JP2003104444A

JP2003104444A - Hermetic container

Info

Publication number: JP2003104444A
Application number: JP2002225520A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Yugeta; 泰弘弓削田; Kazumasa Kimoto; 一雅木元; Koichi Tokuda; 宏一徳田
Original assignee: Sumitomo Bakelite Co Ltd
Current assignee: Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date: 2002-08-02
Filing date: 2002-08-02
Publication date: 2003-04-09
Anticipated expiration: 2019-06-30
Also published as: JP3691814B2

Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a hermetic container that is excellent in seal strength performance and easy-to-open performance and to provide a method for producing the hermetic container. SOLUTION: The hermetic container comprises a container main body in which a flange is formed from a multiple layer sheet comprising at least a seal layer and an adjacent layer, which is adjacent to the seal layer, and having a laminate strength of 300 to 2000 g/25 mm between the seal layer and the adjacent layer, the thickness of the seal layer being 10 to 70 μm. The hermetic container also comprises a lid that is heat sealed on the flange of the container main body. In the hermetic container, resin protuberances formed from portions of a resin forming the adjacent layer and seal layer are formed at both ends of the cross-section of the heat sealed portion and at least in one area between both the ends.

Description

【発明の詳細な説明】【０００１】【発明の属する技術分野】本発明は、フランジ部を有す
るプラスチック製カップ体と蓋材とから構成される容器
において、カップ本体と蓋材とのシール強度、落下強度
が強く、かつ蓋材を容易に開封することのできる密封容
器及びその製造方法に関するものである。【０００２】【従来の技術】従来より、食品類の包装容器として蓋材
を容易に開けられるイージーオープン式のプラスチック
製密封容器が汎用されている。このうち、最も一般的な
イージーオープン方法としては、蓋材のシール層を構成
する樹脂の組成を変えて容器とのシール強度を例えば６
００〜１０００g/15mmの適度な値に制御し、この蓋材を
容器からピールして開封する方法が知られている。【０００３】シール強度はイージーオープン密封容器の
密封性及び開封性（イージーオープン性ともいう）を左
右する重要な物性であり、シール強度が低いと密封容器
にシール漏れが生じ、また高いとピール性が悪くなり開
封が困難になるという問題がある。このため、シール強
度は上記範囲内の数値であることが理想的である。しか
しながら、実際の密封容器においては、シール時の条
件、環境温度、蓋材又は容器への内容物の付着等によ
り、シール強度に強弱のバラツキが発生する。従って、
このようなシール強度のバラツキの程度を考慮に入れて
シール強度を設定する場合、致命的な欠陥であるシール
漏れを防止するために、イージーオープン性を犠牲にし
てもシール強度を高めに設定しておく必要があった。【０００４】このような問題を改善する手段としては、
シール層とこれに隣接する層とのデラミネーションによ
り開封する方法（例えば特公昭50−37598 号公報）が開
示されている。しかしながら、通常のシール方式ではシ
ール層がうまく破断せず、内容物を取り出し難いという
問題がある。【０００５】また、剥離層と隣接層との切り離しを容易
にするためフランジ部に切り込みを設けた構造も開示さ
れている（特開昭62−251363号公報、同63−78号公報、
同63−25037 号公報等）。しかしながら、上記構造の容
器の場合には、製造段階において切り込み部分の容器周
縁を外側からシールしなければならないため、シール時
の位置設定に厳密な管理が必要になるという製造上の問
題がある。【０００６】また、シール層で剥離する方法も知られて
いるが、この方法では、フランジ部の周縁端部までシー
ルされているため剥離を周縁端部から開始する必要があ
り、容器形状の面で制約を受けるという問題がある。こ
の問題を解決する手段としては、特開昭63−96060 号公
報にフランジ部に剥離開始用切りかきと剥離停止用切り
かきを設置した発明が開示されている。しかしながら、
この発明ではシール盤のシール位置精度を厳密に設定す
る必要があるため、製造工程上の問題がある。【０００７】また特開昭63-307063 号公報にはヒートシ
ール部の内側端に凸状部を有するシール盤を押圧するこ
とにより凹部を設け多層材料からなる容器本体を層間剥
離させる易開封性包装体が開示されている。しかしなが
ら、この包装体は蓋材と本体容器との間のシール強度が
弱いため蓋材の剥離時にヒゲが出易かったり、ヒートシ
ール時に内側端に安定した凹部を設けることが不可能だ
ったりする等の問題がある。【０００８】本発明者は、上記問題を解決するべく、先
に、特定形状のフランジ部と蓋材とを凸型シール盤を用
いてシール盤の両側にシール層構成樹脂と隣接層構成樹
脂による樹脂溜まりを形成するようにシールする方法を
提案した（特許第1870793 号、特許第2739986 号、特許
第2739987 号、特許第2739988 号、特許第2739994
号）。これらの発明によれば、簡易な密閉容器であって
シール漏れの危険がなく、しかもシール条件に左右され
ずに安定したイージーオープン性が得られる。【０００９】【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
密封容器の分野において、容器形状や内容物等の多様化
及び流通の複雑化が著しいため、容器の内圧が予想外に
上昇することがあったり、運搬、落下時のフランジ部へ
の衝撃などが起こる場合がある。このため、密封容器の
シール強度をさらに高くする必要性が生じている。これ
に対し、上記先願発明は、イージーオープン性について
は十分に要求を満たしているものの、シール強度につい
ては上記の状況において、必ずしも十分ではなかった。
従って、本発明の目的は、これら先願発明を改良し、シ
ール強度性能及びイージーオープン性能により優れた密
閉容器及びその製造方法を提供することにある。【００１０】【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意検討を行った結果、フランジ部に形成さ
れたヒートシール部の断面の両側端部と該両側端部間の
少なくとも１箇所とに前記隣接層及びシール層構成樹脂
の一部からなる樹脂溜まり部が形成されてなる密封容器
とすれば、少なくとも３個の瘤状の樹脂溜まり部が剪断
力又は横方向の作用力に対する抵抗となり、極めて優れ
たシール強度性能とイージーオープン性を発現できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。【００１１】すなわち、本発明は、シール層と該シール
層に隣接する隣接層とを少なくとも有し、該シール層と
該隣接層とのラミネート強度が３００〜２０００g/25mm
である多層シートから形成されたフランジ部のシール層
の厚みが１０〜７０μmである容器本体と、該容器本体
のフランジ部にヒートシールされた蓋材とからなる密封
容器であって、前記隣接層及びシール層構成樹脂の一部
からなる樹脂溜まり部が、該ヒートシール部の断面にお
