JP2003111021A - 符号化画像データ復号装置、方法およびプログラム - Google Patents

符号化画像データ復号装置、方法およびプログラム

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JP2003111021A JP2001296243A JP2001296243A JP2003111021A JP 2003111021 A JP2003111021 A JP 2003111021A JP 2001296243 A JP2001296243 A JP 2001296243A JP 2001296243 A JP2001296243 A JP 2001296243A JP 2003111021 A JP2003111021 A JP 2003111021A
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    • H04N19/91Entropy coding, e.g. variable length coding [VLC] or arithmetic coding

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デパッキング処理の可変長符号列を、固定長
処理の繰り返しとして処理してメモリ領域を節約したま
まメモリアクセス頻度を削減する。 【解決手段】 1ブロック内の可変長符号成分以外の長
さと終端符号の長さとの合計が、可変長符号語の最大長
のビット数から1ビットを差し引いたビット長以上とな
る画像圧縮伸張フォーマットによりパッキングされた画
像データをデパッキングして可変長復号するものであ
り、1ビデオセグメント分の符号列を格納するメモリ手
段から出力される符号列をデコード手段により可変長復
号し、メモリ手段と前記デコード手段との間に挿入され
たブロック記憶手段により1ブロック分の符号列を格納
すると共にこれに連結される異なるパターン分の符号列
を格納して、メモリ手段より供給された符号列が1ブロ
ック分の符号列でない場合に順次供給された符号列の中
から必要な部分を適宜組み合わせて1ブロック分の符号
列をデパッキング手段により完成させてから復号する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像復号化装置に
係り、特にパッキングされたデータをデパッキング処理
しながら復号化する画像復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像の符号化および復号化処理技術にお
いて、パッキング/デパッキング処理とは、ブロック毎
に長さの異なる可変長符号を、決められた容量のエリア
に格納するために、上限を超えて長い可変長符号を途中
で切断し、容量の余っている別のブロックに格納する、
いわば「データの格納容量を融通し合う処理」のことで
ある。
【0003】本発明におけるパッキング/デパッキング
処理は、一例として「DVフォーマット」、すなわち、
「HDデジタルVCR協議会(HD digital VCR Confere
nce)」により規格化されたDVC(Digital VCR for C
onsumer use―ユーザ使用のためのデジタルVCR―)
と呼ばれる方式のフォーマットを想定しているが、必ず
しも上記のみに限られたものではなく、他の所定のフォ
ーマットによりパッキングされた可変長符号画像データ
のデパッキング処理に対して広く適用することができる
ことはもちろんである。
【0004】パッキング/デパッキング処理の詳細につ
いては、必要な文献(例えば、久保田編著『図解デジタ
ルビデオ読本』など。)に記載されているので、これら
の文献を参照してほしい。
【0005】デパッキング処理は、複数ブロックに分割
格納されているデータを切出/連結して、元の可変長符
号列を再生する処理であるが、単純にパッキングと逆の
処理を行なうと、連結データの一時保存用メモリ(44
00ビット程度)が必要になってしまう。そこで、メモ
リの確保を極力避けて、ポインタ演算を多用することに
より省メモリ化を実現した方式が、例えば特開平8−2
75162号公報により提案されている。
【0006】この従来の復号回路が図21に示されてい
る。図21において、メインメモリ1よりバッファメモ
リ2に入力されたコードデータは、図示されないコード
アドレス記憶回路からのバイト情報によってバレルシフ
タ3にバイト単位でコードデータを供給している。デコ
ード回路4はバレルシフタ3と可変長符号テーブル5と
より構成されており、バレルシフタ3では、デコード回
路4の可変長符号テーブル5から返される符号長と図示
されない前記コードアドレス記憶回路からのビット情報
とにより、復号されなかったコードデータをシフトして
バッファメモリ2から供給されたコードデータを接続し
ている。なお、上述した図21は、前記先行文献(特願
平8−275162号)の図1の要部のみを示している
ので、コードアドレス記憶回路、ブロックカウント回路
等については図示を省略している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の画像復号方
式によれば、連結データの一時保存用メモリを省くこと
ができるが、一方で、1ビデオセグメント(Video Segm
ent)分のデータ(3040ビット)を保持するバッファ
メモリ2へのアクセスが頻繁かつ不規則に発生してしま
い、バスを占有してしまうという欠点があった。これ
は、可変長符号のデコードが済んで「空きができた分だ
け」を逐次バレルシフタに供給する (バッファメモリか
らのデータ供給は8ビット単位)という方式をとってい
るためである。このため、メモリバンド幅を確保すると
いう観点から、実質的にはバッファメモリをメインメモ
リとは分離して確保せざるを得ないので、省メモリ化の
効果が低減されてしまうという結果となっていた。
【0008】特に近年、更なる省メモリ化のため復号す
べきデータをメインメモリ上に置き、バッファメモリを
削減したいという要求が強いが、メインメモリへのアク
セスが増大するため、バッファサイズの決定は性能に大
きな影響を及ぼす重要事項となる。
【0009】本願の発明者たちは、DVフォーマットの
コード体系を詳細に分析した結果、一見して可変長符号
データに見える処理内容であっても実際には112ビッ
トの固定長処理に類するフォーマットに分割する処理が
可能であることを見出した。バッファメモリのサイズを
この長さに固定して、メモリアクセスをこの長さ単位で
行なうことにより、メモリバスを占有する度合いを大幅
に軽減することが可能になる。
