JP2003110347A - 円偏波アンテナおよびそれを用いた無線装置 - Google Patents
円偏波アンテナおよびそれを用いた無線装置Info
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Abstract
波数特性とを個別に調整することができる円偏波アンテ
ナを提供する。 【解決手段】 第1の誘電体基板10の片面に縮退分離
素子11を有する放射導体12を、他面に給電板13を
それぞれ備える。給電板13から空隙を介して第1の誘
電体基板10と平行に地導体14を備える。空隙には地
導体14を貫通して給電板13に電気的に接続される給
電線15を備える。地導体14と給電線15とは絶縁
し、放射導体12と給電板13とは第1の誘電体基板1
0を介して電磁界的に結合して給電するように構成され
る。
Description
ム、有料道路自動料金収受システムなどに利用され、特
に縮退分離されて一点給電により円偏波を発生させる円
偏波アンテナおよびそれを用いた無線装置に関する。
は、軸比の良い周波数とインピーダンス整合のとれた周
波数を一致させるために、2つの縮退分離素子を結ぶ直
線と、放射導体の中心と給電点とを結ぶ直線との位置関
係を45度から45度でない角度に変更する構成とする
ものが知られている(特開平8−172313号公
報)。
うな従来の円偏波アンテナでは以下のような課題があ
る。
は、2つの縮退分離素子を結ぶ直線と、放射導体の中心
と給電点とを結ぶ直線との位置関係が45度であるとき
に所望の周波数f0において軸比が良くても、インピー
ダンス整合がとれる周波数がf0からずれる場合があ
る。そこで、2つの縮退分離素子を結ぶ直線と、放射導
体の中心と給電点とを結ぶ直線との位置関係を45度か
ら45度でない角度に変更することでインピーダンス整
合をとる。ところが、この位置関係の変更に伴い軸比の
良い周波数がf0から変化するため、この位置関係の変
更と同時に放射導体の形状も変更する必要がある。すな
わち軸比の周波数特性とインピーダンス整合の周波数特
性とを個別に調整できないという問題がある。
るものであり、軸比の周波数特性とインピーダンス整合
の周波数特性とを個別に調整することができる円偏波ア
ンテナをおよびそれを用いた無線装置を提供することを
目的とする。
は、第1の誘電体基板と、前記第1の誘電体基板の一方
の面に形成され縮退分離素子を有する放射導体と、前記
誘導体基板の他方の面に備えられた給電板と、前記給電
板と離間して前記第1の誘電体基板と対向して備えられ
た地導体と、前記地導体の前記第1の誘電体基板から遠
い面に備えられた同軸コネクタと、前記給電板と電気的
に接続され前記地導体とは絶縁され前記同軸コネクタの
内部を通過する給電線とを具備した構成を有する。
ピーダンス整合の周波数特性とを個別に調整することが
できる。
誘電体基板と、前記第1の誘電体基板の一方の面に形成
され縮退分離素子を有する放射導体と、前記誘導体基板
の他方の面に備えられ一方の電極が前記放射導体と電気
的に接続されたコンデンサと、前記コンデンサと離間し
て前記第1の誘電体基板と対向して備えられた地導体
と、前記地導体に前記第1の誘電体基板から遠い面に備
えられた同軸コネクタと、前記コンデンサの他方の電極
と電気的に接続され前記地導体とは絶縁され前記同軸コ
ネクタの内部を通過する給電線とを具備した構成を有す
る。
できるとともに、インピーダンス整合の微調整をするこ
とができる。
誘電体基板と、前記第1の誘電体基板の一方の面に形成
され縮退分離素子を有する放射導体と、前記放射導体を
有していない側に前記第1の誘電体基板と離間して対向
して備えられた第2の誘電体基板と、前記第2の誘電体
基板の前記第1の誘電体基板に近い面に有した地導体
と、前記第2の誘電体基板の前記地導体を有した面に前
記地導体とは絶縁して備えられ前記第1の誘電体基板の
放射導体のない面と接触する給電面を有する表面実装型
の給電板とを具備した構成を有する。
できる。
電体基板と、前記第1の誘電体基板の一方の面に形成さ
れ縮退分離素子を有する放射導体と、前記第1の誘電体
基板の他方の面に備えられた給電板と、前記給電板と離
間して前記第1の誘電体基板と対向して備えられた第2
の誘電体基板と、前記第2の誘電体基板の前記給電板に
