/en
Publication of JP2003122436A publication Critical patent/JP2003122436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3716813B2 publication Critical patent/JP3716813B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/0003Arrangement or mounting of elements of the control apparatus, e.g. valve assemblies or snapfittings of valves; Arrangements of the control unit on or in the transmission gearbox

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Pressure (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の体格を小型にして搭載スペースを確保
することが容易で、簡単な構成で信頼性を確保し、部品
点数を低減する流体圧力制御装置を提供する。 【解決手段】 ECU62と電磁弁20とが複数段に配
置されているため、油圧モジュール1の体格を小型にし
て搭載スペースを確保することが容易となる。したがっ
て、オイルパンの限られたスペース内に容易に搭載する
ことができ、組み付け作業および保守作業等が容易にな
るという効果がある。また、ECU62で発生した熱は
基板接着プレート64から隔壁35を介してバルブボデ
ィ30に伝達されるとともに、電磁弁20から排出され
た作動油を基板接着プレート64に飛散させることで、
基板接着プレート64から作動油に放熱させる。したが
って、冷却ファン等の部材を必要とせず、ECU62の
冷却を効率的に行うことができ、簡単な構成で信頼性を
確保し、部品点数を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体圧力制御装置
に関し、特に自動変速機や無段変速機の変速機構等を油
圧制御するのに好適な流体圧力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用等に利用されている自動変
速機は、係合または解放させることにより変速段を切り
換える複数の摩擦要素を有し、各摩擦要素に加わる油圧
を制御することにより変速制御を行っている。また、自
動変速機の油圧制御装置として、複数の摩擦要素に加え
る油圧をデューティ電磁弁またはリニア電磁弁で直接制
御する油圧制御装置が知られている。このような油圧制
御装置では、電磁弁で摩擦要素に加える油圧を制御する
ので、アキュムレータが不要になり回路構成が簡単化で
きるとともに、アキュムレータを介さないので摩擦要素
を制御する際の応答性が向上する。
【0003】摩擦要素に加える油圧を電磁弁で直接制御
する油圧制御装置では、電磁弁の元圧として固定圧のラ
イン圧を用いることがあり、このライン圧を例えばデュ
ーティ比制御して摩擦要素に加えることにより変速ショ
ックの低減等を行っている。摩擦要素の係合元圧として
入力するライン圧を前進レンジの低速段と高速段とで圧
力を変更しそれぞれにおいて固定圧として用いることも
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、スロットル開
度が小さい場合にはエンジンの出力トルクが小さいの
で、摩擦要素に加える油圧を低圧にしても摩擦要素はエ
ンジンの出力トルクを伝達できる。しかしながら、前述
したように前進レンジの低速段と高速段とで圧力を変更
しても、固定圧のライン圧を係合元圧として電磁弁に入
力する場合、変動するエンジンの出力トルクに対し確実
に摩擦要素を係合させるため、係合元圧として用いるラ
イン圧を高圧に設定しなければならない。
【0005】スロットル開度が小さい場合、係合元圧と
して入力した高圧のライン圧を制御し摩擦要素に低圧の
作動油を加えるためには、低圧から高圧までの電磁弁の
圧力制御範囲において限られた低圧域だけを用いる必要
がある。限られた低圧域だけを用いて摩擦要素に加える
油圧を高精度に制御するためには、限られた制御範囲に
おいて高精度に油圧を制御する圧力分解能の高い高価な
電磁弁を用いる必要があるので、コストが増加するとい
う問題がある。
【0006】一般にライン圧は、油圧ポンプが吐出する
作動油をライン圧制御弁がドレン側に排出することによ
りある値に設定される。しかし、例えば摩擦要素の係合
応答性を高めるため、摩擦要素に加える作動油を急速充
填すると、ライン圧制御弁の応答遅れにより作動油の急
激な充填に対応できず、ライン圧が一時的に低下するこ
とがある。ライン圧が低下すると摩擦要素に加える油圧
も低下し、適正に摩擦要素の変速制御を行えない場合が
ある。
【0007】そこで、エンジンの出力トルクに応じてラ
イン圧を調圧し、アクチュエータの指令圧によりコント
ロールバルブでクラッチ圧を制御することにより、アク
チュエータの広い油圧制御範囲で摩擦要素に加える油圧
を制御することが可能となる。
【0008】ここで、近年の電子制御化に伴い、アクチ
ュエータ用制御ユニット(ECU:Electric Control U
nit)とアクチュエータとを油圧モジュールとして集約
し、この油圧モジュールを自動変速機のオイルパン内に
収容する技術が開示されている(DE19955603
C1)。しかしながらこの技術は、ECUとアクチュエ
ータとが横並びで配置されているため、装置の体格が大
型になり、搭載スペースを確保することが困難になると
いう問題があった。
【0009】また、油圧モジュールを自動変速機のオイ
ルパン内に収容した場合、ECU内に作動油が侵入する
と、ECUが破損するなどの不具合が発生する恐れがあ
る。ECU内に作動油が侵入する経路としては、ECU
とアクチュエータとを電気的に接続するターミナルと、
このターミナルをインサート成形した樹脂部との界面、
