JP2003118561A - ブレーキシステム及びそのばね蓄勢方法 - Google Patents

ブレーキシステム及びそのばね蓄勢方法

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JP2003118561A JP2001319791A JP2001319791A JP2003118561A JP 2003118561 A JP2003118561 A JP 2003118561A JP 2001319791 A JP2001319791 A JP 2001319791A JP 2001319791 A JP2001319791 A JP 2001319791A JP 2003118561 A JP2003118561 A JP 2003118561A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ばねの蓄勢動作に要する消費電力のピーク値
を抑えることができるとともに、車両が転動するのを防
ぐことができ、しかも車両全体のばねの蓄勢動作に要す
る時間を短縮することができるブレーキシステム及びそ
のばね蓄勢方法を提供する。 【解決手段】 制御装置11は、複数の作動装置14a
〜14dのうち、車軸12b,13b用の作動装置14
b,14dを動作させて、対応するブレーキシュー(制
輪子)15b,15dによりブレーキ力を当該車軸12
b,13bに作用させる。そして、制御装置11は、残
りの車軸12a,13a用の作動装置14a,14cに
対して、ばねの蓄勢動作を行わせるとともに当該ばねを
蓄勢状態で保持したことを確認する保持確認動作を行わ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両等に用い
られ、制輪子を駆動する作動装置を備えたブレーキシス
テム及びそのばね蓄勢方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】鉄道車
両などのブレーキシステムには、車輪または車軸毎に、
例えば特許協力条約に基づく国際公開番号WO98/4
7750のパンフレットに掲載された作動装置(電気式
ブレーキアクチュエータ)を設けてブレーキ動作を行わ
せるものが提案されている。上記作動装置は、モータの
回転に基づいて、制輪子を駆動する押し棒をその軸方向
に移動させる常用ブレーキ機構と、圧縮(蓄勢)状態に
保持したばねを放勢させることにより上記押し棒を軸方
向に移動させる安全ブレーキ機構とを備えたものであ
る。また、一旦放勢したばねの蓄勢は、モータにて最大
ブレーキ動作を実施することにより行われるようになっ
ている。
【0003】ところが、従来のブレーキシステムでは、
車両の全ての作動装置を同時に動作させて、上記ばねの
蓄勢動作を一斉に実施していた。このため、その蓄勢動
作に要する消費電力のピーク値が大きくなるという問題
があった。また、ばねが蓄勢状態で保持されているかど
うかについて確認するために、ブレーキを緩める必要が
あるが、全ての作動装置を同時に動作させていたので、
全てのブレーキが同時に緩み、車両が転動するおそれが
あった。また、複数の作動装置について一台ずつ、ばね
を蓄勢することも考えられるが、この場合には一車両分
の蓄勢動作を完了するまでに長い時間が必要となり、車
両の運行を阻害するおそれがある。
【0004】上記のような従来の問題点に鑑み、本発明
は、ばねの蓄勢動作に要する消費電力のピーク値を抑え
ることができるとともに、車両が転動するのを防ぐこと
ができ、しかも車両全体のばねの蓄勢動作に要する時間
を短縮することができるブレーキシステム及びそのばね
蓄勢方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のブレーキシステ
ムは、車両の複数の台車の各々に設けられた複数の各車
軸毎または前記車軸に設けられた一対の各車輪毎に、制
輪子を作動させる押し棒をモータの出力に基づいて移動
させる常用ブレーキ機構部と、前記モータにより蓄勢さ
れるばねを蓄勢状態で保持するとともに、当該ばねの出
力に基づいて前記押し棒を移動させる安全ブレーキ機構
部とを有する作動装置を設けたブレーキシステムであっ
て、前記複数の車軸のうち、少なくとも1つの車軸に対
するブレーキ動作を行わせた状態で、残りの車軸用の前
記作動装置に対して、ばねの蓄勢動作を行わせるととも
に当該ばねを蓄勢状態で保持したことを確認する保持確
認動作を行わせる制御装置を設けたことを特徴とするも
のである(請求項1)。
【0006】上記のように構成されたブレーキシステム
