JP2003106901A - 放射温度計用安定光源、放射温度計のキャリブレーション方法及び放射温度計を用いた半導体製造装置 - Google Patents

放射温度計用安定光源、放射温度計のキャリブレーション方法及び放射温度計を用いた半導体製造装置

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JP2003106901A
JP2003106901A JP2002177454A JP2002177454A JP2003106901A JP 2003106901 A JP2003106901 A JP 2003106901A JP 2002177454 A JP2002177454 A JP 2002177454A JP 2002177454 A JP2002177454 A JP 2002177454A JP 2003106901 A JP2003106901 A JP 2003106901A
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Tomohiro Suzuki
智博 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した一定強度の光を光学式プローブに与
えることのできる放射温度計用安定光源及び放射温度計
のキャリブレーション方法を提供することを課題とす
る。 【解決手段】安定光源ユニット20を用いて放射温度計
のキャリブレーションを行う。安定光源ユニット20
は、内面が拡散反射面として構成された積分球22と、
積分球22の内面に光を照射するハロゲンランプ21と
を有し、積分球22の開口部22aから一様な強度分布
の光を射出する。ハロゲンランプ21に供給する電力を
制御して、積分球22から放射される光の強度を一定に
維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射温度計のキャリ
ブレーション技術に係り、特に半導体製造工程における
熱処理装置に設けられたパイロメータ等の放射放射温度
計のキャリブレーション装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程における高速熱処理(R
TP)では、処理する基板(シリコンウェハ等)の温度
を高速に一定の正確な温度まで上昇させることが要求さ
れる。したがって、高速熱処理装置には、基板の温度を
検出する温度計が設けられる。
【0003】処理する基板は、例えば1200℃という
ような高温に加熱される。また、シリコンウェハは非常
に薄く、異物との接触で汚染されることがあるため、基
板には直接接触することはできない。すなわち、基板の
温度は間接的に測定する必要がある。
【0004】そのような温度計として放射温度計が用い
られる。放射温度計は、基板から放射される放射光の強
度を光学式プローブによりサンプリングして、基板のス
ペクトル放射率と理想的な黒体放射光と温度との関係に
基づいて基板温度を計算する。
【0005】高速熱処理装置に放射温度計を最初にセッ
トする際には、放射温度計が正しい測定値を示すように
キャリブレーションを行う必要がある。また、高速熱処
理装置や放射温度計の経時変化により、放射温度計の示
す温度は僅かずつ変化してしまう。したがって、キャリ
ブレーションは、最初のセット時ばかりでなく、一定の
使用時間毎に定期的に行う必要がある。
【0006】放射温度計のキャリブレーションは、放射
温度計の光学式プローブが高速熱処置装置に組み込まれ
た状態で行われるが、一般的な方法として、1)熱電対
が取り付けられた基板を用いる方法、及び2)黒体炉を
用いる方法がある。
【0007】熱電対を用いる方法では、予め放射率がわ
かっている基板に熱電対を取り付け、その基板を実際に
高速熱処理装置にセットして、放射温度計と熱電対との
両方で温度測定を行う。基板の放射率は既知であるの
で、基板の実際の放射率は、予め測定された所定の温度
における黒体による放射光強度と基板の放射率との掛け
算により計算することができる。この計算により求めら
れる温度を、実際の熱電対により求められる温度と比較
して調整することにより、キャリブレーションを行う。
【0008】一方、黒体炉を用いる方法では、放射温度
計の光学式プローブを黒体炉に挿入して、計測される温
度と実際の黒体炉の温度とを比較することによりキャリ
ブレーションを行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の熱電対を用いる
方法は、実際の半導体ウェハに見立てた基体に熱電対を
接着して行われるが、熱電対の接着力にバラツキが生じ
るため、測定温度に誤差が生じるという問題がある。ま
た、熱電対を直接基板に貼り付けるため、基板の熱容量
が変化してしまい、熱電対による温度測定値は必ずしも