ける両側端部と該両側端部間の少なくとも１箇所とに形
成されてなることを特徴とする密封容器を提供するもの
である。【００１２】【発明の実施の形態】本発明の密封容器において、容器
本体は、シール層と該シール層に隣接する隣接層とを少
なくとも有し、該シール層と該隣接層とのラミネート強
度が３００〜２０００g/25mmである多層シートから形成
したものであり、該容器本体の一部であるフランジ部に
は前記シール層が厚み１０〜７０μmで形成されてい
る。多層シートは、蓋材とヒートシール可能なシール層
と、シール層に隣接する隣接層とを少なくとも有するも
のであればよい。このような多層シートとしては、例え
ば、ポリエチレン系樹脂からなるシール層とポリプロピ
レン系樹脂からなる隣接層とで構成された単なる２層シ
ートや、該２層シートの隣接層側にさらに接着層、エチ
レン酢酸ビニル共重合体けん化物又はポリ塩化ビニリデ
ン系樹脂からなるバリア層、接着層及びポリプロピレン
系樹脂層をこの順に形成した６層シート等が挙げられ
る。また、多層シートは、金属、紙などの他材料の層を
含んでいてもよい。容器本体は、例えばシール層がフラ
ンジ部の最表面に位置するようにして多層シートを真空
成形したり、プラスチック等の基材で成形された容器本
体前駆体に多層シートを積層する等により形成される。
例えば、上記６層シートを真空成形して容器本体を形成
した場合、フランジ部の最表面がポリエチレン系樹脂か
らなるシール層、フランジ部の裏面及び容器本体の外層
がポリプロピレン系樹脂層になる。【００１３】容器本体のフランジ部において、シール層
と隣接層とのラミネート強度は、剥離角度１８０゜、剥
離速度２００mm/minの条件で測定した時の値が３００〜
２０００g/25mm、好ましくは５００〜１５００g/25mmで
ある。また、シール層の厚さは１０〜７０μm、好まし
くは１０〜３０μmである。ラミネート強度及びシート
層厚さが上記範囲内にあると、所定形状の樹脂溜まり部
が形成されることと相まって、開封前には容器本体のフ
ランジ部と蓋材とがシール層で十分にシールされ密封性
に優れると共に、開封の際にはシール層と隣接層との間
で剥離が生じてイージーオープン性に優れる。一方、ラ
ミネート強度が３００g/25mm未満であるか、又はシート
層厚さが１０μm未満であると、シール強度が不足し密
封容器の密封性が低くなるため好ましくない。また、ラ
ミネート強度が２０００g/25mmを越えるか、又はシート
層厚さが７０μmを越えると、開封の際のピール強度が
大きくなってイージーオープン性が損なわれると共に、
ヒゲ等が発生して外観が悪くなるため好ましくない。【００１４】蓋材としては、前記フランジ部のシール層
と強固にヒートシール可能に形成されているものであれ
ばよく、例えば、蓋材表面の少なくともフランジ部とヒ
ートシールされる部分にシール層を形成したもの、蓋材
表面に特にシール層を形成せずに蓋材自体をヒートシー
ル可能な材質で形成したもの等が挙げられる。蓋材表面
にシール層を形成する場合、該蓋材のシール層は、前記
フランジ部のシール層と化学的性質が同様の材質で形成
されたものがシール性が高くなるため好ましく、特に同
一材料で形成されたものが最も好ましい。また、蓋材自
体は単層のものでもよく、バリア性の良好なアルミ箔、
ポリプロピレン等を含む多層フィルムで形成されたもの
でもよい。【００１５】以下、本発明の第１の実施の形態に係る密
封容器の製造方法について図１〜図６を参照して説明す
る。図１は本実施の形態例に係る製造方法において、第
１工程を容器本体等の断面を示して説明する模式図、図
２は第１工程を経た後のフランジ部の断面を拡大した模
式図、図３は第２工程を説明するフランジ部の断面の拡
大した模式図、図４は第２工程を経た後のフランジ部の
断面の拡大した模式図、図５は得られた密封容器を開封
する際のフランジ部の断面の拡大した模式図、図６は得
られた密封容器を開封した後のフランジ部の断面の拡大
した模式図である。図中、１は容器本体、２は蓋材、３
は容器本体１のフランジ部、４は隣接層、５はフランジ
部のシール層６は蓋材のシール層、２１は平板シール
盤、２２は凸型シール盤である。【００１６】先ず、図１のようにフランジ部３を有する
上記容器本体１と上記蓋材２とを配置し、第１工程を行
う。図１において、容器本体１にはフランジ部３表面及
び内容物封入部表面の全面に、隣接層４、シール層５が
この順で積層され、蓋材２の表面にはシール層６が形成
されている。【００１７】平板シール盤２１は、第１工程においてフ
ランジ部３のうちヒートシールを望む部分、すなわち、
フランジ部幅全体９をヒートシールするシール盤であ
り、平板シール盤の凸部３１の形状が断面略矩形で且つ
その幅がフランジ部３の幅と略同一になっている。ま
た、適宜加熱手段等を備えると共に上下動することによ
り、フランジ部幅全体９を平板シール盤の凸部３１でヒ
ートシールすると共に、ヒートシール部９の断面におけ
る両側端部６１、６１から、隣接層４及びシール層構成
樹脂を押し出して該樹脂の一部からなる瘤状の第１樹脂
溜まり部７、７を形成する。【００１８】また、平板シール盤の凸部３１は、幅が３
〜１５mm、好ましくは４〜１０mmである。また、断面が
略矩形で且つ先端部の少なくともひとつの角がアール部
を有する場合、該角部の曲率は２〜１２０Ｒ、好ましく
は２〜６０Ｒである。該曲率がこの範囲内にあると、加
熱押圧によりヒートシール部からはみ出して形成される
第１樹脂溜まり部を大きく形成することができるため、
イージーオープン性がより向上するため好ましい。ま
た、平板シール盤の表面はローレット加工されていると
シール強度が高くなるため好ましい。【００１９】第１工程では、平板シール盤２１が図１の
矢印Ａの方向に移動する等して、隣接層４、容器側のシ
ール層５及び蓋側のシール層６を所定の温度、圧力及び
時間で加熱押圧し、ヒートシール部９の両端部６１、６
１から該隣接層４、容器側のシール層５及び蓋側のシー
ル層６構成樹脂の一部からなる第１樹脂溜まり部７、７
をはみ出すように形成してヒートシールする。ヒートシ
ールの際の条件としては、例えば加熱温度１７０〜２０
０℃、圧力１〜５kg／cm²、時間１〜５秒程度で行うこ
とができる。ヒートシールの際の平板シール盤の圧力が
大き過ぎると、第１樹脂溜まり部がはみ出し過ぎて第１
樹脂溜まり部中のシール層５が容器本体１の側部等と密
着し剥離し難くなり、イージーオープン性が損なわれる
おそれがあるため好ましくない。【００２０】図２において、容器本体１のフランジ部３
と蓋材２とは、第１工程におけるヒートシールで形成さ
れたヒートシール部９において容器側のシール層５及び
蓋側のシール層６が密着して密封されている。本実施の
形態例の密封容器は、該ヒートシールにより、容器側の
シール層５と蓋側のシール層６の間のピール強度が、隣
接層４とシール層５のラミネート強度３００〜２０００
g/25mmよりも高くなる。このため、開封の際には、隣接
層４とシール層５の間でのみ剥離が生じ、上記一定強度
のラミネート強度で開封することができる。なお、ヒー
トシール部は、シール層５、６等によりフランジ部３と
蓋材２とが上記ラミネート強度よりも高いピール強度で
密着性を有していればよく、ヒートシール後にシール層
５、６間に界面が存在するか否かはどちらでもよい。す
なわち、断面形状が図２のようにシール層５とシール層
６とが別々に実質的に２層として観察されるようであっ
てもよいし、またほとんどあるいは完全に樹脂が混在状
態となり実質的に同一化して１層として観察されるよう
であってもよい。【００２１】第１樹脂溜まり部７、７は、隣接層４及び
シール層構成樹脂５、６の一部からなる断面略瘤状のも
のであり、ヒートシール部９の断面における両側端部６
１、６１からはみ出すように形成される。なお、例え第
１樹脂溜まり部が容器本体内にはみ出すとしてもその高
さは０．０５〜０．５mm程度であるため、問題となるこ
とはない。【００２２】第１工程における第１樹脂溜まり部７、７
の形成により、隣接層４、容器側のシール層５及び蓋側
のシール層６の層の広がり方向に加えられる剪断力（図
１のＸ方向及びＹ方向）に対し抵抗を有するため、密封
容器の密封性（シール強度）が向上する。第１樹脂溜ま
り部７、７の大きさは、ヒートシール部の表面から０．
０５mm以上、好ましくは０．５mm以上の高さになるよう
に形成されると、容器本体１と蓋材２との間に加えられ
る剪断力に対し抵抗を有し容器の密封性が向上するため
好ましい。【００２３】図３に示す第２工程では、凸型シール盤２
２が図３の矢印Ｂの方向に移動する等して、第１工程で
形成されたヒートシール部９内を所定の温度、圧力及び
時間でさらに加熱押圧し、ヒートシール部の隣接層４、
容器側のシール層５及び蓋側のシール層６の構成樹脂の
一部を押し出してこれらの樹脂からなる第２樹脂溜まり
部８、８をヒートシール部に形成する。第２樹脂溜まり
部８、８は、凸型シール盤２２の凸部３２の形状及び大