近い面に有した地導体と、前記第2の誘電体基板の前記
地導体を有した面に前記地導体とは絶縁して備えられ前
記給電板と接触した表面実装型の端子とを具備した構成
を有する。
とができる。
誘電体基板と、前記第1の誘電体基板の一方の面に形成
され縮退分離素子を有する放射導体と、前記第1の誘導
体基板の他方の面に備えられ一方の電極が前記放射導体
と電気的に接続されたコンデンサと、前記コンデンサを
前記第1の誘電体基板に実装するための導電部と、前記
コンデンサと離間して前記第1の誘電体基板と対向して
備えられた第2の誘電体基板と、前記第2の誘電体基板
の前記コンデンサに近い面に有した地導体と、前記第2
の誘電体基板の地導体を備えた面に地導体とは絶縁して
備えられ前記コンデンサの放射導体に接続されていない
方の電極または前記導電部と接触する表面実装型の端子
とを具備した構成を有する。
とができ、また省スペースでインピーダンス整合の微調
整をすることができる。
偏波アンテナにおいて、前記放射導体は点対称の形状で
あって、前記放射導体の中心を通る第1の誘電体基板お
よび第2の誘電体基板の法線を回転軸として第1または
第2の誘電体基板を回転する回転手段を具備した構成を
有する。
とを切り換えることができる。
ンテナを備えている。
ピーダンス整合の周波数特性とを個別に調整することが
でき、省スペースで、インピーダンス整合の微調整がで
き、組み立てを容易にすることができ、耐震性を向上す
ることができ、右旋円偏波と左旋円偏波とを切り換える
ことができる。
て、図面を用いて説明する。
図3を用いて説明する図1(a),(b),(c)に示
すように、本発明の実施の形態の円偏波アンテナは、ガ
ラスエポキシなどの材料からなる第1の誘電体基板10
と、第1の誘電体基板10の一方の面に形成され正方形
の中心Oに対して点対称となる2つの角部に縮退分離素
子11を有する放射導体12と、第1の誘導体基板10
の他方の面に備えられた給電板13と、給電板13と離
間して第1の誘電体基板10と平行に設けられた地導体
14と、地導体14の第1の誘電体基板10から遠い面
に設けられた同軸コネクタ16と、一端側が給電板13
と半田などによって電気的に接続され、他端側が地導体
14とは絶縁された状態で同軸コネクタ16の中心部を
通過する給電線15とを備えている。放射導体12およ
び給電板13は、第1の誘電体基板10の両面に蒸着し
た導体をエッチングまたは印刷することよって形成され
ている。
ついて、さらに説明する。
し、放射導体12の中心Oと給電点Fとを結ぶ直線A−
A’と、2つの縮退分離素子11同士を結ぶ直線B−
B’とはなす角度が45度の位置関係にあり、放射導体
12の正方形の1辺の長さや、縮退分離素子11の大き
さを調整すれば所望の周波数f0で軸比が最小となる。
給電点Fを図1(a)のA−A’線上に設定した場合に
は右旋円偏波となる。前記45度の位置関係を満たせ
ば、給電点Fの位置に依らず軸比の良い周波数はほぼ一
定となる。次に、インピーダンスマッチングに関して
は、まず給電点Fの位置を図1(a)のA−A’線上を
移動させてインピーダンスの実数部が50(Ω)となる
ように給電点Fの位置を選択する。そして、虚数部を消
去するために容量性インピーダンスを放射導体12と給
電板13との間に直列に挿入接続する。本実施の形態で
は、給電板13が適当な面積を有することで容量性イン
ピーダンスを放射導体12と給電線15との間に直列に
挿入接続したことと等価となる。ここで、一般的に面積
がS(m2)の2枚の平板導体を距離d(m)だけ離して
平行に配置し、その間を誘電率がε(F/m)の材質で
満たした場合の平行平板間の容量C(F)は、C=ε・
S/dで求められるから、1/(2π・f0・C)が5
0(Ω)となるように給電板13の面積S(m2)を決定
すればよい。給電板13はその中心と給電点Fとを結ぶ
直線が第1の誘電体基板10と垂直になるように配置す
る。
いて述べる。
インピーダンスマッチングは50オームマッチングとす
る。
と給電点Fとを結ぶ直線A−A’と、2つの縮退分離素
子11同士を結ぶ直線B−B’とのなす角度が45度と
なるように設定し、放射導体12の正方形の一辺の長さ
と縮退分離素子11の大きさを調整することで図3の曲
