JP2003115051A - マルチモーダルバイオメトリック方法並びに装置及びプログラム製品 - Google Patents

マルチモーダルバイオメトリック方法並びに装置及びプログラム製品

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JP2003115051A
JP2003115051A JP2002193372A JP2002193372A JP2003115051A JP 2003115051 A JP2003115051 A JP 2003115051A JP 2002193372 A JP2002193372 A JP 2002193372A JP 2002193372 A JP2002193372 A JP 2002193372A JP 2003115051 A JP2003115051 A JP 2003115051A
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Wolfgang Kuepper
キュッパー ヴォルフガング
Matthias Schuster
シュースター マティアス
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Siemens AG
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F18/00Pattern recognition
    • G06F18/20Analysing
    • G06F18/25Fusion techniques
    • G06F18/254Fusion techniques of classification results, e.g. of results related to same input data
    • G06F18/256Fusion techniques of classification results, e.g. of results related to same input data of results relating to different input data, e.g. multimodal recognition

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高いトレーニングコスト、不充分なエラーレ
ート及び他のバイオメトリ、システム又は他のバイオメ
トリ個数で使用するように変更し難いという従来技術の
欠点を回避し、且つ、所定の確実度を調整可能乃至選択
可能なマルチモーダルバイオメトリを開発すること。 【解決手段】 少なくとも1人のユーザに、少なくとも
2つのクラスのうちの一方のクラスが配属され、ユーザ
に対して求められたバイオメトリックデータと各クラス
用のリファレンスデータとの類似の尺度である類似度が
用いられ、各クラスに対する少なくとも2つの個別バイ
オメトリの統計的な情報の結合から、少なくとも2つの
クラスの各々に対する前記統計的な全情報が形成され、
個別バイオメトリの統計的な情報は、類似度に依存する
ユーザの、クラスへのメンバーシップについての統計的
な情報にされ、所定の配属判定基準が充足される場合、
ユーザは、少なくとも2つのクラスの一方に配属され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチモーダルバ
イオメトリック方法並びに装置及びプログラム製品に関
する。
【0002】
【従来の技術】ユーザの認証のために、バイオメトリッ
ク方法を使用することができ、即ち、ユーザが人体の特
徴又は特徴的な行動パターンを用いて検出される。マル
チモーダルバイオメトリは、2つ又は複数の個別バイオ
メトリ(例えば、音声認識、署名認識、手の幾何形状認
識、指紋認識、瞳孔認識、顔認識)を全システムで統合
する。個別バイオメトリを有するバイオメトリック方法
は、例えば、世界知的所有権機関特許第98/24051号、世
界知的所有権機関特許第98/25228号、世界知的所有権機
関特許第98/50880号、世界知的所有権機関特許第99/082
23号に、署名のダイナミック検証の形式で開示されてお
り、ドイツ連邦共和国特許出願第19952049号公報に音声
検証の形式で開示されており、米国特許出願公開第5533
177号公報、米国特許出願公開第5751843号公報、米国特
許出願公開第5828779号公報、ヨーロッパ特許第0560779
号公報、ヨーロッパ特許第0713592号公報、ヨーロッパ
特許第0800145号公報及び世界知的所有権機関特許第98/
38533号には、手認識又は手の位置特定用の方法として
開示されている。
【0003】マルチプルバイオメトリは、確実度が比較
的高く、快適性が向上するが、個別バイオメトリの対応
関係を最適に組み合わせる必要性がある。
【0004】マルチモーダルバイオメトックシステムに