では、制御装置が複数の作動装置のうち、上記少なくと
も1つの車軸用の作動装置以外の作動装置に対して、ば
ねの蓄勢動作を行わせることにより、ばねの蓄勢動作に
要する消費電力のピーク値を抑える。また、制御装置は
少なくとも1つの車軸に対するブレーキ動作を行わせた
状態で残りの車軸用の作動装置に対して、上記保持確認
動作を行わせるので、全ての制輪子が同時に緩められる
のを防止する。しかも、制御装置が少なくとも1つの車
軸用の作動装置及び残りの車軸用の作動装置に対して、
ばねの蓄勢動作を順次行わせることにより、複数の作動
装置を一台ずつ行わせる場合に比べて車両全体のばねの
蓄勢動作に要する時間を短縮する。
【0007】また、上記ブレーキシステム(請求項1)
において、前記制御装置は、前記ばねの蓄勢動作及び保
持確認動作を完了した作動装置に対して、その常用ブレ
ーキ機構部を動作させ、対応する制輪子によりブレーキ
力を車軸に作用させることが好ましい(請求項2)。こ
の場合、上記常用ブレーキ機構部を動作させることによ
り、ばねの蓄勢動作及び保持確認動作を完了した後でも
ブレーキ力が制輪子から車軸に作用する。
【0008】また、本発明のブレーキシステムのばね蓄
勢方法は、車両の複数の台車の各々に設けられた複数の
各車軸毎または前記車軸に設けられた一対の各車輪毎
に、制輪子を作動させる押し棒をモータの出力に基づい
て移動させる常用ブレーキ機構部と、前記モータにより
蓄勢されるばねを蓄勢状態で保持するとともに、当該ば
ねの出力に基づいて前記押し棒を移動させる安全ブレー
キ機構部とを有する作動装置を設けたブレーキシステム
のばね蓄勢方法であって、前記複数の車軸のうち、少な
くとも1つの車軸用の前記作動装置を動作させて、対応
する制輪子によりブレーキ力を当該車軸に作用させ、前
記複数の車軸のうち、残りの車軸用の前記作動装置に対
して、ばねの蓄勢動作を行わせ、その後、前記残りの車
軸用の前記作動装置に対して、ばねを蓄勢状態で保持し
たことを確認する保持確認動作を行わせることを特徴と
するものである(請求項3)。
【0009】上記のブレーキシステムのばね蓄勢方法で
は、複数の作動装置のうち、上記少なくとも1つの車軸
用の作動装置以外の作動装置に対して、ばねの蓄勢動作
を行わせることにより、ばねの蓄勢動作に要する消費電
力のピーク値を抑える。また、少なくとも1つの車軸に
対してブレーキ力を作用させた状態で、残りの車軸用の
作動装置に対して、上記保持確認動作を行わせるので、
全ての制輪子が同時に緩められるのを防止する。しか
も、少なくとも1つの車軸用の作動装置及び残りの車軸
用の作動装置に対して、ばねの蓄勢動作を順次行わせる
ことにより、複数の作動装置を一台ずつ行わせる場合に
比べて車両全体のばねの蓄勢動作に要する時間を短縮す
る。
【0010】また、上記ブレーキシステムのばね蓄勢方
法(請求項3)において、前記残りの車軸用の前記作動
装置が前記ばねの蓄勢動作を完了させた後、直ちに前記
少なくとも1つの車軸用の前記作動装置に対して、ばね
の蓄勢動作を行わせてもよい(請求項4)。この場合、
消費電力のピーク値を抑えるとともに、複数の作動装置
を一台ずつ行わせる場合に比べて車両全体のばねの蓄勢
動作に要する時間をさらに短縮する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るブレーキシステムの構成を示すブロック図である。図
1において、本実施形態のブレーキシステムは、例えば
2つの台車12,13を有する車両10毎に設置され、
鉄道車両の運転台からのブレーキ指令信号が入力される
制御装置11と、各台車12,13の一対の車軸12
a,12b;13a,13bにそれぞれ設けられ、上記
制御装置11により制御される作動装置14a,14
b,14c,14dと、これらの作動装置14a〜14
dにそれぞれ駆動されて、対応する車輪踏面に圧接する
ブレーキシュー(制輪子)15a,15b,15c,1
5d(以下、“15”と総称する。)とを備えている。
各作動装置14a〜14d及びブレーキシュー15は、
各車軸12a,12b;13a,13bに固定された左
右の車輪毎に設けられ、車軸単位でブレーキ動作を行
う。
【0012】次に、上記作動装置14aについて、その
詳細な構成を示す図2を参照して説明する。尚、作動装
置14a〜14dは全て同一に構成されたものであり、
残りの作動装置14b〜14dも同様な構成を有する。
図2において、上記作動装置14aは、ハウジング本体
1aと、上部カバー1bと、上部カバー1bの中央部に
取り付けられた蓋1cとによって構成されるハウジング
