JP2003108371A - 機器組込サーバーのプログラムの構成 - Google Patents
機器組込サーバーのプログラムの構成Info
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 音楽・映像コンテンツを大容量ハードディス
ク装置等に取り込む家庭用ホームサーバーのソフトウェ
ア開発において、効率よく制作するためのツール及びプ
ログラムの構成方法を提供する。た。 【解決手段】 コンテンツの一元管理、プレイリスト作
成等の機能を統合した中枢プログラムを作成して機能・
インターフェイスを公開し、これにユーザーインターフ
ェイス３、リコメンデーションエンジン６等の機能を有
するモジュールプログラムを接続するプログラム構造を
採用することによりシステム構築を従来より短かい期
間、低い費用で開発することができる。また、ネットワ
ークコミュニケーションエンジン・モジュールプログラ
ム１１のプロトコルを公開することにより、コンテンツ
や各種サービスを提供するその他のサイト１６がメーカ
ー毎に異なるプロトコルに対応する無駄から開放される
メリットがある。
ク装置等に取り込む家庭用ホームサーバーのソフトウェ
ア開発において、効率よく制作するためのツール及びプ
ログラムの構成方法を提供する。た。 【解決手段】 コンテンツの一元管理、プレイリスト作
成等の機能を統合した中枢プログラムを作成して機能・
インターフェイスを公開し、これにユーザーインターフ
ェイス３、リコメンデーションエンジン６等の機能を有
するモジュールプログラムを接続するプログラム構造を
採用することによりシステム構築を従来より短かい期
間、低い費用で開発することができる。また、ネットワ
ークコミュニケーションエンジン・モジュールプログラ
ム１１のプロトコルを公開することにより、コンテンツ
や各種サービスを提供するその他のサイト１６がメーカ
ー毎に異なるプロトコルに対応する無駄から開放される
メリットがある。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽・映像を個人
的に鑑賞するための機器を制御するソフトウェアを効率
よく制作するためのツール及びプログラムの構成方法に
関する。 【０００２】 【従来の技術】米国で開発され、世界中に普及したジュ
ークボックスと呼ぶ音楽再生装置がある。これは数百枚
のレコードを内蔵するストレージを有し、ユーザーから
指定された曲目のレコードをストレージから選択して機
械的に取り出し、ターンテーブルに吸着して回転させ、
ピックアップで拾った信号をアンプで増幅し、スピーカ
ーで聞かせるシステムが一体化したかなり大型の装置で
あった。非常に高価な機器であったため、ダンスホー
ル、ゲームセンター、盛り場など人々による利用頻度が
高い場所に置かれた営業用としての利用が主であった。 【０００３】膨大なライブラリーの中から自分の好きな
音楽を選び出し、その場で聴きたいというのは人間の欲
求の根源的なものなのであろう、あれから数十年を経て
今日再びデジタル・ジュークボックスと呼ばれる種類の
機器が現れた。ただし、今回はハードディスクドライブ
（以下、ＨＤＤと略）等記憶装置の小型化・大容量化、
低価格化を背景に、個人用の機器として装いを新たにし
ての登場である。デジタル・ジュークボックスの機能の
中枢はホームミュージックサーバー（以下、ＨＭＳと
略）と呼ばれるコンピュータであり、コンテンツが収め
られたＨＤＤ等からユーザーが好む音楽を取り出してく
る。 【０００４】最近の統計処理技術の進化とコンピュータ
技術の発展に支えられて、ユーザーのこれまでのライブ
ラリー使用実績をデータマイニング手法で解析して、ユ
ーザーのタイム・プレース・オケージョンに合わせて、
新曲まで含めてユーザーに対して好適なタイトルを推薦
することができるようになった。そのような機能をリコ
メンデーションエンジンと呼ぶ。 【０００５】これまではライブラリーへ新曲を加えるに
は、ＣＤ等のコンテンツ記録媒体を物理的に持ち込みＨ
ＤＤ等に記録することが多かったが、今後はインターネ
ットを通じて音楽をダウンロードして記録することが多
くなることが確実である。その場合にはＨＭＳがインタ