樹脂部と樹脂部との接合面、樹脂部とECUの基板を接
着したアルミプレートとの界面が考えられ、両部品の熱
膨張係数の違いにより急激な温度変化があった場合に隙
間が発生し、その隙間から作動油が侵入するというもの
である。そのため、DE19955603C1に開示さ
れる技術では、ガスケットなどを使用して作動油の侵入
を防止し、ECUのシール性を確保しているが、しか
し、部品点数が増加するという問題があった。
【0010】さらに、ECUは熱に弱いためECUの信
頼性を確保するためには、ECUを強制的に冷却する冷
却ファン等を設けるなどの工夫が必要であり、部品点数
が増加するとともに、装置が大型化するという問題があ
る。
【0011】さらにまた、作動油のレベル管理はエンジ
ンオイルなどに比べて管理範囲が狭く、油量レベルが所
定レベルよりも低いと油圧ポンプが空回りし、油量レベ
ルが所定レベルよりも高いと温度が上昇したとき作動油
が呼吸孔から吹く恐れがある。ところが従来の技術で
は、目視でチェックしない限り作動油のレベル管理を実
施することができないという問題があった。
【0012】本発明は、このような問題を解決するため
にされたものであり、装置の体格を小型にして搭載スペ
ースを確保することが容易な流体圧力制御装置を提供す
ることを目的とする。本発明の他の目的は、簡単な構成
で信頼性を確保し、部品点数を低減する流体圧力制御装
置を提供することにある。
【0013】本発明のさらに他の目的は、制御ユニット
の気密性を確保する流体圧力制御装置を提供することに
ある。本発明のさらに他の目的は、組付け工数を削減し
て製造コストを低減する流体圧力制御装置を提供するこ
とにある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、制御ユニット
の冷却性能が向上する流体圧力制御装置を提供すること
にある。本発明のさらに他の目的は、作動流体のレベル
管理が容易で整備性が向上する流体圧力制御装置を提供
することにある。本発明のさらに他の目的は、異常の判
断が容易な流体圧力制御装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
流体圧力制御装置によると、流体圧力の制御に必要な信
号を検出する信号検出手段を備え、作動流体の液圧を供
給圧として受け、切換制御信号に応答して動作すること
で制御圧力を出力するアクチュエータと、このアクチュ
エータに切換制御信号を送出し、アクチュエータの動作
を制御する制御ユニットとが複数段に配置されているの
で、装置の体格を小型にして搭載スペースを確保するこ
とが容易となる。したがって、限られたスペース内に容
易に搭載することができ、組み付け作業および保守作業
等が容易になるという効果がある。なお、流体圧力の制
御に必要な信号を検出する信号検出手段としては、回転
センサ、流体温度センサ等が挙げられる。
【0016】本発明の請求項2記載の流体圧力制御装置
によると、作動流体の液圧を供給圧として受け、切換制
御信号に応答して動作することで制御圧力を出力するア
クチュエータの動作を制御する制御ユニットを搭載し、
この制御ユニットを上記アクチュエータを収容するケー
スに結合させる結合部材には、上記制御ユニットを内部
に封止する封止部材が嵌合され、制御ユニットとアクチ
ュエータとを電気的に接続するターミナルがインサート
成形により設けられている。そして、上記封止部材の結
合部材との嵌合部には密着部および隙間部が設けられ、
上記ターミナルの結合部材とのインサート部には迷路構
造部が設けられている。
【0017】このため、組み付け時において、嵌合部に
接着剤などを塗布したときに接着剤は隙間部に溜まり、
制御ユニットの基板搭載部側に流出することは密着部に
より防止される。また、迷路構造部により作動流体がイ
ンサート部に侵入する通路長を大きくとることで、制御
ユニット内に作動流体が侵入することを防止する。さら
に、ターミナルと結合部材との熱膨張係数の違いによる
冷熱サイクル時に発生する応力が迷路構造部により緩和
される。したがって、ガスケット等の部材を使用するこ
となく作動流体の侵入を防止し、制御ユニットの気密性
を確保することができる。これにより、簡単な構成で信
頼性を確保し、部品点数を低減することができる。
【0018】本発明の請求項3記載の流体圧力制御装置
によると、封止部材の嵌合部よりも内周側には嵌合部の
応力を緩和する応力緩和手段が設けられているので、基
板搭載部の密閉部が雰囲気温度により膨張収縮した場合
でも、嵌合部から作動流体が侵入することを確実に防止
することができる。
【0019】本発明の請求項4記載の流体圧力制御装置
によると、応力緩和手段は、スナップフィットにより結
合部材に接合されているため、組付け作業が容易にな
り、組付け工数を削減して製造コストを低減することが
できる。
【0020】本発明の請求項5記載の流体圧力制御装置
によると、作動流体の液圧を供給圧として受け、切換制
御信号に応答して動作することで制御圧力を出力するア
クチュエータの動作を制御する制御ユニットを搭載し、
この制御ユニットを上記アクチュエータを収容するケー
スに結合させる結合部材が設けられており、上記制御ユ
ニットには基板接着プレートが設けられ、この基板接着
プレートと上記ケースとを接続する接続部材と、アクチ
ュエータから排出される作動流体を基板接着プレートに
飛散させる流体飛散手段とを備えている。
【0021】このため、制御ユニットで発生した熱は基
板接着プレートから接続部材を介してケースに伝達され
る。また、アクチュエータから排出された作動流体を流
体飛散手段により基板接着プレートに飛散させること
で、基板接着プレートから作動流体に放熱される。した
がって、冷却ファン等の部材を必要とせず、制御ユニッ
トの冷却性能を向上させることができる。これにより、
簡単な構成で信頼性を確保し、部品点数を低減すること
ができる。
【0022】本発明の請求項6記載の流体圧力制御装置
によると、基板接着プレートとケースとの間には、飛散
後の作動流体を溜めるための流体貯留手段が設けられて