【0010】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、デパッキング処理における可変長符号列
を、例えば112ビットの固定長処理の繰り返しとして
処理することにより、メモリ領域を節約したままでも、
メモリアクセス頻度を削減することのできる符号化画像
データ復号装置、方法およびプログラムを提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の基本構成に係る符号化画像データ復
号装置は、1ブロック内の可変長符号成分以外の長さと
終端符号の長さとの合計が、可変長符号語の最大長のビ
ット数から1ビットを差し引いたビット長以上となる画
像圧縮伸張フォーマットによりパッキングされた画像デ
ータをデパッキングして可変長復号する画像復号装置に
おいて、1ビデオセグメント分の符号列を格納している
メモリ手段と、該メモリ手段から出力される符号列を可
変長復号するデコード手段と、前記メモリ手段と前記デ
コード手段との間に挿入されて1ブロック分の符号列を
格納可能に構成されると共に連結された2ブロック分の
符号列を格納するブロック記憶手段と、前記ブロック記
憶手段を含み、前記メモリ手段より供給された符号列が
1ブロック分の符号列でない場合に順次供給された符号
列の中から必要な部分を適宜組み合わせて1ブロック分
の符号列を完成させて前記デコード手段に供給するデパ
ッキング手段と、を備えることを特徴としている。
【0012】前記メモリ手段には、所定のフォーマット
によりパッキングされた画像データの1ビデオセグメン
ト分が格納されており、ブロック記憶手段を含むデパッ
キング手段は、メモリ手段より供給された符号列が1ブ
ロック分の符号列でない場合に必要部分を順次組み合わ
せて1ブロック分の符号列とすることによりパッキング
された過程と逆の過程を経てデパッキング処理を行な
い、デパッキングされた符号列をデコード手段に供給
し、デコード手段はこの符号列を復号している。
【0013】なお、前記第1の基本構成に係る画像符号
化データ復号装置において、前記ブロック記憶手段の入
力に、ブロック記憶手段2つ分の入力が可能な符号列結
合手段を挿入し、その一方の入力をブロック記憶手段
に、もう一方の入力をメモリ手段に接続しても良い。
【0014】また、前記第1の基本構成に係る画像符号
化データ復号装置において、前記ブロックの終わりを示
すブロック終了符号が検出されなかったブロックに関
し、ブロック記憶手段の内容をメモリ手段に書き戻すよ
うにしても良い。
【0015】本発明の第2の基本構成に係る符号化画像
データ復号方法は、1ブロック内の可変長符号成分以外
の長さと終端符号の長さとの合計が、可変長符号語の最
大長のビット数から1ビットを差し引いたビット長以上
となる画像圧縮伸張フォーマットによりパッキングされ
た、画像データにおける少なくとも1ビデオセグメント
分の符号列を格納するステップと、前記符号列を少なく
とも1ブロック分ずつ取り出すステップと、取り出され
た1ブロック分の符号列がデパッキング前の1纏まりの
ブロックであるか否かを判定するステップと、判定され
たブロックがデパッキング前の1纏まりのブロックであ
る場合にそのブロックの符号列を復号するステップと、
取り出された1ブロック分の符号列がデパッキング前の
1纏まりのブロックでない場合に、前記1ビデオセグメ
ントの分のブロックの符号列を順次取り入れてデパッキ
ング前の1纏まりの1ブロック分の符号列を連結するス
テップと、連結された1ブロック分の符号列を復号する
ステップと、を備えている。
【0016】さらに、本発明の第3の基本構成に係る符
号化画像データ復号プログラムは、1ブロック内の可変
長符号成分以外の長さと終端符号の長さとの合計が、可
変長符号語の最大長のビット数から1ビットを差し引い
たビット長以上となる画像圧縮伸張フォーマットにより
パッキングされた、画像データにおける少なくとも1ビ
デオセグメント分の符号列を格納する手順と、前記符号
列を少なくとも1ブロック分ずつ取り出す手順と、取り
出された1ブロック分の符号列がデパッキング前の1纏
まりのブロックであるか否かを判定する手順と、判定さ
れたブロックがデパッキング前の1纏まりのブロックで
ある場合にそのブロックの符号列を復号する手順と、取
り出された1ブロック分の符号列がデパッキング前の1
纏まりのブロックでない場合に、前記1ビデオセグメン
トの分のブロックの符号列を順次取り入れてデパッキン
グ前の1纏まりの1ブロック分の符号列を連結する手順
と、連結された1ブロック分の符号列を復号する手順
と、を備えている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る符号化画像デ
ータ復号装置、方法およびプログラムの実施の形態につ
いて、添付図面を用いて詳細に説明する。具体的な実施
形態を説明する前に、本発明の第1の基本構成に基づく
第1実施形態に係る符号化画像データ復号装置につい
て、図1を参照しながら説明する。
【0018】図1は、本発明の第1実施形態に係る符号
化画像データ復号装置の構成を示すブロック図である。
この第1実施形態に係る符号化画像データ復号装置10
は、1ブロック内の可変長符号成分以外の長さと終端符
号の長さとの合計が、可変長符号語の最大長のビット数
から1ビットを差し引いたビット長以上となる画像圧縮
伸張フォーマットによりパッキングされた画像データを
デパッキングして可変長復号する画像復号装置である。
【0019】図1において、復号装置10は、基本的に
は、1ビデオセグメント分の符号列を格納しているメモ
リ手段11と、該メモリ手段11から出力される符号列
を可変長復号するデコード手段12と、前記メモリ手段
11と前記デコード手段12との間に挿入されて1ブロ
ック分の符号列を格納可能に構成されると共に連結され
た2ブロック分の符号列を格納するブロック記憶手段1
5と、このブロック記憶手段15を含み、前記メモリ手
段11より供給された符号列が1ブロック分の符号列で
ない場合に順次供給された符号列の中から必要な部分を
適宜組み合わせて1ブロック分の符号列を完成させて前
記デコード手段12に供給するデパッキング手段16
と、を備えている。
【0020】前記デコード手段12は、図21に示した
従来のデコード回路2と同様に、バレルシフタ13と可
変長符号テーブル14とを備えており、バレルシフタ1
3は、ブロック記憶回路15より出力されたデパッキン
グ前の1纏まりとなった1ブロック分の符号列に対し
て、デコード手段12の可変長符号テーブル14から返
される符号長と図示されない前記コードアドレス記憶回
路からのビット情報とによって、復号されなかったコー
ドデータをシフトしてブロック記憶手段15から供給さ
