JP2003107104A - 振動センサ - Google Patents
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Abstract
方向の加速度を検出することができるとともに、速度、
変位等の他の力学量も計測することができる振動センサ
を提供する。 【構成】 加速度の印加によりベースBに対し質量部1
´が振動するよう、質量部1´は マイクロマシニング
技術により形成されたビーム部26により支持されてい
る。質量部1´には光源21からの光を変調させるメイ
ンスケール25が設けられている。一方、ベースBに対
して固定的に配置された基板2には、光源21と、イン
デックススケール22と、複数の受光素子を配列して構
成された受光素子アレイ24とが設けられている。
Description
動可能に構成された振動部の変位に基づき、物体の振動
を加速度、速度或いは変位などの力学量として検出する
ようにした振動センサに関する。
における衝撃の検出、地震計における揺れの検出などに
は、加速度センサが用いられている。その検出方式とし
ては、静電容量式、圧電素子式、ピエゾ素子式、光学式
等がある。静電容量式のものは、固定電極と可動電極を
有し、加速度の印加による可動電極の変位を静電容量の
変化として検出することにより加速度を得るものであ
る。圧電素子式のものは、圧電素子に印加された加速度
により生じる電荷量の変化を検出することにより加速度
を得るものである。ピエゾ素子式は、ピエゾ素子に印加
された加速度による抵抗値の変化を検出することにより
加速度を得るものである。
23に示すように、発光ダイオード100からの光を、
光ファイバ101、マイクロレンズ102、偏光子10
3、光弾性素子104、1/4波長板105、検光子1
06、マイクロレンズ107、光ファイバ108を介し
てフォトダイオード109に入射せしめるようにしたも
のが知られている。この光学式加速度センサでは、加速
度の印加により光弾性素子104が複屈折性を呈するの
で、射出光の偏光状態が変化し、これによりフォトダイ
オート109への入射光強度が変化することを利用して
いる。
速度しか検出できない。このため、エアバックシステム
などにおいて、2軸方向以上の加速度を検出する必要が
ある場合には、こうした加速度センサを2組以上用意し
なければならず、コスト高になるとともに、装置が大型
化するという問題があった。このため、近年、静電容量
式、ピエゾ素子式、圧電素子式のものにおいては、互い
に直交する3軸の加速度を同時に測定できる3次元加速
度センサも提案されている。しかし、静電容量式3次元
加速度センサは、数pF程度の静電容量の変化をノイズ
の影響無く検出するために信号処理回路を内蔵させる必
要があるので、どうしても小型化には限界がある。ま
た、ピエゾ素子式3次元加速度センサの場合、温度の変
化に敏感であるという問題がある。また、圧電素子式3
次元加速度センサは、静加速度の検出ができず、姿勢検
出センサとしては利用できないという問題がある。
点に鑑みなされたもので、信号処理回路を内蔵させる必
要が無く小型化が容易であり、温度特性に優れ、かつ静
加速度の検出も可能な振動センサを提供することを目的
とする。
本発明に係る振動センサは、固定部と、加速度の印加に
より該固定部に対し相対的に振動可能に構成される振動
部と、光束を出射する光源と、この光束を変調させるた
めの回折格子と、複数の受光素子を配列して構成され前
記回折格子からの光束を受光する受光素子アレイとを備
え、前記光源、前記回折格子又は前記受光素子アレイの
うちの少なくとも1つは前記振動部に設けられ、残りの
ものは前記固定部に設けられたことを特徴とする。本発
明によれば、振動部に加わる振動により前記光源、回折
格子、及び受光素子アレイの位置関係が周期的に変化
し、これにより、受光素子アレイへの光の入射量が周期
的に変化する。この変化を解析することにより、振動セ
ンサに加わる振動の大きさを求めることができる。
前記回折格子を設けるとともに、該回折格子を反射型回
折格子とすることができる。
アレイからの検出信号の最大振幅の変化を検出するとと
