JP2003107522A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 周辺環境の変化に応じて、ポジ表示とネガ表
示とを切り換えて使用することのできる液晶表示装置を
提供する。 【解決手段】 第1偏光板6と第2偏光板7との吸収軸
方向を同一方向とし、液晶の配向を制御する透明電極が
形成された第2液晶パネル4を第1液晶パネル2と一方
の偏光板6との間に配設し、第2液晶パネル4の配向を
制御する制御装置でバックライトユニット9の光源を制
御する。
示とを切り換えて使用することのできる液晶表示装置を
提供する。 【解決手段】 第1偏光板6と第2偏光板7との吸収軸
方向を同一方向とし、液晶の配向を制御する透明電極が
形成された第2液晶パネル4を第1液晶パネル2と一方
の偏光板6との間に配設し、第2液晶パネル4の配向を
制御する制御装置でバックライトユニット9の光源を制
御する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
り、特に1つの液晶パネルにおいてポジ表示とネガ表示
とを切り換えることを可能とした液晶表示装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】一般に、中間に液晶を充填した2枚の透
明基板の所定の部分に、選択的に電界を与えて特定の図
形や文字等の情報を表示するための液晶表示装置がコン
ピュータや携帯電話等の表示装置として多く用いられて
いる。 【0003】図2はこのような従来の液晶表示装置を示
したもので、この液晶表示装置20は、液晶表示パネル
21を有しており、この液晶表示パネル21は、対向し
て配置されガラス等からなる一対の透明基板22を有
し、これら各透明基板22,22の互いに対向する面
に、インジウム錫酸化物(以下、ITOという)等から
なる透明電極(図示せず)を積層形成するようになって
いる。 【0004】そして、液晶分子を一定方向に配列させる
ための配向膜を形成した後、一方の透明基板の周辺部に
あらかじめ注入口を開口させたシール材を塗布し、他方
の透明基板に各透明基板の間隙を調整するためのスペー
サを均一に散布した状態で、各透明基板を貼り合せて一
体に形成するようになっている。さらに、貼り合せた透
明基板を単一セルもしくは単一セルが一列に並んだ断片
(スティック)に切断し、露出された注入口から液晶を
注入した後、例えば、UV硬化樹脂等の封止材により注
入口を封止し、紫外線を照射してこの封止材であるUV
硬化樹脂を硬化させることにより、2枚の透明基板の間
に液晶を密封して液晶表示パネル21を形成するように
なっている。 【0005】さらに、前記液晶表示パネル21の観察面
側および裏面側には、それぞれ偏光板23,23が配置
されている。 【0006】このような従来の液晶表示装置において
は、所定の画像情報に基づいて、液晶表示パネル21の
透明電極に電圧を印加することにより画像を表示させ、
入射光を偏光板23により偏光させて一定方向の光を透
過させることにより、表示画像を視認するようになって
いた。 【0007】また、液晶表示装置の表示形態として、周
辺環境が明るい場合は、その外光を利用して表示を得る
反射型として機能し、周辺環境が暗い場合は、バックラ
イトユニットからの照射光を利用して表示を得る透過型
として機能する半透過反射型がある。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の液晶表示装置においては、表示画像を黒色でその他
の背景部分を白色で表示するポジ表示と、表示画像を白
色でその他の背景部分を黒色で表示するネガ表示とを行
なう場合に、光の偏光方向を変更する必要があるため、
ポジ表示を行なう液晶表示装置と、ネガ表示を行なう液
晶表示装置とでは、偏光板23の構成を異なるようにし
ていた。そのため、従来は、1つの液晶表示装置におい
て、ポジ表示とネガ表示とを切り換えて使用することが
できないという問題を有している。 【0009】特に、半透過型の液晶表示装置において
は、周辺環境の明るさによって視認しにくい場合があ
る。例えば、周辺環境が非常に明るい場合、ネガ表示は
視認しにくく、見栄えが悪くなってしまうことがあっ
た。 【0010】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
であり、1つの液晶表示装置において、ポジ表示とネガ
表示とを切り換えて使用することのできる液晶表示装置
