JP2003116904A - バルーンカテーテル装置およびその温度検出用ユニット - Google Patents
バルーンカテーテル装置およびその温度検出用ユニットInfo
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Abstract
防止する。 【解決手段】カテーテル本体1に取付けたバルーン2内
の高周波加熱用電極3と体外電極26との間での高周波
通電によって、電極3が加熱される。電極3に対する高
周波供給用導線24、13が、熱電対4における一方の
導線を兼用しており、この一方の導線13と熱電対4に
おける他方の導線14とが、所定分岐部位16で接続さ
れる。配線13、14にはコンデンサ41、42が接続
される。配線13、14のうちコンデンサ41、42よ
りも電極3あるいは熱電対4側における接続部位51a
あるいは52aから、温度検出装置55に連なる配線5
1、52が分岐されている。配線51、52には、コイ
ル61あるいは62が接続される。上記接続部位51
a、52aは高周波的に同電位とされるので、高周波電
位差のない状態で、熱電対4からの直流電流が温度検出
装置55に入力される。
Description
装置およびその温度検出用ユニットに関するものであ
る。
付けたバルーン付きカテーテルの中には、バルーン内に
加熱手段が装備されて、この加熱手段によってバルーン
内に充填された加熱用液体を加熱して、バルーンが接触
する体組織を局所的に焼灼して治療することが行われて
いる。
するために、温度センサとしての熱電対を設けることも
行われている。特開平5−293183号公報には、カ
テーテル本体内の配線数低減のために、高周波加熱用電
極に対する高周波供給用導線を、熱電対から伸びる起電
力取出し用の導線として兼用するようにしたものが開示
されている。すなわち、この公報記載のものでは、高周
波供給用導線から分岐させた一の導線を温度検出装置に
接続すると共に、熱電対から伸びる他の導線を、直流電
流のみを通過させる高周波分離手段を介して上記温度検
出装置に接続するものが開示されている。
に、高周波供給用導線を熱電対用の導線として兼用させ
た場合、温度検出の精度が悪化してしまう場合がある、
ということが判明した。このような原因を追及したとこ
ろ、高周波電位差によるノイズが問題になるということ
が判明した。すなわち、温度検出装置へ入力される熱電
対からの一対の直流電流の間に高周波電位差が存在する
と、この高周波電位差がノイズとなって、温度検出装置
に入力される熱電対の起電力の大きさに影響を与えてし
まう、ということが判明した。
れたもので、その目的は、高周波加熱用電極に接続され
る高周波供給用導線を、熱電対における一方の導線用と
して兼用した場合に、高周波電位差に起因した温度検出
の精度悪化を防止できるようにしたバルーンカテーテル
装置およびその温度検出用ユニットを提供することにあ
る。
め、本発明装置にあっては次のような解決手法を採択し
てある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に
記載のように、カテーテル本体の先端部に取付けたバル
ーン内に高周波加熱用電極が装備されると共に温度セン
サとしての熱電対が装備され、前記熱電対からの起電力
を取り出す一対の取出導線のうちの一方の取出導線が、
前記高周波加熱用電極に対する高周波供給用導線で兼用
するようにしてなるバルーンカテーテル装置において、
前記高周波供給用導線が、所定分岐部位にて第1分岐導
線と第2分岐導線との2本に分岐されており、前記第1
分岐導線が、前記前記高周波加熱用電極に接続されて、
前記熱電対の一方の取出導線を構成しており、前記第2
分岐導線が、前記熱電対の他方の取出導線を構成してお
り、前記第1分岐導線および第2分岐導線にはそれぞ
れ、高周波電流のみを通過させる第1分離手段が接続さ
れ、前記第1分岐導線から分岐された第3分岐導線およ
び前記第2分岐導線から分岐された第4分岐導線がそれ
ぞれ、直流電流のみを通過させる第2分離手段を介し