もに、検出された最大振幅の変化量に基づき、前記振動
部と前記受光素子アレイとを結ぶ方向の振動を検出する
ように構成することができる。
て、固定部と、加速度の印加により該固定部に対し相対
的に振動可能に構成される振動部と、スポット光束を出
射する光源と、複数の受光素子を2次元的に配列して構
成され前記スポット光束を受光する2次元受光素子アレ
イとを備え、前記光源又は前記受光素子アレイのうちの
1つは前記振動部に設けられ、他方は前記固定部に設け
ることもできる。
より形成されるビーム部により前記固定部に支持される
ようにするとができる。また、前記振動部は、バネによ
り前記固定部に支持されるようにすることができる。
好ましい実施の形態について説明する。 [第1の実施の形態]図1及び図2は、第1の実施の形態
に係る振動センサSの斜視図及び正面図である。本実施
の形態の振動センサSは、ベースBに対し振動可能に構
成された振動部1と、ベースBに対し固定的に配置され
た基板2とから構成され、これにより、図1に示すY方
向及びZ方向の2軸方向の加速度を検出可能にしたもの
である。
り支持され質量Mを有する質量部1´を備えており、こ
の質量部1´がY、Z軸方向に印加される加速度により
Y、Z方向に振動するようにされている。振動部1は、
質量部1´、ビーム部26も含めてシリコン基板により
構成されている。ビーム部26は、後述するように、マ
イクロマシニング技術により形成される。ビーム部26
の代わりにバネ機構によりベースBと振動部1を接続す
ることも可能である。質量部1´には、後述する光源2
1からの光束を変調させるためのメインスケール25が
形成されている。メインスケール25の回折格子は、図
に示すX軸方向を長手方向とする格子とされている。
て説明する。図3(a)に示すように、厚さ200μm
程度の(100)面のシリコンウエーハ27を用意す
る。次に、このシリコンウエーハ27の両面に、ボロン
(B)を拡散させてボロン拡散面28を形成させる。ボ
ロン拡散面28は、Bが拡散されていない部分よりもエ
ッチング速度が遅くなる。本実施形態では、シリコンウ
エーハ27の表面を酸化しない状態からボロン拡散を行
うため、ボロンはシリコンウエーハ全面に一様な深さで
拡散される。
散面28の表面に反応性イオンエッチング(RIE)用
のマスクを形成し、シリコンウエーハ27を貫通エッチ
ングし、質量部1´として使用する部分を切り出すとと
もに、ビーム部26として使用されるビーム形成予定部
26´を切り出す。貫通されたシリコンウエーハ27の
側壁27Wには、ボロン拡散面28とシリコン結晶の側
面が現われている。この側壁27Wに、EPWなどの異
方性エッチャントを入れる。すると、シリコン結晶部分
だけがエッチングされ、まずシリコン結晶のエッチレイ
トの遅い面が現われ、下向きの凸部形状を有するシリコ
ン結晶が残る(図3(c))。その後もEPWによる異
方性エッチングを継続すると、この凸部はボロン拡散面
28よりもエッチング速度が速いので、凸部だけがエッ
チングされ、ビーム部形成予定部26´には、ボロン拡
散面28だけが残り、これがビーム部26となる(図3
(d))。このように、ボロンの拡散量を適切に調節す
ることにより、ビーム部26の厚さを任意に調節するこ
とができることになる。
´が形成される。そして、この質量部1´の基板側の表
面に、リソグラフィー、フォトエッチング等の周知の手
法により、メインスケール25を形成させ、これにより
振動部1が完成する。
ン基板など透明な基板から構成され、光源21、インデ
ックススケ−ル22、受光素子アレイ24を備えてい
る。光源21としては、発光ダイオード(LED)、有
機EL素子、レーザダイオードなどが採用できる。イン
デックススケール22は、この光源21と振動部1との
間に配置され、光源21からの光束を変調させてメイン
スケール25に投影する。光源21は、後述する受光素
子アレイ24のようにして基板2上に作りこんでも良い
し、既製品を後から組み込んでもよい。インデックスス
ケールは、前述のメインスケール25と同様、周知のフ
ォトリソグラフィー法、フォトエッチング等の手法によ