きさにより加熱押圧部分の断面における両側端部６２、
６２からはみ出すように形成する。第２工程における加
熱押圧の条件としては、例えば第１工程と同様の、例え
ば加熱温度１７０〜２００℃、圧力１〜５kg／cm²、時
間１〜５秒程度の条件で行うことができる。加熱押圧部
の深さは０．１〜３．０mm程度であると樹脂溜まりを形
成し易いため好ましい。【００２４】凸型シール盤２２は、第１工程で形成され
たヒートシール部内をさらに狭幅の凸部で加熱押圧して
該加熱押圧部の両側端部又は一側端部に第２樹脂溜まり
部を形成するものであり、凸部の形状以外は、平板シー
ル盤と略同様のものを用いることができる。凸型シール
盤の凸部の形状としては、第２樹脂溜まり部を形成でき
ればよく、特に限定されるものではないが、例えば、図
３に示すように断面が略矩形状で凸部の幅が平板シール
盤２１の凸部３１の幅より狭幅なものが使用できる。ま
た、凸型シール盤は、第２樹脂溜まりをヒートシール部
の内で１以上形成すればよいため、例えば凸部の下面の
断面形状を容器の内側から外側に向かって上り傾斜する
ように形成し加熱押圧時に該押圧部の外側のみに第２樹
脂溜まり部が形成されるようにしたもの、凸部の下面の
断面形状を容器の内側から外側に向かって下り傾斜する
ように形成し内側のみに第２樹脂溜まり部が形成される
ようにしたもの等（図示せず）により第２樹脂溜まりを
ヒートシール部のうちの１箇所だけ形成するのでもよ
い。凸部が断面略矩形状の凸型シール盤である場合、そ
の凸部の幅は１〜５mm、好ましくは２〜３mmである。【００２５】図４に示すように、第２工程が終了する
と、フランジ部３には第１樹脂溜まり部７、７間のヒー
トシール部に、凸型シール盤２２の加熱押圧でヒートシ
ール部の両端部６２、６２から押し出された隣接層４、
シール層５及びシール層６からなる瘤状の第２樹脂溜ま
り部８、８が形成される。第２樹脂溜まり部８、８の大
きさは、ヒートシール部の表面から０．０５mm以上、好
ましくは０．１mm以上の高さになるように形成される
と、容器本体１と蓋材２との間に加えられる剪断力に対
し抵抗を有し容器の密封性が向上するため好ましい。【００２６】本実施の形態例の密封容器は、第１樹脂溜
まり部７、７に加えてさらに第２工程における第２樹脂
溜まり部８、８が形成され、隣接層４、シール層５及び
シール層６の層の広がり方向（図４のＸ方向及びＹ方
向）に加えられる剪断力に対し更に抵抗力が高くなりシ
ール強度が向上するため、密封容器の密封性に優れる。
また、本実施の形態における製造方法においては、第２
工程に止まらず、第２工程と同様の工程をさらに少なく
とも１回繰り返してもよい。すなわち、第２工程の後
に、第２樹脂溜まり部８、８間のヒートシール部内に更
に狭幅の凸型シール盤を加熱押圧して第３の樹脂溜まり
部を形成してもよい（不図示）し、更に第４工程又はこ
れ以後の工程により第４以上の樹脂溜まり部を形成して
もよい。樹脂溜まり部の数が増加すると、剪断力に対す
る抵抗力が高く、すなわちシール強度が高くなり容器の
密封性がさらに向上すると共に、開封時のイージーオー
プン性も向上する。【００２７】図５及び図６に示すように、密封容器を開
封する時には、蓋材２を図５の矢印Ｚ方向（蓋材に対し
て垂直方向）に引っ張り上げる。この際、ヒートシール
部の最外部で容器の外側には一方の第１樹脂溜まり部７
が形成され、隣接部４とシール層５の間の界面は断面が
上方に弧を描く形状になっているため、一方の第１樹脂
溜まり部７における隣接部４とシール層５のラミネート
強度は、平板状における隣接層４とシール層５の間のラ
ミネート強度よりも低くなっている。このため、蓋材２
を矢印Ｚ方向に引っ張り上げると、蓋材２の開封を容易
に開始することができる。【００２８】さらに、蓋材２を引っ張り上げてゆくと、
フランジ部３における蓋材２の剥離が容器の外側部の一
方の第２樹脂溜まり部８まで達するが、第２樹脂溜まり
部８においても、第１樹脂溜まり部７と同様の理由によ
り蓋材２の開封操作が容易に行われる。さらに、同様に
して他方の第２樹脂溜まり部８、他方の第１樹脂溜まり
部７の順にフランジ部における蓋材２を剥離していって
も、これら樹脂溜まり部８、７により開封操作が容易に
行われる。従って、本実施の形態例の密封容器は、開封
の際に、フランジ部の幅全体にわたって蓋材２の剥離に
要する力が少なくて済むため、イージーオープン性に優
れる。一方、密封時には、本発明の密封容器は、図４の
矢印Ｘ方向又はＹ方向（蓋材に対して水平方向）の力
（剪断力）に対して、第１樹脂溜まり部７及び第２樹脂
溜まり部８による瘤状の凸部が剪断力に対する抵抗とな
りシール強度が高いため、落下等により密封容器に図４
の矢印Ｘ方向又はＹ方向の力が加えられても、誤って開
封することが少ない。従って、本実施の形態例の密封容
器は、密封時に十分なシール強度を保ち密封性に優れる
と共に、開封時にはイージーオープン性に優れる。【００２９】次に、本発明の第２の実施の形態における
密閉容器の製造方法について図７〜図１１を参照して説
明する。図７は本実施の形態例の第１工程を説明する模
式図、図８は第１工程を説明するフランジ部の断面の拡
大した模式図、図９はフランジ部の断面の拡大した模式
図、図１０は第２工程を経た後のフランジ部の断面の拡
大した模式図、図１１は得られた密封容器を開封した後
のフランジ部の断面の拡大した模式図である。図中、第
１の実施の形態と同様の部材については同一符合を付し
てその説明を省略する。第２の実施の形態例における、
第１の実施の形態例との相違点は、フランジ部の両端部
に形成する第１樹脂溜まり部を該フランジ部の両端部を
除くフランジ部上に形成する点及びシール盤の凸状の押
圧面角に大きめのアールを付与した点である。すなわ
ち、本実施の形態例の平板シール盤２３の凸部３３及び
凸型シール盤２４の凸部３４が、第１の実施の形態例で
使用する平板シール盤２１の凸部３１及び凸型シール盤
２２の凸部３２よりもそれぞれ狭幅で且つ先端部の二つ
の角がアール部２４ａ、２４ａを有する形状とすること
にある。【００３０】図７〜図１１において、先ず、図７に示す
第１の実施の形態と同様の材料を用いた状態から、図８
に示す第１工程で第１凸型シール盤２３を矢印Ｃの向き
に移動する等してヒートシール部及びその両側端部６
１、６１に第１樹脂溜まり部７、７を形成する。第１凸
型シール盤２３の凸部３３の先端部の幅は、フランジ部
３の断面方向の幅よりも狭幅なため、第１樹脂溜まり部
７、７はフランジ部３の断面における両側端部を除いた
部分、すなわち該両側端部よりも内側に形成される。従
って、本実施の形態で形成される第１樹脂溜まり部７、
７は、第１の実施の形態の第１樹脂溜まり部のようにフ
ランジ部の側端部からはみ出して回り込んではいない。【００３１】次いで、第２工程において、第１工程で形
成したヒートシール部のうち第１樹脂溜まり部７、７が
形成された部分の間を、図９に示す第２凸型シール盤２
４で加熱押圧し、該加熱押圧部分の両側にはみ出した樹
脂により第２樹脂溜まり部８、８を形成する。本実施の
形態においては、第１凸型シール盤の凸部３３及び第２
凸型シール盤の凸部３４の先端部の２の角が曲率を有す
る形状に丸められている凸状に形成されているため、図
１０に示すように、第１の実施の形態よりも、樹脂溜ま
り部が高く形成される。また、第１凸型シール盤の凸部
３３及び第２凸型シール盤の凸部３４の先端部が狭幅な
ため、上記のように第１樹脂溜まり部７、７はフランジ
部の側端に回り込まなくなる。【００３２】第２の実施の形態例で得られた密封容器の
使用方法は、第１の実施の形態例で得られた密封容器と
同様である。ただし、樹脂溜まり部が高く形成されるた
め、蓋材２の開封時には、図１０のＺ方向（蓋材２の垂
直方向）の力に対して第１樹脂溜まり部７等により容易
に開封することができる。ただし、図１０の実施の形態
の密封容器においては、第１樹脂溜まり部７がフランジ
部の両側端に形成されていないため、蓋材２の開封開始
時には、第１の実施の形態の密封容器よりも若干イージ
ーオープン性を犠牲にするが、その分密封時のシール性
に優れるようになっている。さらに蓋材２を開封してゆ
くと、高く形成されている第１樹脂溜まり部７等によ
り、イージーオープン性により優れつつ開封でき、開封
時には、図１１に示す状態になる。【００３３】本発明に係る密封容器において、樹脂溜ま
り部は、ヒートシール部の断面における両側端部の樹脂
溜まり部２箇所と、該ヒートシール部の断面における両
側端部の間に少なくとも１箇所との、合計少なくとも３
箇所以上に樹脂溜まり部が形成されてなる。該ヒートシ
ール部の断面における両側端部の間に形成される樹脂溜
まり部の数、位置及び大きさ等に特に制限はなく、シー
ル性及びイージーオープン性等を考慮して適宜形成すれ
ばよい。すなわち、一般に樹脂溜まり部が高く形成され
るほどシール強度及びイージーオープン性に優れ、樹脂
溜まり部がフランジ部の外側端部に近く形成されるほど
