JP2003119840A - 配管ユニット - Google Patents
配管ユニットInfo
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- JP2003119840A JP2003119840A JP2001314119A JP2001314119A JP2003119840A JP 2003119840 A JP2003119840 A JP 2003119840A JP 2001314119 A JP2001314119 A JP 2001314119A JP 2001314119 A JP2001314119 A JP 2001314119A JP 2003119840 A JP2003119840 A JP 2003119840A
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
き、また、コストを削減することのできる配管ユニット
を提供すること。 【解決手段】 配管ユニット1は、建物2内外に配管さ
れ、内部に通水される屈曲可能な樹脂管3と、この樹脂
管3の周囲に設けられた電熱線4と、この電熱線4への
通電を制御するコントローラ7とを備えたものとする。
そして、コントローラ7は、電熱線4の温度を上昇させ
ることで、樹脂管3内の凍結水を解凍する解凍機能を備
えている。
Description
れる配管ユニットに関するものである。
ば、給水/給湯、排水/雨水等、各用途に応じて配管が
なされている。ところで、東北、北海道などの寒冷地域
では、夜間や長期間の不在によって、水道管内にある水
が凍結することがある。そのため、一般的には、蛇口か
ら水を出したまま放置するという方法や、水道管内の水
抜きをする等で、水道管の凍結防止を図っているが、こ
の方法は使用者任せのところがあり、確実な方法とは言
えなかった。そこで、この凍結防止方法として、例え
ば、特許第2935014号公報記載の技術が挙げられ
る。この技術では、水道管の外周に電気ヒーターが配置
され、この電気ヒーターへの通電制御により、水道管の
温度が凍結温度にまで下がるのを防止している。すなわ
ち、前記コントローラは、メインスイッチが「入」にな
ると、一定の電流を発熱線に流し、また一定時間毎に抵
抗値を算出し、発熱線の温度変化によるその抵抗変動率
によって、水道管の温度を算出して検知している。そし
て、その検知温度が例えば、10℃でヒーターへの通電
を断ち水道管の加熱を中断し、検知温度が例えば、0℃
でヒーターへの通電を再開し水道管の加熱を再開し、こ
のようにコントローラによってヒーターのON・OFF
制御をしている。
935014号公報記載の凍結防止方法では、前記コン
トローラは、上述したように発熱線の温度変化による抵
抗変動率によって、水道管の温度を算出して検知してお
り、この検知温度によってヒーターへの通電を断った
り、通電を再開したりしている。このようにして、水道
管内の水が凍結しないように防止されている。しかし、
例えば、急激に温度が下がったり、長期間不在にして、
前記メインスイッチを入れ忘れていた場合に、水道管内
の水が凍結してしまうことがあり、完全に水道管内の水
が凍結するのを防ぐことができなかった。そのため、業
者に大がかりな解凍作業を依頼する必要があり、コスト
がかかっていた。
で、樹脂管(水道管)内の凍結水を急速に解凍すること
ができ、また、コストを削減することのできる配管ユニ
ットを提供することを課題としている。
に、請求項1の発明は、例えば、図1および図2に示す
ように、建物2内外に配管され、内部に通水される屈曲
可能な樹脂管3と、この樹脂管3の周囲に設けられた電
熱線4と、前記電熱線4への通電を制御するコントロー
ラ7とを備え、前記コントローラ7は、前記電熱線4の
温度を上昇させることで、樹脂管3内の凍結水を解凍す
る解凍機能を備えていることを特徴とする。
熱線4と、コントローラ7とを備え、前記コントローラ
7は、前記電熱線4の温度を上昇させることで、樹脂管
3内の凍結水を解凍する解凍機能を備えているので、例
えば、急激に温度が下がったり、長期間不在にしていた
際に、樹脂管3内の水が凍結した場合でも、業者に大が
かりな解凍作業を依頼する必要がなく、前記コントロー
ラ7の解凍機能を働かせることによって、電熱線4の温
度を上昇させることにより、電熱線4から樹脂管3に熱
が伝導し、樹脂管3内の凍結水を急速に解凍することが