ーネット上で利用できる夫々に機能的に特色あるリコメ
ンデーションサービスを提供するサイトの中から一つを
指定して利用し、新曲の中からユーザーの好みに好適な
コンテンツを選択・推薦させ、その曲をコンテンツ提供
サイトからダウンロードさせることができる。 【０００６】デジタル・ジュークボックス系統の機器は
いわゆる家庭用電気製品に属しており、据置型あるいは
車載型の構造をしており、ＨＭＳはその中に収められた
小さなコンピュータである。このコンピュータはスイッ
チを入れた瞬間に動作が立ち上がる制御方式を採用して
いる。その基本的機能の第１は、ユーザーからのボタン
スイッチ、音声認識等の操作入力を受け付け、或いはユ
ーザーにディスプレイ等で知らせる「ユーザーインター
フェイス（以下、ＵＩと略）」である。 【０００７】その基本機能の第２は、前述リコメンデー
ションエンジン（以下、ＲＭＥと略）である。 【０００８】その基本機能の第３は外部から与えられる
新しいコンテンツをＭＰ３等の方式により圧縮してＨＤ
Ｄ等に収め、ＨＤＤ等から解凍してコンテンツを取り出
す「エンコーディングエンジン（以下、ＥＣＥと略）」
である。 【０００９】その基本機能の第４は、新しいコンテンツ
をインターネットよりダウンロードする「ダウンロード
エンジン（以下、ＤＬＥと略）」である。 【００１０】その基本機能の第５は、再生用の光ピック
アップの位置制御のためにＣＤが有するコンテンツの曲
数・演奏時間・休止時間等の演奏時間情報を記録してあ
るＴＯＣ（テーブル・オブ・コンテンツ）からそのＣＤ
のタイトル名、アーチスト名等を特定するデータベース
である「ＣＤＤＢ」等を作動させる識別情報処理機能で
ある。この機能はコンテンツの記録媒体であるＣＤ等に
顕在的にタイトル名、アーチスト名等が表示されていな
いために必要となるものである。同様の事情は新しいコ
ンテンツ記録媒体であるＤＶＤ等にも存在するので、記
録媒体そのものにタイトル名、アーチスト名が電子的に
明示されるようになるまでは必要な機能として存在し続
けるであろう。以下の説明ではこの機能を「ＣＤＤＢ
等」として表現する。なお、このような機能は進歩し続
けるものであり、ここにその全てを説明することはでき
ないので、以下では「その他」として取り扱う。 【００１１】その基本機能の第６は、インターネット上
のサイトとのコミュニケーションを一括管理してプロト
コルを提供し、実際に通信を行なう「ネットワークコミ
ュニケーションエンジン（以下、ＮＣＥと略）」であ
る。 【００１２】ＨＭＳの制御機能はこれらの機能を駆使し
つつ、ＨＤＤ等を制御し、ユーザーの指示・希望に沿っ
てシーケンシャルにコンテンツを再生する。 【００１３】 【発明が解決しようとする課題】現在、デジタル・ジュ
ークボックス系統の機器を制作しているメーカーは、新
しい機器を開発する都度に前述各種機能を搭載したＨＭ
Ｓのソフトウェアを開発している。その度にかなりの開
発期間と約６００万円から１０００万円の開発費用を要
しているのが実態である。 【００１４】技術の進歩が早く、標準化が困難という事
情があるためにその都度ソフトウェア全体を専用設計す
るようであるが、その作業内容を詳細に分析すると時間
と金の無駄遣いと思われる要素が多く見られる。 【００１５】また、サービス提供サイトの立場からする
と、機器メーカー毎に異なるプロトコルを採用される
と、それぞれの仕様に合わせてサイトを構築する必要が
生じて、その対応のための時間と金の無駄遣いが発生す
る。 【００１６】 【課題を解決するための手段】開発期間に追われている
個別のメーカーの開発者は問題意識がないようで、前述
の多くの機能を包含するソウトウェアを一体的に制作し
ている。しかし、そのソフトウェアの内容を精査すると
明らかに中枢部分と周辺的部分があり、これらを分別管
理することにより機能的に似通った部分を重複開発する
ことなく、新しい機能だけを追加することで開発の時間
と費用を適正化できるし、新しい技術なり利用方法が開
発された時に、関連する部分だけを更新・追加すること
により開発工数を激減できる可能性があると本発明の発
明者は分析し結論を得た。 【００１７】具体的に説明すると、各機能を分担する部
分をモジュールプログラム化し、中枢機能を峻別してそ