正確な値ではないという問題もある。また、基板の繰り
返しの使用により、熱電対の基板への付着力が弱まり、
熱電対が基板の熱膨張に正確に追従することができなく
なり、したがって正確な温度を測定することができなく
なるという問題がある。
【0010】また、黒体炉を用いる方法では、比較的大
きく重量のある黒体炉を高速熱処理装置内に持ち込む必
要があり、実際的ではない。また、光学式プローブを装
置からはずして黒体炉に挿入する必要があり、手間がか
かるという問題もある。また、黒体炉の温度が安定する
までに長い時間がかかるという問題もある。
【0011】上述の方法の問題点を解決する方法とし
て、LEDを用いた方法が提案されている。この方法で
は、LEDを光学式プローブの上に配置して、LEDか
ら一定の波長と強度を有する光を光学式プローブに照射
する。LEDからの光に相当する温度は予め求めておく
ことができるので、LEDを基準光源として用いて放射
温度計のキャリブレーションを行うことができる。
【0012】しかし、LEDを基準光源と使用するに
は、LEDの発光を安定化させる必要がある。すなわ
ち、LEDに加える電圧及びLEDの温度を正確に調節
して一定の発光条件としなければならない。また、LE
Dは発光波長が限られてしまい、キャリブレーションを
行う際の温度範囲が限られてしまう。したがって、広い
温度範囲でのキャリブレーションを一つのLED基準光
源により行うことはできない。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、放射温度計に簡単に取り付けることができ、安定
した一定強度の光を光学式プローブに与えることのでき
る放射温度計用安定光源及び放射温度計のキャリブレー
ション方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。
【0015】請求項1記載の発明は、光学式プローブに
より受光した放射光の強度に基づいて温度測定を行う放
射温度計のキャリブレーションに用いる放射温度計用安
定光源であって、光放射用の開口部を有し、内面が拡散
反射面として構成された積分球と、該積分球の内面に光
を照射する光源と、該光源に供給する電力を制御する電
力制御回路とを有することを特徴とするものである。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の放
射温度計用安定光源であって、前記電力制御回路は、前
記光源の抵抗値に基づいて供給する電力を制御すること
を特徴とするものである。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載の放
射温度計用安定光源であって、前記光源はハロゲンラン
プであり、前記電力制御回路は、前記ハロゲンランプの
フィラメントの抵抗値に基づいて前記ハロゲンランプに
供給する電力を制御することにより、前記ハロゲンラン
プの発光強度を一定に維持することを特徴とするもので
ある。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3記載の放
射温度計用安定光源であって、前記電力制御回路は、前
記ハロゲンランプに印加される電圧を検出する電圧検出
回路と、前記ハロゲンランプに流れる電流を検出する電
流検出回路と、前記電圧検出回路により検出された電圧
と、前記電流検出回路により検出された電流とにより前
記ハロゲンランプのフィラメントの抵抗を演算する抵抗
演算部と、前記抵抗演算部により演算された抵抗値と、
設定抵抗値とを比較して差分を演算する比較回路と、前
記比較回路からの差分値に基づいて、前記光源に供給す
る電力を位相制御により制御する位相制御部とを有する
ことを特徴とするものである。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1記載の放
射温度計用安定光源であって、前記積分球内における光
の強度を検出する光検出器を更に有し、前記電力制御回
路は、該光検出器により検出した光の強度に基づいて前
記光源に供給する電力を制御することを特徴とするもの
である。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5記載の放
射温度計用安定光源であって、前記光検出器は、受光し
た光を光電変換するフォトダイオードと、該フォトダイ
オードに入射する光のうち波長1000nm以上の光を
カットする光透過フィルタとを含むことを特徴とするも
のである。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1乃至6の
うちいずれか一項記載の放射温度計用安定光源であっ
て、前記光源と前記開口部との間にバッフル板が設けら
れ、前記光源から放射される光が前記開口部に直接到達