を提供することを目的とするものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、表示画素を構成する透明電極が形成された第
1液晶パネルと、前記第1液晶パネルの観察面側に配設
された第1偏光板と、前記第1液晶パネルの裏面側に配
設された第2偏光板と、前記谷偏光板の裏面側に配設さ
れたバックライトユニットと、前記バックライトユニッ
トと前記谷偏光板との間に配設された半透過反射板とを
備える液晶表示装置において、前記第1偏光板と第2偏
光板との吸収軸方向が同一方向とされ、液晶の配向を制
御する透明電極が形成された第2液晶パネルが前記第1
液晶パネルと一方の偏光板との間に配設され、前記谷液
晶パネルの配向を制御する制御装置が前記バックライト
ユニットの光源を制御することを特徴とするものであ
る。 【0012】本発明によれば、周辺環境の明るさが変わ
ったときにバックライトユニットの光源を制御し、同時
に第2液晶パネルの配向も制御するようになるので、常
に見やすい表示状態を確保することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1を
参照して説明する。 【0014】図1は本発明に係る液晶表示装置の実施の
一形態を示したもので、本実施形態においては、液晶表
示装置1は第1液晶パネル2を有しており、この第1液
晶パネル2は、ガラスまたはプラスチック等からなる一
対の透明基板3,3を有している。これら各透明基板3
の互いに対向する面には、例えば、インジウム錫酸化物
(以下、ITOという)等からなる表示画素を構成する
ための透明電極(図示せず)が形成されており、前記透
明電極が形成された透明基板3の表面には、互いに対向
する電極間で液晶分子を一定の形態に配列させるために
表面にラビング処理が施された配向膜が積層形成されて
いる。このような配向処理が施された2枚の透明基板3
の一方の周辺部にシール材を塗布するとともに、このシ
ール材により囲まれた面内に各透明基板3の間隙を調整
するためのスペーサを均一に散布した状態で、各透明基
板3を貼り合わせて一体に形成するようになっている。
さらに、前記各透明基板3の間に、予め設けられた注入
口から液晶を注入した後、注入口を封止することによ
り、2枚の透明基板3の間に液晶を密封して、第1液晶
パネル2を構成するようになっている。 【0015】また、前記第1液晶パネル2の観察面側に
は、所定間隙をもって第2液晶パネル4が配置されてお
り、この第2液晶パネル4は、前記第1液晶パネル2と
同様に、透明基板5に液晶の配向を制御する透明電極
(図示せず)が全面的に形成されるとともに、透明基板
5の間に液晶が封入された構造とされている。そして、
本実施形態においては、透明電極に電圧を印加したオン
状態では、第2液晶パネル4に入射した光がそのまま透
過することができるとともに、オフ状態では、入射した
光が90°ねじれた方向に出射することができるように
なっている。 【0016】また、第2液晶パネル4の観察面側には、
一定方向の光のみを透過させる第1偏光板である表面側
偏光板6が配置されており、第1液晶パネル2の裏面側
には、表面側偏光板6の吸収軸方向と同一方向の第2偏
光板である裏面側偏光板7が配設されている。 【0017】さらに、裏面側偏光板7の裏面側には、半
透過反射板8が配設されており、この半透過反射板8の
裏面側には、例えば、タングステンランプ、LED等の
光源(図示せず)を用いたバックライトユニット9が配
設されている。 【0018】本実施形態においては、制御回路を有する
制御装置が配設されており、この制御回路により、ネガ
表示の場合に、第2液晶パネル4に対する通電を行なう
とともに、バックライトユニット9の光源をオンにする
ように制御するとともに、ポジ表示の場合に、第2液晶
パネル4に対する通電を行なわないようにするととも
に、バックライトユニット9の光源をオフにするように
制御するようになっている。 【0019】次に、本実施形態の作用について説明す
る。 【0020】まず、ポジ表示を行なう場合は、制御装置
により、第2液晶パネル4に対する通電を行なわないよ
うにするとともに、バックライトユニット9の光源をオ
フにするように制御する。そして、所定の画像情報に基
づいて、第1液晶パネル2の透明電極に通電することに
より所定の画像表示を行なう。 【0021】この状態で、表面側偏光板6に外光が入射
すると、表面側偏光板6により一定方向の光のみが透過
され、その後、この光は、第2液晶パネル4がオフ状態