り基板2上に形成させることができる。
5で回折された光束を受光するためのものであり、基板
2にアモルファスシリコンによるpin(又はpn)フ
ォトダイオード(PD)を配列したPDアレイである。
PDは、基板2の上面側、すなわち、メインスケール2
5と対向する面とは反対側の面に形成されている。即
ち、受光素子アレイ24は透明な基板2を透過して入射
する光を検出する。以上に説明したインデックススケー
ル22、メインスケール25、及び受光素子アレイ24
は、いわゆる三格子型変位検出器を構成する。三格子型
変位検出器は3枚の格子の重なり合いの変化により変位
量を検出するものである(Journal of the optical soci
ety of America, 1965, vol.55, No.4, p373-381)。
Bに基づいて説明する。図4Aに示すように、受光素子
アレイ24は、X軸方向を長手方向とするPDが、その
長手方向と垂直方向のY軸方向に並ぶようにして配列さ
れている。図4Bに示すように、受光素子アレイ24は
基板2上にPDを複数個所定の間隔で配置することによ
り構成される。基板2の上には、受光素子アレイ24の
共通の下部電極(p側電極)となる透明電極32が形成
され、この透明電極32上には受光素子アレイ24の共
通のアノード層であるp型アモルファスシリコン層(以
下、単にp型層という)33が形成されている。透明電
極32は、ITO、SnO2、ZnO等から選択される
透明導電膜である。
されている。この絶縁体層41には、所定ピッチ、例え
ばスケールピッチλに対して3λ/4のピッチで細長い
矩形の溝42が形成され、この各溝42に各PDが埋め
込まれている。実際に溝42に埋め込まれているのは、
PDのうち、i型アモルファスシリコン層(以下、単に
i型層という)34と、これに重なるカソード層である
n型アモルファスシリコン層(以下、単にn型層とい
う)35及びこのn型層35に接する上部電極(n側電
極)36である。すなわち各PDは、光電変換層から上
部電極までが溝42に自己整合的に埋め込み形成されて
いる。
は、層間絶縁膜51が形成され、この上に各PDのn側
電極36に接続される出力信号配線52が形成されてい
る(図4A参照)。出力信号配線52は、図4Aに示す
ように、A,BB,AB,B相の4相出力を得るための
4本であり、それぞれ対応するPDのn側電極36に対
してコンタクト孔54を介してコンタクトする。
〜図15により説明する。まず図5に示すように、透明
基板31の全面に透明電極32を形成し、その上にp型
層33を形成する。続いて、図6に示すように、絶縁体
層41を堆積する。絶縁体層41は具体的には、CVD
法による厚いシリコン酸化膜(SiO2)41aとプラ
ズマCVD法による薄いシリコン窒化膜(Si3N4)
41bの積層構造とする。
溝42を形成する。具体的には、リソグラフィによるレ
ジストパターンを形成し、RIEによりシリコン窒化膜
41bをエッチングし、更にガスを切り換えたRIEに
よりシリコン酸化膜41aをエッチングする。このと
き、シリコン酸化膜41aのエッチング時に、シリコン
窒化膜に対するエッチング選択比の大きい条件を用いる
ことにより、シリコン窒化膜41bがエッチングマスク
となり、厚いシリコン酸化膜41aを垂直側壁をもって
エッチングして溝42を形成することができる。
積する。そしてこのi層34をCMP(Chemica
l Mechanical Polishing)によ
り平坦化して、図9に示すように溝42に埋め込む。更
にi型層34に対してドライエッチング或いはウェット
エッチングによりリセスエッチングを行って、図10に
示すように、溝42内に所定の段差をもってi型層34
が埋め込まれた状態とする。次いで、図11に示すよう
に、n型層35を堆積する。このn型層35について、
i型層34と同様にCMPによる平坦化処理とリセスエ
ッチングを行って、図12に示すように、溝42内に所
定の段差をもってn型層35が埋め込まれた状態を得
る。
5に接するn側電極(メタル電極)36を各溝42に埋
め込み形成する。このn側電極36の埋め込み工程も、