て、前記熱電対の起電力に基づいて温度を検出する温度
検出装置に接続され、前記前記第1分岐導線に対する前
記第3分岐導線の接続部位および前記第2分岐導線に対
する前記第4分岐導線の接続部位が、それぞれ、前記第
1分離手段よりも前記高周波加熱用電極および熱電対側
に設定されている、ようにしてある。
2分岐導線とは、熱電対における一対の導線を構成する
ことになるが、高周波供給用導線の所定分岐部位を介し
て互いに接続された状態となるので、第1分離手段を経
た後でも高周波的には互いに同電位となる。すなわち、
温度検出装置に接続される第3分岐導線および第4分岐
導線は、高周波的に互いに同電位となる。そして、第2
分離手段によって高周波電流が分離された後の直流電流
のみが温度検出装置に入力されて、高周波電位差をノイ
ズとすることなく温度が精度よく検出されることにな
る。
決手法を合わせて採択することができる。すなわち、分
離手段を極力簡単かつ安価にするため、前記第1分離手
段をコンデンサによって構成することができ、また、前
記第2分離手段をコイルによって構成することができ
る。
方の導体を構成する材料と同一材料によって、前記高周
波加熱用電極および前記第1分岐導線が構成され、前記
熱電対を構成する一対の導体のうち他方の導体を構成す
る材料と同一の材料によって、前記第2分岐導線が構成
されている、ようにすることができる。この場合、高周
波加熱用電極と第1分岐導線とを一体なものとして構成
することが可能となり、また熱電対と第2分岐導線とを
一体のものとして構成することが可能となる。
する前記高周波加熱用電極がコイル状に形成されて、そ
の一端部に前記第1分岐導線が連なり、前記高周波加熱
用電極の他端部に、前記熱電対を構成する他方の導体の
一端部が接続され、前記他方の導体の他端部から前記第
2分岐導線が伸びている、ようにすることができる。こ
の場合、高周波加熱用電極でもって、熱電対における一
方の導体として兼用させることができる。
線の接続部位、および前記第2分岐導線に対する前記第
4分岐導線の接続部位が、それぞれ、カテーテルの外部
となるように設定されている、ようにすることができ
る。この場合、第3分岐導線や第4分岐導線は勿論のこ
と、第1分離手段や第2分離手段もカテーテルの外部に
位置されることとなって、カテーテルの径を小さくする
上で好ましいものとなる。
周波供給用導線のうち前記所定分岐部位よりも高周波発
生装置側となる部位と、該高周波加熱用電極と対をなす
体外電極に接続される別の高周波供給用導線との間にお
ける電流の位相差を低減するための位相調整手段が設け
られている、ようにすることができる。これにより、高
周波誘導加熱を効果的に行う上で好ましいばかりでく、
第3分岐導線や第4分岐導線との間での高周波電位差そ
のものを小さくする上でも好ましいものとなる。
度検出用ユニットにあっては次のような解決手法を採択
してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項9
に記載のように、高周波電流の入力用となる第1接続端
子と、高周波加熱電極に対する接続用となる第2接続端
子と、熱電対に対する接続用となる第3接続端子と、そ
れぞれ温度検出装置への接続用となる第4接続端子およ
び第5接続端子と、前記第1接続端子と前記第2接続端
子とを接続すると共に、高周波電流のみを通過させる低
周波分離手段が介在された第1接続手段と、前記第1接
続端子と前記第3接続端子とを接続すると共に、高周波
電流のみを通過させる低周波分離手段が介在された第2
接続手段と、前記第1接続手段における前記低周波分離
手段をバイパスして前記第2接続端子と第4接続端子と
を接続すると共に、直流電流のみを通過させる高周波分
離手段が介在された第3接続手段と、前記第2接続手段
における前記低周波分離手段をバイパスして前記第3接
続端子と第5接続端子とを接続すると共に、直流電流の
みを通過させる高周波分離手段が介在された第3接続手
段と、を備えているようにしてある。