1内(但し、一部突出している。)に、モータを駆動源
とする常用ブレーキ機構部2と、ばねの出力を駆動源と
する安全ブレーキ機構部3と、これら両機構部によっ
て、図の左右方向を軸方向として駆動される押し棒機構
部4とを備えている。安全ブレーキ機構部3は、上記モ
ータが使用不可の場合や、停電時等にのみ、非常ブレー
キとして作動する。また、車両が車庫入りした後は、電
源がオフになることにより、安全ブレーキ機構部3が作
動する。逆に、出庫の際にはその都度、安全ブレーキ機
構部3のばねが蓄勢される。
【0013】上記押し棒機構部4において、ガイドチュ
ーブ401は、ハウジング1により軸方向に摺動可能に
保持されている。このガイドチューブ401に内挿され
た押し棒402は、左端部以外が円筒状であり、ガイド
チューブ401に対して軸方向に摺動可能である。この
押し棒402にはボールねじが内蔵されており、当該ボ
ールねじを構成するねじ403の右端側小径部403a
に、ガイドチューブ401の内径より小さい外径を有す
るリング404が外嵌されている。リング404とガイ
ドチューブ401の右端部401aとの間には、スラス
トベアリング405が装着されている。外周側が歯車に
なっている歯車リング406は、ねじ403の右端部4
03bに外嵌されている。ラジアルベアリング407
は、歯車リング406の内筒部406aとガイドチュー
ブ401の右端部401aとの間に装着されている。
【0014】また、力伝達リング408は、ガイドチュ
ーブ401に外挿され、かつ、固定されている。力伝達
リング408の両側面には、一対の押し棒ローラ409
が回転自在に取り付けられている。この押し棒ローラ4
09がねじ403の軸方向に移動すると、力伝達リング
408を介してガイドチューブ401が移動する。一
方、押し棒ローラ409と対向してガイドチューブ40
1の両側面に配置された一対のハウジングローラ410
は、ハウジング1に回転自在に支持されている。
【0015】一方、常用ブレーキ機構部2にはモータ2
00が設けられている。被駆動シャフト202は、モー
タ200のシャフト201の右端に対向して、かつ、シ
ャフト201と同軸に配置されている。シャフト201
と被駆動シャフト202との間には、クラッチ装置20
3が介在している。被駆動シャフト202の右端に設け
られた小歯車204は、ハウジング1に対して回転自在
に支持されている大歯車205と噛合して、これを駆動
する。大歯車205は、歯車リング406と噛合して、
これを駆動する。上記クラッチ装置203は、シャフト
201の回転を被駆動シャフト202に伝達するととも
に、シャフト201が回転停止したとき、それまで回転
していた方向と逆方向に被駆動シャフト202が回転す
ることを阻止する構成となっている。
【0016】また、安全ブレーキ機構部3においては、
上部カバー1bの中央に、鍔状部301aと円筒状部3
01bとを有する案内スリーブ301が取り付けられて
いる。案内スリーブ301の円筒状部301bには、略
円筒状の押さえ部材302が外挿されている。押さえ部
材302は、案内スリーブ301に対して、軸方向に微
小な所定範囲で摺動可能である。押さえ部材302の外
周には、リング状のばね受け303が係合している。
【0017】一方、楔ピストン304は、押さえ部材3
02に外挿される円筒状のピストン部304aと、略円
盤状のばね支持部304bと、紙面に垂直な方向に互い
に離隔して一対設けられた楔部304cとを備えてい
る。この楔部304cの先端は、前述の押し棒ローラ4
09及びハウジングローラ410と係合している。大小
2個のコイルばねのうち外側のばね305は、楔ピスト
ン304のばね支持部304bと、ばね受け303との
間に装着されている。また、内側のばね306は、ばね
支持部304bとばね受け303との間に、リング状の
他のばね受け307を介して装着されている。ねじ軸3
08は、楔ピストン304のばね支持部304b内周に
装着された雌ねじ部材309に螺合して、ボールねじの
ような関係を構成している。
【0018】上記ねじ軸308の上端側には、円筒形の
ねじ軸サポート310が取り付けられている。押さえ部
材302に取り付けられた円筒部材311は、ねじ軸サ
ポート310と同一の外径を有する。ねじ軸サポート3
10と円筒部材311との間には、スラストベアリング
312が装着されている。係止スリーブ313は、案内
スリーブ301に対して径方向に隙間を保って内挿され
ている。係止ばね314は、ねじ軸サポート310及び
円筒部材311の外周に巻装され、その一端が係止スリ
ーブ313に係止され、他端がねじ軸サポート310に