イージーオープン性に優れ、また樹脂溜まり部の数が多
いほどシール強度及びイージーオープン性に優れるが、
製品に要求される品質やコスト面等に鑑み、適宜その形
状、位置及び数等を選択すればよい。すなわち、本発明
の密封容器は、上記樹脂溜まり部の形状、位置及び数を
適宜選択することにより、密封容器に要求されるシール
強度及びイージーオープン性を自在に制御することがで
きる。【００３４】具体的には、ヒートシール部の断面におけ
る両側端部の間に形成される樹脂溜まり部を２箇所形成
し、ヒートシール部の断面における両側端部の２箇所と
合わせて合計４箇所の樹脂溜まり部を形成した密封容器
であれば、そのフランジ部３の断面は、図４や図１０の
ようになる。本発明の密封容器は、例えば、上記本発明
の製造方法により得ることができるが、上記製造方法に
限られずに製造することができる。例えば、上記第１及
び第２の実施の形態例における第１工程と第２工程を逆
の順序で行う方法でも本発明の密封容器は得られる。す
なわち、第１工程はフランジ部に凸型シール盤を加熱押
圧して、前記隣接層及びシール層構成樹脂の一部からな
る第２樹脂溜まり部を該押圧部からはみ出すように形成
してシールする。次で、第２工程は、第１工程の該押圧
部の幅よりも広幅で、且つヒートシールを望む部分を該
部分の形状に合致する平板シール盤又は凸型シール盤で
加熱押圧して、前記隣接層及びシール層構成樹脂の一部
からなる第１樹脂溜まり部を該押圧部分からはみ出すよ
うに形成してシールする方法である。また、更には本発
明の製造方法の第１工程において複数の凸部を有するシ
ール盤を用い、一挙にヒートシール部の断面における両
側端部と該両側端部間の少なくとも１箇所とに樹脂溜ま
り部を形成して、本発明の密封容器を得ることもでき
る。【００３５】以上、本発明に係る密封容器及びその製造
方法について説明したが、本発明は、上記実施の形態例
以外の適宜の設計変更が可能である。例えば、平板シー
ル盤２１の凸部の形状は、ヒートシールした後に第１樹
脂溜まり部が該ヒートシール部の両側端部にはみ出して
形成できるものであり、断面が略矩形以外に、断面が略
矩形で且つ凸部の先端部の少なくともひとつの角が曲率
を有するアール部を有するものでもよい。また、ヒート
シール部の深さは、特に制限されないが、０．１〜３．
０mm程度であると樹脂溜まりを形成し易いため好まし
い。【００３６】また、上述の如く、ヒートシール部は、フ
ランジ部３の断面における幅全体又は幅の一部に形成さ
れるが、ヒートシール部がフランジ部３の断面における
幅の一部、すなわちフランジ部３の幅より狭幅に形成さ
れる場合、ヒートシール部は、ヒートシール部の両側端
部がフランジ部３の両側端部を除く部分に形成されてい
ても、またヒートシール部の一側端部がフランジ部３の
外側又は内側端部の一方に位置するように形成されてい
てもよい。ヒートシール部がフランジ部３の断面におけ
る幅の一部に形成された場合は、第１樹脂溜まり部７、
７は、第１樹脂溜まり部の一方がフランジ部３の断面に
おける容器の外側及び内側の一方にはみ出すように形成
され、他方がフランジ部３の両側端部を除く部分に形成
されていてもよい。【００３７】【実施例】次に、実施例を挙げて、本発明を更に具体的
に説明するが、これは単に例示であって、本発明を制限
するものではない。【００３８】実施例１（密封容器の作製）まず、密度０．９５５、メルトイン
デックス５g/10min の高密度ポリエチレン（HDPE）から
なるシール層と、メルトインデックス０．５g/10min の
ポリプロピレン（PP）からなる隣接層とで構成される全
体の厚さ８５０μm の２層シートを共押し出し法で作製
した。次に、この２層シートを隣接層が容器本体の外
層、シール層が容器本体の内層になるように真空成形し
て、内径６６mm、フランジ外径７６mm（フランジ部１０
mm）、高さ２４mm、容量７０ccの容器本体を得た。容器
本体は、フランジ部の厚さが８００μm 、シール層の厚
さが２０μm 、シール層と隣接層とのラミネート強度が
８００g/25mmであった。（第１工程）この容器本体に水を満杯に充填した後、容
器本体のフランジ部に、２軸延伸６−６ナイロン（ONY
）２５μm ／HDPE６０μm の２層シートからなる蓋材
をHDPE層をフランジ部側にして重ね、凸部の断面が矩形
で、凸部の幅５．０mm、高さ０．２mmのシール盤を用い
て、１８０℃、２．０kg／cm²、１．５秒の条件でフラ
ンジ部を熱封着（ヒートシール）した。（第２工程）次に、第一工程で熱封着したヒートシール
部の幅方向のほぼ中央部を、凸部の断面が略矩形で且つ
先端部の角が丸められた形状で、角の丸められた部分の
曲率２Ｒ、幅３．０mm、高さ０．２mmのシール盤を用い
て、１８０℃、２．０kg／cm ²、１．５秒の条件で加熱
押圧し密封容器を作製した。得られた密封容器を、下記
条件の落下テスト及び開封性で評価した。結果を表１に
示す。【００３９】（密封容器の評価）・落下テスト：密封容器を、コンクリート上の高さ８０
cmの所から容器底面を下にして自然落下させ、蓋材が破
壊されるまでの回数を調べた。・開封性：密封容器の蓋材を開封した際の開封し易さを
感覚で評価した。評価は「非常に開封し易い」は◎印で
示し、「開封し易い」は○印で示す。【００４０】実施例２実施例１における第１工程と第２工程の順序を入替え、
第２工程を行った後に、第１工程を行った以外は、実施
例１と同様にして密封容器を作製した。すなわち、先
ず、フランジの中央部を実施例１の第２工程で使用の凸
型シール盤で熱封着（ヒートシール）し、次いで、該熱
封着部を含む部分を実施例１の第１工程で使用の凸型シ
ール盤で熱封着（ヒートシール）した。得られた密封容
器を、実施例１と同様に評価した。結果を表１に示す。【００４１】比較例１第２工程を省略した以外は、実施
例１と同様にして密封容器を作製した。得られた密封容
器を、実施例１と同様に評価した。結果を表１に示す。【００４２】【表１】【００４３】表１の結果より、同様の材料を用いつつ
も、実施例１のようにヒートシール部の両側端部に樹脂
溜まりを形成すると共に、さらに該ヒートシール部にも
樹脂溜まりを形成すると、落下強度（シール強度）及び
開封性（イージーオープン性）に優れることがわかる。【００４４】【発明の効果】本発明の密封容器の製造方法によれば、
第１工程で第１樹脂溜まりをヒートシール部の両側端部
に形成し、第２工程で該ヒートシール部内にさらに第２
樹脂溜まりを形成することにより、得られる密閉容器の
シール強度とイージーオープン性は極めて優れたものと
なる。また、さらに第２工程と同様の工程を少なくとも
１回繰り返すことにより樹脂溜まりの数を増加させるこ
とができ、樹脂溜まりの形状、位置、数を制御すること
により、シール強度、イージーオープン性を制御するこ
とができる。また、本発明の密封容器によれば、容器本
体と蓋材とのヒートシール部の断面における両側端部と
該両側端部間の少なくとも１箇所とに隣接層及びシール
層構成樹脂の一部からなる樹脂溜まり部が形成されるた
め、シール強度及びイージーオープン性に優れる。ま
た、樹脂溜まり部の形状、位置、数等を制御することに
より、シール強度及びイージーオープン性を自在に制御
できる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention has a flange portion.
Container consisting of a plastic cup body and a lid material
, The sealing strength between the cup body and the lid material, the drop strength
Sealed container that is strong and can easily open the lid
And a method for producing the same. 2. Description of the Related Art A lid material has conventionally been used as a packaging container for foods.
Easy-open plastic that can be easily opened
Sealed containers made of plastic are widely used. Of these, the most common
As an easy open method, a seal layer of the lid material is configured
The sealing strength with the container is changed to, for example, 6
The cover material is controlled to a moderate value of 00 to 1000 g / 15 mm.
