JP2003108147A - 携帯式防音装置 - Google Patents

携帯式防音装置

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JP2003108147A
JP2003108147A JP2001295601A JP2001295601A JP2003108147A JP 2003108147 A JP2003108147 A JP 2003108147A JP 2001295601 A JP2001295601 A JP 2001295601A JP 2001295601 A JP2001295601 A JP 2001295601A JP 2003108147 A JP2003108147 A JP 2003108147A
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JP
Japan
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noise
sound
portable
effect
living space
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Application number
JP2001295601A
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English (en)
Inventor
Mikio Toda
幹雄 遠田
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Domo Domo Corp Kk
Original Assignee
Domo Domo Corp Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】防音のニーズは多種多様にあるが、ニーズを持
つ人自らが容易に快適な音環境を実現するための技術や
製品は少ない。そこで、室内や車内などの居住空間の雑
音を吸音し、外部からの雑音発生源と遮音し、反響など
で雑音を発生する物体を制振する機能を持つ防音装置を
容易に携帯できるようにし、必要な時に随時手軽に設置
できるようにすることにより、快適な音環境を提供する
こと。 【解決手段】防音効果を持つ多孔質ウレタンと粘着効果
を持つ材料を貼りあわせた軽量で手軽なサイズの携帯式
防音装置を、いつでも携帯できるようにし、必要に応じ
て吸音効果、遮音効果、制振効果を発揮させたい箇所に
貼り付けることにより、不要な雑音を低減させ、居住空
間の音環境を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内や車内などの
居住空間の雑音を減らすためのもので、容易に携帯で
き、居住する人自らが自分の耳で効果を確認しながら最
適な箇所に設置することができる携帯式防音装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、人の生活レベルは衣食住が足りた
状態といえ、より快適な居住空間を実現したいという高
次欲求に移行しつつあり、雑音が少なく気持ちよく音楽
を聞きたいという防音や音響などの音環境はその高次欲
求のひとつである。防音の技術は音響製品などの工業製
品を中心に発達し、音の出るものにはなんらかの防音処
理が施されている。しかしその利用は、音響製品個々の
ものであり、人が居住する空間そのものへのアプローチ
ではない。
【0003】また、音響室や無音室という建築構造物も
あるが、その多くは音響製品のテストや、職業として音
楽を聞くスタジオなどであり、ふつうの生活をしたり居
住する目的で作られたものではない。
【0004】これらは、生活する人とは違う環境にて設
計され製造されたものであり、日常の生活空間の中で人
のそれぞれの環境に適した調整がされているとは限らな
い。
【0005】日常生活でカーテンやカーペットなどのイ
ンテリア製品を用い防音効果を発揮させるは可能であ
る。しかし、一般的にそれは目的が防音ではなくインテ
リアとして設置されているため、効果的な防音になって
いるとは限らない。
【0006】このように、生活する人の居住空間におい
て、雑音が少ない快適な音環境を実現することを目的と
した技術や製品はあまりなく、生活する人自らがよりよ
い音環境を求めて防音効果などを容易に調整することが
できるような技術と製品が、広く普及するまでには至っ
ていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
人が気軽に自らの手で、居住空間を雑音の少ない快適な
音環境にすることは難しかった。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、まず、第1の目的は、生活する人自らが、室内や車
内の居住空間に防音効果を発揮させ、雑音を低減させた
環境を作れることである。
【0009】第2の目的は、防音効果を容易に実現する
ために、携帯性が高く軽く簡単に設置できたり取り外し
たりできる構造の防音装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、小さく片手で容易に貼り付けができるサ
イズで防音効果を持った多孔質のウレタンを主材料と
し、容易に粘着できる自己粘着力を持つアクリルフォー
ムと一体になった構造である。
【0011】防音効果とは、不要な雑音を吸収し音圧レ
ベルを低減させる吸音効果、外部で発生する音が室内
空間への侵入する音圧レベルを低減させる遮音効果、
音と共鳴したり反響したりして不快な雑音を発生させる
物体の振動を減衰させる制振効果、の3つの要素から
なっていると考えられ、本発明はこの3つの効果を併せ
