JP2003101729A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JP2003101729A
JP2003101729A JP2001287002A JP2001287002A JP2003101729A JP 2003101729 A JP2003101729 A JP 2003101729A JP 2001287002 A JP2001287002 A JP 2001287002A JP 2001287002 A JP2001287002 A JP 2001287002A JP 2003101729 A JP2003101729 A JP 2003101729A
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shooting
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JP2001287002A
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Tomofumi Kitazawa
智文 北澤
Takashi Kitaguchi
貴史 北口
Takao Inoue
隆夫 井上
Shin Aoki
青木  伸
Yasuhiro Sato
康弘 佐藤
Yushi Hasegawa
雄史 長谷川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体が小型化され、低製造コストで作製可能
で、プリサンプリング撮像と分割撮像により、高精度の
画像入力が可能な画像入力装置を提供する。 【解決手段】 撮像部1が、撮影範囲検出撮影用のプリ
サンプリング撮像部1aと、撮影範囲の分割撮影用の分
割撮影部1bからなり、撮影範囲判定部6が、プリサン
プリング撮像部1aの撮影画像から撮影範囲を決定し、
撮像制御部5の制御で撮影範囲が分割され、撮影視点切
替部7により撮影時の撮影視点が変更された状態で、分
割撮影撮像部1bで分割撮影が行なわれ、広角撮影用の
プリサンプリング撮像部1aと、高精細の分割画像を撮
影する分割撮影撮像部1bとを別体とし、プリサンプリ
ング撮像1aの撮像素子を、白黒画像用で分割撮影撮像
部1bよりも画素数の少ない撮像素子とし、全体に大変
倍比が必要であった撮像部1を、それぞれ必要特性のも
のにし、全体を小型化し製造コストを低減することが可
能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを取り
込んで画像記録を行なう画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の基礎となる従来の画像入力装置
では、図21に示すように、原稿載置台14上に載置さ
れる原稿3に対して、撮像部1が保持アーム2によっ
て、所定の高さに保持され、撮影視点を変えながら、図
22に示すように、狭い範囲の分割画像35a〜35d
を撮影し、それらの分割画像35a〜35dを貼り合わ
せることにより、撮像素子の撮像性能以上の高品質の撮
像画像36が得られる。このような分割画像の撮影を行
なう場合、撮影対象の原稿の大きさや位置が分からない
と、撮影可能範囲を全て撮影する必要があり、無駄な撮
影をすることにもなり効率が悪くなる。このために、原
稿のサイズごとに原稿載置台14に刻まれた基線に、原
稿3の位置を合わせて撮影することが行なわれている。
しかし、撮影の度ごとに原稿サイズを設定し直すことは
煩雑であり、原稿3のサイズが規格から外れている場合
に対応する作業も容易でない。
【0003】この問題を解決するために、特公平8−1
3088号公報には、撮影画角を拡大して原稿全体をサ
ンプリング撮像し、原稿内の字や絵が存在する画像領域
を検出し、検出した画像領域を分割撮影する画像読取装
置が開示されている。また、特開平9−161043号
公報にも、同様に撮影画角を拡大して原稿全体のサンプ
リング撮像を行なって検出した原稿内の字や絵の存在す
る画像領域を、分割撮影する文書画像入力装置が開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した特公
平8−13088号公報や特開平9−161043号公
報に開示の技術では、一つの撮像部で焦点距離を切り替
えることにより、プリサンプリング撮像と分割撮像とを
行なっているので、大きな変倍率の撮像レンズが必要と
なり撮像レンズが大型化し、装置全体が大型化し製造コ
スト上でも問題が生じる。
【0005】本発明は、前述したようなこの種の画像入
力装置の現状に鑑みてなされたものであり、その目的
は、全体が小型化され、低製造コストで作製可能で、プ