周波供給用導線を熱電対の一方の導線として兼用する場
合に、上記温度検出用ユニットを用いることにより、請
求項1に対応した装置が得られる。すなわち、第1接続
端子に高周波供給用導線を接続し、第2接続端子を高周
波加熱用電極に接続し(熱電対の一方の導体への接続確
保)、第3接続端子を熱電対に接続し(熱電対の他方の
導体への接続確保)、第4接続端子および第5接続端子
をそれぞれ温度検出装置に接続すればよい。
決手法を合わせて採択することができる。すなわち、前
記第1接続端子から第5接続端子までの各接続端子を外
部に露出させて保持したケーシングを有し、前記ケーシ
ング内に、前記接続手段と前記低周波分離手段と前記高
周波分離手段とがそれぞれ収納されている、ようにする
ことができる。これにより、温度検出ユニットを、ケー
シングにひとまとめした状態で構成することができる。
部位に対して、カテーテルBKが経皮的に体外から挿入
される。カテーテルBKは、加熱式のバルーンカテーテ
ルとされて、そのチューブ状のカテーテル本体1の先端
部には、バルーン2が取付けられ、このバルーン2内に
は、後述するように、加熱手段としての高周波加熱用電
極3、および温度センサとしてとしての熱電対4が装備
されている。
1よりも十分に細いガイドチューブ5が装備されてい
る。このガイドチューブ5は、カテーテル本体1とほぼ
同程度の長さとされて、その先端部はカテーテル本体1
の先端部よりも若干突出されている。このようなガイド
チューブ5内を、ガイドワイヤ6が挿通可能とされてい
る。バルーン2は、カテーテル本体1の先端部とガイド
チューブ5の先端部とに跨って取付けられている。バル
ーン2内おいて、前述の加熱用電極3がガイドチューブ
5を取り巻くようにして配設されている。
一方の導体を構成している。すなわち、加熱用電極3
は、例えば銅線をコイル状に巻回することにより構成さ
れて、この加熱用電極3が熱電対4における一方の導体
を構成する。また、熱電対4の他方の導体は、例えばコ
ンスタンタンにより構成されて、加熱用電極3の他端部
に接続されている(この接続部位が符号4aで示され
る)。
からの副伝導路を、加熱式バルーンカテーテルによって
焼灼するときのものが示される。すなわち、カテーテル
本体1の先端部つまりバルーン2が左心室11に位置さ
れて、膨張されたバルーン2が、肺静脈12の左心室1
1への開口縁部となる肺静脈口12aに対して環状に接
触されている状態が示される。この図1において、焼灼
される部分は、肺静脈口12aに対してバルーン2が接
触された環状の部位であり、この焼灼部位が符号αで示
される。
用電極3と一体のもので、第1分岐導線を構成するもの
である。また、熱電対4から一体に伸びる配線14は、
第2分岐導線を構成するものである。各配線13、14
は、カテーテル本体1内を通して、最終的に体外に伸び
るものである。カテーテル本体1内における各要素5、
6、13、14の配設状態が、簡略的に図2に示され
る。また、図3に示すように、カテーテル本体1の基端
部には、コネクタ15が接続されて、このコネクタ15
を通して、上記配線13、14が体外に導出される。そ
して、配線13と14とは、体外において互いに接続さ
れて、この接続部位が所定分岐部位16として示され
る。なお、配線13、14の体外への導出部位は、シー
ルされている。
る。高周波発生装置21は、例えば、トランス22の一
次側に印加する交流波をアンプ23で増幅することによ
り、トランス22の二次側において高周波(高周波電
流)を出力するようになっている。
が、配線24を介して前記所定分岐部位16に接続され
る。この配線24は、前述の配線13と共に高周波供給
用導線を構成するものである。トランス22における二
次側の他方側端子が、配線25を介して、体外電極26
に接続される。
ために、位相調整手段31が設けられている。この移動
調整手段31は、実施形態では、配線24に接続された
可変コンデンサ32と、配線25に接続された可変コン
デンサ33と、同相電流計34とを有する。同相電流計