は、以下の要件が設定される: -最良の個別バイオメトリよりも高い確実度 -高速配属時間 -フォールスアクセプタンスレート(誤採択率)FAR -低くて、殊に所定の平均フォールスリジェクションレ
ート(誤棄却率)FRR バイオメトリック方法には、本人(本もの)(権限を認定
されたユーザ)のクラスの特徴を、不正行為実行者(偽も
の) (imposter)クラスの特徴から最適に分離する、バイ
ナリクラシフィケーションの問題がある。マルチモーダ
ルバイオメトリにも、バイナリクラシフィケーション問
題があり、特徴空間のディメンションは、使用されてい
る個別バイオメトリの個数に依存している。
【0005】複数の個別バイオメトリをマルチモーダル
バイオメトリック方法に組み合わせるのに、種々のやり
方がある。つまり: -論理結合: アンド/オア/組み合わせ結合; Dieckmann,
U. 他: "SESAM: A biometric person identification s
ystem using sensor fusion", Pattern recognition Le
tters 18, 1997, pp. 827-833. -ウェイテッドトータルスコア(得点): 個別スコア乃至
コスト(費用)から、トータルスレッショールドに対し
て; Brunelli, R. 及び Falavigna, D. "Person Identi
fication Using Multiple Cues", IEEE. Transactions
on Pattern Analysis and maschine Intelligence, Vo
l. 17, No. 10, 1995. -サポートベクトルマシーン(SVM): クラスを分離するサ
ポートベクトルは、トレーニングプロセスによって求め
られる; Ben-Yacoub, S. "Multi-Modal Fusion For Per
son Authentication Using SVM", IDIAP Research Repo
rt 98-07 Martigny-Valais-Suisse, 1998. -ベイズの統計: スコアの正規分布が前提となる; Bigue
n, E.S. 他 "Expert Conciliation for Multi Modal Pe
rson Authentication Systems by Bayesian Statistic
s" , Proceedings 1st Int. conf. on Audio-& Video-B
ased Personal Authentication, 1997, pp. 327-334. -ニューラルネットワーク(NN): データドリブンクラス
セパレーション; Brunelli, R. 及び Falavigna, D. "P
erson Identificatoin Using Multiple Cues", IEEE. T
ransactions on Pattern Analysis and Maschine Intel
ligence, Vol. 17,No. 10, 1995. 全てのバイオメトリック方法で、リファレンス特徴とテ
スト特徴とが相互に比較されて、類似度を用いて同じユ
ーザから検出したテスト特徴であるかどうか判定され
る。つまり、類似度とは、ユーザに対して求められたバ
イオメトリックデータと、各クラスのユーザのリファレ
ンスデータとの類似(一致)の程度のことである。類似の
程度は、リファレンス特徴と同じユーザから検出したテ
スト特徴との間隔(距離)、又はリファレンスパターンと
同じユーザから検出したテストパターンとの間隔(距離)
、所謂コスト(費用)、又は、リファレンス特徴と同じ
ユーザから検出したテスト特徴との確率の程度を示す所
謂スコア(得点)である。コストの値領域は、0と所定最
大値との間であり、その際、類似度の高い小さなコスト
と類似度の低い大きなコストが形成される。スコアの値
は、0と1との間の領域内にある。1のスコアは、最大一
致の際に生じ、0のスコアは、最小一致の際に生じる。
【0006】従来技術の、実際に市販されているマルチ
モーダルシステムが主として使用されている、論理結合
によるバイオメトリの組み合わせの例について、以下説
明する。アンド結合は、n個のバイオメトリの論理結合
であり、その際、個別バイオメトリ全てに対して、コス
ト(K,K,・・・,K)が所定境界値(T,T,・・・,
T)の下側、乃至、スコア(S,S,・・・,S)が所定
境界値(T,T,・・・,T)の上側である。
【0007】コストの論理アンド結合の判定基準: (K<T)&(K<T)&...&(K<T) スコアの論理アンド結合の判定基準: (S>T)&(S>T)&...&(S>T) 図1には、以下詳述する2つのバイオメトリ1及び2の組み
合わせ用論理アンド結合時のコストと、スコアとの可能
な配属境界値G及び所属の仮定領域A(斜線領域)の例が図
示されている。縦軸には、バイオメトリ1のコストK
示されており、横軸には、バイオメトリ2のスコアS