れたコードデータを接続している。したがって、デコー
ド手段12の動作は従来の復号回路のデコード回路4に
対応している。
【0021】以上のように構成することにより、第1実
施形態に係る復号装置によれば、例えばバッファメモリ
等により構成されたブロック記憶手段15のメモリ量を
例えば112ビット程度の少ない容量でも対応すること
ができ、一般的な方法や従来の復号装置のバッファを備
えている場合と比較して遙かに少なくすることができ
る。また、例えばメインメモリ等により構成されたメモ
リ手段11へのアクセス頻度をバッファを備えない従来
の復号装置に比べて低くすることができる。
【0022】図2は、この状態を比較して示す表であ
り、この表に示されたように、バッファメモリ量の節約
とメインメモリへのアクセス頻度の両面において一般的
な方法や従来の装置に比べて優れた効果を奏する。本発
明の趣旨は、デパッキング処理において可変長符号列の
処理を「固定長(112ビット)処理の繰り返し」に帰
着させることにより、省メモリ性を保ったままで、メモ
リアクセス頻度を削減する復号回路方式を提案すること
にあり、最も基本的な第1実施形態に係る復号装置によ
り従来の復号回路と比較しても顕著な効果が得られるこ
と分かる。
【0023】次に、より具体的な実施例としての第2実
施形態に係る符号化画像データ復号装置について、図3
ないし図16を参照しながら詳細に説明する。本発明の
第2実施形態に係る符号化画像データ復号装置が、図3
に示されている。図3において図1と同一符号を付した
構成要素は、図1に示す第1実施形態に係る復号装置と
同一もしくは相当する構成要素を示すものとする。
【0024】図3において、第2実施形態に係る符号化
画像データ復号装置10は、1ビデオセグメント分の符
号化された画像データを格納するメインメモリ11と、
メインメモリ11から供給される符号化画像データを復
号するデコード回路12と、1ブロック分ずつの符号化
画像データをメインメモリ11より読み出す112ビッ
トレジスタ15と、メインメモリ11より1ブロック分
ずつのデータをレジスタ15が読出してパッキングされ
る前に1纏まりの符号化データとされていた1ブロック
分のデータに連結するようにデパッキング処理を制御す
るCPU17と、メインメモリ11とレジスタ15との
間の符号化データの送受を仲介するデータバス18と、
を備えている。この第2実施形態に係る復号装置10に
おいては、レジスタ15およびCPU17とによりデパ
ッキング手段16が構成されている。
【0025】以上の構成を有する第2実施形態に係る復
号装置は、メインメモリ11とバレルシフタ13との間
に112ビット長のレジスタ15が挿入されている。こ
こで符号化画像データのデータ構造について、図4を参
考にして説明すると、1ビデオセグメント分の符号列
(3040ビット程度)はメインメモリ11に格納されて
おり、以下に示す手順に従って、順次112ビットレジ
スタに読み込まれて処理される。DVフォーマットの仕
様では、輝度成分(Y)の4ブロックの容量はそれぞれ
112ビット(14バイト)、色差成分(Cr,Cb)
の2ブロックの容量はそれぞれ80ビット(10バイ
ト)と決められているが、容量以外の処理は共通である
ため同一のデータ構造/ハードウェアを共用することが
できる。CPUは全体の制御を行なうのに加え、この第
2実施形態の復号装置においては、後述する符号列の連
結も行なっている。また、制御のための少量のメモリ領
域を有している。
【0026】上記データ構造を踏まえて、第2実施形態
に係る符号化画像データ復号装置におけるデパッキング
手段16は、以下に示すような第1ないし第3段階の手
順にしたがって、デパッキング処理を行なっている。図
4に加えて、図5(a)(b)の説明図も用いて、第2
実施形態に係る復号装置におけるデパッキング処理につ
いて説明する。図4において、縦1列が1バイトすなわ
ち8ビット分のデータを表しており、1ブロックのデー
タの最初の12ビットの部分にはDC成分等の固定長デ
ータ部が割り当てられている。
【0027】まず、第1の段階の手順では、各ブロック
のデータをレジスタ15に読み込んで、順次バレルシフ
タに供給すると共に、ブロックの終わりを示すEOB
(EndOf Block)符号を含む第1パターンのブロックで
あるか、EOB符号を含まない第2パターンのブロック
であるかを検出する。レジスタ15が読み込んだブロッ
クが、第1パターンのブロックである場合には、そのブ
ロックに対応する終了フラグをセットして、EOB符号
の後に続く符号列は復号しないでそのまま残しておくも
のとする。また、レジスタ15が読み込んだブロックが
第2パターンのブロックすなわちEOB符号が検出され
なかったブロックについては、途中で切れている最後の
符号語のみを残し、結果としてその1つ前の符号語まで
がバレルシフタ13へと出力されることとなる。
【0028】次に、第2段階の手順としては、EOB符
号を含む前記第1パターンのブロックとEOB符号を含
まない第2パターンのブロックとを1つずつ選択して、
第1パターンが後ろになるように連結してレジスタ15
に格納してから上記第1段階の手順を繰り返している。
その結果、EOB符号が検出された第2パターンのブロ
ックを空にして終了フラグをセットし、その次の第1パ
ターンまたは第2パターンのブロックを読み込むことに
なる。読み込んだブロックの符号の中にEOB符号が検
出されなかったら、残りを第2パターンのブロックに書
き戻して、第1パターンのブロックを空にしてから次の
第1パターンおよび第2パターンのブロックを読み込む
ことになる。
【0029】第3段階の手順は、同一のビデオセグメン
ト内で上記第2段階の手順を繰り返し、以下、そのビデ
オセグメント内のブロックの符号列のデパッキングおよ
び復号処理が行なわれる。そのビデオセグメント内の符
号列の処理が終了すると、次のビデオセグメント内の符
号列の処理が順次ブロック単位で行なわれ、全ての符号
列の処理が行なわれる。
【0030】なお、第2段階の手順の最後で、第1パタ
ーンのブロックを空にしてから次の第1パターンおよび
第2パターンのブロックの読み込み処理に関しては、改
善された異なる手法による書き戻し処理の操作も存在し
ているため、詳細については後述する。
【0031】また、この第1ないし第3段階の手順によ
る処理によってデパッキングと可変長復号が同時に終了
する。この手順は少々複雑であるため、具体的な例を挙
げて説明する。図4に示したDVフォーマットのブロッ
ク構造を併せ参照しながら、図6ないし図16を用いて
説明する。また、図4で説明したアドレス記憶回路およ
び終了フラグメモリは、従来例(特開平8−27516