であるため、90°回転されて第1液晶パネル2に照射
される。そして、透明電極への電圧印加によりオンとさ
れた部分に照射された光は、第1液晶パネル2をそのま
ま透過して裏面側偏光板7に到達するが、この裏面側偏
光板7との偏光方向が異なるため裏面側偏光板7を透過
することができない。一方、第1液晶パネル2のオフ部
分に照射された光は、90°回転されて裏面側偏光板7
に出射され、裏面側偏光板7を透過して半透過反射板8
により反射されるようになっている。これにより、オン
となっている画像表示部分が黒色、オフ部分が白色で表
示されるポジ表示を得ることができる。 【0022】また、ネガ表示を行なう場合は、制御装置
により、第2液晶パネル4に対する通電を行なうととも
に、バックライトユニット9の光源をオンにするように
制御する。そして、所定の画像情報に基づいて、第1液
晶パネル2の透明電極に通電することにより所定の画像
表示を行なう。 【0023】この状態で、表面側偏光板6に外光が入射
すると、表面側偏光板6により一定方向の光のみが透過
され、その後、この光は、第2液晶パネル4がオン状態
であるため、そのまま第1液晶パネル2に照射される。
そして、透明電極への電圧印加によりオンとされた部分
に照射された光は、第1液晶パネル2をそのまま透過し
て裏面側偏光板7に照射され、裏面側偏光板7を透過し
て半透過反射板8により反射されるようになっている。
一方、第1液晶パネル2のオフ部分に照射された光は、
90°回転されて裏面側偏光板7に出射され、裏面側偏
光板7との偏光方向が異なるため裏面側偏光板7を透過
せず、これにより、オンとなっている画像表示部分が白
色、オフ部分が黒色で表示されるネガ表示を得ることが
できる。また、この場合に、バックライトユニット9の
光源がオンとなっており、このバックライトユニット9
からの光が照射されるので、ネガ表示画像を鮮明に視認
することができる。 【0024】なお、本発明を、例えば、自動車に搭載さ
れるナビゲーションシステム、オーディオシステム等に
おける液晶表示装置1に適用した場合、日中のように外
部が明るい場合はポジ表示を行ない、夜間のように外部
が暗い場合はネガ表示を行なうように制御すれば、液晶
表示装置1の視認性を高めることができ、使い勝手の向
上を図ることができる。さらに、このような場合、光セ
ンサと連動させ、この光センサにより外部の明るさを検
出し、この明るさに応じてポジ表示とネガ表示とを自動
的に切り換えるようにしてもよい。 【0025】したがって、本実施形態においては、第2
液晶パネル4のオン、オフ動作を切り換えることによ
り、1つの第1液晶パネル2におけるポジ表示とネガ表
示とを切り換えることができるので、極めて使い勝手の
よい液晶表示装置1とすることができる。 【0026】なお、前記実施形態においては、第1液晶
パネル2と表面側偏光板6との間に第2液晶パネル4を
配置するようにしているが、第1液晶パネル2と裏面側
偏光板7との間に第2液晶パネル4を配置するようにし
てもよい。 【0027】また、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。 【0028】 【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
に係る液晶表示装置によれば、制御装置により、ポジ表
示またはネガ表示を切り換える場合に、第2液晶パネル
の配向状態を切り換えると同時にバックライトユニット
の光源も制御しているので、極めて使い勝手のよい液晶
表示装置とすることができる等の効果を奏する。
り、特に1つの液晶パネルにおいてポジ表示とネガ表示
とを切り換えることを可能とした液晶表示装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】一般に、中間に液晶を充填した2枚の透
明基板の所定の部分に、選択的に電界を与えて特定の図
形や文字等の情報を表示するための液晶表示装置がコン
ピュータや携帯電話等の表示装置として多く用いられて
いる。 【0003】図2はこのような従来の液晶表示装置を示
したもので、この液晶表示装置20は、液晶表示パネル
21を有しており、この液晶表示パネル21は、対向し
て配置されガラス等からなる一対の透明基板22を有
し、これら各透明基板22,22の互いに対向する面
に、インジウム錫酸化物(以下、ITOという)等から
なる透明電極(図示せず)を積層形成するようになって
いる。 【0004】そして、液晶分子を一定方向に配列させる