しないよう構成したことを特徴とするものである。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項1乃至6の
うちいずれか一項記載の放射温度計用安定光源であっ
て、前記光源は前記積分球の内面より外側に位置するよ
うに取り付けられ、前記光源から放射される光が前記開
口部に直接到達しないよう構成したことを特徴とするも
のである。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項1乃至8の
うちいずれか一項記載の放射温度計用安定光源であっ
て、光学式プローブが埋設される面に形成された凹部に
勘合する凸部を有し、該凹部に該凸部が勘合した状態で
前記積分球の開口部が前記光学式プローブの端部に対向
することを特徴とするものである。
【0024】請求項10記載の発明は、光学式プローブ
により受光した放射光の強度に基づいて温度測定を行う
放射温度計のキャリブレーション方法であって、内部に
光源を有する積分球の開口部が前記光学式プローブに対
向するように安定光源ユニットを配置し、所定の温度に
対応する抵抗値に基づいて前記光源の発光強度を制御す
ることにより、所定の強度の照射光を前記開口から射出
し、前記光学式プローブにより受光した照射光に基づい
て前記放射温度計により温度測定を行い、温度測定値が
前記所定の温度に一致するように前記放射温度計の温度
測定値を調整することを特徴とするものである。
【0025】請求項11記載の発明は、光学式プローブ
により受光した放射光の強度に基づいて温度測定を行う
放射温度計のキャリブレーション方法であって、内部に
光源を有する積分球の開口部が前記光学式プローブに対
向するように安定光源ユニットを配置し、前記積分球内
の光の強度に基づいて前記光源の発光強度を制御するこ
とにより、所定の強度の照射光を前記開口から射出し、
前記光学式プローブにより受光した照射光に基づいて前
記放射温度計により温度測定を行い、温度測定値が前記
所定の温度に一致するように前記放射温度計の温度測定
値を調整することを特徴とするものである。
【0026】請求項12記載の発明は、放射温度計を用
いた半導体製造装置であって、被処理基体が載置される
載置台が内部に設けられた処理容器と、該被処理基体に
熱線を照射して加熱する加熱源と、前記放射温度計のキ
ャリブレーションに用いる安定光源とを有し、前記安定
光源は、光放射用の開口部を有し、内面が拡散反射面と
して構成された積分球と、該積分球の内面に光を照射す
る光源と、該光源に供給する電力を制御する電力制御回
路とを有することを特徴とするものである。
【0027】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の半導体製造装置であって、前記電力制御回路は、前記
光源の抵抗値に基づいて供給する電力を制御することを
特徴とするものである。
【0028】請求項14記載の発明は、請求項12記載
の半導体製造装置であって、前記積分球内における光の
強度を検出する光検出器を更に有し、前記電力制御回路
は、該光検出器により検出した光の強度に基づいて前記
光源に供給する電力を制御することを特徴とするもので
ある。
【0029】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の半導体製造装置であって、前記光検出器は、受光した
光を光電変換するフォトダイオードと、該フォトダイオ
ードに入射する光のうち波長1000nm以上の光をカ
ットする光透過フィルタとを含むことを特徴とするもの
である。
【0030】上述の発明によれば、内面が拡散反射面で
ある積分球により、光源からの光が拡散反射され、開口
部から射出する光は一様な強度分布となる。また、積分
球の内面に光を照射する光源に供給する電力を制御し
て、所定の強度の光(所定の光量)を光源から照射する
ため、積分球の開口部から射出する光は所定の強度で一
様な強度分布を有している。このような光を規準光とし
て放射温度計の光学式プローブに照射することにより、
放射温度計がこの規準光に相当する温度を示すようにキ
ャリブレーションする。積分球を用いて一様な強度分布
の光が得られるため、光源と光学式プローブとの厳密な
位置合わせは必要ではなく、積分球の開口部に光学式プ
ローブが対向していればよい。したがって、正確な位置
合わせ機構が不要となる。
【0031】また、光源をハロゲンランプとして、ハロ
ゲンランプのフィラメントの抵抗値に基づいてハロゲン
ランプに供給する電力を制御することにより、ハロゲン
ランプの発光強度を一定に維持することができる。ハロ
ゲンランプが発生する光の強度はフィラメントの温度に
比例し、フィラメント温度はフィラメントの抵抗に依す
る。したがって、ハロゲンランプのフィラメントの抵抗
値に基づいて、ハロゲンランプに供給する電力を制御す