いるので、流体貯留手段により溜められた作動流体は、
装置の設置状態や振動などにより基板接着プレートに付
着することが可能である。したがって、制御ユニットの
冷却を効率的に行うことができる。
【0023】本発明の請求項7記載の流体圧力制御装置
によると、ケースは、アクチュエータの出力する制御圧
力によって動作制御されることにより、制御対象に加わ
る流体圧力の給排を制御するコントロールバルブを収容
しているので、コントロールバルブから排出された作動
流体を利用してこの作動流体を流体飛散手段により基板
接着プレートに飛散させることが可能となる。したがっ
て、制御ユニットの冷却性能をさらに高めることができ
る。
【0024】本発明の請求項8記載の流体圧力制御装置
によると、アクチュエータは、軸方向が鉛直方向となる
ように配置されているので、重力を利用して多量の作動
流体を基板接着プレートに飛散または付着させることが
可能となる。したがって、制御ユニットの冷却性能がさ
らに高まり、極めて大きな効果を発揮することができ
る。
【0025】本発明の請求項9記載の流体圧力制御装置
によると、作動流体の液圧を供給圧として受け、切換制
御信号に応答して動作することで制御圧力を出力するア
クチュエータの動作を制御する制御ユニットには、この
制御ユニットの制御信号を外部に取り出すためのコネク
タが電気的に接続され、上記コネクタには作動流体の量
を検出するレベル検出手段が設けられている。これによ
り、作動流体の量を高精度に検出することが可能とな
り、作動流体のレベル管理が容易となって整備性が向上
する。
【0026】本発明の請求項10記載の流体圧力制御装
置によると、レベル検出手段はフロート部材を有してい
る。フロート部材は作動油の密度よりも小さいため、作
動油に浮遊可能である。そのため、作動油の量に応じて
フロート部材は移動し、作動油の液面を検出可能であ
る。したがって、簡単な構造で確実に作動油の量を検出
することができる。本発明の請求項11記載の流体圧力
制御装置によると、レベル検出手段で検出した作動流体
の量が所定範囲から外れるとき、作動流体の量が異常で
あることを表示する表示手段が設けられているので、異
常の判断が容易となる。したがって、異常時の整備を迅
速に行うことが可能となり、故障やそれに起因する事故
を未然に防ぐことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の流体圧力制御装置を自動変速機
用油圧制御装置に適用した第1実施例を図1〜図11に
示す。なお、図5は自動変速機用油圧制御装置の油圧回
路図を示している。
【0028】図5に示す油圧ポンプ40は、オイルパン
41から作動油を吸入し、リバースクラッチ(R/
C)、オーバードライブクラッチ(H/C)、2−4ブ
レ−キ(2−4/B)、アンダードライブクラッチ(L
/C)、ローリバースブレーキ(LR/B)、トランス
ファークラッチ(TRF)等の複数の摩擦要素に作動油
を供給するものである。ライン圧制御弁42は電磁弁4
4の指令圧に基づきセカンダリ弁43とともに各摩擦要
素の作動圧を生成するものである。減圧制御弁45はラ
イン圧制御弁42で生成されたライン圧を減圧するもの
である。油圧ポンプ40、ライン圧制御弁42および電
磁弁44は、各摩擦要素に加える圧力の元圧を生成する
元圧生成手段を構成している。
【0029】クラッチ圧制御弁10と電磁弁20はそれ
ぞれR/C以外の各摩擦要素に加える油圧力を制御する
摩擦要素制御手段を構成している。ここで、電磁弁20
はリニア電磁弁であって、アクチュエータを構成してい
る。図5において、電磁弁20の出力圧である指令圧を
クラッチ圧制御弁10の左端に加えることにより、クラ
ッチ圧制御弁10の出力圧が制御される。
【0030】図6〜図9に示すように、第1実施例にお
いては、電磁弁20、ECU62、レベルセンサ82、
サーミスタ90等が集約された油圧モジュール1を備え
ている。ケースとしてのアルミダイキャスト製のバルブ
ボディ30には、各摩擦要素に加える油圧力を制御する
ためのアクチュエータとして4個の電磁弁20を収容し
ている。また、バルブボディ30には、作動油を流通さ
せるための図示しない連通路が形成されている。
【0031】電磁弁20は、制御ユニットとしてのEC
U62からの切換制御信号に応じて図示しない弁体を駆
動する電磁駆動手段としてのソレノイド部21と、上記
弁体を有するバルブ部22とから構成され、アッセンブ
リ化されてバルブボディ30に取り付けられている。ソ
レノイド部21の端部外壁には、後述する爪部85およ
び86が嵌合可能な溝部25が形成されている。バルブ
部22は、作動油を流通させるための開口部24を有し
ている。電磁弁20の動作を制御するECU62はバス
バー70に搭載されている。すなわち、ECU62と電
磁弁20とは、複数段に配置されている。
【0032】図1〜図4に示すように、ECU62の基
板63を接着したアルミ製の基板接着プレート64とバ
ルブボディ30とは、接続部材としての隔壁35を介し
て接続している。なお、図1〜図4は、油圧モジュール
1から図9に示すバスバー70を取り除いた状態を示し
ている。
【0033】油圧モジュール1は4個の電磁弁20を備
えるため、図1に示すように、隔壁35は、基板接着プ
レート64を電磁弁20毎に4分割するように基板接着
プレート64に密着している。バルブボディ30に形成
されるドレンポート32は、図6に示すバルブ部22の
開口部24に連通しており、上記4分割された基板接着
プレート64に対向するように開口している。ここで、
ドレンポート32は、電磁弁20から排出された作動油
を基板接着プレート64に飛散させる流体飛散手段を構
成している。また、基板接着プレート64とバルブボデ
ィ30との間の側部には、ドレンポート32から基板接
着プレート64に飛散させた作動油を溜めるための隔壁
36が設けられている。隔壁35および36により溜め
られた作動油は、車両の走行状態や車両の振動などによ
り基板接着プレート64に付着することが可能である。
基板接着プレート64と隔壁36との間には隙間37が
設けられており、隔壁35および36により溜められた
