JP2003112006A - し渣スクリーンの掻取方法並びにその掻取装置 - Google Patents

し渣スクリーンの掻取方法並びにその掻取装置

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JP2003112006A JP2001307017A JP2001307017A JP2003112006A JP 2003112006 A JP2003112006 A JP 2003112006A JP 2001307017 A JP2001307017 A JP 2001307017A JP 2001307017 A JP2001307017 A JP 2001307017A JP 2003112006 A JP2003112006 A JP 2003112006A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原水中のし渣や浮遊物の除去に用いるし渣ス
クリーンの掻取装置の改良に関する。 【解決手段】 ロータリースクリーンにおいて、上記ド
ラム(10)を処理水槽(1)とトラフ(43)に連結
した洗浄排水管(9)とで支架させ、ドラム(10)に
調節したウエッジワイヤー(42)のスリット面に当接
させたスクレーパー(18)を洗浄排水管(9)に支架
させると共に、ドラム(10)とスクレーパー(18)
を駆動手段に連結して、スクレーパー(18)をドラム
(10)よりも速い速度でドラム(10)と同方向に差
速回転させるもので、スクレーパー(18)でし渣など
の固形分をドラム(10)のろ材面から掻き取りながら
ドラム(10)上方に移動させ、集積した固形分をトラ
フ(43)に落下させ、洗浄水では除去できないろ材面
に絡み付いた繊維なども掻き取って、ろ材面の再生も行
なうものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、産業排水、工業
用水あるいは下水等のし渣や浮遊物の除去に用いるロー
タリースクリーンに関し、特に、し渣スクリーンの掻取
方法とその装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、処理水槽に浸漬させたドラムに金
属網を張設し、ドラムの内部に原水を導入してろ過ドラ
ム内外の液面差により処理水を金属網に通過させ、ドラ
ムを回転させてろ材面に捕捉したし渣などの固形分をド
ラム内部のトラフに排出する固液分離装置はよく知られ
ている。そして、ろ過ドラムで捕捉した固形分をトラフ
に落下させる手段として、ドラムの回転方向の上流側の
外側に回収スプレイと、下流側の内側に洗浄スプレイを
配設したロータリースクリーンは、例えば、実公平4−
6807号公報に記載してあるように公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のドラムの内外面にスプレイを設けた装置は、捕捉し
た固形分の剥離に有効な手段であるが、ろ材面に絡み付
いた繊維状の固形分の剥離が困難であり、洗浄水も多量
に必要としていた。この発明は、ろ材面に絡み付いた繊
維物を取除きながらろ材面の再生を行って、補助的に少
量の洗浄水でろ材面に付着する残滓さなども洗浄できる
し渣スクリーンの掻取装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨は、処理
水槽にろ材を張設したドラムを回転自在に配設し、ドラ
ムの内部に原水を供給して分離液を処理水槽に排出し、
ろ材面に捕捉したし渣などの固形分をドラムとともに上
方に移送させ、捕捉した固形分をドラムの内部に設けた
トラフに落下させて外部に排出するロータリースクリー
ンにおいて、上記ドラムの内周面に摺接させたスクレー
パーを駆動手段に連結し、スクレーパーをドラムよりも
速い速度でドラムと同方向に差速回転させて、ドラムの
ろ材面から掻き取って集積した固形分をトラフに落下さ
せるロータリースクリーンにおけるし渣の掻取方法であ
る。
【0005】し渣の掻取方法を実施するための掻取装置