A method of peeling and opening a container is known. [0003] The sealing strength of an easy-open sealed container is
Left sealability and openability (also called easy-opening)
It is an important physical property that is right, and if the sealing strength is low, the sealed container
Seal leakage occurs, and if it is too high,
There is a problem that sealing becomes difficult. For this reason, seal strength
Ideally, the degree is a numerical value within the above range. Only
However, in an actual sealed container,
Condition, environmental temperature, adhesion of contents to lid material or container, etc.
Therefore, the strength of the seal varies. Therefore,
Taking into account such a variation in seal strength,
When setting the seal strength, seals that are fatal defects
To prevent leakage, sacrificing easy openness
Even so, it was necessary to set the seal strength high. [0004] As a means for improving such a problem,
Due to delamination between the seal layer and the layer adjacent to it
(For example, Japanese Patent Publication No. 50-37598)
It is shown. However, the normal sealing method
Is not broken well, making it difficult to remove the contents
There's a problem. Further, it is easy to separate the release layer from the adjacent layer.
Also disclosed is a structure with a notch in the flange to
(JP-A-62-251363, JP-A-63-78,
No. 63-25037, etc.). However, the contents of the above structure
In the case of a container, the periphery of the
Since the rim must be sealed from the outside,
Manufacturing problem that strict control is required
There is a title. [0006] A method of peeling off with a seal layer is also known.
However, in this method, the sealing is performed up to the peripheral edge of the flange.
Must be started from the peripheral edge
In addition, there is a problem that the shape of the container is restricted. This
As means for solving the above problem, JP-A-63-96060
According to the report, peeling start cutting and peeling stop cutting were performed on the flange.
An invention in which a oyster is installed is disclosed. However,
According to the present invention, the sealing position accuracy of the sealing machine is strictly set.
Therefore, there is a problem in the manufacturing process. Japanese Patent Laid-Open Publication No. Sho 63-307063 discloses a heat shield.
Pressing a seal disk with a convex part at the inner end of the
The container body made of multilayer material is delaminated by
An easy-open package to be released is disclosed. But
Therefore, this package has a seal strength between the lid material and the main container.
Because it is weak, mustaches tend to appear when the lid material is peeled off,
It is not possible to provide a stable recess at the inner end when
Or have problems. The present inventor has sought to solve the above problem.
Use a convex sealer for the flange and lid of a specific shape.
On both sides of the sealing machine
How to seal to form a resin pool with grease
Proposed (Patent No. 1870793, Patent No. 2739986, Patent
No. 2739987, Patent No. 2739988, Patent No. 2739994
issue). According to these inventions, a simple closed container
There is no danger of seal leakage, and it depends on the sealing conditions
And stable easy-opening is obtained. [0009] However, in recent years,
Diversification of container shapes and contents in the field of sealed containers
And the distribution has become so complicated that the internal pressure of the container
It may rise, or to the flange when transporting or dropping
Shock may occur. For this reason, sealed containers
There is a need for even higher seal strength. this
On the other hand, the above-mentioned prior application invention
Meets the requirements, but does not
In the above situation, it was not always enough.
Therefore, an object of the present invention is to improve these prior inventions and to provide
Excellent density due to the
An object of the present invention is to provide a closed container and a method for manufacturing the same. [0010] Under such circumstances, the present invention
As a result of intensive studies, the inventors have found that the flange
Between the two side edges of the cross section of the
At least one of the adjacent layer and the seal layer constituting resin
Sealed container formed with a resin reservoir part of a part of
Then, at least three nodular resin pools are sheared
Excellent resistance to force or lateral force
Seal strength performance and easy openness
And completed the present invention. That is, the present invention relates to a sealing layer and the seal
At least an adjacent layer adjacent to the layer, and the sealing layer and
Lamination strength with the adjacent layer is 300 to 2000 g / 25 mm
Seal layer of flange formed from multilayer sheet
A container body having a thickness of 10 to 70 μm, and the container body
Sealing with lid material heat sealed to flange
A container, wherein a part of the resin constituting the adjacent layer and the seal layer is provided.
Is formed in the cross section of the heat seal part.
At both ends and at least one point between the two ends.
Providing a sealed container characterized by being made
It is. DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS In the sealed container of the present invention, the container
The body includes a seal layer and an adjacent layer adjacent to the seal layer.
At least, the lamination strength between the seal layer and the adjacent layer.
Formed from a multilayer sheet with a degree of 300-2000g / 25mm
And a flange portion which is a part of the container body.
Indicates that the seal layer is formed with a thickness of 10 to 70 μm.
You. The multi-layer sheet is a seal layer that can be heat-sealed with the lid material
And at least an adjacent layer adjacent to the seal layer.
If it is. As such a multilayer sheet, for example,
For example, a sealing layer made of polyethylene resin and polypropylene
A simple two-layer system consisting of an adjacent layer made of
An adhesive layer or an etchant on the adjacent layer side of the two-layer sheet.
Saponified poly (vinyl acetate) copolymer or polyvinylidene chloride
Layer, adhesive layer and polypropylene made of resin
A six-layer sheet in which a base resin layer is formed in this order.
You. In addition, the multi-layer sheet is made up of layers of other materials such as metal and paper.
May be included. The container body has a sealing layer
Vacuum the multilayer sheet so that it is positioned on the outermost surface of the
Container container molded or molded with plastic or other base material
It is formed by laminating a multilayer sheet on the body precursor.
For example, the above six-layer sheet is vacuum formed to form a container body
If the outermost surface of the flange is polyethylene resin,
Seal layer, back side of flange and outer layer of container body
Becomes a polypropylene resin layer. In the flange portion of the container body, a sealing layer
The lamination strength between the layer and the adjacent layer was 180 °
The value when measured under the condition of a separation speed of 200 mm / min is 300 to
2000g / 25mm, preferably 500-1500g / 25mm
is there. The thickness of the sealing layer is preferably 10 to 70 μm,
10 to 30 μm. Laminate strength and sheet
When the layer thickness is within the above range, the resin reservoir portion having a predetermined shape is formed.
Before opening the container body before opening.
The flange and lid are sealed well with a sealing layer to ensure good sealing
Between the seal layer and the adjacent layer when opening.
Peels off and is easy to open. Meanwhile, LA
Minate strength less than 300g / 25mm or sheet
If the layer thickness is less than 10 μm, the sealing strength is insufficient and the
It is not preferable because the sealing property of the sealed container is lowered. Also,
Minate strength exceeds 2000g / 25mm or sheet
If the layer thickness exceeds 70 μm, the peel strength when opening
As it grows, easy openness is impaired,
It is not preferable because a whisker or the like is generated and the appearance deteriorates. As the lid material, the sealing layer of the flange portion is used.
And is formed so as to be heat-sealable firmly
For example, at least the flange on the surface of
Sealing layer formed on the part to be sealed, lid material
Heat seal the lid itself without forming a seal layer on the surface.
And the like formed of a material that can be used. Lid surface
When forming a seal layer, the seal layer of the lid material,
Formed with the same material as the seal layer of the flange and the chemical properties
It is preferable to improve the sealing property.
Those formed of one material are most preferred. In addition, the lid material
The body may be a single layer, aluminum foil with good barrier properties,
Formed of a multilayer film containing polypropylene, etc.
May be. The following is a detailed description of the first embodiment of the present invention.
A method for manufacturing a sealed container will be described with reference to FIGS.
You. FIG. 1 shows a manufacturing method according to this embodiment.
Schematic diagram and illustration for explaining one process by showing a cross section of the container body and the like
2 is an enlarged cross-sectional view of the flange portion after the first step.
FIG. 3 is an enlarged view of the cross section of the flange portion for explaining the second step.
FIG. 4 is a schematic diagram of the flange portion after the second step.
FIG. 5 is an enlarged schematic view of the cross section, and FIG.
FIG. 6 is an enlarged schematic view of the cross section of the flange portion when performing.
Of the cross section of the flange after opening the sealed container
FIG. In the figure, 1 is a container body, 2 is a lid material, 3
Is a flange portion of the container body 1, 4 is an adjacent layer, and 5 is a flange.
Seal layer 6 is a seal layer of a lid material, 21 is a flat plate seal
The board 22, 22 is a convex seal board. First, a flange 3 is provided as shown in FIG.
The container body 1 and the lid member 2 are arranged, and the first step is performed.
U. In FIG. 1, the container body 1 has a flange 3 surface and
Adjacent layer 4 and sealing layer 5
The sealing layer 6 is formed on the surface of the lid member 2 in this order.