34は、各可変コンデンサ32、33よりもトランス2
2側における配線24と25との間の電流位相差を検出
するもので、この同相電流計34で検出される電流が最
小となるように、各可変コンデンサ32、33が調整さ
れる。
させて、低周波電流つまり直流を遮断する低周波分離手
段としてのコンデンサ41が接続されている。同様に、
前記配線14には、高周波電流のみを通過させて、低周
波電流つまり直流を遮断する低周波分離手段としてのコ
ンデンサ42が接続されている。コンデンサ41、42
は、第1分離手段を構成するものである。
れ、同様に配線14からは第4分岐導線52が分岐さ
れ、各分岐導線51、52は、それぞれ温度検出装置5
5に接続されている。第3分岐導線51の配線13に対
する接続部位が符号51aで示され、この接続部位51
aは、コンデンサ41よりも加熱用電極3側に設定され
ている。また、第4分岐導線52の配線14に対する接
続部位が符号52aで示され、この接続部位52aは、
コンデンサ42よりも熱電対4側に設定されている。な
お、各分岐導線51、52つまりコンデンサ41、42
等は、カテーテル本体1の外部(体外)に位置されてい
るものである。
まり直流は通過させるが、高周波電流は遮断する分離手
段(第2分離手段)としてのコイル61が接続されてい
る。同様に、上記第4分岐導線52には、低周波電流つ
まり直流は通過させるが、高周波電流は遮断する分離手
段(第2分離手段)としてのコイル62が接続されてい
る。
起電力に基づいて温度を検出するものである。この温度
検出装置55は、実施形態では、上記配線13と14を
介して入力される電流差(起電力)を取り出す比較器5
6と、この比較器56からの出力に基づいて温度を算出
する算出部57と、算出部57で算出された温度を表示
する表示部58とを有する。
分岐部位16にて接続されている関係上、少なくとも高
周波的には同電位とされる。つまり、第3分岐導線51
の配線13に対する接続部位51aと、第4分岐導線5
2の配線14に対する接続部位52aとは、高周波的に
同電位とされることになる。このように、配線13、1
4から温度検出装置55に入力される直流電流の間に
は、高周波電位差を有しないもの(あるいは十分に高周
波電位差が低減されたもの)となる。
図1に示す体内所定部位に位置され、かつ体外電極26
を体表面に接触させた状態で、高周波発生装置21を作
動させることにより、2つの電極3と26との間で高周
波通電が行われて、加熱用電極3が加熱されることにな
る。なお、加熱時には、バルーン2は、生理生理食塩水
等の加熱用液体で充満される。バルーン2の加熱によ
り、肺静脈口12aが焼灼されて、副伝導路が遮断され
る(心房細動の治療)。
ら、配線51、52を介して入力される直流電流に基づ
いて、温度検出装置55により検出、表示され、この表
示される温度が所望温度となるように、高周波発生装置
21の作動レベルが調整される。
21、位相調整手段31、温度検出装置55として既存
のものを流用しつつ、高周波電位差による悪影響を排除
するためのユニット体を温度検出用ユニットとして提供
することができる。この温度検出用ユニットは、図4に
おいて符号U1として示される。この温度検出用ユニッ
トU1は、二点鎖線で示すケーシング71と、第1から
第5の合計5個の接続端子T1〜T5を有する。各接続
端子T1〜T5は、それぞれ別個独立してケーシング7
1に保持されて、外部配線が着脱自在に接続可能とされ
ている。
れる。第2接続端子T2には、高周波加熱用電極3(か
ら伸びる配線13)が接続される。第3接続端子T3に
は、熱電対4(から伸びる配線14)が接続される。第
4接続端子T4および第5接続端子T5はそれぞれ、温
度検出装置55が接続される。
士が図4に示すように接続される。すなわち、特許請求
の範囲における請求項9の対応関係において、第1接続
端子T1と第2接続端子T2とを接続する配線13とコ
ンデンサ41とが、第1接続手段を構成する。また、第
1接続端子T1と第3接続端子T3とを接続する配線1