線Aに示すように所望の周波数f0において良い軸比を
得る。
2を用いて説明する。給電点Fにおけるインピーダンス
はその位置に依存する。つまり、図1(a)の直線A−
A’上で放射導体12の中心Oに向けて給電点Fを移動
した場合、給電線15と放射導体12との間のインピー
ダンスは図2に示すように□、○、△の順に低下する。
ここで、インピーダンスマッチングは50オームマッチ
ングであるので、インピーダンスが○の位置に来た所で
給電点Fの位置を固定する。このときインピーダンスは
50+j50(Ω)である。その虚数部を消去するため
に、容量性インピーダンスを放射導体12と給電線15
との間に直列に挿入することと等価となるように前述の
式を用いて給電板13の面積を決定すると、図2上でイ
ンピーダンスは●の位置へ移動する。つまり、50オー
ムのインピーダンスマッチングが完了する。
数−VSWR」の各特性の一例を図3に示す。図3にお
いて、曲線Aは軸比を、曲線Bはインピーダンスマッチ
ング(VSWR)をそれぞれ表す。
ンテナでは、図15からわかるように、所望の周波数f
0において放射導体12の形状を軸比が良くなるよう設
定して図15の曲線Cに示すような特性を得ても、図1
5の曲線Dに示されるようにインピーダンス整合がとれ
ない場合が認められた。この場合、インピーダンス整合
が取れるよう給電点Fの位置を放射導体12の中心Oと
給電点Fとを結ぶ直線A−A’と、2つの縮退分離素子
11同士を結ぶ直線B−B’の位置関係を45度から移
動すると、図16の曲線Eに示されるように軸比の良い
周波数がf0から変化するため、所望の周波数f0でイン
ピーダンス整合がとれても軸比は悪くなってしまう。図
15において曲線Cは軸比を、曲線Dはインピーダンス
マッチング(VSWR)を、図16において曲線Eは軸
比を、曲線Fはインピーダンスマッチング(VSWR)
をそれぞれ表す。
よれば、軸比は給電点Fの位置および給電板13の形状
に依らず放射導体12の形状のみによって調整すること
ができ、またインピーダンス整合は放射導体12の形状
に依らず給電点位置Fおよび給電板13の形状によって
調整することができる。すなわち、給電板13を設ける
ことによって、給電点の位置を移動せずにインピーダン
ス整合が可能になり、また給電板13を備えても軸比の
良い周波数が変化しないため、軸比の周波数特性とイン
ピーダンス整合の周波数特性とを個別に調整することが
できる。
形状は前記実施の形態に限るものではなく、円形、長方
形、菱形、三角形、その他の多角形などであっても上記
と同様の効果が得られる。
A’に直交する直線上に設定すると左旋円偏波が得られ
る。前記発明の実施の形態では右旋円偏波の場合につい
て説明したが、左旋円偏波の場合についても、同様の効
果が得られる。
て、図4および図5を用いて説明する。
は、第1の実施の形態の円偏波アンテナにおける構成に
おいて、給電板13に替えて、図4(b)に示すように
表面実装型コンデンサ17を第1の誘電体基板10の放
射導体12のない面に実装している。本発明の実施の形
態では第1の誘電体基板10を貫通する導体スルーホー
ルなどによって表面実装型コンデンサ17の片方の極と
放射導体12が電気的に接続されており、他方の極が給
電線15と電気的に接続されている。放射導体12およ
び表面実装型コンデンサ17の実装用導体18は、誘電
体基板11の両面に蒸着した導体をエッチングまたは印
刷することよって形成されている。
ついて、さらに説明する。
場合と同じため、説明を省略する。
は、まず第1の実施の形態の場合と同様にインピーダン
スの実数部が50(Ω)となるように給電点Fの位置を
決定する。そして、虚数部を消去するために、1/(2
π・f0・C)が50(Ω)となるように表面実装型コ
ンデンサ17の容量値C(F)を決定する。
よれば、第1の実施の形態の給電板13を利用して得て
いた容量値を表面実装型コンデンサ17で得ることがで
きるため、軸比の周波数特性とインピーダンス整合の周
波数特性とを個別に調整することができる。また、表面
実装型コンデンサ17を用いることで、第1の実施の形
態において給電板13の面積を大きくしないと得られな
い容量値を小さな形状のもので得ることができるため、
同様の効果を省スペース化できるとともにインピーダン
ス整合の微調整をすることができる。