2号公報)の復号回路においては、それぞれ「コードア
ドレス記憶回路」、「フラグメモリ」に相当するもので
あり、この第2実施形態においてはCPUの内部の機能
として設けられているものと仮定している。
【0032】図6ないし図8においては、1つのビデオ
セグメントは30ブロックから構成されているので、本
来ならば1つのビデオセグメントの全体を表示すべきで
あるが、図面の表記が非常に煩雑となるため省略して図
示する。デパッキング処理の第1および第2段階の手順
は合計6ブロックのブロックおよびマクロブロック内で
処理が完結しているので、以下の説明においては、マク
ロブロック単位で図示することとする。第1段階の処理
の状況を図6(a)〜(c)ないし図8(a)〜(c)
を参照しながら説明し、第2段階の手順の説明を図9
(a)〜(c)ないし図16(a)〜(c)により行な
うものとする。
【0033】図6(a)において、レジスタ15は、ま
ず、メインメモリ11から先頭のブロックを読み込み、
先頭から符号列を順次バレルシフタへ供給していく。そ
の結果、このブロックにはEOBがなかったので、デパ
ッキングおよび復号化処理を一旦中断する第2パターン
のブロックであることが分かる。したがって、復号化で
きなかった最後の部分の符号語の余りのみがこのブロッ
クでは残されることになる。残りのビット数、この場合
3ビット分を、残りの符号語の位置として図6(b)の
アドレス記憶回路21の記憶領域に記憶させると共に、
終了フラグメモリ22には終了フラグを立てないで
「0」とする。
【0034】次に、図7(a)〜(c)を用いて、2番
目のブロックの復号およびデパッキング処理について説
明する。図7(a)の2つ目のブロックをレジスタ15
に読み込んでいる。この2番目のブロックには、EOB
が存在しているので、このブロックは上述した第1パタ
ーンのブロックであることが分かる。したがって、EO
Bの最後のビットまでデパッキングおよび復号化を行な
ってそこで処理を中断して図7(b)のアドレス記憶回
路21にはそのビット数、ここでは37を記憶すると共
に図7(c)の終了フラグメモリ22には終了フラグ
「1」を立ててこれを記憶する。図7(a)のレジスタ
15に読み込まれたブロックにおけるEOBよりも後の
部分には他のブロックの符号が記憶されているので、こ
のブロックに存在している符号だけでは復号を行なうこ
とができない。
【0035】次に、図8(a)〜(c)を用いて3番目
ないし6番目のブロックの復号を行なう。図8(a)に
おいて、メインメモリ11に格納されている3番目のブ
ロックは、EOBがない第2パターンのブロックである
ので、図8(b)のアドレス記憶回路21にはそのビッ
ト数10を書き込むと共に、第2パターンのブロックの
ため終了フラグが立てられず、図8(c)のメモリ22
には「0」が書き込まれる。以下、4番目のブロックも
第2パターンのため図8(b)のアドレス記憶回路21
にはそのビット数5が書き込まれ、図8(c)の終了フ
ラグメモリ22には「0」が書き込まれる。5番目のブ
ロックは第1パターンのため図8(b)のアドレス記憶
回路21にはそのビット数19が書き込まれ、図8
(c)の終了フラグメモリ22には「1」が書き込まれ
る。6番目のブロックも第1パターンのため図8(b)
のアドレス記憶回路21にはそのビット数14が書き込
まれ、図8(c)の終了フラグメモリ22には「1」が
書き込まれる。
【0036】次に、図9ないし図16を参照しながら第
2段階の処理について説明する。上記の第1段階の処理
において、通常は1つのビデオセグメントについて連続
して行なわれるため、1番目から30番目のブロックの
全てについて第1段階の処理が行なわれるが、説明の便
宜上、1番目ないし6番目のブロックの復号化およびデ
パッキング処理を行なっていたのと同様に、この第2段
階の処理についても6つのブロックを例にして説明す
る。
【0037】この第2段階の具体例としては処理の内容
を分かり易くするために、第1段階のデパッキングおよ
び復号化処理後に残ったブロックに対して、第2段階の
連結処理と復号化とを行なうものとして図示している。
実際にはメモリ11の内容は何ら更新されていないし、
復号済みの部分もクリアされている訳ではない。アドレ
ス記憶回路21の内容から区切り位置を知ることができ
る。これ以降の説明においても、特に明記しない限り、
メモリ11の内容は更新されない。
【0038】図9は最初の2ブロックがレジスタ15内
で連結される状態を示し、図10は連結されたレジスタ
15内のブロックが復号された後の状態を示している。
したがって、図10(b)(c)には、連結後復号化さ
れた後に書き換えられたアドレス記憶回路21の1番目
および2番目の欄と、終了フラグ「1」が立てられた終
了フラグメモリ22の1番目の欄とが示されている。
【0039】図9(a)〜(c)に示すように、第1パ
ターンおよび第2パターンのブロックを1つずつ取り出
してレジスタ15の中で連結する。第1パターンのブロ
ックは終了フラグメモリに「1」が立っているのに対し
て、第2パターンのブロックには「0」が書き込まれて
いる。なお、第1パターンのブロックとは終了フラグ
「1」が立っていてアドレス記憶回路21の内容がゼロ
でないブロックであり、第2パターンのブロックとは終
了フラグ「1」が立っていないブロックである。レジス
タ15の中で2種類のパターンのブロックを連結する場
合には、連結の順番は必ず第2パターンのブロックが前
に来るようにして連結する。
【0040】次に、図10(a)に示すように、レジス
タ15に記憶された符号の中にはEOB符号が検出され
ており、このレジスタ15内を復号すると、図10
(b)に示すように、第2パターンのブロックに対応す
るアドレス記憶回路21の1番目の欄が「0」になり、
図10(c)に示すように、終了フラグメモリ22の1
番目のブロックには終了フラグ「1」が立てられる。2
番目のブロックは、第1段階の復号化およびデパッキン
グ処理の後、30ビット分復号されているので、アドレ
ス記憶回路21の2番目の欄には、復号の残りビット数
7が書き込まれる。なお図10(a)では、レジスタ1
5の内容をメモリ11の2番目のブロックに反映させる
ように示しているが、実際にはメモリの内容は更新され
ていない。
【0041】図11および図12は、メモリ11内の連
結および復号化が終わっていない次の2ブロック、すな
わち2番目および3番目のブロックの連結と復号化の処
理が示されている。
【0042】次の連結および復号化処理は、次の順番の
2ブロックであって、パターンが異なる2つのブロック
を、図11(a)に示すように、第2パターンのブロッ
クの方が前になるようにして連結する。図11(a)で