できる。
能な種々の管材を使用することができ、可撓性を有する
合成樹脂製の管材として、例えば、耐寒性に優れた架橋
ポリエチレン管等が挙げられる。前記電熱線4として
は、温度による抵抗変化が比較的大きく、温度制御しや
すい発熱抵抗線で、例えば、高純度ニッケル線に難燃性
ポリエチレン樹脂が被覆されているものを使用すること
が好ましい。
うに、請求項1記載の配管ユニット1において、前記コ
ントローラ7は、使用者により操作されることによっ
て、前記電熱線4への通電をONとし、前記樹脂管3の
温度に基づいて、前記電熱線4への通電をOFFするこ
とを特徴とする。
ローラ7を操作することによって、コントローラ7は、
電熱線4への通電をONとするので、電熱線4に通電さ
れて、電熱線4から樹脂管3に熱が伝導して、樹脂管3
内の凍結水を急速に解凍することができる。また、樹脂
管3の温度が所定の温度となると、コントローラ7は、
電熱線4への通電をOFFとするので、使用者が随時、
電熱線4への通電をOFFと操作する必要がなく、手間
が省ける。さらに、樹脂管3の温度が所定の温度以上に
なるのを防ぐことができるので、安全性を確保でき、か
つ、樹脂管3の破損を防ぐことができる。
うに、請求項2記載の配管ユニット1において、前記コ
ントローラ7は、使用者により操作されることによっ
て、前記電熱線4への通電をOFF制御可能であること
を特徴とする。
ローラ7を操作することによって、コントローラ7は、
電熱線4への通電をOFF制御するので、電熱線4への
通電中に、使用者は自在に操作することによって電熱線
4への通電をOFFすることができ、この点においても
電力を節電でき、コストの削減につながる。
うに、請求項1〜3のいずれかに記載の配管ユニット1
において、前記コントローラ7は、所定時間経過後に前
記電熱線4への通電をOFFすることを特徴とする。
ラ7は、所定時間経過後に前記電熱線4への通電をOF
Fするので、電熱線4に常に通電されることがなく、ま
た、使用者が電熱線4への通電をOFFとする操作を忘
れた場合でも、所定時間が経過することにより、確実に
電熱線4への通電がOFFとされる。したがって、安全
性を確保できるとともに、無駄な電力を節電でき、コス
トの削減につながる。
うに、請求項1〜4のいずれかに記載の配管ユニット1
において、前記樹脂管3の外側には、この樹脂管3を覆
う保温材8が設けられており、この保温材8と前記樹脂
管3との間に前記電熱線4が設けられていることを特徴
とする。
外側には、この樹脂管3を覆う保温材8が設けられてお
り、この保温材8と前記樹脂管3との間に前記電熱線4
が設けられているので、前記コントローラ7が電熱線4
に通電することによって発する熱を保温材8によって、
確実に樹脂管3に伝導させることができ、熱伝導効率に
優れる。したがって、樹脂管3内の凍結水をより早くか
つ確実に解凍することができる。
エチレンなどの樹脂発泡体が挙げられる。
うに、請求項5記載の配管ユニット1において、前記保
温材8、樹脂管3および電熱線4は、建物2内外への配
管前に予め一体化されていることを特徴とする。
樹脂管3および電熱線4は、建物2内外への配管前に予
め一体化されているので、一体化された保温材8、樹脂
管3および電熱線4を建物2内外に運搬して容易に配管
することができる。したがって、例えば、狭い床下5等
で前記樹脂管3に電熱線4や保温材8を取り付けること
なく、配管作業の簡略化および施工期間の短縮化につな
がる。
うに、請求項1〜6のいずれかに記載の配管ユニット1
において、前記樹脂管3は、本管(例えば、給水本管1
1)とこの本管11から接続継手(例えば、給水管用接
続継手16)を介して分岐する複数の分岐管(例えば、
給水分岐管12,…)とを備え、これら本管11と、分
岐管12,…および接続継手16とに設けられた電熱線
4は、直列に接続されたうえで、前記コントローラ7に
接続されていることを特徴とする。
本管11と、この本管11から接続継手16を介して分
岐する複数の分岐管12,…とを備え、前記電熱線4は
直列に接続されたうえで、前記コントローラ7に接続さ
れているので、前記樹脂管3は、本管11、接続継手1
6および分岐管12,…とによって建物2内の細部に渡
って配管でき、種々の建物2配管経路に対応することが
できる。また、前記電熱線4は直列に接続されているの
で、その配線構造が複雑とならずに、配線作業が容易と