図6および図7を用いて説明する。
は、本発明の第1の実施の形態の構成において、第1の
誘電体基板10と離間して平行に配置した第2の誘電体
基板20を有し、第2の誘電体基板20上の第1の誘電
体基板10に近い面に地導体21が形成されている。第
2の誘電体基板20の地導体21を有した面は地導体2
1とは絶縁されている表面実装型給電板22を備えてい
る。表面実装型給電板22は図7の(a)、(b)に示
すように、第1の実施の形態の給電板13に替わる給電
面23を有している。主放射方向から見て第1の誘電体
基板10および第2の誘電体基板20を除去したときの
正面図を図7(a)に、斜視図を図7(b)にそれぞれ
示す。
ついてさらに説明する。
作は第1の実施の形態において給電板13および給電線
15を表面実装型給電板22と置き換えれば同様である
ため説明を省略する。
よれば、地導体14に同軸コネクタ16を設ける必要が
なく、すなわちコネクタによる結合が不要になるため、
耐震性を向上することができる。さらに、第1の誘電基
板10に給電板13を備える必要がないので、第1の誘
電基板10および第2の誘電体基板20は片面基板をそ
れぞれ用いてアンテナが構成できるため安価である。
図8および図9を用いて説明する。
は、第1の実施の形態の構成において、第1の誘電体基
板10と離間して平行に配置した第2の誘電体基板20
を有し、第2の誘電体基板20上の第1の誘電体基板1
0に近い面に地導体21が形成されている。第2の誘電
体基板20の地導体21を有した面には地導体21とは
絶縁されて半田などで表面実装されるとともに、給電板
13と接触して給電板13に給電するための図9に示す
接触型の端子25を備えている。
ついて、さらに説明する。
作は第1の実施の形態において給電線15を接触型の端
子25と置き換えれば同様であるため、説明を省略す
る。
よれば、端子25の先端が給電板13に接触すればよい
ので、先に第2の誘電体基板20に端子25の他端を実
装することができる。そのため、第1の実施の形態にお
いて地導体14と第1の誘電体基板10との間隔が狭く
て半田付けが困難な場合に組み立てを容易にすることが
できる。
図10を用いて説明する。
態の円偏アンテナは、本発明の第1の実施の形態の構成
において、給電板13に替えて表面実装型コンデンサ1
7を第1の誘電体基板10の放射導体12のない面に実
装している。第1の誘電体基板10と離間して平行に配
置した第2の誘電体基板20を有し、第2の誘電体基板
20上の第1の誘電体基板10に近い面に地導体21が
形成されている。第2の誘電体基板20の地導体21を
有した面には地導体21とは絶縁されて半田などで表面
実装されるとともに、表面実装型コンデンサ17の一方
の極に接触する接触型の端子25を備えている。
関して、さらに説明する。
作は第2の実施の形態において、給電線15を接触型の
端子25と置き換えれば同様であるため、説明を省略す
る。
よれば、端子25の先端がコンデンサ17の一方の極に
接触すればよいので、先に第2の誘電体基板20に端子
25の他端を実装することができる。第2の実施の形態
において第1の誘電体基板10と地導体14との間隔が
狭くて半田付けが困難な場合に組み立てを容易にするこ
とができる。また、コンデンサ17を用いることで、第
4の実施の形態において給電板13の面積を大きくしな
いと得られない容量値を小さな形状のもので得ることが
できるため、同様の効果を省スペースで実現することが
できるとともに、インピーダンス整合の微調整ができ
る。
図11および図12を用いて説明する。
態の円偏アンテナは、第3〜第5の実施の形態の構成に
おいて、第1の誘電体基板10が円形であって、その縁
に歯車31を備えている。第1の誘電体基板10の周囲
には図12に示すモータ43、回転軸42および歯車4
1からなる駆動部40を有している。図12において、
(a)は前述の駆動部40の正面図、(b)は側面図で
ある。
ついて、さらに説明する。
車41が回転する。この動力は、歯車31を介して第1
の誘電体基板10に伝わり、第1の誘電体基板10が放
射導体12の中心Oを支点として回転する。図11
(a)に示す右旋円偏波の状態を基準として、第1の誘
電体基板10を反時計回りに90度回転する。このとき