が、ドラムを処理水槽とトラフに連結した洗浄排水管と
で支架させ、ドラムの内周面に当接させたスクレーパー
を洗浄排水管に支架させると共に、ドラムとスクレーパ
ーを駆動手段に連結して、スクレーパーをドラムよりも
速い速度でドラムと同方向に差速回転させるもので、ド
ラムのろ材面で捕捉してドラムとともに上方に移動する
し渣などの固形分を、ドラムの内周面に摺接させたスク
レーパーでドラムよりも速い速度でろ材面から掻き取り
ながらドラム上方に移動させ、集積した固形分をトラフ
に落下させるものである。同時に、洗浄水では除去でき
ないドラムのろ材に絡み付いた繊維なども掻き取って、
ろ材面の再生も行えるものである。
【0006】ドラムとスクレーパーの具体的な支持機構
が、ドラムの一端にドラム駆動リングを連結し、このド
ラム駆動リングを処理水槽に軸支させたキャスターで支
架させ、ドラムの他端を洗浄排水管に軸支させて、ドラ
ムのろ材面に摺接させたスクレーパーを洗浄排水管に支
架させると共に、流入側の洗浄排水管に軸支したスクレ
ーパー駆動リングにスクレーパーを連結して、ドラム駆
動リングとスクレーパー駆動リングを駆動機に連動連結
して、スクレーパー駆動リングをドラム駆動リングより
も速く同方向に微速回転させるもので、スクレーパーは
ドラムと同方向に回転し、少しの回転差速でろ材面から
固形分を掻き落とすのでドラムに張設したろ材の摩耗が
少なくなるものである。
【0007】差速回転の具体的手段は、ドラム駆動リン
グとスクレーパー駆動リングの外周部にそれぞれ円環状
のラックを嵌着し、ドラム駆動リングの外周部にドラム
駆動用のピニオンを噛合せ、スクレーパー駆動リングの
外周部にスクレーパー駆動用のピニオンを噛合せると共
に、ドラム駆動リングとドラム駆動用のピニオンの噛合
比を、スクレーパー駆動リングとスクレーパー駆動用の
ピニオンの噛合比よりも大きくしたものである。なお、
小型のロータリースクリーンにあっては、ドラム駆動リ
ングとスクレーパー駆動リングの外周部にそれぞれチェ
ーンを嵌着し、ドラム駆動リングの外周部にドラム駆動
用のスプロケットを噛合せ、スクレーパー駆動リングの
外周部にスクレーパー駆動用のスプロケットを噛合せて
もよいものである。そして、ドラム駆動リングのピニオ
ンまたはスプロケットとスクレーパー駆動リングのピニ
オンまたはスプロケットを並列した従動軸にそれぞれ嵌
着すると共に、従動軸に嵌着した中間スプロケットを連
結し、更に、従動軸に嵌着した従動スプロケットを駆動
機に連動連結したものである。
【0008】ドラムに張設したろ材をウエッジワイヤー
で構成し、このウエッジワイヤーのスリットをドラムの
円周方向に配列し縮少開口したスリット面をドラムの内
周面に設けたもので、スクレーパーの回転方向にウエッ
ジワイヤーのスリットが配設され、捕捉した固形分がウ
エッジワイヤーのスリットに沿って掻き取られ、スリッ
トの目に押込むことがなく排出されるものである。ドラ
ムの回転上昇側の上方にトラフに向って洗浄水管を対設
させれば、スクレーパーで掻き取った固形分はろ材面に
絡み付いた繊維物も除去されて、補助的に少量の洗浄水
でろ材面に付着する残滓さなども洗浄でき、ろ材面の再
生が行えるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明に係る装置は上記のよう
に構成してあり、ろ過対象原液をドラム内部に供給する
と、ドラムと処理水槽の原水側と分離水側の水位差によ
りドラムに張設したウエッジワイヤーから分離水が排出
され、し渣等の固形分がドラムの内周面に捕捉される。
ドラムの回転とともに水面上に移動するウエッジワイヤ
ーのスリット面に固形分が載置され、ドラムよりも僅か
に速く回転するスクレーパーが、ウエッジワイヤーのス
リットに沿ってそのろ材面を摺接し、固形分を掻き取り
ながら上昇して固形分を集積する。スクレーパーは、ス
リットに絡み付いた繊維等も掻き取ってろ材面を再生
し、ドラムの上方に移動してきた集積物は、その自重で