Have been. In the first step, the flat sealing plate 21 is
The part of the flange 3 where heat sealing is desired,
This is a sealing machine that heat seals the entire flange width 9.
The shape of the convex portion 31 of the flat plate sealing board is substantially rectangular in cross section and
Its width is substantially the same as the width of the flange portion 3. Ma
In addition, by appropriately providing a heating means and the like and moving up and down,
And the entire flange width 9 is covered by the convex portion 31 of the flat plate sealing machine.
In addition to heat sealing, the cross section of the heat seal part 9
Adjacent layer 4 and seal layer configuration from both side ends 61
Extruding a resin to form a knob-shaped first resin composed of a part of the resin
The pools 7, 7 are formed. The width of the convex portion 31 of the flat sealing plate is 3.
１５15 mm, preferably 4〜１０10 mm. Also, the cross section is
A substantially rectangular shape with at least one corner at the tip
When having, the curvature of the corner portion is 2 to 120R, preferably
Is 2 to 60R. If the curvature is within this range,
Formed by protruding from the heat seal part by hot pressing
Because the first resin reservoir can be formed large,
This is preferable because the easy-open property is further improved. Ma
Also, if the surface of the flat plate sealing machine is knurled
This is preferable because the sealing strength is increased. In the first step, the flat plate sealing board 21 is
By moving in the direction of arrow A, the adjacent layer 4 and the container side
At a predetermined temperature, pressure and pressure.
Heating and pressing for a time, the both ends 61 and 6 of the heat sealing portion 9
1 to the adjacent layer 4, the sealing layer 5 on the container side, and the sealing layer on the lid side.
First resin reservoirs 7, 7 made of a part of the resin constituting the metal layer 6.
And heat-sealed. Heatshi
The conditions for the heating are, for example, a heating temperature of 170 to 20.
0 ° C, pressure 1-5kg / cm ^Two In about 1 to 5 seconds
Can be. The pressure of the flat plate sealing board during heat sealing
If it is too large, the first resin pool portion will protrude too much and
The sealing layer 5 in the resin reservoir is tightly contacted with the side of the container body 1.
Wearing and peeling is difficult, and easy openness is impaired
It is not preferable because there is a possibility of it. In FIG. 2, a flange 3 of the container body 1 is shown.
And the lid material 2 are formed by heat sealing in the first step.
In the heat-sealed portion 9, the sealing layer 5 on the container side and
The sealing layer 6 on the lid side is tightly sealed. Of this implementation
The sealed container of the embodiment is, by the heat sealing, the container side.
The peel strength between the sealing layer 5 and the sealing layer 6 on the lid side is
Lamination strength of contact layer 4 and seal layer 5 300 to 2000
g / 25mm. For this reason, when opening,
Peeling occurs only between the layer 4 and the sealing layer 5, and the above-mentioned constant strength
It can be opened with a laminate strength of. In addition,
The seal portion is connected to the flange portion 3 by the seal layers 5, 6 and the like.
The lid material 2 has a peel strength higher than the above laminate strength
It is only necessary to have adhesion, and after heat sealing, the sealing layer
It does not matter whether an interface exists between 5 and 6. You
That is, as shown in FIG.
6 and 2 seem to be separately observed as substantially two layers.
Or almost or completely mixed with resin
And become substantially identical and observed as a single layer
It may be. The first resin reservoirs 7, 7 are formed by the adjacent layers 4 and
The cross-section of the resin constituting the sealing layer 5 or 6 has a substantially nodular shape.
And both end portions 6 in the cross section of the heat seal portion 9.
1 and 61 are formed so as to protrude. In addition, even if the
(1) Even if the resin pool part protrudes into the container body,
Since the height is about 0.05 to 0.5 mm,
And not. First resin reservoir 7, 7 in the first step
Formation of the adjacent layer 4, the sealing layer 5 on the container side and the lid side
Shear force applied in the spreading direction of the sealing layer 6 of FIG.
1 X direction and Y direction)
The sealing property (seal strength) of the container is improved. First resin reservoir
The size of the sealing portions 7, 7 is 0.1 mm from the surface of the heat sealing portion.
05 mm or more, preferably 0.5 mm or more in height
Is formed between the container body 1 and the lid member 2.
Resistance to the shearing force, and the sealing property of the container is improved.
preferable. In the second step shown in FIG.
2 moves in the direction of arrow B in FIG.
A predetermined temperature, pressure, and
Further heating and pressing in time, the adjacent layer 4 of the heat seal portion,
Constituent resin of the container side seal layer 5 and the lid side seal layer 6
Extrude a part of the second resin pool made of these resins
The parts 8, 8 are formed in the heat sealing part. Second resin pool
The portions 8 and 8 are formed by the shape and the size of the convex portion 32 of the convex seal disc 22.
Depending on the size, both end portions 62 in the cross section of the heat pressing portion,
It is formed so as to protrude from 62. Addition in the second step
As the conditions of the heat pressing, for example, the same as in the first step, for example,
Heating temperature 170-200 ° C, pressure 1-5kg / cm ^Two ,Time
It can be performed under the condition of about 1 to 5 seconds. Heating press section
When the depth is about 0.1 to 3.0 mm, it forms a resin pool
It is preferable because it is easy to form. The convex seal board 22 is formed in the first step.
The inside of the heat-sealed part is heated and pressed with a narrower convex part.
A second resin pool at both end portions or one end portion of the heating press portion
Other than the convex shape.
It is possible to use substantially the same one as that of the disc. Convex seal
As the shape of the convex portion of the board, the second resin pool portion can be formed.
Is not particularly limited, for example, as shown in FIG.
As shown in Fig. 3, the cross section is substantially rectangular and the width of the projection is a flat plate seal.
A narrower than the width of the convex portion 31 of the board 21 can be used. Ma
In addition, the convex-type sealing board is provided with a heat-sealing portion for the second resin pool.
May be formed, for example, the lower surface of the convex portion may be formed.
The cross-sectional shape is inclined upward from the inside of the container to the outside
The second tree is formed only at the outside of the pressing portion when heating and pressing.
The one in which a grease reservoir is formed,
The cross-sectional shape is inclined downward from the inside of the container to the outside
And the second resin reservoir is formed only on the inside
The second resin pool is formed by using the above-mentioned structure (not shown).
Only one part of the heat seal part may be formed
No. When the convex part is a convex seal disk with a substantially rectangular cross section,
Has a width of 1 to 5 mm, preferably 2 to 3 mm. As shown in FIG. 4, the second step is completed.
And the flange 3 has a first resin reservoir 7,
Heat seal of the convex seal board 22
Adjacent layers 4 extruded from both ends 62, 62 of the
Nodular second resin reservoir composed of a seal layer 5 and a seal layer 6
The recesses 8 are formed. Large second resin reservoir 8, 8
The size should be at least 0.05 mm from the surface of the heat seal part.
Preferably formed to have a height of 0.1 mm or more
And the shear force applied between the container body 1 and the lid member 2.
This is preferable because it has high resistance and improves the hermeticity of the container. The sealed container of the present embodiment has a first resin reservoir.
The second resin in the second step in addition to the ball portions 7 and 7
The pool portions 8, 8 are formed, and the adjacent layer 4, the seal layer 5,
The spreading direction of the layer of the sealing layer 6 (the X direction and the Y direction in FIG. 4)
Resistance to the shearing force applied to the
The sealing strength of the hermetically sealed container is excellent because of the improved metal shell strength.
Further, in the manufacturing method according to the present embodiment, the second
Not only steps but also steps similar to the second step are further reduced
May be repeated once. That is, after the second step
In the heat sealing portion between the second resin reservoirs 8 and 8,
3rd resin pool by heating and pressing a narrow convex sealing board
May be formed (not shown), and the fourth step or
After that, a fourth or more resin reservoir is formed
Is also good. As the number of resin pools increases, the
Resistance, that is, the sealing strength increases,
Sealability is further improved, and easy opening
Pun properties are also improved. As shown in FIGS. 5 and 6, the sealed container is opened.
At the time of sealing, the cover 2 is moved in the direction of arrow Z in FIG.
(Vertical direction). At this time, heat seal
One of the first resin reservoirs 7 is provided outside the container at the outermost part of the container.
Is formed, and the interface between the adjacent portion 4 and the seal layer 5 has a cross section.
Because it is shaped to draw an arc upward, one of the first resin
Lamination of adjacent part 4 and seal layer 5 in pool part 7
The strength is determined by the distance between the adjacent layer 4 and the seal layer 5 in a flat plate shape.
It is lower than the minate strength. For this reason, the lid material 2
Pulling up in the direction of arrow Z facilitates opening of lid material 2.