示されている。
【0008】オア組み合わせでは、ユーザは一方のバイ
オメトリでのみコストを所定境界値より下側に形成し、
乃至、スコアを所定境界値の上側に形成する必要があ
る。
【0009】コストでの論理オア結合の判定基準: (K<T)|(K<T)|...|(K<T) スコアでの論理オア結合の判定基準: (S>T)|(S>T)|...|(S>T) 図2には、バイオメトリ1及びバイオメトリ2の組み合わ
せ用の論理オア結合時のコスト乃至スコアの配属境界値
G及び所属の仮定領域A(斜線領域)の例が図示されてい
る。
【0010】このような既存の手法及びシステムは、部
分的に幾つかの欠点を有している。この欠点は、例え
ば、個別バイオメトリのコストが正常に分割されている
個別バイオメトリについての具体的な仮定であり、高い
トレーニングコスト(NN, SVN)、不充分なエラーレート
及び他のバイオメトリ、システム又は他のバイオメトリ
個数で使用するように変更し難いという欠点がある。と
言うのは、組み合わせ、例えば、使用されたシステム、
バイオメトリでの重み付けされたトータルスコアの方法
での重み、及びその個数が最適化されるからである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、既述
の欠点を回避し、且つ、殊に、所望のフォールスアクセ
プタンスレート、従って、所定の確実度を調整可能乃至
選択可能なマルチモーダルバイオメトリを開発すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
発明は、 −少なくとも1人のユーザに、少なくとも2つのクラス
のうちの一方のクラスを配属し、 −前記ユーザに対して求められたバイオメトリックデー
タと前記各クラス用のリファレンスデータとの類似の尺
度である類似度を用い、 −少なくとも2つのクラスの各々に対して、前記類似度
に依存する前記ユーザの、前記クラスへのメンバーシッ
プ(所属度)について統計的な全情報を提示し、 −前記各クラスに対する少なくとも2つの個別バイオメ
トリの前記統計的な情報の結合から、少なくとも2つの
クラスの各々に対する前記統計的な全情報を形成し、前
記個別バイオメトリの前記統計的な情報を、前記類似度
に依存する前記ユーザの、前記クラスへの前記メンバー
シップについての統計的な情報にし、 −前記統計的な全情報に依存する配属判定基準が充足さ
れる場合、ユーザを、少なくとも2つのクラスの一方に
配属することを提案するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】マルチモーダルバイオメトリック
方法では、少なくとも1人のユーザに、少なくとも2つ
のクラスのうちの一方のクラスが配属される。この2つ
のクラスは、殊に本人(本もの)のクラスと不正行為実行
者(偽もの)クラスである。
【0014】更に、この方法では類似度が使用され、つ
まり、ユーザに対して求められたバイオメトリックデー
タと各クラスの1つに対するリファレンスデータとの類
似の尺度が使用される。類似度としては、殊に上述のコ
スト及び/又はスコアを用いるとよい。
【0015】各々のクラス用の少なくとも2つの個別バ
イオメトリの統計情報を結合することにより、統計的な
全情報が求められる。個別バイオメトリの統計的な情報
は、統計的な全情報同様、類似度に依存するユーザの、
クラスへのメンバーシップについての統計的な情報であ
る。
【0016】ユーザとクラスとは、各クラスの統計的な
全情報の比較によって配属される。統計的な全情報に依
存する配属判定基準が充足されると、そのユーザは、少
なくとも2つのクラスの一方のクラスに配属される。
【0017】既述の方法とは異なり、個別バイオメトリ
の統計的な情報が先ず結合され、それから、形成された
統計的な全情報が評価されるのであって、最初に個別バ
イオメトリの統計的な情報が評価されるのではなく、そ
れから結果が結合される。以下詳述するように、そうす
ることによって著しく改善された結果が達成され、マル
チモーダルバイオメトリック方法は著しく精確な特定の
要件に適合することができる。
【0018】有利には、マルチモーダルバイオメトリッ
ク方法は、ユーザの認証及び/又はユーザの真性決定の
ための方法として構成されている。その際、2つのクラ
スは本人(本もの)のクラスと不正行為実行者(偽もの)ク
ラスである。
【0019】個別バイオメトリの統計的な情報を確率密
度にすると目的に適っている。殊に、この場合には、統
計的な全情報が得られる少なくとも2つの個別バイオメ
トリの統計的な情報が結合され、個別バイオメトリが統
計的に充分に独立している場合には、各個別バイオメト
リの統計的な情報が乗算される。
【0020】統計的な全情報も確率密度にすると目的に
適っている。
【0021】個別バイオメトリ用の類似度は、算出し易
くするために各々コスト又はスコアの何れか一方を有し
ている。しかし、種々異なる個別バイオメトリに対し
