JP2003103229A - タンク内部の洗浄方法 - Google Patents

タンク内部の洗浄方法

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JP2003103229A
JP2003103229A JP2001304089A JP2001304089A JP2003103229A JP 2003103229 A JP2003103229 A JP 2003103229A JP 2001304089 A JP2001304089 A JP 2001304089A JP 2001304089 A JP2001304089 A JP 2001304089A JP 2003103229 A JP2003103229 A JP 2003103229A
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tank
sludge
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crude oil
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Michio Nishi
倫生 西
Yoshihisa Hamada
佳久 浜田
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TOHO OIL CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストなタンク内部の洗浄方法を提供する
こと。 【解決手段】 タンク内部の洗浄方法は、洗浄対象とな
る原油タンク10内に貯蔵された原油を抜き取る第1工
程と、原油タンク10中に温軽油を張り込んでスラッジ
Sを溶解して、このスラッジSが溶解した温軽油を原油
タンク10から抜き取る第2工程と、原油タンク10内
部を清掃して温軽油に溶解しきれなかった残留スラッジ
を除去する第3工程とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンク内部の洗浄
方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来、原油タンク等のタンク内部の洗浄方
法としては、図4に示すような方法が用いられている。
まず、洗浄対象となる原油タンク10内に原油とスラッ
ジSが混合されて貯蔵された状態から、窒素ガスを張り
込みながら原油のみを抜き取る。次に、この原油タンク
10中に仮設配管41およびこの仮設配管41に連結さ
れた洗浄マシン42を設置する。続いて、原油タンク1
0内に窒素ガスの張り込みを継続しながら、加熱器43
によって約50℃に加熱された原油をポンプ44で仮設
配管41に圧送して、洗浄マシン42から噴射させてス
ラッジSを粉砕しつつ原油に溶解する。続いて、スラッ
ジSが溶解した原油を原油タンク10からポンプ45で
抜き取る。
【0003】その後、原油タンク10内部を清掃して原
油に溶解しなかったスラッジ(以降、残留スラッジと呼
ぶ)を除去する。具体的には、作業員がドラム缶に貯蔵
された軽油をバケツで原油タンク10内に散布し、残留
スラッジをワイパーでブラッシングして原油タンク10
外周側に集積し、この集積した残留スラッジを産業廃棄
物として処分する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上に述べた
方法では、スラッジSの原油に対する溶解度が低いた
め、原油タンク10内に多くのスラッジSが残留してし
まい、原油タンク10の底面、側面および屋根板裏面の
清掃に多くの労力が必要となって多大な清掃費がかかる
うえに、残留したスラッジSを産業廃棄物として処分す
るため多大な産廃費がかかっていた。また、仮設配管4
1、洗浄マシン42等の設置、撤去作業が必要となるた
め、多大な仮設費が必要となっていた。
【0005】本発明の目的は、低コストなタンク内部の
洗浄方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のタンク内部の洗浄方法は、次の構成を採用
する。請求項1に記載のタンク内部の洗浄方法は、洗浄
対象となるタンク内に貯蔵された原油または重質油を抜