メタル膜堆積と平坦化により行われる。次に、図14に
示すように、CVDにより層間絶縁膜51を堆積する。
この例では、PDに対する信号配線とコンタクトをデュ
アルダマシーン法で形成するために、層間絶縁膜51
は、シリコン酸化膜51a、シリコン窒化膜51b及び
シリコン酸化膜51cの積層構造としている。
図15に示すように、配線埋め込み用溝53とコンタク
ト孔54を形成する。この配線溝53とコンタクト孔5
4にメタルを埋め込むことにより、図4Bに示すように
出力信号配線52を形成する。信号配線52上は、必要
に応じてパシベーション膜で覆う。こうして、基板2が
完成する。以上のような製法によれば、アモルファスシ
リコンによる受光素子アレイが確実に絶縁分離されて形
成される。しかも、アモルファスシリコンに対するエッ
チングは、溝に埋め込んだ後にその表面を僅かにリセス
エッチングのみであり、特にこれらのエッチングにはウ
ェットエッチングを用いることもでき、ダメージを少な
くすることができる。従って、微細ピッチの受光素子ア
レイがクロストーク等のない優れた特性をもって形成さ
れる。
成した後、これをBに固定して、本実施の形態の振動セ
ンサSが完成する。
を、図面に沿って説明する。前述のように、インデック
ススケール22、メインスケール25、受光素子アレイ
24は、三格子型変位検出器を構成するものである。メ
インスケール25での反射を透過と考えて図示すると図
16に示すようになる。ここで、質量部1´上に形成さ
れたメインスケール25が、加速度が印加されることに
よりY方向に振動すると、光源21からの照明光のう
ち、インデックススケール22,メインスケール25に
より遮蔽される光量がこの振動によって周期的に変化
し、受光素子アレイ24内のある受光素子による検出信
号Sは略正弦波の明暗信号として出力される。この明暗
信号の明暗の数をカウントすることにより、質量部1´
のベースBに対する変位量xが算出される。センサに加
わる振動の振動数fが振動センサSの固有振動数をfo
よりも小さい場合(すなわち、f/fo<1の場合)に
は、振動部1のベースBに対する変位量xと振動センサ
Sに加わる加速度が比例関係となるので、変位量xを求
めることにより、振動センサS自体に加わるY方向の加
速度を演算することができる。
同時に加わった場合には、Z方向の変位に伴って検出信
号の最大振幅が変化するので、図16(b)に示すよう
に、明暗信号の包絡線が略正弦波を描く。このため、こ
の包絡線の周期を演算することにより、Z方向の加速度
を演算することができる。
動センサSの固有振動数をfoに近い値である場合(す
なわち、f/fo≒1の場合)には、振動部1の変位量
xは、振動センサS自体の速度に比例することになるの
で、変位量xを求めることにより、振動センサの速度を
演算することができる。さらに、センサに加わる振動の
振動数fが振動センサSの固有振動数をfoよりも大き
い値である場合(すなわち、f/fo>1の場合)に
は、質量部1´の変位量xは、振動センサS自体の変位
に比例することになるので、変位量xを求めることによ
り、振動センサの変位を演算することができる。
は、そこに加わる振動の周波数fの大きさにより、加速
度センサ、速度センサ又は変位センサのいずれかとして
使用できるものである。ただし、そのとき、減衰比hを
適切に選択する必要がある。例えば、加速度センサや変
位センサとして使用する場合には、減衰比hは、1/√
2程度とするが、速度センサとして使用する場合には減
衰比hは2以上にする、というように、減衰比hを適切
に選択する必要がある。いずれの場合にも、センサの共
振を防ぎつつ、所望の感度や帯域幅が得られるように減
衰比hを選択する必要がある。
素子同士が(2n−1)/4×λ(nは1以上の整数)
ずつ空間位相が異なるように受光素子アレイ24の各受
光素子を配置することにより、4相の信号を得ることが
でき、より高精度に加速度等を算出することができる。
光素子アレイ24を備えた基板2が振動部1の上面側に
設けられているが、振動部1の下面側に設けても構わな
い。また、上記実施の形態では、メインスケール25と