ることにより、ハロゲンランプを所定の発光強度に維持
することができる。すなわち、フィラメントの抵抗値を
検出して設定抵抗値と比較しながら供給電力を制御する
だけの簡単な回路構成で、ハロゲンランプの発光強度を
一定に維持することができる。
【0032】また、積分球内の光強度を検出し、この検
出値に基づいて光源に供給する電力を制御することによ
っても、光源の発光強度を一定に維持することができ
る。
【0033】以上のように、キャリブレーション用の安
定光源として、発光強度が電力制御された光源が設けら
れた積分球を用いることにより、小型且つ簡単な構成で
精度の高い一定の強度の光を放射する安定光源を得るこ
とができる。したがって、安定光源を放射温度計の光学
式プローブが組み込まれた装置内に持ち込むことがで
き、容易にキャリブレーションを行うことができる。
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0034】まず、放射温度計が取り付けられる熱処理
装置について図1を参照しながら説明する。図1は放射
温度計が組み込まれた半導体熱処理装置の構成図であ
る。図1に示す熱処理装置は、半導体ウェハを急速加熱
するRTP(Rapid Thermal Process)チャンバに配置
された熱処理装置である。
【0035】図1に示す熱処理装置1は、ハロゲンラン
プ2からの熱線により半導体ウェハ3を1000℃以上
に急速加熱して熱処理を施す装置である。ハロンゲンラ
ンプ2はハロゲンランプハウス4に取り付けられる。ハ
ロゲンランプハウス4には、ハロゲンランプ2に供給す
る電力を調整する電力調整回路(図示せず)が設けられ
る。半導体ウェハ3はチャンバ5に収容されて熱処理が
施される。チャンバ5内には石英サポートリング6が配
置され、石英サポートリング6の上にガードリング7が
取り付けられる。
【0036】半導体ウェハ3は、ガードリング6の上
に、その外周部分が支持された状態で載置される。した
がって、半導体ウェハ3の外周部分以外の裏面は、僅か
な空隙を介してボトムプレート8に対向した状態とな
る。ボトムプレート8は反射率の大きい材料により形成
されており、加熱された半導体ウェハ3からの放射光を
反射して半導体ウェハ3に戻すことにより、半導体ウェ
ハ3を効率的に加熱する。
【0037】ボトムプレート8の所定の位置には、光フ
ァイバ9により放射温度計10に接続された光学式プロ
ーブとしての石英ロッド11が埋め込まれる。石英ロッ
ド11は半導体ウェハ3からの放射光を受光し、石英ロ
ッド11により受光した放射光は光ファイバ9を通じて
放射温度計10に供給される。放射温度計10は、光フ
ァイバ9から供給される放射光に基づいて放射光の強度
等を測定し、測定結果に基づいて半導体ウェハ3の温度
を演算により求める。すなわち、放射温度計10は、半
導体ウェハ3の放射光の測定結果を基に半導体ウェハ3
の温度を演算する。
【0038】放射温度計10は、演算により求めた半導
体ウェハ3の温度を、接続ライン12を介して制御部1
3に供給する。制御部13は熱処理装置1の動作を制御
するための制御手段であり、ハロゲンランプハウス4に
設けられた電力調整回路に接続される。電力調整回路
は、制御部13からの制御信号によりハロゲンランプ2
への供給電力を制御する。これにより、ハロゲンランプ
2による半導体ウェハ3の加熱が制御され、半導体ウェ
ハ3は所定の温度に加熱又は維持される。
【0039】次に、本発明の第1の実施の形態によるキ
ャリブレーション装置について説明する。本発明の第1
の実施の形態によるキャリブレーション装置は、ハロゲ
ンランプからの一定の光を放射温度計の光学式プローブ
(石英ロッド11)に照射し、この測定値によりキャリ
ブレーションを行うものである。したがって、本発明の
第1の実施の形態によるキャリブレーション装置は、一
定の光を放射する安定光源ユニットを有する。
【0040】図2は本発明の第1の実施の形態による安
定光源ユニットの断面図である。図2に示す安定光源ユ
ニット20は、ハロゲンランプ21が内部に設けられた
積分球22を有する。より詳細には、ハロゲンランプ2
1は、積分球22に取り付けられたソケット23に取り
付けられる。ソケット23の端子23aは,電子回路が
形成された電子回路基板24に接続される。電子回路基
板24からソケット23を介してハロゲンランプ21に
電力が供給され、ハロゲンランプ21は積分球2の内部
で発光する。
【0041】積分球22及び電子回路基板24は、筐体
25内に収容されて安定光源ユニット20を構成する。
なお、電子回路基板24はAC電源に接続され、安定光
源ユニット20に対して電力供給が行われる。
【0042】安定光源ユニット20は、積分球22の開
口部22aが光学式プローブ(石英ロッド11)の真上