き取る第1工程と、前記タンク中に温軽油を張り込んで
スラッジを溶解して、このスラッジが溶解した温軽油を
前記タンクから抜き取る第2工程と、前記タンク内部を
清掃して前記温軽油に溶解しきれなかった残留スラッジ
を除去する第3工程とを備えていることを特徴とする。
【0007】ここで、スラッジとは、タンク内の沈殿物
であって、原油または重質油中に混在するものである。
なお、重質油とは、例えば、重油等を指す。この発明に
よれば、スラッジを温軽油に溶解させたので、従来のよ
うにスラッジを原油に溶解させる場合に比べてスラッジ
の溶解度を向上できるから、残留スラッジ量が減少し、
また、温軽油がスラッジに浸透して軟化することとな
り、残留スラッジの産廃費を低減できる。また、残留ス
ラッジ量が減少することにより、タンク内部の清掃作業
が容易となるため、清掃費を低減できる。さらに、従来
のような仮設配管および洗浄マシンの設置、撤去作業お
よび窒素ガスの封入が不要となるため、仮設費を低減で
きる。
【0008】請求項2に記載のタンク内部の洗浄方法
は、請求項1に記載のタンク内部の洗浄方法において、
前記第1工程で、前記タンク内に貯蔵された原油または
重質油を、ミキサで前記タンク内を周回させて前記スラ
ッジを底部中央に集めながら、前記タンクの側面から抜
き取ることを特徴とする。この発明によれば、ミキサで
タンク内の原油または重質油を周回させてスラッジを底
部中央に集めながら攪拌したので、原油または重質油中
のスラッジがタンクの中央付近に集積されることとな
り、タンクの側面から純度の高い原油または重質油を抜
き取ることができるから、抜き取り配管やストレーナ等
の目詰まりを軽減して、円滑に原油または重質油を抜き
取ることができる。
【0009】請求項3に記載のタンク内部の洗浄方法
は、請求項2に記載のタンク内部の洗浄方法において、
前記ミキサは、原油または重質油を送り出す方向が前記
タンクの側面にほぼ沿った1方向になるように設定され
ていることを特徴とする。この発明によれば、ミキサが
原油または重質油を送り出す方向をタンクの側面にほぼ
沿った1方向に設定したので、タンクの側面に沿った原
油または重質油の流れを作り出すから、原油または重質
油をタンクの側面に沿って容易に周回させることができ
る。
【0010】請求項4に記載のタンク内部の洗浄方法
は、請求項1から3のいずれかに記載のタンク内部の洗
浄方法において、前記第1工程で、前記タンク内に貯蔵
された原油または重質油を前記タンクの側面から抜き取
る前に、運転方向を変化させながら前記ミキサを駆動さ
せることによって、前記タンク内に貯蔵された原油また
は重質油にスラッジを溶解または分散させることを特徴
とする。この発明によれば、原油または重質油を抜き取
る前に運転方向を変化させながらミキサを駆動させたの
で、少しでも多くのスラッジを原油または重質油に溶解
または分散させた後、この原油または重質油をタンクか
ら抜き取ることにより、残留スラッジ量をさらに軽減で
きるから、産廃費や清掃費をさらに低減できる。
【0011】請求項5に記載のタンク内部の洗浄方法
は、請求項1から4のいずれかに記載のタンク内部の洗
浄方法において、前記第2工程で、前記ミキサで前記温
軽油を周回させながら攪拌することにより前記スラッジ
を前記温軽油に溶解させることを特徴とする。この発明
によれば、ミキサで温軽油を周回させながら攪拌したの
で、温軽油がタンク内を流動してスラッジの溶解度の偏
りを解消するから、つまり、温軽油全体にほぼ均一にス
ラッジを溶解できるから、スラッジを迅速に溶解させる
ことができる。
【0012】請求項6に記載のタンク内部の洗浄方法
は、請求項1から5のいずれかに記載のタンク内部の洗
浄方法において、前記第2工程で、前記タンク内の温軽
油の張り込み量は、前記スラッジ量に対し容積比で10
倍以上であることを特徴とする。この発明によれば、容
積比でスラッジ量の10倍以上の温軽油を張り込んだの
で、スラッジを温軽油にほぼ溶解することができ、残留
スラッジ量を低減できる。温軽油量を容積比でスラッジ
量の10倍以下とした場合には、温軽油へのスラッジの
溶解率が低下する可能性がある。
【0013】請求項7に記載のタンク内部の洗浄方法
は、請求項1から6のいずれかに記載のタンク内部の洗
浄方法において、前記第2工程で、前記温軽油の温度