れをＨＭＳの中枢プログラムとなしてその機能・インタ
ーフェイスを公開して、他のモジュールプログラムと容
易に確実に接続できるようにする。各モジュールプログ
ラムの内容が更新され、或いは新しいモジュールプログ
ラムが追加される時はその部分だけが変更され、他の部
分には変更が及ばないように全体を構成する。 【００１８】また、モジュールプログラムの内、ＮＣＥ
についてもプロトコルを公開し、この方式がディファク
トスタンダードとなることでコンテンツ提供サイトやサ
ービス提供サイトに無駄な作業が発生しないようにでき
る。 【００１９】 【発明の実施の形態】本発明の発明者は現状をあらゆる
角度から考察して、その中枢機能がコンテンツの一元管
理（ライブラリー化）機能、ライブラリーの自動作成機
能、プレイリストの作成機能、タイトル名・アーチスト
名等コンテンツ情報による検索機能、プレイリストを外
部と遣り取り（インポート・エキスポート）する機能で
あればよいとの結論に達した。この機能を統合した中枢
プログラムをプレイリストマネジャー（以下、ＰＬＭと
略）と呼ぶ。 【００２０】この概念によって作られたＨＭＳにおいて
は、ＰＬＭが前述ＨＤＤ等、ＵＬＲＭＥ、ＥＣＥ、ＤＬ
Ｅ、ＣＤＤＢ等、ＮＣＥ、その他を統括・制御する階層
的構成をなしている。ＰＬＭはその機能・インターフェ
イスが公開されており、ＨＭＳの設計者はその公開情報
を用いて夫々のＨＭＳに特有のＵＩをシステム設計し、
ソウトウェアの制作を行なう。 【００２１】また、ＨＭＳの設計者は、当社（株式会社
レインボー・パートナーズ）若しくは公開されたＰＬＭ
の情報に基づいて他社が制作した夫々特色あるＲＭＥ、
ＥＣＥ、ＤＬＥ、ＣＤＤＢ等、ＮＣＥ、その他のモジュ
ールプログラムの中から、当該ＨＭＳの商品企画戦略に
好適なものを選出してＰＬＭに接続してシステムを完成
させる。 【００２２】 【実施例】図１は本発明の実施例のシステム図である。
音楽・映像再生ハードウェア１はＵＩ（ユーザーインタ
ーフェイス・モジュールプログラム）３を介してＰＬＭ
（プレイリストマネジャー）４にユーザーよりの指示を
与え、コンテンツを供給される。ＰＬＭ４はＨＤＤ（ハ
ードディスク装置）等５にコンテンツ、プレイリスト等
を収納・取り出しする。ＲＭＥ（リコメンデーションエ
ンジン・モジュールプログラム）６は過去のプレイリス
ト等を分析してユーザーの趣向を知り、好適なタイトル
名、アーチスト名のコンテンツを推薦し、ユーザーはＰ
ＬＭ、ＵＩを通してその推薦内容を知り、それに対応す
る。ＥＣＥ（エンコーディングエンジン・モジュールプ
ログラム）７はＰＬＭ４がＨＤＤ等５にコンテンツを収
納し、或いは取り出す際にコンテンツを圧縮・解凍する
ために呼び出して作動させる。ＣＤＤＢ等９はＣＤであ
れば前述ＴＯＣを与えられてタイトル名、アーチスト名
等をＰＬＭ４に提供する。その他１０はここに説明され
ていない機能を提供するモジュールプログラムを示す。 【００２３】ＤＬＥ（ダウンロードエンジン・モジュー
ルプログラム）８は新しい音楽・映像コンテンツをこの
システムに取り込む場合に、ＮＣＥ（ネットワークコミ
ュニケーションエンジン・モジュールプログラム）１１
を経由してインターネット１３に接続する。コンテンツ
提供サイト１４にアクセスして希望のコンテンツを取得
することができる。また、ＲＭＥ６はＮＣＥ１１を経由
してリコメンデーションサービス提供サイト１５にアク
セスしてユーザーの過去のプレイリスト等の情報を送
り、それを分析させてユーザーの趣向に好適な新しいコ
ンテンツを推薦してもらうことができる。インターネッ
トにアクセスして利用できるサービスの種類は多く、こ
こにその全貌を記述することはできない。その他のサイ
ト１６はそのようなサービスを提供するサイトを示した
ものである。 【００２４】 【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下のような効果を奏する。本発明によればホーム
ミュージックサーバーまたはホームシアターサーバーの
機器組込ソフトウェアの制作において、開発者は本発明
になるプレイリストマネジャーと周辺モジュールプログ
ラムの高度の接続性・交換可能性を利用して、ビルディ
ングブロック方式で短時間で容易にシステムを設計する