リサンプリング撮像と分割撮像とにより、高精度の画像
入力が可能な画像入力装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、撮影光学系と撮像素子から
なり、原稿文書から画像データを取込む撮像手段と、該
撮像手段を前記原稿文書に対して所定位置に保持する保
持手段と、前記撮像手段により取込まれる画像データを
画像処理する画像処理手段と、該画像処理手段により得
られる画像処理データに基づき、画像記録を行なう画像
記録手段とを備えた画像入力装置であり、前記撮像手段
が、撮影範囲検出の撮影を行なうプリサンプリング撮像
部と、撮影範囲の分割撮影を行なう分割撮影部とならな
り、前記プリサンプリング撮像部の撮影画像から撮影範
囲を決定する撮影範囲判定手段と、少なくとも撮影時の
撮影視点の変更を行なう視点変更手段と、前記撮影範囲
判定手段で決定された撮影範囲を分割し、前記視点変更
手段に変更動作を行なわせ、前記分割撮像によって分割
撮影を行なわせる撮像制御手段とを有することを特徴と
するものである。
【0007】このような手段によると、原稿文書から画
像データを取込む撮像手段が、保持手段によって、原稿
文書に対して所定位置に保持され、撮像手段により取込
まれる画像データが、画像処理手段によって画像処理さ
れ、得られる画像処理データに基づき、画像記録手段に
よって、画像記録が行なわれるが、撮像手段は、撮影範
囲検出の撮影を行なうプリサンプリング撮像部と、撮影
範囲の分割撮影を行なう分割撮影部とならなり、撮影範
囲判定手段によって、プリサンプリング撮像部の撮影画
像から撮影範囲が決定され、撮像制御手段の制御によっ
て、撮影範囲判定手段で決定された撮影範囲が分割さ
れ、少なくとも撮影時の撮影視点を変更する視点変更手
段の変更動作が行なわれ、分割撮像部による分割撮影が
行なわれ、広角撮影用のプリサンプリング撮像部と、高
精細の分割画像を撮影する分割撮影部とが別体なので、
大きな変倍比が不要で撮像手段が小型化され、プリサン
プリング撮像部の撮像素子を、白黒画像用で画素数の少
ない撮像素子とすることによりコストが低減される。
【0008】同様に前記目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、請求項1記載の画像入力装置におい
て、前記撮像手段が複数組設けられ、前記視点変更手段
が各撮像手段に設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0009】このような手段によると、請求項1記載の
発明での作用に加えて、撮像手段が複数組設けられ、視
点変更手段が各撮像手段に設けられているので、プリサ
ンプリング撮像部のズーム比を小さくしてコストがより
低減されると共に、複数組の撮像手段による同時分割撮
影によって、撮影時間が大幅に短縮され、画像入力動作
が効率的に実行される。
【0010】同様に前記目的を達成するために、請求項
3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明に
対して、形状検出用パターンを投影する投影手段がさら
に設けられ、前記撮像制御手段によって、前記投影手段
の投影パターン像を前記撮像手段により撮像することに
より、被写体の形状検出を行なう形状計測モードの設定
と制御とが行なわれることを特徴とするものである。
【0011】このような手段によると、請求項1または
請求項2記載の発明での作用に加えて、形状検出用パタ
ーンを投影する投影手段がさらに設けられているので、
撮影制御手段によって、投影手段の投影パターン像を撮
像手段により撮像し、被写体の三次元形状計測が行なわ
れる。
【0012】同様に前記目的を達成するために、請求項
4記載の発明は、請求項1ないし請求項3の何れかに記
載の画像入力装置において、前記撮像素子が撮像面の垂
線廻りに回転自在に構成されていることを特徴とするも
のである。
【0013】このような手段によると、請求項1ないし
請求項3の何れかに記載の発明での作用に加えて、撮像
素子が撮像面の垂線廻りに回転自在に構成されているの
で、被写体の形状に応じて適切な分割を行なって、効率
のよい分割撮影が行なわれる。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]本発明の第
1の実施の形態を、図1ないし図6を参照して説明す
る。図1は本実施の形態の構成を示すブロック図、図2
は本実施の形態の視点変更手段の第1の例の構成を示す
説明図、図3は本実施の形態の視点変更手段の第2の例
の構成を示す説明図、図4は本実施の形態の視点変更手
段の第3の例の構成を示す説明図、図5は本実施の形態