ための配向膜を形成した後、一方の透明基板の周辺部に
あらかじめ注入口を開口させたシール材を塗布し、他方
の透明基板に各透明基板の間隙を調整するためのスペー
サを均一に散布した状態で、各透明基板を貼り合せて一
体に形成するようになっている。さらに、貼り合せた透
明基板を単一セルもしくは単一セルが一列に並んだ断片
(スティック)に切断し、露出された注入口から液晶を
注入した後、例えば、UV硬化樹脂等の封止材により注
入口を封止し、紫外線を照射してこの封止材であるUV
硬化樹脂を硬化させることにより、2枚の透明基板の間
に液晶を密封して液晶表示パネル21を形成するように
なっている。 【0005】さらに、前記液晶表示パネル21の観察面
側および裏面側には、それぞれ偏光板23,23が配置
されている。 【0006】このような従来の液晶表示装置において
は、所定の画像情報に基づいて、液晶表示パネル21の
透明電極に電圧を印加することにより画像を表示させ、
入射光を偏光板23により偏光させて一定方向の光を透
過させることにより、表示画像を視認するようになって
いた。 【0007】また、液晶表示装置の表示形態として、周
辺環境が明るい場合は、その外光を利用して表示を得る
反射型として機能し、周辺環境が暗い場合は、バックラ
イトユニットからの照射光を利用して表示を得る透過型
として機能する半透過反射型がある。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の液晶表示装置においては、表示画像を黒色でその他
の背景部分を白色で表示するポジ表示と、表示画像を白
色でその他の背景部分を黒色で表示するネガ表示とを行
なう場合に、光の偏光方向を変更する必要があるため、
ポジ表示を行なう液晶表示装置と、ネガ表示を行なう液
晶表示装置とでは、偏光板23の構成を異なるようにし
ていた。そのため、従来は、1つの液晶表示装置におい
て、ポジ表示とネガ表示とを切り換えて使用することが
できないという問題を有している。 【0009】特に、半透過型の液晶表示装置において
は、周辺環境の明るさによって視認しにくい場合があ
る。例えば、周辺環境が非常に明るい場合、ネガ表示は
視認しにくく、見栄えが悪くなってしまうことがあっ
た。 【0010】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
であり、1つの液晶表示装置において、ポジ表示とネガ
表示とを切り換えて使用することのできる液晶表示装置
を提供することを目的とするものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、表示画素を構成する透明電極が形成された第
1液晶パネルと、前記第1液晶パネルの観察面側に配設
された第1偏光板と、前記第1液晶パネルの裏面側に配
設された第2偏光板と、前記谷偏光板の裏面側に配設さ
れたバックライトユニットと、前記バックライトユニッ
トと前記谷偏光板との間に配設された半透過反射板とを
備える液晶表示装置において、前記第1偏光板と第2偏
光板との吸収軸方向が同一方向とされ、液晶の配向を制
御する透明電極が形成された第2液晶パネルが前記第1
液晶パネルと一方の偏光板との間に配設され、前記谷液
晶パネルの配向を制御する制御装置が前記バックライト
ユニットの光源を制御することを特徴とするものであ
る。 【0012】本発明によれば、周辺環境の明るさが変わ
ったときにバックライトユニットの光源を制御し、同時
に第2液晶パネルの配向も制御するようになるので、常
に見やすい表示状態を確保することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1を
参照して説明する。 【0014】図1は本発明に係る液晶表示装置の実施の
一形態を示したもので、本実施形態においては、液晶表
示装置1は第1液晶パネル2を有しており、この第1液
晶パネル2は、ガラスまたはプラスチック等からなる一
対の透明基板3,3を有している。これら各透明基板3
の互いに対向する面には、例えば、インジウム錫酸化物
(以下、ITOという)等からなる表示画素を構成する
ための透明電極(図示せず)が形成されており、前記透
明電極が形成された透明基板3の表面には、互いに対向
する電極間で液晶分子を一定の形態に配列させるために
表面にラビング処理が施された配向膜が積層形成されて
いる。このような配向処理が施された2枚の透明基板3
の一方の周辺部にシール材を塗布するとともに、このシ
ール材により囲まれた面内に各透明基板3の間隙を調整