トラフ内に落下する。ドラムに付着する残渣は、ドラム
上方から噴射する洗浄水で分離され、ウエッジワイヤー
のスリットの間に付着する微細な固形分も洗い流す。し
渣等の固形分を剥離したドラムは降下して処理水槽に没
水し、再び、原水からし渣などの固形分を分離する。
【0010】
【実施例】この発明に係るし渣スクリーンの掻取装置に
ついて、図面に基づき詳述すると、先ず、図1はロータ
リースクリーンの縦断側面図であって、処理水槽1に槽
底から立設した流入板2と越流板3で仕切られて、原液
供給管4を連結した原水室5と処理水管6を連結した処
理水室7に分割し、流入板2と越流板3の間の中央部を
分離室8としてある。処理水槽1の流入側の前壁と処理
水槽1内に立設した越流板3に洗浄排水管9が支架して
あり、この洗浄排水管9が円筒状のドラム10の内部に
挿通してある。このドラム10の流入側が開放してあ
り、ドラムの開放端の外周側面に断面がコの字形をした
円環状のドラム駆動リング11が嵌着してある。処理水
槽1に立設した流入板2にドラム駆動リング11の方向
に円環状に延設したシールフェルト13が止着してあ
り、シールフェルト13がドラム駆動リング11のコの
字状内周面に摺接させて、原水室5と分離室8との間を
シールしてある。流入板2の上部にはドラム10の内部
に連通する切り欠きが設けてあり、原水供給管4から原
水室5に供給した原水をドラム10の内部に流入させる
ようにしてある。
【0011】図2に示すように、処理水槽1の上部の両
側壁から延設した台車サポート14、14に止着した取
付け架台15、15にキャスター16、16が載置して
あり、このキャスター16でドラム10に連結したドラ
ム駆動リング11の内周面を支架してある。図1に示す
ように、ドラム10の流出側はドラムボス17で閉塞
し、ドラムボス17の中心部を洗浄排水管9に軸支して
あり、処理水槽1と洗浄排水管9とでドラム10を回転
可能に支架してある。ドラム10の内部にスクレーパー
18が配設してあり、スクレーパー18の支持アーム1
9が洗浄排水管9に軸支してある。円環状のスクレーパ
ー駆動リング20が洗浄排水管9に軸支されて原水室5
に配設してある。図2に示すように、スクレーパー駆動
リング20が中心部のスリーブ21に複数本のリングア
ーム22…に支架されており、流入側のスクレーパー1
8の支持アーム19とスクレーパー駆動リング20のス
リーブ21が、複数のサポート23で連結してある。図
3に示すように、スクレーパー18とスクレーパー駆動
リング20が洗浄排水管9に支架されて、一緒に回転し
てドラム10の内周面を摺接させるようにしてある。
【0012】図4はドラムとスクレーパーの駆動装置で
あって、処理水槽1の上部に掛け渡した架台24に一対
の軸受25、25で軸支したドラム駆動用の従動軸26
とスクレーパー駆動用の従動軸27が処理水槽1の前後
方向に並列してあり、この従動軸26、27に嵌入した
一対の中間スプロケット28、29にチェーン30が巻
き掛けて、ドラム駆動用の従動軸26とスクレーパー駆
動用の従動軸27を同方向に回転させるようにしてあ
る。ドラム駆動リング11の周部に円環状のラック31
が嵌着してあり、このラック31に従動軸26に嵌入し
たピニオン32が噛合せてある。また、スクレーパー駆
動リング20の周部にも円環状のラック33が嵌着して
あり、このラック33に従動軸27に嵌入したピニオン
34が噛合せてある。なお、小型のロータリースクリー
ンにあっては、ドラム10とスクレーパー18の駆動装
置は、図5に示すように、ドラム駆動リング11の周部
にチェーン35が嵌着してあり、このチェーン35に従
動軸26に嵌入したスプロケット36が噛合せてある。
また、スクレーパー駆動リング20の周部にもチェーン
37が嵌着してあり、このチェーン37に従動軸27に
嵌入したスプロケット38が噛合せれば、簡単な構造の
駆動装置となるものである。
【0013】図4に示すように、処理水槽1の上部に配
設した駆動機39がドラム駆動用の従動軸26に嵌入し
た従動スプロケット40にチェーン41が巻き掛けてあ
り、駆動機39の駆動力を従動軸26、27を介してド
ラム駆動リング11とスクレーパー駆動リング20に伝
達し、ドラム10とスクレーパー18を同方向に回転さ
せるようにしてある。この発明の実施例では、ドラム駆
動リング11とスクレーパー駆動リング20の外径を等
しくし、スクレーパー駆動用のピニオン34をドラム駆
動用のピニオン32より大きくしてあり、スクレーパー
駆動リング20の回転をドラム駆動リング11の回転よ
りも速くしてある。ドラム10の内周面に摺接するスク
レーパー18をドラム10の回転と同方向で、僅かに速
い速度で回転させるようにしてあり、差速回転させるス
クレーパーの速度が遅いので、ろ材の摩耗が少なくなる
ものである。なお、ドラム駆動リング11の外径をスク
レーパー駆動リング20の外径よりも大きくしても、あ
るいは、ドラム駆動用の従動軸26に嵌入した中間スプ
ロケット28をスクレーパー駆動用の従動軸27に嵌入
した中間スプロケット29よりも大きくしても、同方向
に差速回転が可能となるものである。
【0014】図1に示すように、ドラム10の周面にウ
エッジワイヤー42が張設してあり、このウエッジワイ
ヤー42のスリットをドラム10の円周方向に配列し縮
少開口したスリット面をドラム10の内部に設けてあ
る。ウエッジワイヤー42で捕捉したし渣などの固形分
をスリットに沿ってスクレーパー18で掻き上げるよう
にしてあり、摩擦抵抗を少なくして、し渣等がスリット
の目に押込むことがないようにしてある。なお、ドラム
10に張設するろ材をパンチングメタルとしても、金属
ろ材であり剥離性が良いものである。ドラム10の内部
の上方に配設したトラフ43が洗浄排水管9に連結して
あり、スクレーパー18で掻き上げて集積したし渣など
の固形分をトラフ43に落下させ、洗浄排水管9に排出
させるようにしてある。
【0015】ドラム10の回転上昇側の上方にトラフ4
3に向かって洗浄水管44が対設してあり、固形分をト
ラフ43に落下させた後のドラム10に付着する残渣
を、ドラム10の上方から噴射する洗浄水で分離させ、
ウエッジワイヤー42のスリットの間に付着する微細な
固形分を洗い流すようにしてある。洗浄水管44から分
岐させて注水ノズル45が洗浄排水管9の後端部に連結
してあり、洗浄排水管9に排出した固形分を水流で押流
して処理水槽1の外部へ押流すようにしてある。この排
出手段は洗浄排水管9にスクリューコンベアーを設けて
もよいものである。洗浄排水管9の後端部を支持させた
越流板3にセキ板46が設けてあり、原水室5と分離室
8の水位差を調節し、原水供給管4から原水室5に供給
した原水をドラム10の内部に流入させ、ドラム10内
部と分離室8の水位差により分離水を排出し、越流板3
のセキ板46を越流させて、分離水を分離室8から処理
水室7に送り出し、処理水管6から抜出すようにしてあ
る。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明のロータリース
クリーンに係るし渣スクリーンの掻取方法並びに掻取装
置は、ドラムの内周面に摺接させたスクレーパーをドラ
ムの回転よりも速い速度でドラムと同方向に差速回転さ
せて、ドラムのろ材面から掻き取って固形分を集積させ
るもので、ろ材面に絡み付いた繊維物を取除きながらろ
材面の再生ができるものである。即ち、従来のドラムの
内外面に洗浄管を設けた装置は、ろ材面に絡み付いた繊
維状の固形分の剥離が困難であり、洗浄水も多量に必要
となるものであるが、この発明にあっては、ドラムを処
理水槽とトラフに連結した洗浄排水管とで支架させ、ド
ラムの内周面に当接させたスクレーパーを洗浄排水管に
支架させて、スクレーパーをドラムよりも速い速度でド
ラムと同方向に差速回転させるもので、スクレーパーで
し渣などの固形分をドラムのろ材面から掻き取りながら
ドラム上方に移動させ、集積した固形分をトラフに落下
させ、洗浄水では除去できないろ材面に絡み付いた繊維
なども掻き取って、ろ材面の再生も行なうものである。
【0017】ドラムに連結したドラム駆動リングとスク
レーパーに連結したスクレーパー駆動リングを駆動機に
連動連結して、スクレーパー駆動リングをドラム駆動リ
ングよりも速く同方向に回転させるもので、スクレーパ
ーはドラムと同方向に回転し、回転差速でろ材面から固
形分を掻き落とせるものである。この差速回転手段が、
ドラム駆動リングとドラム駆動ギャーの噛合比を、スク
レーパー駆動リングとスクレーパー駆動ギャーの噛合比
よりも大きくして差速回転させるもので、スクレーパー
はドラムと同方向に微速回転し、少しの回転差速でろ材
面から固形分を掻き落とすのでドラムに張設したろ材の
摩耗が少なくなるものである。
【0018】ドラムに張設したウエッジワイヤーのスリ
ットをドラムの円周方向に配列したので、捕捉した固形
分がウエッジワイヤーのスリットに沿って掻き取られ、
スリットの目に押込むことがなく排出されるものであ
る。また、ドラムの回転上昇側の上方にトラフに向って
洗浄水管を対設したので、補助的に少量の洗浄水でろ材
面に付着する残滓さなども洗浄でき、ろ材面の再生が行
えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るし渣スクリーンの掻取装置を配
設したロータリースクリーンの縦断側面図である。
【図2】図1のA−A線に沿って切断面したドラム駆動
リングの正面図である。
【図3】図1のB−B線に沿って切断面したドラムに摺
接させたスクレーパーの正面図である。
【図4】この発明に係るドラムとスクレーパーの駆動装
置の平面図である。
【図5】同じく、駆動装置の他の実施例の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 処理水槽 9 洗浄排水管 10 ドラム 11 ドラム駆動リング 16 キャスター 18 スクレーパー 20 スクレーパー駆動リング 26、27 従動軸 28,29 中間スプロケット 31、33 ラック 32、34 ピニオン 35、37 チェーン 36、38 スプロケット 39 駆動機 40 従動スプロケット 42 ウエッジワイヤー 43 トラフ 44 洗浄水管

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理水槽(1)にろ材を張設したドラム
    (10)を回転自在に配設し、ドラム(10)の内部に
    原水を供給して分離液を処理水槽(1)に排出し、ろ材
    面に捕捉したし渣などの固形分をドラム(10)ととも
    に上方に移送させ、捕捉した固形分をドラム(10)の
    内部に設けたトラフ(43)に落下させて外部に取出す
    ロータリースクリーンにおいて、上記ドラム(10)の
    内周面に摺接させたスクレーパー(18)を駆動手段に
    連結し、スクレーパー(18)をドラム(10)よりも
    速い速度でドラム(10)と同方向に差速回転させて、
    ドラム(10)のろ材面から掻き取って集積した固形分
    をトラフ(43)に落下させることを特徴とするし渣ス
    クリーンの掻取方法。
  2. 【請求項2】 処理水槽(1)にろ材を張設したドラム
    (10)を回転自在に配設し、ドラム(10)の内部に
    原水を供給して分離液を処理水槽(1)に排出し、ろ材
    面に捕捉したし渣などの固形分をドラム(10)ととも
    に上方に移送させ、捕捉した固形分をドラム(10)の
    内部に設けたトラフ(43)に落下させて外部に取出す
    ロータリースクリーンにおいて、上記ドラム(10)を
    処理水槽(1)とトラフ(43)に連結した洗浄排水管
    (9)とで支架させ、ドラム(10)の内周面に当接さ
    せたスクレーパー(18)を洗浄排水管(9)に支架さ
    せると共に、ドラム(10)とスクレーパー(18)を
    駆動手段に連結して、スクレーパー(18)をドラム
    (10)よりも速い速度でドラム(10)と同方向に差