て、一方のコスト及び他方のスコアを有する種々異なる
類似度を用いても何ら問題は生じない。
【0022】統計的な情報及び/又は統計的な全情報
を、算出し易くするために正規化すると目的に適ってい
る。
【0023】この方法の特別な利点は、所定クラスへの
配属レートを精確且つ有意義に制御する手段、従って、
フォールスアクセプタンスレート(誤採択率)FAR及び/
又はフォールスリジェクションレート(誤棄却率)FRRの
制御手段にある。そのために、所定値の選定は、所望の
フォールスアクセプタンスレートFAR及び/又は所望の
フォールスリジェクションレートFRRに相応して、少な
くとも2つのクラスのうちの一方のクラスへのユーザの
所望の配属レートが達成されるようにされる。
【0024】有利な実施例では、ユーザの、少なくとも
2つのクラスの一方のクラスへのメンバーシップについ
ての統計的な全情報と、ユーザの、少なくとも2つのク
ラスの他方のクラスへのメンバーシップについての統計
的な全情報との所定の比から、このユーザは、少なくと
も2つのクラスのうちの一方のクラスに配属される。こ
の比は、相応の代数的な変形によって差として、又は、
他の等値な判定基準として定式化してもよい。
【0025】この構成では、最も簡単な場合、所定の値
は丁度1又はほぼ1に等しい。
【0026】この方法の特別な利点は、所定のクラスへ
の配属を精確且つ有意義に制御する手段、従って、フォ
ールスアクセプタンスレートFAR及び/又はフォールス
リジェクションレートFRRを制御する手段にある。その
ために、所定値の選定は、所望のフォールスアクセプタ
ンスレートFAR及び/又は所望のフォールスリジェクシ
ョンレートFRRに相応して、少なくとも2つのクラスの
うちの一方のクラスへのユーザの所望の配属レートが達
成されるようにされる。
【0027】本発明の他の有利な実施例では、少なくと
も2つのクラスのうちの一方のクラスへの、ユーザのメ
ンバーシップについての統計的な全情報と、少なくとも
2つのクラスの単数乃至複数の他のクラスへの、ユーザ
のメンバーシップについての統計的な全情報との比の配
属判定基準に対して択一選択的に、又は、付加的に、他
の配属判定基準を利用してもよい。これは、このクラス
への、ユーザのメンバーシップについての統計的な全情
報が所定境界値を超過した場合に、少なくとも2つのク
ラスのうちの一方のクラスにユーザが配属される点にあ
る。
【0028】殊に、最初にあげた判定基準だけを用いた
場合に、フォールスアクセプタンスレートFARが所定の
目標値を超過する際には、この配属判定基準を付加的に
用いるとよい。
【0029】結局、択一選択的に、又は付加的に、第3
の配属判定基準を用いてもよい。これは、少なくとも2
つのクラスのうちの単数乃至複数の他のクラスへの、ユ
ーザの配属についての統計的な全情報が、所定境界値よ
り下側である場合に、少なくとも2つのクラスのうちの
一方のクラスにユーザが配属される点にある。
【0030】最初にあげた配属判定基準の場合同様に、
最後に挙げた両判定基準でも、個別バイオメトリの統計
的な情報を最後に算出し、それから、全情報を評価する
という本発明の基本的な技術思想からの特別な利点が得
られる。これは、所望のフォールスアクセプタンスレー
トFAR又は所望のフォールスリジェクションレートFRRに
相応して、所望の配属レートを形成する点にある。更
に、この方法を制御して簡単且つ有意義な結果を奏する
ことができる。
【0031】既述の方法を実行するように装置構成され
た装置は、例えば、相応のプログラミング及びコンピュ
ータ又は計算装置の装置構成により実施することができ
る。既述の方法の1つをデータ処理装置で実行すること
ができるソフトウェアコードセグメントを有するデータ
処理装置用のプログラム製品は、この方法をプログラミ
ング言語で適切に実施し、データ処理装置で実行可能な
コードに変換することによって実施することができる。
このソフトウェアコードセグメントは、そのために記憶
される。その際、プログラム製品とは、市販の製品とし
てのプログラムのことである。任意の形式で、例えば、
紙、コンピュータ読み出し可能なデータ坦体又はネット
ワークを介して配布されているものでよい。
【0032】
【実施例】以下、図示の実施例を用いて、本発明につい
て詳細に説明する。
【0033】本発明の方法は、コスト乃至スコアの機能
分布について仮定してはおらず、各個別バイオメトリの
測定されたコスト乃至スコア分布を使用する。
【0034】ここに図示した実施例では、スコアに基づ
くバイオメトリ2、及び、コストを使用するバイオメト
リ1が、マルチモーダルバイオメトリにまとめられてい
る。
【0035】この方法の基本は、本人(本もの)及び不正
行為実行者(偽もの)のコスト乃至スコアの多次元確率密
度を形成する。これは、各個別バイオメトリの測定され
たコスト分布から算出できる。
【0036】図3及び図4には、種々異なる2つのバイオ