4とコンデンサ42とが、第2接続手段を構成する。コ
ンデンサ41をバイパスして第2接続端子T2と第4接
続端子T4とを接続する配線51とコイル61とが、第
3接続手段を構成する。コンデンサ42をバイパスして
第3接続端子T3と第5接続端子T5とを接続する配線
52とコイル62が、第4接続手段を構成する。
手段31をも含むものとして構成することも可能であ
り、この位相調整手段を含む温度検出用ユニットが符号
U2で示される。この場合、図4一点鎖線で示すケーシ
ング75が設けられて、このケーシング75に、前述の
各接続端子T2〜T5の他に、第6接続端子T6、第7
接続端子T7、第8接続端子T8が設けられる。図4か
ら既に明らかなように、上記第6接続端子T6は、温度
検出用ユニットU1における第1接続端子T1に相当す
るものである。第7接続端子T7は、トランス22から
伸びる配線25が接続されるものである。第8接続端子
T8は、体外電極26が接続されるものである。
はこれに限らず、特許請求の範囲の記載された範囲で種
々の変形が可能である。例えば、熱電対4としては、そ
の一方の導体を加熱用電極3で兼用することなく、専用
の導体を利用することもできる(電極3に対して熱電対
4の一対の導体が直列に接続されて、この電極3を含む
直列接続構造の一端部から配線13が導出され、他端部
から配線14が導出される構造)。高周波電流のみを通
過させる分離手段、および直流電流のみを通過させる分
離手段は、実施形態に示されたものに限らず、フィルタ
手段やフィルタ回路等その名称を問わず適宜の構成のも
のを採択することができる。本発明は、心臓治療用に限
らず、他の臓器の治療用として用いることもでき、また
人体に限らず動物の治療用として用いることもできる。
勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質
的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供
することをも暗黙的に含むものである。
る温度検出精度の悪化を防止して、温度を精度よく検出
することができる。また、既存のカテーテル装置に組み
込んで使用されて、高周波電位差を解消できるようにし
た温度検出用ユニットが提供される。
断面図。
を示す要部側面図。
Claims (13)
- 【請求項1】カテーテル本体の先端部に取付けたバルー
ン内に高周波加熱用電極が装備されると共に温度センサ
としての熱電対が装備され、 前記熱電対からの起電力を取り出す一対の取出導線のう
ちの一方の取出導線が、前記高周波加熱用電極に対する
高周波供給用導線で兼用するようにしてなるバルーンカ
テーテル装置において、 前記高周波供給用導線が、所定分岐部位にて第1分岐導
線と第2分岐導線との2本に分岐されており、 前記第1分岐導線が、前記前記高周波加熱用電極に接続
されて、前記熱電対の一方の取出導線を構成しており、 前記第2分岐導線が、前記熱電対の他方の取出導線を構
成しており、 前記第1分岐導線および第2分岐導線にはそれぞれ、高
周波電流のみを通過させる第1分離手段が接続され、 前記第1分岐導線から分岐された第3分岐導線および前
記第2分岐導線から分岐された第4分岐導線がそれぞ
れ、直流電流のみを通過させる第2分離手段を介して、
前記熱電対の起電力に基づいて温度を検出する温度検出
装置に接続され、 前記前記第1分岐導線に対する前記第3分岐導線の接続
部位および前記第2分岐導線に対する前記第4分岐導線
の接続部位が、それぞれ、前記第1分離手段よりも前記
高周波加熱用電極および熱電対側に設定されている、こ
とを特徴とするバルーンカテーテル装置。 - 【請求項2】請求項1において、 前記第1分離手段がコンデンサとされている、ことを特
徴とするバルーンカテーテル装置。 - 【請求項3】請求項1において、 前記第2分離手段がコイルとされている、ことを特徴と
するバルーンカテーテル装置。 - 【請求項4】請求項1において、 前記第1分離手段がコンデンサとされ、 前記第2分離手段がコイルとされている、ことを特徴と