図11(b)に示すように縮退分離素子11と給電点F
との位置関係が変化して、左旋円偏波となる。
によれば、第1の誘電体基板10が放射導体12の中心
Oを支点として回転することが可能であるため、縮退分
離素子11と給電点Fとの位置関係を90度変化させる
ことで、右旋円偏波と左旋円偏波とを切り換えることが
できる。
電体基板10を回転する構成について述べたが、第2の
誘電体基板20を回転する構成としても同様の効果が得
られる。
を回転させる構造は、前記発明の実施の形態に限るもの
ではなく、第1の誘電体基板10または第2の誘電体基
板20を少なくとも90度回転できる構成であれば同様
の効果が得られる。
図11、図13および図14を用いて説明する。
の形態の無線装置は、第6実施の形態における円偏波ア
ンテナ30および駆動部40を備え、円偏波アンテナ3
0には受信部51が、受信部51にはCPU52が、C
PU52にはメモリ53および駆動部40が電気的にそ
れぞれ接続されている。
ついて説明する。
ローチャートである。まず図11(a)に示す右旋円偏
波の状態において、円偏波アンテナ30が図示しない基
地局などの無線装置から信号を受信すると、受信部51
から受信レベルP1の情報が出力される。CPU52
は、この受信レベルP1の情報をメモリ53に記憶させ
る(S200)。次に、CPU52は、駆動部40に対
して回転制御信号を送信して、円偏波アンテナ30を放
射導体12の中心Oを支点として反時計回りに90度回
転して図11(b)に示す左旋円偏波の状態とし(S2
01)、S200と同様にして受信レベルP2の情報を
メモリ53に記憶させる(S202)。CPU52は、
メモリ53に記録した受信レベルP1の大きさと受信レ
ベルP2の大きさとを比較し(S203)、その結果、
受信レベルP1の方が大きい場合には駆動部40に対し
て回転制御信号を送信して、円偏波アンテナ30の第1
の誘電体基板10を放射導体12の中心Oを支点として
時計回りに90度回転して(S204)終了する。一
方、S203で、受信レベルP2の方が大きい場合には
そのまま終了する。
によれば、同一周波数かつ同一空間において逆旋偏波を
用いることにより、隣接する2つの基地局がそれぞれ2
つの無線端末と互いに異なる情報を伝送できるため、周
波数を有効利用することができる。
べたが双方向通信でもよい。
い周波数とインピーダンス整合のとれた周波数を容易に
一致できる円偏波アンテナおよびそれを用いた無線装置
を提供することができる。
波アンテナの主放射方向からみた構成図 (b)本発明の第1の実施に形態における円偏波アンテ
ナの側面図 (c)本発明の第1の実施の形態における円偏波アンテ
ナの部分断面図
テナの特性を示すスミスチャート
テナの特性図
波アンテナの主放射方向からみた構成図 (b)本発明の第2の実施に形態における円偏波アンテ
ナの側面図 (c)本発明の第2の実施の形態における円偏波アンテ
ナの部分断面図
テナのコンデンサの実装状態を示す図
波アンテナの主放射方向からみた構成図 (b)本発明の第3の実施に形態における円偏波アンテ
ナの側面図 (c)本発明の第3の実施の形態における円偏波アンテ
ナの部分断面図
テナの表面実装型給電板の構成を示す図
波アンテナの主放射方向からみた構成図 (b)本発明の第4の実施に形態における円偏波アンテ
ナの側面図 (c)本発明の第4の実施の形態における円偏波アンテ
ナの部分断面図
おける端子の正面図 (b)本発明の第4および第5の実施の形態における端
子の斜視図
偏波アンテナの主放射方向からみた構成図 (b)本発明の第5の実施に形態における円偏波アンテ
ナの側面図 (c)本発明の第5の実施の形態における円偏波アンテ
ナの部分断面図
偏波アンテナの主放射方向からみた構成図 (b)本発明の第6の実施の形態における円偏波アンテ
ナの主放射方向からみた構成図
ンテナの駆動部の構成を示す図
の基本的構成図
の右線円偏波と左旋円偏波の選択動作を示すフローチャ
ート
Claims (8)
- 【請求項1】 第1の誘電体基板と、前記第1の誘電体
基板の一方の面に形成され縮退分離素子を有する放射導
体と、前記誘導体基板の他方の面に備えられた給電板
と、前記給電板と離間して前記第1の誘電体基板と対向
して備えられた地導体と、前記地導体の前記第1の誘電