作動油の油量レベルが隔壁36の高さを超えると、作動
油は隙間37から図5に示すオイルパン41に流出す
る。なお、流体貯留手段としての隔壁36の形状および
高さは、油圧モジュール1の搭載レイアウトにより適宜
変更することが望ましい。ここで、図1、図2および図
3に示す矢印は、電磁弁20から排出された作動油の流
れを示している。
【0034】図6〜図9に示すように、結合部材として
のバスバー70は、ECU62をバルブボディ30に結
合させるものであって、ECU62と電磁弁20とを電
気的に接続するターミナル65が樹脂部75にインサー
ト成形されている。また、バスバー70は、後述する集
積コネクタ80のコネクタ部81と、爪部85および8
6と、サーミスタ90と、作動油の粘度や汚れ等を検出
するセンサ91および92とを備えている。
【0035】集積コネクタ80は、コネクタ部81を介
してECU62に電気的に接続され、ECU62の制御
信号を外部に取り出すためのコネクタであって、図示し
ないエンジン制御用ECUやグランド等に電気的に接続
されている。集積コネクタ80には、油量を検出するレ
ベル検出手段としてのレベルセンサ82が設けられてい
る。レベルセンサ82で検出した検出値は、ECU62
により所定範囲内にあるかどうかが判定され、その検出
値が上記所定範囲から外れるとき、油量に異常が発生し
ているとして図示しない表示手段としてのインジケータ
に油量の異常が表示される。
【0036】レベルセンサ82は、集積コネクタ80に
取り付けられているフロート部材821を有している。
フロート部材821は、作動油よりも密度が小さな材料
により形成されており、作動油の液面に浮遊可能であ
る。そのため、フロート部材821は、作動油の液面に
追従して集積コネクタ80内を図8に示す天地方向へ移
動する。フロート部材821は、所定の位置よりもバル
ブボディ30側へ移動すると、電気的な信号を出力する
図示しない信号出力部を有している。これにより、作動
油の量の低下にともなって作動油の液面が所定値以下と
なると、フロート部材821からECU62へ油量の異
常を示す信号が出力される。したがって、簡単な構造で
確実に作動油の油量の異常を検出することができる。な
お、レベルセンサ82としては、上記のフロート部材8
21による作動油の液面の検出に限らず、例えば静電容
量の変化、あるいは抵抗素子の抵抗値の変化などを利用
することができる。
【0037】連結手段としての爪部85および86は、
スナップフィットによりバスバー70とバルブボディ6
0とを結合し、電磁弁20をバルブボディ30に固定す
るためのものであり、爪部85および86の先端部87
および88がバルブボディ30の段差部31に引掛かる
ことで、バスバー70とバルブボディ30とを結合する
とともに、電磁弁20の軸方向の動きを防止している。
なお、爪部の個数は、電磁弁1個に対して2個以上設け
られていることが電磁弁固定の観点からは望ましいが、
第1実施例のように、複数の電磁弁20が隣接している
場合などは爪部86のように電磁弁2個を爪部1個で固
定してもよい。また、爪部85および86がソレノイド
部21に形成される溝部25に嵌合することで、電磁弁
20の回転方向の動きを防止している。さらに、爪部8
6には開口窓89が形成されており、この開口窓89に
サーミスタ90が内蔵されている。サーミスタ90は、
作動油の温度を検出する温度検出部を構成している。爪
部86にサーミスタ90を内蔵することで、サーミスタ
90を作動油中に浸すことが可能となり、サーミスタ9
0が気中に露出され難くなる。
【0038】図10に示すように、バスバー70と、E
CU62の基板63を基板搭載部に封止する封止部材と
しての樹脂製の蓋部材50との嵌合部71は、樹脂部7
5に溝部72を有しており、この溝部72に蓋部材50
の外周部51が挿入されている。外周部51は、内側に
突出した突起部52と、角部を切り欠いた切り欠き部5
3とを有しており、蓋部材50の外周部51が溝部72
に挿入されたとき、突起部52の外壁は溝部72の内壁
に密着し、外周部51の反突起部側の外壁と溝部72の
内壁との間に隙間部54が形成される。隙間部54には
接着剤が満たされており、余分な接着剤は切り欠き部5
3に溜められる。ここで、突起部52の外壁と溝部72
の内壁とは密着部を構成している。この密着部は、接着
剤が基板搭載部に流出することを防止するためのもので
ある。
【0039】蓋部材50の嵌合部71よりも内周側に
は、基板搭載部に向けて突出した突出部55が設けられ
ており、この突出部55は先端に爪部56を有してい
る。突出部55は、樹脂部75に形成された穴部73に
挿入されており、突出部55が穴部73に挿入されたと
き、爪部56が穴部73の開口端部74にスナップフィ
ットにより引掛かり、突出部55は樹脂部75に接合さ
れる。突出部55は、嵌合部71の応力を緩和するため
のものであって、応力緩和手段を構成している。なお、
突出部55と穴部73とは、嵌合部71の内周側に4箇
所以上設けられている。
【0040】また、ターミナル65の樹脂部75とのイ
ンサート部76には、インサート部76のシール性を向
上するための迷路構造部が設けられている。この迷路構
造部は、図11(A)および(B)に示すように、平板
形状のターミナル65の幅方向および板厚方向に複数の
切り欠き66および67を有している。ここで、ターミ
ナル65の強度確保の観点から、切り欠き66および6
7の寸法をターミナル65の幅および板厚の寸法の1/
3以上に設定することが望ましい。上記切り欠き66お
よび67をターミナル65に複数形成することで、作動
油がECU62内に侵入する通路長を大きくとることが
可能となるとともに、ターミナル65と樹脂部75との
熱膨張係数の違いによる冷熱サイクル時に発生する応力
の緩和が可能となる。なお、ターミナル65の形状は平
板形状に限定されない。以下、第1実施例の変形例につ
いて説明する。
【0041】図12(A)および(B)に示すように、
変形例の迷路構造部は、丸棒状のターミナル165に円
錐形状の複数の突起部166を設け、この突起部166