に位置する状態で、図1におけるボトムプレート8の上
面に載置される。これにより、ハロゲンランプ21から
の光を光学式プローブに導き、この光を規準光として温
度を求めて放射温度計のキャリブレーションを行う。
【0043】なお、図2において、積分球22から突出
した凸部22bが、ボトムプレート8に形成された凹部
8aに嵌合している。これは、積分球22の開口部22
aを石英ロッド11の真上に配置するための位置決め機
構である。しかし、本発明による安定光源ユニットは、
このような位置決め機構を必ずしも必要とはしない。
【0044】すなわち、本発明による安定光源ユニット
20によれば、積分球22の開口部22aからは、後述
のように一様な光が射出されるため、光学式プローブ
(石英ロッド11)が開口部22aの中央に位置してい
なくてもよく、開口部22aの任意の位置であればよ
い。位置決め機構が設けられない場合は、安定光源ユニ
ット20の積分球22の開口部22aが光学式プローブ
のほぼ真上になるように配置し、安定光源ユニット20
を少しずつ動かしながら放射温度計が最大値を示す位置
とすればよい。
【0045】ここで、本発明による安定光源ユニット2
0による一定強度の発光について、図3及び図4を参照
しながら説明する。図3は、安定光源ユニット20の積
分球22とハロゲンランプ21への電力供給回路とを示
す図である。図4は、ハロゲンランプ21のフィラメン
トの抵抗比とフィラメント温度との関係を示すグラフで
ある。
【0046】安定光源ユニット20において、ハロゲン
ランプ21は、上述のようにアルミニウム等により形成
された積分球22の内部に設けられ、積分球22の内部
で発光する。積分球22の内面には、例えば硫酸バリウ
ム(BaSO)等が塗布されており、拡散反射面が形
成されている。したがって、ハロゲンランプ21から照
射された光は、積分球22の内面により拡散反射され、
最終的に開口部22aから積分球22の外へ射出する。
積分球22の内面の拡散反射効果により、開口部22a
から射出する光は、開口部22a全体にわたってほぼ一
様な強度となり、一様な強度分布の面光源が形成され
る。これにより、放射温度計の光学式プローブが積分球
22の開口部22a内にあれば、どの位置であっても同
じ強度の光を受光することができる。したがって、キャ
リブレーションの際に、放射温度計による温度測定が安
定光源ユニット20の位置により影響されることが防止
される。すなわち、本発明による安定光源ユニット20
を用いてキャリブレーションを行う場合には、LED光
源のように厳密な位置合わせを行なう必要はない。
【0047】なお、本実施の形態では、積分球をアルミ
ニウムで形成し、内面に硫酸バリウムを塗布することで
拡散反射面を形成しているが、アルミニウムの積分球2
2の内面をサンドブラスト処理することにより拡散反射
面を形成することもできる。
【0048】ここで、安定光源を達成するためには、ハ
ロゲンランプ21の発光強度も一定に維持しなければな
らない。そこで、本発明者はハロゲンランプの発光強度
(光量)がフィラメント温度に比例すること、及びフィ
ラメント温度がフィラメントの抵抗値に依存することに
着目した。すなわち、ハロゲンランプ21のフィラメン
トの抵抗を計測制御することにより、フィラメント温度
を制御し、結果としてハロゲンランプの発光強度を制御
することができる。
【0049】ハロゲンランプは、LEDとは異なり、波
長分布が実際の黒体とほぼ等しく、広い温度範囲の状態
を形成することができる。また、LEDの発光強度は再
現性が悪く、周囲環境の影響を受け易いが、本発明のよ
うにハロゲンランプに供給する電力を制御することよる
発光強度の制御は、非常に正確な発光強度を達成するこ
とができる。さらに、LEDを使用した光源は、発光強
度が安定するまでに20〜30分を要するが、本発明に
よるハロゲンランプの制御によれば、非常に短時間で安
定した発光を達成することができる。
【0050】ハロゲンランプ21に供給する電力の制御
は、図3に示す回路により容易に達成することができ
る。すなわち、ハロゲンランプ21のフィラメントに印
加される電圧とフィラメントに流れる電流とを、電圧計
(電圧検出回路)及び電流計(電流検出回路)によりそ
れぞれ検出する。フィラメントの抵抗Rは検出した電圧
Vを電流Iで除することにより求められる(R=V/
I)。
【0051】ここで、ハロゲンランプ21での発光強度
は、図4に示す関係よりフィラメントの抵抗値に換算さ
れ、目標設定温度に対応する目標抵抗値が設定される。
この目標抵抗値と、検出した電圧及び電流より求めた抵
抗値とを比較回路により比較し、その差に基づいてハロ
ゲンランプ21に印加する電力の位相制御を位相制御部
により行う。これにより、ハロゲンランプ21の発光強
度を目標強度に対して正確に一定な値に設定して維持す
ることができる。したがって、放射温度計による測定温