の視点変更手段の第4の例の構成を示す説明図、図6は
本同実施の形態の撮像素子の構成を示す説明図である。
【0015】本実施の形態では、図1に示すよう、全体
の動作を制御する全体制御部5が設けられ、この全体制
御部5には、解像度、分割枚数、分割位置などの動作制
御データを入力する操作部10、分割撮影のための撮影
範囲を検出するプリサンプルングを行なうプリサンプリ
ング撮像部1a、プリサンプリング撮像部1aに接続さ
れ、撮像データから原稿サイズや分割撮影範囲の判定を
行なう撮影範囲判定部6が接続されている。同様に、全
体制御部5には、判定された分割撮影範囲の分割撮影を
行なう分割撮影撮像部1b、分割撮影撮像部1bに接続
され、各分割撮影範囲で分割撮像部1bの撮影の視点と
焦点との変更を行なう撮影視点切替部7が接続されてい
る。さらに、全体制御部5には、分割撮影撮像部1bに
接続され、分割撮影撮像部1bでの撮像画像データの画
像処理を行なう画像処理部8、画像処理部8に接続さ
れ、画像処理された撮影画像データに基づき、撮像画像
の記録を行なう記録部11が接続されている。
【0016】前述の撮影視点切替部7としては各種の構
成のものを適用することができ、第1の撮影視点切替部
7aは、図2に示すように、原稿3が載置される原稿載
置台14に固定された保持アーム2に、互いに直角に配
設されるガイドアーム12a、12bが設けられ、ガイ
ドアーム12aに対して、ガイドアーム12bがX軸方
向に移動自在に設定され、ガイドアーム12bに撮像部
1が、Y方向に移動自在に取り付けられ、撮像部1をX
軸、Y軸方向に移動させて、撮影視点を変化するように
構成されている。第2の撮影視点切替部7bは、図3に
示すように、撮像部1に対して光軸を中心とする回転と
垂直軸に対する傾斜角の設定とを行なうことにより、撮
影視点を変化させるように構成されている。また、第3
の撮影視点切替部7cは、撮像素子16の撮像面前に配
置された撮影レンズ15に対して反射鏡17を配置し、
反射鏡17を回動させることにより撮影視点を変化させ
るように構成されている。さらに、第4の撮影視点切替
部7dは、基板Bに固定された保持アーム2に撮像部1
が取り付けられ、この撮像部1に対して、基板B上でX
軸、Y軸方向に原稿3が移動可能に配置され、原稿3を
移動させることによって、撮影視点を変化させるように
構成されている。そして、図6に示すように、分割撮影
撮像部1bの撮像素子16は、光軸を中心に回動自在に
構成されている。
【0017】一方、プリサンプリング撮像部1aは、原
稿3のサイズや原稿3のレイアウトの検出に使用され、
特に高解像度での撮像も高画質のカラー画像の撮像も必
要がないので、プリサンプリング撮像部1aの撮像素子
としては、分割撮影撮像部1bの撮像素子よりも少ない
画素数の白黒専用の撮像素子が使用されている。また、
原稿載置台14は黒色に彩色され、地色がほぼ白色の原
稿3の位置とサイズの検出が簡単にできるように構成さ
れ、原稿の中のコントラストの検出により、原稿3の地
色のみで文字や絵の存在する部分とない部分との判別が
できるよ2うに構成されている。
【0018】このような構成の本実施の形態の動作を、
図7ないし図10を参照して説明する。図7は本実施の
形態の撮影範囲と分割撮影領域の説明図、図8は本実施
の形態の第1の分割撮影の説明図、図9は本実施の形態
の第2の分割撮影の説明図、図10は本同実施の形態の
第3の分割撮影の説明図である。
【0019】オペレータが電源を投入し、操作部10か
ら解像度、分割枚数、分割位置などの画像入力の動作制
御データを入力すると、全体制御部5の指令によって、
サンプリング撮像部1aによつて、分割撮影のための撮
影範囲を検出するプリサンプルングが行なわれ、サンプ
リング撮像部1aの撮像データに基づく、撮影範囲判定
部6による判定によって、例えば図7に示すように、全
撮影領域20に対して分割撮影領域21が検出される。
この場合、このまま、横長の分割撮影領域21で分割撮
影を行なうと、図8に示すように、全撮影領域20の上
辺から僅かに上方に突出し、同時に全撮影領域20の左
辺から僅かに左方に突出した第1の分割撮影領域21
a、全撮影領域20の上辺から第1の分割撮影領域21
aと同一長さ突出し、同時に全撮影領域20の右辺から
僅かに右方に突出した第2の分割撮影領域21bが設定
される。また、全撮影領域20の左辺から第1の分割撮
影領域21aと同一長さ突出し、第1、第2の分割撮影
領域21a、21bの下辺と僅かに重なる第3の分割撮
影領域21c、全撮影領域20の右辺から第2の分割撮
影領域21bと同一長さ突出し、第1、第2の分割撮影
領域21a、21bの下辺と僅かに重なる第4の分割撮