に複数の環状溝167を形成している。ターミナル16
5の強度確保の観点から、環状溝167の径を丸棒部の
径と同等以上に設定することが望ましい。なお、上記変
形例においては、接続の容易さからターミナル165の
ECU接続側が平板形状となっている。
【0042】次に、ECU62の封止手順について説明
する。組付け時、ECU62の基板63をバスバー70
の基板搭載部に搭載し、ターミナル65との電気的な接
続を行った後、溝部72に接着剤を塗布し、蓋部材50
の外周部51を溝部72に挿入する。このとき、突起部
52の外壁は溝部72の内壁に密着し、外周部51の反
突起部側の外壁と溝部72の内壁との間に隙間部54が
形成され、隙間部54に接着剤が満たされる。そして、
余分な接着剤は隙間部54から切り欠き部53に溜めら
れるため、接着剤が基板搭載部に流出することはなく、
ECU62の気密性が確保される。また、蓋部材50の
外周部51が溝部72に挿入されたとき、突出部55が
穴部73に挿入される。このとき、爪部56が穴部73
の開口端部74にスナップフィットにより引掛かり、突
出部55は樹脂部75に接合される。ここで、突出部5
5は嵌合部71の応力を緩和するため、基板搭載部の密
閉部が雰囲気温度により膨張収縮した場合でも、嵌合部
71から作動油が侵入することを確実に防止する。
【0043】以下、油圧回路を制御する油圧の生成につ
いて説明する。オイルパン41から油圧ポンプ40によ
って作動油が吸入され、連通路100、101、102
へ高圧となって吐出される。ライン圧制御弁42は連通
路101から送られてきた作動油の一部を連通路103
に放出することにより、ライン圧を制御する。
【0044】連通路100から分岐している連通路11
0に減圧制御弁45が設けられ、減圧制御弁45が出力
する作動油は連通路111から導出され連通路112の
絞り113を通じて図5において減圧制御弁45の右端
へ導入されている。この右端から導入される作動油の出
力圧から減圧制御弁45が受ける力とスプリング45a
の付勢力とのつり合いにより、連通路111の圧力がラ
イン圧を越えない圧力、例えばライン圧が最大1.7M
Paとすると約0.5MPaに制御される。この圧力を
モジュレート圧という。
【0045】減圧制御弁45によりモジュレート圧に制
御された作動油は、絞り114を通じて電磁弁44に導
かれる。電磁弁44は、スロットル開度、エンジントル
クおよびタービントルク等の車両の運転状態に応じた適
切なライン圧を設定するようにECU62からの出力信
号によりデューティ比制御される。電磁弁44の指令圧
は連通路115を通じて図5においてライン圧制御弁4
2の左端に伝達される。図5においてライン圧制御弁4
2の右側異径部にライン圧の連通路102から分岐した
連通路105を通じてライン圧の作動油が導入され、電
磁弁44の指令圧とのつり合いにより、ライン圧がフィ
ードバック制御される。
【0046】連通路142はモジュレート圧の連通路1
11から分岐し、電磁弁20に接続され、図5において
クラッチ圧制御弁10の左端に伝達される。連通路14
2のモジュレート圧は電磁弁20に伝達し、ECU62
の指令に応じてリニア制御された指令圧が電磁弁20か
ら図5においてクラッチ圧制御弁10の左端に伝達す
る。連通路100の圧力から受ける力と、電磁弁20の
指令圧からクラッチ圧制御弁10が受ける力と、スプリ
ング12の付勢力との釣り合いにより、電磁弁20の指
令圧に応じて各摩擦要素に加わる圧力が制御される。
【0047】このとき、ECU62で発生した熱は基板
接着プレート64から隔壁35を介してバルブボディ3
0に伝達される。また、電磁弁20から排出された作動
油はドレンポート32を経由して基板接着プレート64
に飛散され、ECU62で発生した熱が基板接着プレー
ト64から作動油に放熱される。さらに、隔壁35およ
び36により溜められた作動油が車両の走行状態や車両
の振動などにより基板接着プレート64に付着し、基板
接着プレート64の熱が付着した作動油に奪われる。
【0048】以上説明した本発明の第1実施例において
は、ECU62と電磁弁20とが複数段に配置されてい
るため、油圧モジュール1の体格を小型にして搭載スペ
ースを確保することが容易となる。したがって、オイル
パン41の限られたスペース内に容易に搭載することが
でき、組み付け作業および保守作業等が容易になるとい
う効果がある。
【0049】さらに、第1実施例においては、バスバー
70と蓋部材50との嵌合部71に密着部および隙間部
が設けられ、バスバー70とターミナル65とのインサ
ート部に迷路構造が設けられているので、ガスケット等
の部材を使用することなくECU62への作動油の侵入
を防止し、ECU62の気密性を確保することができ
る。これにより、簡単な構成で信頼性を確保し、部品点
数を低減することができる。また、蓋部材50の嵌合部
71よりも内周側にスナップフィットによりバスバー7
0に接合される突出部55が設けられているので、嵌合
部71の応力を緩和し、基板搭載部が雰囲気温度により
膨張収縮した場合でも、嵌合部71から作動油が侵入す
ることを確実に防止するとともに、組付け作業が容易に
なり、組付け工数を削減して製造コストを低減すること
ができる。
【0050】さらにまた、第1実施例においては、EC
U62で発生した熱は基板接着プレート64から隔壁3
5を介してバルブボディ30に伝達されるとともに、電
磁弁20から排出された作動油を基板接着プレート64
に飛散させることで、基板接着プレート64から作動油
に放熱させている。そして、隔壁35および36により
溜められた作動油が車両の走行状態や車両の振動などに
より基板接着プレート64に付着し、基板接着プレート
64の熱が付着した作動油に奪われる。したがって、冷
却ファン等の部材を必要とせず、ECU62の冷却を効
率的に行うことができる。これにより、簡単な構成で信
頼性を確保し、部品点数を低減することができる。
【0051】さらにまた、第1実施例においては、集積
コネクタ80にレベルセンサ82が設けられており、レ
ベルセンサ82で検出した検出値が所定範囲から外れる