ことができ、開発時間と開発費用の大きな節約を実現す
ることができる。 【００２５】さらに本発明によれば、ネットワークコミ
ュニケーションエンジン・モジュールプログラムのプロ
トコルを公開してディファクトスタンダート化すること
により、インターネットを用いるコンテンツ提供サイト
或いはサービス提供サイトがそれに合わせたサイトを構
築することで、無駄な作業がなくなるメリットがある。
的に鑑賞するための機器を制御するソフトウェアを効率
よく制作するためのツール及びプログラムの構成方法に
関する。 【０００２】 【従来の技術】米国で開発され、世界中に普及したジュ
ークボックスと呼ぶ音楽再生装置がある。これは数百枚
のレコードを内蔵するストレージを有し、ユーザーから
指定された曲目のレコードをストレージから選択して機
械的に取り出し、ターンテーブルに吸着して回転させ、
ピックアップで拾った信号をアンプで増幅し、スピーカ
ーで聞かせるシステムが一体化したかなり大型の装置で
あった。非常に高価な機器であったため、ダンスホー
ル、ゲームセンター、盛り場など人々による利用頻度が
高い場所に置かれた営業用としての利用が主であった。 【０００３】膨大なライブラリーの中から自分の好きな
音楽を選び出し、その場で聴きたいというのは人間の欲
求の根源的なものなのであろう、あれから数十年を経て
今日再びデジタル・ジュークボックスと呼ばれる種類の
機器が現れた。ただし、今回はハードディスクドライブ
（以下、ＨＤＤと略）等記憶装置の小型化・大容量化、
低価格化を背景に、個人用の機器として装いを新たにし
ての登場である。デジタル・ジュークボックスの機能の
中枢はホームミュージックサーバー（以下、ＨＭＳと
略）と呼ばれるコンピュータであり、コンテンツが収め
られたＨＤＤ等からユーザーが好む音楽を取り出してく
る。 【０００４】最近の統計処理技術の進化とコンピュータ
技術の発展に支えられて、ユーザーのこれまでのライブ
ラリー使用実績をデータマイニング手法で解析して、ユ
ーザーのタイム・プレース・オケージョンに合わせて、
新曲まで含めてユーザーに対して好適なタイトルを推薦
することができるようになった。そのような機能をリコ
メンデーションエンジンと呼ぶ。 【０００５】これまではライブラリーへ新曲を加えるに
は、ＣＤ等のコンテンツ記録媒体を物理的に持ち込みＨ
ＤＤ等に記録することが多かったが、今後はインターネ
ットを通じて音楽をダウンロードして記録することが多
くなることが確実である。その場合にはＨＭＳがインタ
ーネット上で利用できる夫々に機能的に特色あるリコメ
ンデーションサービスを提供するサイトの中から一つを
指定して利用し、新曲の中からユーザーの好みに好適な
コンテンツを選択・推薦させ、その曲をコンテンツ提供
サイトからダウンロードさせることができる。 【０００６】デジタル・ジュークボックス系統の機器は
いわゆる家庭用電気製品に属しており、据置型あるいは
車載型の構造をしており、ＨＭＳはその中に収められた
小さなコンピュータである。このコンピュータはスイッ
チを入れた瞬間に動作が立ち上がる制御方式を採用して
いる。その基本的機能の第１は、ユーザーからのボタン
スイッチ、音声認識等の操作入力を受け付け、或いはユ
ーザーにディスプレイ等で知らせる「ユーザーインター
フェイス（以下、ＵＩと略）」である。 【０００７】その基本機能の第２は、前述リコメンデー
ションエンジン（以下、ＲＭＥと略）である。 【０００８】その基本機能の第３は外部から与えられる
新しいコンテンツをＭＰ３等の方式により圧縮してＨＤ
Ｄ等に収め、ＨＤＤ等から解凍してコンテンツを取り出
す「エンコーディングエンジン（以下、ＥＣＥと略）」
である。 【０００９】その基本機能の第４は、新しいコンテンツ
をインターネットよりダウンロードする「ダウンロード
エンジン（以下、ＤＬＥと略）」である。 【００１０】その基本機能の第５は、再生用の光ピック
アップの位置制御のためにＣＤが有するコンテンツの曲
数・演奏時間・休止時間等の演奏時間情報を記録してあ
るＴＯＣ（テーブル・オブ・コンテンツ）からそのＣＤ
のタイトル名、アーチスト名等を特定するデータベース
である「ＣＤＤＢ」等を作動させる識別情報処理機能で
ある。この機能はコンテンツの記録媒体であるＣＤ等に