するバルーンカテーテル装置。 - 【請求項5】請求項1において、 前記熱電対を構成する一対の導体のうち一方の導体を構
成する材料と同一材料によって、前記高周波加熱用電極
および前記第1分岐導線が構成され、 前記熱電対を構成する一対の導体のうち他方の導体を構
成する材料と同一の材料によって、前記第2分岐導線が
構成されている、ことを特徴とするバルーンカテーテル
装置。 - 【請求項6】請求項5において、 前記熱電対における前記一方の導体を兼用する前記高周
波加熱用電極がコイル状に形成されて、その一端部に前
記第1分岐導線が接続され、 前記高周波加熱用電極の他端部に、前記熱電対を構成す
る他方の導体の一端部が接続され、 前記他方の導体の他端部から前記第2分岐導線が伸びて
いる、ことを特徴とするバルーンカテーテル装置。 - 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれか1項に
おいて、 前記第1分岐導線に対する前記第3分岐導線の接続部
位、および前記第2分岐導線に対する前記第4分岐導線
の接続部位が、それぞれ、カテーテルの外部となるよう
に設定されている、ことを特徴とするバルーンカテーテ
ル装置。 - 【請求項8】請求項1ないし請求項7のいずれか1項に
おいて、 前記高周波加熱用電極に接続される前記高周波供給用導
線のうち前記所定分岐部位よりも高周波発生装置側とな
る部位と、該高周波加熱用電極と対をなす体外電極に接
続される別の高周波供給用導線との間における電流の位
相差を低減するための位相調整手段が設けられている、
ことを特徴とするバルーンカテーテル装置。 - 【請求項9】高周波電流の入力用となる第1接続端子
と、 高周波加熱電極に対する接続用となる第2接続端子と、 熱電対に対する接続用となる第3接続端子と、 それぞれ温度検出装置への接続用となる第4接続端子お
よび第5接続端子と、 前記第1接続端子と前記第2接続端子とを接続すると共
に、高周波電流のみを通過させる低周波分離手段が介在
された第1接続手段と、 前記第1接続端子と前記第3接続端子とを接続すると共
に、高周波電流のみを通過させる低周波分離手段が介在
された第2接続手段と、 前記第1接続手段における前記低周波分離手段をバイパ
スして前記第2接続端子と第4接続端子とを接続すると
共に、直流電流のみを通過させる高周波分離手段が介在
された第3接続手段と、 前記第2接続手段における前記低周波分離手段をバイパ
スして前記第3接続端子と第5接続端子とを接続すると
共に、直流電流のみを通過させる高周波分離手段が介在
された第3接続手段と、を備えていることを特徴とする
バルーンカテーテル装置における温度検出用ユニット。 - 【請求項10】請求項9において、 前記低周波分離手段がコンデンサとされている、ことを
特徴とするバルーンカテーテル装置における温度検出用
ユニット。 - 【請求項11】請求項9において、 前記高周波分離手段がコイルとされている、ことを特徴
とするバルーンカテーテル装置における温度検出用ユニ
ット。 - 【請求項12】請求項9において、 前記低周波分離手段がコンデンサとされ、 前記高周波分離手段がコイルとされている、ことを特徴
とするバルーンカテーテル装置における温度検出用ユニ
ット。 - 【請求項13】請求項9において、 前記第1接続端子から第5接続端子までの各接続端子を
外部に露出させて保持したケーシングを有し、 前記ケーシング内に、前記接続手段と前記低周波分離手
段と前記高周波分離手段とがそれぞれ収納されている、
ことを特徴とするバルーンカテーテル装置における温度
検出用ユニット。
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JP2001316596A JP3848122B2 (ja) | 2001-10-15 | 2001-10-15 | バルーンカテーテル装置およびその温度検出用ユニット |
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