とき、油量に異常が発生しているとしてインジケータに
油量の異常が表示されるため、作動油の量を高精度に検
出して作動油のレベル管理が容易となって整備性が向上
するとともに、異常の判断が容易となって故障やそれに
起因する事故を未然に防ぐことができる。
【0052】(第2実施例)第2実施例を図13および
図14に示す。図1および図4に示す第1実施例と実質
的に同一構成部分に同一符号を付す。図13および図1
4に示すように、油圧モジュール2は、図5に示す第1
実施例のクラッチ圧制御弁10を備えている。ここで、
クラッチ圧制御弁10はコントロールバルブを構成して
いる。ケースとしてのアルミダイキャスト製のバルブボ
ディ130には、各摩擦要素に加える油圧力を制御する
ためのアクチュエータおよびコントロールバルブとして
4個の電磁弁20およびクラッチ圧制御弁10を収容し
ている。バルブボディ130に形成されるドレンポート
132は、電磁弁20およびクラッチ圧制御弁10から
排出された作動油を基板接着プレート64に飛散させる
流体飛散手段を構成している。
【0053】上記第2実施例においても、図1および図
4に示す第1実施例と同様の効果を得ることができる。
さらに、第2実施例においては、電磁弁20およびクラ
ッチ圧制御弁10から排出された作動油をドレンポート
132により基板接着プレート64に飛散させるので、
ECU62の冷却性能をさらに高めることができる。
【0054】(第3実施例)第3実施例を図15および
図16に示す。図1および図2に示す第1実施例と実質
的に同一構成部分に同一符号を付す。図15および図1
6に示すように、油圧モジュール3は、電磁弁20の軸
方向が天地方向、すなわち鉛直方向となるように配置さ
れている。このため、重力を利用して多量の作動油を基
板接着プレート64に飛散または付着させることが可能
となる。したがって、ECU62の冷却性能がさらに高
まり、極めて大きな効果を発揮することができる。
【0055】以上説明した本発明の複数の実施例では、
アクチュエータにリニア電磁弁を適用したが、本発明で
は、デューティ比制御されるデューティ電磁弁を適用可
能なことはいうまでもない。また、ライン圧制御用の電
磁弁に本発明のアクチュエータを適用することも可能で
ある。その場合、図5に示す第1実施例の電磁弁44が
アクチュエータに相当する。
【0056】さらに、上記複数の実施例では、自動変速
機用油圧制御装置に本発明の流体圧力制御装置を適用し
たが、無段変速機用油圧制御装置に本発明を適用するこ
とは可能であるし、工作機械等の他の機械用油圧制御装
置に適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体圧力制御装置を自動変速機用油圧
制御装置に適用した第1実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の流体圧力制御装置を自動変速機用油圧
制御装置に適用した第1実施例を示す側面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明の流体圧力制御装置を自動変速機用油圧
制御装置に適用した第1実施例を示す油圧回路図であ
る。
【図6】本発明の流体圧力制御装置を自動変速機用油圧
制御装置に適用した第1実施例を示す正面図である。
【図7】本発明の流体圧力制御装置を自動変速機用油圧
制御装置に適用した第1実施例を示す底面図である。
【図8】本発明の流体圧力制御装置を自動変速機用油圧
制御装置に適用した第1実施例を示す側面図である。
【図9】本発明の流体圧力制御装置を自動変速機用油圧
制御装置に適用した第1実施例のバスバーを示す平面図
である。
【図10】本発明の流体圧力制御装置を自動変速機用油
圧制御装置に適用した第1実施例を示すものであって、
主要部分の拡大断面図である。
【図11】(A)は、本発明の流体圧力制御装置を自動
変速機用油圧制御装置に適用した第1実施例のターミナ
ルを示す平面図であり、(B)は側面図である。
【図12】(A)は第1実施例の変形例のターミナルを
示す平面図であり、(B)は側面図である。
【図13】本発明の流体圧力制御装置を自動変速機用油
圧制御装置に適用した第2実施例を示す平面図である。
【図14】図13のXIV−XIV線断面図である。
【図15】本発明の流体圧力制御装置を自動変速機用油
圧制御装置に適用した第3実施例を示す平面図である。
【図16】本発明の流体圧力制御装置を自動変速機用油
圧制御装置に適用した第3実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1、2、3 油圧モジュール 10 クラッチ圧制御弁(コントロールバルブ) 20 電磁弁(アクチュエータ) 30、130 バルブボディ(ケース) 32 ドレンポート(流体飛散手段) 35 隔壁(接続部材) 36 隔壁(流体貯留手段) 50 蓋部材(封止部材) 52 突起部 54 隙間部 55 突出部(応力緩和手段) 62 ECU(制御ユニット) 63 基板 64 基板接着プレート 65、165 ターミナル 66、67 切り欠き(迷路構造部) 70 バスバー(結合部材) 71 嵌合部 72 溝部 80 集積コネクタ 82 レベルセンサ(レベル検出手段) 821 フロート部材
フロントページの続き Fターム(参考) 3J552 MA01 MA12 NA01 NB01 PA64 PA67 QA01B QA41B QA41C QA42B QA42C QB01 QC02 QC08 5H316 AA09 BB09 CC01 DD01 DD11 DD12 EE02 EE04 EE08 EE10 EE17 ES02 GG09 JJ01 KK02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体の液圧を供給圧として受け、切
    換制御信号に応答して動作することで制御圧力を出力す
    るアクチュエータと、 前記アクチュエータに切換制御信号を送出し、前記アク
    チュエータの動作を制御する制御ユニットと、 流体圧力の制御に必要な信号を検出する信号検出手段と