    速回転させることを特徴とするし渣スクリーンの掻取装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ドラム(10)の一端にドラム駆動
    リング(11)を連結し、このドラム駆動リング(1
    1)を処理水槽(1)に軸支させたキャスター(16)
    で支架させ、ドラム(10)の他端を洗浄排水管(9)
    に軸支させて、ドラム(10)の内周面に摺接させたス
    クレーパー(18)を洗浄排水管(9)に支架させると
    共に、流入側の洗浄排水管(9)に軸支したスクレーパ
    ー駆動リング(20)にスクレーパー(18)を連結し
    て、ドラム駆動リング(11)とスクレーパー駆動リン
    グ(20)を駆動機(39)に連動連結したことを特徴
    とする請求項2に記載のし渣スクリーンの掻取装置。
  4. 【請求項4】 上記ドラム駆動リング(11)とスクレ
    ーパー駆動リング(20)の外周部にそれぞれ円環状の
    ラック(31、33)を嵌着し、ドラム駆動リング(1
    1)の外周部にドラム駆動用のピニオン(32)を噛合
    せ、スクレーパー駆動リング(20)の外周部にスクレ
    ーパー駆動用のピニオン(34)を噛合せると共に、ド
    ラム駆動リング(11)とドラム駆動用のピニオン(3
    2)の噛合比を、スクレーパー駆動リング(20)とス
    クレーパー駆動用のピニオン(34)の噛合比よりも大
    きくしたことを特徴とする請求項3に記載のし渣スクリ
    ーンの掻取装置。
  5. 【請求項5】 上記ドラム駆動リング(11)とスクレ
    ーパー駆動リング(20)の外周部にそれぞれチェーン
    (35、37)を嵌着し、ドラム駆動リング(11)の
    外周部にドラム駆動用のスプロケット(36)を噛合
    せ、スクレーパー駆動リング(20)の外周部にスクレ
    ーパー駆動用のスプロケット(38)を噛合せると共
    に、ドラム駆動リング(11)とドラム駆動用のスプロ
    ケット(36)の噛合比を、スクレーパー駆動リング
    (20)とスクレーパー駆動用のスプロケット(38)
    の噛合比よりも大きくしたことを特徴とする請求項3に
    記載のし渣スクリーンの掻取装置。
  6. 【請求項6】 上記ドラム駆動リング(11)のピニオ
    ン(32)またはスプロケット(36)とスクレーパー
    駆動リング(20)のピニオン(34)またはスプロケ
    ット(38)を並列した従動軸(26、27)にそれぞ
    れ嵌着すると共に、従動軸(26、27)に嵌着した中
    間スプロケット(28、29)を連結し、更に、従動軸
    (26)に嵌着した従動スプロケット(40)を駆動機
    (39)に連動連結したことを特徴とする請求項3また
    は5に記載のし渣スクリーンの掻取装置。
  7. 【請求項7】 上記ドラム(10)に張設したろ材をウ
    エッジワイヤー(42)で構成し、このウエッジワイヤ
    ー(42)のスリットをドラム(10)の円周方向に配
    列し、縮少開口したスリット面をドラム(10)の内周
    面に設けたことを特徴とする請求項3乃至6の何れか1
    項に記載のし渣スクリーンの掻取装置。
  8. 【請求項8】 上記ドラム(10)の回転上昇側の上方
    にトラフ(43)に向かって洗浄水管(44)を対設さ
    せたことを特徴とする請求項2乃至7の何れか1項に記
    載のし渣スクリーンの掻取装置。
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KR100508553B1 (ko) * 2003-10-08 2005-08-17 박점자 자가 회전 세척방식의 오일필터
CN112894918A (zh) * 2021-01-19 2021-06-04 龙进强 一种生物食品成型节能干燥装置

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