なる。
管12,…に沿って直線状に設けても良いし、螺旋状に
巻き付けることによって設けても良い。
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態の配
管ユニットが建物の内外に配管された構造を示す概略
図、図2は、樹脂管に電熱線と保温材とが設けられた構
造の要部を示す斜視図、図3は、コントローラの正面図
である。図1および図2に示すように、本発明の実施の
形態の配管ユニット1は、建物2の内外に配管されて、
内部に通水される屈曲可能な樹脂管3と、この樹脂管3
の周囲に設けられた電熱線4と、気温を検出する温度検
出センサ6と、電熱線4に接続されて、電熱線4への通
電を制御するコントローラ7とを備えている。
あり、断面円筒状の耐寒性に優れた架橋ポリエチレン管
またはポリブデン管が使用されており、手で折り曲げる
ことのできる可撓性を有する管である。前記電熱線4
は、温度制御できる発熱抵抗線で、高純度ニッケル線に
難燃性ポリエチレン樹脂が被覆されているものである。
に、該樹脂管3を覆う円筒状をなす保温材8が設けられ
ており、この保温材8と樹脂管3との間に電熱線4が、
該樹脂管3に沿って直線状に取り付けられている。つま
り、2本の電熱線4,4が、樹脂管3の外側に取り付け
られており、この電熱線4,4が取り付けられた樹脂管
3の外側に前記保温材8が差し込まれている。
は、建物2への配管前、すなわち、工場等で予め一体化
されて形成されており、一体化されたものを現場に運ん
だ後に、建物2内外に配管されるようになっている。前
記保温材8は、発砲ポリエチレンなどの樹脂発泡体であ
る。
の、給水管9は、1階の床下5に配管された給水本管1
1と、この給水本管11からそれぞれ分岐する6つの給
水分岐管12,…とを備えている。前記給水本管11の
上流側先端部は、建物2の外部に配管されている公共の
上水道管13に水抜き栓14を介して接続されている。
また、この給水本管11の上流側先端部は、建物2の外
部に設置されている給湯器15に接続されている。
の床下5に設置された給水管用接続継手16に接続され
ている。つまり、この給水管用接続継手16は、該給水
管用接続継手16に給水する給水部17と、給水された
水を分配する複数の分配部18,…とを備えている。そ
して、給水部17には、給水本管11が接続されてお
り、分配部18,…には6つの給水分配管12,…が接
続されている。また、これら給水分配管12,…の下流
側先端部は、それぞれ1階のユニットバス19a、トイ
レ19b、洗面19c、キッチン19d、洗濯機19e、2
階用給水本管19fに接続されている。
は、1階の床下5に配管された給湯本管20と、この給
湯本管20からそれぞれ分岐する4つの給湯分岐管2
1,…とを備えている。前記給湯本管20の上流側先端
部は、水抜き栓14を介して給湯器15に接続されてお
り、また、この給湯器15は、水抜き栓14を介して前
記公共の上水道管13に接続されている。
の床下5に設置された給湯管用接続継手22に接続され
ている。つまり、この給湯管用接続継手22は、該給湯
管用接続継手22に給水する給水部23と、給水された
水を分配する複数の分配部24,…とを備えている。そ
して、給水部23には、給湯本管20が接続されてお
り、分配部24,…には4つの給湯分配管21,…が接
続されている。また、これら給湯分配管21,…の下流
側先端部は、それぞれ1階のユニットバス19a、洗面
19c、キッチン19d、2階用給湯本管19gに接続さ
れている。
ら分岐する給水分岐管12,…との周囲に設けられた電
熱線4は、給水本管11と給水分岐管12,…とに直列
に接続されたうえで、1階の床下5に設置されたコント
ローラ7に接続されている。すなわち、前記給水本管1
1と給水分岐管12,…との周囲に設けられた電熱線4
は、給水管用接続継手16で保温材8から一旦、引き出
されたうえで、コントローラ7に接続されている。
20から分岐する給湯分岐管21,…との周囲に設けら
れた電熱線4は、給湯本管20と給湯分岐管21,…と
に直列に接続されたうえで、前記コントローラ7に接続
されている。すなわち、前記給湯本管20と給湯分岐管
21,…との周囲に設けられた電熱線4は、給湯管用接
続継手22で保温材8から一旦、引き出されたうえで、
コントローラ7に接続されている。
置されており、図3に示すように、ブザー25、凍結防
止機能運転時に連続点灯するランプ26、解凍機能運転