    を備えた流体圧力制御装置であって、 前記制御ユニットと前記アクチュエータとは複数段に配
    置されていることを特徴とする流体圧力制御装置。
  2. 【請求項2】 作動流体の液圧を供給圧として受け、切
    換制御信号に応答して動作することで制御圧力を出力す
    るアクチュエータと、 前記アクチュエータに切換制御信号を送出し、前記アク
    チュエータの動作を制御する制御ユニットと、 前記アクチュエータを収容するケースと、 前記制御ユニットを搭載し、前記制御ユニットを前記ケ
    ースに結合させる結合部材と、 前記結合部材に嵌合され、前記制御ユニットを内部に封
    止する封止部材と、 前記結合部材にインサート成形により設けられ、前記制
    御ユニットと前記アクチュエータとを電気的に接続する
    ターミナルと、 前記封止部材の前記結合部材との嵌合部に設けられる密
    着部および隙間部と、 前記ターミナルの前記結合部材とのインサート部に設け
    られる迷路構造部と、 を備えることを特徴とする流体圧力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記封止部材の前記嵌合部よりも内周側
    に設けられ、前記嵌合部の応力を緩和する応力緩和手段
    を有することを特徴とする請求項2記載の流体圧力制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記応力緩和手段は、スナップフィット
    により前記結合部材に接合されていることを特徴とする
    請求項3記載の流体圧力制御装置。
  5. 【請求項5】 作動流体の液圧を供給圧として受け、切
    換制御信号に応答して動作することで制御圧力を出力す
    るアクチュエータと、 前記アクチュエータを収容するケースと、 前記アクチュエータに切換制御信号を送出し、前記アク
    チュエータの動作を制御する制御ユニットと、 前記制御ユニットを搭載し、前記制御ユニットを前記ケ
    ースに結合させる結合部材と、 前記制御ユニットに設けられる基板接着プレートと、 前記基板接着プレートと前記ケースとを接続する接続部
    材と、 前記アクチュエータから排出される作動流体を前記基板
    接着プレートに飛散させる流体飛散手段と、 を備えることを特徴とする流体圧力制御装置。
  6. 【請求項6】 前記基板接着プレートと前記ケースとの
    間に設けられ、飛散後の作動流体を溜めるための流体貯
    留手段を備えることを特徴とする請求項5記載の流体圧
    力制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ケースは、前記アクチュエータの出
    力する制御圧力によって動作制御されることにより、制
    御対象に加わる流体圧力の給排を制御するコントロール
    バルブを収容することを特徴とする請求項5または6記
    載の流体圧力制御装置。
  8. 【請求項8】 前記アクチュエータは、軸方向が鉛直方
    向となるように配置されていることを特徴とする請求項
    5、6または7記載の流体圧力制御装置。
  9. 【請求項9】 作動流体の液圧を供給圧として受け、切
    換制御信号に応答して動作することで制御圧力を出力す
    るアクチュエータと、 前記アクチュエータに切換制御信号を送出し、前記アク
    チュエータの動作を制御する制御ユニットと、 前記制御ユニットに電気的に接続され、前記制御ユニッ
    トの制御信号を外部に取り出すためのコネクタと、 前記コネクタに設けられ、作動流体の量を検出するレベ
    ル検出手段と、 を備えることを特徴とする流体圧力制御装置。
  10. 【請求項10】 前記レベル検出手段は、前記作動流体
    よりも密度が小さなフロート部材を有し、前記作動油に
    浮遊する前記フロート部材の位置により前記作動流体の
    液面を検出することを特徴とする請求項9記載の流体圧
    力制御装置。
  11. 【請求項11】 前記レベル検出手段で検出した作動流
    体の量が所定範囲から外れるとき、作動流体の量が異常
    であることを表示する表示手段を備えることを特徴とす
    る請求項9または10記載の流体圧力制御装置。
JP2002140932A 2001-08-06 2002-05-16 流体圧力制御装置 Expired - Fee Related JP3716813B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002140932A JP3716813B2 (ja) 2001-08-06 2002-05-16 流体圧力制御装置
US10/207,841 US6887174B2 (en) 2001-08-06 2002-07-31 Hydraulic pressure control apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001237567 2001-08-06
JP2001-237567 2001-08-06
JP2002140932A JP3716813B2 (ja) 2001-08-06 2002-05-16 流体圧力制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003122436A true JP2003122436A (ja) 2003-04-25
JP3716813B2 JP3716813B2 (ja) 2005-11-16

Family

ID=26619998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002140932A Expired - Fee Related JP3716813B2 (ja) 2001-08-06 2002-05-16 流体圧力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3716813B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007024230A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Toyota Motor Corp 油圧制御装置