は、約50〜60℃、好ましくは約55〜60℃、より
好ましくは約60℃であることを特徴とする。この発明
によれば、軽油の温度を上昇させたのでスラッジの溶解
度を向上できるから、スラッジを容易に溶解させること
ができる。ここで、温軽油の温度が約50℃以下の場合
は、スラッジが軽油に十分に溶解しない可能性がある。
また、温軽油の温度が約60℃を超える場合には、温軽
油の加熱費が多くなるうえに、タンクコーティングに悪
影響を及ぼすおそれや安全上の問題がある。
【0014】請求項8に記載のタンク内部の洗浄方法
は、請求項1から7のいずれかに記載のタンク内部の洗
浄方法において、前記第3工程で、前記タンク内部にロ
ーリ車からホースを介して直接多量の軽油を散布し、前
記残留スラッジをブラッシングして前記タンク外周側に
向かって洗い流すとともにほぼ全ての前記残留スラッジ
を前記軽油に溶解させた後、このスラッジが溶解した軽
油を抜き取ることにより前記残留スラッジを除去するこ
とを特徴とする。この発明によれば、ローリ車からホー
スを介して直接多量の軽油を散布して軽油にほぼ全ての
残留スラッジを溶解させたので、産業廃棄物として処分
する残留スラッジの量を低減でき、産廃費を低減でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明のタンク内部の
洗浄方法の第1工程を説明するための図が示されてい
る。タンクとしての原油タンク10は、円形状の底板1
1と、この底板11の外周に立設された側板12と、側
板12に設けられた複数のミキサ20と、屋根板15と
を含んで構成されている。また、側板12には、原油タ
ンク10内の原油を抜き取るための移送ノズル13が接
続されており、この移送ノズル13に接続されたポンプ
(図示省略)には、ストレーナが取り付けられている。
原油タンク10内には、原油とスラッジSとが混在した
状態で貯蔵されている。
【0016】ミキサ20の形状は特に問わないが、ここ
では、回転軸22を有するモータ21と、回転軸22に
取り付けられた羽根23とで構成され、モータ21を駆
動させると羽根23が回転し、回転軸22の軸線方向に
原油を押し出すようになっている。各ミキサ20の原油
を送り出す方向、つまり回転軸22の方向は、自由に設
定可能とされている。
【0017】以上のような状態で、まず、原油タンク1
0に貯蔵された原油を抜き取る作業を行う(第1工
程)。すなわち、まず、ミキサ20の回転軸22の方向
を変化させながらミキサ20を駆動させることによっ
て、原油タンク10内の原油にスラッジを溶解または分
散させる。次に、ミキサ20の回転軸22の方向を原油
タンク10の側板12にほぼ沿った1方向(ここでは反
時計方向)になるように設定し、ミキサ20を駆動させ
て、原油をタンク10内に反時計方向に周回させて攪拌
する。この状態で、原油タンク10の側面に設けられた
移送ノズル13から原油を抜き取る。
【0018】図2には、タンク内部の洗浄方法の第2工
程を説明するための図が示されている。次に、軽油タン
ク(図示省略)に貯蔵された軽油を、加熱器14によっ
て加熱し、温軽油として原油タンク10内に送る。温軽
油を原油タンク10内に所定量張り込んだ後、ミキサ2
0で温軽油を攪拌することによりスラッジSを温軽油に
溶解させ、このスラッジSが溶解した温軽油を原油タン
ク10から抜き取る(第2工程)。このとき、全てのス
ラッジSが温軽油に溶解されるわけではなく、原油タン
ク10内部には、残留したスラッジ(以降、残留スラッ
ジZSと呼ぶ)が付着している。なお、原油タンク10
に送られる温軽油の温度は、約50〜60℃とされ、こ
こでは60℃とされている。また、温軽油の張り込み量
は、スラッジS量に対し容積比で10倍以上となってい
る。
【0019】図3には、タンク内部の洗浄方法の第3工
程を説明するための図が示されている。続いて、原油タ
ンク10内部において、作業員31が、ローリ車32か
らホース33を介して直接多量の軽油を散布する。この
軽油に残留スラッジZSを溶解させ、残留スラッジZS
が溶解した軽油を原油タンク10の外周側に設置したポ
ンプ34で抜き取る(第3工程)。その後、原油タンク
10内の清掃作業を行う。その結果、以下の表のように
なった。
【0020】
【表1】
【0021】上の表において、従来例に係るタンク内部
の洗浄方法は、以下のようになる。まず、洗浄対象とな
る原油タンク10内に窒素ガスを張り込みながら貯蔵さ
れた原油を抜き取り、この原油タンク10中に洗浄マシ
ンを設置して、窒素ガスを張り込んだ状態で、約50℃
に加熱された原油を洗浄マシンから噴射させてスラッジ
を粉砕しつつ原油に溶解し、スラッジが溶解した原油を
原油タンク10から抜き取る。その後、作業員がドラム
缶に貯蔵された軽油をバケツで原油タンク10内に散布
し、残留スラッジをワイパーでブラッシングして原油タ
ンク10外周側に集積し、この集積した残留スラッジを
産業廃棄物として処分する。
【0022】したがって、本実施形態によれば、以下の
ような効果がある。 (1)スラッジSを温軽油に溶解させたので、従来のよ
うにスラッジSを原油に溶解させる場合に比べてスラッ
ジSの溶解度を向上できるから、残留スラッジZS量が
減少し、残留スラッジZSの産廃費を低減できる。ま
た、残留スラッジZS量が減少することにより、原油タ
ンク10内部の底板11、側板12および屋根板15裏
面の清掃作業が容易となるため、清掃費を低減できる。
さらに、従来のような仮設配管および洗浄マシンの設
置、撤去作業が不要となるため、仮設費を低減できる。
【0023】(2)ミキサ20で原油タンク10内の原
油を周回させてスラッジを底部中央に集めながら攪拌し
たので、原油中のスラッジSが原油タンク10の中央付
近に集積されることとなり、原油タンク10の側面12
から純度の高い原油を抜き取ることができるから、移送
ノズル13や移送ノズル13に接続されたポンプのスト
レーナの目詰まりを軽減して、円滑に原油を抜き取るこ
とができる。
【0024】(3)ミキサ20が原油を送り出す方向を
原油タンク10の側板12にほぼ沿った1方向に設定し
たので、原油タンク10の側板12に沿った原油の流れ
を作り出すから、原油を原油タンク10の側板12に沿
って容易に周回させることができる。
【0025】(4)ミキサ20で温軽油を周回させなが
ら攪拌したので、温軽油が原油タンク10内を流動して
スラッジSの溶解度の偏りを解消するから、つまり温軽
油全体にほぼ均一にスラッジを溶解できるから、スラッ
ジSを迅速に溶解させることができる。
【0026】(5)容積比でスラッジS量の10倍以上
の温軽油を張り込んだので、スラッジSを温軽油にほぼ
溶解することができ、残留スラッジZS量を低減でき
る。
【0027】(6)温軽油の温度60℃としたので、軽
油の温度が上昇するとスラッジSの溶解度も上昇するか
ら、スラッジを容易に溶解させることができる。
【0028】(7)作業員31がローリ車32からホー
ス33を介して直接多量の軽油を散布して軽油にほぼ全
ての残留スラッジZSを溶解させたので、産業廃棄物と
して処分する残留スラッジZSの量を低減でき、産廃費
を低減できる。
【0029】(8)原油を抜き取る前に運転方向を変化
させながらミキサ20を駆動させたので、少しでも多く
のスラッジを原油に溶解または分散させた後、この原油
を原油タンク10から抜き取ることにより、残留スラッ
ジ量をさらに軽減できるから、産廃費や清掃費をさらに
低減できる。
【0030】(9)従来工法のように窒素ガスの張り込
みを必要としないので、洗浄費をさらに低減できる。
【0031】(10)使用電力費、軽油再精製費は従来
より増加したが、作業期間を従来より10%程度短縮で
き、また、洗浄費を合計で従来より61.6%程度、1
KLあたりの洗浄費に換算すると、従来より58.6%
程度削減できた。また、このとき、スラッジSの流動点
は50℃程度から15℃程度に低下した。
【0032】
【発明の効果】本発明のタンク内部の洗浄方法によれ
ば、次のような効果が得られる。従来のようにスラッジ
を原油に溶解させる場合に比べてスラッジの溶解度を向
上できるから、残留スラッジ量が減少し、また、温軽油
がスラッジに浸透して軟化することとなり、残留スラッ
ジの産廃費を低減できる。また、残留スラッジ量が減少
することにより、タンク内部の清掃作業が容易となるた
め、清掃費を低減できる。さらに、従来のような仮設配
管および洗浄マシンの設置、撤去作業および窒素ガスの
封入が不要となるため、仮設費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るタンク内部の洗浄方
法の第1工程を説明するための図である。
【図2】前記実施形態に係るタンク内部の洗浄方法の第
2工程を説明するための図である。
【図3】前記実施形態に係るタンク内部の洗浄方法の第
3工程を説明するための図である。
【図4】従来例に係るタンク内部の洗浄方法を説明する
ための図である。
【符号の説明】
10 タンクとしての原油タンク 12 原油タンクの側面としての側板 15 屋根板 20 ミキサ 32 ローリ車 33 ホース S スラッジ ZS 残留スラッジ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄対象となるタンク内に貯蔵された原
    油または重質油を抜き取る第1工程と、 前記タンク中に温軽油を張り込んでスラッジを溶解し
    て、このスラッジが溶解した温軽油を前記タンクから抜
    き取る第2工程と、 前記タンク内部を清掃して前記温軽油に溶解しきれなか
    った残留スラッジを除去する第3工程とを備えているこ
    とを特徴とするタンク内部の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のタンク内部の洗浄方法
    において、 前記第1工程で、前記タンク内に貯蔵された原油または
    重質油を、ミキサで前記タンク内を周回させて前記スラ
    ッジを底部中央に集めながら、前記タンクの側面から抜
    き取ることを特徴とするタンク内部の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のタンク内部の洗浄方法
    において、 前記ミキサは、原油または重質油を送り出す方向が前記
    タンクの側面にほぼ沿った1方向になるように設定され
    ていることを特徴とするタンク内部の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のタン
    ク内部の洗浄方法において、 前記第1工程で、前記タンク内に貯蔵された原油または
    重質油を前記タンクの側面から抜き取る前に、運転方向
    を変化させながら前記ミキサを駆動させることによっ
    て、前記タンク内に貯蔵された原油または重質油にスラ
    ッジを溶解または分散させることを特徴とするタンク内
    部の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のタン
    ク内部の洗浄方法において、 前記第2工程で、前記ミキサで前記温軽油を周回させな
    がら攪拌することにより前記スラッジを前記温軽油に溶
    解させることを特徴とするタンク内部の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載のタン
    ク内部の洗浄方法において、 前記第2工程で、前記タンク内の温軽油の張り込み量
    は、前記スラッジ量に対し容積比で10倍以上であるこ
    とを特徴とするタンク内部の洗浄方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載のタン
    ク内部の洗浄方法において、 前記第2工程で、前記温軽油の温度は、約50〜60℃
    であることを特徴とするタンク内部の洗浄方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載のタン
    ク内部の洗浄方法において、 前記第3工程で、前記タンク内部にローリ車からホース
    を介して直接多量の軽油を散布し、前記残留スラッジを
    ブラッシングして前記タンク外周側に向かって洗い流す
    とともにほぼ全ての前記残留スラッジを前記軽油に溶解
    させた後、このスラッジが溶解した軽油を抜き取ること
    により前記残留スラッジを除去することを特徴とするタ
    ンク内部の洗浄方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007185632A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Komatsu Ltd タンクの洗浄方法及びタンク用異物吸着具
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