メトリの例として、使用データによって求めることがで
きる本人(本もの)(実線)及び不正行為実行者(偽もの)
(破線)のコスト乃至スコア分布が示されている。事象の
頻度F(数)が、バイオメトリ1のコストKについての統
計的な情報として、乃至、バイオメトリ2のスコアS
ついての統計的な情報として記載されている。以下、こ
の方法について、この例の組み合わせを用いて説明す
る。
【0037】このコスト乃至スコア分布から、適切な統
計的な情報が、コスト乃至スコアの形式で提示される類
似度の確率密度の形式で、個別バイオメトリに対して算
出され、その際、個別分布に亘っての積分が1に正規化
される。図5及び図6には、バイオメトリ1の、この確率
密度p(x),p(x)及びバイオメトリp (y),p (y)
が、本人(本もの)(実線)及び不正行為実行者(偽もの)
(破線)について示されている。
【0038】相互に独立した統計的なバイオメトリに対
して、本人(本もの)乃至不正行為実行者(偽もの)のコス
ト/スコアの多次元確率密度の形式での統計的な全情報
は、本人(本もの)乃至不正行為実行者(偽もの)の各個別
バイオメトリの各確率密度の積である。統計的な独立性
の仮定は、冒頭で挙げたバイオメトリ(例えば、音声認
識、署名認識、手の幾何形状認識、指紋認識、瞳孔認
識、顔認識)にとって充分に充足される(但し、同期して
記録された口の動きと音声とが組み合わされていない限
りで)。種々異なる母集団によって形成されたデータバ
ンクでは、この仮定は常に充足される必要がある。その
際、1つのバイオメトリの全ての類似度(コスト及び/
又はスコア)は、各々他の単数乃至複数のバイオメトリ
の全ての類似度と結合され、適切な統計的な個別情報
が、確率密度の乗算によって1つの全情報に結合され
る。
【0039】しかし、どんな場合でも単に、n個のバイ
オメトリは、n組の類似度で作動し、それからn次元の全
確率密度が列挙により得られる。この方法は、統計的に
独立したバイオメトリにも該当し; その際、しかし、そ
の都度一緒に測定された対又はm組(mはnに等しいか、n
よりも小さい)が結合される。
【0040】統計的に独立していない場合、一方のバイ
オメトリの全ての値を、他方のバイオメトリの全ての値
と組み合わせて、個別確率密度の積に相応するような全
確率密度が得られるようにされる。
【0041】連続的な場合には、統計的に独立した2つ
のバイオメトリに対して当てはまる: p(x,y)=p (x)・p (y) 本人(本もの)の分布 p(x,y)=p (x)・p (y) 不正行為実行者(偽も
の)の分布 コンピュータ支援の評価では、しかし、コスト/スコア
間隔が考慮される。バイオメトリ1に対してMの間隔があ
り、バイオメトリ2に対してNの間隔がある。この離散の
場合には、不正行為実行者(偽もの)コスト/スコアの確
率密度に対してマトリックスMが使用され、本人(本も
の)のコスト/スコアの確率密度に対してマトリックスM
が使用される: M(m,n)=p (m)・p (n) m=1,・・・,M; n=1,・・・,N; M(m,n)=p (m)・p (n) m=1,・・・,M; n=1,・・・,N 組み合わされたバイオメトリ1用の本人(本もの)及び及
びバイオメトリ2用の不正行為実行者(偽もの)の類似度
測定の2次元確率密度が、図7に示されている。
【0042】両確率密度分布の交差曲線は、メンバーシ
ップの境界である。この個所では、不正行為実行者(偽
もの)のクラスに所属する類似度測定の点の確率は、本
人(本もの)のクラスに所属する確率に等しい: M(m,n)=M(m,n) メンバーシップ境界 図8には、バイオメトリ1及び2の、このメンバーシップ
境界Zが示されている。更に、本人(本もの)及び不正行
為実行者(偽もの)の類似度測定の一定確率密度の線が示
されている。
【0043】マルチモーダルバイオメトリック方法は、
不正行為実行者(偽もの)と本人(本もの)の各類似度測定
の多次元確率密度に基づく種々異なる配属判定基準を使
用する。このメンバーシップ判定基準は、択一選択的
に、又は、同時に使用することができる。
【0044】第1の配属判定基準は、両分布のうちの1
つへのメンバーシップである。この際、多次元空間内の
コスト/スコア点は、この点で高い確率密度を有するよ
うな分布に配属されている。
【0045】2つのバイオメトリの場合、以下が成立す
る際に、座標(m,n)の類似度が本人(本もの)のグループ
に配属される: M(m,n)>M(m,n) 配属判定基準 I これは、ユーザの、本人(本もの)のクラスへのメンバー
シップについての統計的な全情報と、ユーザの、不正行
為実行者(偽もの)のクラスへのメンバーシップについて
の統計的な全情報との比が所定値1を超過した場合に、
ユーザが本人(本もの)のクラスに配属される情報に相応
している。
【0046】この第1の配属判定基準Iでは、テストデ
ータを用いてFAR並びにFRRを求めることができる。
【0047】FARが所定最大目標値FARSollを超過
した場合、付加的な配属判定基準IIaが充足するように
求められる。その際、コスト/スコア点(m,n)は、配属判
定基準Iが充足されて、ここでは、不正行為実行者(偽も
の)M(m,n)のコスト/スコアの確率密度が所定境界値p
f,grenzの下側である場合に限って、本人(本も
の)のグループに配属される: m(m,n) <pf,grenz 配属判定基準IIa この境界は、その際、テストデータに所定FARSoll
が調整されるように決められる。この配属判定基準IIa
の配属境界は、従って、不正行為実行者(偽もの)のコス
ト/スコアの一定確率密度の線である。
【0048】図9に示されたバイオメトリ1及び2の例で
は、配属境界GI及びGIIa及びコスト/スコア領域A(斜線)
が示されており、この領域内で、ユーザは比較的厳格な
所定FARSollで認証される。
【0049】求められたFARが、所定FARSollより
も小さい場合、配属判定基準IIaの代わりに配属判定基
準IIbが用いられる。その際、座標(m,n)のコスト/スコ
ア点は、配属判定基準Iが充足されるか、又は、ここで
は、本人(本もの)M(m,n)のコスト/スコアの確率密度
が所定境界値P0,grenzの上側である場合に限っ
て本人(本もの)のグループに配属される。
【0050】 M(m,n)>P0,grenz 配属判定基準IIb この境界は、テストデータで、所定フォールスアクセプ
タンスレートFARが調整されるように決められる。従っ
て、この配属判定基準IIbの配属境界は、本人(本もの)
のコスト及び/又はスコアの一定確率密度の線である。
【0051】図10には、フォールスアクセプタンスレー
トFARSollでの要求があまり厳格でない場合のバイ
オメトリ1及び2の組み合わせ用の配属境界GI,GIIb及び
アクセプタンス領域Aが示されている。
【0052】配属判定基準Iの配属境界として、比が所
定値1を有するように選定する代わりに、両確率密度の
比が任意の所定値Vを有するような曲線を利用してもよ
い。その際、この所定値Vは、テストデータに、所定フ
ォールスアクセプタンスレートFARSollが調整され
るように選定される。その際、座標(m,n)のコスト/スコ
ア点は、以下の式が成立する場合に、本人(本もの)のグ
ループに配属される: M(m,n)/M(m,n)>V 図11には、所定フォールスアクセプタンスレートFAR
Sollが比較的強い場合に、バイオメトリ1及びバイ
オメトリ2の組み合わせ用の例の、この方法の配属境界G
及びアクセプタンス領域Aが示されている。メンバーシ
ップ境界Gは、所定値V=1の比に相応している。確率密度
及び所定FARSollに基づいて、どの程度の比が生じ
るかに応じて、配属境界Gがメンバーシップ境界Zを超過
するか、又は、超過しない。
【0053】この方法は、マルチモーダルクラシフィケ
ーションの基礎として個別バイオメトリのコスト/スコ
アの分布を使用する。多次元確率密度及び所定FARの調
整用値の算出のために、各個別バイオメトリの充分なデ
ータが必要である。両方法は、所定の平均FAR目標値の
副次的な条件下で、複数バイオメトリの組み合わせ用の
アクセプタンス領域を求める。データ及び当該データか
ら形成される確率密度の構造に依存して、この方法で
は、空間的に分離された複数のアクセプタンス領域も形
成される。検証ステップでは、ユーザの個別バイオメト
リのコスト/スコアが、所望のFARの、このような組み合
わせのアクセプタンス領域内にあるかどうか検査され、
このユーザのアクセプタンス又はリジェクションについ
て判定される。
【0054】前述のマルチモーダルクラシフィケーショ
ン方法は、2つの例示バイオメトリの組み合わせ用にテ
ストされる。FARの種々異なる目標値のために、個別バ
イオメトリ及び前述のマルチモーダル方法のFRRの合成
値が求められる。図12には、エラーレートが示されてい
る。その際、曲線1は、バイオメトリ1を個別バイオメト
リとして使用した場合に生じ、曲線2は、バイオメトリ2
を個別バイオメトリとして使用した場合に生じ、曲線3
は、所定値V及び配属判定基準IIa又はIIbによる付加的
な境界値で、本発明の方法を用いた場合に生じ、曲線4
は、調整可能な所定値Vでの方法の場合に生じ、曲線5
は、EER(イコールエラーレート)ラインで生じる。マル
チモーダル方法は、FAR値が同じ場合、両個別バイオメ
トリよりも明らかに低いFRR値を有しているということ
が分かる。
【0055】本発明の方法では、各エラーレートの経過
特性が比較的類似して示され、その際、所定値V=1及び
非常に小さなFAR目標値での付加的な境界値を用いた方
法によると、調整可能な設定値Vを用いた方法よりもほ
ぼ小さなフォールスリジェクションレートが生じる。EE
Rは、マルチモーダル方法では、両個別バイオメトリのE
ERより明らかに下側である。
【0056】最後に、前述の本発明のバイオメトリック
方法を、冒頭に記載した従来技術のアンド及びオア結合
と比較する。図13には、バイオメトリ1(ベストの個別バ
イオメトリとして、曲線11)、所定値V=1且つ付加的な境
界値の本発明の方法(曲線12)、調整可能な所定値Vの本
発明の方法(曲線13)、その都度ベストなアンド結合(曲
線14)、及び、その都度ベストなオア結合(曲線15)の各
フォールスリジェクションレートが、所定FAR目標値に
依存して示されており、ROC (Receiver OperatingChara
cteristic)(受信機運用特性)ダイアグラムに相応してい
る。曲線16は、EERラインである。本発明のバイオメト
リック方法は、論理結合及び個別バイオメトリよりも、
エラーレートに関して明らかに良好な特性を有している
ことが分かる。
【0057】本発明のマルチモーダルバイオメトリック
方法は、エラーレートが小さい点で優れている。この方
法は、本人(本もの)又は不正行為実行者(偽もの)のクラ
スへの、コスト/スコア点のメンバーシップに基づいて
いる。従って、配属境界は、最も簡単な場合、両確率の
交差曲線である。この、所定FARSollの判定基準が
充足されない場合、殊にV=1の所定値での方法では、不
正行為実行者(偽もの)コストの領域は排除され、乃至、
メンバーシップ境界線を超過して、比較的高い確率密度
を有する本人(本もの)のコスト/スコアはFARが達成され
る迄利用される。調整可能な所定値Vを用いる本発明の
方法では、各確率密度の比を変えることによって、所定
のFARSollに対して変更されたメンバーシップ条件
を求めることができる。この最後に挙げた方法の幾分改
善された結果となるのは、所望のFARの調整時に、その
都度両確率密度分布が利用され、小さなFAR値を達成す
るために、不正行為実行者(偽もの)の確率密度が比較的
高くて、本人(本もの)の確率密度が比較的小さな領域が
排除される。
【0058】図示の実施例では、2つのバイオメトリが
組み合わされている。本発明の方法によると、しかし、
もっと多くのバイオメトリを相互に組み合わせてもよ
い。
【0059】要するに、本発明は、少なくとも1人のユ
ーザの認証用のマルチモーダルバイオメトリック方法に
関している。少なくとも1人のユーザに、少なくとも2
つのクラスのうちの一方のクラスが配属される。その
際、ユーザに対して求められたバイオメトリックデータ
と各クラス用のリファレンスデータとの類似の尺度であ
る類似度が用いられる。少なくとも2つのクラスの各々
に対して、類似度に依存するユーザの、クラスへのメン
バーシップについて統計的な全情報が提示される。各ク
ラスに対する少なくとも2つの個別バイオメトリの統計
的な情報の結合から、少なくとも2つのクラスの各々に
対する前記統計的な全情報が形成される。個別バイオメ
トリの統計的な情報は、類似度に依存するユーザの、ク
ラスへのメンバーシップについての統計的な情報にされ
る。所定の配属判定基準が充足される場合、ユーザは、
少なくとも2つのクラスの一方に配属される。
【0060】
【発明の効果】本発明のマルチモーダルバイオメトリッ
ク方法の利点は -固定調整可能なグローバルなフォールスアクセプタン
スレートFAR、 -小さな合成フォールスリジェクションレートFRR、 -種々異なるバイオメトリとシステムとの簡単な統合(種
々異なる製造により)、 -2つ以上のバイオメトリの組み合わせが可能、 -類似度測定の実際の分布を用いた算定、即ち、制限的
な仮定は不要、 -領域比較だけ実行すればよいので、配属時間が高速、 -コスト、スコア及びその組み合わせのような、考え得
る全ての類似度を用いることができること、にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つのバイオメトリ1及び2の組み合わせ用論
理アンド結合時のコストと、スコアとの可能な配属境界
値G及び所属の仮定領域A(斜線領域)の例を示す図
【図2】バイオメトリ1及びバイオメトリ2の組み合わ
せ用の論理オア結合時のコスト乃至スコアの配属境界値
G及び所属の仮定領域A(斜線領域)の例を示す図
【図3】バイオメトリ1のコストを示す図
【図4】バイオメトリ2のスコアを示す図
【図5】バイオメトリ1のコストの確率密度を示す図
【図6】バイオメトリ2のスコアの確率密度を示す図
【図7】バイオメトリ1及びバイオメトリ2用の本人
(本もの)と不正行為実行者(偽もの)の2次元確率密
度を示す図
【図8】メンバーシップ境界を示す図
【図9】配属判定基準I及びIIaの配属判定基準境界
を示す図
【図10】配属判定基準I及びIIbの配属判定基準境
界を示す図
【図11】所定値Vの配属判定基準境界を示す図
【図12】個別バイオメトリと本発明のマルチモーダル
方法との比較を示す図
【図13】マルチモーダル方法の比較を示す図
【符号の説明】