して反射型のものを用いたが、図17に示すように、透
過型の回折格子を備えたメインスケール25´を採用す
るとともに、受光素子アレイ24をこのメインスケール
25´を挟んで光源21と対向する側に設けてもよい。
の実施の形態を、図18に基づいて説明する。上記第1
の実施の形態では、インデックススケール21、メイン
スケール24として1次元格子を用い、受光素子アレイ
24として1次元方向に配置された1次元アレイを用
い、これによりY,Z方向の2次元方向の振動を検出す
るようにしていたが、本実施の形態では、次に説明する
構成により、3次元方向の振動を検出するようにするこ
ともできる。すなわち、図18に示すように、質量部1
´は、波線状に形成された8本のビーム部26´によっ
て保持されており、この8本のビーム部26´がそれぞ
れ弾性変形することにより、YZ方向のみならずX方向
にも振動可能とされている。また、質量部1´の基板2
側の表面には、メインスケール25sが形成されてお
り、このメインスケール25sは、いわゆる2次元格子
とされている。
同様、光源21、受光素子アレイ24sが配置されてい
るが、この第2の実施の形態では所謂2枚格子システム
を採用しており、インデックススケールは配置されてい
ない。また、受光素子アレイ24sは2次元方向に受光
素子を配置した2次元受光素子アレイとされている。図
19に、この2次元受光素子アレイ24sの構成を示
す。この受光素子アレイ24Sは、基板2上に、二つの
受光素子アレイPDA1,PDA2を積層することによ
り構成される。第1の受光素子アレイPDA1は、スト
ライプ状の受光素子PDをx軸方向に配列して形成され
ている。第2の受光素子アレイPDA2は、やはりスト
ライプ状のフォトダイオードPDからなり、第1の受光
素子アレイPDA1上に、y軸方向に所定ピッチで配列
形成される。
は透明電極とされており、これにより、受光素子アレイ
PDA1、PDA2の両者に光が受光され、2次元的な
光スポット位置の検出を可能としている。光スポットの
二次元位置検出は、第1の受光素子アレイPDA1の出
力を走査して検出する走査検出回路20xと、第2の受
光素子アレイPDA2の出力を走査して検出する走査検
出回路20yにより可能である。
センサは、質量部1´がYZ方向のみでなくX方向にも
振動可能とされ、受光素子アレイ24Sが2次元受光素
子アレイとされることにより、X方向の質量部1´の変
位も計測可能とされている。基板2と振動部1の上下を
入れ替えたり、メインスケール24Sとして透過型の回
折格子を備えたものを使用することができるのは、第一
の実施の形態の場合と同様である。
の実施の形態を、図20に基づいて説明する。本実施の
形態は、図20に示すように、第2の実施の形態の振動
センサに、インデックススケール22Sを追加して3枚
格子システムを構成させたものである。これにより、図
18に示す第2の実施の形態に比べた高い分解能を得る
ことができる。その他の部分は第2の実施の形態と同様
であり、XYZの3軸方向の質量部1´の変位も計測可
能とされている。基板2と振動部1の上下を入れ替えた
り、メインスケール24Sとして透過型の回折格子を備
えたものを使用したりすることができるのは、第一、第
二の実施の形態の場合と同様である。
の実施の形態を、図21に基づいて説明する。本実施の
形態では、質量部1´に2次元受光素子アレイ24´を
形成するとともに、基板2側に設置された光源21´か
ら、受光素子アレイ24´にダイレクトに光を投影する
ようにしている。すなわち、第1乃至第3の実施の形態
のメインスケール25やインデックススケール24に対
応するものは省略されている。光源21´は、例えば半
導体レーザなどスポット光を投影するのものである。半
導体レーザの代わりに発光ダイオードを用い、発光ダイ
オードからの光をレンズ等で細く絞って受光素子アレイ
24´に投影させるようにしてもよい。また、図22に
示すように、光源21´を質量部1´側に設け、受光素
子アレイ24´を基板2側に設けることもできる。図2
1のように質量部1´に受光素子アレイ24´を配置す
る場合に比べ、質量部1´上に施すべき配線の数が少な