度を、安定光源ユニット20からの放射光の強度により
求められる温度に調整することにより、放射温度計のキ
ャリブレーションを容易に行うことができる。
【0052】ここで、図2に示す安定光源ユニット20
では、積分球22の内面から突出した状態でハロゲンラ
ンプが取り付けられている。このような構成であると、
光学式プローブ(石英ロッド11)に対して、ハロゲン
ランプ21からの光が直接入射する位置が存在する。言
い換えると、光学式プローブの端部からハロゲンランプ
21を直接見ることができる。
【0053】このような構成であると、ハロゲンランプ
21からの光が直接入る部分において、光の強度が変化
してしまい、積分球22の開口部22aから射出する光
の強度の一様性が損なわれる。すなわち、開口部22a
において、ハロゲンランプ21に近い側の位置から射出
する光の強度が強くなる。
【0054】そこで、図5に示すように、積分球22内
にバッフル板27を設けることにより、ハロゲンランプ
21からの光が光学式プローブに直接入射しないような
構成とすることが好ましい。
【0055】代わりに、図6に示すように、ハロゲンラ
ンプ21を積分球22の内面より外側に位置するような
構成とし、ハロゲンランプ21からの光が光学式プロー
ブに直接入射しないように構成してもよい。
【0056】図7は、上述のような構成の積分球22の
開口部22aから射出する光の強度分布をシミュレーシ
ョンにより求めた結果を示すグラフである。なお、積分
球22の内径は50mmとし、開口部22aの直径は1
2.5mmとしてシミュレーションを行った。
【0057】図7に示すように、ハロゲンランプ21が
積分球22の内部に突出した状態で設けられた場合は
(グラフ中「中」で示す)、ハロゲンランプ21に近い
方の位置において光の強度が強くなる。
【0058】一方、図6に示すようにハロゲンランプ2
1を積分球22の内面より外側に配置した場合は(グラ
フ中「外」で示す)、ほぼ一様な強度分布が得られる
が、射出する光の強度が低下する。
【0059】図5に示すようにハロゲンランプ21を隠
すようにバッフル板27を設けた場合は(グラフ中「バ
ッフル」で示す)、一様な強度分布が達成され、射出す
る光の強度も高く維持される。
【0060】次に、本発明の第2の実施の形態による安
定光源ユニットについて、図8及び図9を参照しながら
説明する。図8は本発明の第2の実施の形態による安定
光源ユニットの構成を示す断面図である。また、図9は
本発明の第2の実施の形態による安定光源ユニットの原
理を説明するための構成図である。図8及び図9におい
て、図2及び図3に示す構成部品と同等な部品には同じ
符号を付し、その説明は省略する。
【0061】本発明の第2の実施の形態による安定化光
源ユニットは、上述の第1の実施の形態による安定化光
源ユニットの積分球22内の光の強度を検出する光検出
器として光センサ30を設けたものである。
【0062】光センサ30は積分球の内面に形成された
凹部22cに配置され、ハロゲンランプ21から照射さ
れて積分球22内で反射された光の強度を検出する。光
センサ30は電子回路基板24に接続され、電子回路基
板24に形成された電力制御回路に検出値を供給する。
電力制御回路は、光センサ30からの検出値と所定の設
定値とを比較し、光センサ30からの検出値が設定値に
等しくなるように、ハロゲンランプ21に供給する電力
を制御する。
【0063】ここで、光センサ30により検出される光
の強度は、積分球22の開口部22bから放射される光
の強度に等しい。したがって、光センサ30からの検出
値に基づいてハロゲンランプ21に供給する電力を制御
することにより、積分球22の開口部22bから放射さ
れる光が常に一定の強度となるように制御することがで
きる。
【0064】光センサ30としてフォトダイオードを用
いることが好ましい。ただし、フォトダイオードの受光
感度は一般的に温度に依存しており、受光する光の波長
が1000nm以上になると、受光感度は急激に減少す
る。したがって、光センサとしてフォトダイードを用い
た場合、フォトダイオードに入射する光のうち、波長を
1000nm以上の光をカットすることが好ましい。
【0065】また、フォトダイードは、温度が変化する
ことにより応答特性が変化するという温度特性を有して
いる。具体的には、一般的なフォトダイオードの温度係
数(%/℃)は、受光する光の波長が1000nm付近
まではほぼ0であるが、1000nm以上になると急激
に上昇する。温度係数が大きい場合、連続して受光して
フォトダイオードの温度が上昇した際に、応答特性が変
化してしまい、温度測定値が次第にずれてしまうという
問題が生じるおそれがある。
【0066】そこで、光センサ30としてフォトダイオ
ードを用いる場合は、フォトダイオードの光電面近傍も