持ち発揮する。
【0012】本発明による防音材を、雑音を吸音したい
箇所、外部からの雑音を遮音したい箇所、不要な振動を
抑えたい箇所に貼り付けることにより、雑音を低減させ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1および図2を用いて説明する。
【0014】図1は、本発明である携帯式防音装置の構
造である。高い吸音効果を持つ多孔質ウレタンを主材料
とし、自己粘着力があり平滑表面に貼りつく性質を持つ
アクリルフォームを接着剤で貼り付けた二層構造となっ
ている。
【0015】携帯式防音装置の主要材質である多孔質ウ
レタンは高い吸音効果持つ。その吸音特性は多孔質ウレ
タンの厚みは10ミリの場合で図2のとおりである。(垂
直入射法吸音率:JIS A 1405)
【0016】人が雑音と感じるものは多種多様に存在す
る。ある人にとっては心地よい音楽でも他の人にとって
は耳障りな雑音に感じるかもしれない。そこで、ここで
は主体となる人が不要と感じる音を雑音ということにす
る。室内や車内などの居住空間において雑音はかなり存
在し、特に自動車はエンジン音や走行音などが発生する
ことから車内の雑音は多い。この車内において快適に音
楽を聞き、そのために雑音を低減したいとき、携帯式防
音装置を使うことによりその目的を達成できる。
【0017】自動車が走れば、エンジン音、風きり音、
タイヤの走行音などが発生し、車内に雑音として侵入す
る。車内は完全に閉じられた空間ではなく、空気の通り
道としてわずかな隙間が空いている。この雑音が侵入し
てくる箇所に携帯式防音装置を設置すれば、吸音効果、
遮音効果を発揮し、雑音を低減することができる。
【0018】また、車内で音楽を聞くとスピーカーから
出る直接音は心地よく感じるのに、窓を閉じた車内空間
で音楽を聞くと不快な雑音が混じって聞こえたりするこ
とがある。これは車内で音が反響したり共鳴したりこも
ったりすることにより、音の波が重なり合った結果、不
快な雑音として感じてしまう例である。車内が閉じられ
た空間であるためこのような例はよく起こっている。
【0019】このような雑音を低減するためには、音が
反響する箇所、音が共鳴する箇所、音がこもる箇所に携
帯式防音装置を設置すれば高い吸音効果により雑音を低
減できる。さらに遮音効果、制振効果により雑音の低減
が期待できる。
【0020】音とは空気の振動であり、空気の振動はモ
ノの振動によって起こる。つまり、モノが振動すること
により音が発生する。よって出したくない音を制限する
には、その発生元のモノの振動を制限すればよい。それ
が制振である。スピーカーなどの音に共鳴したり反響し
たりすることにより振動し発生する音は不快な音となり
やすい。そのためそのような雑音を発生させるものには
制振すると雑音低減に効果的である。
【0021】制振するにはそのモノの質量を変化させ共
鳴周波数を変化させるか、振動をしないように別のもの
に強固に固定するかである。携帯式防音装置は、簡単に
モノに貼る事ができるため見かけ上の質量を変化させ共
鳴周波数を変化させることができる。これにより、共鳴
や反響を低く抑えることができ、不快な音の発生を低減
することができる。
【0022】車内で雑音が少ない快適な音楽を聞きたい
場合、その人自らが携帯式防音装置を雑音低減に効果的
と思われる箇所に試行錯誤的に設置する。どこにでも設
置したり取り外したりすることが容易なため何度でも効
果を確認し、本人が最適と思われる箇所を探り当てその
箇所に取り付けることが可能となる。
【0023】このように携帯式防音装置を用いれば、自
主的に雑音低減の環境をつくるための行動をとることが
可能となるため、その行動結果として心理的な満足感を
得ることもできる。心地よい音と雑音とは紙一重の部分
があるため、このような心理的側面も無視できない効果
になる。
【0024】なお、本実施の形態では、車内で音楽を聴
く環境を作る例をあげたが、これに限らず室内、エレベ
ータ内、観覧車のかごの中、人が居住する様々な空間に
おいても適用できる。さらにヘルメットの中なども閉じ
られた空間として例にあげることが可能である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、吸音効果
を持つ多孔質ウレタンと粘着効果を持つアクリルフォー
ムを貼りあわせた軽量で手軽なサイズの携帯式防音装置
を、吸音効果、遮音効果、制振効果を発揮させたい箇所
に貼り付けることにより、不要な雑音を低減させたその
人にとって快適な音環境をつくる出すことができ、携帯
式防音装置を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構造を表す図である。
【図2】本発明の吸音特性を表す図である。
【符号の説明】
1 多孔質ウレタン 2 アクリルフォーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(居住空間の防音効果)室内や車内などの
    居住空間の音環境を向上したい人自らが、随時効果的な
    箇所に簡単に貼り付けることができ、自分の耳で確認調
    整しながら居住空間の防音効果を向上させることができ
    る携帯式防音装置。
  2. 【請求項2】(防音効果の携帯)随時必要な箇所に簡単
    に貼り付けたり、また取り外したりすることが片手でも
    容易にでき、しかも手軽なサイズで携帯も容易にできる
    携帯式防音装置。
JP2001295601A 2001-09-27 2001-09-27 携帯式防音装置 Pending JP2003108147A (ja)

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