顕在的にタイトル名、アーチスト名等が表示されていな
いために必要となるものである。同様の事情は新しいコ
ンテンツ記録媒体であるＤＶＤ等にも存在するので、記
録媒体そのものにタイトル名、アーチスト名が電子的に
明示されるようになるまでは必要な機能として存在し続
けるであろう。以下の説明ではこの機能を「ＣＤＤＢ
等」として表現する。なお、このような機能は進歩し続
けるものであり、ここにその全てを説明することはでき
ないので、以下では「その他」として取り扱う。 【００１１】その基本機能の第６は、インターネット上
のサイトとのコミュニケーションを一括管理してプロト
コルを提供し、実際に通信を行なう「ネットワークコミ
ュニケーションエンジン（以下、ＮＣＥと略）」であ
る。 【００１２】ＨＭＳの制御機能はこれらの機能を駆使し
つつ、ＨＤＤ等を制御し、ユーザーの指示・希望に沿っ
てシーケンシャルにコンテンツを再生する。 【００１３】 【発明が解決しようとする課題】現在、デジタル・ジュ
ークボックス系統の機器を制作しているメーカーは、新
しい機器を開発する都度に前述各種機能を搭載したＨＭ
Ｓのソフトウェアを開発している。その度にかなりの開
発期間と約６００万円から１０００万円の開発費用を要
しているのが実態である。 【００１４】技術の進歩が早く、標準化が困難という事
情があるためにその都度ソフトウェア全体を専用設計す
るようであるが、その作業内容を詳細に分析すると時間
と金の無駄遣いと思われる要素が多く見られる。 【００１５】また、サービス提供サイトの立場からする
と、機器メーカー毎に異なるプロトコルを採用される
と、それぞれの仕様に合わせてサイトを構築する必要が
生じて、その対応のための時間と金の無駄遣いが発生す
る。 【００１６】 【課題を解決するための手段】開発期間に追われている
個別のメーカーの開発者は問題意識がないようで、前述
の多くの機能を包含するソウトウェアを一体的に制作し
ている。しかし、そのソフトウェアの内容を精査すると
明らかに中枢部分と周辺的部分があり、これらを分別管
理することにより機能的に似通った部分を重複開発する
ことなく、新しい機能だけを追加することで開発の時間
と費用を適正化できるし、新しい技術なり利用方法が開
発された時に、関連する部分だけを更新・追加すること
により開発工数を激減できる可能性があると本発明の発
明者は分析し結論を得た。 【００１７】具体的に説明すると、各機能を分担する部
分をモジュールプログラム化し、中枢機能を峻別してそ
れをＨＭＳの中枢プログラムとなしてその機能・インタ
ーフェイスを公開して、他のモジュールプログラムと容
易に確実に接続できるようにする。各モジュールプログ
ラムの内容が更新され、或いは新しいモジュールプログ
ラムが追加される時はその部分だけが変更され、他の部
分には変更が及ばないように全体を構成する。 【００１８】また、モジュールプログラムの内、ＮＣＥ
についてもプロトコルを公開し、この方式がディファク
トスタンダードとなることでコンテンツ提供サイトやサ
ービス提供サイトに無駄な作業が発生しないようにでき
る。 【００１９】 【発明の実施の形態】本発明の発明者は現状をあらゆる
角度から考察して、その中枢機能がコンテンツの一元管
理（ライブラリー化）機能、ライブラリーの自動作成機
能、プレイリストの作成機能、タイトル名・アーチスト
名等コンテンツ情報による検索機能、プレイリストを外
部と遣り取り（インポート・エキスポート）する機能で
あればよいとの結論に達した。この機能を統合した中枢
プログラムをプレイリストマネジャー（以下、ＰＬＭと
略）と呼ぶ。 【００２０】この概念によって作られたＨＭＳにおいて
は、ＰＬＭが前述ＨＤＤ等、ＵＬＲＭＥ、ＥＣＥ、ＤＬ
Ｅ、ＣＤＤＢ等、ＮＣＥ、その他を統括・制御する階層
的構成をなしている。ＰＬＭはその機能・インターフェ
イスが公開されており、ＨＭＳの設計者はその公開情報
を用いて夫々のＨＭＳに特有のＵＩをシステム設計し、
ソウトウェアの制作を行なう。 【００２１】また、ＨＭＳの設計者は、当社（株式会社
レインボー・パートナーズ）若しくは公開されたＰＬＭ
の情報に基づいて他社が制作した夫々特色あるＲＭＥ、
ＥＣＥ、ＤＬＥ、ＣＤＤＢ等、ＮＣＥ、その他のモジュ