くて済むというメリットがある。
るビーム部26をマイクロマシニング技術により製造さ
れる梁部としたが、代わりにバネにより質量部1´を保
持するようにすることも可能である。
ンサによれば、検出回路の構造が簡単となり、簡易に3
次元方向の加速度を検出することができるとともに、速
度、変位等の他の力学量も計測することができる。
ンサの斜視図である。
ンサの正面図である。
す図である。
平面図である。
断面図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
サの作用を示すものである。
す。
サの構造を示すものである。
サの2次元受光素子アレイ24Sの平面構造を示すもの
である。
サの構造を示すものである。
サの構造を示すものである。
サの構造を示すものである。
のである。
・・・・・・ベース、21・・・・・・光源、22・・・・・・インデック
ススケール、24・・・・・・受光素子アレイ、25・・・・・・メ
インスケ−ル、26・・・・・・ビーム部、27・・・・・・シリコ
ンウエーハ、28・・・・・・ボロン拡散面、31・・・・・・透明
基板、32・・・・・・透明電極、33・・・・・・p型層33、4
1・・・・・・絶縁体層、51・・・・・・層間絶縁膜、53・・・・・・
配線埋め込み用溝、54・・・・・・コンタクト孔
Claims (6)
- 【請求項1】 固定部と、加速度の印加により該固定部
に対し相対的に振動可能に構成される振動部と、 光束を出射する光源と、 この光束を変調させるための回折格子と、 複数の受光素子を配列して構成され前記回折格子からの
光束を受光する受光素子アレイとを備え、 前記光源、前記回折格子又は前記受光素子アレイのうち
の少なくとも1つは前記振動部に設けられ、残りのもの
は前記固定部に設けられたことを特徴とする振動セン
サ。 - 【請求項2】 前記振動部に前記回折格子を設けるとと
もに、該回折格子を反射型回折格子とした請求項1に記
載の振動センサ。 - 【請求項3】 前記受光素子アレイからの検出信号の最
大振幅の変化を検出するとともに、検出された最大振幅
の変化に基づき、前記振動部と前記受光素子アレイとを
結ぶ方向の振動を検出するように構成された請求項1に
記載の振動センサ。 - 【請求項4】 固定部と、 加速度の印加により該固定部に対し相対的に振動可能に
構成される振動部と、スポット光束を出射する光源と、 複数の受光素子を2次元的に配列して構成され前記スポ
ット光束を受光する2次元受光素子アレイとを備え、 前記光源又は前記受光素子アレイのうちの1つは前記振
動部に設けられ、他方は前記固定部に設けられたことを
特徴とする振動センサ。 - 【請求項5】 前記振動部は、マイクロマシニング技術
により形成されるビーム部により前記固定部に支持され
る請求項1に記載の振動センサ。 - 【請求項6】 前記振動部は、バネにより前記固定部に
支持される請求項1に記載の振動センサ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001297577A JP2003107104A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 振動センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003107104A true JP2003107104A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19118624
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003107104A (ja) |
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- 2001-09-27 JP JP2001297577A patent/JP2003107104A/ja active Pending
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