するためのスペーサを均一に散布した状態で、各透明基
板3を貼り合わせて一体に形成するようになっている。
さらに、前記各透明基板3の間に、予め設けられた注入
口から液晶を注入した後、注入口を封止することによ
り、2枚の透明基板3の間に液晶を密封して、第1液晶
パネル2を構成するようになっている。 【0015】また、前記第1液晶パネル2の観察面側に
は、所定間隙をもって第2液晶パネル4が配置されてお
り、この第2液晶パネル4は、前記第1液晶パネル2と
同様に、透明基板5に液晶の配向を制御する透明電極
(図示せず)が全面的に形成されるとともに、透明基板
5の間に液晶が封入された構造とされている。そして、
本実施形態においては、透明電極に電圧を印加したオン
状態では、第2液晶パネル4に入射した光がそのまま透
過することができるとともに、オフ状態では、入射した
光が90°ねじれた方向に出射することができるように
なっている。 【0016】また、第2液晶パネル4の観察面側には、
一定方向の光のみを透過させる第1偏光板である表面側
偏光板6が配置されており、第1液晶パネル2の裏面側
には、表面側偏光板6の吸収軸方向と同一方向の第2偏
光板である裏面側偏光板7が配設されている。 【0017】さらに、裏面側偏光板7の裏面側には、半
透過反射板8が配設されており、この半透過反射板8の
裏面側には、例えば、タングステンランプ、LED等の
光源(図示せず)を用いたバックライトユニット9が配
設されている。 【0018】本実施形態においては、制御回路を有する
制御装置が配設されており、この制御回路により、ネガ
表示の場合に、第2液晶パネル4に対する通電を行なう
とともに、バックライトユニット9の光源をオンにする
ように制御するとともに、ポジ表示の場合に、第2液晶
パネル4に対する通電を行なわないようにするととも
に、バックライトユニット9の光源をオフにするように
制御するようになっている。 【0019】次に、本実施形態の作用について説明す
る。 【0020】まず、ポジ表示を行なう場合は、制御装置
により、第2液晶パネル4に対する通電を行なわないよ
うにするとともに、バックライトユニット9の光源をオ
フにするように制御する。そして、所定の画像情報に基
づいて、第1液晶パネル2の透明電極に通電することに
より所定の画像表示を行なう。 【0021】この状態で、表面側偏光板6に外光が入射
すると、表面側偏光板6により一定方向の光のみが透過
され、その後、この光は、第2液晶パネル4がオフ状態
であるため、90°回転されて第1液晶パネル2に照射
される。そして、透明電極への電圧印加によりオンとさ
れた部分に照射された光は、第1液晶パネル2をそのま
ま透過して裏面側偏光板7に到達するが、この裏面側偏
光板7との偏光方向が異なるため裏面側偏光板7を透過
することができない。一方、第1液晶パネル2のオフ部
分に照射された光は、90°回転されて裏面側偏光板7
に出射され、裏面側偏光板7を透過して半透過反射板8
により反射されるようになっている。これにより、オン
となっている画像表示部分が黒色、オフ部分が白色で表
示されるポジ表示を得ることができる。 【0022】また、ネガ表示を行なう場合は、制御装置
により、第2液晶パネル4に対する通電を行なうととも
に、バックライトユニット9の光源をオンにするように
制御する。そして、所定の画像情報に基づいて、第1液
晶パネル2の透明電極に通電することにより所定の画像
表示を行なう。 【0023】この状態で、表面側偏光板6に外光が入射
すると、表面側偏光板6により一定方向の光のみが透過
され、その後、この光は、第2液晶パネル4がオン状態
であるため、そのまま第1液晶パネル2に照射される。
そして、透明電極への電圧印加によりオンとされた部分
に照射された光は、第1液晶パネル2をそのまま透過し
て裏面側偏光板7に照射され、裏面側偏光板7を透過し
て半透過反射板8により反射されるようになっている。
一方、第1液晶パネル2のオフ部分に照射された光は、
90°回転されて裏面側偏光板7に出射され、裏面側偏
光板7との偏光方向が異なるため裏面側偏光板7を透過
せず、これにより、オンとなっている画像表示部分が白
色、オフ部分が黒色で表示されるネガ表示を得ることが
できる。また、この場合に、バックライトユニット9の
光源がオンとなっており、このバックライトユニット9
からの光が照射されるので、ネガ表示画像を鮮明に視認
することができる。 【0024】なお、本発明を、例えば、自動車に搭載さ
れるナビゲーションシステム、オーディオシステム等に