ールプログラムの中から、当該ＨＭＳの商品企画戦略に
好適なものを選出してＰＬＭに接続してシステムを完成
させる。 【００２２】 【実施例】図１は本発明の実施例のシステム図である。
音楽・映像再生ハードウェア１はＵＩ（ユーザーインタ
ーフェイス・モジュールプログラム）３を介してＰＬＭ
（プレイリストマネジャー）４にユーザーよりの指示を
与え、コンテンツを供給される。ＰＬＭ４はＨＤＤ（ハ
ードディスク装置）等５にコンテンツ、プレイリスト等
を収納・取り出しする。ＲＭＥ（リコメンデーションエ
ンジン・モジュールプログラム）６は過去のプレイリス
ト等を分析してユーザーの趣向を知り、好適なタイトル
名、アーチスト名のコンテンツを推薦し、ユーザーはＰ
ＬＭ、ＵＩを通してその推薦内容を知り、それに対応す
る。ＥＣＥ（エンコーディングエンジン・モジュールプ
ログラム）７はＰＬＭ４がＨＤＤ等５にコンテンツを収
納し、或いは取り出す際にコンテンツを圧縮・解凍する
ために呼び出して作動させる。ＣＤＤＢ等９はＣＤであ
れば前述ＴＯＣを与えられてタイトル名、アーチスト名
等をＰＬＭ４に提供する。その他１０はここに説明され
ていない機能を提供するモジュールプログラムを示す。 【００２３】ＤＬＥ（ダウンロードエンジン・モジュー
ルプログラム）８は新しい音楽・映像コンテンツをこの
システムに取り込む場合に、ＮＣＥ（ネットワークコミ
ュニケーションエンジン・モジュールプログラム）１１
を経由してインターネット１３に接続する。コンテンツ
提供サイト１４にアクセスして希望のコンテンツを取得
することができる。また、ＲＭＥ６はＮＣＥ１１を経由
してリコメンデーションサービス提供サイト１５にアク
セスしてユーザーの過去のプレイリスト等の情報を送
り、それを分析させてユーザーの趣向に好適な新しいコ
ンテンツを推薦してもらうことができる。インターネッ
トにアクセスして利用できるサービスの種類は多く、こ
こにその全貌を記述することはできない。その他のサイ
ト１６はそのようなサービスを提供するサイトを示した
ものである。 【００２４】 【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下のような効果を奏する。本発明によればホーム
ミュージックサーバーまたはホームシアターサーバーの
機器組込ソフトウェアの制作において、開発者は本発明
になるプレイリストマネジャーと周辺モジュールプログ
ラムの高度の接続性・交換可能性を利用して、ビルディ
ングブロック方式で短時間で容易にシステムを設計する
ことができ、開発時間と開発費用の大きな節約を実現す
ることができる。 【００２５】さらに本発明によれば、ネットワークコミ
ュニケーションエンジン・モジュールプログラムのプロ
トコルを公開してディファクトスタンダート化すること
により、インターネットを用いるコンテンツ提供サイト
或いはサービス提供サイトがそれに合わせたサイトを構
築することで、無駄な作業がなくなるメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明になる請求項１に相当するシステム図
を示す。 【符号の説明】 １ 音楽・映像再生ハードウェア ２ ホームミュージックサーバー等 ３ ＵＩ（ユーザーインターフェイス・モジュールプ
ログラム） ４ ＰＬＭ（プレイリストマネジャー） ５ ＨＤＤ等（ハードディスク装置等記憶装置） ６ ＲＭＥ（リコメンデーションエンジン・モジュー
ルプログラム） ７ ＥＣＥ（エンコーディングエンジン・モジュール
プログラム） ８ ＤＬＥ（ダウンロードエンジン・モジュールプロ
グラム） ９ ＣＤＤＢ等 １０ その他のモジュールプログラム １１ ＮＣＥ（ネットワークコミュニケーションエンジ
ン・モジュールプログラム） １２ 通信手段 １３ インターネット １４ コンテンツ提供サイト １５ リコメンデーションサービス提供サイト １６ その他のサイト
を示す。 【符号の説明】 １ 音楽・映像再生ハードウェア ２ ホームミュージックサーバー等 ３ ＵＩ（ユーザーインターフェイス・モジュールプ
ログラム） ４ ＰＬＭ（プレイリストマネジャー） ５ ＨＤＤ等（ハードディスク装置等記憶装置） ６ ＲＭＥ（リコメンデーションエンジン・モジュー