時に連続点灯するランプ27、凍結防止機能の運転の開
始/終了を示す凍結防止スイッチ28、解凍機能の運転
の開始/終了を示す解凍スイッチ29、電源投入時に点
灯する電源ランプ30、電源コンセント31に接続され
る電源ケーブル32、温度検出センサ6に接続される温
度検出センサケーブル33、給水本管11と給水分岐管
12,…とに設けられた電熱線4に接続される給水回路
用出力ケーブル34、給湯本管20と給湯分岐管21と
に設けられた電熱線4に接続される給湯回路用出力ケー
ブル35とが設けられている。
に、給水管用接続継手16で引き出された電熱線4が接
続されており、前記給湯回路用出力ケーブル35に、給
湯管用接続継手22で引き出された電熱線4が接続され
ている。また、温度検出センサ用ケーブル33に、温度
検出センサ6が接続されており、電源ケーブル32は、
電源コンセント31に接続されて、外部電源と接続され
ている。外部電源は、一般家庭に装備される交流電源が
採用されている。
解凍機能とを備えている。前記凍結防止機能は、1階の
床下5に配置された温度検出センサ6によって検出され
た気温に基づいて、電熱線4への通電を開始(通電O
N)し、その後、温度検出センサ6によって検出された
気温に基づいて、通電を休止(通電OFF)したり、再
び通電を開始(通電ON)したりする。
検出された気温が設定温度(例えば、5℃)以上である
場合は、凍結防止スイッチ28が押されても通電が開始
されずに、気温が設定温度(例えば、0℃)以下になる
ことにより、通電が初めて開始されて、温度検出センサ
6によって検出された気温が設定温度(例えば、5℃)
より高くなることにより、通電が休止される。ここで、
電熱線4への通電処理は、電熱線4に常に一定の電流を
流すとともに、電熱線4の抵抗値を所定時間毎に測定し
ていき、予め、コントローラ7のメモリに設定された床
下5の基準となる気温(例えば、0℃)における抵抗値
と、ある時間における抵抗値との抵抗変動率から、樹脂
管3の温度を割り出す。そして、その樹脂管3の温度
が、凍結温度以下であれば、電熱線4に通電し電熱線4
を加熱していき、凍結温度よりも上であれば、通電を休
止し、この通電開始および通電休止が制御されている。
したがって、この凍結防止機能は、温度検出センサ6に
よって検出された気温が設定温度(例えば、5℃)より
上になると、これまで抵抗値を測定するために常に流さ
れていた一定の電流が止められる。そして、再び、温度
検出センサ6によって検出された気温が設定温度(例え
ば、0℃)以下となると、上述したように通電処理が開
始されて、電流が流されるようになっている。なお、途
中で凍結防止スイッチ28を「OFF」にして、通電処
理を終了することが可能となっている。
線4の温度を上昇させることで、樹脂管3内の凍結水を
解凍する機能である。この解凍機能では、使用者によっ
てコントローラ7の電源が入れられて、解凍スイッチ2
9を押すことによって、電熱線4への通電処理が開始さ
れる。
常に一定の電流を流すとともに、電熱線4の抵抗値を所
定時間毎に測定していき、予め、コントローラ7のメモ
リに設定された床下5の基準となる気温(例えば、0
℃)における抵抗値と、ある時間における抵抗値との抵
抗変動率から、樹脂管3の温度を割り出す。そして、そ
の樹脂管3の温度が、例えば、約70℃となるまで上昇
させた後、この温度を維持するように、通電を休止した
り、再び通電を開始し加熱したりする。このように、常
に一定の電流を流すことによって、樹脂管3の温度を割
り出し、樹脂管3の温度によって通電開始および通電休
止が制御されている。
ら水が出るのを確認できた場合には、解凍スイッチ29
を「OFF」にして、その通電を休止することも可能と
されており、解凍スイッチ29が使用者によって「OF
F」にされなかった場合は、3時間経過後、自動的に通
電が休止されるようになっている。なお、この解凍機能
では、凍結防止機能において使用した温度検出センサ6
は使用されない。
れば、樹脂管3と、電熱線4と、コントローラ7とを備
え、コントローラ7は、電熱線4の温度を上昇させるこ
とで、樹脂管3内の凍結水を解凍する解凍機能を備えて
いるので、樹脂管3内の水が凍結した場合でも、すぐ
に、コントローラ7の解凍機能を働かせることによっ
て、電熱線4の温度を上昇させて、樹脂管3内の凍結水
を急速に解凍することができる。