Can be started. Further, when the lid material 2 is pulled up,
Peeling of the lid material 2 at the flange portion 3 is one of the outer portions of the container.
To the second resin reservoir 8, but the second resin reservoir
In the portion 8, the same reason as that of the first resin reservoir 7 is used.
The opening operation of the lid member 2 is easily performed. Furthermore, similarly
And the other second resin reservoir 8 and the other first resin reservoir
The lid material 2 at the flange part is peeled off in the order of the part 7
Also, the opening operation can be easily performed by the resin pool portions 8 and 7.
Done. Therefore, the sealed container of the present embodiment is opened.
At the time of peeling of the lid material 2 over the entire width of the flange part.
Requires less power and is easy to open
It is. On the other hand, at the time of sealing, the sealed container of the present invention
Force in arrow X direction or Y direction (horizontal direction to lid material)
(Shearing force), the first resin reservoir 7 and the second resin
The bulge-shaped projections formed by the pools 8 provide resistance to shearing force.
The sealing strength is high, so it can be dropped into a sealed container as shown in Fig. 4.
Of the arrow X or Y direction
There is little to seal. Therefore, the sealed volume of the present embodiment is
The container keeps sufficient sealing strength at the time of sealing and has excellent sealing performance
At the same time, it is easy to open when opened. Next, in the second embodiment of the present invention,
A method for manufacturing a closed container will be described with reference to FIGS.
I will tell. FIG. 7 is a schematic diagram illustrating the first step of the present embodiment.
FIG. 8 is an enlarged view of the cross section of the flange portion for explaining the first step.
FIG. 9 is an enlarged schematic diagram of a cross section of a flange portion.
FIG. 10 and FIG. 10 show the enlarged cross section of the flange portion after the second step.
Large schematic diagram, FIG. 11 shows after opening the obtained sealed container.
It is the schematic diagram which expanded the cross section of the flange part. In the figure,
The same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals.
The description is omitted. In the second embodiment,
The difference from the first embodiment is that both end portions of the flange portion are provided.
The first resin reservoir formed at the both ends of the flange portion
Excluding the points formed on the flange and the convex
The point is that a large radius is applied to the pressing surface angle. Sandals
That is, the convex portion 33 of the flat plate sealing board 23 of the present embodiment and
The convex portion 34 of the convex seal board 24 is the same as that of the first embodiment.
The convex portion 31 of the flat plate sealing board 21 to be used and the convex sealing board
22 are narrower than the projections 32 and two at the tip
Corners have rounded portions 24a, 24a
It is in. 7 to 11, first, FIG.
FIG. 8 shows a state in which the same material as that of the first embodiment is used.
In the first step shown in FIG.
To the heat-sealed part and its both ends 6
1 and 61, the first resin reservoirs 7 are formed. First convex
The width of the tip of the projection 33 of the mold sealing board 23 is the same as that of the flange.
3 is smaller than the width in the cross-sectional direction of the first resin reservoir 3,
Reference numerals 7 and 7 exclude both end portions in the cross section of the flange portion 3.
Part, that is, inside the both ends. Subordinate
Thus, the first resin reservoir 7 formed in the present embodiment,
7 is similar to the first resin reservoir of the first embodiment.
It does not protrude from the side end of the flange and does not go around. Next, in the second step, the shape is formed in the first step.
The first resin reservoir 7, 7 of the formed heat seal portions
Between the formed portions, the second convex seal disk 2 shown in FIG.
The tree which was heated and pressed in 4 and protruded on both sides of the heated and pressed part
The second resin reservoirs 8, 8 are formed by the grease. Of this implementation
In the embodiment, the convex portion 33 of the first convex type sealing disk and the second
The two corners at the tip of the convex portion 34 of the convex seal board have a curvature.
Because it is formed in a convex shape that is rounded
As shown in FIG. 10, compared to the first embodiment, the resin reservoir
The raised part is formed high. Also, a convex portion of the first convex seal board
33 and the tip of the convex portion 34 of the second convex seal plate are narrow.
Therefore, as described above, the first resin reservoirs 7, 7 are flanged.
No longer wrap around the side edge of the part. The sealed container obtained in the second embodiment is
The usage method is the same as the sealed container obtained in the first embodiment.
The same is true. However, the resin pool is formed high.
When the lid 2 is opened, the Z direction in FIG.
(Direct direction) force easily by the first resin reservoir 7 etc.
Can be opened. However, in the embodiment of FIG.
In the hermetically sealed container, the first resin reservoir 7 has a flange.
Opening of the lid 2 starts because it is not formed on both sides of the part
Sometimes, it is slightly easier than the sealed container of the first embodiment.
ー Sacrifice openness, but the sealing performance at the time of sealing
Has become better. Open the lid 2
In particular, due to the first resin reservoir 7 and the like which are formed high,
Easy to open with excellent openability, opening
Sometimes, the state is as shown in FIG. In the sealed container according to the present invention, the resin reservoir
The resin part is the resin at both ends in the cross section of the heat seal part.
Two places in the cross-section of the heat sealing part
A total of at least 3 with at least one location between the side edges
A resin reservoir is formed at more than one location. The heat
Pool formed between both end parts in the section of the tool part
There are no particular restrictions on the number, position, size, etc.
As appropriate, taking into account the ease of opening
Just fine. In other words, generally, the resin pool portion is formed high.
The better the seal strength and the easy-open property
As the pool is formed closer to the outer end of the flange,
Excellent easy-opening properties and large number of resin pools
It has excellent seal strength and easy openability,
Considering the quality and cost requirements of the product,
The shape, position, number, etc. may be selected. That is, the present invention
In the sealed container, the shape, position and number of the
The seal required for a sealed container can be selected by selecting
Strength and easy-opening can be controlled freely.
Wear. Specifically, in the cross section of the heat seal portion,
Two resin pools formed between both side edges
And two places at both ends in the cross section of the heat seal part.
A sealed container with a total of four resin reservoirs formed in total
Then, the cross section of the flange portion 3 is as shown in FIGS.
Become like The sealed container of the present invention may be, for example, the above-mentioned
Can be obtained by the manufacturing method of
It can be manufactured without limitation. For example,
The first step and the second step in the second embodiment are reversed.
The sealed container of the present invention can also be obtained by the method performed in the following order. You
That is, in the first step, a convex sealing plate is heated and pressed on the flange portion.
And pressurize the adjoining layer and part of the resin constituting the sealing layer.
Formed so that the second resin reservoir portion protrudes from the pressing portion.
And seal. Next, the second step is the pressing of the first step.
Parts that are wider than the width of the
With a flat or convex sealing machine that matches the shape of the part
By heating and pressing, part of the resin constituting the adjacent layer and the seal layer
The first resin pool portion made of
This is a method of forming and sealing. In addition, furthermore
In the first step of the manufacturing method of
Using a heat-sealing machine at once,
A resin reservoir is provided at the side end and at least one portion between the side ends.
The sealed container of the present invention can be obtained by forming
You. As described above, the sealed container according to the present invention and the production thereof
Although the method has been described, the present invention relates to the above-described embodiment.
Appropriate design changes other than the above can be made. For example, a flat sheet
The shape of the protruding portion of the disc 21 is the first tree after heat sealing.
The grease reservoir protrudes from both sides of the heat seal part
Can be formed.
At least one corner of the tip of the rectangle is convex.
May be provided. Also, heat
The depth of the seal portion is not particularly limited, but may be 0.1 to 3.0.
A thickness of about 0 mm is preferable because a resin pool is easily formed.
No. Further, as described above, the heat seal portion is
It is formed on the entire width or a part of the width in the cross section of the flange portion 3.
However, the heat seal portion is
Part of the width, that is, formed to be narrower than the width of the flange portion 3
If the heat seal part is
Part is formed in the part except the both ends of the flange part 3
However, one end of the heat seal portion is
Formed to be located on one of the outer or inner ends
You may. Heat seal part is in the section of flange part 3
When formed in a part of the width of the first resin pool 7,
7 shows that one of the first resin reservoirs is formed in the cross section of the flange 3.
Formed so that it protrudes outside or inside the container
And the other is formed in the part except the both ends of the flange part 3
It may be. Next, the present invention will be described in more detail with reference to Examples.
However, this is only an example, and the present invention is not limited to this.
It does not do. Example 1 (Preparation of sealed container) First, the density was 0.955 and the melt-in
Dex 5g / 10min high density polyethylene (HDPE)
And a melt index of 0.5 g / 10 min.