しくは積分球22の凹部22cの開口部に光透過フィル
タを設ける。この光透過フィルタは、上述のように波長
1000nm以上の光(赤外光)をカットする特性を有
していればよく、例えば紫外〜可視光領域の光(λ=3
00nm〜800nm)を透過するフィルタを用いれば
よい。
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、キャリブレ
ーション用の安定光源として、発光強度が電力制御され
た光源が設けられた積分球を用いることにより、小型且
つ簡単な構成で精度の高い一定強度の光を放射する安定
光源を得ることができる。したがって、安定光源を放射
温度計の光学式プローブが組み込まれた装置内に持ち込
むことができ、容易にキャリブレーションを行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放射温度計が組み込まれた半導体熱処理装置の
構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による安定光源ユニ
ットの断面図である。
【図3】安定光源ユニットの積分球とハロゲンランプへ
の電力供給回路とを示す図である。
【図4】ハロゲンランプのフィラメントの抵抗比とフィ
ラメント温度との関係を示すグラフである。
【図5】バッフル板が設けられた積分球の断面図であ
る。
【図6】ハロゲンランプが内面より外側に配置された構
成の積分球の断面図である。
【図7】積分球の開口部から射出する光の強度分布をシ
ミュレーションにより求めた結果を示すグラフである。
【図8】本発明の第2の実施の形態による安定光源ユニ
ットの断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態による安定光源ユニ
ットの原理を説明するための構成図である。
【符号の説明】
8 ボトムプレート 8a 凹部 10 放射温度計 11 石英ロッド 20 安定光源ユニット 21 ハロゲンランプ 22 積分球 22a 凸部 22b 開口部 22c 凹部 23 ソケット 23a 端子 24 電子回路基板 25 筐体 30 光センサ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学式プローブにより受光した放射光の
    強度に基づいて温度測定を行う放射温度計のキャリブレ
    ーションに用いる放射温度計用安定光源であって、 光放射用の開口部を有し、内面が拡散反射面として構成
    された積分球と、 該積分球の内面に光を照射する光源と、 該光源に供給する電力を制御する電力制御回路とを有す
    ることを特徴とする放射温度計用安定光源。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の放射温度計用安定光源で
    あって、 前記電力制御回路は、前記光源の抵抗値に基づいて供給
    する電力を制御することを特徴とする放射温度計用安定
    光源。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の放射温度計用安定光源で
    あって、 前記光源はハロゲンランプであり、前記電力制御回路
    は、前記ハロゲンランプのフィラメントの抵抗値に基づ
    いて前記ハロゲンランプに供給する電力を制御すること
    により、前記ハロゲンランプの発光強度を一定に維持す
    ることを特徴とする放射温度計用安定光源。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の放射温度計用安定光源で
    あって、 前記電力制御回路は、 前記ハロゲンランプに印加される電圧を検出する電圧検
    出回路と、 前記ハロゲンランプに流れる電流を検出する電流検出回
    路と、 前記電圧検出回路により検出された電圧と、前記電流検
    出回路により検出された電流とにより前記ハロゲンラン
    プのフィラメントの抵抗を演算する抵抗演算部と、 前記抵抗演算部により演算された抵抗値と、設定抵抗値
    とを比較して差分を演算する比較回路と、 前記比較回路からの差分値に基づいて、前記光源に供給
    する電力を位相制御により制御する位相制御部とを有す
    ることを特徴とする放射温度計用安定光源。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の放射温度計用安定光源で
    あって、 前記積分球内における光の強度を検出する光検出器を更
    に有し、前記電力制御回路は、該光検出器により検出し
    た光の強度に基づいて前記光源に供給する電力を制御す
    ることを特徴とする放射温度計用安定光源。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の放射温度計用安定光源で