よって、コントローラ7は、電熱線4への通電をONと
し、樹脂管3の温度が所定の温度となると、コントロー
ラ7は、電熱線4への通電をOFFとするので、使用者
が随時、電熱線4への通電をOFFと操作する必要がな
く、手間が省ける。また、樹脂管3の温度が所定の温度
以上になるのを防ぐことができるので、安全性を確保で
き、かつ、樹脂管3の破損を防ぐことができる。
よって、コントローラ7は、電熱線4への通電をOFF
制御するので、電熱線4への通電中に、使用者は自在に
操作することにより電熱線4への通電をOFFすること
ができ、この点においてもコストの削減につながる。
電熱線4への通電をOFFするので、電熱線4に常に通
電されることがなく、また、使用者が電熱線4への通電
をOFFとする操作を忘れた場合でも、所定時間が経過
することにより、確実に電熱線4への通電がOFFとさ
れる。したがって、安全性を確保できるとともに、コス
トの削減につながる。
覆う保温材8が設けられており、この保温材8と樹脂管
3との間に電熱線4が設けられているので、電熱線4か
ら発する熱を保温材8によって、確実に樹脂管3に伝導
させることができ、熱伝導効率に優れる。したがって、
樹脂管3内の凍結水をより早くかつ確実に解凍すること
ができる。
は、建物2内外への配管前に予め一体化されているの
で、建物2内外に運搬して容易に配管することができ
る。したがって、狭い床下5等で樹脂管3に電熱線4や
保温材8を取りつけることなく、配管作業の簡略化およ
び施工期間の短縮化につながる。
1、給湯本管20)と、接続継手(例えば、給水管用接
続継手16、給湯管用接続継手22)と、複数の分岐管
(例えば、給水分岐管12,…、給湯分岐管21,…)
とを備えているので、建物2内の細部に渡って配管で
き、種々の建物2配管経路に対応することができる。ま
た、電熱線4は、直列に接続されているので、その配線
構造が複雑とならずに、配線作業が容易となる。
能を備えているので、電熱線4への通電を制御すること
により、電熱線4から樹脂管3に熱が伝導して、樹脂管
3内の水が凍結するのを防止できる。さらに、凍結防止
機能において、コントローラ7は、温度検出センサ6に
よって検出された気温に基づいて、電熱線4への通電を
ON・OFF制御するので、樹脂管3内の水が凍結する
前に、確実に電熱線4への通電を開始させることがで
き、より簡単、かつ、確実に凍結防止を図ることができ
る。また、無駄な電力を節電でき、コストの削減にもつ
ながる。また、従来では、水道管の温度が水道管凍結温
度以上の場合でも、常に一定の電流を流して、発熱線の
抵抗値から水道管の温度を検知していたので、その分の
電力が無駄であったが、この凍結防止機能では、温度検
出センサ6によって検出された気温に基づいて、電熱線
4への通電をON・OFF制御するため、一旦、電熱線
4への通電がOFFとされると、再び、電熱線4への通
電がONとされるまで、余分な電流が流れることもな
く、この点においてもコストの削減につながる。
コントローラ7には、リモコン用制御端子も設けること
ができ、室内からリモコンで操作することによって、コ
ントローラ7を制御できるようにしても良い。
直線状に設けられていたが、例えば、螺旋状に巻きつけ
て設けても良い。
ーラの解凍機能を働かせることによって、電熱線の温度
を上昇させることにより、電熱線から樹脂管に熱が伝導
し、樹脂管内の凍結水を急速に解凍することができる。
の効果を得ることができるのは勿論のこと、使用者が随
時、電熱線への通電をOFFと操作する必要がなく、手
間が省ける。また、樹脂管の温度が所定の温度以上にな
るのを防ぐことができるので、安全性を確保でき、か
つ、樹脂管の破損を防ぐことができる。
2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、電
熱線への通電中に、使用者は自在に操作することにより
電熱線への通電をOFFすることができ、この点におい
ても電力を節電でき、コストの削減につながる。
いずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、前記電熱線に常に通電されることがなく、所定時間
が経過することにより、確実に電熱線への通電をOFF
とされ、よって、安全性を確保できるとともに、無駄な
電力を節電でき、コストの削減につながる。
いずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、前記電熱線から発する熱を前記保温材によって、確
実に樹脂管に伝導させることができ、熱伝導効率に優れ
る。したがって、樹脂管内の凍結水をより早くかつ確実
に解凍することができる。
の効果を得ることができるのは勿論のこと、建物内外に
運搬して容易に配管することができ、配管作業の簡略化
および施工期間の短縮化につながる。
いずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、建物内の細部に渡って前記樹脂管を配管でき、種々
の建物配管経路に対応することができる。また、前記電
熱線は直列に接続されているので、その配線構造が複雑
とならずに、配線作業が容易となる。
ユニットが建物の内外に配管された構造を示す概略図で
ある。
構造の要部を示す斜視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 建物内外に配管され、内部に通水される
屈曲可能な樹脂管と、 この樹脂管の周囲に設けられた電熱線と、 前記電熱線への通電を制御するコントローラとを備え、 前記コントローラは、前記電熱線の温度を上昇させるこ
とで、樹脂管内の凍結水を解凍する解凍機能を備えてい
ることを特徴とする配管ユニット。 - 【請求項2】 請求項1記載の配管ユニットにおいて、 前記コントローラは、使用者により操作されることによ
って、前記電熱線への通電をONとし、前記樹脂管の温
度に基づいて、前記電熱線への通電をOFFすることを
特徴とする配管ユニット。 - 【請求項3】 請求項2記載の配管ユニットにおいて、 前記コントローラは、使用者により操作されることによ
って、前記電熱線への通電をOFF制御可能であること
を特徴とする配管ユニット。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の配管ユ
ニットにおいて、 前記コントローラは、所定時間経過後に前記電熱線への
通電をOFFすることを特徴とする配管ユニット。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の配管ユ
ニットにおいて、 前記樹脂管の外側には、この樹脂管を覆う保温材が設け
られており、この保温材と前記樹脂管との間に前記電熱
線が設けられていることを特徴とする配管ユニット。 - 【請求項6】 請求項5記載の配管ユニットにおいて、 前記保温材、樹脂管および電熱線は、建物内外への配管
前に予め一体化されていることを特徴とする配管ユニッ
ト。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の配管ユ
ニットにおいて、 前記樹脂管は、本管とこの本管から接続継手を介して分
岐する複数の分岐管とを備え、 これら本管と、分岐管および接続継手とに設けられた電
熱線は、直列に接続されたうえで、前記コントローラに
接続されていることを特徴とする配管ユニット。
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---|---|---|---|
JP2001314119A JP2003119840A (ja) | 2001-10-11 | 2001-10-11 | 配管ユニット |
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP2003119840A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012225427A (ja) * | 2011-04-20 | 2012-11-15 | Aisin Seiki Co Ltd | 凍結防止用ドレインホース |
JP2016532268A (ja) * | 2013-08-14 | 2016-10-13 | クロマロックス,インコーポレイテッド | ヒートトレースシステムのセンサへの給電 |
KR20190136355A (ko) * | 2018-05-30 | 2019-12-10 | 김병환 | 동파 방지 소방 시스템 |
-
2001
- 2001-10-11 JP JP2001314119A patent/JP2003119840A/ja active Pending
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