おける液晶表示装置1に適用した場合、日中のように外
部が明るい場合はポジ表示を行ない、夜間のように外部
が暗い場合はネガ表示を行なうように制御すれば、液晶
表示装置1の視認性を高めることができ、使い勝手の向
上を図ることができる。さらに、このような場合、光セ
ンサと連動させ、この光センサにより外部の明るさを検
出し、この明るさに応じてポジ表示とネガ表示とを自動
的に切り換えるようにしてもよい。 【0025】したがって、本実施形態においては、第2
液晶パネル4のオン、オフ動作を切り換えることによ
り、1つの第1液晶パネル2におけるポジ表示とネガ表
示とを切り換えることができるので、極めて使い勝手の
よい液晶表示装置1とすることができる。 【0026】なお、前記実施形態においては、第1液晶
パネル2と表面側偏光板6との間に第2液晶パネル4を
配置するようにしているが、第1液晶パネル2と裏面側
偏光板7との間に第2液晶パネル4を配置するようにし
てもよい。 【0027】また、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。 【0028】 【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
に係る液晶表示装置によれば、制御装置により、ポジ表
示またはネガ表示を切り換える場合に、第2液晶パネル
の配向状態を切り換えると同時にバックライトユニット
の光源も制御しているので、極めて使い勝手のよい液晶
表示装置とすることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液晶表示装置の実施の一形態を
示す概略斜視図 【図2】 従来の液晶表示装置を示す概略斜視図 【符号の説明】 1 液晶表示装置 2 第1液晶パネル 4 第2液晶パネル 6 表面側偏光板(第1偏光板) 7 裏面側偏光板(第2偏光板) 8 半透過反射板 9 バックライトユニット
示す概略斜視図 【図2】 従来の液晶表示装置を示す概略斜視図 【符号の説明】 1 液晶表示装置 2 第1液晶パネル 4 第2液晶パネル 6 表面側偏光板(第1偏光板) 7 裏面側偏光板(第2偏光板) 8 半透過反射板 9 バックライトユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成13年10月10日(2001.10.
10) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】特許請求の範囲 【補正方法】変更 【補正内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】 表示画素を構成する透明電極が形成され
た第1液晶パネルと、前記第1液晶パネルの観察面側に
配設された第1偏光板と、前記第1液晶パネルの裏面側
に配設された第2偏光板と、前記第2偏光板の裏面側に
配設されたバックライトユニットと、前記バックライト
ユニットと前記第2偏光板との間に配設された半透過反
射板とを備える液晶表示装置において、前記第1偏光板
と第2偏光板との吸収軸方向が同一方向とされ、液晶の
配向を制御する透明電極が形成された第2液晶パネルが
前記第1液晶パネルと一方の偏光板との間に配設され、
前記第2液晶パネルの配向を制御する制御装置が前記バ
ックライトユニットの光源を制御することを特徴とする
液晶表示装置。 【手続補正2】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0011 【補正方法】変更 【補正内容】 【0011】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、表示画素を構成する透明電極が形成された第
1液晶パネルと、前記第1液晶パネルの観察面側に配設
された第1偏光板と、前記第1液晶パネルの裏面側に配
設された第2偏光板と、前記第2偏光板の裏面側に配設
されたバックライトユニットと、前記バックライトユニ
ットと前記第2偏光板との間に配設された半透過反射板
とを備える液晶表示装置において、前記第1偏光板と第
2偏光板との吸収軸方向が同一方向とされ、液晶の配向
を制御する透明電極が形成された第2液晶パネルが前記
第1液晶パネルと一方の偏光板との間に配設され、前記
第2液晶パネルの配向を制御する制御装置が前記バック
ライトユニットの光源を制御することを特徴とするもの
である。
【手続補正書】 【提出日】平成13年10月10日(2001.10.
10) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】特許請求の範囲 【補正方法】変更 【補正内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】 表示画素を構成する透明電極が形成され
た第1液晶パネルと、前記第1液晶パネルの観察面側に
配設された第1偏光板と、前記第1液晶パネルの裏面側
に配設された第2偏光板と、前記第2偏光板の裏面側に
配設されたバックライトユニットと、前記バックライト
ユニットと前記第2偏光板との間に配設された半透過反
射板とを備える液晶表示装置において、前記第1偏光板
と第2偏光板との吸収軸方向が同一方向とされ、液晶の
配向を制御する透明電極が形成された第2液晶パネルが
前記第1液晶パネルと一方の偏光板との間に配設され、
前記第2液晶パネルの配向を制御する制御装置が前記バ
ックライトユニットの光源を制御することを特徴とする
液晶表示装置。 【手続補正2】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0011 【補正方法】変更 【補正内容】 【0011】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、表示画素を構成する透明電極が形成された第
1液晶パネルと、前記第1液晶パネルの観察面側に配設
された第1偏光板と、前記第1液晶パネルの裏面側に配
設された第2偏光板と、前記第2偏光板の裏面側に配設
されたバックライトユニットと、前記バックライトユニ
ットと前記第2偏光板との間に配設された半透過反射板
とを備える液晶表示装置において、前記第1偏光板と第
2偏光板との吸収軸方向が同一方向とされ、液晶の配向
を制御する透明電極が形成された第2液晶パネルが前記
第1液晶パネルと一方の偏光板との間に配設され、前記
第2液晶パネルの配向を制御する制御装置が前記バック
ライトユニットの光源を制御することを特徴とするもの
である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09F 9/46 G09F 9/46 A
Fターム(参考) 2H089 HA26 KA11 KA16 KA20 NA58
NA60 QA05 QA11 QA12 QA13
RA05 TA01 TA07 TA18
2H091 FA12X FA41Z LA03 LA11
LA13 LA14 LA16
5C094 AA60 BA43 CA19 CA22 DA03
DA12 ED11 ED14
5G435 AA00 BB12 BB15 BB16 CC09
DD01 EE27 FF03 FF05 FF08
FF15 GG24
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 表示画素を構成する透明電極が形成され
た第1液晶パネルと、前記第1液晶パネルの観察面側に
配設された第1偏光板と、前記第1液晶パネルの裏面側
に配設された第2偏光板と、前記谷偏光板の裏面側に配
設されたバックライトユニットと、前記バックライトユ
ニットと前記谷偏光板との間に配設された半透過反射板
とを備える液晶表示装置において、前記第1偏光板と第
2偏光板との吸収軸方向が同一方向とされ、液晶の配向
を制御する透明電極が形成された第2液晶パネルが前記
第1液晶パネルと一方の偏光板との間に配設され、前記
谷液晶パネルの配向を制御する制御装置が前記バックラ
イトユニットの光源を制御することを特徴とする液晶表
示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001303998A JP2003107522A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001303998A JP2003107522A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003107522A true JP2003107522A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19123990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001303998A Pending JP2003107522A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003107522A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110945417A (zh) * | 2017-07-25 | 2020-03-31 | 皇家飞利浦有限公司 | 显示单元及其操作方法 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001303998A patent/JP2003107522A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110945417A (zh) * | 2017-07-25 | 2020-03-31 | 皇家飞利浦有限公司 | 显示单元及其操作方法 |
CN110945417B (zh) * | 2017-07-25 | 2023-04-04 | 皇家飞利浦有限公司 | 显示单元及其操作方法 |
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