2番目のブロックと3番目のブロックを比較すると、第
2パターンのブロックは3番目のブロックなので、レジ
スタ15内では、図示のように3番目のブロックの符号
を前にすると共に2番目のブロックにおけるEOBより
後ろの符号を3番目のブロックの符号の後に連結する。
次に、レジスタ15に記憶されている符号を復号する。
【0043】復号化後の状態は、図12に示すようにな
っており、レジスタ15内には復号の残り4ビットのみ
含まれ、EOBは検出されていない。メインメモリ11
の2番目のブロックまで復号化処理を終えているので、
図12(b)に示すように、アドレス記憶回路21の2
番目の欄は復号化が終了したことを示す「0」ビットと
なり、3番目の欄は復号前の「10」ビットから復号化
後の残りである「4」ビットへと書き換えられる。実際
にはメモリ11の内容は更新されないが、この3番目の
ブロックは、EOBを含まない残り4ビットを有するブ
ロックであるものとして扱うことができる。
【0044】次に、メインメモリ11の次の2ブロック
を比較すると、この3番目のブロックも次の4番目のブ
ロックもEOBを含まない第2パターンのブロックであ
るので、この2つを連結することはできない。したがっ
て、図13(a)に示すように、3番目と5番目のブロ
ックとを第2パターンのブロックが前に来るようにして
連結する。連結しただけの状態では、図13(b)
(c)のアドレス記憶回路21と終了フラグメモリ22
の記憶内容に変化はないので、図12(b)(c)の内
容と同じである。
【0045】次に、連結した3番目および5番目のブロ
ックの復号を行なう。5番目のブロックのEOBより後
の符号は復号化され、レジスタ15内には6ビット分の
符号が残されるので、第1パターンの5番目に対応する
アドレス記憶回路21の5番目の欄は復号化終了済みの
「0」ビットが書き込まれ、レジスタ15の残りは3番
目のブロックに対応するアドレス記憶回路21の3番目
の欄に「6」ビットとして書き込まれる。
【0046】次に、メインメモリ11の復号化未処理の
ブロックを見ると、3番目、4番目および6番目の3つ
が未処理であるが、連結する2つのブロックは第2パタ
ーンと第1パターンとの符号であるので、順番に3番目
と6番目のブロックを図15(a)に示すようにレジス
タ15内で連結する。レジスタ15内の符号を復号化す
ると、2ビット分だけ復号化されずに残されるので、図
16(a)に示すようにレジスタ15内には残り2ビッ
トの符号があり、これがメインメモリ11の3番目に書
き戻されると考えると、図16(b)に示すように、ア
ドレス記憶回路21の3番目の欄には「2」ビットが書
き込まれ、6番目の欄は残り「0」ビットとなる。終了
フラグメモリ22は、図16(c)に示すように、1,
2,5,6番目の欄に終了フラグ「1」が立ち、3,4
番目の欄には終了フラグが立てられておらず、この2つ
の欄に対応するメインメモリ11の3番目および4番目
のブロックの復号化が終了していないことになる。
【0047】上述したようにビデオセグメントのブロッ
ク数は30ブロックあるので、6ブロックずつの復号化
およびデパッキング処理を行なうと、この第2段階まで
の処理を5回繰り返すことになる。したがって、前の方
のブロックから順次に復号化とデパッキングを行ない、
第2段階までの処理で復号化し切れなかったブロックに
関して再度第2段階の処理を行なうと、すべてのブロッ
クのデパッキングおよび復号化が終了することになる。
この第2段階後に再度第2段階の処理を行なうことが第
3段階の処理である。
【0048】このアルゴリズムを利用すれば、112ビ
ットレジスタ内でほとんどの処理が完結するため、使用
メモリ量の増加を抑えながら、メインメモリへのアクセ
スを大幅に軽減することができる。メインメモリ11か
らの符号データの読み込みは第1段階、第2段階および
第3段階のそれぞれのブロック処理の先頭のみで行なわ
れ、符号データの書き込みは第2段階および第3段階の
各ブロック処理が終了した時に行なわれる。
【0049】このアルゴリズムの最大のポイントは、D
Vフォーマットの仕様を詳細に検討した結果、「上記第
1パターンのブロックと第2パターンのブロックの符号
列を結合しても、結合後の符号長が必ず112ビット以
内に収まる」という性質を見出し、それを積極的に活用
したところにある。
【0050】具体的な数値を例にとって説明すると、第
1パターンのブロックに残った符号列の長さが最大にな
るのは、12ビットのDC成分等の固定長エリアの直後
に4ビットのEOBが存在する場合なので、 最大符号長=112−12−4=96 となり、96ビットとなる。つまり「16ビットしか空
きがない状態」が最大符号長であるのに対し、第2パタ
ーンのブロックに残った符号列の最大長は15ビット
(DVにおける符号語の最大長は16ビット)にすぎな
い。したがって、その合計は必ず1つのブロック内に収
まることになる。
【0051】一般化して説明すると、このアルゴリズム
が適用できるためには、画像信号圧縮フォーマットの仕
様が、 (1ブロック内の可変長符号以外の長さ)+(終端符号
の長さ) >=(可変長符号語の最大長)−1 の条件を満たしている必要がある。
【0052】また、このときに必要となるレジスタ長
は、1ブロックの長さと等しい(上記第1段階の手順を
行なうため1ブロック未満にはできない)が、もしも、
可変長符号以外の部分(DC成分等)の処理を別途行な
うのであれば、 (1ブロックの長さ)−(可変長符号以外の長さ)−
(終端符号の長さ)+(可変長符号語の最大長)−1 で済むことになる。DVフォーマットの場合、この値は
111ビットとなる。
【0053】前述した第2段階の手順において、2つの
ブロックの符号を連結するして復号化した後、復号化の
残りをメインメモリ11に書き戻す操作が含まれるが、
この処理による負担は、以下の2つの理由から非常に軽
いものだと考えられる。
【0054】すなわち、書き戻されるデータは常に15
ビット以下であり、かつ、その位置が常にブロックの最
後尾で固定されているため、16ビットの書き込み動作
を1回行なうだけで作業を完了することができること、
およびマクロブロックの最後でない限り、書き戻された
データは、その直後にすぐ使われるので、手順を工夫す
ることにより書き戻し回数をさらに削減することも可能
であることの2つの理由である。この削減の度合いは、
各マクロブロック毎に1回まで可能であり、これについ
ては後述する第3実施形態で詳述する。
【0055】また、書き戻されるデータ長が短いこと
は、書き戻しの際のオーバーフロー防止にもなる。輝度
ブロック(112ビット)と色差ブロック(80ビッ
ト)のようなサイズ差のあるブロック間でデータの移動