係止されている。
【0019】案内スリーブ301の鍔状部301aの内
側には、電磁石315が取り付けられている。電磁石3
15の内側には、ベアリング317を介して、軸部材3
18が回転可能に支持されている。軸部材318は円盤
部318aを備えており、この円盤部318a上に、磁
性体からなるリング316が取り付けられている。電磁
石315が励磁されるとリング316はこれに吸引さ
れ、軸部材318は回転できない。逆に、電磁石315
が消磁されるとリング316は釈放され、軸部材318
は回転可能となる。上記係止スリーブ313は、この軸
部材318の下端部に嵌合されており、軸部材318と
一体に回転する。通常は、電磁石315が励磁されてお
り、軸部材318及び係止スリーブ313は回転できな
い。なお、安全ブレーキ機構部3内の上記各部材は、ね
じ軸308を中心として同軸的に配置されている。
【0020】上記押さえ部材302の下端中央部は、ね
じ軸308の外周の一部に設けた溝に係止された支持リ
ング321と係合している。これにより、押さえ部材3
02の下方への移動が規制されている。また、押さえ部
材302の上端部は、案内スリーブ301に形成された
周溝に挿入され得る形状となっている。この周溝にはリ
ング状の弾性部材(ゴム等)322が装着され、その下
端面が上端部の端面全周に当接している。また、上端部
の内側には2段の段部が設けられており、これらの段部
が、対応する案内スリーブ301の段部に当接する位置
が押さえ部材302の上限位置となる。すなわち、押さ
え部材302は、支持リング321によって規制された
下限位置から、当該上限位置までの範囲で、軸方向に摺
動可能である。また、押さえ部材302は案内スリーブ
301に対して、軸方向への僅かな移動を妨げられない
程度に緊密に外挿されている。こうして、固定部材であ
る案内スリーブ301は、押さえ部材302を、ばね3
05,306の伸縮方向に沿った軸方向に案内するとと
もに、軸方向に対して傾斜する方向への押さえ部材30
2の移動を規制する案内部材として機能している。
【0021】一方、圧力センサ323は案内スリーブ3
01の上面から装着され、弾性部材322の上端面の一
部に当接している。圧力センサ323は案内スリーブ3
01に螺着されたロックナット324によって固定さ
れ、ロックナット324にはキャップ325が被せられ
ている。押さえ部材302が摺動して弾性部材322が
押圧されると、その荷重に応じた出力信号が圧力センサ
323から出力される。
【0022】なお、上記係止ばね314は、係止スリー
ブ313とねじ軸サポート310との間でワンウェイク
ラッチとしての機能を有しており、例えば、ねじ軸サポ
ート310がばね305,306の蓄勢に対応する方向
に回転するときはこれを妨げないが、放勢に対応する方
向に回転するときはねじ軸サポート310に張り付い
て、ねじ軸サポート310の回転可否を係止スリーブ3
13の回転可否に依存させる。また、軸部材318、リ
ング316及び電磁石315は、係止スリーブ313の
回転可否を制御する。従って、これらの部材(310,
313〜316,318)によって、ばね305,30
6を蓄勢状態で保持する保持手段が構成されている。係
止スリーブ313は、電磁石315が消磁状態のとき回
転可能であり、励磁状態のとき回転規制される。
【0023】上記制御装置11は、各作動装置14a〜
14dのモータ200、電磁石315、及び圧力センサ
323に接続されている。この制御装置11は、上記ブ
レーキ指令信号に従って、モータ200及び電磁石31
5に指令信号を出力する。作動装置14a〜14dは、
圧力センサ323からの入力信号を用いたフィードバッ
ク制御を行うことにより、入力された指令信号に応じた
ブレーキ動作がブレーキシュー15a〜15dにより行
われるよう動作する。
【0024】以下、本実施形態のブレーキシステムの動
作について説明する。まず、一つの作動装置14aに対
する制御装置11の制御動作について、図2を参照して
説明する。最初に、常用ブレーキ動作について簡単に説
明する。制御装置11にブレーキ指令信号が入力され、
制御装置11は、その時の車両荷重状態や発電ブレーキ
力を元に作動装置14aが発生すべきブレーキ力を演算
し、その結果(指令信号)を作動装置14aへ伝送す
る。作動装置14aが、図2に示す状態(ブレーキ解除
状態)からモータ200を所定方向に回転させると、ク
ラッチ装置203を介して被駆動シャフト202が回転
駆動される。これにより、小歯車204、大歯車20
5、歯車リング406及びねじ403が回転し、押し棒
402が図の左方向へ前進する。押し棒402の前進に
より、ブレーキシュー15aが作動する。一方、ブレー
キ解除の指令信号に基づいてモータ200が逆方向に回
転すると、押し棒402が後退して、ブレーキが解除さ
れる。
【0025】続いて、安全ブレーキ動作について説明す
る。図2に示す状態において、ばね305,306は蓄
勢され、楔ピストン304のばね支持部304bは下方
に付勢されている。これにより、ねじ軸308は、楔ピ
ストン304の下方移動に対応した回転方向に付勢され
ている。従って、ねじ軸サポート310及び係止ばね3
14を介して、係止スリーブ313及び軸部材318も
所定の回転方向に付勢されている。しかしながら、通常
は、軸部材318及び係止スリーブ313が回転できな
いので、ねじ軸308は回転しない。
【0026】上記の状態から、安全ブレーキ指令信号に
基づいて電磁石315が消磁されると、リング316が
釈放され、軸部材318及び係止スリーブ313が回転
し始める。これに追随して、ねじ軸サポート310及び
ねじ軸308も回転し、楔ピストン304は下降する。
下降する楔ピストン304の楔部304cが、押し棒ロ
ーラ409とハウジングローラ410との間に押し入る
ことにより、可動側の押し棒ローラ409が左方へ移動
する。これに伴って、力伝達リング408を介して、ガ
イドチューブ401が左方へ前進する。このときガイド
チューブ401は、押し棒402その他内部に含む全て
の部材及び歯車リング406を引き連れて前進する。歯
車リング406は、幅広な歯を有する大歯車205との
噛合を維持したまま、左方へ移動する。こうして、前進
する押し棒402により、ブレーキシュー15aが作動
する。
【0027】ブレーキシュー15aの作動により、その
反力が、楔部304cを介して楔ピストン304の軸方
向への反力に変換される。この反力が、ばね305,3
06、ばね受け307、ばね受け303、押さえ部材3
02及び弾性部材322を介して、圧力センサ323に
より検知される。従って、圧力センサ323が所定の反
力を検知することにより、実際に所定のブレーキ力が生
じたことを確認することができる。
【0028】一旦動作した安全ブレーキ機構部3を復帰
させるには、電磁石315を励磁してモータ200が稼
働可能となってから、最大ブレーキ動作が行われるよう
に、制御装置11及び作動装置14aはモータ200に
指令信号を与えて所定方向に回転させ、ねじ403を制
動方向に回転させる。このとき押し棒402は既に所定
のストローク分前進してブレーキをかけた状態であるた
め、さらに前進することはできない。従って、ねじ40
3の回転力は、ねじ403自身を後退させる力に変換さ
れ、ガイドチューブ401、力伝達リング408及び押
し棒ローラ409に後退方向への力が付与される。押し
棒ローラ409に後退方向への力が付与されると、楔ピ
ストン304には上昇方向への力が付与される。その結
果、楔ピストン304は、ねじ軸308を回転させなが
ら上昇し、再びばね305,306を圧縮して図2に示
す位置に復帰する。
【0029】圧力センサ323は、モータ200の出力
に基づいて付与される楔ピストン304の持ち上げ力す
なわちばね305,306を蓄勢する圧力を、当該ばね
305,306を介して検知する。また、作動装置14
aは、楔ピストン304が別途設けた検知SWにより所
定位置まで上昇したことを検知すると、ばね305,3
06の蓄勢動作が完了したと判断し、モータ200を停
止する。その後、電磁石315の励磁により係止スリー
ブ313が回転規制され、係止ばね314を介してねじ
軸サポート310及びねじ軸308がロック(保持)さ
れる。従って、その時点でばね305,306に蓄えら
れていたエネルギーが保持される。
【0030】続いて、制御装置11及び作動装置14a
は、ブレーキ緩め動作が行われるように、モータ200
を逆転させる。このモータ200の逆転により、楔ピス
トン304の持ち上げ力が失われて、圧力センサ323
が検知する圧力は急激に低下して0になる。そして、作
動装置14aは、モータ200の回転量が所定量以下で
あることを条件にしてこの圧力センサ323からの圧力
が0になったことを検知すると、上記保持手段がそのば
ね305,306を蓄勢状態で保持したことを確認する
保持確認動作が完了したと判断する。
【0031】次に、4つの各作動装置14a〜14dに
対する制御装置11の制御動作について、図1及び2、
並びに図3を参照して説明する。尚、以下の説明では、
全ての作動装置14a〜14dの安全ブレーキ機構部3
が作動したあとの各作動装置14a〜14dに対する上
記蓄勢動作及び保持確認動作について説明する。また、
図3(a)に示す表示信号は、安全ブレーキ機構部3が
作動した場合に制御装置11から上記運転台に出力され
る信号であり、ON状態において運転士等にばね30
5,306を蓄勢する必要があることを通知する。
【0032】図3の時点T1において、制御装置11
は、作動装置14b,14dの各圧力センサ323から
の圧力に基づいて、作動装置14b,14dがブレーキ
シュー15b,15dを駆動して車軸12b,13bに
ブレーキ力を作用させているのを確認すると、残りの作
動装置14a,14cに対して、上記蓄勢動作を行わせ
る。それゆえ、作動装置14a,14cの各モータ20
0には電流の供給が開始される。続いて、時点T2にお
いて、作動装置14a,14cは、各圧力センサ323
からの圧力が最大ブレーキ力に相当の上記蓄勢完了レベ
ルに達したことを検知すると、各ばね305,306の
蓄勢動作が完了したと判断し、そのモータ200への電
流供給を停止させる。
【0033】その後、制御装置11は、時点T3におい
て、作動装置14a,14cの各圧力センサ323から
の圧力に基づいて、作動装置14a,14cがブレーキ
シュー15a,15cを駆動して車軸12a,13aの
車輪に最大ブレーキ力を作用させているのを確認する
と、残りの作動装置14b,14dに対して、上記蓄勢
動作を行わせる。これにより、作動装置14b,14d
の各モータ200には電流の供給が開始される。続い
て、時点T4において、作動装置14b,14dは、各
圧力センサ323からの圧力が上記蓄勢完了レベルに達
したことを検知すると、各ばね305,306の蓄勢動
作が完了したと判断し、そのモータ200への電流供給
を停止させる。
【0034】上記時点T1〜T4における制御動作から明
らかなように、制御装置11は全ての作動装置14a〜
14dに対して、ばね305,306の蓄勢動作を同時
に行わせていないので、ばね305,306の蓄勢動作
に要する消費電力のピーク値を抑えることができる。し
かも、制御装置11は、作動装置14a,14c及び1
4b,14dの順番でばね305,306の蓄勢動作を
順次行わせているので、複数の作動装置14a〜14d
を一台ずつ行わせる場合に比べて車両全体のばね30
5,306の蓄勢動作に要する時間を短縮することがで
き、車両の運行を阻害するのを防ぐことができる。
【0035】尚、上記の説明では、時点T3において、
作動装置14b,14dのばね305,306の蓄勢動
作を行わせているが、時点T2において、作動装置14
a,14cがばね305,306の蓄勢動作を完了させ
ると、その作動装置14a,14cの各モータ200へ
の供給電流は停止される。それゆえ、作動装置14a,
14cがばね305,306の蓄勢動作を完了させた時
点T2の後、直ちに作動装置14b,14dにばね30
5,306の蓄勢動作を行わせ、作動装置14b,14
dの各モータ200への電流供給を開始した場合でも、
消費電力のピーク値を抑えることができるとともに、複
数の作動装置14a〜14dを一台ずつ行わせる場合に
比べて車両全体のばね305,306の蓄勢動作に要す
る時間をさらに短縮することができる。
【0036】次に、制御装置11は、時点T5におい
て、作動装置14b,14dの各圧力センサ323から
の圧力に基づいて、作動装置14b,14dがブレーキ
シュー15b,15dを駆動して車軸12b,13bに
最大ブレーキ力を作用させているのを確認すると、残り
の作動装置14a,14cに対して、上記保持確認動作
を行わせる。それゆえ、作動装置14a,14cの各モ
ータ200が逆回転するよう電流の供給が開始される。
続いて、時点T6において、作動装置14a,14c
は、モータ200の回転量が所定量以下であることを条
件にして各圧力センサ323からの圧力が0になったこ
とを検知すると、保持確認動作が完了したと判断し、そ
の各モータ200への電流供給を停止させる。このよう
に、作動装置14a,14cの保持確認動作は、作動装
置14b,14dがブレーキシュー15b,15dを駆
動して車軸12b,13bの車輪に最大ブレーキ力を作
用させている状態で行われるので、全てのブレーキシュ
ー15が同時に緩められるのを防止することができ、車
両10が転動するのを防ぐことができる。
【0037】次に、制御装置11は、時点T7におい
て、作動装置14a,14cに対して、その常用ブレー
キ機構部3によりブレーキシュー15a,15cを駆動
して車軸12a,13aの車輪に、例えば最大ブレーキ
力を作用させるように指示する。これにより、制御装置
11が、時点T8において、作動装置14a,14cの
各圧力センサ323からの圧力に基づき車軸12a,1
3aの車輪に最大ブレーキ力を作用していることを検知
するまで、作動装置14a,14cの各モータ200へ
の電流供給が行われる。その後、制御装置11は、時点
T9において、残りの作動装置14b,14dに対し
て、上記保持確認動作を行わせる。それゆえ、作動装置
14b,14dの各モータ200が逆回転するよう電流
の供給が開始される。続いて、時点T10において、作動
装置14b,14dは、モータ200の回転量が所定量
以下であることを条件にして各圧力センサ323からの
圧力が0になったことを検知すると、保持確認動作が完
了したと判断し、そのモータ200への電流供給を停止
させる。このように、作動装置14b,14dの保持確
認動作は、作動装置14a,14cがブレーキシュー1
5a,15cを駆動して車軸12a,13aの車輪に最
大ブレーキ力を作用させている状態で行われるので、全
てのブレーキシュー15が同時に緩められるのを防止す
ることができ、車両10が転動するのを防ぐことができ
る。
【0038】次に、制御装置11は、上記のように作動
装置14a〜14dの保持確認動作が完了したと判断す
ると、時点T11において、上記表示信号をON状態から
OFF状態に変更するとともに、作動装置14a,14
cに対して、その常用ブレーキ機構部3によりブレーキ
シュー15a,15cを駆動して車軸12a,13aの
車輪に所定のブレーキ力(例えば、非常ブレーキ力)を
作用させるように指示する。これにより、時点T12にお
いて、作動装置14a,14cは、各圧力センサ323
からの圧力に基づき車軸12a,13aの車輪に所定の
ブレーキ力を作用させていることを検知するまで、モー
タ200を逆回転させる。次に、制御装置11は、時点
T13において、作動装置14b,14dに対して、その
常用ブレーキ機構部3によりブレーキシュー15b,1
5dを駆動して車軸12b,13bの車輪に上記所定の
ブレーキ力を作用させるように指示する。これにより、
制御装置11が、時点T14において、作動装置14b,
14dの各圧力センサ323からの圧力に基づき車軸1
2b,13bの車輪に所定のブレーキ力を作用させてい
ることを検知するまで、作動装置14b,14dの各モ
ータ200への電力供給が行われる。以上のように、制
御装置11が作動装置14a〜14dの常用ブレーキ機
構部3を動作させることにより、上記所定のブレーキ力
がブレーキシュー15から対応する車軸12a〜13b
の車輪に作用するので、ばね305,306の蓄勢動作
及び保持確認動作を完了した後に車両10が転動するの
をより確実に防ぐことができる。
【0039】尚、上記の説明では、制御装置11が車軸
12a,13a用の作動装置14a,14c及び車軸1
2b,13b用の作動装置14b,14d毎にばね30
5,306の蓄勢動作を行わせ、かつ保持確認動作を行
わせる構成について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、複数の車軸のうち、少なくとも1つ
の車軸に対するブレーキ動作を行わせた状態で、残りの
車軸用の作動装置に対して、ばねの蓄勢動作を行わせる
とともに当該ばねを蓄勢状態で保持したことを確認する
保持確認動作を行わせるものであればよい。例えば台車
12の車軸12a,12b及び台車13の車軸13a,
13b毎に、対応する作動装置を動作させてもよい。
【0040】また、上記の説明では、車軸の両端に固定
された各車輪に対して制輪子(ブレーキシュー)を作動
させる構成について説明したが、車軸に固定されたブレ
ーキディスクを挟圧する制輪子(ブレーキパッド)及び
作動装置を設けてブレーキ動作を行わせるものでもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上のように構成された本発明は以下の
効果を奏する。請求項1のブレーキシステムによれば、
制御装置が複数の全ての作動装置に対して、ばねの蓄勢
動作を同時に行わせないので、ばねの蓄勢動作に要する
消費電力のピーク値を抑えることができる。また、全て
の制輪子が同時に緩められるのを防止することができる
ので、車両が転動するのを防ぐことができる。しかも、
制御装置が少なくとも1つの車軸用の作動装置及び残り
の車軸用の作動装置に対して、ばねの蓄勢動作を順次行
わせるので、複数の作動装置を一台ずつ行わせる場合に
比べて車両全体のばねの蓄勢動作に要する時間を短縮す
ることができ、車両の運行が阻害されるの防ぐことがで
きる。
【0042】請求項2のブレーキシステムによれば、ば
ねの蓄勢動作及び保持確認動作を完了した後に車両が転
動するのをより確実に防ぐことができる。
【0043】請求項3のブレーキシステムのばね蓄勢方
法によれば、複数の作動装置のうち、上記少なくとも1
つの車軸用の作動装置以外の作動装置に対して、ばねの
蓄勢動作を行わせるので、ばねの蓄勢動作に要する消費
電力のピーク値を抑えることができる。また、全ての制
輪子が同時に緩められるのを防止することができるの
で、車両が転動するのを防ぐことができる。しかも、少
なくとも1つの車軸用の作動装置及び残りの車軸用の作
動装置に対して、ばねの蓄勢動作を順次行わせるので、
複数の作動装置を一台ずつ行わせる場合に比べて車両全
体のばねの蓄勢動作に要する時間を短縮することがで
き、車両の運行が阻害されるの防ぐことができる。
【0044】請求項4のブレーキシステムのばね蓄勢方
法によれば、消費電力のピーク値を抑えることができる
とともに、複数の作動装置を一台ずつ行わせる場合に比
べて車両全体のばねの蓄勢動作に要する時間をさらに短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るブレーキシステムの
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した作動装置の詳細な構成を示す断面
図である。
【図3】図1に示した制御装置の制御動作例を示すタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
2 常用ブレーキ機構部 3 安全ブレーキ機構部 10 車両 11 制御装置 12,13 台車 12a,12b,13a,13b 車軸 14a,14b,14c,14d 作動装置 15a,15b,15c,15d ブレーキシュー
(制輪子) 200 モータ 305,306 ばね 402 押し棒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の複数の台車の各々に設けられた複数
    の各車軸毎または前記車軸に設けられた一対の各車輪毎
    に、制輪子を作動させる押し棒をモータの出力に基づい
    て移動させる常用ブレーキ機構部と、前記モータにより
    蓄勢されるばねを蓄勢状態で保持するとともに、当該ば
    ねの出力に基づいて前記押し棒を移動させる安全ブレー
    キ機構部とを有する作動装置を設けたブレーキシステム
    であって、 前記複数の車軸のうち、少なくとも1つの車軸に対する
    ブレーキ動作を行わせた状態で、残りの車軸用の前記作
    動装置に対して、ばねの蓄勢動作を行わせるとともに当
    該ばねを蓄勢状態で保持したことを確認する保持確認動
    作を行わせる制御装置を設けたことを特徴とするブレー
    キシステム。
  2. 【請求項2】前記制御装置は、前記ばねの蓄勢動作及び
    保持確認動作を完了した作動装置に対して、その常用ブ
    レーキ機構部を動作させ、対応する制輪子によりブレー
    キ力を車軸に作用させることを特徴とする請求項1記載
    のブレーキシステム。
  3. 【請求項3】車両の複数の台車の各々に設けられた複数
    の各車軸毎または前記車軸に設けられた一対の各車輪毎
    に、制輪子を作動させる押し棒をモータの出力に基づい
    て移動させる常用ブレーキ機構部と、前記モータにより
    蓄勢されるばねを蓄勢状態で保持するとともに、当該ば
    ねの出力に基づいて前記押し棒を移動させる安全ブレー
    キ機構部とを有する作動装置を設けたブレーキシステム
    のばね蓄勢方法であって、 前記複数の車軸のうち、少なくとも1つの車軸用の前記
    作動装置を動作させて、対応する制輪子によりブレーキ
    力を当該車軸に作用させ、 前記複数の車軸のうち、残りの車軸用の前記作動装置に
    対して、ばねの蓄勢動作を行わせ、 その後、前記残りの車軸用の前記作動装置に対して、ば
    ねを蓄勢状態で保持したことを確認する保持確認動作を
    行わせることを特徴とするブレーキシステムのばね蓄勢
    方法。
  4. 【請求項4】前記残りの車軸用の前記作動装置が前記ば
    ねの蓄勢動作を完了させた後、直ちに前記少なくとも1
    つの車軸用の前記作動装置に対して、ばねの蓄勢動作を
    行わせることを特徴とする請求項3記載のブレーキシス
    テムのばね蓄勢方法。
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