All composed of adjacent layers made of polypropylene (PP)
Two-layer sheet with body thickness of 850μm is manufactured by co-extrusion method
did. Next, the two-layer sheet is placed on the outer layer outside the container body.
Vacuum forming so that the layer and seal layer are the inner layer of the container body.
And inner diameter 66 mm, flange outer diameter 76 mm (flange 10
mm), a height of 24 mm and a capacity of 70 cc. container
The main body has a flange thickness of 800 μm and a seal layer thickness.
Is 20μm, and the lamination strength between the seal layer and the adjacent layer is
It was 800 g / 25 mm. (First step) After the container body is completely filled with water,
6 axis nylon 6-6 nylon (ONY
) Lid material consisting of a two-layer sheet of 25 μm / HDPE 60 μm
With the HDPE layer on the flange side, and the cross section of the protrusion is rectangular
Then, using a sealing board with a convex part width of 5.0 mm and a height of 0.2 mm
180 ° C, 2.0kg / cm ^Two , 1.5 seconds
The flange was heat sealed. (Second step) Next, heat sealing performed in the first step
The cross section of the convex portion is substantially rectangular at the substantially central portion in the width direction of the portion, and
The shape of the rounded corner is the shape of the rounded corner.
Using a sealing board with 2R curvature, 3.0mm width and 0.2mm height
180 ° C, 2.0kg / cm ^Two Heat for 1.5 seconds
It pressed and produced the sealed container. The obtained sealed container is
The condition was evaluated by a drop test and openability. Table 1 shows the results
Show. (Evaluation of sealed container) Drop test: A sealed container was placed at a height of 80 on concrete.
The container is allowed to fall naturally from the cm
The number of times to break was examined. -Openability: ease of opening when the lid of the sealed container is opened
It was evaluated by feeling. Evaluation is "very easy to open" with ◎ mark
"Easy to open" is indicated by a circle. Example 2 The order of the first step and the second step in Example 1 was changed.
After performing the second step, except that the first step was performed,
A sealed container was produced in the same manner as in Example 1. That is,
Instead, the central part of the flange is a convex part used in the second step of the first embodiment.
Heat sealing (heat sealing) with a mold sealing disc,
The part including the sealing part is a convex type used in the first step of the first embodiment.
Heat sealing was carried out with a sealing plate. Obtained sealed volume
The vessel was evaluated as in Example 1. Table 1 shows the results. Comparative Example 1 Except that the second step was omitted,
A sealed container was produced in the same manner as in Example 1. Obtained sealed volume
The vessel was evaluated as in Example 1. Table 1 shows the results. [Table 1] According to the results shown in Table 1, the similar materials were used.
Also, as in the first embodiment, resin
Not only to form a pool, but also to the heat-sealed part
When resin pool is formed, drop strength (seal strength) and
It turns out that it is excellent in opening property (easy open property). According to the method for producing a sealed container of the present invention,
In the first step, the first resin pool is put on both side ends of the heat seal portion.
And in the second step, a second
By forming a resin puddle, the sealed container
Seal strength and easy openability are extremely excellent
Become. Further, at least a step similar to the second step is performed.
It is possible to increase the number of resin pools by repeating once.
To control the shape, position and number of resin pools
Control the seal strength and easy open
Can be. According to the sealed container of the present invention, the container
With both ends in the cross section of the heat seal part between the body and the lid material
An adjacent layer and a seal at least at one location between the two side edges;
A resin pool formed of a part of the layer-forming resin is formed.
Excellent seal strength and easy-opening properties. Ma
In addition, controlling the shape, position, number, etc. of the resin pool
More control over seal strength and easy-opening
it can.

【図面の簡単な説明】【図１】本発明の第１の実施の形態に係る製造方法の第
１工程を説明する模式図である。【図２】第１工程を経た後のフランジ部の断面の拡大し
た模式図である。【図３】本発明の第１の実施の形態に係る製造方法の第
２工程を説明するフランジ部の断面の拡大した模式図で
ある。【図４】第２工程を経た後のフランジ部の断面の拡大し
た模式図である。【図５】本発明の第１の実施の形態に係る製造方法で得
られた密封容器を開封する際のフランジ部の断面の拡大
した模式図である。【図６】本発明の第１の実施の形態に係る製造方法で得
られた密封容器を開封した後のフランジ部の断面の拡大
した模式図である。【図７】本発明の第２の実施の形態に係る製造方法の第
１工程を説明する模式図である。【図８】本発明の第２の実施の形態に係る製造方法の第
１工程を説明するフランジ部の断面の拡大した模式図で
ある。【図９】本発明の第２の実施の形態に係る製造方法の第
２工程を説明するフランジ部の断面の拡大した模式図で
ある。【図１０】第２工程を経た後のフランジ部の断面の拡大
した模式図である。【図１１】本発明の第２の実施の形態に係る製造方法で
得られた密封容器を開封した後のフランジ部の断面の拡
大した模式図である。【符号の説明】１容器本体２蓋材３フランジ部４隣接層５フランジ部のシール層６蓋材のシール層７第１樹脂溜まり部８第２樹脂溜まり部９ヒートシール部２１、２３平板シール盤２２、２４凸型シール盤３１、３３平板シール盤の凸部３２、３４凸型シール盤の凸部６１、６２ヒートシール部の両端部BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a schematic diagram illustrating a first step of a manufacturing method according to a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is an enlarged schematic diagram of a cross section of a flange portion after a first step. FIG. 3 is an enlarged schematic diagram of a cross section of a flange portion for explaining a second step of the manufacturing method according to the first embodiment of the present invention. FIG. 4 is an enlarged schematic view of a cross section of a flange portion after a second step. FIG. 5 is an enlarged schematic view of a cross section of a flange portion when the sealed container obtained by the manufacturing method according to the first embodiment of the present invention is opened. FIG. 6 is an enlarged schematic diagram of a cross section of a flange portion after opening the sealed container obtained by the manufacturing method according to the first embodiment of the present invention. FIG. 7 is a schematic diagram illustrating a first step of a manufacturing method according to a second embodiment of the present invention. FIG. 8 is an enlarged schematic diagram of a cross section of a flange portion for explaining a first step of a manufacturing method according to a second embodiment of the present invention. FIG. 9 is an enlarged schematic diagram of a cross section of a flange portion for explaining a second step of the manufacturing method according to the second embodiment of the present invention. FIG. 10 is an enlarged schematic view of a cross section of a flange portion after a second step. FIG. 11 is an enlarged schematic view of a cross section of a flange portion after opening a sealed container obtained by a manufacturing method according to a second embodiment of the present invention. DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Container main body 2 Lid material 3 Flange part 4 Adjacent layer 5 Flange part seal layer 6 Lid material seal layer 7 First resin reservoir 8 Second resin reservoir 9 Heat seal parts 21, 23 Plate seal Discs 22, 24 Convex seal discs 31, 33 Convex parts 32, 34 of flat seal disc Convex parts 61, 62 of convex seal disc Both ends of heat seal part

フロントページの続き (72)発明者徳田宏一東京都品川区東品川２丁目５番８号住友ベークライト株式会社内Ｆターム(参考） 3E049 AA05 AB01 DB02 FA04 3E067 AB01 BA07A BB14A BB25A BC07A CA24 EA06 EA11 EA14 EA33 EA34 EA35 EA40 GD06 GD08 GD10 3E084 AA24 AA25 AA26 AA37 AB10 BA01 BA05 BA08 BA09 FA09 FD13 GB08 Continuation of front page (72) Inventor Koichi Tokuda 2-5-8 Higashishinagawa, Shinagawa-ku, Tokyo Sumitomo Bakelite Co., Ltd. F term (reference) 3E049 AA05 AB01 DB02 FA04 3E067 AB01 BA07A BB14A BB25A BC07A CA24 EA06 EA11 EA14 EA33 EA34 EA35 EA40 GD06 GD08 GD10 3E084 AA24 AA25 AA26 AA37 AB10 BA01 BA05 BA08 BA09 FA09 FD13 GB08

Claims

1. A multilayer sheet having at least a seal layer and an adjacent layer adjacent to the seal layer, and having a laminate strength of 300 to 2000 g / 25 mm between the seal layer and the adjacent layer. The thickness of the seal layer of the formed flange portion is 10 to 70
A sealed container comprising a container body having a thickness of μm and a lid member heat-sealed to a flange portion of the container body, wherein the resin pool portion formed of a part of the resin constituting the adjacent layer and the seal layer is formed by the heat sealing. A sealed container formed at both end portions and at least one portion between the both end portions in a cross section of the portion.