    あって、 前記光検出器は、受光した光を光電変換するフォトダイ
    オードと、該フォトダイオードに入射する光のうち波長
    1000nm以上の光をカットする光透過フィルタとを
    含むことを特徴とする放射温度計用安定光源。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のうちいずれか一項記載
    の放射温度計用安定光源であって、 前記光源と前記開口部との間にバッフル板が設けられ、
    前記光源から放射される光が前記開口部に直接到達しな
    いよう構成したことを特徴とする放射温度計用安定光
    源。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6のうちいずれか一項記載
    の放射温度計用安定光源であって、 前記光源は前記積分球の内面より外側に位置するように
    取り付けられ、前記光源から放射される光が前記開口部
    に直接到達しないよう構成したことを特徴とする放射温
    度計用安定光源。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のうちいずれか一項記載
    の放射温度計用安定光源であって、 光学式プローブが埋設される面に形成された凹部に勘合
    する凸部を有し、該凹部に該凸部が勘合した状態で前記
    積分球の開口部が前記光学式プローブの端部に対向する
    ことを特徴とする放射温度計用安定光源。
  10. 【請求項10】 光学式プローブにより受光した放射光
    の強度に基づいて温度測定を行う放射温度計のキャリブ
    レーション方法であって、 内部に光源を有する積分球の開口部が前記光学式プロー
    ブに対向するように安定光源ユニットを配置し、 所定の温度に対応する抵抗値に基づいて前記光源の発光
    強度を制御することにより、所定の強度の照射光を前記
    開口から射出し、 前記光学式プローブにより受光した照射光に基づいて前
    記放射温度計により温度測定を行い、 温度測定値が前記所定の温度に一致するように前記放射
    温度計の温度測定値を調整することを特徴とする放射温
    度計のキャリブレーション方法。
  11. 【請求項11】 光学式プローブにより受光した放射光
    の強度に基づいて温度測定を行う放射温度計のキャリブ
    レーション方法であって、 内部に光源を有する積分球の開口部が前記光学式プロー
    ブに対向するように安定光源ユニットを配置し、 前記積分球内の光の強度に基づいて前記光源の発光強度
    を制御することにより、所定の強度の照射光を前記開口
    から射出し、 前記光学式プローブにより受光した照射光に基づいて前
    記放射温度計により温度測定を行い、 温度測定値が前記所定の温度に一致するように前記放射
    温度計の温度測定値を調整することを特徴とする放射温
    度計のキャリブレーション方法。
  12. 【請求項12】 放射温度計を用いた半導体製造装置で
    あって、 被処理基体が載置される載置台が内部に設けられた処理
    容器と、該被処理基体に熱線を照射して加熱する加熱源
    と、前記放射温度計のキャリブレーションに用いる安定
    光源とを有し、 前記安定光源は、 光放射用の開口部を有し、内面が拡散反射面として構成
    された積分球と、 該積分球の内面に光を照射する光源と、 該光源に供給する電力を制御する電力制御回路とを有す
    ることを特徴とする半導体製造装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の半導体製造装置であ
    って、 前記電力制御回路は、前記光源の抵抗値に基づいて供給
    する電力を制御することを特徴とする半導体製造装置。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の半導体製造装置であ
    って、 前記積分球内における光の強度を検出する光検出器を更
    に有し、前記電力制御回路は、該光検出器により検出し
    た光の強度に基づいて前記光源に供給する電力を制御す
    ることを特徴とする半導体製造装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の半導体製造装置であ
    って、 前記光検出器は、受光した光を光電変換するフォトダイ
    オードと、該フォトダイオードに入射する光のうち波長
    1000nm以上の光をカットする光透過フィルタとを
    含むことを特徴とする半導体製造装置。
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