1, 2 バイオメトリ FAR フォールスアクセプタンスレート(誤採択率) FRR フォールスリジェクションレート(誤棄却率) EER イコールエラーレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マティアス シュースター ドイツ連邦共和国 ミュンヘン ナウプリ アシュトラーセ 1 Fターム(参考) 5B043 AA09 BA01 BA05 GA04 5B056 BB22 BB36 BB62 BB64 5B085 AA08 AE23 AE25 BE01 BE04 5L096 BA15 BA16 BA17 GA30 GA51 HA07 JA03 JA11

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチモーダルバイオメトリック方法に
    おいて、 −少なくとも1人のユーザに、少なくとも2つのクラス
    のうちの一方のクラスを配属し、 −前記ユーザに対して求められたバイオメトリックデー
    タと前記各クラス用のリファレンスデータとの類似の尺
    度である類似度を用い、 −少なくとも2つのクラスの各々に対して、前記類似度
    に依存する前記ユーザの、前記クラスへのメンバーシッ
    プ(所属度)について統計的な全情報を提示し、 −前記各クラスに対する少なくとも2つの個別バイオメ
    トリの前記統計的な情報の結合から、少なくとも2つの
    クラスの各々に対する前記統計的な全情報を形成し、前
    記個別バイオメトリの前記統計的な情報を、前記類似度
    に依存する前記ユーザの、前記クラスへの前記メンバー
    シップについての統計的な情報にし、 −前記統計的な全情報に依存する配属判定基準が充足さ
    れる場合、ユーザを、少なくとも2つのクラスの一方に
    配属することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 当該方法を用いて、ユーザを認証する請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 個別バイオメトリの各統計的な情報の少
    なくとも1つの情報を、各測定データの列挙及び/又は
    補間によって形成する請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 個別バイオメトリの統計的な情報の列挙
    及び/又は補間によって統計的な全情報を形成する請求
    項1から3迄の何れか1記載の方法。
  5. 【請求項5】 統計的な情報の少なくとも1つを確率密
    度にする請求項1から4迄の何れか1記載の方法。
  6. 【請求項6】 統計的な全情報が得られる、少なくとも
    2つの個別バイオメトリの統計的な情報の結合を、乗算
    にする請求項1から5迄の何れか1記載の方法。
  7. 【請求項7】 コスト及び/又はスコアの類似度を用い
    る、又は、含む請求項1から6迄の何れか1記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 統計的な情報及び/又は統計的な全情報
    を正規化する請求項1から7迄の何れか1記載の方法。
  9. 【請求項9】 配属判定基準を、ユーザの、少なくとも
    2つのクラスのうちの一方への所望の配属率が得られる
    ように選定する請求項1から8迄の何れか1記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 ユーザの、少なくとも2つのクラスの
    一方のクラスへのメンバーシップについての統計的な全
    情報と、前記ユーザの、少なくとも2つのクラスの他方
    のクラスへのメンバーシップについての統計的な全情報
    との比が、所定値を超過している場合、配属判定基準を
    充足する請求項1から9迄の何れか1記載の方法。
  11. 【請求項11】 所定値を1に等しくするか、又は、ほ
    ぼ1に等しくする請求項9又は10記載の方法。
  12. 【請求項12】 ユーザの、少なくとも2つのクラスの
    うちの1つのクラスへの所望の配属率が得られるよう
    に、所定値を選定する請求項9又は10記載の方法。
  13. 【請求項13】 ユーザの、当該クラスへのメンバーシ
    ップについての統計的な全情報が所定境界値を超過して
    いる場合、配属判定基準を充足する請求項1から12迄
    の何れか1記載の方法。
  14. 【請求項14】 ユーザの、少なくとも2つのクラスへ
    の所望の配属率が得られるように、境界値を選定する請
    求項9又は13記載の方法。
  15. 【請求項15】 請求項1から14迄の少なくとも1記
    載の方法を実施するように装置構成された装置。
  16. 【請求項16】 請求項1から14迄の少なくとも1記
    載の方法をデータ処理装置で実施するソフトウエアコー
    ド部を含む前記データ処理装置用のプログラム製品。
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