ルプログラム） ７ ＥＣＥ（エンコーディングエンジン・モジュール
プログラム） ８ ＤＬＥ（ダウンロードエンジン・モジュールプロ
グラム） ９ ＣＤＤＢ等 １０ その他のモジュールプログラム １１ ＮＣＥ（ネットワークコミュニケーションエンジ
ン・モジュールプログラム） １２ 通信手段 １３ インターネット １４ コンテンツ提供サイト １５ リコメンデーションサービス提供サイト １６ その他のサイト
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】ハードディスク装置等の記憶装置に音楽・
映像等のコンテンツを収納し、 コンテンツの一元管理、コンテンツ・ライブラリーの自
動作成、プレイリストの作成、タイトル名・アーチスト
名等コンテンツ情報による検索、プレイリストの外部と
の出入機能を統合する中枢プログラムを作成し、 前述中枢プログラムの機能とインターフェイスを公開
し、 ユーザーからの入力、ユーザーへの出力を行なうユーザ
ーインターフェイス・モジュールプログラムと、 インターネットから音楽・映像コンテンツのダウンロー
ドを行なうダウンロードエンジン・モジュールプログラ
ムと、 前述ダウンロードされ、或いは別途取得したコンテンツ
を前述ハードディスク装置等に圧縮して収納し、解凍し
て取り出すエンコードエンジン・モジュールプログラム
と、 データマイニング技術によるユーザーの趣向に好適なコ
ンテンツを推薦するリコメンデーションエンジン・モジ
ュールプログラムと、 ＣＤ等の記録媒体の情報からタイトル名・アーチスト名
等を特定する機能を持つＣＤＤＢ等のモジュールプログ
ラムと、 インターネット上のサイトとのコミュニケーションを一
括管理してプロトコルを提供し、実際に通信を行なうネ
ットワークコミュニケーションエンジン・モジュールプ
ログラム等を有し、 これら各モジュールプログラムを個別機器の設計時点で
その時点における利用方法や技術等の進歩に好適なもの
を作成して前述中枢プログラムに接続することにより作
成できる機器組込型の音楽・映像サーバーのプログラム
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001335722A JP2003108371A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 機器組込サーバーのプログラムの構成 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001335722A JP2003108371A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 機器組込サーバーのプログラムの構成 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003108371A true JP2003108371A (ja) | 2003-04-11 |
Family
ID=19150664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001335722A Pending JP2003108371A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 機器組込サーバーのプログラムの構成 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003108371A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007525742A (ja) * | 2003-12-18 | 2007-09-06 | ティヴォ インク | デジタルレコーダーを使用してパーソナルメディアを共有する方法 |
| JP2009017529A (ja) * | 2007-03-26 | 2009-01-22 | Touchtunes Music Corp | 関連するビデオサーバを有するジュークボックス |
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