影領域21dが設定される。そして、全撮影領域20の
左辺から第3の分割撮影領域21aと同一長さ突出し、
第3、第4の分割撮影領域21c、21dの下辺と僅か
に重なる第5の分割撮影領域21e、全撮影領域20の
右辺から第4の分割撮影領域21dと同一長さ突出し、
第3、第4の分割撮影領域21c、21dの下辺と僅か
に重なる第6の分割撮影領域21cが設定される。
【0020】このように、横長の分割撮影領域21によ
ると、6個の分割撮影領域が必要になり、効率的な分割
撮影ができなくなるので、効率のよい撮影を行なう場合
には、全体制御部5の指令によつて、図9に示すよう
に、分割撮影領域を90゜回転した横長の分割撮影領域
によつて分割撮影領域が形成される。この場合には、全
撮影領域20の上辺から僅かに上方に突出し、同時に全
撮影領域20の左辺から僅かに左方に突出した第1の分
割撮影領域22a、全撮影領域20の上辺から第1の分
割撮影領域22aと同一長さ突出し、同時に全撮影領域
20の右辺から僅かに右方に突出した第2の分割撮影領
域22b、全撮影領域20の左辺から第1の分割撮影領
域22aと同一長さ突出し、第1、第2の分割撮影領域
22a、22bの下辺と僅かに重なる第3の分割撮影領
域22c、全撮影領域20の右辺から第2の分割撮影領
域22bと同一長さ突出し、第1、第2の分割撮影領域
22a、22bの下辺と僅かに重なる第4の分割撮影領
域22dが設定され、4個の分割撮影領域で分割撮影が
行なわれる。
【0021】次いで、全体制御部5の指令によって、撮
影視点切替部7によつて、撮影視点が4段に切り替えら
れ、各撮影視点で分割撮影撮像部1bによる分割撮影領
域22a〜22dに対する分割撮影が行なわれる。この
分割撮影動作時には、全体制御部5の指令によつて、広
角撮影を行なうプリサンプリング撮像部1aによって、
分割撮影時に被写体が移動していないかの監視と、分割
撮影時に照明が点灯されたり、ブラインドが開閉された
りして露光条件が変化していないかの監視が行なわれ
る。
【0022】そして、分割撮影領域のオーバーラップ部
分の撮像データで補正できない程度に被写体の移動が検
出されると被写体移動警報が発せられ、ブザーが鳴動す
る。また、露光条件が変化した場合には、露光警報が発
せられランプが点滅すると共に、全体制御部5の制御に
よって露光変化分の補正が行なわれる。
【0023】また、図10に示すような原稿では、全体
制御部5の指令によって、原稿紙面内のレイアウトが解
析され、文字や絵のある部分が選択撮影されるが、この
場合には、前述の縦長の分割撮影領域22f、22gに
よる分割撮影と、横長の分割撮影領域21gによる分割
撮影とが選択されて効率的な撮影が行なわれる。
【0024】以上に説明したようにして、分割撮影撮像
部1bで得られる撮像データは、全体制御部5の指令に
よつて、画像処理部8に入力され、画像処理部8におい
て、JPEG形式やBMP形式などの一般的な画像デー
タ形式となるように画像処理が行なわれ、図3、図4に
示す視点変更を行なう場合には、キーストン歪みの補正
が行なわれ、次いで、分割撮像画像の接合処理が行なわ
れ、処理データが記録部11に入力され、記録部11に
よつて、原稿画像の記録が行なわれる。
【0025】このようにして本実施の形態によると、撮
像部1が、撮影範囲検出の撮影を行なうプリサンプリン
グ撮像部1aと、撮影範囲の分割撮影を行なう分割撮影
部1bとからなっており、撮影範囲判定部6によって、
プリサンプリング撮像部1aの撮影画像から撮影範囲が
決定され、撮像制御部5の制御によって、撮影範囲判定
部6で決定された撮影範囲が分割され、撮影時の撮影視
点と焦点距離とを変更する撮影視点切替部7の変更動作
が行なわれ、分割撮影撮像部1bによる分割撮影が行な
われので、広角撮影用のプリサンプリング撮像部1a
と、高精細の分割画像を撮影する分割撮影撮像部1bと
を別体とし、プリサンプリング撮像1aの撮像素子を、
白黒画像用で、分割撮影撮像部1bよりも画素数の少な
い撮像素子とすることができ、全体として大きな変倍比
が必要であった撮像部1を、それぞれ必要な特性の手段
が小型化可能になり、プリサンプリング撮像部の撮像素
子を、プリサンプリング撮像部1aと分割撮像1bとに
分割し、全体として小型化し、全体の製造コストを低減
することが可能なる。
【0026】[第2の実施の形態]本実施の形態は、図
1を参照してすでに説明した第1の実施の形態に対し
て、撮像部が複数組設けられ、各撮像部には撮影視点切
替部1bがそれぞれ設けられた構成を有している。本実
施の形態のその他の部分の構成は、すでに説明した第1
の実施の形態と同一なので、重複する説明は行なわな
い。
【0027】本実施の形態の動作を、図11ないし図1
6を参照して説明する。図11は本実施の形態の撮影範
囲と分割撮影領域の説明図、図12は本実施の形態の分
割撮影の説明図、図13は本実施の形態による被写体の
形状検出の説明図、図14は本実施の形態による画像歪
みの補正動作の説明図、図15は本実施の形態のテレビ
会議システムへの適用動作の説明図、図16は図15の
表示画像の説明図である。
【0028】本実施の形態によると、撮像部が2組設け
られている場合には、図11に示すように、全撮影領域
20を、第1の撮影領域27aと第2の撮影領域27b
とに2分割し、それぞれの撮影領域に対して、対応する
撮像部でプリサンプリング撮影が行なわれ、対応する分
割撮影撮像部で分割撮影が行なわれる。この場合、プリ
サンプリング撮像部での撮影に基づき、分割設定された
各分割撮影領域に対して、図12に示すように、それぞ
れの分割撮影撮像部によつて、に従って同時移
動による同時撮影が行なわれる。
【0029】ところで、被写体の形状の検出を行なう場
合に、それぞれの向きと位置が既知の複数の撮像部で被
写体を撮影し、被写体上の特定点が、それぞれの撮像部
の結像面のどこに結像されるかによつて、被写体の形状
を検出するステレオ撮影方式が知られている。本実施の
形態は、このステレオ撮影方式に利用することができ、
例えば図13に示す場合には、それぞれの撮像部の結像
面31での結像位置と、撮影レンズ30a、30bの中
心位置とを結んだ延長線の交点が被写体28上の観察点
となる。
【0030】この場合、例えば、図14(a)に示すよ
うに開いた状態で表面が湾曲している書籍32の画像を
複数の撮像部で撮影し、得られる撮像データに対して、
書籍32の表面の湾曲度に基づく画像処理を行なうこと
により、同図(b)に示すように、表面が平坦な書籍3
2の画像を得る補正画像処理を行なうことも可能であ
る。
【0031】また、撮像部を2組備えた本実施の形態に
よると、図15に示すように、一方の撮像部で利用者3
7の上半身の撮影を行い、他方の撮像部によって、原稿
載置台14上の原稿3を撮影し、得られた撮像データを
テレビ会議システムの相手端末に伝送し、図16に示す
ように、相手端末のディスプレイ25で、利用者37の
撮影画像26aと原稿3の撮影画像26bとを表示させ
ることができる。
【0032】このように、第2の実施の形態によると、
第1の実施の形態で得られる効果に加えて、撮像部が複
数組設けられ、撮影視点切替部が各撮像部に設けられて
いるので、プリサンプリング撮像部のズーム比を小さく
してコストをより低減することが可能になると共に、複
数組の撮像部による同時分割撮影によって、撮影時間を
大幅に短縮して画像入力動作を効率的に実行することが
可能になり、さらに、ステレオ撮影方式による被写体の
形状検出に適用したり、複数の分割撮影画像をテレビ会
議システムの表示画像に利用することも可能になる。
【0033】[第3の実施の形態]本実施の形態は、図
1を参照してすでに説明した第1の実施の形態に対し
て、形状検出用のパターン投影手段がさらに設けられた
構成を有している。本実施の形態のその他の部分の構成
は、すでに説明した第1の実施の形態と同一なので、重
複する説明は行なわない。
【0034】本実施の形態の動作を、図17ないし図2
0を参照して説明する。図17は本実施の形態による被
写体の形状検出の原理説明図、図18は本実施の形態の
第1の形状検出の説明図、図19は本実施の形態の第2
の形状検出の説明図、図20は本実施の形態の第3の形
状検出の説明図である。
【0035】ところで、ステレオ撮影方式による形状検
出では、それぞれの撮像部が、特徴のある点を観察点と
して多数検出できないと、精度のよい形状検出はでき
ず、被写体が単色であったり、単純な繰り返し模様が広
範囲に存在すると、特徴点の抽出が正確に行なえない。
そこで、立体被写体の形状を検出するために、図17に
示すように、被写体33にパターン34を投影し、投影
されたパターン34を撮影し解析することにより、被写
体33の形状を検出することが行なわれている。
【0036】この場合、一つの撮像部のみで撮影する
と、図18に示すように(符号30は撮影レンズであ
る。)、実際には●点の連続したものが、被写体の表面
となるはずであるが、パターンの次数が取り違えて計算
されて、○点の位置に被写体表面が存在するかのように
算出される場合がある。パターン次数の取り違いを防止
するために、図19(同図(b)は(a)のA部拡大図)
に示すように、測定範囲を制限したり、パターンのピッ
チを拡大して、投影位置でパターンが入れ替わらないよ
うにしたり、パターンの線種や色を変えて、パターンの
指数を判別可能にすることが考えられるが、前者では測
定間隔が粗くなったり、測定範囲が狭くなるという問題
があり、後者ではパターンのパネルの製作が難しく、投
影パターンの線種や色を判別する処理が必要となる。
【0037】この場合、本実施の形態を利用し、図20
に示すように、一つのパターン投影部40により投影さ
れたパターンを、複数の撮像部で撮影することにより、
被写体の表面ではない点が、被写体表面と誤検出するこ
とが防止可能になる。この場合、投影パターンの光路と
複数の撮像部の結像位置と撮影レンズ30a、30bの
中心の延長線の交点(図20の●点)が被写体表面とな
る。もし、これ以外に三本の線の交点や交点になりそう
な所(図20の○点)がある場合には、○点が被写体の
表面であれば、光線は先に行くことはないので、この点
は被写体の表面でないと判定される。
【0038】このように、本実施の形態によると、第1
の実施の形態または第2の実施の形態で得られる効果に
加えて、形状検出用パターンを投影するパターン投影部
がさらに設けられているので、全体制御部の制御によっ
て、パターン投影部の投影パターン像を撮像した被写体
を撮像部によって撮影することにより、被写体のステレ
オ形状の計測を行なうことが可能になる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、原稿文書
から画像データを取込む撮像手段が、保持手段によっ
て、原稿文書に対して所定位置に保持され、撮像手段に
より取込まれる画像データが、画像処理手段によって画
像処理され、得られる画像処理データに基づき、画像記
録手段によって、画像記録が行なわれるが、撮像手段
は、撮影範囲検出の撮影を行なうプリサンプリング撮像
部と、撮影範囲の分割撮影を行なう分割撮影部とならな
り、撮影範囲判定手段によって、プリサンプリング撮像
部の撮影画像から撮影範囲が決定され、撮像制御手段の
制御によって、撮影範囲判定手段で決定された撮影範囲
が分割され、少なくとも撮影時の撮影視点を変更する視
点変更手段の変更動作が行なわれ、分割撮像部による分
割撮影が行なわれ、広角撮影用のプリサンプリング撮像
部と、高精細の分割画像を撮影する分割撮影部とが別体
なので、大きな変倍比が不要で撮像手段が小型化可能に
なり、プリサンプリング撮像部の撮像素子を、白黒画像
用で画素数の少ない撮像素子として、コストを低減する
ことが可能なる。
【0040】請求項2記載の発明によると、請求項1記
載の発明で得られる効果に加えて、撮像手段が複数組設
けられ、視点変更手段が各撮像手段に設けられているの
で、プリサンプリング撮像部のズーム比を小さくしてコ
ストをより低減することが可能になると共に、複数組の
撮像手段による同時分割撮影によって、撮影時間を大幅
に短縮して画像入力動作を効率的に実行することが可能
になる。
【0041】請求項3記載の発明によると、請求項1ま
たは請求項2記載の発明で得られる効果に加えて、形状
検出用パターンを投影する投影手段がさらに設けられて
いるので、撮像制御手段によって、投影手段の投影パタ
ーン像を撮像手段により撮像し、被写体の三次元形状計
測を行なうことが可能になる。
【0042】請求項4記載の発明によると、請求項1な
いし請求項3の何れかに記載の発明で得られる効果に加
えて、撮像素子が撮像面の垂線廻りに回転自在に構成さ
れているので、被写体の形状に応じて適切な分割を行な
って、効率のよい分割撮影を行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】同実施の形態の視点変更手段の第1の例の構成
を示す説明図である。
【図3】同実施の形態の視点変更手段の第2の例の構成
を示す説明図である。
【図4】同実施の形態の視点変更手段の第3の例の構成
を示す説明図である。
【図5】同実施の形態の視点変更手段の第4の例の構成
を示す説明図である。
【図6】同実施の形態の撮像素子の構成を示す説明図で
ある。
【図7】同実施の形態の撮影範囲と分割撮影領域の説明
図である。
【図8】同実施の形態の第1の分割撮影の説明図であ
る。
【図9】同実施の形態の第2の分割撮影の説明図であ
る。
【図10】同実施の形態の第3の分割撮影の説明図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施の形態の撮影範囲と分割
撮影領域の説明図である。
【図12】同実施の形態の分割撮影の説明図である。
【図13】同実施の形態による被写体の形状検出の説明
図である。
【図14】同実施の形態による画像歪みの補正動作の説
明図である。
【図15】同実施の形態のテレビ会議システムへの適用
動作の説明図である。
【図16】図15の表示画像の説明図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態による被写体の形
状検出の原理説明図である。
【図18】同実施の形態の第1の形状検出の説明図であ
る。
【図19】同実施の形態の第2の形状検出の説明図であ
る。
【図20】同実施の形態の第3の形状検出の説明図であ
る。
【図21】従来の画像入力装置の構成を示す説明図であ
る。
【図22】図21による画像入力の説明図である。
【符号の説明】
1 撮像部 1a プリサンプリング撮像部 1b 分割撮影撮像部 3 原稿 5 全体制御部 6 撮影範囲判定部 7 撮影視点切替部 8 画像処理部 11 記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 伸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 佐藤 康弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 長谷川 雄史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B047 AA01 BA02 BB02 BB09 BC05 BC09 BC15 CA06 CA14 CA17 CB17 5C022 AB62 AC51 AC69 AC74 BA16 5C072 AA01 BA01 BA04 BA20 EA08 LA12 RA07 UA09 UA13 VA06 WA04 WA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系と撮像素子からなり、原稿文
    書から画像データを取込む撮像手段と、 該撮像手段を前記原稿文書に対して所定位置に保持する
    保持手段と、 前記撮像手段により取込まれる画像データを画像処理す
    る画像処理手段と、 該画像処理手段により得られる画像処理データに基づ
    き、画像記録を行なう画像記録手段とを備えた画像入力
    装置であり、 前記撮像手段が、撮影範囲検出の撮影を行なうプリサン
    プリング撮像部と、撮影範囲の分割撮影を行なう分割撮
    影部とならなり、 前記プリサンプリング撮像部の撮影画像から撮影範囲を
    決定する撮影範囲判定手段と、 少なくとも撮影時の撮影視点の変更を行なう視点変更手
    段と、 前記撮影範囲判定手段で決定された撮影範囲を分割し、
    前記視点変更手段に変更動作を行なわせ、前記分割撮像
    部によって分割撮影を行なわせる撮像制御手段とを有す
    ることを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像入力装置において、 前記撮像手段が複数組設けられ、前記視点変更手段が各
    撮像手段に設けられていることを特徴とする画像入力装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の画像入力
    装置に対して、 形状検出用パターンを投影する投影手段がさらに設けら
    れ、 前記撮像制御手段によって、前記投影手段の投影パター
    ン像を前記撮像手段により撮像することにより、被写体
    の形状検出を行なう形状計測モードの設定と制御とが行
    なわれることを特徴とする画像入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れかに記載
    の画像入力装置において、 前記撮像素子が撮像面の垂線廻りに回転自在に構成され
    ていることを特徴とする画像入力装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009111517A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Kokusai Micro Shashin Kogyosha:Kk 撮影装置
JP2012195877A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Seiko Epson Corp 画像出力装置
JP2014051022A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Seiko Epson Corp 印刷装置
JPWO2014049829A1 (ja) * 2012-09-28 2016-08-22 ピタフォー モバイル エルエルシー 印刷装置、情報処理装置、印刷方法、情報処理プログラム及び情報記録媒体

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