が起こるのは上記書き戻し操作だけであるが、その最大
長が15ビットであるゆえに、オーバーフローは起こり
得ず、これにより輝度ブロックと色差ブロックとを同一
のアルゴリズムで処理できることが保証される。
【0056】もちろん、上記従来例(特開平8−275
162号)の図2および図3に示すように、ハードウェ
アを付加することにより書き戻しを省略することも可能
である。ただし、この方式はパッキング・デパッキング
の仕様が第4段階、第5段階…と増加した場合に、その
都度ハードウェアを変更しなくてはならない必要性があ
る。
【0057】本発明によるメモリアクセスの頻度を低減
させる様子が、図17に示されている。図17では
(a)従来例におけるメモリアクセス頻度と、(b)本
発明によるメモリアクセス頻度とを比較して示してい
る。図17(a)(b)のようなビット長の符号列が入
力された場合、図17(a)に示された従来例では8ビ
ット単位のメモリアクセス(図中の↑)が不規則、か
つ、頻繁に発生してしまうのに対して、図17(b)本
発明ではメモリアクセスは最初と最後のみであることが
分かる。
【0058】次に、本発明の第3実施形態に係る符号化
画像データ復号装置について、図18を用いて詳細に説
明する。この第3実施形態に係る復号装置においては、
上述したように異なるパターンの2つのブロックの連結
のためにハードウェアによる符号列連結回路が設けられ
ており、この発明の原理的な実施形態である第1実施形
態の構成を示す図1のデパッキング手段16内の符号列
結合手段17が具体的な回路構成により実現されてい
る。
【0059】図18においては、第3実施形態に係るデ
ータ復号装置は、符号化された画像データを格納するメ
インメモリ11と、112ビットレジスタ15との間に
符号列連結回路25が挿入されている。この連結回路2
5は2つの入力を有し、レジスタ15の出力内容と、メ
モリ11から入力された内容とをビットシフトして連結
し、その結果を再びレジスタ15に書き戻す機能を有し
ている。これにより、上記第2実施形態の第2段階の手
順および第3段階の手順におけるブロックの連結をハー
ドウェア構成により行なうことができる。連結する順番
は、必ず第1パターンのブロックの符号列が後ろである
が、「レジスタ15中に残されている符号列」と「メモ
リ11から読み込まれる符号列」の何れの符号列が第1
パターンまたは第2パターンであるのかについては、終
了条件によって異なっている。そのため、この連結回路
25には供給されてきたブロックの終了条件が第1パタ
ーンに関するものか第2パターンに関するものかによっ
て、連結する順番を変更できる機能が含まれていなけれ
ばならない。
【0060】この第3実施形態においては、上述したメ
インメモリ11への書き戻し処理の削減が施されてい
る。そのため、デパッキング処理の手順も上述した第2
実施形態とは少し異なることになる。具体的には、第2
段階の手順と第3段階の手順とを以下のように修正す
る。
【0061】まず、第2段階では、同一マクロブロック
内で、上記第1パターンと第2パターンとに相当するブ
ロックを「先頭から1つずつ」選択して、第2パターン
が前になり第1パターンが後ろになるようにして2つの
符号列を結合させ、結合させた符号列をレジスタ15に
格納してから、再び第1段階の手順を繰り返すことにな
る。
【0062】その結果、EOBが検出されたら、 第2
パターンのブロックを空にして終了フラグ「1」をセッ
トして、次の第2パターンのブロックを読み込み、EO
Bが検出されなかったら、第1パターンのブロックを空
にして、次の第1パターンのブロックを読み込むことに
なる。
【0063】さらに、各マクロブロックの最終ブロック
が第2パターンのブロックである場合には、以下の処理
が追加される。すなわち、第3段階の処理が終わった後
に、残された符号列を第2パターンのブロックに書き戻
すことになる。第3段階の処理としては、第2実施形態
に係る復号装置の動作と同様に、同一のビデオセグメン
ト内で、上記第2段階の復号・デパッキング処理を繰り
返すことになる。
【0064】要するに、この第3実施形態によるアルゴ
リズムを利用すれば、メインメモリ周りのトラフィック
を上記第2実施形態よりもさらに軽減することができ
る。メインメモリから読み込みは、第1ないし第3段階
共にそれぞれの各ブロック処理の先頭のみで行なわれ、
書き込みは第2段階の各マクロブロック処理終了時のみ
に行なわれる。また、第2および第3実施形態とも、レ
ジスタおよび連結回路を複数並列に配置することによ
り、並列して動作させることも可能である。
【0065】次に、上記第1ないし第3実施形態に係る
符号化画像データ復号装置で適用される処理ステップを
含む第4実施形態に係る符号化画像データ復号方法につ
いて図19のフローチャートに従い詳細に説明する。
【0066】図19において、第4実施形態の画像デー
タ復号方法は、1ブロック内の可変長符号成分以外の長
さと終端符号の長さとの合計が、可変長符号語の最大長
のビット数から1ビットを差し引いたビット長以上とな
る画像圧縮伸張フォーマットによりパッキングされた、
画像データにおける少なくとも1ビデオセグメント分の
符号列をメモリに格納する第1のステップST1と、前
記符号列を少なくとも1ブロック分ずつ取り出す第2の
ステップST2と、取り出された1ブロック分の符号列
がデデパッキング前の1纏まりのブロックであるか否か
を判定する第3のステップST3と、判定されたブロッ
クがデデパッキング前の1纏まりのブロックである場合
にそのブロックの符号列を復号する第4のステップST
4と、取り出された1ブロック分の符号列がデデパッキ
ング前の1纏まりのブロックでない場合に、前記1ビデ
オセグメントの分のブロックの符号列を順次取り入れて
1ブロック分の符号列を連結する第5のステップST5
と、を備えている。
【0067】上記第5のステップST5で連結された1
ブロック分の符号列は、前記第4のステップST4にお
いて復号化されており、第1のステップST1で格納さ
れた1ビデオセグメント分の符号列に対するデパッキン
グおよび復号化処理が終了したか否かが第6のステップ
で判断され、1ビデオセグメント分の処理が終了してい
ない場合には上記第2ないし第5のステップST2〜S
T5の処理が繰り返される。
【0068】第6のステップST6で1ビデオセグメン
ト分の処理が終了したものと判断された場合には、第7
のステップST7において復号化すべき符号化画像デー
タがまだ残されているか否かが判断される。第7のステ
ップで復号化すべき画像データが残っているものと判断
された場合には上記第1ないし第6のステップST1〜
ST6を繰り返し、残っていないものと判断された場合