JP2007232185A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Denso Corp 自動変速機
JP2012154365A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Denso Corp 自動変速機用制御モジュール、および自動変速機用制御モジュールの製造方法
JP2013087707A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Fuji Heavy Ind Ltd エンジンの潤滑油量検出装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007024230A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Toyota Motor Corp 油圧制御装置
JP2007232185A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Denso Corp 自動変速機
JP4710656B2 (ja) * 2006-03-03 2011-06-29 株式会社デンソー 自動変速機
JP2012154365A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Denso Corp 自動変速機用制御モジュール、および自動変速機用制御モジュールの製造方法
JP2013087707A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Fuji Heavy Ind Ltd エンジンの潤滑油量検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3716813B2 (ja) 2005-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101663511B (zh) 自动变速器用控制单元冷却装置
US7375966B2 (en) Automatic transmission electronic control device
US7782627B2 (en) Control device
US8807313B2 (en) Fan drive system with sensor feedback
KR100864627B1 (ko) 유압회로장치 및 이를 이용한 하이브리드 구동장치
KR100694353B1 (ko) 차량, 바람직하게는 모터 차량의 기어 박스용 전자-유압제어장치
US8333264B2 (en) Side cover having fluid level control for a transmission
US6805146B2 (en) Electronic-hydraulic transmission control module and manufacturing method
US20060075848A1 (en) Automatic transmission
EP0763677B1 (en) Electronic control unit-position detection unit assembly
US20120073931A1 (en) Clutch apparatus for automatic transmission
JPH02278673A (ja) コネクタ装置
KR20140108225A (ko) 변속기 제어 모듈
JP2010230070A (ja) 変速機用油圧制御装置
US8672113B2 (en) Fan drive system with lubrication flow system
CN102278457B (zh) 车辆变速器
JP2003122436A (ja) 流体圧力制御装置
MXPA04008159A (es) Servo-valvula electrica para fluidos y metodo de hacer la misma.
US6544138B2 (en) Electro-hydraulic module for automatic transmission control
KR20130060899A (ko) 자동 변속기 제어용 연성회로기판
US20110229323A1 (en) Fan drive system with oil pressure control
KR19980087041A (ko) 자동 변속기용 제어 장치 및 자동 변속기
CN104565322A (zh) 油盘和具有这种油盘的总成
JP4524730B2 (ja) 流体圧力制御装置
US6887174B2 (en) Hydraulic pressure control apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3716813

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110909

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110909

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120909

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120909

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130909

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees