JP2003117351A - 脱臭装置用ユニット部材 - Google Patents
脱臭装置用ユニット部材Info
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Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、脱臭機能、抗菌、抗カビ機能のた
めの基本構成部品類が単純で、応用範囲が広く、製造コ
ストの安い、しかも強臭気あるいは高濃度臭気の脱臭が
スムーズに行える脱臭装置用ユニット部材を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 本発明による脱臭装置用ユニット部材
は、略円筒状をなすユニット本体と、該ユニット本体の
軸心方向に向かって配設された長尺棒状の光源と、前記
光源を反射するユニット本体内壁に形成された反射壁
と、前記光源の長手方向に向かい、該光源を中心軸とし
て螺旋状にユニット本体内部を仕切る仕切壁状に形成し
た触媒プレートとを備え、前記触媒プレートは、表面に
二酸化チタンがコーティングされた複数個の粒状光触媒
体と、該複数個の粒状光触媒体を収納する網状収納部材
とを有することを特徴とする。
めの基本構成部品類が単純で、応用範囲が広く、製造コ
ストの安い、しかも強臭気あるいは高濃度臭気の脱臭が
スムーズに行える脱臭装置用ユニット部材を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 本発明による脱臭装置用ユニット部材
は、略円筒状をなすユニット本体と、該ユニット本体の
軸心方向に向かって配設された長尺棒状の光源と、前記
光源を反射するユニット本体内壁に形成された反射壁
と、前記光源の長手方向に向かい、該光源を中心軸とし
て螺旋状にユニット本体内部を仕切る仕切壁状に形成し
た触媒プレートとを備え、前記触媒プレートは、表面に
二酸化チタンがコーティングされた複数個の粒状光触媒
体と、該複数個の粒状光触媒体を収納する網状収納部材
とを有することを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば建築設備
分野、調理関係等における排気の脱臭装置、あるいは強
臭気環境、高濃度臭気環境区域の出入り口部分における
排気の脱臭装置、さらには家畜糞堆肥化施設、養鶏場の
排気、食肉鮮魚加工場の臭気、ゴミ焼却場およびＲＤＦ
製造工場などの換気用排気の脱臭装置用ユニット部材に
関するものである。
分野、調理関係等における排気の脱臭装置、あるいは強
臭気環境、高濃度臭気環境区域の出入り口部分における
排気の脱臭装置、さらには家畜糞堆肥化施設、養鶏場の
排気、食肉鮮魚加工場の臭気、ゴミ焼却場およびＲＤＦ
製造工場などの換気用排気の脱臭装置用ユニット部材に
関するものである。
【０００２】燃焼ガスに含まれる臭気の対策は、風量が
多くこれまで未対策となっている場合が多い。例とし
て、食肉加工場、厨房、弁当製造工場などがある。特に
ホテル、旅館、結婚式場では、来客者のいるゾーンにそ
れらの臭気が及べば、その施設の雰囲気、グレードを下
げてしまうこととなる。
多くこれまで未対策となっている場合が多い。例とし
て、食肉加工場、厨房、弁当製造工場などがある。特に
ホテル、旅館、結婚式場では、来客者のいるゾーンにそ
れらの臭気が及べば、その施設の雰囲気、グレードを下
げてしまうこととなる。
【０００３】またゴミ清掃工場、ＲＤＦ施設などの臭気
が高い施設で機械発熱除去のための換気施設がある。当
然排気にはこれらの臭気も一緒に排出されることにな
り、周辺住民に悪臭の迷惑を及ぼすことになる。
が高い施設で機械発熱除去のための換気施設がある。当
然排気にはこれらの臭気も一緒に排出されることにな
り、周辺住民に悪臭の迷惑を及ぼすことになる。
【０００４】そこでこれらの施設用に臭気を一回の通過
で臭気濃度を下げることができる脱臭装置が要望され
る。また強臭気環境に使用できる高性能脱臭装置が求め
られている。
で臭気濃度を下げることができる脱臭装置が要望され
る。また強臭気環境に使用できる高性能脱臭装置が求め
られている。
【従来の技術】従来から利用されている脱臭装置につき
説明すると、まず活性炭を使用した臭気吸着型脱臭装置
が挙げられる。
説明すると、まず活性炭を使用した臭気吸着型脱臭装置
が挙げられる。
【０００５】しかし、活性炭による臭気吸着効果には限
界があり、臭気濃度にもよるが定期的な活性炭の交換が
必要とされ、もって活性炭の交換費用が非常に高価であ
るとの課題があった。
界があり、臭気濃度にもよるが定期的な活性炭の交換が
必要とされ、もって活性炭の交換費用が非常に高価であ
るとの課題があった。
【０００６】次に、従来ではスクラバー型脱臭装置が利
用されている。当該装置は酸又はアルカリの薬品を滴下
している空洞内に、処理ガスを対向する流れで通過さ
せ、中和反応により脱臭する装置を指標するが、循環す
る薬品は中和反応により徐々に効果を失い、やはり定期
的に薬品の交換が必要となり、薬液の補充費と廃液処理
費とが非常に高価であるとの課題があった。ここで、近
年、二酸化チタン等を用いた光触媒効果に基づく脱臭装
置の開発が脚光を浴びている。
用されている。当該装置は酸又はアルカリの薬品を滴下
している空洞内に、処理ガスを対向する流れで通過さ
せ、中和反応により脱臭する装置を指標するが、循環す
る薬品は中和反応により徐々に効果を失い、やはり定期
的に薬品の交換が必要となり、薬液の補充費と廃液処理
費とが非常に高価であるとの課題があった。ここで、近
年、二酸化チタン等を用いた光触媒効果に基づく脱臭装
置の開発が脚光を浴びている。
【０００７】二酸化チタン等は、紫外線を照射すると脱
臭、抗菌、抗カビ作用を発揮するいわゆる光触媒物質と
して知られており、最近では、この光触媒の効果に着目
し、光触媒を活用した空気清浄器が市販されている。
臭、抗菌、抗カビ作用を発揮するいわゆる光触媒物質と
して知られており、最近では、この光触媒の効果に着目
し、光触媒を活用した空気清浄器が市販されている。
【０００８】光触媒作用につき説明すると、光触媒の一
例として挙げられる二酸化チタンは非常に化学的に安定
的な化合物であり、しかも半導体としての特性を持って
いる。
例として挙げられる二酸化チタンは非常に化学的に安定
的な化合物であり、しかも半導体としての特性を持って
いる。
【０００９】そして、二酸化チタンはバンドギャップの
エネルギーに相当する紫外線を吸収し、価電子帯の電子
が励起され、正孔が生成される。
エネルギーに相当する紫外線を吸収し、価電子帯の電子
が励起され、正孔が生成される。
【００１０】この正孔が非常に強い酸化力を持つため、
二酸化チタンの表面の様々な物質を酸化分解することが
できる。
二酸化チタンの表面の様々な物質を酸化分解することが
できる。
【００１１】すなわち、二酸化チタンは、紫外線を照射
すれば、その表面にある物質を何でも分解してしまう。
すれば、その表面にある物質を何でも分解してしまう。
【００１２】よって、二酸化チタンを各種の材料に混ぜ
込んだり、あるいは表面上にコーティングすることによ
り表面に付着する汚れ、雑菌やカビさらに空気中の臭い
なども分解してしまうのである。
込んだり、あるいは表面上にコーティングすることによ
り表面に付着する汚れ、雑菌やカビさらに空気中の臭い
なども分解してしまうのである。
【００１３】しかも室内光に含まれる微量な紫外線でも
有効に作用することが証明されている。
有効に作用することが証明されている。
【００１４】そしてこの光触媒作用を利用して、抗菌材
料、抗カビ材料や汚れない材料、消臭材料等が生成でき
る。さらに、二酸化チタンは食品添加物にも使用される
など、人体に安全で、かつ資源的にも豊富な物質なので
ある。
料、抗カビ材料や汚れない材料、消臭材料等が生成でき
る。さらに、二酸化チタンは食品添加物にも使用される
など、人体に安全で、かつ資源的にも豊富な物質なので
ある。
【００１５】また、光触媒の効果としては、臭気成分を
含むガスの分解による脱臭、空気中を浮遊する菌類、カ
ビ類の滅菌、減カビ、健康障害ガスの分解、窒素酸化物
の分解などもあげられている。
含むガスの分解による脱臭、空気中を浮遊する菌類、カ
ビ類の滅菌、減カビ、健康障害ガスの分解、窒素酸化物
の分解などもあげられている。
【発明が解決しようとする課題】かくして、本発明は前
記従来の課題に対処すべく創案したもので、脱臭機能、
抗菌、抗カビ機能のための基本構成部品類が単純で、応
用範囲が広く、製造コストの安い、しかも強臭気あるい
は高濃度臭気の脱臭がスムーズに行える脱臭装置用ユニ
ット部材を提供することを目的とするものである。
記従来の課題に対処すべく創案したもので、脱臭機能、
抗菌、抗カビ機能のための基本構成部品類が単純で、応
用範囲が広く、製造コストの安い、しかも強臭気あるい
は高濃度臭気の脱臭がスムーズに行える脱臭装置用ユニ
ット部材を提供することを目的とするものである。
【００１６】そして、定期的な光触媒の洗浄により性能
を維持できるため、従来装置のようにランニングコスト
は高くならないものとなる。
を維持できるため、従来装置のようにランニングコスト
は高くならないものとなる。
【課題を解決するための手段】本発明による脱臭装置用
ユニット部材は、略円筒状をなすユニット本体と、該ユ
ニット本体の軸心方向に向かって配設された長尺棒状の
光源と、前記光源を反射するユニット本体内壁に形成さ
れた反射壁と、前記光源の長手方向に向かい、該光源を
中心軸として螺旋状にユニット本体内部を仕切る仕切壁
状に形成した触媒プレートと、を備え、前記触媒プレー
トは、表面に二酸化チタンがコーティングされた複数個
の粒状光触媒体と、該複数個の粒状光触媒体を収納する
網状収納部材と、を有することを特徴とし、または、前
記触媒プレートの螺旋のピッチＬの範囲は、Ｌ＝１／２
ｒ乃至１／８ｒであることを特徴とし、（尚、ここで、
ｒはユニット本体の内径とする。）または、略角筒状あ
るいは略円筒状をなすユニット本体と、該ユニット本体
の軸心方向に向かって配設された長尺棒状の光源と、前
記光源を反射するユニット本体内壁に形成された反射壁
と、前記ユニット本体の長手方向に向かい、略千鳥状に
互い違いにしてユニット本体内部を仕切る仕切壁状に形
成した触媒プレートと、を備え、前記触媒プレートは、
表面に二酸化チタンがコーティングされた複数個の粒状
光触媒体と、該複数個の粒状光触媒体を収納する網状収
納部材と、を有することを特徴とし、または、前記触媒
プレートの取付角度は、４５度乃至９０度の範囲である
ことを特徴とし、または、前記脱臭装置ユニット部材を
長さ方向にあるいは幅方向に向かい複数列あるいは複数
段に連結形成し、大風量型脱臭装置用ユニット部材とし
たことを特徴とし、または、前記反射壁として構成され
たユニット本体の内壁に、反射効率を維持しつつ二酸化
チタンをコーティングして光触媒層としたことを特徴と
するものである。
ユニット部材は、略円筒状をなすユニット本体と、該ユ
ニット本体の軸心方向に向かって配設された長尺棒状の
光源と、前記光源を反射するユニット本体内壁に形成さ
れた反射壁と、前記光源の長手方向に向かい、該光源を
中心軸として螺旋状にユニット本体内部を仕切る仕切壁
状に形成した触媒プレートと、を備え、前記触媒プレー
トは、表面に二酸化チタンがコーティングされた複数個
の粒状光触媒体と、該複数個の粒状光触媒体を収納する
網状収納部材と、を有することを特徴とし、または、前
記触媒プレートの螺旋のピッチＬの範囲は、Ｌ＝１／２
ｒ乃至１／８ｒであることを特徴とし、（尚、ここで、
ｒはユニット本体の内径とする。）または、略角筒状あ
るいは略円筒状をなすユニット本体と、該ユニット本体
の軸心方向に向かって配設された長尺棒状の光源と、前
記光源を反射するユニット本体内壁に形成された反射壁
と、前記ユニット本体の長手方向に向かい、略千鳥状に
互い違いにしてユニット本体内部を仕切る仕切壁状に形
成した触媒プレートと、を備え、前記触媒プレートは、
表面に二酸化チタンがコーティングされた複数個の粒状
光触媒体と、該複数個の粒状光触媒体を収納する網状収
納部材と、を有することを特徴とし、または、前記触媒
プレートの取付角度は、４５度乃至９０度の範囲である
ことを特徴とし、または、前記脱臭装置ユニット部材を
長さ方向にあるいは幅方向に向かい複数列あるいは複数
段に連結形成し、大風量型脱臭装置用ユニット部材とし
たことを特徴とし、または、前記反射壁として構成され
たユニット本体の内壁に、反射効率を維持しつつ二酸化
チタンをコーティングして光触媒層としたことを特徴と
するものである。
【発明の実施の形態】以下本発明を図に示す実施の態様
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１７】図１及び図２に本発明の第１実施の態様を
示す。
示す。
【００１８】図１及び図２においてユニット本体１は略
円筒状をなしており、かつ両端には接続のためのフラン
ジ部２，２を有している。
円筒状をなしており、かつ両端には接続のためのフラン
ジ部２，２を有している。
【００１９】尚、ユニット本体１の形状については略円
筒状に限定されるものではなく、筒状であれば角筒状で
も構わない。
筒状に限定されるものではなく、筒状であれば角筒状で
も構わない。
【００２０】また、ユニット本体１により脱臭装置は形
成されるが、当該脱臭装置の使用される環境及び現場の
状況により、脱臭装置の構成部品たるユニット本体１の
使用本数が変わるため、前記フランジ部２，２により接
続できるように構成されている。このユニット本体１の
軸心方向に向かっては長尺棒状の光源３が取り付けら
れ、この光源３を中心軸にして、該光源３の長手方向に
向かい螺旋の帯状に触媒プレート４が形成されている。
成されるが、当該脱臭装置の使用される環境及び現場の
状況により、脱臭装置の構成部品たるユニット本体１の
使用本数が変わるため、前記フランジ部２，２により接
続できるように構成されている。このユニット本体１の
軸心方向に向かっては長尺棒状の光源３が取り付けら
れ、この光源３を中心軸にして、該光源３の長手方向に
向かい螺旋の帯状に触媒プレート４が形成されている。
【００２１】ここで、触媒プレート４は内部に空間収納
部を形成すべく所定の厚みを有して形成された網状収納
部材５と、該網状収納部材５内部の空間収納部に収納す
る複数個の粒状光触媒体６とを有して構成される。
部を形成すべく所定の厚みを有して形成された網状収納
部材５と、該網状収納部材５内部の空間収納部に収納す
る複数個の粒状光触媒体６とを有して構成される。
【００２２】しかして、前記粒状光触媒体６は一般にビ
ーズ程度の大きさからなる粒状物の表面に二酸化チタン
をコーティングして形成したものが使用され、その使用
数量については脱臭すべき臭気の濃度に応じて増減すれ
ばよい。
ーズ程度の大きさからなる粒状物の表面に二酸化チタン
をコーティングして形成したものが使用され、その使用
数量については脱臭すべき臭気の濃度に応じて増減すれ
ばよい。
【００２３】また、ユニット本体１の内面は反射壁７と
して構成されており、光源３からの光（紫外線）を反射
し、効率よく光触媒体６に照射でき、もって効率的に光
触媒機能が促進するよう工夫されている。
して構成されており、光源３からの光（紫外線）を反射
し、効率よく光触媒体６に照射でき、もって効率的に光
触媒機能が促進するよう工夫されている。
【００２４】さらに、この反射壁７においてもその表面
が二酸化チタンでコーティングされ、この面においても
光触媒機能が発揮できるように構成されている。尚、こ
の面のコーティングはは非常に薄い膜厚としてあり、も
って反射効率を低下させない構成としてある。
が二酸化チタンでコーティングされ、この面においても
光触媒機能が発揮できるように構成されている。尚、こ
の面のコーティングはは非常に薄い膜厚としてあり、も
って反射効率を低下させない構成としてある。
【００２５】螺旋のピッチＬは変更可能であるが、この
螺旋のピッチＬは２分の１ｒ乃至８分の１ｒの範囲であ
ることが好ましい。（ここで、ｒはユニット本体１の内
径とする。）あまりピッチＬが広くても、また逆に狭す
ぎても光触媒機能が効率よく機能しないからである。
螺旋のピッチＬは２分の１ｒ乃至８分の１ｒの範囲であ
ることが好ましい。（ここで、ｒはユニット本体１の内
径とする。）あまりピッチＬが広くても、また逆に狭す
ぎても光触媒機能が効率よく機能しないからである。
【００２６】以上において、ユニット本体１に導入され
た臭気８は螺旋状に形成された触媒プレート４に沿って
螺旋状に移動すると共に、前記触媒プレート４を通り抜
けてまっすぐ通過する。この２種類の流路により、たと
え高濃度の臭気８であっても効率よく脱臭作業を行うこ
とが出来るものとなる。また、前記導入された臭気８は
前述のように螺旋状に形成された触媒プレート４に沿っ
た気流ともなるが、それによって臭気８はユニット本体
１の反射壁７側に遠心力が働き、もって臭気８は光触媒
面となった反射壁に接触する。従って光触媒面への接触
面が広くとれ、より一層の脱臭効果が期待できる。
た臭気８は螺旋状に形成された触媒プレート４に沿って
螺旋状に移動すると共に、前記触媒プレート４を通り抜
けてまっすぐ通過する。この２種類の流路により、たと
え高濃度の臭気８であっても効率よく脱臭作業を行うこ
とが出来るものとなる。また、前記導入された臭気８は
前述のように螺旋状に形成された触媒プレート４に沿っ
た気流ともなるが、それによって臭気８はユニット本体
１の反射壁７側に遠心力が働き、もって臭気８は光触媒
面となった反射壁に接触する。従って光触媒面への接触
面が広くとれ、より一層の脱臭効果が期待できる。
【００２７】次に図３乃至図５に第２実施の態様を示
す。
す。
【００２８】この実施の態様では、ユニット本体１内部
において、その長手方向に向かい略千鳥状にして、かつ
対向する上下の内壁から互い違いに突設され、ユニット
本体１内部を各々仕切る仕切壁状に形成された触媒プレ
ート４が設けられている。
において、その長手方向に向かい略千鳥状にして、かつ
対向する上下の内壁から互い違いに突設され、ユニット
本体１内部を各々仕切る仕切壁状に形成された触媒プレ
ート４が設けられている。
【００２９】ここで、この触媒プレート４の構成は前記
の実施の態様の例と同様であり、網状収納部材５とこの
網状収納部材５の内部に収納される複数大量の光触媒体
６については何ら代わりがない。
の実施の態様の例と同様であり、網状収納部材５とこの
網状収納部材５の内部に収納される複数大量の光触媒体
６については何ら代わりがない。
【００３０】しかして、本実施の態様における触媒プレ
ート４の突設角度については何ら制限はないが、図３に
示すように略直角方向（９０度）に突設した場合や図４
のようにそれぞれ４５度に傾斜させて突設する場合であ
っても構わない。
ート４の突設角度については何ら制限はないが、図３に
示すように略直角方向（９０度）に突設した場合や図４
のようにそれぞれ４５度に傾斜させて突設する場合であ
っても構わない。
【００３１】しかし、４５度に傾斜させる場合は、通過
する臭気８が触媒プレート４に接する面が多くなること
から高濃度の臭気８を脱臭する場合に向いている。
する臭気８が触媒プレート４に接する面が多くなること
から高濃度の臭気８を脱臭する場合に向いている。
【００３２】尚、ユニット本体の軸方向に光源３が設置
されていること、及びユニット本体１の内壁が反射壁７
として構成されていること、該反射壁７が二酸化チタン
でコーティングされて光触媒面となっていること等前記
の実施の態様と同様である。さらに図６に第３実施の態
様を示す。
されていること、及びユニット本体１の内壁が反射壁７
として構成されていること、該反射壁７が二酸化チタン
でコーティングされて光触媒面となっていること等前記
の実施の態様と同様である。さらに図６に第３実施の態
様を示す。
【００３３】この実施の態様では大風量の脱臭装置を形
成するときのものであり、角筒状のユニット本体１を２
列、３段に重ねて形成した例である。尚、この実施の態
様に示す２列、３段の例には何ら限定されず、処理すべ
き臭気の量によってユニット本体１の列数及び段数を変
更すればよい。
成するときのものであり、角筒状のユニット本体１を２
列、３段に重ねて形成した例である。尚、この実施の態
様に示す２列、３段の例には何ら限定されず、処理すべ
き臭気の量によってユニット本体１の列数及び段数を変
更すればよい。
【００３４】さらに長さ方向に接続して長さを長くする
ことも構わない。このように構成すれば、高濃度及び大
容量の臭気であっても効率よく処理することが出来るこ
とになる。
ことも構わない。このように構成すれば、高濃度及び大
容量の臭気であっても効率よく処理することが出来るこ
とになる。
【発明の効果】かくして、本発明は以上の構成よりな
る。そして本発明によれば、脱臭機能、抗菌、抗カビ機
能のための基本構成部品類が単純で、応用範囲が広く、
製造コストの安い、しかも強臭気あるいは高濃度臭気の
脱臭がスムーズに行える脱臭装置用ユニット部材を提供
できる。
る。そして本発明によれば、脱臭機能、抗菌、抗カビ機
能のための基本構成部品類が単純で、応用範囲が広く、
製造コストの安い、しかも強臭気あるいは高濃度臭気の
脱臭がスムーズに行える脱臭装置用ユニット部材を提供
できる。
【００３５】そして、定期的な光触媒の洗浄により性能
を維持できるため、脱臭用部品を交換する必要がなくも
って、ランニングコストをきわめて低廉化できる。
を維持できるため、脱臭用部品を交換する必要がなくも
って、ランニングコストをきわめて低廉化できる。
【図１】本発明の第１実施の態様の構成を示す概略説明
図（その１）である。
図（その１）である。
【図２】本発明の第１実施の態様の構成を示す概略説明
図（その２）である。
図（その２）である。
【図３】本発明の第２実施の態様の構成を示す概略説明
図（その１）である。
図（その１）である。
【図４】本発明の第２実施の態様の構成を示す概略説明
図（その２）である。
図（その２）である。
【図５】本発明の第２実施の態様の構成を示す概略説明
図（その３）である。
図（その３）である。
【図６】本発明の第３実施の態様の構成を示す概略説明
図である。
図である。
１ ユニット本体
２ フランジ部
３ 光源
４ 触媒プレート
５ 網状収納部材
６ 光触媒体
７ 反射壁
８ 臭気
Ｌ 螺旋のピッチ
ｒ ユニット本体の内径
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 4C080 AA07 BB02 CC12 CC13 CC14
CC15 HH05 JJ03 KK08 MM02
4D048 AA22 BA07X BA41X BB03
BB18 CA07 CC31 EA01 EA08
4G069 AA03 AA08 BA04A BA04B
BA48A CA01 CA17 DA06
EA06 FA03 FB23
Claims (6)
- 【請求項１】 略円筒状をなすユニット本体と、 該ユニット本体の軸心方向に向かって配設された長尺棒
状の光源と、 前記光源を反射するユニット本体内壁に形成された反射
壁と、 前記光源の長手方向に向かい、該光源を中心軸として螺
旋状にユニット本体内部を仕切る仕切壁状に形成した触
媒プレートと、 を備え、 前記触媒プレートは、表面に二酸化チタンがコーティン
グされた複数個の粒状光触媒体と、該複数個の粒状光触
媒体を収納する網状収納部材と、を有することを特徴と
する脱臭装置用ユニット。 - 【請求項２】 前記触媒プレートの螺旋のピッチＬの範
囲は、Ｌ＝１／２ｒ乃至１／８ｒであることを特徴とす
る請求項１記載の脱臭装置用ユニット部材。ここで、ｒ
はユニット本体の内径とする。 - 【請求項３】 略角筒状あるいは略円筒状をなすユニッ
ト本体と、 該ユニット本体の軸心方向に向かって配設された長尺棒
状の光源と、 前記光源を反射するユニット本体内壁に形成された反射
壁と、 前記ユニット本体の長手方向に向かい、略千鳥状に互い
違いにしてユニット本体内部を仕切る仕切壁状に形成し
た触媒プレートと、 を備え、 前記触媒プレートは、表面に二酸化チタンがコーティン
グされた複数個の粒状光触媒体と、該複数個の粒状光触
媒体を収納する網状収納部材と、 を有することを特徴とする脱臭装置用ユニット部材。 - 【請求項４】 前記触媒プレートの取付角度は、４５度
乃至９０度の範囲であることを特徴とする請求項３記載
の脱臭装置用ユニット。 - 【請求項５】 請求項１乃至請求項４に記載された脱臭
装置ユニット部材を長さ方向にあるいは幅方向に向かい
複数列あるいは複数段に連結形成し、大風量型脱臭装置
用ユニット部材としたことを特徴とする脱臭装置用ユニ
ット部材。 - 【請求項６】 前記反射壁として構成されたユニット本
体の内壁に、反射効率を維持しつつ二酸化チタンをコー
ティングして光触媒層としたことを特徴とする請求項１
乃至請求項５記載の脱臭装置用ユニット部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001321342A JP3842103B2 (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | 脱臭装置用ユニット部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001321342A JP3842103B2 (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | 脱臭装置用ユニット部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003117351A true JP2003117351A (ja) | 2003-04-22 |
| JP3842103B2 JP3842103B2 (ja) | 2006-11-08 |
Family
ID=19138570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001321342A Expired - Fee Related JP3842103B2 (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | 脱臭装置用ユニット部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3842103B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101220870B1 (ko) * | 2010-05-28 | 2013-01-11 | 서유화 | 복수의 램프가 설치되는 나선형 광촉매판 |
| CN109847579A (zh) * | 2019-04-18 | 2019-06-07 | 北京北大明德科技发展有限公司 | 一种光催化净化装置 |
-
2001
- 2001-10-19 JP JP2001321342A patent/JP3842103B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101220870B1 (ko) * | 2010-05-28 | 2013-01-11 | 서유화 | 복수의 램프가 설치되는 나선형 광촉매판 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3842103B2 (ja) | 2006-11-08 |
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