には符号化画像データのデパッキングおよび復号化の処
理が終了する。
【0069】次に、第4実施形態に係る符号化画像デー
タ復号方法を中央処理装置(CPU―Central Processi
ng Unit―)やマイクロプロセッサ等のプログラム実行
手段に実行させるための第5実施形態に係る符号化画像
データ復号プログラムについて図20の機能ブロック図
を用いて説明する。図20における各部は、復号プログ
ラムにおけるそれぞれの処理手順を示している。
【0070】図20において、第5実施形態に係る復号
プログラム30は、1ブロック内の可変長符号成分以外
の長さと終端符号の長さとの合計が、可変長符号語の最
大長のビット数から1ビットを差し引いたビット長以上
となる画像圧縮伸張フォーマットによりパッキングされ
た、画像データにおける少なくとも1ビデオセグメント
分の符号列を格納する符号列格納機能31と、前記符号
列を少なくとも1ブロック分ずつ取り出すブロック取出
し機能32と、取り出された1ブロック分の符号列がデ
パッキング前の1纏まりのブロックであるか否かを判定
する判定機能33と、判定されたブロックがデパッキン
グ前の1纏まりのブロックである場合にそのブロックの
符号列を復号する復号機能34と、取り出された1ブロ
ック分の符号列がデデパッキング前の1纏まりのブロッ
クでない場合に、前記1ビデオセグメント分のブロック
の符号列を順次取り入れて復号機能34で復号されなか
った符号列とを連結する連結機能35と、を備えてい
る。連結機能35において連結された1ブロック分の符
号列は復号機能34において復号されて符号出力され
る。
【0071】上述した第4および第5の実施形態に係る
画像データ復号方法および復号プログラムの各ステップ
および各機能において連結されるブロックは、第3実施
形態による画像データ復号装置において説明した第1お
よび第2パターンのブロックであり、そのブロックの中
にEOBが含まれているか否かにより第1パターンのブ
ロックであるか第2パターンのブロックであるかが分類
されている。したがって、第5のステップST5または
連結機能35の処理内容または手順は、より詳細には図
6ないし図16の第1ないし第3段階の処理に分けて説
明することもできるが、記載の重複をさけるためにここ
では説明されていない。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る符号化画像データ復号装置、方法およびプログラムに
よれば、少なくとも1ビデオセグメント中の複数のブロ
ックの符号化画像データを終端符号を含む第パターンの
ブロックと終端符号を含まない第2パターンのブロック
とに分けて捉え、第1段階で復号できなかったブロック
の符号を第2パターンブロック符号から第1パターンブ
ロック符号へと連結して第2段階および第3段階の復号
を行なうことにより画像データのデパッキングと復号化
とを行なう主要構成を用いることにより、たとえばレジ
スタ等のブロックを記憶しておく構成要素における可変
長復号処理中にはメモリアクセスが発生せず、たとえば
メインメモリ等の画像データを記憶しておく構成要素の
周りのトラフィックを大幅に軽減することができる。
【0073】また、第2パターンのブロックと第1パタ
ーンのブロックのそれぞれの符号列を連結させるために
ハードウェア構成を用いることにより、2つのブロック
の符号列をハードウェアによって連結できるため、処理
が簡素になるのに加えて、上記の主要構成の場合に比べ
て、より一層のたとえばメインメモリ等の画像データを
記憶しておく構成要素の周りのトラフィックを軽減でき
る。
【0074】また、ブロックの終わりを示すブロック終
了符号が検出されなかったブロックに関して、ブロック
を記憶する構成要素の内容を画像データの記憶要素に書
き戻すことことにより、デパッキングの規格が4段階以
上になっても、ハードウェアの構成を変更せずに用いる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本概念としての第1実施形態に係る
符号化画像データ復号装置の構成を示すブロック構成図
である。
【図2】本発明に係る画像復号装置および方法を一般的
および従来の画像復号との比較しながら示す表である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る符号化画像データ
復号装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図3のレジスタ15の符号データの格納状態を
模式的に示す説明図である。
【図5】図4と同様に、符号データの格納状態を模式的
に示し、(a)EOBが検出された第1パターンの場合
の最長余りと、(b)EOBがなかった第2パターンの
場合の最長余りとをそれぞれ示す模式図である。
【図6】第1段階の1番目のブロックの処理手順におけ
る、(a)レジスタ15とメインメモリ11間の符号の
読み込み処理、(b)アドレス記憶回路のビット数、
(c)終了フラグメモリの終了フラグを示すブロック図
である。
【図7】第1段階の2番目のブロックの処理手順におけ
る、(a)レジスタ15とメインメモリ11間の符号の
読み込み処理、(b)アドレス記憶回路のビット数、
(c)終了フラグメモリの終了フラグを示すブロック図
である。
【図8】第1段階の3番目ないし6番目のブロックの処
理手順における、(a)レジスタ15とメインメモリ1
1間の符号の読み込み処理、(b)アドレス記憶回路の
ビット数、(c)終了フラグメモリの終了フラグを示す
ブロック図である。
【図9】第2段階の1番目と2番目のブロックの連結処
理手順における、(a)レジスタ15とメインメモリ1
1間の符号の読み込み処理、(b)アドレス記憶回路の
ビット数、(c)終了フラグメモリの終了フラグを示す
ブロック図である。
【図10】第2段階の1番目と2番目のブロックの連結
処理手順における、(a)レジスタ15とメインメモリ
11間の符号の読み込み処理、(b)アドレス記憶回路
のビット数、(c)終了フラグメモリの終了フラグを示
すブロック図である。
【図11】第2段階の2番目と3番目のブロックの連結
処理手順における、(a)レジスタ15とメインメモリ
11間の符号の読み込み処理、(b)アドレス記憶回路
のビット数、(c)終了フラグメモリの終了フラグを示
すブロック図である。
【図12】第2段階の2番目と3番目のブロックの連結
処理手順における、(a)レジスタ15からメインメモ
リ11への書き戻し処理、(b)アドレス記憶回路のビ
ット数、(c)終了フラグメモリの終了フラグを示すブ
ロック図である。
【図13】第2段階の3番目と5番目のブロックの連結
処理手順における、(a)レジスタ15とメインメモリ