体基板から遠い面に備えられた同軸コネクタと、前記給
電板と電気的に接続され前記地導体とは絶縁され前記同
軸コネクタの内部を通過する給電線とを具備したことを
特徴とする円偏波アンテナ。 - 【請求項2】 第1の誘電体基板と、前記第1の誘電体
基板の一方の面に形成され縮退分離素子を有する放射導
体と、前記誘導体基板の他方の面に備えられ一方の電極
が前記放射導体と電気的に接続されたコンデンサと、前
記コンデンサと離間して前記第1の誘電体基板と対向し
て備えられた地導体と、前記地導体に前記第1の誘電体
基板から遠い面に備えられた同軸コネクタと、前記コン
デンサの他方の電極と電気的に接続され前記地導体とは
絶縁され前記同軸コネクタの内部を通過する給電線とを
具備したことを特徴とする円偏波アンテナ。 - 【請求項3】 第1の誘電体基板と、前記第1の誘電体
基板の一方の面に形成され縮退分離素子を有する放射導
体と、前記放射導体を有していない側に前記第1の誘電
体基板と離間して対向して備えられた第2の誘電体基板
と、前記第2の誘電体基板の前記第1の誘電体基板に近
い面に有した地導体と、前記第2の誘電体基板の前記地
導体を有した面に前記地導体とは絶縁して備えられ前記
第1の誘電体基板の放射導体のない面と接触する給電面
を有する表面実装型の給電板とを具備したことを特徴と
する円偏波アンテナ。 - 【請求項4】 第1の誘電体基板と、前記第1の誘電体
基板の一方の面に形成され縮退分離素子を有する放射導
体と、前記第1の誘電体基板の他方の面に備えられた給
電板と、前記給電板と離間して前記第1の誘電体基板と
対向して備えられた第2の誘電体基板と、前記第2の誘
電体基板の前記給電板に近い面に有した地導体と、前記
第2の誘電体基板の前記地導体を有した面に前記地導体
とは絶縁して備えられ前記給電板と接触した表面実装型
の端子とを具備したことを特徴とする円偏波アンテナ。 - 【請求項5】 第1の誘電体基板と、前記第1の誘電体
基板の一方の面に形成され縮退分離素子を有する放射導
体と、前記第1の誘導体基板の他方の面に備えられ一方
の電極が前記放射導体と電気的に接続されたコンデンサ
と、前記コンデンサを前記第1の誘電体基板に実装する
ための導電部と、前記コンデンサと離間して前記第1の
誘電体基板と対向して備えられた第2の誘電体基板と、
前記第2の誘電体基板の前記コンデンサに近い面に有し
た地導体と、前記第2の誘電体基板の地導体を備えた面
に地導体とは絶縁して備えられ前記コンデンサの放射導
体に接続されていない方の電極または前記導電部と接触
する表面実装型の端子とを具備したことを特徴とする円
偏波アンテナ。 - 【請求項6】 前記放射導体は点対称の形状であって、
前記放射導体の中心を通る第1の誘電体基板および第2
の誘電体基板の法線を回転軸として第1または第2の誘
電体基板を回転する回転手段を具備したことを特徴とす
る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の円偏波アン
テナ。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
の円偏波アンテナを備えたことを特徴とする無線装置。 - 【請求項8】 請求項6記載の円偏波アンテナを備え
て、第1または第2の誘電体基板を回転して放射導体と
給電点の位置関係を決定する無線装置であって、前記第
1または第2の誘電体基板の回転前後の受信レベルを測
定する測定手段と、前記測定手段の測定した前記第1ま
たは第2の誘電体基板の回転前の受信レベルと回転後の
受信レベルとを比較する比較手段と、前記比較手段の比
較結果が大きい方を選択する選択手段と、前記選択手段
で選択した結果に基づいて前記第1または第2の誘電体
基板を回転する回転手段とを具備した無線装置。
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---|---|---|---|
JP2001300619A JP2003110347A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 円偏波アンテナおよびそれを用いた無線装置 |
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