11間の符号の読み込み処理、(b)アドレス記憶回路
のビット数、(c)終了フラグメモリの終了フラグを示
すブロック図である。
【図14】第2段階の3番目と6番目のブロックの連結
処理手順における、(a)レジスタ15からメインメモ
リ11への書き戻し処理、(b)アドレス記憶回路のビ
ット数、(c)終了フラグメモリの終了フラグを示すブ
ロック図である。
【図15】第2段階の3番目と6番目のブロックの連結
処理手順における、(a)レジスタ15とメインメモリ
11間の符号の読み込み処理、(b)アドレス記憶回路
のビット数、(c)終了フラグメモリの終了フラグを示
すブロック図である。
【図16】第2段階の3番目と5番目のブロックの連結
処理手順における、(a)レジスタ15からメインメモ
リ11への書き戻し処理、(b)アドレス記憶回路のビ
ット数、(c)終了フラグメモリの終了フラグを示すブ
ロック図である。
【図17】(a)従来例のメモリアクセス頻度と、
(b)本発明のメモリアクセス頻度とを比較して示す説
明図である。
【図18】本発明の第3実施形態に係る符号化画像デー
タ復号装置の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の第4実施形態に係る符号化画像デー
タ復号方法の処理ステップを示すフローチャートであ
る。
【図20】本発明の第5実施形態に係る符号化画像デー
タ復号プログラムの機能構成を示すブロック図である。
【図21】従来の符号化画像データ復号装置の概略構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 符号化画像データ復号装置 11 メモリ手段(メインメモリ) 12 デコード手段 13 バレルシフタ 14 可変長テーブル 15 ブロック記憶手段(112ビットレジスタ) 16 デパッキング手段 17 符号列結合手段(CPU) 18 データバス 21 アドレス記憶回路 22 終了フラグメモリ 25 符号列連結回路 30 符号化画像データ復号プログラム 31 符号列格納機能 32 ブロック取出し機能 33 判定機能 34 復号機能 35 連結機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA21 FA30 GB22 GB26 5C059 KK08 MA23 MC24 ME02 SS11 SS12 TB08 TD07 TD12 UA35 5J064 BA09 BB05 BC01 BC04 BC23 BD03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1ブロック内の可変長符号成分以外の長さ
    と終端符号の長さとの合計が、可変長符号語の最大長の
    ビット数から1ビットを差し引いたビット長以上となる
    画像圧縮伸張フォーマットによりパッキングされた画像
    データをデパッキングして可変長復号する符号化画像デ
    ータ復号装置において、 1ビデオセグメント分の符号列を格納しているメモリ手
    段と、 前記メモリ手段から出力される符号列を可変長復号する
    デコード手段と、 前記メモリ手段と前記デコード手段との間に挿入されて
    1ブロック分の符号列を格納可能に構成されると共に連
    結された2ブロック分の符号列を格納するブロック記憶
    手段と、 前記ブロック記憶手段を含み、前記メモリ手段より供給
    された符号列が1ブロック分の符号列でない場合に順次
    供給された符号列の中から必要な部分を適宜組み合わせ
    て1ブロック分の符号列を完成させて前記デコード手段
    に供給するデパッキング手段と、 を備えることを特徴とする符号化画像データ復号装置。
  2. 【請求項2】前記ブロック記憶手段の入力に、ブロック
    記憶手段2つ分の入力が可能な符号列結合手段を挿入
    し、その一方の入力をブロック記憶手段に、もう一方の
    入力をメモリ手段に接続したことを特徴とする請求項1
    に記載の符号化画像データ復号装置。
  3. 【請求項3】前記ブロックの終わりを示すブロック終了
    符号が検出されなかったブロックに関し、ブロック記憶
    手段の内容をメモリ手段に書き戻すことを特徴とする請
    求項1に記載の符号化画像データ復号装置。
  4. 【請求項4】1ブロック内の可変長符号成分以外の長さ
    と終端符号の長さとの合計が、可変長符号語の最大長の
    ビット数から1ビットを差し引いたビット長以上となる
    画像圧縮伸張フォーマットによりパッキングされた、画
    像データにおける少なくとも1ビデオセグメント分の符
    号列を格納するステップと、 前記符号列を少なくとも1ブロック分ずつ取り出すステ
    ップと、 取り出された1ブロック分の符号列がデパッキング前の
    1纏まりのブロックであるか否かを判定するステップ
    と、 判定されたブロックがデパッキング前の1纏まりのブロ
    ックである場合にそのブロックの符号列を復号するステ
    ップと、 取り出された1ブロック分の符号列がデパッキング前の
    1纏まりのブロックでない場合に、前記1セグメントの
    分のブロックの符号列を順次取り入れてデパッキング前
    の1纏まりの1ブロック分の符号列を連結するステップ
    と、 連結された1ブロック分の符号列を復号するステップ
    と、を備える符号化画像データ復号方法。
  5. 【請求項5】1ブロック内の可変長符号成分以外の長さ
    と終端符号の長さとの合計が、可変長符号語の最大長の
    ビット数から1ビットを差し引いたビット長以上となる
    画像圧縮伸張フォーマットによりパッキングされた、画
    像データにおける少なくとも1ビデオセグメント分の符
    号列を格納する手順と、 前記符号列を少なくとも1ブロック分ずつ取り出す手順
    と、 取り出された1ブロック分の符号列がデパッキング前の
    1纏まりのブロックであるか否かを判定する手順と、 判定されたブロックがデパッキング前の1纏まりのブロ
    ックである場合にそのブロックの符号列を復号する手順
    と、 取り出された1ブロック分の符号列がデパッキング前の
    1纏まりのブロックでない場合に、前記1ビデオセグメ
    ントの分のブロックの符号列を順次取り入れてデパッキ
    ング前の1纏まりの1ブロック分の符号列を連結する手
    順と、 連結された1ブロック分の符号列を復号する手順と、 を備える符号化画像データ復号プログラム。
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